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技術 画像形成装置及び転写装置

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 徳山篤人
出願日 2014年6月23日 (6年6ヶ月経過) 出願番号 2014-128483
公開日 2016年1月18日 (4年11ヶ月経過) 公開番号 2016-009025
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における帯電・転写・分離 カラー電子写真
主要キーワード 積載容器 フィーダーユニット 仮想線分 取出部材 長径側 張力付与部材 デカーラー 垂直二等分線
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年1月18日)のものです。
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図面 (6)

課題

媒体の厚みが変わっても、安定して媒体に画像を転写すること。

解決手段

像保持体(B)との間の転写位置(16)に搬送された媒体(S)に対して像保持体(B)の表面の像を転写する転写部材(T2b)であって、転写位置(16)における像保持体(B)の曲率中心(11)と転写部材(T2b)の回転中心(12)とを結ぶ仮想線分(L1)の垂線(L2)上に配置された回転中心(2)を中心とする弧状の軌跡に沿って像保持体(B)に接近・離間可能に支持される転写部材(T2b)と、を備えたことを特徴とする画像形成装置(B)。

概要

背景

画像形成装置において、画像を転写する転写装置に関して、以下の特許文献1,2に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2004−109463号公報には、2次転写ローラ(3)の回転軸と、2次転写ローラ(3)と対向する対向ローラ(23)の回転軸とを結ぶ方向に延びる一対の拘束部材(15)に、2次転写ローラ(3)の回転軸を案内させて、2次転写ローラ(3)を転写ベルト(2)に接触させる構成が記載されている。特許文献1の構成では、シート(4)の厚みに応じて2次転写ローラ(3)が移動する場合に、拘束部材(15)により2次転写ローラ(3)の移動方向が制限されており、2次転写ローラ(3)と対向ローラ(23)とが接触する荷重方向の変化を制限し、荷重方向の変化に伴うニップ圧変動を低減している。

特許文献2としての特開2007−32827号公報には、2次転写ローラ(23)が、2次転写ローラ(23)と中間転写ベルト(10)とのニップ位置よりも下流側に設けられた支点軸(24)を中心に回転可能な支持板(25)に支持された構成が記載されている。特許文献2には、中間転写ベルト(10)の下側に配置された2次転写ローラ(23)の回転軸よりもさらに下方に支点軸(24)が配置されている。特許文献2の構成では、ニップ位置をシートが通過する際に、シートの厚みに応じて、2次転写ローラ(23)が支持点(24)を中心とする弧状の軌跡に沿って移動する。

概要

媒体の厚みが変わっても、安定して媒体に画像を転写すること。像保持体(B)との間の転写位置(16)に搬送された媒体(S)に対して像保持体(B)の表面の像を転写する転写部材(T2b)であって、転写位置(16)における像保持体(B)の曲率中心(11)と転写部材(T2b)の回転中心(12)とを結ぶ仮想線分(L1)の垂線(L2)上に配置された回転中心(2)を中心とする弧状の軌跡に沿って像保持体(B)に接近・離間可能に支持される転写部材(T2b)と、を備えたことを特徴とする画像形成装置(B)。

目的

本発明は、媒体の厚みが変わっても、安定して媒体に画像を転写することを技術的課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

表面に像を保持する像保持体と、前記像保持体と対向して配置され、前記像保持体との間の転写位置に搬送された媒体に対して前記像保持体の表面の像を転写する転写部材であって、前記転写位置における前記像保持体の曲率中心と前記転写部材の回転中心とを結ぶ仮想線分垂線上に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材と、を備えたことを特徴とする画像形成装置

請求項2

媒体の搬送方向に対して、前記転写位置よりも下流側の位置に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記転写位置を通過する前記垂線上に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。

請求項4

表面に像を保持する無端帯状の像保持体と、前記像保持体を支持する支持部材と、前記像保持体の曲率中心である前記支持部材の回転中心と前記転写部材の回転中心とを結ぶ仮想線分の垂線上に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。

請求項5

媒体の搬送方向に対して、前記像保持体が前記支持部材に巻き付く巻付領域上流端よりも上流側で前記像保持体に接触する前記転写部材、を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。

請求項6

前記支持部材と同径の前記転写部材であって、前記仮想線分を二等分する前記垂線上に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材、を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。

請求項7

表面に像を保持する像保持体と対向して配置され、前記像保持体との間の転写位置に搬送された媒体に対して前記像保持体の表面の像を転写する転写部材であって、前記転写位置における前記像保持体の曲率中心と前記転写部材の回転中心とを結ぶ仮想線分の垂線上に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材、を備えたことを特徴とする転写装置

