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課題

アブレーション処置の結果を表示するための方法及びシステムを提供する。

解決手段

方法は、ヒトの心臓の領域における1つ又は2つ以上の部位で行われるアブレーションの特性を示すパラメータを記録することと、領域を貫流する電気的活性化の波を示す一組の電気生理信号を受信することと、を含む。方法は、波が流れることを阻害される、領域内の場所を特定することと、信号及びパラメータに応じて、場所での波の阻害に関する信頼水準推定することと、を更に含む。方法はまた、信頼水準の表示を含むヒトの心臓のマップを表示することを含む。

概要

背景

高周波アブレーションは、心臓電気伝導システムの一部を、高周波交流から生成された熱を使ってアブレーションする周知の処置である。アブレーションは通常、心房細動など心臓の異常挙動補正するために適用される。異常挙動は、心臓からの電気生理信号を取得し、該信号から心臓を通って進行する電気的波面を生成し、生成された波面と、洞調律である正常動の心臓の電気的波面とを比較することによって特定される。

概要

アブレーション処置の結果を表示するための方法及びシステムを提供する。 方法は、ヒトの心臓の領域における1つ又は2つ以上の部位で行われるアブレーションの特性を示すパラメータを記録することと、領域を貫流する電気的活性化の波を示す一組の電気生理信号を受信することと、を含む。方法は、波が流れることを阻害される、領域内の場所を特定することと、信号及びパラメータに応じて、場所での波の阻害に関する信頼水準推定することと、を更に含む。方法はまた、信頼水準の表示を含むヒトの心臓のマップを表示することを含む。

目的

本発明の一実施形態は、方法であって、
ヒトの心臓の領域における1つ又は2つ以上の部位で行われるアブレーションの特性を示すパラメータを記録することと、
領域を貫流する電気的活性化の波を示す一組の電気生理信号を受信することと、
波が流れることを阻害される、領域内の場所を特定することと、
信号及びパラメータに応じて、場所での波の阻害に関する信頼水準を推定することと、
信頼水準の表示を含むヒトの心臓のマップを表示することと、を含む、方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

方法であって、ヒトの心臓の領域における1つ又は2つ以上の部位で行われるアブレーションの特性を示すパラメータを記録することと、該領域を貫流する電気的活性化の波を示す一組の電気生理信号を受信することと、該波が流れることを阻害される、該領域内の場所を特定することと、該信号及び該パラメータに応じて、該場所での該波の阻害に関する信頼水準推定することと、該信頼水準の表示を含む該ヒトの心臓のマップを表示することと、を含む、方法。

請求項2

前記パラメータは、前記アブレーション中に印加された電力、前記アブレーションの時間の長さ、前記アブレーションを施すプローブ上の力の大きさ、及び前記アブレーションを受ける組織の温度のうち1つ又は2つ以上を含む、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記電力、前記時間の長さ、前記力の大きさ、及び前記温度のうち少なくとも1つが増加すると、前記信頼水準を上昇させることを含む、請求項2に記載の方法。

請求項4

所与の場所での所与の電気生理信号の振幅が、前記アブレーション前の該所与の場所での該信号の該振幅よりも小さい場合、該所与の場所での所与の信頼水準を上昇させることを含む、請求項1に記載の方法。

請求項5

前記場所を特定することは、前記一組の電気生理信号に応じて生成された電気生理学的表面マップ検査することを含む、請求項1に記載の方法。

請求項6

前記マップは、リエントリー性の不整脈を表示するように構成されている、請求項5に記載の方法。

請求項7

前記パラメータは、前記1つ又は2つ以上の部位の磁気共鳴画像法MRI)による画像及び超音波画像のうち少なくとも1つに基づく、前記アブレーションの特性の評価を含む、請求項1に記載の方法。

請求項8

前記マップを表示することは、前記波が流れることを阻害される経路を示す線を表示することを含み、該経路は、前記信頼水準により重み付けされている、請求項1に記載の方法。

