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技術 手摺装置

出願人 株式会社シコク
発明者 古瀬幸司
出願日 2014年8月22日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2014-169008
公開日 2016年4月4日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2016-044454
状態 特許登録済
技術分野 建築物の階段
主要キーワード 可動杆 延出配置 屋内床面 固定杆 掃出窓 縮小位置 延出量 内側戸
関連する未来課題
重要な関連分野

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特許:約8,000万件, クラウドファンディング:約100万年件, 科研費・グラントデータ:約500万件, 発明者・研究者情報:約600万人

この項目の情報は公開日時点(2016年4月4日)のものです。
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図面 (15)

課題

屋外土間に設置した状態にあっても高い歩行支援機能を発揮し得るようにした手摺装置を提供する。

解決手段

手摺ユニットを備えて構成される手摺装置において、手摺杆を、固定杆部と該固定杆部の前端部に連結された可動杆部で構成するとともに、該可動杆部の固定杆部の前端から前方側への延出幅を変更可能とする。係る構成によれば、例えば、可動杆部の延出幅を小さくした状態で、該可動杆部の前端を家屋掃出窓の外面に近接させた状態で手摺装置を設置しておけば、可動杆部の前方側への延出幅を大きく設定すると該可動杆部の前端側は屋内側へ延出配置されるため、屋内に居る人は手摺杆の可動杆部を屋内に居ながら容易に且つ的確に把持し、これを伝って屋内から屋外へ安全に移動することができる等、屋外設置された手摺装置の歩行支援機能が最大限発揮される。

概要

背景

この種の載置形の手摺装置は、住宅改修を伴うことなく簡便に設置でき、しかも被介護者に対する歩行支援の効果も高いことから、近年急速に普及しつつあり、係る背景から、この載置形の手摺装置について種々の提案がなされている(例えば、特許文献1,2参照)。

これら手摺装置は、床面上に載置状態で設置される略平板状の設置台に、複数の支柱上端手摺杆を備えてなる手摺ユニットを、該設置台の左右両該縁部の何れか一方、又は両方に配置固定して構成される。そして、この手摺装置は、玄関土間上の、玄関框に接近した位置に設置されて、この玄関框部分を上がり降りする被介護者等の利用者歩行支援して安全な通行を実現するものである。

概要

屋外土間に設置した状態にあっても高い歩行支援機能を発揮し得るようにした手摺装置を提供する。手摺ユニットを備えて構成される手摺装置において、手摺杆を、固定杆部と該固定杆部の前端部に連結された可動杆部で構成するとともに、該可動杆部の固定杆部の前端から前方側への延出幅を変更可能とする。係る構成によれば、例えば、可動杆部の延出幅を小さくした状態で、該可動杆部の前端を家屋掃出窓の外面に近接させた状態で手摺装置を設置しておけば、可動杆部の前方側への延出幅を大きく設定すると該可動杆部の前端側は屋内側へ延出配置されるため、屋内に居る人は手摺杆の可動杆部を屋内に居ながら容易に且つ的確に把持し、これを伝って屋内から屋外へ安全に移動することができる等、屋外設置された手摺装置の歩行支援機能が最大限発揮される。

目的

そこで本願発明は、屋外土間に設置した状態にあっても高い歩行支援機能を発揮し得るようにした手摺装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

床面上に載置される設置台左右両側縁部の何れか一方又は双方に、支柱上端手摺杆を取り付けた手摺ユニットを配置して構成される手摺装置であって、上記手摺杆は、上記支柱に固定支持された固定杆部と該固定杆部の前端部に連結された可動杆部を備えるとともに、該可動杆部の上記固定杆部の前端から前方側への延出幅を変更可能に構成したことを特徴とする手摺装置。

請求項2

請求項1において、上記可動杆部は、上記固定杆部の前端部に対して上下方向又は左右方向へ回動可能に連結され、その第1の回動位置では上記可動杆部が上記固定杆部の延長上に位置した使用時形態とされ、第2の回動位置では上記可動杆部が上記固定杆部の延長上よりも上下方向又は左右方向に位置して上記使用時形態時よりも前方側への延出幅が小さい収納時形態とされることを特徴とする手摺装置。

