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技術 建設機械

出願人 株式会社日立建機ティエラ
発明者 島田貴裕木村庄吾佐藤宏成
出願日 2014年8月11日 (6年4ヶ月経過) 出願番号 2014-163575
公開日 2016年3月22日 (4年9ヶ月経過) 公開番号 2016-037822
状態 特許登録済
技術分野 建設機械の構成部品 車両用車体構造
主要キーワード 上がり部位 斜面部位 前面部位 抜き差し動作 延長板 アーム支持部材 シリンダ連結ピン 各作業装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年3月22日)のものです。
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図面 (14)

課題

油圧ホースの大径化と連結ピンの抜き差しの容易性に鑑み、フロア部材を低い位置に配置することにより、アイポイント下げて安定性、操作性を向上する。

解決手段

旋回フレーム5の一方の縦板となる左前縦板7には、制御弁装置36から延びた複数本の油圧ホース37を作業装置4の油圧アクチュエータをなす各シリンダ4H〜4Kに向けて挿通させるためのホース挿通孔7Bを設ける。この上で、フロア部材26は、運転席31の前方に位置してオペレータが足を乗せる足乗せ部位27と、足乗せ部位27と連続して左前縦板7の近傍位置に設けられた立上がり部位28とにより形成する。この立上がり部位28は、足乗せ部位27と立上がり部位28との境界位置29から立上ってホース挿通孔7Bの上部位置7B1に向け左前縦板7まで延びる構成としている。

概要

背景

一般に、油圧ショベル等の建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に油圧アクチュエータ動力源として俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。

上部旋回体は、前記下部走行体に取付けられる底板および該底板上に左,右方向に間隔をもって前,後方向に延びて立設され、前,後方向の前側位置に作業装置を取付けるための作業装置取付部位を有する左,右の縦板からなる旋回フレームと、前記各作業装置取付部位よりも後側に位置して前記旋回フレーム上に左,右方向に延在する横置き状態で配置されたエンジン等の原動機と、前記旋回フレームを構成する前記左,右の縦板のうち、左縦板の左,右方向の外側に位置して該原動機の前側に設けられたフロア部材と、該フロア部材の後側から立上って前記原動機を覆うように後側に延び、上側にオペレータ着座する運転席が設けられる運転席台座と、前記フロア部材の下側に位置して前記旋回フレーム上に設けられ、前記作業装置の油圧アクチュエータと複数本油圧ホースを介して接続される制御弁装置とを備えている(例えば、特許文献1参照)。

概要

油圧ホースの大径化と連結ピンの抜き差しの容易性に鑑み、フロア部材を低い位置に配置することにより、アイポイント下げて安定性、操作性を向上する。旋回フレーム5の一方の縦板となる左前縦板7には、制御弁装置36から延びた複数本の油圧ホース37を作業装置4の油圧アクチュエータをなす各シリンダ4H〜4Kに向けて挿通させるためのホース挿通孔7Bを設ける。この上で、フロア部材26は、運転席31の前方に位置してオペレータが足を乗せる足乗せ部位27と、足乗せ部位27と連続して左前縦板7の近傍位置に設けられた立上がり部位28とにより形成する。この立上がり部位28は、足乗せ部位27と立上がり部位28との境界位置29から立上ってホース挿通孔7Bの上部位置7B1に向け左前縦板7まで延びる構成としている。

目的

本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、油圧ホースの大径化と連結ピンの抜き差しの容易性に鑑み、フロア部材を低い位置に配置することができ、アイポイントを下げて安定性、操作性を向上できるようにした建設機械を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に油圧アクチュエータ動力源として俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、前記下部走行体に取付けられる底板および該底板上に左,右方向に間隔をもって前,後方向に延びて立設され前,後方向の前側位置に前記作業装置を取付けるための作業装置取付部位を有する左,右の縦板からなる旋回フレームと、前記各作業装置取付部位よりも後側に位置して前記旋回フレーム上に左,右方向に延在する横置き状態で配置された原動機と、前記旋回フレームを構成する前記左,右の縦板のうち、一方の縦板の左,右方向の外側に位置して該原動機の前側に設けられたフロア部材と、該フロア部材の後側から立上って前記原動機を覆うように後側に延び上側にオペレータ着座する運転席が設けられる運転席台座と、前記フロア部材の下側に位置して前記旋回フレーム上に設けられ前記作業装置の油圧アクチュエータと複数本油圧ホースを介して接続される制御弁装置とを備えてなる建設機械において、前記旋回フレームの左,右の縦板のうち、前記一方の縦板には、前記制御弁装置から延びた前記各油圧ホースを前記作業装置の油圧アクチュエータに向けて挿通させるためのホース挿通孔を設け、前記フロア部材は、前記運転席の前方に位置してオペレータが足を乗せる足乗せ部位と、該足乗せ部位と連続して前記一方の縦板の近傍位置に設けられた立上がり部位とにより形成され、前記立上がり部位は、前記足乗せ部位と前記立上がり部位との境界位置から立上って前記ホース挿通孔の上部位置に向け前記一方の縦板まで延びる構成としたことを特徴とする建設機械。

請求項2

前記旋回フレームの前記左,右の縦板間には、左,右方向に延びて該各縦板を連結する横板を設け、前記横板には、前記作業装置取付部位よりも前側に位置して前記油圧アクチュエータを連結ピンを用いて支持する支持ブラケットを設け、前記フロア部材の立上がり部位は、前記支持ブラケットに対して前記連結ピンを前記フロア部材側に抜き差ししたときに、この連結ピンの移動を許容する位置を前記境界位置として構成してなる請求項1に記載の建設機械。

