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図面 (14)

課題

煩わしさを低減しつつジョブ実行のし忘れを通知すること。

解決手段

ユーザ操作応答して取得したジョブを実行可能な画像形成装置2aであって、画像形成装置2aは、他の画像形成装置2b,2cとグループを形成し、画像形成装置2aおよび他の画像形成装置2b,2cの周囲には空間的な境界が定義され、画像形成装置2aは、境界を定義する境界情報と、ユーザの現在位置に関連するユーザ位置情報とを記憶し、記憶した境界情報およびユーザ位置情報に基づき、ユーザが境界の外に出たか否かを判断する。画像形成装置2aはさらに、ユーザのジョブがサーバ装置にあるか否かを判断し、両方の判断が肯定的であれば、ユーザに向けてジョブの実行し忘れを通知するが、そうでなければ、ジョブの実行し忘れを通知しない。

概要

背景

従来、画像形成装置の一例である複合機に関しては、印刷物放置、または、スキャナ原稿台からの原稿の取り忘れという課題が指摘されている。原稿の取り忘れに関しては、特許文献1のような提案がなされている。

また、近年、ユビキタスプリントプルプリントと呼ばれる場合もある)を実行可能なネットワークシステムが提案されている。かかるネットワークシステムでは、ユーザは、クライアントPC等の端末装置を操作して印刷ジョブを一旦サーバ装置等に保存する。その後、ユーザは、ネットワーク接続された複数の画像形成装置の中から任意の一つを選び、選択された画像形成装置上で認証処理を行う。その後、ユーザは、同じ画像形成装置を操作し、サーバ装置に蓄積された印刷ジョブを選択し開始させる。これに応答して、画像形成装置は、印刷ジョブを実行し印刷物を生成し出力する。

概要

煩わしさを低減しつつジョブ実行のし忘れを通知すること。ユーザ操作に応答して取得したジョブを実行可能な画像形成装置2aであって、画像形成装置2aは、他の画像形成装置2b,2cとグループを形成し、画像形成装置2aおよび他の画像形成装置2b,2cの周囲には空間的な境界が定義され、画像形成装置2aは、境界を定義する境界情報と、ユーザの現在位置に関連するユーザ位置情報とを記憶し、記憶した境界情報およびユーザ位置情報に基づき、ユーザが境界の外に出たか否かを判断する。画像形成装置2aはさらに、ユーザのジョブがサーバ装置にあるか否かを判断し、両方の判断が肯定的であれば、ユーザに向けてジョブの実行し忘れを通知するが、そうでなければ、ジョブの実行し忘れを通知しない。

目的

本発明の目的は、ジョブ実行のし忘れを通知する際に、ユーザが煩わしいと感じないようにする画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

ユーザ操作応答して外部のサーバ装置から取得したジョブを実行可能な画像形成装置であって、前記画像形成装置は他の画像形成装置とグループを形成し、前記画像形成装置および前記他の画像形成装置の周囲には空間的な境界が定義され、前記画像形成装置は、前記境界を定義する境界情報と、前記ユーザの現在位置に関連するユーザ位置情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部の境界情報およびユーザ位置情報に基づき、前記ユーザが前記境界の外に出たか否かを判断する第一判断部と、前記ユーザのジョブが前記サーバ装置にあるか否かを判断する第二判断部と、前記第一判断部および前記第二判断部の双方が肯定判断を行うと、前記ユーザに向けて前記ジョブの実行し忘れを通知するが、前記第一判断部および前記第二判断部の一方が否定判断を行うと、前記ジョブの実行し忘れを通知しない通知部と、を備える画像形成装置。

請求項2

前記画像形成装置の外部から前記ユーザ位置情報を取得して前記記憶部に記憶させる第一取得部をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記第一取得部はさらに、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得し、前記画像形成装置は、前記第一取得部により取得されたユーザ識別情報に基づき、前記ユーザが前記グループに属する前記画像形成装置および前記他の画像形成装置を利用可能か否かを判断する第三判断部をさらに備え、前記通知部は、前記第一判断部ないし前記第三判断部が肯定判断を行うと、前記ユーザに向けて前記ジョブの実行し忘れを通知するが、前記第一判断部ないし前記第三判断部の一つが否定判断を行うと、前記ジョブの実行し忘れを通知しない、請求項2に記載の画像形成装置。

請求項4

前記画像形成装置だけでなく、前記他の画像形成装置もまた、ユーザ操作に応答して外部のサーバ装置から取得したジョブを実行可能である、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。

