図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2016年2月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

除霜弁からのビビリ音の発生を、部品コストの増大及び装置の複雑化を回避して防止したヒートポンプ熱源装置を提供する。

解決手段

コントローラ5は、除霜電磁弁26を開弁した状態で圧縮機22を作動させることにより蒸発器21の除霜を行う除霜運転と、除霜電磁弁26を開弁した状態でタンク循環ポンプを所定時間作動させた後に、除霜電磁弁26を閉弁して圧縮機22を作動させることにより、凝縮器23において、タンク循環路41を流通する水を熱媒配管20を流通する熱媒により加熱する水加熱運転とを行う。

概要

背景

従来より、ヒートポンプを用いた熱源装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された熱源装置は、温水暖房端末床暖房機温水温風暖房機等)と連通した暖房循環路流通する温水と、貯湯タンクと連通したタンク循環路を流通する水とを、ヒートポンプにより加熱する構成となっている。

ヒートポンプは、蒸発器外気熱媒熱交換器)、圧縮機、凝縮器熱媒水熱交換器)、及び膨張弁を、熱媒配管により順次接続して構成され、凝縮器により、熱媒配管を流通する熱媒とタンク循環路及び暖房循環路を流通する水との間で熱交換を行って水を加熱する。

また、蒸発器の除霜を行うために、膨張弁をバイパスするバイパス路とバイパス路を開閉する除霜弁が設けられている。除霜弁を開弁して圧縮機を作動させることによって、圧縮機から送出される高温の熱媒により蒸発器の除霜を行うことができる。

ここで、除霜弁としては電磁弁を用いるのが一般的であり、電磁弁の吸気側上流側(凝縮器側))と排気側(下流側(蒸発器側))のポート間の圧力は、圧縮機が作動しているときは吸気側が排気側よりも高い順圧の状態となり、圧縮機が停止しているときには吸気側と排気側の圧力が等しい平衡状態となる。

しかしながら、熱源装置の運転状況によっては、電磁弁の吸気側の圧力が排気側の圧力よりも低い逆圧の状態になる場合があり、逆圧の状態になると除霜弁からビビリ音が発生するという不都合がある。

そこで、このビビリ音の発生を防止するために、熱媒配管に逆止弁を設ける構成(例えば、特許文献2参照)や、電磁弁ではなく電子膨張弁モータにより弁体を開閉する膨張弁)を除霜弁に用いた構成(例えば、特許文献3参照)が提案されている。

概要

除霜弁からのビビリ音の発生を、部品コストの増大及び装置の複雑化を回避して防止したヒートポンプ熱源装置を提供する。コントローラ5は、除霜電磁弁26を開弁した状態で圧縮機22を作動させることにより蒸発器21の除霜を行う除霜運転と、除霜電磁弁26を開弁した状態でタンク循環ポンプを所定時間作動させた後に、除霜電磁弁26を閉弁して圧縮機22を作動させることにより、凝縮器23において、タンク循環路41を流通する水を熱媒配管20を流通する熱媒により加熱する水加熱運転とを行う。

目的

本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、除霜弁からのビビリ音の発生を、部品コストの増大及び装置の複雑化を回避して防止したヒートポンプ熱源装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

蒸発器圧縮機と凝縮器膨張弁とを、熱媒配管で順次接続して構成されたヒートポンプと、前記凝縮器が途中に接続された水循環路と、前記水循環路に水を流通させる循環ポンプと、前記膨張弁をバイパスして、前記熱媒配管の前記膨張弁の上流側と下流側の箇所を連通する膨張弁バイパス管と、前記膨張弁バイパス管を開閉する電磁弁と、前記電磁弁を開弁した状態で前記圧縮機を作動させることにより、前記蒸発器の除霜を行う除霜運転と、前記電磁弁を開弁した状態で前記循環ポンプを作動させた後、前記電磁弁を閉弁して前記圧縮機を作動させることにより、前記凝縮器において、前記水循環路を流通する水を前記熱媒配管を流通する熱媒により加熱する水加熱運転とを行う制御部とを備えたことを特徴とするヒートポンプ熱源装置

