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技術 アンテナ監視装置及び位置情報通知装置

出願人 KYB株式会社
発明者 松島英郎河野智行
出願日 2014年8月25日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2014-170248
公開日 2016年4月4日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2016-045757
状態 特許登録済
技術分野 異常警報装置 警報システム ビーコン方式 無線による位置決定 伝送一般の監視、試験 受信機の入力回路等
主要キーワード 油圧シャベル ケーブル外皮 アンテナ電源 位置情報通知装置 管理センタ装置 判別モード 書き換えモード 書き換えデータ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年4月4日)のものです。
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図面 (10)

課題

アンテナの特性の経時変化やアンテナ交換などがあってもアンテナの状態を正確に監視すること。

解決手段

この装置1は、GPS受信機及11及びGPS用アンテナ12と、GPS受信機11より受信された車両の位置情報を送信するためのモデム12と、GPS用アンテナ12の状態を検出するアンテナ電源13及び電流電圧変換部14と、GPS用アンテナ12の状態に対するしきい値を書き換え可能に記憶する記憶部16と、GPS用アンテナ12の状態を判別し、また記憶部16に記憶されたしきい値を書き換える制御部18と、を具備する。

概要

背景

油圧ショベルなどの建設機械は、盗難などに備えて建設機械を管理するセンタ装置側で位置情報が把握されている。例えば、建設機械が管理センタ装置にGPSより得られた位置情報を送信する通信機能を有し、継続的に建設機械より管理センタ装置に位置情報を通知している。

このような位置情報の通知を継続的に行うためには、GPSに関する機能を長らく維持するための監視機能も必要になる。例えば、GPS受信機に接続されたアンテナ短絡断線などで故障した場合に、それを警報するための監視装置を設けることが考えられている。

特許文献1には、抵抗を介してケーブル外皮及びアンテナに直流電流を流し、コンパレータでケーブル外皮の電圧と予め設定された固有しきい電圧直流電源の電圧)とを比較し、ケーブル外皮の電圧がしきい値の電圧となったときにそれを断線として検出する技術が開示されている。

概要

アンテナの特性の経時変化やアンテナ交換などがあってもアンテナの状態を正確に監視すること。この装置1は、GPS受信機及11及びGPS用アンテナ12と、GPS受信機11より受信された車両の位置情報を送信するためのモデム12と、GPS用アンテナ12の状態を検出するアンテナ電源13及び電流電圧変換部14と、GPS用アンテナ12の状態に対するしきい値を書き換え可能に記憶する記憶部16と、GPS用アンテナ12の状態を判別し、また記憶部16に記憶されたしきい値を書き換える制御部18と、を具備する。

目的

本発明の目的は、アンテナの特性の経時変化やアンテナ交換などがあってもアンテナの状態を正確に監視することができるアンテナ監視装置及び位置情報通知装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

アンテナの状態を検出する検出部と、前記アンテナの状態に対するしきい値を書き換え可能に記憶する記憶部と、前記検出部による検出結果と前記記憶部に記憶されたしきい値とを比較し、比較結果に基づき前記アンテナの状態を判別する判別部と、前記記憶部に記憶されたしきい値を書き換える書き換え部とを具備するアンテナ監視装置

請求項2

請求項1に記載のアンテナ監視装置であって、前記書き換え部により書き換えるためのしきい値を入力するための端末装置又は通信回線が接続される外部インターフェース部を更に具備するアンテナ監視装置。

請求項3

請求項1又は2に記載のアンテナ監視装置であって、前記判別部による判別結果に応じて警報を行う警報部を更に具備するアンテナ監視装置。

請求項4

請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のアンテナ監視装置であって、前記記憶部は、前記アンテナが短絡した場合のしきい値又は前記アンテナが断線した場合のしきい値を書き換え可能に記憶し、前記判別部は、比較結果に基づき前記アンテナの状態を判別するアンテナ監視装置。

