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技術 ブラスト装置

出願人 株式会社インベント
発明者 遠藤誠二
出願日 2014年7月4日 (5年5ヶ月経過) 出願番号 2014-138410
公開日 2016年2月1日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2016-016459
状態 特許登録済
技術分野 砥粒による吹付け加工の細部
主要キーワード 雄ネジ状 バイパス流出口 各移送路 雌ネジ状 圧縮気体源 錆落とし 貯留空間内 粉粒体タンク
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年2月1日)のものです。
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図面 (7)

課題

作業時の取り扱いが容易で、作業者にも煩わしさを感じさせることのないブラスト装置を提供する。

解決手段

外部から供給される圧縮気体を取り込む第1取込口12と、圧縮気体を空間25内に導入する第1導入口38と空間25において粉粒体26を含んだ混合気体導出する第1導出口39を有する粉粒体タンク3と、液体貯留する液体タンク4とを備え、噴射ノズル5は、混合気体が流入する第1流入口67、混合気体が噴出する第1流出口68及び第1移送路69を有する第1筒体61と、第1筒体61が内部に配置され液体が流入する第2流入口70、液体が噴出する第2流出口71及び第2移送路72を有する第2筒体62とを備え、混合気体が第1流出口68から噴出すると、ベンチュリー効果で第2流出口71、第2移送路72及び第2流入口70に負圧を生じさせて液体タンク4内の液体を吸引し、この液体を第2流出口71から噴出させる。

概要

背景

加工物表面処理を行う装置として、ブラスト装置が従来から用いられている。ブラスト装置で行う表面処理としては、加工物の外表面を被覆したペイントコーティングスケール、錆、汚れバリ等を除去することが挙げられる。このような表面処理を行うブラスト装置は、一般的には、噴射媒体と呼ばれる粉粒体を空気や水等の駆動流体で圧送し、加速し、さらに加工物の外表面に向けて噴射することによって、該外表面ペイント等の除去を行うように構成されている。

従来から知られているブラスト装置としては、例えば、使用者がブラスト装置を把持する把持部と噴射媒体を噴射するノズルとを備えており、ブラスト装置の外部にある圧縮空気源から供給される圧縮空気を取り込み、この圧縮空気によって粉粒体の噴射媒体をノズルの先端に向けて圧送して、該ノズルの先端から加工物の外表面に向けて噴射する(特許文献1)。また、特許文献1に記載されたブラスト装置では、この空気流で圧送された噴射媒体を噴射させるとともに、この噴射される噴射媒体の周囲を取り囲むように水膜を形成するようにも構成されている。なお、特許文献1に記載されたブラスト装置の場合には、圧縮空気、噴射媒体及び水は、いずれも外部の供給源から供給されるように構成されている。

概要

作業時の取り扱いが容易で、作業者にも煩わしさを感じさせることのないブラスト装置を提供する。外部から供給される圧縮気体を取り込む第1取込口12と、圧縮気体を空間25内に導入する第1導入口38と空間25において粉粒体26を含んだ混合気体導出する第1導出口39を有する粉粒体タンク3と、液体貯留する液体タンク4とを備え、噴射ノズル5は、混合気体が流入する第1流入口67、混合気体が噴出する第1流出口68及び第1移送路69を有する第1筒体61と、第1筒体61が内部に配置され液体が流入する第2流入口70、液体が噴出する第2流出口71及び第2移送路72を有する第2筒体62とを備え、混合気体が第1流出口68から噴出すると、ベンチュリー効果で第2流出口71、第2移送路72及び第2流入口70に負圧を生じさせて液体タンク4内の液体を吸引し、この液体を第2流出口71から噴出させる。

目的

本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、作業時の取り扱いが容易で、作業者にも煩わしさを感じさせることのないブラスト装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

噴射媒体を含む混合気体及び液体噴射ノズルの先端から噴射させて被処理面を処理するブラスト装置であって、外部の圧縮気体源から供給される圧縮気体を取り込む取込口と、前記噴射媒体を貯留する貯留空間を有し、前記圧縮気体を前記貯留空間内に導入する導入口と前記導入口から導入されて前記貯留空間で前記噴射媒体を含んだ混合気体を導出する導出口を有する噴射媒体タンクと、前記液体を貯留する液体タンクとを備え、前記噴射ノズルは、前記混合気体が流入する第1流入口、前記混合気体が噴出する第1流出口並びに前記第1流入口及び前記第1流出口の間に形成された第1移送路を有する第1筒体と、前記第1筒体よりも大きく形成されると共に前記第1筒体が内部に配置され、前記液体が流入する第2流入口、前記液体が噴出する第2流出口並びに前記第2流入口及び第2流出口の間であって、前記第1筒体の外周面より径方向外側に形成された第2移送路を有する第2筒体とを備え、前記混合気体が前記第1流出口から噴出すると、ベンチュリー効果により前記第2流出口、前記第2移送路及び前記第2流入口に負圧を生じさせることにより前記液体タンク内の前記液体を吸引し、この吸引された前記液体を前記第2流出口から噴出させるように構成したことを特徴とするブラスト装置。

請求項2

前記第2筒体よりも大きく形成されると共に第1筒体及び前記第2筒体が内部に配置され、圧縮気体源から供給される圧縮気体が流入する第3流入口、前記圧縮気体が噴出する第3流出口並びに前記第3流出口及び前記第3流出口の間であって、前記第2筒体の外周面より径方向外側に形成された第3移送路を有する第3筒体を備えた請求項1記載のブラスト装置。

