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技術 ブロー成形装置

出願人 株式会社吉野工業所
発明者 豊田保森上茂樹奥山雄一
出願日 2014年9月24日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2014-193728
公開日 2016年4月28日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2016-064543
状態 特許登録済
技術分野 プラスチック等のブロー成形,熱成形
主要キーワード エア空間 装着リング 円筒棒 中間配管 補給配管 液体排出路 充填ユニット 多条ねじ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (4)

課題

ブローノズルからプリフォームに供給される液体流速相違緩和して、ブロー成形後壜体偏芯偏肉が生じることを防止することができるブロー成形装置を提供する。

解決手段

ブロー成形装置に、プリフォームPFの口筒部PFbに嵌合するブローノズル14と、ブローノズル14を開閉するシール体21と、ブローノズル14の軸方向に沿って延びるとともに一端においてブローノズル14に連なる液体供給路13aと液体供給路13aに側方から連なる液体導入路13bとが設けられた充填ヘッド13と、液体導入路13bに接続され、液体導入路13bに加圧した液体Lを供給する加圧液体供給部31とを設け、液体供給路13aの内周面に液体供給路13aの軸心を中心とした螺旋状の案内溝24を設ける。

概要

背景

延伸ポリプロピレン(OPP)製の壜体ポリエチレンテレフタレート(PET)製の壜体(ペットボトル)に代表されるような樹脂製の容器は、飲料用食品用化粧料用等の様々な用途に使用されている。このような容器は、射出成形等により有底筒状に形成された樹脂製のプリフォームを、延伸効果を発現させることのできる温度にまで加熱し、この状態でブロー成形装置を用いて2軸延伸ブロー成形することで所定の形状に形成されるのが一般的である。

ブロー成形装置としては、プリフォーム内に供給される加圧流体として、加圧エア替え加圧した液体を使用するようにしたものが知られている。この場合、加圧用の液体として飲料、化粧品薬品等の最終的に製品として容器に充填される内容液を使用することにより、容器への内容液の充填工程を省略して、その生産工程やブロー成形装置の構成を簡略化することができる。

例えば特許文献1には、延伸可能な温度にまで加熱されたプリフォームが装着されるブロー成形用金型と、金型に装着されたプリフォームの口筒部に嵌合するブローノズルと、ブローノズルの軸方向に沿って延びるとともに一端においてブローノズルに接続される液体供給路とこの液体供給路に対して直交して延びるとともに該液体供給路に接続される液体導入路とが設けられた充填ヘッドと、液体導入路に接続されて該液体導入路に加圧した液体を供給するサーボプランジャー等の加圧液体供給部とを有し、延伸ロッドによりプリフォームを縦方向(軸方向)に向けて延伸させつつ、加圧液体供給部から供給される液体をブローノズルを介してプリフォーム内に供給してプリフォームを横方向(径方向)に向けて延伸させることにより、プリフォームを金型のキャビティに沿った形状の壜体(ボトル)に成形するようにしたブロー成形装置が記載されている。

概要

ブローノズルからプリフォームに供給される液体の流速相違緩和して、ブロー成形後の壜体に偏芯偏肉が生じることを防止することができるブロー成形装置を提供する。ブロー成形装置に、プリフォームPFの口筒部PFbに嵌合するブローノズル14と、ブローノズル14を開閉するシール体21と、ブローノズル14の軸方向に沿って延びるとともに一端においてブローノズル14に連なる液体供給路13aと液体供給路13aに側方から連なる液体導入路13bとが設けられた充填ヘッド13と、液体導入路13bに接続され、液体導入路13bに加圧した液体Lを供給する加圧液体供給部31とを設け、液体供給路13aの内周面に液体供給路13aの軸心を中心とした螺旋状の案内溝24を設ける。

目的

本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ブローノズルからプリフォームに供給される液体の流速の相違を緩和して、ブロー成形後の壜体に偏芯や偏肉が生じることを防止することができるブロー成形装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ブロー成形用金型に装着された有底筒状プリフォーム加圧した液体を供給して該プリフォームを前記金型のキャビティに沿った形状に成形するブロー成形装置であって、前記プリフォームの口筒部に嵌合するブローノズルと、前記ブローノズルを開閉するシール体と、前記ブローノズルの軸方向に沿って延びるとともに一端において前記ブローノズルに連なる液体供給路と前記液体供給路に側方から連なる液体導入路とが設けられた充填ヘッドと、前記液体導入路に接続され、該液体導入路に加圧した液体を供給する加圧液体供給部とを有し、前記液体供給路の内周面に該液体供給路の軸心を中心とした螺旋状の案内溝が設けられていることを特徴とするブロー成形装置。

