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技術 乾燥機

出願人 東芝ライフスタイル株式会社
発明者 馬越清輝徳岡太陽二宮涼子
出願日 2014年8月28日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2014-174182
公開日 2016年4月11日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2016-049114
状態 特許登録済
技術分野 洗濯一般 衣類乾燥機
主要キーワード 選択コース 除菌イオン ヒータ式 有底円筒 除菌運転 メッシュ部材 回転槽内 除菌作用
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年4月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

洗濯物の絡まりを防止することができるとともに、乾燥効率を向上させることができる乾燥機を提供する。

解決手段

実施形態の乾燥機(洗濯乾燥機1)は、循環部6(循環手段)により空気を循環させる際、回転槽4の回転軸Lc方向から見た状態において当該回転槽4の回転軸Lcと供給口3aとを結ぶ仮想的な線である第一仮想線L1と、当該回転軸Lcと排気口3bとを結ぶ仮想的な線である第二仮想線L2とを設定し、第一仮想線L1を回転軸Lc周りに第二仮想線L2まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側(θ2側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側(θ1側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくする。

概要

背景

従来、回転駆動される回転槽ドラム)内に例えば衣類等の洗濯物を収容し、回転槽を回転させつつ乾燥用の空気を循環させることで対象物を乾燥させる乾燥機がしられている。このような乾燥機は、単体で利用されることもあるが、いわゆるドラム式洗濯乾燥機のように洗濯機に組み込まれた状態で利用されることもある(例えば、特許文献1参照)。

概要

洗濯物の絡まりを防止することができるとともに、乾燥効率を向上させることができる乾燥機を提供する。実施形態の乾燥機(洗濯乾燥機1)は、循環部6(循環手段)により空気を循環させる際、回転槽4の回転軸Lc方向から見た状態において当該回転槽4の回転軸Lcと供給口3aとを結ぶ仮想的な線である第一仮想線L1と、当該回転軸Lcと排気口3bとを結ぶ仮想的な線である第二仮想線L2とを設定し、第一仮想線L1を回転軸Lc周りに第二仮想線L2まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側(θ2側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側(θ1側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくする。

目的

そこで、洗濯物の絡まりを防止することができるとともに、乾燥効率を向上させることができる乾燥機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

筐体内に配置された回転槽と、前記回転槽を回転駆動する駆動手段と、前記回転槽側に空気を供給する供給口および前記回転槽側から空気を排気する排気口を有する循環経路と、前記循環経路に空気を循環させる循環手段と、を備え、前記循環手段により空気を循環させる際、前記回転槽の回転軸方向から見た状態において当該回転槽の回転軸と前記供給口とを結ぶ仮想的な線である第一仮想線と、当該回転軸と前記排気口とを結ぶ仮想的な線である第二仮想線とを設定し、前記第一仮想線を前記回転軸周りに前記第二仮想線まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側の回転方向へ前記回転槽を回転駆動する割合を、回転角が小さい側の回転方向へ前記回転槽を回転駆動する割合よりも大きくすることを特徴とする乾燥機

請求項2

筐体内に配置された回転槽と、前記回転槽を回転駆動する駆動手段と、前記回転槽側に空気を供給する供給口および前記回転槽側から空気を排気する排気口を有する循環経路と、前記循環経路に空気を循環させる循環手段と、を備え、前記供給口あるいは前記排気口のいずれかが前記回転槽の回転軸上に形成されている場合、前記循環手段により空気を循環させる際、前記回転槽の回転軸方向から見た状態において当該回転槽の回転軸から鉛直上方に延びる仮想的な線である第三仮想線を想定し、前記第三仮想線を前記回転軸周りに前記第二仮想線あるいは前記第一仮想線まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側の回転方向へ前記回転槽を回転駆動する割合を、回転角が小さい側の回転方向へ前記回転槽を回転駆動する割合よりも大きくすることを特徴とする乾燥機。

