図面 (/)

技術 ビデオプレーヤ及びビデオシステム

出願人 ティアック株式会社
発明者 加藤真佐人角大輔細沼伸一中野充規
出願日 2014年9月12日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2014-186403
公開日 2016年4月21日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2016-059007
状態 特許登録済
技術分野 記録のためのテレビジョン信号処理 スタジオ回路 テレビジョン方式 双方向TV,動画像配信等 記録に関連するカラーTV信号処理
主要キーワード 耐温度特性 航空機搭載用 インフライト バックアップユニット 特定ライン 航空機搭載 基準カラー 誤表示
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年4月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

モニタ側簡易かつ確実にレターボックス形式の信号であることを検出し得る映像信号を出力するビデオプレーヤ及びこれを備えたビデオシステムを提供する。

解決手段

ビデオプレーヤ1は、ビデオデータのアスペクト比が16:9である場合に、レターボックス形式のNTSC信号に変換して出力するとともに、垂直帰線区間特定ラインクローズドキャプション信号を付加し、かつ、2バイトのデータをいずれもスペースに設定する。分配器30で分配されたNTSC信号をアスペクト比16:9のモニタ40で受信し、クローズドキャプション信号が付加され、そのデータがスペースであることを検出して主映像拡大表示する。アスペクト比4:3のモニタはそのまま表示する。

概要

背景

航空機では、乗客に対してより快適な旅を提供すべく映画オーディオプログラムを提供している(いわゆるインフライトエンタテインメント)。航空機に搭載されるビデオプレーヤは、頑強コンパクト、軽量、低電力消費耐温度特性という航空機特有の性能が求められる。

近年では、インフライトエンタテインメントのデジタル化が進んでいるとはいえ、少なくない数の航空機において、ビデオプレーヤからアナログ映像信号再生出力し、航空機内の各部に設置されたモニタに供給して映像及び音声を出力している場合がある。また、航空機内の複数のモニタも、アスペクト比16:9のモニタのみならず、アスペクト比4:3のモニタが混在しているのが現状である。

他方、アスペクト比16:9のワイド画面を有効利用するため、レターボックス形式映像信号が知られている。このレターボックス形式は、アスペクト比4:3の伝送のうち、中央部分に絵柄を含んだ主映像をアスペクト比16:9で形成し、上下に帯状黒色の無画部を形成することで、ワイド画面に拡大表示したときに画像情報切り取られないようにしたものである。このレターボックス形式に対応するモニタでは、映像信号がレターボックス形式である場合に、これを自動的に検出してワイド画面に拡大表示するため、レターボックス検出装置を搭載している。

特許文献1〜3には、アスペクト比が16:9のワイドテレビ映像の上下に存在するレターボックス(黒帯)を輝度信号により検出し、レターボックスを検出した場合に、レターボックスを表示領域外押し出すように主映像を拡大表示する技術が記載されている。

特許文献4には、レターボックスを表示しないように主映像を拡大表示するとともに、クローズドキャプション字幕)情報が存在する場合に映像信号の拡大処理をしないようにすべく、クローズドキャプション情報を含むことがある水平ラインの期間は、レターボックス検出器イネーブルしないようにする技術が記載されている。

概要

モニタ側簡易かつ確実にレターボックス形式の信号であることを検出し得る映像信号を出力するビデオプレーヤ及びこれを備えたビデオシステムを提供する。ビデオプレーヤ1は、ビデオデータのアスペクト比が16:9である場合に、レターボックス形式のNTSC信号に変換して出力するとともに、垂直帰線区間特定ラインクローズドキャプション信号を付加し、かつ、2バイトのデータをいずれもスペースに設定する。分配器30で分配されたNTSC信号をアスペクト比16:9のモニタ40で受信し、クローズドキャプション信号が付加され、そのデータがスペースであることを検出して主映像を拡大表示する。アスペクト比4:3のモニタはそのまま表示する。

目的

特に、航空機搭載を考慮すると、航空機内の特定の箇所に設置されたビデプレーヤからの映像信号を機内の複数箇所に設置されたモニタまで供給する関係上、映像信号にノイズ混入しやすい特質があり(例えば、機内前方にビデオプレーヤが設置されており、機内後部のモニタに映像信号を供給する場合等)、より簡易でありながら確実にレターボックスを検出できる技術が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

