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技術 救助サービスの活性化

出願人 ゾールメディカルコーポレイション
発明者 エルガザウィ、ジアド
出願日 2013年5月29日 (6年8ヶ月経過) 出願番号 2015-520201
公開日 2015年9月10日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2015-526137
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード 自立型ユニット 体積流量センサ 周期的プロセス 運動波形 点検担当者 プログラマブル処理装置 ダウンストローク 累積エネルギー
関連する未来課題
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この項目の情報は公開日時点(2015年9月10日)のものです。
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図面 (9)

課題・解決手段

本文献は、救急医療応答を、CPRや除細動など第一応答者人命救助活動と連係させるためのシステムおよび技法を述べる。いくつかの態様では、本明細書で述べるシステムおよび方法において、AEDの起動後、救急医療サービスへのコールを行う前に、ユーザ入力が要求される。AEDが起動されると必ずAEDが自動的に救急医療サービスに警報する方法とは対照的に、ユーザ入力の要求は、緊急事態が存在しないときに救急医療サービスが警報される偽陽性の数を減少させると考えられる。

概要

背景

突然の心停止事故による怪我など突然の健康上の問題により、毎年、多くの人が死亡し、永久的な障害が生じている。これらの問題におけるそのような罹患者蘇生するための迅速で有効な手当てが、そのような状況で良い結果を得るのに重要となり得る。例えば、突然の心停止からの生存率は、効果的な治療を提供するのが1分遅れるごとに10パーセントずつ下がると言われている。

心停止を起こした患者に対する蘇生治療は、一般に、患者の気道を確保および開放し、患者に人工呼吸を提供し、胸部圧迫を加えて、罹患者の心臓、脳、および他の重要臓器血流を提供することを含む。患者が、ショック療法を適用可能な心律動心室細動または無脈心室頻拍)を有する場合、蘇生は、除細動療法を含むこともある。そのような処置と共に、患者に関する心電図(ECG:electrocardiogram)信号が電子的に捕捉、表示、および監視されることがあり、それにより、救助者は、患者の心臓が正常またはほぼ正常な動きに戻った時を判断し、ショック療法を適用可能な律動を心臓が示す時を判断することができる。心室細動(VF:ventricular fibrillation)を起こした患者の約半分は、VFの転換成功した後、数分以内にVFを再発し、これは、次いで再度の転換を必要とすることがある。患者の生存率は、蘇生中にVF再発が繰り返されるにつれて低下する。

概要

本文献は、救急医療応答を、CPRや除細動など第一応答者人命救助活動と連係させるためのシステムおよび技法を述べる。いくつかの態様では、本明細書で述べるシステムおよび方法において、AEDの起動後、救急医療サービスへのコールを行う前に、ユーザ入力が要求される。AEDが起動されると必ずAEDが自動的に救急医療サービスに警報する方法とは対照的に、ユーザ入力の要求は、緊急事態が存在しないときに救急医療サービスが警報される偽陽性の数を減少させると考えられる。

目的

心停止を起こした患者に対する蘇生治療は、一般に、患者の気道を確保および開放し、患者に人工呼吸を提供し、胸部圧迫を加えて、罹患者の心臓、脳、および他の重要臓器に血流を提供する

効果

実績

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請求項1

自動体外式除細動器ステムであって、自動体外式除細動器の起動を検出するように構成されたセンサと、セルラ通信ユニットと、処理ユニットとを備え、前記処理ユニットが、前記自動体外式除細動器の起動を示す前記センサからの信号を受信し、受信された信号に応答して、救助サービスに警報すべきかどうかに関するユーザ入力を要求する音声プロンプトを生成し、生成された音声プロンプトに応答してユーザから音声入力を受信し、音声認識技術を使用して、前記ユーザからの前記受信された応答を処理し、前記ユーザからの肯定応答に基づいて、前記自動体外式除細動器と救急サービスコールセンタとの間の通信チャネルを前記セルラ通信ユニットに形成させるための信号を送信し、前記自動体外式除細動器システムに関連付けられた位置情報アクセスし、前記自動体外式除細動器システムに関連付けられるアクセスされた位置情報に基づいて、前記救急サービスコールセンタに位置情報を自動的に提供するように構成される、自動体外式除細動器システム。

請求項2

自動体外式除細動器システムであって、自動体外式除細動器の起動を検出するように構成されたデバイスと、通信ユニットと、処理ユニットとを備え、前記処理ユニットが、起動を検出するように構成された前記デバイスから、前記自動体外式除細動器の起動を示す信号を受信し、受信された信号に応答して、救助サービスに警報すべきかどうかに関するユーザ入力を要求するプロンプトを生成し、ユーザからの応答を処理し、前記ユーザからの肯定応答に基づいて、前記自動体外式除細動器と救急サービスとの間の音声通信チャネルを前記通信ユニットに形成させるための信号を送信するように構成される、自動体外式除細動器システム。

請求項3

起動を検出するように構成された前記デバイスが、センサを含む、請求項2に記載の自動体外式除細動器システム。

請求項4

前記センサが、除細動パッドパッケージから取り出された時を検出するように構成された光センサを含む、請求項3に記載の自動体外式除細動器システム。

請求項5

前記処理ユニットが、前記自動体外式除細動器システムに関連付けられる位置情報にアクセスし、アクセスされた位置情報に基づいて、前記救助サービスに前記位置情報を自動的に提供するようにさらに構成される、請求項2に記載の自動体外式除細動器システム。

請求項6

前記ユーザからの応答を処理する構成が、音声認識を使用して、前記ユーザから受信された音声応答を処理する構成を含む、請求項2に記載の自動体外式除細動器システム。

請求項7

前記ユーザからの応答を処理する構成が、ユーザインターフェースで前記ユーザによって入力された応答を検出する構成を含む、請求項2に記載の自動体外式除細動器システム。

請求項8

前記救助サービスが、救急応答センタを含む、請求項2に記載の自動体外式除細動器システム。

請求項9

前記プロンプトを生成した後の経過時間を追跡するように構成されたタイマユニットをさらに備える請求項2に記載の自動体外式除細動器システム。

請求項10

前記ユーザからの前記応答を処理する構成が、前記ユーザからの入力された応答またはユーザからの無応答を処理する構成をさらに含み、肯定応答に基づいて前記通信ユニットに信号を送信する構成が、前記ユーザからの無応答および追跡経過時間に基づいて、前記自動体外式除細動器と救助サービスとの間の音声通信チャネルを前記通信ユニットに形成させるように、前記通信ユニットに信号を送信する構成をさらに含む、請求項2に記載の自動体外式除細動器システム。