請求項5

請求項1〜4のいずれか1項に記載のアンテナ監視装置であって、前記記憶部は、前記アンテナが短絡に近づいてきたかどうかのしきい値又は前記アンテナが断線に近づいてきたかどうかのしきい値を書き換え可能に記憶し、前記判別部は、比較結果に基づき前記アンテナが短絡に近づいてきたかどうか又は前記アンテナが断線に近づいてきたかどうかを判別するアンテナ監視装置。

請求項6

請求項2に記載のアンテナ監視装置であって、前記外部インターフェース部を介して外部に前記記憶部に記憶されたしきい値を出力するようにしたアンテナ監視装置

請求項7

請求項2又は請求項6に記載のアンテナ監視装置であって、前記外部インターフェース部を介して外部に前記検出部による検出結果を出力するようにしたアンテナ監視装置。

請求項8

車両に搭載され、当該車両の位置情報通知するための車両位置情報通知装置であって、前記車両の位置情報を得るためのGPS(GlobalPositioningSystem)受信機及びGPS用アンテナと、前記GPS受信機より受信された車両の位置情報を送信するための通信部と、前記GPS用アンテナの状態を検出する検出部と、前記GPS用アンテナの状態に対するしきい値を書き換え可能に記憶する記憶部と、前記検出部による検出結果と前記記憶部に記憶されたしきい値とを比較し、比較結果に基づき前記GPS用アンテナの状態を判別する判別部と、前記記憶部に記憶されたしきい値を書き換える書き換え部とを具備する車両位置情報通知装置。

技術分野

0001

本発明は、アンテナ短絡断線などの故障監視するためのアンテナ監視装置及びそのような監視機能を有する位置情報通知装置に関する。

背景技術

0002

油圧ショベルなどの建設機械は、盗難などに備えて建設機械を管理するセンタ装置側で位置情報が把握されている。例えば、建設機械が管理センタ装置にGPSより得られた位置情報を送信する通信機能を有し、継続的に建設機械より管理センタ装置に位置情報を通知している。

0003

このような位置情報の通知を継続的に行うためには、GPSに関する機能を長らく維持するための監視機能も必要になる。例えば、GPS受信機に接続されたアンテナが短絡や断線などで故障した場合に、それを警報するための監視装置を設けることが考えられている。

0004

特許文献1には、抵抗を介してケーブル外皮及びアンテナに直流電流を流し、コンパレータでケーブル外皮の電圧と予め設定された固有しきい電圧直流電源の電圧)とを比較し、ケーブル外皮の電圧がしきい値の電圧となったときにそれを断線として検出する技術が開示されている。

先行技術

0005

特開2007−318473号公報

発明が解決しようとする課題

0006

アンテナの特性は経時変化し、またアンテナを別品に交換した場合などにはアンテナの特性が異なってしまうこともある。これに対して、特許文献1に開示された検出技術では、しきい値の電圧が固定されているので、アンテナの特性の経時変化やアンテナ交換によって誤検出が発生するおそれがある。

0007

以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、アンテナの特性の経時変化やアンテナ交換などがあってもアンテナの状態を正確に監視することができるアンテナ監視装置及び位置情報通知装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るアンテナ監視装置は、アンテナの状態を検出する検出部と、前記アンテナの状態に対するしきい値を書き換え可能に記憶する記憶部と、前記検出部による検出結果と前記記憶部に記憶されたしきい値とを比較し、比較結果に基づき前記アンテナの状態を判別する判別部と、前記記憶部に記憶されたしきい値を書き換える書き換え部とを具備する。

0009

本発明の一形態に係るアンテナ監視装置では、アンテナの状態に対するしきい値を書き換え可能にしたので、アンテナの特性の経時変化やアンテナ交換などがあってもアンテナの状態を正確に監視することができる。

0010

本発明の一形態に係るアンテナ監視装置は、前記書き換え部により書き換えるためのしきい値を入力するための端末装置又は通信回線が接続される外部インターフェース部を更に具備してもよい。
これにより、外部の端末装置によりアンテナの状態に対するしきい値の書き換えを簡単に行うことができる。
本発明の一形態に係るアンテナ監視装置は、前記判別部による判別結果に応じて警報を行う警報部を更に具備してもよい。
これにより、ユーザに対してアンテナの交換時期を知らせることができる。

