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技術 洗濯機

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 安井利彦尾関祐仁
出願日 2014年6月26日 (6年11ヶ月経過) 出願番号 2014-131117
公開日 2016年1月18日 (5年4ヶ月経過) 公開番号 2016-007469
状態 特許登録済
技術分野 洗濯一般
主要キーワード 中間水位 RC発振回路 給水開始後 基本発明 汚れセンサ 標準液体 導電率センサ 給水水位
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年1月18日)のものです。
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図面 (5)

課題

使用されている洗剤種別粉末洗剤液体洗剤のみならず、さらに液体洗剤の種別を細かく判別することができる洗濯機を提供する。

解決手段

給水開始よりあらかじめ定めた中間水位になった時点、または給水開始から所定時間が経過した時点における濁度センサ17の出力に基づく濁度の値をあらかじめ定めた所定濁度D1と比較し、この比較した結果によって使用している洗剤が粉末洗剤か液体洗剤かを判別し、その判別結果が液体洗剤の場合は、給水終了までに変化する濁度によって液体洗剤が標準濃度標準液体洗剤かそれ以外かを判別するように構成されたものである。

概要

背景

従来、洗濯機よごれ検知装置として、外槽最下部付近濁度センサなどの洗濯液の状態を検知する汚れセンサを設置し、洗濯液の汚れなどの状態を検知することで洗濯工程の制御を行うことが考えられている。

汚れセンサは、洗濯液の光の透過度導電率を測定することで洗濯液の汚れ量を判定することが行われているが、粉末洗剤液体洗剤かなどの使用する洗剤種別によって汚れセンサの出力の絶対値や変化傾向が異なる。このため、洗濯を開始して一定時間後の汚れセンサの出力を利用して洗剤判別を行い、液体洗剤の使用時は洗い時間を延長することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。

概要

使用されている洗剤の種別を粉末洗剤と液体洗剤のみならず、さらに液体洗剤の種別を細かく判別することができる洗濯機を提供する。給水開始よりあらかじめ定めた中間水位になった時点、または給水開始から所定時間が経過した時点における濁度センサ17の出力に基づく濁度の値をあらかじめ定めた所定濁度D1と比較し、この比較した結果によって使用している洗剤が粉末洗剤か液体洗剤かを判別し、その判別結果が液体洗剤の場合は、給水終了までに変化する濁度によって液体洗剤が標準濃度標準液体洗剤かそれ以外かを判別するように構成されたものである。

目的

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用されている洗剤の種別を粉末洗剤と液体洗剤のみならず、さらに液体洗剤の種別を細かく判別することができる洗濯機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

洗濯物を収容して回転する洗濯槽と、前記洗濯槽を収容する外槽と、洗剤投入して給水時に水とともに前記外槽へ洗剤を流し込む洗剤受けと、前記洗濯槽を駆動するモータと、前記外槽の下部に接続されて洗濯液を取り込む取水管と、前記外槽の開口部の近傍に設けられ前記洗濯槽の内部に向けて開口した吐出口と、前記取水管に一端が連通して他端が前記吐出口に接続された循環経路と、前記循環経路に洗濯液を循環させる循環ポンプと、洗濯液の汚れ量を検知する汚れセンサと、前記汚れセンサからの出力により洗濯機の制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、給水開始よりあらかじめ定めた中間水位になった時点、または給水開始から所定時間が経過した時点における汚れセンサの出力に基づく値をあらかじめ定めた値と比較し、この比較した結果によって使用されている洗剤が粉末洗剤液体洗剤かを判別し、その判別結果が液体洗剤の場合は、給水終了までに変化する濁度によって前記液体洗剤が標準液体洗剤かそれ以外かを判別するように構成された洗濯機。

請求項2

制御部は、給水後に前記洗濯槽を給水時より高い回転数で所定時間回転させ、その間に前記液体洗剤が濃縮液体洗剤液体タブレット洗剤かを判別するように構成された請求項1記載の洗濯機。

技術分野

0001

本発明は、洗濯液の状態に応じて洗濯運転を制御する洗濯機に関する。

背景技術

0002

従来、洗濯機のよごれ検知装置として、外槽最下部付近濁度センサなどの洗濯液の状態を検知する汚れセンサを設置し、洗濯液の汚れなどの状態を検知することで洗濯工程の制御を行うことが考えられている。

