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技術 疎水性エアロゲル粒子及びシリコーンエラストマー粒子を含むマット効果のある組成物

出願人 ロレアル
発明者 パトリシア・ピエールエリック・リュロー
出願日 2013年6月21日 (8年4ヶ月経過) 出願番号 2015-517806
公開日 2015年7月16日 (6年3ヶ月経過) 公開番号 2015-520216
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 金属パーツ 延展機 窒素吸収法 剛毛ブラシ 総比表面積 付属文書 疎水性エアロゲル Rn基
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題・解決手段

本発明は、生理的に許容される媒体中に、 a)少なくともいくらか疎水性エアロゲル粒子と、 b)少なくともいくらかのシリコーンエラストマー粒子と、 c)少なくとも1種の皮脂を吸収する粒子とを含む、化粧用及び/又は皮膚科用組成物に関する。 本発明はまた、皮膚をマットにするための且つ/又は皮膚のてかりを減じるための方法にも関する。

概要

背景

皮脂の大量の分泌に一般に関連しているてかった皮膚は、本質的には青年期に影響する問題であるが、これはまた、成人期にも、特にアンドロゲンの過剰生成の結果として又は汚染等の外的要因の結果として出現しうる。てかった皮膚はまた、身体活動又は気象条件から生じるにも関連しうる。てかった皮膚は、これらの現象(皮脂及び汗)の双方の組合せに起因しうる

皮膚上にマット効果を得ることは、混合肌又は脂性肌をもつユーザに強く望まれ、且つ更に高温多湿気候において使用されることを企図された化粧用組成物についても強く望まれる。過剰な皮脂によって生じる反射、及び/又は皮膚の表面上の汗は、実際のところ、魅力的でないと一般に考えられている。

てかった皮膚はまた、メイクアップ滞留力を低くし、そのため、その日のうちにメイクアップが崩れる傾向がある。

魅力的でないてかりの面積を素早く減じる有効な手段は、「ソフトフォーカス」の、ぼかす効果のあるフィラーを使用することにある。皮脂及び汗を吸収するフィラーの使用もまた、経時的に、マット感を添え且つ/又は延長させるための手段である。

マット感付与剤として、パーライト(FR2881643)、ヒュームドフィラー(EP1637186)又は繊維を使用することは、公知の慣習である。しかしながら、これらのフィラーは、悪影響、特に、皮膚上の凝集塊及び/又は皮膚が汚れているという感覚を付与することがある。このため、フィラーの含量を制限することが求められている。

概要

本発明は、生理的に許容される媒体中に、 a)少なくともいくらか疎水性エアロゲル粒子と、 b)少なくともいくらかのシリコーンエラストマー粒子と、 c)少なくとも1種の皮脂を吸収する粒子とを含む、化粧用及び/又は皮膚科用組成物に関する。 本発明はまた、皮膚をマットにするための且つ/又は皮膚のてかりを減じるための方法にも関する。

目的

魅力的でないてかりの面積を素早く減じる有効な手段は、「ソフトフォーカス」の、ぼかす効果のあるフィラーを使用することにある

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

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請求項1

生理的に許容される媒体中に、a)少なくともいくらか疎水性エアロゲル粒子と、b)少なくともいくらかの、粒子c)とは異なるシリコーンエラストマー粒子と、c)少なくともいくらかの、粒子a)及びb)とは異なる皮脂を吸収する粒子とを含み、少なくとも1つの水相を含む、化粧用及び/又は皮膚科用組成物

請求項2

疎水性エアロゲル粒子は、単位質量当たりの比表面積が200〜1500m2/gの範囲であり、好ましくは、体積平均直径(D[0.5])で表されるサイズが1500μm未満である、請求項1に記載の組成物。

請求項3

疎水性エアロゲル粒子は、単位質量当たりの比表面積が600〜1200m2/g、より一層良好には600〜800m2/gの範囲である、請求項1又は2に記載の組成物。

請求項4

疎水性エアロゲル粒子は、体積平均直径で表されるサイズが5〜25μm、より一層良好には5〜20μmの範囲である、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。

請求項5

疎水性エアロゲル粒子は、充填密度が0.02g/cm3〜0.10g/cm3、好ましくは0.03g/cm3〜0.08g/cm3の範囲である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。

請求項6

疎水性エアロゲル粒子は、単位体積当たりの比表面積が5〜60m2/cm3、好ましくは10〜50m2/cm3、より一層良好には15〜40m2/cm3の範囲である、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。

請求項7

疎水性エアロゲル粒子は、湿潤点で測定される吸油能が、粒子のg当たりで、5〜18ml/g、好ましくは6〜15ml/g、より一層良好には8〜12ml/gの範囲である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。

請求項8

疎水性エアロゲル粒子が、有機の、無機の、又は有機-無機ハイブリッドの粒子である、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項9

疎水性エアロゲル粒子が、疎水性シリカエアロゲル粒子であり、好ましくはシリル化シリカエアロゲル粒子であり、とりわけトリメチルシリカエアロゲル粒子である、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。