請求項3

第1筒体は、第1流出口が第3筒体の内部に位置するように前記第3筒体の内部に配置されている請求項2記載のブラスト装置。

請求項4

第2移送路には、第1筒体の外周面と第2筒体の内周面との間隔を所定の寸法に維持するための第1スペーサ部材が配置されている請求項1乃至3のいずれかに記載のブラスト装置。

請求項5

第1スペーサ部材には、第1移送路を通過する混合気体の通過を許容するための第1切欠き部が形成されている請求項4記載のブラスト装置。

請求項6

第3移送路には、第2筒体の外周面と第3筒体の内周面との間隔を所定の寸法に維持するための第2スペーサ部材が配置されている請求項2乃至5のいずれかに記載のブラスト装置。

請求項7

第2スペーサ部材には、第2移送路を通過する圧縮気体の通過を許容するための第2切欠き部が形成されている請求項6記載のブラスト装置。

技術分野

0001

本発明は、粉粒体を被処理面に吹き付けて被処理面の洗浄錆落とし等を行うブラスト装置に関する。

背景技術

0002

加工物表面処理を行う装置として、ブラスト装置が従来から用いられている。ブラスト装置で行う表面処理としては、加工物の外表面を被覆したペイントコーティングスケール、錆、汚れバリ等を除去することが挙げられる。このような表面処理を行うブラスト装置は、一般的には、噴射媒体と呼ばれる粉粒体を空気や水等の駆動流体で圧送し、加速し、さらに加工物の外表面に向けて噴射することによって、該外表面ペイント等の除去を行うように構成されている。

0003

従来から知られているブラスト装置としては、例えば、使用者がブラスト装置を把持する把持部と噴射媒体を噴射するノズルとを備えており、ブラスト装置の外部にある圧縮空気源から供給される圧縮空気を取り込み、この圧縮空気によって粉粒体の噴射媒体をノズルの先端に向けて圧送して、該ノズルの先端から加工物の外表面に向けて噴射する(特許文献1)。また、特許文献1に記載されたブラスト装置では、この空気流で圧送された噴射媒体を噴射させるとともに、この噴射される噴射媒体の周囲を取り囲むように水膜を形成するようにも構成されている。なお、特許文献1に記載されたブラスト装置の場合には、圧縮空気、噴射媒体及び水は、いずれも外部の供給源から供給されるように構成されている。

先行技術

0004

特開2003−080462号公報

発明が解決しようとする課題

0005

このように、上記した特許文献1に記載されたブラスト装置をはじめとする従来のブラスト装置は、圧縮空気、噴射媒体、水等のように、加工物の外表面に向けて噴射するのに必要な各種媒体がブラスト装置の外部にある各供給源から供給されるように構成されている。そのため、ブラスト装置には、圧縮空気の供給源から供給される圧縮空気を取り込むための配管、噴射媒体の供給源から供給される噴射媒体を取り込むための配管、及び水等の供給源から供給される水等を取り込むための配管というように、各媒体を取り込むためのそれぞれの配管が接続される。そのため、従来のブラスト装置は、大がかりな構成になりがちであり、使用者が使用する時に各配管が絡まったりというような、取扱い時における煩わしさが生じがちであった。特に、ブラスト装置を使用する場合には、細かい部分を処理することも多いため、取扱い性が悪いと細かい作業をすることが難しく、作業者感じる煩わしさはより大きくなってしまうといった問題があった。

0006

本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、作業時の取り扱いが容易で、作業者にも煩わしさを感じさせることのないブラスト装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、
(1)噴射媒体を含む混合気体及び液体噴射ノズルの先端から噴射させて被処理面を処理するブラスト装置であって、外部の圧縮気体源から供給される圧縮気体を取り込む取込口と、前記噴射媒体を貯留する貯留空間を有し、前記圧縮気体を前記貯留空間内に導入する導入口と前記導入口から導入されて前記貯留空間で前記噴射媒体を含んだ混合気体を導出する導出口を有する噴射媒体タンクと、前記液体を貯留するする液体タンクとを備え、前記噴射ノズルは、前記混合気体が流入する第1流入口、前記混合気体が噴出する第1流出口並びに前記第1流入口及び前記第1流出口の間に形成された第1移送路を有する第1筒体と、前記第1筒体よりも大きく形成されると共に前記第1筒体が内部に配置され、前記液体が流入する第2流入口、前記液体が噴出する第2流出口並びに前記第2流入口及び第2流出口の間であって、前記第1筒体の外周面より径方向外側に形成された第2移送路を有する第2筒体とを備え、前記混合気体が前記第1流出口から噴出すると、ベンチュリー効果により前記第2流出口、前記第2移送路及び前記第2流入口に負圧を生じさせることにより前記液体タンク内の前記液体を吸引し、この吸引された前記液体を前記第2流出口から噴出させるように構成したことを特徴とするブラスト装置、
(2)前記第2筒体よりも大きく形成されると共に第1筒体及び前記第2筒体が内部に配置され、圧縮気体源から供給される圧縮気体が流入する第3流入口、前記圧縮気体が噴出する第3流出口並びに前記第3流出口及び前記第3流出口の間であって、前記第2筒体の外周面より径方向外側に形成された第3移送路を有する第3筒体を備えた上記(1)記載のブラスト装置、
(3)第1筒体は、第1流出口が第3筒体の内部に位置するように前記第3筒体の内部に配置されている上記(2)記載のブラスト装置、
(4)第2移送路には、第1筒体の外周面と第2筒体の内周面との間隔を所定の寸法に維持するための第1スペーサ部材が配置されている上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のブラスト装置、
(5)第1スペーサ部材には、第1移送路を通過する混合気体の通過を許容するための第1切欠き部が形成されている上記(4)記載のブラスト装置、
(6)第3移送路には、第2筒体の外周面と第3筒体の内周面との間隔を所定の寸法に維持するための第2スペーサ部材が配置されている上記(2)乃至(5)のいずれかに記載のブラスト装置、
(7)第2スペーサ部材には、第2移送路を通過する圧縮気体の通過を許容するための第2切欠き部が形成されている上記(6)記載のブラスト装置、
を要旨とする。

