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課題・解決手段

車両用電子式キーES1)、特に無線キーが開示されている。この電子式のキーは、半透明表示区分(AZA)を有するハウジング壁GHW)を備えたハウジング(GHO)を備えている。さらに、使用者のために表示したい情報を表す情報シンボル(IS)が設けられている。表示区分(AZA)は、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分(VWS)を有し、この場合、前記ハウジング壁区分(VWS)のハウジング内側(GHI)に、光不透過性の層(LAL)が被着されており、該光不透過性の層(LAL)に、前記情報シンボル(IS)を表す切欠き(ASP)が設けられている。減少された壁厚さを有するハウジング壁区分と、情報シンボルとして切り欠かれた光不透過性の層との、表示区分において提供された組合せにより、背面照明された場合には、極めて鮮明でかつ明るい認識可能な情報シンボルが提供され、この情報シンボルは、背面照明されていない場合には、表示区分の半透明な構成に基づき、視認不可能となる。

概要

背景

概要

車両用電子式キーES1)、特に無線キーが開示されている。この電子式のキーは、半透明表示区分(AZA)を有するハウジング壁GHW)を備えたハウジング(GHO)を備えている。さらに、使用者のために表示したい情報を表す情報シンボル(IS)が設けられている。表示区分(AZA)は、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分(VWS)を有し、この場合、前記ハウジング壁区分(VWS)のハウジング内側(GHI)に、光不透過性の層(LAL)が被着されており、該光不透過性の層(LAL)に、前記情報シンボル(IS)を表す切欠き(ASP)が設けられている。減少された壁厚さを有するハウジング壁区分と、情報シンボルとして切り欠かれた光不透過性の層との、表示区分において提供された組合せにより、背面照明された場合には、極めて鮮明でかつ明るい認識可能な情報シンボルが提供され、この情報シンボルは、背面照明されていない場合には、表示区分の半透明な構成に基づき、視認不可能となる。

目的

本発明の課題は、機能シンボルまたは一般的な情報シンボルが、長い寿命とともに使用者にとって良好に認識可能となるような、車両用の電子式のキーを提供する

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請求項1

車両用電子式キーES1,ES2)、特に無線キーにおいて、半透明表示区分(AZA)を有するハウジング壁GHW)を備えたハウジング(GHO)を備え、使用者のために表示したい情報を表す情報シンボル(IS)を備え、前記表示区分(AZA)が、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分(VWS)を有し、減少された壁厚さを有する前記ハウジング壁区分(VWS)のハウジング内側(GHI)に、光不透過性の層(LAL)が被着されており、該光不透過性の層(LAL)に、前記情報シンボル(IS)を表す切欠き(ASP)が設けられている、ことを特徴とする、車両用の電子式のキー。

請求項2

前記光不透過性の層(LAL)が、吸光性ラッカを有する、請求項1記載の電子式のキー。

請求項3

当該電子式のキーが、さらに照明源BL)を有し、該照明源(BL)が、減少された壁厚さを有する前記ハウジング壁区分(VWS)のハウジング内側(GHI)に、該ハウジング壁区分(VWS)の照明のために配置されている、請求項1または2記載の電子式のキー。

請求項4

当該電子式のキーが、さらに、キー機能リリースするためのスイッチエレメント(SE1,SE2)と、前記ハウジング(GH)に設けられた、使用者による操作のためのスイッチキャップSK)とを有し、該スイッチキャップ(SK)が、前記スイッチエレメント(SE1,SE2)の操作のために前記スイッチエレメント(SE1,SE2)と機械的な結合関係にあり、前記表示区分(AZA)が前記スイッチキャップ(SK)に設けられている、請求項1から3までのいずれか1項記載の電子式のキー。

請求項5

半透明の前記表示区分(AZA)が、前記表示区分(AZA)の範囲における前記ハウジング壁(GHW)の半透明の材料、特に半透明のプラスチックによって形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の電子式のキー。

請求項6

前記表示区分(AZA)の範囲において、前記ハウジング壁(GHW)の外側(GHA)に、半透明の層が被着されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の電子式のキー。