0011

本発明の一形態に係るアンテナ監視装置は、前記記憶部が、前記アンテナが短絡した場合のしきい値又は前記アンテナが断線した場合のしきい値を書き換え可能に記憶し、前記判別部が、比較結果に基づき前記アンテナの状態を判別するものであってもよい。
これにより、アンテナを誤って短絡又は断線、或いはその可能性が高いと判別することはなくなる。

0012

本発明の一形態に係るアンテナ監視装置は、前記記憶部が、前記アンテナが短絡に近づいてきたかどうかのしきい値又は前記アンテナが断線に近づいてきたかどうかのしきい値を書き換え可能に記憶し、前記判別部は、比較結果に基づき前記アンテナが短絡に近づいてきたかどうか又は前記アンテナが断線に近づいてきたかどうかを判別するものであってもよい。

0013

これにより、ユーザはかなり前から短絡や断線に対する準備をすることが可能となる。また、このような警報は、ユーザにとってはしきい値を書き換えるトリガーとなり、アンテナが短絡している、或いは断線していると誤って判別することを未然にかつより確実に防止することができる。

0014

本発明の一形態に係る車両位置情報通知装置は、車両に搭載され、当該車両の位置情報を通知するための車両位置情報通知装置であって、前記車両の位置情報を得るためのGPS受信機及びGPS用アンテナと、前記GPS受信機より受信された車両の位置情報を送信するための通信部と、前記GPS用アンテナの状態を検出する検出部と、前記GPS用アンテナの状態に対するしきい値を書き換え可能に記憶する記憶部と、前記検出部による検出結果と前記記憶部に記憶されたしきい値とを比較し、比較結果に基づき前記GPS用の状態を判別する判別部と、前記記憶部に記憶されたしきい値を書き換える書き換え部と、を具備する。

0015

本発明の一形態に係る車両位置情報通知装置では、GPS用アンテナの状態に対するしきい値を書き換え可能にしたので、GPS用アンテナの特性の経時変化やGPS用アンテナ交換などがあってもGPS用アンテナの状態を正確に監視することができる。

0016

本発明の一形態に係るプログラムは、アンテナの状態を検出するステップと、前記アンテナの状態に対するしきい値を書き換え可能に記憶部に記憶させるステップと、前記検出結果と前記記憶部に記憶されたしきい値とを比較し、比較結果に基づき前記アンテナの状態を判別するステップと、前記記憶部に記憶されたしきい値を書き換えるステップとをコンピュータに実行させるものである。

0017

本発明の一形態に係るプログラムでは、アンテナの状態に対するしきい値を書き換え可能にしたので、アンテナの特性の経時変化やアンテナ交換などがあってもアンテナの状態を正確に監視することができる。

発明の効果

0018

本発明によれば、アンテナの特性の経時変化やアンテナ交換などがあってもアンテナの状態を正確に監視することができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の第1の実施形態に係る車両位置情報通知装置の構成を示すブロック図である。
図1に示した電流電圧変換部及びインピーダンス変換部の構成例を示す図である。
本発明の第1の実施形態に係るアンテナの特性の経時変化や短絡、断線、しきい値などを説明するためのグラフである。
本発明の第1の実施形態に係るGPS用アンテナの状態を判別するモードでの動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の第1の実施形態に係るしきい値データの書き換えモードでの動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の第2の実施形態に係るアンテナの特性の経時変化や短絡、断線、しきい値などを説明するためのグラフである。
本発明の第2の実施形態に係るGPS用アンテナの状態を判別するモードでの動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の第3の実施形態に係るしきい値データの書き換えモードでの動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の第4の実施形態に係る車両位置情報通知装置の構成を示すブロック図である。

実施例

0020

以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の第1の実施形態に係る車両位置情報通知装置の構成を示すブロック図である。