発明の効果

0008

本発明によれば、外部の供給源と接続する配管の数を少なくすることができ、これによってブラスト装置の取扱いを容易にすることができる。したがって、本発明によれば、狭い箇所での作業や、細かい部分に対する処理を行う時に作業者が煩わしさを感じることなく作業を行うことができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明に係るブラスト装置の構成を表す断面図である。
粉粒体タンクが接続されている箇所の部分拡大断面図である。
図3aは、第1スペーサ部材の斜視図、図3bは第2スペーサ部材の斜視図である。
図1のA−A線断面図である。
噴射ノズルの第1移送路、第2移送路及び第3移送路とこれら各移送路移送される媒体を説明するための説明図である。
噴射ノズルのベース部材が設けられている箇所の部分拡大断面図である。

実施例

0010

本発明に係るブラスト装置1の構成を図1乃至図4に基づいて説明する。図1は、本発明に係るブラスト装置1の構成を表す断面図である。なお、本明細書において、「上流側」とは、圧縮気体としての圧縮空気が流入する側を意味し、「下流側」とは、圧縮空気が流出する側を意味する。また、本明細書において「先端」とは、ブラスト装置1において圧縮空気が噴射される側の端部、即ち図1におけるa方向の端部を意味し、「後端」とは、ブラスト装置1の先端と反対側の端部、即ち図1におけるb方向の端部を意味する。

0011

[ブラスト装置1の構成]
図1に示すように、ブラスト装置1は、操作部2、噴射媒体タンクとしての粉粒体タンク3、液体タンク4及び噴射ノズル5を備えている。これらは、ブラスト装置1の後端側から先端側に向けて、操作部2、粉粒体タンク3及び噴射ノズル5の順に配置されており、液体タンク4は噴射ノズル5の後端寄りに取り付けられている。また、操作部2、粉粒体タンク3及び噴射ノズル5は、操作部2の中に形成されている後述する第1移送部7の第1排出口13の位置、粉粒体タンク3を構成する後述する第2取込口及び第3排出口の位置、並びに噴射ノズル5を構成する後述する第1流入口67及び第1流出口68の位置が整合するようにして組み付けられている。

0012

[操作部2の構成]
操作部2は、把持部6、第1移送部7、第2移送部8、第1接続部9、第2接続部10及び第3接続部11を備えている。把持部6は、使用者がブラスト装置1を使用する時に把持するためのものである。この把持部6は、形状は特に限定されるものではないが、使用者がブラスト装置1を使用する時に把持しやすい形状であることが好ましい。本実施の形態では、把持部6の後端側の形状が曲線を有し、把持部6の先端側の形状が曲線と直線を組み合わせた形で形成されているが、使用者が把持しやすい形状であれば、これに限定されるものではない。

0013

第1移送部7及び第2移送部8は、把持部6の内部に形成されている。これら第1移送部7及び第2移送部8は、外部の圧縮空気源から供給される圧縮気体としての圧縮空気を移送するためのものである。第1移送部7は、外部から供給される圧縮空気を取り込む第1取込口12及び第1取込口12から取り込まれた圧縮空気を外部に排出する第1排出口13を有している。また、第2移送部8は、把持部6内において第1移送部7の所定位置から分岐し、第1取込口12から取り込まれた圧縮空気の一部を外部に排出する第2排出口14を有している。即ち、第1取込口12から取り込まれた圧縮空気は、第1移送部7を通過している途中で一部が第2移送部8に分流し、第1排出口13及び第2排出口14から排出される。

0014

調整レバー15は、第2移送部8が分岐する地点よりも上流側の第1移送部7の所定位置にて、該第1移送部7を移送される圧縮空気の流量を調整するためのものである。この調整レバー15は把持部6の先端側に設けられており、図示しない回転軸を中心にして、所定角度だけ回転させることができるように構成されている。この調整レバー15は、例えば使用者が操作すると回転軸を中心にして所定角度だけ回転する。第1移送部7における圧縮空気の流量は、この調整レバー15の回転量によって調整される。なお、この調整レバー15の構成及び調整レバー15による圧縮空気の排出量の調整に関する構成は、従来から公知のものを任意に使用してよい。

