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技術 鋼製仮設梁のビーム等への単管取付用座及びそれを用いた作業床構築方法

出願人 日本建設工業株式会社
発明者 今田勝治
出願日 2014年7月11日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2014-142867
公開日 2016年2月1日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2016-017381
状態 特許登録済
技術分野 足場
主要キーワード 取付用座 字形開口 単管クランプ 既設建造物 改造工事 内ビーム 外ビーム 設置対象
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年2月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

既に建設された建造物H形鋼で出来た梁のフランジ、あるいは、その梁に架け渡された鋼材のフランジや鋼製仮設梁ビーム部分の上に、作業員習熟している技能のみを用いて、しっかりとした作業床を設けるのに適切な治具と、それを用いた作業床構築方法を提供する。

解決手段

短い単管2とその両端に固定された2枚の板材3から成り、その2枚の板材に、鋼製仮設梁のビーム等を抱え込む形の突起7を有する下向きのA突出部4と、鋼製仮設梁のビーム等をA突出部4に押しつけて固定する止めねじ8を有する下向きのB突出部5とが設けられた、鋼製仮設梁のビーム等に作業床構築用単管を取り付けるための単管取付用座1、および、その単管取付用座1に2連単管クランプ14を用いて作業床構築用単管11を取付け、取り付けられた単管に足場板13を固定して作業床を構築する方法。

概要

背景

建設工事に携わる作業員にとって、単管同士を2連の直交単管クランプ、あるいは、2連の自在単管クランプ(以下「2連単管クランプ」と言う)でつなぎ合わせ、そこに足場板を固定して足場構築することは、まず最初に身につけるべき極めて基本的な技能であり、全員が習熟している技能と言っても過言ではない。

一方、建設工事の途中段階改造工事にあっては、既に建設された建造物H形鋼で出来た梁を利用して、その梁のフランジに単管を取付け、その単管に足場板を固定して作業床を設けることが、しばしば行われる。作業床は、重量物である資材保管場所やその搬出入の通路としても利用されるので、建造物の梁にしっかりと荷重かけられる夫な床が望ましいからである。

H形鋼の梁に単管を取り付けるためには、特許文献1あるいは特許文献2に記載されているように、鉄骨クランプと単管クランプを組み合わせた治具が種々考えられている。しかし、これらの治具は、作業員全員が習熟している2連単管クランプとはいささか異なるものである。また、一本のボルト締め付け力だけでH形鋼のフランジ部を把持するものであるから確実性に不安が残る。

H形鋼で出来た梁の間隔が広くて、足場板を支える単管を直接掛け渡したのでは強度が不足するときには、そのH形鋼の梁の上に、適切な間隔を空けて別のH形鋼等の鋼材を掛け渡して、その上に単管を並べ、足場板を敷設するのが普通であるが、単管の固定には上述の場合と同じ問題がある。また、追加となる鋼材の重量がかさみ不経済であり、施工性も良くない。

H形鋼の梁に掛け渡す鋼材に替えて、コンクリート型枠支持梁として使用される鋼製仮設梁(「ペコビーム登録商標)」などと呼称される)を使用する場合があるが、この鋼製仮設梁のビームに単管を取り付ける治具は市場見当たらず、取り付ける方法について公開された文献は見当たらない。特許文献3に記載されたチェーンを用いて単管を梁へ固定する治具なら鋼製仮設梁のビームにも適用が可能であろうが、これも、作業員全員が習熟している技能とはいささか異なる。また、チェーンを介するために完全に固定した足場の構築には不向きであるうえに、単管にかかる荷重を上から直接的にビームにかけるものではないので、作業床として確実性に不安が残る。

概要

既に建設された建造物のH形鋼で出来た梁のフランジ、あるいは、その梁に架け渡された鋼材のフランジや鋼製仮設梁のビーム部分の上に、作業員が習熟している技能のみを用いて、しっかりとした作業床を設けるのに適切な治具と、それを用いた作業床構築方法を提供する。 短い単管2とその両端に固定された2枚の板材3から成り、その2枚の板材に、鋼製仮設梁のビーム等を抱え込む形の突起7を有する下向きのA突出部4と、鋼製仮設梁のビーム等をA突出部4に押しつけて固定する止めねじ8を有する下向きのB突出部5とが設けられた、鋼製仮設梁のビーム等に作業床構築用単管を取り付けるための単管取付用座1、および、その単管取付用座1に2連単管クランプ14を用いて作業床構築用単管11を取付け、取り付けられた単管に足場板13を固定して作業床を構築する方法。