請求項7

前記ハウジング壁(GHW)が、外側(GHA)で前記表示区分の範囲において一様に形成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の電子式のキー。

請求項8

特に請求項1から7までのいずれか1項記載の電子式のキー(ES1,ES2)用のハウジング(GH)を製造する方法において、以下のステップ:製造したいハウジングのためのモールド室(FK)を有する射出成形工具(SPGW)であって、該射出成形工具(SPGW)によって、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分(VWS)が形成可能となる射出成形工具(SPGW)を準備するステップと、前記モールド室(FK)内に射出成形材料GM)を射出するステップと、減少された壁厚さを有する前記ハウジング壁区分(VWS)に、使用者のための情報シンボルを有する光不透過性の層(LAL)を被着させるステップと、を実施することを特徴とする、電子式のキー用のハウジングを製造する方法。

請求項9

射出成形工具が、さらに可動スライダ(ST)を有し、該スライダ(ST)が、前記モールド室(FK)内に移動可能であり、射出成形材料(GM)を前記モールド室(FK)内に、射出成形材料(GM)の塑性成形可能な状態で射出した後に、前記可動のスライダ(ST)を前記モールド室(FK)内へ移動させ、これにより、減少された壁厚さを有する前記ハウジング壁区分(VWS)を形成する、請求項8記載の方法。

請求項10

前記光不透過性の層(LAL)を、減少された壁厚さを有する前記ハウジング壁区分(VWS)の、前記スライダが圧入された方の側(STB)に一貫して被着させ、引き続き、減少された壁厚さを有する前記ハウジング壁区分(VWS)の範囲で、前記光不透過性の層(LAL)を除去し、しかもこのときに形成される切欠き(ASP)が使用者のための情報シンボル(IS)を成すように除去する、請求項9記載の方法。

請求項11

前記光不透過性の層(LAL)の除去を、レーザによって、または機械的な手段で実施する、請求項10記載の方法。

請求項12

切り欠かれた情報シンボルを有する前記光不透過性の層(LAL)の被着を、印刷法、特にタンポン印刷法によって実施する、請求項8から11までのいずれか1項記載の方法。

請求項13

切り欠かれた情報シンボルを有する前記光不透過性の層(LAL)の被着を、光化学的な方法によって実施する、請求項8から11までのいずれか1項記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、車両用電子式キー、特に無線キーならびに電子式のキー用のハウジングを製造する方法に関する。

0002

最近の車両用の電子式のキー、特に無線キーの構成の電子式のキーによって、多数の車両機能リモート式コントロールもしくはリリースされ得る。電子式のキーが車両のアクセスシステム使用者側の部分として使用されるような、1つまたは複数の車両ドア施錠および解錠のための良く知られている安全性機能の他に、最近ではリモート式にコントロールされ得る多数の別の機能が存在している。この理由から、車両用の電子式のキーは最近では車両用のリモート操作キーとも呼称され得る。

0003

一方では、所望の車両機能をリリースするためにキーに設けられた正しいプッシュタン識別するために、ボタン機能のための機能シンボルを電子式のキーのハウジングに施与するか、または直接にプッシュボタンに施与することが可能である。他方において、たとえば車両との双方向の通信を可能にする電子式のキーにおいては、車両の情報(たとえば車両ドアの目下の閉扉状態)をキーに表示することもできる。相応して、表示したい情報内容に応じて、使用者のための情報シンボルを電子式のキーに表示することができる。

0004

特にハウジングまたはプッシュボタンに施与された、このような機能シンボルは、環境影響因子無防備にさらされているので、摩耗老化によって機能シンボルが消耗され、電子式のキーの機能はもはや使用者によって一義的に対応され得なくなる。

0005

したがって、本発明の課題は、機能シンボルまたは一般的な情報シンボルが、長い寿命とともに使用者にとって良好に認識可能となるような、車両用の電子式のキーを提供することにある。

