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技術 吐出器

出願人 株式会社吉野工業所
発明者 後藤孝之
出願日 2014年6月30日 (6年3ヶ月経過) 出願番号 2014-135393
公開日 2016年1月28日 (4年9ヶ月経過) 公開番号 2016-013838
状態 特許登録済
技術分野 容器の蓋 手動噴霧装置 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体
主要キーワード テコ機構 切割り 上内方 垂直板状 通過窓 押下げ力 カバー筒 中間部下
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年1月28日)のものです。
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図面 (9)

課題

本発明の目的は、2段テコを利用して、テコの倍力作用相乗的に高め、より少ない力でノズルヘッド押し下げることができるようにした吐出器を提供する。

解決手段

容器体頸部への固定可能な固定部4に対して昇降可能なノズルヘッド16を有する吐出器本体2と、この吐出器本体2の側外方装備した基体22を有し、基体22の周方向の一箇所に位置する第1ヒンジ52から第1テコ体50を、基体22の周方向の別の箇所に位置する第2ヒンジ62から第2テコ体60をそれぞれ突出したテコ付き部材20と、を具備する。第1テコ体50は、先端側に被押圧部56を、被押圧部56より基端寄りに、上記ノズルヘッド16の上面への当接可能な押下げ片58をそれぞれ有する。第2テコ体60は、先端側に指当て部68を、指当て部68より基端寄りに、被押圧部56の上側に当接可能な押圧部76をそれぞれ有する。

概要

背景

この種の吐出器として、容器体の口頸部へ装着可能な固定部に対してノズルヘッド昇降可能に形成した吐出器本体を有し、かつノズルヘッドを操作するためのテコ機構を設けたものが知られている(特許文献1)。
このテコ機構は、上記固定部の上部両側から一対の支持板起立するとともに、これら支持板の上端から、ノズルヘッドの上方へ操作板揺動可能に突出し、操作板の突出方向中間部から垂下する押圧片下端でノズルヘッドを押し下げ可能に構成してなる。

概要

本発明の目的は、2段テコを利用して、テコの倍力作用相乗的に高め、より少ない力でノズルヘッドを押し下げることができるようにした吐出器を提供する。容器体口頸部への固定可能な固定部4に対して昇降可能なノズルヘッド16を有する吐出器本体2と、この吐出器本体2の側外方装備した基体22を有し、基体22の周方向の一箇所に位置する第1ヒンジ52から第1テコ体50を、基体22の周方向の別の箇所に位置する第2ヒンジ62から第2テコ体60をそれぞれ突出したテコ付き部材20と、を具備する。第1テコ体50は、先端側に被押圧部56を、被押圧部56より基端寄りに、上記ノズルヘッド16の上面への当接可能な押下げ片58をそれぞれ有する。第2テコ体60は、先端側に指当て部68を、指当て部68より基端寄りに、被押圧部56の上側に当接可能な押圧部76をそれぞれ有する。

目的

本発明の目的は、2段テコを利用して、テコの倍力作用を相乗的に高め、より少ない力でノズルヘッドを押し下げることができるようにした吐出器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

容器体の口頸部に対して装着可能な固定部(4)を設け、固定部(4)に対して昇降可能なノズルヘッド(16)を有する吐出器本体(2)と、この吐出器本体(2)の側外方装備した基体(22)を有し、基体(22)の周方向の一箇所に位置する第1ヒンジ(52)から第1テコ体(50)を、基体(22)の周方向の別の箇所に位置する第2ヒンジ(62)から第2テコ体(60)をそれぞれ突出したテコ付き部材(20)と、を具備し、第1テコ体(50)は、先端側に被押圧部(56)を、被押圧部(56)より基端寄りに、上記ノズルヘッド(16)の上面への当接可能な押下げ片(58)をそれぞれ有し、第2テコ体(60)は、先端側に指当て部(68)を、指当て部(68)より基端寄りに、被押圧部(56)の上側に当接可能な押圧部(76)をそれぞれ有する吐出器。

請求項2

第1ヒンジ(52)及び第2ヒンジ(62)は、上方から見て、吐出器本体(2)の両側に位置しており、第1テコ体(50)は、第1ヒンジ(52)から突出する第1アーム(54)の中間部下面から押下げ片(58)を垂設するとともに、第1アーム(54)の先端部寄りの部分を被押圧部(56)としてなることを特徴とする、請求項1記載の吐出器。