請求項3

筐体内に配置された回転槽と、前記回転槽を回転駆動する駆動手段と、前記回転槽側に空気を供給する供給口および前記回転槽側から空気を排気する排気口を有する循環経路と、前記循環経路に空気を循環させる循環手段と、を備え、前記供給口および前記排気口の双方が前記回転槽の回転軸を通る1つの直線上に位置して形成されている場合、前記循環手段により空気を循環させる際、前記回転槽の回転軸方向から見た状態において当該回転槽の回転軸から鉛直上方に延びる仮想的な線である第三仮想線を想定し、前記第一仮想線を前記回転軸周りに前記第三仮想線まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側の回転方向へ前記回転槽を回転駆動する割合を、回転角が小さい側の回転方向へ前記回転槽を回転駆動する割合よりも大きくすることを特徴とする乾燥機。

請求項4

前記循環手段により空気を循環させて洗濯物を乾燥させる乾燥運転を実行する際、当該乾燥運転が進むにつれて回転角が大きい側の回転方向へ前記回転槽を回転駆動する割合を増加させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の乾燥機。

請求項5

前記循環手段により空気を循環させて洗濯物を乾燥させる乾燥運転を実行する際、洗濯物の種類を判定し、判定した洗濯物の種類に応じて回転角が大きい側の回転方向へ前記回転槽を回転駆動する割合を変化させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の乾燥機。

請求項6

水を蓄える水槽を備え、前記回転槽は、洗濯物を出し入れする開口を有する有底円筒状であって当該回転槽内に連通する複数の孔が形成された状態で前記水槽内に配置されており、前記供給口は、前記回転槽の前記底部側に位置して、前記水槽に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の乾燥機。

技術分野

0001

本発明の実施形態は、乾燥機に関する。

背景技術

0002

従来、回転駆動される回転槽ドラム)内に例えば衣類等の洗濯物を収容し、回転槽を回転させつつ乾燥用の空気を循環させることで対象物を乾燥させる乾燥機がしられている。このような乾燥機は、単体で利用されることもあるが、いわゆるドラム式洗濯乾燥機のように洗濯機に組み込まれた状態で利用されることもある(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特許第4812719号公報

発明が解決しようとする課題

0004

このような乾燥機に対しては、消費電力や乾燥時間を少なくした状態で化膿すること、つまり、乾燥効率を向上させることが求められている。その一方で、乾燥運転時に洗濯物が絡まってしわになること等を防止することも求められている。
そこで、洗濯物の絡まりを防止することができるとともに、乾燥効率を向上させることができる乾燥機を提供する。

課題を解決するための手段

0005

実施形態の洗濯機は、筐体内に配置された回転槽と、回転槽を回転駆動する駆動手段と、回転槽側に空気を供給する供給口および回転槽側から空気を排気する排気口を有する循環経路と、循環経路に空気を循環させる循環手段と、を備え、循環手段により空気を循環させる際、回転槽の回転軸方向から見た状態において当該回転槽の回転軸と供給口とを結ぶ仮想的な線である第一仮想線と、当該回転軸と排気口とを結ぶ仮想的な線である第二仮想線とを設定し、第一仮想線を回転軸周りに第二仮想線まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側の回転方向へ回転槽を回転駆動する割合を、回転角が小さい側の回転方向へ回転槽を回転駆動する割合よりも大きくすることを特徴とする。

図面の簡単な説明

0006

第1実施形態の乾燥機の構成を模式的に示す図で、(A)は縦断側面図、(b)は回転軸方向から見た回転槽を模式的に示す図
回転槽内の空気の流れを模式的に示す図で、(A)は回転槽の回転軸方向から見た供給口と排気口の位置関係を示す図、(B)は回転槽の側面から見た場合の空気の流れを示す図、(C)は回転槽の正面から見た場合の空気の流れを示す図
第2実施形態における供給口と排気口の位置関係を模式的に示す図で、(A)は具体例1、(B)は具体例2を示す図
第2実施形態における具体例3の乾燥機の構成を模式的に示す縦断側面図
第2実施形態における具体例4の供給口と排気口の位置関係を模式的に示す図
第2実施形態における具体例5の供給口と排気口の位置関係を模式的に示す図