請求項11

前記音声通信チャネルが、電話通信チャネルを含む、請求項2に記載の自動体外式除細動器システム。

請求項12

前記音声通信チャネルが、データ通信ネットワークを介して確立された通信チャネルを含む、請求項2に記載の自動体外式除細動器システム。

請求項13

方法であって、自動体外式除細動器の起動を検出すること、前記自動体外式除細動器の前記起動の検出に応答して、救助サービスに警報すべきかどうかに関するユーザ入力を要求するプロンプトを生成すること、ユーザからの応答を処理すること、前記ユーザからの肯定応答に基づいて、前記自動体外式除細動器と救急サービスとの間の音声通信チャネルを通信ユニットに形成させるための信号を送信することを備える、方法。

請求項14

自動体外式除細動器の起動を検出することが、前記自動体外式除細動器内のセンサからの信号を受信すること、受信された信号を処理することを含む、請求項13に記載の方法。

請求項15

センサから前記信号を受信することは、除細動パッドがパッケージから取り外された時を検出するように構成された光センサから前記信号を受信することを含む、請求項14に記載の方法。

請求項16

自動体外式除細動器システムに関連付けられる位置情報にアクセスすること、アクセスされた位置情報に基づいて、前記救助サービスに前記位置情報を自動的に提供することをさらに備える請求項13に記載の方法。

請求項17

前記ユーザからの前記応答を処理することが、音声認識を使用して、前記ユーザから受信された音声応答を処理することを含む、請求項13に記載の方法。

請求項18

前記ユーザからの前記応答を処理することが、ユーザインターフェースで前記ユーザによって入力された応答を検出することを含む、請求項13に記載の方法。

請求項19

前記ユーザからの前記応答が、911コールを開始することを含む、請求項13に記載の方法。

請求項20

コンピュータ可読媒体有形具現化されるコンピュータプログラム製品であって、計算デバイスに、起動を検出するように構成された前記計算デバイスから、自動体外式除細動器の起動を示す信号を受信すること、受信された信号に応答して、救助サービスに警報すべきかどうかに関するユーザ入力を要求するプロンプトを生成すること、ユーザからの応答を処理すること、前記ユーザからの肯定応答に基づいて、前記自動体外式除細動器と救急サービスとの間の音声通信チャネルを通信ユニットに形成させるための信号を送信することを実行させる命令を備えるコンピュータプログラム製品。

請求項21

前記計算デバイスに、自動体外式除細動器システムに関連付けられる位置情報にアクセスし、アクセスされた位置情報に基づいて、前記救助サービスに前記位置情報を自動的に提供することを実行させる命令をさらに備える請求項20に記載のコンピュータプログラム製品。

技術分野

0001

本文献は、救急医療応答を、CPRや除細動など第一応答者人命救助活動と連係させるためのシステムおよび技法に関する。

背景技術

0002

突然の心停止事故による怪我など突然の健康上の問題により、毎年、多くの人が死亡し、永久的な障害が生じている。これらの問題におけるそのような罹患者蘇生するための迅速で有効な手当てが、そのような状況で良い結果を得るのに重要となり得る。例えば、突然の心停止からの生存率は、効果的な治療を提供するのが1分遅れるごとに10パーセントずつ下がると言われている。

0003

心停止を起こした患者に対する蘇生治療は、一般に、患者の気道を確保および開放し、患者に人工呼吸を提供し、胸部圧迫を加えて、罹患者の心臓、脳、および他の重要臓器血流を提供することを含む。患者が、ショック療法を適用可能な心律動心室細動または無脈心室頻拍)を有する場合、蘇生は、除細動療法を含むこともある。そのような処置と共に、患者に関する心電図(ECG:electrocardiogram)信号が電子的に捕捉、表示、および監視されることがあり、それにより、救助者は、患者の心臓が正常またはほぼ正常な動きに戻った時を判断し、ショック療法を適用可能な律動を心臓が示す時を判断することができる。心室細動(VF:ventricular fibrillation)を起こした患者の約半分は、VFの転換成功した後、数分以内にVFを再発し、これは、次いで再度の転換を必要とすることがある。患者の生存率は、蘇生中にVF再発が繰り返されるにつれて低下する。

課題を解決するための手段

0004

本文献は、救急医療応答を、CPRや除細動など第一応答者の人命救助活動と連係させるためのシステムおよび技法を述べる。いくつかの態様では、本明細書で述べるシステムおよび方法において、AEDの起動後、救急医療サービスへのコールを行う前に、ユーザ入力が要求される。AEDが起動されると必ずAEDが自動的に救急医療サービスに警報する方法とは対照的に、ユーザ入力の要求は、緊急事態が存在しないときに救急医療サービスが警報されるポジティブの数を減少させると考えられる。

0005

いくつかの態様では、自動体外式除細動器システムは、自動体外式除細動器の起動を検出するように構成されたデバイスと、通信ユニットと、処理ユニットとを含む。処理ユニットは、起動を検出するように構成されたデバイスから、自動体外式除細動器の起動を示す信号を受信し、受信された信号に応答して、救助サービスに警報すべきかどうかに関するユーザ入力を要求するプロンプトを生成し、ユーザからの応答を処理し、ユーザからの肯定応答に基づいて、自動体外式除細動器と救急サービスとの間の音声通信チャネルを通信ユニットに形成させるための信号を送信するように構成される。

0006

いくつかの実施形態は、以下のことの1つまたは複数を含むことができる。
起動を検出するように構成されたデバイスは、センサでよい。
センサは、除細動パッドパッケージから取り出された時を検出するように構成された光センサでよい。

0007

処理ユニットは、自動体外式除細動器システムに関連付けられる位置情報アクセスし、アクセスされた位置情報に基づいて、救助サービスに位置情報を自動的に提供するようにさらに構成することができる。

0008

ユーザからの応答を処理する構成は、音声認識を使用して、ユーザから受信された音声応答を処理する構成を含むことができる。
ユーザからの応答を処理する構成は、ユーザインターフェースでユーザによって入力された応答を検出する構成を含むことができる。

0009

救助サービスは、救急応答センタを含むことができる。
また、システムは、プロンプトを生成した後の経過時間を追跡するように構成されたタイマユニットを含むこともできる。

0010

ユーザからの応答を処理する構成は、ユーザからの入力された応答またはユーザからの無応答を処理する構成を含むことができ、肯定応答に基づいて通信ユニットに信号を送信する構成は、ユーザからの無応答および追跡経過時間に基づいて、自動体外式除細動器と救助サービスとの間の音声通信チャネルを通信ユニットに形成させるように通信ユニットに信号を送信する構成をさらに備える。

0011

通信チャネルは、電話通信チャネルでよい。
通信チャネルは、3Gまたは4G通信ネットワークを介して確立された通信チャネルでよい。

0012

いくつかの追加の態様では、方法が、自動体外式除細動器の起動を検出するステップと、自動体外式除細動器の起動の検出に応答して、救助サービスに警報すべきかどうかに関するユーザ入力を要求するプロンプトを生成するステップと、ユーザからの応答を処理するステップと、ユーザからの肯定応答に基づいて、自動体外式除細動器と救急サービスとの間の音声通信チャネルを通信ユニットに形成させるための信号を送信するステップとを含むことができる。

