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技術 ビデオコーディングにおける4:2:2サンプルフォーマットのためのコード化ブロックフラグ(CBF)コーディング

出願人 ヴェロスメディアインターナショナルリミテッド
発明者 ジョシ、ラジャン・ラクスマングオ、リウェイカークゼウィックズ、マルタ
出願日 2013年9月27日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2015-534734
公開日 2015年12月3日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2015-534779
状態 特許登録済
技術分野 TV信号の圧縮,符号化方式
主要キーワード 最適化分析 中間ストレージ ループ後 セット参照 外部ディスプレイデバイス 長方形ブロック リーフレベル リーフブロック
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年12月3日)のものです。
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図面 (16)

課題・解決手段

第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得し得るビデオコーディングのためのシステム、方法、およびデバイスが開示される。これらのシステム、方法、およびデバイスは、また、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)を復号し得る。これらのシステム、方法、およびデバイスは、また、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを復号し得、長方形クロマブロックに対するCBFを復号しない。

概要

背景

[0003]デジタルビデオ機能は、デジタルテレビジョンデジタルダイレクトブロードキャストシステムワイヤレスブロードキャストステム携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータまたはデスクトップコンピュータタブレットコンピュータ電子ブックリーダデジタルカメラデジタル記録デバイスデジタルメディアプレーヤビデオゲームデバイス、ビデオゲームコンソール携帯電話または衛星無線電話、いわゆる「スマートフォン」、ビデオ遠隔会議デバイス、ビデオストリーミングデバイスなどを含む、広範囲にわたるデバイスに組み込むことができる。デジタルビデオデバイスは、MPEG−2、MPEG−4、ITU−T H.263、ITU−T H.264/MPEG−4、Part 10、アドバンスビデオコーディング(AVC:Advanced Video Coding)、高効率ビデオコーディング(HEVC:High Efficiency Video Coding)規格によって定義された規格、およびそのような規格の拡張記述されているビデオ圧縮技法(video compression technique)などのビデオ圧縮技法を実装する。ビデオデバイスは、そのようなビデオ圧縮技法を実装することによって、デジタルビデオ情報をより効率的に送信、受信、符号化、復号、および/または記憶することができる。

[0004]ビデオ圧縮技法は、ビデオシーケンス固有冗長性を低減または除去するために空間的(イントラピクチャ(intra-picture))予測および/または時間的(インターピクチャ(inter-picture))予測を実行する。ブロックベースのビデオコーディングの場合、ビデオスライス(すなわち、ビデオフレームまたはビデオフレームの一部)はビデオブロック区分化され、これらのビデオブロックは、ツリーブロックコーディングユニット(CU:coding unit)および/またはコーディングノードと呼ばれる場合がある。ピクチャイントラコード化(I)スライス内のビデオブロックは、同じピクチャの中の隣接ブロック内参照サンプルに対する空間的予測を使用して符号化される。ピクチャのインターコード化(PまたはB)スライス内のビデオブロックは、同じピクチャの中の隣接ブロック内の参照サンプルに対する空間的予測、または他の参照ピクチャの中の参照サンプルに対する時間的予測を使用して符号化することができる。ピクチャはフレームと呼ばれる場合があり、参照ピクチャは参照フレームと呼ばれる場合がある。

[0005]空間的予測または時間的予測により、コーディングされるべきブロック用の予測ブロックがもたらされる。残差データ(residual data)は、コーディングされるべき元のブロックと予測ブロックとの間のピクセル差分を表す。インターコード化ブロックは、予測ブロックを形成する参照サンプルのブロックを指す動きベクトル(motion vector)と、コード化ブロックと予測ブロックとの間の差分を示す残差データとに従って符号化される。イントラコード化ブロックは、イントラコーディングモードと残差データとに従って符号化される。さらなる圧縮のために、残差データはピクセル領域から変換領域に変換され、残差変換係数をもたらし、次いで、その残差変換係数は量子化することができる。量子化変換係数は、最初は2次元アレイで構成され、変換係数の1次元ベクトルを生成するために走査でき、さらなる圧縮を実現するために、エントロピーコーディングを適用することができる。

概要

第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得し得るビデオコーディングのためのシステム、方法、およびデバイスが開示される。これらのシステム、方法、およびデバイスは、また、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)を復号し得る。これらのシステム、方法、およびデバイスは、また、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを復号し得、長方形クロマブロックに対するCBFを復号しない。

目的

たとえば、一例は、HEVCにおける4:2:2カラーサンプリングモードに対する正方形変換の使用を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ビデオデータを復号する方法であって、第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得することと、前記第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)を復号することと、前記第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを復号することと、前記長方形クロマブロックに対するCBFを復号しないこととを備える、方法。

請求項2

前記第1のサブブロックが上部サブブロックを備え、前記第2のサブブロックが前記長方形クロマブロックの下部サブブロックを備える、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記長方形クロマブロックが、4:2:2サンプリングフォーマットを有する、請求項1に記載の方法。

請求項4

前記第1の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの上部ブロックであり、前記第2の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの下部ブロックである、請求項1に記載の方法。

請求項5

前記変換係数を使用して残差データを生成することと、前記残差データを使用してコード化ビデオデータを復元することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。

請求項6

ビデオデータを符号化する方法であって、長方形クロマブロックリーフを第1および第2の正方形サブブロックに分割することと、前記第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)を符号化することと、前記第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを符号化することと、前記長方形クロマブロックに対するCBFを符号化しないこととを備える、方法。

請求項7

前記第1のサブブロックが上部サブブロックを備え、前記第2のサブブロックが前記長方形クロマブロックの下部サブブロックを備える、請求項6に記載の方法。

請求項8

前記長方形クロマブロックが、4:2:2サンプリングフォーマットを有する、請求項6に記載の方法。

請求項9

前記第1の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの上部ブロックであり、前記第2の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの下部ブロックである、請求項6に記載の方法。

請求項10

前記変換係数を使用して残差データを生成することと、前記残差データを使用してビデオデータを符号化することとをさらに備える、請求項6に記載の方法。

請求項11

ビデオデータを復号するための装置であって、第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得することと、前記第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)を復号することと、前記第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを復号することと、前記長方形クロマブロックに対するCBFを復号しないこととを行うように構成された1つまたは複数のプロセッサを備える、装置。

請求項12

上部サブブロックを備える前記第1のサブブロックおよび前記長方形クロマブロックの下部サブブロックを備える前記第2のサブブロック、請求項11に記載の装置。

請求項13

前記長方形クロマブロックが、4:2:2サンプリングフォーマットを有する、請求項11に記載の装置。

請求項14

前記第1の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの上部ブロックであり、前記第2の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの下部ブロックである、請求項11に記載の装置。

請求項15

前記1つまたは複数のプロセッサが、前記変換係数を使用して残差データを生成することと、前記残差データを使用してコード化ビデオデータを復元することとを行うようにさらに構成される、請求項11に記載の装置。

請求項16

ビデオデータを符号化するための装置であって、長方形クロマブロックを第1および第2の正方形サブブロックに分割することと、前記第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)を符号化することと、前記第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを符号化することと、前記長方形クロマブロックに対するCBFを符号化しないこととを行うように構成された1つまたは複数のプロセッサを備える、装置。

請求項17

上部サブブロックを備える前記第1のサブブロックおよび前記長方形クロマブロックの下部サブブロックを備える前記第2のサブブロック、請求項16に記載の装置。

請求項18

前記長方形クロマブロックが、4:2:2サンプリングフォーマットを有する、請求項16に記載の装置。

請求項19

前記第1の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの上部ブロックであり、前記第2の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの下部ブロックである、請求項16に記載の装置。

請求項20

前記1つまたは複数のプロセッサが、前記変換係数を使用して残差データを生成することと、前記残差データを使用してビデオデータを符号化することとを行うようにさらに構成される、請求項16に記載の装置。

請求項21

ビデオデータをコード化するための装置であって、第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得するための手段と、前記第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)をコード化するための手段と、前記第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFをコード化するための手段とを備え、ここにおいて、前記第1のCBFをコード化するための前記手段と前記第2のCBFをコード化するための前記手段のいずれもが、前記長方形クロマブロックに対するCBFをコード化しない、装置。

請求項22

前記第1のCBFをコード化するための前記手段または前記第2のCBFをコード化するための前記手段が、上部サブブロックを備える前記第1のサブブロックを処理することと、前記長方形クロマブロックの下部サブブロックを備える前記第2のサブブロックを処理することとを行うようにさらに構成される、請求項21に記載の装置。

請求項23

4:2:2サンプリングフォーマットを有するクロマブロックを備える前記第1のサブブロックおよび4:2:2サンプリングフォーマットを有するクロマブロックを備える前記第2のサブブロックを処理するための手段をさらに備える、請求項21に記載の装置。

請求項24

前記第1の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの上部ブロックであり、前記第2の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの下部ブロックである、請求項21に記載の装置。

請求項25

第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得することが、前記第1および第2の正方形サブブロックを受信することを備える、請求項21に記載の装置。

請求項26

第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得することが、前記長方形クロマブロックを前記第1および第2の正方形サブブロックに分割することを備える、請求項21に記載の装置。

請求項27

1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサに、第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得することと、前記第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)をコード化することと、前記第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、前記第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFをコード化することと、前記長方形クロマブロックに対するCBFをコード化しないこととを行わせる命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体

請求項28

前記第1のサブブロックが上部サブブロックを備え、前記第2のサブブロックが前記長方形クロマブロックの下部サブブロックを備える、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。

請求項29

前記長方形クロマブロックが、4:2:2サンプリングフォーマットを有する、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。

請求項30

前記第1の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの上部ブロックであり、前記第2の正方形サブブロックが前記長方形クロマブロックの下部ブロックである、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。

技術分野

0001

[0001] 本出願は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる、2012年10月1日に出願した米国仮出願第61/708,582号の利益を主張する。

0002

[0002] 本開示は、ビデオコーディングに関し、より詳細には、残差データ区分化(partitioning of residual data)に関連する技法に関する。

背景技術

0003

[0003]デジタルビデオ機能は、デジタルテレビジョンデジタルダイレクトブロードキャストシステムワイヤレスブロードキャストステム携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータまたはデスクトップコンピュータタブレットコンピュータ電子ブックリーダデジタルカメラデジタル記録デバイスデジタルメディアプレーヤビデオゲームデバイス、ビデオゲームコンソール携帯電話または衛星無線電話、いわゆる「スマートフォン」、ビデオ遠隔会議デバイス、ビデオストリーミングデバイスなどを含む、広範囲にわたるデバイスに組み込むことができる。デジタルビデオデバイスは、MPEG−2、MPEG−4、ITU−T H.263、ITU−T H.264/MPEG−4、Part 10、アドバンストビデオコーディング(AVC:Advanced Video Coding)、高効率ビデオコーディング(HEVC:High Efficiency Video Coding)規格によって定義された規格、およびそのような規格の拡張記述されているビデオ圧縮技法(video compression technique)などのビデオ圧縮技法を実装する。ビデオデバイスは、そのようなビデオ圧縮技法を実装することによって、デジタルビデオ情報をより効率的に送信、受信、符号化、復号、および/または記憶することができる。

0004

[0004]ビデオ圧縮技法は、ビデオシーケンス固有冗長性を低減または除去するために空間的(イントラピクチャ(intra-picture))予測および/または時間的(インターピクチャ(inter-picture))予測を実行する。ブロックベースのビデオコーディングの場合、ビデオスライス(すなわち、ビデオフレームまたはビデオフレームの一部)はビデオブロックに区分化され、これらのビデオブロックは、ツリーブロックコーディングユニット(CU:coding unit)および/またはコーディングノードと呼ばれる場合がある。ピクチャイントラコード化(I)スライス内のビデオブロックは、同じピクチャの中の隣接ブロック内参照サンプルに対する空間的予測を使用して符号化される。ピクチャのインターコード化(PまたはB)スライス内のビデオブロックは、同じピクチャの中の隣接ブロック内の参照サンプルに対する空間的予測、または他の参照ピクチャの中の参照サンプルに対する時間的予測を使用して符号化することができる。ピクチャはフレームと呼ばれる場合があり、参照ピクチャは参照フレームと呼ばれる場合がある。

0005

[0005]空間的予測または時間的予測により、コーディングされるべきブロック用の予測ブロックがもたらされる。残差データ(residual data)は、コーディングされるべき元のブロックと予測ブロックとの間のピクセル差分を表す。インターコード化ブロックは、予測ブロックを形成する参照サンプルのブロックを指す動きベクトル(motion vector)と、コード化ブロックと予測ブロックとの間の差分を示す残差データとに従って符号化される。イントラコード化ブロックは、イントラコーディングモードと残差データとに従って符号化される。さらなる圧縮のために、残差データはピクセル領域から変換領域に変換され、残差変換係数をもたらし、次いで、その残差変換係数は量子化することができる。量子化変換係数は、最初は2次元アレイで構成され、変換係数の1次元ベクトルを生成するために走査でき、さらなる圧縮を実現するために、エントロピーコーディングを適用することができる。

0006

[0006] 本開示は、長方形クロマブロック(rectangular chroma block)を作成する4:2:2などのカラーサンプルフォーマットを使用してビデオコーディングプロセスにおけるクロマ成分に対する変換ユニット区分化のための技法に関する。技法は、長方形クロマブロックを正方形サブブロック(square sub-blocks)に分割することと、正方形変換(square transforms)がクロマブロック内の残差データのために使用されることを可能にすることとを含み得る。いくつかの例では、技法は、サブブロック内の非ゼロ変換係数(non-zero transform coefficient)の存在または不在を示す正方形サブブロックに対するそれぞれのコード化ブロックフラグ(CBF:coded block flag)を処理することを含み得る。同じくまたは代替的に、技法は、いくつかの例では、長方形クロマブロックの一方の正方形サブブロック、たとえば下部正方形サブブロックに対応するサンプルを、他方の正方形サブブロック、たとえば上部正方形サブブロックをイントラコード化することによって取得される復元されたサンプル(reconstructed sample)に基づいてイントラコード化することを含み得る。

0007

[0007] 一例では、本開示はビデオデータを復号する方法を説明し、方法は、第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得することと、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)を復号することと、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを復号することと、長方形クロマブロックに対するCBFを復号しないこととを含む。

0008

[0008] 一例では、本開示はビデオデータを復号する方法を説明し、方法は、長方形クロマブロックリーフ(rectangular chroma block leaf)を第1および第2の正方形サブブロックに分割することと、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)を符号化することと、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを符号化することと、長方形クロマブロックに対するCBFを符号化しないこととを含む。

0009

[0009] 別の例では、本開示は、第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得することと、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)を復号することと、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを復号することと、長方形クロマブロックに対するCBFを復号しないこととを行うように構成された1つまたは複数のプロセッサを含む、ビデオデータを復号するための装置を説明する。

0010

[0010] 別の例では、本開示は、長方形クロマブロックを第1および第2の正方形サブブロックに分割することと、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)を符号化することと、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを符号化することと、長方形クロマブロックに対するCBFを符号化しないこととを行うように構成された1つまたは複数のプロセッサを含む、ビデオデータを符号化するための装置を説明する。

0011

[0011] 別の例では、本開示は、第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得するための手段と、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)をコード化するための手段と、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFをコード化するための手段とを含み、ここにおいて、第1のCBFをコード化するための手段および第2のCBFをコード化するための手段のいずれもが長方形クロマブロックに対するCBFをコード化しない、ビデオデータをコード化するための装置を説明する。

0012

[0012] 別の例では、本開示は、コンピュータ可読記憶媒体について説明する。コンピュータ可読記憶媒体は、実行時に1つまたは複数のプロセッサに、第1および第2の正方形サブブロックを有する長方形クロマブロックを取得することと、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)をコード化することと、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFをコード化することと、長方形クロマブロックに対するCBFをコード化しないこととを行わせる命令を記憶している。

0013

[0013] 1つまたは複数の例の詳細は、添付の図面および以下の説明に記載されている。他の特徴、目的、および利点は、その説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになろう。

図面の簡単な説明

0014

[0014] 本開示に記載された技法を利用できる、例示的なビデオ符号化および復号システムを示すブロック図。
[0015] 本開示に記載された技法を実装できる、例示的なビデオエンコーダを示すブロック図。
[0016] 本開示に記載された技法を実装できる、例示的なビデオデコーダを示すブロック図。
[0017]コーディングユニットのルーマ成分()およびクロマ成分用の様々なカラーサンプルフォーマットを示す概念図。
コーディングユニットのルーマ成分およびクロマ成分用の様々なカラーサンプルフォーマットを示す概念図。
コーディングユニットのルーマ成分およびクロマ成分用の様々なカラーサンプルフォーマットを示す概念図。
[0018] 4:2:2カラーサンプルフォーマットに従ってフォーマットされた16x16コーディングユニットを示す概念図。
[0019]変換ユニットの4分木分解構造(quad-tree decomposition structure)を示す概念図。
[0020] 4分木分解レベルを示す概念図。
[0021]ビデオブロック用の変換ユニット区分化のための技法を示す概念図。
ビデオブロック用の変換ユニット区分化のための技法を示す概念図。
[0022] システムに従ってビデオデータを復号するための例示的な方法と本明細書で説明される方法とを示すフローチャート
[0023] システムに従ってビデオデータを符号化するための別の例示的な方法と本明細書で説明される方法とを示すフローチャート。
[0024] システムに従ってビデオデータを復号するための例示的な方法と本明細書で説明される方法とを示すフローチャート。
[0025] システムに従ってビデオデータを符号化するための例示的な方法と本明細書で説明される方法とを示すフローチャート。