実施例

0007

以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に共通する部位には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の乾燥機について図1および図2を参照しながら説明する。本実施形態では、乾燥機としていわゆるドラム式洗濯乾燥機を想定している。

0008

図1(A)に示すように、洗濯乾燥機1は、その外郭を構成する筐体2の内部に、図示右方側つまり洗濯乾燥機1の前面側が開口した有底円筒状の水槽3および回転槽4が設けられている。この回転槽4は、水槽3内に収容された状態で、駆動手段としてのモータ5によって回転軸Lcを軸に回転駆動される。また、本実施形態の場合、回転軸Lcが設置面から傾いた斜め式となっている。

0009

この洗濯乾燥機1は、図示しない操作パネルから洗い運転すすぎ運転、乾燥運転等の選択コース毛布木綿等の洗濯物の種類、洗濯物の重量あるいは重量を推定可能な洗濯物の量、各運転における所要時間など、洗濯乾燥機1を運転するための各種の情報が設定される。そして、設定された情報に基づいて、洗い運転等の洗濯運転を行う。なお、操作パネルから受け付けた情報以外にも、例えば循環経路を流れる空気の温度を検出する温度センサ湿度を検出する湿度センサ投入された洗濯物の重量を検出する重量センサ、回転槽4や洗濯乾燥機1の振動等を検出する振動センサ外気温を検出する外気温センサ等を設け、それらのセンサから取得した情報に基づいて洗濯乾燥機1を制御する構成であってもよい。

0010

水槽3には、回転槽4の底部4cと対向する側、つまり、回転槽4の背面側に、水槽3内へ空気を供給するための供給口3aが形成されている。また、水槽3には、その上部に、水槽3内の空気を排気する排気口3bが形成されている。本実施形態の場合、供給口3aおよび排気口3bは、水槽3において、洗い運転やすすぎ運転時に水が貯留する上限線Wよりも上方に位置して形成されている。

0011

供給口3aは、ヒータ等の加熱手段やヒートポンプ等の加熱除湿手段と空気を循環させるファン等の送風手段を有する循環部6に、配管部材7を介して接続されている。また、排気口は、循環部6に配管部材7を介して接続されている。そして、制御部8によって循環部6が駆動されると、循環部6において加熱・除湿された空気、つまり、洗濯物を乾燥させるための空気は、図1(A)に矢印Y1にて示すように水槽3内に供給される。

0012

より具体的には、循環部6によって加熱・除湿および送風された空気は、供給口3aから水槽3内に供給され、回転槽4内の衣類等の洗濯物から出た水分を取り込んだ後、排気口3bから排気される。そして、循環部6において再び加熱・除湿された後、水槽3に供給される。つまり、空気は、筐体2内において、水槽3および回転槽4を含んで形成された循環経路を循環する。このため、本実施形態では、供給口から直接的に回転槽4内へ空気が供給されることはないなお、この循環経路には、糸くず等のリントを取り除くためのフィルタ(図示省略)や、ヒータ式の場合には空気中の水分を除去するために空気と水流とを接触させるための機構等も設けられている。

0013

回転槽4は、その筒部に、回転槽4内に連通する複数の孔4aが形成されている。この孔4aを経由して、洗い運転やすすぎ運転時に利用される水や、乾燥運転時に利用される空気が供給および排出される。また、回転槽4は、その内面側に、複数のバッフル4bが設けられている。このバッフル4bによって、回転槽4に収容された洗濯物が攪拌される。

0014

この回転槽4は、その底部4cの背面側に設けられている支持部材としてのドラム支え4dにより支持された状態で回転駆動される。回転槽4は、図1(B)に示すように、その底部4cに、ドラム支え4dと底部4cの縁とによって囲まれ、回転槽4内に連通する例えば6つの孔4eが形成されている。この孔4eは、メッシュ部材4fで覆われており、衣類の入り込みを防止している。このため、回転槽4が回転するとき、供給口3aから回転槽4内へ向けて供給される空気は、回転するドラム支え4dが作り出す気流によって一部が阻害されながら、孔4eを介して最終的に回転槽4内に供給されることになる。