請求項2

請求項1に記載のヒートポンプ熱源装置において、前記制御部は、所定の凍結判定条件成立したときに、前記圧縮機を停止して前記電磁弁を開弁した状態で、前記循環ポンプを作動させる凍結防止運転を行うことを特徴とするヒートポンプ熱源装置。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載のヒートポンプ熱源装置において、前記水循環路及び前記循環ポンプは、前記水循環路に接続された温水暖房端末温水を供給する暖房装置、又は前記水循環路に接続された貯湯タンク内の水を加熱する給湯装置を構成し、前記制御部は、単一の基板実装された電子回路により構成されて、前記暖房装置又は前記給湯装置の作動を制御することを特徴とするヒートポンプ熱源装置。

技術分野

0001

本発明は、水循環路流通する水をヒートポンプにより加熱するヒートポンプ熱源装置に関する。

背景技術

0002

従来より、ヒートポンプを用いた熱源装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された熱源装置は、温水暖房端末床暖房機温水温風暖房機等)と連通した暖房循環路を流通する温水と、貯湯タンクと連通したタンク循環路を流通する水とを、ヒートポンプにより加熱する構成となっている。

0003

ヒートポンプは、蒸発器外気熱媒熱交換器)、圧縮機、凝縮器熱媒水熱交換器)、及び膨張弁を、熱媒配管により順次接続して構成され、凝縮器により、熱媒配管を流通する熱媒とタンク循環路及び暖房循環路を流通する水との間で熱交換を行って水を加熱する。

0004

また、蒸発器の除霜を行うために、膨張弁をバイパスするバイパス路とバイパス路を開閉する除霜弁が設けられている。除霜弁を開弁して圧縮機を作動させることによって、圧縮機から送出される高温の熱媒により蒸発器の除霜を行うことができる。

0005

ここで、除霜弁としては電磁弁を用いるのが一般的であり、電磁弁の吸気側上流側(凝縮器側))と排気側(下流側(蒸発器側))のポート間の圧力は、圧縮機が作動しているときは吸気側が排気側よりも高い順圧の状態となり、圧縮機が停止しているときには吸気側と排気側の圧力が等しい平衡状態となる。

0006

しかしながら、熱源装置の運転状況によっては、電磁弁の吸気側の圧力が排気側の圧力よりも低い逆圧の状態になる場合があり、逆圧の状態になると除霜弁からビビリ音が発生するという不都合がある。

0007

そこで、このビビリ音の発生を防止するために、熱媒配管に逆止弁を設ける構成(例えば、特許文献2参照)や、電磁弁ではなく電子膨張弁モータにより弁体を開閉する膨張弁)を除霜弁に用いた構成(例えば、特許文献3参照)が提案されている。

先行技術

0008

特開2013−181682号公報
特開2007−051838号公報
特開2012−167860号公報

発明が解決しようとする課題

0009

除霜弁からのビビリ音の発生を防止するために、上記特許文献2,3に記載された構成のように逆止弁或いは電子膨張弁を用いた場合には、部品コストが増大すると共に装置の構成も複雑になるという不都合がある。

0010

本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、除霜弁からのビビリ音の発生を、部品コストの増大及び装置の複雑化を回避して防止したヒートポンプ熱源装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記目的を達成するため、本発明のヒートポンプ熱源装置は、
蒸発器と圧縮機と凝縮器と膨張弁とを、熱媒配管で順次接続して構成されたヒートポンプと、
前記凝縮器が途中に接続された水循環路と、
前記水循環路に水を流通させる循環ポンプと、
前記膨張弁をバイパスして、前記熱媒配管の前記膨張弁の上流側と下流側の箇所を連通する膨張弁バイパス管と、
前記膨張弁バイパス管を開閉する電磁弁と、
前記電磁弁を開弁した状態で前記圧縮機を作動させることにより、前記蒸発器の除霜を行う除霜運転と、前記電磁弁を開弁した状態で前記循環ポンプを作動させた後、前記電磁弁を閉弁して前記圧縮機を作動させることにより、前記凝縮器において、前記水循環路を流通する水を前記熱媒配管を流通する熱媒により加熱する水加熱運転とを行う制御部と
を備えたことを特徴とする。