0006

この課題は、独立請求項の対象により解決される。有利な態様は、従属請求項の対象である。

0007

この場合、車両用の電子式のキー、特に無線キーが、半透明表示区分を有するハウジング壁を備えたハウジングを有している。このハウジングは、特に電子コンポーネント収納もしくは保護のために働く。さらに、電子式のキーは、使用者のために表示したい情報を表す情報シンボルを有している。この表示区分は、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分を有している。特に、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分の壁厚さは、このハウジング壁区分を取り囲む周囲のハウジング壁に比べて減少されている。ハウジング壁は、もちろん(標準の壁厚さにおいては)外部からの力作用に対する防護部を提供することが望ましく、そして表示区分の範囲、より正確に云うと、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分では、窓の機能としての改善された光透過性を提供することが望ましい。減少された壁厚さを有するハウジング壁区分の内側もしくはハウジング内側には、さらに光不透過性の層が被着されている。この光不透過性の層には複数の切欠きが加工成形されており、これらの切欠きが情報シンボルを表す。この場合、光不透過性の層は吸光性の層または光反射性の層であってよい。加工成形された情報シンボルを備えた光不透過性の層がハウジング内側に被着されている、このような電子式のキーにより、第1には、情報シンボルが環境影響因子にさらされておらず、かつ長い時間、良好に視認可能のままとなることが確保され得る。さらに、情報シンボルが加工成形されている光不透過性の層の使用により、情報シンボルの鮮明な表示が達成され得る。さらに、別の利点として、ハウジング内に半透明の表示区分が設けられていて、これにより一方ではハウジングの内部構造体、特に表示区分の内部構造体が見えなくなり、ひいてはハウジング内側からの背面照明が行われていない場合には、使用者にとって情報シンボルが外部から認識不可能にもなることにある。

0008

電子式のキーの有利な構成では、光不透過性の層が、吸光性のラッカを有している。この吸光性のラッカは、的確に表示区分の範囲に、またはハウジング内側に沿って大面積に簡単に被着されていてよい。表示区分の半透明な構成に基づき、上で述べたようにハウジングの内部構造体を覗き込むことができないので、ハウジング内側へのラッカの正確な被着に高い要求が課せられなくなる。

0009

電子式のキーの別の構成では、この電子式のキーが、さらに照明源を有し、該照明源が、減少された壁厚さを有する前記ハウジング壁区分のハウジング内側に、特にこのハウジング壁区分に隣接して、もしくはこのハウジング壁区分に対応して、このハウジング壁区分の照明もしくは情報シンボルの照明のために配置されている。したがって、この構成では、光不透過性の層が表示区分において(情報シンボルの輪郭通りに)中断されていることにより、背面照明の際に鮮明に縁取りされた情報シンボルが認識可能になるような電子式のキーが提供され得る。照明源は特に制御可能な照明源、たとえばLED(licht emitting diode)として形成されていてよい。好ましくは、照明源が電子式のキーの制御装置、たとえばマイクロコントローラによってオンオフ切換可能であるので、情報シンボルがハウジング内側から所定の時間に照明可能となり、ひいてはハウジングの外側から使用者によって視認可能となる。こうして、情報シンボルは、電子式のキーに設けられたプッシュボタンに、特定の時点に、または予め設定された時間インターバルの間、特定の機能を対応させるために使用され得る。また、情報シンボルが、使用者に特定の情報(プッシュボタン機能とは別個に独立して)を報知するために使用され得ることも考えられる。このことは、たとえば(目下の)キー状態に関する情報、たとえば低すぎるバッテリ充電状態であってよいが、しかし、電子式のキーが、該電子式のキーに対応する車両から伝送してもらった情報、たとえば対応する車両の車両ドアの施錠状態に関する情報であってもよい。さらに、種々異なる情報シンボルを備えた2つまたは2つ以上の表示区分がハウジングもしくはハウジング壁に設けられていることも考えられる。この場合、たとえば1つの特定のプッシュボタンに種々異なる情報シンボルが対応されていてよい。この場合、どの情報シンボルが目下アクティブであるのか、もしくはどの情報シンボルが背面照明されるのか、に応じて、プッシュボタンの操作によってキーに種々異なる命令がリリースされる。