請求項9

装置であって、画面と、プロセッサであって、ヒトの心臓の領域における1つ又は2つ以上の部位で行われるアブレーションの特性を示すパラメータを記録し、該領域を貫流する電気的活性化の波を示す一組の電気生理信号を受信し、該波が流れることを阻害される、該領域内の特定された場所を受信し、該信号及び該パラメータに応じて、該場所での該波の阻害に関する信頼水準を推定し、該信頼水準の表示を含む、該ヒトの心臓のマップを該画面に表示するように構成されている、プロセッサと、を含む、装置。

請求項10

前記パラメータは、前記アブレーション中に印加された電力、前記アブレーションの時間の長さ、前記アブレーションを施すプローブ上の力の大きさ、及び前記アブレーションを受ける組織の温度のうち1つ又は2つ以上を含む、請求項9に記載の装置。

請求項11

前記電力、前記時間の長さ、前記力の大きさ、及び前記温度のうち少なくとも1つが増加すると、前記信頼水準を上昇させることを含む、請求項10に記載の装置。

請求項12

所与の場所での所与の電気生理信号の振幅が前記アブレーション前の該所与の場所での該信号の該振幅よりも小さい場合、該所与の場所での所与の信頼水準を上昇させることを含む、請求項9に記載の装置。

請求項13

前記特定された場所を受信することは、前記一組の電気生理信号に応じて生成された電気生理学的表面マップを検査することを含む、請求項9に記載の装置。

請求項14

前記マップは、リエントリー性の不整脈を表示するように構成されている、請求項13に記載の装置。

請求項15

前記一組の電気生理信号を取得し、前記信号を前記プロッサに伝達するように構成されている、プローブを含む、請求項9に記載の装置。

請求項16

前記パラメータは、前記1つ又は2つ以上の部位の磁気共鳴画像法(MRI)による画像及び超音波画像のうち少なくとも1つに基づく、前記アブレーションの特性の評価を含む、請求項9に記載の装置。

請求項17

前記マップを表示することは、前記波が流れることを阻害される経路を示す線を表示することを含み、該経路は、前記信頼水準により重み付けされている、請求項9に記載の装置。

技術分野

0001

本発明は、概ね、心臓などの人体器官に関連する物理的パラメータの測定に関し、具体的には、心臓を通って進行する電気的波面の分析に関する。

背景技術

0002

高周波アブレーションは、心臓の電気伝導システムの一部を、高周波交流から生成された熱を使ってアブレーションする周知の処置である。アブレーションは通常、心房細動など心臓の異常挙動補正するために適用される。異常挙動は、心臓からの電気生理信号を取得し、該信号から心臓を通って進行する電気的波面を生成し、生成された波面と、洞調律である正常動の心臓の電気的波面とを比較することによって特定される。

課題を解決するための手段

0003

本発明の一実施形態は、方法であって、
ヒトの心臓の領域における1つ又は2つ以上の部位で行われるアブレーションの特性を示すパラメータを記録することと、
領域を貫流する電気的活性化の波を示す一組の電気生理信号を受信することと、
波が流れることを阻害される、領域内の場所を特定することと、
信号及びパラメータに応じて、場所での波の阻害に関する信頼水準推定することと、
信頼水準の表示を含むヒトの心臓のマップを表示することと、を含む、方法を提供する。

0004

開示された実施形態において、パラメータは、アブレーション中に印加された電力、アブレーションの時間の長さ、アブレーションを施すプローブ上の力の大きさ、及びアブレーションを受ける組織の温度のうち1つ又は2つ以上を含む。典型的には、方法は、電力、時間の長さ、力の大きさ、及び温度のうち少なくとも1つが増加すると、信頼水準を上昇させることを含む。

0005

更に開示される実施形態において、方法は、所与の場所での所与の電気生理信号の振幅が、アブレーション前の所与の場所での信号の振幅よりも小さい場合、所与の場所での所与の信頼水準を上昇させることを含む。

0006

更に開示される実施形態において、場所を特定することは、一組の電気生理信号に応じて生成された電気生理学的表面マップ検査することを含む。典型的には、マップは、リエントリー性の不整脈を示すように構成される。

