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技術 断熱効果表示システム、断熱効果表示方法、及び断熱効果表示プログラム

出願人 株式会社ウッドワン
発明者 中本祐昌新井隆之大坪剛之高山和典松前智之池田景介
出願日 2014年8月21日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2014-168216
公開日 2016年4月4日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2016-045612
状態 特許登録済
技術分野 CAD 特定用途計算機
主要キーワード 等価温度 予定範囲 エネルギー事情 指標算出ステップ 水滴量 リフォーム後 リフォーム前 省エネ対策
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年4月4日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

簡易システム構成により、顧客がリフォームを行うかどうかを検討するに際し、リフォームの効果を直感的にわかりやすく表示することの可能な、断熱効果表示システムを提供する。

解決手段

既存住宅のリフォームによる断熱効果のシミュレーション結果を表示する断熱効果表示システムであって、断熱効果を示す断熱効果指標算出基礎情報を保有した算出基礎情報データベース50と、断熱効果指標の複数の値に対応した複数の画像を保有した画像データベース60と、既存住宅のリフォーム情報を取得するリフォーム情報取得手段10と、取得したリフォーム情報と算出基礎情報とに基づき、リフォーム前及びリフォーム後の断熱効果指標を算出する断熱効果指標算出手段20と、算出された断熱効果指標に基づき、画像データベース60の複数の画像の中から対応する画像を選択する画像選択手段30と、選択した画像を表示する画像表示手段40とを有する。

概要

背景

従来、断熱性能に優れた窓、床、壁等を用いたリフォームが行われている。特に、近年のエネルギー事情に鑑み、省エネ対策として断熱効果を得るためのリフォームが注目されている。

リフォームによる断熱効果は、既存住宅の条件や、使用するガラス材床材壁材等により異なるため、リフォーム業者等が顧客に対してこのようなリフォームを提案する際には、リフォームにより断熱効果がどれ位得られるのかを提示する必要がある。顧客は提示された断熱効果と必要なコストに基づいて、リフォームを行うかどうかを検討する。そのため、既存住宅の条件や、使用する窓材、床材、壁材等による断熱効果を比較するための様々なシステムが提案されている。

例えば、特許文献1には、既存の住宅の開口部に断熱窓を設置することによる断熱性能効果をシミュレーション評価する、開口部の断熱性能評価システムに関する発明が記載されている。また、特許文献2には、住宅に使用するガラスの種類によって居住性能がどのように変わるかをコンピュータシミュレーションによって評価し、視覚的に表示させる居住性能評価システムに関する発明が記載されている。

概要

簡易システム構成により、顧客がリフォームを行うかどうかを検討するに際し、リフォームの効果を直感的にわかりやすく表示することの可能な、断熱効果表示システムを提供する。既存住宅のリフォームによる断熱効果のシミュレーション結果を表示する断熱効果表示システムであって、断熱効果を示す断熱効果指標算出基礎情報を保有した算出基礎情報データベース50と、断熱効果指標の複数の値に対応した複数の画像を保有した画像データベース60と、既存住宅のリフォーム情報を取得するリフォーム情報取得手段10と、取得したリフォーム情報と算出基礎情報とに基づき、リフォーム前及びリフォーム後の断熱効果指標を算出する断熱効果指標算出手段20と、算出された断熱効果指標に基づき、画像データベース60の複数の画像の中から対応する画像を選択する画像選択手段30と、選択した画像を表示する画像表示手段40とを有する。

目的

さらに、一口に断熱効果といっても、顧客がリフォームにあたって注目する観点は、省エネ、安全性、快適性、健康面等の多岐に亘っており、従来のシステムでは、これらの観点に基づく評価を的確に提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

既存住宅リフォームによる断熱効果シミュレーション結果を表示する断熱効果表示システムであって、断熱効果を示す断熱効果指標算出基礎情報を保有した算出基礎情報データベースと、前記断熱効果指標の複数の値に対応した複数の画像を保有した画像データベースと、既存住宅のリフォーム情報を取得するリフォーム情報取得手段と、取得したリフォーム情報と前記算出基礎情報とに基づき、リフォーム前及びリフォーム後の断熱効果指標を算出する断熱効果指標算出手段と、前記算出されたリフォーム前及びリフォーム後の少なくとも1つの断熱効果指標に基づき、前記画像データベースの複数の画像の中から対応する画像を選択する画像選択手段と、前記選択した画像を表示する画像表示手段と、を有することを特徴とする断熱効果表示システム。