0003

汚れセンサは、洗濯液の光の透過度導電率を測定することで洗濯液の汚れ量を判定することが行われているが、粉末洗剤液体洗剤かなどの使用する洗剤種別によって汚れセンサの出力の絶対値や変化傾向が異なる。このため、洗濯を開始して一定時間後の汚れセンサの出力を利用して洗剤判別を行い、液体洗剤の使用時は洗い時間を延長することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0004

特開昭63−154196号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら上記の洗濯機の構成では、粉末洗剤と液体洗剤とに分別するのみなので、液体洗剤の使用時には、濃縮液体洗剤水溶性タブレットに入った液体タブレット洗剤も同じ液体洗剤と判定されるので、洗浄性能溶解特性等が異なっていてもそれぞれの洗剤に応じた洗濯工程の制御をすることができない。

0006

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用されている洗剤の種別を粉末洗剤と液体洗剤のみならず、さらに液体洗剤の種別を細かく判別することができる洗濯機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するため、本発明の洗濯機は、給水開始よりあらかじめ定めた中間水位になった時点、または給水開始から所定時間が経過した時点における汚れセンサの出力に基づく値をあらかじめ定めた値と比較して、この比較した結果によって使用されている洗剤が粉末洗剤か液体洗剤かを判別し、その結果が液体洗剤の場合は、給水終了までの濁度変化によって液体洗剤が標準濃度標準液体洗剤かそれ以外かを判別するものである。これによって、使用されている洗剤の種別を細かく判別することができる。

発明の効果

0008

本発明のドラム式洗濯機は、洗浄開始までに洗剤種別を細かく判別するので、使用する洗剤の種別に応じて洗濯工程の制御を変えることができるので、たとえば、洗剤別に汚れ量に応じた洗濯工程の制御をすることができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の実施の形態1における洗濯機の概略構成
本発明の実施の形態1における洗濯機の給水工程のフローチャート
本発明の実施の形態1における洗濯機の泡生成工程のフローチャート
本発明の実施の形態1における洗濯機の洗濯液の濁度の推移を示す図

実施例

0010

基本発明における洗濯機は、洗濯物を収容して回転する洗濯槽と、前記洗濯槽を収容する外槽と、洗剤を投入して給水時に水とともに前記外槽へ洗剤を流し込む洗剤受けと、前記洗濯槽を駆動するモータと、前記外槽の下部に接続されて洗濯液を取り込む取水管と、前記外槽の開口部の近傍に設けられ前記洗濯槽の内部に向けて開口した吐出口と、前記取水管に一端が連通して他端が前記吐出口に接続された循環経路を備える。さらに、前記循環経路に洗濯液を循環させる循環ポンプと、洗濯液の汚れ量を検知する汚れセンサと、前記汚れセンサからの出力により洗濯機の制御を行う制御部とを備える。そして、前記制御部は、給水開始よりあらかじめ定めた中間水位になった時点、または給水開始から所定時間が経過した時点における汚れセンサの出力に基づく値をあらかじめ定めた値と比較して、この比較した結果によって使用している洗剤が粉末洗剤か液体洗剤かを判別し、その判別結果が液体洗剤の場合は、給水終了までに変化する濁度によって前記液体洗剤が標準液体洗剤かそれ以外かを判別するように構成されたものである。これにより、洗い工程の開始までに洗剤種別を細かく判別するので、使用する洗剤の種別に応じて洗濯工程の制御を変えることができる。

0011

中間発明は、基本発明において、前記制御部は、給水後に前記洗濯槽を給水時より高い回転数で所定時間回転させ、その間に前記液体洗剤が濃縮液体洗剤か液体タブレット洗剤かを判別するように構成されたもので、液体洗剤をさらに細かく判別することができ、さらに細かな洗剤別の洗濯工程の制御をすることができる。

