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技術 ナースコールシステム

出願人 株式会社医療情報技術研究所
発明者 姫野信吉
出願日 2014年10月16日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2014-211829
公開日 2016年5月16日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2016-077522
状態 特許登録済
技術分野 電話通信サービス 看護設備、治療台
主要キーワード アイフォン 接続仕様 入所者 部屋番号表示 PHS携帯端末 プッシュ送信 転倒予防 ナースコールボタン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

病院福祉施設介護施設等で複数の利用者から同時に呼び出しやアラーム発生が生じた際、スマートフォンを利用していても、見落としなくすべての呼び出しやアラームに迅速に対応することを可能とするシステムを提供する。

解決手段

患者ベッドサイドアラーム情報発生手段10、発生したアラーム情報を通信回線を介して集約するアラーム情報集約手段、集約されたアラーム情報をスタッフ通知するアラーム情報通知手段、当該患者の状況をスタッフが把握するためのベッドサイド状況把握手段11を備え、スタッフの通信端末からの対応などの発信履歴記録を作成、管理する発信履歴管理手段を有するIPフォン18と、発信履歴記録をIPフォン18と共有する発信履歴記録共有手段、新着の発信情報を発信履歴管理手段から取得しIPフォン18に対してプッシュ型のアラーム情報メッセージを送信するアラーム情報メッセージ送信手段を備える。

概要

背景

ナースコールは、具合が悪くなったり頼みごとができたりした患者が、看護師を呼ぶ際に用いられる。図1を用いて説明する。病棟内には、患者1、患者2・・等々数十名の患者が入院している。それぞれの患者ごとに、ナースコールボタンが設置されている。このボタンを押すと(アラーム情報発生手段の一形態)、有線ないし無線の非ウェブ回線にてアラーム情報がPBX電子交換機)に通知される(アラーム情報集約手段の一形態)。
最近では、認知症患者転倒予防目的で、ベッド下にセンサーマットを設置し、その患者がベッドを降りようとして当該センサーマットを踏むと(別形態のアラーム情報発生手段)、同様のアラーム情報がPBXに通知される。いずれの場合でも、病室の前の壁に設置されたアラーム情報通知廊下灯点灯し、巡回している看護師が見て直ぐ気付くことができる構成をとっている場合が多い。

PBXは、ナースコール表示盤(アラーム情報通知手段の一形態)に連結されている。ナースコール表示盤では、その病棟の入院患者名およびベッド番号が順に表示されている。患者名の隣には、アラーム情報を受けて、アラーム音とともに点灯するナースコール通知灯が設置されている。
さらに、各患者のベッドサイドに設置されたインターフォンを介して当該患者との通話を可能とする応答ボタンが設置されている。前記応答ボタンを押すと、ナースコール通知灯が消灯し、ナースコール表示盤に設置されたインターフォンと当該患者のベッドサイドのインターフォンの間にPBXを介して通話回路が開き、通話が可能となり患者の訴えや状況が把握できる(ベッドサイド状況把握手段の一形態)。
ナースコール表示盤の代わりに、あるいは併用して、複数着信にも対応可能な多機能電話を用いる構成もある。これは、アラーム情報が、ベッド番号として発信者表示されるので、患者が特定できることはもちろん、通話もできる(別形態のアラーム情報通知手段、ベッドサイド状況把握手段)。
最も原初的な形態としては、PBXすら用いず、ベッドサイドのアラーム発生手段から、有線の非ウェブ型回線を通じてナースコール表示盤に直結するものもある(別形態のアラーム情報集約手段、アラーム情報通知手段)。

