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技術 釣竿及び釣竿用ギンバル並びに竿尻支持部材及び竿尻支持部材用アタッチメント

出願人 株式会社シマノ
発明者 神納芳行松本聖比古辰己卓司
出願日 2014年7月17日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2014-146522
公開日 2016年2月8日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2016-021881
状態 特許登録済
技術分野 釣竿 魚釣り(4)(釣り用付属具)
主要キーワード 係止角度 固定概念 支持部材用 ロッドホルダー 十二角形 リール装着 ABS樹脂 回り止め用
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年2月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

ギンバル3を使用した大物釣りにおいてリールのハンドルの巻きやすさを向上することができる釣竿及び釣竿用ギンバル並びに竿尻支持部材及び竿尻支持部材用アタッチメントを提供する。

解決手段

リールが装着されるリール装着部を備えると共に、竿側係止部が形成されたギンバル3を竿尻に備えている釣竿1において、竿側係止部として横セレーション7が形成されている。該横セレーション7は、リールが真上又は真下を向く位置を基準位置としたとき、該基準位置から釣竿1の軸線回りに45度以下の所定角度回転した傾斜位置に釣竿1を係止できるように構成されている。

概要

背景

主として大物釣り用釣竿には、その竿尻ギンバルが装着されている。該ギンバルには十字状の溝が形成されており、例えばに装着するファイティングベルト腹当て等の竿尻支持部材には、釣竿のギンバルの溝に係合する係合ピンが備えられている。そして、大物が掛かった時には、釣竿の竿尻を例えばファイティングベルトで支持すると共に、その係合ピンにギンバルの溝を係合させて釣竿の軸線回りの回転を防止する。このように釣竿の竿尻をファイティングベルト等の竿尻支持部材で支持すると共に釣竿の回転を防止できると、釣り人は、釣竿をしっかりと把持してリールのハンドルを巻くことができ、リールを力強く巻いてを引き寄せることができる。

ところで、このような大物釣りには例えば両軸リールが用いられるが、該両軸リールは釣竿の上側に位置するように釣竿に装着される。そして、ギンバルには十字状の溝が形成されていることから、竿尻支持部材の係合ピンにギンバルの溝を係合させると、両軸リールは真上を向いた状態となる。

ところが、本発明者らが種々テストを行ったところ、大物釣りにおいては、魚種釣り場の状況、あるいは、釣り人の体系等によっては、両軸リールが真上を向いている状態よりも、釣り人側から見て左側に傾斜した状態や、逆に右側に傾斜した状態となっている方が、リールのハンドルを巻きやすいということが判明した。

尚、ギンバルの溝は上下左右の十字状であるため、釣竿を通常の使用状態から右方向あるいは左方向に90度回転させた状態でもギンバルの溝に係合ピンを係合させて釣竿をその角度に固定することができる。しかしながら、その状態では両軸リールが真横を向くことになるので、事実上釣りを行うことはできない。尚、スピニングリールを使用する場合には、釣竿の真下にスピニングリールが位置することになる。

何れにしても、従来のギンバルやそれに対応したファイティングベルト等の竿尻支持部材は、両軸リールは真上に位置するもの、スピニングリールは真下に位置するものという固定概念に基づいて設計されたものであった。

概要

ギンバル3を使用した大物釣りにおいてリールのハンドルの巻きやすさを向上することができる釣竿及び釣竿用ギンバル並びに竿尻支持部材及び竿尻支持部材用アタッチメントを提供する。リールが装着されるリール装着部を備えると共に、竿側係止部が形成されたギンバル3を竿尻に備えている釣竿1において、竿側係止部として横セレーション7が形成されている。該横セレーション7は、リールが真上又は真下を向く位置を基準位置としたとき、該基準位置から釣竿1の軸線回りに45度以下の所定角度回転した傾斜位置に釣竿1を係止できるように構成されている。

目的

本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、ギンバルを使用した大物釣りにおいてリールのハンドルの巻きやすさを向上することができる釣竿及び釣竿用ギンバル並びに竿尻支持部材及び竿尻支持部材用アタッチメントを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