請求項3

前記フロア部材の立上がり部位は、前記一方の縦板に沿って前,後方向に延びるように形成してなる請求項1または2に記載の建設機械。

技術分野

0001

本発明は、例えば旋回フレームの前側に作業装置を備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。

背景技術

0002

一般に、油圧ショベル等の建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に油圧アクチュエータ動力源として俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。

0003

上部旋回体は、前記下部走行体に取付けられる底板および該底板上に左,右方向に間隔をもって前,後方向に延びて立設され、前,後方向の前側位置に作業装置を取付けるための作業装置取付部位を有する左,右の縦板からなる旋回フレームと、前記各作業装置取付部位よりも後側に位置して前記旋回フレーム上に左,右方向に延在する横置き状態で配置されたエンジン等の原動機と、前記旋回フレームを構成する前記左,右の縦板のうち、左縦板の左,右方向の外側に位置して該原動機の前側に設けられたフロア部材と、該フロア部材の後側から立上って前記原動機を覆うように後側に延び、上側にオペレータ着座する運転席が設けられる運転席台座と、前記フロア部材の下側に位置して前記旋回フレーム上に設けられ、前記作業装置の油圧アクチュエータと複数本油圧ホースを介して接続される制御弁装置とを備えている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0004

特開2010−150813号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ここで、制御弁装置と作業装置の油圧アクチュエータとを接続する各油圧ホースは、圧油流通させるときの圧力損失を小さくすることが望まれる。そこで、各油圧ホースには、直径寸法(流路内径寸法)が大きな太いホースが用いられている。太い複数本の油圧ホースをフロア部材の下側に配置した場合、この油圧ホースを避けるためにフロア部材は、旋回フレームに対し高い位置に配置しなくてはならない。しかし、フロア部材を高い位置に配置した場合には、運転席にオペレータが着座したときのアイポイントが高くなって安定感が損なわれる上に、油圧ショベルの大型化を招いてしまう。

0006

一方、旋回フレームには、各縦板間の前側位置に支持ブラケットが設けられ、この支持ブラケットには、作業装置を動作させるための油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)が連結ピンを用いて回動可能に取付けられている。この場合、支持ブラケットの左側にはフロア部材が配置されているため、連結ピンは、支持ブラケットから左,右方向の右側に抜き差しする構成としている。

0007

このように、支持ブラケットから右側に連結ピンを抜き差しする構造では、右縦板の右側に配設される部材、例えば、貯油タンク工具箱等のボックス体が抜き差しされる連結ピンに干渉する虞がある。このため、貯油タンク、工具箱等は、連結ピンの抜き差し動作の邪魔にならないように、その形状、配置場所制約を受けることになる。これにより、貯油タンク、工具箱等の容量を確保するためには、これらが大型化してしまう。

0008

そこで、連結ピンを支持ブラケットから左側(フロア部材側)に抜き差しできるようにすることが考えられる。この場合には、フロア部材の位置を高くして連結ピンとの干渉を避け、連結ピンの移動を許容する必要がある。しかし、前述したように、フロア部材を高い位置に配置した場合には、運転席に着座したときのアイポイントが高くなるばかりか、油圧ショベルが大型化するという問題がある。

0009

本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、油圧ホースの大径化と連結ピンの抜き差しの容易性に鑑み、フロア部材を低い位置に配置することができ、アイポイントを下げて安定性、操作性を向上できるようにした建設機械を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に油圧アクチュエータを動力源として俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、前記下部走行体に取付けられる底板および該底板上に左,右方向に間隔をもって前,後方向に延びて立設され前,後方向の前側位置に前記作業装置を取付けるための作業装置取付部位を有する左,右の縦板からなる旋回フレームと、前記各作業装置取付部位よりも後側に位置して前記旋回フレーム上に左,右方向に延在する横置き状態で配置された原動機と、前記旋回フレームを構成する前記左,右の縦板のうち、一方の縦板の左,右方向の外側に位置して該原動機の前側に設けられたフロア部材と、該フロア部材の後側から立上って前記原動機を覆うように後側に延び上側にオペレータが着座する運転席が設けられる運転席台座と、前記フロア部材の下側に位置して前記旋回フレーム上に設けられ前記作業装置の油圧アクチュエータと複数本の油圧ホースを介して接続される制御弁装置とを備えてなる。

0011

上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記旋回フレームの左,右の縦板のうち、前記一方の縦板には、前記制御弁装置から延びた前記各油圧ホースを前記作業装置の油圧アクチュエータに向けて挿通させるためのホース挿通孔を設け、前記フロア部材は、前記運転席の前方に位置してオペレータが足を乗せる足乗せ部位と、該足乗せ部位と連続して前記一方の縦板の近傍位置に設けられた立上がり部位とにより形成され、前記立上がり部位は、前記足乗せ部位と前記立上がり部位との境界位置から立上って前記ホース挿通孔の上部位置に向け前記一方の縦板まで延びる構成としたことにある。

0012

請求項2の発明は、前記旋回フレームの前記左,右の縦板間には、左,右方向に延びて該各縦板を連結する横板を設け、前記横板には、前記作業装置取付部位よりも前側に位置して前記油圧アクチュエータを連結ピンを用いて支持する支持ブラケットを設け、前記フロア部材の立上がり部位は、前記支持ブラケットに対して前記連結ピンを前記フロア部材側に抜き差ししたときに、この連結ピンの移動を許容する位置を前記境界位置として構成したことにある。