0010

電子式のキーのさらに別の構成では、電子式のキーが、さらに、特にハウジング内部に配置されていて、かつ相応するキー電子装置電気的に接続されているスイッチエレメントを有し、さらに電子式のキーのハウジングの構成要素として、使用者による操作のためのプッシュボタンもしくはスイッチキャップを有している。このスイッチキャップは、スイッチエレメントの操作のためにこのスイッチエレメントと機械的な相互作用関係にあるか、もしくは機械的な結合関係にあり、この場合、前記表示区分がスイッチキャップに設けられている。このことは、この実施態様においては、情報シンボルを備えた表示区分が、具体的にスイッチキャップに設けられていて、これによりスイッチエレメントもしくはスイッチキャップの1つの機能が一義的に識別されるか、またはスイッチキャップに関連した情報が表示されることを意味する。たとえば1つの特定のスイッチエレメントもしくはスイッチキャップに、全ての車両ドアの施錠の機能が対応していると、情報シンボルは、たとえばキーの側での施錠要求応答して、対応する車両から返送された施錠情報を表示することができる。

0011

電子式のキーのさらに別の構成では、表示区分が表示区分の範囲におけるハウジング壁の半透明の材料を有することにより、半透明の表示区分が形成されている。たとえば、ハウジング全体、ハウジングの一部(たとえば特に1つまたは複数の別のハウジングシェルとともにハウジングを形成するハウジングシェル)またはハウジングの、表示区分の範囲だけが、半透明の材料から成っていてよい。ハウジングのための材料としては、たとえばプラスチック、特に半透明のプラスチックが使用され得る。したがって、電子式のキーのための廉価なハウジングが提供され得る。

0012

さらに別の構成では、ハウジングの外側に、とりわけ表示区分の範囲において、半透明の被覆体が被着されていることによっても、半透明の表示区分が達成され得る。この場合には、ハウジングが表示区分の範囲において、やはり半透明の材料から製造され得るか、または透明の材料から製造されてもよい。なぜならば、前記半透明の被覆体によって、ハウジングの内側の構造体が外側からは視認不可能であり、ひいては情報シンボルが外側から視認不可能であるからである。

0013

電子式のキーのさらに別の構成では、ハウジング壁が、表示区分の範囲の外側で一様に、つまりベタに形成されているか、もしくは中断されずに形成されている。すなわち、このハウジング壁は外側に輪郭(たとえば情報シンボルの輪郭)を有していない。この場合、表示区分の範囲に位置する外側における表面は、滑らかに形成されていてよいか、または不一様性または指紋を消すために粗面化部を有していてよい。

0014

本発明の別の対象は、電子式のキー用のハウジングを製造する方法である。本発明による方法は、以下のステップ包含する。まず、製造したいハウジングのためのモールド室もしくは成形チャンバを有する射出成形工具が準備され、この射出成形工具によって、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分が形成可能となる。この場合、射出成形工具には、下で詳しく説明するように、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分を製造するために、モールド室内に狭隘部が固定的に(または静的に)設けられていてよいか、または型内のモールド室が、可動エレメントによって可変であってよい。引き続き射出成形材料、たとえばプラスチック材料が、モールド室内に噴射され、この射出成形材料から、製造したいハウジングが形成される。これにより、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分を含めてハウジングの形状が提供される。引き続き、射出成形材料の硬化させられた状態において、使用者のための情報シンボルを有する光不透過性の層が、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分に、特にハウジングの内側に、被着される。このような方法を用いて、加工成形された情報シンボルが長時間、良好に視認可能のままとなり、かつ情報シンボルの鮮明な表示が確保され得るような、情報シンボルを備えた電子式のキーのためのハウジングが提供され得る。

0015

本発明による方法の別の実施態様では、射出成形工具が、(可動の)スライダを有し、該スライダが、前記モールド室に進入する方向および前記モールド室から進出する方向に移動可能である。この場合、射出成形材料を前記モールド室内に、射出成形材料のまだ変形可能な状態で射出した後に、前記可動のスライダはモールド室内へ移動させられ、これにより、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分が形成される。引き続き、射出成形材料の硬化された状態において、使用者のための情報シンボルを有する光不透過性の層が、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分に、特にこのハウジング壁区分の、可動のスライダが圧入された方の側で、被着される。減少された壁厚さを有するハウジング壁区分を製作するための可動のスライダを(あとから)導入することによって、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分を含めてハウジングを製造するためのこのような方法を用いると、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分が、射出成形過程の際に場合によっては閉じられないか、または視認可能な流れ筋が、表面の一様(ベタ)な印象を妨げることが回避される。

