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技術 リーク検出装置及びリーク検出方法

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 川西総詞木内康雄伏見羽置
出願日 2014年10月6日 (5年5ヶ月経過) 出願番号 2014-205493
公開日 2016年5月12日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2016-075551
状態 特許登録済
技術分野 気密性の調査・試験
主要キーワード 大気解放弁 リーク位置 圧力変動検出 リークテスタ リーク検出装置 偶数列用 奇数列用 加圧領域
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

インク流路を備える記録装置における該インク流路のリーク検出を簡単な方法で実行する。

解決手段

インク供給部3からインク流路22を介してインク吐出部8にインクを供給し該インク吐出部8から前記インクを吐出して記録する記録装置1におけるインク流路22のリーク検出装置11であって、インク供給部3に接続して加圧気体送出する加圧気体送出部12と、該加圧気体送出部12に設けられる圧力検出部15と、を備え、加圧気体送出部12からインク供給部3を介してインク流路22に前記加圧気体を送出することに伴って加圧充填された該インク流路22の圧力変動を、圧力検出部15により検出可能に構成されている。

概要

背景

従来から、インク供給部からインク流路を介してインク吐出部にインクを供給し該インク吐出部からインクを吐出して記録する記録装置が使用されている。このようなインク流路を備える記録装置において、インク流路にリークがあると、インク流路からインクが漏れる虞や、インク流路に外部から気体侵入して気泡が生じインク吐出部にインクを適切に供給できない虞などが生じる。
一方、リークの検出は様々な分野で行われている。例えば、特許文献1には、内視鏡の外部から該内視鏡の内部へのリークを検出する目的で、該内視鏡への加圧気体供給圧力と該内視鏡内部の内部圧力との圧力差からリークを検出する、リークテスタが開示されている。

概要

インク流路を備える記録装置における該インク流路のリーク検出を簡単な方法で実行する。インク供給部3からインク流路22を介してインク吐出部8にインクを供給し該インク吐出部8から前記インクを吐出して記録する記録装置1におけるインク流路22のリーク検出装置11であって、インク供給部3に接続して加圧気体を送出する加圧気体送出部12と、該加圧気体送出部12に設けられる圧力検出部15と、を備え、加圧気体送出部12からインク供給部3を介してインク流路22に前記加圧気体を送出することに伴って加圧充填された該インク流路22の圧力変動を、圧力検出部15により検出可能に構成されている。

目的

本発明の目的は、インク流路を備える記録装置における該インク流路のリーク検出を簡単な方法で実行することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

インク供給部からインク流路を介してインク吐出部にインクを供給し該インク吐出部から前記インクを吐出して記録する記録装置における前記インク流路のリーク検出装置であって、前記インク供給部に接続して加圧気体送出する加圧気体送出部と、該加圧気体送出部に設けられる圧力検出部と、を備え、前記加圧気体送出部から前記インク供給部を介して前記インク流路に前記加圧気体を送出することに伴って加圧充填された該インク流路の圧力変動を、前記圧力検出部により検出可能に構成されていることを特徴とするリーク検出装置。

請求項2

請求項1に記載のリーク検出装置において、前記加圧気体送出部は、前記インク供給部に接続する接続部を有し、前記接続部は、前記インク供給部を介して前記記録装置に前記インクを供給する前記インクの収容部における前記インク供給部に対する接続部と同じ構成であることを特徴とするリーク検出装置。

請求項3

請求項1又は2に記載のリーク検出装置において、前記加圧気体送出部は、前記インク供給部に対して固定する固定部を有し、前記固定部は、前記インク供給部を介して前記記録装置に前記インクを供給する前記インクの収容部における前記インク供給部に対する固定部と同じ構成であることを特徴とするリーク検出装置。

請求項4

請求項1から3のいずれか1項に記載のリーク検出装置において、前記記録装置は、前記インク吐出部を吸引可能な吸引部を備えることを特徴とするリーク検出装置。

請求項5

請求項1から4のいずれか1項に記載のリーク検出装置において、前記記録装置は、複数系統の前記インク流路を備え、前記リーク検出装置は、前記系統ごとに前記圧力変動を検出可能に構成されていることを特徴とするリーク検出装置。

