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図面 (9)

課題

動作クロックを変化させるような処理を行うことなく両センサの読取速度をより効果的に合わせて、両面読取時の処理速度を向上させ得るように構成した画像読取装置を提供する。

解決手段

画像読取装置22は、縮小光学系読取部4と、縮小光学系読取部4とは読取方式が異なり読取速度が遅い等倍光学系読取部5と、モード切換え部及び水平同期信号制御部とを備えている。モード切換え部及び水平同期信号制御部は、縮小光学系読取部4及び等倍光学系読取部5により原稿Dの第1面及び第2面の各画像を1工程で読み取る際は原稿Dに対する走査ライン分を読み取るために使用する縮小光学系読取部4の水平同期信号の位相を、等倍光学系読取部5の水平同期信号の位相に変更する。

概要

背景

近年、資源の節約のために情報をシートの両面に記録することが行われているが、このように両面に情報が記録された原稿を、1つの読取手段によりその片面ずつを読み取っていたのでは、画像読取装置の利用性が損なわれる。

そこで、原稿搬送路の片側に等倍光学系式の密着型イメージセンサを配設し、他側に縮小光学系式のCCD(Charge Coupled Device)リニアイメージセンサを配設した画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。

密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)は、ミラーが不要で反射光がそのままレンズセンサに届く構成のため、装置サイズが小さくなって装置本体も小さくできる。密着型イメージセンサは、平面の原稿を読み取る機能はCCDリニアイメージセンサと殆ど変わらないが、厚みのある本の内側等のような凹凸がある原稿では文字はっきりとは読み取れない。一方、CCDリニアイメージセンサは、反射光をミラーに反射して集約させ、数枚のレンズを介してセンサで読み取る構成のため、内部構造が大きくなって装置本体が大きくなる。CCDリニアイメージセンサは、ある程度原稿が浮いていてもピントが合う構造のため、凹凸がある原稿でも文字をはっきりと読み取ることができる。

また、両面読取モードか片面読取モードかに応じて、読取手段の動作クロック原稿搬送速度及び信号増幅レベルを変化させることで、両面読取時の処理速度を向上させるようにした画像読取装置が提案されている(特許文献2参照)。この画像読取装置では、両面読取時には、動作クロック等を変化させて、読取速度の遅い密着型イメージセンサに読取速度の速いCCDリニアイメージセンサの読取速度を合わせ、原稿の表面及び裏面の各画像を1工程で読み取る。

概要

動作クロックを変化させるような処理を行うことなく両センサの読取速度をより効果的に合わせて、両面読取時の処理速度を向上させ得るように構成した画像読取装置を提供する。画像読取装置22は、縮小光学系読取部4と、縮小光学系読取部4とは読取方式が異なり読取速度が遅い等倍光学系読取部5と、モード切換え部及び水平同期信号制御部とを備えている。モード切換え部及び水平同期信号制御部は、縮小光学系読取部4及び等倍光学系読取部5により原稿Dの第1面及び第2面の各画像を1工程で読み取る際は原稿Dに対する走査ライン分を読み取るために使用する縮小光学系読取部4の水平同期信号の位相を、等倍光学系読取部5の水平同期信号の位相に変更する。

目的

本発明は、動作クロックを変化させるような処理を行うことなく両センサの読取速度をより効果的に合わせて、両面読取時の処理速度を向上させ得るように構成した画像読取装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

搬送されてくる原稿の第1面の画像を第1読取センサにより読み取る第1読取部と、前記第1読取部とは読取方式が異なり読取速度が該第1読取部より遅く、搬送されてくる原稿の第2面の画像を第2読取センサにより読み取る第2読取部と、前記第1読取部及び前記第2読取部により原稿の第1面及び第2面の各画像を1工程で読み取る際は原稿に対する走査ライン分を読み取るために使用する前記第1読取部の水平同期信号位相を、前記第2読取部の水平同期信号の位相に変更する制御手段と、を備える、ことを特徴とする画像読取装置。

請求項2

前記第1読取部は、前記第1読取センサにより画像を読み取る際に該画像に光照射する第1光源を有し、前記制御手段は、前記水平同期信号の位相の変更により遅くなった前記第1読取部の読取速度に応じて前記第1光源の光量を低減させるように制御する、ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。