0012

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

0013

(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における洗濯機の概略構成を示したものである。図1において、洗濯機の外箱1の内部に、前面に開口部を有する外槽2が配設されている。さらに、外槽2の内側に洗濯槽としてのドラム3が、水平方向または水平方向から少し傾斜した回転軸によって回転可能な状態で配設されている。ドラム3は、有底円筒形状をなし、底側となる背面にモータ4が接続され、モータ4の回転により回転する。また、ドラム3は外周面に多数の通水孔が設けられており、この通水孔に洗濯液や空気を通過させて、洗濯槽、脱水槽乾燥槽としても機能する。

0014

外槽2の上部には、給水弁10が設けられている。給水口9は水道に接続され、給水弁10は、運転工程に応じて外槽2やドラム3に給水する。給水弁10と外槽2の間には洗剤受け19が設置されており、洗剤受け19に入れられた洗剤が水とともに外槽2へ流し込まれる。

0015

外槽2の下部の最低部には、取水管5が接続されている。取水管5は、排水弁6につながっており、排水弁6は外部に排水する排水管7につながっている。

0016

取水管5には外槽2に給水された洗濯液の水位を検知する水位センサ8が設置されている。水位センサ8は、給水開始後にすぐに反応する位置に設置される。水位センサ8は、たとえば隔膜ダイアフラム)に加わる圧力を膜の変形として検出することで水位を検知する。隔膜の変形を検出する方法には、静電容量の変化やひずみゲージを使う。

0017

また、循環経路12が取水管5と排水弁6の間から連通し、循環経路12の他端は、外槽2の開口部の近傍に設けられた吐出口11に接続されている。吐出口11は、ドラム3の内部に向けて開口し、取水管5から取り込まれた洗濯液をドラム3の内部に吐出する。
外槽2やドラム3を満たしている洗濯液は、循環経路12を循環して吐出口11から洗濯物にかけられ、洗濯物に浸透して洗浄力を発揮する。循環ポンプ13が循環経路12に設けられており、循環経路12に洗濯液を循環させる。制御部16は、ドラム3の回転による水流などの通常洗浄力を制御する洗浄制御とは関係なく洗濯液を循環させることができる。

0018

循環経路12には、濁度センサ17によって構成される汚れセンサが設置されている。汚れセンサは、洗濯液の光の透過度に基づく濁度や、導電率を測定することで洗濯液の汚れ量を判定することができる。本実施の形態では、濁度として光の透過度を測定する場合について説明するが、導電率を測定するセンサでも適用することができる。

0019

濁度センサ17は、例えばLEDなどの発光素子フォトトランジスタなどの受光素子とで構成されている。そして、これらの発光素子と受光素子とは透光性の材料でできた循環経路12を挟んで配設される。濁度センサ17は、発光素子から発光した光を洗濯液を通して受光素子で受光し、電圧に変換して出力する。濁度は洗濯液の汚れの程度を示すものであり、濁度センサ17の受光素子の出力電圧から換算することで得られ、濁度が高いほど出力電圧が低い。つまり、循環経路12を通過する洗濯液に洗濯物の汚れが多く溶け出して濁度が高くなると、低い電圧が出力される。初期の発光素子からの発光量は、例えば、汚れていないきれいな水が通った状態で受光素子の出力電圧が1Vになるように事前に設定しておく。

0020

シーズヒータ等からなる加熱部14が外槽2の底部に備えられている。制御部16は、加熱部14により洗濯液を加熱して、ドラム3内部の洗濯物を温水洗浄する。さらに、水温を検知するための水温センサ18が備えられている。

0021

取水管5の近傍にはフィルタ15が設置されている。洗濯液が循環する時に洗濯物の繊維や髪の毛などの異物が多く含まれると、循環ポンプ13や排水管7が詰まってくる恐れがあるため、フィルタ15は、洗濯物の繊維や髪の毛などの異物を取り除く。

0022

制御部16は、マイクロコンピュータなどで構成され、洗濯機の運転における、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程などのすべての工程の制御を行う。例えば、制御部16は、水位センサ8や水温センサ18からの信号を入力し、排水弁6と給水弁10の開閉、モータ4、循環ポンプ13や加熱部14の制御などを行う。また、モータ4に流れる電流信号回転角を検知して、ドラム3全体の重さから洗濯物の量を判定する布量検知部としての機能を有する。さらに、濁度センサ17からの出力によって洗濯工程の制御を行う機能などを有している。

