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技術 サーバ装置、音声コンテンツ提供方法、プログラム

出願人 日本電信電話株式会社学校法人慶應義塾
発明者 武藤博子吉岡理宮崎昇井島勇祐小川克彦
出願日 2014年8月12日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2014-164185
公開日 2016年3月24日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2016-040653
状態 特許登録済
技術分野 音声入出力 計算機間の情報転送
主要キーワード 一定時間間隔おき 負担感 選択音声 呈示距離 速度クラス 音声合成用データ 移動スピード 本発明用
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年3月24日)のものです。
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図面 (12)

課題

音声コンテンツを適切な位置で再生させることができるサーバ装置を提供する。

解決手段

提供者装置、およびクライアント装置通信するサーバ装置であって、提供者装置からテキストコンテンツを受信してテキストコンテンツの合成音声である音声コンテンツを生成する音声合成部と、所定時間ごとにクライアント装置のユーザの現在位置を示す現在位置情報を受信して、クライアント装置のユーザの移動速度を計算して移動速度情報として出力する移動速度計算部と、移動速度情報と予め設定された設定時間に基づいて、テキストコンテンツの登録位置と音声コンテンツの再生を開始する位置との距離を示す呈示距離を計算し、呈示距離情報として出力する呈示距離計算部と、現在位置情報を受信するたびに現在位置と登録位置との距離を計算し、計算された距離が呈示距離以下となった場合に、対応する音声コンテンツをクライアント装置に送信する送信部とを含む。

概要

背景

従来、街の住民観光客から提供された街の観光名所店舗情報等を記したテキスト合成音声化し、街に訪れた観光客の携帯端末から再生することで、観光客の観光を促進する携帯端末向けアプリケーションが提案されている(非特許文献1参照)。具体的には、街に住んでいる住民や以前街を訪れた観光客等のコンテンツ提供者から、街の名所店舗の情報(口コミや噂等)を記したテキストコンテンツ位置情報と共に収集し、テキストコンテンツを音声合成した合成音声(音声コンテンツ)を位置情報と対応付け登録しておく。アプリケーションを利用しているユーザが音声コンテンツの配置されている位置に近づくと、自動的に対応する音声コンテンツが再生される。地域ならではの情報を聞くことでユーザの寄り道を促進し、ユーザが今まで気がつかなかった新しい場所の魅力発見することが期待できる。また音声を用いることで、ユーザが携帯端末を注視しなくても、自然に情報がに入ってくるため、ユーザの負担感が少ない利点もある。

概要

音声コンテンツを適切な位置で再生させることができるサーバ装置を提供する。提供者装置、およびクライアント装置通信するサーバ装置であって、提供者装置からテキストコンテンツを受信してテキストコンテンツの合成音声である音声コンテンツを生成する音声合成部と、所定時間ごとにクライアント装置のユーザの現在位置を示す現在位置情報を受信して、クライアント装置のユーザの移動速度を計算して移動速度情報として出力する移動速度計算部と、移動速度情報と予め設定された設定時間に基づいて、テキストコンテンツの登録位置と音声コンテンツの再生を開始する位置との距離を示す呈示距離を計算し、呈示距離情報として出力する呈示距離計算部と、現在位置情報を受信するたびに現在位置と登録位置との距離を計算し、計算された距離が呈示距離以下となった場合に、対応する音声コンテンツをクライアント装置に送信する送信部とを含む。

目的

本発明では、音声コンテンツを適切な位置で再生させることができるサーバ装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