請求項3

前記制御手段は、前記第1読取センサの位相を第2読取センサの位相に同期させた信号として出力する位相同期回路を有する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。

請求項4

前記位相同期回路は、前記第1読取センサの水平同期信号を一方の端子に入力すると共に、フィードバックされてくる信号を他方の端子に入力し、前記水平同期信号と前記フィードバックの信号との位相差を出力する位相比較器と、前記位相比較器からの出力に基づいて発振周波数を変更して出力する可変周波数発振器と、前記可変周波数発振器からの出力をその周波数分周して前記他方に端子にフィードバックする分周器と、を有する、ことを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。

請求項5

前記位相比較器と前記可変周波数発振器との間には、前記位相比較器の出力から交流成分をカットして不要な短周期変動を除去した形で出力するフィルタ回路が介在されている、ことを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。

技術分野

0001

本発明は、画像読取装置、詳細には、ファクシミリ装置複写装置等に適用される両面原稿読み取り可能な画像読取装置に関する。

背景技術

0002

近年、資源の節約のために情報をシートの両面に記録することが行われているが、このように両面に情報が記録された原稿を、1つの読取手段によりその片面ずつを読み取っていたのでは、画像読取装置の利用性が損なわれる。

0003

そこで、原稿搬送路の片側に等倍光学系式の密着型イメージセンサを配設し、他側に縮小光学系式のCCD(Charge Coupled Device)リニアイメージセンサを配設した画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。

0004

密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)は、ミラーが不要で反射光がそのままレンズセンサに届く構成のため、装置サイズが小さくなって装置本体も小さくできる。密着型イメージセンサは、平面の原稿を読み取る機能はCCDリニアイメージセンサと殆ど変わらないが、厚みのある本の内側等のような凹凸がある原稿では文字はっきりとは読み取れない。一方、CCDリニアイメージセンサは、反射光をミラーに反射して集約させ、数枚のレンズを介してセンサで読み取る構成のため、内部構造が大きくなって装置本体が大きくなる。CCDリニアイメージセンサは、ある程度原稿が浮いていてもピントが合う構造のため、凹凸がある原稿でも文字をはっきりと読み取ることができる。

0005

また、両面読取モードか片面読取モードかに応じて、読取手段の動作クロック原稿搬送速度及び信号増幅レベルを変化させることで、両面読取時の処理速度を向上させるようにした画像読取装置が提案されている(特許文献2参照)。この画像読取装置では、両面読取時には、動作クロック等を変化させて、読取速度の遅い密着型イメージセンサに読取速度の速いCCDリニアイメージセンサの読取速度を合わせ、原稿の表面及び裏面の各画像を1工程で読み取る。

先行技術

0006

特開平3−240361号公報
特開平9−46484号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、特許文献2記載の画像読取装置では、読取速度を合わせるために変化させる動作クロック(画素クロック)は、1CLKで1画素分のデータを処理するクロック信号である。そのため、動作クロックを遅くして密着型イメージセンサにCCDリニアイメージセンサの読取速度を合わせたとしても、読取の1ライン全体として見ると読取速度の低減にはあまり有効ではない。

0008

そこで、本発明は、動作クロックを変化させるような処理を行うことなく両センサの読取速度をより効果的に合わせて、両面読取時の処理速度を向上させ得るように構成した画像読取装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明は、画像読取装置において、搬送されてくる原稿の第1面の画像を第1読取センサにより読み取る第1読取部と、前記第1読取部とは読取方式が異なり読取速度が該第1読取部より遅く、搬送されてくる原稿の第2面の画像を第2読取センサにより読み取る第2読取部と、前記第1読取部及び前記第2読取部により原稿の第1面及び第2面の各画像を1工程で読み取る際は原稿に対する走査1ライン分を読み取るために使用する前記第1読取部の水平同期信号位相を、前記第2読取部の水平同期信号の位相に変更する制御手段と、を備えることを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によると、動作クロックを変化させるような処理を行うことなく両センサの読取速度をより効果的に合わせて、両面読取時の処理速度を向上させ得るように構成した画像読取装置を実現することができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の実施形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置を示す概略断面図である。
図1における画像読取装置からカバーを取り外した状態の全体構造を表した外観説明図である。
図2における画像読取装置に用いられているCCDリニアイメージセンサの説明図である。
図2における画像読取装置に用いられている密着型イメージセンサの説明図である。
本実施形態における画像読取装置の制御系について示すブロック図である。
図5における水平同期信号制御部の構成の一例を示すブロック図である。
(a)〜(e)は本実施形態における画像読取装置の各読取モードと、モードに対応する水平同期信号(HSYNC)及び光源電流値について示す図である。
本実施形態における画像読取装置の処理を説明するフローチャートである。