実施例

0015

[0026] いくつかのビデオコーディング規格によれば、そのルーマ成分(luma component)、およびそのクロマ成分(chroma component)を含むコーディングユニット(CU:coding unit)は、変換ユニット(TU:transform unit)区分化のための同じ4分木分解構造を共有することができる。異なるカラーサンプリングフォーマットの下で、対応するクロマ成分ブロックは、ルーマブロックとは異なるサイズと形状とを有する場合がある。高効率ビデオコーディング(HEVC:High Efficiency Video Coding)規格の最終バージョンは、4:2:0フォーマットを使用し得る。HEVC規格の最終バージョンは、考慮されているHEVC範囲拡張の一例と組み合わされると、たとえば4:2:2などの他のフォーマットを含み得る。考慮されているHEVC範囲拡張に対して、たとえば4:2:2フォーマットを使用するとき、TUの区分化から生じる場合がある変換の異なるサイズおよび形状のすべてが定義され、クロマ成分ブロックでの使用に利用可能であるとは限らない。正方形変換の使用を可能にするために、クロマ成分に対する変換係数の長方形ブロックは、本開示で説明されるように正方形サブブロックに分割され得る。たとえば、長方形クロマブロックは、上部正方形サブブロック(top square sub-block)と下部正方形サブブロック(bottom square sub-block)とを有し得る。

0016

[0027] いくつかの例では、本出願は、4:2:2および4:4:4のカラーサブサンプリングなどのカラーフォーマットを使用するコーディングに関する。たとえば、一例は、HEVCにおける4:2:2カラーサンプリングモードに対する正方形変換の使用を提供する。

0017

[0028] 「HEVC Working Draft 10」または「WD10」と呼ばれるHEVC規格の最近のドラフトは、文書JCTVC−L1003v34、Brossら、「High efficiency video coding (HEVC) text specification draft 10(FDIS & Last Callに対して)」、ITU−T SG16 WP3とISO/IECJTC1/SC29/WG11のJoint Collaborative Team on Video Coding(JCT−VC)、第12回会合:スイスジュネーブ、2013年1月14〜23日に記載されおり、この文書は、2013年6月6日現在、http://phenix.int−evry.fr/jct/doc_end_user/documents/12_Geneva/wg11/JCTVC−L1003−v34.zipからダウンロード可能である。

0018

[0029] 「HEVC Working Draft 6」または「WD6」と呼ばれるHEVCの別の最近の作業ドラフト(WD)は、文書JCTVC−H1003、Brossら、「High Efficiency Video Coding (HEVC) text specification draft 6」、ITU−T SG16 WP3とISO/IECJTC1/SC29/WG11とのJoint Collaborative Team on Video Coding(JCT−VC)、第8回会合:米国カリフォルニアサンノゼ、2012年2月に記載されおり、この文書は、2012年9月24日現在、http://phenix.int−evry.fr/jct/doc_end_user/documents/8_San%20Jose/wg11/JCTVC−H1003−v22.zipからダウンロード可能である。

0019

[0030] 「HEVC Working Draft 8」または「WD8」と呼ばれるHEVCの別の最近の作業ドラフト(WD)は、文書JCTVC−J1003、Brossら、「High Efficiency Video Coding (HEVC) text specification draft 8」、ITU−T SG16 WP3およびISO/IECJTC1/SC29/WG11のJoint Collaborative Team on Video Coding(JCT−VC)、第10回会合:スウェーデンストックホルム、2012年7月11〜20日に記載されており、この文書は、2012年9月24日現在、http://phenix.int−evry.fr/jct/doc_end_user/documents/10_Stockholm/wg11/JCTVC−J1003−v8.zipからダウンロード可能である。

0020

[0031]HEVC範囲拡張は、文書JCTVC−N1005_v3、Flynnら、「High Efficiency Video Coding (HEVC) Range Extensions text specification: Draft 4」、ITU−T SG16 WP3とISO/IECJTC1/SC29/WG11とのJoint Collaborative Team on Video Coding(JCT−VC)、第13回会合:韓国、川、2013年4月18〜26日に記載されており、この文書は、2013年9月22日現在、http://phenix.it−sudparis.eu/jct/doc_end_user/current_document.php?id=8139からダウンロード可能である。

0021

[0032] JCT−VCは、HEVC範囲拡張の一部として4:2:2および4:4:4のカラーフォーマットに対する新しいプロファイル考慮中である。4:2:2フォーマットに対して、クロマ成分は、ルーマ成分と比較して水平方向に2分の1にダウンサンプリングされる。垂直方向におけるダウンサンプリングはない。

0022

[0033]HEVCによれば、フレームは、たとえば、32×32ピクセルブロックまたは64×64ピクセルブロック、あるいは他のサイズのブロックを備え得る、最大コーディングユニット(LCU:largest coding unit)に分割され得る。概して、LCUは、各々がさらに区分化され得るサブコーディングユニット(サブCU)に区分され得る。概して、コーディングユニット(CU:coding unit)という用語は、LCUまたはそのいずれかのサブCU(たとえば、LCUのサブCUまたは別のサブCUのサブCU)を指すことがある。CUは、4個の正方形の、重複しないブロックに区分化され得る。LCUは、1つまたは複数のノードを含む4分木データ構造に対応し得、4分木のルートノードはLCU自体に対応し、他のノードはLCUのサブCUに対応する。非被区分CUは、概して、4分木のリーフノード(leaf node)(すなわち、子ノードを有しない4分木のノード)に対応する。したがって、非被区分CUはリーフノードCUと呼ばれることがある。リーフノードCUは、概して、CUのためのデータがどのように予測されるかを記述する1つまたは複数の予測ユニット(PU:prediction unit)と、残差データ、すなわち、CUのための予測されたデータとCUのための元のデータとの間のピクセルごとの差分に対応する1つまたは複数の変換ユニット(TU:transform unit)とを含む。

0023

[0034] 非被区分CUのためのリーフノードは、CUのPUのための予測モードを示す情報を含み得る。いくつかの例では、(変換ユニット(TU)4分木とも呼ばれる)残差4分木(RQT:residual quadtree)がリーフノードCUのために与えられ得る。残差4分木はまた、ルートノードと、1つまたは複数のリーフノードとを含み得る。RQTは、予測モードを示す情報、および/または対応するリーフノードCUの一部分に対応するTUについての他の予測情報など、情報を含み得る。いずれの場合も、CUについての情報は、CUの1つまたは複数の部分のための予測モードを示し得る。

0024

[0035]RQTにおいて与えられるモード情報が、特定のタイプのイントラ予測モードを示し得る。たとえば、RQTにおいて与えられる情報は、DC予測モードが使用されるかどうか、または方向性イントラ予測モードが使用されるかどうかを示し得る。DC予測モードでは、前にコード化されたブロックの隣接ピクセルの値がアグリゲートされ、現在CUのピクセルの予測値を形成するために使用され得る。方向性予測モードでは、前にコード化されたブロックの隣接ピクセルの値は、現在CUのピクセルの予測値を形成するために、特定の方向において適用され得る。

0025

[0036] 一般に、HEVC変換係数コーディングの設計は、変換ユニット(TU)のすべての変換係数がゼロである場合をサポートしない。したがって、HEVCにおいて、一般的に、コード化ブロックフラグ(CBF)は、TU内の非ゼロ係数の存在または不在を通知するために使用される。本開示のいくつかの例は、長方形クロマブロックの2個の正方形サブブロックの各々に対するそれぞれのCBFを、直接、たとえば長方形クロマブロックに対するCBFフラグを送信することなく、送信することおよび/または受信すること、あるいは符号化することおよび/または復号することに関する。

0026

[0037] たとえば、ビデオデータは、長方形クロマブロックを、たとえば4分木リーフにおいて第1および第2の正方形サブブロックに分割すること、または第1および第2の正方形サブブロックを含む長方形クロマブロックを取得することによってコード化され得る。第1の正方形サブブロックおよび第2の正方形サブブロックは、たとえば、長方形ブロックの上部正方形サブブロックおよび下部正方形サブブロックであり得る。第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1のCBFが、第1の正方形サブブロックに対してコード化され得る。第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1のCBFとは別の第2のCBFが、同じく第1の正方形サブブロックに対してコード化され得る。

0027

[0038] いくつかの例では、CBFは、一般に、長方形クロマブロックに対して、すなわち第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとの組合せに対してコード化されない。このようにすると、長方形クロマブロックの正方形サブブロックの各々は、それぞれのサブブロックが非ゼロ変換係数を含むかどうかを判断するように処理される、それ自体の表示すなわちそれ自体のCBFを有する。したがって、長方形クロマブロック全体に対するCBFを生成する必要はない。

0028

[0039] 特定の一例では、各クロマ成分に対して、クロマCUサイズが8×16であり、そのサイズが4個の4×8変換ユニット(TU)に再分割される場合、CBFは、一般に、4×8ブロックレベルにおいて通知されないことになる。代わりに、4×8(すなわち、長方形)クロマブロックは、2個の4×4(すなわち、正方形)サブブロックにさらに再分割され得る。この例では、CBFは、4×8ブロックではなく、4×4ブロックの各々に対してコード化される。

0029

[0040] JCT−VCは、4:2:2および4:4:4のカラーフォーマットに対する新しいプロファイルを考慮中である。4:2:2フォーマットに対するいくつかの提案によれば、クロマ成分は、ルーマ成分と比較して水平方向に2分の1にダウンサンプリングされる。垂直方向におけるダウンサンプリングはない。

0030

[0041] このタイプのサブサンプリングはTUサイズに影響を及ぼす。たとえば、サイズ16(幅)×16(高さ)のCUを考える。残差4分木が、ルーマ(luma)に対してCUを4個の8×8のTUに再分割することを考える。次に、クロマ成分に対して、TUのサイズは4×8である。最大のルーマ変換のサイズが32×32であり、最小のルーマ変換サイズが4×4である場合、4:2:2クロマ成分に対して、16×32、8×16および4×8の変換が必要である。拡張されたクロマフォーマットソフトウェアでは、これらのサイズに対応する長方形変換が使用され得る。これは、ハードウェアの複雑さに対する影響を有する。ハードウェアでは、各変換サイズは、一般的に、個別のブロックとして実装される。したがって、長方形変換の追加は、ハードウェアの複雑さを増加する。さらに、これらのサイズの長方形変換の使用はまた、量子化に対する変更(±3だけQPを調整すること)を必要とする。

0031

[0042] 上記で説明したように、長方形クロマブロックを正方形サブブロックに分割することは、そのようなサブブロックのイントラコーディングに対するいくつかの考慮を提供し得る。同じくまたは代替的に、本開示で説明される技法は、いくつかの例では、長方形クロマブロックの一方の正方形サブブロック、たとえば下部正方形サブブロックに対応するサンプルを、長方形クロマブロックの他方の正方形サブブロック、たとえば上部正方形サブブロックをイントラコード化することによって取得される復元されたサンプルに基づいてイントラコード化することを含み得る。一例では、ビデオデータをコード化する方法は、第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとを含む長方形クロマブロックを受信することを含み得る。いくつかの例では、長方形クロマブロックは、変換されない長方形クロマブロック、すなわち非被変換長方形クロマブロックであり得る。他の例では、長方形クロマブロックは、変換される長方形クロマブロック、すなわち長方形クロマ変換ブロックであり得る。同様に、いくつかの例では、正方形サブブロックは、変換されない正方形サブブロック、すなわち非被変換正方形サブブロックであり得る。他の例では、正方形サブブロックは、変換される正方形サブブロック、すなわち正方形変換サブブロックであり得る。したがって、長方形クロマブロックは、変換される長方形クロマブロックまたは変換されない長方形クロマブロックであり得る。同様に、正方形サブブロックは、変換される正方形サブブロックまたは変換されない正方形サブブロックであり得る。したがって、他のブロックは、変換されることも変換されないこともある。したがって、いくつかの場合には、変換は、様々なブロックに対してスキップされることがある。

0032

[0043]クロマデータの第1のブロックは、イントラ予測されたクロマデータの第1のブロックと第1の正方形サブブロックから取得された第1の残差データとを使用して復元され得る。イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックは、クロマデータの復元された第1のブロックの参照サンプルから、第2の正方形サブブロックに対して生成され得る。クロマデータの第2のブロックは、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第2の正方形サブブロックからの第2の残差データとを使用して復元され得る。

0033

[0044]HEVCイントラ予測RQTコーディングの場合では、1)イントラ予測と、2)変換−量子化−逆量子化逆変換とのステップインターリーブされる。本開示では、2つの例が示される。一例では、ビデオエンコーダ内の予測モジュールまたはビデオエンコーダは、RQT構造内、たとえばイントラ予測モジュール内の各長方形リーフに対して長方形クロマブロック上でイントラ予測を実行し得る。次に、ビデオエンコーダは、イントラ予測残差を2個の正方形ブロックに分割し、各ブロックに対して正方形変換を適用することができる。別の例では、ビデオエンコーダは、予測のプロセスをインターリーブして、HEVCメインプロファイルの場合のように変換することができる。この場合、長方形リーフブロックは、(上部および下部の(top and bottom))2個の正方形クロマブロックに分割される。

0034

[0045]エンコーダは、イントラ予測ブロック、すなわちイントラ予測されたクロマデータのブロックと、イントラ予測されたクロマデータのブロックのピクセルと上部正方形クロマサブブロック(top square chroma sub-block)のピクセルとの間の差分を表すイントラ予測残差データとを生成するために、上部正方形クロマサブブロック上でイントラ予測を実行する。イントラ予測残差データは、エンコーダ内で変換と、量子化と、逆量子化と、逆変換とを受ける。残差データを再生するための逆量子化および逆変換の後、クロマデータの復元された上部正方形サブブロックを形成するために、加算器が、もたらされた残差データを元のイントラ予測ブロックに加算することができる。次に、上部正方形サブブロックからの復元されたサンプル(および/または他の復元されたサンプル)が、下部正方形サブブロックに対するイントラ予測を実行するためにイントラ予測サンプルとして使用される。たとえば、コーダは、復元された上部正方形クロマサブブロックからの参照サンプルを使用して下部正方形クロマサブブロック(bottom square chroma sub-block)に対するクロマデータのイントラ予測されたブロックを生成し得る。次に、一例では、ビデオエンコーダは、下部正方形クロマサブブロックのデータと下部正方形サブブロックに対して生成されたクロマデータのイントラ予測されたブロックとの間の差分を表す、下部正方形クロマサブブロックに対する残差データを生成する。エンコーダは、たとえばデコーダによる使用のために、下部正方形サブブロックに対する残差データの変換と、量子化と、エントロピーコーディングとを実行する。ビデオデコーダは、上部正方形サブブロックを復号し、デコーダ側で下部正方形サブブロックに対するイントラ予測されたブロックを生成し、下部正方形サブブロックに対する残差データを取得し、次にイントラ予測されたブロックと残差データとを加算することによって下部正方形サブブロックを復元するために、イントラ予測参照サンプルとして上部正方形サブブロックからの復元されたピクセルデータを使用する。

0035

[0046] したがって、このイントラコーディングの例では、ビデオエンコーダは、長方形クロマブロックを上部正方形サブブロックと下部正方形サブブロックとに分割し得る。ビデオエンコーダは、上部正方形サブブロックに対するイントラコーディングモードを選択し、上部正方形サブブロックに対するクロマデータのイントラ予測されたブロックを生成するためにイントラコーディングモードを適用することができる。たとえば、クロマデータのイントラ予測されたブロックは、たとえば左のブロックまたは上のブロックのいずれかとして上部正方形サブブロックに空間的に隣接する1つまたは複数のブロックからのイントラ予測参照サンプルを使用して生成され得る。ビデオエンコーダは、上部正方形サブブロックの元のクロマデータとクロマデータのイントラ予測されたブロックとの間の差分に基づいて残差データのブロックを生成する。ビデオエンコーダは、上部正方形サブブロックに対する残差データのブロックを変換係数に変換し、残差データを表す変換係数を量子化する。ビデオエンコーダは、クロマデータのイントラ予測されたブロックのデコーダによる生成を可能にするために、上部正方形サブブロックに対するイントラコーディングモード情報をエントロピー符号化し、デコーダが残差データを取得することを可能にするために、量子化された変換係数をエントロピー符号化する。

0036

[0047]エンコーダ側において、上部正方形サブブロックからのイントラ予測参照サンプルを使用して下部正方形サブブロックをイントラ符号化するために、ビデオエンコーダは、クロマデータの上部正方形サブブロックに対する残差データを取得するために変換係数を逆量子化および逆変換し、クロマデータの上部正方形サブブロックに対するクロマデータのイントラ予測されたブロックを生成し、次にクロマデータのイントラ予測されたブロックに残差データを加算することによってクロマデータの上部正方形ブロックを復元する。次に、復元された上部正方形サブブロックからのクロマデータのいくつかは、クロマデータの下部正方形サブブロックをイントラコード化するために、イントラ予測参照サンプルとして使用され得る。