請求項6

インク供給部からインク流路を介してインク吐出部にインクを供給し該インク吐出部から前記インクを吐出して記録する記録装置における前記インク流路のリーク検出方法であって、前記インク供給部に加圧気体送出部を接続して該加圧気体送出部から加圧気体を送出して前記インク流路に前記加圧気体を加圧充填する加圧気体送出工程と、前記加圧気体が加圧充填された前記インク流路の圧力変動を検出する圧力変動検出工程と、を有することを特徴とするリーク検出方法。

請求項7

請求項6に記載のリーク検出方法において、前記加圧気体送出工程は、前記インク吐出部から吸引させつつ、前記インク流路に前記加圧気体を加圧充填することを特徴とするリーク検出方法。

請求項8

請求項6に記載のリーク検出方法において、前記インク流路を負圧にする負圧工程を有し、前記加圧気体送出工程は、前記負圧工程で負圧になった前記インク流路に前記加圧気体を加圧充填することを特徴とするリーク検出方法。

請求項9

請求項6から8のいずれか1項に記載のリーク検出方法において、前記記録装置は、複数系統の前記インク流路を備え、前記圧力変動検出工程は、前記系統ごとに前記圧力変動を検出することを特徴とするリーク検出方法。

技術分野

0001

本発明は、リーク検出装置及びリーク検出方法に関する。

背景技術

0002

従来から、インク供給部からインク流路を介してインク吐出部にインクを供給し該インク吐出部からインクを吐出して記録する記録装置が使用されている。このようなインク流路を備える記録装置において、インク流路にリークがあると、インク流路からインクが漏れる虞や、インク流路に外部から気体侵入して気泡が生じインク吐出部にインクを適切に供給できない虞などが生じる。
一方、リークの検出は様々な分野で行われている。例えば、特許文献1には、内視鏡の外部から該内視鏡の内部へのリークを検出する目的で、該内視鏡への加圧気体供給圧力と該内視鏡内部の内部圧力との圧力差からリークを検出する、リークテスタが開示されている。

先行技術

0003

特開2003−270077号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、インク流路を備える記録装置において、特許文献1の技術を簡単には採用できない場合がある。例えば、特許文献1の技術は加圧気体を供給し続けた状態でリークを検出するが、繊細な構成のインク流路においては加圧気体を供給し続けるとインク流路内過加圧状態となりリークを誘発する虞がある。

0005

そこで、本発明の目的は、インク流路を備える記録装置における該インク流路のリーク検出を簡単な方法で実行することである。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するための本発明の第1の態様のリーク検出装置は、インク供給部からインク流路を介してインク吐出部にインクを供給し該インク吐出部から前記インクを吐出して記録する記録装置における前記インク流路のリーク検出装置であって、前記インク供給部に接続して加圧気体を送出する加圧気体送出部と、該加圧気体送出部に設けられる圧力検出部と、を備え、前記加圧気体送出部から前記インク供給部を介して前記インク流路に前記加圧気体を送出することに伴って加圧充填された該インク流路の圧力変動を、前記圧力検出部により検出可能に構成されていることを特徴とする。

0007

本発明の第2の態様のリーク検出装置は、前記第1の態様において、前記加圧気体送出部は、前記インク供給部に接続する接続部を有し、前記接続部は、前記インク供給部を介して前記記録装置に前記インクを供給する前記インクの収容部における前記インク供給部に対する接続部と同じ構成であることを特徴とする。

0008

本発明の第3の態様のリーク検出装置は、前記第1又は第2の態様において、前記加圧気体送出部は、前記インク供給部に対して固定する固定部を有し、前記固定部は、前記インク供給部を介して前記記録装置に前記インクを供給する前記インクの収容部における前記インク供給部に対する固定部と同じ構成であることを特徴とする。

0009

本発明の第4の態様のリーク検出装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記記録装置は、前記インク吐出部を吸引可能な吸引部を備えることを特徴とする。

0010

本発明の第5の態様のリーク検出装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記記録装置は、複数系統の前記インク流路を備え、前記リーク検出装置は、前記系統ごとに前記圧力変動を検出可能に構成されていることを特徴とする。