実施例

0012

以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。

0013

[画像形成装置]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機シート搬送方向に沿って断面した状態で示す断面図である。図1に示すように、複写機等の画像形成装置40は、装置本体40aと、装置本体40aの上部に備えられた画像読取装置22とを有している。

0014

画像読取装置22は、画像読取部102と、画像読取部102の上に設けられた原稿搬送部(ADF)1とを有している。画像読取装置22は、シート状の原稿Dの画像を読み取って画像を電気信号に変換し、電気信号に基づいて画像データを形成する。装置本体40aでは、画像の電気信号や画像データに基づいてシートShに画像を形成する。

0015

原稿搬送部1は、ユーザ等により原稿給紙トレイシート積載部)2に載置された画像読取前の原稿Dを画像読取部102に自動的に搬送するように構成されている。原稿給トレイ2は、画像を読み取られる原稿Dが積層状に載置される。画像読取部102は、搬送されている原稿Dに画像読取位置Rで照射した光の反射光を受光して、原稿Dを光学的に読み取って電気信号に変換し、電気信号に基づいて画像データ(画像読取情報)を作成する。

0016

画像形成装置40の装置本体40aでは、画像データに基づいてシートShに複写画像を形成する。装置本体40aは、原稿Dの画像の電気信号や画像データに基づいて露光部123を作動させて、回転する感光ドラム121の表面に静電潜像を形成する。静電潜像は、現像器124で現像トナーを供給)されてトナー画像となる。

0017

一方、装置本体40aの下部には、各種サイズのシートShを装填したシート載置部137a,137b,137c,137dが配置されている。シート載置部137a〜137dのシートShは、それぞれ給送ローラ138a,138b,138c,138dによって1枚ずつ送り出され、搬送ローラ131へ受け渡される。シートShは、手差しトレイ137eからも給送ローラ138eへ受け渡されるようになっている。

0018

その後、シートShは、レジストローラ対136によって斜行真っ直ぐ矯正されて、かつ感光ドラム121上のトナー画像と位置を同期されて、感光ドラム121と転写帯電器125との間に供給される。シートShは、転写帯電器125によって感光ドラム上のトナー画像を転写され、分離帯電器126によって感光ドラム121から分離される。クリーナ127は、トナー画像を転写した感光ドラム121の表面をクリーニングする。そして、帯電器122は、次の露光に備えて感光ドラム121の表面を帯電する。

0019

一方、トナー画像を転写されたシートShは、ベルト搬送部128によって定着器129へ搬送され、定着器129で加熱と加圧を受けて表面にトナー画像を定着される。そして、トナー画像が定着されたシートShは、排出トレイ130に排出される。

0020

以上説明した、画像形成装置40は、装置本体40a内に備えたCPUを有する制御部132によって制御される。また、画像読取装置22には、装置本体40a側の制御部132からの指令に従って画像読取装置22の動作を制御する読取装置制御部31が設けられている。なお、感光ドラム121、帯電器122、現像器124等により画像形成部133が構成されている。

0021

[原稿搬送部]
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像読取装置22の詳細な構成について説明する。なお、図2は、本実施形態に係る画像読取装置22を原稿搬送方向に沿って断面した概略断面図である。

0022

図2に示すように、画像読取装置22は、本体ケース3の上部に所定方向所定角度開閉可能な原稿搬送部1(ADF)と、原稿搬送部1の下方において所謂ブックタイプの原稿(ブック原稿)の画像を読み取り可能なブック型の画像読取部102とを有する。画像読取装置22は、原稿給送トレイ2上に載置された原稿Dを自動的に、第2読取部としての等倍光学系読取部5を通過させ、画像読取位置R(図1参照)に配置された第1読取部としての縮小光学系読取部4へ送り込むように構成されている。

