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技術 チーム医療支援装置、チーム医療支援装置の制御方法、チーム医療支援プログラム、及びチーム医療支援システム

出願人 富士フイルム株式会社
発明者 上田智宇佐美亮介久藤勇哉松政宏典矢口敬正大田恭義
出願日 2015年4月30日 (3年3ヶ月経過) 出願番号 2015-092728
公開日 2016年5月9日 (2年3ヶ月経過) 公開番号 2016-071847
状態 特許登録済
技術分野 医療・福祉事務
主要キーワード 実施希望 実施完了 報告事項 報告ボタン 選定条件 チーム医療 医療管理システム 実施予定

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図面 (20)

課題

特定医行為の包括的指示を行う際に、特定医行為の実施が可能な医療担当者を簡単に特定することができるチーム医療支援装置、その制御方法、チーム医療支援プログラム、及びチーム医療支援ステムを提供することを目的とする。

解決手段

チーム医療支援装置12は、担当者検索部31B、配信部31C、支援DB12Aを有している。支援DB12Aには、第1関連情報46が格納されている。第1関連情報46は、担当者と担当者が実施可能な特定医行為の種類とを関連付けた情報である。担当者検索部31Bは、特定医行為が選択された場合、選択された特定医行為の実施が可能な担当者を検索して担当者検索結果を出力する。配信部31Cは、担当者検索結果を特定医行為の包括的指示を行う管理者の端末へ配信する。

概要

背景

医療現場においては、医師看護師などの複数人医療スタッフメンバーとしてチーム編成して、患者診療を行うチーム医療が普及しており、こうしたチーム医療を支援するための医療管理システムも提案されている。例えば、特許文献1の医療管理システムでは、管理サーバによって看護師の予定情報が格納された予定情報データベースを管理し、管理サーバから看護師の携帯端末に予定情報を配信している。看護師は、携帯端末に配信された予定情報にしたがって補助業務を行うことにより、医師から指示された補助業務の実施忘れが生じないようにしている。

概要

特定医行為の包括的指示を行う際に、特定医行為の実施が可能な医療担当者を簡単に特定することができるチーム医療支援装置、その制御方法、チーム医療支援プログラム、及びチーム医療支援システムを提供することを目的とする。チーム医療支援装置12は、担当者検索部31B、配信部31C、支援DB12Aを有している。支援DB12Aには、第1関連情報46が格納されている。第1関連情報46は、担当者と担当者が実施可能な特定医行為の種類とを関連付けた情報である。担当者検索部31Bは、特定医行為が選択された場合、選択された特定医行為の実施が可能な担当者を検索して担当者検索結果を出力する。配信部31Cは、担当者検索結果を特定医行為の包括的指示を行う管理者の端末へ配信する。

目的

特定看護師制度においてチーム医療を実施する場合には、医療管理者による医療担当者への指示伝達を明確にして、医療担当者による補助業務の実施忘れが生じないようにすることが望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

特定医行為について包括的指示が可能な少なくとも1人の医療管理者と、前記医療管理者の包括的指示に基づいて患者に前記特定医行為を行う少なくとも1人の医療担当者とを含むチームによるチーム医療支援するチーム医療支援装置であって、前記医療担当者と前記医療担当者が実施可能な特定医行為とが関連付けられた第1関連情報を格納する第1関連情報格納部と、複数種類の前記特定医行為の中から、前記医療管理者が前記包括的指示を行う少なくとも1つの特定医行為の選択を受け付ける第1選択受付部と、前記第1関連情報に基づいて、選択された前記特定医行為について実施が可能な医療担当者を検索する担当者検索部と、前記担当者検索部で検索された担当者検索結果を、前記包括的指示を行う指示元の前記医療管理者に配信する検索結果配信部と、前記担当者検索結果の中から、前記指示元の前記医療管理者による前記医療担当者の選択を受け付ける第2選択受付部と、選択された前記医療担当者に、前記包括的指示を配信する包括的指示配信部と、を備えているチーム医療支援装置。

請求項2

前記医療担当者から、前記特定医行為の実施結果の入力を受け付ける実施結果受付部と、前記実施結果を、前記特定医行為について前記包括的指示を行った前記医療管理者に配信する実施結果配信部と、を備えている請求項1に記載のチーム医療支援装置。

請求項3

前記担当者検索結果には、前記医療担当者による前記特定医行為の実施回数が含まれている請求項1または2に記載のチーム医療支援装置。

請求項4

前記担当者検索結果には、前記医療担当者が実施中又は実施予定の作業の有無及び内容のうち少なくとも1つを表す医療担当者の作業状態が含まれている請求項1〜3のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。

請求項5

前記包括的指示が行われた前記特定医行為についての質問を前記医療担当者から受け付ける質問受付部と、前記医療管理者に、前記質問受付部で受け付けた質問を配信する質問配信部と、前記質問に対する、前記医療管理者の回答を受け付ける回答受付部と、前記回答を、前記質問を行った前記医療担当者に配信する回答配信部と、を備えている請求項1〜4のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。

請求項6

前記指示元の医療管理者と前記指示元以外の医療管理者とを含む複数の前記医療管理者と、複数の前記医療管理者毎に前記包括的指示が可能な前記特定医行為の種類とが関連付けられた第2関連情報を格納する第2関連情報格納部と、前記第2関連情報に基づいて、前記指示元以外の医療管理者の中から、前記質問に対する回答が可能な回答者を検索する回答者検索部であり、前記指示元の医療管理者による包括的指示が行われた前記特定医行為と同一の特定医行為について指示が可能な前記回答者を検索する回答者検索部と、を備えている請求項5に記載のチーム医療支援装置。

請求項7

前記回答者検索部において、複数人の前記回答者が抽出された場合に、予め設定されている選定条件に基づいて、複数人の前記回答者の中から、少なくとも1人を選定する回答者選定部を備えている請求項6に記載のチーム医療支援装置。

請求項8

前記回答者選定部は、前記医療管理者が実施中又は実施予定の作業の有無及び内容のうち少なくとも1つを表す前記医療管理者の作業状態に基づき、前記回答者を選定する請求項7に記載のチーム医療支援装置。

請求項9

前記回答者選定部は、予め設定された複数の前記医療管理者間の関連性に基づいて、前記指示元の医療管理者と関連性が高い前記指示元以外の医療管理者を前記回答者として選定する請求項7または8に記載のチーム医療支援装置。

請求項10

前記回答者選定部は、前記回答者を複数人選定し、前記質問配信部は、選定された複数人の回答者に対して前記質問を配信する請求項7〜9のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。

請求項11

前記質問配信部は、前記質問の配信方法を変更可能である請求項5〜10のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。

請求項12

前記質問受付部は、前記特定医行為毎に予め設定された質問の候補を前記医療担当者に配信し、配信した前記質問の候補の中から選択された質問を受け付ける請求項5〜11のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。

請求項13

前記回答受付部は、前記特定医行為毎に予め設定されている、前記質問に対する回答の候補を前記医療管理者に配信し、配信した前記回答の候補の中から選択された回答を受け付ける請求項5〜12のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。

請求項14

前記第1選択受付部は、複数種類の前記特定医行為が予め設定された複合行為の選択を受け付け可能である請求項1〜13のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。

請求項15

特定医行為について包括的指示が可能な少なくとも1人の医療管理者と、前記医療管理者の包括的指示に基づいて患者に前記特定医行為を行う少なくとも1人の医療担当者とを含むチームによるチーム医療を支援するチーム医療支援装置の制御方法であって、複数種類の前記特定医行為の中から前記医療管理者が前記包括的指示を行う少なくとも1つの特定医行為の選択を受け付ける第1選択受付ステップと、前記医療担当者と前記医療担当者が実施可能な特定医行為とが関連付けられた第1関連情報に基づいて、選択された前記特定医行為について実施が可能な医療担当者を検索する担当者検索ステップと、前記担当者検索ステップにおいて検索された担当者検索結果を、前記包括的指示を行う指示元の前記医療管理者に配信する検索結果配信ステップと、前記担当者検索結果の中から、前記指示元の前記医療管理者による前記医療担当者の選択を受け付ける第2選択受付ステップと、選択された前記医療担当者に、前記包括的指示を配信する包括的指示配信ステップと、を備えているチーム医療支援装置の制御方法。