0021

図1に示すように、この車両位置情報通知装置1は、典型的には油圧シャベルなどの建設機械に搭載され、当該車両の位置情報を遠隔地の管理センタ装置30に通知するものである。

0022

車両位置情報通知装置1は、モデム10、GPS(Global Positioning System)受信機11及びGPS用アンテナ12と、アンテナ電源13と、電流/電圧変換部14と、インピーダンス変換部15と、記憶部16と、外部インターフェース部17と、制御部18と、警報部19とを有する。
GPS受信機11及びGPS用アンテナ12は、GPSを使ってこの車両位置情報通知装置1を搭載する車両の位置情報を得る。

0023

この車両の位置情報は、制御部18の制御の基で通信部としてのモデム10を介して例えば定期的に管理センタ装置30に送信される。車両位置情報通知装置1は、基本的にはこのような機能を有するが、本実施形態に係る車両位置情報通知装置1は、アンテナ電源13及び電流/電圧変換部14を有する検出部と、インピーダンス変換部15と、記憶部16と、外部インターフェース部17と、警報部19と、これらを制御する制御部18とから構成されるアンテナ監視装置2としての機能が付加されている。

0024

ここで、アンテナ電源13は、GPS用アンテナ12に5V又は3V程度の直流の定電圧を印加し、GPS用アンテナ12を駆動する。GPS用アンテナ12には、アンテナ本体の他に、同軸ケーブルコネクタなども含まれる。

0025

電流/電圧変換部14は、GPS用アンテナ12とアンテナ電源13との間に介挿され、アンテナ電源13よりGPS用アンテナ12に流れる電流に応じた値の電圧に変換する。
インピーダンス変換部15は、電流/電圧変換部14と制御部18との間でインピーダンス変換を調整する。

0026

記憶部16は、GPS用アンテナ12の状態に応じた所定のしきい値としてのデータ(しきい値データ)を書き換え可能に記憶する。記憶部16は、データの書き換えが可能なメモリ素子によって構成される。

0027

外部インターフェース部17は、外部との間でデータのやり取りをするためのインターフェースである。ユーザは、外部インターフェース部17に接続された端末装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)21により、或いは外部インターフェース部17に接続された通信回線(無線有線)22を介したPC21により、当該車両位置情報通知装置1との間でデータのやり取りを行う。これにより、ユーザは、PC21を使って記憶部16に記憶されたしきい値データを書き換えたり、後述する判別部による判別結果を認識したりすることができるようになっている。なお、端末装置としては、PCの他にスマートフォン携帯電話などを用いることができる。

0028

制御部18は、インピーダンス変換部15により変換されたアナログ信号としての電圧をその値に応じたディジタルデータに変換する。また、制御部18は、このデータ(検出データ)及び記憶部16に記憶されたしきい値データに基づきGPS用アンテナ12の状態を判別する。更に、制御部18は、上記のしきい値データの書き換えを含め、車両位置情報通知装置1全体を制御する。すなわち、制御部18は、判別部及び書き換え部としての機能を有する。

0029

警報部19は、GPS用アンテナ12の状態に応じて、例えば短絡や断線が発生する可能性がある場合に所定の警報を行う。警報部19による警報は、例えば警報音鳴動警報表示などにより行うことができる。

0030

図2は上記の電流/電圧変換部14及びインピーダンス変換部15の構成例を示す図である。
同図に示すように、電流/電圧変換部14の抵抗14Aと抵抗として考えることができるGPS用アンテナ12とは、アンテナ電源13とグランドGとの間で直列に接続されている。電流/電圧変換部14は、抵抗14Aの両端に接続端子14B、14Cを有する。接続端子14B、14C間の電位差が、アンテナ電源13よりGPS用アンテナ12に流れる電流の値に応じた電圧である。例えば、アンテナ電源13よりGPS用アンテナ12に流れる電流が大きくなれば電圧が大きくなり、アンテナ電源13よりGPS用アンテナ12に流れる電流が小さくなれば電圧が小さくなる。
インピーダンス変換部15は、例えば抵抗R1〜R4及びオペアンプOPからなる差動増幅器により構成される。