提供者装置、およびクライアント装置通信するサーバ装置であって、前記提供者装置からテキストコンテンツを受信して、前記テキストコンテンツの合成音声である音声コンテンツを生成する音声合成部と、所定時間ごとに前記クライアント装置のユーザの現在位置を示す現在位置情報を受信して、前記クライアント装置のユーザの移動速度を計算して移動速度情報として出力する移動速度計算部と、前記移動速度情報と予め設定された設定時間に基づいて、前記テキストコンテンツの登録位置と前記音声コンテンツの再生を開始する位置との距離を示す呈示距離を計算し、呈示距離情報として出力する呈示距離計算部と、前記テキストコンテンツの登録位置を示す登録位置情報を取得して、前記現在位置情報を受信するたびに前記受信した現在位置情報が示す現在位置と前記登録位置情報が示す登録位置との距離を計算し、前記計算された距離が前記呈示距離以下となった場合に、対応する前記音声コンテンツを前記クライアント装置に送信する送信部と、を含むサーバ装置。

請求項2

提供者装置、およびクライアント装置と通信するサーバ装置であって、前記提供者装置からテキストコンテンツを受信して、前記テキストコンテンツの合成音声である音声コンテンツを生成する音声合成部と、前記生成された音声コンテンツの再生時間を示す再生時間情報を取得する再生時間取得部と、所定時間ごとに前記クライアント装置のユーザの現在位置を示す現在位置情報を受信して、前記クライアント装置のユーザの移動速度を計算して移動速度情報として出力する移動速度計算部と、前記再生時間情報に応じて決定される再生時間クラスと、前記移動速度情報に応じて決定される移動速度クラスとを参照し、前記再生時間クラスと前記移動速度クラスとの関係が予め定めた関係となる音声コンテンツ、あるいはテキストコンテンツを送信に供する音声コンテンツ、あるいはテキストコンテンツとして選択する選択部と、前記選択された音声コンテンツ、あるいは前記選択されたテキストコンテンツに基づいて生成された音声コンテンツである選択音声コンテンツを前記クライアント装置に送信する送信部と、を含むサーバ装置。

請求項3

提供者装置、およびクライアント装置と通信するサーバ装置が実行する音声コンテンツ提供方法であって、前記提供者装置からテキストコンテンツを受信して、前記テキストコンテンツの合成音声である音声コンテンツを生成する音声合成ステップと、所定時間ごとに前記クライアント装置のユーザの現在位置を示す現在位置情報を受信して、前記クライアント装置のユーザの移動速度を計算して移動速度情報として出力する移動速度計算ステップと、前記移動速度情報と予め設定された設定時間に基づいて、前記テキストコンテンツの登録位置と前記音声コンテンツの再生を開始する位置との距離を示す呈示距離を計算し、呈示距離情報として出力する呈示距離計算ステップと、前記テキストコンテンツの登録位置を示す登録位置情報を取得して、前記現在位置情報を受信するたびに前記受信した現在位置情報が示す現在位置と前記登録位置情報が示す登録位置との距離を計算し、前記計算された距離が前記呈示距離以下となった場合に、対応する前記音声コンテンツを前記クライアント装置に送信する送信ステップと、を含む音声コンテンツ提供方法。

請求項4

提供者装置、およびクライアント装置と通信するサーバ装置が実行する音声コンテンツ提供方法であって、前記提供者装置からテキストコンテンツを受信して、前記テキストコンテンツの合成音声である音声コンテンツを生成する音声合成ステップと、前記生成された音声コンテンツの再生時間を示す再生時間情報を取得する再生時間取得ステップと、所定時間ごとに前記クライアント装置のユーザの現在位置を示す現在位置情報を受信して、前記クライアント装置のユーザの移動速度を計算して移動速度情報として出力する移動速度計算ステップと、前記再生時間情報に応じて決定される再生時間クラスと、前記移動速度情報に応じて決定される移動速度クラスとを参照し、前記再生時間クラスと前記移動速度クラスとの関係が予め定めた関係となる音声コンテンツ、あるいはテキストコンテンツを送信に供する音声コンテンツ、あるいはテキストコンテンツとして選択する選択ステップと、前記選択された音声コンテンツ、あるいは前記選択されたテキストコンテンツに基づいて生成された音声コンテンツである選択音声コンテンツを前記クライアント装置に送信する送信ステップと、を含む音声コンテンツ提供方法。

