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図面 (8)

課題

中央で固定(締結)するためのシステムを使用することなくかつテーブルの上段への適合性を向上させるようなドレープが必要とされている。

解決手段

本発明は、迅速かつタイミングよく滅菌野を形成するために用いることができる二段式医療器械バックテーブル(50)のためのドレーピングシステムを提供する。本システムは、材料(102)(望ましくはフィルムであって、透明であり得る)の単一片からなるドレープを有する。材料(102)の単一片は、ドレープをテーブル(50)に設置したときにテーブルの2つの上面(60)に略対応するべき材料(102)の上面(表面)の領域において、材料(102)の単一片より摩擦係数が高い別の材料(108、110)を有し得る。ドレープ(100)は、上段(54)または上段を支持する支柱(56)を取り囲む連続または不連続帯状体(64)により所定の位置に保持される。

概要

背景

病院手術室では、滅菌領域非滅菌領域とが慎重区分される。通常、器械類を保持するための面、例えば金属製テーブルなどは、滅菌済みドレープ掛け布)で覆われる。テーブル自体の表面は滅菌領域ではないと考えられており、ドレープを掛けることによって滅菌領域にする。ドレープで覆われた面より下の領域も滅菌領域ではないと考えられている。

病院の手術室では二段式テーブルがよく使われており、二段式テーブルは、標準的なテーブル高さに配置された1段目の作業面と、1段目よりも上方に配置された2段目の作業面とを有している。このような種類のテーブルは、手術用「器械バックテーブル(back instrument table)」またはより簡単に「バックテーブル」として知られている。一般的に上段下段よりも奥行きが狭いが、幅は両段とも概ね同じである。テーブル全体の滅菌化を図る代わりに、米国特許第6,019,102号明細書(特許文献1)に記載されているドレープが開発された。このドレープは、テーブル表面を覆っているが、下段面よりも上方に位置するドレープ布が、特にテーブルの両端部において、下段面に向かって垂れ下がってくるおそれがある。さらに、このドレープは、設置されているときにテーブルから床に滑り落ちる可能性がある。そうなった場合、そのドレープはもはや滅菌状態を維持していないので、新しいドレープを使用しなければならず、費用が余計に掛かる。

概要

中央で固定(締結)するためのシステムを使用することなくかつテーブルの上段への適合性を向上させるようなドレープが必要とされている。本発明は、迅速かつタイミングよく滅菌野を形成するために用いることができる二段式医療器械バックテーブル(50)のためのドレーピングシステムを提供する。本システムは、材料(102)(望ましくはフィルムであって、透明であり得る)の単一片からなるドレープを有する。材料(102)の単一片は、ドレープをテーブル(50)に設置したときにテーブルの2つの上面(60)に略対応するべき材料(102)の上面(表面)の領域において、材料(102)の単一片より摩擦係数が高い別の材料(108、110)を有し得る。ドレープ(100)は、上段(54)または上段を支持する支柱(56)を取り囲む連続または不連続帯状体(64)により所定の位置に保持される。

目的

この用途のための発泡体は、液体閉じ込めるためのより多くの空隙(open volume)を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

各々が上面、前方部分及び後方部分を有する上段及び下段並びに前記両段間に配置された前記上段を支持するための支柱を含む手術用テーブルのためのドレーピングシステムであって、上面及び下面を有する第1の材料の単一片から形成されており、かつ前記テーブルに設置したときに該テーブルの前記下段の前記上面に少なくとも略対応するべき前記第1の材料の前記上面の領域において前記第1の材料よりも摩擦係数が高い第2の材料を有するドレープと、前記支柱の上側部分または前記テーブルの前記上段の前記後方部分を少なくとも部分的に取り囲み、それにより前記ドレープを所定の位置に保持する帯状体とを含むことを特徴とするドレーピングシステム。

請求項2

前記ドレープが、前記テーブルに設置したときに該テーブルの前記上段の前記上面の部分に略対応するべき前記第1の材料の前記上面の領域において前記第1の材料よりも摩擦係数が高い第3の材料をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のドレーピングシステム。

請求項3

前記ドレープが、前記テーブルに設置したときに該テーブルの前記下段の前記上面の部分に略対応するべき前記第1の材料の前記下面の部分の領域において摩擦係数が高い第4の材料をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のドレーピングシステム。