請求項2

前記画像選択手段が、算出されたリフォーム前及びリフォーム後の各々の断熱効果指標に基づき、前記画像データベースの複数の画像の中から対応する各々の画像を選択することを特徴とする請求項1に記載の断熱効果表示システム。

請求項3

前記断熱効果指標が窓や壁の表面温度であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の断熱効果表示システム。

請求項4

前記断熱効果指標が上下温度差であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の断熱効果表示システム。

請求項5

前記断熱効果指標が着衣量であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の断熱効果表示システム。

請求項6

前記断熱効果指標が結露量であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の断熱効果表示システム。

請求項7

既存住宅のリフォームによる断熱効果のシミュレーション結果を表示する断熱効果表示方法であって、既存住宅のリフォーム情報を取得するリフォーム情報取得ステップと、取得したリフォーム情報と算出基礎情報データベースが保有する断熱効果を示す断熱効果指標の算出基礎情報とに基づき、リフォーム前及びリフォーム後の断熱効果指標を算出する断熱効果指標算出ステップと、前記算出されたリフォーム前及びリフォーム後の少なくとも1つの断熱効果指標に基づき、画像データベースが保有する前記断熱効果指標の複数の値に対応した複数の画像の中から対応する画像を選択する画像選択ステップと、前記選択した画像を表示する画像表示ステップと、を有することを特徴とする断熱効果表示方法。

請求項8

既存住宅のリフォームによる断熱効果のシミュレーション結果を表示する断熱効果表示システムに、既存住宅のリフォーム情報を取得するリフォーム情報取得ステップと、取得したリフォーム情報と算出基礎情報データベースが保有する断熱効果を示す断熱効果指標の算出基礎情報とに基づき、リフォーム前及びリフォーム後の断熱効果指標を算出する断熱効果指標算出ステップと、前記算出されたリフォーム前及びリフォーム後の少なくとも1つの断熱効果指標に基づき、画像データベースが保有する前記断熱効果指標の複数の値に対応した複数の画像の中から対応する画像を選択する画像選択ステップと、前記選択した画像を表示する画像表示ステップと、を実行させるための断熱効果表示プログラム

技術分野

0001

本発明は、既存住宅リフォームによる断熱効果シミュレーション結果を表示する断熱効果表示システムに関するものである。

背景技術

0002

従来、断熱性能に優れた窓、床、壁等を用いたリフォームが行われている。特に、近年のエネルギー事情に鑑み、省エネ対策として断熱効果を得るためのリフォームが注目されている。

0003

リフォームによる断熱効果は、既存住宅の条件や、使用するガラス材床材壁材等により異なるため、リフォーム業者等が顧客に対してこのようなリフォームを提案する際には、リフォームにより断熱効果がどれ位得られるのかを提示する必要がある。顧客は提示された断熱効果と必要なコストに基づいて、リフォームを行うかどうかを検討する。そのため、既存住宅の条件や、使用する窓材、床材、壁材等による断熱効果を比較するための様々なシステムが提案されている。

0004

例えば、特許文献1には、既存の住宅の開口部に断熱窓を設置することによる断熱性能効果をシミュレーション評価する、開口部の断熱性能評価システムに関する発明が記載されている。また、特許文献2には、住宅に使用するガラスの種類によって居住性能がどのように変わるかをコンピュータシミュレーションによって評価し、視覚的に表示させる居住性能評価システムに関する発明が記載されている。

先行技術

0005

特開2008−217328号公報
特開2000−27543号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1に記載された発明は、改修前と改修後における、年間負荷電力消費量、電力量料金CO2排出量等の数値表形式にして表示するものであり、顧客がリフォームを行うかどうかを検討するに際し、リフォームの効果を直感的に感じることができない。また、グラフにより表示したとしても、直観的なわかりやすさには繋がりにくい。

0007

また、特許文献2に記載された発明は、コンピュータシミュレーションによる居住性能の変化を視覚的に表示させるものであり、各種のアニメーション表示が具体例として記載されているが、表示するアニメーションの種類については開示されているものの、評価結果から表示するアニメーションをどのように選択するかという具体的なシステム構成が開示されていない。そのため、表示するアニメーションの内容によっては、システム構成が複雑になることが予想され、顧客がリフォームを行うかどうかを検討するに際し、表示されたアニメーションを見ることにより、リフォームの効果を直感的に感じることができるかどうかも不明である。また、表示するアニメーションの種類にも改善の余地がある。