0031

ここで、アンテナ電源13の電圧をVo、GPS用アンテナ12の抵抗をRg、電流/電圧変換部14の抵抗14AをRcとすると、電流/電圧変換部14の抵抗14Aに印加される電圧Veは、
Ve=Vo×Rc/(Rc+Rg)
となる。

0032

ここで、GPS用アンテナ12が短絡した場合には、Rgは0Ωとなり、Ve=Voとなる。一方、GPS用アンテナ12が断線した場合には、Rgは∞Ωとなり、Ve=0Vとなる。

0033

GPS用アンテナ12が短絡や断線をしない場合であっても劣化などのその特性の経時変化によってRgが変化するので、Veは例えば図3に示すように経時的に変化する。このVeを、インピーダンス変換部15を経て制御部18にてディジタル変換したものが検出データD1となる。

0034

記憶部16に記憶されたしきい値としてのデータは、GPS用アンテナ12の状態(短絡や断線など)に応じた所定のしきい値に対応するディジタルデータである。典型的な一例として、GPS用アンテナ12が短絡したときのVoより少し低い電圧V21をディジタル変換した短絡しきい値データD21及びGPS用アンテナ12が断線したときの0Vより少し高い電圧V22をディジタル変換した断線しきい値データD22がしきい値データとして記憶部16に記憶される。勿論、実質的にV21=Vo、V22=0としても構わない。また、本実施形態においては、しきい値データとして、短絡に対する短絡しきい値データ及び断線に対する断線しきい値データであったが、いずれか一方であっても構わない。

0035

図4はGPS用アンテナ12の状態を判別するモードでの動作の一例を示すフローチャートである。この判別モードは、ユーザが手動で設定してもよいし、タイマによって所定の時間間隔で設定されるものであってもよい。

0036

制御部18は、判別モードに設定されると、まず電流/電圧変換部14より変換された電圧Veを、インピーダンス変換部15を経て入力し、これをディジタルデータに変換し、検出データD1を得る(ステップ401)。

0037

次に、制御部18は、記憶部16に記憶されたしきい値データのうち短絡しきい値データD21を読み出し、データD1が短絡しきい値データD21よりも小さいかを判別する(ステップ402)。

0038

検出データD1が短絡しきい値データD21よりも小さい場合には(ステップ402のYes)、すなわちGPS用アンテナ12が短絡する可能性が低い場合には、制御部18は、記憶部16に記憶されたしきい値データのうち断線しきい値データD22を読み出し、データD1が断線しきい値データD22よりも大きいかを判別する(ステップ403)。

0039

検出データD1が断線しきい値データD22よりも大きい場合には(ステップ403のYes)、すなわちGPS用アンテナ12が断線する可能性が低い場合には、制御部18はGPS用アンテナ12の状態が正常とみなして判別モードを終了する。

0040

一方、制御部18は、ステップ402でNoの場合、すなわち検出データD1が短絡しきい値データD21よりも大きい場合には、GPS用アンテナ12が短絡する可能性が高いとみなし、或いはステップ403でNoの場合、すなわち検出データD1が断線しきい値データD22よりも小さい場合には、GPS用アンテナ12が断線する可能性が高いとみなし、警報部19より警報を発する(ステップ404)。
なお、判別モードの終了前に、判別部による判別結果を有線又は無線でPC21に通知しても良い。これにより、ユーザはアンテナ12の異常の有無を認識することができる。

0041

図5は記憶部16に記憶されたしきい値データの書き換えモードでの動作の一例を示すフローチャートである。この書き換えモードは、外部インターフェース部17にPC21が接続されたときに設定されるようにし、或いはPC21による書き換えモードの設定により設定されるものであってもよい。また、通信回線(無線・有線)22を介したPC21による書き換えモードの設定により設定されるものであってもよい。
制御部18は、書き換えモードに設定されると、外部インターフェース部17を介してPC21からの書き換えデータの入力を待つ(ステップ501)。