0037

[0048] たとえば、エンコーダは、下部正方形サブブロックに対するイントラコーディングモードを選択し、下部正方形サブブロックに対するクロマデータのイントラ予測されたブロックを生成するためにイントラコーディングモードを適用することができる。下部正方形サブブロックに対するクロマデータのイントラ予測されたブロックは、たとえば、上部正方形サブブロックからの復元されたイントラ予測参照サンプルを使用して、および/または左の隣接ブロックなどの別の空間的に隣接するブロックからのイントラ予測参照サンプルを使用して生成され得る。上部正方形サブブロックからのイントラ予測サンプルが使用される場合、ビデオエンコーダは、上部正方形サブブロックからのイントラ予測サンプルに基づいて下部正方形サブブロックに対するクロマデータのイントラ予測ブロックを生成する。

0038

[0049]ビデオエンコーダは、下部正方形サブブロックの元のクロマデータと下部正方形サブブロックのクロマデータのイントラ予測されたブロックとの間の差分に基づいて残差データのブロックを生成し得る。ビデオエンコーダは、下部正方形サブブロックに対する残差データのブロックを変換係数に変換し、残差データを表す変換係数を量子化することができる。ビデオエンコーダは、下部正方形サブブロックに対するクロマデータのイントラ予測されたブロックのデコーダによる生成を可能にするために、下部正方形サブブロックに対するイントラコーディングモード情報をエントロピー符号化し、デコーダが下部正方形サブブロックに対する残差データを取得することを可能にするために、量子化された変換係数をエントロピー符号化することができる。

0039

[0050]デコーダ側において、デコーダは、コード化されたビットストリームを受信し、上部正方形サブブロックと下部正方形サブブロックとに分割される長方形クロマブロックを取得する。デコーダは、上部正方形サブブロックをイントラ復号する。たとえば、デコーダは、1つまたは複数の空間的に隣接するブロックからの参照サンプルを使用して上部正方形サブブロックに対するクロマデータのイントラ予測されたブロックを生成し、上部正方形サブブロックに対する残差データを作成するために上部正方形サブブロックに対する変換係数を逆量子化して逆変換し、次にクロマデータのイントラ予測されたブロックと残差データとを加算することによってクロマデータの上部正方形サブブロックを復元する。次に、復元された上部正方形サブブロックは、下部正方形サブブロックのイントラ予測のために使用され得る。

0040

[0051] たとえば、ビデオデコーダは、クロマデータの復元された上部正方形サブブロックからのイントラ予測参照サンプルを使用して下部正方形サブブロックに対するクロマデータのイントラ予測されたブロックを生成し得る。ビデオデコーダは、下部正方形サブブロックに対する残差データを作成するために下部正方形サブブロックに対する変換係数を逆量子化して逆変換し、次にクロマデータのイントラ予測されたブロックと下部正方形サブブロックに対する残差データとを加算することによってクロマデータの下部正方形サブブロックを復元する。いくつかの例では、代替または追加として、下部正方形サブブロックは、左の隣接ブロックなどの他の空間的に隣接するブロックからの参照サンプルを、単独でまたは上部正方形サブブロックからの参照サンプルとの組合せのいずれかで、使用してイントラ予測され得る。上記で説明された方法で、上部正方形サブブロックは、長方形クロマブロックの下部正方形サブブロックをイントラ予測するために使用され得る。

0041

[0052] 次に、ビデオコーディングプロセスの様々な態様が説明される。概して、デジタルビデオデバイスは、デジタルビデオ情報をより効率的に符号化および復号するためのビデオ圧縮技法を実装する。ビデオ圧縮技法は、ビデオコーディング規格に従って定義することができる。ビデオコーディング規格の他の例には、ITU−T H.261、ISO/IECMPEG−1 Visual、ITU−T H.262またはISO/IEC MPEG−2 Visual、ITU−T H.263、ISO/IEC MPEG−4 Visual、ならびに、そのスケーラブルビデオコーディングSVC:Scalable Video Coding)およびマルチビュービデオコーディング(MVC:Multiview Video Coding)の拡張を含む(ISO/IEC MPEG−4 AVCとしても知られている)ITU−T H.264が含まれる。加えて、ITU−T Video Coding Experts Group(VCEG)およびISO/IEC Motion Picture Experts Group(MPEG)のJoint Collaboration Team on Video Coding(JCT−VC)によって開発されている新しいビデオコーディング規格、すなわち高効率ビデオコーディング(HEVC)が存在する。

0042

[0053]HEVCの規格化の取り組みは、HEVCテストモデル(HM)と呼ばれるビデオコーディングデバイスのモデルに基づく。HMは、他の以前のビデオコーディング規格、たとえばITU−T H.264/AVCの開発中に利用可能なビデオコーディングデバイスに対して、現在のビデオコーディングデバイスの能力が向上していると仮定する。たとえば、H.264は9個のイントラ予測符号化モードを提供するが、HEVCは35個ものイントラ予測符号化モードを提供する。

0043

[0054]HEVC規格は、HEVCの配信バージョン用の規格番号であることを意図した、ISO/IEC23008−HEVCと呼ばれる場合もある。本出願では、例示のために、開発中のHEVC規格の現在提案されている態様のいくつかに従うコーディングが記載される。しかしながら、本開示に記載された技法は、H.264または他の規格に従って定義されるビデオコーディングプロセス、または他の標準もしくはプロプライエタリなビデオコーディングプロセスなどの他のビデオコーディングプロセスのために有用であり、適用することができる。

0044

[0055]HEVC WD10などのビデオコーディング規格に従って動作する典型的なビデオエンコーダは、元のビデオシーケンスの各フレーム(すなわち、ピクチャ)を、「ブロック」または「コーディングユニット」と呼ばれる、連続する長方形の領域に区分化する。これらのブロックは、ビデオシーケンスに固有の冗長性を低減または除去するために、空間的(フレーム内)予測技法および/または時間的(フレーム間)予測技法を適用することによって、符号化することができる。空間的予測は「イントラモード(intra mode)」(Iモード)と呼ばれる場合があり、時間的予測は「インターモード」(PモードまたはBモード)と呼ばれる場合がある。予測技法は、ビデオデータの予測ブロックを生成する。コード化されるべき元のビデオデータのブロックは、予測ブロックと比較される。

0045

[0056]ビデオデータの元のブロックのピクセル値と予測ブロックのピクセル値との間の差分は、残差データ(residual data)と呼ばれることがある。残差データは、ルーマ成分とクロマ成分とに対する残差データを含み得る。残差データは、通常、予測ブロックのピクセル値とビデオデータの元のブロックのピクセル値との間の差分のアレイである。変換、たとえば離散コサイン変換(DCT:discrete cosine transform)、整数変換ウェーブレット変換、または概念上同様な変換は、対応する変換係数のセットを生成するために、コーディングプロセスの間残差データに適用することができる。したがって、ビデオの元のブロックは、変換係数に逆変換を実行し、残差データを予測ブロックに追加することによって、復元することができる。変換係数はまた、量子化することができる。すなわち、変換係数の値は、定義されたビット深度によるビットストリングとして表すことができる。場合によっては、量子化は、低い値の変換係数をゼロとして表すことになる場合がある。量子化された変換係数は、変換係数レベルと呼ばれる場合がある。

0046

[0057]HEVC規格に従うビデオコーディングの場合、一例として、ビデオフレームはコーディングユニットに区分化することができる。コーディングユニット(CU)は、一般に、ビデオ圧縮のために様々なコーディングツールが適用される基本ユニットとして働く長方形の画像領域を指す。CUは、通常正方形であり、たとえば、ITU−T H.264などの他のビデオコーディング規格に記述されたいわゆる「マクロブロック(macroblock)」と同様であると見なすことができる。CUは、ビデオサンプル値のアレイと見なすことができる。ビデオサンプル値は、画素、ピクセル、またはペルと呼ぶ場合もある。CUのサイズは、水平方向および垂直方向のサンプルの数によって定義することができる。したがって、CUはNxNまたはNxMのCUと記述することができる。

0047

[0058] 本開示では、「NxN」および「NbyN」は、垂直寸法および水平寸法に関するビデオブロックのピクセル寸法、たとえば、16x16ピクセルまたは16by16ピクセルを指すように互換的に使用することができる。一般に、16x16ブロックは、垂直方向に16ピクセル(y=16)、水平方向に16ピクセル(x=16)を有する。同様に、NxNブロックは、一般に、垂直方向にNピクセル、水平方向にNピクセルを有し、ここでNは非負整数値を表す。ブロック内のピクセルは行と列で構成することができる。その上、ブロックは、必ずしも、水平方向に垂直方向と同じ数のピクセルを有する必要があるとは限らない。たとえば、ブロックはNxMピクセルを備える場合があり、ここでMは必ずしもNに等しいとは限らない。

0048

[0059] 良好なコーディング効率を実現するために、CUはビデオコンテンツに応じて可変サイズを有することができる。CUは、通常、Yと表記される輝度成分、ならびに、UおよびVと表記される2つのクロマ成分を有する。2つのクロマ成分UおよびVは、それぞれCbおよびCrと表記される場合もある。たとえば、HEVCに従って、ビットストリーム内シンタックスデータは、サンプルの数に関してフレームまたはピクチャ用の最大のCUである、最大コーディングユニット(LCU:largest coding unit)を定義することができる。CUのサイズは、通常、水平方向および垂直方向のサンプルの数によって定義される。通常、LCUは64x64のルーマサンプルを含む。他の寸法のCUは、LCUをサブCUに再帰的に区分化することによって生成することができる。ビットストリーム用のシンタックスデータは、CU深度と呼ばれる、LCUが分割され得る最大回数を定義することができる。したがって、ビットストリームは最小コーディングユニット(SCU:smallest coding unit)を定義することもできる。通常、SCUは8x8のルーマサンプルを含む。したがって、一例では、4個の32×32 CUが、64×64 LCUを4個のサブCUに区分化することによって生成され、32×32 CUの各々が、16個の8×8 CUにさらに区分化され得るか、または別の例では、32×32ブロック(図1)が4個の16×16ブロック(図2)に区分化され得る。

0049

[0060]クロマフォーマットまたはカラーサンプルフォーマットと呼ばれる場合もあるビデオサンプリングフォーマットは、CUに含まれるルーマサンプルの数に対して、CUに含まれるクロマサンプルの数を定義することができる。クロマ成分用のビデオサンプリングフォーマットに応じて、U成分およびV成分の、サンプルの数に関するサイズは、Y成分のサイズと同じか、または異なる場合がある。H.264/AVCビデオコーディング規格およびHEVC WD10ビデオコーディング規格では、chroma_format_idcと呼ばれる値は、ルーマ成分に対して、クロマ成分の異なるサンプリングフォーマットを示すために定義される。表1は、値chroma_format_idcの値と関連するクロマフォーマットとの間の関係を示す。

0050

[0061] 表1では、変数SubWidthCおよびSubHeightCの値は、ルーマ成分用のサンプルの数とクロマ成分ごとのサンプルの数との間の、水平および垂直のサンプリングレートの比を示すために使用することができる。表1に記載されたクロマフォーマットでは、2つのクロマ成分は同じサンプリングレートを有する。

0051

[0062] 表1の例では、4:2:0フォーマットの場合、水平方向と垂直方向の両方について、ルーマ成分用のサンプリングレートは、クロマ成分のサンプリングレートの2倍である。結果として、4:2:0フォーマットに従ってフォーマットされたコーディングユニットの場合、ルーマ成分用のサンプルのアレイの幅および高さは、クロマ成分用のサンプルの各アレイの幅および高さの2倍である。同様に、4:2:2フォーマットに従ってフォーマットされたコーディングユニットの場合、ルーマ成分用のサンプルのアレイの幅は、クロマ成分ごとのサンプルのアレイの幅の2倍であるが、ルーマ成分用のサンプルのアレイの高さは、クロマ成分ごとのサンプルのアレイの高さに等しい。4:4:4フォーマットに従ってフォーマットされたコーディングユニットの場合、ルーマ成分用のサンプルのアレイは、クロマ成分ごとのサンプルのアレイと同じ幅と高さとを有する。

0052

[0063]図1は、本開示に記載された技法を利用できる、例示的なビデオ符号化および復号システム10を示すブロック図である。具体的には、ビデオコーディングシステム10は、4:2:2サンプルフォーマットが利用されるとき、ルーマ成分とクロマ成分とのサンプル間でTU区分のための技法を実行するように構成することができる。図3に示されたように、システム10は、ビデオデコーダ30によって後で復号されるべき符号化ビデオデータを生成するビデオエンコーダ20を含む。ソースデバイス12および宛先デバイス14は、デスクトップコンピュータ、ノートブック(すなわち、ラップトップ)コンピュータ、タブレットコンピュータ、セットトップボックス、いわゆる「スマートフォンなどの電話ハンドセット、いわゆる「スマート」パッドテレビジョンカメラディスプレイデバイス、デジタルメディアプレーヤ、ビデオゲームコンソール、ビデオストリーミングデバイスなどを含む、広範囲にわたるデバイスのいずれかを備えることができる。場合によっては、ソースデバイス12および宛先デバイス14は、ワイヤレス通信に対応することができる。

0053

[0064]宛先デバイス14は、リンク16を介して復号されるべき符号化ビデオデータを受信することができる。リンク16は、ビデオエンコーダ20からビデオデコーダ30に符号化ビデオデータを移動することが可能な、任意のタイプの媒体またはデバイスを備えることができる。一例では、リンク16は、ビデオエンコーダ20が、符号化ビデオデータをリアルタイムでビデオデコーダ30に直接送信することを可能にするための通信媒体を備えることができる。符号化ビデオデータは、ワイヤレス通信プロトコルなどの通信規格に従って変調され、宛先デバイス14に送信することができる。通信媒体は、無線周波数(RF)スペクトルまたは1つもしくは複数の物理伝送線路などの任意のワイヤレスまたは有線の通信媒体を備えることができる。通信媒体は、ローカルエリアネットワークワイドエリアネットワーク、またはインターネットなどのグローバルネットワークなどのパケットベースネットワークの一部を形成することができる。通信媒体は、ソースデバイス12から宛先デバイス14への通信を容易にするために有用であり得るルータ、スイッチ、基地局、または任意の他の機器を含むことができる。

0054

[0065]代替として、符号化データは、出力インターフェース22からストレージデバイス34に出力することができる。同様に、入力インターフェース28は、ストレージデバイス34から符号化データをアクセスすることができる。ストレージデバイス34は、ハードドライブブルーレイ登録商標ディスク、DVD、CD−ROMフラッシュメモリ揮発性もしくは不揮発性メモリ、または符号化ビデオデータを記憶するための任意の他の適切なデジタル記憶媒体などの様々な分散されるか、またはローカルでアクセスされるデータ記憶媒体のいずれかを含むことができる。さらなる一例では、ストレージデバイス34は、ビデオエンコーダ20によって生成された符号化ビデオを保持できるファイルサーバまたは別の中間ストレージデバイスに対応することができる。宛先デバイス14は、ストリーミングまたはダウンロードにより、ストレージデバイス34から、入力インターフェース28を介して、記憶されたビデオデータにアクセスすることができる。ファイルサーバは、符号化ビデオデータを記憶し、その符号化ビデオデータをビデオデコーダ30に送信することが可能な任意のタイプのサーバであり得る。例示的なファイルサーバには、(たとえば、ウェブサイト用の)ウェブサーバFTPサーバネットワーク接続ストレージ(NAS:network attached storage)デバイス、またはローカルディスクドライブが含まれる。ビデオデコーダ30は、インターネット接続を含む、任意の標準のデータ接続を介して符号化ビデオデータにアクセスすることができる。これは、ファイルサーバに記憶された符号化ビデオデータにアクセスするのに適したワイヤレスチャネル(たとえば、Wi−Fi(登録商標)接続)、有線接続(たとえば、DSL、ケーブルモデムなど)、または両方の組合せを含むことができる。ストレージデバイス34からの符号化ビデオデータの送信は、ストリーミング送信、ダウンロード送信、または両方の組合せであり得る。

0055

[0066] 本開示の技法は、必ずしもワイヤレスの用途または設定に限定されるとは限らない。本技法は、オーバージエアテレビジョン放送ケーブルテレビジョン送信、衛星テレビジョン送信、たとえばインターネットを介したストリーミングビデオ送信、データ記憶媒体に記憶するためのデジタルビデオの符号化、データ記憶媒体に記憶されたデジタルビデオの復号、または他の用途などの様々なマルチメディア用途のいずれかをサポートする際のビデオコーディングに適用することができる。いくつかの例では、システム10は、ビデオストリーミング、ビデオ再生、ビデオブロードキャスティング、および/またはビデオテレフォニーなどの用途をサポートするために、一方向または双方向のビデオ送信をサポートするように構成することができる。

0056

[0067]図1の例では、ソースデバイス12は、ビデオソース18と、ビデオエンコーダ20と、出力インターフェース22とを含む。場合によっては、出力インターフェース22は、変調器復調器モデム)および/または送信機を含むことができる。ビデオソース18は、たとえばビデオカメラなどのビデオキャプチャデバイス、以前にキャプチャされたビデオを含んでいるビデオアーカイブ、ビデオコンテンツプロバイダからビデオを受信するためのビデオフィードインターフェース、および/もしくはソースビデオとしてコンピュータグラフィックスデータを生成するためのコンピュータグラフィックスシステムなどのソース、またはそのようなソースの組合せを含むことができる。一例として、ビデオソース18がビデオカメラである場合、ソースデバイス12および宛先デバイス14は、いわゆるカメラフォンまたはビデオフォンを形成することができる。しかしながら、本開示に記載された技法は、概してビデオコーディングに適用可能であり、ワイヤレスおよび/または有線の用途に適用することができる。

