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技術 タッチパネル装置

出願人 株式会社デンソー
発明者 成瀬健治
出願日 2014年7月4日 (4年1ヶ月経過) 出願番号 2014-138962
公開日 2016年2月1日 (2年6ヶ月経過) 公開番号 2016-018270
状態 特許登録済
技術分野 位置入力装置 デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 三角ブロック コーナー部位 振動ムラ 変化箇所 指スライド レール構造 具体値 エストラマー

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図面 (10)

課題

安定した振動、及び異音の抑制を両立するタッチパネル装置を提供する。

解決手段

矩形状に形成され、操作者により接触操作をされるタッチ面16を有するタッチパネル10と、接触操作に応じて、タッチ面16に沿った振動方向DBにタッチパネル10を振動させるアクチュエータ40と、タッチパネル10が内部に配置される矩形状の開口52を有し、アクチュエータ40を保持する保持ケース50と、開口52及びタッチパネル10に接続され、開口52とタッチパネル10との間の隙間を覆い弾性変形するシール部材60とを備える。シール部材60において、タッチパネル10の振動方向DBに沿った第1辺に対応する第1部位での厚さは、タッチパネル10の振動方向DBに交差する第2辺19a,19bに対応する第2部位64a,64bでの厚さよりも小さい。

概要

背景

従来、操作者により接触操作をされるタッチパネル装置が知られている。特許文献1に開示のタッチパネル装置は、矩形状に形成され、操作者に接触操作をされるタッチ面を有するタッチパネル、接触操作に応じて、タッチ面に沿った振動方向にタッチパネルを振動させるアクチュエータ、矩形状の開口を有し、アクチュエータを保持する保持ケース、及び保持ケースとタッチパネルの隙間を覆うシール部材を備えている。そして、保持ケースにおいて、振動方向に直交するようにタッチパネルを支持する支持用凸部が配置されている。タッチパネルが振動方向に移動しようとする際には、支持用凸部が弾性変形し、それ以外の方向に移動しようとする際には、タッチパネルと支持用凸部と間の摩擦力によって移動が制限される。すなわち、支持用凸部をタッチパネルに追従して変形させることで、ブレの少ない安定した振動を出力することが可能となる。

概要

安定した振動、及び異音の抑制を両立するタッチパネル装置を提供する。矩形状に形成され、操作者により接触操作をされるタッチ面16を有するタッチパネル10と、接触操作に応じて、タッチ面16に沿った振動方向DBにタッチパネル10を振動させるアクチュエータ40と、タッチパネル10が内部に配置される矩形状の開口52を有し、アクチュエータ40を保持する保持ケース50と、開口52及びタッチパネル10に接続され、開口52とタッチパネル10との間の隙間を覆い弾性変形するシール部材60とを備える。シール部材60において、タッチパネル10の振動方向DBに沿った第1辺に対応する第1部位での厚さは、タッチパネル10の振動方向DBに交差する第2辺19a,19bに対応する第2部位64a,64bでの厚さよりも小さい。

目的

本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、安定した振動、及び異音の抑制を両立するタッチパネル装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

矩形状に形成され、操作者により接触操作をされるタッチ面(16)を有するタッチパネル(10)と、前記接触操作に応じて、前記タッチ面に沿った振動方向(DB)に前記タッチパネルを振動させるアクチュエータ(40)と、前記タッチパネルが内部に配置される矩形状の開口(52)を有し、前記アクチュエータを保持する保持ケース(50)と、前記開口及び前記タッチパネルに接続され、前記開口と前記タッチパネルとの間の隙間を覆い弾性変形するシール部材(60,260,360)とを備え、前記シール部材において、前記タッチパネルの前記振動方向に沿った第1辺(18a,18b)に対応する第1部位(62a,62b,262a,262b,362a,362b)での厚さ(T1A,T1B)は、前記タッチパネルの前記振動方向に交差する第2辺(19a,19b)に対応する第2部位(64a,64b,264a,264b,364a,364b)での厚さ(T2A,T2B)よりも小さいことを特徴とするタッチパネル装置