0015

第1接続部9は、第1移送部7の上流端側、即ち第1取込口12の近傍に形成されており、ブラスト装置1の外部にある圧縮空気の供給源(図示せず)から供給される圧縮空気を移送するホースH等と接続することができるように形成されている。この第1接続部9の構成は従来から公知の構成を任意に選択して用いてよく、例えば、第1接続部9は外周に雄ネジネジ山が形成されており、ホースH等の先端に設けられているコネクタCと接続することができるように構成してもよいし、これ以外の他の構成であってもよい。

0016

第2接続部10は、第1移送部7の下流端側、即ち第1排出口13の近傍に形成されており、粉粒体タンク3の後述する第1被接続部30と接続することができるように形成されている。この第2接続部10は、第1被接続部30と接続することが出来ればよく、従来から公知の形状のものを任意に選択して使用してよい。例えば、第2接続部10を雄ネジ状に形成し、第1被接続部30を雌ネジ状に形成して、これら第2接続部10及び第1被接続部30を接続することができるように形成してもよいし、これ以外の構成であってもよい。

0017

第3接続部11は、第2移送部8の下流端側、即ち第2排出口14の近傍に形成されており、第2移動部を移送された圧縮空気を後述するバイパス管路51の第3被接続部55と接続することができるように形成されている。この第3接続部11は、第3被接続部55と接続することが出来ればよく、従来から公知の形状のものを任意に選択して使用してよい。例えば、第3接続部11を雄ネジ状に形成し、第3被接続部55を雌ネジ状に形成して、これら第3接続部11及び第3被接続部55を接続することができるように形成してもよいし、これ以外の構成であってもよい。

0018

[粉粒体タンク3の構成]
図1に示すように、粉粒体タンク3は、操作部2の先端に取付固定されている。図2に示すように、この粉粒体タンク3は、タンク本体21と接続体22とを備えている。タンク本体21は、取付固定部23及び開口部24を有している。また、タンク本体21は、内部に空間25が形成されており、この空間25内に粉粒体26を貯留することができるように構成されている。取付固定部23は、接続体22を取付固定ためのもので、該接続体22を取付固定することができればその構成は限定されない。

0019

タンク本体21の内部には、所定量の粉粒体26が貯留される。粉粒体26としては、例えば炭酸水素ナトリウムセスキ炭酸ナトリウム炭酸ナトリウム食塩炭酸水素カリウム重炭酸カリウム等のような水溶性のものが挙げられるが、炭酸水素ナトリウムを用いることが好ましい。

0020

接続体22は、粉粒体タンク3を操作部2及び噴射ノズル5と接続するためのものである。接続体22には、流入経路27及び流出経路28、並びに取付部29、第1被接続部30及び第2被接続部31を備えている。また、接続体22には、導入管32及び排出部33が設けられている。

0021

流入経路27は、操作部2の第1移送部7を移送されて供給される圧縮空気を粉粒体タンク3内に流入させるための経路である。この流入経路27は、第1移送部7を移送された圧縮空気を流入させるための第1移送部流入口34と、この第1移送部流入口34から流入した圧縮空気を流出させる第1移送部流出口35とを有している。また、流出経路28は、タンク本体21内から流入する圧縮空気と粉粒体26との混合物である混合気体が流入する第2移送部流入口36と、この第2移送部流入口36から流入した混合気体を流出する第2移送部流出口37とを有している。

0022

取付部29は、タンク本体21の取付固定部23に取り付けることができるように形成されている。この取付部29は、取付固定部23に取り付けた時に、タンク本体21の内部を密閉した状態で閉じることができればよく、その構成は従来から公知のものを任意に選択して用いてよい。例えば、タンク本体21の取付固定部23は雄ネジ状のネジ山を形成しておき、接続体22の取付部29は取付固定部23と対応した雌ネジ状のネジ山を形成しておくことで、これら取付固定部23と取付部29とを固定することができるように構成してもよいし、これ以外の構成であってもよい。

0023

第1被接続部30は、接続体22の後端側の端部に形成されている。この第1被接続部30は、操作部2の第2接続部10と接続することができるように形成されている。なお、この第1被接続部30は、第2接続部10と接続することができればよく、その構成は従来から公知のものを任意に選択して用いてよい。例えば、上記した通り、第2接続部10の外周に雄ネジのネジ山を形成し、第1被接続部30の内周雌ネジのネジ山を形成しておいて、これら第2接続部10及び第1被接続部30を接続することができるように構成してもよいし、またこれ以外の構成であってもよい。

0024

第2被接続部31は、接続体22の前端側の端部に形成されている。この第2被接続部31は、噴射ノズル5に形成されている第3接続部11と接続することができるように形成されている。なお、この第2被接続部31は、第3接続部11と接続することができればよく、その構成は従来から公知のものを任意に選択して用いてよい。例えば、第3接続部11の外周に雄ネジのネジ山を形成し、第2被接続部31の内周に雌ネジのネジ山を形成しておいて、これら第3接続部11及び第2被接続部31を接続することができるように構成してもよいし、またこれ以外の構成であってもよい。

0025

導入管32は、第1導入口38と第1導出口39とを有する管状の部材である。この導入管32は、第1導入口38と第1導出口39とが連通した形で接続体22に設けられている。この導入管32は、下部に排出部33の後述するバネ部材44の他端部を取付固定するための排出固定部40を有している。排出固定部40は、導入管32に対して該導入管32の高さ方向における所定の位置に取り付けられている。導入管32に対して排出固定部40を取り付ける高さ方向の位置は、使用者が任意に調整してよい。また、図1に示すように、導入管32は排出部33の後述するバネ部材44と隣接するように接続体22に設けられている。また、この導入管32には、バネ部材44と対向する位置に噴出口41が開口形成しており、この噴出口41から混合気体が順次噴出されるようにも構成されている。なお、本実施の形態では、噴出口41の数は任意に設定してもよいし、その形状や大きさも任意に選択してよい。

