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課題・解決手段

動物飼料の効率、動物消化の効率、動物の健康全体、及び動物飼料の製造効率を改良するための方法。その方法は、動物に食物繊維及びフラボノイドの組み合わせを有する飼料添加剤組成物の有効量を投与する工程を含む。動物飼料組成物は、動物飼料組成物の0.1%〜30%の量でカラマツアラビノガラクタン、動物飼料組成物の0.1%〜10%の量でジヒドロクェルセチンタキシフォリン)、及び動物飼料担体又は賦形剤を含有する。

概要

背景

木材工業により生成される大量の残渣は、抽出による食物成分の更なる加工、及び価格公定に重要な植物性資源として利用できるため、森林バイオマスが地球上で最も重要なバイオマスであるということが知られている。森林バイオマスの溶媒抽出によって得られる、抽出可能なフラボノイドは、異なる種類の森林及び木材から変換された残渣から容易に入手できるので、特別に興味もたれている。フラボノイドの最も有名な生理活性の1つは、抗酸化活性及び抗炎症性活性である。森林樹木抽出物抗酸化能力における最も重要な結果が示され、生理活性のフラボノイド分子富む健康な食料からの抽出物に対して得られるものと比較されている[1]。フラボノイドジヒドロクェルセチンタキシフォリン)は、もっとも有効な天然抗酸化剤及び抗炎症性化合物の1つである[2、3]。元玉及び樹皮のような針葉樹木材の変換した残渣も、主に食物繊維アラビノガラクタンについての特に豊富資源を表すため、それらは注目されている[4、5、6、7、8]。より多いアラビノガラクタン含有量は、しばしば、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)のようなフラボノイド物質のより多い量を相伴い[9]、本幹、樹皮、及び根を含むカラマツ堅木に存在することが、文献[10〜22]に言及されている。

本発明以前に、針葉樹木材の種の異なる部分の抽出物が、天然の抗酸化ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)、堅木から、主にカラマツ属の植物から、とりわけ、ラリックスカジャンデリ(Larixcajanderi)、ラリックスチェノブスキー(Larixczekanowskii)、ラリックスダフリカ(Larixdahurica)、グイマツ(Larixgmelinii)、ラリックスカマチャティカ(Larixkamtschatica)、ラリックスルシカ(Larixrussica)、シベリアカラマツ(Larixsibirica)、ラリックススカチェウィー(Larixsukaczewii)からの可溶性の食物繊維アラビノガラクタンである、天然の非デンプン多糖のような様々な化合物を含有することが知られている。すなわち、カラマツのアラビノガラクタンは、かなりの量の天然の抗酸化剤、主に、以下の特別な性質を有する繊維マトリクスに天然に会合されるジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)を含有する繊維として定義される:
1.食物繊維含有率乾物ベースで70%より高い。
2. 1gの食物繊維アラビノガラクタンは、少なくとも、ORAC値を基にして1,000μmol TE/g、及び標準的に、2,000〜4,000μmol TE/gに相当する、脂質酸化を抑制することの能力を有すべきである。
3. 1gの食物繊維アラビノガラクタンは、酸化損傷から生細胞を保護するため、少なくとも1g当たり、6CAP−e単位の細胞ベースの抗酸化保護(CAP−e)の能力を有すべきであり、CAP−e値は、没食子酸当量(GAE)単位となる。
4.抗酸化能力は、抗酸化剤の添加、又は事前化学的若しくは酵素による処理によらない物質(消化液に可溶性)の天然成分由来の、内因性の特性であるべきである。
本発明は、動物飼料製品における適用のための、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)、アラビノガラクタン、及びジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わせたアラビノガラクタンのようなカラマツの木材抽出物の使用に関し、カラマツの木材抽出物は、食餌の成分、天然の抗酸化剤、飼料添加剤、及び飼料防腐剤として使用することが提案される。

伝統的に、動物飼料の食餌は、主にシリアル及び大豆粕に基づく。しかしながら、エンドウマメインゲンマメヒマワリ粕、菜種粕ルーピン、シリアル副生成物、及び甜菜ビートパルプのような代替製品の使用は、近年は、関心の増加を受けている。これらの製品のいくつか例えば、ヒマワリ粕、菜種粕、ルーピン、シリアル副生成物、及び甜菜ビートパルプにおいて、低い消化率が、しばしば、動物飼料の食餌中の目に見えるほどの量でのそれらの含有を制限する。この低い消化率は、主に非デンプン多糖類からなる、これらの製品中の炭水化物小片組成物と関係がある。非デンプン多糖類は、単胃動物消化酵素によって、小腸で分解されず、それゆえ、それらの全エネルギーポテンシャルを動物に提供できない。これらの多糖類加水分解は、動物福祉と、製品における改良された経済性に関する、2つの問題を解決することが知られている。