請求項16

特定医行為について包括的指示が可能な少なくとも1人の医療管理者と、前記医療管理者の包括的指示に基づいて患者に前記特定医行為を行う少なくとも1人の医療担当者とを含むチームによるチーム医療を支援するチーム医療支援装置として、コンピュータを機能させるチーム医療支援プログラムであって、複数種類の前記特定医行為の中から、前記医療管理者が前記包括的指示を行う少なくとも1つの特定医行為の選択を受け付ける第1選択受付ステップと、前記医療担当者と前記医療担当者が実施可能な特定医行為とが関連付けられた第1関連情報に基づいて、選択された前記特定医行為について実施が可能な医療担当者を検索する担当者検索ステップと、前記担当者検索ステップにおいて検索された担当者検索結果を、前記包括的指示を行う指示元の前記医療管理者に配信する検索結果配信ステップと、前記担当者検索結果の中から、前記指示元の前記医療管理者による前記医療担当者の選択を受け付ける第2選択受付ステップと、選択された前記医療担当者に、前記包括的指示を配信する包括的指示配信ステップと、を備えているチーム医療支援プログラム。

請求項17

特定医行為について包括的指示が可能な少なくとも1人の医療管理者及び前記包括的指示に基づいて患者に前記特定医行為を行う少なくとも1人の医療担当者が使用する端末と、前記医療管理者及び前記医療担当者を含むチームによるチーム医療を支援するチーム医療支援装置と、を備えているチーム医療支援システムであって、前記チーム医療支援装置は、前記医療担当者と前記医療担当者が実施可能な特定医行為とが関連付けられた第1関連情報を格納する第1関連情報格納部と、複数種類の前記特定医行為の中から、前記医療管理者が前記包括的指示を行う少なくとも1つの特定医行為の選択を受け付ける第1選択受付部と、前記第1関連情報に基づいて、選択された前記特定医行為について実施が可能な医療担当者を検索する担当者検索部と、前記担当者検索部で検索された担当者検索結果を、前記包括的指示を行う指示元の前記医療管理者に配信する検索結果配信部と、前記担当者検索結果の中から、前記指示元の前記医療管理者による前記医療担当者の選択を受け付ける第2選択受付部と、選択された前記医療担当者に、前記包括的指示を配信する包括的指示配信部と、を備えているチーム医療支援システム。

技術分野

0001

本発明は、チーム医療支援装置、チーム医療支援装置の制御方法、チーム医療支援プログラム、及びチーム医療支援ステムに関するものである。

背景技術

0002

医療現場においては、医師看護師などの複数人医療スタッフメンバーとしてチーム編成して、患者診療を行うチーム医療が普及しており、こうしたチーム医療を支援するための医療管理システムも提案されている。例えば、特許文献1の医療管理システムでは、管理サーバによって看護師の予定情報が格納された予定情報データベースを管理し、管理サーバから看護師の携帯端末に予定情報を配信している。看護師は、携帯端末に配信された予定情報にしたがって補助業務を行うことにより、医師から指示された補助業務の実施忘れが生じないようにしている。

先行技術

0003

特開2010−015255号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、現在のところ、チーム医療を行う際においても、医師以外の医療スタッフによる医行為の実施は禁止されているが、将来的に、医療現場の慢性的人手不足を解消して医療の質向上を図るために、所定の研修を受けた看護師に「特定看護師」などの資格を付与し、この特定看護師による特定医行為についての実施を認める「特定看護師制度」の導入が検討されている。

0005

特定看護師制度の制度案において、医行為とは、一般的に、「医師の医学的判断および技術をもってするのでなければ人体危害を及ぼし、または危害を及ぼすおそれのある行為」をいい、特定医行為とは、医行為のうち、「医師又は歯科医師の指示の下、診療の補助のうち、実践的な理解力、思考力及び判断力を要し、かつ高度な専門知識及び技能をもって行う必要のある行為」をいう、と定義されている。なお、特定医行為は、医療分野においては、単に「特定行為」とも呼ばれる。また、医療スタッフは、チームを管理して医行為を行う医療管理者と、医療管理者の指示に基づいて医療管理者の医行為を補助する補助業務を行う医療担当者とに分類される。医療管理者は、主に医師が担当し、医療担当者には、看護師や救急救命士薬剤師など、医師以外の医療資格を有する者が含まれる。

0006

特定看護師制度の制度案では、医師による包括的な指示に基づいて、特定看護師が特定医行為を実施できるようにすることが検討されている。包括的指示とは、「実施する特定医行為の内容と、この特定医行為を実施するか否かを特定看護師が判断するための判断内容とを含む指示」である。ここで、判断内容とは、看護師による患者の病態確認の内容である。例えば、特定医行為が「一時的ペースメーカー抜去」である場合、この特定医行為の判断内容は、「血圧動悸不整脈の有無など」とされている。医師から包括的指示を受けた特定看護師は、判断内容に基づいて患者の病態確認を行い、特定医行為の実施が可能と判断した場合には、指示された特定医行為を実施する。

0007

特定看護師制度の制度案では、例えば、褥瘡壊死組織の除去や、中心静脈カテーテルの抜去、胃ろうチューブ交換など、数十種類の医行為が特定医行為の候補として挙げられており、数十種類の特定医行為を判断内容の類型毎に複数種類の行為群に分類し、行為群毎に研修を受けた場合に、その行為群に含まれる特定医行為を行えるようにすることが検討されている。そのため、チームに複数の特定看護師が所属している場合でも、特定看護師毎に実施可能な特定医行為が異なるという状況が生じ得る。

0008

特定看護師制度においてチーム医療を実施する場合には、医療管理者による医療担当者への指示伝達を明確にして、医療担当者による補助業務の実施忘れが生じないようにすることが望まれている。特に、特定看護師制度では、従来は医師のみが実施可能とされていた医行為を特定看護師が行うことになるため、医師から特定看護師に対する包括的指示を適切に行えるようにすることが必要となる。そこで、特定看護師制度における包括的指示の伝達に、特許文献1に記載の医療管理システムを利用することが考えられる。

0009

しかしながら、特許文献1に記載の医療管理システムを特定看護師制度に利用するには、機能的に不十分であり、改良の余地があった。というのも、特定看護師制度のチームでは、従来の補助業務のみが実施可能な看護師と、特定看護師とが混在することになる。また、特定看護師においても、実施可能な特定医行為が異なる特定看護師が混在することになる。特許文献1に記載の医療管理システムでは、実施可能な行為を看護師毎に区別して管理する機能を有していない。そのため、医師が特定医行為についての包括的指示を特定看護師に行う場合において、特許文献1に記載の医療管理システム上では、どの特定看護師がどのような特定医行為を実施可能か判断できないという問題がある。

0010

本発明は、医行為の包括的指示を行う際に、特定医行為の実施が可能な医療担当者を簡単に特定することができるチーム医療支援装置、その制御方法、チーム医療支援プログラム、及びチーム医療支援システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

本発明のチーム医療支援装置は、特定医行為について包括的指示が可能な少なくとも1人の医療管理者と、医療管理者の包括的指示に基づいて患者に特定医行為を行う少なくとも1人の医療担当者とを含むチームによるチーム医療を支援するチーム医療支援装置であって、第1関連情報格納部、第1選択受付部、担当者検索部、第2選択受付部、及び包括的指示配信部とを備えている。第1関連情報格納部は、医療担当者と医療担当者が実施可能な特定医行為とが関連付けられた第1関連情報を格納する。第1選択受付部は、複数種類の特定医行為の中から、医療管理者が包括的指示を行う少なくとも1つの特定医行為の選択を受け付ける。担当者検索部は、第1関連情報に基づいて、選択された特定医行為について実施が可能な医療担当者を検索する。検索結果配信部は、担当者検索部で検索された担当者検索結果を、包括的指示を行う指示元の医療管理者に配信する。第2選択受付部は、担当者検索結果の中から、指示元の医療管理者による医療担当者の選択を受け付ける。包括的指示配信部は、選択された医療担当者に、包括的指示を配信する。