技術分野

0001

本発明は、画像形成装置及び転写装置に関する。

背景技術

0002

画像形成装置において、画像を転写する転写装置に関して、以下の特許文献1,2に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2004−109463号公報には、2次転写ローラ(3)の回転軸と、2次転写ローラ(3)と対向する対向ローラ(23)の回転軸とを結ぶ方向に延びる一対の拘束部材(15)に、2次転写ローラ(3)の回転軸を案内させて、2次転写ローラ(3)を転写ベルト(2)に接触させる構成が記載されている。特許文献1の構成では、シート(4)の厚みに応じて2次転写ローラ(3)が移動する場合に、拘束部材(15)により2次転写ローラ(3)の移動方向が制限されており、2次転写ローラ(3)と対向ローラ(23)とが接触する荷重方向の変化を制限し、荷重方向の変化に伴うニップ圧変動を低減している。

0003

特許文献2としての特開2007−32827号公報には、2次転写ローラ(23)が、2次転写ローラ(23)と中間転写ベルト(10)とのニップ位置よりも下流側に設けられた支点軸(24)を中心に回転可能な支持板(25)に支持された構成が記載されている。特許文献2には、中間転写ベルト(10)の下側に配置された2次転写ローラ(23)の回転軸よりもさらに下方に支点軸(24)が配置されている。特許文献2の構成では、ニップ位置をシートが通過する際に、シートの厚みに応じて、2次転写ローラ(23)が支持点(24)を中心とする弧状の軌跡に沿って移動する。

先行技術

0004

特開2004−109463号公報(「0019」〜「0025」、図2図3
特開2007−32827号公報(「0018」、図1

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、媒体の厚みが変わっても、安定して媒体に画像を転写することを技術的課題とする。

課題を解決するための手段

0006

前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
表面に像を保持する像保持体と、
前記像保持体と対向して配置され、前記像保持体との間の転写位置に搬送された媒体に対して前記像保持体の表面の像を転写する転写部材であって、前記転写位置における前記像保持体の曲率中心と前記転写部材の回転中心とを結ぶ仮想線分垂線上に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材と、
を備えたことを特徴とする。

0007

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
媒体の搬送方向に対して、前記転写位置よりも下流側の位置に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材、
を備えたことを特徴とする。

0008

請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、
前記転写位置を通過する前記垂線上に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材、
を備えたことを特徴とする。

0009

請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、
表面に像を保持する無端帯状の像保持体と、
前記像保持体を支持する支持部材と、
前記像保持体の曲率中心である前記支持部材の回転中心と前記転写部材の回転中心とを結ぶ仮想線分の垂線上に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材と、
を備えたことを特徴とする。

0010

請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、
媒体の搬送方向に対して、前記像保持体が前記支持部材に巻き付く巻付領域上流端よりも上流側で前記像保持体に接触する前記転写部材、
を備えたことを特徴とする。

0011

請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の画像形成装置において、
前記支持部材と同径の前記転写部材であって、前記仮想線分を二等分する前記垂線上に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材、
を備えたことを特徴とする。

0012

前記技術的課題を解決するために、請求項7に記載の発明の転写装置は、
表面に像を保持する像保持体と対向して配置され、前記像保持体との間の転写位置に搬送された媒体に対して前記像保持体の表面の像を転写する転写部材であって、前記転写位置における前記像保持体の曲率中心と前記転写部材の回転中心とを結ぶ仮想線分の垂線上に配置された回転中心を中心とする弧状の軌跡に沿って前記像保持体に接近・離間可能に支持される前記転写部材、
を備えたことを特徴とする。

発明の効果

0013

請求項1,7に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない構成と比べて、媒体の厚みが変わっても、安定して媒体に画像を転写することができる。
請求項2に記載の発明によれば、媒体の搬送方向に対して転写位置よりも上流の位置に回転中心を配置した構成に比べて、部材どうし干渉を低減できる。
請求項3に記載の発明によれば、転写位置を通過しない垂線上に回転中心が配置された構成に比べて、媒体の搬送方向に対する転写位置の変動を低減することができる。

0014

請求項4に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない構成に比べて、無端帯状の像保持体に対する転写部材の媒体の搬送方向への変動を低減することができる。
請求項5に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない構成に比べて、巻付領域の上流端よりも上流側における転写条件の変化を低減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、支持部材の径と転写部材の径とが異なる構成に比べて、設計を容易にすることができる。

図面の簡単な説明

0015

図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図2は実施例1の画像形成装置の要部の説明図である。
図3は実施例1の転写装置の要部説明図である。
図4は従来の転写部材の回転位置を示す作用説明図である。
図5は実施例1の転写部材の回転位置を示す作用説明図であり、図4に対応する説明図である。

0016

次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。

0017

(実施例1のプリンタUの全体構成の説明)
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図2は実施例1の画像形成装置の要部の説明図である。
図1図2において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、プリンタの本体U1と、プリンタの本体U1に媒体を供給する供給装置の一例としてのフィーダーユニットU2と、画像が記録された媒体が排出される排出装置の一例としての排出ユニットU3と、プリンタの本体U1と排出ユニットU3との間を接続する接続部の一例としてのインターフェースモジュールU4と、利用者が操作を行う操作部UIと、を有する。