請求項5

コンピュータを、請求項1または2に記載のサーバ装置として機能させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は、音声コンテンツを提供するサーバ装置、音声コンテンツ提供方法プログラムに関する。

背景技術

0002

従来、街の住民観光客から提供された街の観光名所店舗情報等を記したテキスト合成音声化し、街に訪れた観光客の携帯端末から再生することで、観光客の観光を促進する携帯端末向けアプリケーションが提案されている(非特許文献1参照)。具体的には、街に住んでいる住民や以前街を訪れた観光客等のコンテンツ提供者から、街の名所店舗の情報(口コミや噂等)を記したテキストコンテンツ位置情報と共に収集し、テキストコンテンツを音声合成した合成音声(音声コンテンツ)を位置情報と対応付け登録しておく。アプリケーションを利用しているユーザが音声コンテンツの配置されている位置に近づくと、自動的に対応する音声コンテンツが再生される。地域ならではの情報を聞くことでユーザの寄り道を促進し、ユーザが今まで気がつかなかった新しい場所の魅力発見することが期待できる。また音声を用いることで、ユーザが携帯端末を注視しなくても、自然に情報がに入ってくるため、ユーザの負担感が少ない利点もある。

先行技術

0003

航亮、小川克彦、「街のうわさを歩きながら聞く「うわさラジオ」の提案と評価(イメージメディアクオリティ)」、電子情報通信学会技術研究報告、vol.113(468), MVE2013-94, pp.153-157、2014年3月6日

発明が解決しようとする課題

0004

従来システムでは、ユーザが音声コンテンツの再生場所として登録されている位置(以下、登録位置とよぶ)の一定距離以内に到達した場合に、該当する音声コンテンツがユーザの端末から再生されるよう設計されていた。テキストコンテンツの登録位置と音声コンテンツの再生開始位置との距離を呈示距離と呼ぶことにする。しかし、ユーザの移動スピードはユーザの移動手段や目的により大きく異なるため、システムで想定されている移動速度から逸脱した速度で移動しているユーザは、適切な位置で音声コンテンツを聞くことができない場合がある。例えば、移動速度が遅いユーザに合わせて呈示距離を設計した場合、移動速度が速いユーザが登録位置を通り過ぎた後で音声コンテンツが再生される場合があり、移動速度が速いユーザは十分な余裕をもって音声コンテンツを聞くことができなかった。そこで本発明では、音声コンテンツを適切な位置で再生させることができるサーバ装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明のサーバ装置は、提供者装置、およびクライアント装置と通信するサーバ装置であって、音声合成部と、移動速度計算部と、呈示距離計算部と、送信部を含む。

0006

音声合成部は、提供者装置からテキストコンテンツを受信して、テキストコンテンツの合成音声である音声コンテンツを生成する。移動速度計算部は、所定時間ごとにクライアント装置のユーザの現在位置を示す現在位置情報を受信して、クライアント装置のユーザの移動速度を計算して移動速度情報として出力する。呈示距離計算部は、移動速度情報と予め設定された設定時間に基づいて、テキストコンテンツの登録位置と音声コンテンツの再生を開始する位置との距離を示す呈示距離を計算し、呈示距離情報として出力する。送信部は、テキストコンテンツの登録位置を示す登録位置情報を取得して、現在位置情報を受信するたびに受信した現在位置情報が示す現在位置と登録位置情報が示す登録位置との距離を計算し、計算された距離が呈示距離以下となった場合に、対応する音声コンテンツをクライアント装置に送信する。

発明の効果

0007

本発明のサーバ装置によれば、音声コンテンツを適切な位置で再生させることができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の実施例1の音声コンテンツ提供システムの構成を示すブロック図。
本発明の実施例1のサーバ装置の構成を示すブロック図。
本発明の実施例1のサーバ装置の動作を示すフローチャート
本発明の実施例1の選択コンテンツ送信部の構成を示すブロック図。
本発明の実施例1の選択コンテンツ送信部の動作を示すフローチャート。
本発明の実施例1のクライアント装置の構成を示すブロック図。
本発明の実施例1のクライアント装置の送信動作を示すフローチャート。
本発明の実施例1のクライアント装置の受信動作を示すフローチャート。
本発明の実施例2の音声コンテンツ提供システムの構成を示すブロック図。
本発明の実施例2のサーバ装置の構成を示すブロック図。
本発明の実施例2のサーバ装置の動作を示すフローチャート。