0013

いくつかの実施形態は、以下のことの1つまたは複数を含むことができる。
自動体外式除細動器の起動を検出するステップは、自動体外式除細動器内のセンサからの信号を受信するステップと、受信された信号を処理するステップとを含むことができる。

0014

センサから信号を受信するステップは、除細動パッドがパッケージから取り外された時を検出するように構成された光センサから信号を受信するステップを含むことができる。
また、方法は、自動体外式除細動器システムに関連付けられる位置情報にアクセスするステップと、アクセスされた位置情報に基づいて、救助サービスに位置情報を自動的に提供するステップとを含むことができる。

0015

ユーザからの応答を処理するステップは、音声認識を使用して、ユーザから受信された音声応答を処理するステップを含むことができる。
ユーザからの応答を処理するステップは、ユーザインターフェースでユーザによって入力された応答を検出するステップを含むことができる。

0016

いくつかの追加の態様では、コンピュータ可読媒体有形具現化されるコンピュータプログラム製品が、命令を含むことができ、命令により、計算デバイスが、起動を検出するように構成されたデバイスから、自動体外式除細動器の起動を示す信号を受信し、受信された信号に応答して、救助サービスに警報すべきかどうかに関するユーザ入力を要求するプロンプトを生成し、ユーザからの応答を処理し、ユーザからの肯定応答に基づいて、自動体外式除細動器と救急サービスとの間の音声通信チャネルを通信ユニットに形成させるための信号を送信する。

0017

いくつかの態様では、自動体外式除細動器システムは、自動体外式除細動器の起動を検出するように構成されたセンサと、セルラ通信ユニットと、処理ユニットとを含む。処理ユニットは、自動体外式除細動器の起動を示す信号をセンサから受信し、受信された信号に応答して、救助サービスに警報すべきかどうかに関するユーザ入力を要求する音声プロンプトを生成するように構成される。さらに、処理ユニットは、生成された音声プロンプトに応答するユーザからの音声入力を受信し、音声認識技術を使用して、受信されたユーザからの応答を処理し、ユーザからの肯定応答に基づいて、AEDと救急サービスコールセンタとの間の通信チャネルをセルラ通信ユニットに形成させるための信号を送信するように構成される。さらに、処理ユニットは、AEDシステムに関連付けられる位置情報にアクセスし、AEDシステムに関連付けられるアクセスされた位置情報に基づいて、救助サービスコールセンタに位置情報を自動的に提供するように構成される。

図面の簡単な説明

0018

CPRの実施時に救助者に命令する電子システムを使用して、救助者が罹患者にCPRを実施する上面図である。
図1Aの電子システムの点検を行う点検担当者の図である。
罹患者の治療を連係させるための例示的なシステムの概略図である。
救急医療サービスとの通信を開始するための例示的プロセスの流れ図である。
例示的システムの概略図である。
例示的システムの概略図である。
救急医療サービスとの通信を開始するための例示的プロセスの流れ図である。
救急医療サービスとの通信を開始するための例示的プロセスの流れ図である。

実施例

0019

1つまたは複数の実施形態の詳細を、添付図面および以下の説明に記載する。他の特徴および利点は、本明細書および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかであろう。
本文献は、救急医療応答ユニット(例えば、救急車派遣EM応答機、救急サービスコールセンタ)との通信を確立することによって、救急医療応答を、CPRや除細動など応答者の人命救助活動と連係させるためのメカニズムを述べる。本明細書では、自動体外式除細動器(AED:automated external defibrillator)デバイスが起動された時を判断し、デバイス付近にいる人に、救助サービスにコールすべきかどうかに関する入力を要求する方法およびシステムが述べられる。したがって、ユーザ入力が通信を開始するための前提要件となっているいくつかの例では、救助サービスユニットは、支援が必要とされていることをユーザに確認した後に始めてコールされる。これは、救急医療サービスへのコールに関する偽ポジティブ(false positive)率を減少すると考えられる。

0020

図1は、電子システム(例えばAED108)を使用して罹患者102にCPRを行う救助者104の上面図であり、電子システムは、心室細動や心室頻拍などの心不整脈を自動的に診断し、それらを除細動によって治療することが可能である。また、AED108は、CPRの実施時に救助者に命令する。この例では、救助者104が所定位置におり、罹患者102に手当てを提供する。救助者104は、罹患者102が手当てを必要としたときに罹患者102の傍にいた一般人の救助者であることも、救急医療技術者(EMT:emergency medical technician)など訓練を受けた医療関係者であることもある。

0021

救助中、救助者の注意および時間を要する複数の異なる作業がある。心停止からの生存のためには、休止のほとんどないまたは全くない質の良い圧迫(例えば、実質的に連続的な圧迫の施与)が重要である。さらに、緊急の現場にいた救助者が提供することができるよりも高度な医療手当てを迅速に提供することができるように、訓練された医療扶助をできるだけ早く要請することが重要である。救助者が複数の作業を行い、複数の作業の実施のバランスを保つのを支援するために、AED108は、救急救助サービスとの連絡を開始するための通信ユニットを含む。より特定的には、AED108が起動されるとき(例えば、ボックスから取り出される、電源を入れられる、または他の形で使用可能にされる)、AED108は、救急医療サービスに警報すべきかどうか救助者にねる。図1Aに示されるように、AED108にはスピーカ備え付けられており、スピーカは、(ブロック120に示されるように)救助者に尋ねる音声メッセージ「これは、救急医療サービスに警報すべき緊急事態ですか?」を出力する。図1Aに示されるように、緊急の状況では、救助者は、(ブロック122に示されるように)単に「はい」と言うことによって応答することができ、AED108は、自動的に救急医療サービス(例えば911コールセンタ)へのコールを行い、救急医療チームをAED108の場所に派遣するよう要請する。対照的に、図1Bに示されるように、緊急でない状況では、救助者は、「いいえ」と言うことによって応答することができ、AED108は、救急医療サービスへのコールを行わない。例えば、AED108が点検されているときには、AED108が起動されるが、救急医療サービスに警報する必要はないことが多い。

0022

したがって、救急医療サービスへのコールを行う前に、ユーザ入力が要求される。AED108が起動されると必ずAEDが自動的に救急医療サービスに警報する方法とは対照的に、ユーザ入力の要求は、緊急事態が存在しないときに救急医療サービスが警報される偽ポジティブ(false positive)の数を減少させると考えられる。さらに、システムは、自動的に、所定の時点で(例えばデバイス起動時に)入力を要求して、必要時に救助サービスへのコールが遅れることを減少させる。