0007

代替の実施形態では、パラメータは、1つ又は2つ以上の部位の磁気共鳴画像法MRI)による画像及び超音波画像のうち少なくとも1つに基づく、アブレーションの特性の評価を含む。

0008

更に開示される実施形態では、マップを表示することは、波が流れることを阻害される経路を示す線を表示することを含み、経路は、信頼水準により重み付けされている。

0009

本発明の本発明の実施形態の一実施形態に従って、装置が更に提供され、装置は、
画面と、
プロセッサであって、
ヒトの心臓の領域における1つ又は2つ以上の部位で行われるアブレーションの特性を示すパラメータを記録し、
領域を貫流する電気的活性化の波を示す一組の電気生理信号を受信し、
波が流れることを阻害される、領域内の特定された場所を受信し、
信号及びパラメータに応じて、場所での波の阻害に関する信頼水準を推定し、
信頼水準の表示を含む、ヒトの心臓のマップを画面に表示するように構成されている、プロセッサと、を含む。

0010

実施形態では、装置は、一組の電気生理信号を取得し、信号をプロッサに伝達するように構成されている、プローブを含む。

0011

以下の実施形態の詳細な説明を、以下の図面と併せ読むことによって、本開示のより深い理解が得られるであろう。

図面の簡単な説明

0012

本発明の実施形態による波面阻害特定システムの概略図である。
本発明の実施形態による波面阻害場所を特定する際にシステムにより行われる工程のフローチャートである。
本発明の実施形態によるフローチャートの工程を示す概略図である。
本発明の実施形態によるフローチャートの工程を示す概略図である。
本発明の実施形態によるフローチャートの工程を示す概略図である。
本発明の実施形態によるフローチャートの工程を示す概略図である。
本発明の実施形態によるフローチャートの工程を示す概略図である。
本発明の実施形態によるフローチャートの工程を示す概略図である。

実施例

0013

概論
本発明の実施形態は、処置の有効性を評価するために、ヒトの心臓の領域にアブレーション処置の結果を表示するための方法及びシステムを提供する。典型的には、まず、心臓電気生理データを組み込んだ、領域のマップが、システムのユーザに提示される。データは、領域における局所興奮時間(LAT)の3次元(3D)マップの形態で提示されてもよく、領域を貫流する電気的活性化の波を示す。マップから、ユーザは、波が流れることを阻害されていると思われる領域内のエリアを特定することができる。

0014

特定されたエリア内又はその近傍において、ユーザは、典型的には、アブレーションされることとなる部位を選択し、その後、選択された部位をアブレーションする。それぞれのアブレーションされた部位に対して、システムのプロセッサは、行われたアブレーションの特性を示すパラメータを記録する。パラメータは典型的には、アブレーション中、印加された電力、アブレーションの時間の長さ、アブレーションされている組織にアブレーションを実行するプローブによって付与された力などの変数を含む。

0015

部位がアブレーションされた後、行われたアブレーションを評価するために、更なる一組の電気生理信号が取得されてもよい。更なる組から、例えば、最新のLATなど最新の電気生理データを表示するマップを調製することができる。マップは、アブレーションされた部位の場所を表示してもよい。任意追加的に、マップは、それぞれの部位の信頼水準を表示してもよく、信頼水準は、アブレーションされた部位に関する、記録されたアブレーションのパラメータに従って、並びに部位の領域における更なる組の電気生理信号に従って推定される。更に任意追加的に、マップは、どこで電気的活性化の波が阻害されているかを示す線を表示してもよく、線に従う経路は、信頼水準に基づいている。

0016

信頼水準及び/又は上述した線など信頼水準に基づく実体を表示することによって、行われるアブレーション処置の有効性を評価する際に、システムのユーザを支援することができる。

0017

システムの説明
以下、本発明の一実施形態による波面阻害特定システム20の概略図である図1を参照する。一実施形態において、システム20を使用して、ヒトの器官における電気的波面の進行の阻害を特定し、阻害を特定するために、システムは、とりわけ、波面に関連付けられている電極電位マッピングする。簡潔かつ明確に説明するために、以下の説明は、別途記載しない限り、システム20が、プローブ24を使用して、本明細書では心臓を含むと想定されている人体の器官34によって生成される電気信号からの電極電位を感知する調査的処置を想定している。