請求項3

上記指当て部(68)を押し下げる前の状態で、押下げ片(58)の下端をノズルヘッド(16)の上面に当接させたとともに、上記第1アーム(54)が第1ヒンジ(52)から上内方へ突出するように設け、第1ヒンジ(52)の高さを、ノズルヘッド(16)の上面に当接する押下げ片(58)の下端部の高さと等しくしたことを特徴とする、請求項2記載の吐出器。

請求項4

上記指当て部(68)を押し下げる前の状態で、上記第1ヒンジ(52)からの第1アーム(54)の突出方向の延長線(E)上に第2ヒンジ(62)が位置するようにしたことを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の吐出器。

請求項5

上記基体(22)は、上記吐出器本体(2)の固定部(4)に対して、連結手段(24)を介して連結されるとともに吐出器本体(2)を囲む基筒部(36)を有し、この基筒部(36)の一側に吐出物通過窓(42)を開口するとともに、基筒部(36)のうち通過窓(42)の上側に第2ヒンジ(62)を、第2ヒンジ(62)に対して基筒部(36)の直径方向反対側に第1ヒンジ(52)を形成したことを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の吐出器。

請求項6

上記第2テコ体(60)の上部と基筒部(36)との間に、指当て部(68)の押下げ前の状態で第2テコ体(60)を係止するストッパ(S)を設け、指当て部(68)を押し下げることでストッパ(S)が強制的に解除されるように形成したことを特徴とする、請求項5記載の吐出器。

技術分野

0001

本発明は、吐出器、特に容器体の口頸部に装着するための吐出器に関する。

背景技術

0002

この種の吐出器として、容器体の口頸部へ装着可能な固定部に対してノズルヘッド昇降可能に形成した吐出器本体を有し、かつノズルヘッドを操作するためのテコ機構を設けたものが知られている(特許文献1)。
このテコ機構は、上記固定部の上部両側から一対の支持板起立するとともに、これら支持板の上端から、ノズルヘッドの上方へ操作板揺動可能に突出し、操作板の突出方向中間部から垂下する押圧片下端でノズルヘッドを押し下げ可能に構成してなる。

先行技術

0003

特開2011−230842

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1の吐出器は、一個テコを利用して、テコの倍力作用により、少ない力でノズルヘッドを押し下げることができるようにしたものである。

0005

しかしながら、手の力の弱い利用者、例えば病人高齢者のためには、より簡単に操作できる吐出器が要望されている。

0006

本発明の目的は、2段テコを利用して、テコの倍力作用を相乗的に高め、より少ない力でノズルヘッドを押し下げることができるようにした吐出器を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

第1の手段は、容器体の口頸部に対して装着可能な固定部4を設け、固定部4に対して昇降可能なノズルヘッド16を有する吐出器本体2と、
この吐出器本体2の側外方装備した基体22を有し、基体22の周方向の一箇所に位置する第1ヒンジ52から第1テコ体50を、基体22の周方向の別の箇所に位置する第2ヒンジ62から第2テコ体60をそれぞれ突出したテコ付き部材20と、
具備し、
第1テコ体50は、先端側に被押圧部56を、被押圧部56より基端寄りに、上記ノズルヘッド16の上面への当接可能な押下げ片58をそれぞれ有し、
第2テコ体60は、先端側に指当て部68を、指当て部68より基端寄りに、被押圧部56の上側に当接可能な押圧部76をそれぞれ有する。

0008

本手段は、図1に示すように、第1テコ体50と第2テコ体60とからなる2段テコを利用した吐出器を提案する。指当て部68に加えられた力は、各テコ体の倍力作用により2段階に亘って増大させられ、ノズルヘッドに伝わる(図5に示す力Fa、Fb、Fcを参照)。このテコの倍力作用の相乗効果により、指当て部68の押し圧を低減することができる。従って手先の力の弱い利用者にとっても使い勝手がよい。本手段において、各テコ体の「基端」とは第1ヒンジ又は第2ヒンジに連なる端部を、「先端」とは基端と反対側の端部をいうものとする。

0009

第2の手段は、第1の手段を有し、かつ第1ヒンジ52及び第2ヒンジ62は、上方から見て、吐出器本体2の両側に位置しており、
第1テコ体50は、第1ヒンジ52から突出する第1アーム54の中間部下面から押下げ片58を垂設するとともに、第1アーム54の先端部寄りの部分を被押圧部56としてなる。