ビデオデータのアスペクト比が16:9であることを検出する検出手段と、前記ビデオデータをレターボックス形式NTSC信号として出力する場合に、垂直帰線区間特定ラインクローズドキャプション信号を付加するととともに、特定のダミーデータを設定する制御手段と、を備えることを特徴とするビデオプレーヤ

請求項2

請求項1記載のビデオプレーヤにおいて、前記特定のダミーデータは、スペースであることを特徴とするビデオプレーヤ。

請求項3

ビデオプレーヤと、前記ビデオプレーヤから送信されたレターボックス形式のNTSC信号を受信して表示するモニタと、を備え、前記ビデオプレーヤは、ビデオデータのアスペクト比が16:9であることを検出する検出手段と、前記ビデオデータをレターボックス形式のNTSC信号として出力する場合に、垂直帰線区間の特定ラインにクローズドキャプション信号を付加するととともに、特定のダミーデータを設定する制御手段と、を備え、前記モニタは、受信した前記NTSC信号の前記特定ラインにクローズドキャプション信号が付加されており、かつ、特定のダミーデータが設定されている場合に、前記レターボックス形式のNTSC信号から主映像の部分を拡大表示する手段を備えることを特徴とするビデオシステム

請求項4

請求項3記載のビデオシステムにおいて、前記特定のダミーデータは、スペースであることを特徴とするビデオシステム。

技術分野

0001

本発明はビデオプレーヤ及びビデオシステムに関し、特に、航空機搭載に好適なビデオプレーヤ及びビデオシステムに関する。

背景技術

0002

航空機では、乗客に対してより快適な旅を提供すべく映画オーディオプログラムを提供している(いわゆるインフライトエンタテインメント)。航空機に搭載されるビデオプレーヤは、頑強コンパクト、軽量、低電力消費耐温度特性という航空機特有の性能が求められる。

0003

近年では、インフライトエンタテインメントのデジタル化が進んでいるとはいえ、少なくない数の航空機において、ビデオプレーヤからアナログ映像信号再生出力し、航空機内の各部に設置されたモニタに供給して映像及び音声を出力している場合がある。また、航空機内の複数のモニタも、アスペクト比16:9のモニタのみならず、アスペクト比4:3のモニタが混在しているのが現状である。

0004

他方、アスペクト比16:9のワイド画面を有効利用するため、レターボックス形式映像信号が知られている。このレターボックス形式は、アスペクト比4:3の伝送のうち、中央部分に絵柄を含んだ主映像をアスペクト比16:9で形成し、上下に帯状黒色の無画部を形成することで、ワイド画面に拡大表示したときに画像情報切り取られないようにしたものである。このレターボックス形式に対応するモニタでは、映像信号がレターボックス形式である場合に、これを自動的に検出してワイド画面に拡大表示するため、レターボックス検出装置を搭載している。

0005

特許文献1〜3には、アスペクト比が16:9のワイドテレビ映像の上下に存在するレターボックス(黒帯)を輝度信号により検出し、レターボックスを検出した場合に、レターボックスを表示領域外押し出すように主映像を拡大表示する技術が記載されている。

0006

特許文献4には、レターボックスを表示しないように主映像を拡大表示するとともに、クローズドキャプション字幕)情報が存在する場合に映像信号の拡大処理をしないようにすべく、クローズドキャプション情報を含むことがある水平ラインの期間は、レターボックス検出器イネーブルしないようにする技術が記載されている。

先行技術

0007

特開平07−264554号公報
特開平09−163263号公報
特開平10−233976号公報
特許第3576383号

発明が解決しようとする課題

0008

従来技術では、輝度信号を監視することで映像信号におけるレターボックスを検出しているが、単に輝度信号のみではレターボックスと主映像の黒レベル信号を区別することができない問題がある。

0009

レターボックスと主映像の黒レベル信号を区別するために、黒レベル連続性を監視することでレターボックスの検出精度を向上させることも可能であるが、レターボックスにノイズ混入する等して連続性が必ずしも担保されない場合には問題となり得る。特に、航空機搭載を考慮すると、航空機内の特定の箇所に設置されたビデプレーヤからの映像信号を機内の複数箇所に設置されたモニタまで供給する関係上、映像信号にノイズが混入しやすい特質があり(例えば、機内前方にビデオプレーヤが設置されており、機内後部のモニタに映像信号を供給する場合等)、より簡易でありながら確実にレターボックスを検出できる技術が望まれている。

0010

本発明の目的は、モニタ側で簡易かつ確実にレターボックス形式の信号であることを検出し得る映像信号を出力するビデオプレーヤ及びこれを備えたビデオシステムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