リールが装着されるリール装着部を備えると共に、竿側係止部が形成されたギンバル竿尻に備えている釣竿において、竿側係止部は、リールが真上又は真下を向く位置を基準位置としたとき、該基準位置から釣竿の軸線回りに45度以下の所定角度回転した傾斜位置に釣竿を係止できるように構成されていることを特徴とする釣竿。

請求項2

竿側係止部は、前記基準位置と前記傾斜位置に釣竿を選択的に係止できるように構成されている請求項1記載の釣竿。

請求項3

竿側係止部は、前記基準位置と、前記基準位置から釣竿の軸線回りの一方側に45度以下の所定角度回転した第一の傾斜位置と、前記基準位置から釣竿の軸線回りの他方側に45度以下の所定角度回転した第二の傾斜位置に釣竿を選択的に係止できるように構成されている請求項2記載の釣竿。

請求項4

竿側係止部は、前記基準位置から釣竿の軸線回りの一方側に45度以下の所定角度回転した第一の傾斜位置と、前記基準位置から釣竿の軸線回りの他方側に45度以下の所定角度回転した第二の傾斜位置に釣竿を選択的に係止できるように構成されている請求項1記載の釣竿。

請求項5

竿側係止部として、ギンバルの端面には横セレーションが形成されている請求項1乃至4の何れかに記載の釣竿。

請求項6

リールが装着される釣竿の竿尻に取り付けられ、竿側係止部が形成された釣竿用ギンバルであって、竿側係止部は、リールが真上又は真下を向く位置を基準位置としたとき、該基準位置から釣竿の軸線回りに45度以下の所定角度回転した傾斜位置に釣竿を係止できるように構成されていることを特徴とする釣竿用ギンバル。

請求項7

竿側係止部が形成されたギンバルを竿尻に備えた釣竿の竿尻を支持するための竿尻支持部材であって、竿側係止部と係合する支持側係止部を備え、該支持側係止部は、釣竿に装着されたリールが真上又は真下を向く位置を基準位置としたとき、該基準位置から釣竿の軸線回りに45度以下の所定角度回転した傾斜位置に釣竿を係止できるように構成されていることを特徴とする竿尻支持部材。

請求項8

釣竿の竿尻を支持するための竿尻支持部材に取り付けられるアタッチメントであって、釣竿のギンバルの竿側係止部と係合する支持側係止部を備え、該支持側係止部は、釣竿に装着されたリールが真上又は真下を向く位置を基準位置としたとき、該基準位置から釣竿の軸線回りに45度以下の所定角度回転した傾斜位置に釣竿を係止できるように構成されていることを特徴とする竿尻支持部材用アタッチメント。

技術分野

0001

本発明は、竿尻ギンバルを備えた釣竿とそのギンバル、及び、釣竿の竿尻を支持するための竿尻支持部材とそれ用のアタッチメントに関する。

背景技術

0002

主として大物釣り用の釣竿には、その竿尻にギンバルが装着されている。該ギンバルには十字状の溝が形成されており、例えばに装着するファイティングベルト腹当て等の竿尻支持部材には、釣竿のギンバルの溝に係合する係合ピンが備えられている。そして、大物が掛かった時には、釣竿の竿尻を例えばファイティングベルトで支持すると共に、その係合ピンにギンバルの溝を係合させて釣竿の軸線回りの回転を防止する。このように釣竿の竿尻をファイティングベルト等の竿尻支持部材で支持すると共に釣竿の回転を防止できると、釣り人は、釣竿をしっかりと把持してリールのハンドルを巻くことができ、リールを力強く巻いてを引き寄せることができる。

0003

ところで、このような大物釣りには例えば両軸リールが用いられるが、該両軸リールは釣竿の上側に位置するように釣竿に装着される。そして、ギンバルには十字状の溝が形成されていることから、竿尻支持部材の係合ピンにギンバルの溝を係合させると、両軸リールは真上を向いた状態となる。

0004

ところが、本発明者らが種々テストを行ったところ、大物釣りにおいては、魚種釣り場の状況、あるいは、釣り人の体系等によっては、両軸リールが真上を向いている状態よりも、釣り人側から見て左側に傾斜した状態や、逆に右側に傾斜した状態となっている方が、リールのハンドルを巻きやすいということが判明した。