請求項5

前記第一取得部は、前記画像形成装置および前記他の画像形成装置の設置空間に設けられたカメラ、または、前記ユーザにより携帯されて前記設置空間を移動可能な可搬型端末装置から、前記ユーザ位置情報を取得する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。

請求項6

前記画像形成装置の周囲には、前記グループに属さない更に他の画像形成装置が設置されており、前記第一判断部が否定判断を行うと、前記ユーザの最も近くの画像形成装置が前記グループに属するか否かを判断する第四判断部と、前記第四判断部が否定判断を行うと、前記ユーザから前記更に他の画像形成装置までの距離が所定の閾値以下であるか否かを判断する第五判断部と、をさらに備え、前記通知部はさらに、前記第五判断部が肯定判断を行うと、前記ユーザに向けて前記ジョブの実行し忘れを通知する、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。

請求項7

前記第一判断部が否定判断を行うと、前記サーバ装置からジョブを既に取得しているか否かを判断する第六判断部と、をさらに備え、前記通知部はさらに、前記第六判断部が肯定判断を行うと、前記ユーザに向けて前記ジョブの実行し忘れを通知する、請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。

請求項8

前記第一判断部が否定判断を行うと、前記他の画像形成装置が使用不可か否かを判断する第七判断部と、をさらに備え、前記通知部はさらに、前記第七判断部が肯定判断を行うと、前記ユーザに向けて前記ジョブの実行し忘れを通知する、請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。

請求項9

前記第一判断部が否定判断を行うと、前記画像形成装置がジョブ実行に最適か否かを判断する第八判断部と、をさらに備え、前記通知部はさらに、前記第八判断部が肯定判断を行うと、前記ユーザに向けて前記ジョブの実行し忘れを通知する、請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、遠隔端末装置からのジョブ蓄積し、蓄積したジョブをユーザ操作応答して実行可能な画像形成装置に関する。

背景技術

0002

従来、画像形成装置の一例である複合機に関しては、印刷物放置、または、スキャナ原稿台からの原稿の取り忘れという課題が指摘されている。原稿の取り忘れに関しては、特許文献1のような提案がなされている。

0003

また、近年、ユビキタスプリントプルプリントと呼ばれる場合もある)を実行可能なネットワークシステムが提案されている。かかるネットワークシステムでは、ユーザは、クライアントPC等の端末装置を操作して印刷ジョブを一旦サーバ装置等に保存する。その後、ユーザは、ネットワーク接続された複数の画像形成装置の中から任意の一つを選び、選択された画像形成装置上で認証処理を行う。その後、ユーザは、同じ画像形成装置を操作し、サーバ装置に蓄積された印刷ジョブを選択し開始させる。これに応答して、画像形成装置は、印刷ジョブを実行し印刷物を生成し出力する。

先行技術

0004

特開2010−154030号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記ネットワークシステムでは、印刷ジョブ保存後出力前にユーザに割り込み業務が発生した時等に、サーバ装置に保存した印刷ジョブの出力忘れが起こり得る。しかし、上記ネットワークシステムにおいて複数の画像形成装置のそれぞれがユーザに対し印刷ジョブの出力忘れを通知すると、ユーザが煩わしいと感じるという問題点があった。

0006

ゆえに、本発明の目的は、ジョブ実行のし忘れを通知する際に、ユーザが煩わしいと感じないようにする画像形成装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

本発明の一局面は、ユーザ操作に応答して外部のサーバ装置から取得したジョブを実行可能な画像形成装置に向けられている。また、前記画像形成装置は他の画像形成装置とグループを形成し、前記画像形成装置および前記他の画像形成装置の周囲には空間的な境界が定義される。前記画像形成装置は、前記境界を定義する境界情報と、前記ユーザの現在位置に関連するユーザ位置情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部内の境界情報およびユーザ位置情報に基づき、前記ユーザが前記境界外に出たか否かを判断する第一判断部と、前記ユーザのジョブが前記サーバ装置にあるか否かを判断する第二判断部と、前記第一判断部および前記第二判断部の双方が肯定判断を行うと、前記ユーザに向けて前記ジョブの実行し忘れを通知するが、前記第一判断部および前記第二判断部の一方が否定判断を行うと、前記ジョブの実行し忘れを通知しない通知部と、を備える。

