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技術 多孔質基材の表面仕上げ方法

出願人 株式会社大林組
発明者 小川晴果水上卓也
出願日 2014年6月24日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-129254
公開日 2016年1月18日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2016-007752
状態 特許登録済
技術分野 壁の仕上げ 流動性材料の適用方法、塗布方法 積層体(2)
主要キーワード フィルム状ホットメルト接着剤 剥離加工 塗装層 塗装下地 塗装膜 コンクリート二次製品 研磨作業 表面仕上げ
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年1月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

表面を簡易に平滑にするとともに、塗装熱劣化を防止する。

解決手段

少なくとも一方の面にホットメルト接着剤を備えたシート部材を、多孔質基材の表面にホットメルト接着剤が当接するように敷設する敷設工程と、敷設工程の後、シート部材の他方の面の側から加熱する加熱工程と、前記加熱工程の後、前記シート部材の前記他方の面の側を塗装する塗装工程と、を有する。

概要

背景

軽量気泡コンクリートALC:Autoclaved Lightweight aerated Concrete)パネルは、鉄筋コンクリートや他のコンクリート二次製品と比べて、断熱性耐火性軽量性経済性など優れた性能を有している。これらの性能を活かして、ALCパネル建物内外装材や床などの建築材料として広く使用されている。ところで、ALCパネルは多孔質であるので、表面が平滑ではなく高級感が出ない。そこで、ALCパネルの表面仕上げ方法として、樹脂フィラー表面全体に塗布し、その後研磨を行なって表面を平滑にする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。

また、シート状の接着剤層の上に塗装層を形成したシート部材ALC板などの基材の上に配置して加熱することにより、基材に接着させる表面仕上げ方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。

概要

表面を簡易に平滑にするとともに、塗装熱劣化を防止する。少なくとも一方の面にホットメルト接着剤を備えたシート部材を、多孔質基材の表面にホットメルト接着剤が当接するように敷設する敷設工程と、敷設工程の後、シート部材の他方の面の側から加熱する加熱工程と、前記加熱工程の後、前記シート部材の前記他方の面の側を塗装する塗装工程と、を有する。

目的

本発明はかかる課題に鑑みてなされたもので、その主な目的は、表面を簡易に平滑にするとともに、塗装の熱劣化を防止することにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

少なくとも一方の面にホットメルト接着剤を備えたシート部材を、多孔質基材の表面に前記ホットメルト接着剤が当接するように敷設する敷設工程と、前記敷設工程の後、前記シート部材の他方の面の側から加熱する加熱工程と、前記加熱工程の後、前記シート部材の前記他方の面の側を塗装する塗装工程と、を有することを特徴とする多孔質基材の表面仕上げ方法

請求項2

請求項1に記載の多孔質基材の表面仕上げ方法であって、前記シート部材は、前記他方の面に離型紙を備えており、前記加熱工程と前記塗装工程との間に、前記シート部材から前記離型紙を剥がす剥離工程を有することを特徴とする多孔質基材の表面仕上げ方法。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載の多孔質基材の表面仕上げ方法であって、前記シート部材は、前記ホットメルト接着剤よりも前記他方の面の側に塗装下地材を備えており、前記塗装工程では、前記塗装下地材の表面を塗装することを特徴とする多孔質基材の表面仕上げ方法。

請求項4

請求項3に記載の多孔質基材の表面仕上げ方法であって、前記塗装下地材はフィルムであることを特徴とする多孔質基材の表面仕上げ方法。

請求項5

請求項3に記載の多孔質基材の表面仕上げ方法であって、前記塗装下地材は不織布であることを特徴とする多孔質基材の表面仕上げ方法。

請求項6

請求項1乃至請求項5の何れかに記載の多孔質基材の表面仕上げ方法であって、前記多孔質基材はALCパネルであることを特徴とする多孔質基材の表面仕上げ方法。

技術分野

0001

本発明は、多孔質基材表面仕上げ方法に関する。

背景技術

0002

軽量気泡コンクリートALC:Autoclaved Lightweight aerated Concrete)パネルは、鉄筋コンクリートや他のコンクリート二次製品と比べて、断熱性耐火性軽量性経済性など優れた性能を有している。これらの性能を活かして、ALCパネル建物内外装材や床などの建築材料として広く使用されている。ところで、ALCパネルは多孔質であるので、表面が平滑ではなく高級感が出ない。そこで、ALCパネルの表面仕上げ方法として、樹脂フィラー表面全体に塗布し、その後研磨を行なって表面を平滑にする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。

0003

また、シート状の接着剤層の上に塗装層を形成したシート部材ALC板などの基材の上に配置して加熱することにより、基材に接着させる表面仕上げ方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。

先行技術

0004

特開平11−21185号公報
特開平7−269062号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1の表面仕上げ方法では、フィラー施工に手間がかかるばかりでなく、十分な乾燥を行って研磨作業を行う必要があり、多大な手間と時間を要するという問題があった。また、特許文献2の表面仕上げ方法では、加熱により塗装熱劣化してしまうおそれがあった。

