図面 (/)

技術 送風配管及び車両用表示システム

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 高橋伸幸杉山哲也
出願日 2014年6月12日 (4年6ヶ月経過) 出願番号 2014-121238
公開日 2016年1月7日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2016-000597
状態 特許登録済
技術分野 計器板 車両用空気調和
主要キーワード 配管体 送風配管 ベゼル部材 略四角錐 画像投影機 配管容積 配設空間 車両前方寄り
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年1月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

フロントガラス下端近傍において他の部材との干渉を回避しつつ配管容積を確保できる送風配管及び車両用表示システムを提供する。

解決手段

送風配管200は、インストルメントパネルI内のフロントガラスFの下端近傍に配置され、フロントガラスFに向けて開口した吹出口203が形成された配管本体201を有している。そして、配管本体201の一部が、インストルメントパネルIに嵌め込まれたベゼル部材20における前方ベゼル部分21の内面に対向して配置された導光部材30の下方の空間に配置されている。

概要

背景

従来、車両のフロントガラスへの画像の投影を行うヘッドアップディスプレイ装置としての車両用表示装置インストルメントパネル内に設けられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された車両用表示装置700は、図9に示すように、フロントガラスFとの対向壁Aに開口Hが設けられたインストルメントパネルI内に取り付けられ、この開口Hを通じてフロントガラスFに画像を投影するものである。このような車両用表示装置700においては、例えば、開口H内に埃や水分等が入ることを防止するために開口Hを塞ぐ透明なカバーCが設けられることがあるところ、太陽光等の外光がカバーCに反射されて搭乗者アイポイントEPに直接向かうことがあり、不快感を与えてしまうことがあった。

そこで、外光が搭乗者のアイポイントEPに向かうこと回避する構成として、図10に示す車両用表示装置800が考えられる。この車両用表示装置800は、インストルメントパネルI内に設けられている。このインストルメントパネルIは、フロントガラスFとの対向壁Aに、車両の前方側から後方側(図9において左方から右方)に向かうに従い徐々に下方に向かう下降壁部Wと、下降壁部Wの下端に隣接する開口Hと、が設けられている。そして、この開口Hには車両の前方側から後方側に向かうに従い徐々に上方に向かうカバーCが設けられており、車両用表示装置800は、この開口Hを通じてフロントガラスFに画像を投影する。このような構成では、下降壁部Wが設けられるとともにカバーCの車両前方側が後方側よりも下方に位置していることから、外光をカバーCに届きにくくさせることができるとともに、カバーCで反射された外光が搭乗者のアイポイントEPに直接向かうことを抑制することができる。

概要

フロントガラスの下端近傍において他の部材との干渉を回避しつつ配管容積を確保できる送風配管及び車両用表示システムを提供する。送風配管200は、インストルメントパネルI内のフロントガラスFの下端近傍に配置され、フロントガラスFに向けて開口した吹出口203が形成された配管本体201を有している。そして、配管本体201の一部が、インストルメントパネルIに嵌め込まれたベゼル部材20における前方ベゼル部分21の内面に対向して配置された導光部材30の下方の空間に配置されている。

目的

本発明は、上記のような問題点に着目し、フロントガラスの下端近傍において他の部材との干渉を回避しつつ配管容積を確保できる送風配管及びこの送風配管を備えた車両用表示システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

(a)インストルメントパネル内に配置された画像投影機と、(b)前記インストルメントパネルにおけるフロントガラスとの対向壁に嵌め込まれて前記画像投影機が前記フロントガラスに画像を投影するための開口の周縁の一部又は全部を形成するベゼル部材と、(c)前記ベゼル部材の一部分であって、前記開口に対して前方側に配置されかつ前方側の端部が前記対向壁との間に隙間をあけるように当該対向壁に対して上方に配置されており、前方側から後方側に向かうにしたがって徐々に下方に向かい前記開口に至る光透過性下降壁部を有する前方ベゼル部分と、(d)前記前方ベゼル部分の内面に沿って配置され、前方側の端面に入った光を前記下降壁部に導く板状の導光部材と、が設けられた車両に搭載され、前記フロントガラスの着霜を抑制するための風を送る送風配管であって、前記インストルメントパネル内の前記フロントガラスの下端近傍に配置され、前記フロントガラスに向けて開口した吹出口が形成された配管本体を有し、前記配管本体の一部が、前記導光部材の下方の空間に配置されていることを特徴とする送風配管。