0011

本発明の第6の態様のリーク検出方法は、インク供給部からインク流路を介してインク吐出部にインクを供給し該インク吐出部から前記インクを吐出して記録する記録装置における前記インク流路のリーク検出方法であって、前記インク供給部に加圧気体送出部を接続して該加圧気体送出部から加圧気体を送出して前記インク流路に前記加圧気体を加圧充填する加圧気体送出工程と、前記加圧気体が加圧充填された前記インク流路の圧力変動を検出する圧力変動検出工程と、を有することを特徴とする。

0012

本発明の第7の態様のリーク検出方法は、前記第6の態様において、前記加圧気体送出工程は、前記インク吐出部から吸引させつつ、前記インク流路に前記加圧気体を加圧充填することを特徴とする。

0013

本発明の第8の態様のリーク検出方法は、前記第6の態様において、前記インク流路を負圧にする負圧工程を有し、前記加圧気体送出工程は、前記負圧工程で負圧になった前記インク流路に前記加圧気体を加圧充填することを特徴とする。

0014

本発明の第9の態様のリーク検出方法は、前記第6から第8のいずれか1つの態様において、前記記録装置は、複数系統の前記インク流路を備え、前記圧力変動検出工程は、前記系統ごとに前記圧力変動を検出することを特徴とする。

発明の効果

0015

本発明によれば、インク流路を備える記録装置における該インク流路のリーク検出を簡単な方法で実行することができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の一実施例に係るリーク検出装置でリーク検出可能な記録装置を表す概略斜視図。
本発明の一実施例に係るリーク検出装置を表す概略図。
本発明の一実施例に係るリーク検出装置を用いて記録装置のリーク検出を行う際の接続状態を表す概略図。
本発明の一実施例に係るリーク検出装置を用いて記録装置のリーク検出を行った際のリーク検出例を表すグラフ
本発明の一実施例に係るリーク検出方法を表すフローチャート
本発明の一実施例に係るリーク検出方法を表すフローチャート。

実施例

0017

以下に、本発明の一実施例のリーク検出装置について説明する。
最初に、本実施例のリーク検出装置でリーク検出可能な記録装置について説明する。

0018

図1は、本実施例のリーク検出装置でリーク検出可能な記録装置1を表す概略斜視図である。
図1で表されるように、本実施例の記録装置1は、インクを収容するインク収容部としてのインクカートリッジ2をセットするカートリッジセット部3を備えている。カートリッジセット部3は、インク流路22を介してインクカートリッジ2に収容されたインクを吐出する吐出部としての記録ヘッド8に供給可能なインク供給部としての役割を有している。また、カートリッジセット部3には、インクカートリッジ2の接続部4に接続する接続部5と、インクカートリッジ2の端部7を引掛けて該インクカートリッジ2を固定する固定部6と、を備えている。インクカートリッジ2は、カートリッジセット部3に対して方向Aに挿入されることでインクカートリッジ2の接続部4とカートリッジセット部3の接続部5とが接続され、インクカートリッジ2の固定部としての端部7がカートリッジセット部3の固定部6に引っ掛けられることでカートリッジセット部3に固定される。
なお、インクカートリッジ2の接続部4及びカートリッジセット部3の接続部5の構成に特に限定はなく、例えば、針状のカートリッジセット部3の接続部5をインクカートリッジ2の接続部4に突き刺すことで両者を接続する構成とすることができる。
また、インク流路22は、異なるインクが混ざらないように、インクごと(対応するインクカートリッジ2ごと)に分かれている。

0019

また、カートリッジセット部3の接続部5は、インク流路22の端部と接続されている。そして、カートリッジセット部3の接続部5と接続される側とは逆側のインク流路22の端部は、記録ヘッド8と接続されている。このような構成により、インクカートリッジ2に収容されたインクは、インク流路22を介して記録ヘッド8に供給される。