請求項2

対向する一対の前記第2部位での各厚さは、等しいことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。

請求項3

前記シール部材(60)は、前記第1部位(62a,62b)と前記第2部位(64a,64b)との間において、前記タッチパネルのコーナーに対応するコーナー部位(66)を有し、前記コーナー部位において、前記シール部材の厚さ(TC)は、前記第1部位から前記第2部位に向かって漸次増加することを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネル装置。

請求項4

前記シール部材(260,360)は、各箇所において所定厚さ(TP1)をなし、前記第1部位(262a,262b,362a,362b)を形成する第1ピース(260a,360a)と、前記第1ピースと貼り合わせることにより、前記第1ピースと共同して前記第2部位(264a,264b,364a,364b)を形成する第2ピース(260b,260b)とを有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。

請求項5

前記タッチパネルは、前記タッチ面側において画像を表示可能であり、前記シール部材(360)は、前記タッチ面を覆う透光性材料により形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。

請求項6

前記シール部材(360)において、前記第2部位(364a,364b)に蛇腹構造(365)が設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。

技術分野

0001

本発明は、操作者により接触操作をされるタッチパネル装置に関する。

背景技術

0002

従来、操作者により接触操作をされるタッチパネル装置が知られている。特許文献1に開示のタッチパネル装置は、矩形状に形成され、操作者に接触操作をされるタッチ面を有するタッチパネル、接触操作に応じて、タッチ面に沿った振動方向にタッチパネルを振動させるアクチュエータ、矩形状の開口を有し、アクチュエータを保持する保持ケース、及び保持ケースとタッチパネルの隙間を覆うシール部材を備えている。そして、保持ケースにおいて、振動方向に直交するようにタッチパネルを支持する支持用凸部が配置されている。タッチパネルが振動方向に移動しようとする際には、支持用凸部が弾性変形し、それ以外の方向に移動しようとする際には、タッチパネルと支持用凸部と間の摩擦力によって移動が制限される。すなわち、支持用凸部をタッチパネルに追従して変形させることで、ブレの少ない安定した振動を出力することが可能となる。

先行技術

0003

特開2011−90424号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に開示のタッチパネル装置は、例えば衝撃等の外力により、一度支持用凸部とタッチパネルとの位置関係が一旦ずれてしまうと、本来の位置に復元するようになっていない。したがって、開口に対するタッチパネルの位置ずれにより、開口とタッチパネルとの隙間を維持できず、異音が発生することが懸念されている。

0005

本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、安定した振動、及び異音の抑制を両立するタッチパネル装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、矩形状に形成され、操作者により接触操作をされるタッチ面(16)を有するタッチパネル(10)と、接触操作に応じて、タッチ面に沿った振動方向(DB)にタッチパネルを振動させるアクチュエータ(40)と、タッチパネルが内部に配置される矩形状の開口(52)を有し、アクチュエータを保持する保持ケース(50)と、開口及びタッチパネルに接続され、開口とタッチパネルとの間の隙間を覆い弾性変形するシール部材(60,260,360)とを備え、シール部材において、タッチパネルの振動方向に沿った第1辺(18a,18b)に対応する第1部位(62a,62b,262a,262b,362a,362b)での厚さ(T1A,T1B)は、タッチパネルの振動方向に交差する第2辺(19a,19b)に対応する第2部位(64a,64b,264a,264b,364a,364b)での厚さ(T2A,T2B)よりも小さいことを特徴とする。