0023

図2は、救助者にCPRおよび除細動支援を提供し、支援が必要であることを救急サービスに警報するための例示的システムを概略的に示す。一般に、システムは、(除細動によって罹患者202を治療することが可能な除細動ユニット212を含む)いくつかの医療デバイスを含み、これらのデバイスを使用して、罹患者202など、突然の心停止を起こした罹患者に人命救助手当てを提供することができる。様々なデバイスは、単一のユニットの一部でも複数のユニットの一部でもよく、罹患者202の様々なリアルタイム物理的パラメータを監視するため、構成要素間の通信および中央介護者や救急サービスなど遠隔システムとの通信を行うため、ならびに罹患者202に手当てを提供するため、または罹患者202に手当てを提供する際に介護者204など介護者に命令を提供するために使用することができる。

0024

この例での罹患者202は、突然の心停止を起こしたように見え、介護者204によって治療される人である。介護者204は、例えば、人命救助法の訓練をあまり受けていない一般人の応答者、救急医療技術者(EMT)、医師、または他の医療専門家でよい。この例での介護者204は、一人で活動していることも、パートナーEMTなど1人または数人の他の介護者による手助けを受けながら活動していることもある。

0025

罹患者202は、療法が罹患者202に提供されている位置にいる。例えば、1組の除細動器電極210が、典型的な様式で罹患者の胴体貼付されており、ポータブル除細動ユニット212に有線接続され、除細動ユニット212は、エネルギー出力デバイス208を含む。除細動ユニット212は、例えば、自動体外式除細動器(AED)、専門除細動器、または他の同様のタイプの除細動装置でよい。また、罹患者202の人工呼吸を支援するために罹患者の肺内強制空気を送るために、罹患者202に換気バッグ(図示せず)を取り付けることもできる。除細動ユニット212および換気バッグは、よく知られた様式で、様々な介護者による連係の下で動作させることができる。また、換気バッグには、除細動ユニット212と電子的に通信するために様々なセンサおよび送信機を取り付けることができる。例えば、体積流量センサを換気バッグに設けることができ、罹患者内外への気流体積に関するデータを除細動ユニット212に送ることができ、それにより、除細動ユニット212は、そのような情報を中継することができ、あるいはまた、そのような情報を使用して、罹患者202への除細動の提供の仕方に影響を及ぼすことができる。

0026

除細動ユニット212および他のデバイスと通信するコンピュータタブレット214も図示されている。タブレット214は、罹患者202に関する情報および他の事項を受信するため、他の介護者と通信するため、ならびに、システム内の様々な構成要素の動作を制御する際に入力を提供するために、介護者204のための汎用電子コマンドポスト(general electronic command post)として働くことができる。タブレット214には、短距離および長距離ワイヤレス通信機能、例えば、一方ではBLUETOOTH(登録商標)またはWiFi、他方ではセルラ3Gまたは4Gを提供することができる。介護者204は、タブレットコンピュータ214に情報を入力することができ、そのような情報は、例えば、罹患者202の容態を表す情報、および介護者204が認識および記録すべき他の同様の情報である。また、タブレット214は、血圧パルス、および同様のリアルタイム患者パラメータなど、罹患者202に関するリアルタイム情報感知するための複数のセンサとデータ通信することもできる。また、介護者204は、罹患者202に対して使用される医療デバイスの1つまたは複数を制御するために、タブレット214に情報を入力することもできる。例えば、使用者は、罹患者202に提供される治療のタイプ、強度、速度、または連係を調節することができる。

0027

除細動ユニット212は、通信モジュール237も含む。通信モジュール237は、除細動ユニット212と救急サービス243(例えば、911コールセンタ、警官派遣、救急車派遣、消防署など)との間の通信リンクを提供するための送信機および受信機を含む。例えば、通信モジュール237は、短距離および長距離ワイヤレス通信機能、例えば、一方ではBluetoothまたはWiFi、他方ではセルラ3Gまたは4Gを含むことができる。使用中、通信モジュール237は、セルラタワー241に信号を送信することができ、セルラタワー241は、信号を救急サービス243に中継することができる。さらに、救急サービス243は、例えば通信モジュール237を介して救助者と直接通信することができる。したがって、除細動ユニット212と救急サービス243との間で双方向通信が確立される。通信モジュールは、図2には除細動ユニット212内に含まれているものとして示されているが、追加または代替として、タブレット214に含まれていてもよい。

0028

除細動ユニット212は、起動検出器239も含む。起動検出器239は、ユニット内のセンサまたは他のデバイスと通信して、ユニットが電源を入れられた時、または他の形で起動された時を判断する。例えば、起動検出器239は、ユニットのカバーが開かれた時を判断することができ、カバーが開かれていると判断すると、それにより、ユニットが、救急サービス243へのコールを開始する機会を介護者204に警報する。介護者は、スピーカ236aによって、および/またはコンピュータタブレット214上に表示される情報によって警報されることがある。介護者204からの適切な確認を受信したときにのみ、通信モジュール237は、救急サービス243への通信チャネルを確立する。

0029

胸部圧迫ユニット(CCU:chest compression unit)216は、罹患者202への手当ての施与のために提供されることがある医療デバイスの1つであり、他のデバイスと物理的に一体化されているか、または別個自立型ユニットである。一実装形態では、CCU216は、患者の上部胸郭周りに配置された負荷分散バンドを介して胸部圧迫を送達する。CCU216は、例えば、ゾールメディカルコーポレーション(ZOLLMedical Corporation)(米国マサチューセッツチェルムズフォード(Chelmsford))からのAUTOPULSE非侵襲性心臓サポートポンプの形態を取ることがある。そのようなデバイスを使用して、患者の胸部を一様に圧搾することができ、それにより、罹患者202の血流を改善することができる。

0030

除細動ユニット212内部の様々な構成要素を採用して、CCU216を用いて、動的に調節された、場合によっては同期された胸部圧迫を提供することができ、ここで、圧迫は、ECG波形と同期して連係され、CCU216に通信される。

0031

CCU216は、特定の状況では利用可能でないことがあり、そのため、胸部圧迫218は、介護者204の手で送達されることもある。そのような場合には、スピーカ236aおよびディスプレイ224を介して介護者204に視聴覚フィードバックを提供することができる。そのようなフィードバックは、必要であれば強さを抑えて、または異なる速度で圧迫を送達するように介護者204に指令することができる。また、罹患者への手当ての提供に際して介護者に他の指令を行うこともできる。

0032

この例で示されるように、罹患者202の現行のリアルタイムの容態または物理的パラメータを特徴付ける複数の異なる入力信号が受信される。例えば、除細動ユニット212によってECG信号222を受信することができ、ECG信号222は、罹患者202に関する現行のリアルタイムのECG波形を表すことができ、これは、除細動ユニット212に接続されたリード線によって得ることができる。