請求項2

前記導光部材における前方側の端面が、前記前方ベゼル部分の前方側の端部近傍に配置されており、前記配管本体には、前記吹出口から吹き出される風の少なくとも一部の向きを前記端面に向ける風向調整部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の送風配管。

請求項3

前記車両には、前記隙間に向けて開口した前記導光部材の収容空間を前記前方ベゼル部分との間に形成するように、当該前方ベゼル部分の内面と間隔をあけて配置されるケース部材と、前記収容空間の前記開口を密封するとともに当該隙間からの光を前記収容空間内に採り入れるように、前記前方ベゼル部分と前記ケース部材との間に設けられた採光窓部材と、が設けられており、前記配管本体には、前記吹出口から吹き出される風の少なくとも一部の向きを前記採光窓部材に向ける風向調整部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の送風配管。

請求項4

前記配管本体が、前記導光部材を下方から支持するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の送風配管。

請求項5

(a)(a1)車両のインストルメントパネル内に配置された画像投影機と、(a2)前記インストルメントパネルにおけるフロントガラスとの対向壁に嵌め込まれて前記画像投影機が前記フロントガラスに画像を投影するための開口の周縁の一部又は全部を形成するベゼル部材と、(a3)前記ベゼル部材の一部分であって、前記開口に対して前方側に配置されかつ前方側の端部が前記対向壁との間に隙間をあけるように当該対向壁に対して上方に配置されており、前方側から後方側に向かうにしたがって徐々に下方に向かい前記開口に至る光透過性の下降壁部を有する前方ベゼル部分と、(a4)前記前方ベゼル部分の内面に沿って配置され、前方側の端面に入った光を前記下降壁部に導く板状の導光部材と、を有する車両用表示装置と、(b)前記車両に搭載され、前記フロントガラスの着霜を抑制するための風を送る送風配管と、を備えた車両用表示システムであって、前記送風配管が、請求項1〜4のいずれか一項に記載の送風配管で構成されていることを特徴とする車両用表示システム。

技術分野

0001

本発明は、車両のインストルメントパネルに配設される送風配管及び車両用表示システムに関する。

背景技術

0002

従来、車両のフロントガラスへの画像の投影を行うヘッドアップディスプレイ装置としての車両用表示装置インストルメントパネル内に設けられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された車両用表示装置700は、図9に示すように、フロントガラスFとの対向壁Aに開口Hが設けられたインストルメントパネルI内に取り付けられ、この開口Hを通じてフロントガラスFに画像を投影するものである。このような車両用表示装置700においては、例えば、開口H内に埃や水分等が入ることを防止するために開口Hを塞ぐ透明なカバーCが設けられることがあるところ、太陽光等の外光がカバーCに反射されて搭乗者アイポイントEPに直接向かうことがあり、不快感を与えてしまうことがあった。

0003

そこで、外光が搭乗者のアイポイントEPに向かうこと回避する構成として、図10に示す車両用表示装置800が考えられる。この車両用表示装置800は、インストルメントパネルI内に設けられている。このインストルメントパネルIは、フロントガラスFとの対向壁Aに、車両の前方側から後方側(図9において左方から右方)に向かうに従い徐々に下方に向かう下降壁部Wと、下降壁部Wの下端に隣接する開口Hと、が設けられている。そして、この開口Hには車両の前方側から後方側に向かうに従い徐々に上方に向かうカバーCが設けられており、車両用表示装置800は、この開口Hを通じてフロントガラスFに画像を投影する。このような構成では、下降壁部Wが設けられるとともにカバーCの車両前方側が後方側よりも下方に位置していることから、外光をカバーCに届きにくくさせることができるとともに、カバーCで反射された外光が搭乗者のアイポイントEPに直接向かうことを抑制することができる。