0018

(実施例1のマーキングの構成の説明)
図1図2において、前記プリンタの本体U1は、プリンタUの制御を行う制御部Cや、プリンタUの外部に図示しない専用のケーブルを介して接続された情報の送信装置の一例としてのプリント画像サーバCOMから送信された画像情報を受信する図示しない通信部、媒体に画像を記録する画像記録部の一例としてのマーキング部U1a等を有する。前記プリント画像サーバCOMには、ケーブルまたはLAN:Local Area Network等の回線を通じて接続され、プリンタUで印刷される画像の情報が送信される画像の送信装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCが接続されている。
前記マーキング部U1aは、像保持体の一例としてY:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の各色用感光体Py,Pm,Pc,Pkと、写真画像等を印刷する場合に画像に光沢を出すための感光体Poと、を有する。感光体Py〜Poは、表面が感光性の誘電体で構成されている。

0019

図1図2において、黒色の感光体Pkの周囲には、感光体Pkの回転方向に沿って、帯電器CCk、潜像形成装置の一例としての露光機ROSk、現像器Gk、一次転写器の一例としての一次転写ロールT1k、像保持体用清掃器の一例としての感光体クリーナCLkが配置されている。
他の感光体Py,Pm,Pc,Poの周囲にも同様に、帯電器CCy,CCm,CCc,CCo、露光機ROSy,ROSm,ROSc,ROSo、現像器Gy,Gm,Gc,Go、一次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1o、感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLoが配置されている。
マーキング部U1aの上部には、収容容器の一例として、現像器Gy〜Goに補給される現像剤が収容されたトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kk,Koが着脱可能に支持されている。

0020

各感光体Py〜Poの下方には、中間転写体の一例であって、像保持体の一例としての中間転写ベルトBが配置されており、中間転写ベルトBは、感光体Py〜Poと一次転写ロールT1y〜T1oとの間に挟まれる。中間転写ベルトBの裏面は、駆動部材の一例としてのドライブロールRdと、張力付与部材の一例としてのテンションロールRtと、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRwと、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfと、2次転写用の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、可動部材の一例としての複数のリトラクトロールR1と、前記一次転写ロールT1y〜T1oにより支持されている。
中間転写ベルトBの表面には、ドライブロールRdの近傍に、中間転写体の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBが配置されている。

0021

バックアップロールT2aには、中間転写ベルトBを挟んで、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが対向して配置されている。また、バックアップロールT2aには、バックアップロールT2aに現像剤の帯電極性とは逆極性電圧印加するために、接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが接触している。
前記バックアップロールT2a、2次転写ロールT2b、コンタクトロールT2cにより、実施例1の2次転写器T2が構成されており、一次転写ロールT1y〜T1o、中間転写ベルトB、2次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1,B,T2が構成されている。

0022

2次転写器T2の下方には、媒体の一例としての記録シートSが収容される収容部の一例として給紙トレイTR1,TR2が設けられている。各給紙トレイTR1,TR2の右斜め上方には、取出部材の一例としてのピックアップロールRpと、捌き部材の一例としての捌きロールRsとが配置されている。捌きロールRsから、記録シートSが搬送される搬送路SHが延びており、搬送路SHに沿って、記録シートSを下流側に搬送する搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。
2つの給紙トレイTR1,TR2からの搬送路SHが合流した位置に対して記録シートSの搬送方向の下流側には、不要部の除去装置の一例として、記録シートSを予め設定された圧力で挟んで下流側に搬送して、記録シートSの縁の不要部の除去、いわゆる、バリ取りを行うバリ取り装置Btが配置されている。

0023

バリ取り装置Btの下流側には、通過する記録シートSの厚みを計測して、記録シートSが複数枚重なっている状態、いわゆる重送を検知するための検知装置Jkが配置されている。重送の検知装置Jkの下流側には、姿勢補正装置の一例として、記録シートSの搬送方向に対する傾斜、いわゆるスキュー補正する補正ロールRcが配置されている。補正ロールRcの下流側には、2次転写器T2への記録シートSの搬送時期を調整する調整部材の一例としてのレジストレーションロールRrが配置されている。また、レジストレーションロールRrの下流側には、媒体の案内部材の一例としてのシートガイドSG1が配置されている。
なお、フィーダーユニットU2にも、給紙トレイTR1,TR2やピックアップロールRp、捌きロールRs、搬送ロールRaと同様に構成された給紙トレイTR3,TR4等が設けられており、給紙トレイTR3,TR4からの搬送路SHは、プリンタの本体U1の搬送路SHに、重送の検知装置Jkの上流側で合流する。