請求項3

請求項1において、上記可動杆部は、上記固定杆部の前端部に対して軸方向へ伸縮可能に連結され、その伸長位置では上記可動杆部の前方側への延出幅が大きい使用時形態とされ、縮小位置では上記延出幅が上記使用時形態時よりも小さい収納時形態とされることを特徴とする手摺装置。

技術分野

0001

本願発明は、段差部の低位側床面上に載置状態仮設的に設置されて、例えば被介護者の段差部通行時においてその歩行支援に供される載置形の手摺装置に関するものである。

背景技術

0002

この種の載置形の手摺装置は、住宅改修を伴うことなく簡便に設置でき、しかも被介護者に対する歩行支援の効果も高いことから、近年急速に普及しつつあり、係る背景から、この載置形の手摺装置について種々の提案がなされている(例えば、特許文献1,2参照)。

0003

これら手摺装置は、床面上に載置状態で設置される略平板状の設置台に、複数の支柱上端手摺杆を備えてなる手摺ユニットを、該設置台の左右両該縁部の何れか一方、又は両方に配置固定して構成される。そして、この手摺装置は、玄関土間上の、玄関框に接近した位置に設置されて、この玄関框部分を上がり降りする被介護者等の利用者歩行支援して安全な通行を実現するものである。

先行技術

0004

特開2012−219613号公報
特開2014−111863号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、人が屋内から屋外へ出る場合とか、逆に屋外から屋内へ入る場合には、玄関土間を通って移動するのが一般的であり、係る場合には上述のように玄関框部分に上記手摺装置を設置することが有用である。

0006

しかしながら、このように玄関土間を通って屋内と屋外の間を出入りするのが一般的ではあるが、これが全てではなく、例えば、玄関廻りスペース的あるいは経路的な問題(例えば、玄関土間に手摺装置の設置スペースを確保しにくい場合とか、居住部分から玄関までの距離が長く歩行に支障が生じるような場合等)から、止む無く居住部分に近い掃出窓の開口部分から出入りする場合も多くある。

0007

このように玄関土間を通ることなく、掃出窓の開口部分を通って出入りする場合にも、該開口部分と屋外土間の間に段差があり、この段差を通る必要があることから、係る場合も人の通行を支援する手摺装置を屋外土間上に仮設的に設置することが有効と考えられる。

0008

しかしながら、玄関土間への設置を前提とした上掲の各特許文献に示されるような手摺装置を、掃出窓に面した屋外土間に設置して使用する場合には、以下のような問題があった。

0009

即ち、手摺装置を掃出窓の開口部分に面した屋外土間に設置する場合、該手摺装置に備えられた手摺杆の前端(通常、支柱より前方に延出している)が上記掃出窓と干渉しないように、上記手摺杆の前端を掃出窓の外面よりも外側に位置させて配置することが必要となる。

0010

ところが、このように手摺装置の手摺杆の前端を掃出窓の外面よりも外側に位置させて配置した場合、例えば、この掃出窓を開放し、ここを通って屋内から屋外へ人が出ようとした場合、屋内側に居る人と屋外側に設置された上記手摺杆の前端との間に比較的大きな間隔が生じる。このため、例えば、屋内に居る人が屋内に設置された手摺を使用して掃出窓の開口部分まで安全に歩行してきたとしても、この掃出窓の開口部分においては屋内手摺と上記手摺装置の手摺杆の前端との間が比較的広く空いていることから、該屋内手摺から上記手摺杆への把持位置の変更、及びこの把持位置の変更の間における歩行が不安定となり、上記手摺装置が本来想定している歩行支援機能を十分に発揮できない恐れがある(図3図9参照)。

0011

そこで本願発明は、屋外土間に設置した状態にあっても高い歩行支援機能を発揮し得るようにした手摺装置を提供することを目的としてなされたものである。

課題を解決するための手段

0012

本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。

0013

本願の第1の発明では、床面上に載置される設置台の左右両側縁部の何れか一方又は双方に、支柱の上端に手摺杆を取り付けた手摺ユニットを配置して構成される手摺装置において、上記手摺杆を、上記支柱に固定支持された固定杆部と該固定杆部の前端部に連結された可動杆部で構成するとともに、該可動杆部の上記固定杆部の前端から前方側への延出幅を変更可能としたことを特徴としている。