0005

尚、ギンバルの溝は上下左右の十字状であるため、釣竿を通常の使用状態から右方向あるいは左方向に90度回転させた状態でもギンバルの溝に係合ピンを係合させて釣竿をその角度に固定することができる。しかしながら、その状態では両軸リールが真横を向くことになるので、事実上釣りを行うことはできない。尚、スピニングリールを使用する場合には、釣竿の真下にスピニングリールが位置することになる。

0006

何れにしても、従来のギンバルやそれに対応したファイティングベルト等の竿尻支持部材は、両軸リールは真上に位置するもの、スピニングリールは真下に位置するものという固定概念に基づいて設計されたものであった。

先行技術

0007

特開平11−155426号公報
実公平1−31019号公報
実開平2−113967号公報
実公昭61−23341号公報

発明が解決しようとする課題

0008

それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、ギンバルを使用した大物釣りにおいてリールのハンドルの巻きやすさを向上することができる釣竿及び釣竿用ギンバル並びに竿尻支持部材及び竿尻支持部材用アタッチメントを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る釣竿は、リールが装着されるリール装着部を備えると共に、竿側係止部が形成されたギンバルを竿尻に備えている釣竿において、竿側係止部は、リールが真上又は真下を向く位置を基準位置としたとき、該基準位置から釣竿の軸線回りに45度以下の所定角度回転した傾斜位置に釣竿を係止できるように構成されている。

0010

該構成の釣竿にあっては、ギンバルの竿側係止部が釣竿を傾斜位置に係止できるように構成されているので、竿尻支持部材の支持側係止部に釣竿のギンバルの竿側係止部を係合させることで、リールが傾斜した状態で釣竿を固定することができる。従って、魚種や釣り場の状況、あるいは、釣り人の体系等に合わせてこの釣竿を選択することにより、リールのハンドルが真横を向いた状態に比して、より一層力強くハンドルを巻くことができる。

0011

特に、竿側係止部は、前記基準位置と前記傾斜位置に釣竿を選択的に係止できるように構成されていることが好ましく、魚種や釣り場の状況に応じて釣竿を基準位置に固定したり、あるいは、傾斜位置に固定したりすることができる。

0012

その場合更に、竿側係止部は、前記基準位置と、前記基準位置から釣竿の軸線回りの一方側に45度以下の所定角度回転した第一の傾斜位置と、前記基準位置から釣竿の軸線回りの他方側に45度以下の所定角度回転した第二の傾斜位置に釣竿を選択的に係止できるように構成されていることが好ましく、基準位置に対して左右両側に傾斜した第一及び第二の傾斜位置にそれぞれ釣竿を係止できると、より一層状況への対応力が増す。

0013

また、竿側係止部は、前記基準位置から釣竿の軸線回りの一方側に45度以下の所定角度回転した第一の傾斜位置と、前記基準位置から釣竿の軸線回りの他方側に45度以下の所定角度回転した第二の傾斜位置に釣竿を選択的に係止できるように構成されていることも好ましい。

0014

また、竿側係止部として、ギンバルの端面には横セレーションが形成されていることが好ましく、釣竿の角度を種々調整することができるうえに、横セレーションであるので、係止状態解除する際にも、釣竿を前側(穂先側)に大きく移動させる必要がなく、容易に係止状態を解除して釣竿の角度を変更することができる。

0015

また本発明に係る釣竿用ギンバルは、リールが装着される釣竿の竿尻に取り付けられ、竿側係止部が形成された釣竿用ギンバルであって、竿側係止部は、リールが真上又は真下を向く位置を基準位置としたとき、該基準位置から釣竿の軸線回りに45度以下の所定角度回転した傾斜位置に釣竿を係止できるように構成されていることを特徴とする。

0016

また本発明に係る竿尻支持部材は、竿側係止部が形成されたギンバルを竿尻に備えた釣竿の竿尻を支持するための竿尻支持部材であって、竿側係止部と係合する支持側係止部を備え、該支持側係止部は、釣竿に装着されたリールが真上又は真下を向く位置を基準位置としたとき、該基準位置から釣竿の軸線回りに45度以下の所定角度回転した傾斜位置に釣竿を係止できるように構成されていることを特徴とする。

