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技術 外観検査装置、外観検査方法及びPTPシートの製造装置

出願人 大塚製薬株式会社
発明者 山崎衛
出願日 2014年6月18日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2014-125658
公開日 2016年1月12日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2016-004001
状態 特許登録済
技術分野 光学的手段による材料の調査の特殊な応用 制御・その他I(包装機械の制御) 基本的包装技術IV(容器成形充填)
主要キーワード 断面視矩形状 刻印装置 平面視略円形状 不合格品 打抜装置 シールローラ 白熱球 合格品
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年1月12日)のものです。
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図面 (13)

課題

省スペースで設置することができる外観検査装置外観検査方法、及び当該外観検査装置を備えたPTPシート製造装置を提供することを目的とする。

解決手段

外観検査装置5は、帯状のPTPシート1Aの一方面側に配置され、帯状のPTPシート1Aに対し光を照射する照射手段6と、帯状のPTPシート1Aの他方面側に配置され、帯状のPTPシート1Aを通過する光を反射させる反射手段7と、帯状のPTPシート1Aの他方面側の反射手段7の側方に配置され、反射手段7からの反射光撮像する撮像手段8と、撮像手段8から出力される画像データを処理する画像処理装置9と、を備える。画像処理装置9は、画像データに基づき帯状のカバーシート4に存在する破れを検出する。

概要

背景

PTPシートは、一般に、錠剤などの内容物が充填されるポケット部が形成された包装シートと、包装シートのポケット部の開口を覆って内容物などを密封するように包装シートに貼り付けられるカバーシートとから構成されている。包装シートは、光透過性を有する合成樹脂材料などにより形成されるのが一般的であるが、カバーシートは、上記合成樹脂材料の他、遮光性防湿性などの向上を図るために光不透過性アルミニウムなどの金属材料によっても形成される。

このPTPシートは、図11に示すような製造装置110により製造される。まず、帯状の包装シート101が間欠的に搬送されながら、成型装置111において内容物を収容するためのポケット部が成型され、充填装置112においてポケット部に内容物が充填される。その後、別に搬送される帯状のカバーシート102が重ね合わされ、シール装置113において包装シート101とカバーシート102とが貼り合わされることで、帯状のPTPシート100Aが製造される。この帯状のPTPシート100Aは、その後、複数の処理工程を経た後に、打抜装置114において、個々の単位のPTPシート100に裁断される。

上述の通り、個々の単位のPTPシート100は、打抜装置114で個々の単位に裁断されるまで、複数の処理工程を経るが、その際には複数のガイドローラにより搬送される。複数のガイドローラのうち、図12に示すような帯状のPTPシート100Aのポケット部103を下にして搬送するガイドローラ115には、各ポケット部103に対応して凹部116が外周面に複数形成されており、帯状のPTPシート100Aはポケット部103が凹部116に嵌り込むようにしてガイドローラ115に掛け渡されて、搬送される。このガイドローラ115による搬送時には、中身の内容物Mがポケット部103から押し出されるなどしてカバーシート102を押圧し、カバーシート102が破れてしまうことがある。特に、カバーシート102がアルミニウム製であると、合成樹脂製に比べ伸びにくいため、破れやすいという問題がある。従来、この破れについては、打抜装置114で個々の単位に打ち抜かれた後の個々の単位のPTPシート100を目視による確認で検査していたが、破れがポケット部103の周縁に沿って発生している場合、目視ではこの破れを検出するのが困難であった。また、目視では、検査に多大な時間及び労力が費やされていた。

一方、PTPシートの製造装置110には、包装シート101やカバーシート102に存在するピンホールを検出するための検査装置が設置されている場合がある。この検査装置は、照明装置及びカメラからなり、帯状のPTPシート100Aを挟んで照明装置及びカメラを向かい合うように配置し、照明装置から帯状のPTPシート100Aに対し光を照射して、ピンホールを通過する通過光を直接カメラにより撮像することで検査を行うのが一般的である(例えば特許文献1を参照)。