0013

請求項3の発明は、前記フロア部材の立上がり部位は、前記一方の縦板に沿って前,後方向に延びるように形成したことにある。

発明の効果

0014

請求項1の発明によれば、旋回フレーム上の制御弁装置から延びる各油圧ホースは、一方の縦板に設けたホース挿通孔に挿通されることにより、作業装置の油圧アクチュエータに接続することができる。この場合、複数本の油圧ホースは、ホース挿通孔に挿通する位置で、フロア部材の下側に配置された制御弁装置から作業装置に向かって斜め上側に延びている。このように各油圧ホースを取回した場合、一方の縦板の近傍位置でフロア部材に干渉する虞がある。

0015

これに対し、フロア部材には、オペレータが足を乗せる平坦な足乗せ部位と異なり、該足乗せ部位と連続する一方の縦板の近傍位置に立上がり部位を設けている。この立上がり部位は、足乗せ部位との境界位置から立上ってホース挿通孔の上部位置に向け一方の縦板まで延びている。従って、立上がり部位は、例えば各油圧ホースが大径化した場合でも、立上がり構造によって各油圧ホースを避けることができ、足乗せ部位を低い位置に配置することができる。

0016

この結果、低いフロア部材の足乗せ部位に合せて運転席も低い位置に配置することができる。これにより、オペレータが運転席に着座したときのアイポイントを低くすることができるから、安定性、操作性を向上することができると共に、建設機械の高さを抑えて小型化することができる。

0017

請求項2の発明によれば、旋回フレームには、各縦板の作業装置取付部位よりも前側に位置して支持ブラケットが設けられている。この支持ブラケットには、連結ピンを用いて油圧アクチュエータを取付けることができる。この場合、フロア部材の立上がり部位は、支持ブラケットに対して連結ピンをフロア部材側に抜き差ししても、この連結ピンの移動を許容する位置を境界位置として構成している。

0018

これにより、連結ピンの抜き差し動作を容易に行うことができる構造でも、フロア部材の足乗せ部位を下げて運転席を低い位置に配置することができ、運転席に着座したときのアイポイントを低くすることができる。

0019

しかも、連結ピンは、フロア部材側に抜き差しすることができるから、各縦板を挟んで反対側に設けられる部材、例えば、貯油タンク、工具箱等は、連結ピンの移動を許容するためのスペースを確保するために形状や配置を制限する必要がない。これにより、貯油タンク、工具箱等は、内部の容量を効率よく大きくすることができる。この結果、貯油タンク、工具箱等は、形状、配置場所に制約を受けないから、設計の自由度を高めることができ、建設機械の小型化を図ることができる。

0020

請求項3の発明によれば、フロア部材の立上がり部位は、一方の縦板に沿って前,後方向に延びるように形成しているから、立上がり部位は、足乗せ部位に足を乗せたときに邪魔にならない位置に配置することができる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の第1の実施の形態に適用されるキャノピ仕様の油圧ショベルを示す正面図である。
旋回フレーム、フロア部材、運転席台座、運転席、制御弁装置、キャノピ等を拡大して示す斜視図である。
単体の旋回フレームを示す斜視図である。
単体の旋回フレームを示す正面図である。
油圧ホースとフロア部材との配置関係を旋回フレームの前側から示す左側面図である。
シリンダ連結ピンの抜き差し動作とフロア部材との配置関係を図5と同様位置から示す左側面図である。
旋回フレーム、フロア部材、運転席台座、運転席、制御弁装置等を示す斜視図である。
旋回フレームからフロア部材等を分離した状態を運転席台座、運転席、制御弁装置、油圧ホース等と共に示す分解斜視図である。
本発明の第2の実施の形態によるフロア部材を単体で示す斜視図である。
フロア部材を図9中の矢示X−X方向から見た断面図である。
本発明の第3の実施の形態によるフロア部材を単体で示す斜視図である。
フロア部材を図11中の矢示XII−XII方向から見た断面図である。
本発明の変形例によるフロア部材を単体で示す斜視図である。

実施例

0022

以下、本発明の実施の形態に係る建設機械の代表例として、クローラ式の小型の油圧ショベル、所謂ミニショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。

0023

まず、図1ないし図8は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、1は建設機械としてのクローラ式の小型の油圧ショベル(ミニショベル)を示している。この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前,後方向の前側に俯仰動可能に設けられ、複数の油圧アクチュエータを動力源として土砂掘削作業等を行うオフセット式の作業装置4とにより構成されている。

0024

作業装置4は、基端側のフート部4A1(図5図7等参照)が後述する旋回フレーム5を構成する左,右の前縦板7,8の作業装置取付部位7A,8Aに俯仰動可能に取付けられたロアブーム4Aと、該ロアブーム4Aの先端側に左,右方向に揺動可能に取付けられたアッパブーム4Bと、該アッパブーム4Bの先端側に左,右方向に揺動可能に取付けられたアーム支持部材4Cと、該アーム支持部材4Cの先端側に回動可能に取付けられたアーム4Dと、該アーム4Dの先端側に回動可能に取付けられたバケット4Eと、前記ロアブーム4Aとアーム支持部材4Cとの間を連結するリンク4Fと、油圧アクチュエータをなすブームシリンダ4G、オフセットシリンダ4H、アームシリンダ4J、バケットシリンダ4Kとにより構成されている。