0012

かかる本発明によれば、前記蒸発器の除霜を行うために、前記膨張弁バイパス管と前記電磁弁とが備えられている。そして、前記制御部により前記除霜運転と前記水加熱運転とが実行される。

0013

ここで、前記水加熱運転を開始するときに、前記圧縮機が停止して前記電磁弁が閉弁した状態で前記循環ポンプを作動させると、前記凝縮器において、前記水循環路を流通する水により前記熱媒配管内の熱媒が冷却される。その結果、前記電磁弁の吸気側(上流側)の前記熱媒配管内の熱媒の圧力が減少して、前記電磁弁の吸気側(上流側)にかかる圧力が排気側(下流側)にかかる圧力よりも低い逆圧の状態となり、前記電磁弁からビビリ音が生じてしまう。

0014

そこで、前記制御部は、前記水加熱運転を開始するときに、前記電磁弁を開弁した状態で前記循環ポンプを作動させることによって、前記電磁弁の上流側と下流側の前記熱媒配管内の圧力を均一化してから、前記電磁弁を閉弁して前記圧縮機を作動させる。これにより、前記電磁弁に逆圧がかかることを防止し、逆圧により前記電磁弁にビビリ音が生じることを防止することができる。そして、本発明の構成によれば、前記水加熱運転を開始するときの前記電磁弁の開弁制御により、前記電磁弁にビビリ音が生じることを防止することができる。そのため、上述した特許文献2,3に記載された構成のように、逆止弁や電子膨張弁等の部品を使用することによる部品コストのアップや構成の複雑化を回避して、前記電磁弁にビビリ音が生じることを防止することができる。

0015

また、前記制御部は、所定の凍結判定条件成立したときに、前記圧縮機を停止して前記電磁弁を開弁した状態で、前記循環ポンプを作動させる凍結防止運転を行うことを特徴とする。

0016

この構成によれば、前記凍結防止運転により前記循環ポンプを作動させて、前記水循環路内に水を流通させることによって、前記水循環路内で水が凍結することを防止することができる。しかしながら、前記圧縮機を停止して前記電磁弁を閉弁した状態で、前記循環ポンプを作動させると、上述したように、前記凝縮器において熱媒が冷却されて前記電磁弁に逆圧がかかる状態になり、前記電磁弁からビビリ音が発生してしまう。

0017

そこで、本構成により、前記圧縮機を停止して前記電磁弁を開弁した状態で、前記循環ポンプを作動させて前記凍結防止運転を行うことによって、前記電磁弁に逆圧がかかる状態となることを回避して、前記電磁弁からビビリ音が生じることを防止することができる。

0018

また、前記水循環路及び前記循環ポンプは、前記水循環路に接続された温水暖房端末に温水を供給する暖房装置、又は前記水循環路に接続された貯湯タンク内の水を加熱する給湯装置を構成し、
前記制御部は、単一の基板実装された電子回路により構成されて、前記暖房装置又は前記給湯装置の作動を制御することを特徴とする。

0019

この構成によれば、単一の基板に実装された電子回路により構成された前記制御部により、前記暖房装置又は前記給湯装置と前記ヒートポンプとが制御されるため、前記制御部により、前記圧縮機と前記電磁弁と前記循環ポンプを連動させる制御を容易に実現することができる。

図面の簡単な説明

0020

ヒートポンプ熱源装置の構成図。
除霜電磁弁に逆圧がかかる状況の説明図。
沸かし上げ運転開始時の従来及び本実施形態のヒートポンプ熱源装置のタイミングチャート
沸かし上げ運転開始時のコントローラの作動フローチャート
除霜運転開始時のコントローラの作動フローチャート。

実施例

0021

本発明の実施形態について、図1図5を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態のヒートポンプ熱源装置1は、ヒートポンプ熱源装置1の全体的な作動を制御するコントローラ5、ヒートポンプ10、タンク循環路41に設けられたタンク循環ポンプ42、及び暖房循環路51に設けられた暖房循環ポンプ52を備えている。

0022

ここで、コントローラ5は本発明の制御部の機能を含む。また、タンク循環路41と暖房循環路51は本発明の水循環路に相当し、タンク循環ポンプ42と暖房循環ポンプ52は本発明の循環ポンプに相当する。