請求項10

疎水性エアロゲル粒子が、組成物の総質量に対して、0.1質量%〜30質量%、好ましくは0.5質量%〜20質量%、より一層良好には1質量%〜10質量%、より好ましくは1.5質量%〜5質量%を占めることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。

請求項11

シリコーンエラストマー粒子が、少なくとも2個の、それぞれがケイ素原子に結合している水素原子を有するオルガノポリシロキサンと、少なくとも2つのエチレン性不飽和基、特に2つのビニル基を含むオルガノポリシロキサンとの、白金触媒の存在下での重合によって特に得られることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。

請求項12

シリコーンエラストマー粒子が、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜30質量%、好ましくは0.05質量%〜20質量%、より一層良好には0.10質量%〜10質量%、より好ましくは0.20質量%〜5質量%を占めることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。

請求項13

皮脂を吸収する粒子が、-ポリアミド[Nylon(登録商標)]粉末、-アクリル性ポリマーの粉末、特に、ポリメタクリル酸メチルポリ(メタクリル酸メチル/ジメタクリル酸エチレングリコール)、ポリ(メタクリル酸アリル/ジメタクリル酸エチレングリコール)、ジメタクリル酸エチレングリコール/メタクリル酸ラウリルコポリマーの粉末-タルク、-窒化ホウ素、-クレイ、-それらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。

請求項14

皮脂を吸収する粒子が、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜30質量%、好ましくは0.1質量%〜20質量%、最も優先的には0.5質量%〜10質量%を範囲とする含量で存在することを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物。

請求項15

落屑剤、抗菌剤抗炎症剤、皮脂調節剤及び抗酸化剤から選択される、脂性肌ケアするための少なくとも1種の活性剤も含むことを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物。

請求項16

皮膚をケアし且つ/又はメイクアップする化粧方法であって、皮膚へ、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物を局所適用する工程を含む、方法。

請求項17

皮膚をマットにするための且つ/又は皮膚のてかりを減じるための方法であることを特徴とする、請求項16に記載の方法。

請求項18

混合肌及び/又は脂性肌をケアするための、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物の化粧用での使用。

技術分野

0001

本発明は、ケラチン物質、特に皮膚のケア及び/又はメイクアップの分野に関する。

0002

本発明は、生理的に許容される媒体中に、少なくともいくらか疎水性エアロゲル粒子複数種シリコーンエラストマー粒子、及び少なくとも1種の皮脂を吸収する粒子を含む、化粧用及び/又は皮膚科用組成物に関する。

0003

本発明はまた、皮膚をケアし且つ/又はメイクアップする方法にも関し、該方法は、該組成物を皮膚へ局所適用する工程を含む。

0004

本発明はまた、皮膚をマットにし且つ/又は皮膚のてかりを減じる化粧方法にも関し、該方法は、前記皮膚へ上記組成物を局所適用する工程を含む。

背景技術

0005

皮脂の大量の分泌に一般に関連しているてかった皮膚は、本質的には青年期に影響する問題であるが、これはまた、成人期にも、特にアンドロゲンの過剰生成の結果として又は汚染等の外的要因の結果として出現しうる。てかった皮膚はまた、身体活動又は気象条件から生じるにも関連しうる。てかった皮膚は、これらの現象(皮脂及び汗)の双方の組合せに起因しうる

0006

皮膚上にマット効果を得ることは、混合肌又は脂性肌をもつユーザに強く望まれ、且つ更に高温多湿気候において使用されることを企図された化粧用組成物についても強く望まれる。過剰な皮脂によって生じる反射、及び/又は皮膚の表面上の汗は、実際のところ、魅力的でないと一般に考えられている。

0007

てかった皮膚はまた、メイクアップの滞留力を低くし、そのため、その日のうちにメイクアップが崩れる傾向がある。

0008

魅力的でないてかりの面積を素早く減じる有効な手段は、「ソフトフォーカス」の、ぼかす効果のあるフィラーを使用することにある。皮脂及び汗を吸収するフィラーの使用もまた、経時的に、マット感を添え且つ/又は延長させるための手段である。

0009

マット感付与剤として、パーライト(FR2881643)、ヒュームドフィラー(EP1637186)又は繊維を使用することは、公知の慣習である。しかしながら、これらのフィラーは、悪影響、特に、皮膚上の凝集塊及び/又は皮膚が汚れているという感覚を付与することがある。このため、フィラーの含量を制限することが求められている。

0010

FR2881643
EP1637186
US2005/0192366
WO2007/126410
US7470725
EP-A-0295886
US-A- 5266321
US-2004/0234477
特開平2-295912号公報
US-A-5412004
US-A-5811487
EP0852949
WO93/18743