0010

本手段は、図2に示すように、上方からみて第1ヒンジ52及び第2ヒンジ62が吐出器本体2の両側に位置するようにテコ付き部材20を構成している。これにより、例えば図4に示すように、第1テコ体50及び第2テコ体60を両開き展開した状態でテコ付き部材20を成形しておき、次に各テコ体を順次折り畳むことで組み付けができるから、組み立て作業が容易である。

0011

第3の手段は、第2の手段を有し、かつ上記指当て部68を押し下げる前の状態で、押下げ片58の下端をノズルヘッド16の上面に当接させたとともに、上記第1アーム54が第1ヒンジ52から上内方へ突出するように設け、
第1ヒンジ52の高さを、ノズルヘッド16の上面に当接する押下げ片58の下端部の高さと等しくした。

0012

本手段では、図1に示すように、第1ヒンジ52の高さを、ノズルヘッド16の上面に当接する押下げ片58の下端部の高さと等しくしている。この構成によれば、第2テコ体60により第1テコ体50が押し下げられたときに、図5(A)に示すように、押下げ片58の下端がノズルヘッド16をその上面に対して直角な方向に圧接する。これにより圧接力の全てがノズルヘッド16の押下げ力として作用し、効率的な押下げが可能となる。より具体的には実施例で説明する。

0013

第4の手段は、第2の手段又は第3の手段を有し、かつ上記指当て部68を押し下げる前の状態で、上記第1ヒンジ52からの第1アーム54の突出方向の延長線E上に第2ヒンジ62が位置するようにした。

0014

本手段では、図1に示すように、第1ヒンジ52からの第1アーム54の突出方向の延長線E上にあるように第2ヒンジ62を位置させている。これにより、第2テコ体60の指当て部68が押し下げられたときに、図5(A)に示すように、押圧部76の下端が第1アーム54をその上面に対して直角な方向に圧接する。圧接力の全てが第1アーム54の回転力として作用するので、第1アームを効率的に回転させることができる。より具体的には実施例で説明する。

0015

第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
上記基体22は、上記吐出器本体2の固定部4に対して、連結手段24を介して連結されるとともに吐出器本体2を囲む基筒部36を有し、
この基筒部36の一側に吐出物通過窓42を開口するとともに、
基筒部36のうち通過窓42の上側に第2ヒンジ62を、第2ヒンジ62に対して基筒部36の直径方向反対側に第1ヒンジ52を形成した。

0016

本手段では、図1に示すように、上記テコ付き部材20の基体22が、吐出器本体2と連結され、吐出器本体2を囲む基筒部36を有するようにしている。この基筒部36は、吐出器本体を保護するカバー筒と、第1ヒンジ52及び第2ヒンジ62を介して各テコ体を支え支持台とを兼ねている。

0017

第6の手段は、第5の手段を有し、かつ
上記第2テコ体60の上部と基筒部36との間に、指当て部68の押下げ前の状態で第2テコ体60を係止するストッパSを設け、指当て部68を押し下げることでストッパSが強制的に解除されるように形成した。

0018

本手段では、使用しない状態での持ち運びなどにより、テコが不意に動いたり、他物との接触によりテコが作動することを防止するためのストッパSを設けることを提案している(図6参照)。ストッパSを第2テコ体60と基筒部36との間に設けることで、より適切な制動力が得られる。

発明の効果

0019

第1の手段に係る発明によれば、第2テコ体60が第1テコ体50を、かつ第1テコ体50がノズルヘッド16をそれぞれ押し下げる2段テコを用いたから、各テコ体の倍力作用の相乗的効果により、より僅かな力でノズルヘッドを押し下げることができる。
第2の手段に係る発明によれば、第1ヒンジ52及び第2ヒンジ62は、上方から見て、吐出器本体2の両側に位置しているから、第1テコ体50及び第2テコ体60を両開きに展開した状態から折り畳むことで簡単に組み立てができる。
第3の手段に係る発明によれば、第1ヒンジ52の高さを、ノズルヘッド16の上面に当接する押下げ片58の下端部の高さと等しくしたから、押下げ片58によるノズルヘッド16に押し下げを効果的に行うことができる。
第4の手段に係る発明によれば、上記指当て部68を押し下げる前の状態で、上記第1ヒンジ52からの第1アーム54の突出方向の延長線E上に第2ヒンジ62が位置するようにしたから、第1アーム54を効果的に回転させることができる。
第5の手段に係る発明によれば、吐出器本体2を囲む基筒部36に第1テコ体50及び第2テコ体60を付設したから、基筒部36が、吐出器本体を囲む保護カバー及び2つのテコ体を支える支持台の2つの役目を兼用することができる。
第6の手段に係る発明によれば、第2テコ体60の上部と基筒部36との間に、指当て部68の押下げ前の状態で第2テコ体60を係止するストッパSを設けたから、不意に第2テコ体60及び第1テコ体50が動いてしまうという不都合を低減できる。