0020

なお、本実施例のインク流路22は、可撓性のチューブで構成されており、姿勢及び形状を変えることが可能である。そして、このような可撓性のチューブをインク流路として使用していることで、本実施例の記録ヘッド8は、方向Bに往復移動しながら被記録媒体に記録することが可能である。ただし、このような構成に限定されず、インクを吐出するノズルを被記録媒体の搬送方向Cと交差する方向である方向Bに複数設けた所謂ラインヘッドを備える記録装置としてもよい。ラインヘッドを備える記録装置においては、ラインヘッドを移動させる必要が無いため、インク流路として可撓性を有しない構成のものも使用可能である。
ここで、「ラインヘッド」とは、被記録媒体の搬送方向Cと交差する方向Bに形成されたノズルの領域が、被記録媒体の方向B全体をカバー可能なように設けられ、記録ヘッド又は被記録媒体を相対的に移動させて画像を形成する記録装置に用いられる記録ヘッドである。なお、ラインヘッドの方向Bのノズルの領域は、記録装置が対応している全ての被記録媒体の方向B全体をカバー可能でなくてもよい。

0021

また、本実施例の記録装置1は、記録ヘッド8におけるインクを吐出するノズルが形成された側と対向する位置に、キャップ9を備えている。そして、キャップ9は不図示のポンプに接続されている。本実施例の記録装置1は、このような構成により、記録ヘッド8におけるノズル形成部分をキャッピングすることができるとともに、キャップ9を介して記録ヘッド8のノズルからインクを吸引することができる構成になっている。別の表現をすると、本実施例の記録装置1は、記録ヘッド8をキャップ9でキャップした状態で不図示のポンプを駆動することで、インク流路22を負圧にすることが可能な構成になっている。また、例えば、吸引部としてのキャップ9により記録ヘッド8からインク流路22を吸引しながら加圧気体の加圧充填を実行することができる構成になっている。したがって、本実施例の記録装置1では、インク流路内に存在する既存気体吸出しながら加圧気体に置換できるため、簡単にインク流路に加圧気体を充填できる構成になっている。

0022

また、本実施例の記録装置1は、排出口10を備えており、記録ヘッド8からインクを吐出することにより記録された被記録媒体を、該排出口10から排出することができる構成になっている。

0023

次に、本実施例のリーク検出装置11について説明する。
図2は本実施例のリーク検出装置11を表す概略図であり、図3は本実施例のリーク検出装置11を用いて記録装置1のリーク検出を行う際の接続状態を表す概略図である。

0024

本実施例のリーク検出装置11は、インクカートリッジ2と同様の構成のダミーカートリッジ12を備えている。ダミーカートリッジ12は、記録装置1のリーク検出をする際、インクカートリッジ2の代わりにカートリッジセット部3にセット可能である。
図1で表されるように、本実施例の記録装置1は5つのインクカートリッジ2をカートリッジセット部3にセット可能である。すなわち、カートリッジセット部3には5つのセット位置がある。ここで、ダミーカートリッジ12は、カートリッジセット部3の該セット位置における両端と真ん中の位置(奇数列)にセットするダミーカートリッジ12aと、カートリッジセット部3の残りのセット位置(偶数列)にセットするダミーカートリッジ12bと、を有している。

0025

すなわち、本実施例の記録装置1は該奇数列及び該偶数列に対応する複数系統のインク流路22を備えている。そして、本実施例のリーク検出装置11は、該系統ごとにリークを検出可能である。したがって、複数系統のインク流路を備える記録装置1においてまとめてすべての系統のインク流路22の検出をする構成よりも、容易にリーク位置の特定をすることができる構成になっている。
なお、本実施例のリーク検出装置11は、本実施例の記録装置1に対して奇数列及び偶数列毎に2系統でリーク検出する構成であるが、このような構成に限定されず、例えば、本実施例の記録装置1に対してインクカートリッジに対応するインク流路毎に5系統でリーク検出可能な構成としてもよい。

0026

また、ダミーカートリッジ12は、記録装置1のリーク検出をする際に加圧気体を送出可能な加圧気体送出部としての役割をしている。そして、インクカートリッジ2の代わりにカートリッジセット部3にセット可能であり、インクカートリッジ2と同様の構成をしている。すなわち、ダミーカートリッジ12の接続部4は、カートリッジセット部3の接続部5と接続することから、インクカートリッジ2の接続部4と同じ構成である。このため、ダミーカートリッジ12がこのような構成になっていることで、本実施例のリーク検出装置11は、記録装置1の改造を伴うことなくリーク検出を実行できる。