ナースコール表示盤だけでは、アラーム情報発生があるたびに、アラーム音に気付いた巡回中の看護師が、ナースコール表示盤のあるナースステーションに走って戻り、ベッド番号を確認/対応する必要があるため、患者への到達が遅くなる。この問題を解決するため、図1と併用して、図2の構成もある。
これは、PBXに接続された非ウェブ型回線とそのアンテナを病棟内に張り巡らし、巡回中の看護師はPHSなどの携帯通話端末携行している。アラーム情報は、呼び出したベッド番号として巡回中の看護師の携帯通話端末に表示され、着信アラームが鳴る。携帯通話端末の通話ボタンを押すことで、非ウェブ型回線、PBX、当該患者のベッドサイドにあるインターフォンを介して通話が可能となる。

最近では、アイフォンなどのIPフォンと呼ばれる携帯端末が普及してきたことに伴い、図3に示すように、従来の携帯通話端末であるPHS端末を、IPフォンに変更することが増えてきた。IPフォンでは、単なる部屋番号表示や通話のみならず、関連する電子カルテを表示、入力させたり、部屋の映像を表示させたり、といった多機能な看護支援が可能となる。IPフォンはスマートフォンとも呼ばれるもので、インターネットのTCP/IPと呼ばれる通信規格(ウェブ型通信規格)を用いている。通話の音声データを、発信元IPアドレス送信先のIPアドレスを付けたデータパケットに分割、格納して、有線のイーサネットケーブル登録商標)ないし無線LAN(ウェブ型回線)を介して送受信を行う。非ウェブ型回線とは通信規格が全く異なるため、PBXにSIPサーバーが連結され、非ウェブ型回線の通信規格とウェブ回線の通信規格の相互変換を行う。SIPサーバーとIPフォンとの通信は、LANに接続されたアクセスポイントを介して行う(別形態のアラーム情報通知手段、ベッドサイド状況把握手段)。なお、ここで言うIPフォンには、いわゆる電話以外に、ウェブ型通信規格を用いて会話などを可能とするソフトウェアを搭載したタブレット型端末も含まれる。

また、ナースコール表示盤の代わりに、コンピュータモニター画面を用いる構成もある。これは、ナースコール表示盤を模した画面表示を行い、応答ボタンの部位をクリックすると、コンピュータ付属マイクとスピーカーがインターフォンと同等の機能を持ち、当該患者のベッドサイドのインターフォンとの間で通話が可能となる(別形態のアラーム情報通知手段、ベッドサイド状況把握手段)。
この出願に関連する先行技術文献としては次のものがある。

概要

病院福祉施設介護施設等で複数の利用者から同時に呼び出しやアラーム発生が生じた際、スマートフォンを利用していても、見落としなくすべての呼び出しやアラームに迅速に対応することを可能とするシステムを提供する。患者のベッドサイドのアラーム情報発生手段10、発生したアラーム情報を通信回線を介して集約するアラーム情報集約手段、集約されたアラーム情報をスタッフに通知するアラーム情報通知手段、当該患者の状況をスタッフが把握するためのベッドサイド状況把握手段11を備え、スタッフの通信端末からの対応などの発信履歴記録を作成、管理する発信履歴管理手段を有するIPフォン18と、発信履歴記録をIPフォン18と共有する発信履歴記録共有手段、新着の発信情報を発信履歴管理手段から取得しIPフォン18に対してプッシュ型のアラーム情報メッセージを送信するアラーム情報メッセージ送信手段を備える。

目的

また、現在急速にウェブ仕様高性能化、低価格化が進んでいるため、ウェブ仕様によるシステム全体の統合が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

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請求項1

患者ベッドサイドに設置されたアラーム情報発生手段、発生したアラーム情報を通信回線を介して集約するアラーム情報集約手段、集約されたアラーム情報をスタッフ通知するアラーム情報通知手段、当該患者の状況をスタッフが把握するためのベッドサイド状況把握手段を備えたナースコールシステムであって、スタッフの携帯する通信端末はIPフォンであり、アラーム情報や当該アラーム情報に対するスタッフの通信端末からの対応などの発信履歴記録を作成、管理する発信履歴管理手段を備えており、さらに、以下の少なくとも一つの構成を備えていることを特徴とするナースコールシステム。 (1)前記発信履歴記録を前記IPフォンと共有する発信履歴記録共有手段を備えている。(2)新着の発信情報を前記発信履歴管理手段から取得し、前記IPフォンに対して、プッシュ型のアラーム情報メッセージを送信するアラーム情報メッセージ送信手段、前記IPフォンは、受信したアラーム情報メッセージを画面に表示したり音声でメッセージへの注意喚起したりするアラーム情報メッセージ受信手段を備えている。