先行技術

0004

特開2007−148092号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上述した構成では、インストルメントパネルIにおいて下降壁部Wにおける開口H近傍の箇所Waに外光が当らないことから、当該箇所Waが暗くなってカバーCとの明暗差が大きくなり、これにより、フロントガラスFへの映り込みが目立ってしまうことがある。そこで、下降壁部Wを光透過性材料で構成するとともに、下降壁部Wの内面に対向して板状の導光部材802を配置して、この導光部材802により外光を下降壁部Wの開口H近傍の箇所Waまで導いて、内面側から下降壁部Wを照らす構成が考えられる。この構成によれば、明暗差が小さくなるように下降壁部Wを明るくしているので、フロントガラスFへの映り込みを目立たなくでき、搭乗者に与える不快感を抑制することができる。

0006

ところで、車両にはフロントガラスの着霜を抑制するためにフロントガラスに向けて風を送る送風配管であるデフロスターが搭載されている。このデフロスターは、インストルメントパネルI内に設けられ、フロントガラスFの下端近傍において吹出口がフロントガラスFに向けて配置されている。

0007

しかしながら、このようなデフロスターは風量を確保するために配管容積を大きくする必要があるところ、上述したような下降壁部Wの内面に対向して導光部材802を配置した構成では、導光部材802がフロントガラスFの下端近傍まで前方に延びていることからデフロスターとの干渉を回避する必要があった。そのため、導光部材802の配置に制約が生じて、当該導光部材802を適切に配置できないおそれがあり、下降壁部Wを内面側から十分に照らすことができず、フロントガラスFへの映り込みを十分に目立たなくすることができないおそれがあった。

0008

そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、フロントガラスの下端近傍において他の部材との干渉を回避しつつ配管容積を確保できる送風配管及びこの送風配管を備えた車両用表示システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

請求項1に記載された発明は、上記目的を解決するために、(a)インストルメントパネル内に配置された画像投影機と、(b)前記インストルメントパネルにおけるフロントガラスとの対向壁に嵌め込まれて前記画像投影機が前記フロントガラスに画像を投影するための開口の周縁の一部又は全部を形成するベゼル部材と、(c)前記ベゼル部材の一部分であって、前記開口に対して前方側に配置されかつ前方側の端部が前記対向壁との間に隙間をあけるように当該対向壁に対して上方に配置されており、前方側から後方側に向かうにしたがって徐々に下方に向かい前記開口に至る光透過性の下降壁部を有する前方ベゼル部分と、(d)前記前方ベゼル部分の内面に沿って配置され、前方側の端面に入った光を前記下降壁部に導く板状の導光部材と、が設けられた車両に搭載され、前記フロントガラスの着霜を抑制するための風を送る送風配管であって、前記インストルメントパネル内の前記フロントガラスの下端近傍に配置され、前記フロントガラスに向けて開口した吹出口が形成された配管本体を有し、前記配管本体の一部が、前記導光部材の下方の空間に配置されていることを特徴とする送風配管である。

0010

請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記導光部材における前方側の端面が、前記前方ベゼル部分の前方側の端部近傍に配置されており、前記配管本体には、前記吹出口から吹き出される風の少なくとも一部の向きを前記端面に向ける風向調整部材が設けられていることを特徴とするものである。

0011

請求項3に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記車両には、前記隙間に向けて開口した前記導光部材の収容空間を前記前方ベゼル部分との間に形成するように、当該前方ベゼル部分の内面と間隔をあけて配置されるケース部材と、前記収容空間の前記開口を密封するとともに当該隙間からの光を前記収容空間内に採り入れるように、前記前方ベゼル部分と前記ケース部材との間に設けられた採光窓部材と、が設けられており、前記配管本体には、前記吹出口から吹き出される風の少なくとも一部の向きを前記採光窓部材に向ける風向調整部材が設けられていることを特徴とするものである。