0027

また、上記のように、ダミーカートリッジ12は、インクカートリッジ2の代わりにカートリッジセット部3にセット可能であり、インクカートリッジ2と同様の構成をしている。すなわち、ダミーカートリッジ12の固定部としての端部7は、カートリッジセット部3の固定部6に固定することから、インクカートリッジ2の固定部としての端部7と同じ構成である。このため、本実施例のリーク検出装置11は、記録装置1の改造を伴うことなく該記録装置1に加圧気体送出部としてのダミーカートリッジ12を固定できる。

0028

また、本実施例のリーク検出装置11は、ダミーカートリッジ12aと接続される奇数列用バルブ13と、ダミーカートリッジ12bと接続される偶数列用バルブ14と、を有している。
また、本実施例のリーク検出装置11は、加圧気体としてのヘリウムを収容する加圧気体収容部19と、大気解放弁を備えたバルブ18と、レギュレーター17と、からなるガスボンベを備えている。
そして、該ガスボンベは、バルブ16を介して奇数列用バルブ13及び偶数列用バルブ14と接続されている。
また、バルブ16と、奇数列用バルブ13及び偶数列用バルブ14と、の間には、圧力計15が設けられている。

0029

本実施例のリーク検出装置11は、このような構成により、加圧気体収容部19に収容された加圧気体を、ダミーカートリッジ12を介して記録装置1に送出し、加圧気体が充填されたインク流路22の圧力の経時変化(圧力変動)を圧力検出部としての圧力計15で測定することが可能である。
ここで、リーク検出時においては、バルブ16が閉められるとともに記録ヘッド8はキャップ9でキャッピングされる。また、ダミーカートリッジ12の接続部4はカートリッジセット部3の接続部5に対して隙間なく密着して接続される。このため、リーク検出時においては、記録ヘッド8から圧力計15まで密閉された状態となる。
なお、図3で表されるように、リーク検出を行う際、奇数列用バルブ13、偶数列用バルブ14、圧力計15及びバルブ16の制御部20は、記録装置1と共に、PC21に電気的に接続される。このように、PC21を記録装置1及びリーク検出装置11と電気的に接続することにより、記録装置1に加圧気体を送出させる際のキャップ9を使用しての記録ヘッド8の吸引制御や、インク流路22の圧力変動の管理などを、ユーザーは、PC21を使用して行うことができる。

0030

なお、奇数列用バルブ13、偶数列用バルブ14及びバルブ16は、ユーザーが手動開閉の制御をする構成のほか、制御部20による自動制御が可能な構成などを採用することができる。

0031

また、本実施例のリーク検出装置11は、加圧気体としてヘリウムを用いているが、加圧気体に特に限定はない。ただし、扱いが容易なため加圧気体として不活性ガスを用いることが好ましい。また、分子量の小さい気体を用いることでリーク検出時間を短縮できるのでヘリウムなどの分子量の小さい気体を加圧気体として用いることが好ましい。
なお、リーク検出に液体を用いることも考えられるが、リーク箇所から検出用の液体が漏れた場合、漏れた液体が電気回路ショートさせたり、記録装置1内部を汚してしまう恐れがある。それに対して、気体を用いたリーク検出では、記録装置1において不具合を発生させる懸念がないため、リークしていた場合の対応も容易である。

0032

このように、本実施例のリーク検出装置11は、ダミーカートリッジ12からカートリッジセット部3を介してインク流路22に加圧気体を送出することに伴って加圧充填された該インク流路22の圧力変動を、圧力計15により検出可能に構成されている。
このため、記録装置1の改造などを伴うことなくリーク検出を実行可能であるとともに、インク流路22に加圧気体を供給し続けることなく(インク流路22に加圧気体を供給した後該供給を停止して)リーク検出ができる構成になっている。したがって、インク流路22のリーク検出を簡単な方法で実行できる。

0033

次に、そのリーク検出例について説明する。
図4は、本実施例のリーク検出装置11を用いて記録装置1のリーク検出を行った際のリーク検出例を表すグラフである。
図4のグラフは、横軸が経過時間、縦軸が圧力計15で検出されたインク流路22圧力を表している。