0017

また本発明に係る竿尻支持部材用アタッチメントは、釣竿の竿尻を支持するための竿尻支持部材に取り付けられるアタッチメントであって、釣竿のギンバルの竿側係止部と係合する支持側係止部を備え、該支持側係止部は、釣竿に装着されたリールが真上又は真下を向く位置を基準位置としたとき、該基準位置から釣竿の軸線回りに45度以下の所定角度回転した傾斜位置に釣竿を係止できるように構成されていることを特徴とする。

発明の効果

0018

以上のように、リールが真上あるいは真下を向いた状態ではなくそこから所定角度傾斜した傾斜位置に釣竿を係止できるので、魚種等に対応して釣竿を傾斜位置に係止することにより、リールのハンドルを力強く巻くことができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の一実施形態における釣竿の要部を示す正面図。
同釣竿のギンバルを示し、(a)は端面の正面図、(b)は要部斜視図。
同釣竿を係止するための竿尻支持部材の要部を示す正面図。
同釣竿を竿尻支持部材に連結する際の状態を示す要部断面図。
本発明の他の実施形態における竿尻支持部材を示し、(a)はアタッチメントを取り付ける際の状態を示す要部断面図、(b)は取付後の状態を示す要部断面図。
(a)は本発明の他の実施形態における釣竿用ギンバルの断面図、(b)は同ギンバルを係止するための竿尻支持部材の断面図。
同実施形態における釣竿用ギンバルを竿尻支持部材に連結させたときの状態を示す断面図であって、(a)は釣竿が基準位置にあるときの状態を示し、(b)は釣竿が傾斜位置にあるときの状態を示す。
本発明の他の実施形態における釣竿用ギンバルを竿尻支持部材に連結させたときの状態を示す断面図であって釣竿が基準位置にあるときの状態を示す。
同実施形態における釣竿用ギンバルを竿尻支持部材に連結させたときの状態を示す断面図であって、(a)は釣竿が第一の傾斜位置にあるときの状態を示し、(b)は釣竿が第二の傾斜位置にあるときの状態を示す。

実施例

0020

以下、本発明の一実施形態に係るギンバルを備えた釣竿1と、該釣竿1の竿尻を支持して釣竿1の軸線回りの回転を防止するための竿尻支持部材2について、図1図4を参酌しつつ説明する。図1に釣竿1の軸線を符号8で示している。図1に本実施形態における釣竿1の竿尻部分を示している。釣竿1は、図示しないリール装着部としてのリールシートを備えていると共に、その竿尻には釣竿1を所定の角度に係止してその軸線回りの回転を防止するためのギンバル3を備えており、また、該ギンバル3の前側には、例えばロッドホルダーにより狭持される筒状の外装部材4を備えている。該外装部材4は例えば金属製や硬質樹脂製である。図3に釣竿1の竿尻部分の断面を示しているように、ギンバル3と外装部材4はブランク5の外側に外装されて接着固定されている。また、図1二点鎖線で示しているように、ギンバル3の外側には、ゴムEVA等からなる腹当て6が着脱自在に装着されており、ギンバル3を使用しない状態ではギンバル3に腹当て6を被せておき、ギンバル3を使用する際には腹当て6を外してギンバル3を露出させる。

0021

ギンバル3は、金属製あるいはABS樹脂等の硬質樹脂からなり、全体として前端開口後端閉塞の筒状に形成されており、その前側の開口部からブランク5が挿入されて接着固定されている。ギンバル3の前部の外径は後部の外径よりも一段小径となっており、一段小径となった前部の外側に外装部材4の後部が外嵌されている。

0022

ギンバル3は、釣竿1が軸線回りに回転することを防止するための回り止め用の竿側係止部を備えている。具体的には、図2のように、ギンバル3の後端面に、竿側係止部としての横セレーション7が形成されている。該横セレーション7は、径方向に延びる多数の歯部放射線状に形成されたものであり、歯部は、釣竿1の軸線を中心として、一定角度毎に全周に亘って形成されている。歯部は、径方向に延びる三角形状の山部と谷部とが周方向に交互に並んで構成されており、山部は中心から径方向外側に向けて徐々にその高さが高くなっている。歯部は、一周、360度を等分割しており、その分割数は任意であるが、例えば、山部と谷部をそれぞれ36個ずつ10度毎に形成すると、釣竿1の軸線回りの角度を10度毎に調整することができる。

