図面 (/)

技術 後方視認装置

出願人 サカエ理研工業株式会社
発明者 吉田孝治
出願日 2014年8月6日 (6年3ヶ月経過) 出願番号 2014-160447
公開日 2016年3月22日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2016-037110
状態 特許登録済
技術分野 光学的視認装置 車両外部の荷台、物品保持装置
主要キーワード 非可動部材 外部空間側 後方視認装置 裾部分 ヘッドライトユニット 長手形状 軸心まわり 外観デザイン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年3月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

カメラが正常である場合には空力性能の向上を図ることができ、また、カメラが故障した場合でも車両の斜め後方視認可能な後方視認装置を提供する。

解決手段

後方視認装置10は、車両の斜め後方を撮影可能なカメラ20と、カメラ20を保持し、車両90のフロントフェンダー91に固定され、外部空間に向かって開くミラー用開口33を有するハウジング30と、ハウジング30内でスライド方向へ移動可能なスライダ50と、スライダ50のミラー用開口33側に設けられている支持軸60と、支持軸60により軸心AXまわりに回転可能に支持されているスペアミラー70とを備える。スペアミラー70は、スライダ50および支持軸60と共に、全体がハウジング30内に収容される収容位置と、全体がミラー用開口33を通じてハウジング30外へ引き出される引き出し位置とにスライド方向の位置を変更可能である。

概要

背景

近年、カメラにより撮影された車両の斜め後方映像サイドリアビュー映像)を車室内モニタリアルタイムに表示させる後方視認装置が開発されている。この技術を用いれば、従来のように所定の大きさのミラーを有するサイドミラーを設置する場合と比べて、車両から側方突き出す突起物のサイズを小さくして空力性能の向上を図ることができる。

一方、この種の後方視認装置は、カメラまたはモニタが故障すると車両の斜め後方を視認することができなくなる。そのため、特許文献1に開示された後方視認装置では、カメラおよびミラーの両方が設けられ、カメラが故障してもミラーで車両の斜め後方を視認可能なように構成されている。

概要

カメラが正常である場合には空力性能の向上をることができ、また、カメラが故障した場合でも車両の斜め後方を視認可能な後方視認装置を提供する。後方視認装置10は、車両の斜め後方を撮影可能なカメラ20と、カメラ20を保持し、車両90のフロントフェンダー91に固定され、外部空間に向かって開くミラー用開口33を有するハウジング30と、ハウジング30内でスライド方向へ移動可能なスライダ50と、スライダ50のミラー用開口33側に設けられている支持軸60と、支持軸60により軸心AXまわりに回転可能に支持されているスペアミラー70とを備える。スペアミラー70は、スライダ50および支持軸60と共に、全体がハウジング30内に収容される収容位置と、全体がミラー用開口33を通じてハウジング30外へ引き出される引き出し位置とにスライド方向の位置を変更可能である。

目的

本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、カメラが正常である場合には空力性能の向上を図ることができ、また、カメラが故障した場合でも車両の斜め後方を視認可能な後方視認装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

車両(90)の斜め後方視認するために用いられる後方視認装置(10)であって、前記車両の斜め後方を撮影可能なカメラ(20)と、前記カメラを保持し、前記車両の外装部品(91)に固定可能であり、外部に向かって開く開口(33)を有しているハウジング(30)と、前記ハウジング内で前記開口に接近および離間する方向であるスライド方向へ移動可能なスライダ(50)と、前記スライダの前記開口側に設けられている支持軸(60)と、前記支持軸により当該支持軸の軸心(AX)まわりに回転可能に支持され、前記スライダおよび前記支持軸と共に、少なくとも一部が前記ハウジング内に収容される収容位置と、全体が前記開口を通じて前記ハウジング外へ引き出される引き出し位置とに前記スライド方向の位置を変更可能なスペアミラー(70)と、を備えることを特徴とする後方視認装置。