0023

原稿搬送部1は、原稿給送トレイ2と、分離部25と、画像を形成された原稿Dの原稿給送方向(矢印Aの方向)と直交する幅方向図2の手前−奥方向)に沿って細長状に延在する自動原稿搬送部26とを備えている。原稿搬送部1は、原稿給送トレイ2上の原稿Dを送り出す給送ローラ24と、給送ローラ24により給送された原稿Dを1枚ずつに分離して搬送する分離搬送ローラ対44と、レジストローラ対27と、搬送ローラ対28,29,30とを有している。

0024

原稿搬送部1は給送ローラ24下方に、搬送ローラ対47と、排出ローラ対48と、等倍光学系読取部(第2読取部)5及び縮小光学系読取部(第1読取部)4の少なくとも一方で画像を読み取られて送られてきた原稿を受ける原稿排出トレイ50とを有する。さらに、搬送ローラ対47と排出ローラ対48との間には、搬送切換え部材49が配置されている。

0025

画像読取部102は、本体ケース3と、本体ケース3の上面にて同レベルの面となるように並べて配置された原稿台ガラス6及び表面シェーディング板7と、本体ケース3内の原稿台ガラス6の下方に配置された縮小光学系読取部(第1読取部)4とを有する。

0026

[縮小光学系読取部(第1読取部)]
次に、縮小光学系読取部(第1読取部)4の詳細について図3を参照して説明する。なお、図3は、画像読取装置22に用いられている縮小光学系読取部4の説明図である。

0027

図3に示すように、縮小光学系読取部(第1読取部)4は、搬送されてくる原稿Dの第1面(本実施形態では表面)の画像をCCDリニアイメージセンサ(第1読取センサ)14により読み取るように構成されている。縮小光学系読取部4は、第1ミラー8、第2ミラー9、第3ミラー10、第4ミラー11、第5ミラー12及びレンズ13、CCDリニアイメージセンサ(第1読取センサ)14、及び第1光源LED)15a,15bを有している。

0028

第1光源15a,15bとして、白色LEDをアレー上に配置したものが使用されている。縮小光学系読取部4では、第1光源15a,15bに白色LEDを使用していることで、R・G・B(RED、GREEN、BLUE)を同時に読み取ることができるため、等倍光学系読取部5よりも高速な読取を実行することができる。以上の縮小光学系読取部4は、第1光源15a,15bを白色LEDとし、複数のミラー8〜12とレンズ13を用い、光束の反射と集約を繰り返した後に原稿Dからの光を光学系で撮像素子であるCCDリニアイメージセンサ14に導くように構成されている。

0029

このような縮小光学系読取部4では、原稿Dが原稿台ガラス6上にセットされると、第1光源15a,15bから原稿Dに照射された光が原稿台ガラス6を通して原稿面で第1ミラー8に反射される。これにより、第1ミラー8は入射光を第2ミラー9に反射し、第2ミラー9は入射光を第3ミラー10に反射し、第3ミラー10は入射光を第4ミラー11に反射し、第4ミラー11は入射光を第5ミラー12に反射する。そして、第5ミラー12は入射光をレンズ13に反射し、レンズ13は入射光をCCDリニアイメージセンサ(第1読取センサ)14の受光面に結像させる。

0030

密着型読取部(第2読取部)]
次に、等倍光学系読取部(第2読取部)5の詳細について図4を参照して説明する。なお、図4は、画像読取装置22に用いられている等倍光学系読取部5の説明図である。

0031

図4に示すように、等倍光学系読取部5は、縮小光学系読取部4とは読取方式が異なり読取速度が該縮小光学系読取部4より遅い。そして、等倍光学系読取部5は、搬送されてくる原稿Dの第2面(本実施形態では裏面)の画像を、密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)としての受光素子(第2読取センサ)21により読み取るように構成される。等倍光学系読取部5は、LED光源ユニット17、導光体18、セルフォック(登録商標レンズアレイ19(以下、単に「レンズアレイ19」という)、基板20、及び基板20上に固定された受光素子21を有している。

0032

導光体18は、LED光源ユニット17からの発光を読み取って主走査方向に均一に拡散させる。この導光体18から照射された照射光は原稿Dで反射され、この反射光は、レンズアレイ19を通して受光素子21上に結像される。結像された光は受光素子21により光電変換され、画像信号として順次出力される。