0008

さらに、一口に断熱効果といっても、顧客がリフォームにあたって注目する観点は、省エネ、安全性、快適性、健康面等の多岐に亘っており、従来のシステムでは、これらの観点に基づく評価を的確に提供することができない。

0009

本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、簡易なシステム構成により、顧客がリフォームを行うかどうかを検討するに際し、リフォームの効果を直感的にわかりやすく表示することの可能な、断熱効果表示システムを提供するものである。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解決するため、本発明の断熱効果表示システムは、既存住宅のリフォームによる断熱効果のシミュレーション結果を表示する断熱効果表示システムであって、断熱効果を示す断熱効果指標算出基礎情報を保有した算出基礎情報データベースと、前記断熱効果指標の複数の値に対応した複数の画像を保有した画像データベースと、既存住宅のリフォーム情報を取得するリフォーム情報取得手段と、取得したリフォーム情報と前記算出基礎情報とに基づき、リフォーム前及びリフォーム後の断熱効果指標を算出する断熱効果指標算出手段と、前記算出されたリフォーム前及びリフォーム後の少なくとも1つの断熱効果指標に基づき、前記画像データベースの複数の画像の中から対応する画像を選択する画像選択手段と、前記選択した画像を表示する画像表示手段と、を有することを特徴とする。

0011

また好ましくは、前記画像選択手段が、算出されたリフォーム前及びリフォーム後の各々の断熱効果指標に基づき、前記画像データベースの複数の画像の中から対応する各々の画像を選択することを特徴とする。

0012

また好ましくは、前記断熱効果指標が窓や壁の表面温度であることを特徴とする。

0013

また好ましくは、前記断熱効果指標が上下温度差であることを特徴とする。

0014

また好ましくは、前記断熱効果指標が着衣量であることを特徴とする。

0015

また好ましくは、前記断熱効果指標が結露量であることを特徴とする。

0016

本発明の断熱効果表示方法は、既存住宅のリフォームによる断熱効果のシミュレーション結果を表示する断熱効果表示方法であって、既存住宅のリフォーム情報を取得するリフォーム情報取得ステップと、取得したリフォーム情報と算出基礎情報データベースが保有する断熱効果を示す断熱効果指標の算出基礎情報とに基づき、リフォーム前及びリフォーム後の断熱効果指標を算出する断熱効果指標算出ステップと、前記算出されたリフォーム前及びリフォーム後の少なくとも1つの断熱効果指標に基づき、画像データベースが保有する前記断熱効果指標の複数の値に対応した複数の画像の中から対応する画像を選択する画像選択ステップと、前記選択した画像を表示する画像表示ステップと、を有することを特徴とする。

0017

本発明の断熱効果表示プログラムは、既存住宅のリフォームによる断熱効果のシミュレーション結果を表示する断熱効果表示システムに、既存住宅のリフォーム情報を取得するリフォーム情報取得ステップと、取得したリフォーム情報と算出基礎情報データベースが保有する断熱効果を示す断熱効果指標の算出基礎情報とに基づき、リフォーム前及びリフォーム後の断熱効果指標を算出する断熱効果指標算出ステップと、前記算出されたリフォーム前及びリフォーム後の少なくとも1つの断熱効果指標に基づき、画像データベースが保有する前記断熱効果指標の複数の値に対応した複数の画像の中から対応する画像を選択する画像選択ステップと、前記選択した画像を表示する画像表示ステップと、を実行させるためのものである。

発明の効果

0018

本発明の断熱効果表示システムは、既存住宅のリフォームによる断熱効果のシミュレーション結果を表示するものであり、既存住宅のリフォーム情報を取得するリフォーム情報取得手段により取得したリフォーム情報と、算出基礎情報データベースが保有する算出基礎情報とに基づき、断熱効果指標算出手段がリフォーム前及びリフォーム後の断熱効果を示す断熱効果指標を算出するようになっている。そして、画像選択手段が、算出されたリフォーム前及びリフォーム後の少なくとも1つの断熱効果指標に基づき、画像データベースの複数の画像の中から、対応する画像を選択して画像表示手段により表示するようになっている。従って、顧客がリフォームを行うかどうかを検討するに際し、断熱効果指標に対応した画像を見ることにより、リフォームの効果を直感的に把握することができる。また入力する情報が変われば断熱効果指標の算出結果が変わり、それに応じて表示される画像も変化するので、リフォーム情報の違いによる断熱効果の違いが一目瞭然である。また、表示する複数の画像は、画像データベースに断熱効果指標の複数の値に対応して保有されており、断熱効果指標が定まれば自動的に画像が選択されるので、簡易なシステム構成により実現することができる。