本発明のビデオプレーヤは、ビデオデータのアスペクト比が16:9であることを検出する検出手段と、前記ビデオデータをレターボックス形式のNTSC信号として出力する場合に、垂直帰線区間特定ラインに含まれるクローズドキャプション信号を付加するととともに、特定のダミーデータを設定する制御手段とを備えることを特徴とする。

0012

本発明の1つの実施形態では、前記特定のダミーデータは、スペースであることを特徴とする。

0013

また、本発明のビデオシステムは、ビデオプレーヤと、前記ビデオプレーヤから送信されたレターボックス形式のNTSC信号を受信して表示するモニタとを備え、前記ビデオプレーヤは、ビデオデータのアスペクト比が16:9であることを検出する検出手段と、前記ビデオデータをレターボックス形式のNTSC信号として出力する場合に、垂直帰線区間の特定ラインに含まれるクローズドキャプション信号を付加するととともに、特定のダミーデータを設定する制御手段とを備え、前記モニタは、受信した前記NTSC信号の前記特定ラインに含まれるクローズドキャプション信号が付加されており、かつ、特定のダミーデータが設定されている場合に、前記レターボックス形式のNTSC信号から主映像の部分を拡大表示する手段を備えることを特徴とする。

0014

本発明の1つの実施形態では、前記特定のダミーデータは、スペースであることを特徴とする。

発明の効果

0015

本発明によれば、モニタ側で簡易かつ確実にレターボックス形式の信号であることを検出できる。これにより、アスペクト比16:9に対応したモニタ側において、レターボックス形式の信号から主映像を拡大して表示できる。また、クローズドキャプション信号に応じて主映像を拡大表示する機能に対応していないモニタであっても、そのデータとしてダミーデータが設定されているため、不必要な文字データが意図せず表示されることもない。

図面の簡単な説明

0016

実施形態の構成ブロック図である。
実施形態のビデオ/オーディオエンコーダ機能ブロック図である。
実施形態のシステム構成図である。
実施形態のクローズドキャプション信号の説明図である。
実施形態のシステム処理フローチャートである。

実施例

0017

以下、図面に基づき本発明の実施形態について、航空機搭載用のビデオプレーヤを例にとり説明する。なお、本発明は航空機搭載用に特に好適であるが、これ以外の用途にも適用可能であることは言うまでもない。

0018

図1は、本実施形態におけるビデオプレーヤ1の構成ブロック図である。ビデオプレーヤ1は、メモリカードスロット10,タッチパネルLCD12,パワーSWLED14,メインCPUボード16,サブCPUボード18,ビデオエンコーダ20,バックアップユニット22,電源ユニット24及び入出力インタフェース26を備える。

0019

メモリカードスロット10は、SDメモリカード等のフラッシュメモリを装着可能なスロットである。メモリカードスロット10はメインCPUボード16に接続され、メインCPUからアクセス可能である。

0020

タッチパネルLCD12は、ビデオプレーヤ1の正面に配置され、各種ボタンや映像/音声の再生状態あるいは一時停止状態停止状態等を表示する。タッチパネルLCD12はメインCPUボード16に接続され、メインCPUによりその表示が制御される。

0021

パワーSW(スイッチ)LED14は、ビデオプレーヤ1の電源オンオフ状態や各種のステータスをLEDの発光状態オンオフ/点滅/色変化/等)で表示する。

0022

メインCPUボード16は、メインCPU及びメモリを備える回路基板であり、メインCPUは、プログラムメモリに記憶された処理プログラムを実行することで各種機能を実現する。具体的には、メインCPUは、メモリカードスロット10に挿入されたSDメモリカード等にアクセスしてSDメモリカード等に記憶されたビデオデータを読み出しデコードしてビデオエンコーダ20に出力する。例えば、メインCPUは、SDメモリカードに記憶されたSD−VideoフォーマットMPEG2あるいはMPEG4で圧縮されたビデオデータを読み出してデコードする。また、メインCPUは、SDメモリカードから読み出したビデオデータが、アスペクト比16:9のビデオデータであるか否かを検出し、検出信号をビデオエンコーダ20に出力する。読み出したビデオデータが例えばMPEG4である場合、MPEG4にはアスペクト比の情報が含まれているため、メインCPUは、このアスペクト比情報を検出することでビデオデータのアスペクト比が16:9であることを検出できる。MPEG2でも同様である。