0007

このような発明によると、操作者の接触操作に応じて、アクチュエータがタッチ面に沿った振動方向にタッチパネルを振動させる。これによれば、振動方向がタッチ面に沿っているので、タッチパネルの剛性を利用して、応答遅れ、及びタッチ面の任意の箇所における振動ムラを抑制することができる。また、アクチュエータを保持する保持ケースの開口は、矩形状であり、タッチパネルが内部に配置される。そして、開口とタッチパネルとの間の隙間は、それら開口及びタッチパネルに接続され、弾性変形するシール部材に覆われる。これによれば、タッチパネルが振動する際、シール部材が弾性変形することで、振動の減衰を制御し、またシール部材においては、装置内部に塵や水等が侵入することを防止する。ここで、シール部材の厚さは、振動方向に交差する第2辺に対応する第2部位の厚さよりも、振動方向に沿った第1辺に対応する第1部位の厚さの方が小さくなっている。第1部位においては、振動の際に、シール部材のねじれによる弾性復元力が小さくなるので、振動を阻害することが抑制される。第2部位においては、振動の際に、弾性復元力を及ぼすことで、振動を減衰させながら、タッチパネルが本来の位置に復元される。すなわち、開口とタッチパネルとの隙間を維持することで、異音が抑制される。以上により、安定した振動、及び異音の抑制を両立するタッチパネル装置を提供することができる。

0008

なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定するものではない。

図面の簡単な説明

0009

第1実施形態におけるタッチパネル装置を模式的に示す斜視図である。
図1のII−II線断面を模式的に示す断面図である。
図1のIII−III線断面を模式的に示す断面図である。
第1実施形態におけるシール部材を示す斜視図である。
第1実施形態におけるレール構造を説明するための図であって、図1のV−V線断面を模式的に示す図である。
第2実施形態におけるシール部材を模式的に示す斜視図である。
第2実施形態における図2に対応する図である。
第3実施形態におけるタッチパネル装置を模式的に示す斜視図である。
図8のIX−IX線断面を模式的に示す断面図である。

実施例

0010

以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。

0011

(第1実施形態)
図1に示す本発明の第1実施形態によるタッチパネル装置100は、車両(図示しない)に搭載されている。車両の乗員としての操作者は、タッチ面16に例えば指を接触させることで、接触操作することが可能となっている。例えば、指タッチ指スライド等の接触操作入力により、タッチパネル装置100は、操作者が要求する車両情報をお知らせするようになっている。このとき、指タッチ、指スライド等の接触操作に応じて、タッチパネル10が振動し、操作者に触覚フィードバックを行なう。特に、車両に搭載されるタッチパネル装置100においては、操作者による運転操作一環としてタッチパネル装置が接触操作されることも想定されるため、違和感の少ない触覚フィードバックが要求される。図1に示すタッチパネル装置100は、タッチパネル10、表示パネル20、ブラケット30、アクチュエータ40、保持ケース50、シール部材60、レール構造70等を備えている。

0012

タッチパネル10は、図1〜3に示すように、板材12にカバーフィルム14が貼り付けられて形成されている。板材12は、板状に形成され、例えば板厚2〜3mm程度の透光性を有するアクリル製板材が採用されている。カバーフィルム14は、例えば厚さ0.5mm程度の透光性を有する薄肉フィルムであり、板材12の片面に貼り付けられている。タッチパネル10において、カバーフィルム14が貼り付けられている側は、矩形状のタッチ面16を形成しており、操作者により接触操作されるようになっている。詳細は図示しないが、カバーフィルム14には電極が複数設けられており、操作者の接触操作に応じて生ずる電極間静電容量の変化をもとに、接触操作されたタッチ面16上の位置を検出する。このようにして、タッチパネル10は、位置の検出信号を制御部(図示しない)に出力するようになっている。なお、タッチパネル10は、静電容量による方式以外の、例えば抵抗膜方式により接触操作を検出するようにしてもよい。

0013

以上の構成により、タッチパネル10は、板厚方向の剛性に対して、タッチ面16に沿った方向の剛性の方が高くなっている。

0014

表示パネル20は、図2,3に示すように、タッチ面16とは反対側に配置され、画像を表示することが可能な液晶パネルである。具体的には、表示パネル20は、例えばTFT液晶パネルであり、詳細は図示しないが、2次元方向に複数の液晶画素が配列されている。表示パネル20は、制御部からの信号により各液晶画素が制御されて、バックライトからの光を利用して画像を形成することが可能となっている。画像として、詳細は図示しないが、操作者が必要とする車両情報や車両操作を得るための操作ボタン車両情報表示等が形成される。表示パネル20により形成された画像は、表示エリア6を通じて、透光性のタッチパネル10によりタッチ面16側に表示されることで、操作者は、当該画像を視認可能となる。

