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技術 育苗箱積重ね装置

出願人 株式会社石井製作所
発明者 菅原金一石井智久庄司翔大
出願日 2014年10月3日 (6年11ヶ月経過) 出願番号 2014-204771
公開日 2016年5月12日 (5年3ヶ月経過) 公開番号 2016-074496
状態 特許登録済
技術分野 栽培用器(植木鉢),播種用鉢 物品の積み重ね及び付属装置
主要キーワード ストッパバー 方支持板 隅取り 先端面取り部 ストッパワッシャ 左右両フレーム 調節プレート 各保持片
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

リミットスイッチ、ソレノイド等の電装品を用いることなく、かつ育苗箱の停止時の衝撃を吸収とタイミングを合せて持上げ機構を回転する。

解決手段

搬送されてくる育苗箱19がクラッチ作動アーム23に衝突すると、ストッパバー60がスプリング63に抗して移動する。爪体53がストッパバー60から外れラチェット51に係合して、回転板52を一体に回転して、持上げ機構30,31を駆動する。自動1回転クラッチ50は、1回転後ストッパバーに爪体53が当接して切断される。

概要

背景

従来、本出願人は、搬送装置にて順次搬送される育苗箱を、下から積上げるようにして順次積重ねる育苗箱積重ね装置を開発した(特許文献1参照)。

該育苗箱積重ね装置は、搬送装置に沿って配置した、播種装置潅水装置覆土装置、土仕上装置等の各種作業装置後端側に配置され、育苗箱の排出作業により各作業を中断することなく、連続して播種された育苗箱を積重ねることができ、作業の効率化を図ることができる。

上記育苗箱積重ね装置は、終端部板バネ部材を設けると共にリミットスイッチを設け、育苗箱が終端部に搬送されると、上記板バネ部材により上記育苗箱が停止する際の衝撃を緩和すると共に、リミットスイッチに当接し、ソレノイドを作動して持上げ機構の回転を開始する。

概要

リミットスイッチ、ソレノイド等の電装品を用いることなく、かつ育苗箱の停止時の衝撃を吸収とタイミングを合せて持上げ機構を回転する。搬送されてくる育苗箱19がクラッチ作動アーム23に衝突すると、ストッパバー60がスプリング63に抗して移動する。爪体53がストッパバー60から外れラチェット51に係合して、回転板52を一体に回転して、持上げ機構30,31を駆動する。自動1回転クラッチ50は、1回転後ストッパバーに爪体53が当接して切断される。

目的

本発明は、持上げ機能の駆動に機械式の自動1回転クラッチを用い、もって上述した課題を解決した育苗箱積重ね装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

育苗箱搬入部から終端部へ向けて搬送する搬送部材と、前記終端部へ搬送された前記育苗箱を所定量持上げる持上げ機構と、前記終端部に配置され、前記育苗箱に当接して移動するクラッチ作動部材と、駆動源と前記持上げ機構との間に介在し、前記クラッチ作動部材の移動に連動して接続し、かつ1回転した状態で解放される自動1回転クラッチと、を備え、前記自動1回転クラッチは、前記駆動源に連動するラチェットと、前記持上げ機構に連動する回転板と、該回転板に回動自在に支持される爪体と、前記クラッチ作動部材に連動して前記爪体に当接する位置及び該爪体から離れる位置とに移動可能なストッパ部材と、該ストッパ部材を前記爪体に当接する位置に付勢するスプリングと、を有し、前記クラッチ作動部材の回動に連動して前記ストッパ部材を移動することにより、非係合位置にある前記爪体を前記ラチェットに係合して前記ラチェットと一体に前記回転板を回転し、前記育苗箱の前記持上げ機構による持上げに伴い、前記クラッチ作動部材及び前記ストッパ部材を前記スプリングの付勢力により復帰し、前記回転板が1回転した状態で前記ストッパ部材に前記爪体が当接して前記ラチェットとの係合を解除してなる、ことを特徴とする育苗箱積重ね装置。