0019

また、予め用意する断熱効果指標と画像との組み合わせを変化させることにより、省エネ、安全性、快適性、健康面等の様々な観点から、リフォームによる断熱効果の評価を顧客に的確に提供することができる。

0020

また、画像選択手段が、算出されたリフォーム前及びリフォーム後の各々の断熱効果指標に基づき、画像データベースの複数の画像の中から対応する各々の画像を選択することにより、リフォーム前後の画像を見比べてリフォームによる断熱効果を直感的に把握することができる。

0021

また、断熱指標を窓や壁の表面温度とした場合には、同じ室温でも異なる体感温度改善効果を、わかりやすく表示することができる。

0022

また、断熱指標を上下温度差とした場合には、部屋の上下の温度差縮小させる効果を、わかりやすく表示することができる。

0023

また、断熱指標を着衣量とした場合には、保温効果を高めて室内温度の変化を抑える効果を、着衣量に置き換えてわかりやすく表示することができる。

0024

また、断熱指標を結露量とした場合には、結露を減少させる効果を、わかりやすく表示することができる。

0025

以上、本発明によれば、簡易なシステム構成により、顧客がリフォームを行うかどうかを検討するに際し、リフォームの効果を直感的にわかりやすく表示することの可能な、断熱効果表示システムを提供することができる。

図面の簡単な説明

0026

本発明の実施形態に係る断熱効果表示システムの構成図である。
画像データベース(窓や壁の表面温度)を示す図である。
画像データベース(上下温度差)を示す図である。
画像データベース(着衣量)を示す図である。
画像データベース(結露量)を示す図である。
断熱効果表示システムのフローチャートである。
断熱効果表示システムのネットワーク構成図である。
表示画面を示す図である。
表示画面を示す図である。
表示画面を示す図である。
表示画面を示す図である。
表示画面を示す図である。
表示画面を示す図である。

実施例

0027

次に、図1乃至図13を参照して、本発明の実施形態に係る断熱効果表示システムについて説明する。まず、図1乃至図5を参照して、本実施形態に係る断熱効果表示システム100の構成について説明する。図1は、断熱効果表示システム100の構成図である。

0028

図1に示すように、断熱効果表示システム100は、リフォーム情報取得手段10、断熱効果指標算出手段20、画像選択手段30、画像表示手段40、算出基礎情報データベース50、及び画像データベース60を有している。

0029

リフォーム情報取得手段10は、本システムの操作者によって入力された既存住宅のリフォーム情報を取得する。既存住宅のリフォーム情報とは、居住地域、住宅の形態、建築年、延床面積階数世帯人数家族構成、改修予定範囲(改修予定の部屋の種類、面積外壁に面する数、窓の方位・大きさ等)、利用する冷暖房機器等の、リフォーム対象の既存住宅に関する情報である。

0030

断熱効果指標算出手段20は、リフォーム前及びリフォーム後の断熱効果指標を算出する。断熱効果指標とは、断熱効果を示す指標であり、本実施形態では、窓や壁の表面温度、上下温度差、着衣量、結露量の4つとしている。断熱効果指標の算出は、リフォーム情報取得手段10で取得したリフォーム情報と算出基礎情報データベース50が保有する算出基礎情報とに基づいて行う。

0031

算出基礎情報データベース50が保有する算出基礎情報とは、採用した断熱効果指標を算出するために必要となる基礎情報であり、「地域毎・建築年代別による住宅の断熱性能値」、「地域毎・地区毎の外気温度」、「部材の熱抵抗値」、「部材の熱貫流率」等が挙げられる。算出基礎情報と既存住宅のリフォーム情報とを併せることにより、断熱効果指標を算出することができる。

0032

画像選択手段30は、断熱効果指標算出手段20により算出されたリフォーム前及びリフォーム後の各々の断熱効果指標に基づき、画像データベース60の複数の画像の中から対応する各々の画像を選択する。