0018

幾つかの実施形態では、感知した電極電位を使用して、電極電位を生成している組織の局所興奮時間(LAT)を導出してもよく、システム20は、LATをマッピングするように構成されていてもよい。それらの関連する電位からLATを測定することは、電気生理学技術において周知である。しかしながら、システム20は、任意のヒトの器官の任意の電極電位パラメータ又はかかるパラメータの組み合わせを導出し、実質的にマッピングするように構成されてもよく、システムは、LATに限定されない。

0019

プローブ24の遠位端32には、システム20により処理される電気信号を取得するための電極22が遠位端に取り付けられていると想定されている。当業者であれば、この記述を、1つ又は2つ以上の電極を有し得る複数のプローブ又は複数の電極を有する1つのプローブ、並びに心臓以外の器官によって生成される信号に対して適応させることが可能であろう。

0020

プローブ24は、典型的には、システム20のユーザ28がマッピング処置を行っている間にヒト被験者26の体内に挿入されるカテーテル具備している。本明細書の説明において、ユーザ28は、一例として、医療専門家であると想定される。

0021

システム20は、システムプロセッサ40によって制御されてもよく、システムプロセッサ40は、メモリ44と通信する処理装置42を含む。プロセッサ40は、典型的にはコンソール46内に搭載され、コンソール内に含まれる操作制御装置38を用いて、専門家28はプロセッサと情報をやりとりする。プロセッサ40によって行われた演算の結果は、専門家へ画面48上に提供され、この画面は、心臓34の電気生理学的3次元(3D)マップ50を表示する。本明細書においてマップ50は、結果マップ50とも呼ばれ、以下に更に詳述されている中間マップ又はメッシュとは区別される。プロセッサ40は、マップ50の生成に使用できる。結果マップ50は、本明細書に記載されている例において、基準座標系(frame of reference)58を基準に描画された心臓34の電極電位パラメータ(例えば、LAT)の値を示す。更に、以下に説明されるように、結果マップ50は、波面阻害の場所を表示し、それぞれの阻害に割り当てられた信頼水準を示す。

0022

典型的には、心臓が調査されている間、専門家28によって使用されているカテーテルの位置など心臓に関する補助情報の他の項目がマップ上に画面に重なり合わせられ表示される。

0023

制御装置38を使って、専門家28は、基準座標系のパラメータを変動させ、選択された方向へ、かつ/又は選択された倍率で結果マップを画面48に表示することができる。画面48はまた典型的に、ユーザに対するグラフィックユーザインターフェースであり、かつ/又は電極22によって感知されたECG信号視覚的表示でもある。

0024

プロセッサ40は、システム20を操作するために、メモリ44に格納されたECGモジュール36、プローブ追跡モジュール30、アブレーションモジュール60、及びマップ表示モジュール56を含む、ソフトウェアを使用する。モジュールの機能を以下に説明する。ソフトウェアは、例えばネットワークを経由して電子形式でプロセッサ40にダウンロードされてもよく、あるいは代替的に又は追加的に、磁気光学、又は電子メモリ等の持続的な有形媒体に提供及び/又は格納されてもよい。

0025

ECGモジュール36は、電極22からの電極電位信号を受信するよう連結されている。このモジュールは、信号を解析するように構成され、画面48上に、標準的なECG形式、典型的には、時間と共に変動する図形表現で、解析の結果を提示することができる。モジュール36はまた、典型的には、電極22が接触した領域のLATを導出するなど、電極電位信号の他の特徴を推定する。