0023

次に、本実施の形態の洗濯機の動作について、図2図3のフローチャート、および図4の洗濯液の濁度の推移を示す図を参照しながら説明する。

0024

洗濯機に洗濯物が投入されて洗濯を開始すると、制御部16は、給水工程を開始し、最初に、洗濯物の量を判定する(ステップS1)。この洗濯物の量の判定は、モータ4を駆動して洗濯物とともにドラム3を回転させるときのモータ4の電流の大きさ、電流変化量や回転角の変化などの少なくとも1つのモータ動作に関する情報を検出することによって行う。

0025

制御部16は、洗い工程やすすぎ工程における基本的な給水量をこの洗濯物の量をもとに基本水位として決定して給水する。たとえば、洗濯物の量を「少」と判定した時は、基本水位を「低」水位とする。洗濯物の量を「中」と判定した時は、基本水位を「中」水位とする。また、洗濯物の量を「多」と判定した時は、基本水位を「高」水位とする。同時
に、それぞれの洗濯物の量に応じた洗濯の設定時間を決定する(ステップS2)。

0026

最初に、洗剤種別検知フラグFの値を、洗剤種別が未定の間は0としておく(S3)。

0027

次に、制御部16は、ドラム3の低速での回転(例えば、45r/min)を開始し(S4)、給水弁10を開放して給水口9に接続した水道からの給水を開始する(S5)。水道水は、洗剤が事前に投入されている洗剤受け19を介して外槽2に流し込まれる。そのため、水道水は洗剤が溶け込んだ洗濯液として外槽2やドラム3に流入する。ただし、濃縮液体洗剤や液体タブレットは、洗剤受け19に入れられず、直接、ドラム3の内部に投入される。

0028

制御部16は、給水を開始すると、濁度センサ17によって洗濯液の濁度を測定する(ステップS6)。このとき、濁度が所定濁度D1より高いと(ステップS6のYES)、制御部16は、洗剤種別を「粉末洗剤」であると記憶し、洗剤種別検知フラグFをF=1にセットする(ステップS7)。

0029

図4に示されるように、給水開始時の濁度センサ17部分は、水量が少ないうえに洗剤受け19からの洗剤が一気に流れ込んだ状態になるため、粉末洗剤を用いている場合は非常に高い濁度になるので、所定濁度D1は十分に高い濁度(例えば、2000NTU)に設定しておく。また、次の濁度を判定するまでの中間水位は、例えば、循環経路12の中でほぼ最下点にある濁度センサ17が水没する水位に設定しておく。この中間水位は、基本水位に到達するまでの水位であって、特に限定されるものではない。

0030

ステップS6における濁度センサ17による洗濯液の濁度の測定は、中間水位になるまで(ステップS8のNO)繰り返し行う。所定水位に達すると(ステップS8のYES)、循環ポンプ13を低速(例えば、1200r/min)で動作させる(ステップS9)。これにより、ゆっくりと洗濯液は循環経路12を循環する。

0031

洗剤種別がまだ決定されておらず、洗剤種別検知フラグFが0のままであれば(ステップS10のYES)、濁度センサ17によって洗濯液の濁度を測定する(ステップS11)。このとき、濁度が所定濁度D2より高いと(ステップS11のYES)、制御部16は、洗剤種別を「標準液体洗剤」であると記憶し、洗剤種別検知フラグFをF=1にセットする(ステップS12)。

0032

ステップS11における濁度センサ17による洗濯液の濁度の測定は、基本水位になるまで(ステップS13のNO)繰り返し行う。また、標準液体洗剤は、洗剤受け19から給水と同時に流れ込むため、粉末洗剤ほどの濁度はないが濃度の高い状態では若干濁度が上がる。そのため、所定濁度D2は、所定濁度D1よりは低い少し高めの濁度(例えば、1000NTU)に設定しておく。