0033

以上の等倍光学系読取部5は、R・G・B3色のLEDを有するLED光源ユニット17を光源として用いたものである。そして、R・G・Bをそれぞれ高速に切り換えてレンズアレイ19を通して、撮像素子である受光素子21に原稿Dからの光を直接的に導くように構成されている。

0034

この等倍光学系読取部5は、原稿給送トレイ2からの原稿搬送経路の途中に配置され、原稿搬送経路を搬送中の原稿Dの第2面の画情報(画像)を読み取って、画像信号を出力する。LED光源ユニット17は、R・G・Bの3色のLED(発光ダイオード)から構成され、各色を切り換えて点灯しているため、縮小光学系読取部(第1読取部)4よりも、読み取りに時間がかかる(読取速度が遅い)。

0035

等倍光学系読取部5の受光素子21は、複数の素子から1つの受光素子として形成されるため、素子間の感度やAC/DC成分のバラツキがあり、蓄積時間が短いと出力画像信号に対するバラツキが大きくなるので蓄積時間を長くする必要がある。そのため、縮小光学系読取部(第1読取部)4の速い読取速度に、等倍光学系読取部(第2読取部)5の遅い読取速度を合わせるように制御すると、受光素子(第2読取センサ)21で読み取った第2面の画像が劣化することになる。そこで、本実施形態では、等倍光学系読取部5の遅い読取速度に、縮小光学系読取部4の速い読取速度を合わせるように制御するのである。

0036

[画像読取装置の制御系]
次に、図5を参照して、画像読取装置22を制御する制御系について説明する。なお、図5は、本実施形態における画像読取装置22の制御系について示すブロック図である。

0037

すなわち、図5に示すように、画像読取装置22の制御系は、読取装置制御部31を備えている。この読取装置制御部31には、装置本体40aに設けられた操作パネル34で選択されて入力された各種の設定情報が入力される。操作パネル34での設定やコピー実行指示は、装置本体40aの制御部132に一旦伝達されてから読取装置制御部31に伝達される。そのため、操作パネル34は、画像読取装置22の設定入力読み取りモード設定などを行う操作部として機能する。

0038

読取装置制御部31は、中央演算処理装置としてのCPU35に備えた水平同期信号制御部36及び光源電流制御部37と、モード切換え部39と、記憶部38とを有している。そして、読取装置制御部31には、画像読取部102における縮小光学系読取部(第1読取部)4、及び原稿搬送部1における等倍光学系読取部(第2読取部)5が接続されている。なお、記憶部38は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュROM等の不揮発性揮発性メモリから構成できる。

0039

モード切換え部39は、縮小光学系読取部(第1読取部)4及び等倍光学系読取部(第2読取部)5により原稿Dの第1面及び第2面の各画像を1工程で読み取る読取モード(両面読取モード)に切り換え可能に構成される。モード切換え部39はさらに、第1読取モード、第2読取モード、第3読取モード(両面読取モード)を切換え可能に構成される。

0040

水平同期信号制御部36は、AFE(Analog Front End)42を介して、縮小光学系読取部4におけるCCDリニアイメージセンサ14を制御すると共に、AFE52を介して、等倍光学系読取部5における受光素子21を制御する。水平同期信号制御部36は、第1水平同期信号(HSYNC)の位相を、第2水平同期信号(HSYNC)の位相に合わせるように制御する。上記第1水平同期信号(HSYNC)は、モード切換え部39による読取モードへの切り換えに対応して、原稿Dに対する走査1ライン分を読み取るための縮小光学系読取部4への読取開始トリガである。上記第2水平同期信号(HSYNC)は、等倍光学系読取部5への読取開始トリガである。

0041

なお、上記第1読取モードは、縮小光学系読取部(第1読取部)4により原稿Dの第1面の画像を読み取るモードである。また、上記第2読取モードは、等倍光学系読取部(第2読取部)5により原稿Dの第2面の画像を読み取るモードである。さらに、上記第3読取モード(両面読取モード)は、縮小光学系読取部4により原稿Dの第1面を読み込んだ後に原稿Dを反転させて縮小光学系読取部4により原稿の第2面を読み込むモードである。本実施形態では、このような各種の読取モードを、操作パネル34から入力された選択に応じてモード切換え部39により自在に切り換えることができる。