発明の効果

0008

上記局面によれば、たとえグループ内のある画像形成装置からユーザが遠ざかる場合であっても、グループに対し定義された空間的な境界内にそのユーザが留まっているのであれば、ジョブの実行し忘れがユーザに通知されない。これによって、ジョブ実行のし忘れを通知する際に、ユーザが煩わしいと感じないようにすることができる。

図面の簡単な説明

0009

画像形成装置を備えたネットワークシステムの構成を示す図である。
画像形成装置の詳細な構成を示すブロック図である。
同一ユビキタスグループの各画像形成装置に関連する境界線を示す模式図である。
可搬型端末装置7の詳細な構成を示すブロック図である。
図1のシステムの動作の前半部分を示すフロー図である。
図1のシステムの動作の後半部分を示すフロー図である。
同一ユビキタスグループに属するが境界線に対し遠隔にある画像形成装置を示す模式図である。
一変形例に係るネットワークシステムの構成を示す図である。
異なるユビキタスグループに属する画像形成装置を示す模式図である。
第二変形例の動作の前半部分を示すフロー図である。
第三変形例の動作の前半部分を示すフロー図である。
第四変形例の動作の前半部分を示すフロー図である。
第五変形例の動作の前半部分を示すフロー図である。

実施例

0010

以下、上記図面を参照して、本発明の一実施形態および変形例等に係る画像形成装置について詳説する。

0011

《第一欄:ネットワークシステムの構成》
図1は、ネットワークシステム(以下、本システムという)1の大略的な構成を示す模式図である。本システム1には、例えば三台の画像形成装置2a〜2cと、少なくとも一台のサーバ装置3と、少なくとも一台の端末装置(以下、単に、端末という)4と、例えば六台の無線局5a〜5fとが、LAN等のネットワーク6により相互接続される。なお、画像形成装置および無線局の台数は上記に限らず、他の数でも良い。

0012

また、可搬型端末7は、端末4と同一ユーザU1により管理され操作される。それゆえ、両端末4,7には、ユーザU1を一意に特定するための識別情報(以下、ユーザ識別情報という)IDU1が予め割り当てられる。かかる可搬型端末7は、例えばBluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BluetoothLEという)のような近距離無線通信方式に従い、無線リンク8を介し各無線局5a〜5fと通信できる。可搬型端末7はさらに、例えばIEEE802.11のような無線通信方式に従い、無線リンク9を介し各画像形成装置2a〜2cと通信できる。

0013

《第二欄:画像形成装置の構成》
画像形成装置2a等は典型的にはプリンタである。他にも、画像形成装置2a等は、プリンタ、複写機、スキャナおよびファクス等の機能を備えた複合機でも良い。画像形成装置2a等には、図2のように、ネットワークインターフェース(以下、ネットワークIFという)21と、無線通信用インターフェース(以下、無線通信用IFという)22と、印刷手段23と、制御手段24とがデータバス等で接続される。

0014

ネットワークIF21は、例えばLANボードで、無線通信用IF22は、例えば無線LANモジュールである。印刷手段23は、例えば電子写真方式で、印刷ジョブに含まれる画像を用紙に印刷し出力する。なお、印刷手段23は、電子写真方式以外にも、インクジェット方式等を採用しても良い。

0015

制御手段24は、ROM25と、CPU26と、SRAM27と、NVRAM28と、を含む。ROM25には、少なくとも、第一プログラムが予め格納される。第一プログラムは、画像形成装置2が可搬型端末7に対し印刷ジョブの実行し忘れがある旨を通知する際に実行される。CPU26は、上記プログラムを、NVRAM28に格納された各種情報を使って実行する。また、CPU26は、プログラム実行中、SRAM27を作業領域として使用する。

0016

《第三欄:無線局の構成・動作》
再度、図1を参照する。各無線局5a〜5fは、例えばiBeacon(登録商標)であって、上記近距離無線通信用モジュール(図示せず)を備える。無線局5a〜5fは、自身の通信エリア内の一台または複数台の可搬型端末7と無線リンク8を確立した後、所定時間間隔(例えば数秒間隔)でビーコン信号送出する。このビーコン信号は、予め定められた電力(例えば、概ね数十メートル通信距離が得られる程度の電力)で送出される。