0014

本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る手摺装置において、上記可動杆部を、上記固定杆部の前端部に対して上下方向又は左右方向へ回動可能に連結し、その第1の回動位置では上記可動杆部が上記固定杆部の延長上に位置した使用時形態とされ、第2の回動位置では上記可動杆部が上記固定杆部の延長上よりも上下方向又は左右方向に位置して上記使用時形態時よりも前方側への延出幅が小さい収納時形態とされるようにしたことを特徴としている。

0015

本願の第3の発明では、上記第1の発明に係る手摺装置において、上記可動杆部を、上記固定杆部の前端部に対して軸方向へ伸縮可能に連結し、その伸長位置では上記可動杆部の前方側への延出幅が大きい使用時形態とされ、縮小位置では上記延出幅が上記使用時形態時よりも小さい収納時形態とされるようにしたことを特徴としている。

発明の効果

0016

(a)本願の第1の発明に係る手摺装置によれば、床面上に載置される設置台の左右両側縁部の何れか一方又は双方に、支柱の上端に手摺杆を取り付けた手摺ユニットを配置して構成される手摺装置において、上記手摺杆を、上記支柱に固定支持された固定杆部と該固定杆部の前端部に連結された可動杆部で構成するとともに、該可動杆部の上記固定杆部の前端から前方側への延出幅を変更可能としたので、例えば、上記可動杆部の前方側への延出幅を小さく設定した状態で、該可動杆部の前端を家屋の掃出窓の外面に近接させた状態で手摺装置を設置しておけば、該掃出窓を開けた状態で上記可動杆部の前方側への延出幅を大きく設定すれば、該可動杆部の前端側は上記掃出窓の開口部分を通って屋内側へ延出配置されることになる。

0017

このため、例えば、人が屋内から掃出窓の開口部分を通って屋外へ出ようとする場合、屋内に居る人は、屋内まで延出している上記手摺杆の可動杆部を屋内に居ながら容易に且つ的確に把持し、これを伝って屋内から屋外へ安全に移動することができる等、屋外設置された手摺装置の歩行支援機能を最大限発揮させることができる。

0018

(b)本願の第2の発明に係る手摺装置によれば、上記可動杆部を、上記固定杆部の前端部に対して上下方向又は左右方向へ回動可能に連結し、その第1の回動位置では上記可動杆部が上記固定杆部の延長上に位置した使用時形態とされ、第2の回動位置では上記可動杆部が上記固定杆部の延長上よりも上下方向又は左右方向に位置して上記使用時形態時よりも前方側への延出幅が小さい収納時形態とされるようにしたので、例えば、上記手摺装置の屋外設置時に、上記可動杆部を収納時形態に設定した状態で、該可動杆部の前端を家屋の掃出窓の外面に近接させた状態で手摺装置を設置しておけば、該可動杆部を使用時形態に設定すれば上記可動杆部の前端は掃出窓の開口部分を通って屋内に延出することとなり、上記(a)に記載した効果を確実に得ることができる。

0019

(c)本願の第3の発明に係る手摺装置によれば、上記可動杆部を、上記固定杆部の前端部に対して軸方向へ伸縮可能に連結し、その伸長位置では上記可動杆部の前方側への延出幅が大きい使用時形態とされ、縮小位置では上記延出幅が上記使用時形態時よりも小さい収納時形態とされるようにしたので、例えば、上記手摺装置の屋外設置時に、上記可動杆部を収納時形態に設定した状態で、該可動杆部の前端を家屋の掃出窓の外面に近接させた状態で手摺装置を設置しておけば、該可動杆部を使用時形態に設定すれば上記可動杆部の前端は掃出窓の開口部分を通って屋内に延出することとなり、上記(a)に記載した効果を確実に得ることができる。

図面の簡単な説明

0020

本願発明の第1の実施形態に係る手摺装置の使用時形態における全体斜視図である。
上記手摺装置の収納時形態における全体斜視図である。
上記手摺装置の使用時形態での設置状態を示し平面図である。
図3のA−A矢視図である。
上記手摺装置の収納時形態での設置状態を示し平面図である。
図5のB−B矢視図である。
本願発明の第2の実施形態に係る手摺装置の使用時形態における全体斜視図である。
上記手摺装置の収納時形態における全体斜視図である。
上記手摺装置の使用時形態での設置状態を示し平面図である。
図9のC−C矢視図である。
上記手摺装置の収納時形態での設置状態を示し平面図である。
図11のD−D矢視図である。
本願発明の第3の実施形態に係る手摺装置の使用時形態における全体斜視図である。
上記手摺装置の収納時形態における全体斜視図である。