0023

サブCPUボード18は、サブCPU及びメモリを備える回路基板であり、メインCPUボード16と協働して所定の処理を実行する。例えば、サブCPUボード18は、パワーSWLED14のオン/オフを制御したり、メインCPUの状態を監視し、メインCPUの異常を検出した場合に、メインCPUボード16の機能のうちビデオプレーヤ1の動作に最低限必要な機能を代替する。最低限必要な機能とは、例えば、タッチパネルLCD12にシステムエラー発生のメッセージを表示したり、ビデオプレーヤ1を停止させるためのユーザ入力受け付けて、動作を停止させたりシャットダウンしたりする機能である。

0024

ビデオエンコーダ20は、メインCPUボード16から供給されたビデオデータを入力し、これをアナログのNTSC信号にエンコードして出力する。例えば、ビデオエンコーダ20は、MPEG4のビデオデータをNTSC信号にエンコードする。この際に、メインCPUボード16から検出信号を入力すると、ビデオエンコーダ20は、アスペクト比16:9の主映像の上下に黒帯を付加してアスペクト比4:3とするレターボックス形式のNTSC信号にエンコードするとともに、クローズドキャプション信号を付加し、かつ、そのデータとして特定のダミーデータを設定する。

0025

バックアップユニット22は、大容量のコンデンサ複数個搭載する電源のバックアップユニットであり、電源ユニット24への給電が停止したことを検知した場合に、メインCPUへシャットダウンの指示を出すとともに、シャットダウン完了までの電源供給を行う。

0026

電源ユニット24は、ビデオプレーヤ1の各部に電力を供給する。図では、電源ユニット24は、サブCPUボード18、バックアップユニット22、及び入出力インタフェース26に電力を供給しているが、これらに限定されない。

0027

入出力インタフェース26は、ビデオエンコーダ20から出力されたNTSC信号を後述する分配器30を介して航空機の複数箇所に設置されたモニタに出力する。

0028

図2は、ビデオエンコーダ20の機能ブロック図である。ビデオエンコーダ20は、NTSCエンコーダ部201と、クローズドキャプション信号制御部202を備える。

0029

NTSCエンコーダ部201は、メインCPUボード16から供給されたビデオデータをNTSC信号に変換して出力する。ビデオデータのアスペクト比が16:9である場合、主映像の上下に黒帯の無画部を形成することでアスペクト比4:3のレターボックス形式のNTSC信号に変換して出力する。なお、ビデオデータのアスペクト比が4:3である場合、そのアスペクト比をそのまま維持して(レターボックス形式とすることなく)NTSC信号に変換して出力する。

0030

クローズドキャプション信号制御部202は、メインCPUボード16から検出信号、すなわちビデオ信号がアスペクト比16:9であることを示す検出信号が供給された場合に、NTSC信号の所定ラインにクローズドキャプション信号を付加するように設定し、かつ、その文字情報としてダミーデータを付加するようにNTSCエンコーダ部201を制御する。

0031

NTSC信号等のアナログ映像信号の先頭には、上部から下部まで画面を描画した電子ビームが次の画面を描画するため再び上部に戻るために必要な区間として垂直帰線区間が設定されており、NTSC信号の場合、走査線の1番目(1H,263H) から21番目 (21H,284H) までが垂直帰線区間となっている。この部分に入った信号は特に描画されることはないため、制御用の信号やテスト信号、文字情報等が挿入される。具体的には、
1番目〜9番目:垂直同期信号
10番目〜21番目:テスト信号やそのほかの信号
10番目〜13番目:データ多重放送の領域
14番目〜16番目:文字多重放送の領域
18番目:クリアビジョンにおけるGCR信号
20番目:コピー制御信号CGMSーA
21番目:クローズドキャプション(closed captioning)信号(字幕情報
と規定される。クローズドキャプション信号は、必要に応じてその設定を有効(表示)あるいは無効(非表示)にできる。

0032

クローズドキャプション信号制御部202は、メインCPUから検出信号を入力すると、走査線の21番目、すなわち21H(ライン21)と284H(ライン284)のクローズドキャプション信号を付加するように設定する。また、2バイトのASCIIコードに、いずれもダミーデータとしてスペースを設定する。なお、クローズドキャプション信号制御部202は、メインCPUから検出信号を入力しない、つまり、ビデオデータのアスペクト比が16:9でない場合には、クローズドキャプション信号を付加しない。