0023

コントローラ5は、図示しないCPU,メモリ等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持されたヒートポンプ熱源装置1の制御用プログラムを、CPUで実行することによって、ヒートポンプ熱源装置1の作動を制御する機能を果たす。また、コントローラ5には、使用者がヒートポンプ熱源装置1を遠隔操作するためのリモコン6が備えられている。

0024

ヒートポンプ10は、蒸発器21(外気−熱媒熱交換器)、圧縮機22、凝縮器23(熱媒−水熱交換器)、及び膨張弁24を、熱媒配管20により順次接続して構成されている。

0025

蒸発器21は、ファン28の作動により供給される空気(外気)と熱媒配管20内を流通する熱媒(ハイドロフルオロカーボン(HFC)等の代替フロン二酸化炭素等)との間で熱交換を行う。圧縮機22は、蒸発器21から送出された熱媒を圧縮して高圧・高温とし、凝縮器23に送出する。膨張弁24は、圧縮機22で加圧された熱媒の圧力を開放する。膨張弁24は、ステッピングモータにより開度が変更される電子膨張弁である。

0026

膨張弁24をバイパスして、熱媒配管20の膨張弁24が設けられた箇所の上流側と下流側とを連通する膨張弁バイパス管25には、除霜電磁弁26(本発明の電磁弁に相当する)が設けられている。除霜電磁弁26は、蒸発器21の除霜を行うためのものであり、駆動コイル(図示しない)に通電されているときは開弁状態となり、駆動コイルへの通電が遮断されているときには閉弁状態となる。

0027

コントローラ5は、除霜電磁弁26を開弁状態として、圧縮機22及びファン28を作動させることにより、圧縮機22から送出される高圧・高温の熱媒を、膨張弁バイパス管25を介して蒸発器21に流通させて、蒸発器21を除霜する除霜運転を実行する。

0028

熱媒配管20の圧縮機22が設けられた箇所の上流側及び下流側と、熱媒配管20の膨張弁24が設けられた箇所の上流側及び下流側とに、熱媒配管20内を流通する熱媒の温度を検出する熱媒温度センサ30,31,32,33がそれぞれ設けられている。

0029

凝縮器23には、凝縮器23内を流通する熱媒の中間温度を検出する熱媒温度センサ35が設けられている。また、蒸発器21の付近には、ファン28の作動により蒸発器21に向かって吸入される空気の温度を検出する空気温度センサ34が設けられている。

0030

凝縮器23はタンク循環路41と接続され、圧縮機22により高圧・高温とされた熱媒と、タンク循環路41を流通する水との熱交換により、タンク循環路41を流通する水を加熱する。コントローラ5は、タンク循環ポンプ42を作動させた状態で、ヒートポンプ10を作動させることにより、貯湯タンク40内の水を加熱する沸かし上げ運転(本発明の水加熱運転に相当する)を実行する。

0031

沸かし上げ運転において、貯湯タンク40内の下部に貯まった水は、タンク循環ポンプ42によりタンク循環路41に導かれ、凝縮器23で加熱されて貯湯タンク40の上部に戻される。タンク循環路41の凝縮器23が設けられた箇所の上流側及び下流側には、タンク循環路41を流通する水の温度を検出する温度センサ43,44が設けられている。

0032

貯湯タンク40内の湯は給湯管46から出湯され、出湯に応じて給水管45から貯湯タンク40に水が供給される。なお、貯湯タンク40、タンク循環路41、タンク循環ポンプ42、温度センサ43,44、給水管45、給湯管46、及び凝縮器23により本発明の給湯装置が構成される。

0033

また、凝縮器23は暖房循環路51とも接続され、圧縮機22により高圧・高温とされた熱媒と、暖房循環路51を流通する温水との熱交換により、暖房循環路51内を流通する温水を加熱する。コントローラ5は、暖房循環ポンプ52を循環させた状態で、ヒートポンプ10を作動させることにより、凝縮器23で加熱された温水を暖房循環路51を介して温水暖房端末50に供給する暖房運転(本発明の水加熱運転に相当する)を実行する。