ヒトのように、農業従事している動物は、特定の食料を食べると、最も健康になる。ウシは、草を消化できるようにできているを備える。ブタは、草、トウモロコシ穀類、大豆、及び他の植物を消化できる。ニワトリ及びシチメンチョウは、牧草地発見される虫と同様に植物を食べることができる。動物が、畜産物抗生物質、並びにチューインガム及び鶏肥料のような他の非天然の物質を含み得る、従来の(或いは工業性の)飼料をとして与えられる場合、彼らの健康は危険にさらされる。そして動物が不健康である場合、その肉及び製造される製品も健康でないだろう。動物における胃腸障害は、食物繊維で治療されている。食物繊維は、いくつかの物質を包括する一般用語であり、セルロース、カラマツのアラビノガラクタンのようなヘミセルロースオリゴ糖ペクチンガム質ワックス、及びリグニンを含む。さらなる一般的な定義は、ヒト又は動物(腸内)の酵素による消化に強い、食餌における植物原料内在性の成分、すなわち、主に非デンプン多糖類及びリグニンである。食物繊維は可溶性又は不溶性の何れであってもよい。

食物繊維はヒト及び動物の消化酵素による加水分解に耐えるが、結腸ミクロフローラによって発酵され得る。一般に、可溶性の繊維は、不溶性の繊維より容易に発酵される。これらの物質の主な生理効果胃排出及び結腸通過時間におけるものであり、耐糖能の改良及びデンプン消化の減少という結果になり得る。食物繊維発酵は、短鎖脂肪酸の生成、及び代謝の最終生成物としての種々のガス類の生成のため、細菌性バイオマスの増加、糞塊の増加、結腸内のpHの低下という結果になる[24]。例えば、ラクツロースの使用を伴うであろう瀉下を生じずに低いアンモニア吸収になりやすいため、カラマツのアラビノガラクタンは、そのうえ、門脈系脳症の治療においていくつかの価値を有するだろう[25]。

植物由来ポリフェノール(とりわけフラボノイド、例えば、フェニル−C3−フェニル構造を備えた化合物であり、フェニル環に1以上のヒドロキシル基官能性を持たせる)は、ヒトの糞便において、クロストリジウムパーフリンジェンス(Clostridium perfrigens)、及び他のクロストリジウム菌種(腐敗細菌)の量をかなり減少させることと、ビフィドバクテリウム菌種(酸形成細菌)の量をかなり増加させることとが報告されている[26]。フラボノイド及び他のフェノール系の化合物は、反応性酸素及び塩素種を除去することにより、胃腸GI)管において、直接に保護効果を発揮するだろう。それらは、胃におけるヘムタンパク質起因性の過酸化を抑制できる。それらは、HN02由来の反応性の窒素種によりDNA塩脱アミノ化を抑制できる[27]。フェノールは、GI管において、毒素代謝又は抗酸化防御酵素を上方制御するだろう[28]。それらは、酸化還元活性のある遷移金属イオンキレート化し、自身の酸化促進ポテンシャルを低減する[29,30]。食餌性の鉄は、とりわけ、高脂肪飼料の食餌中、通常、完全に吸収されない。非吸収性の食餌性の鉄は、糞便に入る、それは、結腸及び直腸に、酸化促進の課題を表す[31]。実際に、脂肪が豊富で及び繊維が不足な食餌は、この酸化促進効果をさらに悪化させるだろう[32]。フェノール系の化合物は、鉄をキレート化することにより、結腸内の鉄の酸化促進作用を緩和するのに役立つだろう。現在、哺乳動物、とりわけ、ヒト、ウシ、ヒツジヤギウマ、ブタ、家禽イヌ及びネコの治療にかなりの利益を約束する手法において、フラボノイドの類が、寄生虫感染処置することに有効であることが発見されている[33]。特に、これらのフラボノイドは、経口投与することの望ましい質を有する。

US6,558,693Bは、アラビノガラクタンエンド−1,4−β−ガラクトシダーゼ及び/又はアラビノガラクタン エンド−1,3−β−ガラクトシダーゼのような酵素を含む動物飼料の添加剤を開示する。

US6241983は、有益なヒトの腸内微生物の有効量、及び食物繊維の有効量を含有する、胃腸の健康を促進するための組成物を開示する。

US6,087,092は、動物において、成長速度を高め、飼料効率を改良し、離乳後の下痢(scour)を減少させるための、ポリフェノールと組み合わせてヘミセルロースを含有する組成物、その組成物を調製する方法、及び動物への組成物の有効量を投与することにより、組成物でヒト又は動物を処置する方法を開示する。

概要

動物飼料の効率、動物の消化の効率、動物の健康全体、及び動物飼料の製造効率を改良するための方法。その方法は、動物に食物繊維及びフラボノイドの組み合わせを有する飼料添加剤組成物の有効量を投与する工程を含む。動物飼料組成物は、動物飼料組成物の0.1%〜30%の量でカラマツのアラビノガラクタン、動物飼料組成物の0.1%〜10%の量でジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)、及び動物飼料担体又は賦形剤を含有する。