請求項2

前記外装部品はフロントフェンダーであることを特徴とする請求項1に記載の後方視認装置。

請求項3

前記ハウジングのうち外部に露出する部分に設けられているターンランプ(40)をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の後方視認装置。

技術分野

0001

本発明は、車両の斜め後方視認するために用いられる後方視認装置に関する。

背景技術

0002

近年、カメラにより撮影された車両の斜め後方の映像サイドリアビュー映像)を車室内モニタリアルタイムに表示させる後方視認装置が開発されている。この技術を用いれば、従来のように所定の大きさのミラーを有するサイドミラーを設置する場合と比べて、車両から側方突き出す突起物のサイズを小さくして空力性能の向上を図ることができる。

0003

一方、この種の後方視認装置は、カメラまたはモニタが故障すると車両の斜め後方を視認することができなくなる。そのため、特許文献1に開示された後方視認装置では、カメラおよびミラーの両方が設けられ、カメラが故障してもミラーで車両の斜め後方を視認可能なように構成されている。

先行技術

0004

特開2014−61808号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところが、特許文献1では、ミラーは、車両から側方へ突き出すように固定されたステーに、車両の斜め後方を常時視認可能なように取り付けられている。そのため、特許文献1の後方視認装置は、空力性能の面において、従来のサイドミラーにカメラを設けたものと差がない。したがって、サイドミラーをカメラに置き換える本来の意義が損なわれるという問題があった。

0006

本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、カメラが正常である場合には空力性能の向上を図ることができ、また、カメラが故障した場合でも車両の斜め後方を視認可能な後方視認装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

本発明による後方視認装置は、カメラと、ハウジングと、スライダと、支持軸と、スペアミラーとを備えている。カメラは車両の斜め後方を撮影可能である。ハウジングは、カメラを保持し、車両の外装部品に固定可能であり、外部に向かって開く開口を有している。スライダは、ハウジング内で開口に接近および離間する方向であるスライド方向へ移動可能である。支持軸はスライダの開口側に設けられている。スペアミラーは、支持軸により当該支持軸の軸心まわりに回転可能に支持されている。また、スペアミラーは、スライダおよび支持軸と共に、少なくとも一部がハウジング内に収容される収容位置と、全体が開口を通じてハウジング外へ引き出される引き出し位置とにスライド方向の位置を変更可能である。

0008

このように構成することで、カメラが正常である場合には、スペアミラーを収容位置に位置させることによって、カメラにより撮影された映像で車両の斜め後方を視認可能としつつ空力性能の向上を図ることができる。また、カメラが故障した場合には、スペアミラーを引き出し位置に位置させたのちに支持軸の軸心まわりに回転させることによって、スペアミラーで車両の斜め後方を視認することができる。つまり、本発明によれば、カメラが正常である通常時には空力性能の向上を図ることができ、また、カメラが故障した異常時にはスペアミラーで車両の斜め後方を視認可能である。

0009

本明細書において「車両の外装部品」とは、車体に固定された非可動部材であって車両の外部に露出している部品のことであり、例えばドアフェンダーバンパーピラーおよびルーフなどを含む。
また、本明細書において「車両の斜め後方」とは、従来のサイドミラーが設けられている車両において運転者がサイドミラーを見たとき当該サイドミラーに映し出されている方向のことである。

図面の簡単な説明

0010

本発明の一実施形態による後方視認装置が装備されている車両の上面図である。
図1の後方視認装置の正面図であって、スペアミラーの位置が収容位置である状態の図である。
図2のIII−III線断面図である。
図1の後方視認装置の斜視図である。
図1の後方視認装置を車両の運転席から見たときの図である。
図2の位置からスペアミラーが引き出し位置に移動させられた状態の図である。
図6の後方視認装置の斜視図である。
図7の位置からスペアミラーが回転させられた状態の図である。
図8の後方視認装置を車両の運転席から見たときの図である。