請求項2

前記ベッドサイドに設置されたアラーム情報発生手段として、患者の映像や音声を収集する映像音声収集手段と、収集された映像や音声を解析して、危険な状態であればアラーム情報を発生させ、ウェブ回線を介して、発信履歴管理手段に通知する映像音声によるアラーム情報発生手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。

請求項3

前記アラーム情報発生手段、アラーム情報集約手段、アラーム情報通知手段、ベッドサイド状況把握手段をすべてウェブ型回線で連結したことを特徴とする請求項1〜2いずれか記載のナースコールシステム。

技術分野

0001

本発明は医療介護福祉機関で、患者入所者などの利用者スタッフ呼び出すために用いるナースコールシステムに関し、詳しくは、病院福祉施設介護施設等で複数の利用者から同時に呼び出しやアラーム発生が生じた際、スマートフォンを利用していても、見落としなくすべての呼び出しやアラームに迅速に対応することを可能とするナースコールシステムに関する。

背景技術

0002

ナースコールは、具合が悪くなったり頼みごとができたりした患者が、看護師を呼ぶ際に用いられる。図1を用いて説明する。病棟内には、患者1、患者2・・等々数十名の患者が入院している。それぞれの患者ごとに、ナースコールボタンが設置されている。このボタンを押すと(アラーム情報発生手段の一形態)、有線ないし無線の非ウェブ回線にてアラーム情報がPBX電子交換機)に通知される(アラーム情報集約手段の一形態)。
最近では、認知症患者転倒予防目的で、ベッド下にセンサーマットを設置し、その患者がベッドを降りようとして当該センサーマットを踏むと(別形態のアラーム情報発生手段)、同様のアラーム情報がPBXに通知される。いずれの場合でも、病室の前の壁に設置されたアラーム情報通知廊下灯点灯し、巡回している看護師が見て直ぐ気付くことができる構成をとっている場合が多い。

0003

PBXは、ナースコール表示盤(アラーム情報通知手段の一形態)に連結されている。ナースコール表示盤では、その病棟の入院患者名およびベッド番号が順に表示されている。患者名の隣には、アラーム情報を受けて、アラーム音とともに点灯するナースコール通知灯が設置されている。
さらに、各患者のベッドサイドに設置されたインターフォンを介して当該患者との通話を可能とする応答ボタンが設置されている。前記応答ボタンを押すと、ナースコール通知灯が消灯し、ナースコール表示盤に設置されたインターフォンと当該患者のベッドサイドのインターフォンの間にPBXを介して通話回路が開き、通話が可能となり患者の訴えや状況が把握できる(ベッドサイド状況把握手段の一形態)。
ナースコール表示盤の代わりに、あるいは併用して、複数着信にも対応可能な多機能電話を用いる構成もある。これは、アラーム情報が、ベッド番号として発信者表示されるので、患者が特定できることはもちろん、通話もできる(別形態のアラーム情報通知手段、ベッドサイド状況把握手段)。
最も原初的な形態としては、PBXすら用いず、ベッドサイドのアラーム発生手段から、有線の非ウェブ型回線を通じてナースコール表示盤に直結するものもある(別形態のアラーム情報集約手段、アラーム情報通知手段)。