0015

なお、液晶パネルの代わりに、有機EL方式の表示パネルを採用してもよい。また、表示パネルが、タッチパネルと一体的に形成されるものであってもよい。

0016

ブラケット30は、図2に示すように、合成樹脂により三角ブロック状に形成されている。ブラケット30は、タッチパネル10においてタッチ面16とは反対側の面17に接着され、また、アクチュエータ40と接着されている。

0017

アクチュエータ40は、図2に示すように、ピエゾ素子(図示しない)を中心に形成され、接触操作に応じて、タッチ面16に沿った振動方向DBにタッチパネル10を振動させる振動子である。アクチュエータ40は、振動方向DBの一方をブラケット30と接着され、他方を保持ケース50に接着されている。

0018

ピエゾ素子は、振動を発生させる圧電素子である。すなわち、操作者によりタッチ面16が接触操作をされて制御部に位置の検出信号が入力されると、制御部からアクチュエータ40に振動信号が入力される。振動信号が入力されるピエゾ素子は、振動方向DBに変形し、振動方向DBに振動することとなる。

0019

アクチュエータ40は、例えば、操作者による接触操作に合わせて異なる周波数又は波形で振動するようになっている。そして、アクチュエータ40の振動は、ブラケット30を介してタッチパネル10を振動させる。このような振動が実際のボタンを接触操作した場合の触覚疑似的に再現することで、操作者への違和感が軽減されると考えられている。

0020

なお、アクチュエータ40は、保持ケース50に直接振動が伝わらないような工夫があることが好ましい。この例として、保持ケース50との間に主としてラトル振動を吸収するクッション材を採用してもよい。

0021

保持ケース50は、図1〜3に示すように、合成樹脂により形成され、表示パネル20等を収容し、アクチュエータ40を保持している。また、保持ケース50は、タッチパネル10よりも大きな矩形状に形成されている開口52を有している。このように、保持ケース50には、外側に露出する外面54と、内側においてアクチュエータ40を保持する内面56が形成されている。そして、開口52の内部にタッチパネル10が配置される。

0022

シール部材60は、図1〜4に示すように、例えば合成ゴム等のエストラマーにより、中央が空いた環状に形成されている。シール部材60は、外周縁部61aを開口52における内面56側に接続され、内周縁部61bをタッチパネル10においてタッチ面16とは反対側の面17に接続されている。特に第1実施形態では、シール部材60は、外周縁部61a及び内周縁部61bにおける接続箇所では、適度なテンションをかけた状態で接着剤により各面17,56に接続されている。そして、シール部材60は、開口52とタッチパネル10との間の隙間を覆い、この隙間に対応する箇所では、保持ケース50の内部側に湾曲して余裕を持たせている。このような構成のシール部材60は、弾性変形するようになっている。なお、第1実施形態のシール部材60は、1つのピースにより形成されている。

0023

ここで、矩形状のタッチパネル10において、開口52と対向する4辺のうち、振動方向DBに沿った辺を第1辺18a,18b、また、振動方向DBに交差する辺を第2辺19a,19bとする。第1辺18a〜bは、対向して一対設けられ、また、第2辺19a〜bも、対向して一対設けられている。特に本実施形態では、第1辺18a〜bは、振動方向DBと平行に配置され、また、第2辺19a〜bは、振動方向DBと垂直に配置されている。また、特に本実施形態では、矩形状のタッチパネル10において、第1辺18a〜bに沿った長さL1が第2辺19a〜bに沿った長さL2より大きくなっている。

0024

そして、シール部材60において、第1辺18a〜bに対応する箇所を第1部位62a,62bとし、第2辺19a〜bに対応する箇所を第2部位64a,64bとする。ここで、第1辺18a〜bに対応する箇所とは、シール部材60のうち、開口52とタッチパネル10の第1辺18a又は18bとの間の隙間を覆う箇所である。同様に、第2辺19a〜bに対応する箇所とは、シール部材60のうち、開口52とタッチパネル10の第2辺19a又は19bとの間の隙間を覆う箇所である。また、シール部材60は、第1部位62a,62bと第2部位64a,64bとの間において、タッチパネル10のコーナーに対応するコーナー部位66を4箇所に有する。