0016

本発明による方法のさらに別の実施態様では、まず、光不透過性の層が、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分の、前記可動のスライダが圧入された方の側に(一貫して)被着され得る。引き続き、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分の範囲で、光不透過性の層が除去され、しかもこの除去が、使用者のための情報シンボルを成すように除去される。こうして、除去プロセスステップの際にはじめて情報シンボルを形成すれば済むので、大きな精度要求なしに光不透過性の層が被着されるような、情報シンボルを被着させるための、装置技術的に簡単な方法が提供される。

0017

光不透過性の層はこの場合、吸光性または光反射性の層を包含することができる。特に、光不透過性の層は、前記ハウジング壁区分に被着される吸光性のラッカを包含することができる。

0018

光不透過性の層(たとえば吸光性のラッカの形)の上で述べた除去は、レーザレーザアブレーション)によって、または機械的な手段で実施され得る。

0019

また、切り欠かれた情報シンボルを有する光不透過性の層の被着を、印刷法、特にタンポン印刷法によって実施することも考えられる。これに対して択一的に、切り欠かれた情報シンボルを有する光不透過性の層の被着を、光化学的な方法によって実施することも可能である。

0020

ハウジングを製造する方法では、射出成形材料として、たとえば半透明の射出成形材料が使用され得る。これにより、製造の完了したハウジング部分では、ハウジングの内側の構造体が外部からもはや視認不可能となる。また、後置されたステップにおいて、ハウジングの製造後に、少なくとも減少された壁厚さを有するハウジング壁区分の範囲において、ハウジング外側もしくはハウジング壁の反対の側、つまりスライダが圧入された方の側に、半透明の被覆体を被着させることも考えられる。これにより、この場合にも、ハウジングの内側の構造体もしくは減少された壁厚さを有するハウジング壁区分の内側の構造体、ひいては使用者のための情報シンボルは、ハウジングの使用時において、この情報シンボルが背面照明されていない場合には視認不可能となる。

0021

電子式のキーの有利な実施態様は、方法に適用可能である場合には、方法の有利な実施態様ともみなされ得る。

0022

以下に、本発明の実施形態を図面につき詳しく説明する。

図面の簡単な説明

0023

第1実施形態による電子式のキーの表示区分の範囲を示す概略的な横断面図である。
第2実施形態による電子式のキーの表示区分の範囲、この場合にはプッシュボタンもしくはスイッチキャップの範囲を示す概略的な横断面図である。
車両用の電子式のキーに用いられるハウジングを製造する方法を種々のステップで示す図である。

0024

まず図1につき説明する。図1には、第1実施形態による特に無線キーの形の車両用の電子式のキーの表示区分の範囲が図示されている。第1実施形態による電子式のキーES1は、上側のハウジング部分GHOと下側のハウジング部分GHUとから成るハウジングを有している。図示の下側のハウジング部分GHUは、ハウジング内に位置するコンポーネントを保護するためにしか用いられないのに対して、上側のハウジング部分GHOには、情報シンボルISを表示するための表示区分AZAが形成されている。この表示区分AZAでは、上側のハウジング部分GHOのハウジング壁GHWが、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分VWSを有している。このハウジング壁区分VWSは、このハウジング壁区分VWSを取り囲む周囲のハウジング壁とは異なり、減少された壁厚さを有しており、この場合、ハウジング壁区分VWSの壁厚さD2は、たとえば0.3mmであってよく、「標準」の壁厚さD1を有する周囲のハウジング壁は、たとえば1.3mmであってよい。図1に示した実施形態では、ハウジング壁GHWが、半透明の材料、たとえば半透明のプラスチックから形成されている。

0025

ハウジング壁GHWのハウジング内側GHIには、特に表示区分AZAの範囲において、たとえば吸光性のラッカLALの形の光不透過性の層が塗布されている。減少された壁厚さを有するハウジング壁区分VWSの範囲においてのみ、吸光性のラッカLALは、ラッカに設けられた相応する切欠きASPが情報シンボルISもしくはピクトグラム図記号)を形成するように除去されている。

