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技術 プリンタ装置及びプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出方法

出願人 富士通コンポーネント株式会社
発明者 千葉雅史渡邉寿美男高畠秀斎
出願日 2014年8月6日 (6年3ヶ月経過) 出願番号 2014-160774
公開日 2016年3月22日 (4年8ヶ月経過) 公開番号 2016-036952
状態 特許登録済
技術分野 サーマルプリンタ(構造) ウェブの巻戻、送給、巻取、異常等の制御 付属装置、全体制御 連続用紙の取扱い
主要キーワード ロックレバ ニアエンド検出 プリンタメカ 記録紙ホルダ ニアエンド状態 記録紙センサ 光学式センサ 制御回路基板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年3月22日)のものです。
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図面 (12)

課題

ロール状に巻かれた記録紙が落とし込み方式により設置されるプリンタ装置において、記録紙のニアエンドの検出を可能にする。

解決手段

プリンタ本体部と、前記プリンタ本体部に開閉可能な状態で取り付けられた蓋部と、を有し、前記プリンタ本体部には、ロール状に巻かれた記録紙が収納される記録紙ホルダが設けられており、前記記録紙ホルダの内側の底面には、突起部が設けられており、前記蓋部と前記突起部との間には、前記記録紙の有無を検出する第1の記録紙センサが設けられていることを特徴とするプリンタ装置を提供することにより上記課題を解決する。

概要

背景

レシート等を発行するプリンタは、商店等のレジスタ銀行等におけるATM(Automated Teller Machine)やCD(Cash dispenser)等の用途に幅広く用いられている。このようなレシート等を発行するプリンタは、記録紙となる感熱紙を搬送しながらサーマルヘッド等により記録紙に印字等を行ない、所定の長さまで記録紙を搬送した後、カッターで所定の長さで記録紙を切断するものである。

このようなプリンタ装置においては、例えば、プリンタ本体部と、プリンタ本体部に回動可能な状態で支持された蓋部が設けられており、この蓋部を開くことによりプリンタ本体部に、ロール状に巻かれた記録紙を設置することができる。この場合、例えば、サーマルヘッド等は、プリンタ本体部に設置されており、プラテンローラは蓋部に設置されており、蓋部を閉じることにより、記録紙はサーマルヘッド等とプラテンローラに間に挟まれる。このようにサーマルヘッド等とプラテンローラに間に記録紙が挟まれた状態で、記録紙にサーマルヘッド等による印字がなされる。

プリンタ装置においては、記録紙としてロール状に巻かれたロール紙が用いられており、プリンタ装置における記録紙ホルダにロール状に巻かれた記録紙が設置されている。従来、ロール状に巻かれた記録紙は、記録紙ホルダにおいて、ロール状に巻かれた記録紙の中心の開口部に軸を通して設置されることが一般的であったが、近年、記録紙の補充を容易にするため、ロール状に巻かれた記録紙の中心の開口部に軸を通すことなく、記録紙ホルダにそのまま設置する落とし込み方式のプリンタ装置が普及しつつある。

概要

ロール状に巻かれた記録紙が落とし込み方式により設置されるプリンタ装置において、記録紙のニアエンドの検出を可能にする。プリンタ本体部と、前記プリンタ本体部に開閉可能な状態で取り付けられた蓋部と、を有し、前記プリンタ本体部には、ロール状に巻かれた記録紙が収納される記録紙ホルダが設けられており、前記記録紙ホルダの内側の底面には、突起部が設けられており、前記蓋部と前記突起部との間には、前記記録紙の有無を検出する第1の記録紙センサが設けられていることを特徴とするプリンタ装置を提供することにより上記課題を解決する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

プリンタ本体部と、前記プリンタ本体部に開閉可能な状態で取り付けられた蓋部と、を有し、前記プリンタ本体部には、ロール状に巻かれた記録紙が収納される記録紙ホルダが設けられており、前記記録紙ホルダの内側の底面には、突起部が設けられており、前記蓋部と前記突起部との間には、前記記録紙の有無を検出する第1の記録紙センサが設けられていることを特徴とするプリンタ装置

請求項2

前記記録紙は、前記記録紙は、前記記録紙ホルダの内側の底面に接した状態で前記記録紙ホルダに設置されていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。