0012

医療担当者から、特定医行為の実施結果の入力を受け付ける実施結果受付部と、
実施結果を、特定医行為について包括的指示を行った医療管理者に配信する実施結果配信部とを備えていることが好ましい。

0013

担当者検索結果には、医療担当者による特定医行為の実施回数が含まれていることが好ましい。

0014

担当者検索結果には、医療担当者が実施中又は実施予定の作業の有無及び内容のうち少なくとも1つを表す医療担当者の作業状態が含まれていることが好ましい。

0015

包括的指示が行われた特定医行為についての質問を医療担当者から受け付ける質問受付部と、医療管理者に、質問受付部で受け付けた質問を配信する質問配信部と、質問に対する、医療管理者の回答を受け付ける回答受付部と、回答を、質問を行った医療担当者に配信する回答配信部とが好ましい。

0016

指示元の医療管理者と指示元以外の医療管理者とを含む複数の医療管理者と、複数の医療管理者毎に包括的指示が可能な特定医行為の種類とが関連付けられた第2関連情報を格納する第2関連情報格納部と、第2関連情報に基づいて、指示元以外の医療管理者の中から、質問に対する回答が可能な回答者を検索する回答者検索部であり、指示元の医療管理者による包括的指示が行われた特定医行為と同一の特定医行為について指示が可能な回答者を検索する回答者検索部とを備えていることが好ましい。

0017

回答者検索部において、複数人の回答者が抽出された場合に、予め設定されている選定条件に基づいて、複数人の回答者の中から、少なくとも1人を選定する回答者選定部を備えていることが好ましい。

0018

回答者選定部は、医療管理者が実施中又は実施予定の作業の有無及び内容のうち少なくとも1つを表す医療管理者の作業状態に基づき、回答者を選定することが好ましい。

0019

回答者選定部は、予め設定された複数の医療管理者間の関連性に基づいて、指示元の医療管理者と関連性が高い指示元以外の医療管理者を回答者として選定することが好ましい。

0020

回答者選定部は、回答者を複数人選定し、質問配信部は、選定された複数人の回答者に対して質問を配信することが好ましい。

0021

質問配信部は、質問の配信方法を変更可能であることが好ましい。

0022

質問受付部は、特定医行為毎に予め設定された質問の候補を医療担当者に配信し、配信した質問の候補の中から選択された質問を受け付けることが好ましい。

0023

回答受付部は、特定医行為毎に予め設定されている、質問に対する回答の候補を医療管理者に配信し、配信した回答の候補の中から選択された回答を受け付けることが好ましい。

0024

第1選択受付部は、複数種類の特定医行為が予め設定された複合行為の選択を受け付け可能であることが好ましい。

0025

本発明のチーム医療支援装置の制御方法は、特定医行為について包括的指示が可能な少なくとも1人の医療管理者と、医療管理者の包括的指示に基づいて患者に特定医行為を行う少なくとも1人の医療担当者とを含むチームによるチーム医療を支援するチーム医療支援装置の制御方法であって、第1選択受付ステップ、担当者検索ステップ、検索結果配信ステップ、第2選択受付ステップ、及び包括的指示配信ステップを備えている。第1選択受付ステップは、複数種類の特定医行為の中から医療管理者が包括的指示を行う少なくとも1つの特定医行為の選択を受け付ける。担当者検索ステップは、医療担当者と医療担当者が実施可能な特定医行為とが関連付けられた第1関連情報に基づいて、選択された特定医行為について実施が可能な医療担当者を検索する。検索結果配信ステップは、担当者検索部で検索された担当者検索結果を、包括的指示を行う指示元の医療管理者に配信する。第2選択受付ステップは、担当者検索結果の中から、指示元の医療管理者による医療担当者の選択を受け付ける。包括的指示配信ステップは、選択された医療担当者に、包括的指示を配信する。

0026

本発明のチーム医療支援プログラムは、特定医行為について包括的指示が可能な少なくとも1人の医療管理者と、医療管理者の包括的指示に基づいて患者に特定医行為を行う少なくとも1人の医療担当者とを含むチームによるチーム医療を支援するチーム医療支援装置として、コンピュータを機能させるチーム医療支援プログラムであって、第1選択受付ステップ、担当者検索ステップ、検索結果配信ステップ、第2選択受付ステップ、及び包括的指示配信ステップを備えている。

0027

本発明のチーム医療支援システムは、特定医行為について包括的指示が可能な少なくとも1人の医療管理者及び包括的指示に基づいて患者に特定医行為を行う少なくとも1人の医療担当者が使用する端末と、医療管理者及び医療担当者を含むチームによるチーム医療を支援するチーム医療支援装置と、を備えているチーム医療支援システムであって、チーム医療支援装置は、第1関連情報格納部、第1選択受付部、担当者検索部、第2選択受付部、及び包括的指示配信部とを備えている。

発明の効果

0028

本発明によれば、医行為の包括的指示を行う際に、特定医行為の実施が可能な医療担当者を簡単に特定することができる。

図面の簡単な説明

0029

チーム医療支援システムの構成図である。
コンピュータの概略構成図である。
チーム医療支援装置の機能ブロック図である。
特定医行為選択画面の説明図である。
第1関連情報の説明図である。
スケジュール情報の説明図である。
担当者選択画面の説明図である。
判断内容入力画面の説明図である。
包括的指示表示画面の説明図である。
実施結果入力画面の説明図である。
質問入力画面の説明図である。
回答入力画面の説明図である。
チーム医療支援システムを用いた処理手順を示すフローチャートである。
第2実施形態の質問入力画面の説明図である。
第2実施形態の回答入力画面の説明図である。
第3実施形態のチーム医療支援装置の機能ブロック図である。
第2関連情報の説明図である。
第3実施形態のフローチャートである。
複数の回答があった場合のフローチャートである。

実施例

0030

「第1実施形態」
図1において、本発明のチーム医療支援システム10は、病院医療施設)11に構築され、チーム医療支援サーバ(チーム医療支援装置に相当)12と、チーム医療支援サーバ12と通信可能に接続される管理者端末13、担当者端末14とを備えている。チーム医療支援システム10は、将来的な導入が検討されている特定看護師制度を前提としたチーム医療を支援するシステムである。

0031

特定看護師制度を前提とするチーム医療では、医療管理者(以下、単に管理者という)と、医療担当者(以下、単に担当者という)との複数人の医療スタッフをメンバーとしてチームを編成して、患者の診療に当たる。管理者になる資格は医師のみが持ち、担当者は、管理者からの包括的指示に基づいて特定医行為を実施する。担当者は、看護師の他、救急救命士、薬剤師など、医師以外の医療資格を有する者であってもよい。本例においては、医師である管理者D1と、看護師である担当者N1、N2がチームTを編成して特定医行為を実施する例で説明を行う。管理者D1以外の管理者D2、D3は、チームTの正式なメンバーではないが、チームTのメンバーと同じ病院11の医師であり、必要に応じてチームTへの協力が可能な立場にあるものとする。

0032

管理者は、特定医行為の包括的指示を与える場合には、まず、包括的指示の対象となる特定医行為を実施可能な担当者を調べる必要がある。そして、実施可能な担当者を調べた後、実施可能な担当者に対して判断内容を提示して包括的指示を与える。また、包括的指示を受ける担当者は、包括的指示を受けた後、特定医行為の実施に際して、管理者に対して、具体的な指示に関する質問をしなければならない場合がある。この場合には、指示元の管理者に対して質問をして回答を得ることになる。チーム医療支援システム10は、こうした包括的指示に基づく特定医行為を行うチーム医療に適した支援機能を備えている。

0033

管理者端末13及び担当者端末14は、例えば、スマートフォンタブレット型端末ノート型端末などの無線通信機能を備えた携帯端末である。なお、本例では、携帯端末を例に説明しているが、据え置き型の端末を使用してもよい。

0034

チーム医療支援サーバ12と、管理者端末13及び担当者端末14とは、病院11内に敷設された通信ネットワークであるLAN(Local Area Network)17によって相互に通信可能に接続される。LAN17は、ケーブルによる有線接続及び無線アクセスポイントによる無線接続が可能である。LAN17には、カルテサーバ18、画像サーバ19、VPN(Virtual Private Network)ルータ21も接続されており、チーム医療支援システム10は、LAN17を介して、カルテサーバ18、画像サーバ19にアクセスすることが可能である。カルテサーバ18、画像サーバ19、VPNルータ21は、チーム医療支援システム10とともに、病院11の院内システムを構成する。