図面の簡単な説明

0020

本発明の第1実施形態に係る吐出器の縦断面図である。
図1の吐出器の平面図である。
図1の吐出器の正面図である。
図1の吐出器の主要部品展開状態の縦断面図である。
図1の吐出器の作用説明図である。
本発明の第2実施形態に係る吐出器の縦断面図である。
図6の吐出器の主要部品の展開状態の縦断面図である。
図6の吐出器の作用説明図である。

発明を実施するための最良の形態

0021

図1から図5は、本発明の第1の実施形態に係る吐出器を示している。この吐出器は、吐出器本体2と、テコ付き部材20とで形成している。これら各部材は、たとえば合成樹脂や金属で形成することができる。

0022

吐出器本体2は、従来公知の構造であり、容器体100の口頸部102に対して固定可能な固定部4と、この固定部4に対して昇降可能な作動部材14とを有する。吐出器本体2は、スプレー式エアゾール吐出器を含む)やポンプ式の吐出器とすることができる。ここではポンプ式のものを例にとって説明する。

0023

上記固定部4は、装着部材6と、シリンダ8とを有する。

0024

上記装着部材6は、容器体100の口頸部102外面へ嵌合可能な装着筒部6aの上端から、フランジ状頂壁部6bを内方突出し、このフランジ状頂壁部6bの内周部から案内筒部6cを起立している。

0025

上記シリンダ8は、上記装着部材6の上部に固定され、固定箇所から垂下されている。シリンダ8の下部内には図示しない第1逆止弁を設ける。

0026

上記作動部材14は、上記シリンダ8内へ昇降自在に嵌合した筒状ピストン(図示せず)を有し、この筒状ピストンと連動して昇降するノズルヘッド16を設けている。このノズルヘッド16は、ノズル18を前方へ突出している。本明細書では、便宜上、図1の左側に現れる向きを「前方」、同図の右側に現れる向きを「後方」という。作動部材14は、コイルスプリングなどの弾性手段により上方へ付勢されている。ノズルヘッド16の上面は平坦な水平面となっている。

0027

上記作動部材14の内部には、第2逆止弁(図示せず)が設けられている。そして、固定部4に対する作動部材14の下降により、シリンダ8内の液体が第2逆止弁を通ってノズル18から吐出され、作動部材14の上昇により容器体内の液体が第1逆止弁を通ってシリンダ8内へ吸い込まれるように構成している。

0028

テコ付き部材20は、本実施形態において吐出器本体2を囲むカバー部材を兼ねており、図1に示すように基体22と、第1テコ体50と、第2テコ体60とで構成されている。

0029

上記基体22は、図1に示すように、連結手段24と基筒部36とを有する。

0030

上記連結手段24は、上記装着筒部6aの外面に嵌合させた嵌合筒部26を有する。そして、嵌合筒部26の上端から内向きフランジ状の係止板部28を内方突出する。この係止板部28は、装着部材6のフランジ状頂壁部6b上面に係止させている。また上記嵌合筒部26の上端からは、外向きフランジ状の連結板部30を外方突出し、この連結板部に基筒部36を連結している。

0031

好適な図示例では、上記嵌合筒部26の内面下端部には、上記装着筒部6aの下面と係合可能な係止突部32を周設している。また嵌合筒部26の前壁部には、その筒軸全長に亘って第1スリット34Aを設けている。また上記係止板部28及び連結板部30の前壁部分には、これら両板部を前後方向に横断する第2スリット34Bを設けている。第1スリット34A及び第2スリット34Bはノズル18の幅に対応する幅を有する。そうすることで、テコ付き部材20に対して吐出器本体2を下側から装着するときに、吐出器本体2のノズル18が第1スリット34A及び第2スリット34Bを通過することを可能としている。