請求項3

前記記録紙ホルダの内側において、前記突起部の略鉛直線上に前記記録紙の有無を検出する第2の記録紙センサが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ装置。

請求項4

前記記録紙ホルダの内側において、前記蓋部から前記突起部よりも離れた位置に、前記記録紙の有無を検出する第3の記録紙センサが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプリンタ装置。

請求項5

プリンタ本体部と、前記プリンタ本体部に開閉可能な状態で取り付けられた蓋部と、前記プリンタ本体部に設けられたロール状に巻かれた記録紙が収納される記録紙ホルダと、前記記録紙ホルダの内側の底面に設けられた突起部と、前記蓋部と前記突起部との間に設けられた第1の記録紙センサとを備えるプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出方法において、前記第1の記録紙センサにより、前記記録紙が検出された場合には、前記記録紙がニアエンドであるとして検出されることを特徴とするプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出方法。

請求項6

前記プリンタ装置は更に、前記記録紙ホルダの内側の、前記突起部の略鉛直線上に設けられた第2の記録紙センサを備え、前記第1の記録紙センサ及び前記第2の記録紙センサによる前記記録紙の検出状態判別し、前記第2の記録紙センサでは検出されているが前記第1の記録紙センサでは検出されていない状態から、前記第2の記録紙センサでは検出されていないが前記第1の記録紙センサでは検出されている状態になった場合に、前記記録紙がニアエンドであると判断することを特徴とする請求項5に記載のプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出方法。

請求項7

前記プリンタ装置は更に、前記記録紙ホルダの内側の、前記蓋部から前記突起部よりも離れた位置に設けられた第3の記録紙センサを有し、前記第3の記録紙センサにより前記記録紙が検出された場合に前記記録紙が前記記録紙ホルダに新たに設置されたと判断することを特徴とする請求項5または6に記載のプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出方法。

技術分野

0001

本発明は、プリンタ装置及びプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出方法に関する。

背景技術

0002

レシート等を発行するプリンタは、商店等のレジスタ銀行等におけるATM(Automated Teller Machine)やCD(Cash dispenser)等の用途に幅広く用いられている。このようなレシート等を発行するプリンタは、記録紙となる感熱紙を搬送しながらサーマルヘッド等により記録紙に印字等を行ない、所定の長さまで記録紙を搬送した後、カッターで所定の長さで記録紙を切断するものである。

0003

このようなプリンタ装置においては、例えば、プリンタ本体部と、プリンタ本体部に回動可能な状態で支持された蓋部が設けられており、この蓋部を開くことによりプリンタ本体部に、ロール状に巻かれた記録紙を設置することができる。この場合、例えば、サーマルヘッド等は、プリンタ本体部に設置されており、プラテンローラは蓋部に設置されており、蓋部を閉じることにより、記録紙はサーマルヘッド等とプラテンローラに間に挟まれる。このようにサーマルヘッド等とプラテンローラに間に記録紙が挟まれた状態で、記録紙にサーマルヘッド等による印字がなされる。

0004

プリンタ装置においては、記録紙としてロール状に巻かれたロール紙が用いられており、プリンタ装置における記録紙ホルダにロール状に巻かれた記録紙が設置されている。従来、ロール状に巻かれた記録紙は、記録紙ホルダにおいて、ロール状に巻かれた記録紙の中心の開口部に軸を通して設置されることが一般的であったが、近年、記録紙の補充を容易にするため、ロール状に巻かれた記録紙の中心の開口部に軸を通すことなく、記録紙ホルダにそのまま設置する落とし込み方式のプリンタ装置が普及しつつある。

先行技術

0005

特開2009−96595号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、落とし込み方式においては、ロール状に巻かれた記録紙の径が小さくなればなる程、記録紙ホルダ内を自由に動きやすくなり、記録紙が僅かになって、なくなりつつあることを検出するためのニアエンド検出をすることができなかった。

0007

よって、落とし込み方式によりロール状に巻かれた記録紙が設置されるプリンタ装置において、記録紙のニアエンドの検出が可能なプリンタ装置が求められている。

課題を解決するための手段

0008

本実施の形態の一観点によれば、プリンタ本体部と、前記プリンタ本体部に開閉可能な状態で取り付けられた蓋部と、を有し、前記プリンタ本体部には、ロール状に巻かれた記録紙が収納される記録紙ホルダが設けられており、前記記録紙ホルダの内側の底面には、突起部が設けられており、前記蓋部と前記突起部との間には、前記記録紙の有無を検出する第1の記録紙センサが設けられていることを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明によれば、落とし込み方式によりロール状に巻かれた記録紙が設置されるプリンタ装置において、記録紙のニアエンドの検出が可能となる。