請求項2

前記スプリングは、前記ストッパ部材を前記爪体に当接する位置に付勢すると共に、前記育苗箱が前記クラッチ作動部材に衝突する際の衝撃を吸収してなる、請求項1記載の育苗箱積重ね装置。

請求項3

前記スプリングの荷重を変更し得るスプリング荷重変更手段を備えてなる、請求項2記載の育苗箱積重ね装置。

請求項4

前記ストッパ部材は、複数の支持板に前記育苗箱の搬送方向に平行に移動自在に支持されたストッパバーであり、前記スプリングは、前記ストッパバーに囲むようにして、前記ラチェット側の一端側を該ストッパバーに軸方向移動不能にかつ他端側を前記支持板に接して配置され、前記スプリング荷重変更手段は、前記スプリングに接する前記他端側の支持板を、前記ストッパバーの移動方向に位置を変更自在に固定してなる、請求項3記載の育苗箱積重ね装置。

請求項5

前記ストッパ部材は、前記育苗箱の搬送方向に平行に移動自在に支持されたストッパバーであり、該ストッパバーに、複数の係合孔を有する調節用プレートを一体に固定し、前記スプリングの一端を固定部材係止すると共に、該スプリングの他端を前記複数の係合孔のいずれか1個に選択的に係止して、前記スプリング荷重変更手段を構成してなる、請求項3記載の育苗箱積重ね装置。

技術分野

0001

本発明は、床土入れした育苗箱に、播種潅水覆土等の各種の作業を一連に施した後、上記育苗箱を積重ねて次の工程への運搬を容易とする育苗箱積重ね装置に係り、詳しくは育苗箱を上方に持ち上げるように順次積重ねる育苗箱積重ね装置に関する。

背景技術

0002

従来、本出願人は、搬送装置にて順次搬送される育苗箱を、下から積上げるようにして順次積重ねる育苗箱積重ね装置を開発した(特許文献1参照)。

0003

該育苗箱積重ね装置は、搬送装置に沿って配置した、播種装置潅水装置覆土装置、土仕上装置等の各種作業装置後端側に配置され、育苗箱の排出作業により各作業を中断することなく、連続して播種された育苗箱を積重ねることができ、作業の効率化を図ることができる。

0004

上記育苗箱積重ね装置は、終端部板バネ部材を設けると共にリミットスイッチを設け、育苗箱が終端部に搬送されると、上記板バネ部材により上記育苗箱が停止する際の衝撃を緩和すると共に、リミットスイッチに当接し、ソレノイドを作動して持上げ機構の回転を開始する。

先行技術

0005

特許第5425493号公報

発明が解決しようとする課題

0006

近時、育苗箱への播種、覆土等の各作業の効率化、スピード化が求められており、搬送装置で積重ね装置に搬入される育苗箱の速度が高速化する傾向にある。該育苗箱の一連の作業は、床土、潅水、播種、覆土等の作業が連続して行い得るのに対し、育苗箱の積重ね作業は、間欠動作となるため、積重ね装置における育苗箱の搬送速度は、他の作業に比して高速で行う必要があり、上記育苗箱の一連の作業において、積重ね装置の搬送速度が上記スピード化及び効率化にとって重要な意味をもつ。

0007

上記育苗箱積重ね装置は、上下方向に長い板バネ部材を、中央部が搬送方向上流側に向って湾曲し、かつ上端部を回転自在に支持すると共に下端を上下方向に移動自在に支持して、上記育苗箱の衝撃を比較的長いストロークにより滑らかに吸収する。しかし、同時に、育苗箱は、リミットスイッチを作動してソレノイドを介して持上げ機構の回転を開始する必要もあり、上記板バネによる滑らかな衝撃吸収とリミットスイッチによる育苗箱持上げのタイミングとを、高い精度で両立するように調整するのが面倒であった。