0017

《画像形成装置と無線局の配置例》
図3において、画像形成装置2a他および無線局5a他は、例えばオフィス空間のように相対的に広い空間Sに配置される。以下、より具体的な配置を説明する。まず、本実施形態では、無線局5a他の通信距離は互いに同じrとするが、各通信距離rは、空間Sの形状等に基づき適宜適切に定められれば良い。ここで、上記近距離無線通信方式の場合であれば、rは数十メートル程度まで設定可能である。また、各無線局5a〜5fの周囲には通信エリアza〜zfが定義される。各通信エリアza〜zfは、本システム1の設計上、無線局5a〜5fを中心として円形状等を有する。図3では、通信エリアza,zfは一点鎖線で、通信エリアzb,zeは二点鎖線で、通信エリアzc,zdは三点鎖線で模式的かつ仮想的に描かれる。無線局5a〜5fは、通信エリアza〜zfのそれぞれが隣接する通信エリアとオーバーラップしつつ通信エリアza〜zfで空間Sを敷き詰めるように設置される。しかし、これに限らず、空間Sの一部分に必要な数だけ無線局5が設置されても良い。ここで、各無線局5a〜5fが設置される二次元位置をP5a(x5a,y5a)〜P5f(x5f,y5f)とする。

0018

上記画像形成装置2a〜2cは同一のユビキタスグループG1をなす。かかる画像形成装置2a〜2cの少なくとも二台の一方および他方は、上記通信エリアza〜zfのうち互いに隣接する二つの一方および他方に配置される。図3の例では、画像形成装置2aが通信エリアzaに、画像形成装置2cがそれに隣接する通信エリアzbに設置される。また、画像形成装置2bは、通信エリアza,zbのオーバーラップ部分に設置される。ここで、各画像形成装置2a〜2cが設置される二次元位置をP2a(x2a,y2a)〜P2c(x2c,y2c)とする。以上のような設置の場合、画像形成装置2a〜2cが設置される通信エリアza,zbを組み合わせたエリアの外縁が空間的な境界線B1(太い実線で示す)として定義される。

0019

グループG1および境界線B1が上記のように定義される場合、各画像形成装置2a〜2cのNVRAM28等には、本システム1の構築時等に、第一テーブルT1ないし第三テーブルT3が準備される。

0020

テーブルT1には、下表1のように、少なくとも、同一グループG1に属する画像形成装置2a〜2c毎に、設置位置を示す情報と、装置識別情報ID2a〜ID2cとが記録される。設置位置は、無線局の局識別情報で示され、境界線B1を定義するための境界情報をなす。以下の表1では、画像形成装置2a,2cに関しては局識別情報ID5a,ID5cと例示される。この場合、画像形成装置2a,2cは通信エリアza,zbに位置することになる。また、画像形成装置2bに関しては局識別情報ID5a,ID5bと例示される。この場合、境界線B1は、通信エリアza,zbを組み合わせたエリアの外形線となる。

0021

0022

また、テーブルT2には、下表2のように、グループG1に属するユーザU1のユーザ識別情報IDU1が記録される。また、テーブルT2には、メッセージ送信済みであることを示すフラグを設定する欄が設けられている。本説明では、フラグが1であれば、メッセージ送信済みであり、さもなければ未送信である。

0023

0024

また、テーブルT3には、下表3のように、空間S内に設置される無線局5a〜5f毎に、設置位置を示す情報と、局識別情報ID5a〜ID5fとが記録される。設置位置は、上記二次元座標位置P5a〜P5fで示される。上記に加え、無線局5a〜5f毎に通信距離rも記録される。

0025

0026

《第四欄:その他装置の構成》
再度図1を参照する。サーバ装置3および端末4は、周知の構成で良いため、詳細な構成の図示を省略する。簡単に説明すると、端末4は、ユーザU1の操作に従って、印刷ジョブを発行する。この印刷ジョブには、ユーザ識別情報IDU1が含まれ、これによって、印刷ジョブの実行可能な画像形成装置が2a〜2cに制限される。サーバ装置3はユーザ毎の印刷ジョブを管理する。なお、もし可搬型端末7が印刷ジョブを送出可能な場合には、サーバ装置3は、可搬型端末7からの印刷ジョブを管理することも可能である。

0027

また、可搬型端末7は、例えばスマートフォンである。可搬型端末7には、図4に例示するように、近距離無線通信用IF71と、無線通信用IF72と、制御手段73と、表示手段74とがデータバス等で接続される。

0028

近距離無線通信用IF71は、例えばBluetooth(登録商標)LE用の通信モジュールである。無線通信用IF72は、例えば無線LANモジュールである。表示手段74は、タッチパネル等のように液晶ディスプレイを含む。

