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この項目の情報は公開日時点(2016年5月12日)のものです。
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図面 (2)

課題

導体外径を大きくすること無く、導体抵抗信号減衰量とを短尺超音波診断用探触子ケーブルと同程度以下にすることができ、しかも導体の周囲に絶縁体押出被覆して絶縁層を形成する際に導体の外径が変動したり導体が破断したりすることを抑制することが可能な超音波診断用探触子ケーブル及びその製造方法を提供する。

解決手段

導体101と、導体101の周囲に絶縁体をチューブ押出して形成された絶縁層102と、を備えており、全長が5m以上である超音波診断用探触子ケーブル100であって、導体101は、導電率が98%IACS以上であると共に伸びが1%以上3%以下であり、絶縁体は、融点が250℃以上であるものである。

概要

背景

超音波診断装置探触子とを電気的に接続するための配線材としては、導体の周囲に絶縁層押出被覆により形成されてなる超音波診断用探触子ケーブルが広く使用されている。

人間を診断対象とする対人医療用途では、全長が3m以下である短尺の超音波診断用探触子ケーブルが使用されているが、等の大型動物を診断対象とする対大型動物医療用途では、超音波診断時に大型動物が暴れて超音波診断装置が破壊されてしまう危険性があることから、超音波診断装置と探触子とを出来る限り離間させることを目的として、全長が5m以上である長尺の超音波診断用探触子ケーブルが必要となる。

また、非破壊検査等の工業用診断用途では、水道管建造物等の内部にある亀裂や溶接部検査するため、対大型動物医療用途と同様に全長が5m以上である長尺の超音波診断用探触子ケーブルが必要となる。

概要

導体の外径を大きくすること無く、導体抵抗信号減衰量とを短尺の超音波診断用探触子ケーブルと同程度以下にすることができ、しかも導体の周囲に絶縁体を押出被覆して絶縁層を形成する際に導体の外径が変動したり導体が破断したりすることを抑制することが可能な超音波診断用探触子ケーブル及びその製造方法を提供する。導体101と、導体101の周囲に絶縁体をチューブ押出して形成された絶縁層102と、を備えており、全長が5m以上である超音波診断用探触子ケーブル100であって、導体101は、導電率が98%IACS以上であると共に伸びが1%以上3%以下であり、絶縁体は、融点が250℃以上であるものである。

目的

本発明の目的は、導体の外径を大きくすること無く、導体抵抗と信号減衰量とを短尺の超音波診断用探触子ケーブルと同程度以下にすることができ、しかも導体の周囲に絶縁体を押出被覆して絶縁層を形成する際に導体の外径が変動したり導体が破断したりすることを抑制することが可能な超音波診断用探触子ケーブル及びその製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

導体と、前記導体の周囲に絶縁体チューブ押出して形成された絶縁層と、を備えており、全長が5m以上である超音波診断用探触子ケーブルであって、前記導体は、導電率が98%IACS以上であると共に伸びが1%以上3%以下であり、前記絶縁体は、融点が250℃以上であることを特徴とする超音波診断用探触子ケーブル。

請求項2

前記導体は、2massppm以上12massppm以下の硫黄と、2massppm以上30massppm以下の酸素と、4massppm以上55massppm以下のチタンと、を含み、残部が銅で構成されている希薄銅合金線からなる請求項1に記載の超音波診断用探触子ケーブル。

請求項3

前記導体は、外径が0.03mmである7本の素線撚り合わせて形成されているか、又は外径が0.04mmである7本の素線を撚り合わせて形成されている請求項1又は2に記載の超音波診断用探触子ケーブル。

請求項4

前記導体は、引張強度が300MPa以上である請求項1から3の何れか一項に記載の超音波診断用探触子ケーブル。

請求項5

2massppm以上12massppm以下の硫黄と、2massppm以上30massppm以下の酸素と、4massppm以上55massppm以下のチタンと、を含み、残部が銅で構成されている希薄銅合金線からなる導体の周囲に融点が250℃以上の絶縁体を加熱溶融状態でチューブ押出して前記導体の周囲に絶縁層を形成すると共に前記導体を焼鈍し、前記導体の導電率を98%IACS以上とすると共に伸びを1%以上3%以下とする工程を備えていることを特徴とする超音波診断用探触子ケーブルの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、全長が5m以上である長尺超音波診断用探触子ケーブル及びその製造方法に関する。

背景技術

0002

超音波診断装置と探触子とを電気的に接続するための配線材としては、導体の周囲に絶縁層押出被覆により形成されてなる超音波診断用探触子ケーブルが広く使用されている。

0003

人間を診断対象とする対人医療用途では、全長が3m以下である短尺の超音波診断用探触子ケーブルが使用されているが、等の大型動物を診断対象とする対大型動物医療用途では、超音波診断時に大型動物が暴れて超音波診断装置が破壊されてしまう危険性があることから、超音波診断装置と探触子とを出来る限り離間させることを目的として、全長が5m以上である長尺の超音波診断用探触子ケーブルが必要となる。