0015

ところで、乾燥運転時に洗濯物から出る水分は、循環経路を循環する空気に含まれて回転槽4および水槽3から排気される。そのため、より効率的に水分を除去するためには、すなわち、乾燥効率を向上させるためには、空気がより多くの水分を含んだ状態で排気されることが望ましい。そこで、本実施形態では、回転槽4の回転方向に着目して乾燥効率の向上を図っている。

0016

洗濯乾燥機1の場合、図1(A)に示すように、供給口3aは回転槽4の背面側に位置して設けられ、排気口3bは回転槽4の筒部の前面側に位置して設けられている。また、図2(A)に示すように、供給口3aは、回転槽4の回転軸Lcを正面側から視た正面視において、回転軸Lcの軸心Cよりも若干図示左方寄りに位置し、排気口3bは、回転軸Lcの軸心Cよりも若干図示左方寄りに位置している。

0017

さて、空気により多くの水分を含ませるためには、供給口3aから排気口3bまで空気が流れる際の経路が長くなるようにすればよい。この場合、回転槽4に収容されている洗濯物は、回転に応じて攪拌され、回転槽4内を移動する。そして、回転槽4内の空気も、洗濯物やバッフル4bによって攪拌される。そのため、回転槽4内には、回転槽4の回転方向へ向かう空気の流れが形成される。特に、本実施形態のように水槽3内へ空気を供給する構造、換言すると、回転槽4内へ空気が直接的には供給されない構造の場合、回転槽4内の空気の流れは回転方向に一致することになる。

0018

このとき、いずれの回転方向へ回転槽4を回転駆動するかは、次のように決定することができる。
まず、図2(A)に示すように、まず、回転槽4の回転軸Lcと供給口3aとを結ぶ仮想的な線である第一仮想線L1と、回転軸Lcと排気口3bとを結ぶ仮想的な線である第二仮想線L2とを設定する。なお、本実施形態では、第一仮想線L1は概ね供給口3aの中心を通る線として設定されており、第二仮想線L2は概ね排気口3bの中心を通る線として設定されている。このとき、第一仮想線L1を回転軸Lcの周りに第二仮想線L2まで回転させる場合、時計回り反時計回りとの2つの回転方向が想定される。

0019

このとき、第一仮想線L1を時計回りに第二仮想線L2まで回転させる際の回転角をθ1とし、反時計回りに回転させる際の回転角をθ2とする。なお、各回転角は、対象となる仮想線をそれぞれの回転方向に回転させた場合における最小値、つまり、本実施形態でいえば第一仮想線L1を一回転未満で回転させる場合において回転軸Lc方向から視て第二仮想線L2に最初に重なったときの回転角である。そして、洗濯乾燥機1では、θ1とθ2のうち、回転角が大きい側(図2(A)の場合、反時計回り)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側(図2(A)の場合、時計回り)の回転方向へ前記回転槽を回転駆動する割合よりも大きくする。

0020

このとき、図2(A)において回転槽4を矢印R1にて示す時計回り(右回り)に回転駆動した場合には、図2(B)および(C)に矢印Y2にて示すように、供給口3aから排気口3bまでの経路長が比較的短い空気の流れが形成される。

0021

これに対して、図2(A)において回転槽4を矢印R2にて示す反時計回り(左回り)に回転駆動した場合には、図2(B)および(C)に矢印Y3にて示すように、供給口3aから排気口3bまでの経路長が相対的に長い空気の流れが形成される。つまり、乾燥用の空気は、より長い時間、回転槽4内に滞留することになる。

0022

つまり、図1に示した構成の洗濯乾燥機1の場合、循環部6により空気を循環させるときには、すなわち、本実施形態であれば乾燥運転を実行するときには、回転槽4を反時計回り(左回り)に回転駆動することで、供給口3aから排気口3bまでの空気の経路長を相対的に長くすることができ、洗濯物と空気との接触時間を長くすることができる。よって、より多くの水分を空気に含ませることができるようになる。