0033

粉末洗剤は、水に溶けたときの濁度が液体洗剤の場合より非常に高いので、濁度により粉末洗剤と液体洗剤との判別を容易に行うことができる。特に、通常の洗濯時の水量の基本水位より水量が少ない中間水位か、中間水位になるまでに判別を行うようにすれば、洗剤濃度が高いので粉末洗剤での濁度と液体洗剤での濁度の差をより大きくして判別をより容易にすることができる。さらに、給水時は外槽2の底部に接続された取水管5および循環経路12から水が満たされていくので、ドラム3の中の洗濯物と洗濯液があまり接触しないので洗濯液に汚れが溶け出しにくく、洗剤そのものの濁度を測定することができる。

0034

制御部16は、給水量が基本水位に到達すると(ステップS13のYES)、給水弁10を閉じて(ステップS14)、給水工程を終了する。

0035

このようにして最初の給水が完了すると、洗剤をさらに泡立てる泡生成工程を行う。図3に示すように、まず、ドラム3を給水時より速く回転させる(例えば、90r/min)(ステップS15)。

0036

洗剤種別がまだ決定されておらず、洗剤種別検知フラグFが0のままであれば(ステップS16のYES)、濁度センサ17によって洗濯液の濁度を測定する(ステップS17)。このとき、濁度が所定値D3より高いと(ステップS17のYES)、制御部16は、洗剤種別を「濃縮液体洗剤」であると記憶し、洗剤種別検知フラグFを1にセットする(ステップS18)。

0037

ステップS17における濁度センサ17による洗濯液の濁度の測定は、泡生成工程開始から50秒が経過するまで(ステップS19のNO)繰り返し行う。

0038

濃縮液体洗剤は、ドラム3の中にカップに入れた洗剤を投入しておくため、給水時に水道水と共に流れない。濃縮液体洗剤は、給水水位がドラム3に達してから水道水に溶け込んでいくため、洗濯液としての濁度が上昇するのが遅い。さらに、液体タブレット洗剤は、水によって周囲の膜が溶けて中の洗剤が流れ出していく構造である。そのため、洗剤が溶け出して洗濯液としての濁度が上昇するのは濃縮液体洗剤以上の時間がかかる。

0039

泡生成工程開始から50秒が経過すると(ステップS19のYES)、この時点で洗剤種別がまだ決定されておらず、洗剤種別検知フラグFが0のままであれば(ステップS20のYES)、制御部16は、洗剤種別を「液体タブレット洗剤」であると記憶する(ステップS21)。

0040

最後に、循環ポンプ13を停止させて(ステップS22)、泡生成工程を終了する。

0041

次に、制御部16は、洗い工程を行う。まず、洗濯液の濁度の初期値として濁度センサ17の出力を測定し、この出力を初期値T1とする。この値は、まだ洗濯物の汚れが洗濯液に溶け出していない洗剤のみの溶けた洗濯液自体の値である。

0042

次に、制御部16は、モータ4を制御してドラム3を低速で回転させながら洗濯物の撹拌を開始する。洗濯物がドラム3内で持ち上げられ、ドラム3の上部より重力によって落下し、落下時の運動エネルギーが効果的に加えられるようにドラム3を回転させる。このときのドラム3の回転速度は、ドラム3壁面に遠心力によって張り付かない程度の回転速度が好ましく、洗濯物の量にも依存するが60r/min以下が好ましい。ドラム3の回転方向は、連続的に同一方向でもよいし、定期的に方向を切り替えることとしてもよい。

0043

ドラム3の回転による攪拌中は、循環ポンプ13の駆動を行い、洗濯液が循環経路12を循環する状態にする。このようにして、洗濯液を循環経路12を介して吐出口11よりドラム3内へ循環させ、洗濯物に洗剤の溶け込んだ洗濯液をかけて濡れ性を高める。循環ポンプ13の初期の回転数は、洗濯液が洗濯物にまんべんなくかかる循環流量とするために、吐出口11から十分な水量が吐出するように設定しておく。

0044

制御部16は、循環ポンプ13の起動から、例えば1分間が経過すると、循環ポンプ13を停止して洗濯液の循環を停止する。また、循環ポンプ13の停止から、例えば1分間が経過すると、再び循環ポンプ13の駆動を1分間行う。

0045

上記のように循環ポンプ13の駆動と停止を繰り返してドラム3の回転による攪拌を行いながら、設定間隔の3分間が経過すると、洗濯物に洗濯液が十分に浸透し、洗濯物の汚
れの洗濯液への溶け出しも始まる。そして、例えば所定時間ごとに、循環経路12内の濁度センサ17によって洗濯液の汚れ量を検知する。