0026

プローブ追跡モジュール30は、プローブが被験者26の体内にある間にプローブ24の各区間を追跡する。追跡モジュールは通常、被験者26の心臓内における、プローブ24の遠位端32の場所と向きの両方を追跡する。幾つかの実施形態では、モジュール30は、プローブの他の区間を追跡する。追跡モジュールは、当該技術分野において既知のプローブを追跡するための任意の方法を用いてもよい。例えば、磁場発信器からの磁場が、追跡対象の遠位端32などのプローブの各区間内に配置された追跡コイル相互作用するように、被験者の付近でモジュール30が磁場発信器を作動できる。磁場と相互作用するコイルは、モジュールに伝送される信号を生成し、モジュールはその信号を解析して、コイルの位置及び向きを判定する。(簡潔に説明するために、かかるコイル及び発信器は図1には示されない。)Biosense Webster(Diamond Bar(CA))により生産されるCarto(登録商標)システムは、かかる追跡方法を使用している。代替的に又は追加的に、追跡モジュール30は、電極22と、被験者26の皮膚上の電極との間のインピーダンスを測定することによって、プローブ24を追跡してもよい。(この場合、電極22は、ECGと追跡信号の両方を提供してもよい)。Biosense Websterにより生産されるCarto3(登録商標)システムは、磁場発信器とインピーダンス測定器の両方を追跡に使用している。

0027

プロセッサ40は、追跡モジュール30を使用して、遠位端32の場所を測定することができ、マップ50を構築するための基準座標系58における場所の場所座標を形成することができる。場所座標は、マップ表示モジュール56に格納されていると想定する。更に、マップ表示モジュール56は、処置において使用される他のカテーテルの座標及び/又はアブレーションされた心臓内の部位の座標など、心臓34に対して行われる処置に関連付けられる項目の場所座標を格納していると想定する。

0028

ユーザ28は、アブレーション処置を心臓34の組織に対して実行し、アブレーションモジュール60は、心臓に入力されるアブレーションエネルギーを制御する。更に、同モジュールはまた、アブレーションの進捗状況監視し、アブレーションのパラメータの値を取得及び格納する。例えば、アブレーションエネルギーが電磁的ラジオ周波数(RF)エネルギーの形態で供給されると想定される場合、モジュールは、周波数及びRFエネルギーの強度、並びにエネルギーが心臓組織に付与される時間幅を記録する。アブレーションモジュールにより追跡される他のアブレーションパラメータは、典型的には、アブレーションされている組織と電極22の「接触適合度」と、遠位先端34と組織とが形成する角度と、遠位先端と組織との間の力と、組織の潅液流量と、組織のタイプの表示と、を含む。

0029

プロセッサ40の他のモジュールは、アブレーション処置に関連付けられる補助的な情報を測定する。明確かつ簡潔に説明するために、アブレーションを実行する遠位端上の力、アブレーションされている組織の温度、遠位先端に付与される潅液流量などの補助的な情報を測定する他のモジュールは、図1には示されない。

0030

図2は、波面阻害場所を特定する際、システム20により行われる工程のフローチャート200であり、図3A〜3Fは、本発明の実施形態によるフローチャートの工程を示す概略図である。簡潔かつ明確に説明するために、フローチャートの最初の工程は、連続して行われると想定されるが、最初の工程は、同時に、又は記載される順番とは異なる順番でも行われてよいことが理解されよう。

0031

マッピングする工程202では、左心房内面など心臓34の所望の領域300のマップが生成される。マッピングは、典型的には、領域内のプローブ24の遠位端32を移動させ、追跡モジュール30を使用して、領域の表面に接触するときに遠位端の場所を記録することにより行われる。遠位端の移動により、表面の点の場所が多数生成される。なお、それらの点の座標は、追跡モジュールにより格納される。図3Aは、追跡モジュールにより取得された場所302を概略的に示す。

0032

処理装置42は、典型的には、場所302を接続する線分306のメッシュを最初に形成することにより、場所302を使用して心臓の所望の領域の表面マップを生成する。メッシュは、球−ピボットアルゴリズム(Ball-Pivoting Algorithm)など当該技術分野において既知の任意の都合の良いメッシュ生成方法を使用して形成され得る。メッシュが形成されると、処理装置は、場所300と線分306との間を補間することにより表面マップを生成することができ、マップ表示モジュール56を使って、所望の領域の表面マップを画面48上に再現することができる。