図面の簡単な説明

0010

本実施の形態におけるプリンタ装置の蓋部が開いている状態の斜視図
本実施の形態におけるプリンタ装置の蓋部が閉じている状態の斜視図
本実施の形態におけるプリンタ装置の蓋部が閉じている状態の断面図
本実施の形態におけるプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出の説明図(1)
本実施の形態におけるプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出の説明図(2)
本実施の形態におけるプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出の説明図(3)
本実施の形態におけるプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出の説明図(4)
本実施の形態におけるプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出の説明図(5)
本実施の形態におけるプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出の説明図(6)
本実施の形態におけるプリンタ装置の記録紙のニアエンド検出の説明図(7)
第1、第2、第3の記録紙センサと記録紙の状態の説明図

実施例

0011

本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。

0012

(プリンタ装置)
本実施の形態におけるプリンタ装置について、図1から図3に基づき説明する。尚、図1は、本実施の形態におけるプリンタ装置において、蓋部が開いている状態の斜視図であり、図2は、蓋部が閉じている状態の斜視図であり、図3は、蓋部が閉じている状態の断面図である。

0013

本実施の形態におけるプリンタ装置は、プリンタ本体部10と、プリンタ本体部10に取り付けられている蓋部20とを有している。蓋部20は、不図示の軸を中心に回動可能な状態でプリンタ本体部10に取り付けられている。言い換えるならば、本実施の形態におけるプリンタ装置は、プリンタ本体部10に開閉可能な状態で取り付けられている蓋部20を有している。プリンタ本体部10には、記録紙ホルダ11が設けられており、記録紙ホルダ11の内部に、ロール状に巻かれた記録紙100を設置し収納することができるように形成されている。尚、本実施の形態におけるプリンタ装置に用いられるロール状に巻かれた記録紙100は感熱紙である。

0014

プリンタ本体部10には、制御回路基板12、モータ13、14、記録紙100に印字を行なうための記録ヘッドであるサーマルヘッド30、固定刃41が設けられている。制御回路基板12は、本実施の形態におけるプリンタ装置の制御を行なうためのものであり、モータ13、14は、記録紙100を搬送するため、また、カッター部において記録紙を切断するためのものである。

0015

蓋部20には、蓋部20を開くためのオープンレバー21、可動刃42、プラテンローラ50が設けられている。オープンレバー21は、蓋部20の表面に設けられた溝部22を上下方向に移動することができるように設置されている。

0016

本実施の形態においては、プリンタ本体部10に設けられた固定刃41と蓋部20に設けられた可動刃42とにより、記録紙を切断するためのカッター部が形成されており、可動刃42が固定刃41の設けられている側に移動することにより、固定刃41と可動刃42との間に存在している記録紙100を切断することができる。

0017

また、プリンタ本体部10には、サーマルヘッド30に押し付けられているプラテンローラ50を取り外すためのロックレバー15が設けられており、ロックレバー15を下方向に押すことにより、サーマルヘッド30からプラテンローラ50が離れ、プラテンローラ50を取り外すことができる。

0018

即ち、本実施の形態におけるプリンタ装置は、蓋部20に設けられたオープンレバー21を下方向にスライドさせることにより、ロックレバー15を下方向に押して、プラテンローラ50を取り外すとともに、蓋部20を開くことができる。

0019

本実施の形態においては、ロックレバー15を操作することにより、プラテンローラ50を取り外す際には、サーマルヘッド30及びプラテンローラ50等を含むプリンタメカ部に設けられた不図示のバネにより、プラテンローラ50が飛び出すように形成されている。よって、本実施の形態においては、このバネによる力、即ち、バネによりプラテンローラ50が飛び出す方向に働く力が、蓋部20を開く際の力の一部として加わっている。