0008

また、リミットスイッチ及びソレノイド等の電装品を、育苗箱の衝撃を吸収して停止する育苗箱積重ね装置に配置することは、土、及び水分等が育苗箱から上記電装品にかかることがあり、育苗箱積重ね装置の信頼性及び耐久性向上を妨げる原因となる虞があり、またメンテナンスも面倒にしている。

0009

そこで、本発明は、持上げ機能の駆動に機械式の自動1回転クラッチを用い、もって上述した課題を解決した育苗箱積重ね装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0010

本発明は、育苗箱(19)を搬入部から終端部(E)へ向けて搬送する搬送部材(16)と、
前記終端部(E)へ搬送された前記育苗箱を所定量持上げる持上げ機構(27,30,31)と、
前記終端部(E)に配置され、前記育苗箱(19)に当接して移動するクラッチ作動部材(23)と、
駆動源(35)と前記持上げ機構(27)との間に介在し、前記クラッチ作動部材(23)の移動に連動して接続し、かつ1回転した状態で解放される自動1回転クラッチ(50)と、を備え、
前記自動1回転クラッチ(50)は、前記駆動源(35,43)に連動するラチェット(51)と、前記持上げ機構(27)に連動する回転板(52)と、該回転板に回動自在に支持される爪体(53)と、前記クラッチ作動部材(23)に連動して前記爪体に当接する位置及び該爪体から離れる位置とに移動可能なストッパ部材(60)と、該ストッパ部材(60)を前記爪体(53)に当接する位置に付勢するスプリング(63)と、を有し、
前記クラッチ作動部材(23)の回動に連動して前記ストッパ部材(60)を移動することにより、非係合位置にある前記爪体(53)を前記ラチェット(51)に係合して前記ラチェットと一体に前記回転板(52)を回転し、前記育苗箱(19)の前記持上げ機構(27,30,31)による持上げに伴い、前記クラッチ作動部材(23)及び前記ストッパ部材(60)を前記スプリング(63)の付勢力により復帰し、前記回転板(52)が1回転した状態で前記ストッパ部材(60)に前記爪体(53)が当接して前記ラチェット(51)との係合を解除してなる、
ことを特徴とする育苗箱積重ね装置(7)にある。

0011

前記スプリング(63)は、前記ストッパ部材(60)を前記爪体(53)に当接する位置に付勢すると共に、前記育苗箱(19)が前記クラッチ作動部材(23)に衝突する際の衝撃を吸収してなる。

0012

前記スプリング(63)(63’)の荷重を変更し得るスプリング荷重変更手段(59b,61,62)(80,80a)を備えてなる。

0013

前記ストッパ部材は、複数の支持板(59a,59b)に前記育苗箱(19)の搬送方向に平行に移動自在に支持されたストッパバー(60)であり、
前記スプリング(63)は、前記ストッパバー(60)に囲むようにして、前記ラチェット側の一端側を該ストッパバーに軸方向移動不能にかつ他端側を前記支持板(59b)に接して配置され、
前記スプリング荷重変更手段は、前記スプリング(63)に接する前記他端側の支持板(59b)を、前記ストッパバー(60)の移動方向に位置を変更自在に固定(61)してなる。

0014

前記ストッパ部材は、前記育苗箱の搬送方向に平行に移動自在に支持されたストッパバー(60)であり、
該ストッパバーに、複数の係合孔(80a…)を有する調節用プレート(80)を一体に固定し、
前記スプリング(63’)の一端を固定部材(82)に係止すると共に、該スプリングの他端を前記複数の係合孔(80a)のいずれか1個に選択的に係止して、前記スプリング荷重変更手段を構成してなる。

0015

なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に記載の構成に何等影響を及ぼすものではない。

発明の効果

0016

請求項1に係る本発明によると、持上げ機構に、搬送されてくる育苗箱に当接して移動するクラッチ作動部材により自動的に接続し、1回転して切断する自動1回転クラッチを介在したので、育苗箱の終端部への搬送と持上げ機構とのタイミングを高い精度で保持できると共に、リミットスイッチ及びソレノイド等の電装品が不要となり、信頼性及び耐久性を向上できると共にメンテナンスが容易となる。