0023

ただし、乾燥運転時には、洗濯物の絡み等を防止するために、回転槽4を一方のみに回転駆動するのではなく、逆方向にも回転駆動させる必要がある。そのため、本実施形態では、乾燥運転時において回転槽4を反時計回りに回転駆動する割合を、回転槽4を時計回りに回転駆動する割合よりも大きくしている。この割合は、洗濯物の種類等に応じて設定してもよいが、例えば本実施形態の場合には、回転槽4を反時計回りに90秒回転駆動し、続いて時計回りに30秒回転駆動し、その後再び反時計回りに90秒回転駆動するというように、反時計回りの回転時間を相対的に長くすることで、回転槽4を反時計回りに回転駆動する割合を時計回りに回転駆動する割合よりも大きくしている。

0024

以上説明した第1実施形態の洗濯乾燥機1によれば、次のような効果を奏することができる。
乾燥機としての洗濯乾燥機1は、循環部6により空気を循環させる際、回転槽4の回転軸Lc方向から見た状態において当該回転槽4の回転軸Lcと供給口3aとを結ぶ仮想的な線である第一仮想線L1を、回転軸Lcと排気口3bとを結ぶ仮想的な線である第二仮想線L2まで回転させる際に想定される2つの回転方向(図2(A)における時計回りと反時計回りの方向)のうち、回転角が大きい側(θ2側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側(θ1側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくする。

0025

回転角が大きい側(θ2側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動した際には、乾燥用の空気が流れる経路長が、回転角が小さい側(θ1側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動した場合よりも相対的に長くなる。そのため、回転角が大きい側(θ2側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動した場合には、洗濯物と空気との接触時間が長くなり、より多くの水分が空気に含まれて排気される。これにより、より効率的に衣類等の洗濯物を乾燥させることができ、乾燥効率を向上させることができる。

0026

また、回転槽4を回転駆動する割合を大きくするように制御しているので、回転槽4は、当然ながら逆方向へも回転駆動される。これにより、一方向だけに回転駆動する場合に比べて、洗濯物の絡みを抑制することができる。
したがって、洗濯物の絡まりを防止することができるとともに、乾燥効率を向上させることができる。

0027

また、洗濯乾燥機1の場合、水を蓄える水槽3を備え、回転槽4は、洗濯物を出し入れする開口を有する有底円筒状であって少なくとも筒部に当該回転槽4内に連通する複数の孔4aが形成された状態で水槽3内に配置されている。そして、供給口3aは、回転槽4の底部4c側に位置して、水槽3に形成されている。つまり、供給口3aから供給される空気は、回転槽4への直接的な流入が、若干阻害される可能性がある。そのため、上記したように回転槽4内でより空気に水分を含ませることができる経路を形成することにより、乾燥効率を向上させることができる。

0028

(第2実施形態)
以下、第2実施形態の乾燥機について図3から図6を参照しながら説明する。なお、第2実施形態では、供給口と排気口との位置関係や回転軸Lcの向きが第1実施形態と異なる幾つかの具体例について説明する。なお、第2実施形態では、配管部材7等の図示を省略する。

0029

<具体例1>
具体例1の洗濯乾燥機10の場合、図3(A)に示すように、供給口3aおよび排気口3bは、ともに水槽3の底部つまり回転槽4の背面側に設けられている。そして、供給口3aは、回転軸Lc方向から視た正面視において、回転軸Lcの軸心Cよりも下方側に位置しており、排気口3bは、回転軸の軸心Cよりも上方側に位置している。

0030

このように、供給口3aと排気口3bの位置関係が第1実施形態と異なる場合であっても、回転槽4の回転軸Lcと供給口3aとを結ぶ仮想的な線である第一仮想線L1を、回転軸Lcと排気口3bとを結ぶ仮想的な線である第二仮想線L2まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側つまり図3(A)の場合には矢印R3にて示す時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側つまり反時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくすることで、第1実施形態と同様に、より多くの水分を空気に含ませることができる空気の流れを形成することができる。したがって、効率的に衣類等の洗濯物を乾燥させることができ、乾燥効率を向上させることができる。