請求項4

前記ドレープが、前記テーブルに設置したときに該テーブルの前記上段の前記上面の部分に略対応するべき前記第1の材料の前記下面の少なくとも一部分の領域において摩擦係数が高い第5の材料をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のドレーピングシステム。

請求項5

前記ドレープの前記下面の前記第4の材料が、ホットメルト接着剤であることを特徴とする請求項3に記載のドレーピングシステム。

請求項6

前記ドレープが、フィルムを含むことを特徴とする請求項1に記載のドレーピングシステム。

請求項7

前記フィルムが透明であることを特徴とする請求項6に記載のドレーピングシステム。

請求項8

前記ドレープが、その中央において、前記ドレープを前記テーブルに取り付けるためのファスナを含まないことを特徴とする請求項1に記載のドレーピングシステム。

請求項9

前記帯状体が、連続的な弾性帯状体であることを特徴とする請求項1に記載のドレーピングシステム。

請求項10

前記帯状体が、不連続帯状体であることを特徴とする請求項9に記載のドレーピングシステム。

請求項11

前記帯状体が、自身に結合するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のドレーピングシステム。

請求項12

前記帯状体が、前記第2の材料に結合するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のドレーピングシステム。

請求項13

前記帯状体が、前記テーブルのそれぞれの端部においてクランプにより所定の位置に保持されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のドレーピングシステム。

請求項14

前記ドレープが、前記テーブルに設置したときに該テーブルの前記上段と前記下段との間に位置するべき領域においてテーパ部分を有することを特徴とする請求項1に記載のドレーピングシステム。

請求項15

各々が上面、前方部分及び後方部分を有する上下2つの段を含みかつ前記上段が支柱によって支持されている手術用テーブルのためのドレーピングシステムであって、上面及び下面を有する不透過性フィルムの単一片から形成されており、かつ前記テーブルに設置したときに該テーブルの前記下段の前記上面に略対応するべき前記フィルムの前記上面の領域において前記フィルムよりも摩擦係数が高い湿潤性不織布を有するドレープと、前記ドレープを前記テーブルに設置したときに前記支柱の上側部分または前記テーブルの前記上段の前記後方部分を少なくとも部分的に取り囲み、それにより前記ドレープを所定の位置に保持する連続または不連続帯状体とを含むことを特徴とするドレーピングシステム。

請求項16

前記テーブルに設置したときに前記テーブルの前記下段の前記上面の部分に略対応するべき前記ドレープの前記下面の部分において摩擦係数が高い材料をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のドレーピングシステム。

技術分野

0001

本願は、2012年8月10日に出願された米国仮特許出願第61/681,846号及び2012年10月19日に出願された米国仮特許出願第61/715,974号にそれぞれ基づいて優先権を主張する。

0002

本発明は、滅菌済み表面カバーに関し、より詳細には、手術室内の器械テーブルに使われるドレープに関する。

背景技術

0003

病院の手術室では、滅菌領域非滅菌領域とが慎重区分される。通常、器械類を保持するための面、例えば金属製テーブルなどは、滅菌済みドレープ(掛け布)で覆われる。テーブル自体の表面は滅菌領域ではないと考えられており、ドレープを掛けることによって滅菌領域にする。ドレープで覆われた面より下の領域も滅菌領域ではないと考えられている。

0004

病院の手術室では二段式テーブルがよく使われており、二段式テーブルは、標準的なテーブル高さに配置された1段目の作業面と、1段目よりも上方に配置された2段目の作業面とを有している。このような種類のテーブルは、手術用「器械バックテーブル(back instrument table)」またはより簡単に「バックテーブル」として知られている。一般的に上段下段よりも奥行きが狭いが、幅は両段とも概ね同じである。テーブル全体の滅菌化を図る代わりに、米国特許第6,019,102号明細書(特許文献1)に記載されているドレープが開発された。このドレープは、テーブル表面を覆っているが、下段面よりも上方に位置するドレープ布が、特にテーブルの両端部において、下段面に向かって垂れ下がってくるおそれがある。さらに、このドレープは、設置されているときにテーブルから床に滑り落ちる可能性がある。そうなった場合、そのドレープはもはや滅菌状態を維持していないので、新しいドレープを使用しなければならず、費用が余計に掛かる。

先行技術

0005

米国特許第6,019,102号明細書
米国特許第4,041,203号明細書
米国特許第5,169,706号明細書
米国特許第5,145,727号明細書
米国特許第5,178,931号明細書
米国特許第5,188,885号明細書
米国特許第4,787,699号明細書