0017

更に、上記自動1回転クラッチは、ラチェット、回転体、爪体、ストッパ部材及びスプリングを有する簡単な構造からなり、スプリングに付勢されるストッパ部材が、1回転開始トリガとなると共に1回転停止ストッパとなり、確実な作動を長期に亘って安定して保持することができる。

0018

請求項2に係る本発明によると、スプリングは、その付勢力に抗してストッパ部材を移動して自動1回転クラッチの回転を開始すると共に、育苗箱がクラッチ作動部材に当接して育苗箱の衝撃を吸収するので、板バネ部材等の特別な衝撃吸収部材を必要とせず、構造が簡単になると共に、自動1回転クラッチの接続による持上げ機構の駆動開始と育苗箱の終端部への搬送時の衝撃吸収による滑らかな停止とのタイミングを高い精度で長期に亘って維持することができる。

0019

請求項3に係る本発明によると、スプリング変更手段により、容易にスプリング荷重を調整することができ、スプリングの経年劣化等によるスプリング荷重の変化を調整して、滑らかな育苗箱の停止を保持することができる。

0020

請求項4に係る本発明によると、ストッパバーを支持する他端側支持板を、スプリングに接すると共に位置を変更自在に固定したので、簡単な構造でもってスプリング荷重を容易かつ確実に調整することができ、かつスプリング荷重の調整によっても、ストッパバーの爪体との当接位置は、常に一定に保持されて、持上げ機構の駆動開始及び停止タイミングを安定して維持することができる。

0021

請求項5に係る本発明によると、ストッパバーに、複数の係合孔を有する調節プレートを一体に固定するだけの簡単な構成により、一端を固定部材に係止したスプリングの他端を、上記複数の係合孔のいずれか1個に選択的に係止することにより、簡単にスプリングの荷重を調整することができ、かつ該スプリング荷重の調整によっても、ストッパバーの爪体との当接位置は、常に一定に保持されて、持上げ機構の駆動開始及び停止タイミングを安定して維持することができる。

図面の簡単な説明

0022

育苗箱への一連の作業機全体(播種機)を示す側面図。
育苗箱積重ね装置を示す斜視図。
育苗箱が搬送された状態を示す斜視図。
育苗箱が積重ねられた状態を示す斜視図。
育苗箱積重ね装置を示す側面図。
育苗箱積重ね装置の平面図。
育苗箱積重ね装置の一部断面した正面図。
育苗箱の上昇中を示す正面図。
育苗箱の更なる上昇を示す正面図。
育苗箱積重ね装置の作動を示す側面図。
作動の進行した状態を示す側面図。
更に進行した状態を示す側面図。
更に進行した状態を示す側面図。
育苗箱積重ね装置の自動1回転クラッチを示す側面図。
自動1回転クラッチの作動を示す側面図。
その作動を示す側面図。
更に進行した状態を示す側面図。
更に進行した状態を示す側面図。
更に進行した状態を示す側面図。
スプリング荷重を調節した状態を示す側面図。
その平面図。
一部変更した自動1回転クラッチを示す側面図。

実施例

0023

以下、図面に沿って、本発明の実施の形態を説明する。図1は、育苗箱への一連の作業を連続して行う播種機Hを示す図であり、図1において、一直線状に連続する搬送システム1に、上流側から順次、播種装置2、潅水装置3、土入(覆土)装置4、土を平ら均す土仕上装置5、育苗箱の縁の内側の土を均す隅取り装置6、そして育苗箱積重ね装置7が配置されている。