請求項2

前記液体導入路が前記液体供給路に対して直交している、請求項1に記載のブロー成形装置。

請求項3

前記シール体は、前記液体供給路の内径よりも小径かつ前記ブローノズルの内径よりも大径に形成されて前記液体供給路の内部に配置され、前記ブローノズルに当接して該ブローノズルを閉じる閉位置と前記ブローノズルから離間して該ブローノズルを開く開位置との間で該液体供給路の軸方向に沿って移動自在となっており、開位置にある前記シール体の少なくとも一部が前記案内溝の径方向内側に配置されている、請求項1または2に記載のブロー成形装置。

請求項4

前記充填ヘッドには、前記液体導入路と前記案内溝との間において前記液体供給路に側方から連なる液体排出路が設けられ、前記シール体が閉位置にあるときには、前記加圧液体供給部から前記液体導入路を介して前記液体供給路に供給された液体が前記液体排出路を通して前記加圧液体供給部に戻される、請求項1〜3の何れか1項に記載のブロー成形装置。

技術分野

0001

本発明は、有底筒状プリフォームを所定形状の容器ブロー成形するブロー成形装置に関し、特に、ブロー成形を行うための加圧流体として液体を使用するものに関する。

背景技術

0002

延伸ポリプロピレン(OPP)製の壜体ポリエチレンテレフタレート(PET)製の壜体(ペットボトル)に代表されるような樹脂製の容器は、飲料用食品用化粧料用等の様々な用途に使用されている。このような容器は、射出成形等により有底筒状に形成された樹脂製のプリフォームを、延伸効果を発現させることのできる温度にまで加熱し、この状態でブロー成形装置を用いて2軸延伸ブロー成形することで所定の形状に形成されるのが一般的である。

0003

ブロー成形装置としては、プリフォーム内に供給される加圧流体として、加圧エア替え加圧した液体を使用するようにしたものが知られている。この場合、加圧用の液体として飲料、化粧品薬品等の最終的に製品として容器に充填される内容液を使用することにより、容器への内容液の充填工程を省略して、その生産工程やブロー成形装置の構成を簡略化することができる。

0004

例えば特許文献1には、延伸可能な温度にまで加熱されたプリフォームが装着されるブロー成形用金型と、金型に装着されたプリフォームの口筒部に嵌合するブローノズルと、ブローノズルの軸方向に沿って延びるとともに一端においてブローノズルに接続される液体供給路とこの液体供給路に対して直交して延びるとともに該液体供給路に接続される液体導入路とが設けられた充填ヘッドと、液体導入路に接続されて該液体導入路に加圧した液体を供給するサーボプランジャー等の加圧液体供給部とを有し、延伸ロッドによりプリフォームを縦方向(軸方向)に向けて延伸させつつ、加圧液体供給部から供給される液体をブローノズルを介してプリフォーム内に供給してプリフォームを横方向(径方向)に向けて延伸させることにより、プリフォームを金型のキャビティに沿った形状の壜体(ボトル)に成形するようにしたブロー成形装置が記載されている。

先行技術

0005

特開2014−128911号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記ブロー成形装置では、充填ヘッドに設けられる液体供給路はブローノズルの軸方向に沿って垂直方向に延びて設けられ、これに対して液体導入路は液体供給路に対して直交する方向つまり水平方向に延びて設けられており、加圧液体供給部から液体導入路に供給された液体は、その流れ方向が曲げられて液体導入路から液体供給路に供給されるようになっている。このような構成では、当該曲げの外周側部分における液体の流速内周側部分における液体の流速よりも速くなるので、液体供給路内を流れる液体つまりブローノズルからプリフォーム内に供給される液体の流速が、その径方向一方側と他方側とで相違して、ブロー成形された壜体に偏芯偏肉が生じるという問題があった。