先行技術

0011

Brinker C.J.及びScherer G.W.、Sol-Gel Science、ニューヨーク、Academic Press、1990年
NF T 30-022規格
The Journal of the American Chemical Society、第60巻、309頁、1938年2月
国際規格ISO 5794/1(付属文書D)
Van de Hulst, H.C.、「Light Scattering by Small Particles」第9章及び第10章、Wiley、ニューヨーク、1957年
CTFA(第6版、1995年)
Mineralogie des argiles(Mineralogy of Clays)、S. Caillere、S. Henin、M. Rautureau、第2版、1982年、Masson
International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook

発明が解決しようとする課題

0012

化粧特性が良好であり、特に、有効な(強力な)、速効性の且つ/又は永続的なマット効果を付与する、化粧用マット感付与組成物が依然として必要とされている。

課題を解決するための手段

0013

本出願人は、こうした必要性が、複数種の特定のフィラーと、特にa)少なくともいくらかの疎水性エアロゲル粒子、b)いくらかの、粒子a)及びc)とは異なるシリコーンエラストマー粒子、並びにc) 少なくともいくらかの、粒子a)及びb)とは異なるマット感付与粒子とを組み合わせることによって満たされうることを発見した。

0014

このようにして得られた組成物は、皮膚のマット感の改善を永続的に可能にする。皮膚は、このようにして、永続的にマットとなる。更に、3つのタイプの粒子を組み合わせた場合の性能は、それぞれの粒子を個別に採り入れた場合の性能よりも優れている。

0015

本発明の組成物はまた、皮膚の表面にある皮膚の欠点の認知を減じることを可能にし、具体的には、しわ及び孔を覆い、且つ/又は皮膚の着色された欠点、即ち赤いしみ又は斑点を隠すことを可能にする。

0016

更に、本発明の組成物は、適用時に爽やかであり、且つ容易に延ばせる。

0017

したがって、本発明の対象は、生理的に許容される媒体中に、
a)少なくともいくらかの疎水性エアロゲル粒子と、
b)少なくともいくらかの、c)とは異なるシリコーンエラストマー粒子と、
c)少なくとも1種の、a)及びb)とは異なる皮脂を吸収する粒子と
を含み、
少なくとも1つの水相を含む、化粧用及び/又は皮膚科用の組成物である。

0018

本発明の組成物の構成物について、以下に、更に詳細に説明する。

0019

疎水性エアロゲル
エアロゲルは、超軽量の多孔質材料である。最初のエアロゲルは、1932年にKristlerによって作製された。これらは一般に、液状媒体中でゾル-ゲル法を介して合成され、次いで通常は超臨界流体(最もよく用いられるのは超臨界CO2である)で抽出することによって乾燥される。このタイプの乾燥は、孔の収縮及び材料の収縮を回避させることを可能にする。他のタイプの乾燥、即ち、低温ゲル固化する工程と次いで溶媒昇華させる工程とから成る低温乾燥、及び蒸発による乾燥もまた、ゲルから出発して多孔質材料を得ることを可能にする。こうして得られた材料は、それぞれクリオゲル及びキセロゲルと称される。ゾル-ゲル法及び種々の乾燥操作は、Brinker C.J.及びScherer G.W.、Sol-Gel Science、ニューヨーク、Academic Press、1990年に詳細に記載されている。

0020

本発明のエアロゲル粒子は、疎水性エアロゲル粒子である。

0021

用語「疎水性エアロゲル粒子」は、湿潤点での吸水能が0.1ml/g未満、即ち粒子100g当たり水10g未満である、任意のエアロゲルタイプの粒子を意味する。

0022

湿潤点は、均質ペーストを得るために粒子1gに加えられる必要がある水の量に相当する。この方法は、NF T 30-022規格に記載されている、粉末油取込み量を求める方法から直接誘導される。この測定は、それぞれ以下の定義を有する湿潤点及び流動点を用いて、同様にしてなされる:
湿潤点:溶媒を粉末へ加える間に均質なペーストが生成される点に相当する、生成物100g当たりのグラムで表される質量。

0023

湿潤点は、以下のプロトコルに従って測定される:
使用する道具:
ガラス板(25×25mm)
へら(木製の柄及び金属パーツ、15×2.7mm)
剛毛ブラシ

0024

ガラス板をの上に置き、エアロゲル1gを秤量する。溶媒及び液体試料採取ピペットを容れたビーカーを秤に乗せる。溶媒を粉末へ徐々に加え、全体を、へらで定期的にブレンドする(3滴から4滴ごとに)。湿潤点に到達するのに必要な溶媒の質量を書き留める。3回の試験の平均を求める。

0025

本発明により使用される疎水性エアロゲルは、有機の、無機の、又は有機-無機ハイブリッドのエアロゲルとすることができる。

0027

有機-無機ハイブリッドをベースとするエアロゲル、例えば、シリカ-PMMA、シリカ-キトサン及びシリカ-ポリエーテルもまた想定される。特許出願US2005/0192366及びWO2007/126410に、こうした有機-無機ハイブリッド材料が記載されている。