概要

省スペースで設置することができる外観検査装置外観検査方法、及び当該外観検査装置を備えたPTPシートの製造装置を提供することを目的とする。外観検査装置5は、帯状のPTPシート1Aの一方面側に配置され、帯状のPTPシート1Aに対し光を照射する照射手段6と、帯状のPTPシート1Aの他方面側に配置され、帯状のPTPシート1Aを通過する光を反射させる反射手段7と、帯状のPTPシート1Aの他方面側の反射手段7の側方に配置され、反射手段7からの反射光を撮像する撮像手段8と、撮像手段8から出力される画像データを処理する画像処理装置9と、を備える。画像処理装置9は、画像データに基づき帯状のカバーシート4に存在する破れを検出する。

目的

本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、省スペースで設置することができる外観検査装置、外観検査方法、及び当該外観検査装置を備えたPTPシートの製造装置を提供する

効果

実績

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請求項1

PTPシート製造過程において、帯状包装シートに形成されたポケット部に内容物が収容され、前記ポケット部を塞ぐように前記包装シートに帯状の光不透過性カバーシートが貼り付けられた後の帯状のPTPシートに対し外観検査を行う外観検査装置であって、前記帯状のPTPシートの一方面側に配置され、前記帯状のPTPシートに対し光を照射する照射手段と、前記帯状のPTPシートの他方面側に配置され、前記帯状のPTPシートを通過する光を反射させる反射手段と、前記帯状のPTPシートの他方面側の前記反射手段の側方に配置され、前記反射手段からの反射光撮像する撮像手段と、前記撮像手段から出力される画像データを処理する画像処理装置と、を備え、前記画像処理装置は、前記画像データに基づき前記帯状のカバーシートに存在する破れを検出する外観検査装置。

請求項2

前記照射手段、前記反射手段及び前記撮像手段は、前記帯状のPTPシートを個々の1単位のPTPシートに裁断する打抜装置上流側手前位置に配置されている請求項1に記載の外観検査装置。

請求項3

前記画像処理装置では、前記画像データに対して二値化処理及び膨張処理を行う請求項1又は2に記載の外観検査装置。

請求項4

前記画像処理装置では、前記画像データに対して外観検査を行う所定領域を設定する請求項1〜3のいずれかに記載の外観検査装置。

請求項5

前記照射手段と前記帯状のPTPシートとの間に配置され、前記照射手段から照射される光を前記帯状のPTPシートの一方面へ導く導光体をさらに備えている請求項1〜4のいずれかに記載の外観検査装置。

請求項6

PTPシートの製造過程において、帯状の包装シートに形成されたポケット部に内容物が収容され、前記ポケット部を塞ぐように前記包装シートに帯状の光不透過性のカバーシートが貼り付けられた後の帯状のPTPシートに対し外観検査を行う外観検査方法であって、前記帯状のPTPシートの一方面側に配置された照射手段から前記帯状のPTPシートに対し光を照射し、前記帯状のPTPシートの他方面側に配置された反射手段により、前記帯状のPTPシートを通過する光を反射させ、前記帯状のPTPシートの他方面側の前記反射手段の側方に配置された撮像手段により、前記反射手段からの反射光を撮像し、画像処理装置が、前記撮像手段から出力される画像データに基づき前記帯状のカバーシートに存在する破れを検出する外観検査方法。

請求項7

前記帯状のPTPシートを個々の1単位のPTPシートに裁断する打抜装置の上流側手前位置で、前記照射手段により前記帯状のPTPシートに対し光を照射し、前記反射手段により反射させた前記帯状のPTPシートを通過する光を前記撮像手段で撮像することで、前記帯状のカバーシートに存在する破れを検出する請求項6に記載の外観検査方法。

請求項8

前記画像処理装置では、前記画像データに対して膨張処理を行う請求項6又は7に記載の外観検査方法。

請求項9

前記画像処理装置では、前記画像データに対して外観検査を行う所定領域を設定する請求項6〜8のいずれかに記載の外観検査方法。

請求項10

前記照射手段と前記帯状のPTPシートとの間に導光体を配置し、前記導光体により前記照射手段から照射される光を前記帯状のPTPシートの一方面へ導く請求項6〜9のいずれかに記載の外観検査方法。