0034

本実施例のリーク検出例においては、最初に所定時間、ダミーカートリッジ12からカートリッジセット部3を介してインク流路22に加圧気体を送出することにより、インク流路22に加圧気体を充填する。これが、図中の加圧領域に対応する。

0035

所定時間のインク流路22への加圧気体の送出が終了すると、バルブ16を閉じ、所定時間その状態を保つ。これが、図中の待機領域に対応する。
そして、待機領域の終了時における圧力計15で検出されたインク流路22圧力を初期値とする。

0036

そして、待機領域の終了時から所定時間内のインク流路22の圧力変動をモニターする。これが、図中の判定領域に対応する。
すなわち、判定領域の開始時におけるインク流路22の圧力に対する判定領域の終了までの圧力変動を圧力計15によりモニターする。
そして、判定領域の開始時である初期値から判定領域の終了時である減圧値までの圧力変動が所定の範囲内であれば(インク流路22の圧力が所定圧力以上であれば)リーク検出結果は合格と判断する。一方、判定領域の開始時である初期値から判定領域の終了時である減圧値までの圧力変動が所定の範囲を超えれば(インク流路22の圧力が所定圧力未満となれば)リーク検出結果は不合格と判断する。

0037

次に、本発明の一実施例に係るリーク検出方法について説明する。
図5及び図6は、各々、本発明の一実施例に係るリーク検出方法を表すフローチャートである。
最初に、図5で表される本発明の一実施例に係るリーク検出方法について説明する。

0038

図3で表されるように記録装置1に対してリーク検出装置11をセットして、本実施例のリーク検出方法を開始すると、最初に、ステップS130で、キャップ9を用いて記録ヘッド8を吸引させつつ、ダミーカートリッジ12から加圧気体を送出してインク流路22に加圧気体を加圧充填する。なお、ステップS130は、図4における加圧領域に対応する。

0039

次に、図4における待機領域の終了を待ち、その後、ステップS140で、圧力計15による圧力変動のモニターによって行う、圧力変動の検出を開始する。なお、ステップS140は、図4における判定領域の開始に対応する。

0040

そして、図4における判定領域の開始からの所定時間である判定領域の終了に伴い、ステップS150で、インク流路22の圧力が所定圧力以上であるか否かを判断する。
ここで、ステップS150でインク流路22の圧力が所定圧力以上であると判断した場合、ステップS160に進み、PC21のモニターにリークが無いこと、すなわち、リーク検出結果が合格であることを表示(報知)し、本実施例のリーク検出方法を終了する。
一方、ステップS150でインク流路22の圧力が所定圧力未満であると判断した場合、ステップS170に進み、PC21のモニターにリークが有ること、すなわち、リーク検出結果が不合格であることを表示(報知)、本実施例のリーク検出方法を終了する。
なお、ここでの所定圧力の値は、図4における初期値の値に応じて設定される値である。

0041

ここで、ステップS130は、カートリッジセット部3にダミーカートリッジ12を接続して該ダミーカートリッジ12から加圧気体を送出してインク流路22に加圧気体を加圧充填する加圧気体送出工程に対応する。
また、ステップS140及びステップS150は、加圧気体が加圧充填されたインク流路22の圧力変動を検出する圧力変動検出工程に対応する。
このような加圧気体送出工程と圧力変動検出工程とを有していることにより、本実施例のリーク検出方法は、カートリッジセット部3にダミーカートリッジ12を接続して該ダミーカートリッジ12から加圧気体を送出することから記録装置1の改造などを伴うことなくリーク検出を実行することができる。また、加圧気体が加圧充填されたインク流路22の圧力変動を検出することから、インク流路22に加圧気体を供給し続けることなくリーク検出ができる。したがって、インク流路22のリーク検出を簡単な方法で実行できる。