0033

初期の電気生理信号工程204では、ECGモジュール36と共に電極22を使って、領域300内の位置310(図3Bに示される)での電位を記録する。位置310は、概ね、領域300全体に亘って配置されるが、簡潔に説明するために、破線四角形312内の位置310のみが図3Bに示される。典型的には、少なくとも一部の位置310は、場所302と空間的にかつ/又は時間的に一致するが、これは、工程202のマッピング及び工程204の信号記録が同時に行われ得るからである。しかしながら、マッピング及び記録は別々に行われてもよいので、かかる一致は必要条件はない。

0034

それぞれの位置310において、ある時間に亘って、典型的には、ある心拍数に亘って、電位が記録され、特定の位置の信号は、一組の電圧−時間対を含む。処理装置42及びモジュール36は、記録された信号を使って、それぞれの位置310の信号の心電(ECG)図を生成し、心電図は、画面48に表示される。更に、処理装置及びモジュールは、信号を分析して、場所での局所興奮時間(LAT)など、心臓34の動作に関連するパラメータを導出することができる。

0035

処理装置は、導出されたパラメータを工程202のマップ上へ重ね合わせ、電気生理学的表面中間3Dマップ320の形態で、画面48上に結果を提示することができる。図3Cは、工程202において形成されたメッシュの下層要素を含む、表面マップ320を示す。典型的には、中間3Dマップは、カラースケールに従って、導出されたパラメータの値を示すので、マップは、領域の導出されたパラメータの値に対応する表面の領域に着色された状態で表面として提示される。図3Cは、様々なグレースケールとして、表面マップの色を概略的に示す。

0036

中間表面マップ320を検査することにより、ユーザ28は、導出されたパラメータの異常挙動だと思われる表面の領域の予備的な特定が可能である。例えば、心房細動を有する被験者に対して、マップは、検査中の心腔においてリエントリー性の不整脈が1つ又は2つ以上存在することを示すことができる。これは、心臓内の電気信号の波面が異常な様式で進行している例であり、他の異常な波面進行の例は、当業者にとれば明確であろう。

0037

典型的には、上述の中間マップの検査の後で行われるアブレーション工程206では、ユーザ28は、アブレーションされる心臓34内の部位を選択する。部位をアブレーションすることによって、アブレーションされた部位での波面の異常進行を一切阻害することにより、中間マップ検査で観察された異常挙動を補正することができる。図3Dは、異常波面に対応する、中間マップ320上にプロットされた線313を概略的に示す。

0038

ユーザ28は、選択されたそれぞれの部位においてアブレーションを実行し、アブレーションが行われると、処理装置は、アブレーションモジュールを使ってアブレーションの特性を特徴付けるパラメータを記録する。図3Dは、中間マップ320上にプロットされたアブレーション部位の場所314を概略的に示す。

0039

処理装置により記録された、特徴付けるパラメータは典型的には、以下の少なくとも幾つかを含む。
・アブレーション中、印加された電力
・アブレーションの時間の長さ
・アブレーションされている組織上の遠位端の力の大きさ
・アブレーション実行中の遠位端と組織との間の接触角度
・アブレーション中の遠位端と組織との間の「接触適合性」の推定
・アブレーションされている組織の温度及び/又は温度分布
・組織の潅液流量

0040

幾つかの実施形態では、アブレーションの特性の特徴付けるパラメータは、システム20のRFアブレーション様式以外の様式による部位の画像(磁気共鳴画像法(MRI)による画像及び/又は超音波画像など)の使用による特性の評価を含む。評価は、ユーザ28により行われ、(上述の)アブレーションが行われた後、典型的に生成される画像を使って処理装置に提供されてもよい。

0041

その後の電気生理信号工程208では、実質的には、工程204の上述の説明のように、ユーザ28は、領域300内の電気信号を測定することにより、領域内の電極電位の記録を繰り返す。幾つかの又は全ての場所310で記録が繰り返されてもよく、あるいは代替的に又は追加的に、様々な場所316で記録が繰り返されてもよい。典型的には、少なくとも幾つかの場所310又は316は、アブレーション部位の場所314の近傍にあるように選択される。図3Eは、工程208において電極電位が記録される場所316及び場所310を概略的に示す。