0026

排出部33は、粉粒体タンク3内における圧縮空気と粉粒体26とが混合された混合気体を該粉粒体タンク3外に排出するためのものである。この排出部33は、第2導入口42と第2導出口43とを有し、さらには第2導入口42から下方にはバネ部材44が設けられている。第2導入口42は、接続体22をタンク本体21に取り付けた時に、タンク本体21の内部に位置するように形成されている。また、第2導出口43は、接続体22に噴射ノズル5が取り付けられた時に、噴射ノズル5の後述する第1流入口67と連通する位置に形成されている。

0027

バネ部材44は、排出部33において第2導入口42に近接する側の一端部に取り付けられている。即ち、このバネ部材44は、接続体22をタンク本体21に取付固定した時に、このタンク本体21内に位置するように取り付けられる。バネ部材44は、一端部が排出部33の第2導入口42に近接する位置に固定され、一端部とは反対側の他端部が導入管32の排出固定部40に固定されている。上記した通り、排出固定部40は、高さ方向の位置を任意に調整することができるので、この調整に伴ってバネ部材44も伸び縮みするようになっている。

0028

[液体タンク4の構成]
図1に示すように、液体タンク4は、噴射ノズル5の後述するベース部材66が設けられている箇所に取付固定されている。この液体タンク4は、液体タンク本体45とキャップ46とを備えている。液体タンク本体45は、中に水等の液体を貯留することができるように形成された容器状の部材であり、上部には第2接続体22と接続するための第2接続部10が形成されている。

0029

また、キャップ46は、噴射ノズル5の後述するベース部材66に対して着脱自在に構成されている。このキャップ46は、第2導管47を有しており、この第2導管47の第2筒体62寄りの端部に形成された孔部48が第2流入口70と連通するように形成されている。したがって、液体タンク4は、第2接続部10においてベース部材66に取り付けられると、第2導管47の端部に開口形成する孔部48が第2流入口70と接続される。

0030

[バイパス管路51の構成]
バイパス管路51は、圧縮空気が流入するバイパス流入口52と、このバイパス流入口52から流入した圧縮空気が流出するバイパス流出口53を有するバイパス移送路54と、バイパス流入口52が第2排出口14と連通するようにバイパス管路51を操作部2の第3接続部11と接続される第3被接続部55と、バイパス流出口53が第3流入口73と連通するようにバイパス管路51を噴射ノズル5に接続される第4被接続部56とを備えている。これにより、操作部2を介して外部の圧縮空気源から供給される圧縮空気の一部が粉粒体タンク3を経由せずに第3流入口73に向けて移送することができるようになっている。

0031

[噴射ノズル5の構成]
図1図4乃至図6に示すように、噴射ノズル5は、第1筒体61、第2筒体62、第3筒体63、第1スペーサ部材64、第2スペーサ部材65及びベース部材66を備えている。噴射ノズル5は、第1筒体61が第2筒体62の中に配置され、第2筒体62が第3筒体63の中に配置されるように構成され、さらに第1筒体61と第2筒体62との間には第1スペーサ部材64が配置され、第2筒体62と第3筒体63との間には第2スペーサ部材65が配置されている。また、これら第1筒体61、第2筒体62及び第3筒体63の後端側の端部は、ベース部材66によって固定されている。

0032

第1筒体61は、粉粒体タンク3から導出される混合気体を噴射するためのものである。この第1筒体61は、内径及び外径が任意に設定された所定の径を有するように形成されており、第1流入口67、第1流出口68及び第1移送路69を備えている筒状の部材である。第1流入口67は、噴射ノズル5が粉粒体タンク3の接続体22に取付固定された時に、該粉粒体タンク3の第2導出口43と連通するように形成されている。第1流出口68は、噴射ノズル5の先端に形成されており、第1流入口67から流入した混合気体が第1移送路69を移送された後に、第1流出口68から噴射されるように構成されている。なお、これら第1流入口67の孔径、第1流出口68の孔径及び第1移送路69の孔径は、同じであってもよいし異なっていてもよい。また、第1筒体61の材質も従来から公知のものを任意に選択して用いてよい。

0033

第2筒体62は、液体タンク4から案内される液体を移送した後に噴射するためのものである。この第2筒体62は、内径が第1筒体61の外径よりも大径となるように形成されており、第2流入口70、第2流出口71及び第2移送路72を備えている筒状の部材である。第2流入口70は、液体タンク4の中に貯留されている液体が流入するように形成された口であり、液体タンク4の孔部48と連通するように形成されている。また、第2流出口71は、噴射ノズル5の先端に形成されており、第2流入口70から流入した液体が第2移送路72を移送された後に噴射されるように形成された口である。第2移送路72は、第2筒体62の内部において、該第2筒体62の内周面と第1筒体61の外周面との間に形成された空間である。第2流入口70から流入した水等の液体は、この第2移送部8を移送された後に第2流出口71から噴射される。なお、図1に示すように、第2筒体62は、第1筒体61よりも短く形成されており、第2流入口70の位置は、第1流入口67よりも先端寄りに位置するように配置される。また、第2流出口71の位置は第1流出口68と面一となる位置に配置されている。