0029

制御手段73は、ROM75と、CPU76と、SRAM77と、NVRAM78と、を含む。ROM75には、少なくとも、第一プログラムおよび第二プログラムが予め格納される。第一プログラムは、無線局5a〜5fからのビーコン信号の受信信号強度(いわゆるRSSI)から、可搬型端末7から各無線局5a〜5fまでの距離da〜dfを導出する際に実行される。第二プログラムは、導出された距離da〜dfを、グループG1内の画像形成装置2a〜2cに送信する際に実行される。CPU72は、上記プログラムを、NVRAM78に格納された各種情報を使って実行する。また、CPU72は、プログラム実行中、SRAM77を作業領域として使用する。

0030

《第五欄:本システムの各部の動作》
以下、図5A図5Bを参照して、本システム1の各部の動作を詳説する。まず、本システム1を図1図3のように構築した後、画像形成装置2a等に前述のテーブルT1〜T3が作成される。

0031

その後、端末4は、ユーザU1の操作に応答して、印刷ジョブをサーバ装置3に送信し(図5A;S02)、サーバ装置3は受信した印刷ジョブを格納する(S03)。印刷ジョブ格納後であれば、ユーザU1は、可搬型端末7を携帯しつつ、好きな画像形成装置(画像形成装置2a〜2cのいずれか)の前まで移動し操作する。この画像形成装置は、サーバ装置3から印刷ジョブを取得して実行する。なお、印刷ジョブの実行に係る処理は周知であるため、図5A図5Bには示さない。

0032

本システム1では、印刷ジョブ送信後実行までの間に、ユーザU1に割り込み業務等が生じる可能性があり、その結果、印刷ジョブの実行し忘れという課題が生じる。かかる課題を解決すべく、本システム1の各構成は下記の通り動作する。

0033

無線局5a〜5fはそれぞれ、所定の信号強度を有するビーコン信号を定期的に送信する(S04)。ビーコン信号には、周知の通り、送信元を特定するために局識別情報ID5a〜ID5fが設定される。

0034

ユーザU1の移動により、可搬型端末7には、現在位置から通信距離rまでの範囲内にある一台以上の無線局(以下、近接無線局という)からビーコン信号が入力される。可搬型端末7において、制御手段73は、近距離無線通信用IF71を介してビーコン信号を受信すると(S05)、可搬型端末7から近接無線局までの距離(距離da〜dfの少なくとも一つ)を、ユーザU1(つまり、可搬型端末7)の現在位置を特定可能なユーザ位置情報の一例として導出する(S06)。制御手段73は、次に、無線通信用IF72を介して画像形成装置2a〜2cに測距結果を送信する(S07)。ここで、測距結果には、近接無線局までの距離および局識別情報の組み合わせと、ユーザ識別情報IDU1とを含む。

0035

画像形成装置2a〜2cにおいて、ネットワークIF21は測距結果を受信し制御手段24に転送する。制御手段24は、第一取得部として機能して、測距結果(つまり、ユーザ位置情報)を受け取ると(S08)、ユーザ識別情報IDU1を取り出した後、第三判断部として機能し、テーブルT2を参照して、ユーザU1がグループG1に属するか否かを判断する(S09)。

0036

S09でYesであれば、制御手段24は、各近接無線局について距離および局識別情報の組みを得る。その後、制御手段24は、第一判断部として機能し、ユーザU1が境界線B1から出たか否かを判断する(S010)。この処理を詳説すると、測距結果に局識別情報ID5a,ID5bが含まれていないか含まれているかが判断される。これにより、ユーザU1が境界線B1外に出たか否かが分かる。

0037

S010でYesであれば(つまり、局識別情報ID5a,ID5bが含まれていなければ)、制御手段24は、ネットワークIF21およびネットワーク6を介して、サーバ装置3に対し、ユーザU1の印刷ジョブであって未実行の印刷ジョブが存在するか否かを問い合わせる(S011)。サーバ装置3は、問い合わせを受信し(S012)、ユーザU1の印刷ジョブの有無を返す(図5B;S013)。

0038

制御手段24は、サーバ装置3からの応答を取得し(S014)、その後、第二判断部として機能し、ユーザU1の印刷ジョブがサーバ装置3にあるか否かを判断する(S015)。