0023

かかる釣竿1のギンバル3を支持するための竿尻支持部材2の一例を図3に示している。該竿尻支持部材2は、釣竿1の竿尻に装着して腹当ての一種として使用するものであって、腹に当てられる略水平方向の軸線20を有する横軸部10と、該横軸部10の中央部から前側に略直角に所定長さ突出するホルダー部11とから、全体としてT字状に形成されている。竿尻支持部材2は、ギンバル3と同様に金属製あるいは硬質樹脂製である。ホルダー部11は前後方向の軸線21を有していて、前側に開口する竿挿入孔12を有する有底筒状となっており、その竿挿入孔12に釣竿1の竿尻が挿入される。竿挿入孔12の底には、ギンバル3の横セレーション7と係合する支持側係止部としての横セレーション13が形成されている。該竿尻支持部材2の横セレーション13はギンバル3の横セレーション7に対応したものであって本実施形態では10度刻みの形状となっている。

0024

従って、図4のように竿尻支持部材2の竿挿入孔12に釣竿1の竿尻を挿入すると、ギンバル3の後端面の横セレーション7が竿尻支持部材2の横セレーション13と係合して、釣竿1の軸線回りの回転が防止されることになり、釣竿1は所定の角度位置に固定されることになる。ギンバル3の横セレーション7及び竿尻支持部材2の横セレーション13は、釣竿1に装着された例えば両軸リールが真上を向く基準位置に釣竿1を固定することができるように、その歯部の位相が設定されている。その基準位置に対して、10度毎に左方向あるいは右方向に釣竿1を軸線回りに回転させた各傾斜位置にも釣竿1を係止することができる。

0025

例えば、両軸リールの右側のハンドルは基準位置では真横に位置しているが、釣り人側から見て基準位置から左側に釣竿1を10度回転させて係止すると、左側に10度傾斜した傾斜位置となり、両軸リールの右側のハンドルは若干上側に傾斜した状態となる。逆に釣り人側から見て基準位置から右側に釣竿1を10度回転させて係止すると、右側に10度傾斜した傾斜位置となり、両軸リールの右側のハンドルは若干下側に傾斜した状態となる。従って、魚種や釣り場の状況、釣り人の好み等に応じて釣竿1を基準位置に係止したり、左側あるいは右側に傾斜した傾斜位置に係止したりして釣りを行うことができ、両軸リールのハンドルをより一層力強く巻くことができる。

0026

特に、横セレーション7,13のピッチが10度であるので、状況等に応じて細かな角度調整を行うことができる。即ち、45度以下の傾斜状態でも、10度傾斜、20度傾斜、30度傾斜、40度傾斜というように、合計四つの異なる傾斜状態にセットでき、また左右それぞれにセットできる。このように、45度以下の傾斜状態において複数の傾斜位置にセットできれば、状況等により一層容易に対応できる。また、横セレーション7,13のピッチを10度ピッチではなく例えば20度ピッチとすれば、20度傾斜、40度傾斜という左右それぞれ二つの傾斜状態にセットできる。15度ピッチであれば、15度傾斜、30度傾斜、45度傾斜という左右それぞれ三つの傾斜状態にセットできる。

0027

また、釣竿1の軸線回りの回転が防止されている一方で、竿尻支持部材2は横軸部10を有しているので、竿尻支持部材2の横軸部10を腹に当てた状態で、釣竿1と竿尻支持部材2を略水平方向の軸線20回りに上下に揺動させることができる。従って、竿尻支持部材2の横軸部10を支点として釣竿1を上下にポンピングしつつリールのハンドルを巻いて魚を引き寄せることができる。

0028

しかも、竿側係止部及び支持側係止部が横セレーション7,13であるので、釣竿1の係止角度を変更する際に釣竿1の前後に移動させる距離が短くて済む。従って、釣竿1を前側に素早く移動させて横セレーション7,13同士の係止状態を解除することができ、そして、釣竿1を後側に素早く移動させて再び横セレーション7,13同士を係止状態に復帰させることができる。