0004

ナースコール表示盤だけでは、アラーム情報発生があるたびに、アラーム音に気付いた巡回中の看護師が、ナースコール表示盤のあるナースステーションに走って戻り、ベッド番号を確認/対応する必要があるため、患者への到達が遅くなる。この問題を解決するため、図1と併用して、図2の構成もある。
これは、PBXに接続された非ウェブ型回線とそのアンテナを病棟内に張り巡らし、巡回中の看護師はPHSなどの携帯通話端末携行している。アラーム情報は、呼び出したベッド番号として巡回中の看護師の携帯通話端末に表示され、着信アラームが鳴る。携帯通話端末の通話ボタンを押すことで、非ウェブ型回線、PBX、当該患者のベッドサイドにあるインターフォンを介して通話が可能となる。

0005

最近では、アイフォンなどのIPフォンと呼ばれる携帯端末が普及してきたことに伴い、図3に示すように、従来の携帯通話端末であるPHS端末を、IPフォンに変更することが増えてきた。IPフォンでは、単なる部屋番号表示や通話のみならず、関連する電子カルテを表示、入力させたり、部屋の映像を表示させたり、といった多機能な看護支援が可能となる。IPフォンはスマートフォンとも呼ばれるもので、インターネットのTCP/IPと呼ばれる通信規格(ウェブ型通信規格)を用いている。通話の音声データを、発信元IPアドレス送信先のIPアドレスを付けたデータパケットに分割、格納して、有線のイーサネットケーブル登録商標)ないし無線LAN(ウェブ型回線)を介して送受信を行う。非ウェブ型回線とは通信規格が全く異なるため、PBXにSIPサーバーが連結され、非ウェブ型回線の通信規格とウェブ回線の通信規格の相互変換を行う。SIPサーバーとIPフォンとの通信は、LANに接続されたアクセスポイントを介して行う(別形態のアラーム情報通知手段、ベッドサイド状況把握手段)。なお、ここで言うIPフォンには、いわゆる電話以外に、ウェブ型通信規格を用いて会話などを可能とするソフトウェアを搭載したタブレット型端末も含まれる。

0006

また、ナースコール表示盤の代わりに、コンピュータモニター画面を用いる構成もある。これは、ナースコール表示盤を模した画面表示を行い、応答ボタンの部位をクリックすると、コンピュータ付属マイクとスピーカーがインターフォンと同等の機能を持ち、当該患者のベッドサイドのインターフォンとの間で通話が可能となる(別形態のアラーム情報通知手段、ベッドサイド状況把握手段)。
この出願に関連する先行技術文献としては次のものがある。

先行技術

0007

特開2001−243582号
特開2007−36977号

発明が解決しようとする課題

0008

前記図3にかかる従来例のナースコールシステムでは、以下の問題が存在する。例えばベッド番号201号、次いで202号、203号の患者が続けてナースコール呼び出しボタンを押した場合を考える。201号からのアラーム情報は、PBX、SIPサーバーを介して、IPフォン1〜3に伝えられ、すべてのIPフォンで着信アラームが鳴る。

0009

IPフォン1が通話ボタンを押すと、201号室の通話手段との間に通話回路が開き、通話が可能となり、IPフォン2,3の着信アラームは一旦停止する。その後202号からの着信アラームが通話中のIPフォン1を除くIPフォン2,3でなる。IPフォン2で通話ボタンが押され、202号との間で通話が始まると、この時点でやっと203号からの着信アラームがIPフォン3で鳴ることとなる。このように、複数のナースコール呼び出しが短時間に連続して起こった場合、前記ナースコール表示盤では201号室〜203号室からアラーム情報がすべて表示されるが、IPフォンには、未対応で最新のアラーム情報しか伝達されない。順次対応が進むにしても、その間、202号や203号からのアラーム情報への対応は待たされることになる。