0039

S015でYesであれば、制御手段24は、未実行の印刷ジョブが存在することを通知するためにメッセージを生成する。制御手段24はさらに、このメッセージを、無線通信用IF22から可搬型端末7に送信する(S016)。可搬型端末7において、制御手段73は、無線通信用IF72を介してメッセージを受信した後、表示手段74に表示する(S017)。これにより、ユーザに、実行し忘れの印刷ジョブが存在することが通知される。

0040

また、画像形成装置2a等において、制御手段24は、繰り返しの通知を避けるため、メッセージ送信済みであることを示すために、フラグとして1をテーブルT2に設定して(S018)、処理を終了する。

0041

なお、図5AのS09,S010でNoと判断した場合、制御手段24は処理を終了する。また、図5BのS015でNoと判断すると、テーブルT2におけるフラグを0に設定する。

0042

《第六欄:効果》
第五欄の処理,動作によれば、例えば、可搬型端末7がユーザU1と共に図3点線矢印のように移動した場合、例えば現在位置がL1のように、可搬型端末7がグループG1の境界線B1内にいる間、画像形成装置2a〜2cからの通知は行われない。それに対し、例えば現在位置がL2のように、可搬型端末7が境界線B1外に出ると直ぐに、画像形成装置2a〜2cは、印刷ジョブの実行し忘れを通知する。なお、一度通知が行われるとフラグが0に設定されるため、可搬型端末7には何度も繰り返しの通知が行われない。このように、本システム1によれば、たとえグループG1内のある画像形成装置2a〜2cからユーザU1が遠ざかる場合であっても、グループG1に対し定義された境界線B1外にユーザU1が出ると、ジョブ実行し忘れが通知されるが、何度も繰り返しの通知は行われない。これによって、ジョブ実行し忘れの通知をユーザが煩わしいと感じにくくすることができる。

0043

《第七欄:付記》
上記では、画像形成装置2a等は、無線局5a,5bと異なる位置に設置されていた。しかし、これに限らず、画像形成装置2a等のそれぞれに一つの無線局が取り付けられていても良い。この場合、画像形成装置2a等と、対応する無線局とが互いに同じ位置を有する。

0044

上記では、可搬型端末7が無線局5a,5bからビーコン信号を受信できなくなると、ユーザU1が境界線B1の外部に出たと判断されていた(図5AのS010)。しかし、これに限らず、境界線B1を通信距離r未満にすれば、画像形成装置2a〜2cは、無線局5a,5bから受信したビーコン信号に基づき、ユーザU1が境界線B1の外部に出たと判断することができる。

0045

上記では、ユーザ位置情報は無線局からの距離であったが、画像形成装置2a〜2cは、可搬型端末7の空間S内での二次元位置をユーザ一情報として求めても良い。

0046

上記では、境界線B1は、通信エリアza,zbを組み合わせたエリアの外形線で定義されていた。しかし、これに限らず、画像形成装置2a〜2cを含む境界線B1であれば、どのような形状(例えば、長方形)であっても良い。

0047

上記では、画像形成装置2a等は、サーバ装置3とは別の装置であったが、サーバ装置3の機能を備えていても良い。

0048

以上の説明では、S010の後にS015が行われていたが、S015の後にS010を行っても良い。

0049

以上の説明では、ユビキタスグループは一つであったが、複数でも良い。

0050

また、システム1の構成によっては、図6に示すように、グループG1に、境界線B1から遠隔に設置された画像形成装置2dが属する場合がある。しかし、かかる画像形成装置2dに関しては、図5A図5Bの処理を行わないようにしても良い。換言すると、図5A図5Bの処理は、少なくとも、境界線B1内に設置された複数台の画像形成装置2a〜2cにより行われればよい。

0051

《第一変形例》
上記実施形態では、システム1では、無線局5a〜5fからのビーコン信号に基づきユーザ位置情報が導出されていた。しかし、これに限らず、システム1は、図7に示すように、無線局5a〜5fに代えてカメラ10a〜10fを備えていても良い。各カメラ10a〜10fのいくつかは、境界線B1内を撮影可能に配置される。各画像形成装置2a等において、制御手段24は、これらカメラ画像からユーザU1を認識すると共にその現在位置を求めても良い。

0052

《第二変形例》
また、図8に示すように、画像形成装置2a等の他に、グループG1に属さない画像形成装置2eが通信エリアzeに設置されている場合、画像形成装置2a等は、図9Aに示す処理を行っても良い。