0032

上記基筒部36は、上面及び下面開口であり、その上下方向の略中間部に上記連結板部30を連結している。図示例の基筒部36は、略四角筒状に形成しているが、その形状は適宜変更することができる。基筒部36の内面と吐出器本体2の外周面との間には距離をとるものとする。

0033

上記基筒部36の前壁部36aには、図1に示す連結板部30との連結箇所より上方へ延びる縦長で小幅の通過窓42を形成する。また図3に示すように、通過窓42の下端から基筒部36の上端へ通過窓より幅の大きい第2切割り39を穿設している。図示例の第2切割り39の幅は、基筒部36の2つの側壁部36c同士の間隔と略同じである。また前壁部36aの通過窓42の幅は、上述のノズルの幅と同程度とすればよい。

0034

また上記基筒部36の後壁部36bには、図1に示すように、第1切割り38を形成している。この第1切割り38は、第2切割り39の下端より低い位置から基筒部36の上端へ延びる。図示例では、第1切割り38の幅は、通過窓の幅より大きく、かつ第2切割り39の幅よりも小さい。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。

0035

上記第1テコ体50は、第1アーム54と押下げ片58とを有する。上記第1アーム54は、第1切割り38の下端から第1ヒンジ52を介して上内方へ出している。第1アーム54は、ノズルヘッド16の上方に位置している。上記押下げ片58は、第1アームの長手方向中間部から垂下している。上記押下げ片58の下端は、ノズルヘッド16の上面に当接させている。上記第1アーム54の先部は、テコの力点である被押圧部56として、第2テコ体60による押下げ可能に配置する。

0036

第1ヒンジ52は、肉薄ヒンジとして形成することが好適である。しかしながらその構造は適宜変更することができる。

0037

また本実施形態では、第1ヒンジ52の高さを、ノズルヘッド16の上面に当接する押下げ片58の下端部の高さと等しくしている。この構成により、第2テコ体60により第1テコ体50が押し下げられたときに、図5(A)に示すように、押下げ片58の下端は第1ヒンジ52を中心とする円弧C1の上を動こうとする。このとき、押下げ片58の下端がノズルヘッド16をその上面に対して直角な方向に圧接する。圧接力の全てがノズルヘッド16の押下げ力として作用するので、ノズルヘッド16を効率的に押し下げることができる。もっともこの構造は適宜変更することができる。

0038

上記第2テコ体60は、図1に示すように、垂直な第2アーム64の上部から操作片66を後方突出してなる。

0039

上記第2アーム64は、第2切割り39の下端から第2ヒンジ62を介して起立している。図示例の第2アーム64は、垂直板状に形成されている。

0040

なお、上記第2ヒンジ62は、図3に示すように、通過窓42の上端の両側の第2切割り39の下端部分に形成する一対の肉薄ヒンジ部62a、62bで形成する。これら肉薄ヒンジ部は第2アーム64の下端部の対応箇所に連結している。

0041

上記操作片66は、少なくとも、第2アーム64の上端部から後方へ突出する頂板部67を有し、上記頂板部67の後部に指当て部68を形成してなる。また図示例では、頂板部67の後端部から垂下壁部72を下方へ突出している。
好適な一つの実施例として、上記頂板部67の後部を陥没させて陥没凹部とし、この陥没凹部を指当て部としてもよい。また上記陥没凹部及び陥没凹部の後端部70から垂下壁部72の上端部までの範囲を、指当て部68としてもよい。さらに指当て部68の形状は適宜変更することができる。なお、図示例の陥没凹部は側方から見て円弧状に形成している。本実施形態では、テコの力点を明確にするために、上記陥没凹部の後端部70付近に指を掛けて押し下げる場合について説明しているが、陥没凹部内に指を入れて押圧してもよい。また上記頂板部67の左右方向両側から一対の側板部74を垂下している。これら側板部74の前端部は第2アーム64に、また側板部74の後端部は垂下壁部72にそれぞれ連結している。

0042

上記頂板部67の前部からは、押圧部76を垂下している。図示の押圧部76は、左右方向に幅広の垂直板状であるが、その形態は適宜変更することができる。押圧部76の下端は、第1アーム54の被押圧部56上面へ当接している。