0006

本発明はかかる課題に鑑みてなされたもので、その主な目的は、表面を簡易に平滑にするとともに、塗装の熱劣化を防止することにある。

課題を解決するための手段

0007

かかる目的を達成するために本発明の多孔質基材の表面仕上げ方法は、少なくとも一方の面にホットメルト接着剤を備えたシート部材を、多孔質基材の表面に前記ホットメルト接着剤が当接するように敷設する敷設工程と、前記敷設工程の後、前記シート部材の他方の面の側から加熱する加熱工程と、前記加熱工程の後、前記シート部材の前記他方の面の側を塗装する塗装工程と、を有することを特徴とする。
このような多孔質基材の表面仕上げ方法によれば、加熱により多孔質基材の表面にシート部材を接着できるので簡易に表面を平滑にでき、さらに加熱後に塗装しているので塗装の熱劣化を防止できる。よって、多孔質基材の表面を簡易に平滑にするとともに、塗装の熱劣化を防止することができる。

0008

かかる多孔質基材の表面仕上げ方法であって、前記シート部材は、前記他方の面に離型紙を備えており、前記加熱工程と前記塗装工程との間に、前記シート部材から前記離型紙を剥がす剥離工程を有することが望ましい。
このような多孔質基材の表面仕上げ方法によれば、加熱工程の際にホットメルト接着剤が加熱する機器に接触しないので、加熱が行いやすくなる。

0009

かかる多孔質基材の表面仕上げ方法であって、前記シート部材は、前記ホットメルト接着剤よりも前記他方の面の側に塗装下地材を備えており、前記塗装工程では、前記塗装下地材の表面を塗装することが望ましい。
このような多孔質基材の表面仕上げ方法によれば、表面を所望の状態に仕上げることができる。

0010

かかる多孔質基材の表面仕上げ方法であって、前記塗装下地材はフィルムであってもよい。また、前記塗装下地材は不織布であってもよい。

0011

かかる多孔質基材の表面仕上げ方法であって、前記多孔質基材はALCパネルであることが望ましい。
このような多孔質基材の表面仕上げ方法によれば、ALCパネルの表面を簡易に平滑に仕上げることができる。

発明の効果

0012

本発明によれば、表面を簡易に平滑にするとともに、塗装の熱劣化を防止することが可能である。

図面の簡単な説明

0013

図1A〜図1Dは、第1実施形態の表面仕上げの手順についての説明図である。
図2A〜図2Dは、第2実施形態の表面仕上げの手順についての説明図である。

実施例

0014

===第1実施形態===
図1A〜図1Dは、第1実施形態の表面仕上げの手順についての説明図である。

0015

本実施形態では、ALCパネル10とシート部材20と用いている。

0016

ALCパネル10(多孔質基材に相当)は、建物の外壁などに使用される板状部材であり、断熱性、耐火性、軽量性、経済性などに優れている。ただし、ALCパネル10は多孔質であり、表面が平滑ではない。このため、本実施形態ではALCパネル10の表面を鏡面状に平滑に仕上げ、高級感を出すようにしている。

0017

シート部材20は、フィルム状ホットメルト接着剤22、離型紙24を備えている。

0018

フィルム状ホットメルト接着剤22は、表面が平滑な薄膜フィルム状の基材内にホットメルト接着剤を含浸させたものである。フィルム状ホットメルト接着剤22は、シート部材20においてALCパネル10との貼り付け面(図において下面:一方の面に相当)の側に設けられている。なお、ホットメルト接着剤とは、常温時には接着性を示さず、加熱によって溶融した後に冷却固化することで接着力を発揮する接着剤である。ホットメルト接着剤に用いられる樹脂の例としては、ポリエチレン系、ポリエステル系、エチレン酢酸ビニル系、アクリル系の樹脂が好適である。また、他にエチレン以外のポリオリフィン(例えば、ポリプロピレン)系、ポリアミド系、ポリウレタン系、合成ゴム系の樹脂があり、これらの混合物共重合物でもよい。

0019

離型紙24は、表面に剥離加工を施した紙であり、シート部材20において貼り付け面とは反対側の面(図において上面:他方の面に相当)に設けられている。

0020

まず、図1Aに示すように、ALCパネル10の上にシート部材20を敷設して、フィルム状ホットメルト接着剤22をALCパネル10と当接させる(敷設工程に相当)。

0021

次に、図1Bに示すように、アイロン100を用いてシート部材20の離型紙24側(他方の面の側)を所定温度で所定時間(例えば120℃で20秒)加熱する(加熱工程に相当)。ただし、加熱時間や温度はこれには限られず、ホットメルト接着剤に適したものにすればよい。この加熱によって、フィルム状ホットメルト接着剤22の接着剤が溶融し、溶融した接着剤がALCパネル10と強固に接着する。