0020

尚、本実施の形態におけるプリンタ装置に記録紙100を設置する場合には、プリンタ本体部10の記録紙ホルダ11の内部にロール状に巻かれた記録紙100を設置し、蓋部20を閉じることにより、プリンタ装置にロール状に巻かれた記録紙がセットされる。また、本実施の形態におけるプリンタ装置は、プリンタ本体部10に、プラテンローラ50が設けられており、蓋部20に、サーマルヘッド30が設けられている構造のものであってもよい。この蓋部20は、例えば、プリンタ本体部10に設置されている記録紙100がなくなった場合や、記録紙100を交換する場合に開かれる。

0021

図3に示されるように、本実施の形態におけるプリンタ装置においては、記録紙ホルダ11の内側に、突起部110が設けられている。また、突起部110の周囲における記録紙ホルダ11の側面等には、第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122、第3の記録紙センサ123が設けられている。

0022

突起部110は、記録紙ホルダ11の底面11a、即ち、記録紙ホルダ11にロール状に巻かれた記録紙100を設置した際に記録紙100と接する面において、図3の状態で記録紙100と蓋部20との間に設けられている。突起部110は、ロール状に巻かれた記録紙100の径が最も大きい状態、即ち、新たなロール状の記録紙100を記録紙ホルダ11に入れた状態では記録紙100と接触することのない位置に形成されている。突起部110は、記録紙ホルダ11の底面11aの、蓋部20までの長さが少なくともロール状に巻かれた記録紙100の最初の状態における半径よりも短い位置に形成されている。

0023

第1の記録紙センサ121は、突起部110と蓋部20との間における記録紙ホルダ11の側面に設置されている。第2の記録紙センサ122は、突起部110の鉛直線上となる位置の記録紙ホルダ11の側面に設置されている。第3の記録紙センサ123は、記録紙ホルダ11の蓋部20が設けられている側とは反対側、即ち、突起部110が第3の記録紙センサ123と蓋部20との間に位置するように記録紙ホルダ11の側面に設置されている。

0024

本実施の形態においては、第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122、第3の記録紙センサ123には、光学式センサ、例えば反射型の光学式センサを用いているが、メカニカルセンサを用いてもよい。

0025

(記録紙のニアエンド検出)
本実施の形態におけるプリンタ装置の記録紙100のニアエンドの検出方法について、図4図10に基づき説明する。本実施の形態においては、突起部110における重力方向に沿った直線、即ち、突起部110を含む図4の一点鎖線で示される鉛直線Lを基準として、図4には不図示の蓋部と鉛直線Lとの間の領域を第1の領域A1とし、蓋部が設けられている側とは反対側の鉛直線Lと記録紙ホルダ11の内側面との間の領域を第2の領域A2とする。即ち、鉛直線Lよりも蓋部側(図4において鉛直線Lよりも左側)の領域を第1の領域A1とし、鉛直線Lよりも蓋部と反対側(図4において鉛直線Lよりも右側)の領域を第2の領域A2とする。また、記録紙ホルダ11の底面11aにおいて、蓋部の内側の壁面から突起部110の中心までの距離をPとして説明する。尚、図4図10は、便宜上、記録紙100の位置関係を説明するため、各々の部材等の位置関係を概念的に示している。

0026

図4に示されるように、ロール状に巻かれた記録紙100を記録紙ホルダ11内に設置した状態においては、記録紙100は記録紙ホルダ11内の空間の略全領域を占有している。この状態において、記録紙100の半径r1は距離Pよりも大きいため、記録紙100の中心c1は第2の領域A2に位置しており、記録紙100は第2の領域A2において記録紙ホルダ11の底面11aと接している。よって、記録紙100は、第2の記録紙センサ122及び第3の記録紙センサ123により検出されるが、第1の記録紙センサ121で検出されない。

0027

次に、本実施の形態におけるプリンタ装置において印字を行い、記録紙100が使用されると、図5に示されるように記録紙100の半径がr2と小さくなる。しかしながら、図5の状態においても、記録紙100の半径r2は距離Pよりも大きいため、記録紙100の中心c2は第2の領域A2に位置しており、記録紙100は第2の領域A2において記録紙ホルダ11の底面11aと接している。よって、記録紙100は第2の記録紙センサ122及び第3の記録紙センサ123によって検出されるが、第1の記録紙センサ121では検出されない。