目的

本発明の目的は、動物の健康、福祉、及び性能/生産の効率を改良するため、飼料効率、消化の効率、及び動物の全体の健康を改良するための動物飼料の食餌の範囲内で、多くの利益を受けさせるための天然物として使用することが提案される安価な飼料の添加剤、特にカラマツの木材抽出物を提供する

効果

実績

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請求項1

動物飼料組成物であって:(a)前記動物飼料組成物の0.1%〜30%の量でカラマツアラビノガラクタン;(b)前記動物飼料組成物の0.1%〜10%の量でジヒドロクェルセチンタキシフォリン);及び(c)動物飼料担体、及び賦形剤のうちの少なくとも1つを含む動物飼料組成物。

請求項2

前記ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)が、ラリックスカジャンデリ(Larixcajanderi)、ラリックスチェノブスキー(Larixczekanowskii)、ラリックスダフリカ(Larixdahurica)、グイマツ(Larixgmelinii)、ラリックスカマチャティカ(Larixkamtschatica)、ラリックスルシカ(Larixrussica)、シベリアカラマツ(Larixsibirica)、及びラリックススカチェウィー(Larixsukaczewii)植物のうちの少なくとも1つから抽出されたフラボノイドである、請求項1に記載の動物飼料組成物。

請求項3

前記カラマツのアラビノガラクタンがラリックスカジャンデリ(Larixcajanderi)、ラリックスチェカノブスキー(Larixczekanowskii)、ラリックスダフリカ(Larixdahurica)、グイマツ(Larixgmelinii)、ラリックスカマツチャティカ(Larixkamtschatica)、ラリックスルシカ(Larixrussica)、シベリアカラマツ(Larixsibirica)、及びラリックススカチェウィー(Larixsukaczewii)植物のうちの少なくとも1つから抽出された食物繊維である、請求項1に記載の動物飼料組成物。

請求項4

前記カラマツのアラビノガラクタンが、アラビノガラクタンマトリクス天然会合する第2のジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)をさらに含む、請求項3に記載の動物飼料組成物。

請求項5

前記担体が飼料である、請求項1に記載の動物飼料組成物。

請求項6

動物飼料の効率、動物消化の効率、動物の健康全体、及び動物飼料の製造効率を改良するための方法であって、動物に食物繊維及びフラボノイドの組合せを含む飼料添加剤組成物の有効量を投与する工程を含む、方法。

請求項7

前記フラボノイドが、ラリックスカジャンデリ(Larixcajanderi)、ラリックスチェカノブスキー(Larixczekanowskii)、ラリックスダフリカ(Larixdahurica)、グイマツ(Larixgmelinii)、ラリックスカマツチャティカ(Larixkamtschatica)、ラリックスルシカ(Larixrussica)、シベリアカラマツ(Larixsibirica)、及びラリックススカチェウィー(Larixsukaczewii)植物のうちの少なくとも1つから抽出されたジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)である、請求項6に記載の方法。

請求項8

前記食物繊維が、ラリックスカジャンデリ(Larixcajanderi)、ラリックスチェカノブスキー(Larixczekanowskii)、ラリックスダフリカ(Larixdahurica)、グイマツ(Larixgmelinii)、ラリックスカマツチャティカ(Larixkamtschatica)、ラリックスルシカ(Larixrussica)、シベリアカラマツ(Larixsibirica)、及びラリックススカチェウィー(Larixsukaczewii)植物のうちの少なくとも1つから抽出されたカラマツのアラビノガラクタンである、請求項6に記載の方法。

請求項9

前記カラマツのアラビノガラクタンが、アラビノガラクタンマトリクスと天然に会合する第2のジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)をさらに含む、請求項8に記載の方法。

請求項10

前記飼料添加剤組成物が、前記動物飼料の0.1%〜30%の投薬量で投与される、請求項6に記載の方法。

請求項11

前記飼料添加剤組成物に担体を添加する工程をさらに含む、請求項6に記載の方法。

請求項12

前記担体が飼料である、請求項11に記載の方法。

請求項13

前記動物が、ウシ家禽ブタウマ子ウシイヌ及びネコからなる群から選択される、請求項6に記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、動物飼料食餌において適用するための、木材抽出物又は天然物、特に、抗酸化剤ジヒドロクェルセチンタキシフォリン)、非デンプン多糖アラビノガラクタン、及びジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わせたアラビノガラクタンの使用を対象とし、動物の健康、福祉、及び性能/生産の効率を改良するため、木材抽出物は、飼料の効率、消化の効率、及び動物の健康全体を改良するための動物飼料の食餌内で多くの利益を受けさせる天然物としての使用が提案される。