0029

尚、図5のように、従来の十字状の溝が形成されたギンバル3を係止するためにホルダー部11の竿挿入孔12に係合ピン30を備えた竿尻支持部材2に、アタッチメント31を装着することで、上記釣竿1を係止できるようにしてもよい。具体的には、アタッチメント31は、全体として円柱状ないし円板状であって、ホルダー部11の竿挿入孔12に嵌入するようにその外径が設定されている。アタッチメント31の下面には係合ピン30が係合する係合溝32が形成されており、係合溝32が係合ピン30に係合することで、アタッチメント31の軸線回りの角度が決定される。アタッチメント31の上面には上述したのと同様の横セレーション13が形成されている。このようなアタッチメント31も金属製や硬質樹脂製とされる。

0030

また、横セレーションに代えて縦セレーションを採用してもよい。例えば、図6(a)のようにギンバル3の外周面に軸線方向に沿った凸条40を60度ピッチというように一定角度毎に形成し、図6(b)のように竿尻支持部材2のホルダー部11の内周面(竿挿入孔12の壁面)には、凸条40が係合する凹溝41を軸線方向に沿って形成する。凹溝41も一定角度毎に形成するが、凸条40と同じピッチであってもよいし、凸条40よりも短いピッチとしてもよい。この実施形態では、凹溝41のピッチを凸条40よりも短いものとしており、具体的には、30度ピッチとしている。従って、凸条40は6本形成され、凹溝41は12本形成されている。このように凹溝41に対して凸条40の本数を少なくする(約数とする)ことで、摺動抵抗が小さくなってスムーズにギンバル3を竿挿入孔12に挿入できる。

0031

例えば、図7(a)が両軸リールが真上を向く基準位置であり、図7(b)が基準位置から30度傾斜した傾斜位置である。丸で囲んでいるA部の凸条40が両軸リールに対応した釣竿1の真上の位置にある凸条40である。無論、図7(b)とは反対側に30度傾斜させることもできる。

0032

また、縦セレーションの一つのバリエーションとして、ギンバル3の外周面と竿挿入孔12の壁面を多角形として互いの角部同士が係合する構成としてもよい。この場合も摺動抵抗を小さくするために、ギンバル3を竿挿入孔12よりも小さい数の多角形とすることが好ましい。この実施形態では、竿挿入孔12を十二角形とし、ギンバル3を六角形としているが、ギンバル3を四角形や三角形としてもよい。図8が基準位置であって、丸で囲んだA部の凸条40が両軸リールに対応した釣竿1の真上の位置にある凸条40であり、図9(a)は基準位置から一方に30傾斜した傾斜位置であり、図9(b)は基準位置から他方に30度傾斜した傾斜位置である。

0033

尚、上記実施形態では、ホルダー部11を筒状として説明したが、筒状でなくてもよく、竿挿入孔12が形成されていればよい。

0034

また、上記実施形態では、竿尻支持部材2として腹当てを例に説明したが、その他、例えば、上述したようなホルダー部11あるいは竿挿入孔12を備えたファイティングベルトであってもよいし、種々の竿尻支持部材2に適用可能である。

0035

また更に、釣竿1の上側に位置する両軸リールを例に説明したが、釣竿1の下側に位置するスピニングリールであってもよい。

0036

また、竿側係止部や支持側係止部もセレーションには限られず、各種の形状、構成であってもよく、釣竿1を全周に亘って角度調整できる構成でなくてもよい。基準位置から一方に回転させた第一の傾斜位置と他方に回転させた第二の傾斜位置に釣竿1を係止できる構成において、基準位置から第一の傾斜位置までの角度と基準位置から第二の傾斜位置までの角度とが互いに異なっていてもよい。基準位置と、第一及び第二の傾斜位置のうち一方のみに釣竿1を係止できる構成であってもよいし、基準位置には釣竿1を係止できないけれども、第一及び第二の傾斜位置には釣竿1を係止できる構成であってもよいし、第一及び第二の傾斜位置のうちの一方のみに釣竿1を係止できる構成であってもよい。

0037

1釣竿
2竿尻支持部材
3ギンバル
4外装部材
5ブランク
6腹当て
7 横セレーション(竿側係止部)
8軸線
10横軸部
11ホルダー部
12 竿挿入孔
13 横セレーション(支持側係止部)
20 軸線
21 軸線
30係合ピン
31アタッチメント
32係合溝
40凸条
41 凹溝

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