請求項11

請求項1〜5のいずれかに記載の外観検査装置を備えるPTPシートの製造装置

技術分野

0001

本発明は、PTPシートの製造に際して外観検査に用いられる外観検査装置及び外観検査方法、ならびに、当該外観検査装置を備えるPTPシートの製造装置に関する。

背景技術

0002

PTPシートは、一般に、錠剤などの内容物が充填されるポケット部が形成された包装シートと、包装シートのポケット部の開口を覆って内容物などを密封するように包装シートに貼り付けられるカバーシートとから構成されている。包装シートは、光透過性を有する合成樹脂材料などにより形成されるのが一般的であるが、カバーシートは、上記合成樹脂材料の他、遮光性防湿性などの向上を図るために光不透過性アルミニウムなどの金属材料によっても形成される。

0003

このPTPシートは、図11に示すような製造装置110により製造される。まず、帯状の包装シート101が間欠的に搬送されながら、成型装置111において内容物を収容するためのポケット部が成型され、充填装置112においてポケット部に内容物が充填される。その後、別に搬送される帯状のカバーシート102が重ね合わされ、シール装置113において包装シート101とカバーシート102とが貼り合わされることで、帯状のPTPシート100Aが製造される。この帯状のPTPシート100Aは、その後、複数の処理工程を経た後に、打抜装置114において、個々の単位のPTPシート100に裁断される。

0004

上述の通り、個々の単位のPTPシート100は、打抜装置114で個々の単位に裁断されるまで、複数の処理工程を経るが、その際には複数のガイドローラにより搬送される。複数のガイドローラのうち、図12に示すような帯状のPTPシート100Aのポケット部103を下にして搬送するガイドローラ115には、各ポケット部103に対応して凹部116が外周面に複数形成されており、帯状のPTPシート100Aはポケット部103が凹部116に嵌り込むようにしてガイドローラ115に掛け渡されて、搬送される。このガイドローラ115による搬送時には、中身の内容物Mがポケット部103から押し出されるなどしてカバーシート102を押圧し、カバーシート102が破れてしまうことがある。特に、カバーシート102がアルミニウム製であると、合成樹脂製に比べ伸びにくいため、破れやすいという問題がある。従来、この破れについては、打抜装置114で個々の単位に打ち抜かれた後の個々の単位のPTPシート100を目視による確認で検査していたが、破れがポケット部103の周縁に沿って発生している場合、目視ではこの破れを検出するのが困難であった。また、目視では、検査に多大な時間及び労力が費やされていた。

0005

一方、PTPシートの製造装置110には、包装シート101やカバーシート102に存在するピンホールを検出するための検査装置が設置されている場合がある。この検査装置は、照明装置及びカメラからなり、帯状のPTPシート100Aを挟んで照明装置及びカメラを向かい合うように配置し、照明装置から帯状のPTPシート100Aに対し光を照射して、ピンホールを通過する通過光を直接カメラにより撮像することで検査を行うのが一般的である(例えば特許文献1を参照)。

先行技術

0006

特開2009−036522号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、上述した従来の検査装置のように、照明装置及びカメラを向かい合うように配置する構成では、照明装置及びカメラを設置するために大きなスペースが必要となる。よって、PTPシートの製造装置110に、カバーシート102の破れを検出するために、上述した大きな設置スペースが必要な検査装置を新たに設けると、製造装置全体が大型化することが懸念される。一方、既存のPTPシートの製造装置110に上述したカバーシート102の破れを検出する検査装置を組み込むことが想定されるが、既存のPTPシートの製造装置110は、新たな装置を設置する空きスペースが限られていることから、上述した大きな設置スペースが必要な検査装置を組み込むためには、製造装置110の大幅な設計変更が必要となる。

0008

本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、省スペースで設置することができる外観検査装置、外観検査方法、及び当該外観検査装置を備えたPTPシートの製造装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の上記目的は、PTPシートの製造過程において、帯状の包装シートに形成されたポケット部に内容物が収容され、前記ポケット部を塞ぐように前記包装シートに帯状の光不透過性のカバーシートが貼り付けられた後の帯状のPTPシートに対し外観検査を行う外観検査装置であって、前記帯状のPTPシートの一方面側に配置され、前記帯状のPTPシートに対し光を照射する照射手段と、前記帯状のPTPシートの他方面側に配置され、前記帯状のPTPシートを通過する光を反射させる反射手段と、前記帯状のPTPシートの他方面側の前記反射手段の側方に配置され、前記反射手段からの反射光を撮像する撮像手段と、前記撮像手段から出力される画像データを処理する画像処理装置と、を備え、前記画像処理装置は、前記画像データに基づき、前記帯状のカバーシートに存在する破れを検出する外観検査装置により達成される。