0025

シリンダ4G〜4Kは、それぞれが後述する制御弁装置36に油圧配管(図示せず)、油圧ホース37等を介して接続されている。これにより、各シリンダ4G〜4Kは、制御弁装置36から供給される圧油によって伸長縮小動作するものである。そして、作業装置4は、オフセットシリンダ4Hを伸長、縮小させることによりアーム4Dをロアブーム4Aに対して左,右方向に平行移動させ、この状態でロアブーム4Aを俯仰動させつつアーム4D、バケット4Eを回動させることにより、側溝等の掘削作業を行うものである。

0026

ここで、各シリンダ4G〜4Kのうち、例えばブームシリンダ4Gは、有底円筒状のチューブ4G1と、該チューブ4G1内に摺動可能に挿嵌されたピストン(図示せず)と、該ピストンに連結された状態で前記チューブ4G1から伸長、縮小可能に突出したロッド4G2とを含んで構成されている。ブームシリンダ4Gは、チューブ4G1の基端側(底部側)が後述する旋回フレーム5の支持ブラケット14に対しシリンダ連結ピン15を用いて回動可能に取付けられている。一方、ロッド4G2の先端側は、ロアブーム4Aの先端側に回動可能に取付けられている。

0027

5は上部旋回体3の支持構造体をなし下部走行体2に取付けられる旋回フレームを示している。旋回フレーム5は、全体形状が平面視で円形状に形成されることにより、旋回動作したときに下部走行体2の車幅内にほぼ収まる構成となっている。

0028

旋回フレーム5は、図3図4に示すように、前,後方向に延びた平板状の底板6と、該底板6上に左,右方向に間隔をもって前,後方向に延びて立設された左前縦板7,右前縦板8と、該各前縦板7,8に作業装置4を取付けるためのブーム連結ピン9と、前記底板6の前,後方向の中間部に左,右方向に延びて立設された仕切縦板10と、前記底板6の後側に位置して左,右方向の左側位置を前,後方向に延びるように立設された左後縦板11と、前記底板6の後側に位置して左,右方向の右側位置を前,後方向に延びるように立設された右後縦板12と、左前縦板7と右前縦板8との間に左,右方向に延びて設けられた横板13と、該横板13の前側に設けられ、前記ブームシリンダ4Gのチューブ4G1を支持する一対の支持ブラケット14と、該支持ブラケット14にブームシリンダ4Gを取付けるためのシリンダ連結ピン15と、前記底板6および左,右の前縦板7,8から左,右方向の外側に延びた複数本の張出しビーム16と、前記底板6、左前縦板7および左後縦板11の左側に張出しビーム16を介して取付けられた左サイドフレーム17と、前記底板6、右前縦板8および右後縦板12の右側に張出しビーム16を介して取付けられた右サイドフレーム18と、左側の前部位置に左,右方向に延びて立設されたフロア支持フレーム19とを含んで構成されている。

0029

底板6は、旋回フレーム5のベースとなるもので、例えば厚肉鋼板を用いて前,後方向に延びる略長方形状に形成されている。底板6の後部には、後述するエンジン23とカウンタウエイト25を取付けるための取付台6Aが左,右方向に延びて設けられている。

0030

左前縦板7は、底板6の前側に位置して左,右方向のほぼ中央位置を前,後方向に延びるように立設されている。一方、右前縦板8は、左前縦板7と平行になるように、底板6の左,右方向の右側位置を前,後方向に延びるように立設されている。左,右の前縦板7,8には、それぞれの前,後方向の前側部位を上側に向けて突出させることにより山形状の作業装置取付部位7A,8Aが形成されている。この左,右の作業装置取付部位7A,8Aには、作業装置4のロアブーム4Aのフート部4A1をブーム連結ピン9を用いて取付けるために、このブーム連結ピン9が挿着されるピン孔7A1,8A1が形成されている。

0031

ここで、一方の縦板となる左前縦板7には、作業装置取付部位7Aよりも前側に位置してホース挿通孔7Bが設けられている。このホース挿通孔7Bは、後述する制御弁装置36から延びた各油圧ホース37を作業装置4の各シリンダ4H,4J,4Kに向けて挿通させるための開口として形成されている。ホース挿通孔7Bは、複数本、例えば6本以上の油圧ホース37を挿通できるように十分に大きな円形孔として形成されている。さらに、ホース挿通孔7Bは、図4図5に示すように、横板13の前部上側に配置され、その中心付近から上部位置7B1が後述するフロア支持フレーム19、即ち、フロア部材26の足乗せ部位27よりも上側に位置するように開口している。

0032

このように形成されたホース挿通孔7Bは、旋回フレーム5の低い位置に配置される制御弁装置36と高い位置に配置されるロアブーム4Aとの間に配策されるものである。従って、ホース挿通孔7Bの近傍位置において各油圧ホース37は、左側から右側に向け上側に傾斜するように延びている。

0033

仕切縦板10は、底板6の前,後方向の中間部、具体的には、各前縦板7,8の後端位置に左,右方向に延びて立設されている。この仕切縦板10は、後述するエンジン23と制御弁装置36との間を仕切ると共に、後述するフロア部材26の後側を支持するものである。