0033

ボックス224で、SpO2信号223、または循環流もしくは潅流の直接または間接尺度である他の生理学的に誘発される信号も捕捉され、これらを使用して、罹患者202に胸部圧迫を加える時点および力具合をさらに決定することができる。

0034

図2は、SpO2など入力信号の特定の例を示しているが、装置は、生理学的信号の任意の適切な組合せを使用することができ、そのような生理学的信号は、限定はしないが、例えば以下のものである。ECG、心拍出量の尺度、心拍数の尺度、血圧、酸素飽和度(SpO2)、心音心音図を含む)、心臓造影(超音波を含む)、およびインピーダンス心電図。圧迫パラメータは、限定はしないが以下のものを含む圧迫の特徴または測定値の任意の適切な組合せを使用することができる。圧迫速度;圧迫深さ;デューティサイクルダウンストロークアップストロークの速度;圧迫中の胸郭内の圧力;圧迫中の胸膜の圧力;胸骨位置、速度、または加速度胸壁または胸骨の歪または変形;胸部に加えられる力;および機械的な胸部圧迫機によって胸部を圧迫するために使用される圧力。

0035

胸骨運動信号226も、除細動ユニット212への入力として感知されて、罹患者202に提供されている胸部圧迫のレベルを決定するためのフィードバックループを提供する。特に、除細動ユニット212は、圧迫が特定の度合いの胸骨移動(例えば約5.08cm(2インチ)の垂直運動)を実現していることを胸骨運動信号226からのフィードバックが示すまで、CCU216に圧迫信号を供給し続けることができる。

0036

細動を誘発する危険を最小限にするために介護者が送達すべきダウンストロークまたはアップストローク速度の量をフィードバックするために、胸骨運動信号226に基づくフィードバックを使用することもできる。フィードバックは、例えば「もっとゆっくり解放してください」など言語プロンプト(verbal prompt)の形態でよく、またはディスプレイ224(図2参照)を介する視覚インジケータの形態でよく、この場合、語「解放」の上のバーが、救助者によって送達される各圧迫のアップストローク速度に比例して塗り潰されるが、アップストローク速度が限度を超えていると判断される場合には赤色に変わる。この限度を超えると、細動誘発の危険が高すぎると判断される。したがって、救助者の目標は、赤色に変えることなく「解放」バーの塗り潰される部分を最大にすることである。可聴および可視フィードバックの連係された組合せを提供することもできる。

0037

信号処理ユニット228は、マイクロプロセッサ230によるさらなる分析のために患者から受信される入力、例えばECG入力をフィルタするために提供される。例えば、信号処理ユニット228は、入力信号からノイズをフィルタすることができ、ECGデータの場合には、罹患者202の胸部圧迫運動によって生成されるアーチファクトをフィルタして、そのようなアーチファクタを除去することができる。ECG信号のそのような準備は、SEE−THRU CPRと称されることがあり、米国特許第7,220,235号明細書で論じられているように実施することができ、その特許文献の教示全体を参照により本明細書に援用する。

0038

ECGの特性、特にECG波形のST部分を使用して計算を行うことができる。例えば、STの上昇は、虚血性傷害と、圧迫により誘発される細動の開始に対する感度上昇の可能性を示唆する。ECGのST特性または他のパラメータの測定に基づいて、圧迫のパラメータに関する最大安全しきい値(例えばアップストロークまたはダウンストローク速度)を計算することができる。また、最大安全しきい値を決定するためのプロセスは、送達されるショックの数、直前のショックに関して送達された電流またはエネルギーの量、全てのショックに関して送達された累積エネルギーまたは電流の総量、ECGの特定の形態学的特性、例えばT波振幅および反転、QRS期間、およびR波湾曲性または鋭利性など、状態変数を考慮することもできる。

0039

胸骨運動信号とECGの同時記録および患者アウトカムデータ(patient outcome data)を含む臨床データセット、または動物モデルでの臨床前試験遡及的データ分析に基づいて、細動誘発の危険を予測することができる統計モデルが開発されている。そこで、この統計モデルを使用して、患者に提供すべき適切な圧迫プロファイルを決定し、患者のECGデータと同期するように揃えることができる。統計モデルは、線形または非線形回帰式の形態でよく、多重ロジスティック回帰などの技法を使用する。

0040

回帰式への複数の入力が存在することがあり、そのような入力は、例えば、上述したように、圧迫深さ、アップストロークおよびダウンストローク速度、およびT波に対する各圧迫段階のタイミング、ならびに、例えば除細動エネルギーやショックの回数などの蘇生情報、またはSTの上昇やT波振幅などのECG情報であり、それにより入力ベクトルを形成する。したがって、回帰式は、行列計算を形成し、ここで、入力ベクトルXは、1×n次元(nは入力変数の数)の行列であり、回帰変換行列は、n×n行列である。出力ベクトルYは、1×n行列であり、ここで、各要素は、特定のパラメータが細動を誘発する尤度である。

0041

入力行列は、ECG、他の生理学的信号、例えばSpO2、または他の潅流尺度および蘇生情報の要素のみを組み込むことがあり、p個の要素を有する1×p行列と、次元p×qを有する変換行列とを形成し、ここで、qは、例えば深さ期間でのアップストロークおよびダウンストローク速度など、最適化すべき圧迫パラメータの数である。血流に対する圧迫パラメータの影響の先験的導出される統計および理論モデルに基づいて、当業者に知られている最適な制御方法を採用することができ、そのような制御方法は、例えば、ポントリャーギン(Pontryagin)によって提起されるハミルトニアン制御理論、または代替として、ガウス(Gauss)、ラドー(Radau)、ロバット(Lobatto)の擬似スペクトル最適制御であり、細動誘発のリスクを最小限にしながら最大の血流を実現する。

0042

血流に対する圧迫パラメータの影響の理論モデルは、クリティカルケアディシン(Crit Care Med)、2000年、第28巻、第11号(補遺)に記載されているものなど、循環器系数学的記述でよい。その記事に記載されているように、いくつかの公開物で連立微分方程式が述べられている。その記事の具体的な例では、「人体内の血液循環は、血液が流れることができる抵抗(resistance)によって接続された7つの伸展性の室によって表される。そのような伸展部は、胸部大動脈腹部大動脈上大静脈および右心腹部静脈下肢静脈頚動脈、および頚静脈に対応する。さらに、室は、肺血管を表すポンプと、左心伸展部とを含む。このポンプは、心臓のような心臓ポンプとして機能するように構成することができ、この場合には、加えられる圧力が、心臓自体から大動脈弁を通る血液を圧搾し、または全体的な胸郭圧力ポンプとして機能するように構成することもでき、この場合には、加えられる圧力が、肺血管床から左心を通って末梢血管に流れる血液を圧搾する。モデルでの伸展性および抵抗を指定するために、典型的な標準の「70kgの男性」を表す生理学的変数に関する値が使用される。頭部、胸部、および尾部構成要素への血管コンダクタンス(1/抵抗)の分布が、様々な身体領域への心拍出量の典型的な分布を反映する」。このとき、モデルへの入力は、胸部圧迫中のリアルタイム胸骨運動波形である。