背景技術

0002

木材工業により生成される大量の残渣は、抽出による食物成分の更なる加工、及び価格公定に重要な植物性資源として利用できるため、森林バイオマスが地球上で最も重要なバイオマスであるということが知られている。森林バイオマスの溶媒抽出によって得られる、抽出可能なフラボノイドは、異なる種類の森林及び木材から変換された残渣から容易に入手できるので、特別に興味もたれている。フラボノイドの最も有名な生理活性の1つは、抗酸化活性及び抗炎症性活性である。森林樹木抽出物抗酸化能力における最も重要な結果が示され、生理活性のフラボノイド分子富む健康な食料からの抽出物に対して得られるものと比較されている[1]。フラボノイドジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)は、もっとも有効な天然の抗酸化剤及び抗炎症性化合物の1つである[2、3]。元玉及び樹皮のような針葉樹木材の変換した残渣も、主に食物繊維アラビノガラクタンについての特に豊富資源を表すため、それらは注目されている[4、5、6、7、8]。より多いアラビノガラクタン含有量は、しばしば、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)のようなフラボノイド物質のより多い量を相伴い[9]、本幹、樹皮、及び根を含むカラマツ堅木に存在することが、文献[10〜22]に言及されている。

0003

本発明以前に、針葉樹木材の種の異なる部分の抽出物が、天然の抗酸化ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)、堅木から、主にカラマツ属の植物から、とりわけ、ラリックスカジャンデリ(Larixcajanderi)、ラリックスチェノブスキー(Larixczekanowskii)、ラリックスダフリカ(Larixdahurica)、グイマツ(Larixgmelinii)、ラリックスカマチャティカ(Larixkamtschatica)、ラリックスルシカ(Larixrussica)、シベリアカラマツ(Larixsibirica)、ラリックススカチェウィー(Larixsukaczewii)からの可溶性の食物繊維アラビノガラクタンである、天然の非デンプン多糖のような様々な化合物を含有することが知られている。すなわち、カラマツのアラビノガラクタンは、かなりの量の天然の抗酸化剤、主に、以下の特別な性質を有する繊維マトリクスに天然に会合されるジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)を含有する繊維として定義される:
1.食物繊維含有率乾物ベースで70%より高い。
2. 1gの食物繊維アラビノガラクタンは、少なくとも、ORAC値を基にして1,000μmol TE/g、及び標準的に、2,000〜4,000μmol TE/gに相当する、脂質酸化を抑制することの能力を有すべきである。
3. 1gの食物繊維アラビノガラクタンは、酸化損傷から生細胞を保護するため、少なくとも1g当たり、6CAP−e単位の細胞ベースの抗酸化保護(CAP−e)の能力を有すべきであり、CAP−e値は、没食子酸当量(GAE)単位となる。
4.抗酸化能力は、抗酸化剤の添加、又は事前化学的若しくは酵素による処理によらない物質(消化液に可溶性)の天然成分由来の、内因性の特性であるべきである。
本発明は、動物の飼料用製品における適用のための、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)、アラビノガラクタン、及びジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わせたアラビノガラクタンのようなカラマツの木材抽出物の使用に関し、カラマツの木材抽出物は、食餌の成分、天然の抗酸化剤、飼料添加剤、及び飼料防腐剤として使用することが提案される。

0004

伝統的に、動物飼料の食餌は、主にシリアル及び大豆粕に基づく。しかしながら、エンドウマメインゲンマメヒマワリ粕、菜種粕ルーピン、シリアル副生成物、及び甜菜ビートパルプのような代替製品の使用は、近年は、関心の増加を受けている。これらの製品のいくつか例えば、ヒマワリ粕、菜種粕、ルーピン、シリアル副生成物、及び甜菜ビートパルプにおいて、低い消化率が、しばしば、動物飼料の食餌中の目に見えるほどの量でのそれらの含有を制限する。この低い消化率は、主に非デンプン多糖類からなる、これらの製品中の炭水化物小片組成物と関係がある。非デンプン多糖類は、単胃動物消化酵素によって、小腸で分解されず、それゆえ、それらの全エネルギーポテンシャルを動物に提供できない。これらの多糖類加水分解は、動物福祉と、製品における改良された経済性に関する、2つの問題を解決することが知られている。

0005

ヒトのように、農業従事している動物は、特定の食料を食べると、最も健康になる。ウシは、草を消化できるようにできているを備える。ブタは、草、トウモロコシ穀類、大豆、及び他の植物を消化できる。ニワトリ及びシチメンチョウは、牧草地発見される虫と同様に植物を食べることができる。動物が、畜産物抗生物質、並びにチューインガム及び鶏肥料のような他の非天然の物質を含み得る、従来の(或いは工業性の)飼料をとして与えられる場合、彼らの健康は危険にさらされる。そして動物が不健康である場合、その肉及び製造される製品も健康でないだろう。動物における胃腸障害は、食物繊維で治療されている。食物繊維は、いくつかの物質を包括する一般用語であり、セルロース、カラマツのアラビノガラクタンのようなヘミセルロースオリゴ糖ペクチンガム質ワックス、及びリグニンを含む。さらなる一般的な定義は、ヒト又は動物(腸内)の酵素による消化に強い、食餌における植物原料内在性の成分、すなわち、主に非デンプン多糖類及びリグニンである。食物繊維は可溶性又は不溶性の何れであってもよい。