0012

請求項4に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記配管本体が、前記導光部材を下方から支持するように構成されていることを特徴とするものである。

0013

請求項5に記載された発明は、上記目的を達成するために、(a)(a1)車両のインストルメントパネル内に配置された画像投影機と、(a2)前記インストルメントパネルにおけるフロントガラスとの対向壁に嵌め込まれて前記画像投影機が前記フロントガラスに画像を投影するための開口の周縁の一部又は全部を形成するベゼル部材と、(a3)前記ベゼル部材の一部分であって、前記開口に対して前方側に配置されかつ前方側の端部が前記対向壁との間に隙間をあけるように当該対向壁に対して上方に配置されており、前方側から後方側に向かうにしたがって徐々に下方に向かい前記開口に至る光透過性の下降壁部を有する前方ベゼル部分と、(a4)前記前方ベゼル部分の内面に沿って配置され、前方側の端面に入った光を前記下降壁部に導く板状の導光部材と、を有する車両用表示装置と、(b)前記車両に搭載され、前記フロントガラスの着霜を抑制するための風を送る送風配管と、を備えた車両用表示システムであって、前記送風配管が、請求項1〜4のいずれか一項に記載の送風配管で構成されていることを特徴とする車両用表示システムである。

発明の効果

0014

請求項1、5に記載された発明によれば、インストルメントパネル内のフロントガラスの下端近傍に配置され、フロントガラスに向けて開口した吹出口が形成された配管本体を有している。そして、配管本体の一部が、インストルメントパネルに嵌め込まれたベゼル部材における前方ベゼル部分の内面に対向して配置された導光部材の下方の空間に配置されている。このようにしたことから、車両前方に向けて延在している導光部材の下方の空間を配管本体の配設空間として利用することができるので、フロントガラスの下端近傍において導光部材との干渉を回避しつつ配管容積を確保できる。

0015

請求項2に記載された発明によれば、導光部材における前方側の端面が、前方ベゼル部分の前方側の端部近傍に配置されている。そして、配管本体には、吹出口から吹き出される風の少なくとも一部の向きを導光部材における前方側の端面に向ける風向調整部材が設けられている。このようにしたことから、導光部材における前方側の端面には外光が入光されるところ、吹出口からの風の少なくとも一部を当該端面に当てることができるので、当該端面に付着した塵埃等を吹き飛ばすことができる。そのため、明暗差が小さくなるように前方ベゼル部分の下降壁部を効果的に明るくすることができるので、フロントガラスへの映り込みを目立たなくでき、搭乗者に与える不快感を抑制することができる。

0016

請求項3に記載された発明によれば、配管本体には、吹出口から吹き出される風の少なくとも一部の向きを、導光部材を収容する収容空間の開口を密封する採光窓部材に向ける風向調整部材が設けられている。このようにしたことから、採光窓部材には外光が入光されるところ、吹出口からの風の少なくとも一部を当該採光窓部材に当てることができるので、当該採光窓部材に付着した塵埃等を吹き飛ばすことができる。そのため、明暗差が小さくなるように前方ベゼル部分の下降壁部を効果的に明るくすることができるので、フロントガラスへの映り込みを目立たなくでき、搭乗者に与える不快感を抑制することができる。

0017

請求項4に記載された発明によれば、配管本体が、導光部材を下方から支持するように構成されている。このようにしたことから、導光部材を下方から支持する支持部材を別に設けることが不要となり、簡易な構成で導光部材を支持することができる。

図面の簡単な説明

0018

本発明の一実施形態にかかる送風配管が車両用表示装置とともにインストルメントパネル内に組み付けられている様子を示す斜視図である。
図1の車両用表示装置の斜視図である。
図1の車両用表示装置を車両の前方方向から見た図である。
図1の送風配管及び車両用表示装置の断面図である。
図1の車両用表示装置の分解斜視図である。
図1の送風配管の第1の変形例の構成を示す断面図である。
図1の送風配管の第2の変形例の構成を示す断面図である。
図1の送風配管の第3の変形例の構成を示す断面図である。
従来の車両用表示装置を模式的に示す断面図である。
従来の他の車両用表示装置を模式的に示す断面図である。