0034

左後縦板11は、底板6の後側(仕切縦板10よりも後側)に位置して左,右方向の左側位置を前,後方向に延びるように立設されている。一方、右後縦板12は、左後縦板11と平行になるように、底板6の左,右方向の右側位置を前,後方向に延びるように立設されている。

0035

横板13は、左,右の前縦板7,8間を左,右方向に延び、該各前縦板7,8を連結するものである。この横板13は、底板6の前部から上側に延びた前面部位13Aと、該前面部位13Aの上部から後側に傾斜して延びた斜面部位13Bと、該斜面部位13Bの上部から仕切縦板10の上部に向け後側に延びた上面部位13Cとにより略L字状に形成されている。横板13は、左,右の両端縁が左,右の前縦板7,8に溶接手段等を用いて固着され、後端縁が仕切縦板10に固着されている。なお、横板13は、斜面部位13Bによって左前縦板7のホース挿通孔7Bを避ける構造となっている。

0036

支持ブラケット14は、ピン孔14Aを有し、横板13の前面部位13Aから斜面部位13Bに亘って設けられている。支持ブラケット14は、作業装置取付部位7A,8Aよりも前側に位置してブームシリンダ4Gのチューブ4G1をシリンダ連結ピン15を用いて回動可能に支持するものである。

0037

ここで、シリンダ連結ピン15は、支持ブラケット14のピン孔14Aに対し、フロア部材26側となる左,右方向の左側から抜き差しされる構成となっている。この場合、フロア部材26には、立上がり部位28が設けられているから、図6に示すように、シリンダ連結ピン15は、フロア部材26に邪魔されることなく、容易に抜き差しすることができる。シリンダ連結ピン15には、軸方向の一端部に回止め用の鍔部15Aが設けられているが、立上がり部位28は、この鍔部15Aも考慮して大きさ、角度等が設定されている。

0038

左サイドフレーム17は、底板6、左前縦板7、左後縦板11の左側に張出しビーム16を介して取付けられている。この左サイドフレーム17は、旋回フレーム5の前端部に位置して左,右方向に延びた前枠部位17Aと、該前枠部位17Aの左端から後側に向け円弧状に延びた左枠部位17Bとにより形成されている。

0039

右サイドフレーム18は、底板6、右前縦板8、右後縦板12の右側に張出しビーム16を介して取付けられている。この右サイドフレーム18は、左サイドフレーム17とほぼ同様に、旋回フレーム5の前端部に位置して左,右方向に延びた前枠部位18Aと、該前枠部位18Aの右端から後側に向け円弧状に延びた右枠部位18Bとにより形成されている。

0040

フロア支持フレーム19は、左サイドフレーム17の前枠部位17Aに上側に延びて設けられている。このフロア支持フレーム19には、後述するフロア部材26の前端部がボルト止め等の手段を用いて取付けられている。

0041

20は左前縦板7から前側に延びた左延長板で、該左延長板20の前部は、左サイドフレーム17の前枠部位17Aまで達している。左延長板20には、図4に示すように、支持ブラケット14のピン孔14Aに対しシリンダ連結ピン15を抜き差しするときに、該シリンダ連結ピン15を通過させることができる開口20Aが設けられている。

0042

21は右前縦板8から前側に延びた右延長板を示している。また、図8に示すように、22は底板6と左サイドフレーム17との間に設けられたアンダカバーで、該アンダカバー22は、制御弁装置36の載置台も兼ねている。

0043

23は左,右の前縦板7,8の作業装置取付部位7A,8Aよりも後側に位置して旋回フレーム5上に設けられた原動機としてのエンジンを示している(図1中に点線で図示)。このエンジン23は、左,右方向に延在する横置き状態で配置され、油圧ポンプ24を駆動するものである。なお、原動機としては、エンジンに電動モータを設けたハイブリッド式としてもよい。

0044

25はエンジン23の後側に位置して旋回フレーム5の後部に設けられたカウンタウエイトである。このカウンタウエイト25は、作業装置4との重量バランスをとるもので、左,右方向の中央が後方に突出する円弧状に形成されている。

0045

次に、第1の実施の形態の特徴部分となるフロア部材26の構成について詳しく説明する。

0046

26は旋回フレーム5上に設けられたフロア部材を示している。このフロア部材26は、図2図7等に示すように、左,右の前縦板7,8のうち、一方の縦板となる左前縦板7の左,右方向の外側、即ち、左側に位置してエンジン23の前側に配設されている。フロア部材26は、図8に示すように、左,右方向に延びる略長方形状の板体として形成されている。具体的には、フロア部材26は、後述する運転席31の前方に位置してオペレータが足を乗せる足乗せ部位27と、該足乗せ部位27と連続して左前縦板7の近傍位置に設けられた立上がり部位28とにより形成されている。ここで、左前縦板7の近傍位置とは、左前縦板7の左側面に接近した位置となっている。

0047

足乗せ部位27は、旋回フレーム5の仕切縦板10とフロア支持フレーム19とに亘って延びる平坦な板状体として形成されている。足乗せ部位27の左側は、左サイドフレーム17の円弧形状に対応するように、前側の角隅部位が円弧状の面取り部27Aとなっている。一方、足乗せ部位27の右端部は、前,後方向に延びる境界位置29となり、この境界位置29から右側が立上がり部位28となっている。