0057

[0068]ビデオエンコーダ20は、ビデオソース18からの、キャプチャされた、以前にキャプチャされた、またはコンピュータ生成されたビデオを符号化する。キャプチャされた、以前にキャプチャされた、またはコンピュータ生成されたビデオは、4:2:0、4:2:2または4:4:4のサンプルフォーマットを含む、上述されたサンプルフォーマットのいずれかに従ってフォーマットすることができる。ビデオエンコーダ20は、4:2:0、4:2:2または4:4:4のサンプルフォーマットのいずれかに従ってフォーマットされたビデオに、ビデオコーディングを実行することができる。場合によっては、ビデオエンコーダ20は、コーディングプロセスの一部として、キャプチャされた、以前にキャプチャされた、またはコンピュータ生成されたビデオをアップサンプリングまたはダウンサンプリングすることができる。たとえば、キャプチャされたビデオは、4:4:4サンプルフォーマットに従ってフォーマットでき、ビデオエンコーダ20は、キャプチャされたビデオを4:2:2フォーマットにダウンサンプリングし、ダウンサンプリングされたビデオにビデオ符号化を実行することができる。符号化ビデオデータは、ソースデバイス12の出力インターフェース22を介して、宛先デバイス14に直接送信することができる。符号化ビデオデータは、さらに(または代替として)、復号および/または再生のための宛先デバイス14または他のデバイスによる後のアクセスのために、ストレージデバイス34上に記憶することができる。

0058

[0069]宛先デバイス14は、入力インターフェース28と、ビデオデコーダ30と、ディスプレイデバイス32とを含む。場合によっては、入力インターフェース28は、受信機および/またはモデムを含むことができる。宛先デバイス14の入力インターフェース28は、リンク16を介して符号化ビデオデータを受信する。リンク16を介して通信されるか、またはストレージデバイス34に供給された符号化ビデオデータは、ビデオデータを復号する際に、ビデオデコーダ30などのビデオデコーダが使用するための、ビデオエンコーダ20によって生成された様々なシンタックス要素を含むことができる。そのようなシンタックス要素は、通信媒体上で送信されるか、記憶媒体上に記憶されるか、またはファイルサーバ上に記憶される符号化ビデオデータとともに含まれる場合がある。

0059

[0070]ディスプレイデバイス32は、宛先デバイス14と一体化されるか、またはその外部にあり得る。いくつかの例では、宛先デバイス14は、一体型ディスプレイデバイスを含むことができ、かつ外部ディスプレイデバイスとインターフェースするように構成することができる。他の例では、宛先デバイス14はディスプレイデバイスであり得る。概して、ディスプレイデバイス32は、復号されたビデオデータをユーザに表示し、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、または別のタイプのディスプレイデバイスなどの様々なディスプレイデバイスのいずれかを備えることができる。

0060

[0071]ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30は、現在開発中の高効率ビデオコーディング(HEVC)規格などのビデオ圧縮規格に従って動作することができ、概して現在のHEVCテストモデル(HM)または将来のHMに準拠することができる。

0061

[0072]代替として、ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30は、代替的にMPEG−4、Part 10、アドバンストビデオコーディング(AVC)と呼ばれるITU−T H.264規格などの他のプロプライエタリ(proprietary)規格もしくは業界規格、またはそのような規格の改訂もしくは拡張に従って動作することができる。しかしながら、本開示の技法は、いかなる特定のコーディング規格にも限定されない。ビデオ圧縮規格の他の例には、MPEG−2およびITU−T H.263が含まれる。

0062

[0073]図1には示されていないが、いくつかの態様では、ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30は、各々オーディオエンコーダおよびデコーダと統合することができ、適切なMUX−DEMUXユニット、または他のハードウェアおよびソフトウェアを含んで、共通のデータストリームまたは個別のデータストリーム内のオーディオとビデオの両方の符号化を処理することができる。適用可能な場合、いくつかの例では、MUX−DEMUXユニットは、ITUH.223マルチプレクサプロトコル、またはユーザデータグラムプロトコルUDP)などの他のプロトコルに準拠することができる。

0063

[0074]ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30は、各々1つもしくは複数のマイクロプロセッサデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA)、ディスクリート論理、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアまたはそれらの任意の組合せなどの様々な適切なエンコーダ回路のいずれかとして実装することができる。本技法が部分的にソフトウェアに実装されるとき、デバイスは、適切な非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer-readable medium)にソフトウェア用の命令を記憶し、1つまたは複数のプロセッサを使用してその命令をハードウェアで実行して、本開示の技法を実行することができる。ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30の各々は、1つまたは複数のエンコーダまたはデコーダ内に含まれ、そのいずれも、それぞれのデバイス内の複合エンコーダ/デコーダ(コーデック)の一部として統合することができる。

0064

[0075] 上述されたように、HEVC WD10では、ビデオフレームまたはピクチャは、ルーマサンプルとクロマサンプルの両方を含む一連のツリーブロックまたは最大コーディングユニット(LCU)に分割することができる。LCUは、関連付けられたPUとTUとを含むCUに再帰的に分割することができる。いくつかの例では、CUのサイズは、8x8サンプルから、最大64x64サンプル以上を有するツリーブロックのサイズまで及ぶ場合がある。さらに、HEVC WD10では、ビデオフレームまたはピクチャは、1つまたは複数のスライスに区分化することができ、ここでスライスは、コーディング順序で連続するいくつかのLCUを含む。ビデオフレームは、スライスに含まれるCUに関連付けられたコーディングモードに基づいて、スライスに区分化することができる。たとえば、スライスは、スライス内のすべてのCUが、スキップモード直接モード、イントラ予測モード、またはインター予測モードなどの、共通コーディングモードを共有するように定義することができる。

0065

[0076]一連のビデオフレームまたはピクチャは、ピクチャグループのコード化ビデオシーケンスの一部としてコード化することができる。ピクチャグループ(GOP:group of pictures)は、概して、ビデオピクチャのうちの一連の1つまたは複数を備える。GOPは、GOP内に含まれるいくつかのピクチャを記述するシンタックスデータを、GOPのヘッダ内、ピクチャのうちの1つもしくは複数のヘッダ内、または他の場所に含むことができる。ピクチャの各スライスは、それぞれのスライス用の符号化モードを記述するスライスシンタックスデータを含むことができる。本明細書に記載されたように、ビデオエンコーダ20は、通常、ビデオデータを符号化するために個々のビデオスライス内のビデオブロックに対して動作する。しかしながら、ビデオエンコーダ20はまた、ビデオフレームをスライスに区分化すること、および/またはGOPレベルもしくはスライスレベルのシンタックスを生成することなどの、高レベルのビデオコーディングプロセスを実行することができる。

0066

[0077] 上述されたように、CUに関連付けられたシンタックスデータは、CUの1つまたは複数のPUへの区分を記述することができる。CUに関連付けられたシンタックスデータは、たとえば、4分木に従ってCUを1つまたは複数のTUに区分化することも記述することができる。いくつかの例では、PUまたはTUは、正方形または非正方形の形状であり得る。概して、PUまたはTUは、予測プロセスに関係するデータを含む。たとえば、PUがイントラモード符号化されるとき、PUは、PU用のイントラ予測モードを記述するデータを含むことができる。別の例として、PUがインターモード符号化されるとき、PUは、PU用の動き情報を定義するデータを含むことができる。PU用の動き情報を定義するデータは、たとえば、水平成分と垂直成分とを有する動きベクトルと、解像度(たとえば、4分の1ピクセル精度または8分の1ピクセル精度)と、動きベクトル用の参照ピクチャリスト(たとえば、リスト0、リスト1、またはリストC)を示す予測方向と、動きベクトルが参照ピクチャリスト内で指す参照ピクチャを示す参照ピクチャインデックスとを記述することができる。したがって、PUは、予測プロセスに関係する情報を搬送するための基本ユニットと考えることができる。一例では、ビデオエンコーダ20は、HEVCテストモデル(HM)によってサポートされるPU構造により、ビデオデータを符号化するように構成することができる。

0067

[0078] 一例として、HMは、様々なPUサイズでの予測をサポートする。特定のCUのサイズが2Nx2Nであると仮定すると、HMは、2Nx2NまたはNxNのPUサイズでのイントラ予測と、2Nx2N、2NxN、Nx2N、またはNxNの対称的なPUサイズでのインター予測とをサポートする。HMはまた、2NxnU、2NxnD、nLx2N、およびnRx2NのPUサイズでのインター予測のための非対称区分をサポートする。非対称区分では、CUの一方向は区分化されないが、他の方向は25%と75%とに区分化される。25%の区分に対応するCUの部分は、その後に「Up」、「Down」、「Left」、または「Right」という指示が続く「n」によって示される。したがって、たとえば、「2NxnU」は、上部の2Nx0.5NのPUおよび下部の2Nx1.5NのPUで水平方向に区分化された2Nx2NのCUを指す。

0068

[0079] 上述されたように、TUは、変換プロセスおよび量子化プロセスに使用される基本ユニットである。1つまたは複数のPUを有する所与のCUは、1つまたは複数の変換ユニット(TU)も含むことができる。さらに、HEVC WD10では、RQT区分に基づいてサイズ決定される。言い換えれば、RQT区分は、変換サイズを定義し得、CUに対して規定され得、いくつかの例では、これは必ずしもそうであるとは限らないが、PU区分と無関係であり得る。いくつかの例では、TUは、PUと同じサイズであるか、またはPUよりも小さい場合がある。いくつかの例では、たとえば、インターモードに対して、TUはPUより大きくてもよい。そのような場合、予測が実行されるサイズは、変換が適用されるサイズと同じであってよい。いくつかの例では、CUに対応する残差サンプルは、「残差4分木」(RQT:residual quad tree)として知られる4分木構造を使用して、より小さいユニットに再分割することができる。RQTのリーフノードは、変換ユニット(TU)と呼ばれる場合がある。

0069

[0080]イントラ予測またはインター予測に続いて、ビデオエンコーダ20は、PUに対応する残差ビデオデータを計算することができる。残差値は、コード化されるべき元のブロックのピクセル値と、イントラ予測またはインター予測によって形成された予測ブロックのピクセル値との間の差分を表すピクセル差分値を備える。予測ユニット内の残差ビデオデータ、すなわち残差ピクセル差分値は、TU構造に従って変換係数に変換されて、変換係数を生成することができる。したがって、残差データは、ピクセル領域から変換領域に変換することができる。いくつかの場合(たとえば、変換スキップモード)には、変換はスキップされ得る。

0070

[0081]変換係数を生成するための任意の変換に続いて、ビデオエンコーダ20は、変換係数の量子化を実行することができる。量子化は、概して、係数を表すために使用されるデータの量をできるだけ低減するために変換係数を量子化するプロセスを指し、さらなる圧縮を行う。量子化プロセスは、係数の一部または全部に関連するビット深度を低減することができる。たとえば、量子化中にnビット値mビット値に切り捨てられる場合があり、ここでnはmよりも大きい。

0071

[0082] いくつかの例では、ビデオエンコーダ20は、エントロピー符号化できる直列化ベクトルを生成するために、あらかじめ定義された走査順序を利用して、量子化変換係数を走査することができる。他の例では、ビデオエンコーダ20は、適応走査を実行することができる。量子化変換係数を走査して1次元ベクトルを形成した後に、ビデオエンコーダ20は、たとえば、コンテキスト適応型可変長コーディング(CAVLC:context adaptive variable length coding)、コンテキスト適応型バイナリ算術コーディング(CABAC:context adaptive binary arithmetic coding)、シンタックスベースコンテキスト適応型バイナリ算術コーディング(SBAC:syntax-based context-adaptive binary arithmetic coding)、確率間隔区分エントロピー(PIPE:Probability Interval Partitioning Entropy)コーディング、または別のエントロピー符号化方法に従って、1次元ベクトルをエントロピー符号化することができる。ビデオエンコーダ20はまた、ビデオデータを復号する際にビデオデコーダ30が使用するための符号化ビデオデータに関連するシンタックス要素をエントロピー符号化することができる。

0072

[0083] CABACを実行するために、ビデオエンコーダ20は、送信されるべきシンボルコンテキストモデル内のコンテキストを割り当てることができる。コンテキストは、たとえば、シンボルの隣接値が非0であるか否かに関係する場合がある。CAVLCを実行するために、ビデオエンコーダ20は、送信されるべきシンボル用の可変長コードを選択することができる。VLC内のコードワードは、比較的短いコードが優勢シンボルに対応し、より長いコードが劣勢シンボルに対応するように構成することができる。このようにして、VLCを使用すると、たとえば、送信されるべきシンボルごとに等長コードワードを使用するよりも、ビット節約を実現することができる。確率判断は、シンボルに割り当てられたコンテキストに基づく場合がある。

0073

[0084] 上記で説明したように、HEVC変換係数コーディングは、すべての係数がゼロである場合をサポートしない。HEVCは、ゼロと評価された係数だけを有するブロックを解析(parse)するように設計されていない。したがって、HEVCは、ゼロと評価された係数だけを有するブロックをスキップすることができる必要があり得る。これは、非ゼロ係数の存在または不在を通知するために一般的に使用されるコード化ブロックフラグ(CBF:coded block flag)の使用によって達成され得る。本開示のいくつかの例では、ビデオエンコーダ20は、長方形ブロックのクロマサブブロックに対する2個のCBF、変換係数の2個の正方形クロマサブブロックの各々に対する1個のCBF、を長方形ブロックに対してCBFフラグを送信することなく直接、通知する。次に、ビデオデコーダ30は、2個のCBF、2個の正方形クロマサブブロックの各々に対する1個のCBF、を受信し得る。ビデオエンコーダ20は、長方形ブロックに対する(この例では)符号化ビットストリーム内のCBFを通知せず、それゆえ、ビデオデコーダ30は、符号化ビットストリーム内の長方形クロマブロックに対するCBFを受信しないことになる。より具体的には、ビデオエンコーダ20は、ソースデバイス12内で、2個のCBF、2個のブロックの各々に対する1個のCBF、を長方形ブロックに対するCBFフラグを符号化することなく各ブロックに対して直接、符号化し得る。長方形ブロックに対するCBFは、サブブロックのうちの少なくとも1つが非ゼロ係数を含むことを示す。しかしながら、いくつかの例では、サブブロックの各々に対する個別のCBFによって、長方形ブロックに対するCBFは必要ではない。しかしながら、他の例では、長方形CBFは依然として送信されることがある。長方形CBFがゼロである場合、正方形サブブロックに対するCBFを送信することはスキップされてよい。CBFは、復号および/または再生のための宛先デバイス14または他のデバイスによる後のアクセスのためにストレージデバイス34に記憶され得る。別の例では、これらのCBFは、リンク16を介して出力インターフェース22によって送信されるビットストリーム内に符号化され得、および/またはストレージデバイス34の符号化されたビットストリームストレージ内に記録され得る。次に、宛先デバイス14内のビデオデコーダ30は、入力インターフェース28においてリンク16および/またはストレージデバイス34から2個のCBFを受信し得る。次に、ビデオデコーダ30はCBFを復号され得る。

0074

[0085] たとえば、ビデオデータは、たとえば4:2:2カラーサンプルフォーマットに従って生成された長方形クロマブロックを、たとえば4分木リーフにおいて第1および第2の正方形サブブロックに分割することによってコード化され得る。第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、CBFが、第1の正方形サブブロックに対してコード化され得る。第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、別のCBFが、同じく、第2の正方形サブブロックに対してコード化され得る。この例では、CBFは、一般に、長方形クロマブロック、すなわちクロマ成分に対する第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとの組合せ、に対してコード化されない。

0075

[0086] 特定の一例では、各クロマ成分に対して、クロマCUサイズが8×16であり、そのサイズが4個の4×8変換ユニットに再分割される場合、CBFは、一般に、4×8ブロックレベルにおいて通知されないことになる。4×8長方形クロマブロックは、2個の4×4正方形サブブロックにさらに再分割され得る。CBFは、4×4正方形クロマサブブロックの各々に対してコード化される。詳細には、ビデオエンコーダ20は、サブブロックの各々に対するCBFを符号化し、ビデオデコーダ30は、サブブロックの各々に対するCBFを復号することができる。

0076

[0087] 別の例では、各クロマ成分に対して、クロマCUのサイズが8×16であり、そのサイズがさらに4個の4×8変換ユニットに再分割され得る場合、1個のCBFフラグが、4個の4×8変換ブロックのいずれかが非ゼロ係数を有するかどうかを示すことを8×16レベルにおいて通知され得る。4個の4×8変換ブロックのいずれかが非ゼロ係数を有する場合、4×8ブロックの各々に対して、別のCBFフラグが送信され得る。一例は、CBFがRQTリーフレベルにおいて通知される方法を変える間だけ、この構造を保持する。第1の例では、4分木リーフにおける長方形ブロックが2個の正方形変換ブロックに分割されるとき、1個のCBFフラグが、正方形変換ブロックの各々に対して送信され得る。したがって、上記の例では、1個のCBFフラグが8×16ブロックに対して送信され、次に、4×8リーフブロックの各々に対して2個のCBFフラグが送信される。別の例では、リーフブロックに対して、CBFが階層的に通知される。その場合、4×8リーフブロックの各々に対して、1個のCBFフラグが、非ゼロ変換係数が存在するかどうかを通知するために送信される。このフラグが1である場合、正方形変換ブロックの各々に対して1個の、2個の追加のCBFフラグが送信される。これらの2つの例示的な手法は、クロマCBFが(ルーマに関して)直接通知されるときでさえ、または代わりにクロマCBFが階層的に通知される場合に、使用され得ることに留意されたい。その場合、RQTリーフブロックに対するCBFだけが送信される。