実施例

0019

本発明の一実施形態に係る送風配管及び車両用表示システムを、図1図8を参照して説明する。

0020

図1は、本発明の一実施形態にかかる送風配管が車両用表示装置とともにインストルメントパネル内に組み付けられている様子を示す斜視図である。図1において、インストルメントパネルを二点鎖線で示している。図2は、図1の車両用表示装置の斜視図である。図3は、図1の車両用表示装置を車両の前方方向から見た図である。図4は、図1の送風配管及び車両用表示装置の断面図である。図5は、図1の車両用表示装置の分解斜視図である。図6図8は、図1の送風配管の第1〜第3の変形例の構成を示す断面図である。以下の説明において、「前後上下左右」は、車両Vの前後上下左右に対応する。

0021

本実施形態の車両用表示システムDは、図1に示すように、車両VのインストルメントパネルI内に配設される車両用表示装置1と配管体100とを備えている。本実施形態の送風配管200は、配管体100の一部であってかつフロントガラスFの下端近傍に配置されている。この送風配管200は、フロントガラスFの着霜を抑制するために当該フロントガラスFに風を吹き付けるものであり、デフロスターとも呼ばれる。

0022

以下に、配管体100とともにインストルメントパネルIに配設される車両用表示装置1について説明したのち、本実施形態にかかる送風配管200の説明をする。車両用表示装置1と送風配管200とで車両用表示システムDを構成する。

0023

車両用表示装置1は、図2図3に示すように、車両VのインストルメントパネルIに取り付けられ、フロントガラスFに対して画像の投影を行うヘッドアップディスプレイ装置として用いられるものである。

0024

車両用表示装置1は、図4図5に示すように、画像投影機10と、ベゼル体15と、を備えている。

0025

画像投影機10は、画像を投影するための表示源11と、表示源11からの画像を反射する反射部12と、表示源11及び反射部12を収容する合成樹脂製の筐体13と、を有している。筐体13は、上壁部13a、上壁部13aに対向配置された下壁部13b、並びに、上壁部13a及び下壁部13bの周縁に連接された周壁部13cを有している。上壁部13aには、後述するベゼル部材20の開口20aと重ねて配置される開口13dが設けられている。画像投影機10は、表示源11により投影された画像を反射部12で反射して開口13dを通じてフロントガラスFに投影する。これにより、車両Vの乗員において、フロントガラスF上に表示された画像として視認される。

0026

ベゼル体15は、ベゼル部材20と、導光部材30と、ケース部材としての支持部材40と、シール部材50と、カバー60と、を有している。

0027

ベゼル部材20は、例えば、半透光性(光透過性)の合成樹脂製で、中央に開口20aを有する平面視環状でかつ外周縁から内周縁に向かうにしたがって徐々に下方に向かう形状を有している。換言すると、ベゼル部材20は、上端面と下端面とがあいた中空略四角錐台を上下反転したような形状に形成されている。ベゼル部材20は、インストルメントパネルIにおけるフロントガラスFとの対向壁Aに設けられた孔に嵌め込まれて配置される。つまり、ベゼル部材20は、対向壁Aに嵌め込まれて当該インストルメントパネルI内に配置された画像投影機10がフロントガラスFに画像を投影するための開口20aの周縁の全部を形成している。

0028

ベゼル部材20は、対向壁Aに嵌め込まれたときに車両Vの前方側に配置される前方ベゼル部分21を有している。前方ベゼル部分21は、開口20aに対して車両Vの前方側(即ち、フロントガラスF寄りの前方側)に配置されている。この前方ベゼル部分21は、車両Vの前方側の端部21aが対向壁Aとの間に隙間Sをあけるように当該対向壁Aから上方に浮き上がって(即ち、対向壁Aに対して上方に離れて)配置される。また、前方ベゼル部分21は、車両Vの前方側から後方側に向かうにしたがって徐々に下方に向かい開口20aに至る下降壁部22を有している。