0028

本発明で使用される疎水性エアロゲル粒子は、単位質量当たりの比表面積(SM)が200〜1500m2/g、好ましくは600〜1200m2/g、より一層良好には600〜800m2/gの範囲であり、体積平均直径(D[0.5])で表されるサイズが1500μm未満であり、好ましくは1〜30μm、より好ましくは5〜25μm、より一層良好には5〜20μm、まだより一層良好には5〜15μmの範囲である。

0029

単位質量当たりの比表面積は、窒素吸収法によって測定することができ、これはBET(Brunauer-Emmett-Teller)法として知られ、The Journal of the American Chemical Society、第60巻、309頁、1938年2月に記載されており、国際規格ISO 5794/1(付属文書D)に対応している。BET比表面積は、検討中の粒子の総比表面積に相当する。

0030

本発明のエアロゲル粒子のサイズは、市販の粒径分析器、例えばMalvern社製のMasterSizer 2000機を用いた静的光散乱によって測定することができる。データは、ミー散乱理論に基づいて処理される。この理論は、等方性粒子について厳密であり、非球形粒子の事例において「有効な」粒径を求めることを可能にする。この理論は、特に、Van de Hulst, H.C.による刊行物「Light Scattering by Small Particles」第9章及び第10章、Wiley、ニューヨーク、1957年に記載されている。

0031

有利な一実施形態によれば、本発明で使用される疎水性エアロゲル粒子は、単位質量当たりの比表面積(SM)が600〜800m2/gの範囲であり、体積平均直径(D[0.5])で表されるサイズが5〜20μm、より一層良好には5〜15μmの範囲である。

0032

本発明で使用される疎水性エアロゲル粒子は、有利には、充填密度ρが0.02g/cm3〜0.10g/cm3、好ましくは0.03g/cm3〜0.08g/cm3の範囲であってよい。

0033

本発明の関連において、この密度は、充填密度プロトコルとして知られる以下のプロトコルによって評価することができる:
粉末40gをメスシリンダーに注ぎ入れ、次いでそのメスシリンダーをStampf Volumeter社製のStav 2003機の上に置き、メスシリンダーを2500回の連続充填動作にかけ(この操作は連続した2つの試験間の体積差が2%未満になるまで繰り返す)、次いで充填した粉末の最終体積Vfを直接メスシリンダー上で測定する。充填密度は、比m/Vf(Vfはcm3で表され、mはgで表される)によって求められ、この場合、40/Vfである。

0034

一実施形態によれば、本発明で使用される疎水性エアロゲル粒子は、1単位体積当たりの比表面積SVが5〜60m2/cm3、好ましくは10〜50m2/cm3、より一層良好には15〜40m2/cm3の範囲である。

0035

単位体積当たりの比表面積は、関係式SV=SMxρ(式中、上に定義したように、ρはg/cm3で表される充填密度であり、SMはm2/gで表される単位質量当たりの比表面積である)によって得られる。

0036

好ましくは、本発明の疎水性エアロゲル粒子は、湿潤点で測定される吸油能が5〜18ml/g、好ましくは6〜15ml/g、より一層良好には8〜12ml/gの範囲である。

0037

WPで示される、湿潤点で測定される吸油能は、均質なペーストを得るために粒子100gに添加する必要がある油の量に相当する。

0038

それは、「湿潤点」法、又はNF T 30-022規格に記載されている、粉末の油取込み量を求める方法に従って測定される。これは、粉末の空いている表面上に吸着される油の量及び/又は粉末により吸収される油の量に相当し、以下に説明する湿潤点の測定による:
m=2gの量の粉末をガラス板上に置き、次いで油(イソノナン酸イソノニル)を滴下で加える。4滴から5滴の油を粉末へ加えた後、へらを用いて混合し、油と粉末との集成体が形成されるまで油の添加を続ける。この形成の瞬間から、油を1回に1滴添加し、次いで、混合物をへらで磨りつぶす。堅くて滑らかなペーストが得られたら、油の添加を中止する。このペーストは、ひび割れることなく又は塊を形成することなくガラス板上に広がることができなければならない。次いで、使用した油の体積Vs(mlで表す)を書き留める。

0039

油の取込み量は、比Vs/mに相当する。

0040

特定の実施形態によれば、使用されるエアロゲル粒子は、無機であり、とりわけ先に述べた性質を有する疎水性シリカエアロゲル粒子である。

0041

シリカエアロゲルは、シリカゲル液体成分を空気で置き換えることによって(特に乾燥することによって)得られる多孔質材料である。

0042

これらは一般に、液状媒体中でゾル-ゲル法を介して合成され、次いで、通常は超臨界流体(最もよく用いられるのは超臨界CO2である)で抽出することによって乾燥される。このタイプの乾燥は、孔の収縮及び材料の収縮を回避させることが可能である。ゾル-ゲル法及び種々の乾燥操作は、Brinker C.J.及びScherer G.W.、Sol-Gel Science、ニューヨーク、Academic Press、1990年に詳細に記載されている。