0034

第3筒体63は、後述するバイパス管路51から案内される圧縮空気を移送した後に噴射するためのものである。この第3筒体63は、内径が第2筒体62の外径よりも大径となるように形成されており、第3流入口73、第3流出口74及び第3移送路75を備えている筒状の部材である。第3流入口73は、バイパス管路51から供給される圧縮空気が流入するように形成された口であり、バイパス管路51のバイパス流出口53と連通するように形成されている。また、第3流出口74は、噴射ノズル5の先端に形成されており、第3流入口73から流入した圧縮空気が第3移送路75を移送された後に噴射されるように形成された口である。第3移送路75は、第3筒体63の内部において、該第3筒体63の内周面と第2筒体62の外周面との間に形成された空間である。第3流入口73から流入した圧縮空気は、この第3移送路75を移送された後に第3流出口74から噴射される。なお、図1に示すように、第3筒体63は、第1筒体61及び第2筒体62よりも短く形成されており、第3流入口73の位置は第1流入口67及び第2流入口70よりも先端よりに位置するように配置される。また、第3流出口74の位置は、第1流出口68及び第2流出口71よりも先端寄りの位置に配置されている。即ち、第1筒体61の第1流出口68及び第2筒体62の第2流出口71は、いずれも第3筒体63の内部に位置しており、さらに第2流出口71は第1流出口よりも後端寄りに位置するように配置されている。なお、第3筒体は、先端よりの端部を先細り状に形成してもよい。このように先細り状に形成することで後述する第2流出口71付近における後述するベンチュリー効果をより効果的に発生させやすくなり、液体タンク4内の液体の吸引力を向上させることが可能になる。

0035

図3(a)に示すように、第1スペーサ部材64は、第1筒体61が挿通される第1挿通孔81が貫通形成されている。この第1挿通孔81は、第1筒体61の外径と略同じ孔径となるように形成されており、挿通された第1筒体61との間でガタツキが生じないように形成されている。また、第1スペーサ部材64は、外周面が円弧上に形成された第1円弧状部82と、直線状に形成された第1切欠き部83とが交互に形成されている。本実施の形態では、これら第1円弧状部82と第1切欠き部83とがそれぞれ4つずつ形成されているが、これら第1円弧状部82と第1切欠き部83との数はこれに限定されるものではない。また、第1円弧状部82の数と第1切欠き部83の数は、同じであってもよいし異なっていてもよい。第1円弧状部82は、第2筒体62の内周面の曲率と略同じ曲率となるように形成されており、第2筒体62の中に配置された時に、第1円弧状部82と第2筒体62の内周面とが互いに当接し合うように形成されている。第1切欠き部83は、直線状に切り欠くことによって、第2筒体62の内周面との間に所定の間隔を有し、隙間を形成するように構成されている。なお、この第1切欠き部83によって形成される該第1切欠き部83の外面と第2筒体62の内周面との間の隙間は任意に設定することが出来るが、このように形成される第1切欠き部83の外面と第2筒体62の内周面との間隔は、第1筒体61の外周面と第2筒体62の内周面との間に形成される隙間の間隔よりも狭くなるように形成される。また、本実施の形態では、第1スペーサ部材64は噴射ノズル5の先端寄りに配置されているが、この第1スペーサ部材64を配置する場所はこれに限定されない。また、第1スペーサ部材64を配置する個数も1個に限定されず、複数個の第1スペーサ部材64を配置させてもよい。

0036

図3(b)に示すように、第2スペーサ部材65は、第2筒体62が挿通される第2挿通孔84が貫通形成されている。また、第2スペーサ部材65は、外周面が円弧状に形成された第2円弧状部85と、直線状に形成された第2切欠き部86とが交互に形成されている。本実施の形態では、これら第2円弧状部85と第2切欠き部86とがそれぞれ4つずつ形成されているが、これら第2円弧状部85と第2切欠き部86との数は、同じであってもよいし異なっていてもよい。第2円弧状部85は、第3筒体63の内周面の曲率と略同じ曲率となるように形成されており、第3筒体63の中に配置された時に、第2円弧状部85と第1筒体61の内周面とが互いに当接し合うように形成されている。第2切欠き部86は、直線状に切り欠くことによって、第3筒体63の内周面との間に所定の間隔を有し、隙間を形成するために形成されている。なお、この第2切欠き部86により第3筒体63の内周面との間に形成される隙間の間隔は任意に設定することが出来るが、このように形成される第2切欠き部86の外面と第3筒体63の内周面との間隔は、第2筒体62の外周面と第3筒体63の内周面との間に形成される隙間の間隔よりも狭くなるように形成される。また、本実施の形態では、第2スペーサ部材65は噴射ノズル5の先端よりに形成されているが、この第2スペーサ部材65を配置する場所はこれに限定されない。また、第2スペーサ部材65を配置する個数も1個に限定されず、複数個の第2スペーサ部材65を配置させてもよい。

0037

ベース部材66は、噴射ノズル5の後端寄りの端部に形成されており、内部に第1筒体61、第2筒体62及び第3筒体63が配置されるように構成されている。また、ベース部材66の後端側には、接続体22の第2被接続部31と接続可能に形成された第3接続部11が形成されている。また、ベース部材66には、液体タンク4を取付固定するための第4接続部87が形成されている。第4接続部87は、液体タンク4を構成する第2接続体22と接続することができるように構成されており、液体タンク4が接続された時に、該液体タンク4の孔部48と第2流入口70とが連通するように構成されている。