0029

ベゼル部材20は、対向壁Aに嵌め込まれると、ベゼル部材20の外周縁における前方側の一部分(即ち、前方ベゼル部分21の車両Vの前方側の端部21a)が対向壁Aより上方に浮き上がって配置され(図3)、外周縁の当該一部分以外の他部分がベゼル部材20の外面(上面)と対向壁Aの外面とが滑らかに連なるように配置される(図2)。また、このとき、ベゼル部材20の開口20aと画像投影機10の開口13dとが上下方向に重なって配置される。また、ベゼル部材20は、それとインストルメントパネルIの対向壁AとのフロントガラスFへの映り込みの差が目立たないようにするために、例えば、対向壁Aと同様の見た目とする色合いの調整や表面加工などが行われている。また、本実施形態では、ベゼル部材20が平面視環状に形成されていたが、例えば、ベゼル部材20が前方ベゼル部分21のみで構成され、開口20aの車両Vの前方側の周縁のみ形成し、開口20aの残りの周縁についてはインストルメントパネルIの対向壁で形成する構成等としてもよい。

0030

導光部材30は、例えば、ガラスアクリルポリカーボネートなどの合成樹脂等の透明度の高い材料を用いて、平面視略矩形板状(図5)に形成されており、前方ベゼル部分21の内面に若干の間隔をあけて重ねて配置されている(即ち、前方ベゼル部分21の内面に沿って配置されている)。導光部材30は、前後方向の断面視(図4)において、前方側は厚く形成され、後方側は薄く形成され、厚く形成された部分と薄く形成された部分の間の部分は前方から後方に向かうに従って徐々に薄くなるように形成されている。具体的には、導光部材30における下方を向く面は平面状に形成され、上方を向く下降壁部22側の面は前後方向の中間部分において、前方から後方に向かうに従い徐々に下降する傾斜面が形成されている。

0031

導光部材30は、車両Vの前方側の端面である入光面30aに入った光を後方側の端部まで導いて下降壁部22側の面から出光するように形成されている。即ち、導光部材30は、入光面30aのある前方側の端部からその反対の後方側の端部に向かう導光方向に光を導く。これにより、光透過性の下降壁部22に向けて光を導いて、下降壁部22における開口20a近傍の箇所を照らすことができる。入光面30aは、前方ベゼル部分21の車両Vの前方側の端部21a近傍に配設されている。

0032

支持部材40は、合成樹脂製の載置部41と一対の脚部42とを有している。

0033

載置部41は、導光部材30が載置される部分であって、平面視形状が導光部材30の平面視形状より一回り大きい略板状に形成されている。載置部41は、前方ベゼル部分21の内面と間隔をあけて配置されており、車両Vの前方側の端部41aが前方ベゼル部分21の端部21aと概ね上下方向に間隔をあけて並ぶように配置されるとともに、左右方向に対向する両端部がベゼル部材20の内面と接して配置されている。これにより、載置部41は、前方ベゼル部分21との間に導光部材30を収容する収容空間Kを形成している。この収容空間Kは上記隙間Sに向けて開口している。この収容空間K内において、導光部材30は、入光面30aが収容空間Kの開口を通じて上記隙間Sを向くように配置されている。

0034

一対の脚部42は、載置部41と画像投影機10の筐体13とを連結する部分であって、筐体13の周壁部13cの前面の左右方向両端から前方かつ上方に向けてそれぞれ延設されている(図4)。脚部42の基端は、筐体13に一体に固定されており、先端には載置部41の下面に設けられた固定部41bが固定されている。