0035

カルテサーバ18は、患者の電子カルテを配信するサーバであり、電子カルテを検索可能に格納するカルテDB(Data Base)18Aを備えている。画像サーバ19は、患者の検査画像を配信するサーバであり、検査画像を検索可能に格納する画像DB19Aを備えている。

0036

院内システムにおいては、病院11内から病院11外のインターネット22などの外部の通信ネットワークへの情報漏洩や、外部の通信ネットワークから内部の通信ネットワークであるLAN17及び院内システムへの不法侵入に対する対策として、VPNルータ21を用いることによりVPNが構築されている。LAN17やインターネット22では、TCP/IPで規定されたIPパケットの形態でデータが転送される。VPNルータ21は、ネットワーク上で転送されるIPパケットについて、IPパケットに含まれるIPアドレスに基づいて通信経路の選択(ルーティング)を行う通常のルータ機能に加えて、暗号化機能を備えたものである。

0037

管理者D3の管理者端末13は、VPNルータ21に対応したアクセス権限が付与されており、管理者D3は、院外にいる場合でも、VPNルータ21を経由して院内システムにアクセスすることができる。

0038

図2に示すように、チーム医療支援サーバ12は、パーソナルコンピュータワークステーションなどのコンピュータをベースに、オペレーティングシステムなどの制御プログラムや、コンピュータをチーム医療支援サーバ12として機能させるためのアプリケーションプログラムAP:Application Program)40をインストールして構成される。AP40は、チーム医療支援プログラムに相当する。

0039

チーム医療支援サーバ12は、CPU(Central Processing Unit)31、メモリ32、ストレージデバイス33、通信I/F(Inter/face)34、入出力部36が設けられており、これらはデータバス37を介して接続されている。入出力部36は、ディスプレイなどの表示部38と、マウスキーボードなどの入力デバイス39で構成される。

0040

ストレージデバイス33は、各種データを格納するデバイスであり、例えば、ハードディスクドライブで構成される。ストレージデバイス33は、制御プログラムや、AP40が格納される。

0041

メモリ32は、CPU31が処理を実行するためのワークメモリであり、例えば、RAM(Random Access Memory)で構成される。CPU31は、ストレージデバイス33に格納された制御プログラムを、メモリ32へロードして、プログラムに従った処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。通信I/F34は、LAN17に接続するための伝送制御を行う。チーム医療支援サーバ12は、通信I/F34を介してLAN17に接続して、管理者端末13、担当者端末14等と通信を行う。

0042

管理者端末13及び担当者端末14も、コンピュータであるため、CPU、メモリ、ストレージデバイス、入出力部などの基本的な構成はチーム医療支援サーバ12と同様である。ただし、管理者端末13及び担当者端末14は、携帯端末であるため、入出力部としては、例えば、タッチパネル式のディスプレイなどが使用される。管理者端末13及び担当者端末14には、GUI(Graphical User Interface)による操作画面が表示され、ディスプレイを通じて操作入力が行われる。

0043

チーム医療支援サーバ12において、AP40が起動すると、CPU31は、メモリ32と協働して、要求振り分け部31A、担当者検索部31B、配信部31C、通知作成部31D、質問/回答受付部31E、実施結果受付部31Fとして機能する。

0044

要求振り分け部31Aは、管理者端末13及び担当者端末14から、各種の要求を受信して、受信した要求を各部に振り分ける処理を行う。各種の要求としては、例えば、管理者端末13から担当者宛に特定医行為の包括的指示を作成して送信するための送信要求や、担当者端末14から、管理者宛の質問の送信要求などがある。

0045

また、特定医行為の包括的指示の作成においては、管理者端末13から、包括的指示を行う特定医行為の選択情報、包括的指示を与える担当者の選択情報、及び包括的指示に必要な判断内容などが送信される。要求振り分け部31Aは、特定医行為の選択情報を担当者検索部31Bに入力し、担当者の選択情報及び判断内容を通知作成部31Dに入力する。

0046

図4に示すように、特定医行為の選択は、例えば、特定医行為選択画面41において行われる。特定医行為選択画面41では、包括的指示を行うことが可能な特定医行為の種類がリスト表示される。図4においては、特定医行為A(直接動脈穿刺による採血)、特定医行為B(気管挿管チューブ位置調節)、特定医行為C(気管カニューレの交換)、特定医行為D(一時的ペースメーカーの抜去)などが表示されている。

0047

また、特定医行為選択画面41には、特定医行為F、G、Hといった複数種類の特定医行為が予め設定された複合行為が表示されており、このような複合行為を選択することも可能である。複合行為は、作業順序などが決められている複数種類の特定医行為の組み合わせである。複合行為を選択することにより、こうした一連の行為を一括して指示することができる。なお、複合行為を指示する場合において、複合行為に含まれる複数の特定医行為について、1人の担当者にすべて担当させる他に、異なる担当者に分担させる形態で指示できるようにしてもよい。

0048

また、特定医行為選択画面41において、表示される特定医行為の種類については、患者あるいは傷病に応じて、種類が絞り込まれるようにしてもよい。こうすれば、患者や傷病との関係で必要な特定医行為が表示されるので、使いやすい。

0049

特定医行為選択画面41は、例えば、管理者端末13にインストールされたアプリケーションプログラムによって生成される。もちろん、管理者端末13がチーム医療支援サーバ12にアクセスして、チーム医療支援サーバ12から配信されるようにしてもよい。特定医行為選択画面41において、各特定医行為の表示部分は、選択操作部となっている。例えば、特定医行為Aを指などでタッチ操作すると、選択された特定医行為Aの表示部分が他の表示部分と識別可能に表示される。そして、特定医行為Aの選択情報が管理者端末13からチーム医療支援サーバ12に送信される。

0050

担当者検索部31Bは、複合行為を含む特定医行為の選択情報を受け付けて、選択された特定医行為を実施することが可能な担当者を検索する。ここで、担当者検索部31Bは、管理者からの特定医行為の選択情報を受け付けているので、複数種類の特定医行為の中から、管理者が包括的指示を行う少なくとも1つの特定医行為の選択を受け付ける第1選択受付部としても機能する。

0051

チーム医療支援サーバ12には、支援DB12Aが設けられている。支援DB12Aには、担当者と担当者が実施可能な特定医行為とが関連付けられた第1関連情報46と、担当者及び管理者を含む病院11内の医療スタッフのスケジュール情報47と、チーム医療支援サーバ12と、管理者端末13や担当者端末14との間の通信の履歴情報を記録する通信履歴50とが格納されている。支援DB12Aは、ハードディスクなどのデータストレージデバイスで構成され、第1関連情報46を格納する第1関連情報格納部として機能する。

0052

図5に示すように、第1関連情報46には、例えば、各看護師N1〜N3の実施可能な特定医行為の種類に加えて、各特定医行為の実施回数が記録されている。担当者N1は、特定医行為A(直接動脈穿刺による採血)と特定医行為B(気管挿管チューブの位置調節)の2種類の特定医行為が可能で、それぞれの実施回数は、10回と5回である。担当者N2は、担当者N1と同様に特定医行為Aが可能であるが、実施回数は7回であり、担当者N1と比較して実施回数が少ない。また、担当者N2は、担当者N1が実施できない特定医行為Cが可能である。このように、担当者毎に実施可能な特定医行為が異なる。

0053

図6に示すように、スケジュール情報47は、管理者及び担当者を含む医療スタッフ毎の複数の作業スケジュールで構成されている。例えば、作業スケジュールには、担当者N1の作業スケジュールN1に示されているように、作業日時と作業内容が記録されている。作業内容は、回診手術などの作業項目と、病棟手術室などの作業場所とを含んでいる。