目的

本発明が解決しようとする課題は、既に建設された建造物のH形鋼で出来た梁のフランジ、あるいは、その梁に架け渡された鋼材のフランジや鋼製仮設梁のビーム(以下「鋼製仮設梁のビーム等」と言う)の上に、作業員が習熟している技能のみを用いて、しっかりとした作業床を設けるのに適切な治具と、それを用いた作業床を構築する方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

鋼製仮設梁ビーム部分H型鋼フランジ(以下「鋼製仮設梁のビーム等」と言う)に単管パイプ(以下「単管」と言う)を取り付けるための単管取付用座であって、短い単管と、その両端に固定された2枚の板材を有し、該2枚の板材それぞれに、該単管取付用座を該鋼製仮設梁のビーム等の上に載置したときに、該鋼製仮設梁のビーム等を抱え込む形の突起を有する下向きのA突出部と、該鋼製仮設梁のビーム等を該A突出部に押しつけて固定する止めねじを有する下向きのB突出部とが設けられた単管取付用座。

請求項2

請求項1記載の単管取付用座を鋼製仮設梁のビーム等に固定し、前記短い単管に2連の直交単管クランプ、あるいは、自在単管クランプ(以下「2連単管クランプ」と言う)を用いて単管を取付け、該取り付けられた単管に足場板を固定して、作業用の床(以下「作業床」と言う)を構築する方法。

技術分野

0001

本発明は、鋼製仮設梁ビーム部分H型鋼フランジ(以下「鋼製仮設梁のビーム等」と言う)に単管パイプ(以下「単管」と言う)を取り付ける治具、および、それを用いて作業用の床(以下「作業床」と言う)を構築する方法に関するものである。

背景技術

0002

建設工事に携わる作業員にとって、単管同士を2連の直交単管クランプ、あるいは、2連の自在単管クランプ(以下「2連単管クランプ」と言う)でつなぎ合わせ、そこに足場板を固定して足場を構築することは、まず最初に身につけるべき極めて基本的な技能であり、全員が習熟している技能と言っても過言ではない。

0003

一方、建設工事の途中段階改造工事にあっては、既に建設された建造物H形鋼で出来た梁を利用して、その梁のフランジに単管を取付け、その単管に足場板を固定して作業床を設けることが、しばしば行われる。作業床は、重量物である資材保管場所やその搬出入の通路としても利用されるので、建造物の梁にしっかりと荷重かけられる夫な床が望ましいからである。

0004

H形鋼の梁に単管を取り付けるためには、特許文献1あるいは特許文献2に記載されているように、鉄骨クランプと単管クランプを組み合わせた治具が種々考えられている。しかし、これらの治具は、作業員全員が習熟している2連単管クランプとはいささか異なるものである。また、一本のボルト締め付け力だけでH形鋼のフランジ部を把持するものであるから確実性に不安が残る。

0005

H形鋼で出来た梁の間隔が広くて、足場板を支える単管を直接掛け渡したのでは強度が不足するときには、そのH形鋼の梁の上に、適切な間隔を空けて別のH形鋼等の鋼材を掛け渡して、その上に単管を並べ、足場板を敷設するのが普通であるが、単管の固定には上述の場合と同じ問題がある。また、追加となる鋼材の重量がかさみ不経済であり、施工性も良くない。

0006

H形鋼の梁に掛け渡す鋼材に替えて、コンクリート型枠支持梁として使用される鋼製仮設梁(「ペコビーム(登録商標)」などと呼称される)を使用する場合があるが、この鋼製仮設梁のビームに単管を取り付ける治具は市場見当たらず、取り付ける方法について公開された文献は見当たらない。特許文献3に記載されたチェーンを用いて単管を梁へ固定する治具なら鋼製仮設梁のビームにも適用が可能であろうが、これも、作業員全員が習熟している技能とはいささか異なる。また、チェーンを介するために完全に固定した足場の構築には不向きであるうえに、単管にかかる荷重を上から直接的にビームにかけるものではないので、作業床として確実性に不安が残る。