0046

洗濯液の汚れ量の検知は、濁度センサ17の初期値T1との差を算出することで行う。この時点での濁度センサ17の出力を出力値T2として、出力値T2と初期値T1の差を濁度センサ17での汚れ量の検知値とする。制御部16は、この汚れ量および洗剤の種別に応じて洗い時間の延長や短縮、すすぎの回数や時間の設定を行う。

0047

その後、さらにドラム3の回転による攪拌動作や循環ポンプ13の動作を繰り返して、洗い工程の設定時間が経過していれば、洗い工程を終了し、次のすすぎ工程、さらに脱水工程に進む。なお、洗い工程の設定時間は、固定した時間でもよいし、洗濯物の量により何段階かに分けて設定した時間でもよい。

0048

以上のように、給水中における濁度センサ17の出力に基づく濁度の値をあらかじめ定めた値と比較し、その比較した結果によって粉末洗剤か液体洗剤かの判別を行う。さらに、液体洗剤であれば、標準液体洗剤か濃縮液体洗剤か液体タブレット洗剤かを判別する。これによって、使用する洗剤種別に応じた洗濯工程の制御を行うことができる。

0049

なお、本実施の形態では、比較する値を濁度としたが、これに限られるものではなく、例えば、濁度センサ17の出力値そのものでもよいし、この出力値に基づいて算出される他の値でもよいことは言うまでもない。

0050

また、本実施の形態では、中間水位になった時点での濁度センサ17の出力によって洗剤の判別を行っているが、これに限られるものではない。例えば、給水開始から所定時間が経過した時点における濁度センサ17の出力に基づいて洗剤の判別を行うようにしてもよい。この場合、水位を検知するセンサを用いることなく行うことができるので、より簡易に洗剤種別の判定をすることができる。

0051

また、本実施の形態では、給水工程時や泡生成工程時に循環ポンプ13を低速で回転させて循環経路12の流量を少なくしたが、回転数は変えず(例えば、3000r/min固定)に間欠に運転と停止を繰り返すことで流量を少なくすることとしても同じ効果が得られる。

0052

また、本実施の形態では、洗濯液の状態を検知する汚れセンサとして濁度センサを用いたが、これに限られるものではない。例えば、1対の電極を洗濯液の経路に挿入した構成からなる導電率センサによって導電率を測定する方法を用いてもよい。導電率センサを用いれば、濁度を測定する方法と同様のタイミングで導電率を測定することで、その時点の洗濯液の導電率として洗剤種別の判別に用いることができる。一般に、液体洗剤は非イオン化であるため導電率は清水と大きく変わらないので、粉末洗剤の導電率は高く、液体洗剤の導電率は低くなる。導電率の測定は、例えば、電極間の洗濯液のインピーダンス制御回路上のコンデンサRC発振回路を構成し、洗濯液のインピーダンスの変化を周波数変化として出力し、さらにこれを電圧値に変換すればよい。洗濯液の導電率を測定すると、洗剤種別だけでなく、洗濯液中洗剤量を判定したり、洗濯物から溶け出したを主とした導電成分の汚れの量を判定したりできる。これにより、目に見える汚れ以外の汚れも含めた汚れ量によって、より細かな洗濯工程の制御を行うことができる。

0053

さらに、ドラム式洗濯機で説明したが、洗濯液の状態を検知して洗濯運転を制御する洗濯機であればこれに限られるものではなく、例えば縦型洗濯機などでもよい。

0054

以上のように、本発明にかかる洗濯機は、汚れセンサで使用する洗剤の種別を正確に判別して、洗剤種別に応じた洗浄制御を行うことができるので、繊維などの洗浄装置等の用途にも適用できる。

0055

1外箱
2外槽
3ドラム(洗濯槽)
4モータ
5取水管
6排水弁
7排水管
8水位センサ
9 給水口
10給水弁
11吐出口
12循環経路
13循環ポンプ
14 加熱部
15フィルタ
16 制御部
17濁度センサ(汚れセンサ)
18水温センサ
19洗剤受け

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