0042

光源電流制御部37は、画像読取部102の縮小光学系読取部4における光源装置57に接続されると共に、原稿搬送部1の等倍光学系読取部5における光源装置58に接続されている。光源電流制御部37は、光源装置57のCCDリニアイメージセンサ14をLEDドライバ45を介して制御すると共に、光源装置58のLED光源ユニット17をLEDドライバ55を介して制御する。また、記憶部38は、画像読取装置22の各部から出力された種々の情報を記憶する。

0043

縮小光学系読取部(第1読取部)4は、CCDリニアイメージセンサ(第1読取センサ)14により画像を読み取る際に該画像に光照射する第1光源15a,15bを有している。また、等倍光学系読取部(第2読取部)5は、受光素子(第2読取センサ)21により画像を読み取る際に該画像に光照射する第2光源であるLED光源ユニット17を有している。

0044

読取装置制御部31は、上記第1水平同期信号の位相の変更により遅くなった縮小光学系読取部(第1読取部)4の読取速度に応じて第1光源15a,15bの光量を低減させるように制御する。これにより、第1光源15a,15bの光量に係る電流を節約することが可能になる。

0045

次に、図6を参照して、図5における水平同期信号制御部36の構成の一例の回路構成について説明する。図6は、この回路構成について示すブロック図である。

0046

即ち、モード切換え部39と共に制御手段を構成する水平同期信号制御部36は、図6に示す位相同期回路PLL:Phase Locked Loop)43を備えている。この位相同期回路43は、位相比較器63と、ループフィルタフィルタ回路)64と、可変周波数発振器VCO)65と、分周器62とから構成される

0047

位相同期回路43は、縮小光学系読取部4の第1水平同期信号(第1読取部の水平同期信号)H1をその位相を等倍光学系読取部5の第2水平同期信号(第2読取部の水平同期信号)H2の位相に同期させた信号H2’として出力する。信号H2’の出力で、縮小光学系読取部4の読取速度が等倍光学系読取部5の遅い読取速度と同等に変更される際、読取装置制御部31は、次のように制御する。つまり、縮小光学系読取部4を原稿Dが通過する際の搬送速度を、等倍光学系読取部5を原稿Dが通過する際の搬送速度と同等になるように駆動系を制御する。

0048

位相比較器63は、第1水平同期信号H1を一方の端子T1に入力すると共に、フィードバックされてくる信号S4を他方の端子T2に入力し、第1水平同期信号H1とフィードバックの信号S4との位相差S1を出力する。ループフィルタ64は、位相比較器63と可変周波数発振器(VCO)65との間に介在されて、位相比較器63の出力(位相差S1)から交流成分をカットして不要な短周期変動を除去した形の信号S2を出力する。

0049

可変周波数発振器(VCO)65は、位相比較器63から出力されてループフィルタ64を経由した出力(信号S2)に基づいて発振周波数を変更して出力する。分周器62は、可変周波数発振器65からの出力をその周波数分周して他方の端子T2にフィードバックする。このように可変周波数発振器65の出力信号を分周器62で分周したものを用いることで、位相比較器63への入力信号である縮小光学系読取部4の第1水平同期信号H1の位相を変えて、周波数を任意の整数倍にした信号H’を生成することができる。

0050

本実施形態における水平同期信号制御部36及びモード切換え部39により、制御手段が構成されている。制御手段(36,39)は、縮小光学系読取部4と等倍光学系読取部5により原稿Dの第1面と第2面の各画像を1工程で読み取る際は原稿に対する走査1ライン分を読み取るために使用する第1水平同期信号H1の位相を第2水平同期信号H2の位相に変更する。

0051

次に、図7及び図8を参照して、本実施形態における画像読取装置22の作用について説明する。なお、図7(a)〜(e)は、画像読取装置22の各読取モードと、モードに対応する水平同期信号(HSYNC)及び光源電流値について示す図である。また、図8は、画像読取装置22の処理を説明するフローチャートである。

0052

まず、原稿の画像読取に際して、読取装置制御部31は、操作パネル34からの入力に基づいてモード切換え部39で選択された読取モードが、両読取部4,5で原稿Dの両面を読み取る両面読取モードであるか否かを判断する(S1001)。