0038

図4に示すように、噴射ノズル5は、先端から見ると、径方向内側から外側に向けて、第1筒体61、第1スペーサ部材64、第2筒体62、第2スペーサ部材65及び第3筒体63が順に配置されている。第1筒体61の外周面と第1スペーサ部材64における第1挿通孔81の内周面とは互いに当接し合い、これら第1筒体61と第1スペーサ部材64との間にガタツキが発生しないように配置される。第1スペーサ部材64と第2筒体62とは、第1スペーサ部材64の第1円弧状部82の外周面と第2筒体62の内周面とが互いに当接し合い、これによって第1スペーサ部材64及び第2筒体62との間にガタツキが発生しないように配置される。また、第1筒体61と第2筒体62との間に第1スペーサ部材64が配置されることによって、第1筒体61と第2筒体62との間及び第1スペーサ部材64の第1切欠き部83及び第2筒体62の間には所定間隔の隙間が安定的に形成される。

0039

また、第2筒体62の外周面と第2スペーサ部材65における第2挿通孔84の内周面とは互いに当接し合い、ガタツキが発生しないように配置される。第2スペーサ部材65と第3筒体63とは、第2スペーサ部材65の第2円弧状部85の外周面と第3筒体63の内周面とが互いに当接し合い、これによって第2スペーサ部材65及び第3筒体63の間にガタツキが発生しないように配置される。また、第2筒体62と第3筒体63との間に第2スペーサ部材65が配置されることによって、第2筒体62と第3筒体63との間及び第2スペーサ部材65の第2切欠き部86及び第3筒体63の間には所定間隔の隙間が安定的に形成される。

0040

次に、本発明に係るブラスト装置1の作用効果について説明する。まず、本発明に係るブラスト装置1の噴射ノズル5から噴射される機構について説明する。

0041

図1及び図5に示すように、ブラスト装置1の噴射ノズル5は第1筒体61、第2筒体62及び第3筒体63を備えており、これら第1筒体61の内周面に囲まれた領域が第1移送路69となり、第1筒体61の外周面と第2筒体62の内周面とに囲まれた領域が第2移送路72となり、さらには第2筒体62の外周面と第3筒体63の内周面とに囲まれた領域が第3移送路75となる。そして、第1移送路69の先端部には第1流出口68が開口し、第2移送路72の先端部には第2流出口71が開口し、第3移送路75の先端部には第3流出口74が開口している。

0042

上記した通り、各移送路の中で最も内径側にある第1流入口67には、圧縮空気と粉粒体26が混合した混合気体が流入するため、第1流出口68からはこの混合気体が噴射される。この混合気体は、ブラスト装置1の外部にある圧縮空気源から供給される圧縮空気を利用しているため、所定の噴射圧力で噴射される。そのため、噴射ノズル5の先端では、ベンチュリー効果によって第1流出口68側付近の領域の圧力がその外部の圧力よりも低くなる現象が生じる。これにより、第2移送路72内の圧力も低くなり、第2流入口70と連通するように配置されている液体タンク4内の液体が吸引される。そして、この吸引された液体が噴射ノズル5の第2流入口70から流入し、第2移送路72を移送された後に第2流出口71から外部に向けて噴射される。

0043

この時、本実施の形態に係るブラスト装置1では、圧縮空気源から供給された圧縮空気の一部がバイパス管路51を経由して第3流入口73から流入し、第3移送路75を移送されて第3流出口74から流出させる。これにより、第2流出口71の付近には、第1流出口68から噴射される混合気体によるベンチュリー効果と、第3流出口74から噴射される圧縮空気によるベンチュリー効果を複合的に作用させることができる。したがって、本実施の形態に係るブラスト装置1によれば、第2流出口71の付近における圧力が低下した状態をより効果的にすることができ、さらにより効率よく液体タンク4内の液体を吸引し、第2流出口71から噴出させることが可能になる。

0044

特に、第3流出口74から圧縮空気を噴出させることにより、第2流出口71から噴出させる液体が飛散する方向をより均一にすることができる。そのため、被処理面に向けて粉粒体26をより効率よく噴出させることができ、被処理面の洗浄等をより効率よく行うことができる。

0045

また、本実施の形態に係るブラスト装置1では、噴射ノズル5の第2移送路72には第1スペーサ部材64が配置され、この第1スペーサ部材64に切欠き部を設けることによって、第2移送路72において液体が通過する面積を減少させている。そのため、該第2移送路72を通過する液体は、第1スペーサ部材64によって減少された面積を通過する際にその流速を増加させて通過し、その後もその流速を維持させながら液体を第2流出口71から噴出させることができる。したがって、本実施の形態に係るブラスト装置1によれば、第1スペーサ部材64を第2移送路72に配置することにより、使用時における第1筒体61及び第2筒体62の間のガタツキを防止することができるだけではなく、第2流出口71から噴出させる液体の流速を増加させ、さらにより効率的に液体タンク4内の液体を吸引し、第2流出口71から噴出させ、被処理面の汚れ等をより除去しやすくすることが可能になる。