0042

また、ステップS130は、記録ヘッド8から吸引させつつ、インク流路22に加圧気体を加圧充填するため、簡単にインク流路22に加圧気体を充填できる。

0043

また、本実施例のリーク検出方法は、奇数列のインクカートリッジ2に対応するインク流路22と偶数列のインクカートリッジ2に対応するインク流路22の、複数系統のインク流路22ごとに圧力変動を検出することができる。このため、複数系統のインク流路22を備える記録装置1においてまとめてすべての系統のインク流路22の検出をするよりも、リーク位置の特定が容易になる。

0044

次に、図6で表される本発明の別の一実施例に係るリーク検出方法について説明する。
図3で表されるように記録装置1に対してリーク検出装置11をセットして、本実施例のリーク検出方法を開始すると、最初に、ステップS110で、キャップ9を用いて記録ヘッド8側から吸引することにより、インク流路22を負圧にする。ただし、インク流路22を負圧にする方法として、記録ヘッド8をキャップ9でキャップした状態でカートリッジセット部3の接続部5側から吸引する方法などを採用してもよい。

0045

次に、ステップS120で、負圧になったインク流路22に対して、ダミーカートリッジ12から加圧気体を送出してインク流路22に加圧気体を加圧充填する。なお、ステップS120は、図4における加圧領域に対応する。
そして、ステップS140に移行する。
なお、ステップS140以降は、上記の図5で表されるリーク検出方法と同様であるため、その説明は省略する。

0046

本実施例のリーク検出方法は、インク流路22を負圧にする負圧工程としてのステップS110を有し、ステップS110で負圧になったインク流路22に、ステップS120で加圧気体を加圧充填する。このような方法においては、インク流路内に存在する既存気体を吸い出してから加圧気体を充填するため、容易にインク流路22内の気体を加圧気体に置換して充填可能である。
また、ステップS120で加圧気体を加圧充填する際に、図5のステップS130のように、キャップ9を用いて記録ヘッド8を吸引させつつ、ダミーカートリッジ12から加圧気体を送出してインク流路22に加圧気体を加圧充填させてもよい。

0047

なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。

0048

本発明の第1の態様のリーク検出装置11は、インク供給部3からインク流路22を介してインク吐出部8にインクを供給し該インク吐出部8から前記インクを吐出して記録する記録装置1におけるインク流路22のリーク検出装置11であって、インク供給部3に接続して加圧気体を送出する加圧気体送出部12と、該加圧気体送出部12に設けられる圧力検出部15と、を備え、加圧気体送出部12からインク供給部3を介してインク流路22に前記加圧気体を送出することに伴って加圧充填された該インク流路22の圧力変動を、圧力検出部15により検出可能に構成されていることを特徴とする。

0049

本態様によれば、インク供給部3に接続して加圧気体を送出する加圧気体送出部12を備えており、該加圧気体送出部12からインク供給部3を介してインク流路22に加圧気体を送出することに伴って加圧充填された該インク流路22の圧力変動を圧力検出部15により検出可能である。このため、記録装置1の改造などを伴うことなくリーク検出を実行することが可能になるとともに、インク流路22に加圧気体を供給し続けることなく(インク流路22に加圧気体を供給した後該供給を停止して)リーク検出ができる。したがって、インク流路22のリーク検出を簡単な方法で実行できる。

0050

本発明の第2の態様のリーク検出装置11は、前記第1の態様において、加圧気体送出部12は、インク供給部3に接続する接続部4を有し、接続部4は、インク供給部3を介して記録装置1に前記インクを供給するインクの収容部2におけるインク供給部3に対する接続部4と同じ構成であることを特徴とする。

0051

本態様によれば、加圧気体送出部12の接続部4はインクの収容部2における接続部4と同じ構成である。このため、記録装置1の改造を伴うことなくリーク検出を実行できる。

0052

本発明の第3の態様のリーク検出装置11は、前記第1又は第2の態様において、加圧気体送出部12は、インク供給部3に対して固定する固定部7を有し、固定部7は、インク供給部3を介して記録装置1に前記インクを供給するインクの収容部2におけるインク供給部3に対する固定部7と同じ構成であることを特徴とする。

0053

本態様によれば、加圧気体送出部12の固定部7はインクの収容部2における固定部7と同じ構成である。このため、記録装置1の改造を伴うことなく該記録装置1に加圧気体送出部12を固定できる。