0048

さらに、足乗せ部位27の前側には、後述する走行操作レバーペダル33、左,右の操作ペダル34,35を取付けるための開口27B,27C,27Dが左,右方向に並んで形成されている。そして、足乗せ部位27は、前側部分が旋回フレーム5のフロア支持フレーム19上にボルト止めされ、後側部分が仕切縦板10上にボルト止めされている。

0049

立上がり部位28は、境界位置29の右側に位置し、左前縦板7に沿って前,後方向の全長に亘って延びるように形成されている。立上がり部位28は、旋回フレーム5上に取付けられた状態では、足乗せ部位27と立上がり部位28との境界位置29から立上って左前縦板7のホース挿通孔7Bの上部位置7B1に向け左前縦板7まで延びる構成となっている。

0050

具体的には、立上がり部位28は、右操作ペダル35よりも右側位置を境界位置29とし、この境界位置29を折曲げ線として上側に折曲げることにより、左前縦板7に向けて立ち上がった直線状の傾斜面として形成されている。この場合、立上がり部位28の先端部28Aは、図5に示すように、左前縦板7のホース挿通孔7Bよりも高い位置で左前縦板7まで延びて形成されている。また、立上がり部位28の前,後の角隅部には、それぞれ面取り部28B,28Cが形成されている。この面取り部28B,28Cは、周囲に配置される各種部材との配置関係で設けられるので、配置関係によっては省略する構成とすることもできる。

0051

ここで、足乗せ部位27と立上がり部位28との境界位置29について述べる。この境界位置29は、図6に示すように、旋回フレーム5の支持ブラケット14に対してシリンダ連結ピン15をフロア部材26側に抜き差ししたときに、このシリンダ連結ピン15の移動を許容する位置に設定されている。これにより、立上がり部位28は、図5に示す如く、左前縦板7のホース挿通孔7Bに挿通される複数本の油圧ホース37を避けることができる上に、図6に示す如く、旋回フレーム5の支持ブラケット14に抜き差しされるシリンダ連結ピン15の動作を許容することができる。

0052

このように、フロア部材26は、作業装置4側(左前縦板7側)となる右側部分を、立上がり部位28として斜め上側に立上げる構成としている。従って、フロア部材26は、各油圧ホース37、シリンダ連結ピン15との干渉を避けた状態で、足乗せ部位27を左前縦板7のホース挿通孔7Bの上部よりも低い位置に配置することができる。しかも、フロア部材26は、例えば所定の形状に切出された1枚の鋼板を、境界位置29に沿って折曲げることにより容易に形成することができる。

0053

30はフロア部材26の後側に設けられた運転席台座である(図2図7参照)。この運転席台座30は、足乗せ部位27の後側から立上ってエンジン23を覆うように後側に延びて形成されている。この運転席台座30上には、オペレータが着座する運転席31が設けられている。

0054

運転席31の左,右両側には、作業装置4等を操作するための作業操作レバー32が配設されている。また、運転席31の前方には、フロア部材26を構成する足乗せ部位27の開口27Bに位置して走行操作レバー・ペダル33が設けられている。さらに、走行操作レバー・ペダル33を挟む足乗せ部位27の開口27C,27Dには、オフセット操作、オプションとして取付けられる機器の操作等を行うためのペダル34,35が設けられている。

0055

36はフロア部材26の下側に位置して旋回フレーム5のアンダカバー22上に設けられた制御弁装置である。この制御弁装置36は、作業装置4の各シリンダ4G〜4K、下部走行体2の走行モータ(図示せず)等の油圧アクチュエータを制御するものである。そして、制御弁装置36は、各作業操作レバー32、走行操作レバー・ペダル33等とパイロット用の油圧ホース(図示せず)を介して接続されている。さらに、制御弁装置36は、複数本の油圧ホース37等を介して作業装置4の各シリンダ4G〜4K等に接続されている。

0056

ここで、各油圧ホース37のうち、作業装置4の各シリンダ4H〜4Kに接続される複数本、例えば6本の油圧ホース37は、図8に示すように、制御弁装置36から右側に延び、斜め上側に立上がりつつ左前縦板7のホース挿通孔7B内を通過して作業装置4に設けられた油圧配管(図示せず)等に接続されている。例えば各油圧ホース37は、圧油を流通させるときの圧力損失を小さくするために、直径寸法(流路の内径寸法)が大きな太いホースが用いられている。この大径化された複数本の油圧ホース37は、左前縦板7のホース挿通孔7Bに挿通される位置でフロア部材26に接触(干渉)する虞がある。しかし、立上がり部位28によって各油圧ホース37がフロア部材26に接触するのを防止できる。

0057

38は運転席31の上方と右側方を覆うように設けられたキャノピを示している。このキャノピ38は、右前支柱38A、左後支柱38B、右後支柱(図示せず)、右側面板38Cおよび天井板38Dによって3柱式のキャノピとして構成されている。キャノピ38は、右前支柱38Aがフロア部材26の足乗せ部位27前部に取付けられ、左後支柱38B、右後支柱が運転席台座30の後部に取付けられている。

0058

第1の実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。

0059

まず、オペレータは、フロア部材26上に搭乗して運転席31に着座する。この状態で、オペレータは、走行操作レバー・ペダル33を操作することにより、下部走行体2を走行させることができる。一方、作業操作レバー32を操作することにより、作業装置4等を動作させて土砂の掘削作業等を行うことができる。