0077

[0088]クロマ成分は、たとえば、CrおよびCbクロマ成分、またはUおよびVクロマ成分など、第1および第2のクロマ成分を含み得る。第1および第2のサブブロックをコード化することは、第1の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックをコード化することと、第2の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックをコード化することとを含む。

0078

[0089] しかしながら、別の例では、CBFは階層的にコード化され得る。CBFの階層的コーディングのそのような一例では、ビデオエンコーダ20は、全長方形ブロックに対して1個のCBFを送信し得る。そのような長方形ブロックは、2個の正方形ブロックに分割され得、ビデオエンコーダ20は、長方形ブロックCBFが非ゼロであるとき、正方形ブロックの各々に対して追加のCBFフラグを送信し得る。ビデオデコーダ30は、全長方形ブロックに対して1個のCBFを受信し得る。そのような長方形ブロックは、2個の正方形ブロックに分割され得、ビデオデコーダ30は、長方形ブロックCBFが非ゼロであるとき、正方形ブロックの各々に対して追加のCBFフラグを受信し得る。

0079

[0090] より具体的には、ソースデバイス12のビデオエンコーダ20は、全長方形ブロックに対して1個のCBFを符号化し得る。そのような長方形ブロックは、2個の正方形ブロックに分割され得、ビデオエンコーダ20は、長方形ブロックCBFが非ゼロであるとき、正方形ブロックの各々に対して追加のCBFを符号化し得る。CBFは、復号および/または再生のための宛先デバイス14または他のデバイスによる後のアクセスのためにストレージデバイス34に記憶され得る。代替として、これらのCBFは、出力インターフェース22によってリンク16および/またはストレージデバイス34に送信され得る。CBFは、宛先の入力インターフェース28によって受信され得、デバイス14は、全長方形ブロックに対して1個のCBFと、長方形ブロックCBFが非ゼロであるときに正方形ブロックの各々に対して追加のCBFとを受信し得る。追加のCBFは、長方形ブロックCBFがゼロであるときは、記憶されないか、送信されないか、または受信されないことになる。

0080

[0091]ビデオデータをコード化することに関する別の例は、長方形クロマブロックを送信することおよび/または受信することを含み得る。たとえば、ソースデバイス12の出力インターフェース22は長方形クロマブロックを送信し得、宛先デバイス14の入力インターフェース28は長方形クロマブロックを受信し得る。より具体的には、ソースデバイス12のビデオエンコーダ20は、長方形クロマブロックを符号化し得、それは、出力インターフェース22によってリンク16に送信され得、および/またはビデオデコーダ30などのデコーダによって後で取り出すためにストレージデバイス34上に記憶され得る。符号化された長方形クロマブロックは、宛先デバイス14の入力インターフェース28においてリンク16および/またはストレージデバイス34から取り出され得、ビデオデコーダ30によって復号され得る。符号化ビデオデータは、さらに(または代替として)、復号および/または再生のための宛先デバイス14または他のデバイスによる後のアクセスのためにストレージデバイス34上に記憶され得る。

0081

[0092] 本開示のいくつかの例では、ビデオデコーダ30は、上記で説明されたように、第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割される長方形クロマブロックを取得し得る。上記で説明されたように、長方形クロマブロックを正方形サブブロックに分割することは、そのようなサブブロックのイントラコーディングに対するいくつかの考慮を提供し得る。同じくまたは代替的に、技法は、いくつかの例では、長方形クロマブロックの一方の正方形サブブロックに対応するサンプルを、他方の正方形サブブロックをイントラコード化することによって取得される復元されたサンプルに基づいてイントラコード化することを含み得る。イントラ予測されたクロマデータの第1のブロックは、イントラ予測サンプルの第1のブロックと第1の正方形サブブロックから取得された第1の残差データとを使用して復元され得る。たとえば、上部ブロックをイントラ復号した後、ビデオデコーダ30は、イントラ予測ブロックと残差とを生成することによって下部サブブロックをイントラ復号する。イントラ予測サンプルの第2のブロックは、イントラ予測されたクロマデータの第1のブロックから生成され得る。イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックは、イントラ予測サンプルの第2のブロックと第2の正方形サブブロックからの第2の残差データとを使用して復元され得る。たとえば、ビデオデコーダ30は、上部ブロックからの復元されたサンプルを使用して下部ブロックをイントラコード化し得る。

0082

[0093]HEVCイントラ予測RQTコーディングの場合では、1)イントラ予測と、2)変換−量子化−逆量子化−逆変換とのステップがインターリーブされる。本開示によれば、2つの例が示される。1つの例では、RQT構造内の各長方形リーフに対して、ビデオエンコーダ20の予測モジュールまたはビデオデコーダ30の予測モジュールが、長方形ブロック上でイントラ予測を実行し得る。次に、予測モジュールは、イントラ予測残差を2個の正方形ブロックに分割し得、正方形変換が各ブロックに適用される。別の例では、予測および変換のプロセスは、上記で説明されたように、たとえばHEVCメインプロファイルの場合のようにインターリーブされる。この場合、ビデオエンコーダ20の予測モジュールまたはビデオデコーダ30の予測モジュールは、長方形リーフブロックを2個の正方形ブロック(上部および下部)に分割するか、または2個の正方形ブロックに分割される長方形リーフブロックを取得することができる。ビデオエンコーダ20またはビデオデコーダ30の予測モジュールは、上部正方形サブブロック上でイントラ予測を実行し得る。たとえば、ビデオエンコーダ20は、イントラ予測ブロックを生成することによって上部サブブロックイントラコード化し得る。イントラ予測残差は、変換と、量子化と、逆量子化と、逆変換とを受ける。ビデオエンコーダ20内の加算器は、復元された上部正方形サブブロックを形成するために、もたらされたブロックを元のイントラ予測ブロックに加算し得る。次に、上部ブロックからの復元されたサンプル(ならびに他の復元されたサンプル)が、下部正方形サブブロックに対するイントラ予測を実行するために使用される。たとえば、ビデオデコーダ20は、上部正方形サブブロックからの復元されたサンプルを使用して下部正方形サブブロックをイントラコード化し得る。別の例では、ビデオデコーダ30は、上部正方形サブブロックを復号した後で、対応する機能を実行し得る。たとえば、ビデオデコーダ30は、イントラ予測された上部正方形サブブロックを復元し、下部正方形サブブロックに対してイントラ予測されたクロマデータを生成するために、上部正方形サブブロックの復元された参照サンプルを使用することができる。次に、ビデオデコーダ30は、下部正方形サブブロックに対する残差データを、下部正方形サブブロックに対してイントラ予測されたクロマデータに加算することによって、下部正方形サブブロックを復元し得る。

0083

[0094]図2は、本開示に記載された技法を実装できる、例示的なビデオエンコーダ20を示すブロック図である。ビデオエンコーダ20は、ビデオスライス内のビデオブロックのイントラコーディングおよびインターコーディングを実行することができる。イントラコーディングは、所与のビデオフレームまたはピクチャ内のビデオの空間的冗長性を低減または除去するために、空間的予測に依拠する。インターコーディングは、ビデオシーケンスの隣接するフレームまたはピクチャ内のビデオの時間的冗長性を低減または除去するために、時間的予測に依拠する。イントラモード(Iモード)は、いくつかの空間ベース圧縮モードのいずれかを指す場合がある。単方向予測(Pモード)または双予測(Bモード)などのインターモードは、いくつかの時間ベース圧縮モードのいずれかを指す場合がある。

0084

[0095]図2の例では、ビデオエンコーダ20は、予測モジュール41と、参照ピクチャメモリ64と、加算器50と、変換モジュール52と、量子化モジュール54と、エントロピー符号化モジュール56とを含む。予測モジュール41は、動き推定モジュール42と、動き補償モジュール44と、イントラ予測モジュール46とを含む。ビデオブロック復元用に、ビデオエンコーダ20はまた、逆量子化モジュール58と、逆変換モジュール60と、加算器62とを含む。復元されたビデオからブロッキネスアーティファクト(blockiness artifact)を除去するために、ブロック境界フィルタ処理するデブロッキングフィルタ(deblocking filter)(図2に図示せず)も含む場合がある。必要な場合、デブロッキングフィルタは、通常、加算器62の出力をフィルタ処理するはずである。デブロッキングフィルタに加えて、さらなるループフィルタループ内またはループ後)が使用される場合もある。

0085

[0096]図2に示されたように、ビデオエンコーダ20はビデオデータを受信し、予測モジュール41はデータをビデオブロックに区分化する。場合によっては、予測モジュール41は、レートひずみ分析に基づいてビデオデータを区分化することができる。受信されたビデオデータは、上述されたサンプルフォーマットのいずれかに従ってフォーマットすることができる。たとえば、ビデオデータは、4:2:2サンプルフォーマットに従ってフォーマットすることができる。区分化は、たとえば、LCUおよびCUの4分木構造に従って、スライス、タイル、または他のより大きいユニットにビデオデータを区分化すること、ならびにビデオブロック区分化を含む場合がある。

0086

[0097]ビデオエンコーダ20は、一般に、符号化されるべきビデオスライス内のビデオブロックを符号化する構成要素を示す。スライスは、複数のビデオブロックに(かつ場合によっては、タイルと呼ばれるビデオブロックのセットに)分割することができる。予測モジュール41は、誤り結果(たとえば、コーディングレートおよびひずみレベル)に基づいて、現在ビデオブロックについて、複数のイントラコーディングモードのうちの1つ、または複数のインターコーディングモードのうちの1つなどの、複数の可能なコーディングモードのうちの1つを選択することができる。予測モジュール41は、もたらされたイントラコード化ブロックまたはインターコード化ブロックを、加算器50に供給して残差ブロックデータを生成し、加算器62に供給して参照ピクチャとして使用するための符号化ブロックを復元することができる。

0087

[0098]予測モジュール41内のイントラ予測モジュール46は、空間圧縮を行うために、コーディングされるべき現在ブロックと同じフレームまたはスライス内の、1つまたは複数の隣接ブロックに対する現在ビデオブロックのイントラ予測コーディングを実行することができる。予測モジュール41内の動き推定モジュール42および動き補償モジュール44は、時間圧縮を行うために、1つまたは複数の参照ピクチャ内の1つまたは複数の予測ブロックに対する現在ビデオブロックのインター予測コーディングを実行する。

0088

[0100]動き推定モジュール42は、ビデオシーケンス用の所定のパターンに従って、ビデオスライス用のインター予測モードを決定するように構成することができる。所定のパターンは、シーケンス内のビデオスライスを、PスライスまたはBスライスとして指定することができる。動き推定モジュール42および動き補償モジュール44は、高度に統合される場合があるが、概念的な目的のために別々に示されている。動き推定モジュール42によって実行される動き推定は、ビデオブロックに関する動き推定する動きベクトルを生成するプロセスである。動きベクトルは、たとえば、参照ピクチャ内の予測ブロックに対する現在ビデオフレームまたはピクチャ内のビデオブロックのPUの変位を示すことができる。

0089

[0101]インターコーディング用の予測ブロックは、絶対値差分和(SAD:absolute difference)、2乗差分和SSD:sum of square difference)、または他の差分メトリックによって決定できるピクセル差分に関して、コード化されるべきビデオブロックのPUに厳密に一致することがわかるブロックであり得る。代替として、イントラコーディング用の予測ブロックは、1つまたは複数の隣接ブロックからのピクセル値に関する空間予測に基づいて形成されたブロックであり得る。いくつかの例では、インター予測の場合、ビデオエンコーダ20は、参照ピクチャメモリ64に記憶された参照ピクチャのサブ整数ピクセル位置に関する値を計算することができる。たとえば、ビデオエンコーダ20は、参照ピクチャの1/4ピクセル位置、1/8ピクセル位置、または他の分数ピクセル位置の値を補間することができる。したがって、動き推定モジュール42は、フルピクセル位置と分数ピクセル位置とに対する動き探索を実行し、分数ピクセル精度で動きベクトルを出力することができる。

0090

[0102]動き推定モジュール42は、PUの位置を参照ピクチャの予測ブロックの位置と比較することによって、インターコード化スライス内のビデオブロックのPU用の動きベクトルを計算する。参照ピクチャは、第1の参照ピクチャリスト(リスト0)または第2の参照ピクチャリスト(リスト1)から選択でき、それらの各々は、参照ピクチャメモリ64に記憶された1つまたは複数の参照ピクチャを識別する。動き推定モジュール42は、計算された動きベクトルをエントロピー符号化モジュール56と動き補償モジュール44とに送る。

0091

[0103]動き補償モジュール44によって実行される動き補償は、動き推定によって決定された動きベクトルに基づいて予測ブロックをフェッチまたは生成すること、場合によってはサブピクセル精度に対する補間を実行することを含む場合がある。現在ビデオブロックのPU用の動きベクトルを受信すると、動き補償モジュール44は、動きベクトルが参照ピクチャリストのうちの1つの中で指す予測ブロックの位置を特定することができる。

0092

[0104]ビデオエンコーダ20は、コード化されている現在ビデオブロックのピクセル値から予測ブロックのピクセル値を減算し、ピクセル差分値を形成することによって、インターコーディングまたはイントラコーディング用の残差ビデオブロックを形成する。ピクセル差分値は、ブロック用の残差データを形成し、ルーマ差分成分クロマ差分成分の両方を含む場合がある。加算器50は、この減算演算を実行する1つまたは複数の構成要素を表す。動き補償モジュール44はまた、ビデオスライスのビデオブロックを復号する際にビデオデコーダ30が使用するための、ビデオブロックとビデオスライスとに関連するシンタックス要素を生成することができる。

0093

[0105]イントラ予測モジュール46は、上述されたように、動き推定モジュール42および動き補償モジュール44によって実行されるインター予測の代替として、現在ブロックをイントラ予測することができる。詳細には、イントラ予測モジュール46は、現在ブロックを符号化するために使用すべきイントラ予測モードを決定することができる。いくつかの例では、イントラ予測モジュール46は、たとえば、別々の符号化パス中に様々なイントラ予測モードを使用して現在ブロックを符号化でき、イントラ予測モジュール46(または、いくつかの例では、モード選択モジュール40)は、テストされたモードから使用するのに適切なイントラ予測モードを選択することができる。

0094

[0106] たとえば、イントラ予測モジュール46は、様々なテストされたイントラ予測モードのためのレートひずみ分析を使用してレートひずみ値を計算し、テストされたモードの中で最良のレートひずみ特性を有するイントラ予測モードを選択することができる。レートひずみ分析は、一般に、符号化ブロックと、符号化ブロックを生成するために符号化された元の符号化されていないブロックとの間のひずみ(または誤差)の量、ならびに符号化ブロックを生成するために使用されるビットレート(すなわち、ビット数)を決定する。イントラ予測モジュール46は、様々な符号化ブロック用のひずみおよびレートから比率を計算して、どのイントラ予測モードがブロック用の最良のレートひずみ値を表すかを判定することができる。レートひずみ分析は、色成分の組合せに実行される場合があることに留意されたい。

0095

[0107] いずれの場合も、あるブロックについてのイントラ予測モードを選択した後、イントラ予測モジュール46は、エントロピーエンコーディングモジュール56にブロックについて選択されたイントラ予測モードを示す情報を提供することができる。エントロピーエンコーディングモジュール56は、本開示の技法による、選択されたイントラ予測モードを示す情報を符号化することができる。ビデオエンコーダ20は、送信ビットストリーム内に、複数のイントラ予測モードインデックステーブルおよび複数の変更された(コードワードマッピングテーブルとも呼ばれる)イントラ予測モードインデックステーブルと、様々なブロック用の符号化コンテキストの定義と、コンテキストの各々に使用すべき、最確イントラ予測モード、イントラ予測モードインデックステーブル、および変更されたイントラ予測モードインデックステーブルの指示とを含む場合がある構成データを含む場合がある。ビットストリームは、さらに(または代替的に)、復号および/または再生のための宛先デバイス14または他のデバイスによる後のアクセスのためにストレージデバイス34に記憶され得る。

0096

[0108]予測モジュール41が、インター予測またはイントラ予測のいずれかを介して、現在ビデオブロック用の予測ブロックを生成した後、ビデオエンコーダ20は、現在ビデオブロックから予測ブロックを減算することによって残差ビデオブロックを形成する。残差ブロック内の残差ビデオデータは、1つまたは複数のTUに含まれ、変換モジュール52に適用することができる。変換モジュール52は、ビデオエンコーダ20の構成要素、モジュールまたは機能ユニットを指し、変換プロセスおよび量子化プロセス用のデータの基本ユニットであるTUと混同されるべきではないことに留意されたい。変換モジュール52は、離散コサイン変換(DCT)または概念的に同様の変換などの変換を使用して、残差ビデオデータを残差変換係数に変換する。変換モジュール52は、残差ビデオデータをピクセル領域から周波数領域などの変換領域に変換することができる。変換モジュール52は、もたらされた変換係数を量子化モジュール54に送ることができる。