0009

以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。

0010

本発明の音声コンテンツ提供システムは、ユーザの移動速度に応じて、音声コンテンツの内容及び、音声コンテンツの再生が開始される位置を変更するシステムである。具体的には、以下の処理を特徴とする。

0011

<ユーザの移動速度に応じた呈示距離の決定>
本発明の音声コンテンツ提供システムは、ユーザの移動速度に関わらずユーザが十分余裕をもって音声コンテンツを聞くことができるようにするため、ユーザの端末から音声コンテンツの再生が始まってからユーザが音声コンテンツの登録位置に到着するまでにかかる秒数をユーザの移動速度に関わらず一定とするための処理が行われている。具体的には、ユーザの端末(クライアント装置)から取得したユーザの最新の移動速度から、予め設定された秒数(設定時間)でユーザが移動する距離を算出し、算出された距離を呈示距離として設定する。

0012

<再生する音声コンテンツの選択>
音声コンテンツの再生時間は多様である。例えば、「右手にあるのは有名なパティシエの○さんがシェフをつとめるケーキ屋さんです。特にお勧めは、イチゴショートケーキで、○○という雑誌紹介されました。シェフの○さんは・・・」というような詳細な解説をまじえた比較的再生時間が長い音声コンテンツや、「右手に見えるケーキ屋さんでは美味しいケーキが買えます」というような内容を簡潔に述べた比較的再生時間が短い音声コンテンツなど、様々な長さの音声コンテンツが存在する。例えば、移動速度が速いユーザは、多くの場所を短時間で回ろうとしている、又は該当場所には興味がなく通過しているだけと考えられるため、簡潔な内容の音声コンテンツを求めている可能性が高く、再生時間が長いコンテンツが再生されると冗長感じる可能性がある。一方で、移動速度が遅い又は立ち止まっているユーザは、該当場所に興味をもってゆっくりと観光していると考えられ、詳細な解説を交えた長めの音声コンテンツを聞く余裕があると考えられるため、短い簡潔な音声コンテンツでは要望そぐわない場合もあると考えられる。

0013

そこで本発明の音声コンテンツ提供システムは、ユーザの移動速度に基づき、ユーザの観光形態に適した長さの音声コンテンツを再生対象として選択する。本発明では、各音声コンテンツについて再生時間を取得し、再生対象の音声コンテンツを選択する際には、移動速度が速いユーザに対しては再生時間が短めの音声コンテンツを、逆に移動速度が遅いユーザに対しては再生時間が長めの音声コンテンツを優先して選択する処理が行われる。

0014

本発明の音声コンテンツ提供システムによれば、ユーザの端末(クライアント装置)から音声コンテンツが再生されてからユーザが音声コンテンツの登録位置に到達するまでにかかる時間が一定となるように呈示距離を変更することで、ユーザが移動速度に関わらず十分に余裕をもって音声コンテンツを聞くことができるようになり、快適な観光が可能となる。また、複数の音声コンテンツが存在しているエリアでは、ユーザの移動速度に基づき、ユーザの観光形態に適した再生時間の音声コンテンツを優先して選択・再生することで、ユーザにより快適に観光を楽しんでもらうことが可能となる。