0034

なお、温水暖房端末50、暖房循環路51、暖房循環ポンプ52、温度センサ53,54、及び凝縮器23により本発明の暖房装置が構成される。

0035

ヒートポンプ10に設けられた温度センサ30〜35と、タンク循環路41に設けられた温度センサ43,44と、暖房循環路51に設けられた温度センサ53,54の温度検出信号は、コントローラ5に入力される。また、コントローラ5から出力される制御信号によって、圧縮機22、ファン28、タンク循環ポンプ42、及び暖房循環ポンプ52の作動が制御される。

0036

図1は、沸かし上げ運転を実行している状態を示しており、除霜電磁弁26が閉弁状態とされて、圧縮機22、ファン28、及びタンク循環ポンプ42が作動状態ON状態)となっている。この場合は、圧縮機22の作動により、除霜電磁弁26の上流側の熱媒配管20内が高圧となり、下流側の熱媒配管20内が低圧となって、除霜電磁弁26は順圧(吸気側のポートの圧力が排気側のポートの圧力よりも高い状態)がかかった状態になる。

0037

それに対して、図2は、図3(a)に示した従来の仕様によるタイミングチャートに従って、ヒートポンプ10が作動を停止してファン28及び圧縮機22が停止状態にあるときに、タンク循環ポンプ42を作動させた場合を示している。

0038

図3(a)のタイミングチャートでは、t10でタンク循環ポンプ42の作動を開始(先行運転)すると共に、膨張弁24の0点出し(初期位置の検出)を行い、t11でタンク循環ポンプ42を通常制御にして膨張弁24を初期開度とする仕様となっている。また、t12でファンモータの作動が開始され、t13で圧縮機22の作動が開始されている。

0039

図3(a)のタイミングチャートによる場合には、t10〜t13の期間において、圧縮機22が停止した状態でタンク循環ポンプ42が作動した状態になっている。そして、この状態では、凝縮器23において、タンク循環路41を流通する水により熱媒配管20内の熱媒が冷却されるため、熱媒配管20の圧縮機22から除霜電磁弁26及び膨張弁24までの区間の圧力が低下する。その結果、除霜電磁弁26は、吸気ポート側(上流側)の圧力が排気ポート側(下流側)よりも低くなった逆圧の状態となり、除霜電磁弁26からビビリ音が発生する。

0040

そこで、このようなビビリ音の発生を防止するため、コントローラ5は、沸かし上げ運転の開始時に、図3(b)に示したタイミングチャートのシーケンスによって、除霜電磁弁26の開閉の制御を行う。コントローラ5は、図4に示したフローチャートの処理を実行することにより、図3(b)に示したタイミングチャートのシーケンスを実現する。

0041

コントローラ5は、使用者がリモコン6により沸かし上げ運転の開始指示を行ったとき、予め設定された沸かし上げ時刻になったとき、及び貯湯タンク40内の湯の残量が少なくなったとき等に、図4のフローチャートによる処理を行って、沸かし上げ運転を開始する。

0042

コントローラ5は、図4STEP1で、タンク循環ポンプ42を作動(先行運転)させると共に、STEP2で除霜電磁弁26を開弁し、STEP3で膨張弁24の初期動作(0点出し)を行う。そして、続くSTEP4で第1所定時間(例えば30秒)の経過を待ってSTEP5に進み、コントローラ5は、タンク循環ポンプ42を通常運転切替えると共に、STEP6で膨張弁24を初期開度に制御する。

0043

続くSTEP7で、第2所定時間(例えば5秒)の経過を待ってSTEP8に進み、コントローラ5は、ファン28の作動が開始する。次のSTEP9で、第3所定時間(例えば15秒)の経過を待ってSTEP10に進み、コントローラ5は除霜電磁弁26を閉弁すると共に、STEP11で圧縮機22の作動を開始する。

0044

そして、続くSTEP12で、コントローラ5は、沸かし上げ運転の通常運転を開始する。通常運転において、コントローラ5は、温度センサ44の検出温度(貯湯タンク40の上部に戻される水の温度)が、リモコン6により設定された貯湯温度となるように、温度センサ43,44及び温度センサ30〜35の検出温度に基づいてヒートポンプ10の作動を制御する。