0010

万一緊急性の高いアラーム情報であった場合、対応が遅れてしまう。さらに、長くなった呼び出し中に途中で呼び出しが中断した場合には、当該アラーム情報の存在自体がIPフォン側から検知できないため、対応しないまま放置することとなり、重大事故に直結しやすい。
また、認知症が進んだ患者では、そもそもナースコールボタンを押すという動作自体が困難である。センサーマットにて床に降りた時点ではナースコールが作動するが、既にその時点では転倒して手遅れになっている可能性があるため、可能なら、転倒に至る前の時点で異常動作を検知する必要がある。
緊急な対応を要する状況は、動きを伴うとは限らない。急に全身状態が悪化して、体動がなくなったり、心伯数が急変したり、体温が低下するといった場合の異常検知は従来のやり方では全く困難である。
さらに、ベッドサイドからPBXまでは従来型の通信規格と非ウェブ型回路であり、SIPから末梢はウェブ型回線であるTCP/IPに基づくイーサネットケーブルである。複数の規格が併存しているため、接続仕様が複雑になりやすい。また、現在急速にウェブ仕様高性能化、低価格化が進んでいるため、ウェブ仕様によるシステム全体の統合が望まれている。

0011

本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、複数のナースコールの同時呼び出しがあっても、各々に対してスタッフが迅速に対応でき、また、ナースコールやセンサーマット以外に映像などの情報を活用して異常を検知し、さらにはナースコールシステム全体をウェブ仕様に統合することにより、
安価で高性能なナースコールシステムを提供することである。

課題を解決するための手段

0012

前記目的を達成するための手段として本発明請求項1記載のナースコールシステムでは、患者のベッドサイドに設置されたアラーム情報発生手段、発生したアラーム情報を通信回線を介して集約するアラーム情報集約手段、集約されたアラーム情報をスタッフに通知するアラーム情報通知手段、当該患者の状況をスタッフが把握するためのベッドサイド状況把握手段を備えたナースコールシステムであって、
スタッフの携帯する通信端末はIPフォンであり、アラーム情報や当該アラーム情報に対するスタッフの通信端末からの対応などの発信履歴記録を作成、管理する発信履歴管理手段を備えており、さらに、以下の少なくとも一つの構成を備えていることを特徴とする。
(1)前記発信履歴記録を前記IPフォンと共有する発信履歴記録共有手段を備えている。
(2)新着の発信情報を前記発信履歴管理手段から取得し、前記IPフォンに対して、プッシュ型のアラーム情報メッセージを送信するアラーム情報メッセージ送信手段、前記IPフォンは、受信したアラーム情報メッセージを画面に表示したり音声でメッセージへの注意喚起したりするアラーム情報メッセージ受信手段を備えている。

0013

請求項2記載のナースコールシステムでは、請求項1記載のナースコールシステムにおいて、前記ベッドサイドに設置されたアラーム情報発生手段として、患者の映像や音声を収集する映像音声収集手段と、収集された映像や音声を解析して、危険な状態であればアラーム情報を発生させ、ウェブ型回線を介して、発信履歴管理手段に通知する映像音声によるアラーム情報発生手段を備えていることを特徴とする。

0014

請求項3記載のナースコールシステムでは、請求項1〜2いずれか記載のナースコールシステムにおいて、前記アラーム情報発生手段、アラーム情報集約手段、アラーム情報通知手段、ベッドサイド状況把握手段をすべてウェブ型回線で連結したことを特徴とする。

発明の効果

0015

請求項1記載のナースコールシステムにおいては、患者のベッドサイドに設置されたアラーム情報発生手段、発生したアラーム情報を通信回線を介して集約するアラーム情報集約手段、集約されたアラーム情報をスタッフに通知するアラーム情報通知手段、当該患者の状況をスタッフが把握するためのベッドサイド状況把握手段を備えているので、患者の緊急事態に際してその発信と把握が確実に行われる。
スタッフの携帯する通信端末はIPフォンであるのでコンピュータネットワークを介したナースコールシステムが構築される。
また、アラーム情報や当該アラーム情報に対するスタッフの通信端末からの対応などの発信履歴記録を作成、管理する発信履歴管理手段を備えているので、アラームに対する対応の有無の履歴記録管理される。