0060

かくして、第1の実施の形態によれば、旋回フレーム5の一方の縦板となる左前縦板7には、制御弁装置36から延びた複数本の油圧ホース37を作業装置4の油圧アクチュエータをなす各シリンダ4H〜4Kに向けて挿通させるためのホース挿通孔7Bを設けている。この上で、フロア部材26は、運転席31の前方に位置してオペレータが足を乗せる足乗せ部位27と、該足乗せ部位27と連続して左前縦板7の近傍位置に設けられた立上がり部位28とにより形成されている。この立上がり部位28は、足乗せ部位27と立上がり部位28との境界位置29から立上ってホース挿通孔7Bの上部位置7B1に向け左前縦板7まで延びる構成としている。

0061

従って、旋回フレーム5上の制御弁装置36から延びる各油圧ホース37は、左前縦板7に設けたホース挿通孔7Bに挿通されることにより、作業装置4の各シリンダ4H〜4Kに接続することができる。この場合、各油圧ホース37は、ホース挿通孔7Bに挿通する位置で、フロア部材26の下側に配置された制御弁装置36から作業装置4に向かって斜め上側に延びている。このように各油圧ホース37を取回した場合、左前縦板7の近傍位置で各油圧ホース37がフロア部材26に干渉する虞がある。

0062

これに対し、フロア部材26には、オペレータが足を乗せる平坦な足乗せ部位27と異なり、該足乗せ部位27と連続する左前縦板7の近傍位置に立上がり部位28を設けている。この上で、立上がり部位28は、足乗せ部位27との境界位置29から立上ってホース挿通孔7Bの上部位置7B1に向け左前縦板7まで延びる構成としている。従って、立上がり部位28は、各油圧ホース37が大径化された場合でも、立上がり構造によって各油圧ホース37を避けることができ、足乗せ部位27を低い位置に配置することができる。

0063

この結果、低いフロア部材26の足乗せ部位27に合せて運転席台座30および運転席31も低い位置に配置することができる。これにより、オペレータが運転席31に着座したときのアイポイントを低くすることができるから、作業時、走行時の安定性、操作性を向上することができると共に、高さを抑えて油圧ショベル1を小型化することができる。

0064

一方、旋回フレーム5には、左,右の前縦板7,8の作業装置取付部位7A,8Aよりも前側に位置して支持ブラケット14を設ける。この支持ブラケット14には、そのピン孔14Aにシリンダ連結ピン15を挿着することにより、ブームシリンダ4Gのチューブ4G1を取付けることができる。この場合、フロア部材26の立上がり部位28は、支持ブラケット14に対してシリンダ連結ピン15をフロア部材26側に抜き差ししても、このシリンダ連結ピン15の移動を許容する位置を境界位置29としている。

0065

これにより、支持ブラケット14に対するシリンダ連結ピン15の抜き差し動作を容易に行うことができる構造とした場合でも、フロア部材26の足乗せ部位27を下げることができる。そして、足乗せ部位27を下げたことで、前述と同様に、運転席31を低い位置に配置することができ、運転席31に着座したときのアイポイントを低くすることができる。

0066

しかも、シリンダ連結ピン15は、フロア部材26側に抜き差しすることができるから、各前縦板7,8を挟んで反対側に設けられる部材、例えば、作動油タンク燃料タンク、工具箱等(いずれも図示せず)は、シリンダ連結ピン15の移動を許容するためのスペースを確保するために形状や配置を制限する必要がない。これにより、貯油タンク、工具箱等は、内部の容量を効率よく大きくすることができる。この結果、作動油タンク、燃料タンク、工具箱等は、その形状、配置場所に制約を受けないから、設計の自由度を高めることができ、油圧ショベル1の小型化を図ることができる。

0067

さらに、フロア部材26の立上がり部位28は、左前縦板7に沿って前,後方向に延びるように形成している。これにより、立上がり部位28は、足乗せ部位27に足を乗せたときに邪魔にならない位置に配置することができる。この上で、立上がり部位28は、フロア部材26の下側に配置される各油圧ホース37等を覆い隠すことができる。

0068

次に、図9および図10は、本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、フロア部材の立上がり部位を円弧状に湾曲して形成したことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。

0069

41は旋回フレーム5上に設けられる第2の実施の形態によるフロア部材を示している。このフロア部材41は、前述した第1の実施の形態によるフロア部材26とほぼ同様に、足乗せ部位42、立上がり部位43および境界位置44を有している。

0070

42は運転席31の前方に位置してオペレータが足を乗せる足乗せ部位で、該足乗せ部位42は、第1の実施の形態による足乗せ部位27と同様に、平坦な板状体として形成され、その左前側には面取り部42Aが形成されている。また、足乗せ部位42の前側には、走行操作レバー・ペダル33、左,右の操作ペダル34,35を取付けるための開口42B,42C,42Dが左,右方向に並んで形成されている。さらに、足乗せ部位42の右端部は境界位置44となっている。

0071

43は境界位置44の右側に設けられた第2の実施の形態による立上がり部位を示している。この立上がり部位43は、第1の実施の形態による立上がり部位28とほぼ同様に、左前縦板7に沿って前,後方向の全長に亘って延びると共に、旋回フレーム5上に取付けられた状態では、足乗せ部位42と立上がり部位43との境界位置44から立上って左前縦板7のホース挿通孔7Bの上部位置7B1に向け左前縦板7まで延びる構成となっている。