0053

図9Aは、図5Aと比較すると、S010でNoと判断した場合S11〜S13に代わる点で相違する。それ以外に相違点は無いので、図9Aにおいて、図5Aのステップに相当するものには同一ステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。

0054

S11において、画像形成装置2a等の制御手段24は、可搬型端末7からの測距結果に基づき、ユーザU1の現在位置に最も近い画像形成装置を特定する(S11)。その後、制御手段24は、第四判断部として機能し、最も近い画像形成装置がグループG1に属するか否かを判断する(S12)。

0055

S12でNoと判断すると、制御手段24は、第五判断部として機能し、グループG1に属さず最も近い画像形成装置までの距離が所定の閾値以下であるか否かを判断する(S13)。S13でYesと判断すると、制御手段24は、図5BのS016を実行する。ユーザU1が境界線B1から出ていなくとも、グループG1に属さない画像形成装置2eにユーザU1が近づいた場合に通知がなされる。

0056

なお、S12でYesと判断するか、S13でNoと判断すると、制御手段24は、処理を終了し、可搬型端末7から新たな測距結果が送られてくることを待機する。

0057

《第三変形例》
また、画像形成装置2a等は、図10Aに示す処理を行っても良い。図10Aは、図5Aと比較すると、S010でNoと判断した場合にS21をさらに実行する点で相違する。それ以外に相違点は無いので、図10Aにおいて、図5Aのステップに相当するものには同一のステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。

0058

S21において、画像形成装置2a等の制御手段24は、第六判断部として機能し、印刷ジョブをサーバ装置3から取得しているか否かを判断する。Yesと判断すると、制御手段24は、図5BのS016を実行する。ユーザU1が境界線B1から出ていなくとも、画像形成装置2a等に印刷ジョブが格納されていれば通知がなされる。なお、S21でNoと判断すると、制御手段24は、処理を終了する。

0059

《第四変形例》
また、画像形成装置2a等は、図11Aに示す処理を行っても良い。図11Aは、図5Aと比較すると、S010でNoと判断した場合、S31およびS32を実行する点で相違する。それ以外に相違点は無いので、図11Aにおいて、図5Aのステップに相当するものには同一のステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。

0060

S31において、各画像形成装置2a等の制御手段24は、グループG1に属する他の画像形成装置から稼働状況稼働中、ジャム発生中、使用可等)を示す情報を取得する(S31)。その後、制御手段24は、第七判断部として機能し、取得した情報に基づき、グループG1に属する他の画像形成装置が使用不可か否かを判断する(S32)。Yesであれば、図5BのS016が実行される。ユーザU1がたとえ境界線B1から出ておらずとも、画像形成装置2a等のうち印刷ジョブの実行に最適なものから、印刷ジョブの実行し忘れに関する通知がなされる。なお、S32でNoと判断すると、制御手段24は処理を終了する。

0061

《第五変形例》
また、画像形成装置2a等は、図12Aに示す処理を行っても良い。図12Aは、図5Aと比較すると、S010でNoと判断した場合、S41およびS42を実行する点で相違する。それ以外に相違点は無いので、図12Aにおいて、図5Aのステップに相当するものには同一のステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。

0062

S41において、各画像形成装置2a等の制御手段24は、グループG1に属する他の画像形成装置から、それぞれの機能やオプション機器を示す情報を取得する(S41)。制御手段24は、次に、S011〜S014と同様にして印刷ジョブを取得した後、第八判断部として機能し、機能やオプション機器の観点で、自装置が印刷ジョブの実行に最適か否かを判断する(S42)。Yesと判断すると、図5BのS016が実行される。本変形例によれば、ユーザU1が境界線B1から出ていなくとも、画像形成装置2a等のうち印刷ジョブの実行に最適なものから、印刷ジョブの実行し忘れに関する通知がなされることになる。なお、S42でNoと判断すると、制御手段24は処理を終了する。

0063

本発明に係る画像形成装置は、ジョブ実行のし忘れを通知する際に、ユーザが煩わしいと感じないようにし、複写機、ファクシミリまたは印刷機、もしくはこれらの機能を備えた複合機等に好適である。

0064

2a〜2e画像形成装置
21ネットワークIF
22無線通信用IF
23印刷手段
24 制御手段
25 ROM
26 CPU
27 SRAM
28 NVRAM
3サーバ装置
4端末装置
5a〜5f無線局
7可搬型端末装置
10a〜10fカメラ
B1 境界線

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