0053

その結果、両面読取モードである場合には、さらに両読取部4,5により原稿Dの両面を同時に(1工程で)読み取る両面読取モードであるか、交互に読み取る両面読取モードであるかを判断する(S1002)。その結果、両面同時読みが選択されていれば、読取装置制御部31は、縮小光学系読取部4及び等倍光学系読取部5の両方を用いて1工程で原稿の画情報の読み取りを行う(S1003)。一方、両面交互読みが選択されていれば、読取装置制御部31は、原稿を反転させながら搬送し、縮小光学系読取部4により第1面と第2面を片面ずつ順に読み取りする(S1004)。

0054

また、読取装置制御部31が、S1001にて選択された読取モードは両面読取モードではないと判断した場合、さらに、表面読みなのか裏面読みなのかを確認する(S1005)。その結果、読取装置制御部31は、表面読みと判断した場合には縮小光学系読取部4で読み取るように制御し(S1006)、裏面読みと判断した場合には等倍光学系読取部5で読み取るように制御する(S1007)。

0055

そして、上述した各読取時において、各読取モードにおける光源電流と水平同期信号(HSYNC)との関係は、以下のようになる。

0056

すなわち、図7(a)に示す片面読取モードが選択され、縮小光学系読取部(第1読取部)4で読み取る際には、その第1光源15a,15bの光源電流を20mAとし、その水平同期信号H1(図6参照)の周期をtとする。

0057

また、図7(b)に示す片面読取モードが選択され、等倍光学系読取部(第2読取部)5で読み取る際には、そのLED光源ユニット17の光源電流を25mAとし、等倍光学系読取部5の第2水平同期信号H2(図6参照)の周期を2tとする。なお、読取センサによって水平同期信号(HSYNC)が異なる理由は、前述したとおりである。

0058

また、図7(c),(d)に示す両面同時読取モードが選択された場合は、縮小光学系読取部(第1読取部)4の速い読取速度を、等倍光学系読取部(第2読取部)5の遅い読取速度に合わせる必要がある。そのため、縮小光学系読取部(第1読取部)4の第1水平同期信号H1(図6参照)を2tにする。このとき、縮小光学系読取部4の第1水平同期信号H1が2倍になったため、第1光源15a,15bの光が原稿に照射され、その光がCCDリニアイメージセンサ14(図3参照)に蓄積される時間も2倍になる。蓄積時間が2倍になることは、光量が2倍になることと同等のため、光量を半分にすることができる。よって、縮小光学系読取部(第1読取部)4における光量を半分の10mAに設定することができる。

0059

一方、図7(e)に示す両面反転読取モードが選択された場合は、縮小光学系読取部(第1読取部)4で読み取るため、第1光源15a,15bの光源電流を20mAとし、第1水平同期信号H1の周期をtとする。

0060

なお、上述した光源電流値や水平同期信号(HSYNC)の周期はあくまでも一例であって、上記値に限定されることはなく、その都度適宜変更して設定すれば良い。

0061

また、本実施形態では、原稿搬送部1側に等倍光学系読取部(第2読取部)5を配置し、画像読取部102側に縮小光学系読取部(第1読取部)4を配置したが、これらの関係は逆に設定することも可能である。即ち、原稿搬送部1側に縮小光学系読取部4を配置し、画像読取部102側に等倍光学系読取部5を配置することも可能である。この場合も、略同様の効果を得ることが可能である。

0062

以上のように本実施形態では、増幅回路を用いることなく、水平同期信号の変更に伴い光源の光量を低減することで電力を抑えることができ、より省エネルギーで安価な構成で、品質の良い画像を提供可能な画像読取装置22とすることができる。そして、動作クロックを変化させるような処理を行うことなく、縮小光学系読取部4と等倍光学系読取部5の読取速度をより効果的に合わせて、両面読取時の処理速度を向上させ得るように構成することができる。

0063

4…縮小光学系読取部(第1読取部)/5…等倍光学系読取部(第2読取部)/14…CCDリニアイメージセンサ(第1読取センサ)/15a,15b…第1光源/21…受光素子(第2読取センサ)/22…画像読取装置/36,39…水平同期信号制御部,モード切換え部(制御手段)/43…位相同期回路/62…分周器/63…位相比較器/64…ループフィルタ(フィルタ回路)/65…可変周波数発振器/D…原稿/H1…第1水平同期信号(第1読取部の水平同期信号)/H2…第2水平同期信号(第2読取部の水平同期信号)/H2’…第2水平同期信号の位相に同期させた信号/T1…一方の端子/T2…他方の端子

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