0042

波阻害場所工程210では、処理装置42は、電極電位の活性化波が阻害されることが予測される領域内の場所を特定する。典型的には、特定された場所は、工程206のアブレーション部位の場所314及び/又は工程206の線313付近の場所に対応する。

0043

マッピング調製工程212では、処理装置は、本明細書でアブレーション部位の場所314に対応すると想定される、予測される阻害部位として、工程210で特定される場所を示すマップを調製する。更に、処理装置は、特定された部位毎に信頼水準を算出するが、信頼水準は、波面阻害の特性の尺度である。

0044

信頼水準は、アブレーション工程206で記録されたパラメータを特徴付けるアブレーションに従って算出される。例えば、信頼水準は、アブレーションの電力が増加すれば上昇し、アブレーションの時間が増加しても上昇する。更に、信頼水準は、典型的には、力の大きさ、「接触適合性」、又は組織の温度のいずれかが増加すれば上昇する。信頼水準の数値は、これらのアブレーションパラメータ毎に推定されてもよく、事前に取得されたアブレーションデータから、かつ/又はシステム20の動作前に行われてもよい較正実験によって、接触角度及び潅液流量などの他に対して推定されてもよい。かかる較正実験は、ユーザ28による不要な実験を要求するものではない。

0045

工程208及び/又は工程204で記録された電気生理信号を使用して、信頼水準を評価してもよい。例えば、所与のアブレーションの場所314の近傍で、工程208で記録された信号の振幅が、工程204で記録された信号の振幅より低い場合、所与の部位の、形成された波面を阻害していることに関する信頼水準は、振幅が略同じ場合より高いと考えてもよい。

0046

本発明の実施形態では、処理装置42は、上述のように言及された2つの信頼水準、つまりパラメータを特徴付けるアブレーションから導出されるレベルと、電気生理信号から導出されるレベルとを組み合わせ、全体的な信頼水準を推定する。したがって、処理装置は、部位の波面阻害の特性の全体的な尺度であり、部位で行われるアブレーションの特性の推定である、全体的な信頼水準を、工程210で特定された波阻害場所毎に割り当てる。

0047

幾つかの実施形態では、処理装置は、図3Fに示すように、調製されたマップを画面48(図1)に結果マップ50として表示するが、同結果マップは、波面阻害の場所、及びそれぞれの場所の全体的な信頼水準の結果マップにおける表示340を含む。その信頼水準に従って、所与の場所のシンボルの色及び/又はサイズ及び/又は形状を変更するなど当該技術分野において既知の任意の都合のよい方法による表示であってもよい。代替的に又は追加的に、表示は、マップを生成するソフトウェアに組み込まれてもよく、ユーザ48は、典型的には、操作制御装置38を使って、場所のシンボル上をカーソルを移動させることによって信頼水準を閲覧することができる。更に代替的に又は追加的に、全体的な信頼水準の表示は、波面阻害場所の近傍の着色領域及び/又は網掛け領域としてマップに含まれてもよい。図3Fは、阻害場所を囲む領域内の様々な網掛けによって様々な信頼水準を示している。

0048

幾つかの実施形態では、線342は、マップ50上に表示されてもよく、同線は、場所314付近の波面の阻害を示している。線342は、線313に基づいている(図3D)が、線342の経路は、信頼水準により重み付けされている。

0049

上述した実施形態は一例として記載されたものであり、本発明は、本明細書において上に具体的に図示及び説明した内容に限定されないことが理解されるであろう。むしろ、本発明の範囲には、本明細書において上で説明した様々な特徴の組み合わせと部分的組み合わせの両方、並びにそれらの変形形態及び修正形態が含まれるが、これらは、上述の説明を読めば当業者には想到されるものであり、従来技術では開示されていないものである。