0016

また、前記発信履歴記録を前記IPフォンと共有する発信履歴記録共有手段を備えているので、発信履歴がスタッフ間で共有管理される。
そして、新着の発信情報を前記発信履歴管理手段から取得し、前記IPフォンに対して、プッシュ型のアラーム情報メッセージを送信するアラーム情報メッセージ送信手段、前記IPフォンは、受信したアラーム情報メッセージを画面に表示したり音声でメッセージへの注意を喚起したりするアラーム情報メッセージ受信手段を併せて備えているので、一旦発せられたアラームはIPフォンを介してその所持者に確実に通知される。

0017

請求項2記載のナースコールシステムにおいては、ベッドサイドに設置されたアラーム情報発生手段として、患者の映像や音声を収集する映像音声収集手段と、収集された映像や音声を解析して、危険な状態であればアラーム情報を発生させ、ウェブ型回線を介して、発信履歴管理手段に通知する映像音声によるアラーム情報発生手段を備えているので、ナースコールが押せない患者がいたとしても、患者の危険な状態を自動的に検知してアラームを発する。

0018

請求項3記載のナースコールシステムにおいては、アラーム情報発生手段、アラーム情報集約手段、アラーム情報通知手段、ベッドサイド状況把握手段をすべてウェブ型回線で連結したので、インターネットを利用したナースコールシステムが構築される。

図面の簡単な説明

0019

従来例1に係るナースコールシステムの説明図である。
従来例2に係るPHSなどの移動端末を用いたナースコールシステムの説明図である。
従来例3に係るIPフォンを移動端末として用いたナースコールシステムの説明図である。
本発明実施例1に係るIPフォンを移動端末として用いたナースコールシステムの説明図である。
発信履歴記録の一例である。
アラーム情報メッセージの表示例である。
本発明実施例2に係るIPフォンを移動端末として用い、映像や音などから患者の異常を検知する部屋モニターを併用したナースコールシステムの説明図である。
本発明実施例3に係る全てウェブ仕様で統合したナースコールシステムの説明図である。

0020

本発明の実施例1につき図4を用いて説明する。従来例3のようにナースコールボタン押し下げやセンサーマットの踏み付け信号などのアラーム情報は、部屋番号などの発信者IDとともに発信情報として、非ウェブ型回線を通じてPBXに送信され、次いでSIPサーバーによってウェブ型通信規格に変換されたのち、院内のLAN回線無線LANアクセスポイントなどのウェブ型回線を介して、IPフォン1〜3にアラーム情報を送信する。IPフォンでは、着信アラームが鳴り返信操作により、音声通話などが可能となる。
ここで、並行してPBXから発信情報取得手段により、アラーム情報を取得し、当該情報を発信履歴管理手段に送信する。発信履歴管理手段は、取得したアラーム情報を発信時間順に整理した発信履歴記録を作成する(図5参照)。作成された発信履歴記録は、発信履歴記録共有手段によって、IPフォン1〜3と共有される。IPフォン1〜3は、発信履歴記録参照手段によって発信履歴記録を参照する。

0021

図5は、IPフォンの画面上で参照された発信履歴記録の一例である。ベッドサイドからの発信情報が新規に発生すれば、スタッフは、IPフォン側から当該発信情報の発信患者のベッドサイドのインターフォンなどのベッドサイド状況把握手段に対してSIPサーバー、PBXを介して返信し、患者と通話したりして状況を把握する。
当該返信は、同様にPBXから発信情報取得手段、発信履歴管理手段に送信される。アラーム情報を発信したベッド番号と、対応する返信の受信ベッド番号が一致すれば、発信履歴管理手段は両者を一対として管理し、対応済みと見做す。また、アラーム型情報により、アラーム情報がナースコールボタンの押し下げで発生したものか、あるいはセンサーマットの踏み付けで起こったものかが判別できる。
なお、アラーム情報の発生とは無関係に、スタッフ側からベッドサイド状況把握手段を使用した場合、当該発信履歴は発信履歴管理手段に送られ、発信履歴記録に記録されるが、緊急性はないので、発信履歴記録参照手段からは参照されない。これにより、緊急性の高い、対応が必要なアラーム情報のみが参照され表示される。