0033

このように、垂直帰線区間の特定のラインで規定されるクローズドキャプション信号(字幕情報)を利用してビデオデータのアスペクト比が16:9であるか否か、言い換えればレターボックス形式であるか否かを伝送することで、NTSC信号を受信したモニタ側で21Hと284Hの信号を検出すればレターボックス形式の映像信号であることを容易に識別できる。

0034

図3は、本実施形態のビデオプレーヤ1を用いたインフライトエンタテインメントシステムの構成図である。

0035

システムは、ビデオプレーヤ1と、分配器30と、複数のモニタ40,42,・・から構成される。

0036

ビデオプレーヤ1は、アスペクト比16:9のビデオデータをレターボックス形式のNTSC信号100に変換して出力する。

0037

分配器30は、NTSC信号100を分配して航空機の複数箇所に設置されたモニタ40,42にNTSC信号を分配する。

0038

モニタ40は、アスペクト比16:9のモニタであり、NTSC信号の垂直帰線区間の21Hと284Hの信号を検出し、字幕情報が付加されているか否かを検出するとともに、2バイトのデータがいずれもダミーデータ(スペース)に設定されているか否かを検出する。ASCIIコードにおけるスペース(空白)は「0x20」(16進数)であるから、2バイトのデータがいずれも「0x20」であることを検出する。そして、字幕情報が付加されており、かつ、2バイトのデータがいずれもスペースに設定されていることを検出すると、受信したNTSC信号がレターボックス形式であるとして、レターボックスを表示領域外に押し出すように主映像を拡大表示する。また、字幕情報が付加されていない場合、あるいは字幕情報が付加されていても2バイトのデータがいずれもスペースでない場合は、そのまま映像信号を表示する。従って、字幕情報が当初から存在していた場合、モニタ40はその字幕情報をそのまま表示することができる。

0039

本実施形態におけるモニタ40は、通常の映像復調回路と、クローズドキャプション信号検出回路クローズドキャプションデコーダ)と、ズーム回路を備える。映像復調回路は、NTSC信号から輝度信号成分(Y)、2つの色信号成分(I,Q)を復調する。クローズドキャプション信号検出回路は、垂直帰線区間の21Hと284Hの信号を検出し、字幕情報が付加されているか否かを検出するとともに、2バイトのデータがいずれもダミーデータ(スペース)に設定されているか否かを検出する。ズーム回路は、クローズドキャプション信号検出回路で字幕情報が付加されており、かつ、2バイトのデータがいずれもスペースである場合に、主映像の部分をズームして表示する。主映像の部分は、例えば垂直方向輝度レベルを検出し、有画部分と無画部分を識別することで抽出する。勿論、主映像を拡大する技術は公知であり、公知の任意の方法を用いることが可能である。本実施形態のモニタ40は、クローズドキャプション信号を用いてレターボックス形式であるか否かを検出しているため、単に垂直方向の輝度レベルの変化を監視してレターボックス形式であるか否かを検出する場合に比べて、より簡易かつ確実に検出し得る。

0040

モニタ40において、クローズドキャプションデコーダ自体は公知である。本実施形態のモニタ40は、公知のクローズドキャプションデコーダを用いてクローズキャプション信号を検出し、字幕情報がありそのデータが特定のダミーデータ(スペース)である場合に、これをトリガとして、ズーム回路を起動する点に特徴を有するといえる。

0041

他方、モニタ42は、アスペクト比4:3のモニタであり、NTSC信号の垂直帰線区間の21Hと284Hの信号を検出し、字幕情報が付加されていることを検出すると、本来の機能に従い、当該字幕情報を表示する。但し、本実施形態では、字幕情報としてダミーデータ、すなわちスペースが設定されているため、モニタ42に字幕情報が表示されることはない。字幕情報が当初から存在していた場合、モニタ42はその字幕情報をそのまま表示するのはモニタ42と同様である。また、字幕情報が付加されていない場合は、そのまま映像信号を表示する。

0042

図4は、クローズドキャプション信号の具体例を示す。クローズドキャプション信号は、基準カラーバースト信号クロック信号続きスタート信号、7ビットパリティビットからなる2バイトのデータ信号から構成される。それぞれのバイトのD0〜D6を「0x20」(スペース)に設定することで、ダミーデータとしてスペースを設定することができる。アスペクト比16:9のモニタ40では、このようなクローズドキャプション信号を検出することで主映像を拡大表示する。また、アスペクト比4:3のモニタ42では、このクローズドキャプション信号を検出することでスペースの字幕を表示するため、結局いずれの場合も字幕は表示されないことになる。