0007

登録実用新案第3000733号公報
特開平11−125002号公報
実開平5−24792号公報

先行技術

0008

無し

発明が解決しようとする課題

0009

そこで本発明が解決しようとする課題は、既に建設された建造物のH形鋼で出来た梁のフランジ、あるいは、その梁に架け渡された鋼材のフランジや鋼製仮設梁のビーム(以下「鋼製仮設梁のビーム等」と言う)の上に、作業員が習熟している技能のみを用いて、しっかりとした作業床を設けるのに適切な治具と、それを用いた作業床を構築する方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解決する本発明は、鋼製仮設梁のビーム部分やH型鋼のフランジ(以下「鋼製仮設梁のビーム等」と言う)に単管パイプ(以下「単管」と言う)を取り付けるための単管取付用座であって、
短い単管と、その両端に固定された2枚の板材を有し、
該2枚の板材それぞれに、該単管取付用座を該鋼製仮設梁のビーム等の上に載置したときに、該鋼製仮設梁のビーム等を抱え込む形の突起を有する下向きのA突出部と、該鋼製仮設梁のビーム等を該A突出部に押しつけて固定する止めねじを有する下向きのB突出部とが設けられた単管取付用座である。

0011

本発明は作業床を構築するための単管(以下「作業床構築用単管」と言う)を鋼製仮設梁のビーム等に取り付けるための座であって、その作業床構築用単管を2連単管クランプを用いて固定するための短い単管を有している。その短い単管は、2連単管クランプを用いた固定作業が支障なく行える長さがあればよい。

0012

短い単管の両端には2枚の板材が溶接等により固定され、その2枚の板材はそれぞれ、鋼製仮設梁のビーム等を抱え込む形の突起を有する下向きのA突出部と、該鋼製仮設梁のビーム等を該A突出部に押しつけて固定する止めねじを有する下向きのB突出部とが設けられている。

0013

言い換えれば、その2枚の板材にはそれぞれ、単管取付用座を鋼製仮設梁のビーム等の上に載置するように下向きコの字型の開口が設けてあり、コの字型の開口の両側を構成する下向きの2本の突出部が、ここで言うA突出部とB突出部である。単管取付用座を鋼製仮設梁のビーム等の上に安定して載置出来るようにするには、両板材のコの字型の開口の上端部は、短い単管の中心からほぼ等距離で、かつ、互いに平行であることが望ましい。

0014

単管取付用座を上方から鋼製仮設梁のビーム等に近づけて、それを跨ぐように載せるためには、コの字型の開口のは、鋼製仮設梁のビーム等がA突出部の先端の突起をかわして容易に中にはいるように設定する。A突出部の突起をかわして単管取付用座を鋼製仮設梁のビーム等の上に載置したら、あとはB突出部に設けられた止めねじを使って、単管取付用座を鋼製仮設梁のビーム等にしっかりと固定する。

0015

固定が完了したら、単管取付用座の短い単管に2連単管クランプを用いて作業床構築用単管を取り付ける。すなわち、単管取付用座の短い単管が、作業床構築用単管取付基点になる。2連単管クランプを用いて作業床構築用単管をこの単管取付用座に取り付ける作業、及び、その後の作業はすべて作業員が習熟している技能のみを用いて行うことができる。

0016

単管取付用座は、鋼製仮設梁のビーム等に上に安定して載置されているので、作業床構築用単管にかけられた荷重は、2連単管クランプを介して上から単管取付用座の短い単管に伝えられ、さらに2枚の板材を通して鋼製仮設梁のビーム等に上から下に向かって伝達される。したがって、その上に保管され、あるいは、その上を搬出入される重量物等の荷重をしっかりと受け止める丈夫な作業床を構築できる。

0017

一本のボルトの締め付け力だけでH形鋼のフランジ部を把持する鉄骨クランプを用いるのとは異なり、たとえ、B突出部に設けられた止めねじが多少ゆるんだとしても、単管取付用座そのものが鋼製仮設梁のビーム等からはずれるおそれが無い。しかも、単管取付用座は水平な鋼製仮設梁のビーム等の上に設置され、作業床から受ける力は基本的に上から下に向かって伝達されるので、単管取付用座の位置がずれることも少なく、作業床構築用単管を取付ける極めて安定した基点となる。

0018

また、上記課題を解決する本発明は、請求項1記載の単管取付用座を鋼製仮設梁のビーム等に固定し、前記短い単管に2連単管クランプを用いて単管を取付け、該取り付けられた単管に足場板を固定して、作業床を構築する方法である。

0019

鋼製仮設梁のビーム等に固定された単管取付用座の短い単管を基点として、2連単管クランプを用いて作業床構築用単管を取り付けて固定し、その作業床構築用単管に足場板を固定して作業床を構築する。ここで使われるのは、作業員全員が習熟している単管同士を2連単管クランプでつなぎあわせ、そこに足場板を固定して足場を構築する技能のみである。習熟している技能のみを用いて作業を行えると言うことは、作業の効率と安全性の向上に寄与する。