0010

上記構成の外観検査装置において、前記照射手段、前記反射手段及び前記撮像手段は、前記帯状のPTPシートを個々の1単位のPTPシートに裁断する打抜装置の上流側手前位置に配置されていることが好ましい。

0011

また、前記画像処理装置は、前記画像データに対して二値化処理及び膨張処理を行うことが好ましい。

0012

また、前記画像処理装置は、前記画像データに対して外観検査を行う所定領域を設定することが好ましい。

0013

また、前記照射手段と前記帯状のPTPシートとの間に配置され、前記照射手段から照射される光を前記帯状のPTPシートの一方面へ導く導光体をさらに備えていることが好ましい。

0014

また、本発明の上記目的は、PTPシートの製造過程において、帯状の包装シートに形成されたポケット部に内容物が収容され、前記ポケット部を塞ぐように前記包装シートに帯状の光不透過性のカバーシートが貼り付けられた後の帯状のPTPシートに対し外観検査を行う外観検査方法であって、前記帯状のPTPシートの一方面側に配置された照射手段から前記帯状のPTPシートに対し光を照射し、前記帯状のPTPシートの他方面側に配置された反射手段により、前記帯状のPTPシートを通過する光を反射させ、前記帯状のPTPシートの他方面側の前記反射手段の側方に配置された撮像手段により、前記反射手段からの反射光を撮像し、画像処理装置が、前記撮像手段から出力される画像信号を処理することで得られる画像データに基づき、前記帯状のカバーシートに存在する破れを検出する外観検査方法によっても達成される。

0015

上記構成の外観検査方法において、前記帯状のPTPシートを個々の一単位のPTPシートに裁断する打抜装置の上流側手前位置で、前記照射手段により前記帯状のPTPシートに対し光を照射し、前記反射手段により反射させた前記帯状のPTPシートを通過する光を前記撮像手段で撮像することが好ましい。

0016

また、前記画像処理装置では、前記画像データに対して二値化処理及び膨張処理を行うことが好ましい。

0017

また、前記画像処理装置では、前記画像データに対して外観検査を行う所定領域を設定することが好ましい。

0018

また、前記照射手段と前記帯状のPTPシートとの間に導光体を配置し、前記導光体により前記照射手段から照射される光を前記帯状のPTPシートの一方面へ導くことが好ましい。

0019

また、本発明の上記目的は、上記構成の外観検査装置を備えたPTPシートの製造装置によっても達成される。

発明の効果

0020

本発明によれば、撮像手段が反射手段の側方に配置され、照射手段及び撮像手段がV字をなすように配列されるので、外観検査装置を設置するための設置スペースを省スペース化することができる。よって、空きスペースの少ない既存のPTPシートの製造装置に外観検査装置を組み込むことができるので、製造装置を大幅に設計変更する必要がなく、外観検査装置を製造装置に設けるためのコストを安価にすることができる。また、外観検査装置を組み込んだ新たな製造装置を製造する場合には、製造装置が大型化を防止することができる。加えて、帯状のPTPシートを連続搬送しつつ、撮像手段により反射手段で反射する光を撮像し続けることで、カバーシートの破れを検出することができる。よって、外観検査の検査効率が向上し、その結果、PTPシートの製造効率の向上を図ることができる。

図面の簡単な説明

0021

PTPシートの斜視図である。
PTPシートの断面図である。
帯状のPTPシートの斜視図である。
PTPシートの製造装置の概略構成を示す模式図である。
外観検査装置の概略構成を示す模式図である。
外観検査装置の電気的構成を示すブロック図である。
外観検査における照射された光の進路を示す模式図である。
撮像手段で撮像された画像データの模式図である。
撮像手段で撮像された画像データに対し膨張処理を行った画像データの模式図である。
撮像手段で撮像された画像データの模式図である。
従来例のPTPシートの製造装置の概略構成を示す模式図である。
ガイドローラの概略構成を示す模式図である。