0028

次に、図5の状態から更に印字を行って記録紙100が使用されると、図6に示すように記録紙100の半径がr3と小さくなる。しかしながら、この状態においても、記録紙100の半径r3は距離Pよりも若干大きいため、記録紙100の中心c3は第2の領域A2に位置しており、記録紙100は第2の領域A2において記録紙ホルダ11の底面11aと接している。よって、記録紙100は第2の記録紙センサ122及び第3の記録紙センサ123により検出されるが、第1の記録紙センサ121では検出されない。尚、図6の状態では、記録紙100は突起部110に接しており、記録紙100がプラテンローラ50によって図6図示矢印方向に引っ張られても、突起部110によって記録紙100の領域A1への移動を規制することができる。

0029

次に、更に印字を行い記録紙100が使用されると、図7に示すように記録紙100の半径がr4と小さくなる。図7の状態においては、記録紙100の半径r4は距離Pと略同じになるため、記録紙100は突起部110の上に乗り上げた状態となる。よって、記録紙100の中心c4は、突起部110を含む鉛直線L上または、突起部110を含む鉛直線Lの近傍に位置している。従って、記録紙100は第2の記録紙センサ122により検出されるが、第1の記録紙センサ121及び第3の記録紙センサ123では検出されない。

0030

上述したように、記録紙100は蓋部20に設けられているプラテンローラ50により引っ張られるため、記録紙100の半径r4が距離Pと略同じになる状態では、記録紙100は蓋部20側に引き寄せられる。一方、記録紙100は蓋部20の内側に当たることで図8図示左方向への移動が規制される。従って、記録紙100は突起部110の上に乗り上げた状態となることが見込まれる。しかし、記録紙100の半径r4が小さいため、記録紙100は記録紙ホルダ11の底面11aを転がる可能性もある。この場合には、記録紙100は、第1の記録紙センサ121によって検出されることはないが、第3の記録紙センサ123や、まれに第2の記録紙センサ122により検出されることがある。従って、記録紙100が、第1の記録紙センサ121及び第2の記録紙センサ122によって検出されないが、第3の記録紙センサ123によって検出される場合には、記録紙100は、第2の領域A2において記録紙ホルダ11の底面11aを転がっていると判断することもできる。

0031

次に、更に印字を行って記録紙100が使用されると、図8に示すようにロール状に巻かれた記録紙100の半径がr5と小さくなる。図8の状態においては、記録紙100の半径r5は距離Pよりも小さくなり、また、記録紙100がプラテンローラ50により図8図示矢印方向に引っ張られるため、記録紙100は蓋部20側に引き寄せられる。このため、記録紙100の中心c5は第1の領域A1に位置している。この場合、記録紙100は、第2の記録紙センサ122により検出されるが、第1の記録紙センサ121及び第3の記録紙センサ123では検出されない。

0032

上述したように、記録紙100の半径r5が距離Pよりも小さくなった状態では、記録紙100は蓋部20に設けられているプラテンローラ50により引っ張られ、蓋部20側に引き寄せられるので、記録紙100の中心は第1の領域A1に存在することが見込まれるが、記録紙100の半径r5が小さいため、記録紙100が記録紙ホルダ11の底面11aを領域A2において転がっている可能性もある。この場合には、図7の場合と同様に、記録紙100は第1の記録紙センサ121によって検出されることはないが、第3の記録紙センサ123や、まれに第2の記録紙センサ122により検出されることがある。

0033

図8の状態から更に印字を行って記録紙100が使用されると、図9に示すように、記録紙100の半径がr6と更に小さくなる。この状態においては、記録紙100の半径r6は距離Pよりも小さいため、記録紙100の中心c6は第1の領域A1に位置し、記録紙100は第1の領域A1において記録紙ホルダ11の底面11aに接するか、底面11aに接する手前の状態にある。図9の場合、記録紙100は第1の記録紙センサ121及び第2の記録紙センサ122によって検出されるが、第3の記録紙センサ123では検出されない。

0034

図9の状態から更に印字を行い記録紙100が使用されると、図10に示すように記録紙100の半径がr7と小さくなる。図10の状態では記録紙100の半径r7は距離Pよりも更に小さく、記録紙100の直径も距離Pよりも小さいため、記録紙100の中心c7は第1の領域A1に位置し、記録紙100は第1の領域A1で記録紙ホルダ11の底面11aに接する。この場合、記録紙100は第1の記録紙センサ121により検出されるが、第2の記録紙センサ122及び第3の記録紙センサ123では検出されない。