発明が解決しようとする課題

0006

中央で固定(締結)するためのシステムを使用することなくかつテーブルの上段への適合性を向上させるようなドレープが必要とされている。ドレープはまた、設置されている間に床に滑り落ちにくいものであることが望ましい。

課題を解決するための手段

0007

上記の問題に対処するドレーピングシステムが提供される。本発明のドレーピングシステムは、材料(望ましくはフィルムであって、透明であり得る)の単一片からなるドレープを有する。材料の単一片は、ドレープをテーブルに設置したときに少なくともテーブルの2つの上面に略対応するべき材料の単一片の上面(表面)の1つまたは2つの領域において材料の単一片よりも摩擦係数が高い別の材料を有し得る。

0008

ほとんどのフィルムは摩擦係数が比較的低いので、材料の単一片は、ドレープを設置したときに少なくともテーブルの下段の上面に対応する材料の単一片の下面(裏面)において摩擦係数が高い材料を有することも望ましい。さらに、テーブルに設置したときにテーブルの上段の上面に略対応するべき材料の単一片の下面において追加の高摩擦係数材料を設けることもできる。

0009

材料の単一片は、上段の直下にある面へのアクセス及び該面の可視性を妨げないことに役立つように適合されていることが望ましい。本発明のドレーピングシステムは、ドレープの中央をテーブルに固定するためのフックアンドループタイプファスナを使用しない(すなわち含まない)。本発明のドレーピングシステムは、上段または上段を支持する支柱の上側領域を少なくとも部分的に取り囲むための連続または不連続な帯状の材料を用いる。このようにして構成された二段式医療器械バックテーブルのためのドレーピングシステムを用いて、迅速かつタイミングよく滅菌野を形成することができる。

図面の簡単な説明

0010

手術用滅菌済みドレープで覆われた手術器械テーブルであって、弾性連続帯状体がテーブル上段を左右方向に端部から端部までぐるりと取り囲んでいることによりドレープが所定の位置に保持されているような、該テーブルの斜視図。
枚布を用いた手術用ドレープの実施形態の平面図。
一枚布を用いた手術用ドレープの実施形態の平面図。
一枚布を用いた手術用ドレープの実施形態の平面図。
手術用滅菌済みドレープで覆われた手術器械テーブルであって、不連続な帯状の材料がテーブル上段を左右方向に端部から端部まで取り囲みかつ結び合わされていることによりドレープが所定の位置に保持されているような、該テーブルの斜視図。
手術用滅菌済みドレープで覆われた手術器械テーブルであって、不連続な帯状の材料がテーブル上段の下側を横断して左右方向に端部から端部まで延在しかつ両端部でそれぞれ折り返されて上段の上面まで延びそこでフック・アンド・ループファスナ面ファスナ)によりドレープの上面に結合されていることによりドレープが所定の位置に保持されているような、該テーブルの斜視図。
手術用滅菌済みドレープで覆われた手術器械テーブルであって、不連続な帯状の材料がテーブル上段の下側を横断して左右方向に端部から端部まで延在しかつクランプで所定の位置に保持されていることによりドレープが所定の位置に保持されているような、該テーブルの斜視図。

実施例

0011

図1に示すように、バックテーブル50は、下段52及び上段54を有している。上段54は、その後方部分において左右両端部58の近傍にそれぞれ少なくとも1本ずつ設けられた垂直材または支柱56によって支持されている。各段は、上面60と、前方部分62、後方部分64と、2つの端部58とを有している。テーブルによっては段の高さ及び角度を調整可能なものもあるので、上段及び下段は必ずしも互いに同じ距離だけ離れているとは限らず、また互いに対して平行または水平であるとも限らない。