0043

本発明に従って使用される疎水性シリカエアロゲルは、好ましくはシリル化されたシリカのエアロゲル(INCI名:シリル化シリカ)である。

0044

用語「疎水性シリカ」は、OH基を、シリルSi-Rn基、例えばトリメチルシリル基官能化させるために、その表面がシリル化剤で処理された任意のシリカ、例えばアルキルクロロシラン等のハロゲン化シランシロキサン、特にヘキサメチルジシロキサン等のジメチルシロキサン、又はシラザンを意味する。

0045

シリル化によって表面修飾されている疎水性シリカエアロゲル粒子の調製に関しては、US7470725を参照することができる。

0046

特に、トリメチルシリル基によって表面改質された疎水性シリカエアロゲル粒子が使用されることになる。

0047

本発明で使用できる疎水性シリカエアロゲル粒子として挙げることができる例には、Dow Corning社により名称VM-2260(INCI名:シリル化シリカ)で販売されているエアロゲルが含まれ、その粒子は、平均サイズが約1000ミクロンであり、単位質量当たりの比表面積が600〜800m2/gの範囲である。

0048

Cabot社により参照名AerogelTLD 201、Aerogel OGD201及びAerogel TLD 203、Enova(登録商標)AerogelMT1100及びEnova Aerogel MT 1200で販売されているエアロゲルもまた挙げることができる。

0049

より詳細には、Dow Corning社により名称VM-2270(INCI名:シリル化シリカ)で販売されているエアロゲルを使用することができ、その粒子は、平均サイズが5〜15ミクロンであり、単位質量当たりの比表面積が600〜800m2/gである。

0050

Cabot社により名称Enova(登録商標)AerogelMT1100(INCI名:シリル化シリカ)で販売されているエアロゲルもまた使用することができ、その粒子は、平均サイズが2〜25ミクロンであり、単位質量当たりの比表面積が600〜800m2/gである。

0051

疎水性エアロゲル粒子は、組成物の総質量に対して、0.1質量%〜30質量%、好ましくは0.5質量%〜20質量%、より一層良好には1質量%〜10質量%、より好ましくは1.5質量%〜5質量%を占める。

0052

シリコーンエラストマー粒子
本発明の組成物は、好ましくは少なくとも部分的に架橋されている、少なくとも1種のオルガノポリシロキサンエラストマーを含む。

0053

用語「エラストマー」は、粘弾性、とりわけスポンジ又は柔軟な球体粘稠度を有する、変形可能で柔軟な固体材料を意味すると解される。その弾性係数は、この材料が変形に耐え、伸長し且つ収縮する能力が制限されるようなものである。この材料は、伸長した後にその元の形状に戻ることができる。このエラストマーは、分子質量の高いポリマー鎖から形成されており、その可動性は、均一な網状である架橋点によって制限されている。

0054

本発明の組成物中で使用されるオルガノポリシロキサンエラストマーは、好ましくは部分的に又は完全に架橋されている。これらは、粒子の形態で提供される。詳細には、オルガノポリシロキサンエラストマー粒子は、サイズが0.1〜500μm、好ましくは3〜200μm、より一層良好には3〜50μmを範囲とする。これらの粒子は、任意の形であってよく、例えば球形、扁平形又は非晶質とすることができる。

0055

油相中に含まれるとき、これらのオルガノポリシロキサンエラストマーは、使用される油相の量に応じて、これらが油相中に低含量で存在して使用されるときにはスポンジ状の外観を伴う生成物へと変形し、又は油相の高量で存在して使用されるときには均質なゲルへと変形する。油相は、これらのエラストマーによって完全に又は部分的にゲル化されうる。

0056

したがって、本発明のエラストマーは、オルガノポリシロキサンエラストマーと油相とから構成される無水ゲルの形態で運ばれうる。無水オルガノポリシロキサンエラストマーのゲルを製造する間に使用される油相は、炭化水素系油及び/又はシリコーン油から選択される、室温(25℃)で液体である1種又は複数の油を含有する。有利には、油相は、ペンダントである又は鎖の末端にあるアルキル鎖(1〜6個の炭素原子を有する)又はアリール鎖を任意選択で含有する、直鎖状又は環状の鎖を有するポリジメチルシロキサンから選択される、室温で液体である1種又は複数の油を含有するシリコーン系液体相である。

0057

本発明により使用されるオルガノポリシロキサンエラストマーは、特許出願EP-A-0295886に記載の架橋ポリマー、及びUS-A-5266321号に記載のものから選択することができる。

0058

一実施形態によれば、本発明により使用されるオルガノポリシロキサンエラストマーは、触媒の存在下、好ましくは白金タイプの触媒の存在下で、少なくとも
- (a)1分子当たり2つのビニル基シリコーン鎖のα-ω位に有するオルガノポリシロキサンと、
- (b)1分子当たり少なくとも2個の、ケイ素原子に結合している水素原子を有するオルガノポリシロキサンと
の付加及び架橋反応によって得ることができる。