0043

図5は、本実施形態におけるビデオシステムでの処理フローチャートである。図5において、S101〜S105の処理はビデオプレーヤ1での処理であり、S105〜S108の処理はモニタ40での処理である。

0044

ビデオプレーヤ1では、まず、モニタ40に送信し、モニタ40で表示すべきビデオデータのアスペクト比が16:9であるか否かを検出する(S101)。アスペクト比が16:9である場合、次に、クローズドキャプション信号を付加し(S102)、かつ、クローズドキャプション信号のデータとしてスペースのダミーデータを設定する(S103)。具体的には、7ビットASCIIコードをいずれも「0x20」(スペース)に設定する。そして、ビデオデータをレターボックス形式のNTSC信号にエンコードする(S104)。他方、アスペクト比が16:9でない場合(アスペクト比が4:3の場合)、S102及びS103の処理をスキップして、レターボックス形式でないNTSC信号にエンコードする(S104)。ビデオプレーヤ1は、NTSC信号を分配器30経由でモニタ40に送信する。

0045

モニタ40は、NTSC信号を受信すると、垂直帰線区間の21H及び284Hにおけるクローズドキャプション信号が付加されているか否かを検出する(S105)。クローズドキャプション信号が付加されている場合、次に、その2バイトのデータがいずれもスペースに設定されているか否かを検出する(S106)。クローズドキャプション信号が付加されており、かつ、そのデータがいずれもスペースである場合、モニタ40は受信したNTSC信号がレターボックス形式であるとして、主映像部分を拡大表示する(S107)。従って、アスペクト比16:9の元の映像がそのまま16:9で表示される。他方、S105あるいはS106のいずれかでNO,すなわち、クローズドキャプション信号が付加されていない、あるいはデータのいずれもスペースでない場合には、主映像部分を拡大表示することなくそのまま表示する(S108)。従って、レターボックス形式でない場合や、レターボックス形式であっても有意のデータ(字幕情報)が付加されている場合にはそのまま表示する。特に後者の場合、有意の字幕情報が存在している場合にはそのまま表示されるため、本来の字幕情報を損なうことがない。

0046

なお、本実施形態では、モニタ40において、クローズドキャプション信号が付加されており、かつ、2バイトのデータがいずれもダミーデータ(スペース)に設定されていることを検出した場合に主映像を拡大表示する機能を備えていることを前提としているが、仮に、モニタ40において当該機能を備えていない場合でも、クローズドキャプション信号のダミーデータはスペースとなっているため、特定の文字が誤表示されることはない。つまり、単に字幕としてスペースが表示されるだけで、不要な文字が表示されることはない。本実施形態において、クローズドキャプション信号にダミーデータとしてスペースを付加する利点である。

0047

このように、本実施形態では、NTSC信号の規格として既に存在しているクローズドキャプション信号を援用し、このクローズドキャプション信号を付加することで映像信号がレターボックス形式であることをモニタに伝送するので、たとえ航空機内のように相対的に長い伝送距離であり、かつ、種々のノイズが混入し易い環境下においても正確にモニタ側において映像を正しく表示できる。

0048

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく種々の変形が可能である。

0049

例えば、本実施形態では、ダミーデータとしてスペースを設定しているが、字幕として表示されても支障がないようなデータ(制御文字を含む)であればスペース以外にも使用し得る。

0050

また、本実施形態では、メインCPUボード16のメインCPUが、ビデオデータのアスペクト比が16:9であるか否かを検出しているが、これに代えて、外部機器からビデオデータのアスペクト比が16:9であることを示す信号を入力する、あるいはビデオプレーヤ1のユーザがタッチパネルLCD12を操作してアスペクト比が16:9であることを入力してもよく、この場合にもメインCPUは入力信号を用いてビデオデータのアスペクト比が16:9であることを検出し得る。なお、タッチパネルLCD12に、「レターボックス形式に変換」等のメニューボタンを設け、このボタンを操作することでビデオデータをレターボックス形式のNTSC信号にエンコードしてモニタに出力してもよい。この場合にも、当該メニューボタンの操作信号を用いて、メインCPUはビデオデータがアスペクト比16:9であることを検出し、これに基づいてレターボックス形式のNTSC信号にエンコードするのと実質的に同一である。

0051

1ビデオプレーヤ、10メモリカードスロット、12タッチパネルLCD、14パワーSWLED、16メインCPUボード、18 サブCPUボード、20ビデオエンコーダ、22バックアップユニット、24電源ユニット、26入出力インタフェース。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