0012

本明細書において開示するドレーピングシステムは、全体として図2に示すように、上面(表面)104(図2A)及び下面(裏面)106(図2B)を有する第1の材料の単一片102から製造されたドレープ100を有している。ドレープ100をテーブル50に設置すると、ドレープ100の幅広部分が下段52の少なくとも一部分を覆い、ドレープ100の幅狭部分が上段54の少なくとも一部分を覆うことになる。各側辺に形成された広がりフレア)形状をなすフレア部分130、132が同じ側のもの同士でそれぞれ重なり合うように、ドレープ100を折り線134に沿って折り畳むことができる(図2C)。折り畳んだ後、フレア部分130、132を例えば接着剤によって互いに接合することができ、そうすることでポケット状または封筒状の部分が形成され得る。ドレープを被せるときに、ポケット状部分をテーブルの上段に沿わせて滑らせるように被せることができる。このようにフレア部分130、132を接合することにより、ドレープの幅狭部分を上段に設置した後に、ポケット状部分において、上段の後方に面している方が、ほんの少し容量が大きくなる。このフレア部分同士を接合して形成された部分は、ポケット状部分を上段に被せるときの抵抗を減らすことから、接合されたフレア部分が存在しない場合に比べて、ドレープ被覆手順を驚くほど容易にするということが分かった。フレア部分が側辺136からその垂直方向側方)に延出している距離はフレア部分の最幅広端138において最大であり、最大延出距離は1〜4インチ(2.5〜10cm)、より特定すると1.5〜3インチ(3.25〜7.5cm)、さらに特定すると約2インチ(5cm)であり得る。図2Cは、フレア部分130、132が、その最幅広端138から折り線134に近づくにつれて、ドレープの幅と同じになるまでテーパ状になっていることを示している。フレア部分を他の構成にすることも可能であり、例えば、最幅広端の両側でテーパ形をなす構成が考えられる。

0013

二段式テーブルは様々な幅(例えば4フィート、5フィート、6フィート(約1.2メートル、約1.5メートル、約1.8メートル))のものが現在入手可能であり、ドレープは、使用するテーブルの表面を、本明細書で述べかつ図に示している如く覆うのに適した大きさに形成される。図1図3図5においてドレープ100は不透明であるが、ドレープ100の材料102は透明及び/または半透明でもよいことに留意されたい。

0014

ドレープは、例えばテーブルの上段と下段の間において余分な布を排除するのに役立つように、必要に応じて、図2に示したテーパ部分118を有することができる。テーブルの端部において上段と下段の間に余分な布が存在すると、余分な布が揺れ動いて下段のドレープ被覆面に接触し、非滅菌面が生じるおそれがある。また、テーパ部分を有するドレープは、よりすっきりした外観を呈し、病院職員の妨げになることもなくなる。矩形であれ、テーパ状であれ、他の改変を加えた形状を有するものであれ、第1の材料が、少なくとも、テーブル上段の上面及び下面、上段の支柱の前側並びに下段の上面を覆うことが重要である。手術用具が置かれる上面に滅菌野を維持するために、第1の材料が不透過性であることも重要である。

0015

本明細書における説明において、摩擦係数(COF)は、互いに接触する2つの面の滑りに対する静抵抗を表す無次元数である。摩擦係数は、0ないし1の値をとることとなる。値が大きいほど、耐滑性が大きいことを意味する。通常は、ASTMD1894−11e1「プラスチックフィルム及びシート静摩擦動摩擦係数標準試験方法」に従って試験したときに、値が0.50を超えれば滑らない面と考えられ、値が0.20未満であれば滑りやすい面と考えられる。

0016

ドレープがテーブルに設置されたときにテーブルの下段の上面の少なくとも一部分に少なくとも略対応するべき第1の材料102の上面の領域において第1の材料よりも摩擦係数が高い第2の材料108を設けることができる。第2の材料は、必要に応じて、テーブルの下段の上面に相当する領域だけでなくそれよりも大きな領域を覆うようにしてもよい。例えば第2の材料は第1の材料全体を覆うように(例えば積層体として)構成することも可能であるが、それでは費用が嵩んでしまう。第2の材料が第1の材料よりも高い吸収度を有することも望ましい。そうすることによって、手術中に第2の材料の上に液体こぼれたとしても、そこから床に流れ落ち危険状態を引き起こすことがない。手術中に、使用した器械がテーブルの下段(及び上段)の上に落下したり放り投げられたりすることがあるので、第2(及び第3)の材料によって、落ちるなどした器械がテーブルの段に与える衝撃を和らげ、テーブルから器械が滑り落ちることを阻止し、かつ器械から滴り落ちるおそれのある液体を吸収させることは有用である。

0017

ドレープがテーブルに設置されたときに第2の材料108が下段52の上面にくるように第1の材料102に第2の材料108を配置することが望ましい。第2の材料108は、材料102の単一片の上面(表面)104に配置される。つまり、ドレープを設置したときに、第2の材料108は材料102の単一片においてテーブルに接触する側ではなく、テーブルとは反対の側に位置するという意味である。第2の材料108は、その上に置かれた手術用具等が滑りにくくなるように、第1の材料の単一片102よりも高い(望ましくは0.50よりも大きい)摩擦係数を有するものとする。