0015

以下、図1を参照して本発明の実施例1の音声コンテンツ提供システムについて説明する。図1は、本実施例の音声コンテンツ提供システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施例の音声コンテンツ提供システム1は、サーバ装置11と、クライアント装置12と、提供者装置13とを含む。サーバ装置11と、クライアント装置12と、提供者装置13はネットワーク14を介して通信可能である。サーバ装置11は、サーバ装置11の管理者によって管理される。クライアント装置12は、クライアント装置12のユーザによって操作される。クライアント装置12は、例えば本発明用カスタマイズされた観光案内アプリケーションなどにより後述する動作を実行可能に設定されているものとする。提供者装置13は、コンテンツ提供者(提供者装置13のユーザ)によって操作される。

0016

以下、図2図3を参照してサーバ装置11について説明する。図2は、本実施例のサーバ装置11の構成を示すブロック図である。図3は、本実施例のサーバ装置11の動作を示すフローチャートである。図2に示すように、本実施例のサーバ装置11は、音声合成部111と、音声合成用データ記憶部1111と、再生時間取得部112と、対応テーブル作成部113と、コンテンツ記憶部1131と、選択コンテンツ送信部114とを含む。

0017

コンテンツ提供者は提供者装置13を操作して、テキストコンテンツ及びコンテンツの登録位置を示す登録位置情報をサーバ装置11にアップロードする。アップロードが実行された場合、サーバ装置11はテキストコンテンツの音声合成処理を実行し、音声コンテンツを生成する。この際、サーバ装置11は音声コンテンツの再生時間を示す再生時間情報も取得する。サーバ装置11は、生成された音声コンテンツを、登録位置情報及び再生時間情報とづけた対応テーブルの形式でサーバ装置11内に蓄積する。一方、前述の観光案内アプリケーションを起動中のクライアント装置12は、クライアント装置12のユーザの現在位置を示す現在位置情報と、クライアント装置12の識別情報を一定時間間隔ごとにサーバ装置11に送信する。クライアント装置12のユーザの現在位置と登録位置間の距離が、呈示距離以下となった場合に、サーバ装置11は、該当する音声コンテンツをクライアント装置12に送信する。クライアント装置12は、受信した音声コンテンツを再生する。呈示距離は、一定時間ごとのユーザの現在位置の差分(移動距離)から算出されるユーザの移動速度と、ユーザのクライアント装置12で再生させようとする音声コンテンツの再生時間情報とに基づき決定される。また、移動速度は音声コンテンツが複数存在するエリアにおいて再生する音声コンテンツの決定にも用いられる。

0018

以下、コンテンツ提供者がテキストコンテンツをアップロードした際の処理を述べる。まずサーバ装置11には、提供者装置13から、テキストコンテンツ、登録位置情報がアップロード(送信)される。登録位置情報とはコンテンツ提供者が音声コンテンツの再生が期待される場所として設定した情報(例えば緯度経度基地局情報アクセスポイント情報)のことである。なお、登録位置情報として基地局情報やアクセスポイント情報を用いる場合、これらの情報に緯度−経度のような定量的な位置情報に変換可能な情報が含まれているものとする。

0019

この場合、サーバ装置11の音声合成部111は、提供者装置13からテキストコンテンツを受信して、テキストコンテンツの音声合成処理を実行し、テキストコンテンツの合成音声(音声コンテンツ)を生成する(S111)。ステップS111の音声合成処理に必要なデータは、音声合成用データ記憶部1111に記憶されている。音声合成部111と、音声合成用データ記憶部1111をまとめて音声合成エンジンともいう。プラグインとして使用可能な音声合成エンジンが多数知られている。音声合成エンジンを用いてテキストコンテンツの合成音声を生成することができる。

0020

次に、再生時間取得部112は、生成された音声コンテンツの再生時間を示す再生時間情報を取得する(S112)。次に、対応テーブル作成部113は、音声コンテンツと、対応する再生時間情報と、対応する登録位置情報とを対応付けたテーブルである対応テーブルを作成する(S113)。対応テーブルには対応するテキストコンテンツが含まれてもよい。対応テーブル作成部113は、ステップS111で生成された音声コンテンツと本ステップで作成した対応テーブルとを合わせてコンテンツ記憶部1131に記憶する。このようにして、音声コンテンツは音声コンテンツと各種情報とを対応づける対応テーブルと合わせてサーバ装置11上に蓄積される。