実施例

0022

以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。まず、外観検査の対象となるPTPシートについて説明する。図1はPTPシート1の外観を示す斜視図であり、図2はPTPシート1の内部構造を示す断面図である。PTPシート1は、複数のポケット部3を有する包装シート2と、各ポケット部3を塞ぐようにして包装シート2に貼り付けられるカバーシート4とからなる。包装シート2は、例えばポリプロピレンポリ塩化ビニルなどの硬質の合成樹脂材料により形成され、透明で光透過性を有している。カバーシート4は、例えばアルミニウムなどの金属材料によって形成され、光不透過性を有している。包装シート2の各ポケット部3には、内容物Mが1つずつ収容されており、本実施形態では所定厚みを有する平面視略円形状の錠剤が収容されている。PTPシート1は、図3に示すような帯状の包装シート2及びカバーシート4からなる帯状のPTPシート1Aが、個々の単位に裁断されることで製造される。

0023

次に、上記構成のPTPシート1は、図4に示すようなPTPシートの製造装置10(以下、単に「製造装置10」という。)により自動的に製造され、当該製造装置10が備える外観検査装置5によって外観検査が行われる。製造装置10は、最上流側に、ロール状に巻回された包装シート2の原反11が配置されており、原反11から帯状の包装シート2が搬送される。原反11の下流側には、帯状の包装シート2の搬送方向に沿って、加熱装置12及び成型装置13が順に配置されており、加熱装置12及び成型装置13に包装シート2が自動的に搬送され、内容物Mを収容するためのポケット部3が包装シート2に成型される。加熱装置12及び成型装置13の下流側には、充填装置14が配置されており、ポケット部3が形成された包装シート2が充填装置14の下まで搬送されると、充填装置14により各ポケット部3に内容物Mが充填される。

0024

一方、ロール状に巻回されたカバーシート4の原反15からは帯状のカバーシート4が自動的に搬送され、一対のシールローラ16A,16Bへと案内されている。一対のシールローラ16A,16Bは外周面が互いに接触しており、一対のシールローラ16A,16Bの間に、包装シート2及びカバーシート4が搬送される。包装シート2及びカバーシート4が、一対のシールローラ16A,16Bの間を通過する際に互いに熱プレスされることで、包装シート2にカバーシート4が貼り付けられる。これによって、内容物Mが各ポケット部3に密閉された帯状のPTPシート1Aが製造される。

0025

一対のシールローラ16A,16Bの下流側には、帯状のPTPシート1Aの搬送方向に沿って、スリッター17、刻印装置18、カール矯正装置19、外観検査装置5及び打抜装置20などが順に配置されている。スリッター17では、帯状のPTPシート1Aの所定位置ミシン目が形成される。刻印装置18では、帯状のPTPシート1Aの所定位置に識別コードなどがマーキングされる。カール矯正装置19では、熱プレスにより貼付された包装シート2及びカバーシート4の収縮率の差に起因して帯状のPTPシート1Aに生じる反り(カール)が矯正される。外観検査装置5では、詳細は後述するが、PTPシート1Aの製造過程においてカバーシート4に生ずる破れや原反15に元々存在する破れ(ピンホールなども含む)の検出を主目的とする検査が行われる。打抜装置20では、帯状のPTPシート1Aが、図1に示すような個々の1単位のPTPシート1に裁断される。

0026

打抜装置20の下方位置には、裁断されたPTPシート1を搬送するためのベルトコンベヤなどの搬送装置21が配置されている。裁断されたPTPシート1のうち、外観検査装置5により合格品と判定されたものは、搬送装置21によって合格品を回収するホッパ(図示せず)に搬送される。合格品として回収されたPTPシート1は、ポケット部3同士が対向するように2枚1組で抱き合わされた状態で複数組ずつ集積され、バンドを用いて結束された後、製袋・箱詰めなどされる。一方で、外観検査装置5により不合格品と判定されたPTPシート1は、図示しない選別装置によって別途、搬送装置21から排出される。また、打抜装置20の下流側には、帯状のPTPシート1Aから個々の1単位のPTPシート1が裁断された後の残材を回収するためのホッパ22が配置されている。

0027

上記構成の製造装置10において、帯状の包装シート2、カバーシート4及びPTPシート1Aは、複数のガイドローラ及びテンションローラを介して搬送される。これらのローラのうち、帯状のPTPシート1Aのポケット部3を下にして搬送するローラ23には、ポケット部3に対応して凹部(図示せず)が外周面に複数形成されており、帯状のPTPシート1Aはポケット部3が上記凹部に嵌り込むようにしてローラ23に掛け渡されて、搬送される。また、一方のシールローラ16Bの外周面にも、帯状のPTPシート1Aのポケット部3が嵌り込む上記凹部が形成されている。