0018

ドレープ100は、ドレープ100をテーブルに設置したときにテーブルの上段54の上面の少なくとも一部分に略対応するべき第1の材料102の上面の領域において第1の材料102よりも摩擦係数が高い第3の材料110を有することができる。つまり、ドレープ100を設置したときに、第3の材料110は材料102の単一片においてテーブルに接触する側ではなく、テーブルとは反対の側に位置するという意味である。第3の材料110は、その上に置かれた手術用具等が滑りにくくなるように、第1の材料の単一片102よりも高い(望ましくは0.50よりも大きい)摩擦係数を有するものとする。第3の材料が第1の材料よりも高い吸収度を有することも望ましい。そうすることによって、手術中に第3の材料の上に液体がこぼれたとしても、そこから床に流れ落ちて危険状態を引き起こすことがない。

0019

ドレープ100は、ドレープ100を設置したときにテーブルの下段52の上面の少なくとも一部分に略対応するべきドレープ100の下面(裏面)において第1の材料の単一片102よりも摩擦係数が高い第4の材料112を有することができる。つまり、ドレープ100を設置したときに、第4の材料112はテーブルに接触しているという意味である。第2の材料と同様に、第4の材料は、必要に応じて、単にテーブルの下段の上面に相当する領域よりも広い領域を覆うことができる。例えば第4の材料は、第1の材料全体を覆うように(例えば積層体として)構成することも可能であるが、それでは費用が嵩んでしまう。第4の材料は、0.50よりも大きなCOFを有することが望ましい。

0020

あるいは、テーブルに設置されているときにドレープがつるつるに磨き上げられた金属製テーブル表面から滑り落ちないように、第1の材料は、十分に高い摩擦係数を有するフィルムから作られたものであってもよい。上面に不織布を配置し、下面に高摩擦係数である(すなわち望ましくはCOFが0.50よりも大きい)部分を設けた不透過性フィルムを有する1枚のドレープは、本発明の範囲に含まれることになる。

0021

ドレープ100は、ドレープ100を設置したときにテーブルの上段54の上面の少なくとも一部分に略対応するべきドレープ100の下面(裏面)において材料102の単一片よりも摩擦係数が高い第5の材料114を有することができる。つまり、ドレープ100を設置したときに、第5の材料114はテーブルに接触しているという意味である。第5の材料は、0.50よりも大きなCOFを有することが望ましい。

0022

第1の材料の単一片102は不透過性フィルムであることが望ましいが、フィルムを含む積層体やワックス塗工紙などの他の材料であってもよい。必須ではないが、第1の材料が透明であることも望ましい。第1の材料は、ドレープがテーブルに設置されたときにテーブルに接触する側の面において、通常0.50未満、より特定すると0.40未満、さらに特定すると0.30未満、より一層特定すると0.20未満のCOFを有する。第1の材料は、望ましくは約0.3〜4ミル(7.6〜127ミクロン)、より望ましくは1.5〜3ミル(38〜76ミクロン)の厚さを有する。第1の材料は、ポリエチレンポリプロピレンなどのポリオレフィンから製造されたフィルムであってもよいし、共押出しなどの既知の方法に従って製造された、互いに異なる組成及び特性を持つ複数の層を有する多層フィルムであってもよい。

0023

第2の材料108及び第3の材料110は、互いに同じ種類の材料であってもよいが、互いに異なっていてもよい。これらの材料は、器械盤台や個々の器械などの手術用具を載せ置くことができる面としての役割を果たすので、第1の材料102上に連続層として配置されることが望ましい。あるいは、第2の材料108及び第3の材料110を不連続パターンで配置してもよい。第2の材料108及び第3の材料110の形状を、例えばその上に載せ置かれる特定の物体の形状を示唆するようなものにし、それによって該物体が手術のために望ましい所定の位置に配置されるようにしてもよい。特定の手術用具のための望ましい所定の位置を示すのに、絵や言葉などの他の印を用いてもよい。