0004

また、非破壊検査等の工業用診断用途では、水道管建造物等の内部にある亀裂や溶接部検査するため、対大型動物医療用途と同様に全長が5m以上である長尺の超音波診断用探触子ケーブルが必要となる。

先行技術

0005

特開2002−367444号公報
特許第4785155号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、短尺の超音波診断用探触子ケーブルと長尺の超音波診断用探触子ケーブルとで断面積、即ち外径が同一の導体が使用されている場合、短尺の超音波診断用探触子ケーブルと長尺の超音波診断用探触子ケーブルとを比較すると、長尺の超音波診断用探触子ケーブルでは、短尺の超音波診断用探触子ケーブルよりも導体抵抗が高くなると共に信号減衰量が多くなる。

0007

そのため、長尺の超音波診断用探触子ケーブルにおいて、短尺の超音波診断用探触子ケーブルに使用されている導体よりも外径が大きい導体を使用することにより、導体抵抗と信号減衰量とを短尺の超音波診断用探触子ケーブルと同程度に維持することが考えられる。

0008

しかしながら、外径が大きい導体を使用することにより、超音波診断用探触子ケーブルの外径も大きくなるため、超音波診断用探触子ケーブルを接続するための探触子の頭部が大きく重くなり、取扱性や操作性に支障を来し、また探触子を水道管や建造物等の内部に進入させることができなる虞がある。

0009

また、超音波診断用探触子ケーブルの外径が大きくなることにより、超音波診断用探触子ケーブルの可撓性や耐屈曲性が低下するため、断線が発生し易くなるという問題もある。

0010

一方、導電率が98%IACS程度と電気特性が優れている軟銅線からなる導体を使用することにより、長尺の超音波診断用探触子ケーブルにおいて、導体の外径を大きくすること無く、導体抵抗と信号減衰量とを短尺の超音波診断用探触子ケーブルと同程度に維持することが考えられる。

0011

しかし、軟銅線は伸びが15%以上であるため、導体の周囲に絶縁体を押出被覆して絶縁層を形成する際に、導体に印加される張力で導体が伸び、導体の外径が設計値からズレて電気特性が劣化するという問題や、導体が破断し易いという問題がある。

0012

他方、引張強度が400MPa程度と機械特性に優れている銅合金線からなる導体を使用することにより、導体の周囲に絶縁体を押出被覆して絶縁層を形成する際に導体が破断することを抑制することが考えられる。

0013

ところが、銅合金線は導電率が80%IACS以下であるため、長尺の超音波診断用探触子ケーブルにおいて、導体の外径を大きくすること無く、導体抵抗と信号減衰量とを短尺の超音波診断用探触子ケーブルと同程度に維持することはできず、長尺の超音波診断用探触子ケーブルに要求される電気特性を満足することができないという問題がある。

0014

そこで、本発明の目的は、導体の外径を大きくすること無く、導体抵抗と信号減衰量とを短尺の超音波診断用探触子ケーブルと同程度以下にすることができ、しかも導体の周囲に絶縁体を押出被覆して絶縁層を形成する際に導体の外径が変動したり導体が破断したりすることを抑制することが可能な超音波診断用探触子ケーブル及びその製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0015

この目的を達成するために創案された本発明は、導体と、前記導体の周囲に絶縁体をチューブ押出して形成された絶縁層と、を備えており、全長が5m以上である超音波診断用探触子ケーブルであって、前記導体は、導電率が98%IACS以上であると共に伸びが1%以上3%以下であり、前記絶縁体は、融点が250℃以上である超音波診断用探触子ケーブルである。

0016

前記導体は、2massppm以上12massppm以下の硫黄と、2massppm以上30massppm以下の酸素と、4massppm以上55massppm以下のチタンと、を含み、残部が銅で構成されている希薄銅合金線からなると良い。

0017

前記導体は、外径が0.03mmである7本の素線撚り合わせて形成されているか、又は外径が0.04mmである7本の素線を撚り合わせて形成されていると良い。

0018

前記導体は、引張強度が300MPa以上であると良い。

0019

また、本発明は、2massppm以上12massppm以下の硫黄と、2massppm以上30massppm以下の酸素と、4massppm以上55massppm以下のチタンと、を含み、残部が銅で構成されている希薄銅合金線からなる導体の周囲に融点が250℃以上の絶縁体を加熱溶融状態でチューブ押出して前記導体の周囲に絶縁層を形成すると共に前記導体を焼鈍し、前記導体の導電率を98%IACS以上とすると共に伸びを1%以上3%以下とする工程を備えている超音波診断用探触子ケーブルの製造方法である。