0035

シール部材50は、例えば、シリコーンゴムウレタンフォームなどの柔軟性を有する材料を用いて形成されている。シール部材50は、下縁部に切り欠き51aが形成されたシール部材本体51を有している。シール部材本体51は、下縁部の切り欠き51aがない状態において平面視形状が上記収容空間Kの開口と略同一となるように形成されている。切り欠き51aは、導光部材30の入光面30aと略同一形状に形成されている。これにより、シール部材50は、切り欠き51aにより導光部材30の入光面30aを露出させた状態で収容空間Kの開口を密封(封止)するように設けられる。シール部材50により、収容空間K内への塵埃等の進入を防止し、また、車両Vの振動などによるベゼル部材20と導光部材30との干渉を防止することができる。

0036

カバー60は、例えば、ガラスやアクリル、ポリカーボネートなどの合成樹脂等の透明度の高い材料を用いて薄板上に形成されており、ベゼル部材20の開口20aを塞ぐように当該開口20aの周縁に固定して取り付けられている。カバー60は、車両Vの前方側から後方側に向かうにしたがって上方に向かうように配置されている(図3)。これにより、カバー60に当たった光が乗員のアイポイントに直接向かうことを抑制できる。

0037

この車両用表示装置1によれば、この導光部材30により外光を下降壁部22の開口20a近傍の箇所まで導いて、内面側から下降壁部22を照らすことができる。そのため、明暗差が小さくなるように下降壁部22を明るくすることができるので、フロントガラスFへの映り込みを目立たなくでき、搭乗者に与える不快感を抑制することができる。

0038

次に、送風配管200について、図1図4を参照して説明する。

0039

送風配管200は、インストルメントパネルI内に配設された配管体100の一部である。この配管体100は、車両Vに搭載されたエアコンコンプレッサーなどの図示しない送風装置に接続されており、送風装置から送られた冷気又は暖気流通させるとともに、車両室内に向けて配置された複数の吹出口のいずれかから吹き出すものである。いずれの吹出口から風を吹き出すかは、車両のセンターコンソールなどに設けられた図示しない切替スイッチによって選択される。

0040

送風配管200は、配管体100の本体101に連接されており、フロントガラスFの下端近傍でエンジンルームとの仕切りであるファイヤウォールFWに近接するとともに、車両Vの幅方向(左右方向)に延在して配設された配管本体201を有している。この配管本体201は、図4に示すように、略四角筒状に形成されており、上方にある壁部202の一部が、車両用表示装置1が備える支持部材40の載置部41に下方から重ねて配置されている。これにより、配管本体201は、導光部材30の下方の空間に一部が配設されている。また、壁部202における車両前方寄りの箇所に吹出口203が形成されている。この吹出口203は、車両用表示装置1(具体的には、導光部材30)の前方を横切るように車両Vの幅方向に延在したスリット状の開口である。吹出口203は、上方を向いており、即ち、フロントガラスFに向けて開口している。本実施形態において、吹出口203は、導光部材30の入光面30aに近接して配置されている。

0041

上より、本実施形態によれば、インストルメントパネルI内のフロントガラスFの下端近傍に配置され、フロントガラスFに向けて開口した吹出口203が形成された配管本体201を有している。そして、配管本体201の一部が、インストルメントパネルIに嵌め込まれたベゼル部材20における前方ベゼル部分21の内面に対向して配置された導光部材30の下方の空間に配置されている。このようにしたことから、車両V前方に向けて延在している導光部材30の下方の空間を配管本体201の配設空間として利用することができるので、フロントガラスFの下端近傍において導光部材30との干渉を回避しつつ配管容積を確保できる。また、吹出口203が導光部材30の入光面30aに近接して配置されることで、吹出口203からの風により導光部材30の入光面30a付近の空気が流動して、当該入光面30aへの塵埃の付着を抑制できる。

0042

以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の送風配管は上記実施形態の構成に限定されるものではない。