0024

2次転写ロールT2bに対して、記録シートSの搬送方向の下流側には、媒体の搬送装置の一例としての搬送ベルトHBが複数配置されている。
搬送ベルトHBに対して、記録シートSの搬送方向の下流側には、定着装置Fが配置されている。
定着装置Fの下流側には、記録シートSを冷却する冷却装置Coが配置されている。
冷却装置Coの下流側には、記録シートSに圧力を加えて、記録シートSの湾曲、いわゆるカールを補正するデカーラーHdが配置されている。
デカーラーHdの下流側には、記録シートSに記録された画像を読み取る画像読取装置Scが配置されている。

0025

画像読取装置Scの下流側には、インターフェースモジュールU4に向けて延びる搬送路SHから分岐する搬送路の一例としての反転路SH2が形成されており、反転路SH2の分岐部には、搬送方向の切替部材の一例としての第1のゲートGT1が配置されている。
反転路SH2には、正逆回転可能な搬送部材の一例としてのスイッチバックロールRbが複数配置されている。スイッチバックロールRbの上流側には、反転路SH2の上流部から分岐して、搬送路SHの反転路SH2との分岐部よりも下流側に合流する搬送路の一例としての接続路SH3が形成されている。反転路SH2と接続路SH3との分岐部には、搬送方向の切替部材の一例としての第2のゲートGT2が配置されている。

0026

前記反転路SH2の下流側には、冷却装置Coの下方に、記録シートSの搬送方向を反転、いわゆる、スイッチバックさせるための折り返し路SH4が配置されている。折り返し路SH4には、正逆回転可能な搬送部材の一例としてのスイッチバックロールRbが配置されている。また、折り返し路SH4の入口には、搬送方向の切替部材の一例としての第3のゲートGT3が配置されている。
なお、折り返し路SH4の下流側の搬送路SHは、各給紙トレイTR1,TR2の搬送路SHに合流している。

0027

インターフェースモジュールU4には、排出ユニットU3に向けて延びる搬送路SHが形成されている。
排出ユニットU3には、排出される記録シートSが積載される積載容器の一例としてのスタッカトレイTRhが配置されており、搬送路SHから分岐してスタッカトレイTRhに延びる排出路SH5が設けられている。なお、実施例1の搬送路SHは、排出ユニットU3の右方に、図示しない追加の排出ユニットや後処理装置が追加して装着された場合に、追加された装置に対して記録シートSが搬送可能に構成されている。

0028

(マーキングの動作)
前記プリンタUでは、パーソナルコンピュータPCから送信された画像情報を、プリント画像サーバCOMを介して受信すると、画像形成動作であるジョブが開始される。ジョブが開始されると、感光体Py〜Poや中間転写ベルトB等が回転する。
感光体Py〜Poは、図示しない駆動源により回転駆動される。
帯電器CCy〜CCoは、予め設定された電圧が印加されて、感光体Py〜Poの表面を帯電させる。
露光機ROSy〜ROSoは、制御部Cからの制御信号に応じて、潜像を書き込む光の一例としてのレーザー光Ly,Lm,Lc,Lk,Loを出力して、感光体Py〜Poの帯電された表面に静電潜像を書き込む。
現像器Gy〜Goは、感光体Py〜Poの表面の静電潜像を可視像に現像する。
トナーカートリッジKy〜Koは、現像器Gy〜Goにおける現像に伴って消費された現像剤の補給を行う。

0029

一次転写ロールT1y〜T1oは、現像剤の帯電極性とは逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体Py〜Poの表面の可視像を中間転写ベルトBの表面に転写する。
感光体クリーナCLy〜CLoは、一次転写後に感光体Py〜Poの表面に残留した現像剤を除去して清掃する。
中間転写ベルトBは、感光体Py〜Poに対向する一次転写領域を通過する際に、O,Y,M,C,Kの順に、画像が転写されて積層され、2次転写器T2に対向する2次転写領域Q4を通過する。なお、単色画像の場合は、1色のみの画像が転写されて2次転写領域Q4に送られる。

0030

ピックアップロールRpは、受信した画像情報の大きさや記録シートSの指定と、収容された記録シートSの大きさや種類等に応じて、記録シートSの供給が行われる給紙トレイTR1〜TR4から記録シートSを送り出す。
捌きロールRsは、ピックアップロールRpから送り出された記録シートSを1枚ずつ分離して捌く。
バリ取り装置Btは、通過する記録シートSに予め設定された圧力を印加してバリを除去する。
重送の検知装置Jkは、通過する記録シートSの厚さを検知することで、記録シートSの重送を検知する。
補正ロールRcは、通過する記録シートSを、図示しない壁面に接触させてスキューを補正する。