0042

次に、制御部18は、PC21から書き換えデータが入力されると、そのデータがしきい値データのうち短絡しきい値データD21かどうかを判断する(ステップ502)。

0043

また、制御部18は、PC21から入力されたデータがしきい値データのうち短絡しきい値データD21でない場合には(ステップ502のNo)、そのデータを断線しきい値データD22であると判断する(ステップ503)。

0044

以上の短絡しきい値データD21か断線しきい値データD22かの判断は例えばデータのヘッダ識別フラグを設けることによって行うことが可能であるし、その他周知の技術によっても実現することができる。

0045

そして、制御部18は、PC21から入力されたデータがしきい値データのうち短絡しきい値データD21である場合には、その短絡しきい値データD21によってそれまで記憶部16に記憶されていた短絡しきい値データD21と書き換える(ステップ504)。また、制御部18は、PC21から入力されたデータがしきい値データのうち断線しきい値データD22である場合には、その断線しきい値データD22によってそれまで記憶部16に記憶されていた断線しきい値データD22と書き換える(ステップ505)。

0046

以上の書き換えモードによって、GPS用アンテナ12の短絡や断線などを警報するためのしきい値となる図3点線で示したV21とV22に対応するしきい値データ(記憶部16に記憶された短絡しきい値データD21と断線しきい値データD22)をユーザがPC21を使って書き換えることが可能となる。

0047

図3に示したように、GPS用アンテナ12は経時変化によって抵抗Rgが変化するので、アンテナ電源13より電流/電圧変換部14を介してGPS用アンテナ12に流れる電流も変化する。従って、電流/電圧変換部14によって変換される電圧Veも変化する。制御部18は、この電圧Veの変化によって検出データD1がしきい値(D21)を超えたり、しきい値(D22)以下となったりし、誤ってGPS用アンテナ12が短絡・断線した、或いは短絡・断線する可能性が高いと判別する可能性がある。本実施形態に係る車両位置情報通知装置1では、例えばユーザが所定期間経過した場合に、GPS用アンテナ12の抵抗Rgの変化を考慮し、記憶部16に記憶されたしきい値データ(短絡しきい値データD21、断線しきい値データD22)を書き換える。これにより、GPS用アンテナ12が短絡・断線した、或いは短絡・断線する可能性が高いと誤って判別することを防止することができる。

0048

また、GPS用アンテナ12を別品に交換した場合などにもGPS用アンテナ12の抵抗Rgが変化することがある。このような場合にも、アンテナ電源13より電流/電圧変換部14及びGPS用アンテナ12に流れる電流が変化し、誤ってGPS用アンテナ12が短絡・断線した、或いは短絡・断線する可能性が高いと判別する可能性がある。その場合にも、記憶部16に記憶されたしきい値データを新たなGPS用アンテナ12に対応したしきい値データに書き換えることで、誤った判別を防止することができる。

0049

すなわち、本実施形態に係る車両位置情報通知装置1は、GPS用アンテナ12の状態の判別に用いられるしきい値を、ユーザによって書き換えることができるように構成したので、GPS用アンテナ12の特性の経時変化や交換に起因してGPS用アンテナ12を誤って短絡・断線した、短絡・断線の可能性が高いなどと判別することはなくなる。したがって、例えばユーザが正常なGPS用アンテナ12であるにもかかわらず誤って交換するようなことはなくなる。
なお、しきい値はアンテナ電源13の電圧に応じて、自動的に設定するようにしても良い。例えば、アンテナ電源13が12Vの場合は、V21=11V、アンテナ電源13が24Vの場合は、V21=23Vなどを設定することで、アンテナ電源13の仕様に応じて適切なしきい値を容易に設定することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。

0050

上記の実施形態においては、GPS用アンテナ12の短絡や断線を判別していたが、この第2の実施形態では、GPS用アンテナ12が短絡に近づいてきたかどうか及びGPS用アンテナ12が断線に近づいてきたかどうかについても判別するものである。