0072

しかし、第2の実施の形態による立上がり部位43は、図10に示すように、境界位置44から上側に立上がりつつ右側に円弧状に湾曲した湾曲面として形成されている点で、第1の実施の形態による立上がり部位28と相違している。さらに、立上がり部位43は、前,後の角隅部に面取り部が形成されていない点でも、第1の実施の形態による立上がり部位28と相違している。

0073

かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用、効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態では、立上がり部位43を、境界位置44から上側に立上がりつつ右側に円弧状に湾曲した湾曲面として形成している。これにより、立上がり部位43は、第1の実施の形態のように立上がり部位28を直線状に形成した場合に比較し、円弧状に形成した分だけ下側のスペースを大きく確保することができる。この結果、立上がり部位43は、円弧状の立上がり構造によってシリンダ連結ピン15、各油圧ホース37を効率よく避けることができ、足乗せ部位42をより一層低い位置に配置することができる。

0074

次に、図11および図12は、本発明の第3の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、フロア部材の立上がり部位をステップ状に形成したことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。

0075

51は旋回フレーム5上に設けられる第3の実施の形態によるフロア部材を示している。このフロア部材51は、前述した第1の実施の形態によるフロア部材26とほぼ同様に、足乗せ部位52、立上がり部位53および境界位置54を有している。

0076

52は運転席31の前方に位置してオペレータが足を乗せる足乗せ部位で、該足乗せ部位52は、第1の実施の形態による足乗せ部位27と同様に、平坦な板状体として形成され、その左前側には面取り部52Aが形成されている。また、足乗せ部位52の前側には、走行操作レバー・ペダル33、左,右の操作ペダル34,35を取付けるための開口52B,52C,52Dが左,右方向に並んで形成されている。さらに、足乗せ部位52の右端部は境界位置54となっている。

0077

53は境界位置54の右側に設けられた第3の実施の形態による立上がり部位を示している。この立上がり部位53は、第1の実施の形態による立上がり部位28とほぼ同様に、左前縦板7に沿って前,後方向の全長に亘って延びると共に、旋回フレーム5上に取付けられた状態では、足乗せ部位52と立上がり部位53との境界位置54から立上って左前縦板7のホース挿通孔7Bの上部位置7B1に向け左前縦板7まで延びる構成となっている。

0078

しかし、第3の実施の形態による立上がり部位53は、図12に示すように、境界位置54から上側に立上がった縦面板53Aと、該縦面板53Aの上部から屈曲して右側に延びた横面板53Bとによりステップ状に形成されている点で、第1の実施の形態による立上がり部位28と相違している。さらに、立上がり部位53は、前,後の角隅部に面取り部が形成されていない点でも、第1の実施の形態による立上がり部位28と相違している。

0079

かくして、このように構成された第3の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用、効果を得ることができる。特に、第3の実施の形態では、立上がり部位53を、縦面板53Aと横面板53Bとによりステップ状に形成している。これにより、立上がり部位53は、第1の実施の形態のように立上がり部位28を直線状に形成した場合に比較し、ステップ状に形成した分だけ下側のスペースを大きく確保することができる。この結果、立上がり部位53は、ステップ状の立上がり構造によってシリンダ連結ピン15、各油圧ホース37を効率よく避けることができ、足乗せ部位52をより一層低い位置に配置することができる。

0080

なお、第1の実施の形態では、フロア部材26の足乗せ部位27と連続して設けられた立上がり部位28を、境界位置29の右側位置に左前縦板7に沿って前,後方向の全長に亘って延びるように形成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図13に示す変形例によるフロア部材61のように構成してもよい。

0081

この変形例によるフロア部材61は、足乗せ部位62の右側のうち、シリンダ連結ピン15、各油圧ホース37が配置されている前側部分にのみ立上がり部位63を設けている。従って、足乗せ部位62と立上がり部位63との境界位置64は、前,後方向の中間部から前端部までとなっている。これにより、足乗せ部位62を広く形成することができる。この構成は、他の実施の形態にも同様に適用することができるものである。

0082

第1の実施の形態では、フロア部材26は、1枚の鋼板を境界位置29に沿って折曲げることにより足乗せ部位62と立上がり部位63とを形成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、足乗せ部位と立上がり部位とを別部材として設け、境界位置で溶接手段、締結手段等を用いて足乗せ部位と立上がり部位とを一体的に固着することによりフロア部材を形成する構成としてもよい。この構成は、他の実施の形態にも同様に適用することができるものである。

0083

第1の実施の形態では、フロア部材26の上側に運転席31の上方と右側方を覆うキャノピ38が設けられたキャノピ仕様の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばフロア部材の上側に運転席の上方と周囲を覆うキャブが設けられたキャブ仕様の油圧ショベルに適用してもよい。この構成は、他の実施の形態にも同様に適用することができるものである。

0084

さらに、各実施の形態では、建設機械として小型の油圧ショベル1、所謂ミニショベルを例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用することができる。

0085

1油圧ショベル(建設機械)
2下部走行体
3上部旋回体
4作業装置
4G〜4Kシリンダ(油圧アクチュエータ)
5旋回フレーム
6底板
7 左前縦板
7A,8A 作業装置取付部位
7Bホース挿通孔
7B1 上部位置
8右前縦板
13横板
14支持ブラケット
15シリンダ連結ピン(連結ピン)
23エンジン(原動機)
26,41,51,61フロア部材
27,42,52,62 足乗せ部位
28,43,53,63 立上がり部位
29,44,54,64境界位置
30運転席台座
31運転席
36制御弁装置
37 油圧ホース

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