0043

マイクロプロセッサ/分析器230が提供されて、ECG波形データを含む患者のリアルタイムパラメータに関する入力情報を受信し、そのようなデータに対する分析を行って、圧迫および圧迫解放をCCU216に実行させ、圧迫および圧迫解放を動的に調節し、または、ディスプレイ224に提供されるフィードバックプロンプト(feedback prompt)およびスピーカ236aによって通知されるフィードバックプロンプトを変更する。この例では、(a)ECG波形と、(b)除細動器エネルギー出力208による任意選択のショック印加と、(c)CCU216への信号の提供との間で連係が行われて、前述および後述の様式でECGと連係してCCU216を作動させる。したがって、例えば、除細動ユニット212は、ECG信号222を受信することができ、ECG信号を監視して、信号の繰返し率(すなわち患者の心臓周期)および信号での現行位置を決定することができ、そのような情報を使用して、次の受攻期(next vulnerable period)に関する時間境界を計算することができる。そのような境界を使用して、マイクロプロセッサ/分析器230は、記憶されているソフトウェアコードを実行して、罹患者202に適用すべき圧迫プロファイルを計算することができ、それにより、罹患者202に関する受攻期中にはCCU216の圧迫/圧迫解放運動が避けられ、および/または運動の速度が、ショックが提供された直後の期間には減少され、ショックが提供されてから時間が経ち、次のショックを提供すべき時点により近づいた時点で増加される。

0044

トリガ回路は、適切な時点で除細動ユニット212によって合図されることがあり、それにより、罹患者202の圧搾および解放をCCU216に行わせるのに必要とされる信号を生成する。そのようなプロセス中に胸骨運動信号226を捕捉することができ、それにより、除細動ユニット212は、実現されている圧迫または圧迫解放のレベルを決定することができ、それに従って、よく知られている閉ループ制御技法を使用して、CCU216に送信される信号を調節することができる。

0045

このとき、除細動ユニット212によって実行されるプロセスは、連続的な周期的プロセスでよく、ここで、ECGデータが除細動ユニット212に入力されて処理され、それにより、(例えば、特定のパラメータを変えることによって、または罹患者202が正常なまたは持続可能な心律動を回復したときなどにプロセスを終了することによって)介護者204が介入するまで、連続する一連の胸部圧迫を罹患者202に提供し、除細動器エネルギー出力208からのショックと連係させることができる。胸部圧迫のうちの特定の1回の圧迫は、圧迫または圧迫解放の開始の相対的なタイミング、圧迫または圧迫解放のペース、圧迫と圧迫解放の間のホールドタイムの長さ、および圧迫周期全体の長さを含めた胸部圧迫プロファイルが、特定の他の圧迫とは異なることがある。

0046

罹患者202に対して行われる胸部圧迫処置および/または他の処置は、人が行うことも、除細動ユニット212を含めた様々なデバイスによって促されることもある。上述した圧迫プロファイルの各変化も、人が行うそのようなプロセスによって促されることがある。例えば、連係された胸部圧迫時間およびペースは、マイクロプロセッサ/分析器によって計算することができ、よく知られた様式で、音声処理装置スピーカユニット236aおよび236bによって言葉アナウンスされることもある。例えば、ビープ音メトロノーム(登録商標)を鳴らして、CPR中の介護者204に、患者202の胸部を押下すべき時を示すことができ、それにより、受攻期中の圧迫または圧迫解放を避ける。また、ディスプレイ224は、ECG波形を示すこと、罹患者202に関する圧迫深さのグラフを示すこと、および罹患者202に手当てを提供する際に介護者204を補助するのに有用となり得る他の同様のデータを示すことなどによって、連係された視覚フィードバックを提供することができる。

0047

図3は、上記サービスを開始する要求を救助者から受信した時に、救急サービス243との通信を開始するための例示的なプロセスの流れ図である。一般に、このプロセスは、除細動ユニット212が使用状態であり、救急サービスグループ243との通信を開始する前にユーザからの応答を必要とすることを示す測定された信号に基づいて、自動的にユーザに入力を促す。

0048

プロセスは、ボックス302で始まり、ここで、除細動デバイス212の1つまたは複数の入力が、ある期間にわたって監視される。これらの入力は、ボックス304で、除細動デバイス212が起動されていると除細動デバイス212が判断するまで監視し続けられる。例えば、除細動デバイス212は、起動検出器239などのセンサを含むことができ、起動検出器239は、除細動デバイスのカバーが開かれた時に、デバイスが使用中であることを示す信号を供給する。別の例では、除細動ユニット212は、光センサを含むことができ、それにより、除細動パッドが開かれ、それらのパッケージングから取り出された時に、光センサによって光が感知されて、デバイスが使用中であることを示す信号を供給する。別の例では、除細動ユニット212は、電源スイッチを含むことができ、電源スイッチが押されたときに、デバイスが使用中であることを示す信号を送信することができる。

0049

ボックス306で、除細動ユニット212が起動されていると判断すると、デバイスは、自動的に、救助サービスに警報すべきかどうかに関する決定を救助者(例えば介護者204)に促す。ブロック308で、除細動ユニット212は、要求に対する救助者からの応答を受信する。例えば、除細動ユニット212は、ユーザインターフェースまたはディスプレイを含むことができ、ディスプレイは、救急サービスに警報すべきか否かを示すためにユーザが押すことができる「はい」および「いいえ」ボタンを含むことができる。別の例では、デバイスは、スピーカ236aおよびマイクロホンを含むことができる。スピーカを使用して、救急サービスに警報すべきかどうかを救助者に尋ねる音声メッセージを提供することができ、マイクロホンを使用して、救助者から言語応答を受信することができる。信号処理および音声認識を使用して、救助者が肯定応答を提供したか否定応答を提供したかを判断することができる。

0050

ボックス310で、除細動ユニット212は、医療サービスに警報する必要性に関して、応答が肯定であったか否定であったかを判断する。応答が、救急サービスに警報する必要がないというものであった場合、除細動ユニット212は、このプロセスを終了し、ボックス312で、救急サービス243との通信を開始しない。他方、応答が、救急サービスに警報する必要があるというものであった場合、ボックス314で、除細動ユニット212は、救急サービス243との通信を開始する。さらに、除細動ユニット212は、ボックス316で、除細動ユニット212の位置に基づいて、救急サービス243に位置情報を提供することができる。例えば、レジストリが、除細動デバイスに関する位置情報を含むことができ、特定の除細動デバイスが救急サービスユニットとの通信を開始するときに、その特定の除細動デバイスに関する位置情報についてデータベースにアクセスして、救急サービスユニットに提供することができる。他の例では、除細動デバイスにGPS追跡ユニットを備え付けることができ、GPS追跡によって決定された位置を救急サービスユニットに提供することができる。いくつかのさらなる例では、除細動デバイスは、メモリを含むことができ、メモリは、デバイスに関する位置情報を記憶し、記憶されている情報を救急サービスユニットに提供することができる。