0051

この第2の実施形態に係る車両位置情報通知装置1は、図1に示した装置構成と同様の構成をとることができるが、記憶部16及び制御部18について以下の点が異なる。

0052

ここで、第2の実施形態に係る車両位置情報通知装置1の記憶部16は、短絡しきい値データD21及び断線しきい値データD22の他に、GPS用アンテナ12が短絡に近づいてきたかどうかのしきい値データD31及びGPS用アンテナ12が断線に近づいてきたかどうかのしきい値データD32をしきい値データとして書き換え可能に記憶する。

0053

図6に示すように、GPS用アンテナ12が短絡に近づいてきたかどうかのしきい値データD31は、短絡しきい値データD21より小さい所定の値、例えば数カ月後に短絡が予想されるような値が設定される。同様に、GPS用アンテナ12が断線に近づいてきたかどうかのしきい値データD32は、断線しきい値データD22より大きい値、例えば数カ月後に断線が予想されるような値が設定される。

0054

図7はこの第2の実施形態に係るGPS用アンテナ12の状態を判別するモードでの動作の一例を示すフローチャートである。この判別モードも、ユーザが手動で設定してもよいし、タイマによって所定の時間間隔で設定されるものであってもよい。

0055

制御部18は、判別モードに設定されると、まず電流/電圧変換部14より変換された電圧Veを、インピーダンス変換部15を経て入力し、これをディジタルデータに変換し、検出データD1を得る(ステップ701)。

0056

次に、制御部18は、記憶部16に記憶されたしきい値データのうちしきい値データD31を読み出し、データD1がしきい値データD31よりも小さいかを判別する(ステップ702)。

0057

検出データD1がしきい値データD31よりも小さい場合には(ステップ702のYes)、すなわちGPS用アンテナ12が短絡に近づいていないとみなせる場合には、制御部18は、記憶部16に記憶されたしきい値データのうちしきい値データD32を読み出し、データD1がしきい値データD32よりも大きいかを判別する(ステップ703)。

0058

そして、ステップ702のNo(例えば図6のX点)又はステップ703のNoの場合には、GPS用アンテナ12が短絡に近づいてきたこと又はGPS用アンテナ12が断線に近づいてきたことを警報部19よりユーザに知らせるための第1の警報を発する(ステップ704)。

0059

一方、ステップ703のYesの場合には、制御部18は、記憶部16に記憶されたしきい値データのうちしきい値データD21を読み出し、データD1がしきい値データD21よりも小さいかを判別する(ステップ705)。

0060

データD1がしきい値データD21よりも小さい場合には(ステップ705のYes)、すなわちGPS用アンテナ12が短絡の可能性が低いとみなせる場合には、データD1が断線しきい値データD22よりも大きいかを判別する(ステップ706)。

0061

検出データD1が断線しきい値データD22よりも大きい場合には(ステップ706のYes)、すなわちGPS用アンテナ12が断線する可能性が低いとみなせる場合には、制御部18はGPS用アンテナ12の状態が正常とみなして判別モードを終了する。

0062

一方、制御部18は、ステップ705でNoの場合、すなわち検出データD1が短絡しきい値データD21よりも大きい場合には、或いはステップ706でNoの場合、すなわち検出データD1が断線しきい値データD22よりも小さい場合には、警報部19より第2の警報を発する(ステップ404)。第2の警報は、第1の警報と異なる態様、例えば警報が音の場合には音量音程を異なるものとした方が好ましい。
本実施形態においても、記憶部16に記憶された4つのしきい値データD21、D22、D31、D32について第1の実施形態と同様に書き換え可能である。

0063

したがって、第2の実施形態に係る車両位置情報通知装置1においても、記憶部16に記憶されたしきい値データを書き換えることができるので、GPS用アンテナ12が短絡・断線した、短絡・断線の可能性が高いと誤って判別することを防止することができる。加えて、しきい値データとして、更にGPS用アンテナ12が短絡に近づいてきたかどうかのしきい値データD31及びGPS用アンテナ12が断線に近づいてきたかどうかのしきい値データD32を用い、GPS用アンテナ12が短絡に近づいてきたこと又はGPS用アンテナ12が断線に近づいてきたことをユーザに知らせるように構成したので、ユーザはかなり前から短絡や断線に対する準備をすることが可能となる。また、このような警報は、ユーザにとっては記憶部16に記憶されたしきい値データを書き換えるトリガーとなり、GPS用アンテナ12が短絡・断線した、短絡・断線の可能性が高いと誤って判別することを未然にかつより確実に防止することができる。