実施例

0011

以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。
[一実施形態]
本発明の一実施形態による後方視認装置は、図1に示す車両90に装備されている。図1に示すように、後方視認装置10は、車両90の左右のフロントフェンダー91に1つずつ設けられている。フロントフェンダー91は、特許請求の範囲に記載の「外装部品」に相当する。

0012

(後方視認装置10の構成)
以下、後方視認装置10について図2図9を参照して説明する。説明において、「前後方向」とは、車両90の前後方向のことを意味する。また「天地方向」とは、水平な地面に置かれた車両90に対する天地方向のことを意味する。
図2図4に示すように、後方視認装置10は、カメラ20、ハウジング30、ターンランプ40、スライダ50、支持軸60およびスペアミラー70を備えている。

0013

カメラ20は、例えばCCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサ等の撮影素子21と、レンズ22と、レンズホルダ23とを含むカメラモジュールである。カメラ20は、ハウジング30内で車両90の斜め後方を向くように設けられている。カメラ20により撮影された車両90の斜め後方の映像は、図5に示す車室内のモニタ24にリアルタイムに表示される。

0014

図2図4に示すように、ハウジング30は、フロントフェンダー91に固定されており、凸部31および案内部34を有している。凸部31は、フロントフェンダー91に対して外部空間側に出っ張る凸形状であるとともに、車両90の前後方向へ延びる長手形状である。凸部31は、車両90の斜め後方に向かって開くカメラ用開口32と、天地方向の天側に向かって開くミラー用開口33とを有している。ミラー用開口33は、特許請求の範囲に記載の「開口」に相当する。案内部34は、ミラー用開口33の縁部から天地方向の地側に向かって延びる矩形断面の筒形状であり、一部がフロントフェンダー91の通孔92を通じてフロントフェンダー91内に挿入されている。

0015

ターンランプ40は、ハウジング30の凸部31のうち外部空間に露出する部分に設けられており、車両90が右左折進路変更を行うとき進行方向を周囲に示すための光を発するものである。本実施形態では、ターンランプ40は、凸部31の裾部分に設けられているアウターレンズ41と、アウターレンズ41内に設けられている図示しない光源とから構成されている。

0016

スライダ50は、ハウジング30の案内部34内で、ミラー用開口33に接近および離間する方向であるスライド方向へ移動可能である。本実施形態では、スライダ50は、図2に示すように案内部34の底部35に隣接する位置から、図6に示すようにミラー用開口33から外部空間に一部が露出する位置まで移動可能である。

0017

図2に示すように、支持軸60は、スライダ50のミラー用開口33側に設けられている。本実施形態では、支持軸60は、スライダ50から外部空間に向かってスライド方向へ延びるように形成されており、一端部がスライダ50に固定されている。

0018

図2および図3に示すように、スペアミラー70は、支持軸60により当該支持軸60の軸心AXまわりに回転可能に支持されている板状の基部71と、基部71の片面に固定されているミラーからなるミラー部72とを有している。
スペアミラー70は、スライダ50および支持軸60と共に、図2および図4に示すように全体がハウジング30内およびフロントフェンダー91内に収容される収容位置と、図6および図7に示すように全体がミラー用開口33を通じてハウジング30外へ引き出される引き出し位置とにスライド方向の位置を変更可能である。本実施形態では、スペアミラー70のスライド方向への移動は手動で行われる。

0019

また、スペアミラー70は、図7に示すように引き出された状態から軸心AXまわりに回転させることによって、図8および図9に示すように車両90の運転席から見てミラー面に車両の斜め後方が映るように移動させることができる。本実施形態では、スペアミラー70の軸心AXまわりの回転は手動で行われる。

0020

このように構成された後方視認装置10では、図4および図5に示すようにスペアミラー70の位置が収容位置であるとき、カメラ20により撮影された映像はモニタ24に表示されて運転者が車両90の斜め後方を確認するために用いられる。カメラ20およびモニタ24は電子サイドミラーを構成している。
また、図8および図9に示すようにスペアミラー70の位置が引き出し位置であってミラー部72が車両の斜め後方に向けられているとき、スペアミラー70に映る像は運転者が車両90の斜め後方を確認するために用いられる。このとき、スペアミラー70はフェンダーミラーとして機能する。