0033

画像データベース60は、4つの断熱指標に対応した、画像データベース(窓や壁の表面温度)61、画像データベース(上下温度差)62、画像データベース(着衣量)63、及び画像データベース(結露量)64から構成されている。図2乃至図5は、各々のデータベースを示す図である。

0034

図2に示す画像データベース(窓や壁の表面温度)61は、窓や壁の表面温度(窓や壁の表面温度1、窓や壁の表面温度2、窓や壁の表面温度3・・・)と、画像(画像11、画像12、画像13、・・・)とを対応させて保有している。体感温度は、同じ室温でも窓や壁等の輻射熱に大きく影響されるため、リフォーム前後で窓や壁等の表面温度がどう変化するかを表示するとわかりやすい。そのため、各々の窓や壁の表面温度に対応するように、窓や壁等の表面温度を暖色寒色カラー表示により示した画像を保有する。

0035

図3に示す画像データベース(上下温度差)62は、上下温度差(上下温度差1、上下温度差2、上下温度差3、・・・)と、画像(画像21、画像22、画像23、・・・)とを対応させて保有している。室内の上下の温度差を小さくすることで、快適性が向上しエアコン等の使用量も低減することができる。そのため、例えば、室内の床上10cm、110cm、200cmの各高さにおける温度の組み合わせを上下温度差とし、各々の上下温度差に対応するように、室温を暖色〜寒色のカラー表示により示した画像を保有する。

0036

図4に示す画像データベース(着衣量)63は、着衣量(着衣量1、着衣量2、着衣量3、・・・)と、画像(画像31、画像32、画像33、・・・)とを対応させて保有している。室内の保温効果が優れていると、睡眠前に暖房を切っても、夜中にトイレで起きた場合や起きた時に、少ない着衣量でも寒さを感じない。そのため、例えば、起床時の着衣量を算出し、各々の着衣量に対応するように、着衣量の異なる種類の衣服等を示した画像を保有する。

0037

着衣量の算出にあたっては、温熱環境指標を利用することができる。温熱環境指標とは、人体と環境との熱交換に影響を与える要素(温熱環境要素)の複合影響を単一の指標で表現するためのものである。温熱環境要素の主要素は、代謝量、着衣量、空気温度放射温度気流湿度であり、温熱環境指標の値が同じ場合、空気温度や放射温度が上昇すれば、着衣量は少なくなる。従って、リフォームによる断熱効果(室内の空気温度や放射温度の上昇)を着衣量の減少により表現することができるわけである。温熱環境指標としては、様々な提案がなされており、「作用温度」、「PMV(予想平均温冷感申告)」、「新有効温度(ET*)」、「新標準有効温度SET*)」、「等価温度」、「快適方程式」、「数値人体モデルによる解析」等が挙げられる。

0038

温熱環境指標の一例として、PMVとクロ値を利用した場合について説明する。PMVは、温熱環境の6要素を代入すると、その条件で、大多数の人が感ずる温冷感を数値(+3暑い、+2暖かい、+1やや暖かい、0どちらでもない、−1やや涼しい、−2涼しい、−3寒い)として表現するものである。また、温熱環境の6要素とは、着衣量(クロ値)、代謝量(メット値)、空気温度、放射温度、気流、湿度である。また、クロ値は、着衣熱抵抗を表す単位であり、着衣内の伝導の計算と着衣の保温性の評価に用いられる。

0039

従って、同じPMV値の場合、空気温度や放射温度が上昇すれば、着衣量(クロ値)は少なくなる。PMVとクロ値を利用して保温効果を画像として表現するには、リフォーム前後のPMV値が同一となるような着衣量(クロ値)を算出し、その着衣量(クロ値)となるような衣服の組み合わせを示せばよい。

0040

なお、快適性(快適温度)を考える場合に、予想不満足者率(PPD)や快適温度範囲(ASHRAEによる)といった指標も提案されており、さらに局所温冷感(局所不快感)、室内上下温度分布床温度、不均一放射といった要素も快適性に影響を与えることが知られている。従って、これらの指標や要素を案しながら着衣量を算出してもよいし、これらの指標や要素を用いて新たな断熱効果指標を定めるようにしてもよい。

0041

図5に示す画像データベース(結露量)64は、結露量(結露量1、結露量2、結露量3、・・・)と、画像(画像41、画像42、画像43、・・・)とを対応させて保有している。リフォーム前後の結露量の違いを、窓ガラスに付着した水滴や、コップ等の容器に入れた水滴の画像により表現することができる。そのため、結露による水滴量を算出し、各々の水滴量に対応するように、異なる窓ガラスや水滴を入れたコップ等の容器の画像を保有する。