0054

本発明の第4の態様のリーク検出装置11は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、記録装置1は、インク吐出部8を吸引可能な吸引部9を備えることを特徴とする。

0055

本態様によれば、記録装置1はインク吐出部8を吸引可能な吸引部9を備える。このため、このような記録装置1のリーク検出を実行可能なリーク検出装置11は、例えば、吸引部9によりインク吐出部8からインク流路22を吸引しながら加圧気体の加圧充填を実行することができる。すなわち、簡単にインク流路22に加圧気体を充填できる。

0056

本発明の第5の態様のリーク検出装置11は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、記録装置1は、複数系統のインク流路22を備え、リーク検出装置11は、前記系統ごとに前記圧力変動を検出可能に構成されていることを特徴とする。

0057

本態様によれば、記録装置1は、複数系統のインク流路22を備え、リーク検出装置11は、前記系統ごとに圧力変動を検出可能である。このため、このようなリーク検出装置11は、複数系統のインク流路22を備える記録装置1においてまとめてすべての系統のインク流路22の検出をするよりも、リーク位置の特定が容易になる。

0058

本発明の第6の態様のリーク検出方法は、インク供給部3からインク流路22を介してインク吐出部8にインクを供給し該インク吐出部8から前記インクを吐出して記録する記録装置1におけるインク流路22のリーク検出方法であって、インク供給部3に加圧気体送出部12を接続して該加圧気体送出部12から加圧気体を送出してインク流路22に前記加圧気体を加圧充填する加圧気体送出工程と、前記加圧気体が加圧充填されたインク流路22の圧力変動を検出する圧力変動検出工程と、を有することを特徴とする。

0059

本態様によれば、インク供給部3に加圧気体送出部12を接続して該加圧気体送出部12から加圧気体を送出することから記録装置1の改造などを伴うことなくリーク検出を実行することが可能になる。また、加圧気体が加圧充填されたインク流路の圧力変動を検出することから、インク流路22に加圧気体を供給し続けることなくリーク検出ができる。したがって、インク流路22のリーク検出を簡単な方法で実行できる。

0060

本発明の第7の態様のリーク検出方法は、前記第6の態様において、前記加圧気体送出工程は、インク吐出部8から吸引させつつ、インク流路22に前記加圧気体を加圧充填することを特徴とする。

0061

本態様によれば、インク吐出部8から吸引させつつインク流路22に加圧気体を加圧充填する。このため、簡単にインク流路22に加圧気体を充填できる。

0062

本発明の第8の態様のリーク検出方法は、前記第6の態様において、インク流路22を負圧にする負圧工程を有し、前記加圧気体送出工程は、前記負圧工程で負圧になったインク流路22に前記加圧気体を加圧充填することを特徴とする。

0063

本態様によれば、インク流路22を負圧にした後にインク流路22に加圧気体を加圧充填する。このため、簡単にインク流路22に加圧気体を充填できる。

0064

本発明の第9の態様のリーク検出方法は、前記第6から第8のいずれか1つの態様において、記録装置1は、複数系統のインク流路22を備え、前記圧力変動検出工程は、前記系統ごとに前記圧力変動を検出することを特徴とする。

0065

本態様によれば、記録装置1は複数系統のインク流路22を備え、前記系統ごとに圧力変動を検出可能である。このため、複数系統のインク流路22を備える記録装置1においてまとめてすべての系統のインク流路22の検出をするよりも、リーク位置の特定が容易になる。

0066

1記録装置、2インクカートリッジ(収容部)、
3カートリッジセット部(インク供給部)、4 インクカートリッジ2の接続部、
5 カートリッジセット部3の接続部、6 カートリッジセット部3の固定部、
7 インクカートリッジ2及びダミーカートリッジ12の端部(固定部)、
8記録ヘッド(吐出部)、9キャップ(吸引部)、10 排出口、
11リーク検出装置、12 ダミーカートリッジ(加圧気体送出部)、
13奇数列用バルブ、14偶数列用バルブ、15圧力計(圧力検出部)、
16 バルブ、17レギュレーター、18 バルブ、19 加圧気体収容部、
20 制御部、21 PC、22 インク流路

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