0007

本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ブローノズルからプリフォームに供給される液体の流速の相違を緩和して、ブロー成形後の壜体に偏芯や偏肉が生じることを防止することができるブロー成形装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明のブロー成形装置は、ブロー成形用の金型に装着された有底筒状のプリフォームに加圧した液体を供給して該プリフォームを前記金型のキャビティに沿った形状に成形するブロー成形装置であって、前記プリフォームの口筒部に嵌合するブローノズルと、前記ブローノズルを開閉するシール体と、前記ブローノズルの軸方向に沿って延びるとともに一端において前記ブローノズルに連なる液体供給路と前記液体供給路に側方から連なる液体導入路とが設けられた充填ヘッドと、前記液体導入路に接続され、該液体導入路に加圧した液体を供給する加圧液体供給部とを有し、前記液体供給路の内周面に該液体供給路の軸心を中心とした螺旋状の案内溝が設けられていることを特徴とする。

0009

本発明のブロー成形装置では、前記液体導入路が前記液体供給路に対して直交しているのが好ましい。

0010

本発明のブロー成形装置では、前記シール体は、前記液体供給路の内径よりも小径かつ前記ブローノズルの内径よりも大径に形成されて前記液体供給路の内部に配置され、前記ブローノズルに当接して該ブローノズルを閉じる閉位置と前記ブローノズルから離間して該ブローノズルを開く開位置との間で該液体供給路の軸方向に沿って移動自在となっており、開位置にある前記シール体の少なくとも一部が前記案内溝の径方向内側に配置されているのが好ましい。

0011

本発明のブロー成形装置では、前記充填ヘッドには、前記液体導入路と前記案内溝との間において前記液体供給路に側方から連なる液体排出路が設けられ、前記シール体が閉位置にあるときには、前記加圧液体供給部から前記液体導入路を介して前記液体供給路に供給された液体が前記液体排出路を通して前記加圧液体供給部に戻されるのが好ましい。

発明の効果

0012

本発明によれば、液体供給路の内周面に設けた螺旋状の案内溝により液体供給路内を流れる液体に回転方向の流れを生じさせて液体供給路の径方向の一方側と他方側との間で生じる液体の流速の相違を均一化させることができるので、ブローノズルからプリフォームに供給される液体の流速の相違を緩和して、ブロー成形後の壜体に偏芯や偏肉が生じることを防止することができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の一実施の形態であるブロー成形装置を概略で示す説明図である。
図1に示す充填ヘッドの拡大断面図である。
プリフォームに加圧された液体を供給してブロー成形している状態を示す図である。

実施例

0014

以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。

0015

図1に示すように、本発明の一実施の形態であるブロー成形装置はブロー成形用の金型1を有している。この金型1のキャビティ2は壜形状となっており、金型1の上面において上方に向けて開口している。詳細は図示しないが、金型1は左右に型開きすることができるようになっており、金型1を開くことでブロー成形後の壜体に内容液が充填された製品を金型1から取り出すことができる。

0016

金型1には、このブロー成形装置によりブロー成形されて壜体に形成されるプリフォームPFを装着することができる。プリフォームPFとしては、例えばポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂材料により全体として有底円筒状に形成され、その試験管形状となる本体部PFaの上端円筒状の口筒部PFbが一体に設けられるとともに、口筒部PFbの下端部にネックリングPFcが一体に設けられた形状のものを用いることができる。このプリフォームPFは、その本体部PFaが金型1のキャビティ2内にその軸心に沿って配置されるとともに、ネックリングPFcが金型1の上面に当接して口筒部PFbが金型1の外部(図1中では上方)に突出した状態となって金型1に装着される。

0017

金型1の上側には、金型1に対して上下方向に相対移動自在にノズルユニット10が設けられている。このノズルユニット10は支持体11の下端にカートリッジ状充填ユニット12が装着された構成となっており、充填ユニット12は充填ヘッド13、ブローノズル14および保持部材15を備えている。

0018

例えば鋼材製とされる充填ヘッド13は全体として筒状に形成され、支持体11の下端にねじ結合により着脱自在に装着されている。図2に示すように、充填ヘッド13は、その内部に液体供給路13aを有している。液体供給路13aは、金型1の軸方向に沿って上下に真っ直ぐに延びており、その断面形状は円形となっている。

0019

充填ヘッド13には液体供給路13aにその側方から連なる液体導入路13bが設けられている。図示する場合では、液体導入路13bは液体供給路13aに対して直交する方向に向けて延び、その一端において液体供給路13aに連なるとともに他端は充填ヘッド13の側壁外周面に開口している。