0031

レジストレーションロールRrは、中間転写ベルトBの表面の画像が2次転写領域Q4に送られる時期に合わせて、記録シートSを送り出す。
シートガイドSG1は、レジストレーションロールRrで送り出された記録シートSを2次転写領域Q4に案内する。
2次転写器T2は、コンタクトロールT2cを介してバックアップロールT2aに予め設定された現像剤の帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加され、記録シートSに中間転写ベルトBの画像を記録シートSに転写する。
ベルトクリーナCLBは、2次転写領域Q4で画像が転写された後の中間転写ベルトBの表面に残留した現像剤を除去して清掃する。
搬送ベルトHBは、2次転写器T2で画像が転写された記録シートSを表面に保持して下流側に搬送する。

0032

定着装置Fは、加熱部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。加熱ロールFhの内部には、熱源の一例としてのヒータhが収容されている。定着装置Fは、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが接触する定着領域Q5を通過する記録シートSを加圧しながら加熱して、記録シートSの表面の未定着画像定着する。前記加熱ロールFhおよび加圧ロールFpにより、実施例1の定着部材Fp,Fhが構成されている。
冷却装置Coは、定着装置Fで加熱された記録シートSを冷却する。
デカーラーHdは、冷却装置Coを通過した記録シートSに圧力を加えて、記録シートSの湾曲、いわゆるカールを除去する。
画像読取装置Scは、デカーラーHdを通過した記録シートSの表面の画像を読み取る。

0033

デカーラーHdを通過した記録シートSは、両面印刷が行われる場合には、第1のゲートGT1が作動して、反転路SH2に搬送され、折り返し路SH4でスイッチバックされて、搬送路SHを通じて、レジストレーションロールRrに再送され、2面目の印刷が行われる。
排出トレイTRhに排出される記録シートSは、搬送路SHを搬送され、スタッカトレイTRhに排出される。このとき、記録シートSの表裏が反転された状態でスタッカトレイTRhに排出される場合、搬送路SHから反転路SH2に一旦搬入され、記録シートSの搬送方向の後端が第2のゲートGT2を通過後、第2のゲートGT2が切り替わってスイッチバックロールRbが逆回転をして、接続路SH3を搬送されてスタッカトレイTRhに搬送される。
スタッカトレイTRhは、記録シートSが積載され、記録シートSの積載量に応じて、最上面が予め設定された高さとなるように、積載板TRh1が自動的に昇降する。

0034

(転写装置の説明)
図3は実施例1の転写装置の要部説明図である。
図1〜3において、2次転写ロールT2bの前後両端は、移動部材の一例としての回転アーム1に支持されている。
回転アーム1は、板状に形成されている。回転アーム1の左上端部には、2次転写ロールT2bの回転軸T2b1が回転可能に支持されている。また、回転アーム1の右上端には、回転中心の一例としてのアームの回転軸2が設けられている。アームの回転軸2は、前記マーキング部U1aの図示しない枠体に支持されている。よって、回転アーム1は、アームの回転軸2を中心に回転可能に支持されている。

0035

回転アーム1の右下端には、弾性部材の一例としてのコイルバネ3の一端が支持されている。コイルバネ3の他端は、前記マーキング部U1aの図示しない枠体に支持されている。実施例1では、コイルバネ3は、引っ張りバネにより構成されている。よって、コイルバネ3は、回転アーム1の右下端を左方に引っ張る。したがって、コイルバネ3の力で、回転アーム1がアームの回転軸2を中心に、図3における時計回りに回転する力を作用させて、2次転写ロールT2bがバックアップロールT2aに向けて押し付けられる力を作用させる。

0036

また、回転アーム1の右部には、被接触部6が形成されている。被接触部6の下方には、作動部材の一例としての偏心カム9が接触して配置されている。偏心カム9は、カム軸9aを中心に回転可能に支持されている。カム軸9aは、マーキング部U1aの図示しない枠体に回転可能に支持されている。なお、実施例1のカム軸9aには、図示しない駆動源の一例としてのモータから駆動が伝達される。
また、実施例1の中間転写ベルトBは、図3に示すように、支持部材の一例としてのバックアップロールT2aの周面に巻き付けられている。よって、2次転写領域Q4の近傍では、中間転写ベルトBの曲率中心がバックアップロールT2aの回転中心11に一致する。

0037

実施例1では、図3に示すように、2次転写領域Q4に記録シートSがない状態において、バックアップロールT2aの回転中心11と2次転写ロールT2bの回転中心12とを結ぶ仮想線分L1に対して、仮想線分L1の垂線L2上にアームの回転軸2が配置されている。なお、実施例1のアームの回転軸2は、垂線L2上且つ記録シートSの搬送方向に対して、2次転写領域Q4によりも下流側の位置に配置されている。
なお、実施例1の2次転写ロールT2bは、バックアップロールT2aと同径に形成されている。また、実施例1の垂線L2は、仮想線分L1を二等分する垂直二等分線として設定されている。