0028

次に、外観検査装置5について説明する。外観検査装置5は、図5に示すように、帯状のPTPシート1Aに対し光を照射する照射手段6と、帯状のPTPシート1Aを通過する光を反射させる反射手段7と、反射手段7からの反射光を撮像する撮像手段8と、撮像手段8から出力される画像データを処理する画像処理装置9(図6に示す)と、を備えている。

0029

照射手段6は、帯状のPTPシート1Aの一方面側(本実施形態では上方側)に配置されており、白熱球蛍光灯LED照明など、公知の照明装置を用いることができる。照射手段6は、本実施形態ではLED照明が用いられており、複数のLED(光源)60が帯状のPTPシート1Aの幅方向に沿って並べられている。照射手段6は、製造装置10の図示しない枠体などに固定され、本実施形態では、帯状のPTPシート1Aの搬送方向とは反対側に向けて斜め下方に光が照射されるようにその向きが設定されている。

0030

照射手段6と帯状のPTPシート1Aとの間には、照射手段6から照射される光を集光して帯状のPTPシート1Aの一方面へ導く導光体61が設けられている。導光体61は、両端が開口した断面視矩形状筒状体からなり、一端(本実施形態では上端)の開口が照射手段6の光源60と対向するように、他端(本実施形態では下端)の開口が帯状のPTPシート1Aの一方面と対向するように配置されている。本実施形態では、導光体61は照射手段6に固定されている。導光体61の一端の開口から入射した光は、導光体61の内周面で反射し、導光体61内を拡散しながら他端の開口から出射することで、照射手段6からの光が効率よく帯状のPTPシート1Aに案内され、帯状のPTPシート1Aが効率よく照明される。このような導光体61としては、光が漏れない材質であれば特に限定されるものではなく、例えば金属や透明・半透明でない有色の合成樹脂で形成することができるが、白色の合成樹脂(例えばアクリルなど)により形成すると、光が良好に拡散するので好ましい。なお、導光体61としては、上記した構造のものに限られることなく、照射手段6からの光を集光できるものであれば、例えば光ファイバを用いることができる。

0031

反射手段7は、帯状のPTPシート1Aの他方面側(本実施形態では下方側)に配置されており、照射手段6とで帯状のPTPシート1Aを挟み、照射手段6からの光を受光可能な位置に設けられている。反射手段7は、表面で光を反射できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、鏡の他、鏡面反射性の高いガラス板金属板など、種々のものを用いることができる。反射手段7は、本実施形態では水平方向に配置されているが、水平方向に対して傾斜するように配置してもよい。特に、反射手段7の一端側(図5では右側)が他端側(図5では左側)よりも下方に位置するよう水平方向に対して傾斜させて配置すると、反射手段7により反射される光の方向が下方に傾けられ、光の反射方向がほぼ水平方向を向くので、反射光を撮像する撮像手段8の設置位置を低く抑えることができる。

0032

撮像手段8は、帯状のPTPシート1Aの他方面側に配置されているが、帯状のPTPシート1Aを挟んで照射手段6と向かい合うように配置されているのではなく、反射手段7の表面で反射された光を撮像できるように反射手段7の側方に配置されている。つまり、照射手段6から照射された光が反射手段7で反射した後に撮像手段8に入射するように、照射手段6及び撮像手段8がV字状に配列されている。これにより、照射手段6及び撮像手段8を設置するのに必要な設置スペースを省スペース化することができる。撮像手段8としては、反射手段7の表面にて反射する反射光を撮像できるものであれば特に限定されるものではなく、本実施形態ではCCDカメラが用いられている。CCDカメラは、帯状のPTPシート1Aの幅方向に沿って1台又は複数台並べられており、帯状のPTPシート1Aの幅方向の全域にわたって撮像可能となっている。撮像手段8(CCDカメラ)によって撮像された画像データは画像処理装置9へと出力される。