0059

第1のオルガノポリシロキサン(i)は、ポリジメチルシロキサンから選択され、これは好ましくはα-ω-ジメチルビニルポリジメチルシロキサンである。

0060

オルガノポリシロキサンは、好ましくは、
- (a)第1のオルガノポリシロキサン(i)と第2のオルガノポリシロキサン(ii)とを混合する工程と、
- (b)油相を、工程(a)からの混合物へ加える工程と、
- (c)第1のオルガノポリシロキサン(i)と第2のオルガノポリシロキサン(ii)とを、油相中、触媒の存在下、好ましくは白金触媒の存在下で重合させる工程と
に従って得られるゲルである。

0061

一実施形態によれば、架橋オルガノポリシロキサンは、式(I)のオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、式(II)のオルガノポリシロキサン及び/又は式(III)の不飽和炭化水素鎖との重合付加反応によって得ることができる。

0062

一変形形態によれば、架橋オルガノポリシロキサンは、式(I)のオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、式(II)のオルガノポリシロキサンとの重合反応によって得ることができる。

0063

式(I)のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
式(I)のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、SiO2単位、HSiO1.5単位、RSiO1.5単位、RHSiO単位、R2SiO単位、R3SiO0.5単位及びR2HSiO0.5単位から成る群から選択される少なくとも1つの構造単位を含み、それらのR基は、それらの単位中、置換されていても置換されていなくてもよいが不飽和脂肪族基とは異なる1〜16個の炭素原子を有し、且つケイ素原子へ結合している水素原子を平均して少なくとも1.5個有する、一価炭化水素鎖である。

0064

式(I)のオルガノハイドロジェンポリシロキサン中のR基は、1〜16個の、好ましくは10〜16個の炭素原子を有するアルキル基とすることができる。このR基は、例えば、メチル基エチル基プロピル基ラウリル基ミリスチル基又はパルミチル基とすることができる。

0065

式(I)のオルガノハイドロジェンポリシロキサン中のR基はまた、フェニル又はトリル基等のアリール基とすることもできる。

0066

更に、式(I)のオルガノハイドロジェンポリシロキサン中のR基はまた、シクロヘキシル等のシクロアルキル基、又は、塩素臭素フッ素等のハロゲン原子及びシアノ基から選択される1つ又は複数の基によって置換されている炭化水素鎖、例えばα-トリフルオロプロピル又はクロロメチル基を含む、一価の炭化水素鎖とすることもできる。

0067

詳細には、R基は、メチル基が少なくとも30モル%を占め、且つ10〜16個の炭素原子を有する炭化水素鎖が5〜50モル%、好ましくは10〜40モル%を占めることが好ましい。

0068

その場合、炭化水素鎖は、有利には少なくとも1つのラウリル基を含有することができ、又はR基の大部分をラウリル基とすることができる。

0069

式(I)のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、直鎖状、分枝状又は環状とすることができる。

0070

式(I)のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、ケイ素原子へ結合している水素原子(Si-H)を好ましくは2〜50個、より一層好ましくは2〜10個含有する。式(I)のこの化合物中の、ケイ素原子へ結合している水素原子の含量は、従来技術において様々であり、水素原子と、ケイ素原子へ結合している全ての有機基との総計に対して0.5〜50モル%、より一層好ましくは1〜20モル%である。

0071

式(II)のオルガノポリシロキサン
式(II)のオルガノポリシロキサンは、SiO2単位、(CH2=CH)SiO1.5単位、RSiO1.5単位、R(CH2=CH)SiO単位、R2SiO単位、R3SiO0.5単位及びR2(CH2=CH)SiO0.5単位から成る群から選択される少なくとも1つの構造単位を含み、それらのR基は、式(I)に記載の通りであり、平均して少なくとも1.5個の、シリコン原子へ結合しているビニル基を有する。

0072

この化合物は、好ましくは2〜50個の、ケイ素原子へ結合しているビニル基を含有する。ケイ素原子へ結合しているビニル基の平均数は、好ましくは2〜10個、より一層好ましくは2〜5個で様々である。

0073

好ましくは、R基のうちの少なくとも30モル%は、メチル基であり、R基のうちの5〜50モル%、好ましくは10〜40モル%は、10〜16個の炭素原子を有する炭化水素鎖である。

0074

式(II)のオルガノポリシロキサンは、直鎖状、分枝状又は環状とすることができる。

0075

式(II)の化合物中のビニル基の含量は、ケイ素原子へ結合している全ての有機基との総計に対して好ましくは0.5モル%から50モル%の間、より一層好ましくは1モル%から20モル%の間で様々である。

0076

任意選択の式(III)の不飽和炭化水素鎖
式(III)の不飽和炭化水素鎖は、次式:
CmH2m-1(CH2)xCmH2m-1
(式中、
mは、2〜6を範囲とする整数であり、
xは、少なくとも1に等しい整数であり、
xは、好ましくは1〜20を範囲とする整数である)
を満たす。