0038

したがって、垂線L2は、2次転写領域Q4の中でも、仮想線分L1と中間転写ベルトBとが交差する転写位置の一例としての交差位置16を通過する。
また、実施例1では、2次転写ロールT2bの半径r0に比べて、回転中心12とアームの回転軸2とを結ぶ仮想線分L3の長さは、3倍に設定されている。

0039

また、図3に示すように、実施例1では、記録シートSの搬送方向に対して、中間転写ベルトBがバックアップロールT2aに巻き付く巻付領域17の上流端よりも上流側で、2次転写ロールT2bの少なくとも一部が中間転写ベルトBに接触する。
なお、実施例1では、一例として、記録シートSの搬送方向に対して、巻付領域17の上流端よりも上流側で、2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBに接触する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、設計や仕様に応じて、転写ベルトBにおいて、巻付領域17に、2次転写ロールT2bの全体が接触したり、巻込領域17の下流側に、2次転写ロールT2bの一部分が接触する構成も可能である。

0040

(転写装置の作用)
前記構成を備えた実施例1の2次転写器T2では、ジョブが開始された場合に、偏心カム9が回転して、偏心カム9の短径側の周面が回転アーム1の被接触部6と接触する。このとき、偏心カム9が被接触部6を押し上げる力が低下して、コイルバネ3の力で、図3に示すように、回転アーム1がアームの回転軸2を中心に時計回りに回転する。したがって、回転アーム1の時計回りの回転に伴い、2次転写ロールT2bが無端帯状の中間転写ベルトBに接触する。よって、中間転写ベルトBと2次転写ロールT2bとの間に搬送される記録シートSには、2次転写領域Q4で中間転写ベルトBから可視像が転写される。

0041

また、実施例1の2次転写器T2では、ジョブが終了する場合に、偏心カム9が回転して、偏心カム9の長径側の周面が被接触部6と接触する。このとき、偏芯カム9が被接触部6を押し上げて、回転アーム1がアームの回転軸2を中心に反時計回り回転する。よって、回転アーム1の反時計回りの回転に伴い、2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBから離間して、2次転写ロールT2bの回転が停止する。したがって、実施例1の構成では、回転アーム1の回転に伴い、アームの回転軸2を中心とし、仮想線分L3を回転半径とした弧状の軌跡に沿って、2次転写ロールT2bが回転移動する。
また、実施例1の構成では、2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBに接触する際に、記録シートSの搬送方向に対して、巻付領域17の上流端よりも上流側で、中間転写ベルトBに2次転写ロールT2bの一部が接触する、いわゆる、プレニップ領域21が形成されている。

0042

ここで、特許文献1に記載の構成では、の重さで2次転写ローラ(23)が中間転写ベルト(2)に向けて押されている。よって、特許文献1の構成では、2次転写領域で紙詰まりが発生した場合、中間転写ベルト(2)から2次転写ローラ(23)を離間させることが困難であった。
これに対して、実施例1に記載の構成では、偏心カム9を回転させて、中間転写ベルトBから2次転写ロールT2bを離間させることが可能である。よって、特許文献1に記載の構成に比べて、実施例1に記載の構成では、用紙ジャムが発生した場合に、詰まった記録シートSの除去作業が容易である。

0043

図4は従来の転写部材の回転位置を示す作用説明図である。
ここで、特許文献2に記載の構成では、図4に示すように、バックアップロール01の回転中心02と2次転写ロール03の回転中心04とを結ぶ仮想線分06が想定される。2次転写領域Q4に対して、記録シートSの搬送方向の下流側、且つ、仮想線分06の垂線07よりも下方にずれた位置に、アームの回転軸08が配置されている。したがって、アームの回転軸08を中心とし、アームの回転軸08と回転中心04との仮想線分09を回転半径L01として、2次転写ロール03が回転可能である。

0044

特許文献2に記載の構成では、普通紙S′が2次転写領域Q4に進入した場合、2次転写ロール03は、図4実線で示す中間転写ベルト011に接触する位置から図4の一点鎖線で示す位置まで押し下げられる。このとき、アームの回転軸08を中心に2次転写ロール03が回転して、中間転写ベルト011から2次転写ロール03が普通紙S′の紙厚に応じて離間すると共に、記録シートSの搬送方向に対して上流側に距離Laずれる。

0045

また、厚紙S″が2次転写領域Q4に進入した場合、2次転写ロール03は、図4の実線で示す中間転写ベルト011に接触する位置から図4二点鎖線で示す位置まで押し下げられる。このとき、アームの回転軸08を中心に2次転写ロール03が回転して、中間転写ベルト011から2次転写ロール03が厚紙S″の紙厚に応じて離間すると共に、記録シートSの搬送方向に対して上流側に距離Lbずれる。すなわち、特許文献2の構成では、アームの回転軸08が仮想線分06の垂線07よりも下方にずれた位置に配置されており、記録シートSの厚さ方向に移動する際に、記録シートSの搬送方向にもずれ易い。
よって、普通紙S′の場合に比べて厚紙S″の場合、2次転写ロール03が、記録シートSの搬送方向の上流側に距離Lb−Laずれる。したがって、特許文献2に記載の構成では、普通紙S′と厚紙S″とで中間転写ベルト01と2次転写ロール03との位置関係が異なって、転写条件が変化してしまい、転写される可視像の画質に差が生じてしまう恐れがあった。