0033

画像処理装置9は、コンピュータシステムとして構成されており、撮像手段8(CCDカメラ)から得た画像データに基づき、反射手段7の表面における明暗判別することにより、帯状のPTPシート1Aのカバーシート4に存在する破れを検出する機能を有している。この機能を実現するために、画像処理装置9は、図6に示すように、撮像手段8(CCDカメラ)からの画像データ(生画像データ)を順次記憶する第1画像メモリ90、生画像データを画像処理する画像処理部91、画像処理された画像データを記憶する第2画像メモリ92、画像データをマスキング処理するマスキング処理部93、画像データを表示する表示部94、データを入力する操作部95、帯状のPTPシート1Aにおいて破れが存在している位置などの検査結果を記憶する検査結果記憶部96、入出力インターフェース97及びCPU98などから構成され、画像データの処理や不合格品の判定(外観検査)などを行う。

0034

画像処理部91は、撮像手段8(CCDカメラ)からの生画像データを、例えばある所定の輝度閾値)をもって二値化処理する。図7に示すように、帯状のPTPシート1Aにおいて、カバーシート4(例えばカバーシート4のポケット部3の周縁)に破れHが存在し、この破れHを介して帯状のPTPシート1Aを通過した光が反射手段7の表面で反射すると、図8に示すように、撮像手段8により撮像された反射手段7の表面の画像データDにおいては、反射する部分は明るく白く映り、その他の部分は暗く黒く映る(図8では、カバーシート4の幅方向の全てのポケット部3の周縁に破れHが存在している場合の画像データDを示している)。そのため、これらの輝度の相違を考慮して閾値を設定し、明るい部分(白色部分)があるか否かにより、カバーシート4に破れが存在するかどうかを判定することができる。なお、二値化した画像データDに対して、図9に示すように、さらに膨張処理を行うことにより、画像データDにおいて明るい部分(白色部分)をより鮮明に浮き上がらせるようにしてもよい。

0035

マスキング処理部93は、画像データに対して外観検査を行う(明るい部分(白色部分)があるかどうかを判別する)所定領域F(図8及び図9に示す)を設定し、この所定領域内において明暗の判別を行わせる。

0036

CPU97は、各種処理プログラムを実行しつつ入出力各部の動作を一連に制御するとともに、製造装置10に制御信号を送信する又は製造装置10からの各種信号を受信する。例えば、CPU97は、撮像手段8が反射手段7における反射光を撮像する連写タイミングを制御することができる。また、不合格品を発見した際、製造装置10の図示しない選別装置を動作させることで、不合格品と判断されたPTPシート1を選別して排出することができる。また、CPU97は、表示部94に各種の画像データや検査結果などを表示させることができる。

0037

次に、上記構成の外観検査装置5を用いた外観検査方法について説明する。まず、照射手段6により、搬送される帯状のPTPシート1Aに対し、その一方面側から光を照射し続ける。帯状のPTPシート1Aのカバーシート4に破れが存在していないと、照射手段6から照射された光は帯状のPTPシート1Aを通過しないので、反射手段7では光が反射されず、撮像手段8により反射光が撮像されない。この場合、撮像手段8から画像処理装置9に出力され、画像処理装置9において画像処理された画像データは、図10に示すように、全体的に暗いものとなり、明るい部分(白色部分)は検出されないので、カバーシート4に破れが存在していない合格品であると判定し、その検査結果を記憶する。そして、帯状のPTPシート1Aのうちの合格品であると判定された部分については、その後、個々の単位のPTPシート1に裁断された際に、搬送装置21によって合格品を回収するホッパ(図示せず)に搬送される。

0038

一方、搬送される帯状のPTPシート1Aのカバーシート4に破れが存在していると、照射手段6から照射された光は、この破れを介して帯状のPTPシート1Aを通過するので、通過した光が反射手段7の表面にて反射し、その反射光が撮像手段8により撮像される。この場合、撮像手段8から画像処理装置9に出力され、画像処理装置9において画像処理された画像データには、図8及び図9に示すように、反射光の位置(つまりはカバーシート4における破れの位置)に対応して明るい部分(白色部分)が表示されるので、カバーシート4に破れが存在している不合格品であると判定し、その検査結果を記憶する。そして、帯状のPTPシート1Aのうちの不合格品であると判定された部分については、その後、個々の単位のPTPシート1に裁断された際に、選別装置(図示しない)によって選別され、排出される。