0064

なお、上記の第2の実施形態では、4つのしきい値データD21、D22、D31、D32を用いるものであったが、本発明においてはこれに限定されず、他のしきい値データ、例えば上記の4つのしきい値データのうちいずれか1つのしきい値データ或いはこれらの組み合わせを用いるものであっても勿論構わない。
(実施形態3)
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
図8はこの第3の実施形態におけるしきい値データの書き換えモードの動作の一例を示すフローチャートである。

0065

制御部18は、書き換えモードに設定されると、外部インターフェース部17を介してPC21に対して検出データ、しきい値データ及び判別部による判別結果を送る(ステップ801)。例えば、過去分の検出データ、しきい値データ及び判別部による判別結果を記憶部18に蓄積しておき、これらをPC21に対して送るように構成してもよい。これにより、例えばPC21においては、図3に示したデータをユーザに提示することが可能となる。そして、ユーザはPC21においてこれらのデータに基づき新たなしきい値データ(書き換えデータ)を適切に設定することができる。

0066

この後、制御部18は、外部インターフェース部17を介してPC21からの書き換えデータの入力を待つ(ステップ802)。ここで、所定時間経過してもPC21から書き換えデータが入力されない場合には(ステップ803)、書き換えモードを終了する。

0067

一方、制御部18は、PC21から書き換えデータが入力されると、そのデータがしきい値データのうち短絡しきい値データD21かどうかを判断する(ステップ804)。

0068

また、制御部18は、PC21から入力されたデータがしきい値データのうち短絡しきい値データD21でない場合には(ステップ804のNo)、そのデータを断線しきい値データD22であると判断する(ステップ805)。

0069

そして、制御部18は、PC21から入力されたデータが短絡しきい値データD21である場合には、その短絡しきい値データD21によってそれまで記憶部16に記憶されていた短絡しきい値データD21と書き換える(ステップ806)。また、制御部18は、PC21から入力されたデータが断線しきい値データD22である場合には、その断線しきい値データD22によってそれまで記憶部16に記憶されていた断線しきい値データD22と書き換える(ステップ807)。

0070

(実施形態4)
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。
図9は本発明の第4の実施形態に係る車両位置情報通知装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示した車両位置情報通知装置1では、電流/電圧変換部14と制御部18との間にインピーダンス変換部15を介挿し、制御部18がA/D変換するものであった。これに対して、図9に示すように、第4の実施形態に係る車両位置情報通知装置1は、インピーダンス変換部15に代え、A/D(アナログ/ディジタル)変換部95を設け、A/D変換部95によってA/D変換し、またインピーダンス変換部としての機能もA/D変換部95が兼ねるように構成したものである。これにより、部品点数の増加を実質的に伴うことなく、制御部18の処理負担を軽減することができる。

0071

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。

0072

例えば、上記の実施形態では、アンテナ監視装置が車両位置情報通知装置に用いられる例を説明したが、本発明に係るアンテナ監視装置はアンテナを搭載する他の装置にも同様に用いることができる。
また、上記の実施形態では、アンテナとしてGPS用アンテナを例にして説明したら、他のアンテナであっても勿論構わない。

0073

1車両位置情報通知装置
10モデム(通信部)
11GPS受信機
12GPS用アンテナ
13アンテナ電源(検出部)
14電流/電圧変換部(検出部)
15インピーダンス変換部
16 記憶部
17インターフェース部
18 制御部(判別部、書き換え部)
19 警報部
21 PC
22通信回線(無線・有線)
30管理センタ装置
95 A/D変換部
D1 検出データ
D21、D22、D31、D32 しきい値データ

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