発明の効果

0020

本発明によれば、導体の外径を大きくすること無く、導体抵抗と信号減衰量とを短尺の超音波診断用探触子ケーブルと同程度以下にすることができ、しかも導体の周囲に絶縁体を押出被覆して絶縁層を形成する際に導体の外径が変動したり導体が破断したりすることを抑制することが可能な超音波診断用探触子ケーブル及びその製造方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0021

本発明に係る超音波診断用探触子ケーブルを示す断面模式図である。

実施例

0022

以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。

0023

図1に示すように、本発明の好適な実施の形態に係る超音波診断用探触子ケーブル100は、導体101と、導体101の周囲に絶縁体をチューブ押出して形成された絶縁層102と、を備えており、全長が5m以上である長尺の超音波診断用探触子ケーブルである。

0024

導体101は、導電率が98%IACS以上であると共に伸びが1%以上3%以下である。これにより、導体101の外径を大きくすること無く、導体抵抗と信号減衰量とを短尺の超音波診断用探触子ケーブルと同程度以下にすることができ、しかも導体101の周囲に絶縁体を押出被覆して絶縁層102を形成する際に導体101の外径が変動したり導体101が破断したりすることを抑制することが可能となる。

0025

また、導体101は、引張強度が300MPa以上であることが好ましい。これにより、導体101の周囲に絶縁体を押出被覆して絶縁層102を形成する際に導体101が破断することをより効果的に抑制することが可能となる。

0026

これらの特性を満足する導体101としては、2massppm以上12massppm以下の硫黄と、2massppm以上30massppm以下の酸素と、4massppm以上55massppm以下のチタンと、を含み、残部が銅で構成されている希薄銅合金線からなる導体が挙げられる。

0027

なお、導体101は、外径が0.03mmである7本の素線103を撚り合わせて形成されているか(40AWG)、又は外径が0.04mmである7本の素線103を撚り合わせて形成されていることが好ましい(38AWG)。これにより、超音波診断用探触子ケーブル100の外径を短尺の超音波診断用探触子ケーブルの外径と同程度に維持することができ、しかも撚り合わせによる可撓性や耐屈曲性の向上が見込まれる。

0028

絶縁層102は、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等の融点が250℃以上の絶縁体からなり、これらの絶縁体を導体101の周囲にチューブ押出して形成されている。

0029

なお、本実施の形態では、1本の超音波診断用探触子ケーブル100について説明したが、複数本の超音波診断用探触子ケーブル100を集合させて使用しても構わない。

0030

次に、超音波診断用探触子ケーブル100の製造方法を説明する。

0031

超音波診断用探触子ケーブル100の製造方法は、2massppm以上12massppm以下の硫黄と、2massppm以上30massppm以下の酸素と、4massppm以上55massppm以下のチタンと、を含み、残部が銅で構成されている希薄銅合金線からなる導体101の周囲に融点が250℃以上の絶縁体を加熱溶融状態でチューブ押出して導体101の周囲に絶縁層102を形成すると共に導体101を焼鈍し、導体101の導電率を98%IACS以上とすると共に伸びを1%以上3%以下とする工程を備えている。

0032

希薄銅合金線は、焼鈍前の導電率が93%IACS以上95%IACS以下であると共に伸びが1%以上2%以下であるが、その周囲に融点が250℃以上の絶縁体を加熱溶融状態でチューブ押出して焼鈍することにより、希薄銅合金線が焼きなまされて導電率が98%IACS以上となると共に伸びが1%以上3%以下となる。

0033

また、希薄銅合金線は、焼鈍前の引張強度が380MPa以上400MPa以下であるが、その周囲に融点が250℃以上の絶縁体を加熱溶融状態でチューブ押出して焼鈍することにより、希薄銅合金線が焼きなまされて引張強度が340MPa以上360MPa以下まで低下する。

0034

しかしながら、通常、導体101の周囲に絶縁体をチューブ押出して絶縁層102を形成する際に、導体101に印加される張力は、精々1.5N程度(引張強度で言えば170MPa程度)であり、引張強度が340MPa以上360MPa以下であれば十分に断線に耐え得る。

0035

また、導体101の周囲に絶縁体をチューブ押出することにより、充実押出を採用する場合と比較して導体101に加わる負荷を軽減することができ、導体101が伸びたり断線したりすることを効果的に防止することが可能となる。

0036

以上の通り、本発明によれば、導体の外径を大きくすること無く、導体抵抗と信号減衰量とを短尺の超音波診断用探触子ケーブルと同程度以下にすることができ、しかも導体の周囲に絶縁体を押出被覆して絶縁層を形成する際に導体の外径が変動したり導体が破断したりすることを抑制することが可能な超音波診断用探触子ケーブル及びその製造方法を提供することができる。

0037

100超音波診断用探触子ケーブル
101導体
102絶縁層
103 素線

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