0020

また、充填ヘッド13には液体供給路13aにその側方から連なる液体排出路13cが設けられている。図示する場合では、液体排出路13cは液体導入路13bよりも下方側において液体供給路13aに対して直交するとともに液体導入路13bとは径方向の反対側に向けて延び、その一端において液体供給路13aに連なるとともに他端は充填ヘッド13の側壁の外周面に開口している。

0021

ブローノズル14は、円環状のノズル装着部14aとノズル装着部14aから下方に向けて突出する円筒状のノズル本体部14bとを備えている。ブローノズル14は液体供給路13aの一端(図示する場合は下端)に該液体供給路13aと同軸に配置されており、そのノズル本体部14bの軸方向は金型1に装着された状態のプリフォームPFの軸方向とも一致している。

0022

ブローノズル14のノズル装着部14aの液体供給路13aの側を向く上面は、下方に向けて縮径状に傾斜する円錐面状シール面14cとなっており、ノズル本体部14bはこのシール面14cの軸心に開口して液体供給路13aに連通している。

0023

保持部材15は、その内側にブローノズル14を収容する環状に形成され、充填ヘッド13の外周にねじ結合する装着リング16によって充填ヘッド13の下端に取り付けられている。保持部材15の内側下端側には環状のスペーサブロック17が係止されており、このスペーサブロック17と充填ヘッド13の下端との間にノズル装着部14aが挟み込まれてブローノズル14は充填ヘッド13の下端に固定されている。

0024

ノズルユニット10は金型1に対して上下に相対移動可能となっており、ノズルユニット10が下端にまで下げられると、金型1に装着されたプリフォームPFの口筒部PFbの内側にブローノズル14のノズル本体部14bが嵌合するとともに、ネックリングPFcが保持部材15の下端と金型1の上面との間に挟み込まれて、プリフォームPFは金型1に対して垂直な装着姿勢に保持される。

0025

液体供給路13aの内部にはブローノズル14を開閉するためのシール体21が配置されている。シール体21は液体供給路13aの内径よりも小径かつブローノズル14のノズル本体部14bの内径よりも大径の短円柱状に形成され、その下端面にはテーパー状の当接面21aが設けられている。当接面21aはブローノズル14に設けられたシール面14cと同一の傾斜角度を有しており、当接面21aがシール面14cと密着することでシール体21はブローノズル14を閉じることができるようになっている。

0026

液体供給路13aの内部にはその軸心に沿って細長円筒棒状の軸体22が配置されている。この軸体22は支持体11に支持されて、支持体11および充填ヘッド13に対して上下方向に移動自在となっている。シール体21は軸体22の下端に同軸に固定され、軸体22とともに液体供給路13aの内部で液体供給路13aの軸方向に沿って上下に移動することができる。軸体22が下方のストローク端にまで移動するとシール体21は閉位置となり、その当接面21aがブローノズル14のシール面14cに当接してブローノズル14つまりノズル本体部14bはシール体21により閉じられる。一方、軸体22とともにシール体21が上方に移動して当該シール体21が開位置になると、その当接面21aがブローノズル14のシール面14cから離間してブローノズル14つまりノズル本体部14bが開かれ、液体供給路13aとノズル本体14bとが連通する。

0027

軸体22は中空となっており、その内側には延伸ロッド23が摺動自在に装着されている。延伸ロッド23は軸体22に対して軸方向に相対移動可能となっており、その下端はシール体21の下端から突出することができる。延伸ロッド23は、シール体21の下端から金型1のキャビティ2の内部に向けて下方に移動することにより、プリフォームPFを縦方向(軸方向)に延伸することができる。

0028

なお、シール体21の延伸ロッド23をガイドする部分はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂製とするのが好ましい。

0029

図2に示すように、充填ヘッド13に設けられた液体供給路13aの内周面には案内溝24が設けられている。案内溝24は略半円形の断面形状を有し、液体供給路13aの軸心を中心として液体供給路13aの内周面に沿って複数周に亘って延びる螺旋状(スパイラル状)に形成されている。案内溝24は、液体導入路13bの側からブローノズル14の側へ向けて液体供給路13aの内部を流れる液体Lに当該液体供給路13aの軸心を中心とした回転方向の流れ、つまり渦巻状の流れを生じさせることができる。なお、案内溝24の断面形状は半円形に限らず、例えば矩形形状など種々の形状とすることができる。