0051

次に図4Aを参照すると、図4Aは、救助者404と、AEDデバイス416と、救急医療サービス420との間の通信のブロック図を示す。AEDデバイス416は、マイクロホン406と、スピーカ410と、音声処理モジュール408と、信号処理モジュール412と、送信機/受信機414とを含む。

0052

使用中、信号処理ユニット412は、AEDデバイス416が起動された時を判断する。起動後、信号処理モジュール412は、救助者404への音声メッセージをスピーカ410に生成させるための出力を提供する。メッセージは、救助サービスに警報すべき緊急事態が生じているかどうか、例えば救急サービスにコールすべき緊急事態が生じているかどうかを救助者404に尋ねる。スピーカ410からの音声メッセージに応答して、救助者404は、救急救助サービスにコールすべきかどうかを言葉で示すことができる。この応答は、マイクロホン406によって受信され、音声処理ユニット408は、応答が肯定であるか否定であるかを判断する。例えば、音声認識を使用して、救急サービスにコールすべきであることを救助者404が示しているかどうか判断することができる。応答が、救急サービスにコールすべきであることを示す場合、信号処理ユニット412が、信号を送信機/受信機414に供給して、セルラタワー418、さらには救急医療サービス420との通信チャネルを送信機/受信機414に開始させる。

0053

次に図4Bを参照すると、図4Bは、救助者424と、AEDデバイス432と、救急医療サービス436との間の通信のブロック図を示す。AEDデバイス432は、ユーザインターフェース426と、音声処理ユニット428と、送信機/受信機430とを含む。

0054

使用中、信号処理ユニット428は、AEDデバイス432が起動された時を判断する。起動後、信号処理モジュール428は、救助者424へのメッセージをユーザインターフェース426に表示させるための出力を提供する。救助者424へのメッセージは、救助サービスに警報すべき緊急事態が生じているかどうかを救助者424に尋ねることができる。救助者424は、ユーザインターフェース426を介して、および/またはAEDデバイス432にある他の入力ボタンを介して応答を提供することができる。応答が、救急サービスにコールすべきであることを示す場合、信号処理ユニット428が、送信機/受信機430に信号を供給して、例えばセルラタワー434を使用するセルラ通信を介する救急医療サービスグループ436との通信チャネルを送信機/受信機430に開始させる。

0055

図5は、上記サービスを開始する要求を救助者から受信した時に、および/または救急サービスにコールすべきであるという救助者からの応答がないときに、救急サービスとの通信を開始するための例示的なプロセスの流れ図である。一般に、システムは、ユーザに入力を促し、救急サービスグループとの通信を開始する前にユーザからの応答を待機する。しかし、救助者から応答が受信されない(例えば、救助者が救助の他の任務従事しており、応答を提供できない)場合、救急サービスは、救助者からの応答がないため通知を受けない。

0056

プロセスは、ボックス502で始まり、ここで、除細動デバイスの1つまたは複数の入力が、ある期間にわたって監視される。これらの入力は、(例えば、本明細書で上述したのと同様に)ボックス504で、デバイスが起動されているとデバイスが判断するまで監視し続けられる。例えば、除細動デバイスは、センサを含むことができ、センサは、除細動デバイスのカバーが開かれた時に信号を提供し、それにより、デバイスが使用中であることを示す。

0057

ボックス506で、除細動デバイスが起動されていると判断すると、デバイスは、救助サービスに警報すべきかどうかの確認を救助者に促す。ブロック508で、システムは、プロンプトが救助者に提供されてからの経過時間を追跡するためにタイマを起動する。ブロック510で、システムは、救助者からの応答、またはタイマがしきい値時間量に達するのを待機する。例えば、タイマは、設定された時間量からカウントダウンすることができ、および/またはカウンタが、ゼロから数え上げて、しきい値時間量が経過した時を判断することができる。救助者から応答が受信された、またはしきい値時間量が経過したと判断すると、ブロック512で、システムは、応答が受信されたかどうか判断する。応答が受信されていない、すなわちしきい値時間量が経過した場合、ブロック514で、AEDデバイスは、救急サービスとの通信を自動的に開始する。他方、システムは、それらの応答が救助者から受信されたと判断した場合には、ブロック516で、システムは、医療サービスに警報する必要性に関して、応答が肯定であったか否定であったかを判断する。応答が、救急サービスに警報する必要がないというものであった場合、システムは、このプロセスを終了し、ボックス518で、救急サービスとの通信を開始しない。他方、応答が、救急サービスに警報する必要があるというものであった場合、ボックス520で、システムは、救急サービスとの通信を開始する。

0058

図6は、上記サービスを開始する要求を救助者から受信した時に、救急サービスとの通信を開始するための例示的なプロセスの流れ図である。一般に、プロセスは、ユーザに入力を促し、救急サービスグループとの通信を開始する前にユーザからの応答を必要とする。図6に示される例において、救助者が、救急サービスに警報する必要はないと最初に応答したが、救助作業を引き続き行っている場合、システムは、後で、CPRの施与中に救助者に再度入力を促すことによって、救急サービスとの通信を救助者が開始する新たな機会を提供することができる。

0059

プロセスは、ボックス602で始まり、ここで、除細動デバイスの1つまたは複数の入力が、ある期間にわたって監視される。これらの入力は、(例えば、本明細書で上述したのと同様に)ボックス604で、デバイスが起動されているとデバイスが判断するまで監視し続けられる。ボックス606で、除細動デバイスが起動されていると判断すると、デバイスは、救助サービスに警報すべきかどうかの確認を救助者に促す。ブロック608で、システムは、要求に対する救助者からの応答を受信する。例えば、デバイスは、ユーザインターフェースまたはディスプレイを含むことができ、ディスプレイは、救急サービスに警報すべきか否かを示すためにユーザが押すことができる「はい」および「いいえ」ボタンを含むことができる。別の例では、デバイスは、スピーカおよびマイクロホンを含むことができる。スピーカを使用して、救急サービスに警報すべきかどうかを救助者に尋ねる音声信号を提供することができ、マイクロホンを使用して、救助者から言語応答を受信することができる。信号処理および音声認識を使用して、要求に対して救助者が肯定応答を提供したか否定応答を提供したかを判断することができる。ボックス610で、システムは、医療サービスに警報する必要性に関して、応答が肯定であったか否定であったかを判断する。応答が、救急サービスに警報する必要があるというものであった場合、ボックス314で、システムは、救急サービスとの通信を開始する。他方、ブロック612で、応答が、救急サービスに警報する必要がないというものであった場合、システムは、救急サービスとの通信を開始しない。