0026

ハウジング内部、すなわちハウジング内側GHIには、プリント配線板LPが設けられている。このプリント配線板LPには、一方では照明源BLと、別の電気的もしくは電子的なコンポーネントEKとが設けられている。照明源BL、特にLED(light emitting diode)の形の照明源BLは、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分VWSのすぐ下に、もしくはこのハウジング壁区分VWSに直接に向かい合って、プリント配線板LPに配置されており、これにより光線Lによって情報シンボルISが背後から照明される。照明源BLは制御可能な照明源として形成されていてよく、このような照明源は、たとえば電子的なコンポーネントEKに内蔵されていてよいマイクロコントローラによって、適切な時間に作動可能となる。

0027

照明源BLが作動させられていないと、ハウジング壁の半透明の材料は、特に表示区分AZAにおいて、使用者が、ハウジング外側GHAからハウジング壁GHWの内側の構造体を認識し得ることを阻止する。言い換えれば、ハウジング外側GHAは、照明源BLがスイッチオンされていない状態では一様となり、いわゆる「ベタ面」となるので、情報シンボルISは視認不可能となる。このことは、使用者に与える電子式のキーの美的印象を改善する。

0028

それに対して、照明源BLがスイッチオンされると、この照明源BLから発する光線Lは、この光線LがラッカLALの切欠きASPを通り抜けるか、もしくは切欠きASPを通じて透き通ることにより、ハウジング外側GHAにおいて使用者にとって良好に視認可能に情報シンボルISを表示するために働く。ハウジング壁区分VWSの範囲における壁区分もしくは壁横断面の減少(いわば窓として)に基づき、光線Lは、半透明のハウジング材料を短い距離で通り抜けるだけでよいので、光線強さはほとんど減少されない。他方において、あとで詳しく説明するように、切欠きASPは大きな精度でかつ極めて精巧に形成され得るので、薄い壁厚さと、ハウジング内側GHIに設けられた、情報シンボルISとして切り欠かれたラッカ層との組み合わせにより、背後からの照明(背面照明)の際には、極めて良好に読取り可能でかつ精巧もしくは鮮明なシンボルまたはピクトグラムがハウジング外側GHAに結像される。さらに、シンボルがハウジング内側に形成されることにより、これらのシンボルの寿命が延長される。なぜならば、これらのシンボルは外側からの環境影響因子(たとえば摩耗、汚れ化学的に有効な物質による)にさらされていないからである。

0029

次に、図2につき説明する。図2には、第2実施形態による表示区分AZAの範囲における電子式のキーES2の概略的な横断面図が図示されている。電子式のキーのこの第2実施形態は、大体において第1実施形態に相当しているが、ただし第1実施形態とは異なり、表示区分AZAがこの場合には、使用者のための操作用の電子式のキーES2のプッシュボタンもしくはスイッチキャップSKを有している。第1実施形態の場合と同様に、電子式のキーES2は、上側のハウジング部分GHOと下側のハウジング部分GHUとから成るハウジングを有している。上側のハウジング部分GHOのハウジング壁GHWには、使用者による操作のためのプッシュボタンもしくはスイッチキャップSKが加工成形されている。このスイッチキャップSKはそれと同時に、この第2実施形態では表示区分AZAを提供している。第1実施形態の場合と同様に、スイッチキャップSKは「標準」の厚さD1の区分と、減少された壁厚さ、つまり前記厚さD1よりも小さく形成された厚さD2とを有する区分VWSとを有している。たとえば、この場合でも、厚さD1は約1.3mmの値を有していてよく、厚さD2は0.3mmの値を有していてよい。ハウジング内側もしくはスイッチキャップ内側GHIには、減少された壁厚さを有する区分VWSの範囲において、吸光性のラッカLALが塗布されている。このラッカLALは、薄くされた壁厚さもしくは減少された壁厚さの範囲(図面で見てスイッチキャップの中央部)に、情報シンボルISを表示するための切欠きを有している。ハウジングの内部もしくはハウジング内側GHIには、電子式のキーES1の第1実施形態の場合と同様に、照明源BLを備えたプリント配線板LPが配置されている。この照明源BLは、情報シンボルISを(第1実施形態の場合と同様に)背後から照明するために調整されている。照明源BLはこの場合、再び制御装置もしくはマイクロコントローラによって制御可能であってよい。照明源BLから発せられる光線Lは、一方では吸光性のラッカLALによって引き留められ、情報シンボルISを表す切欠きのみを通り抜けることができる。したがって、情報シンボルISの精密な形成に基づき、反対の側GHAにおいて情報シンボルISは使用者によって鮮明に、もしくは精巧に検知され得る。さらに、区分VWSにおいて壁厚さが著しく減少もしくは肉薄化されているという事実に基づいて、光線はスイッチキャップSKのこの範囲を良好に通り抜けることができる(たとえこのスイッチキャップが半透明の材料から形成されていたとしても)ので、この側GHAでは、情報シンボルISの明るくて良好な視認性が保証されている。