0030

本実施の形態においては、案内溝24は、液体供給路13aの液体排出路13cに連なる部分とブローノズル14に連なる部分との間の部分における内周面に設けられている。また、シール体21は、開位置となったときに該シール体21の少なくとも一部が案内溝24の径方向内側に配置されて、当該シール体21の外周面の少なくとも一部が案内溝24と対向するように構成されている。したがって、シール体21が開位置となってブローノズル14が開かれると、液体導入路13bから液体供給路13aに供給された液体Lがシール体21の外周面と液体供給路13aの内周面との間の環状の流路を流れることになるが、当該環状の流路における液体供給路13aの内周面に案内溝24が設けられることになる。これにより、案内溝24によって液体供給路13aの内部を流れる液体Lに効率よく回転方向の流れを生じさせることができる。

0031

図1に示すように、ノズルユニット10には加圧液体供給部としてのプランジャーポンプ31と液体循環部32が接続されている。

0032

プランジャーポンプ31は、シリンダ31aとこのシリンダ31a内に軸方向に沿って移動自在に装着されたプランジャー31bとを備えており、その吐出口は供給配管P1により充填ヘッド13の液体導入路13bに接続されている。

0033

図示する場合では、プランジャーポンプ31は、駆動源として電動モータサーボモータ)31cを備えたサーボプランジャータイプとなっており、プランジャー31bは電動モータ31cにより駆動されてシリンダ31a内で軸方向に作動するようになっている。そして、プランジャーポンプ31は、プランジャー31bが作動することにより、液体導入路13bに加圧した液体Lを供給することができる。

0034

液体循環部32は、液体Lを補給配管R1から新たに補給しながら所定の温度に調整して中間配管R2を通してプランジャーポンプ31に供給するとともに、液体Lを所定の温度に調整しながらプランジャーポンプ31と液体供給路13aとの間で液体Lを循環させる機能を有する。すなわち、液体循環部32は、シール体21が閉位置にあってブローノズル14が閉じられた状態のときに、プランジャーポンプ31から液体導入路13bを介して液体供給路13aに供給された液体Lを、液体排出路13cとこれに接続される排出配管R3および中間配管R2を通してプランジャーポンプ31に戻すことができる。これにより、プランジャーポンプ31から液体導入路13bを介して液体供給路13aに供給される液体Lを液体循環部32とプランジャーポンプ31とを含む循環路CRで循環させて、液体供給路13aに供給される液体Lの温度を常に所定の温度に維持することができる。

0035

循環路CRには3つの電磁式循環路開閉弁V1、V2、V3が設けられ、ブロー成形の各工程に対応して所定の配管が対応する循環路開閉弁V1、V2、V3により開閉される。

0036

金型1に装着されたプリフォームPFの口筒部PFbの外周には、これを囲繞する口外加圧用エア空間が区画形成されている。この口外加圧用エア空間Sに加圧エア供給部(不図示)を接続し、加圧エア供給部から供給される加圧エアによって口外加圧用エア空間Sの内部圧力を高めることにより、ブロー成形時における口筒部PFbの拡径変形を防止して口筒部PFbとブローノズル14の間のシール力を高める構成とすることもできる。

0037

このような構成の本発明のブロー成形装置では、循環路開閉弁V2、V3を閉じて循環路CRに沿った液体Lの循環を停止させた状態でシール体21を開位置に移動させてブローノズル14を開くことで、プランジャーポンプ31から液体導入路13bを介して液体供給路13aに供給された液体Lを、ブローノズル14のノズル本体部14bを通してプリフォームPF内に供給(充填)し、プリフォームPFを金型1のキャビティ2に沿った形状にブロー成形することができる。また、プリフォームPFへの液体Lの供給に先だって(または同時に)延伸ロッド23によりプリフォームPFを縦方向(軸方向)に向けて延伸させることで、プリフォームPFを2軸延伸ブロー成形することができる。

0038

上記のように、充填ヘッド13に設けられる液体導入路13bはブローノズル14のノズル本体部14bと同軸に設けられる液体供給路13aにその側方から連なっているので、ブロー成形時にプランジャーポンプ31から液体導入路13bに供給された液体Lは、その流れ方向が曲げられて液体導入路13bから液体供給路13aに供給されることになる。そのため、当該曲げの外周側部分における液体Lの流速が内周側部分における液体Lの流速よりも速くなり、液体供給路13aの内部を流れる液体Lの流速がその径方向一方側(図3中左側)と他方側(図3中右側)とで相違することになる。しかしながら、本発明のブロー成形装置では、液体供給路13aの内周面に螺旋状の案内溝24を設けて、液体供給路13aを流れる液体Lに液体供給路13aの軸心を中心とした回転方向の流れを生じさせるようにしたので、液体導入路13bが液体供給路13aに対して曲げて設けられることにより生じる液体Lの流速の相違を均一化することができる。したがって、液体供給路13aからブローノズル14を通してプリフォームPFに供給される液体Lについても、その流速の相違を緩和することができる。これにより、口筒部PFbから供給される加圧された液体Lにより、プリフォームPFをその軸心を中心とした径方向の前方向について均一に延伸させて、ブロー成形後の壜体に、その軸方向がずれる偏芯や周方向肉厚が相違する偏肉が生じることを防止することができる。