0021

一方、本発明用にカスタマイズされた観光案内アプリケーションを起動中のクライアント装置12からは、クライアント装置12のユーザの現在位置を示す現在位置情報(例えば緯度−経度、クライアント装置12が利用中の基地局情報またはアクセスポイント情報)、クライアント装置12の識別情報が一定時間間隔おきにサーバ装置11に発信される。

0022

サーバ装置11の選択コンテンツ送信部114は、現在位置情報と識別情報を受信して、受信した情報と対応テーブルに基づいて音声コンテンツのうちの何れかを選択し、選択された音声コンテンツである選択音声コンテンツをクライアント装置12に送信する(S114)。

0023

<選択コンテンツ送信部114>
次に図4図5を参照して、クライアント装置12から現在位置情報を含む各種情報が送信された場合の選択コンテンツ送信部114の処理の詳細について説明する。図4は、本実施例の選択コンテンツ送信部114の構成を示すブロック図である。図5は、本実施例の選択コンテンツ送信部114の動作を示すフローチャートである。図4に示すように、本実施例の選択コンテンツ送信部114は、移動速度計算部1141と、候補検索部1142と、選択部1143と、呈示距離計算部1144と、送信部1145を含む。

0024

移動速度計算部1141は、所定時間ごとにクライアント装置12から現在位置情報を受信して、クライアント装置12のユーザの移動速度を計算して移動速度情報として出力する(S1141)。移動速度は例えば、ユーザのクライアント装置12が報告した最新の現在位置情報とその直前にクライアント装置12が送信した現在位置情報との間の距離を、送信間隔時間で除算することで算出できる。またこの方法で算出した個々の移動速度を何回か測定した平均値を移動速度として利用しても良いし、またクライアント装置12が一定回数分送信した現在位置情報の間のそれぞれの距離を累計し、一定回数に相当する送信間隔の時間長で除算して移動速度として利用しても良い。

0025

候補検索部1142は、クライアント装置12から受信した現在位置情報と対応テーブルに記録されている登録位置情報に基いて、現在位置情報が示す現在位置と登録位置情報が示す登録位置との距離を計算し、当該距離が所定の距離以内である音声コンテンツ(「候補」ともいう)と、対応する再生時間情報と、対応する登録位置情報を全て取得する(S1142)。ステップS1142において、移動速度が速いユーザへの音声コンテンツ呈示に影響が出ないようにするため(後述の送信部1145を参照)、所定の距離として充分長めの距離を設定しておくことが望ましい。ステップS1142において、該当する音声コンテンツが存在しない場合には、候補検索部1142は処理を終了する。

0026

選択部1143は、ステップS1142で取得した音声コンテンツ(候補)のうち、再生時間情報に応じて決定される再生時間クラスと、移動速度情報に応じて決定される移動速度クラスとを参照し、再生時間クラスと移動速度クラスの関係が予め定めた関係となる音声コンテンツを、送信に供する音声コンテンツとして選択する(S1143)。

0027

選択部1143は、候補検索部1142で取得された音声コンテンツ(候補)が1つのみである場合は、取得された音声コンテンツ(候補)を出力し、処理を終了する。候補検索部1142で取得された候補が複数である場合は、選択部1143は各候補を再生時間に基づいて数段階のクラスに分類する。例えば、3段階のクラスに分類する場合は、再生時間が15s以上を再生時間クラス1(再生時間が長いグループ)、再生時間5s〜15sを再生時間クラス2(再生時間が中程度のグループ)、再生時間5s以下を再生時間クラス3(再生時間が短いグループ)というように分類する。次に選択部1143は、予め設定されているユーザの移動速度クラスと再生時間クラスとの対応関係(移動速度が速いクラスほど再生時間が短いクラスと対応するように設定)に基づき、移動速度クラスに対応する再生時間クラスからランダムに音声コンテンツを1つ選択し出力する。例えば選択部1143は、移動速度が、2.5m/sより遅い場合は移動速度クラス1、2.5m/s〜5m/sの場合は移動速度クラス2、5m/sより速い場合は移動速度クラス3というように対応関係を設定しておく。例えばユーザの移動速度が4m/s(移動速度クラス2)であった場合、選択部1143は移動速度クラス2と対応する再生時間クラス2を選択し、再生時間クラス2に含まれる音声コンテンツ(候補)から、クライアント装置12に送信する音声コンテンツをランダムに1つ選択する。該当する再生時間クラス内に音声コンテンツが含まれない場合には、選択部1143は、再生時間が近い別の再生時間クラスから音声コンテンツを選択する。