0006

食物繊維はヒト及び動物の消化酵素による加水分解に耐えるが、結腸ミクロフローラによって発酵され得る。一般に、可溶性の繊維は、不溶性の繊維より容易に発酵される。これらの物質の主な生理効果胃排出及び結腸通過時間におけるものであり、耐糖能の改良及びデンプン消化の減少という結果になり得る。食物繊維発酵は、短鎖脂肪酸の生成、及び代謝の最終生成物としての種々のガス類の生成のため、細菌性バイオマスの増加、糞塊の増加、結腸内のpHの低下という結果になる[24]。例えば、ラクツロースの使用を伴うであろう瀉下を生じずに低いアンモニア吸収になりやすいため、カラマツのアラビノガラクタンは、そのうえ、門脈系脳症の治療においていくつかの価値を有するだろう[25]。

0007

植物由来ポリフェノール(とりわけフラボノイド、例えば、フェニル−C3−フェニル構造を備えた化合物であり、フェニル環に1以上のヒドロキシル基官能性を持たせる)は、ヒトの糞便において、クロストリジウムパーフリンジェンス(Clostridium perfrigens)、及び他のクロストリジウム菌種(腐敗細菌)の量をかなり減少させることと、ビフィドバクテリウム菌種(酸形成細菌)の量をかなり増加させることとが報告されている[26]。フラボノイド及び他のフェノール系の化合物は、反応性酸素及び塩素種を除去することにより、胃腸GI)管において、直接に保護効果を発揮するだろう。それらは、胃におけるヘムタンパク質起因性の過酸化を抑制できる。それらは、HN02由来の反応性の窒素種によりDNA塩脱アミノ化を抑制できる[27]。フェノールは、GI管において、毒素代謝又は抗酸化防御酵素を上方制御するだろう[28]。それらは、酸化還元活性のある遷移金属イオンキレート化し、自身の酸化促進ポテンシャルを低減する[29,30]。食餌性の鉄は、とりわけ、高脂肪飼料の食餌中、通常、完全に吸収されない。非吸収性の食餌性の鉄は、糞便に入る、それは、結腸及び直腸に、酸化促進の課題を表す[31]。実際に、脂肪が豊富で及び繊維が不足な食餌は、この酸化促進効果をさらに悪化させるだろう[32]。フェノール系の化合物は、鉄をキレート化することにより、結腸内の鉄の酸化促進作用を緩和するのに役立つだろう。現在、哺乳動物、とりわけ、ヒト、ウシ、ヒツジヤギウマ、ブタ、家禽イヌ及びネコの治療にかなりの利益を約束する手法において、フラボノイドの類が、寄生虫感染処置することに有効であることが発見されている[33]。特に、これらのフラボノイドは、経口投与することの望ましい質を有する。

0008

US6,558,693Bは、アラビノガラクタンエンド−1,4−β−ガラクトシダーゼ及び/又はアラビノガラクタン エンド−1,3−β−ガラクトシダーゼのような酵素を含む動物飼料の添加剤を開示する。

0009

US6241983は、有益なヒトの腸内微生物の有効量、及び食物繊維の有効量を含有する、胃腸の健康を促進するための組成物を開示する。

0010

US6,087,092は、動物において、成長速度を高め、飼料効率を改良し、離乳後の下痢(scour)を減少させるための、ポリフェノールと組み合わせてヘミセルロースを含有する組成物、その組成物を調製する方法、及び動物への組成物の有効量を投与することにより、組成物でヒト又は動物を処置する方法を開示する。

課題を解決するための手段

0011

それゆえ、本発明の目的は、動物の健康、福祉、及び性能/生産の効率を改良するため、飼料効率、消化の効率、及び動物の全体の健康を改良するための動物飼料の食餌の範囲内で、多くの利益を受けさせるための天然物として使用することが提案される安価な飼料の添加剤、特にカラマツの木材抽出物を提供することである。

0012

カラマツの木材抽出物と指定された特定の木材抽出物は、特に可溶性の食物繊維及びフラボノイドと一緒に含めることにより組み込まれる場合、動物飼料内に組み込むことで、特に利益があることが分かっている。