0024

テーブルに凹凸があったりテーブルの段が水平でなかったりする場合は、手術用具が滑りやすくなっていたり滑ったりすることがある。手術用具を安定した位置で動かないように維持するのに役立つように、第2の材料108及び第3の材料110は、第1の材料の単一片102よりも高い摩擦係数を有するものでなければならない。第2及び第3の材料のCOFは、通常0.50よりも大きく、より特定すると0.60よりも大きく、さらに特定すると0.70よりも大きいことが望ましい。上記したように、第2及び第3の材料がそれぞれ上段及び下段に与えられる衝撃を和らげ、かつ液体を吸収することも有用である。この目的を満たす例示的な材料には、不織布及び不織ウェブ発泡体及びそれらの多層積層体が含まれる。不織布及び発泡体は通常は湿潤性ではないポリマーから作られるが、添加剤の使用や形成後表面処理によって湿潤にすることで液体吸収度を上げることができる。この用途のための発泡体は、液体を閉じ込めるためのより多くの空隙(open volume)を提供するように、連続気泡オープンセル)発泡体であることが望ましい。

0025

本明細書において「不織布または不織ウェブ」なる語は、個々の繊維または糸を織ったり編んだりするのではない方法で相互に結合させた構造体を有するウェブを意味する。不織布または不織ウェブは、例えば、メルトブロー製法スパンボンド製法、ボンディングカーディング式ウェブ(bonded carded web)製法などの多くの製法から形成されてきた。不織布の坪量は、通常、オンス平方ヤード(osy)またはg/m2(gsm)で表され、有用な繊維径は、通常、ミクロンで表される(osyからgsmへの換算は、osyに33.91を掛ける)。

0026

本明細書において「多層不織積層体」は、複数の層にスパンボンド及びメルトブローが含まれる積層体、例えば、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド(SMS)積層体や、米国特許第4,041,203号明細書(特許文献2)、米国特許第5,169,706号明細書(特許文献3)、米国特許第5,145,727号明細書(特許文献4)、米国特許第5,178,931号明細書(特許文献5)、米国特許第5,188,885号明細書(特許文献6)に開示されている他の積層体を意味する。そのような積層体は、走行する形成ベルト上に、最初にスパンボンド不織布層、次にメルトブロー不織布層、最後に別のスパンボンド層を順次堆積させ、その後、積層体を後述の方法で接合(ボンディング)させることによって製造することができる。あるいは、複数の不織布層を個々に製造し、ロール状の集合体を形成し、別のボンディングステップで結合することができる。そのような不織布の坪量は通常約0.1〜12osy(6〜400gsm)であり、より特定すると約0.75〜3osyである。多層積層体は、様々な数のメルトブロー層または複数のスパンボンド層を多様な構造で有するものであってもよいし、フィルム(F)やコフォーム(coform)材料などの他の材料を含んでなるもの、例えばSMMS、SM、SFSなどでもよい。

0027

第4の材料112及び第5の材料114は、互いに同じであってもよいが、互いに異なっていてもよい。第4の材料112及び第5の材料114は、第1の材料102の下面(裏面)に、途切れずに連続的に延在するものとして配置することができ、あるいは、帯状に、または必要に応じて任意の他の不連続パターンで配設することもできる。これらの材料は、ドレープ100が設置されているときにテーブルから滑り落ちないように、材料102の単一片の下面において、より高い摩擦係数面を提供する。テーブルは通常、高度に磨き上げられており、そのせいでポリマー材料が滑ってずり落ちやすい。フィルム(一般的に非常に低い摩擦係数を有する)でできたドレープをテーブル上に置き、広げてテーブルに設置した場合、ドレープの位置が大幅に動く可能性がある。さらには、ドレープがテーブルから床に滑り落ちる可能性すらある。そうなった場合、そのドレープはもはや滅菌状態を維持しているとは考えられず、交換しなければならないので、費用も時間も掛かる。第4及び第5の材料のCOFは、通常0.50よりも大きく、より特定すると0.60よりも大きく、さらに特定すると0.70よりも大きく、より一層特定すると0.80よりも大きい。

0028

第4の材料112及び第5の材料114のための例示的な材料には、ホットメルト接着剤粘着付与剤含有不織布、高摩擦係数の発泡体及びフィルムが含まれる。メタロセンポリマーから製造されるフィルムは比較的高いCOFを有することが分かっており、そのようなフィルム及びこれらのフィルムと発泡体や不織布との積層体を用いることができる。