0060

したがって、救急医療サービスへのコールを行う前に、ユーザ入力が要求される。AED108が起動されると必ずAEDが自動的に救急医療サービスに警報する方法とは対照的に、ユーザ入力の要求は、緊急事態が存在しないときに救急医療サービスが警報される偽ポジティブの数を減少させると考えられる。ブロック616で、システムは、AEDデバイスへの入力を引き続き監視する。例えば、システムは、システムが罹患者に取り付けられているかどうか、および/またはCPRが施与されているかどうか判断するために、ECG入力および/または加速器入力を監視することができる。ブロック618で、システムは、タイマを起動して、所定の長さの時間だけ待機する。所定の長さの時間が経過した後、ブロック620で、システムは、救助サービスが行われているかどうか判断する。例えば、システムは、監視される入力に基づいて、CPRが施与されているかどうか判断することができる。救助サービスが行われていない場合、ブロック622で、システムは、プロセスを終了する。他方、システムが、モニタ入力に基づいて、救助サービスが行われていると判断した場合、ブロック624で、システムは、救助サービスに警報すべきかどうかの確認を救助者に促し、そのようなサービスが望まれることを救助者が示す場合には、救助サービスとの通信を開始する。

0061

上述した特徴は、デジタル電子回路で、またはコンピュータハードウェアファームウェアソフトウェア、またはそれらの組合せで実装することができる。装置は、プログラマブル処理装置によって実行するための情報担体、例えば機械可読記憶デバイスで有形に具現化されるコンピュータプログラム製品で実装することができる。方法ステップは、入力データを操作して出力を生成することによって上記の実装形態の機能を実施するように命令のプログラムを実行するプログラマブル処理装置によって行うことができる。有利には、上記の機能は、1つまたは複数のコンピュータプログラムで実装することができ、これらのプログラムはプログラマブルシステムで実行可能であり、そのようなプログラマブルシステムは、データ記憶システム、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスとデータおよび命令を送受信するように結合された少なくとも1つのプログラマブル処理装置を含む。コンピュータプログラムは、特定の活動を行うため、または特定の結果をもたらすためにコンピュータで直接または間接的に使用することができる1組の命令である。コンピュータプログラムは、コンパイル言語または解釈言語を含めた任意の形態のプログラミング言語で書くことができ、また、スタンドアローンプログラムとして、またはコンピューティング環境で使用するのに適したモジュールコンポーネントサブルーチン、または他のユニットとしての形態を含めた任意の形態で展開することができる。

0062

命令のプログラムを実行するための適切な処理装置は、例として、汎用および専用マイクロプロセッサ、ならびに任意の種類のコンピュータの単一の処理装置または複数の処理装置の1つを含む。一般に、処理装置は、読み出し専用メモリもしくはランダムアクセスメモリまたはそれら両方から命令およびデータを受信する。コンピュータの本質的な要素は、命令を実行するための処理装置と、命令およびデータを記憶するための1つまたは複数のメモリとである。一般に、コンピュータはまた、データファイルを記憶するための1つまたは複数の大容量記憶デバイスを含むか、または大容量記憶デバイスと通信するように動作可能に結合される。そのようなデバイスは、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気ディスク光磁気ディスク;ならびに光ディスクを含む。コンピュータプログラム命令およびデータを有形に具現化するのに適した記憶デバイスは、全ての形態の不揮発性メモリを含み、そのような不揮発性メモリは、例として、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイス;内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気ディスク;光磁気ディスク;およびCD−ROMおよびDVD−ROMディスクを含む。処理装置およびメモリは、ASIC特定用途向け集積回路:application −specific integrated circuit)によって補完する、またはASICに組み込むことができる。

0063

ユーザとの対話を可能にするために、ユーザに情報を表示するためのCRT陰極線管:cathode ray tube)またはLCD(液晶ディスプレイ:liquid crystal display)モニタなどの表示デバイスと、ユーザがコンピュータに入力を提供することができるキーボードおよびマウストラックボールなどのポインティングデバイスとを有するコンピュータ上に機能を実装することができる。

0064

データサーバなどバックエンドコンポーネントを含む、またはアプリケーションサーバもしくはインターネットサーバなどミドルウェアコンポーネントを含む、またはグラフィカルユーザインターフェースもしくはインターネットブラウザを有するクライアントコンピュータなどフロントエンドコンポーネントを含む、またはそれらの任意の組合せを含むコンピュータシステム内に機能を実装することができる。システムの構成要素は、通信ネットワークなど、任意の形態または手段のデジタルデータ通信によって接続することができる。通信ネットワークの例は、例えば、LAN、WAN、ならびにインターネットを形成するコンピュータおよびネットワークを含む。

0065

コンピュータシステムは、クライアントサーバとを含むことができる。クライアントとサーバは、一般に互いに遠隔にあり、典型的には、上述したようなネットワークを介して対話する。クライアントとサーバの関係は、コンピュータプログラムがそれぞれのコンピュータ上で実行され、クライアント−サーバ関係を互いに有することによって生じる。

0066

コンピュータシステムは、電子患者医療記録を行うためのソフトウェア、例えば、ゾールデータシステムズ(ZOLLData Systems)(米国コロラド州ブルームフィールド(Broomfield))のePCRソフトウェアを含むことができる。ソフトウェアは、患者情報および療法的対話を入力、記憶、および送信することができる機能を提供する。コンピュータは、しばしば、プレスピタル(pre-hospital)での使用のために堅牢化されているいわゆる「タブレット」コンピュータシステムであるが、IPHONEまたはIPADの形態を取ることもできる。罹患者へのエピネフリンの送達を示すデータなどのデータは、好ましくは、ポータブル「タブレット」コンピュータと除細動ユニット212との間でリアルタイムで送信される。エピネフリンは、VF誘発の危険を高めることがあるので、エピネフリンの送達の通知をMPUが使用して、VF誘発の危険をさらに最小限に抑えるために圧迫パラメータを調節することができる。患者に提供される他の異なる治療、または様々なセンサによって感知される患者容態のパラメータもタブレットに提供することができ、これらは、患者に対して圧迫および圧迫解放が行われるペース、タイミング、力、または速度に影響を与えることがある。

0067

いくつかの実施形態を説明してきた。それにも関わらず、本発明の精神および範囲から逸脱することなく様々な変形を施すことができることを理解されたい。したがって、他の実施形態が、添付の特許請求の範囲の範囲内にある。

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