0020

また、上述のように、基点となる短い単管を有する単管取付用座は、極めて高い信頼性を持って鋼製仮設梁のビーム等に固定されているから、この面からも、作業床構築作業は安全に、かつ、効率よく行われ、信頼性の高い丈夫な作業床を作り出すことが出来る。

発明の効果

0021

本発明の鋼製仮設梁のビーム等への単管取付用座を用いることにより、鋼製仮設梁のビーム等の上に、作業員が習熟している技能のみを用いて作業床を構築することができる。そのようにして構築された作業床にかかる荷重は単管取付用座を介して鋼製仮設梁のビーム等へ真上からかかるので、信頼性が高い丈夫な作業床を構築することが出来る。さらに、単管取付用座の鋼製仮設梁のビーム等への固定は、極めて容易であり、かつ、ずれたり、はずれたりすることが無く、極めて高い信頼性を持っているので確実である。

0022

また、本発明の作業床構築方法を用いることにより、単管同士を2連単管クランプでつなぎあわせ、そこに足場板を固定すると言う、作業員全員が習熟している技能のみを使って作業床を構築できるので、作業の効率と安全性の向上に寄与する。また、単管取付用座は、極めて高い信頼性を持って鋼製仮設梁のビーム等に固定されているから、この面からも、作業床構築作業は安全に、かつ、効率よく行われる。

図面の簡単な説明

0023

本発明の単管取付用座の実施例1の正面図(a)と側面図(b)である。
その単管取付用座を用いて作業床構築用単管を固定し、その単管に足場板を取り付けた状態を示す斜視図である。
本発明の単管取付用座の実施例2の側面図である。
本発明の作業床構築方法を示す説明図である。

0024

本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明をする。なお、本発明はかかる実施の形態には限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて良いことは言うまでもない。

0025

図1は本発明の実施例1の単管取付用座1の正面図(a)とその側面図(b)、図2はその単管取付用座1を用いて作業床構築用単管11を鋼製仮設梁のビーム部分12に固定しその作業床構築用単管に足場板13を取り付けた状態を示す斜視図である。

0026

実施例1の単管取付用座1は、2連単管クランプ14を用いて作業床構築用単管11を固定する短い単管2と、その短い単管の両端に溶接等により固定された2枚の板材3から成っており、その2枚の板材はそれぞれ、鋼製仮設梁のビーム部分12を抱え込む形の突起7を有する下向きのA突出部4と、その鋼製仮設梁のビーム部分をA突出部に押しつけて固定する止めねじ8を有する下向きのB突出部5とが設けられている。

0027

図1(b)からわかるように、2枚の板材にはそれぞれ、単管取付用座1を鋼製仮設梁のビーム部分12の上に載置出来るように下向きコの字型の開口6が設けてあり、コの字型の開口6の両側を構成する下向きの2本の突出部が、ここで言うA突出部とB突出部である。

0028

単管取付用座1を上方から鋼製仮設梁のビーム部分12に近づけて、それを跨ぐように載せるためには、コの字型の開口6の巾は、鋼製仮設梁のビーム部分12がA突出部4の先端の突起7をかわして容易に中にはいるように設定する。A突出部の突起7をかわして単管取付用座1を鋼製仮設梁のビーム部分12の上に載置したら、あとはB突出部に設けられた止めねじ8を使って、単管取付用座1を鋼製仮設梁のビーム部分12にしっかりと固定する。

0029

固定が完了したら、短い単管2に2連単管クランプ14を用いて作業床構築用単管11を取り付ける。すなわち、単管取付用座の短い単管2が、作業床構築用単管取付の基点になる。あとは、作業床構築用単管11に足場板13を固定すればよい。

0030

基点となる短い単管2に2連単管クランプ14を用いて作業床構築用単管11を取り付ける作業は、まさに作業員誰でもが習熟している技能である。その作業床構築用の単管に足場板13を固定する作業もまた、作業員誰もが習熟している技能である。すなわち、作業員が習熟している技能のみを用いて作業床を構築することができる。

0031

なお、図2では、作業床構築用単管11に足場板13を固定するに当たって番線15を用いて固縛しているが、公開実用新案平1−163642号公報に記載されている「足場板固定金具」等の治具を用いても良い。いずれにせよ、作業員が習熟している方法をとることが肝要である。

0032

また、図1図2は、鋼製仮設梁の外ビームのビーム部分に単管取付用座1を取り付けた様子を示している。鋼製仮設梁は、図4に示すように外ビーム16と内ビーム18を組み合わせた構造になっており、仮設するスパンに合わせて全体の長さを調節できるように外ビームのビーム部分17に内ビームのビーム部分19がはめ込まれてスライドできる構造になっている。したがって、外ビームのビーム部分17と内ビームのビーム部分19では、後者が前者に比べてやや小さい寸法となるが、それぞれの寸法の合わせて単管取付用座を制作しても良いし、外ビームのビーム部分用に制作した単管取付用座の止めねじ8を締め込んで、内ビームのビーム部分19に対応しても良い。