0045

図4のフローチャートの処理を行うことにより、図3(b)に示したように、t20で沸かし上げ運転が開始されたときに、除霜電磁弁26が開弁された状態でタンク循環ポンプ42が作動を開始する。この場合、凝縮器23において、タンク循環路41内を流通する水によって熱媒配管20内の熱媒が冷却されても、除霜電磁弁26が開弁しているため、除霜電磁弁26の上流側と下流側の熱媒配管20内の圧力は等しくなり、上述した逆圧がかかることによるビビリ音は発生しない。

0046

そして、t23で圧縮機22が作動を開始した後は、除霜電磁弁26の入力ポート側(上流側)が高圧になるので、除霜電磁弁26を閉弁してもビビリ音は発生せず、通常の沸かし上げ運転を実行することができる。

0047

ここで、前回の暖房運転の終了時からある程度の時間が経過して、暖房循環路51内の水の温度が低くなっているときに、圧縮機22が停止した状態で、暖房循環ポンプ52を作動させたときにも、凝縮器23において、暖房循環路51内を流通する水により熱媒配管20内の熱媒が冷却されるため、上述した除霜電磁弁26のビビリ音が発生する。

0048

そのため、コントローラ5は、暖房運転の開始時にも、沸かし上げ運転の開始時と同様に、除霜電磁弁26を開弁状態として、除霜電磁弁26に逆圧がかかることを防止する処理を行う。暖房運転において、コントローラ5は、温度センサ53の検出温度が予め設定された暖房温度となるように、温度センサ53,54及び温度センサ30〜35の検出温度に基づいて、ヒートポンプ10の作動を制御する。

0049

次に、図5に示したフローチャートに従って、コントローラ5による凍結運転開始時の処理について説明する。

0050

コントローラ5は、STEP20で凍結判定条件が成立したときにSTEP21に進み、STEP21〜STEP26の処理を実行する。凍結判定条件としては、温度センサ43,44により検出されるタンク循環路41内の水の温度が所定温度以下になったこと、空気温度センサ34の検出温度が所定温度以下になったこと、等が設定されている。

0051

STEP21で、コントローラ5は除霜電磁弁26を開弁し、STEP22でタンク循環ポンプ42の作動を開始する。そして、続くSTEP23で終了条件(例えば所定時間の経過等)が成立したときにSTEP24に進む。

0052

コントローラ5は、STEP24でタンク循環ポンプ42を停止すると共に、STEP25で除霜電磁弁26を閉弁して凍結防止運転を終了する。そして、STEP26に進んで、コントローラ5は、通常運転を再開する。

0053

なお、本実施形態では、ヒートポンプ10により、タンク循環路41を流通する水と暖房循環路51を流通する水とを加熱するヒートポンプ熱源装置1を示したが、本発明の適用対象はこれに限られず、循環ポンプにより水循環路に水を流通させてヒートポンプにより加熱するヒートポンプ熱源装置であれば、本発明の適用が可能である。

0054

また、本実施形態では、凍結防止運転を行うヒートポンプ熱源装置1を示したが、凍結防止運転を行わない場合にも本発明の効果を得ることができる。

0055

また、本実施形態において、コントローラ5は、単一の基板に実装された電子回路により構成されているが、例えば、ヒートポンプ10の作動を制御するコントローラと、タンク循環ポンプ42の作動を制御するコントローラと、暖房循環ポンプ52の作動を制御するコントローラとを、別基板に実装された電子回路により構成し、各コントローラ間通信を行ってヒートポンプ熱源装置1の全体的な作動を制御するようにしてもよい。

0056

1…ヒートポンプ熱源装置、5…コントローラ(制御部)、10…ヒートポンプ、20…熱媒配管、21…蒸発器、22…圧縮機、23…凝縮器、24…膨張弁、25…膨張弁バイパス管、26…除霜電磁弁(電磁弁)、40…貯湯タンク、41…タンク循環路、42…タンク循環ポンプ、50…温水暖房端末、51…暖房循環路、52…暖房循環ポンプ。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

新着 最近 公開された関連が強い 技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する挑戦したい社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