0097

[0109] いくつかの例では、インターコード化またはイントラコード化されたCUが、正方形ルーマ成分と、4:2:2フォーマットが使用されるときに長方形クロマ成分とを作成する。変換モジュール52は、長方形クロマTUに対して正方形サブブロックを生成し得る。上記で説明されたように、長方形クロマブロックを正方形サブブロックに分割することは、そのようなサブブロックのイントラコーディングに対するいくつかの考慮を提供し得る。同じくまたは代替的に、技法は、いくつかの例では、長方形クロマブロックの一方の正方形サブブロックに対応するサンプルを、他方の正方形サブブロックをイントラコード化することによって取得される復元されたサンプルに基づいてイントラコード化することを含み得る。

0098

[0110] 上記で説明されたように、ビデオエンコーダ20は、2個のCBF、変換係数の長方形クロマブロックの2個の正方形サブブロックの各々に対する1個のCBF、を長方形ブロックに対するCBFフラグなしに直接、符号化し得る。たとえば、ビデオエンコーダ20内のエントロピー符号化モジュール56は、2個のCBF、長方形クロマ成分ブロックに対する2個のサブブロックの各々に対する1個のCBF、を長方形ブロックに対するCBFフラグを符号化することなく直接、符号化し得る。いくつかの例では、変換モジュール52は、変換係数の長方形クロマブロックを、たとえば4分木リーフにおいて、第1および第2の正方形サブブロックに分割し得る。RQTモジュールまたはRQTブロックを含む例では、そのようなモジュールまたはブロックは、変換係数の長方形クロマブロックを第1および第2の正方形サブブロックに分割することを実行し得る。エントロピー符号化モジュール56、またはビデオエンコーダ20の別の機能ユニットは、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対するシンタックス要素としてCBFを符号化し得る。エントロピー符号化モジュール56はまた、第2の2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第2正方形サブブロックに対するシンタックス要素としてCBFを符号化し得る。エントロピー符号化モジュール56は、一般に、長方形クロマブロック、すなわち第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとの組合せに対してCBFを符号化しない。CBFは、所与のサブブロックが非ゼロ変換係数を含むかまたは含まないかを示すために、符号化ビットストリーム内で与えられ得る。サブブロックが非ゼロ変換係数を含むことをCBFが示す場合、ビデオデコーダ30は、非ゼロ変換係数を処理するためにサブブロックを解析する。そうではなく、サブブロックが非ゼロ変換係数を含むことをCBFが示さない場合、ビデオデコーダ30は、変換係数の処理のためにサブブロックを解析することをスキップし得る。

0099

[0111] 特定の一例では、各クロマ成分に対して、クロマCUサイズが8×16であり、そのサイズが4個の4×8変換ユニットに再分割される場合、エントロピー符号化モジュール56は、一般に、CBFを符号化せず、CBFは、一般に、4×8ブロックレベルにおいて通知されないことになる。4×8ブロックは、2個の4×4サブブロックにさらに再分割され得る。エントロピー符号化モジュール56は、4×4ブロックの各々に対してCBFを符号化し得る。一例では、クロマ成分は、第1および第2のクロマ成分、たとえばCbおよびCr、またはUおよびVを含み得る。第1および第2のサブブロックをコード化することは、第1の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックをコード化することと、第2の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックをコード化することとを含む。

0100

[0112] しかしながら、別の例では、エントロピー符号化モジュール56は、CBFを階層的に符号化し得る。CBFの階層的符号化のそのような一例では、ソースデバイス12のビデオエンコーダ20は、全長方形ブロックに対して1個のCBFを送信し得、たとえば、エントロピー符号化モジュール56は、全長方形ブロックに対して1個のCBFを符号化し得る。そのような長方形ブロックは、2個の正方形ブロックに分割され得、ソースデバイス12は、長方形ブロックCBFが非ゼロであるときに正方形ブロックの各々に対して追加のCBFフラグを送信し得、たとえば、ビデオエンコーダ20は、長方形ブロックCBFが非ゼロであるときに正方形ブロックの各々に対して追加のCBFフラグを符号化し得る。

0101

[0113]ビデオデータを符号化することに関する別の例は、長方形クロマブロックを送信することを含み得る。たとえば、ソースデバイス12は、長方形クロマブロックを送信し得る。より具体的には、ビデオエンコーダ20のエントロピー符号化モジュール56は、長方形クロマブロックを符号化し得、それは、出力インターフェース22によってリンク16に送信され得る。代替として、ビデオエンコーダ20は、長方形クロマブロックを符号化し得、それは、たとえば何らかのストレージ媒体またはメモリ上のストレージデバイス34に記憶され得る。概して、多くのそのような長方形クロマブロックは、たとえば完全なピクチャまたは完全な一連のピクチャを形成するために、ストレージデバイス34を使用して記憶される。記憶された1つまたは複数の長方形クロマブロックは、後で、ストレージデバイス34から、たとえば長方形クロマブロックが記憶されているどんな媒体からも読み出され得る。いくつかの例では、宛先デバイス14によって長方形クロマブロックを取り出すために使用されるストレージデバイスからの長方形クロマブロックを記憶するために、異なるストレージデバイス34がソースデバイス12によって使用され得ることが理解されよう。

0102

[0114] いくつかの例では、ビデオデコーダ30は、長方形クロマブロックを第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割し得る。ビデオデコーダ30は、イントラ予測ブロックと残差とを生成することによって上部サブブロックをイントラ復号する。上記で説明されたように、イントラ予測されたクロマデータの第1の正方形サブブロックは、イントラ予測されたクロマデータの第1のブロックと第1の正方形サブブロックから取得された第1の残差データとを使用して復元され得る。たとえば、ビデオデコーダ30は、イントラ予測サンプルとして上部正方形サブブロックからの復元されたサンプルを使用して、長方形クロマブロックの下部正方形サブブロックをイントラ復号し得る。第2の正方形サブブロックに対するイントラ予測されたクロマデータは、クロマデータの第1の正方形サブブロックから取得された参照サンプルから生成され得る。クロマデータの第2の正方形サブブロックは、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第2の正方形サブブロックからの第2の残差データとを使用して復元され得る。

0103

[0115] いくつかの例では、ビデオエンコーダ20内の第1および第2のサブブロックを符号化することは、第1の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックを符号化することと、第2の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックを復号することとを含み得る。いくつかの例では、図8Aに示されるように、第1のサブブロックは上部サブブロックであり得、第2のサブブロックは長方形クロマブロックの下部サブブロックであり得る。いくつかの例では、長方形クロマブロックは、図4Bおよび図5に示されるように、4:2:2サンプリングフォーマットを有する。

0104

[0116] いくつかの例では、ビデオエンコーダ20の一部、たとえば逆量子化モジュール58および/または逆変換モジュール60が、ビデオデータを復号し得る。たとえば、ビデオエンコーダ20は、たとえば逆量子化モジュール58および/または逆変換モジュール60内で、長方形クロマブロックを受信し得、ここにおいて、長方形クロマブロックは、第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割される。逆量子化モジュール58および/または逆変換モジュール60は、イントラ予測されたクロマデータの第1のブロックと第1の正方形サブブロックから取得された第1の残差データとを使用してクロマデータの第1のブロックを復元し得る。クロマデータの復元された第1のブロックは、参照ピクチャメモリ64内に記憶され得る。予測モジュール41は、クロマデータの復元された第1のブロックから取得された参照サンプルに基づいて、第2のサブブロックに対してイントラ予測されたクロマデータの第2のブロックを生成し得、第2のサブブロックとイントラ予測されたクロマデータとの間の差分に基づいて残差データを生成し得る。したがって、第2のサブブロックは、エコンストラクション(econstruction)第1のサブブロックからのイントラ予測参照サンプルを使用してイントラ予測される。逆量子化モジュール58および/または逆変換モジュール60は、たとえば参照ピクチャメモリ64内のストレージに対して、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第2の正方形サブブロックからの第2の残差データとを使用してクロマデータの第2のサブブロックを復元し得る。他の例では、ビデオエンコーダ20の他の部分が、これらの機能の一部または全部を実行し得る。

0105

[0117] 一例では、ビデオエンコーダ20、たとえば逆量子化モジュール58および/または逆変換モジュール60が、第1の正方形サブブロックの変換係数を逆量子化し、第1の残差データを生成するために逆量子化された変換係数を逆変換し、クロマデータの第1のブロックを復元するために第1の残差データをイントラ予測されたクロマデータの第1のブロックに加算する。次に、ビデオエンコーダ20は、たとえば予測モジュール41内で、クロマデータの復元された第1のサブブロックからのイントラ予測参照サンプルを使用してクロマデータの第2の正方形サブブロックをイントラ符号化する。

0106

[0118] いくつかの例では、ビデオエンコーダ20は、たとえば左の隣接ブロックなどの追加の空間的に隣接するブロックからのイントラ予測参照サンプルを、単独でまたは復元された第1の正方形サブブロックからのイントラ予測参照サンプルとの組合せのいずれかで使用して、クロマデータの第2の正方形サブブロックをイントラ符号化し得る。上述のように、いくつかの例では、追加の隣接ブロックは、左の隣接ブロックであり得る。他の例では、他の隣接ブロックが使用され得る。

0107

[0119]図3は、本開示に記載された技法を実装できる、例示的なビデオデコーダ30を示すブロック図である。図3の例では、ビデオデコーダ30は、エントロピー復号モジュール80と、予測モジュール81と、逆量子化モジュール86と、逆変換モジュール88と、加算器90と、参照ピクチャメモリ92とを含む。予測モジュール81は、動き補償モジュール82と、イントラ予測モジュール84とを含む。いくつかの例では、ビデオデコーダ30は、図2からのビデオエンコーダ20に関して記載された符号化パスとは全体的に逆の復号パスを実行することができる。

0108

[0120]復号プロセス中に、ビデオデコーダ30は、ビデオエンコーダ20から、符号化ビデオスライスのビデオブロックと、関連するシンタックス要素とを表す符号化ビデオのビットストリームを受信する。ビデオデコーダ30のエントロピー復号モジュール80は、ビットストリームをエントロピー復号して、量子化係数と、動きベクトルと、他のシンタックス要素とを生成する。エントロピー復号モジュール80は、予測モジュール81に動きベクトルと他のシンタックス要素とを転送する。ビデオデコーダ30は、ビデオスライスレベルおよび/またはビデオブロックレベルでシンタックス要素を受信することができる。

0109

[0121]ビデオスライスがイントラコード化(I)スライスとしてコード化されるとき、予測モジュール81のイントラ予測モジュール84は、通知されたイントラ予測モードと、現在フレームまたはピクチャの、前に復号されたブロックからのデータとに基づいて、現在ビデオスライスのビデオブロック用の予測データを生成することができる。ビデオフレームがインターコード化(すなわち、BまたはP)スライスとしてコード化されるとき、予測モジュール81の動き補償モジュール82は、エントロピー復号モジュール80から受信された動きベクトルと他のシンタックス要素とに基づいて、現在ビデオスライスのビデオブロック用の予測ブロックを生成する。予測ブロックは、参照ピクチャリストのうちの1つの中の参照ピクチャのうちの1つから生成することができる。ビデオデコーダ30は、参照ピクチャメモリ92に記憶された参照ピクチャに基づいて、デフォルトの構成技法を使用して、参照フレームリスト、リスト0とリスト1とを構成することができる。

0110

[0122]動き補償モジュール82は、動きベクトルと他のシンタックス要素とを解析することによって、現在ビデオスライスのビデオブロック用の予測情報を決定し、その予測情報を使用して、復号されている現在ビデオブロック用の予測ブロックを生成する。たとえば、動き補償モジュール82は、受信されたシンタックス要素のいくつかを使用して、ビデオスライスのビデオブロックをコード化するために使用される予測モード(たとえば、複数のインター予測モードの1つ)と、インター予測スライスタイプ(たとえば、Bスライス、またはPスライス)と、スライス用の参照ピクチャリストのうちの1つまたは複数用の構成情報と、スライスの各インター符号化ビデオブロック用の動きベクトルと、スライスの各インターコード化ビデオブロック用のインター予測ステータスと、現在ビデオスライス内のビデオブロックを復号するための他の情報とを決定する。

0111

[0123]動き補償モジュール82はまた、補間フィルタに基づいて補間を実行することができる。動き補償モジュール82は、ビデオブロックの符号化中にビデオエンコーダ20によって使用された補間フィルタを使用して、参照ブロックサブ整数ピクセル用の補間値を計算することができる。この場合、動き補償モジュール82は、受信されたシンタックス要素からビデオエンコーダ20によって使用された補間フィルタを判断し、その補間フィルタを使用して予測ブロックを生成することができる。

0112

[0124]逆量子化モジュール86は、ビットストリーム内で供給され、エントロピー復号モジュール80によって復号された量子化変換係数を逆量子化、すなわち反量子化する。逆量子化プロセスは、量子化の程度と、同様に、適用されるべき逆量子化の程度とを判断するために、ビデオスライス内のビデオブロックごとにビデオエンコーダ20によって計算される量子化パラメータの使用を含む場合がある。

0113

[0125]逆変換モジュール88は、変換係数を受信し、ピクセル領域内の残差ブロックを生成するために逆変換、たとえば逆DCT、逆整数変換、または概念的に同様の逆変換プロセスを変換係数に適用する。いくつかの例では、逆変換モジュール88は、変換ユニット区分化技法に基づいてビデオエンコーダによって生成された変換係数を受信することができる。

0114

[0126]動き補償モジュール82またはイントラ予測モジュール84が、動きベクトルと他のシンタックス要素とに基づいて現在ビデオブロック用の予測ブロックを生成した後、ビデオデコーダ30は、逆変換モジュール88からの残差ブロックを動き補償モジュール82によって生成された対応する予測ブロックと加算することによって、復号されたビデオブロックを形成する。加算器90は、この加算演算を実行する1つまたは複数の構成要素を表す。

0115

[0127] 必要な場合、ブロッキネスアーティファクトを除去するために、デブロッキングフィルタも、復号ブロックをフィルタ処理するように適用することができる。ピクセル遷移平滑化するか、または場合によってはビデオ品質を改善するために、(コーディングループ内またはコーディングループ後のいずれかの)他のループフィルタも使用することができる。次いで、所与のフレームまたはピクチャ内の復号されたビデオブロックは、後続の動き補償に使用される参照ピクチャを記憶する参照ピクチャメモリ92に記憶される。参照ピクチャメモリ92はまた、図1のディスプレイデバイス32などのディスプレイデバイスに後で表示するための、復号されたビデオを記憶する。

0116

[0128] 上記で説明されたように、ビデオデコーダ30は、変換係数の長方形クロマブロックの、1個の正方形サブブロックに対する第1のCBFと第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFとを含む、2個のCBFを復号し得る。したがって、ビデオデコーダ30は、サブブロックが存在する長方形ブロックに対するCBFフラグを受信することなく直接、正方形サブブロックに対するCBFを受信し得る。たとえば、ビデオエンコーダ30内のエントロピー復号モジュール80は、2個のCBF、2個のブロックの各々に対する1個のCBF、を長方形ブロックに対するCBFフラグなしに直接、復号し得る。上記で説明されたように、いくつかの例では、予測モジュール41など、ビデオエンコーダ20内のモジュールは、長方形クロマブロックを、たとえば4分木リーフにおいて、第1および第2の正方形サブブロックに分割し得る。したがって、ビデオデコーダ30は、CBFと、2個の正方形サブブロックに対応する係数とを受信し得る。エントロピー復号モジュール80は、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対するCBFを復号し得る。エントロピー復号モジュール80はまた、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第2の正方形サブブロックに対するCBFを復号し得る。長方形ブロックに対するCBFはこの例では受信されないので、エントロピー復号モジュール80は、一般に、長方形クロマブロック、すなわち第1および第2の正方形サブブロックの組合せに対するCBFを復号しない。

0117

[0129] 特定の一例では、各クロマ成分に対して、クロマCUサイズが8×16であり、そのサイズが4個の4×8変換ユニットに再分割される場合、エントロピー復号モジュール80は、一般に、CBFを復号せず、CBFは、一般に、4×8長方形ブロックレベルにおいて通知されないことになる。4×8ブロックは、2個の4×4正方形サブブロックにさらに再分割され得る。エントロピー復号モジュール80は、4×4ブロックの各々に対するCBFを復号し得る。一例では、クロマ成分は、第1および第2のクロマ成分を含む。第1および第2のサブブロックを復号することは、第1の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックを復号することと、第2の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックを復号することとを含む。一般的に、CBFは、非ゼロ係数の存在または不在を通知するために使用される。本開示のいくつかの例では、ビデオエンコーダ20は、クロマサブブロックに対する2個のCBF、変換係数の長方形ブロックの2個の正方形クロマサブブロックの各々に対する1個のCBF、を長方形ブロックに対するCBFフラグを送信することなく直接、通知する。次に、ビデオデコーダ30は、2個のCBF、2個の正方形クロマサブブロックの各々に対する1個のCBF、を受信し得る。CBFは、長方形ブロックに対して(この例では)ビデオエンコーダ20によって、符号化されたビットストリーム内に通知されず、それゆえ、長方形クロマブロックに対するCBFは、ビデオデコーダ30によって符号化ビットストリーム内で受信されないことになる。サブブロックが非ゼロ変換係数を含むことをCBFが示す場合、ビデオデコーダ30は、非ゼロ変換係数を処理するためにサブブロックを解析する。そうではなく、サブブロックが非ゼロ変換係数を含むことをCBFが示さない場合、ビデオデコーダ30は、変換係数の処理のためにサブブロックを解析することをスキップし得る。