実施例

0021

「第1の実施形態」
(1)手摺装置Z1の構成
図1及び図2には、本願発明の第1の実施形態に係る手摺装置Z1を示している。この手摺装置Z1は、主として屋外土間31上に、しかも家屋10の掃出窓20の開口部12(図3図6参照)の直前位置対向状態で設置される手摺装置であって、略矩形平板状の設置台1の左右両縁部のそれぞれに手摺ユニットUを立設固定して構成される。なお、この手摺ユニットUは、上記設置台1の左右何れか一方の縁部のみに設けることもできる。

0022

上記手摺ユニットUは、前後一対の支柱、即ち、前側支柱2と後側支柱3の上端間に跨って手摺杆4を取り付けて構成される。上記前側支柱2は、三段伸縮式の支柱であって、その伸縮量、即ち、支柱高さは、上記手摺装置Z1が設置される建屋土間31と、掃出窓20が設けられる建屋10の開口部12における屋内床面32との高低差に応じて適宜設定され(図4図6参照)、図示しない固定手段によって固定保持される。また、上記後側支柱3は、上記前側支柱2と同様に三段伸縮式の支柱であって、その先端と上記前側支柱2の先端との間に架設される手摺杆4の傾斜角所要角度に保持すべく、該前側支柱2と一体的にその高さが調整され、且つ図示しない固定手段によって固定保持される。

0023

上記手摺杆4は、扁平円管で構成された固定杆部4aと可動杆部4bからなる二分割構造とされる。上記固定杆部4aは、その一端側は略水平に延出する水平端部4a1とされ上記前側支柱2の上端部に固定される一方、他端側は所定角度に傾斜した傾斜端部4a2とされ上記後側支柱3の上端部に固定されるとともに、該固定点より後側部分は下方へ屈曲している。

0024

上記可動杆部4bは、その中間部において略「く」形に屈曲形成された扁平円管で構成され、その基端側が上記固定杆部4aの水平端部4a1の先端に対して、上記設置台1の幅方向へ向けて略水平に延びる軸心をもつヒンジ部5によって上下方向に回動可能に連結され、第1の回動位置と第2の回動位置に択一的に位置設定される。

0025

即ち、上記第1の回動位置は、図1に示すように、上記固定杆部4aの水平端部4a1の延長上に位置するように該ヒンジ部5から前方へ延出する回動位置であって、以下においてはこの第1の回動位置での形態を「使用時形態」という。また、上記第2の回動位置では、図2に示すように、上記ヒンジ部5を中心として上方へ跳ね上げられた回動位置であって、以下においてはこの第2の回動位置での形態を「収納時形態」という。

0026

そして、上記可動杆部4bが使用時形態(図1参照)に設定された状態では、該可動杆部4bが上記ヒンジ部5から前方へ大きく延出する一方、該可動杆部4bが収納時形態(図2参照)に設定された状態では、該可動杆部4bの上記ヒンジ部5から前方への延出幅は、上記使用時形態における延出幅よりも所定幅だけ小さくなっている。即ち、上記可動杆部4bの形態変更によって、上記手摺杆4の前端位置が前後方向において変更されるものである。なお、上記可動杆部4bの使用時形態及び収納時形態での形態保持(即ち、回動位置の固定)は、図示しない固定手段によって行われる。

0027

(2)手摺装置Z1の設置
上記手摺装置Z1は、図5及び図6に示すように、建屋10の壁部11に設けた開口部12に取り付けられた掃出窓20よりも屋外側において屋外土間31上に上記設置台1を載置した状態で設置される。この場合、この手摺装置Z1の上記建屋10に対する対向方向の相対位置は、上記手摺杆4の可動杆部4bを収納時形態に設定した状態において、該可動杆部4bの先端が、閉戸状態における外側戸体21の直前に位置するような位置とされる。したがって、この手摺装置Z1の設置状態において上記掃出窓20の外側戸体21及び内側戸体22の開閉動作阻害されることはなく、該掃出窓20を閉戸状態で保持することも可能である。