0054

担当者検索部31Bは、第1関連情報46を参照して、選択された特定医行為の実施が可能な看護師を検索して担当者検索結果を出力する。また、担当者検索部31Bは、スケジュール情報47を参照して、担当者検索結果に、担当者の作業状態に関する情報を挿入する。作業状態とは、担当者が現在実施中又は実施予定の作業の有無と、その作業内容のうち少なくとも1つを表す情報である。担当者検索結果は、配信部31Cによって、特定医行為を選択した指示元の管理者端末13に対して配信される。配信部31Cは、検索結果配信部として機能する。なお、支援DB12Aには、病院11内の医療スタッフの宛先のアドレスを記録したアドレス情報(図示せず)が格納されており、配信部31Cは、アドレス情報を参照して、配信先のアドレスを取得する。

0055

図7に示すように、担当者検索結果は、具体的には、担当者選択画面48の形態で管理者端末13に配信される。担当者選択画面48は、選択された特定医行為が実施可能な担当者をリスト表示する。本例では、特定医行為Aが選択された場合の担当者のリストを示している。リストにおいて、担当者毎に、第1関連情報46から読み出された実施回数と、作業状態が表示される。例えば、現在実施中の作業が有る場合には、「作業中」と表示され、現在実施中の作業が無い場合には、「作業無し」、あるいは、作業予定が有る場合には、「作業予定」と表示される。作業状態をタッチ操作すると、詳細な作業スケジュールを表示することが可能である。

0056

このように、担当者選択画面48には、選択した特定医行為の実施が可能な担当者と、各担当者の当該特定医行為の実施回数と、作業状態とが表示される。実施回数や作業状態は、管理者が、選択可能な担当者が複数人いる場合において、複数の担当者の中から1人の担当者を選定するための参考情報として利用することができる。

0057

担当者選択画面48において、例えば、担当者N1の表示部分をタッチする操作により、1人の担当者が選択されると、図8に示す判断内容入力画面49に遷移する。包括的指示を行うためには、特定医行為の種類の選択に加えて、選択された特定医行為を実施する際に担当者が判断しなければならない判断内容を提示する必要がある。判断内容入力画面49は、選択された特定医行為の判断内容を、管理者D1が入力するための画面である。

0058

本例では、特定医行為A(直接動脈穿刺による採血)が選択されているので、判断内容入力画面49には、特定医行為Aを実施する際の判断内容が入力される。特定医行為Aの判断内容は、呼吸回数とSPO2(血液中酸素飽和度)の2つの項目に関して、患者の測定値が適正範囲に入っているかを判断するというものである。担当者N1は、特定医行為Aを実施する前に、患者の呼吸回数とSPO2を測定し、測定値が適正範囲に入っている場合には、患者に対して特定医行為Aを実施可能と判断して、特定医行為Aを実施する。

0059

判断内容入力欄49Aには、呼吸回数とSPO2の2つの項目と、各項目の上限値及び下限値が適正範囲として入力されている。チーム医療支援サーバ12や管理者端末13のアプリケーションプログラムには、特定医行為毎の判断内容と適正範囲の標準値プリセットされており、判断内容入力画面49の初期状態においては、プリセットされた内容が入力されて表示される。

0060

判断内容入力欄49Aの適正範囲は、例えば、成人の標準値が表示される。もちろん、判断内容入力欄49Aにおいて、各項目の適正範囲の標準値を管理者が適宜変更できるようにしてもよい。また、管理者の入力値について、管理者端末13が自動的にチェックを行い、入力値が適正範囲から大きく外れているような場合には、その旨の警告を行ってもよい。この場合には、管理者端末13が、入力値が許容範囲に入っているか否かをチーム医療支援サーバ12に問い合わせるようにしてもよい。このように入力値をチェックすることで、管理者の入力ミスを減らすことができる。

0061

判断内容入力欄49Aの下方には、その他の指示事項実施希望日時を入力する入力欄49B、49Cが設けられている。判断内容に追加する指示や項目が有る場合には、入力欄49Aに入力する。入力欄49Aは、特定医行為を実施する実施日時が入力される。例えば、入力欄49A、49Bをタッチ操作すると、タッチ操作可能なキーボードが表示され、表示されたキーボードを利用して文字入力が可能になる。

0062

入力欄49Bの下方には、OKボタン49Dとキャンセルタン49Eが設けられている。OKボタン49Dは、入力した内容で包括的指示を送信する指示をする操作部であり、キャンセルボタン49Eは、入力内容をキャンセルして担当者選択画面48に復帰するためのボタンである。OKボタン49Dが操作されると、管理者端末13から、包括的指示を送信する送信要求がチーム医療支援サーバ12に送信される。送信要求には、担当者の選択情報と入力した判断内容が含まれる。

0063

図3において、要求振り分け部31Aは、包括的指示の送信要求を受信した場合には、担当者の選択情報と判断内容を通知作成部31Dに入力する。通知作成部31Dは、担当者の選択を受け付けて、選択された担当者宛の包括的指示通知を作成する。ここで、通知作成部31Dは、担当者検索結果の中から管理者による担当者の選択を受け付ける第2選択受付部として機能する。作成した包括的指示通知は、配信部31Cによって担当者宛のアドレスに送信されて、担当者端末に配信される。例えば、担当者選択画面48において、担当者N1が選択されている場合には、担当者N1のアドレスに送信されて、担当者端末14に配信される。このように、配信部31Cは、包括的指示配信部として機能する。

0064

図9に示すように、包括的指示通知は、担当者端末14において、包括的指示表示画面51に表示される。包括的指示表示画面51には、指示元の管理者の表示、特定医行為の種類の表示欄51A、判断内容を表示する表示欄51B、その他指示事項及び実施希望日時を表示する表示欄51C、51Dが設けられている。表示欄51B、51C、51Dは、図8に示した判断内容入力画面49の入力欄49A、入力欄49B、49Cの内容に対応している。担当者は、これらの表示により、特定医行為の種類と判断内容を含む包括的指示の内容を把握することができる。

0065

表示欄51Dの下方には、実施開始ボタン51E、実施完了ボタン51F、質問ボタン51Gが設けられている。実施開始ボタン51Eは、担当者N1が特定医行為の実施を開始する場合に操作するボタンであり、実施開始ボタン51Eが操作されると、開始通知が指示元の管理者D1に配信される。これにより、管理者D1は、担当者N1が特定医行為の実施を開始したことを知ることができる。実施完了ボタン51Fは、特定医行為の実施が完了した場合に操作されるボタンである。実施完了ボタン51Fが操作されると、実施結果報告を作成するための実施結果入力画面52に遷移する。

0066

図10に示すように、実施結果入力画面52は、選択された特定医行為の種類を表示する表示欄52A、報告内容を入力する入力欄52B、その他報告事項を入力する入力欄52C、及び実際の実施日時を入力する入力欄52Dが設けられている。入力欄52Bは、判断内容の項目(本例では呼吸回数とSPO2)に関して、患者の測定値が報告値として入力される。その他報告事項があれば、入力欄52Cに入力される。

0067

入力欄52Dの下方には、添付ボタン52E、報告ボタン52F、キャンセルボタン52Gが設けられている。添付ボタン52Eは、動画写真音声などのデータを添付するためのボタンである。添付ボタン52Eを使用することにより、特定医行為を実施する際の患者の実際の状況などを撮影した動画や写真を添付することができる。

0068

報告ボタン52Fは、実施結果入力画面52で入力した報告内容を含む実施結果を送信する指示をする操作部であり、キャンセルボタン52Gは、入力内容をキャンセルするボタンである。報告ボタン52Fが操作されると、担当者端末14から、実施結果を送信する送信要求がチーム医療支援サーバ12に送信される。

0069

図3において、要求振り分け部31Aは、実施結果の送信要求を受信した場合には、実施結果を実施結果受付部31Fに入力する。実施結果受付部31Fは、入力された実施結果を受け付けて、受け付けた実施結果を所定のフォーマットに変換して送信用のデータを作成する。作成した実施結果は、配信部31Cによって指示元の管理者宛のアドレスに送信されて、管理者端末13に配信される。本例では、指示元の管理者D1のアドレスに送信されて、管理者D1の管理者端末13に配信される。このように、配信部31Cは、実施結果配信部としても機能する。

0070

図9に示す包括的指示表示画面51において、質問ボタン51Gが操作されると、図11に示す質問入力画面53に遷移する。特定医行為を実施する際に、例えば、予め提示された判断内容に関して、患者の測定値が適正範囲外である場合には、担当者N1は、特定医行為を実施すべきか中止すべきかの判断ができない。このような具体的指示などの質問が必要になった場合には、担当者N1から管理者D1に対して質問が行われる。