0030

使用者が、矢印Dの方向(図面で見て下方)に向かってスイッチキャップSKを押圧すると、スイッチキャップSKは2つのスイッチエレメントSE1,SE2に当接し、これにより両スイッチエレメントSE1,SE2はリリースされる(しかし、2つのスイッチエレメントの使用の代わりに、リングコンタクトを有する1つのスイッチエレメントのみを使用し、このリングコンタクトを介してスイッチエレメントをリリースさせることも考えられる)。両スイッチエレメントSE1,SE2をリリースさせることにより、たとえば制御装置に特定の機能を実施させることができる。たとえば、キー側の制御装置は、電子式のキーES2から車両へ、特に車両のドアを施錠するための情報を有する信号を送信するために、送信装置を作動させることができる。特別な構成では、電子式のキーES2が送信装置だけでなく、送信装置に対して付加的に受信装置を有していてよい。受信装置は、たとえば車両の確認信号を受信することができる。この確認信号は閉扉状態に関する情報(たとえば全てのドアが閉扉された状態)を有する。この情報は次いで使用者に表示され得る。この場合、照明源BLが作動させられるので、照明源BLは、たとえば閉鎖されたドアロックを有していてよい情報シンボルISを背後から照明する。使用者はこの情報シンボルISを見て、自身の施錠意志が実施されたことを知る。

0031

次いで、図3を見てみると、図3には、たとえば図1に示した第1実施形態による電子式のキーのためのハウジングの製造が概略的に図示されている。まず、図3Aを見てみると、図3Aには射出成形工具SPGWが図示されている。この射出成形工具SPGWは第1または上側の型部分FT1と、第2または下側の型部分FT2とを有している。両型部分は、一体に形成されていてもよい。両型部分FT1,FT2は1つの成形チャンバもしくはモールド室FKを形成しており、この成形チャンバもしくはモールド室FK内には、射出成形材料、特にプラスチック材料が射出され得る。射出成形工具SPGWにとって特徴的であるのは、プランジャSTである。このプランジャSTはモールド室FKの方向(図面で見て上方)に向かって運動可能である(次の図面につき詳しく説明する)。射出成形工具SPGWが準備された後に、次のステップにおいて、射出成形材料GMがモールド室FK内に射出される。

0032

図3Bには、再び、図3Aに示した射出成形工具SPGWが図示されている。この場合、電子式のキーのハウジングを形成する射出成形材料GMがモールド室FK内に既に射出されている。次いで、プランジャSTが、初期位置から矢印NOの方向(図面で見て上方)に向かってモールド室FKの方向に運動させられる。

0033

図3Cには、射出成形工具SPGWのプランジャSTが、成形プロセスの最終状態に位置している状態が図示されている。この場合、プランジャSTの上側の区分と上側の型部分FT1との間に、減少された壁厚さを有する区分VWS(いわば「窓」として)が型取りされている。射出成形材料GMを硬化させた後に、プランジャSTは次いで矢印NUの方向(図面で見て下方)に向かって運動させられ、すなわち初期位置へ戻され、両型部分FT1,FT2が互いに引き離され、これによりハウジング部分が解放される。