0046

また、本実施の形態に係るブラスト装置1では、噴射ノズル5の第3移送路75には第2スペーサ部材65が配置され、この第2スペーサ部材65に第2切欠き部86を設けることによって、第3移送路75を圧縮空気が通過する面積を減少させている。そのため、該第3移送路75を通過する圧縮空気は、第2スペーサ部材65によって減少された面積を通過する際にその流速を増加させて通過し、その後もその増加した流速を維持させながら圧縮空気を第3流出口74から噴出させることができる。したがって、本実施の形態に係るブラスト装置1によれば、第2スペーサ部材65を第3移送路75に配置することにより、使用時における第2筒体62と第3筒体63の間のガタツキを防止することができるだけではなく、第3流出口74から噴出させる圧縮空気の流速を増加させて第2流出口71付近における負圧をより発生させやすくすることができる。したがって、本実施の形態に係るブラスト装置1では、液体タンク4の液体をより吸引しやすくすることができ、さらには第2流出口71から噴出させる液体の量及び第1流出口68から噴出させる混合気体の量を大きく増加させることが可能になる。

0047

次に、粉粒体タンク3の作用効果について説明する。本実施の形態に係るブラスト装置1では、タンク本体21に接続体22を取り付けると、導入管32、排出部33及びバネ部材44がタンク本体21の中に配置される。使用者が操作部2の調整レバー15を操作すると、圧縮空気源から供給された圧縮空気が流入経路27及び導入管32を通じてタンク本体21の内部に導入される。導入された圧縮空気は、タンク本体21内に貯留されている粉粒体26を該タンク本体21内で飛び散らせながら粉塵状にする。そして、粉塵状の粉粒体26と圧縮空気とが混合する混合気体となって、排出部33より排出される。

0048

この時、本実施の形態に係るブラスト装置1によれば、排出部33にバネ部材44が取付固定されているので、混合気体は、排出部33に向けて排出される時に、必ずバネ部材44の外方から内方に向けて通過するように、該バネ部材44を通過した上で排出部33に向けて流れる。そのため、粉塵状になった混合気体を排出部33に向けて移送する際、排出部33において詰まりが生じるおそれを確実に防止することができ、常に所定量の混合気体を供給することができる。

0049

これは、混合気体がバネ部材44を通過した上で排出部33に向かって流れることによる。即ち、混合気体は、粉塵状の粉粒体26を含んでいるために目詰まりを起こしやすいが、本実施の形態に係るブラスト装置1は、排出部33にバネ部材44が取り付けられているので、最も目詰まりが発生しやすい箇所は、バネ部材44になり、排出部33において目詰まりを起こすことを防止することができる。また、このブラスト装置1は、使用者が手に持って使用するため、前後上下左右の各方向に向けて揺れることが多い。そのため、仮にバネ部材44において混合気体による目詰まりが発生したとしても、ブラスト装置1の揺れによってバネ部材44も揺れるため、その際に目詰まりの要因となる粉粒体26とバネ部材44から除去することができる。したがって、本実施の形態に係るブラスト装置1では、粉粒体タンク3内における混合気体による目詰まりの発生を確実に防止することができ、さらには第1流出口68から確実に混合気体を噴出させることができると共に被処理面の汚れ等を除去することが可能になる。

0050

また、本実施の形態に係るブラスト装置1は、導入管32の側壁に噴出口41が開口形成されている。したがって、圧縮空気が供給されると、貯留されている粉粒体26に向けて該圧縮空気が移送されるのと併せて、噴出口41からも圧縮空気が噴出されるようになる。この噴出口41は、バネ部材44と対向する位置に開口形成しているため、噴出口41から噴出される圧縮空気は、バネ部材44に向けて噴出する。したがって、バネ部材44において目詰まりが発生した場合、この噴出される圧縮空気によってもこの目詰まりを除去することができる。また、圧縮空気が供給されると噴出口41からも噴出されるので、バネ部材44における目詰まりの発生も事前に防止することも可能になる。

0051

このように、本実施の形態に係るブラスト装置1は、圧縮空気源から供給される圧縮空気のみを用いて粉粒体26を含む混合気体を噴出させ、またこの噴出された混合気体を囲むように、ベンチュリー効果によって液体が噴出され、さらにこの液体を囲むように圧縮空気が噴出されるので、ブラスト装置1が外部の供給源と接続する必要があるのは圧縮空気源のみにすることができ、それ以外の粉粒体26の供給源等を接続する必要がない。したがって、本発明によれば、ブラスト装置1を使用する際に配管等が絡まることがなく、該ブラスト装置1の取り回しも容易に行うことが可能になる。また、これによって、細かい箇所の作業等も容易に行うことができるので、作業の効率も非常に大きくすることが可能になる。

0052

以上、本発明に係るブラスト装置の構成について説明したが、これは本発明に係るブラスト装置の一つの例にすぎず、これに限定されるものではない。また、本発明のブラスト装置は、本発明の趣旨から逸脱しない程度に、適宜変更してもよい。

0053

1ブラスト装置
2 操作部
3粉粒体タンク
4液体タンク
5噴射ノズル
26粉粒体
61 第1筒体
62 第2筒体
63 第3筒体
64 第1スペーサ部材
65 第2スペーサ部材
67 第1流入口
68 第1流出口
69 第1移送路
70 第2流入口
71 第2流出口
72 第2移送路
73 第3流入口
74 第3移送路

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