0031

<具体例2>
具体例2の洗濯乾燥機20の場合、図3(B)に示すように、供給口3aおよび排気口3bは、ともに水槽3の筒部つまり回転槽4の筒部に対向する位置に設けられている。そして、供給口3aおよび排気口3bは、第1実施形態と同様に、回転軸Lc方向から視た正面視において、回転軸Lcの軸心Cよりも上方側に位置している。ただし、具体例2では、供給口3aの方が、排気口3bよりも上方に位置している。

0032

このような位置関係であっても、回転槽4の回転軸Lcと供給口3aとを結ぶ仮想的な線である第一仮想線L1を、回転軸Lcと排気口3bとを結ぶ仮想的な線である第二仮想線L2まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側つまり図3(B)の場合には矢印R4にて示す反時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側つまり時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくすることで、第1実施形態と同様に、より多くの水分を空気に含ませることができる空気の流れを形成することができる。したがって、効率的に衣類等の洗濯物を乾燥させることができ、乾燥効率を向上させることができる。

0033

<具体例3>
具体例3の洗濯乾燥機30の場合、図4に示すように、回転軸Lcは、設置面と水平になっている。つまり、洗濯乾燥機30は、回転槽4は、第1実施形態とは異なり、設置面と水平な向きで回転駆動される。なお、供給口3aおよび排気口3bは、ともに第1実施形態と共通する位置関係となっている。

0034

このような回転軸Lcが設置面と水平となった洗濯乾燥機30であっても、第1実施形態と同様に、回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくすることで、より多くの水分を空気に含ませることができる空気の流れを形成することができる。したがって、効率的に衣類等の洗濯物を乾燥させることができ、乾燥効率を向上させることができる。

0035

<具体例4>
具体例4の洗濯乾燥機40の場合、図5に示すように、供給口3aが回転軸Lc上に形成されている。

0036

この場合、供給口3aから供給される空気は、排気口3bから排気される水分を含んだ空気よりも相対的に暖かいと想定されるため、鉛直上方へ向かって流れることが想定される。そこで、回転槽4の回転軸Lc方向から見た状態において当該回転槽4の回転軸Lcから鉛直上方に延びる仮想的な線である第三仮想線L3を想定し、第三仮想線L3を回転軸Lc周りに第二仮想線L2まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側(図5の場合θ4側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側(図5の場合θ3側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくする。これにより、より多くの水分を空気に含ませることができる空気の流れを回転槽4内に形成することができ、乾燥効率を向上させることができる。

0037

なお、排気口3bが回転軸Lc上に位置している場合には、第三仮想線L3を回転軸Lc周りに第一仮想線L1まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくすることで、より多くの水分を空気に含ませることができる空気の流れを回転槽4内に形成することができ、乾燥効率を向上させることができる。

0038

<具体例5>
具体例5の洗濯乾燥機50の場合、図6に示すように、供給口3aおよび排気口3bの双方が、回転軸Lcからみた場合において、回転軸Lcの軸心Cを通る直線上に位置して形成されている。つまり、供給口3aおよび排気口3bは、軸心Cを中心とした点対称の位置関係となっている。この場合、第一仮想線L1と第二仮想線L2とが概ね一直線となることから、いずれの方向に回転槽4を回転駆動したとしても、その回転角はほぼ等しくなる。

0039

そこで、このような構成の場合には、回転槽4の回転軸Lc方向から見た状態において当該回転槽4の回転軸Lcから鉛直上方に延びる仮想的な線である第三仮想線L3を想定し、第一仮想線L1を回転軸Lc周りに第三仮想線L3まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側つまり図6の構成であれば矢印R7にて示す回転角がθ6となる反時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側つまり図6の構成であれば矢印R6にて示す回転角がθ5となる時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくする。