0071

図11に示すように、質問入力画面53には、特定医行為の種類を示す表示欄53A、報告内容を入力する入力欄53B、質問事項を入力する入力欄53Cが設けられている。入力欄53Bには、判断内容として提示された項目に関する患者の測定値が入力される。本例では、呼吸回数の最大値が適正範囲を上回っており、SPO2の最小値が適正範囲を下回っている例を示している。入力欄53Cには、例えば、呼吸回数とSPO2が適正範囲から外れていること、今後の対応について具体的指示を希望することなどが、質問事項として入力される。なお、入力欄53Bにおいて、適正範囲から外れている報告値(ハッチングで示す)については、適正範囲内の報告値と識別可能に表示することが好ましい。

0072

また、担当者端末14において、入力された測定値(報告値)が適正範囲内にあるか否かを自動的に判定して、質問を作成してもよい。特定医行為の指示には適正範囲も含まれているので、担当者端末14は、報告値が適正範囲内か否かを判定して、報告値が適正範囲から外れている場合には、予め設定された定型文のメッセージを利用して質問を自動的に作成する。このような自動化により、担当者の入力ミスを減らすことができる。

0073

入力欄53Cの下方には、送信ボタン53Dとキャンセルボタン53Eが設けられている。送信ボタン53Dが操作されると、担当者端末14から、入力した内容の質問を送信する送信要求がチーム医療支援サーバ12に送信される。キャンセルボタン53Eは、入力内容をキャンセルするボタンである。

0074

図3において、要求振り分け部31Aは、質問の送信要求を受信した場合には、質問/回答受付部31Eに入力する。質問/回答受付部31Eは、受け付けた質問を所定のフォーマットに変換して送信用のデータを作成する。作成した質問は、配信部31Cによって指示元の管理者宛のアドレスに送信されて、管理者端末13に配信される。本例では、指示元の管理者D1のアドレスに送信されて、管理者D1の管理者端末13に配信される。このように、質問/回答受付部31Eは、質問受付部としても機能し、配信部31Cは、質問配信部としても機能する。

0075

図12に示すように、管理者端末13では、回答入力画面54によって、配信された質問に対する回答を入力することができる。回答入力画面54には、質問入力画面53で入力された、特定医行為の種類、報告内容、質問事項をそれぞれ表示する表示欄54A、54B、54Cが設けられている。これにより、管理者D1は、質問内容を確認することができる。表示欄54Cの下方には、質問に対する回答(具体的指示を含む)を入力する入力欄54Dが設けられている。入力欄54Dには、例えば、報告値の範囲を確認したこと(「範囲確認」)、その範囲であれば特定医行為Aを実施して構わないこと(「実施OK」)などが入力される。

0076

入力欄54Dの下方には、送信ボタン54Eとキャンセルボタン54Fが設けられている。送信ボタン54Eが操作されると、管理者端末13から、入力した内容の回答を送信する送信要求がチーム医療支援サーバ12に送信される。キャンセルボタン54Fは、入力内容をキャンセルするボタンである。

0077

また、管理者端末13において、報告値について、予め設定された許容範囲内にあるか否かを自動的に判定して、判定結果及びその後の指示を自動で回答するようにしてもよい。この場合には、例えば、管理者端末13内に、管理者D1によって許容範囲が記録された許容範囲テーブルを格納しておく。管理者端末13は、質問を受信した場合に、許容範囲テーブルを参照して、報告値が許容範囲内にあるか否かを判定する。報告値が許容範囲内にある場合には、上述の入力欄54Dに入力された「範囲確認」、「実施OK」などの定型文のメッセージを利用して回答が自動的に作成される。

0078

一方、報告値が許容範囲内に無い場合には、その旨の警告を画面に表示して、管理者D1に報せて、回答の入力を促す。また、報告値が許容範囲内に無い場合には、作業を中止すべきメッセージを含む回答を自動的に作成してもよい。なお、許容範囲テーブルについては、管理者端末13内に格納する代わりに、例えばチーム医療支援サーバ12などに格納して、ネットワークを介して参照するようにしてもよい。

0079

図3において、要求振り分け部31Aは、回答の送信要求を受信した場合には、質問/回答受付部31Eに入力する。質問/回答受付部31Eは、受け付けた回答を所定のフォーマットに変換して送信用のデータを作成する。作成した回答は、配信部31Cによって管理者によって選択された担当者宛のアドレスに送信されて、担当者端末14に配信される。本例では、担当者N1のアドレスに送信されて、担当者N1の担当者端末14に配信される。このように、質問/回答受付部31Eは、回答受付部としても機能し、配信部31Cは、回答配信部としても機能する。

0080

以下、上記構成による作用について、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。管理者D1は、特定医行為の包括的指示を行う場合には、まず、管理者端末13において、特定医行為選択画面41を通じて所望の特定医行為を1つ選択する。特定医行為選択画面41で特定医行為、例えば、特定医行為Aが選択されると、管理者端末13から特定医行為Aの選択情報がチーム医療支援装置12に送信される。

0081

チーム医療支援装置12において、担当者検索部31Bは、要求振り分け部31Aから入力される、特定医行為Aの選択情報を受け付ける。担当者検索部31Bは、支援DB12Aの第1関連情報46を参照して、特定医行為Aを実施可能な担当者を検索して、担当者検索結果を出力する。また、担当者検索部31Bは、支援DB12Aのスケジュール情報47を参照して、担当者検索結果に対して担当者毎の作業スケジュールを挿入する。配信部31Cは、担当者検索結果を管理者D1のアドレスに送信する。これにより、管理者端末13に担当者検索結果が配信される。

0082

管理者端末13は、担当者検索結果を受信すると、図7に示す担当者選択画面48を表示する。担当者選択画面48には、選択した特定医行為Aを実施可能な担当者のリストが表示されるので、管理者D1は、特定医行為Aの実施が可能な担当者を簡単に特定することができる。このため、迅速な診療が可能となる。

0083

また、担当者選択画面48には、担当者毎に、特定医行為の実施回数が表示される。同じ特定医行為であっても、患者の属性年齢性別)、患者の状態によって難易度が変わる場合もある。実施回数は、担当者の経験値を表す指標となる。管理者は、担当者の候補が複数人いる場合には、相対的に難易度が高い患者の場合には実施回数が多い担当者を選定するというように、実施回数を担当者の選定の参考にすることができる。また、担当者選択画面48には、担当者毎の作業状態も表示される。作業状態が表示されることにより、例えば、管理者D1が希望する実施日時に作業が可能な担当者を選択することができる。

0084

管理者D1は、担当者選択画面48において担当者を選択後、図8に示す判断内容入力画面49で判断内容を入力して、包括的指示を送信する。チーム医療支援装置12は、管理者端末13から包括的指示の送信要求に基づいて、包括的指示通知を作成し、担当者端末14に配信する。担当者N1は、図9に示す包括的指示表示画面51で包括的指示の内容を確認する。

0085

担当者N1は、特定医行為の実施を開始する際には、包括的指示表示画面51の実施開始ボタン51Eを操作して実施開始通知を送信する。これにより、管理者D1は、担当者N1による特定医行為の実施を確認することができる。担当者N1は、包括的指示表示画面51に表示される判断内容と、患者の測定値とを照合して、特定医行為を実施可能か判断する。測定値が適正範囲に入っている場合には、実施可と判断して特定医行為を実施する。

0086

定位置が適正範囲外の場合のように、具体的指示や質問が必要となる場合には、図11に示す質問入力画面53で質問を入力することができる。チーム医療支援装置12は、受け付けた質問を指示元の管理者D1の管理者端末13に配信する。管理者D1は、図12に示す回答入力画面54で質問を確認して回答を入力することができる。チーム医療支援装置12は、選択された担当者N1の担当者端末14に回答を配信する。

0087

担当者N1は、特定医行為の実施が完了した場合には、図10に示す実施結果入力画面52で報告内容を入力する。必要に応じて写真や動画を添付して、実施結果を報告する。チーム医療支援装置12は、担当者端末14から受け付けた実施結果を管理者端末13に配信する。これにより、管理者D1は、実施結果を確認することができる。