0077

式(III)のこの化合物の例として、ペンタジエンヘキサジエンヘプタジエンオクタジエンペンタデカジエンヘプタデカジエン及びペンタトリアコンタジエンを挙げることができる。

0078

重合付加反応は、US-2004/0234477に詳細に記載されている。

0079

架橋オルガノポリシロキサンの中で、架橋ポリアルキルジメチルシロキサンが好ましい。ポリアルキルジメチルシロキサンは、式(IV):

0080

0081

直鎖状オルガノポリシロキサンを意味すると解され、これは、式(V):

0082

0083

(式中、
Raは、10〜16個の炭素原子を有するアルキル基であり、好ましくはラウリル基とすることができ、
yaは、1〜100を範囲とする整数であり、
zaは、1〜100を範囲とする整数であり、
ybは、1〜100を範囲とする整数であり、
zbは、1〜100を範囲とする整数である)
の、一価で又は二価で結合しているグラフトを含有する。

0084

「二価で結合している」は、式(IV)の、2つの異なるオルガノポリシロキサンへの結合を意味すると解される。換言すれば、これは、式(IV)で定義した2つの直鎖状鎖間の橋である。

0085

本発明の組成物中で使用されるオルガノポリシロキサンエラストマーは、例えば、信越化学工業株式会社により名称KSG 6で、Dow-Corning社により名称Trefil E-505C又はTrefil E-506Cで、Grant Industries社により名称Gransil(SR-CYC、SRDMF10、SR-DC556)で販売されているもの、又は信越化学工業株式会社により、すでに構成されているゲルの形態で販売されている名称KSG 15、KSG 16、KSG 17、KSG 18、KSG 26A、KSG 26B、KSG 41、KSG 42、KSG 43、KSG 44、Grant Industries社により名称Gransil SR 5CYC gel、Gransil SR DMF 10 gel、Gransil SR DC556 gelで、General Electric社により名称1229-02-167及び1229-02-168で販売されているものとすることができる。シリコーンエラストマーの混合物もまた使用することができ、特にこれらの市販製品の混合物がある。

0086

好ましくは、オルガノポリシロキサンエラストマーは、シリコーンを含有する油の中で運ばれるような形態で販売されているものが使用されることになる。

0087

本発明の組成物中で使用されるオルガノポリシロキサンエラストマーはまた、無水ゲルの形態、特にオルガノポリシロキサンエラストマーの非球形粒子で形成されている無水ゲルの形態とすることもできる。

0088

シリコーンエラストマーは、詳細にはエラストマー性の、部分的に又は完全に架橋されたオルガノポリシロキサンであり、3次元構造を有し、例えば信越化学工業株式会社により名称KSG6(登録商標)、KSG16(登録商標)及びKSG18(登録商標)で、DOW-CORNING社により名称Trefil E-505C(登録商標)及びTrefil E-506C(登録商標)で、GRANTINDUSTRIES社により名称Gransil SR-CYC(登録商標)、SRDMF10(登録商標)、SR-DC556(登録商標)、SR 5CYC gel(登録商標)、SR DMF10 gel(登録商標)及びSR DC 556 gel(登録商標)で、並びにGENERAL ELECTRIC社により名称SF1204(登録商標)及びJK 113(登録商標)で販売されているものである。

0089

挙げることができるシリコーンエラストマー粉末には、DOW CORNING社により名称「Trefil(登録商標)Powder E-505C」及び「Trefil(登録商標)Powder E-506C」で販売されている粉末が含まれる。

0090

シリコーン粉末として、シルセスキオキサン樹脂被覆された架橋ポリジメチルシロキサンのガムビーズを挙げることができ、具体的には信越化学工業株式会社により名称KSP100で販売されているものであり、ラグビーボールの形態にあるシリコーン樹脂粉末を挙げることができ、例えば、特に本油脂株式会社により名称NLK-602で販売されている製品である。

0091

好ましくは、シリコーンエラストマー粒子は、数平均サイズが50nmから350ミクロンの間であり、より一層良好には100nmから100ミクロンの間であり、より更に優先的には0.5から100ミクロンの間である。

0092

シリコーンエラストマー粒子は、本発明の組成物中に、組成物の総質量に対して0.01質量%〜30質量%、好ましくは0.05質量%〜20質量%、より一層良好には0.10質量%〜10質量%、より好ましくは0.20質量%〜5質量%を範囲とする含量で存在する。