0039

上述したように、上記構成の外観検査装置5によると、PTPシート1の製造過程において帯状のPTPシート1Aのカバーシート4に破れが生じても、この破れを通過する光を撮像手段8で撮像することで、この破れを検出することができる。特に、破れがカバーシート4のポケット部3の周縁に沿って発生していると、目視ではこの破れを検出するのが困難であったが、上記構成の外観検査装置5ではこの破れを確実に検出できるうえ、従来の目視による外観検査と比べて、検査に費やす時間及び労力を大幅に減らすことができる。

0040

また、上記構成の外観検査装置5のように、帯状のPTPシート1Aの一方面側(上方側)に照射手段6を配置するとともに他方面側(下方側)に反射手段7及び撮像手段8を配置して、帯状のPTPシート1Aのポケット部3のある包装シート2の面側から光を照射すると、カバーシート4に内容物Mの重みがかかり、カバーシート4に破れが発生している場合は内容物Mの重みにより当該破れが広がるので、照射手段6からの光が当該破れから通過しやすくなるため、破れの存在を発見し易くすることができる。

0041

また、上記構成の外観検査装置5によると、照射手段6及び撮像手段8がV字をなすように配列されているので、外観検査装置5を設置するための設置スペースを省スペース化することができる。よって、空きスペースの少ない既存のPTPシートの製造装置10に外観検査装置5を組み込むことができるので、製造装置10を大幅に設計変更する必要がなく、外観検査装置5を製造装置10に設けるためのコストを安価にすることができる。特に、PTPシートの製造装置10において、打抜装置20の上流側手前位置、つまりは、カール矯正装置19の直ぐ下流側は、周囲に種々の装置やローラが配置されているに加え、下方には搬送装置20が配置されているなど、装置などが密集しており、特に空きスペースが少ないことから、本実施形態の外観検査装置5は有効である。また、外観検査装置5を組み込んだ新たな製造装置10を製造する場合には、製造装置10が大型化することを防止できる。

0042

また、上記構成の外観検査装置5によると、帯状のPTPシート1Aを連続搬送しつつ、撮像手段8により反射手段7で反射する光を撮像し続けることで、カバーシート4の破れを検出することができる。よって、外観検査の検査効率が向上し、その結果、PTPシート1の製造効率の向上を図ることができる。

0043

また、上記構成の外観検査装置5によると、帯状のPTPシート1Aを個々の1単位のPTPシート1に裁断する打抜装置20の上流側手前位置に、本実施形態では、カール矯正装置19の直ぐ下流側に、外観検査装置5(照射手段6、反射手段7及び撮像手段8)が配置されているので、外観検査装置5を通過した後に、カバーシート4に破れが生じるおそれがほとんどなく、外観検査の検査精度を向上することができる。

0044

以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、帯状のPTPシート1Aの一方面側(上方側)に照射手段6が配置され、帯状のPTPシート1Aの他方面側(下方側)に反射手段7及び撮像手段8が配置されているが、帯状のPTPシート1Aの一方面側(上方側)に反射手段7及び撮像手段8を、帯状のPTPシート1Aの他方面側(下方側)に照射手段6を配置してもよい。

0045

また、上記実施形態では、照射手段6は、帯状のPTPシート1Aに対し、その搬送方向とは反対側に向けて斜め下方に光が照射されるようにその向きがセットされているが、垂直方向下方に光が照射されるようにその向きをセットしてもよいし、帯状のPTPシート1Aの搬送方向に向けて斜め下方に光が照射されるようにその向きがセットされていてもよい。

0046

また、帯状のPTPシート1Aのカバーシート4だけでなく、包装シート2に存在する破れ(原反11に元々存在するピンホールなども含む)の検出を目的とする検査装置を別途、設けてもよい。例えば、成型装置13によりポケット部3が成型された後、充填装置14により内容物Mがポケット部3に充填される前の段階で、上述した照射手段及び撮像手段を用いた光学的な検査装置で包装シート2に存在する破れを検出し、その検出結果により、個々の単位に裁断された後のPTPシート1について合格品及び不合格品の判別を行うようにしてもよい。

0047

1PTPシート
2包装シート
3ポケット部
4カバーシート
5外観検査装置
6照射手段
7反射手段
8撮像手段
9画像処理装置
20打抜装置
60光源
61 導光体

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