0088

以上のとおり、本実施形態のチーム医療支援サーバ12によれば、特定医行為を実施可能な担当者の特定を簡単に行うことができる。加えて、特定医行為の実施に際して必要となる、管理者から担当者への包括的指示の伝達と、実施結果の伝達と、担当者からの質問や質問に対する管理者からの回答の伝達とをスムーズに行うことができる。これにより、チームで行うことになる特定医行為に対して充実した支援が可能となる。

0089

上記実施形態では、担当者として医師以外の医療スタッフを例に説明したが、担当者は医師であってもよい。例えば、新人の医師や研修医など熟練度が低い医師の場合には、熟練度の高い医師の包括的指示に基づいて、特定医行為を実施する場合もありうる。チーム医療支援装置12は、このような場合にも利用することができる。

0090

「第2実施形態」
図14に示すように、質問入力画面53において、質問事項を入力する入力欄53Cの入力の際に、予め設定された質問の候補を表示する質問候補表示画面61を表示してもよい。質問の候補は、例えば、支援DB12Aに格納される。質問/回答受付部31Eは、特定医行為の選択情報に基づいて、質問の候補の中から、選択された特定医行為に関する質問の候補を抽出する。抽出した質問の候補を、配信部31Cを通じて担当者端末14に配信する。そして、質問候補表示画面61において選択された質問の候補が入力欄53Cに入力される。質問/回答受付部31Eは、入力された質問を受け付ける。

0091

図15に示すように、回答入力画面54においても、同様の回答候補表示画面62を表示してもよい。回答の候補は予め設定されており、支援DB12Aに格納される。質問/回答受付部31Eは、特定医行為の選択情報に基づいて、回答の候補の中から、選択された特定医行為に関する回答の候補を抽出する。抽出した質問の候補を、配信部31Cを通じて管理者端末13に配信する。そして、回答候補表示画面62において選択された回答の候補が入力欄54Dに入力される。質問/回答受付部31Eは、入力された回答を受け付ける。

0092

もちろん、質問や回答の候補を選択して入力した後、候補の文章文言に関して、追加、変更、削除などの編集が行えるようにしてもよい。

0093

「第3実施形態」
図16図18に示す第3実施形態は、指示元の管理者が質問に回答できない場合に、指示元の管理者に代わって回答をしてもらう回答者検索機能と、検索された回答者が複数人いる場合にその中から少なくとも1人を自動的に選定する回答者選定機能とを有する形態である。図16に示すように、第3実施形態のチーム医療支援装置12は、CPU31が、回答者検索部31G、回答者選定部31Hとして機能すること、さらに、支援DB12Aに第2関連情報64が格納されることを除いて、第1実施形態のチーム医療支援装置12(図3参照)と同様である。以下、相違点を説明して、同一部分については説明を省略する。支援DB12Aは、第2関連情報格納部に相当する。

0094

図18に示すフローチャートで示すように、S(ステップ)100において、質問/回答受付部31Eは、指示元の管理者が回答不能か否かを判定する。例えば、質問/回答受付部31Eは、質問を受け付けた質問をログに記録しておき、一定時間経過しても回答が無い場合に指示元の管理者が回答不能と判定する(S100でY)。あるいは、質問をする担当者から同じ質問の再送があったり、管理者からの回答が無い旨の通知を受けた場合に、指示元の回答者が回答不能と判定してもよい。

0095

質問/回答受付部31Eは、指示元の管理者が回答不能と判定した場合、回答者検索部31Gに対して回答者の検索指示を入力する。回答者検索部31Gは、指示元以外の管理者の中から回答可能な回答者を検索する(S101)。例えば、回答者検索部31Gは、第2関連情報64に基づいて、指示元以外の管理者の中から、質問に対する回答が可能な回答者を検索する。具体的には、指示元の管理者が包括的指示を行った特定医行為と同一の特定医行為について包括的指示が可能な回答者を検索する。

0096

図17に示すように、第2関連情報64は、病院11内の複数の管理者と、管理者毎に包括的指示が可能な特定医行為の種類とが関連付けられた情報である。図17においては、管理者D1は、特定医行為A〜Dが可能で、管理者D2は、特定医行為A、Cが可能で、管理者D3は、特定医行為A、Dが可能である例を示している。同種の特定医行為に対して包括的指示を行う権限が無いと、質問に対する適切な回答が得られない可能性がある。そのため、回答者検索部31Gは、第2関連情報64に基づいて、指示元以外の管理者の中から、指示元の管理者が指示を行った特定医行為と同一の特定医行為について包括的指示が可能な管理者を回答者として検索する。

0097

例えば、管理者D1が指示元で、特定医行為Aに関する包括的指示が行われている場合には、回答者検索部31Gは、管理者D1以外の管理者の中から特定医行為Aに関する包括的指示が可能な管理者を検索する。図17に示す例では、管理者D2、D3がともに特定医行為Aが可能であるため、管理者D2、D3が回答者として抽出される。

0098

図18において、回答者選定部31Hは、回答者検索部31Gにおいて、複数人の回答者が抽出された場合に、予め設定されている選定条件に基づいて、複数人の回答者の中から、1人を選定する(S102)。回答者選定部31Hは、例えば、予め設定された複数の管理者間の関連性に基づいて、指示元の管理者と関連性が高い指示元以外の管理者を回答者として選定する。本例において、第2関連情報64には、複数の管理者間の関連性が記録されている。

0099

例えば、図17において、関連性は、例えば10段階で評価された評価値が記録されている。管理者D1と管理者D2は、評価値が「10」で関連性が高いことを示している。一方、管理者D1について、管理者D3との関連性は評価値が「5」で、管理者D4との関連性は評価値が「2」である。そのため、管理者D1は管理者D2との関連性が最も高いことが分かる。関連性の評価値は、例えば、管理者の過去の共同作業実績などに基づいて評価される。より具体的には、同じチームとして共同作業を行ったことがあるか、あるいは、現在または過去において、職務上、上司と部下の関係にあったか否かなどに基づいて評価される。また、一方の管理者から補助管理者として指名を受けているか否か、職務上、補助管理者の地位にあるか否かなども考慮される。

0100

こうした関連性が高いほど、管理者間での意思疎通が密と考えられるため、作業の進め方、診療に関する考え方などをお互いに理解している可能性が高い。そのため、関連性が高い管理者を回答者として選定することにより、指示元の管理者の意向に沿った回答が得られやすい。

0101

図18において、回答者選定部31Hは、配信部31Cを通じて、関連性に基づいて選定した回答者に対して、質問を配信する(S103)。これにより、指示元の管理者が回答できない場合でも、担当者は質問の回答を得ることができるので、特定医行為の遅滞が防止されて、迅速な対応を行うことができる。なお、回答者選定部31Hは、抽出された回答者が1人の場合には、当該回答者に対して質問を配信する。

0102

多忙を極める医療現場においては、包括的指示が行われた後、担当者が質問をした場合に、指示元の管理者から回答が得られない場合も多々考えられる。しかし、患者の状態などによっては迅速な対応が求められる場合もあるため、そのような場合に備えて、指示元の管理者に代わって別の管理者に回答してもらえることが好ましい。本実施形態は、包括的指示に基づく特定医行為をスムーズに実施するために非常に有用である。しかも関連性に基づいて回答者を選定すれば、指示元の管理者の意向に沿った回答が得られる可能性が高いため、さらに有用である。

0103

本例においては、関連性に基づいて回答者の選定を行っているが、関連性に代えて、またはそれに加えて、管理者の作業状態に基づいて回答者を選定してもよい。作業状態は、上述した担当者の場合と同様に、管理者が実施中又は実施予定の作業の有無、及び作業内容のうち少なくとも1つを表す情報である。管理者の作業状態は、例えば、支援DB12A内のスケジュール情報47に基づいて把握することができる。スケジュール情報47には、図6に示すように、管理者の作業スケジュールが記録されている。回答者選定部31Hは、スケジュール情報47に基づいて、例えば、作業が比較的少ない管理者を回答者として選定する。