0034

射出成形工具SPGWが分離された後に、ハウジングもしくは図1と比較して上側のハウジング部分GHOが残る。この上側のハウジング部分GHOは、図3Dに図示されているように、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分VWSを含むハウジング壁GHWを有する。表示区分のための、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分VWSを有する上側のハウジング部分GHOが提供された後に、次のステップにおいて、さらに情報シンボルを設けるか、もしくは導入することが必要となる。

0035

これに関しては、図3Eにつき説明する。図3Eでは、上側のハウジング部分GHOの製造プロセス中に、可動のプランジャSTが圧入された範囲STBに(すなわちハウジング部分GHOの内側に)、吸光性のラッカLALだけが被着される。これに続くステップでは、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分VWSの範囲において、特定の個所でラッカLALが除去されるので、切欠きASPが形成される。これらの切欠きASPは最終的に情報シンボルISを形成する。ラッカLALのこの除去は、たとえばレーザアブレーションによって、または機械的な手段で実施され得る。情報シンボルISの背面照明の場合、すなわち図面で見て下方から上方へ光線を送出する光源により、上側のハウジング部分GHOの上側(もしくは外側)において、鮮明もしくは精巧な明るい情報シンボルが認識され得る。光源がスイッチオフされていると、ハウジング上側部分GHOの半透明な構成に基づき、表示区分AZAの内側の構造体は視認不可能となる。図示の方法の別の利点は、射出成形材料GMを射出成形工具SPGW内に噴射する際に、可動のスライダSTを使用することにより、型が満たされるまではスライダSTがまだ引き戻されていて(図面で見て下方)、型が満たされた後に引き続き、まだ塑性成形可能な材料内にスライダが前進し、これにより目標壁厚さ(減少された壁厚さ)を達成することにある。したがって、減少された壁厚さを有するハウジング壁区分VWS(窓範囲とも呼ぶ)が、場合によっては閉じられないか、または目に見える流れ筋(フローマーク)が表面における一様な(ベタな)印象を妨げてしまうことは回避される。提案された方法により、線太さや閉じた線に関する情報シンボルIS(またはピクトグラム)のデザインの制限も存在しない。このことは、ラッカ塗布に陰影を付けることのできるブラケットによって精巧な構造体を安定化させなければならないような精密なカバーマスクによってラッカを塗布する手段に比べて利点となる。

0036

既に上で述べたように、図1および図2に示した実施形態による電子式のキーもしくは車両電子式のキーは、車両用の無線のアクセスシステムのモバイル部分として使用され得る。アクセス権限のある人間によって、たとえばその人の手またはポケット内で携行される電子式のキーを用いると、この人間が車両に接近するやいなや、電子式のキーが作動されていれば無線接続が形成され、この無線接続は自動的に車両を開放し、そしてたとえば付加的にサイドミラーおよび/またはバックミラーおよびドライバシートを、アクセス権限のある人間に合わせて調節する。無線接続を形成するためには、電子式のキーの電子コンポーネントEK(図1参照)が、送受信装置を有していて、この送受信装置によって車両からの問い合わせ信号が受信され、キーのコードを含む相応する応答信号が車両へ返送され得る。

0037

アクセスシステムを実現するために、車両はマイクロプロセッサを備えた制御ユニットを有している。マイクロプロセッサは、電子式のキーから送信されたコードが有効であると認証された後に、上で説明した調節を行う。認証を実施するために電子式のキーの使用者がキーのプッシュボタンをアクティブに操作してなくても済む、このようなアクセスシステムは、「パッシブ型のアクセスシステム」とも呼ばれる。

0038

本発明を特に、車両用の電子式のキーに関して、安全性にとって重要な機能について説明したが、さらに、本発明を別の機能、すなわち快適性機能だけがキーによって制御可能となるような機能、たとえばパーキングヒータ補助ヒータ)またはエアコンディショナ等の遠隔制御に適用することも考えられる。また、キーに設けられた情報シンボルによって特定の車両状態または車両の警告報知、たとえば臨界的な燃料充填ベル、臨界的なタイヤ圧盗難報知等を表示することも考えられる。

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