0043

なお、図示例では、指当て部68を押し下げる前の状態で、図1に示すように、第1ヒンジ52からの第1アーム54の突出方向の延長線E上にあるように第2ヒンジ62を位置させている。これの構成によれば、図5(A)に示すように、第2テコ体60の指当て部68が押し下げられたときに、第2テコ体60の押圧部76の下端は第2ヒンジ62を中心とする円弧C2の上を動こうとする。このとき、押圧部76の下端が第1アーム54をその上面に対して直角な方向に圧接する。圧接力の全てが第1アーム54の回転力として作用するので、第1アームを効率的に回転させることができる。もっともこの構造は適宜変更することができる。

0044

基体22と第1テコ体50と第2テコ体60とは全体として一体成形している。金型で成形するときには、例えば図4に示すように、基体22に対して第1テコ体50及び第2テコ体60を両開きに展開した形態で成形するとよい。展開状態で成形したテコ付き部材20を吐出器本体2に取り付け、2つの両テコ体を折り畳むことで、簡単に装着できる。

0045

上記構成において、図5(A)に示すように、指当て部68を押し下げると、第2テコ体60が第2ヒンジ62を中心に回転しようとするので、第2テコ体60の押圧部76が第1テコ体50の被押圧部56を押し下げる。すると第1テコ体50が第1ヒンジ52を中心に回転しようとして、第1テコ体50の押下げ片58の下端がノズルヘッド16の上面を押し下げる。

0046

この押下げにより、ノズルヘッド16が図5(B)に示すように下降し、そして図5(C)に至る下限位置で停止する。

0047

上述の操作において、テコの倍力作用により、指当て部68を押し下げる力Faよりも、押圧部76が被押圧部56を押し下げる力Fbの方が大きく、かつよりも押下げ片58がノズルヘッド16を押し下げる力Fcの方が大きい。ノズルヘッド16を押し下げることに必要な力は一定であるから、指当て部68を押し下げる力が小さくてよいことになり、手の力の弱い利用者でも十分に扱える。

0048

図5において、h2はノズルヘッド16のストロークの上限状態と下限状態との間でのノズルヘッドの高低差を、またh1は第2テコ体60の上部の高低差との比を表している。2段テコ全体の倍力作用は、h2に対するh1の比率により決まる。2段テコの構成を採用することで、指当て部68の押し圧の低減を自由に設計することができる。図示例では、指当て部の押し圧が約1/4となるようにした構成を記載している。

0049

以下、本発明の他の実施形態を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構成については、解説を省略する。

0050

図6から図8は、本発明の第2実施形態を示している。本実施形態では、第2テコ体60の上部と基筒部36の対応箇所との間にストッパSを形成したものである。このストッパSは指当て部68の押下げにより強制的に解除されるように構成されている。

0051

ストッパSは、第2テコ体60の上部に設けたテコ側係合部s1と、基筒部36に設けた基体側係合部s2とが相互に分離可能に係合するように形成する。

0052

本実施形態では、テコ側係合部s1は、操作片66の側板部74の外面上部に設けた凸部として形成している。また基体側係合部s2は、基筒部の左右側壁部36cの内面上部に形成した凹部としている。もっともテコ側係合部s1を凹部に、基体側係合部s2を凸部に形成してもよく、またこれら係合部の位置は適宜変更しても構わない。

0053

2…吐出器本体 4…固定部 6…装着部材6a…装着筒部
6b…フランジ状頂壁部 6c…案内筒部 8…シリンダ
14…作動部材16…ノズルヘッド18…ノズル
20…テコ付き部材22…基体
24…連結手段 26…嵌合筒部 28…係止板部 30…連結板部
32…係止突部 34A…第1スリット34B…第2スリット
36…基筒部 38…第1切割り39…第2切割り
42…通過窓44…頂壁部 46…係合板
50…第1テコ体52…第1ヒンジ54…第1アーム56…被押圧部
58…押下げ片
60…第2テコ体 62…第2ヒンジ
62a、62b…肉薄ヒンジ部 64…第2アーム
66…操作片67…頂板部 68…指当て部
70…後端部 72…垂下壁部 74…側板部 76…押圧部
C1、C2…円弧E…延長線
S…ストッパs1…テコ側係合部 s2…基体側係合部
100…容器体102…口頸部

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