0022

このような構成により、複数のアラーム情報の同時着信があっても、未対応のアラーム情報が一覧できるため、時間遅れなく、また漏れなく複数の巡回中看護師が対応できる。ここで従来型の非ウェブ型回線は実線で、ウェブ型通信規格のイーサネットケーブルなどのウェブ型回線は破線で表している。以下の図でも同様である。

0023

さらに、アラーム情報メッセージ送信手段によって、新着のアラーム情報を発信履歴管理手段から取得した後、IPフォン1〜3に対して、プッシュ型のアラーム情報メッセージを送信する。IPフォンは、アラーム情報メッセージ受信表示手段を備えており、図6のように、「ナースコール山本 太郎 201病室」「ナースコール 田中ハルコ 202病室」などのメッセージを表示したり音声で注意を促したりする。図6に示すように、前記アラーム情報メッセージは、他のアプリケーションソフトに関わりなく、最前面に表示されるので、見落とされる危険がない。
本発明では、アラーム情報メッセージは、SIPサーバーを経由せず、ウェブを通じて院外のアップル社提供のメッセージサーバーに送信される。メッセージサーバーは、当該アラーム情報メッセージを、あらかじめ登録されたIPフォン群に対して直接送信する。なお、図4では、発信履歴管理手段とアラーム情報メッセージ送信手段を、論理が明確になるように、ウェブ型回線で直結しているが、院内LANケーブルに別々に接続しておき、アラーム情報メッセージ手段が、発信履歴管理手段で管理されている発信履歴記録を常時モニターしておくことで、新規のアラーム情報の発生に応じてアラームメッセージを送信する構成としても良い。

0024

IPフォンは、アラーム情報メッセージ受信手段で、当該アラームメッセージを受信後、画面に当該アラー情報ムメッセージを表示したり、音声でメッセージを読み上げたりする。この構成を加えることにより、SIPサーバー経由の発信履歴管理手段とは別個の独立しためアラーム情報の伝達経路が確保されるため、さらに対応の迅速性、確実性が向上する。なお、この構成ではメッセージサーバーは院外のウェブに存在するとしているが、同様の機能を持つ自前サーバーを院内外に立ててもよい。また、アップル社のiOS搭載のIPフォンを例にとったが、同様の機能を持つアンドロイド端末や他のOSのIPフォンでもよい。
また、上記SIPサーバー経由のアラーム情報発信と、アラーム情報メッセージ送信が同時に行われると、かえって煩雑になる場合もあるため、通常のSIPサーバー経由のアラーム情報発信後に一定時間たっても対応が行われない場合に限ってアラーム情報メッセージ送信を行ってもよい。

0025

ここで、複数の病棟が存在する病院では、別の病棟を巡回中の看護師のIPフォンがアラーム情報を着信しても意味がない。公開広報(特開2014−86856)のように、部屋番号などの発信者情報を当該病棟巡回中の看護師のIPフォンと関連付けておき、アラーム情報発信の際、当該病棟の看護師のIPフォンのみ着信するようにしておくと有用である。
また、公開広報(特開2001−243582)のように、発信者情報と当該患者カルテを関連付けておくと、アラーム情報がIPフォンに着信した際、患者氏名や病名などの情報を直ちに得ることができるため、迅速な対応が可能となる。また、その場で電子カルテ内に簡単な対応記録を作成することもできる。