0025

シール部材60において、一方の第1部位62aでの厚さをT1A、他方の第1部位62bでの厚さをT1B、一方の第2部位64aでの厚さをT2A、他方の第2部位64bでの厚さをT2Bとする。第1部位62aでの厚さT1Aは、第2部位64a〜bでの厚さT2A,T2Bよりも小さくなっている。また、第1部位62bでの厚さT1Bは、第2部位64a〜bでの厚さT2A,T2Bよりも小さくなっている。特に本実施形態では、対向する一対の各厚さT2A,T2Bは、実質等しくなっている。また、対向する一対の各厚さT1A,T1Bも、実質等しくなっている。

0026

具体値として、特にエストラマーのシール部材60である第1実施形態では、T1A,T1Bは0.1〜0.2mm、T2A,T2Bは0.5〜0.6mm程度に設定されることが好ましい。

0027

このような厚さT2A,T2Bの設定により、アクチュエータ40が振動していない状態においては、タッチパネル10は、本来の位置としてのつり合いの位置に保持される。より詳細には、各第2部位64a〜bは、振動方向DBに沿った弾性復元力を開口52と第2辺19a〜bとの距離D2A,D2Bに応じてタッチパネル10に及ぼす。ここで、実質等しい厚さT2A,T2Bの設定により、各第2部位64a〜bの弾性復元力は同程度の大きさとなるので、タッチパネル10は、開口52とタッチパネル10の第2部位64a〜bとの隙間が同程度となるつり合いの位置に保持されることとなる。すなわち、距離D2A,D2B同士が同程度に保たれ、美しい見栄えとなる。

0028

また、図4に示すように、各コーナー部位66において、シール部材60の厚さTCは、第1部位62a〜bから第2部位64a〜bに向かって漸次増加している。環状のシール部材60の周方向に沿って、厚さTCが漸次変化している。特に第1実施形態では、第1部位62a〜bからコーナー部位66、第2部位64a〜bに亘って厚さが滑らかに変化している。

0029

レール構造70は、図3,5に示すように、振動を阻害しないようにタッチパネル10を保持する構造である。レール構造70は、タッチパネル10においてタッチ面16とは反対側の面17のシール部材60の接続箇所と、保持ケース50との間の内部空間に、表示エリア6を避けて一対設置されている。各レール構造70は、振動方向DB及び第1辺18a〜bに沿って配置されている。各レール構造70は、内面56と接続されている棒状の雄レール72と、タッチパネル10のタッチ面16とは反対側の面17にシール部材60を介して接続されている雌レール74とを有している。雄レール72と雌レール74とは、長手方向である振動方向DBにスライド可能に互いに嵌合されている。ここで、スライド時の摩擦を軽減するため、雄レール72と雌レール74との嵌合箇所において、グリス等の潤滑剤が注入されていてもよい。

0030

作用効果
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。

0031

第1実施形態によると、操作者の接触操作に応じて、アクチュエータ40がタッチ面16に沿った振動方向にタッチパネル10を振動させる。これによれば、振動方向DBがタッチ面16に沿っているので、タッチパネル10の剛性を利用して、応答の遅れ、及びタッチ面16の任意の箇所における振動ムラを抑制することができる。また、アクチュエータ40を保持する保持ケース50の開口52は、矩形状であり、タッチパネル10が内部に配置される。そして、開口52とタッチパネル10との間の隙間は、それら開口52及びタッチパネル10に接続され、弾性変形するシール部材60に覆われる。これによれば、タッチパネル10が振動する際、シール部材60が弾性変形することで、振動の減衰を制御し、またシール部材60は、装置100内部に塵や水等が侵入することを防止する。ここで、シール部材60の厚さにおいては、振動方向DBに交差する第2辺19a〜bに対応する第2部位64a〜bの厚さT2A,T2Bよりも、振動方向DBに沿った第1辺18a〜bに対応する第1部位62a〜bの厚さT1A,T1Bの方が小さくなっている。第1部位62a〜bにおいては、振動の際に、シール部材60のねじれによる弾性復元力が小さくなるので、振動を阻害することが抑制される。第2部位64a〜bにおいては、振動の際に、弾性復元力を及ぼすことで、振動を減衰させながら、タッチパネル10が本来の位置に復元される。すなわち、開口52とタッチパネル10との隙間を維持することで、異音が抑制される。以上により、安定した振動、及び異音の抑制を両立するタッチパネル装置100を提供することができる。