0022

それから、図1Cに示すように、シート部材20のフィルム状ホットメルト接着剤22から離型紙26を剥がす(剥離工程に相当)。

0023

最後に、図1Dに示すように、フィルム状ホットメルト接着剤22の上面(他方の面)を塗装し塗装膜30を形成する(塗装工程に相当)。

0024

フィルム状ホットメルト接着剤22は表面が平滑なので、簡易に平滑な表面を得ることができる。また、アイロン100で加熱した後(加熱工程の後)に塗装するので、塗装膜30が熱劣化しない。

0025

以上説明したように、本実施形態では、シート部材20は、フィルム状ホットメルト接着剤22を貼り付け面(図において下面)側に備えている。また、その反対側の面(図において上面)に離型紙24を備えている。そして、本実施形態では、このシート部材20を、ALCパネル10の表面にフィルム状ホットメルト接着剤22が当接するように敷設し、離型紙24側をアイロン100で加熱している。そして、加熱後にシート部材20から離型紙24を剥離した後、フィルム状ホットメルト接着剤22の平滑な表面に塗装して塗装層30を形成している。

0026

これにより、ALCパネル10の表面を簡易に平滑に仕上げることができる。また、加熱を行った後に塗装して塗装層30を形成しているので、塗装層30が加熱により劣化することがない。よって、ALCパネル10の表面を簡易に平滑にするとともに、塗装の熱劣化を防止することができる。また、シート部材20は離型紙24を備えているので、加熱工程の際にアイロン100にホットメルト接着剤が接触しない。よって加熱を行いやすくすることができる。

0027

また、ホットメルト接着剤は水や塗料を通さないので、ALCパネル10の上にフィルム状ホットメルト接着剤22を設けることで止水性を向上させることができる。

0028

なお、本実施形態のシート部材20は離型紙24を備えていたが、例えば、フィルム状ホットメルト接着剤22の片面にホットメルト接着剤を設けない(含浸させない)ようにした場合や、あるいは、熱風吹付けて加熱するようにした場合、離型紙24は無くてもよい。

0029

===第2実施形態===
図2A〜図2Dは、第2実施形態の表面仕上げの手順についての説明図である。図において、第1実施形態と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。

0030

第2実施形態では、シート部材20´を用いている。シート部材20´はホットメルト接着剤23とフィルム26(塗装下地材に相当)を備えている。

0031

ホットメルト接着剤23は、第1実施形態と同様の常温時には接着性を示さず、加熱によって溶融した後に冷却固化することで接着力を発揮する接着剤である。ただし、第2実施形態では、ホットメルト接着剤23は、フィルム26の片面(図において下面:一方の面に相当)に塗布されている。なお、シート部材20´においてホットメルト接着剤23が設けられた側の面が貼り付け面となる。

0032

フィルム26は、例えばポリエチレンやEVAなどの表面が平滑な薄膜状の部材である。なお、フィルム26はポリエチレンやEVAには限られず、他の素材であってもよい。

0033

まず、図2Aに示すように、ALCパネル10の上にシート部材20´を敷設する。このとき、シート部材20´のホットメルト接着剤23がALCパネル10と当接するようにシート部材20´を敷設する。

0034

次に、図2Bに示すように、アイロン100を用いてシート部材20´のフィルム26の面(他方の面)側を加熱する。この加熱により、図2Cに示すように、ホットメルト接着剤24が溶融して、フィルム26とALCパネル10とを強固に接着させる。

0035

その後、図2Dに示すように、フィルム26の上面(他方の面)側を塗装し塗装膜30を形成する(塗装工程に相当)。

0036

この第2実施形態においても、フィルム26は表面が平滑なので、簡易に平滑な表面を得ることができ、また、アイロン100で加熱後に塗装するので、塗装膜30が熱劣化しない。また、第2実施形態では離型紙を剥がす必要がないので、より簡易に表面の仕上げを行うことができる。ただし、フィルム26の上に離型紙を設けていてもよい。

0037

なお、本実施形態では、シート部材20´はフィルム26を備えていたが、表面が平滑なシート状のものであればよく、フィルム26には限られない。例えば、厚みのあるシートや不織布であってもよい。

0038

===その他の実施の形態===
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。

0039

<基材について>
前述の実施形態では、基材としてALCパネル10を用いていたが、これには限られない。例えば、繊維板のような多孔質の材料でも本実施形態と同様の効果を得ることができる。

0040

<シート部材について>
シート部材の構成や素材は前述の実施形態には限られない。少なくとも、貼り付け側の面にホットメルト接着剤を備えていればよい。

0041

また、ALCパネル10の上に、ホットメルト接着剤を備えたシート部材を複数重ねて貼り付けるようにしてもよい。これにより、より平滑にすることができる。

0042

<加熱について>
前述の実施形態位では、加熱する際にアイロン100を用いていたが、これには限られずアイロン100以外で加熱・加圧してもよい。例えば、ヒートロール等で加熱・加圧してもよい。あるいは、炉に入れたり熱風を吹付けたりして加熱してもよい。

0043

10ALCパネル
20シート部材
20´ シート部材
22フィルム状ホットメルト接着剤
23ホットメルト接着剤
24離型紙
26フィルム
100 アイロン

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