0013

従って、その第1の態様において、本発明は可溶性の食物繊維及びフラボノイドの有効量を含む動物飼料の添加剤を提供する。

0014

別の態様において、本発明は、単胃動物に対する本発明の動物飼料の添加剤の補充を含む、動物の食餌の飼料の効率を改良する方法を提供する。

0015

さらに別の態様において、本発明は、動物飼料がカラマツの木材抽出物の作用に供される、動物飼料の前処理のプロセスを提供する。

0016

食餌を与える好ましい動物は、これらに限定されないが、ウシ、ブタ、家禽、子ウシ、ウマ及び屋内飼育されるペットを含む。組成物は、好ましくは、飼料の0.1〜30重量%、好ましくは飼料の0.1〜10重量%のレベル投薬量で、飼料の添加剤として動物に投与される。好ましくは、組成物は、家畜飼料の処方又は飲料に加えられる粉末として、動物に投与される。

0017

本発明は、以下において、添付の図面を参照することによりさらに説明される。

図面の簡単な説明

0018

図1は、ジヒドロクェルセチン分子の立体構造を表す。
図2は、カラマツのアラビノガラクタン成分の単位を表す。
図3は、イヌに対するプレミックスと同じ程度の機能性飼料を使用した組成物の例を示す。
図4は、ネコに対するプレミックスと同じ程度の機能性飼料を使用した組成物の例を示す。

実施例

0019

本発明の組成物及び使用の方法が開示され、説明される前に、本発明が、本願明細書に開示される特定の実施例、処理工程、及び物質に限定されず、よって、処理工程、及び物質が多少変わってもよいということを理解されたい。本願明細書で使用される用語が特定の実施形態のみを説明する目的のために使用され、特許請求の範囲及びそれと同等のものによってのみ限定され得る本発明の範囲から制限することを意図するものでないということも理解されたい。

0020

本発明は、カラマツのアラビノガラクタン及びジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)の有効量を含む動物飼料の添加剤を提供する。好ましい実施形態において、このカラマツのアラビノガラクタンは、食物繊維、プレバイオティックとして定義され、主にカラマツ属の植物から、とりわけ、ラリックスカジャンデリ(Larixcajanderi)、ラリックスチェカノブスキー(Larixczekanowskii)、ラリックスダフリカ(Larixdahurica)、グイマツ(Larixgmelinii)、ラリックスカマツチャティカ(Larixkamtschatica)、ラリックスルシカ(Larixrussica)、シベリアカラマツ(Larixsibirica)、ラリックススカチェウィー(Larixsukaczewii)から抽出される、非デンプンの可溶性多糖である。別の好ましい実施形態において、飼料の添加剤は、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と、抗酸化性、抗炎症性、抗菌性の化合物として定義され、上記のとおり主にカラマツ属の植物から抽出されるフラボノイドとを含む。第3の好ましい実施形態において、動物飼料の添加剤は、天然に繊維マトリックスと会合する天然の抗酸化剤のかなりの量を含有する食物繊維として定義される、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わせたカラマツのアラビノガラクタンの有効量を含み、カラマツのアラビノガラクタンは上記のとおり主にカラマツ属の植物から抽出されたジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わされる。

0021

本発明との関連で、動物飼料の添加剤はフラボノイドジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)、及び/又は非デンプン多糖のアラビノガラクタン、及び/又はジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)及び好適な担体及び/又は賦形剤と組み合わせたアラビノガラクタンを含むカラマツの木材抽出物の製剤であり、カラマツの木材抽出物の製剤が動物飼料に添加されるのに好適な形態で提供される。本発明の動物飼料の添加剤は、当該技術分野で公知の方法に従って調製されてもよく、乾燥又は液体製剤の形態でもよい。

0022

具体的な実施態様において、本発明の動物飼料の添加剤は、飼料の成分と容易に混合され、又はより好ましくは、プレミックスの成分を形成する粒状化されたカラマツの木材抽出物である。粒状化されたカラマツの木材抽出物は、コートされていてもよく、非コートであってもよい。カラマツの木材抽出物の粒状物粒径は、好ましくは、飼料及びプレミックス成分の粒子径と対応している。これは、飼料にカラマツの木材抽出物を組み込む、安全及び簡便な手段を提供する。

0023

別の具体的な実施態様において、本発明の動物飼料の添加剤は安定した液体の組成物であり、水性又は油性のスラリーであってもよい。液体の組成物は、この組成物をペレット成形後に、任意に動物飼料組成物に添加されてもよい。

0024

別の好ましい実施形態において、本発明は、動物飼料の添加剤を提供する。添加剤は、抗酸化剤、特に、カラマツのアラビノガラクタンによって高められた、特に、飼料の食物繊維、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わされたカラマツのアラビノガラクタンの有効量を含む。カラマツのアラビノガラクタンは、かなりの量の天然の抗酸化剤、主に以下の特別な性質を有する繊維マトリックスに天然に会合されるジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)を含有する繊維として定義される:
1.食物繊維含有率、乾物ベースで70%より高い。
2. 1gの食物繊維アラビノガラクタンは、少なくとも、ORAC値を基にして1,000μmol TE/g、及び標準的に、2,000〜4,000μmol TE/gに相当する、脂質酸化を抑制することの能力を有すべきである。
3. 1gの食物繊維アラビノガラクタンは、酸化損傷から生細胞を保護するため、少なくとも1g当たり、6CAP−e単位の細胞ベースの抗酸化保護(CAP−e)の能力を有すべきであり、CAP−e値は、没食子酸当量(GAE)単位となる。
4.抗酸化能力は、抗酸化剤の添加、又は事前の化学的若しくは酵素による処理によらない物質(消化液に可溶性)の天然成分由来の、内因性の特性であるべきである。