0032

また、第1実施形態によると、対向する一対の第2部位64a〜bでの各厚さT2A,T2Bは、等しい。厚さT2A,T2Bが等しい一対の第2部位64a〜bによれば、弾性復元力の差が小さくなり、各第2辺19a〜bと開口52との隙間を同程度に維持することができる。したがって、異音の抑制の効果を高めることができる。

0033

また、第1実施形態によると、シール部材60は、第1部位62a〜bと第2部位64a〜bとの間において、タッチパネル10のコーナーに対応するコーナー部位66を有し、コーナー部位66において、シール部材60の厚さTCは、第1部位62a〜bから第2部位64a〜bに向かって漸次増加する。これによれば、タッチパネル10が振動する際、厚さの変化箇所において、局所的に力が集中して、シール部材60が破損することを抑制することができる。

0034

(第2実施形態)
図6,7に示すように、本発明の第2実施形態は第1実施形態の変形例である。

0035

第2実施形態のタッチパネル装置200において、シール部材260は、第1ピース260a及び第2ピース260bを有している。第1ピース260aは、合成ゴム等のエストラマーにより、環状に形成されている。また、第1ピース260aは、各箇所において所定厚さTP1をなしている。具体的には、第1ピース260aの厚さTP1は、シール部材260の第1部位262a〜bの厚さT1A,T1Bに合わせて設定されている。

0036

第2ピース260bは、合成ゴム等のエストラマーにより、2つ形成されている。各第2ピース260bは、接着剤により第1ピース260aと貼り合わされる。

0037

そして、第1ピース260aと第2ピース260bとが貼り合わされた状態にて、第1ピース260aが第1部位262a〜bを形成し、また、第1ピース260aと第2ピース260bとが共同して第2部位264a〜bを形成する。例えば、第1ピース260aの第2ピース260bと張り合わされた側と反対側において、外周縁部61aが開口52における内面56側に接続され、内周縁部61bがタッチパネル10においてタッチ面16とは反対側の面17に接続されている。

0038

このような貼り合わせにより、第1部位262a〜bでの厚さT1A,T2Aは、第1ピース260aの厚さTP1となり、第2部位264a〜bでの厚さT2A,T2Bは、第1ピース260aの厚さTP1と第2ピース260bの厚さTP2の和となる。

0039

以上説明した第2実施形態においても、シール部材260において、第1部位262a〜bでの厚さT1A,T1Bは、第2部位264a〜bでの厚さT2A,T2Bよりも小さい。したがって、第1実施形態に準じた作用効果を奏することが可能となる。

0040

また、第2実施形態によると、シール部材260は、各箇所において所定厚さTP1をなし、第1部位262a〜bを形成する第1ピース260aと、第1ピース260aと貼り合わせることにより、第1ピース260aと共同して第2部位264a〜bを形成する第2ピース260bとを有する。これによれば、箇所により厚さが異なるシール部材260を、容易に製造することができる。

0041

(第3実施形態)
図8,9に示すように、本発明の第3実施形態は第1実施形態の変形例である。

0042

第3実施形態のシール部材360は、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる透光性材料により、平板膜状に形成されている。シール部材360は、第2実施形態と同様に、第1ピース360a及び第2ピース360bを有している。

0043

第1ピース360aは、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる透光性材料により、各箇所において所定厚さTP1をなす平板膜状に形成されている。具体的には、第1ピース360aの厚さTP1は、シール部材360の第1部位362a〜bの厚さに合わせて設定されている。

0044

第2ピース360bは、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる透光性材料により、2つ形成されている。各第2ピース360bは、それぞれ、接着剤により、第1ピース360aの外周側の所定箇所に張り合わされる。