0024

育苗箱積重ね装置7は、図2図6に示すように、アジャスタ11付きの脚12に支持された平行な2本のフレーム13,13を有しており、左右フレーム13に亘って支持される複数の軸15…に搬送ゴムローラ(搬送部材)16…が固定されていると共に、上記左右フレーム13に沿ってそれぞれ複数の育苗箱ガイド17…が固定されている。前記フレーム13における育苗箱積重ね装置7の搬送上流側には、搬送ベルト18(図3図4参照)用のローラ20が取付けアーム14を介して支持されていると共に、ガイドローラ24が回転自在に支持されている。これにより、育苗箱は、搬送ベルト18により搬送されつつ、上記各装置2,3,4,5,6により播種、整地された後、搬送ゴムローラ16により積重ね装置7に搬入、搬送される。この際、搬送ベルト18による搬送速度に対して、搬送ゴムローラ16は増速して回転し、速い速度で育苗箱19を搬送する。

0025

左右フレーム13には、ブラケットにより育苗箱19を通過し得る間隔h(図5参照)を存して、育苗箱の上流側前端面を規制する規制板21,21が設けられている。また、積重ね装置7の搬送方向下流側終端部Eには、後端規制板22が固定されている。終端部Eにおける後端規制板22の前方には、上方に立上るプレートからなるクラッチ作動アーム23,23が配置されており、該クラッチ作動アーム23は、後述するように自動1回転クラッチ50を起動するストッパ(トリガ)バー60に連動していると共に前方に向けてスプリング63により付勢されている(図14〜19参照)。なお、図中28は、終端部Eに設けられた泥付着防止用補助プレートである。左右フレーム13の前記前端規制板21及び後端規制板22に隣接して、それぞれ積上げプレート(側面規制板)25…が立設されており、育苗箱19は、その前端を前端規制板21,21に規制され、その左右両側端を4個の積上げプレート25…に規制され、そして後端を上記後端規制板22,22により規制されて、積上げられる。更に、一方のフレーム13には上下方向に高さ調節自在に取付けプレート32が立設されており、該プレート32の上端部分に、積上げられた育苗箱の上限を検出するスイッチ33が設置されている。

0026

前記育苗箱積上げ部分における左右フレーム13には、図5図7に詳示するように、2本のシャフト(軸)27,27が回転自在に支持されており、これらシャフト27には先端に支軸29を有するアーム30,30が固定されており、前記支軸29の左右端部には積上げローラ31,31が回転自在に支持されている。一方のフレーム13には、モータ(駆動源)35が配設されており、該モータの出力軸はフレーム13の外側に突出して、大小のスプロケット36,37が固定されている。前記搬送ゴムローラ16の支持軸15にはスプロケット39…が固定されており、これらスプロケット39と前記大スプロケット36との間にはチェーン40が巻掛けられていると共に後端側のスプロケット39,39はチェーン40で連結されている。前記前側の積上げローラ31のシャフト27にはスプロケット43が支持されており、該スプロケット43と前記小スプロケット37との間にチェーン45が巻掛けられている。なお、図中47はチェーン等の伝動装置を覆う伝動カバー、49はモータケースである。

0027

上記スプロケット43とシャフト27との間には、本発明の要部である自動1回転クラッチ50が介在している。該自動1回転クラッチ50は、図5及び図14に詳示するように、入力側を構成するスプロケット43に連結されているラチェット51と、出力側を構成するシャフト27に連結されている回転板52とを有する。回転板52には枢支ピン53aにより回動自在に爪体53が支持されており、該爪体53は、回転板に植設されたピン55aとの間にスプリング55が張設されて、爪体53の爪53bが上記ラチェット51に係合するように付勢されている。また、回転板52にはクラッチ解放用ピン56が設けられており、該ピン56に、上記爪体53の枢支ピン53aに対して爪53bの反対側に突出する突出部53cが当接し得る。