0040

これにより、鉛直上方に向かい易い乾燥用の空気は、回転槽4内において、排気口3bまでの経路長が長くなる向き、すなわち、洗濯物と空気との接触時間が長くなる向きの流れが形成される。したがって、より多くの水分が空気に含まれて排気されることになり、効率的に衣類等の洗濯物を乾燥させることができる。

0041

なお、図6では、供給口3aと排気口3bとを点対称の位置に形成した例を示したが、供給口3aと排気口3bとが同一方向、つまり、軸心Cから供給口3aまでの延長上に排気口3bが形成されている場合や、軸心Cから排気口3bまでの延長線上に供給口3aが形成されている場合も同様である。この場合には、供給口3aと排気口3bとは回転軸Lc方向つまり洗濯乾燥機50の前後方向にずれて形成されているが、回転軸Lc方向から見た場合には、両者は一致する方向に形成されているように見える。

0042

(その他の実施形態)
本発明は、上記した一実施形態にて例示したものに限定されることなく、その範囲を逸脱しない範囲で任意に変形あるいは拡張することができる。

0043

各実施形態では、回転槽4を回転駆動する際の割合を固定的に設定したが、乾燥運転を実行する際、当該乾燥運転が進むにつれて回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を増加させてもよい。乾燥運転の初期においては、洗濯物に多くの水分が含まれている一方、乾燥運転が進むにつれて洗濯物に含まれる水分は減少していく。このため、同一割合で運転した場合には、単位時間当たりに空気に含まれて排出される水分量が、乾燥運転の初期には相対的に多く、乾燥運転が進むにつれて相対的に減少していくと想定される。そのため、乾燥運転が進んだ場合には、より多くの水分を排出できるように、乾燥運転の初期よりも回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を増加させる。これにより、乾燥運転が進み、洗濯物に含まれる水分量が減少した状態において洗濯物が空気に触れる時間がより長くなるように制御され、水分を空気に含ませやすくなる。したがって、乾燥効率を向上させることができる。

0044

また、乾燥運転を実行する際、洗濯物の種類を判定し、判定した洗濯物の種類に応じて回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を変化させてもよい。例えば、ポリエステル等の化学繊維よりも綿や等の繊維のほうが水分を含みやすいと考えられる。また、同一の繊維であっても、厚手の衣類と薄手の衣類では含まれる水分量が異なることも考えられる。そこで、第1実施形態で説明したように操作パネル等から入力された設定や各種のセンサで検出した情報、例えば、衣類の布量、布質、外気温等の情報に基づいて、回転槽4を回転駆動する割合を変化させてもよい。このような構成であっても、水分を空気に含ませやすくなり、乾燥効率を向上させることができる。

0045

なお、必ずしも回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を大きくするだけでなく、絡みやすい衣類であると判定した場合には、回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合に近づけてもよい。

0046

各実施形態では乾燥機として洗濯機能を備えた洗濯乾燥機を例示したが、洗濯機能を備えていないものであってもよい。
各実施形態では乾燥用の空気を想定したが、例えば除菌剤ピコメートルサイズ除菌イオン等を空気に含ませる除菌手段を循環経路に設け、除菌用の空気を循環させる際に、回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合に近づけてもよい。除菌剤や除菌イオン等は空気に含まれ、洗濯物に接触することで除菌作用を呈するが、回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を大きくすることで、空気と洗濯物との接触時間が長くなり、除菌効果を高めることができると考えられる。勿論、洗濯運転や乾燥運転を伴わずに除菌運転だけを行う場合にも適用することができる。

0047

各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0048

図面中、1、10、20、30、40、50は洗濯乾燥機(乾燥機)、2は筐体、3は水槽、3aは供給口、3bは排気口、4は回転槽、4a、4eは孔、4cは底部、5はモータ(駆動手段)、6は循環部(循環手段)、L1は第一仮想線、L2は第二仮想線、L3は第三仮想線、Lcは回転軸を示す。

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