0050

〔実施の態様〕
(1) 方法であって、
ヒトの心臓の領域における1つ又は2つ以上の部位で行われるアブレーションの特性を示すパラメータを記録することと、
該領域を貫流する電気的活性化の波を示す一組の電気生理信号を受信することと、
該波が流れることを阻害される、該領域内の場所を特定することと、
該信号及び該パラメータに応じて、該場所での該波の阻害に関する信頼水準を推定することと、
該信頼水準の表示を含む該ヒトの心臓のマップを表示することと、を含む、方法。
(2) 前記パラメータは、前記アブレーション中に印加された電力、前記アブレーションの時間の長さ、前記アブレーションを施すプローブ上の力の大きさ、及び前記アブレーションを受ける組織の温度のうち1つ又は2つ以上を含む、実施態様1に記載の方法。
(3) 前記電力、前記時間の長さ、前記力の大きさ、及び前記温度のうち少なくとも1つが増加すると、前記信頼水準を上昇させることを含む、実施態様2に記載の方法。
(4)所与の場所での所与の電気生理信号の振幅が、前記アブレーション前の該所与の場所での該信号の該振幅よりも小さい場合、該所与の場所での所与の信頼水準を上昇させることを含む、実施態様1に記載の方法。
(5) 前記場所を特定することは、前記一組の電気生理信号に応じて生成された電気生理学的表面マップを検査することを含む、実施態様1に記載の方法。

0051

(6) 前記マップは、リエントリー性の不整脈を表示するように構成されている、実施態様5に記載の方法。
(7) 前記パラメータは、前記1つ又は2つ以上の部位の磁気共鳴画像法(MRI)による画像及び超音波画像のうち少なくとも1つに基づく、前記アブレーションの特性の評価を含む、実施態様1に記載の方法。
(8) 前記マップを表示することは、前記波が流れることを阻害される経路を示す線を表示することを含み、該経路は、前記信頼水準により重み付けされている、実施態様1に記載の方法。
(9) 装置であって、
画面と、
プロセッサであって、
ヒトの心臓の領域における1つ又は2つ以上の部位で行われるアブレーションの特性を示すパラメータを記録し、
該領域を貫流する電気的活性化の波を示す一組の電気生理信号を受信し、
該波が流れることを阻害される、該領域内の特定された場所を受信し、
該信号及び該パラメータに応じて、該場所での該波の阻害に関する信頼水準を推定し、
該信頼水準の表示を含む、該ヒトの心臓のマップを該画面に表示するように構成されている、プロセッサと、を含む、装置。
(10) 前記パラメータは、前記アブレーション中に印加された電力、前記アブレーションの時間の長さ、前記アブレーションを施すプローブ上の力の大きさ、及び前記アブレーションを受ける組織の温度のうち1つ又は2つ以上を含む、実施態様9に記載の装置。

0052

(11) 前記電力、前記時間の長さ、前記力の大きさ、及び前記温度のうち少なくとも1つが増加すると、前記信頼水準を上昇させることを含む、実施態様10に記載の装置。
(12)所与の場所での所与の電気生理信号の振幅が前記アブレーション前の該所与の場所での該信号の該振幅よりも小さい場合、該所与の場所での所与の信頼水準を上昇させることを含む、実施態様9に記載の装置。
(13) 前記特定された場所を受信することは、前記一組の電気生理信号に応じて生成された電気生理学的表面マップを検査することを含む、実施態様9に記載の装置。
(14) 前記マップは、リエントリー性の不整脈を表示するように構成されている、実施態様13に記載の装置。
(15) 前記一組の電気生理信号を取得し、前記信号を前記プロッサに伝達するように構成されている、プローブを含む、実施態様9に記載の装置。

0053

(16) 前記パラメータは、前記1つ又は2つ以上の部位の磁気共鳴画像法(MRI)による画像及び超音波画像のうち少なくとも1つに基づく、前記アブレーションの特性の評価を含む、実施態様9に記載の装置。
(17) 前記マップを表示することは、前記波が流れることを阻害される経路を示す線を表示することを含み、該経路は、前記信頼水準により重み付けされている、実施態様9に記載の装置。

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