0028

一方、図6図7及び図14に詳示するように、一方のフレーム13には補助フレーム58が外側に突出するように固定されており、該補助フレーム58に支持部材であるブラケット59が配設されて、該ブラケット59に、ストッパ(トリガ)バー60が前後方向(育苗箱の搬送方向に平行な方向)に摺動自在に支持されている。該ストッパバー60の一端(前端)側は、前記爪体53の突出部53cに臨むように延びており、該突出部53cに当接する面取り部60aになっている。上記ストッパバー60の他端(後端)は、前記クラッチ作動アーム23と一体に回動するアーム54にピンを介して連結している。上記ブラケット59は、上記ストッパバー60を支持する2枚の支持板59a,59bからなり、一方の支持板59aは補助フレーム58にボルト等により一体に固定され、他方の支持板59bは、螺ナット61及びスライドピン62により補助フレーム58に形成された長孔に前後方向(ストッパバーの移動方向)に位置を調節自在に固定される。上記2枚の支持板59a,59bの間において、ストッパバー60を囲うようにスプリング63が配置されており、上記ストッパバー60の一方の支持板59a側にストッパワッシャ65が該ストッパバー60に前後方向一体に固定され、該ワッシャ65と他方の支持板59bとの間に上記スプリング63が縮設されて、該ストッパバー60は、その面取り部60aが爪体53の突出部53cに当接する位置に向けて付勢されている。

0029

上記クラッチ作動アーム23は、両フレーム13に亘って回転自在に支持されるシャフト67に固定されており、従ってクラッチ作動アーム23が育苗箱に当接して回動することにより、ストッパバー60はスプリング63に抗し移動して、その面取り部60aが爪体53の突出部53cから外れる。

0030

前記前端側のシャフト27は、図7に示すように、左右両フレーム13,13に亘って延び、一方側端は、前述したように自動1回転クラッチ50の回転板52を一体に連結している。該シャフト27は、他方のフレーム13の外側にてカウンタギヤ70,スプロケット71及びチェーン72を介して終端側積上げローラ31のシャフト27に連結している。従って、始端側及び終端側の両シャフト27,27は、同じタイミングで逆方向に回転して、アーム30,30を介して各積上げローラ31…をシャフト27を中心に平行に回動する。上記前後のシャフト27、アーム30及び各積上げローラ31が、育苗箱を所定量持上げる持上げ機構を構成する。なお、図7における88は、他方のフレーム13側のカバーである。

0031

前記各(4個の)積上げプレート25には、それぞれ線状の保持片77…がその下端部77aを支点として回動自在に支持されており、該保持片77は、左右両プレート25の内方に突出する傾斜部77bと、該傾斜面の上端から外方に向って延びる支持部77cと、更に該支持部77cの先端が折曲したストッパ77dと、からなる。該保持片77は、下端枢支部分において、プレート25の内方に突出するように付勢するトーションスプリング79が当接されており、前記ストッパ77dがプレート25の外側面に当接して、該内方突出位置が規制されている。上記積上げプレート25及び保持片77が、持上げられた育苗箱19を持上げ位置に保持する保持部材を構成する。

0032

ついで、上述した構成に基づく、本育苗箱積重ね装置7の作動について説明する。育苗箱19がクラッチ作動アーム23に当接してないホームポジションにあっては、図2図5及び図14に示すように、ストッパバー60は、スプリング63に付勢されてストッパワッシャ65が前(固定)支持板59aに当接した位置にある。この状態では、クラッチ作動アーム23は、前方に回動した状態にあり、かつストッパバー60の先端面取り部60aが爪体53の突出部53cに当接した状態にある。爪体53は、スプリング55に抗して回動してその突出部53cがクラッチ解放用ピン56に当接した状態にあり、従って爪体53は、その爪53bがラチェット51から外れて、自動1回転クラッチ50が切断された状態にある。