0028

(3)手摺装置Z1の使用
上記屋外土間31上に設置された上記手摺装置Z1を使用するのは、上記掃出窓20を開戸し、その開口部12を通って人が屋外戸屋内の間を出入りする場合である。そして、この出入り時には屋外土間31と屋内床面32の段差を経ることから、人の歩行を支援して安全な歩行を実現すべく上記手摺装置Z1が使用されるものである。

0029

そのため、上記手摺装置Z1の使用に際しては、上記掃出窓20を開戸した状態で、上記手摺杆4の可動杆部4bを収納時形態から使用時形態にその形体を変更する。上記可動杆部4bが使用時形態に設定されると、図3及び図4に示すように、該可動杆部4bの前方への延出幅が収納時形態時よりも大きくなり、該可動杆部4bの先端側部分は上記建屋10の開口部12を通って屋内側へ延出配置される。そして、例えば、屋内側に屋内手摺13が設置され且つこれが上記開口部12の縁部近傍まで延びているような場合には、上記手摺杆4の可動杆部4bは上記屋内手摺13に接近した状態となる。

0030

したがって、例えば、屋内に居る人が上記開口部12を通って屋外へ出るような場合には、その者は、屋内側の上記開口部12を伝って上記開口部12近傍まで安全に移動した後、該屋内手摺13から上記手摺杆4の可動杆部4b側へ把持位置を容易に変更することができ、該可動杆部4bを把持した後は、該可動杆部4bから上記固定杆部4aを順次伝って屋外側へ移動することで、上記段差の存在に拘わらず、安全に歩行移動することができる。即ち、上記手摺装置Z1の歩行支援機能を最大限発揮させることができるものである。

0031

「第2の実施形態」
(1)手摺装置Z2の構成
図7及び図8には、本願発明の第2の実施形態に係る手摺装置Z2を示している。この手摺装置Z2は、その基本構成を上記第1の実施形態に係る手摺装置Z1と同様とするものであって、これと異なる点は、上記手摺杆4における上記可動杆部4bの構成、及び該可動杆部4bの上記固定杆部4aに対する連結構成である。したがって、以下においては上記手摺杆4の構成等について詳述し、これ以外の部分の構成等については上記第1の実施形態の該当説明を援用しここでの説明を省略する。

0032

上記手摺杆4は、上記固定杆部4aと上記可動杆部4bで構成される。そして、上記可動杆部4bの基端側には上記固定杆部4aの水平端部4a1に内挿可能な所定長さの内挿6が取り付けられている。このため、上記可動杆部4bは、上記内挿杆6を上記固定杆部4aの水平端部4a1に嵌挿することで該固定杆部4a側に対してその軸方向に相対移動可能に連結されることになる。

0033

そして、図7に示すように、上記可動杆部4bを上記固定杆部4a側から外方へ引き出した状態では、該可動杆部4bの上記固定杆部4aの前端からの延出量が大きくなっている。以下、この時の上記可動杆部4bの形態を使用時形態という。一方、図8に示すように、上記可動杆部4bを上記固定杆部4a側へ押し込んだ状態では、該可動杆部4bの上記固定杆部4aの前端からの延出幅が、上記使用時形態時の延出幅よりも小さくなっている。以下、この時の上記可動杆部4bの形態を収納時形態という。なお、上記可動杆部4bの使用時形態及び収納時形態での形態保持(即ち、上記伸縮可動杆部4bの進退位置の固定)は、図示しない固定手段によって行われる。

0034

(2)手摺装置Z2の設置
上記手摺装置Z2は、図11及び図12に示すように、建屋10の壁部11に設けた開口部12に取り付けられた掃出窓20よりも屋外側において屋外土間31上に上記設置台1を載置した状態で設置される。この場合、この手摺装置Z2の上記建屋10に対する対向方向の相対位置は、上記可動杆部4bを収納時形態に設定した状態において、該可動杆部4bの先端が、閉戸状態における外側戸体21の直前に位置するような位置とされる。したがって、この手摺装置Z2の設置状態において上記掃出窓20の外側戸体21及び内側戸体22の開閉動作が阻害されることはなく、該掃出窓20を閉戸状態で保持することも可能である。