0025

その最も好ましい実施形態において、本発明は、カラマツのアラビノガラクタン及びジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)のみを含む動物飼料の添加剤を提供する。動物飼料において、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)のようなフラボノイドは、アラビノガラクタンマトリクスの主成分、カラマツのアラビノガラクタンに付随する。

0026

ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)は、C6−C3−C6骨格を基にする分子構造を有する化合物であり、C2−C3に二重結合の存在はなく、3つの炭素結合(link)によって結合された2つ芳香環からなり、2位及び3位において2つキラル炭素原子を有する。図1を参照のこと。フラボノイド構造のA環は酢酸塩由来(3×C2)であり、並びにC及びB環はケイ皮酸誘導体フェニルプロパノイド経路)由来である。従って、B環は(2S)−又は(2R)−立体配置の何れかとなり得る。ジヒドロフラボノールジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)のC3原子は、水素原子及びヒドロキシル基の双方を有し、及び追加の不斉中心である。このように、4つの立体異性体として、それぞれのジヒドロフラボノール構造、(2R,3R)、(2R,3S)、(2S,3R)、及び(2S,3S)が挙げられる。全4つの立体配置は、天然に存在するジヒドロフラボノールとして発見されているが、(2R,3R)−立体配置が最も一般的である。

0027

フラボノイド化合物ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)の抽出方法は、木粉からフラボノイドジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)を抽出するために、木粉と接触した2以上の極性作用物質の混合物溶媒混合物を加熱するためのエネルギーを用いる真空システムで実施される抽出を提案する。固体/液体比、抽出時間、抽出温度、及び真空度を含む抽出の条件が最適化され得、その後、当該技術分野で公知の方法によって、対象のフラボノイドが単離される。

0028

カラマツのアラビノガラクタンは、長く、密に枝分かれした低及び高分子多糖類MW:3,000〜120,000のクラスである。様々な堅木種からの水溶性のアラビノガラクタンの分子構造については鋭意研究がされている。カラマツのアラビノガラクタンは、b−D−(1fi3)−ガラクトピラノース単位(b−D−(1fi3)−Galp)の主鎖からなり、主鎖単位のほとんどがC−6[fi3,6)−Galp−(1fi]に側鎖を保有する。これらの側鎖のほぼ半分はb−D−(1fi6)−Galp二量体であり、約4分の1は単一のGalp単位である[図2]。残りは3以上の単位を含有する。アラビノースは、ピラノース(Arap)及びフラノース(Araf)の形態で存在し、アラビノビオシル基[b−L−Arap−(1fi3)−LAraf−(1fi]として、又は末端のa−L−Araf、例えば単一のL−アラビノフラノース単位又は3−O−(β−L−アラビノピラノシル)−α−L−アラビノフラノシル単位として側鎖に付加される。

0029

多糖物質、又はカラマツのアラビノガラクタン、及びジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わせたカラマツのアラビノガラクタンを抽出する方法は、木粉から多糖物質を抽出するために、木粉と接触した2以上の極性の作用物質の混合物、溶媒混合物を加熱するためのエネルギーを用いる真空システムで実施される抽出を提案する。固体/液体比、抽出時間、抽出温度、及び真空度を含む抽出の条件が最適化され得、その後、当該技術分野で公知の方法によって、対象の多糖物質が単離される。

0030

カラマツの木材からのカラマツのアラビノガラクタン、及びフラボノイドジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わせたカラマツのアラビノガラクタンの抽出は、他の原料の利用と比較してかなり有利である。その結果として、上記の方法に従って得られた抽出物の約70〜80%は多糖作用物質であってもよく、多糖作用物質がフラボノイド作用物質と一致することが示されている。別の興味深い特徴は、ある特定の物質が、その物質から誘導される多糖基を最も多く含む化合物であり得ることである。例えば、アラビノガラクタンは多糖類の約90〜98%であり、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)はカラマツの木材由来のフラボノイドの約75〜85%であり得る。