0046

図5は実施例1の転写部材の回転位置を示す作用説明図であり、図4に対応する説明図である。
これに対して、実施例1の構成では、2次転写領域Q4に対して、記録シートSの搬送方向の下流側、且つ、仮想線分L1の垂線L2上の位置に、アームの回転軸2が配置されている。したがって、実施例1の構成では、記録シートSに2次転写ロールT2bが押し下げられた際に、仮想線分L1を接線とする円弧状の軌跡に沿って、2次転写ロールT2bの中間転写ベルトB側の表面が移動する。よって、2次転写ロールT2bの表面は、仮想線分L1に近似したほぼ直線上を移動する。したがって、特許文献2の構成に比べて、実施例1の構成では、2次転写ロールT2bが記録シートSの搬送方向にずれ難い。

0047

なお、実施例1の構成では、2次転写領域Q4に普通紙S′が搬送された場合、2次転写ロールT2bが図5に示す一点鎖線の位置まで押し下げられる。このとき、仮想線分L1に近似したほぼ直線上に沿って、中間転写ベルトBから2次転写ロールT2bが普通紙S′の紙厚に応じて離間する。よって、記録シートSの搬送方向の上流側に、2次転写ロールT2bの中間転写ベルトB側の表面が前記距離Laよりも短い距離Lcずれる。
また、厚紙S″が搬送された場合には、2次転写ロールT2bが図5に示す二点鎖線の位置まで押し下げられる。このときも、仮想線分L1に近似したほぼ直線上に沿って、中間転写ベルトBから2次転写ロールT2bが厚紙S″の紙厚に応じて離間して、記録シートSの搬送方向の上流側に、2次転写ロールT2bの中間転写ベルトB側の表面が距離Ldずれる。
よって、普通紙S′の場合に比べて厚紙S″の場合、2次転写ロールT2bの中間転写ベルトB側の表面が、記録シートSの搬送方向の上流側に前記距離Lb−Laよりも短い距離Ld−Lcずれる。
したがって、特許文献2の構成に比べて、実施例1の構成では、記録シートSの紙厚に応じて、2次転写ロールT2bが移動する際に、搬送方向のずれが低減される。よって、記録シートSの紙厚に応じた転写条件の変化が低減される。したがって、記録シートSの紙厚が変わっても、転写される可視像の画質を安定させることが可能である。

0048

特に、実施例1の構成では、中間転写ベルトBと2次転写ロールT2bとの間に、プレニップ領域21が形成されている。プレニップ領域21が形成された構成では、記録シートSの厚さに応じて、記録シートSの搬送方向に2次転写ロールがずれると、中間転写ベルトBの姿勢が変化する恐れがある。中間転写ベルトBの姿勢が変化すると、記録シートSと中間転写ベルトBの接触面積接触圧分布等が変化して、転写条件が変化してしまう恐れがある。これに対して、実施例1の構成では、2次転写ロールT2bが移動する際に、搬送方向のずれが低減されており、プレニップ領域21における転写条件の変化を低減することが可能である。

0049

また、実施例1の構成では、前記アームの回転軸2が配置される仮想線分L1の垂線として、交差位置16を通過する垂線L2が採用されている。したがって、回転中心11や回転中心12を通過する垂線上にアームの回転軸2が配置された場合に比べて、実施例1の構成では、2次転写ロールT2bの表面の軌跡が仮想線分L1にさらに近似し易い。また、実施例1の構成では、使用される記録シートSの厚さを考慮しなくても、アームの回転軸2の位置が設定可能である。よって、仮想線分L1の垂線の中から、実験で好適な垂線を検出する手間を省くことが可能であり、2次転写器T2やプリンタUの設計を容易にすることが可能である。

0050

さらに、実施例1の構成では、バックアップロールT2aと2次転写ロールT2bとが同径に形成されており、実施例1の垂線L2は、仮想線分L1の垂直二等分線と一致する。したがって、バックアップロールT2aの径と2次転写ロールT2bの径とが異なる構成に比べて、設計をさらに容易にすることが可能である。