0035

本実施の形態においては、記録紙ホルダ11内に突起部110が設けられているため、記録紙100の半径がr6よりも大きい場合には、記録紙100の移動が突起部110によって規制されるため、記録紙100は第1の記録紙センサ121により検出されない。しかし、記録紙100の半径がr6以下の場合には、記録紙100が突起部110を乗り越えて領域A1にて底面11aに接するため、記録紙100が第1の記録紙センサ121により検出される。そのため第1の記録紙センサ121を用いて記録紙100が残り少なくなったニアエンド検出を行うことができる。

0036

本実施の形態においては、ロール状に巻かれた記録紙100が更に小さくなり、第1の記録紙センサ121により検出されているが第2の記録紙センサ122では検出されなくなった状態をニアエンドとして検出してもよい。尚、この状態においては、記録紙100は、第3の記録紙センサ123により検出されていない。

0037

以上のように、本実施の形態においては、ロール状に巻かれた記録紙100の半径が徐々に小さくなることに伴い、ロール状に巻かれた記録紙100の中心が第2の領域A2から第1の領域A1に移る。本実施の形態においては、ロール状に巻かれた記録紙100の半径が小さくなる状態の変化を第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122及び第3の記録紙センサ123において知ることができる。

0038

図11には、第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122及び第3の記録紙センサ123による記録紙100検出の有無と記録紙100の状態との関係を示す。尚、第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122及び第3の記録紙センサ123より記録紙100が検出された場合を1、検出されなかった場合を0としている。

0039

具体的には、図4から図6に示される状態、即ち、ロール状に巻かれた記録紙100の径が比較的大きい半径r1、r2、r3の状態においては、
(第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122、第3の記録紙センサ123)=(0、1、1)
となる。

0040

また、図7及び図8に示される状態、即ち、ロール状に巻かれた記録紙100の半径が少し小さくなり中程度の径の半径r4、r5の状態においては、
(第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122、第3の記録紙センサ123)=(0、1、0)
となる。

0041

また、図9に示される状態、即ち、ロール状に巻かれた記録紙100の半径が更に小さくなった半径r6の状態においては、
(第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122、第3の記録紙センサ123)=(1、1、0)
となる。よって、ロール状に巻かれた記録紙100は、半径がr6になることにより、はじめて第1の記録紙センサ121により検出される。従って、第1の記録紙センサ121によりロール状に巻かれた記録紙100が検出されることにより、記録紙100がニアエンド状態にあることが検出される。

0042

尚、図9に示される状態、即ち記録紙100の半径がr6となった状態ではなく、図10に示される状態、即ち記録紙100の半径がr7となった状態をニアエンドと判断してもよい。この際、ニアエンド検出される記録紙100が半径r7の状態においては、
(第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122、第3の記録紙センサ123)=(1、0、0)
となる。

0043

また、(第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122、第3の記録紙センサ123)=(0、0、1)の場合に、ロール状に巻かれた記録紙100が記録紙ホルダ11の底面11aを転がっている状態(記録紙100が回転している状態)にあると判断してもよい。

0044

尚、(第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122、第3の記録紙センサ123)=(0、0、0)の場合には、記録紙ホルダ11内に記録紙100が存在していない状態である。

0045

また、上述した例では、3つの記録紙センサ、即ち、第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122、第3の記録紙センサ123が同時に記録紙100を検出することはない。また、第1の記録紙センサ121及び第3の記録紙センサ123が同時に記録紙100を検出することもない。従って、(第1の記録紙センサ121、第2の記録紙センサ122、第3の記録紙センサ123)=(1、0、1)または(1、1、1)の場合には、本実施の形態においては、取り得ることのない状態であり無効とされる。

0046

以上、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。

0047

10プリンタ本体部
11記録紙ホルダ
11a 底面
12制御回路基板
13モータ
14 モータ
15ロックレバー
20 蓋部
21オープンレバー
30サーマルヘッド
41固定刃
42可動刃
50プラテンローラ
100 記録紙(ロール状に巻かれた記録紙)
110突起部
121 第1の記録紙センサ
122 第2の記録紙センサ
123 第3の記録紙センサ

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