0043

例えば、図6に示すように、上述した実施形態の送風配管200において配管本体201の吹出口203から吹き出される風の一部の向きを導光部材30の入光面30aに向ける風向調整部材204をさらに設けた構成を有する送風配管200Aとしてもよい。このようにすることで、導光部材30の入光面30aには外光が入光されるところ、吹出口203からの風の一部を入光面30aに当てることができるので、入光面30aに付着した塵埃等を吹き飛ばすことができる。そのため、明暗差が小さくなるように前方ベゼル部分21の下降壁部22を効果的に明るくすることができるので、フロントガラスFへの映り込みを目立たなくでき、搭乗者に与える不快感を抑制することができる。また、入光面30aに当たった風がそのあとにフロントガラスFに向かって流れるような構成であれば、風向調整部材204によって吹出口203から吹き出される風の全てを入光面30aに向けてもよい。

0044

また、図7に示すように、上述した車両用表示装置1において導光部材30の入光面30aを前方ベゼル部分21の端部21aより後方側に配置するとともに、収容空間Kの開口を密封する採光窓部材80を設けた構成を有する車両用表示装置1Bを車両Vに搭載した場合に、上述した実施形態の送風配管200において配管本体201の吹出口203から吹き出される風の一部の向きを採光窓部材80に向ける風向調整部材205をさらに設けた構成を有する送風配管200Bとしてもよい。このようにすることで、採光窓部材80には外光が入光されるところ、吹出口203からの風の一部を当該採光窓部材80に当てることができるので、当該採光窓部材80に付着した塵埃等を吹き飛ばすことができる。そのため、明暗差が小さくなるように前方ベゼル部分21の下降壁部22を効果的に明るくすることができるので、フロントガラスへFの映り込みを目立たなくでき、搭乗者に与える不快感を抑制することができる。また、採光窓部材80に当たった風がそのあとにフロントガラスFに向かって流れるような構成であれば、風向調整部材205によって吹出口203から吹き出される風の全てを採光窓部材80に向けてもよい。

0045

また、図8に示すように、上述した車両用表示装置1において支持部材40を省略した構成を有する車両用表示装置1Cを車両Vに搭載した場合に、上述した実施形態の送風配管200において配管本体201の壁部202の一部を支持部材40の載置部41と同様の形状に形成した壁部202Cを備えた構成を有する送風配管200Cとしてもよい。この壁部202Cは、導光部材30を下方から支持するように構成されている。このようにすることで、導光部材30を下方から支持する支持部材40を別に設けることが不要となり、簡易な構成で導光部材30を支持することができる。

0046

上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の送風配管の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。

0047

1車両用表示装置
10画像投影機
15ベゼル体
20ベゼル部材
20a 開口
21 前方ベゼル部分
22下降壁部
30導光部材
30a 入光面(導光部材の車両の前方側の端面)
40支持部材(ケース部材)
50シール部材
60カバー
80採光窓部材
100配管体
200、200A〜200C送風配管
201配管本体
203吹出口
204、205風向調整部材
D車両用表示システム
A対向壁
Fフロントガラス
Iインストルメントパネル
K 収容空間
V 車両

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

新着 最近 公開された関連が強い 技術

  • 株式会社仲田コーティングの「 門型ティア加工装置」が 公開されました。( 2018/10/25)

    【課題・解決手段】耐振動性および寸法安定性に優れることにより、規定残厚±5μmオーダーの高精度なティア加工を安定的に施すことができ、かつ、高精度なティア加工精度を安定的に維持しながら、ワークの種類の変... 詳細

  • パイオニア株式会社の「 表示装置」が 公開されました。( 2018/10/18)

    【課題・解決手段】本願発明の表示装置は、対向する一対の側板部と、前記側板部の少なくとも一方に摺動自在に設けられており、第1のカム構造及び第2のカム構造を有する摺動部材と、前記前記第1のカム構造に係合す... 詳細

  • 株式会社デンソーの「 車両用空調ユニット」が 公開されました。( 2018/10/18)

    【課題・解決手段】車室(91)内において車両の天井(92)に設置される車両用空調ユニットは、前記車室内の空気を吸い込む空気吸込口(14)、前記車室内に空気を吹き出す空気吹出口(15)、および前記空気吸... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する挑戦したい社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