0021

(効果)
以上説明したように、本実施形態による後方視認装置10は、カメラ20と、ハウジング30と、スライダ50と、支持軸60と、スペアミラー70とを備えている。カメラ20は車両の斜め後方を撮影可能である。ハウジング30は、カメラ20を保持し、車両90のフロントフェンダー91に固定され、外部空間に向かって開くミラー用開口33を有している。スライダ50は、ハウジング30内でスライド方向へ移動可能である。支持軸60はスライダ50のミラー用開口33側に設けられている。スペアミラー70は、支持軸60により軸心AXまわりに回転可能に支持されている。また、スペアミラー70は、スライダ50および支持軸60と共に、全体がハウジング30内に収容される収容位置と、全体がミラー用開口33を通じてハウジング30外へ引き出される引き出し位置とにスライド方向の位置を変更可能である。

0022

このように構成することで、カメラ20が正常である場合には、スペアミラー70を収容位置に位置させることによって、カメラ20により撮影された映像で車両90の斜め後方を視認可能としつつ空力性能の向上を図ることができる。また、カメラ20が故障した場合には、スペアミラー70を引き出し位置に位置させたのちに支持軸60の軸心AXまわりに回転させることによって、スペアミラー70で車両90の斜め後方を視認することができる。つまり、後方視認装置10によれば、カメラ20が正常である通常時には空力性能の向上を図ることができ、また、カメラ20が故障した異常時にはスペアミラー70で車両の斜め後方を視認可能である。

0023

また、本実施形態では、後方視認装置10はフロントフェンダー91に設けられている。
したがって、スペアミラー70はフェンダーミラーZとして機能する。フェンダーミラーはドアミラーに比べてより車両前方に位置しており、運転者にとっては視線の移動を素早く行える等の利点がある。

0024

ここで、電子サイドミラーのカメラは、車両の斜め後方を含む撮影範囲が車両の外装部品で隠れないように設置する必要がある。そのため、車両の外装部品に対し外側に出っ張るようにカメラを設置することになり、車両の外観デザインが損なわれるという問題がある。このように、今まで無かったカメラを新たに車両に設置するとなると、いかにして車両の外観デザインを損なうことなくカメラを設置するかが課題である。

0025

これに対して、本実施形態では、後方視認装置10は、ハウジング30のうち外部に露出する部分に設けられているターンランプ40を備えている。
したがって、既存のターンランプに代えて本実施形態の後方視認装置10を設けることによって、車両90の外観デザインを損なうことなくカメラ20を車両90に設置可能である。

0026

[他の実施形態]
本発明の他の実施形態では、スペアミラーは、収納位置において全体がハウジング内に収容されなくてもよい。つまり、スペアミラーは、収納位置において一部がハウジング外に位置していてもよい。
本発明の他の実施形態では、スペアミラーのミラー面は曲面であってもよい。
本発明の他の実施形態では、スペアミラーは、電動によりスライド方向へ移動するように構成されてもよいし、電動により支持軸の軸心まわりに回転するように構成されてもよい。

0027

本発明の他の実施形態では、カメラは、カメラビュー方向が手動または電動により可変となるように構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、後方視認装置の設置場所は、フロントフェンダーに限らず、例えば図1のドア93、フロントバンパー94、ヘッドライトユニット95、ピラー96、ルーフ97、ドアガラス98またはフロントガラス99などであってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。

0028

10・・・後方視認装置
20・・・カメラ
30・・・ハウジング
33・・・ミラー用開口(開口)
50・・・スライダ
60・・・支持軸
70・・・スペアミラー
90・・・車両
91・・・フロントフェンダー(外装部品)
AX・・・軸心

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