0042

図6は、本実施形態に係る断熱効果表示システムの断熱効果表示処理を示すフローチャートである。まず、リフォーム情報取得手段10が、本システムの操作者によって入力された既存住宅のリフォーム情報を取得する(ステップS100)。次に、断熱効果指標算出手段20が、取得したリフォーム情報と算出基礎情報データベース50が保有する断熱効果指標の算出基礎情報に基づき、リフォーム前及びリフォーム後の断熱効果指標を算出する(ステップS200)。次に、画像選択手段30が、算出されたリフォーム前及びリフォーム後の各々の断熱効果指標に基づき、画像データベース60が保有する断熱効果指標の複数の値に対応した複数の画像の中から対応する各々の画像を選択する(ステップS300)。次に、画像表示手段40が、選択した画像を表示する(ステップS400)。以上により、断熱効果表示処理が行われる。

0043

また、本実施形態に係る断熱効果表示システムは、汎用パソコンに上記断熱効果表示処理を行わせるプログラムインストールし、入出力処理を1台のパソコンで実現することもできるし、図7に示すようなネットワーク構成により実現することもできる。図7に示すネットワーク構成では、サーバ1と端末2,3とをインターネット等のネットワーク4を介して接続する。そして、既存住宅のリフォーム情報を端末2や端末3から入力してサーバ1に送信し、サーバ1による断熱効果表示処理結果を端末2や端末3に送信する。このような構成によれば、例えば、断熱効果表示処理を行うサーバ1を本社等に配置し、工務店店頭展示会などで、パソコンやタブレット等の汎用端末を用いて、簡単にリフォームによる断熱効果のシミュレーション結果を表示することができる。

0044

次に、図8乃至図13を参照して、本実施形態に係る断熱効果表示システムの具体的な画面表示について説明する。図8乃至図13は、断熱効果のシミュレーション結果を示す表示画面である。

0045

図8は、断熱効果による暖冷房費の削減を省エネ効果として示したものである。

0046

図9は、断熱効果指標を窓や壁の表面温度としたものであり、断熱効果による窓や壁の表面温度の違いを体感温度の違いとして示したものである。図9に示すように、窓の表面温度が、リフォーム前には9.5℃であったものが、リフォーム後には15.7℃になっており、各々の温度に対応した暖色〜寒色のカラー表示の画像が並べて表示されている。従って、リフォーム前後の画像を見比べて、リフォームによる窓や壁の表面温度の違いを直感的に把握することができる。

0047

図10は、断熱効果指標を上下温度差としたものであり、断熱効果による室内の上下の温度差の違いを示したものである。図10に示すように、上下温度差が、リフォーム前には2.6℃(21.3−18.7)であったものが、リフォーム後には0.2℃(20.1−19.9)になっており、各々の上下温度差に対応した暖色〜寒色のカラー表示の画像が並べて表示されている。従って、リフォーム前後の画像を見比べて、リフォームによる上下温度差の違いを直感的に把握することができる。

0048

図11は、断熱効果指標を着衣量としたものであり、断熱効果による着衣量の違いを保温効果の違いとして示したものである。図11に示すように、着衣量が、リフォーム前には1.5クロであったものが、リフォーム後には0.5クロになっており、各々のクロ値に対応した着衣例の画像が並べて表示されている。従って、リフォーム前後の画像を見比べて、リフォームによる保温効果の違いを直感的に把握することができる。

0049

図12は、断熱効果指標を結露量としたものであり、断熱効果による結露量の違いを示したものである。図12に示すように、結露量が、リフォーム前には5リットル牛乳パック5本)であったものが、リフォーム後には0リットル(牛乳パック0本)になっており、各々の結露量に対応した窓と牛乳パックの画像が並べて表示されている。従って、リフォーム前後の画像を見比べて、リフォームによる結露量の違いを直感的に把握することができる。