0026

本発明の実施例2につき図7を用いて説明する。各ベッドサイドには、患者の映像や音声を収集する映像音声収集手段と、収集された映像や音声を解析してアラーム情報を検知する映像音声によるアラーム情報発生手段が設置されている。
映像音声収集手段は、可視光あるいは赤外線カメラマイクロフォンなどを備え、患者の映像や音声を収集する。映像音声によるアラーム情報発生手段は、得られた画像や音声を分析し危険な状態であればアラーム情報を発生させ、ウェブ型回線を介して、発信履歴管理手段に通知する手段を備えている。

0027

例えば、患者の画像から頭の位置を認識し、その位置が設定された範囲を逸脱したらベッド上の立ち上がりといった危険な状態と認識しアラーム情報を発生させる。また、顔面赤外線画像から、体温を推定したり、微妙な体温の時間変化から心拍数を推定したりして、各々の設定範囲を超えたらアラーム情報を発生させる。さらに、転倒などで、設定以上の音が発生したり、「助けて!」など事前に登録済の音声を認識したりした時にアラーム情報を発生させる。各々のアラーム発生の原因に対して、前記アラーム型情報を定義しておく。

0028

このように、患者に異常な状態が発生したことが推定される際は、アラーム情報を発生させ、ベッド番号、アラーム型情報などの発信情報を、ウェブ型回線を介して、発信履歴管理手段に送信する。発信履歴管理手段は、発信履歴記録に当該アラーム情報を記録するとともに、SIPサーバーを介してIPフォンにアラーム情報を送信し、さらには、アラーム情報メッセージ手段を介して、IPフォンにアラーム情報メッセージを送信する。

0029

本発明では、マイクロソフト社のキネクトと、それに接続された汎用情報処理手段であるPCを用いて映像音声収集手段、および映像音声によるアラーム情報発生手段を構成している。キネクトでは、自らも映像や音声の定型的処理を行い、人体スケルトンを抽出したり、頭の三次元座標を求めたり、さらには前額部の体温や拍動数を求めたりできる。
PCでは、これらの情報を受け取り、必要に応じて二次加工した後、あらかじめ設定された範囲を超えた場合にアラーム情報を発生させ、ウェブ型回線を介して、発信履歴管理手段に送信する。また、スタッフ側のIPフォンからの要求に応じて、ベッドサイドの映像や音声を送信する(ベッドサイド把握手段の一形態)こともできる。

0030

本発明の実施例3につき図8を用いて説明する。図1図4図7では、ナースコール押し下げボタンやセンサーマットは、非ウェブ型回線を通じてPBXに接続されていたが、本実施例では、映像音声によるアラーム情報検知手段と同様に、他のアラーム発生手段も、PCにUSBなどの形で接続され、院内のウェブ型回線に接続される。
発生したアラーム情報は、SIPサーバー経由でIPフォンに発信され、IPフォンでは着信アラームが鳴り、返信操作により、音声通話、画像取得などが可能となる。さらに、アラーム情報は、ウェブ型回線を介して発信履歴管理手段に送信され、発信履歴記録手段に記録されるとともに、IPフォンの発信履歴共有手段により、発信履歴記録を共有する。さらに、また、ナースコールメッセージ発信手段により、IPフォンにナースコールアラームメッセージをプッシュ送信する。

実施例

0031

以上、実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、ここでは病院を例にとったが、介護施設、福祉施設の入所者対するナースコールシステムでも同様である。さらには、自宅療養生活を送りながら介護事業などのサービスを利用している利用者においても、自宅のベッドの横に設置されたアラーム情報発生手段、ベッドサイド状況把握手段を一般公衆ウェブ回線を介して、センターにあるアラーム情報集約手段、アラーム情報通知手段と連結することにより、施設内と同様のナースコールシステムを構築することができる。

0032

10ナースコールボタン
11センサーマット
12アラーム情報通知廊下灯
13インターフォン
14ナースコール表示盤
15 ナースコール通知灯
16応答ボタン
17 インターフォン
18 IPフォン
19映像音声収集手段
20 PHS携帯端末

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