0035

(3)手摺装置Z2の使用
上記屋外土間31上に設置された上記手摺装置Z2の使用に際しては、上記掃出窓20を開戸した状態で、上記手摺杆4の可動杆部4bを収納時形態から前方へ引き出して使用時形態に設定する。このように上記可動杆部4bが使用時形態に設定されると、図8及び図9に示すように、該可動杆部4bの前方への延出幅が収納時形態への設定時よりも大きくなり、該可動杆部4bの先端側部分は上記建屋10の開口部12を通って屋内側へ延出配置される。そして、例えば、屋内側に屋内手摺13が設置され、これが上記開口部12の縁部近傍まで延びているような場合には、上記手摺杆4の可動杆部4bは上記屋内手摺13の接近した状態となる。

0036

したがって、例えば、屋内に居る人が上記開口部12を通って屋外へ出るような場合には、その者は、屋内側の上記開口部12を伝って上記開口部12近傍まで安全に移動した後、該屋内手摺13から上記手摺杆4の可動杆部4b側へ把持位置を容易に変更することができ、該可動杆部4bを把持した後は、該可動杆部4bから上記固定杆部4aを伝って屋外側へ移動することで、上記段差の存在に拘わらず、安全に歩行移動することができる。即ち、上記手摺装置Z2の歩行支援機能を最大限発揮させることができるものである。

0037

「第3の実施形態」
図13及び図14には、本願発明の第3の実施形態に係る手摺装置Z3を示している。この手摺装置Z3は、上記第1の実施形態に係る手摺装置Z1の変形例として位置づけられるものである。そして、この手摺装置Z3は、以下の点において上記第1の実施形態の手摺装置Z1と異なっている。

0038

即ち、上記手摺装置Z1においては、上記手摺杆4の可動杆部4bを上記固定杆部4aの先端に対して上下方向へ回動可能に連結し、該可動杆部4bの収納時形態ではこれを上方へ跳ね上げた形態で保持し、使用時形態では該可動杆部4bを上記固定杆部4aの延長上に延出させた形態で保持するようにしていた。これに対して、この第3の実施形態の手摺装置Z3では、上記可動杆部4bを上記固定杆部4aの先端に対し、略鉛直方向に軸心方向をもつヒンジ部5を介して略水平に横方向へ回動可能に連結し、該可動杆部4bの収納時形態では、図14に示すように、該可動杆部4bを手摺装置Zの幅方向内側へ回動させた形態で保持する一方、該可動杆部4bの使用時形態では、図13に示すように、該可動杆部4bを上記固定杆部4aの延長上に延出させた形態で保持するようにしている。

0039

手摺装置Z3は、第1及び第2の実施形態に係る手摺装置Z1,手摺装置Z2と同様に、建屋10の壁部11に設けた開口部12に取り付けられた掃出窓20よりも屋外側において屋外土間31上に上記設置台1を載置した状態で設置される(図5図6及び図1図12参照)。そして、この手摺装置Z3の使用に際しては、上記掃出窓20を開戸した状態で、上記手摺杆4の可動杆部4bを収納時形態(図14参照)から略水平方向前方へ振り出して使用時形態に設定する(図13参照)。このように上記可動杆部4bを使用時形態に設定することで、上記第1及び第2の各実施形態において説明したと同様の作用効果が得られるものであり、ここでの説明は省略する。

0040

なお、上記説明においては、上記可動杆部4bの収納時形態での収納方向を上記手摺装置Z3の内側方向としているが、本願発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記手摺装置Z3の外側方向とすることもできる。

0041

また、上記各実施形態においては上記手摺装置Z1〜Z3を玄関土間ではなく、屋外土間31に設置する場合について説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、玄関土間を含む他の土間あるいは屋内の床部分等に広く設置できることは言うまでもない。

0042

本願発明は、掃出窓等の建具によって屋外と屋内が区画された場所において使用される好適な手摺装置において利用できるものである。

0043

1 ・・設置台
2 ・・前側支柱
3 ・・後側支柱
4 ・・手摺杆
4a ・・固定杆部
4b ・・可動杆部
5 ・・ヒンジ部
6 ・・内挿杆
10 ・・建屋
11 ・・壁部
12 ・・開口部
20 ・・掃出窓
31 ・・屋外土間
32 ・・屋内床面
U ・・手摺ユニット
Z1〜Z3 ・・手摺装置

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