0050

図13は、リフォーム費用を示したものである。

0051

本実施形態に係る断熱効果表示システム100は、既存住宅のリフォームによる断熱効果のシミュレーション結果を表示するものであり、既存住宅のリフォーム情報を取得するリフォーム情報取得手段10により取得したリフォーム情報と、算出基礎情報データベース50が保有する算出基礎情報とに基づき、断熱効果指標算出手段20がリフォーム前及びリフォーム後の断熱効果を示す断熱効果指標を算出するようになっている。そして、画像選択手段30が、算出されたリフォーム前及びリフォーム後の各々の断熱効果指標に基づき、画像データベース60の複数の画像の中から、対応する各々の画像を選択して画像表示手段40により表示するようになっている。従って、顧客がリフォームを行うかどうかを検討するに際し、断熱効果指標に対応した画像を見ることにより、リフォームの効果を直感的に把握することができる。また入力する情報が変われば断熱効果指標の算出結果が変わり、それに応じて表示される画像も変化するので、リフォーム情報の違いによる断熱効果の違いが一目瞭然である。また、表示する複数の画像は、画像データベースに断熱効果指標の複数の値に対応して保有されており、断熱効果指標が定まれば自動的に画像が選択されるので、簡易なシステム構成により実現することができる。

0052

また、予め用意する断熱効果指標と画像との組み合わせを変化させることにより、省エネ、安全性、快適性、健康面等の様々な観点から、リフォームによる断熱効果の評価を顧客に的確に提供することができる。

0053

また、画像選択手段30が、算出されたリフォーム前及びリフォーム後の各々の断熱効果指標に基づき、画像データベースの複数の画像の中から対応する各々の画像を選択することにより、リフォーム前後の画像を見比べてリフォームによる断熱効果を直感的に把握することができる。

0054

また、断熱指標を窓や壁の表面温度とした場合には、同じ室温でも異なる体感温度の改善効果を、わかりやすく表示することができる。

0055

また、断熱指標を上下温度差とした場合には、部屋の上下の温度差を縮小させる効果を、わかりやすく表示することができる。

0056

また、断熱指標を着衣量とした場合には、保温効果を高めて室内温度の変化を抑える効果を、着衣量に置き換えてわかりやすく表示することができる。

0057

また、断熱指標を結露量とした場合には、結露を減少させる効果を、わかりやすく表示することができる。

0058

以上、本実施形態に係る断熱効果表示システムによれば、簡易なシステム構成により、顧客がリフォームを行うかどうかを検討するに際し、リフォームの効果を直感的にわかりやすく表示することができる。

0059

以上、本発明の実施形態に係る断熱効果表示システムについて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。

0060

例えば、上記実施形態では断熱効果指標として、窓や壁の表面温度、上下温度差、着衣量、結露量を例示したが、断熱効果指標は他のものを選択してもよいし、その数も限定されない。また、リフォーム情報の入力項目や、選択した断熱効果指標の算出の考え方も、特に限定されない。

0061

断熱効果指標としては、上記実施形態における4つの指標以外にも、省エネ効果、体感温度、室内温度変化等を挙げることができる。ただし、上記実施形態における4つの指標のように、日常生活においてあまり意識しない指標、馴染みのない単位を用いるイメージし難い指標を対象とする場合の方が、直感的にわかりやすく表示できるようになるという効果は、より大きなものとなる。

0062

また、上記実施形態では、リフォーム前の画像とリフォーム後の画像を同一の画面で表示する構成としたが、リフォーム前の画像とリフォーム後の画像を別々の画面で切り換えながら表示する構成としてもよい。ただし、同一の画面で表示することにより、より直感的にわかりやすく表示することができる。

0063

また、上記実施形態では、算出されたリフォーム前及びリフォーム後の各々の断熱効果指標に基づき、画像データベースの複数の画像の中から対応する各々の画像を選択して表示するようにしたが、リフォーム前及びリフォーム後のいずれか1つの断熱効果指標に基づき対応する画像を選択して表示するようにしてもよい。いずれか1つの画像を表示するものであっても、顧客がリフォームを行うかどうかを検討するに際し、リフォームの効果を直感的に把握させる効果が見込まれる。ただし、リフォーム前後の両方の画像を表示することにより、より直感的にわかりやすく表示することができる。

0064

1サーバ
2端末
3 端末
4ネットワーク
10リフォーム情報取得手段
20断熱効果指標算出手段
30画像選択手段
40画像表示手段
50算出基礎情報データベース
60画像データベース
61 画像データベース(窓や壁の表面温度)
62 画像データベース(上下温度差)
63 画像データベース(着衣量)
64 画像データベース(結露量)
100 断熱効果表示システム

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