0031

本発明に従って企図される木材抽出物は、針葉樹の木材種から、とりわけマツ科から利用できる任意の原料に由来してもよい。好ましい実施形態において、木材抽出物はカラマツ属の植物由来である。好ましくは、カラマツ属の植物はラリックスカジャンデリ(Larixcajanderi)、ラリックスチェカノブスキー(Larixczekanowskii)、ラリックスダフリカ(Larixdahurica)、グイマツ(Larixgmelinii)、ラリックスカマツチャティカ(Larixkamtschatica)、ラリックスルシカ(Larixrussica)、シベリアカラマツ(Larixsibirica)、ラリックススカチェウィー(Larixsukaczewii)である。より好ましい実施形態において、カラマツ属の植物は、ラリックスダフリカ(Larixdahurica)、グイマツ(Larixgmelinii)、ラリックスルシカ(Larixrussica)、シベリアカラマツ(Larixsibirica)、より具体的にはラリックスダフリカ(Larixdahurica)、シベリアカラマツ(Larixsibirica)である。

0032

飼料添加剤としてのカラマツの木材抽出物は、動物飼料に添加できる。動物飼料は、これらに限定されないが、ウシの飼料、家禽の飼料、ブタの飼料、ウマの飼料、早期離乳の子ウシのための飼料、並びにイヌ及びネコの餌を含む。カラマツの木材抽出物、すなわち、フラボノイドジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)及び/又は非デンプン多糖アラビノガラクタン及び/又はジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わせたアラビノガラクタンを含む飼料添加剤の例は、消費のための製造又は調剤の間に食料/飼料に添加される任意の組成物/製剤である。

0033

典型的な投薬量の範囲は、動物飼料の0.1〜30重量%、好ましくは動物飼料の0.1〜10重量%である。

0034

ペットの食品組成物を含む機能性飼料の例は、おやつ(例えば、イヌ用ビスケット)又は他の飼料サプリメントと同様に、必要な栄養要件を与えることを意図する飼料である。本発明に係る組成物を含む動物飼料は、乾燥組成物(例えば、キブル)、セミモイスト(semi−moist)組成物、湿潤状態の組成物、又はそれらの任意の混合物の形態であってもよい。代わりに又は追加的に、動物飼料は、肉汁飲料水ヨーグルト、粉末、懸濁液、噛む菓子、おやつ(例えば、ビスケット)又は任意の他の納入形態のようなサプリメントである。

0035

本発明のさらなる態様は、例えば飼料組成物を調製するため、又は飼料組成物を形成するための現存する飼料に補充するために、1以上の食用飼料物質又は成分に添加されるような、飼料添加剤又は添加剤組成物に関する。

0036

いわゆるプレミックスは、本発明の動物飼料の添加剤の例である。プレミックスは、好ましくは、希釈剤及び/又は担体と1以上の微量成分との均一な混合物を表す。プレミックスは、より大きな混合物において、微量成分の分散を容易にするのに使用される。

0037

プレミックスは顆粒又はペレットの形態であってもよい。

0038

特定の実施形態において、飼料に添加される形態において、又は飼料添加剤に含まれる際、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わされたカラマツのアラビノガラクタンは明確に定義される。明確に定義されるとの用語は、カラマツのアラビノガラクタン製剤が少なくとも50%の純度であることを意味する。他のある実施形態において、明確に定義されるカラマツのアラビノガラクタン製剤は少なくとも60、65、70、75、80、85、88、90、92、94、又は少なくとも95%の純度である。

0039

通常、いわゆるプレミックスの脂溶性及び水溶性のビタミンと微量のミネラルが飼料へ添加されることを意図するが、多量のミネラルは、通常、別に飼料に添加される。食物繊維の摂取量が、特定の哺乳動物においてビタミン及びミネラルの吸収に悪影響を与えるため、ビタミン及び/又はミネラルサプリメントと前記組成物を組み合わせること、又はプレミックスが望ましいことがある。

0040

この方法に従って、本発明の動物飼料の添加剤は、食餌の前又は同時に、単胃動物へ補充される。好ましくは、本発明の動物飼料の添加剤は、食餌と同時に、単胃動物へ補充される。より好ましい実施形態において、動物飼料の添加剤は、粒状又は安定な液状の形態で食餌に添加される。

0041

別の態様において、本発明は、動物飼料を前処理するためのプロセスを提供し、そのプロセスによって、動物飼料はカラマツの木材抽出物の作用を受ける。好ましくは、カラマツの木材抽出物は、ジヒドロクェルセチン(タキシフォリン)と組み合わされたカラマツのアラビノガラクタンである。

0042

本発明は、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲に決して制限することを意図するものではない、図3及び4に示す2つの特定の実施形態を参照して説明される。図3に示す実施形態1は、イヌ用のプレミックスと同様の機能性飼料を使用した特定の組成物を示す。図4に示される実施形態2は、ネコ用のプレミックスと同様の機能性飼料を使用した特定の組成物を示す。

0043

本発明は、その好ましい実施形態を参照して説明されている。本発明の変形及び修正は、前述の発明を実施するための形態から当業者に明らかだろう。それは、特許請求の範囲内に含まれるこれらの変形及び修正の全てが意図される。

0044

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