0033

そして、各装置2,3,4,5,6を通って播種、整地された育苗箱19は、搬送ベルト18により本積重ね装置7に搬入される。すると、搬送ゴムローラ16…により増速されて、かつ育苗箱ガイド17,17に案内されて終端部Eに向って搬送される。該育苗箱19は、図3図10及び図15に示すように、後端規制板22に当接する前にクラッチ作動アーム23に当接して該アーム23を後方に向けて回動する。該クラッチ作動アーム23の回動は、シャフト67及びアーム54を介してストッパ(トリガ)バー60をスプリング63に抗して後方に移動する。これにより、該ストッパバー先端の面取り部60aが爪体53の突出部53cとの当接から外れて、爪体53をスプリング55の付勢力により回動して、爪53bをラチェット51に係合する。この状態では、モータ35の回転が小スプロケット37、チェーン45及びスプロケット43を介してラチェット51に伝達されており、上記爪体53の該ラチェット51への係合により、上記爪体53を介して回転板52に伝達される。即ち、トリガとして作用するストッパバー60が爪体53との係合を外すことにより、自動1回転クラッチ50が接続したことになる。

0034

これにより、上記回転板52の回転は、シャフト27を介して一方(前方)側のアーム30を回動すると共に、ギヤ70、スプロケット71、チェーン72及びシャフト27を介して他方(後方)側のアーム30を回動して、両積上げローラ31,31を上方に向けて回動して育苗箱19を持上げる。

0035

これにより、育苗箱19は、搬送ゴムローラ16から積上げローラ31に移載されて、図11図12図13に示すように、積上げローラ31の回転の進行により育苗箱19は、各積上げプレート(側面規制板)25に案内されて更に上方に持上げられる。この際図8図9図7に示すように、各保持片77…は、育苗箱19がその傾斜部77bに当接することにより、スプリング79に抗して外方に回動し、そして前記積上げローラ31の上端回動付近で支持部77cに対応し、スプリング79に順じてストッパ77dがプレート25に当接する通常規制位置戻り、これにより育苗箱19は持上げられた位置に保持される。シャフト27が更に回転して、各積上げローラ31が上端位置を過ぎて下降しても、上記保持片77の支持部77cにより育苗箱19は持上げられた位置に保持されて各積上げローラ31のみが下降する。

0036

育苗箱19がクラッチ作動アーム23に当接して、図10及び図15に示すように、該作動アーム23を回動する際、ストッパバー60は、スプリング63を圧縮変形しつつ、上述したように自動1回転クラッチ50を接続に切換える。この際、育苗箱19は、比較的速い速度で搬送されても、その運動エネルギが上記スプリング63の圧縮変形により吸収され、育苗箱19は、土が片寄ることなく適正に保持した状態で滑らかに停止する。上記クラッチ作動アーム23は、育苗箱が持上げられても育苗箱19と当接している間は、図10図11並びに図15図16に示すように、回動状態に保持されるが、図12及び図17に示すように、育苗箱19が所定量持上げられると、クラッチ作動アーム23は、育苗箱19との当接が解除されて、スプリング63の復元力により元の位置(ホームポジション)に戻される。

0037

この状態では、ストッパバー60も、ストッパワッシャ65が前方(固定)支持板59aに当接した元の前方位置(ホームポジション)に戻される。この状態で、自動1回転クラッチ50は、図12図13、並びに図18図19に示すように、爪体53のラチェット51との係合によりラチェット51と回転板52とが一体となって回転を続け、積上げローラ31を更に回転する。そして、自動1回転クラッチ50が1回転位置に近づいた位置において、図5及び図14に示すように、上記前方位置にあるストッパバー60の面取り部60aに爪体53の突出部53cが当接する。この状態で、ラチェット51と回転板52が僅かに回転することにより、爪体53は、枢支ピン53aを中心にスプリング55に抗して回動して爪53bとラチェット51との係合が外れると共に突出部53cがクラッチ解放用ピン56に当接したホームポジションとなる。この状態では、自動1回転クラッチ50は、ラチェット51と回転板52とを離した解放状態となり、積上げ用アーム30及びローラ31からなる持上げ機構への駆動を停止する。順次搬入される育苗箱19は、図4に示すように、積重ね装置7により下段から順次積上げられ、上限リミットスイッチ33が最上端の育苗箱19を検出まで繰返される。