0045

そして、シール部材360は、第1ピース360aと第2ピース360bとが貼り合わされた状態にて、タッチパネル10にタッチ面16側から接着され、外周縁部61aは開口52において外面54側に接着される。このようにして、シール部材360は、タッチ面16を覆うと共に、開口52及びタッチパネル10に接続され、開口52とタッチパネル10との間の隙間を覆う。

0046

当該配置において、第1ピース360aが第1部位362a〜bを形成し、また、第1ピース360aと第2ピース360bとが共同して第2部位364a〜bを形成する。第2実施形態と同様に、第1部位362a〜bでの厚さT1A,T2Aは、第1ピース360aの厚さTP1となり、第2部位364a〜bでの厚さT2A,T2Bは、第1ピース360aの厚さTP1と第2ピース360bの厚さTP2の和となる。

0047

また、第1ピース360aは、シール部材360において、タッチパネル10のタッチ面16を保護する保護部位368を形成する。保護部位368により、平板膜状のシール部材360はタッチ面16を覆う。

0048

加えて、第3実施形態のシール部材360において、各第2部位364a〜bには、蛇腹構造365が設けられている。具体的には、各第2部位364a〜bにおいて、第2辺19a〜bに沿ってシール部材360が、折り紙のように、山折りと谷折りを繰り返すことで、第2辺19a〜bと交差する振動方向DBに伸縮するようになっている。

0049

以上説明した第3実施形態においても、シール部材360において、第1部位362a〜bでの厚さT1A,T1Bは、第2部位364a〜bでの厚さT2A,T2Bよりも小さい。したがって、第1実施形態に準じた作用効果を奏することが可能となる。

0050

また、第3実施形態によると、タッチパネル10は、タッチ面16側において画像を表示可能であり、シール部材360は、タッチ面16を覆う透光性材料により形成される。これによれば、シール部材360により画像が表示されるタッチパネル10のタッチ面16を保護すると共に、安定した振動、及び異音の抑制を両立するタッチパネル装置300を提供することができる。

0051

また、第3実施形態によると、シール部材360において、第2部位364a〜bに蛇腹構造365が設けられる。この蛇腹構造365によりシール部材360が振動方向DBに伸縮しやすくなるため、振動を安定させることができる。

0052

(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。

0053

具体的に、第1〜第3実施形態に関する変形例1としては、対向する一対の第2部位64a〜bでの各厚さT2A,T2Bは、異なっていてもよい。この場合、対向する一対の第2部位64a〜bでの各厚さT2A,T2Bの差は、第1部位62a〜bでの厚さT1A,T1Bと第2部位64a〜bでの厚さT2A,T2Bでの厚さとの差よりも小さい方が好ましい。

0054

第1〜第3実施形態に関する変形例2としては、シール部材60の開口52及びタッチパネル10への接続は、接着以外のネジ止め、嵌め込み熱圧着一体成型等の方法を用いることができる。

0055

第1〜第3実施形態に関する変形例3としては、レール構造70は、第1実施形態以外の構造を適用することができる。

0056

第1〜第3実施形態に関する変形例4としては、タッチパネル10は、タッチ面16側において画像を表示するものでなくてもよい。

0057

第1〜第3実施形態に関する変形例5としては、アクチュエータ40は、タッチ面16に沿った振動方向DBにタッチパネル10を振動させるものであれば、偏心モータ等を利用したものであってもよい。

0058

第3実施形態に関する変形例6としては、シール部材360は、環状に形成され、タッチ面16を露出させるものであってもよい。

0059

100,200,300タッチパネル装置、10タッチパネル、16タッチ面、18a,18b 第1辺、19a,19b 第2辺、40アクチュエータ、50保持ケース、52 開口、60,260,360シール部材、260a,360a 第1ピース、260b,360b 第2ピース、62a〜b,262a〜b,362a〜b 第1部位、64a〜b,264a〜b,364a〜b 第2部位、365蛇腹構造、66コーナー部位、DB振動方向、T1A,T1B,T2A,T2B,TC,TP1 厚さ

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