0118

[0130] しかしながら、別の例では、エントロピー復号モジュール80は、CBFを階層的に復号し得る。CBFの階層的復号のそのような一例では、宛先デバイス14のビデオデコーダ30は、全長方形ブロックに対して1個のCBFを受信し得、たとえば、エントロピー復号モジュール80は、全長方形ブロックに対して1個のCBFを復号し得る。そのような長方形ブロックは、たとえばビデオエンコーダ20において2個の正方形ブロックに分割されていることがあり、ソースデバイス12のビデオエンコーダ20は、長方形ブロックCBFが非ゼロであるときに正方形ブロックの各々に対して追加のCBFフラグを送信していることがあり、たとえば、エントロピー復号モジュール80は、長方形ブロックCBFが非ゼロであるときに正方形ブロックの各々に対して追加のCBFフラグを復号し得る。この場合、長方形ブロックに対するCBFは、サブブロックのいずれかが非ゼロ係数を含むかどうかを示す。含む場合、ビデオデコーダ30は、それぞれのサブブロックが非ゼロ係数を含むかどうかを示す、個別のサブブロックのCBFを受信する。

0119

[0131]ビデオデコーダ30は、たとえば、ビデオエンコーダ20において第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割されている長方形クロマブロックを受信し、処理するように構成されたデコーダの一例を表す。上記で説明されたように、イントラ予測されたクロマデータの第1の正方形サブブロックは、イントラ予測されたクロマデータの第1のブロックと第1の正方形サブブロックから取得された第1の残差データとを使用して復元され得る。第2のサブブロックに対するイントラ予測されたクロマデータの第2のブロックは、イントラ予測されたクロマデータの第1のブロックから生成され得る。クロマデータの第2のサブブロックは、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第2の正方形サブブロックからの第2の残差データとを使用して復元され得る。

0120

[0132] 上記で説明されたように、いくつかの例では、ビデオデコーダ30は、たとえば4分木リーフにおいて、第1および第2の正方形サブブロックになる長方形クロマブロックを取得するように構成されたデコーダの一例を表す。ビデオデコーダ30、たとえばエントロピー復号モジュール80は、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対する第1のCBFを復号し得る。ビデオデコーダ30内のエントロピー復号モジュール80はまた、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを復号し得る。本明細書で説明されるように、いくつかの例では、ビデオデコーダ30は、一般に、長方形クロマブロックに対するCBFを復号しない。

0121

[0133] いくつかの例では、クロマ成分は、第1および第2のクロマ成分を含み得る。ビデオエンコーダ30内の第1および第2の正方形サブブロックを復号することは、第1の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックを復号することと、第2の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックを復号することとを含み得る。いくつかの例では、図8Aに示されるように、第1のサブブロックは上部正方形サブブロックであり得、第2のサブブロックは長方形クロマブロックの下部正方形サブブロックであり得る。いくつかの例では、長方形クロマブロックは、図4Bおよび図5に示されるように、4:2:2サンプリングフォーマットを有する。

0122

[0134] いくつかの例では、ビデオデコーダ30の一部、たとえばエントロピー復号モジュール80は、ビデオデータをエントロピー復号し得る。たとえば、エントロピー復号モジュール80は長方形クロマブロックを受信し得、ここにおいて、長方形クロマブロックは、第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割される。予測モジュール81は、イントラ予測されたクロマデータの第1のブロックと第1の正方形サブブロックから取得された第1の残差データとを使用してクロマデータの第1の正方形サブブロックを復元し得る。予測モジュール81は、復元された第1の正方形サブブロック内の参照サンプルに基づいて第2の正方形サブブロックに対するイントラ予測されたクロマデータの第2のブロックを生成し得、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第2の正方形サブブロックからの第2の残差データとを使用してイントラ予測されたクロマデータの第2の正方形サブブロックを復元し得る。他の例では、ビデオデコーダ30の他の部分が、これらの機能の一部または全部を実行し得る。したがって、上部正方形サブブロックからのイントラ予測参照サンプルは、長方形クロマブロックの下部正方形サブブロックに対するイントラ予測されたブロックを生成するために使用され得る。

0123

[0135] 一例では、ビデオデコーダ30、たとえば逆量子化モジュール86および/または逆変換モジュール88は、第1の正方形サブブロックの変換係数を逆量子化し、第1の残差データを生成するために逆量子化された変換係数を逆変換する。加算器90は、クロマデータの第1の正方形サブブロックを復元するために、第1の残差データをイントラ予測されたクロマデータの第1のブロックに加算し得る。

0124

[0136] いくつかの例では、ビデオデコーダ30は、追加の空間的に隣接するブロックからのイントラ予測参照サンプルを、単独でまたは第1の正方形サブブロック、たとえば上部正方形サブブロックからのイントラ予測参照サンプルとの組合せのいずれかで使用して、クロマデータのイントラ予測されたブロックを生成することによってクロマデータの第2のサブブロックを復元し得る。いくつかの例では、追加の隣接ブロックは、左の隣接ブロックであってよい。他の例では、他の隣接ブロックが使用され得る。

0125

[0137]図4A図4Cは、コーディングユニットのルーマ成分およびクロマ成分用の様々なサンプルフォーマットを示す概念図である。図4Aは、4:2:0サンプルフォーマットを示す概念図である。図4Aに示されたように、4:2:0サンプルフォーマットの場合、クロマ成分はルーマ成分の4分の1のサイズである。したがって、4:2:0サンプルフォーマットに従ってフォーマットされたCUの場合、クロマ成分のサンプルごとに4個のルーマサンプルが存在する。図4Bは、4:2:2サンプルフォーマットを示す概念図である。図4Bに示されたように、4:2:2サンプルフォーマットの場合、クロマ成分はルーマ成分の2分の1のサイズである。したがって、4:2:2サンプルフォーマットに従ってフォーマットされたCUの場合、クロマ成分のサンプルごとに2個のルーマサンプルが存在する。図4Cは、4:4:4サンプルフォーマットを示す概念図である。図4Cに示されたように、4:4:4サンプルフォーマットの場合、クロマ成分はルーマ成分と同じサイズである。したがって、4:4:4サンプルフォーマットに従ってフォーマットされたCUの場合、クロマ成分のサンプルごとに1個のルーマサンプルが存在する。

0126

[0138]図5は、4:2:2サンプルフォーマットに従ってフォーマットされた16x16コーディングユニットの一例を示す概念図である。上述されたように、CUは、通常、水平方向および垂直方向のルーマサンプルの数によって定義される。したがって、図5に示されたように、4:2:2サンプルフォーマットに従ってフォーマットされた16x16CUは、ルーマ成分の16x16サンプルと、クロマ成分ごとの8x16サンプルとを含む。さらに、上述されたように、CUはより小さいCUに区分化することができる。たとえば、図5に示されたCUは、4個の8x8CUに区分化され得、各CUは、ルーマ成分用の8x8サンプルと、クロマ成分ごとの4x8サンプルとを含む。

0127

[0139] さらに、いくつかのビデオコーディング規格では、コーディングユニットは、予測または変換の目的でより小さいユニットに区分化することができる。HEVCによれば、CUは、1つまたは複数の予測ユニット(PU)および/または1つまたは複数の変換ユニット(TU)を含むことができる。本開示はまた、「ブロック(block)」、「区分(partition)」または「部分(portion)」という用語を使用して、CU、PU、またはTUのいずれかを指す。一般に、「部分」は、ビデオフレームの任意のサブセットを指すことができる。さらに、本開示は、通常、「ビデオブロック(video block)」という用語を使用して、CUのコーディングノードを指す。いくつかの特定の場合では、本開示はまた、「ビデオブロック」という用語を使用して、コーディングノードならびにPUおよびTUを含むツリーブロック、すなわち、LCUまたはCUを指す場合がある。したがって、ビデオブロックはCU内部のコーディングノードに対応する場合があり、ビデオブロックは固定または可変のサイズを有する場合があり、指定されたコーディング規格に応じてサイズが異なる場合がある。

0128

[0140] PUは、対応するCUの全部または一部を表す場合があり、PU用の参照サンプルを取り出すためのデータを含む場合がある。PUは正方形または長方形の形状を有する場合がある。たとえば、図5のCUがインター予測を使用してコード化された場合、それは4個の長方形PUに分割でき、各PUは、時間的に隣接するフレーム内のセット参照サンプルを識別する情報を含む。参照サンプルのセットは、結合されて予測ビデオブロックを形成することができる。上述されたように、予測ビデオブロックは、CUから減算されて残差データを形成することができる。

0129

[0141] 上述されたように、変換は残差データに適用されて、残差データをピクセル領域から変換領域に変換することができる。変換ブロックすなわちTUは、変換が適用される残差データのセットに対応する場合がある。TUは、変換を実行し、変換係数の対応するセットを生成する目的のためのピクセル差分値のサイズを表す。TUのサイズはCUのサイズと同じ場合があるか、またはCUは複数のTUに区分化される場合がある。たとえば、図5に示されたCUに関しては、ある変換はルーマサンプルの16x16アレイに関連付けられた残差データに実行することができ、ある変換は、ルーマサンプルの4個の8x8アレイの各々に実行することができる。より大きいTUは、一般に、復元された画像内のより知覚可能な「ブロッキネス(blockiness)」を有するより大きい圧縮を提供し、より小さいTUは、一般に、より知覚可能でない「ブロッキネス」を有するより小さい圧縮しか提供しない。TUサイズの選択は、レートひずみ最適化分析(rate-distortion optimization analysis)に基づく場合がある。

0130

[0142] LCUと同様に、TUはより小さいTUに再帰的に区分化することができる。TUをより小さいTUに区分化することから得られるTUは、変換ブロック構造と呼ばれる場合がある。変換ブロック構造の一例は、いわゆるツリー構造である。ツリー構造は、TU全体として、またはいくつかのより小さいTUに分割されるものとしてのいずれかで、変換ブロックをコード化することができる。このプロセスは、あらゆる異なる分解レベルでブロックごとに再帰的に行うことができる。

0131

[0143]図6は4分木分解構造(quad-tree decomposition structure)を示す概念図であり、そこでは、CUは連続するレベルで4個の4分の1サイズのブロックに分割されるか、または分割されないかのいずれかである。図6では、全ブロックが元のCUに対応し得る。破線は、4分木構造に従った変換ブロックの分解の一結果を示す。図6に示された分解は、いくつかの可能な分解結果のうちの1つであることに留意されたい。図6に示されたように、3レベルの変換分解が存在する。第1のレベル(すなわち、レベル1の分解)で、変換ブロック全体が4個の4分の1サイズのブロックに分割される。次いで、第2のレベル(すなわち、レベル2)で、第2の4分の1サイズのブロックが、4個の16分の1サイズのブロックにさらに分割される。次いで、第3のレベル(すなわち、レベル3)で、第4の16分の1サイズのブロックが、4個のさらに小さい変換ブロックにさらに分割される。符号化プロセスの間、ビデオエンコーダは、レートひずみ最適化分析に基づいて、変換ブロックがさらに分割されるべきかどうかを判定することができる。

0132

[0144]図6に示された分解技法は4分木分解構造と呼ばれ、その場合、ブロックは、4個の4分の1サイズのブロックに分割されるか、または分割されないかのいずれかである。図6では、ブロックは正方形のサブブロックだけに分割される。しかしながら、HEVC WD10に記述された分解技法などの他の分解技法では、ブロックは、変換目的で長方形のサブブロックにも分割され得る。

0133

[0145]図7は、4分木分解を示すレベル図である。図7は、図6に示された4分木分解を通知するために使用され得るレベル図の一例を示す。このように、図7は、分解構造を表現する代替方法を提供する。図7に示されたように、様々な分解レベルで、変換分割フラグは以下のように通知することができる。

0134

[0146]コーディングユニットレベルであるレベル0で、変換がさらに分割されるので、1のフラグが通知される。レベル1で、第2の4分の1サイズのブロックだけがさらに分割されるので、0、1、0、0のフラグが符号化されたビットストリーム内でビデオエンコーダによって送られる。レベル2で、他のブロックはこれ以上分割されないので、第2の4分の1サイズのブロックだけがビデオエンコーダによってさらに通知される必要がある。第2の4分の1サイズのブロックでは、第4のブロックだけがさらに分割されるので、0、0、0、1のフラグがレベル2でビデオエンコーダによって送られる。レベル3で、ブロックはこれ以上分割されないので、0、0、0、0のフラグが送られる。明確にするために、本開示では、より小さいレベル値は分解構造内のより高いレベル(すなわち、ルートレベルにより近いレベル)を意味することに言及されるべきである。図6および図7に示されたように、レベル0はルートレベルまたはトップレベルである。

0135

[0147]図8A図8Bは、4:2:2サンプルフォーマットに従ってフォーマットされたビデオブロック用の変換ユニット区分化の様々なケースを示す。図8A図8Bの各々において、クロマ成分は、上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化され得る。一例では、第1のルーマ4分木は、クロマ成分を(たとえば、4:2:2に対する)長方形ブロックに分割するように追従され得る。次に、リーフクロマブロックが、上部正方形サブブロックと下部正方形サブブロックとに分割され得る。クロマ成分に対する長方形ブロックを上部正方形サブブロックと下部正方形サブブロックとに区分化することにより、クロマ成分が最初に上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化されない場合と比較すると、代替的なTUの形状およびサイズは、クロマ成分用に生成され得る。たとえば、正方形TUの形状は、正方形変換が使用され得るように生成され得る。

0136

[0148]図8A図8Bのビデオブロックは、以下のサイズ4x4、8x8、16x16、32x32、および64x64のいずれかのビデオブロックまたはCUに対応する場合がある。一般に、クロマ成分を上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化することにより、クロマ成分が上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化されない場合と比較して、2倍多いTUをクロマ成分用に生成することができる。さらに、クロマ成分を上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化することにより、クロマ成分が上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化されない場合と比較して、TUは、TUの垂直寸法と水平寸法が2で割られる場合に生成することができる。クロマ成分が上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化されるときの、CUをTUに区分化するいくつかの特定のケースが、以下で詳細に記載される。しかしながら、簡略にするために、クロマ成分を上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化することから導出され得るすべてのTU区分の組合せが詳細に記載されていないが、図8A図8Bに関して記載された区分化技法は、様々なレベルの分解で適用され得ることに留意されたい。

0137

[0149]図8Aは、クロマ成分が上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化され、ルーマ成分に基づくさらなる区分が適用されない場合の区分構造に基づく、例示的な変換ユニットを示す。図8Aに示されたように、ルーマブロックはこれ以上分割されず、対応するクロマブロックの各々は、長方形クロマブロックの上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化される。図8Aに示された例では、クロマブロックが、長方形クロマブロックの上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化された後にクロマ成分をさらに区分化する判定は、ルーマ成分の区分化に基づく場合がある。したがって、図8Aに示された例では、ルーマブロックがこれ以上分割されないので、クロマ成分の各々はこれ以上分割することができない。

0138

[0150] 一例では、図8Aに示されたTU区分化に関連するCUは、8x8CUであり得る。この場合、クロマ成分を上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化すると、ルーマ成分用の8x8TUおよびクロマ成分用の2つの4x4TUがもたらされる。このケースは、ルーマ成分用の8x8TUとクロマ成分用の4x8TUとをもたらす、クロマ成分が上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化されないケースと対比することができる。上述されたように、4x4TUはHEVC用に定義でき、4x8TUは定義または利用することができない。したがって、クロマ成分を上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化すると、有用なTUの形状とサイズとをもたらすことができる。

0139

[0151] やはり、HEVC変換係数コーディングは、すべての係数がゼロの場合をサポートしないので、一般的に、CBFは、非ゼロ係数の存在または不在を通知するために使用される。HEVCにおいて、クロマCBFは階層的にコード化され得る。CBFの階層的コーディングのそのような一例では、1個のCBFフラグが、全長方形ブロックに対して送信され得る。そのようなブロックは、2個の正方形ブロックに分割され得、追加のCBFフラグは、たとえば長方形ブロックCBFが非ゼロであるときだけ、正方形ブロックの各々に対して送信され得る。

0140

[0152] 特定の一例では、各クロマ成分に対して、クロマCUサイズが8×16であり、そのサイズが4個の4×8変換ユニットに再分割される場合、1個のCBFが、4×8ブロックレベルにおいて通知される。4×8ブロックは、2個の4×4ブロックにさらに再分割され得る。4×8ブロックレベルにおいて通知されるCBFは、4×4変換ブロックのいずれかが非ゼロ係数を有するかどうかを示す。4×4変換ブロックのいずれかが非ゼロ係数を有する場合、4×4ブロックの各々に対して、別のCBFフラグが送信される。