0104

本例では、回答者選定部31Hが自動的に回答者を選定する例で説明したが、回答者選定部31Hによる自動選定を行わずに、回答者検索部31Gによる回答者検索結果を担当者端末14に配信して、回答者検索結果の中から担当者に1人の回答者を選定させてもよい。

0105

また、回答者選定部31Hは、回答者を複数人選定して、配信部31Cが、選定された複数人の回答者に対して質問を配信することにより、複数人からの回答が得られるようにしてもよい。回答者を選定しても、その回答者が急用等により回答できない事態が生じる可能性もあり得る。複数人の回答者を選定しておけば、回答が1件も得られないというリスクを軽減することができる。

0106

一方で、複数人から回答がある場合には、複数人からの回答相互間で回答内容が異なっている場合も考えられる。そのような場合に備えて、図19に示すように、チーム医療支援サーバ12は、1つの質問に対して複数の回答があった場合には、担当者に対して配信する複数の回答に優先度情報を付与することが好ましい。

0107

優先度情報は、複数の回答のどちらを優先して採用すべきかを担当者に知らせるための情報である。優先度情報は、例えば、第2関連情報64に基づいて付与される。第2関連情報64は、上述のとおり、回答者の選定に用いられる情報であり、複数の管理者同士の関連性が記録されている。質問/回答受付部31Eは、指示元との関連性が高い回答者の回答に対して高い優先度を付与する。もちろん、優先度を、関連性以外の情報、例えば、回答者である医師の経験年数職位などに基づいて付与してもよい。担当者は、複数の回答を受信した場合には優先度情報を参考にして、回答を取捨選択することができる。

0108

図19において、S200、S201の各ステップは、図18のS100、S101と同様である。チーム医療支援サーバ12において、回答者選定部31Hは、抽出された複数の回答者の中から複数の回答者を選定する(S203)。回答者選定部31Hは、複数の回答者を選定した場合には、その旨と質問のIDを、質問/回答受付部31Eに通知する。質問/回答受付部31Eは、その通知を記録して、回答を待機する。配信部31Cは、選定した複数の回答者に質問を配信する(S203)。

0109

質問/回答受付部31Eは、S204において、回答を受信した場合には、質問IDと照合して、受信した回答が、複数人の回答者に配信した質問に対する回答か否かを判定する。複数人の回答者に配信した質問に対する回答と判定した場合には、回答に優先度情報を付与して配信する(S205)。

0110

また、選定した複数の回答者に対して質問を配信した場合には、チーム医療支援サーバ12において、複数の回答者からの回答が時間差をもって受信される場合も考えられる。この場合には、質問した担当者に対して、優先度が高い回答が、優先度が低い回答よりも遅れて到達する可能性もある。そのため、チーム医療支援サーバ12は、複数の回答者に対して質問を配信した場合には、1人からの回答を受信した場合でも、一定時間、他の回答者からの回答を待った上で、回答を担当者端末14に配信することが好ましい。これによれば、担当者に対して、優先度が高い回答が低い回答よりも遅れて到達することを抑止できる。

0111

また、チーム医療支援サーバ12が、一定時間待たずに、担当者に対して受信した順番に順次回答を配信する場合には、担当者が1通の回答を受信した時点で、その回答内容に従って作業を開始してしまう場合もある。その場合には、担当者から作業を開始した旨の通知をチーム医療支援サーバ12が受信するようにして、作業開始の通知を受信した以後は、当該質問に対する回答については、チーム医療支援サーバ12から担当者に対する配信を中止してもよい。担当者が作業を開始した後に、内容が異なる回答を受け取っても、担当者は混乱するだけで役に立たないと考えられるからである。

0112

また、優先度情報を付与して回答を配信する代わりに、チーム医療支援サーバ12において、複数人の回答の優先度を判定して、優先度が最も高い1通の回答のみを担当者に対して配信してもよい。これによれば、担当者が異なった内容の複数の回答を見て判断に迷うこともない。

0113

また、回答内容が異なる複数の回答を受信した場合に、担当者が複数の回答のうちどれを採用すればよいかについて、回答者と手軽に連絡ができることが好ましい。そこで、担当者端末14と回答者の端末間で、チャット機能などと呼ばれる、端末間における簡易会話機能を簡単に実行できるようにしてもよい。チャットは、電子メールと異なり、よりリアルタイムに近い会話を可能にする。

0114

簡単にチャットを開始できるようにするために、例えば、担当者端末14において回答を表示する回答表示画面内に、チャット機能を開始するためのチャットボタンを設ける。チャットボタンは、例えば、図11に示す送信ボタン53Dやキャンセルボタン53Eのような形態で設けられる。

0115

これによれば、チャット専用アプリケーション別途起動する操作をすることなく、担当者端末14の回答表示画面からチャット機能を開始する操作が可能になる。チャットボタンが操作されると、例えば、担当者端末14からチャット要求がチーム医療支援サーバ12に送信される。チーム医療支援サーバ12は、チャット要求を受け付けると、回答者の端末に対してチャットへの参加を促す勧誘メッセージを送信する。回答者に時間的な余裕があり、勧誘に応じることができれば、チャットが可能になる。

0116

また、チーム医療支援サーバ12から管理者や選定した回答者に対して質問を配信したにも関わらず、質問に対する回答が1通も無い場合も考えられる。その場合には、担当者は作業の継続が困難なので、チーム医療支援サーバ12から質問の送信元の担当者端末14に対して、包括的指示を行った特定医行為の作業を中止する指示を通知することが好ましい。具体的には、質問/回答受付部31Eが、質問に対する回答の有無を監視して、一定時間回答が無い場合には、質問の送信元の担当者端末14に対して作業中止指示を通知する。

0117

また、チーム医療支援サーバ12において、管理者端末13、担当者端末14、及び回答者端末との通信の記録に関して、端末IDや通信時刻に加えて、通信内容、具体的には、包括的指示の内容、質問の内容、回答の内容も含めて、通信履歴50に記録しておくことが好ましい。通信履歴50は、キーワードなどによって検索できるようにデータベース化した形態で格納しておくことが好ましい。

0118

また、質問の回答を確実に得る対策として、質問の配信方法を変更可能としてもよい。例えば、質問の配信方法が電子メールであったため、指示元の管理者がたまたま気付かなかったという場合もあり得る。そのため、電子メールで通知した後、回答が無い場合には管理者端末13に電話掛けたり、所属の診療科固定電話に電話を掛けるという配信方法をとってもよい。電話の場合には、例えば、電話して着信が有った場合に予め録音したメッセージを再生するなどの方法で行う。こうした配信方法の変更は、質問/受付部31Eからの指令に基づいて配信部31Cが実行する。

0119

また、管理者の作業スケジュールに基づいて配信方法を変更してもよい。例えば、図6に示すように、作業スケジュールには、管理者が実施中の作業項目に加えて、作業場所も記録されている。作業場所の情報に基づいてその場所の電話に連絡するといった配信方法も考えられる。

0120

このように、包括的指示に基づく特定医行為をスムーズに実施するに当たっては、管理者と担当者の意思疎通が重要であるため、配信方法の変更など意思疎通をスムーズに行う構成は非常に有用である。

0121

上記実施形態では、病院11内の管理者D1と担当者N1、N2のチームTによって実施される特定医行為を例に説明したが、図1に示すように、チーム医療支援装置12はVPNルータ21を介して院外の管理者D3の管理者端末13との通信も可能であるため、院外の管理者D3と病院11内の担当者N1、N2によるチームによって特定医行為を実施することも可能である。

0122

上記実施形態では、管理者が1人で担当者が複数人のチームを例に説明したが、チームは管理者が複数人でもよいし、担当者が1人でもよい。また、上記実施形態における特定医行為の種類は、1例であり、本発明は、褥瘡の壊死組織の除去、中心静脈カテーテルの抜去、胃ろうチューブの交換など他の特定医行為にも適用可能である。

0123

本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。

0124

10チーム医療支援システム
12 チーム医療支援サーバ
13管理者端末
14担当者端末
17 LAN
21VPNルータ
31 CPU
31A 要求振り分け部
31B担当者検索部
31C 配信部
31D通知作成部
31E質問/回答受付部
31F実施結果受付部
31G回答者検索部
31H 回答者選定部
46 第1関連情報
47スケジュール情報
64 第2関連情報

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