0028

なお、選択した音声コンテンツが既にクライアント装置12に送信済であった場合には、選択部1143は、その音声コンテンツの選択を解除し、同じ条件の別の音声コンテンツを改めて選択する。また、既に同条件の全ての音声コンテンツを送信済であった場合は、選択部1143は、再生条件の近い音声コンテンツからランダムに1つ選択する。全ての音声コンテンツについてクライアント装置12に送信済であった場合には、選択部1143は音声コンテンツの選択を行わないか、もしくは送信済とした全ての音声コンテンツの情報を消去して改めて最も再生条件の合致する音声コンテンツからランダムに1つ選択する処理を行ってもよい。

0029

呈示距離計算部1144は、移動速度情報と予め設定された設定時間に基づいて、テキストコンテンツの登録位置と音声コンテンツの再生を開始する位置との距離を示す呈示距離を計算し、呈示距離情報として出力する(S1144)。呈示距離計算部1144は、クライアント装置12のユーザの移動速度で移動したときに設定された時間(設定時間)にユーザが移動する距離を算出し、算出された距離を呈示距離として設定し、当該呈示距離を示す情報を呈示距離情報として出力する。例えば、設定時間を10s、クライアント装置12のユーザの移動速度を5m/sとすると、呈示距離計算部1144は、10×5=50mを呈示距離として設定する。設定時間は、前記クラス分けした再生時間の各クラスの最大時間長よりも長い時間としておくことが望ましい。

0030

送信部1145は、現在位置情報を受信するたびに、受信した現在位置情報が示す現在位置と選択音声コンテンツの登録位置情報が示す登録位置との距離を計算し、計算された距離が呈示距離以下となった場合に、対応する選択音声コンテンツをクライアント装置12に送信する(S1145)。具体的には送信部1145は、現在位置情報を受信するたびに、現在位置と登録位置との間の距離計算を行い、その距離が呈示距離以下となった場合に該当する音声コンテンツをクライアント装置12に送信する。送信部1145は、現在位置と登録位置との間の距離が、呈示距離以下とならない限り、一定時間ごとに距離計算を繰り返し行う。また、クライアント装置12のユーザが既に呈示距離範囲内にいる場合は、送信部1145は、直ちに音声コンテンツの送信を行う。ステップS1145実行前にクライアント装置12のユーザが既に呈示距離範囲内にいるという状況を回避するため、候補検索部1142は、登録位置と現在位置との距離が、想定される呈示距離よりも短くならないように、再生時間クラス1のように再生時間の長い音声コンテンツは、登録位置と現在位置との距離が呈示距離よりも十分長く取れている場合に優先して候補として取得することが望ましい。

0031

次に、図6図7図8を参照してクライアント装置12の処理について説明する。図6は、本実施例のクライアント装置12の構成を示すブロック図である。図7は、本実施例のクライアント装置12の送信動作を示すフローチャートである。図8は、本実施例のクライアント装置12の受信動作を示すフローチャートである。図6に示すように、本実施例のクライアント装置12は、現在位置取得部121と、ユーザ情報取得部122と、データ送信部123と、音声コンテンツ受信部124と、音声コンテンツ再生部125を含む。