0029

例えば、繊維に形成されたときに粘着性を有し得る弾性ポリマーからメルトダウン繊維を製造することができ、あるいは、押出成形可能な弾性組成物に相溶性を有する粘着付与樹脂を添加することにより粘着付与繊維を提供することができる。米国特許第4,787,699号明細書(特許文献7)(引用を以って本明細書の一部となす)に開示されている粘着付与樹脂及び粘着付与された押出成形可能な弾性組成物が適切である。

0030

使用するポリマーに相溶性がありかつ高い処理(例えば押出)温度に耐えることができる任意の粘着付与樹脂(タッキファイヤー)を用いることができる。ポリマー(例えばエラストマーブロックコポリマー)を例えばポリオレフィンや伸展油などの加工助剤と混合する場合には、粘着付与樹脂は、これらの加工助剤にも相溶性がなければならない。一般的に、水添炭化水素樹脂は、高温定性が良好であるので、好ましい粘着付与樹脂である。組成物の他の成分に相溶性がありかつ高処理温度に耐えることができる他の粘着付与樹脂を用いることもできる。

0031

上記ドレープ100をテーブルに所定の位置に保持するにあたり、テーブルの幅方向に端部から端部まで、すなわち図1に示した最長の水平寸法で、テーブルの上段部分を取り囲む連続帯状体120を用いることができる。帯状体120は、伸張しかつ伸張後に少なくとも一部は収縮するように、エラストマー材料から、またはエラストマー材料で製造される。連続帯状体120は、上段54の後方部分において上段54を取り囲むか、または複数の支柱56の各上側部分において取り囲むものとする。図1に示したように、連続帯状体120は、テーブルの下段52よりも上方で、ドレープ100を、テーブルの左右各端部ではっきり認識できるほどずり落ちることなく保持する。

0032

あるいは、帯状体は不連続なものでもよく、かつ、弾性的であるか、非弾性的であるか、または弾性部分及び非弾性部分を有するものであってもよい。不連続帯状体122は、上記した連続帯状体120と同じ方法で、上段54の後方部分または支柱56の上側部分を少なくとも部分的に取り囲むことができる。不連続帯状体122は、既知の締結手段によって帯状体の両端部124を互いに(すなわち帯状体を該帯状体自体に)結合することができる。既知の締結手段の例として、例えば、図3に示す取り外し可能な蝶結び(例えば、靴ひものような)や結び目を作って両端部を結ぶこと、一方または両方の端部において接着剤を用いること、一端においてフックファスナを用いかつ他端においてループファスナを用いること、ホチキス留めすること、テープ留めすること、または他の既知の手段が挙げられる。

0033

不連続帯状体122の両端部124を互いに結合させる代わりに、第3の材料110がループタイプの材料であるならば、不連続帯状体122の端部124にフックタイプのファスナ126を設け、該フックファスナ126を第3の材料110に結合させるように構成することもできる。このとき、帯状体122は、図4に示すように、上段54の下を通り、左右両端部でそれぞれ折り返されて上段54の上面まで延びている。例えば図5に示すようなクランプ128を用いて、テーブルの上段54の左右両端部において、または複数の支柱56の各上側部分において、不連続帯状体122を所定の位置に保持することもできる。クランプは、所定の位置にばね付勢またはねじ留めされるか、あるいは既知の他の手段によって所定の位置に固定されることができる。クランプを用いることによって、上段54の下を通る不連続帯状体122の各端部を、テーブルのそれぞれの端部58に接触した状態でしっかりと保持することができる。

0034

帯状体は、連続であれ不連続であれ、帯状体の原材料の強度に応じて、1mmの幅から上段の奥行きに等しい幅まで、より望ましくは3〜100mm、さらに望ましくは5〜30mmの幅を有し得る。帯状体は、連続であれ不連続であれ、ドレープ100を下段52よりも上方でテーブルの左右各端部から大幅に垂れ下がらせることなく保持する。

0035

本明細書及び特許請求の範囲において、「含む」なる語は、包括的すなわち非制限的なものであり、特許請求の範囲に記載されていない追加の構成要素、組成成分、または方法ステップを除外するものではない。

0036

本発明に関してその特定の実施形態について詳細に説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく本発明の開示事項に対して様々な修正、改変及びその他の変更を行うことができることは当業者にとって明らかであろう。したがって、そのような改変形態、修正形態及び他の変更形態は全て、添付の特許請求の範囲に含まれるものとする。

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