0038

上述した育苗箱19の停止に際して衝撃力を吸収するスプリング63の弾発力は、図20及び図21に示すように調節可能である。例えば、スプリング63の付勢力が長年の使用により弱ったり、又は育苗箱19の変更若しくは搬送速度の変更等により、スプリング63の弾発力を強くする場合、螺ナット61を緩めて、可動側支持板59bを補助フレーム58に対して固定側支持板59aに近づく方向に調節して位置決めする。これにより、スプリング63は、固定側支持板59aと可動側支持板59bとの間で更に圧縮された状態で保持される。スプリング63に当接する後端側の支持板(可動側支持板59b)及び螺ナット61が、スプリング荷重変更手段となる。

0039

従って、この状態で、育苗箱19がクラッチ作動アーム23に当接して該アーム23を回動し、ストッパバー60を、上記高い圧縮状態にあるスプリング63をストッパワッシャ65により圧縮変形しつつ後方に移動する。これにより、育苗箱19の運動エネルギをより強い力で吸収することができる。なお、可動側支持板59bを固定側支持板59aから離れる方向に調節することにより、より弱い力で上記育苗箱の衝突衝撃を吸収し得る。なお、上記スプリング荷重の調節によっても、ストッパバー60による自動1回転クラッチ50の作動ストローク及びタイミングが変更されることはない。

0040

図22は、上記スプリング荷重の変更・調節の他の実施の形態を示す。なお、スプリング荷重の変更部分のみを説明して、他の部分は、同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態によるスプリング調節装置(スプリング荷重変更手段)は、ストッパバー60の後端側に調節用プレート80を一体に固定し、該調節用プレート80を連結ピン81を介してアーム54に連結する。調節用プレート80には前後方向に並んで多数の孔80a…が形成されており、フレーム13に設けられたブラケット(固定部材)82に一端が引掛けられたスプリング63’は、その他端が上記多数の孔80aのいずれか1個に選択的に引掛けられる。なお、ブラケット59の前方支持板59a及び後方支持板59bは、共に補助フレーム58にボルトにより一体に固定される。

0041

育苗箱がクラッチ作動アーム23に当接して該アームを後方に回動すると、シャフト67及びアーム54を介して一体の調節用プレート80及びストッパバー60を後方に移動する。これにより、ストッパバー60の先端が爪体53の突出部53cから外れて、自動1回転クラッチ50を接続に切換えると共に、スプリング63’を伸長して上記育苗箱の衝突エネルギを吸収する。スプリング63’の弾発力を変更・調節するには、スプリング63’の他端の引掛け位置を調節用プレート80の多数の孔80aのいずれかに変更することにより行われる。上記スプリング荷重の調整によっても、ストッパワッシャ65が前方の支持板59aに当接することにより、ストッパバー60の爪体53との当接位置は、常に一定に保持されて、持上げ機構の駆動開始及び停止タイミングを安定して維持することができる。

0042

なお、ストッパバー(ストッパ部材)60は、前後方向に移動自在としたが、回転方向に移動自在としてもよい。

0043

7育苗箱積重ね装置
16搬送部材
19 育苗箱
23クラッチ作動部材(アーム)
27,30,31 持上げ機構(シャフト、アーム、積上げローラ)
35駆動源(モータ)
50 自動1回転クラッチ
51ラチェット
52回転板
53爪体
53b 爪
53c 突出部
56クラッチ解放用ピン
60ストッパ部材(ストッパバー)
63,63’スプリング
59支持部材(ブラケット)
59a ラチェット側(固定側)支持板
59b 他端側(可動側)支持板
59b,61,62スプリング荷重変更手段(可動側支持板、螺ナット、スライドピン)
80,80a スプリング荷重変更手段(調節用プレート、複数の孔)
E 終端部

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