0141

[0153] 概して、図8Aに示されたTU区分化に関連するCUは、NxNのCUとして記載され得る。クロマ成分を上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化すると、クロマ成分が上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化されない場合の1個のN/2xNのTUとは対照的に、2個のN/2xN/2のTUがもたらされ、それは、ブロックを処理するための正方形変換の使用を可能にし得る。したがって、クロマ成分を上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化すると、クロマ成分が上部サブブロックと下部サブブロックとに分割されない場合の、1対2のアスペクト比を有する1つの長方形TUと比較して、2つの正方形TUがもたらされる。上記で指摘されたように、この例では、クロマサブブロックの各々は、ルーマブロックと同じアスペクト比を有する。他の例では、図8Aに関して記載された技法は、4x4、16x16、32x32、または64x64のCUに適用できることに留意されたい。簡略にするために、可能なCUサイズ用の対応するルーマおよびクロマのTUサイズは、詳細に記載されない。本明細書で説明されるように、コーダは、上部サブブロックと下部サブブロックとのためのCBFをコード化し得る。加えて、本明細書で説明されるように、別の例では、コーダは、長方形クロマブロックの下部サブブロックに対してイントラ予測サンプルを生成するために復元された上部サブブロックを使用し得る。

0142

[0154]図8Bは、4分木区分化が適用され、クロマ成分が上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化される、区分化構造に基づく例示的な変換ユニットを示す。図8Bに示されたように、ルーマブロックは、変換目的で4個の正方形サブブロックに分割される。対応するクロマブロックは、各々、両方とも正方形である上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化され、次いで、上部サブブロックと下部サブブロックの各々は、さらに小さいサイズを有する4個の正方形ブロックにさらに区分化される。一般に、図8BのCUは、NxNのCUとして記述することができる。ルーマ成分を区分化すると、4個のN/2xN/2のTUがもたらされる。クロマ成分を上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化すると、クロマ成分が上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化されない場合の4個のN/4xN/2のTUとは対照的に、8個のN/4xN/4のTUがもたらされる。したがって、クロマ成分を上部サブブロックと下部サブブロックとに区分化すると、クロマ成分が上部サブブロックと下部サブブロックとに分割されない場合の、1対2のアスペクト比を有する4個の長方形TUと比較して、8個の正方形TUがもたらされる。図8BのCUは、4x4、8x8、16x16、32x32、または64x64のCUであり得ることに留意されたい。一例では、クロマ成分は、第1および第2のクロマ成分、たとえば上部および下部、を含む。第1および第2のサブブロックをコード化することは、第1の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックをコード化することと、第2の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックをコード化することとを含む。

0143

[0155]ビデオデータをコード化する1つの例示的な方法では、図8Bに示されるように、ビデオエンコーダ20またはビデオデコーダ30は、長方形クロマブロックを、たとえば4分木リーフにおいて、第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割し得る。ビデオエンコーダ20またはビデオデコーダ30は、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対する第1のCBFを復号し得る。ビデオエンコーダ20またはビデオデコーダ30はまた、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを復号し得る。ビデオエンコーダ20またはビデオデコーダ30は、一般に、長方形クロマブロックに対するCBFを復号しない。いくつかの例では、第1のサブブロックは上部サブブロックであり得、第2のサブブロックは長方形クロマブロックの下部サブブロックであり得る。長方形クロマブロックは、4:2:2サンプリングフォーマットを有する。

0144

[0156]図9は、システムに従ってビデオデータを復号するための例示的な方法と本明細書で説明される方法とを示すフローチャートである。図9に示されるビデオデータを復号する例示的な方法では、ビデオデコーダ30などのデコーダビデオデータ、そこにおいて、クロマデータは、第1および第2の正方形サブブロックがともに長方形クロマブロックを構成するように、長方形クロマブロック内で配列される(902)。たとえば、ビデオデコーダ30の予測モジュール81は、第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割される長方形クロマブロックを、たとえば4分木リーフにおいて取得する。

0145

[0157] いくつかの例では、第1のサブブロックが上部サブブロックを備え、第2のサブブロックが長方形クロマブロックの下部サブブロックを備える。加えて、いくつかの例では、長方形クロマブロックは、4:2:2サンプリングフォーマットを有する。

0146

[0158]ビデオデコーダ30は、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF:coded block flag)をコード化する(904)。たとえば、ビデオデコーダ30のエントロピー復号モジュール80は、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対する第1のCBFを復号し得る。

0147

[0159]ビデオデコーダ30はまた、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFをコード化し(906)、その一方で、長方形クロマブロックに対して、すなわち全長方形クロマブロックに対してCBFをコード化しない。たとえば、ビデオデコーダ30のエントロピー復号モジュール80は、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第1の正方形サブブロックに対する第1のCBFを復号し得、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを復号し得る。

0148

[0160] いくつかの例では、クロマ成分は、第1および第2のクロマ成分を含み、そこにおいて、第1および第2のサブブロックを復号することは、第1の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックを復号することと、第2の長方形クロマブロックの第1および第2の正方形サブブロックを復号することとを備える。ビデオデコーダ30、たとえばエントロピー復号モジュール80は、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対する第1のCBFを復号し得る。ビデオデコーダ30内のエントロピー復号モジュール80はまた、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを復号し得る。本明細書で説明されるように、いくつかの例では、ビデオデコーダ30は、一般に、長方形クロマブロックに対するCBFを復号しない。

0149

[0161]図10は、システムに従ってビデオデータを符号化するための例示的な方法と本明細書で説明される方法とを示すフローチャートである。図10に示されるビデオデータを符号化する例示的な方法では、ビデオエンコーダ20などのエンコーダは、長方形クロマブロックを、たとえば4分木リーフにおいて、第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割する(1002)。たとえば、ビデオエンデコーダ20の予測モジュール41は、長方形クロマブロックを、たとえば4分木リーフにおいて、第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割する。

0150

[0162] いくつかの例では、第1のサブブロックが上部サブブロックを備え、第2のサブブロックが長方形クロマブロックの下部サブブロックを備える。加えて、いくつかの例では、第1のサブブロックおよび第2のサブブロックは、4:2:2サンプリングフォーマットを有するクロマブロックを備える。

0151

[0163]ビデオエンコーダ20は、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対する第1のコード化ブロックフラグ(CBF)をコード化する(1004)。たとえば、ビデオエンコーダ20のエントロピー符号化モジュール56は、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第1の正方形サブブロックに対する第1のCBFを符号化し得る。

0152

[0164]ビデオエンコーダ20はまた、第2の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを符号化し(1006)、その一方で、長方形クロマブロックに対するCBFを符号化しない。たとえば、ビデオエンコーダ20のエントロピー符号化モジュール56は、第1の正方形サブブロックが少なくとも1つの非ゼロ変換係数を含むかどうかを示すために、第2の正方形サブブロックに対する第2のCBFを符号化し得る。

0153

[0165]図11は、システムに従ってビデオデータを復号するための例示的な方法と本明細書で説明される方法とを示すフローチャートである。図11の例示的な方法では、ビデオデコーダ30は、長方形クロマブロックを受信する。長方形クロマブロックは、ビデオデコーダ30によって第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割され得る(1102)。一例では、ビデオデコーダ30は、長方形クロマブロックを受信し、長方形クロマブロックは、第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割される。第1の正方形サブブロックは上部正方形サブブロックであり得、第2の正方形変換ブロックは長方形クロマブロックの下部正方形サブブロックであり得る。

0154

[0166]ビデオデコーダ30は、第1の正方形変換ブロックを復元する(1104)。いくつかの例では、第1の正方形変換ブロックを復元することは、イントラ予測されたクロマデータの第1のブロックと第1の正方形サブブロックから取得された第1の残差データとを使用することを含み得る。一例では、ビデオデコーダ30は、イントラ予測されたビデオデータの第1のブロックと第1の正方形サブブロックから取得された第1の残差データとを使用して、イントラ予測されたクロマデータの第1のブロック、たとえば上部正方形サブブロックをイントラ復号する。

0155

[0167]ビデオデコーダ30は、復元された第1の正方形サブブロックからの参照サンプルを使用して第2の正方形サブブロックをイントラ予測する(1106)。第2の正方形サブブロックをイントラ予測することは、復元された第1の正方形サブブロックからの参照サンプルを使用してイントラ予測されたクロマデータの第2のブロックを生成することと、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第2の正方形サブブロックに対する第2の残差データとを使用して第2の正方形変換サブブロック(second square transfrom sub-block)を復元することとを含み得る(1108)。

0156

[0168]ビデオデコーダ30は、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第2の正方形サブブロックからの第2の残差データとを使用して、第2の正方形サブブロックを復元し得る。たとえば、ビデオデコーダ30は、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第2の正方形サブブロックからの第2の残差データとを使用して、クロマデータの第2のブロック、たとえば下部正方形サブブロックを復元し得る。

0157

[0169] いくつかの例では、ビデオデコーダは、第1の正方形サブブロックの変換係数を逆量子化し、第1の残差データを生成するために逆量子化された変換係数を逆変換し、クロマデータの第1のブロックを生成するために第1の残差データをイントラ予測されたクロマデータの第1のブロックに加算する。第1の正方形サブブロックに対するイントラ予測されたクロマデータの第1のブロックは、1つまたは複数の空間的に隣接するブロックからのイントラ予測予測サンプルを使用して生成され得る。次に、第1のサブブロックからのイントラ予測参照サンプルは、第2の正方形サブブロックに対するクロマデータのブロックをイントラ予測するために使用され得る。

0158

[0170] いくつかの例では、ビデオデコーダ30は、追加または代替として、クロマデータの第1のブロック、たとえば上部正方形サブブロックによって与えられるイントラ予測サンプルのブロックに加えられるものである、追加の隣接ブロックからのイントラ予測サンプルを使用して、クロマデータの第2のブロック、たとえば下部正方形サブブロックを復元し得る。いくつかのイントラ予測モードは、イントラコード化されるブロック(この例では下部正方形サブブロックなど、の上の空間的に隣接する上部ブロック(この例では上部正方形サブブロックなど)からのピクセルサンプルを、単独でまたは、たとえば様々な方向性イントラモードsにおいて別の空間的に隣接するブロックからのピクセルサンプルとの組合せのいずれかで、使用し得る。いくつかの例では、追加の隣接ブロックは、たとえばクロマ成分の下部正方形サブブロックに隣接する、コード化されるブロックに対して左の隣接ブロックを備える。

0159

[0171]図12は、システムに従ってビデオデータを符号化するための例示的な方法と本明細書で説明される方法とを示すフローチャートである。図12の例示的な方法では、ビデオエンコーダ20は、長方形クロマブロックを受信する。長方形クロマブロックは、ビデオエンコーダ20によって第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割され得る(1202)。たとえば、ビデオエンコーダ20の予測モジュール41は、長方形クロマブロックを受信し得、長方形クロマブロックを第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとに分割し得る。第1の正方形サブブロックは上部正方形サブブロックであり得、第2の正方形サブブロックは長方形クロマブロックの下部正方形サブブロックであり得る。

0160

[0172]ビデオエンコーダ20は、第1の正方形変換ブロックを復元する(1204)。いくつかの例では、第1の正方形変換ブロックを復元することは、イントラ予測されたクロマデータの第1のブロックと第1の正方形サブブロックに対する第1の残差データとを使用することを含み得る。たとえば、ビデオエンコーダ20は、第1のブロック、たとえば上部正方形サブブロックをイントラコード化し、第1ブロックの復元時に、第2のブロック、たとえば下部正方形サブブロックをイントラ符号化するために復元されたデータを使用する。詳細には、ビデオエンコーダ20は、イントラ予測されたクロマデータのブロックと、イントラ予測されたクロマデータのピクセル値と第1のブロックのピクセル値との間の差分を表す残差データのブロックとを生成することによって、第1のブロックを符号化し得る。ビデオエンコーダ20は、残差データを変換係数のブロックに変換し、変換係数を量子化することができる。ビデオエンコーダ20は、係数を逆量子化し、逆変換して残差データを復元し得、次に、第1の正方形サブブロックに対するイントラ予測されたクロマデータの第1のブロックを生成することと、イントラ予測されたクロマデータを第1の正方形サブブロックから取得された第1の残差データに加算することとによってクロマデータの第1の正方形サブブロックを復元し得る。ビデオエンコーダ20はまた、コード化ビデオビットストリームでビデオデコーダ30に送信するために、残差データとイントラコーディングモード情報とをエントロピーコード化する。

0161

[0173] 第2の正方形サブブロック(たとえば、下部正方形サブブロック)をイントラ符号化するために、ビデオエンコーダ20は、イントラ予測されたクロマデータのブロックを生成するために第1の正方形サブブロックからのイントラ予測参照サンプルを使用し、次に、イントラ予測されたクロマデータと第2の正方形サブブロックのクロマデータとの間の差分を示す残差データを生成する。次に、ビデオエンコーダ20は、残差データとモード情報とをエントロピーコード化し、復号動作においてビデオデコーダ30によって使用するための符号化ビデオビットストリーム内にエントロピーコード化されたデータを含める。このようにして、復元された上部正方形サブブロックからのクロマデータは、クロマデータの下部正方形サブブロックをイントラコード化するために、イントラ予測参照サンプルとして使用され得る。

0162

[0174]ビデオエンコーダ20は、復元された第1の正方形サブブロックからの参照サンプルを使用して第2の正方形サブブロックをイントラ予測する(1206)。第2の正方形サブブロックをイントラ予測することは、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第1の正方形サブブロック内のイントラ予測サンプルに基づいて第2の正方形サブブロックに対する第2の残差データとを生成することと、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第2の残差データとを使用して第2の正方形変換サブブロックを符号化することとを含み得る(1208)。

0163

[0175]ビデオエンコーダ20は、イントラ予測されたクロマデータの第2のブロックと第2の正方形サブブロックからの第2の残差データとを使用して、クロマデータの第2のブロック、たとえば下部正方形サブブロックを復元し得る。いくつかの例では、ビデオコーダは、たとえばビデオエンコーダ20の復元ループ内で、第1の正方形サブブロックの変換係数を逆量子化し、第1の残差データを生成するために逆量子化された変換係数を逆変換し、クロマデータの第1のブロックを生成するために第1の残差データをイントラ予測されたクロマデータの第1のブロックに加算することができる。第1の正方形サブブロックに対するイントラ予測されたクロマデータの第1のブロックは、1つまたは複数の空間的に隣接するブロックからのイントラ予測予測サンプルを使用して生成され得る。次に、第1のサブブロックからのイントラ予測参照サンプルは、第2の正方形サブブロックに対するクロマデータのブロックをイントラ予測するために使用され得る。

0164

[0176] いくつかの例では、ビデオエンコーダ20は、追加または代替として、すなわちクロマデータの第1のブロック、上部正方形サブブロックによって与えられるイントラ予測サンプルのブロックに加えられるものである、追加の隣接ブロックからのイントラ予測サンプルを使用して、クロマデータの第2のブロック、たとえば下部正方形サブブロックを復元し得る。いくつかのイントラ予測モードは、イントラコード化されるブロック(この例では下部正方形サブブロックなど)の上の空間的に隣接する上部ブロック(この例では上部正方形サブブロックなど)からのピクセルサンプルを、単独でまたは、たとえば様々な方向性イントラモードsにおいて別の空間的に隣接するブロックからのピクセルサンプルとの組合せのいずれかで、使用し得る。いくつかの例では、追加の隣接ブロックは、たとえばクロマ成分の下部正方形サブブロックに隣接する、コード化されるブロックに対して左の隣接ブロックを備える。

0165

[0177] いくつかの例は、4:2:2フォーマットビデオの場合でさえも正方形変換の使用を提供するコーディングシステムを含む。ベーシックHEVC4分木構造は、4:2:2クロマ成分の長方形ブロックの各々が4個の長方形ブロックにさらに分割され得るように保持され得る。たとえば、16×32クロマブロックは、4個の8×16ブロックに分割され得る。8×16の各々は、4個の4×8ブロックにさらに再分割され得る。4分木のリーフにおいて、すなわち、ブロックがそれ以上分割されないとき、4:2:2クロマ成分に対する長方形ブロックは、2個の正方形ブロックに分割され、正方形変換が適用される。たとえば、2個の8×8変換が8×16リーフブロックに対して使用される。QP選択プロセスは、HEVCメインプロファイルから不変であり得る。±3だけQPに対して調整することは実行されない。たとえば4:2:2クロマ成分の、分割された長方形ブロックが、たとえばビデオデコーダにおいて受信され得る。したがって、ビデオエンコーダとビデオデコーダの両方は、第1の正方形サブブロックと第2の正方形サブブロックとの上で動作し得る。ビデオエンコーダは、長方形クロマブロックを第1および第2の正方形サブブロックに分割し得る。ビデオデコーダは、これらの第1および第2の正方形サブブロックを受信し得る。

0166

[0178] 1つまたは複数の例では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装することができる。ソフトウェアに実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され、ハードウェアベース処理ユニットによって実行される場合がある。コンピュータ可読媒体は、たとえば、通信プロトコルに従って、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、データ記憶媒体または通信媒体などの有形媒体に対応するコンピュータ可読記憶媒体を含む場合がある。このようにして、コンピュータ可読媒体は、概して、(1)非一時的(non-transitory)である有形コンピュータ可読記憶媒体(tangible computer-readable storage media)、または(2)信号もしくは搬送波などの通信媒体に対応する場合がある。データ記憶媒体は、本開示に記載された技法を実装するための命令、コードおよび/またはデータ構造を取り出すために、1つもしくは複数のコンピュータまたは1つもしくは複数のプロセッサによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。コンピュータプログラム製品はコンピュータ可読媒体を含む場合がある。

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