0051

ここで、アームの回転軸2は、交差位置16に対して、記録シートSの搬送方向の上流側に配置することも可能である。ただし、交差位置16の上流側にアームの回転軸2を配置しようとした場合、交差位置16の上流側には、前記シートガイドSG1が配置されていたり、中間転写ベルトBとシートガイドSG1との隙間が狭かったりして、アームの回転軸2の設置可能な空間が少なくなり易い。したがって、アームの回転軸2や回転アーム1が、中間転写ベルトBやその周辺の部材と設置位置が重なり易く、部材どうしが干渉し易い。よって、中間転写ベルトBや、2次転写器T2、プリンタUの構成が複雑化してしまう場合がある。これに対して、実施例1では、比較的部材が少ない記録シートSの搬送方向に対して、交差位置16の下流側に、アームの回転軸2が配置されている。よって、交差位置16の上流側にアームの回転軸を配置する場合に比べて、実施例1では、構成の複雑化を抑制することが可能である。

0052

また、実施例1では、仮想線分L3の長さは、2次転写ロールT2bの半径r0の3倍の長さに設定されている。
ここで、アームの回転軸2を中心とし、仮想線分L3を回転半径とした円弧状の軌跡は、仮想線分L3の長さが長くなるに連れて、曲率が小さくなる。よって、記録シートSの厚みの違いで変動する円弧の一部分は直線に近づいていき、仮想線分L1に近似する。
仮想線分L3の長さが短い構成では、円弧状の軌跡の曲率が大きくなり、2次転写ロールT2bが記録シートSの厚さ方向に移動する際に、記録シートSの搬送方向にもずれ易くなってしまう。これに対して、実施例1では、仮想線分L3の長さが、2次転写ロールT2bの半径r0の3倍に設定されており、曲率半径が十分に大きく、曲率が十分に小さい。よって、2次転写ロールT2bの表面の移動する際の軌跡が仮想線分L1に近似した直線状になる。よって、仮想線分L3が短い場合に比べて、記録シートSの搬送方向にずれ難い。

0053

(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H09)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてのプリンタUを例示したが、これに限定されず、例えば、複写機FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。

0054

(H02)前記実施例において、プリンタUとして、5色の現像剤が使用される構成を例示したが、これに限定されず、例えば、単色の画像形成装置や、4色以下または6色以上の多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、像保持体の一例として、無端帯状の中間転写ベルトBを例示したが、これに限定されない。例えば、円筒状の中間転写ドラムや、感光体ドラム感光体ベルトにも適用可能である。

0055

(H04)前記実施例において、作動部材の一例としての偏心カム9を回転させて、中間転写ベルトBに2次転写ロールT2bを接触・離間させる構成を記載したが、これに限定されない。例えば、ソレノイド等、回転アーム1を作動させることが可能な任意の構成も可能である。
(H05)前記実施例において、2次転写ロールT2bの半径r0の3倍に設定された構成を例示したが、これに限定されない。例えば、許容される記録シートSの搬送方向のずれや、プリンタ∪の内部空間の余裕や、プリンタ∪の小型化等の設計や仕様に応じて、仮想線分L3を短くしたり、長くしたりすることも可能ではあるが、仮想線分L3を可能な限り長くして、曲率を十分に小さくすることが望ましい。

0056

(H06)前記実施例において、2次転写領域Q4を通過する垂線L2上に、アームの回転軸2を配置する構成を例示したが、これに限定されない。回転中心11を通過する垂線と、回転中心12を通過する垂線との間の範囲内の垂線上にアームの回転軸2を配置する構成も可能である。この範囲内を越えると、2次転写ロールT2bの中間転写ベルトB側の表面が移動する軌跡の仮想線分L1に対する傾斜が大きくなり易く、記録シートSの搬送方向にずれ易い。よって、アームの回転軸2が配置される垂線は、この範囲内のうちでも2次転写領域Q4を通過する垂線L2に近い方が望ましい。

0057

(H07)前記実施例において、バックアップロールT2aと2次転写ロールT2bとが同径に形成された構成を例示したが、これに限定されず、各ロールT2a,T2bの径が異なる構成とすることも可能である。すなわち、垂直二等分線上に限定されず、2次転写領域Q4を通過する垂線等の上にアームの回転軸2を配置する構成も可能である。
(H08)前記実施例において、プレニップ領域21を形成する中間転写ベルトBと2次転写ロールT2bとを有する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、プレニップ領域21を有しない構成にも適用可能である。

実施例

0058

(H09)前記実施例において、記録シートSの搬送方向に対して、交差位置16の下流側に、アームの回転軸2を配置した構成を例示したが、これに限定されない。アームの回転軸や回転アーム1が、中間転写ベルトBやその周辺の部材と設置位置が重ならず、部材どうしが干渉し難い場合に、交流位置の上流側にアームの回転軸2を配置する構成も可能である。

0059

2…回転中心、
11…曲率中心、
12…回転中心、
16…転写位置、
17…巻付領域、
B…像保持体、
L1…仮想線分、
L2…垂線、
S…媒体、
T2…転写装置、
T2a…支持部材、
T2b…転写部材、
U…画像形成装置。

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