0033

図3は、本発明の実施例2の単管取付用座1aの側面図である。実施例1と同じ機能を有し、ほぼ同じ形態を有する構成要素には、理解を容易にするために同じ名称と同じ付番を使用して説明する。

0034

この単管取付用座1aは、H型鋼20のフランジ21上に載置するためのものであり、その主要な構成は実施例1の単管取付用座1と変わらない。作業床構築用の単管を固定する短い単管2と、その短い単管の両端に溶接等により固定された2枚の板材3から成っており、その2枚の板材はそれぞれ、H型鋼20のフランジ21を抱え込む形の突起7を有する下向きのA突出部4と、そのフランジ21をA突出部に押しつけて固定する止めねじ8を有する下向きのB突出部5とが設けられている。単管取付用座1aの正面図は、図1(a)とほぼ変わらないので省略した。

0035

この単管取付用座1aは、既に建設された建造物のH形鋼で出来た梁のフランジ、あるいは、その梁の上に架け渡された鋼材のフランジに用いられるので、A突出部4とB突出部5で形成される下向きコの字型の開口6の寸法は、設置対象となるH型鋼のフランジ21の寸法に対応して決定される。ほぼ寸法が固定されている鋼製仮設梁のビーム部分に比べ、H形鋼のフランジの寸法は多種類に及ぶので、使用対象となるH形鋼の寸法に合わせて単管取付用座1aの寸法も多種類になろう。

0036

図4は、本発明の作業床構築方法を示す説明図である。このケースでは、柱24、梁25、26、27等からなる既設の建造物があって、その梁25とその手前側に梁25に並行して走る梁(図示されていない)の間の空間に作業床を設けようとしている。

0037

しかし、梁25とそれに並行して走る梁との間隔が広く、その間に単管を掛け渡したのでは作業床にかかる荷重を支えきれないので、本実施例では梁25に平行して鋼製仮設梁28を設置している。必要とされる作業床の広さに応じて、1本だけでなく、数本の鋼製仮設梁を平行して設けても良い。

0038

鋼製仮設梁28は、外ビーム16のビーム部分17に内ビーム18のビーム部分19がはめ込まれてスライドできる構造になっており、掛け渡される梁間のスパンに合わせてその長さを調節し、端部に設けられた爪部16aにより、しっかりと梁27に固定できる。なお、内ビーム18の端部(図示されていない)にも、外ビームと同様な爪部が設けられており、図4右方向に梁27と平行して走る梁(図示されていない)にその爪部によってしっかりと固定される。

0039

足場板13の長さを考えて作業床構築用単管11の配置を決め、それを固定する位置に単管取付用座を配置する。鋼製仮設梁28の上には実施例1の単管取付用座1を、H形鋼の梁25の上には実施例2の単管取付用座1aを配置し、それぞれのB突出部の止めねじを使って、しっかりと固定する。

0040

これらの単管取付用座1、1aに、2連単管クランプを用いて作業床構築用単管11を取付け、その上に足場板13を並べ、番線15などの固定手段で作業床構築用単管11と足場板13を固定すれば、しっかりとした作業床が構築できる。

0041

ここで使われるのは、作業員全員が習熟している単管同士を2連単管クランプでつなぎあわせ、そこに足場板を固定して足場を構築する技能のみである。習熟している技能のみを用いて作業を行えると言うことは、作業の効率と安全性の向上に寄与する。

実施例

0042

また、単管取付用座1、1aは、極めて高い信頼性を持って鋼製仮設梁のビーム等に固定されているから、この面からも、作業床構築作業は安全に、かつ、効率よく行われ、信頼性の高い丈夫な作業床を作り出すことが出来る。

0043

1、1a単管取付用座
2 単管取付用座の短い単管
3 同 2枚の板材
4 同 A突出部
5 同 B突出部
6 同 下向きコの字形開口
7 A突出部の突起
8 B突出部の止めねじ
11作業床構築用単管
12鋼製仮設梁のビーム
13足場板
14 2連単管クランプ
15番線
16 鋼製仮設梁の外ビーム
17 外ビームのビーム部分
18 鋼製仮設梁の内ビーム
19 内ビームのビーム部分
24既設建造物の柱
25、26、27 既設建造物の梁
28 鋼製仮設梁

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