0039

また、開位置となったシール体21の少なくとも一部が案内溝24の径方向内側に配置されるように構成したことにより、シール体21の外周面と液体供給路13aの内周面との間の狭い環状の流路において液体Lを案内溝24に沿って流すことができるので、当該案内溝24によって効率よく回転方向の流れを生じさせることができる。これにより、液体供給路13aからブローノズル14を通してプリフォームPFに供給される液体Lの流速の相違をさらに効果的に緩和して、ブロー成形後の壜体に偏芯や偏肉が生じることを確実に防止することができる。

0040

さらに、液体Lをプランジャーポンプ31に戻して循環させるための液体排出路13cを、液体導入路13bと案内溝24との間において液体供給路13aに連ねる構成としたことにより、液体Lを循環させる構成を採用した場合においても案内溝24をブローノズル14の近傍に設けて、液体供給路13aからブローノズル14を通してプリフォームPFに供給される液体Lの流速の相違を効果的に緩和することができる。

0041

本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。

0042

例えば、前記実施の形態では、液体導入路13bを液体供給路13aの軸方向に対して直交する方向に延びる構成としているが、これに限らず、液体導入路13bを液体供給路13aの軸方向に対して0度以上、90度未満の任意の角度で傾斜する方向に向けて延びる構成とすることもできる。

0043

また、前記実施の形態では、液体供給路13aの内周面に案内溝24を1本のみ設けるようにしているが、複数本の案内溝24を設ける構成とすることもできる。この場合、複数の案内溝24を多条ねじの態様で設けることもできる。

0044

さらに、前記実施の形態では、加圧液体供給部はプランジャー31bが電動モータ31cにより駆動されるサーボプランジャータイプのプランジャーポンプ31とされているが、これに限らず、例えば油圧シリンダエアシリンダ等の他の駆動機構で駆動される構成のプランジャーポンプ31とすることもできる。また、加圧液体供給部として、プランジャーポンプ31以外の他の形式ポンプ等を用いることもできる。

0045

さらに、前記実施の形態では、液体Lを循環路CRで循環させる構成としているが、これに限らず、プランジャーポンプ31から液体導入路13b、液体供給路13aおよびブローノズル14を通してプリフォームPF内に加圧された液体Lを供給することができる構成であれば、液体Lを循環させない構成とすることもできる。

0046

さらに、延伸ロッド23を用いることなく、プランジャーポンプ31から供給される液体Lの圧力のみで、プリフォームPFを縦方向(軸方向)と横方向(径方向)の両方に膨張状に延伸させて金型1のキャビティ2に沿った形状の壜体とする構成とすることもできる。

0047

さらに、プリフォームPFとして、本体部PFaと口筒部PFbとを有するがネックリングPFcを備えない形状のものを用いることもできる。また、プリフォームPFの材質はポリプロピレンに限らず、例えばポリエチレンテレフタレートなどの他の樹脂材料とすることもできる。

0048

1金型
2キャビティ
10ノズルユニット
11支持体
12充填ユニット
13充填ヘッド
13a液体供給路
13b液体導入路
13c液体排出路
14ブローノズル
14aノズル装着部
14bノズル本体部
14cシール面
15保持部材
16装着リング
17スペーサブロック
21シール体
21a 当接面
22軸体
23延伸ロッド
24案内溝
31プランジャーポンプ(加圧液体供給部)
31aシリンダ
31bプランジャー
31c電動モータ
32液体循環部
PFプリフォーム
PFa 本体部
PFb口筒部
PFcネックリング
L液体
P1供給配管
R1補給配管
R2中間配管
R3排出配管
CR循環路
V1循環路開閉弁
V2 循環路開閉弁
V3 循環路開閉弁
S 口外加圧用エア空間

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