0032

現在位置取得部121は、一定時間経過ごとに現在位置情報を取得する(S121)。例えば、現在位置取得部121は、一定時間ごとにクライアント装置12の現在位置をGPSにより測定して取得する。現在位置取得部121は、クライアント装置12のユーザが前述のアプリケーションを立ち上げている限り本処理を実行し続ける。クライアント装置12の位置情報を緯度・経度としてサーバ装置11に情報提供できるものであれば、測定手段はGPSに限定されない。例えば現在位置取得部121は、クライアント装置12と無線ネットワークで通信する複数の基地局からの電波強度をもとに位置情報を判定しても良い。

0033

ユーザ情報取得部122は、クライアント装置12の識別情報を取得する(S122)。ステップS122は、クライアント装置12のユーザが初めて前述のアプリケーションを立ち上げたとき、及びクライアント装置12のユーザが情報を更新した時のみ行われる。

0034

データ送信部123は、現在位置情報、クライアント装置12の識別情報をサーバ装置11に送信する(S123)。クライアント装置12の識別情報は、サーバ装置11にクライアント装置12を識別させるために用いられる。

0035

次に、クライアント装置12がサーバ装置11から選択音声コンテンツを受信した後の処理を説明する。音声コンテンツ受信部124は、サーバ装置11から選択音声コンテンツを受信する(S124)。

0036

音声コンテンツ再生部125は、受信した選択音声コンテンツを再生する(S125)。

0037

以下、図9図10図11を参照して、本発明の実施例2の音声コンテンツ提供システムについて説明する。図9は、本実施例の音声コンテンツ提供システム2の構成を示すブロック図である。図10は、本実施例のサーバ装置21の構成を示すブロック図である。図11は、本実施例のサーバ装置21の動作を示すフローチャートである。図9に示すように、本実施例の音声コンテンツ提供システム2は、サーバ装置21と、クライアント装置12と、提供者装置13とを含む。サーバ装置21と、クライアント装置12と、提供者装置13はネットワーク14を介して通信可能である。クライアント装置12と、提供者装置13は実施例1と同じであるため説明を略す。

0038

図10に示すように、本実施例のサーバ装置21は、音声合成部111と、音声合成用データ記憶部1111と、再生時間取得部112と、対応テーブル作成部213と、コンテンツ記憶部2131と、選択コンテンツ送信部214と、音声再合成部215を含む。音声合成部111と、音声合成用データ記憶部1111と、再生時間取得部112については、実施例1と同じであるから説明を略す。 まずステップS111、S112が実施例1と同様に実行され、音声コンテンツ、再生時間情報が取得される。本実施例においてはステップS111実行時に生成された音声コンテンツは、ステップS112において再生時間情報の取得が実行された後、一旦破棄されるものとする。このように、音声コンテンツをサーバ装置21内に蓄積しない構成とすることで、サーバ装置21に必要な記憶容量を削減することができる。次に、対応テーブル作成部213は、テキストコンテンツと、対応する再生時間情報と、対応する登録位置情報を対応付けた対応テーブルを作成する(S213)。対応テーブルは、コンテンツ記憶部2131に記憶される。実施例1との相違点は、コンテンツ記憶部2131には、音声コンテンツが記憶されない点である。次に、選択コンテンツ送信部214は、クライアント装置12から受信した情報と対応テーブルに基づいて、テキストコンテンツのうち何れかを選択する(S214A)。選択の方法は、実施例1(S1141〜S1143)と同様である。音声再合成部215は、選択されたテキストコンテンツ(以下、選択テキストコンテンツという)の合成音声(選択音声コンテンツ)を生成する(S215)。選択コンテンツ送信部214は、生成された選択音声コンテンツをクライアント装置12に送信する(S214B)。送信のタイミングは実施例1(S1144、S1145)と同様である。

0039

上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。

0040

また、上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。

0041

この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置光ディスク光磁気記録媒体半導体メモリ等どのようなものでもよい。

0042

また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体販売譲渡貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータ記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。

0043

このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。

実施例

0044

また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。

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