0093

皮脂を吸収する粒子
本発明の組成物は、特に2つのタイプの粒子a)及びb)と皮脂取込み量が異なる、皮脂を吸収する粒子を含む。

0094

有利には、皮脂を吸収する粒子は、皮脂取込み量が10ml/100g以上、特に20ml/100g以上、とりわけ30ml/100g以上である。

0095

用語「皮脂を吸収する粒子」は、皮脂を吸収し且つ/又は吸着することが可能な粉末を意味する。一般に、このタイプの粒子は、皮脂を取り込む粒子の粉末の形態にある。

0096

皮脂取込み量は、粒子によって吸収され且つ/又は吸着される皮脂の量に相当する。それは、以下に記載する湿潤法に従って測定される。

0097

有利には、皮脂を吸収する粒子は、BET比表面積が200m2/g以上、好ましくは350m2/g超、優先的には500m2/g超であってもよく、特に2000m2/g未満であってもよい。

0098

BET比表面積は、The Journal of the American Chemical Society、第60巻、309頁、1938年2月に記載されていて国際標準ISO 5794/1(付属文書D)に対応しているBET(Brunauer-Emmett-Teller)法に従って求められる。BET比表面積は、粒子の、特に粉末の、総比表面積に相当する(したがって微細孔を含む)。

0099

皮脂を吸収する粒子は、無機粉末であっても有機粉末であってもよい。化粧用組成物中で使用される1種又は複数の無機化合物の粒子は、異なる形を有していてもよく、例えば、球形、中実又は中空、光沢のあるもの、針状又は小平板状であり、好ましくはそれらは、ほぼ球状である。

0100

より精密には、皮脂を吸収する粒子は、以下から選択することができる:
-シリカ粉末
-ポリアミド[Nylon(登録商標)]粉末
-アクリル性ポリマーの粉末、特に、ポリメタクリル酸メチル、ポリ(メタクリル酸メチル/ジメタクリル酸エチレングリコール)、ポリ(メタクリル酸アリル/ジメタクリル酸エチレングリコール)、ジメタクリル酸エチレングリコール/メタクリル酸ラウリルコポリマーの粉末
-シリコーンエラストマーの粉末、特に、それぞれがケイ素原子に結合している少なくとも2個の水素原子を含有するオルガノポリシロキサンと、少なくとも2つのエチレン性不飽和基(特に2つのビニル基)を含むオルガノポリシロキサンとの、白金触媒の存在下での重合によって得られるもの
-タルク
-窒化ホウ素
-クレイ
- それらの混合物。

0101

皮脂を吸収する粒子は、疎水性処理剤で被覆された粉末であってもよい。

0102

疎水性処理剤は、脂肪酸、例えば、ステアリン酸;金属石鹸、例えばジミリスチン酸アルミニウムグルタミン酸水素獣脂アルミニウム塩;アミノ酸;N-アシルアミノ酸又はそれらの塩;レシチンチタン酸イソプロピルトリイソステアリルワックス、及びそれらの混合物から選択することができる。N-アシルアミノ酸は、8〜22個の炭素原子を有するアシル基、例えば、2-エチルヘキサノイルカプロイルラウロイルミリストイルパルミトイルステアロイル又はココイル基を含むことができる。これらの化合物の塩は、アルミニウム塩、マグネシウム塩カルシウム塩ジルコニウム塩亜鉛塩ナトリウム塩又はカリウム塩とすることができる。アミノ酸は、例えば、リジン、グルタミン酸又はアラニンとすることができる。

0103

上述した化合物において挙げられた用語「アルキル」は、1〜30個の炭素原子、好ましくは5〜16個の炭素原子を有するアルキル基を特に示す。

0104

本発明の皮脂を吸収する粒子の非限定的な例示として、最も特定すると以下の粒子を挙げることができる。

0105

使用できるシリカは、天然で未処理のものであってよい。したがって、Hoffmann Mineral社により名称Sillitin N85、Sillitin N87、Sillitin N82、Sillitin V85及びSillitin V88で提供されているシリカを挙げることができる。

0106

それらは、ヒュームドシリカであってもよい。

0107

ヒュームドシリカは、酸水素炎中で揮発性ケイ素化合物高温加水分解し、微粉砕シリカを生成することによって得ることができる。この方法は、それらの表面に多数のシラノール基を有する親水性のシリカを得ることを特に可能にする。シラノール基の数の低減をもたらす化学反応を介して、前記シリカの表面を化学的に修飾することが可能である。シラノール基を疎水性基で置換することが特に可能であり、こうして疎水性シリカが得られる。

0108

疎水性基は、以下のものとすることができる:
(a)特に、ヘキサメチルジシラザンの存在下でヒュームドシリカを処理することによって得られるトリメチルシロキシル基。こうして処理されたシリカは、CTFA(第6版、1995年)に従って「シリル化シリカ」として知られる。
(b)特に、ポリジメチルシロキサン又はジメチルジクロロシランの存在下でヒュームドシリカを処理することによって得られるジメチルシリルオキシル基又はポリジメチルシロキサン基。こうして処理されたシリカは、CTFA(第6版、1995年)に従って「シリカジメチルシリレート」として知られる。

0109

より具体的に挙げることができるシリカ粉末には、以下が含まれる:
-三好化成株式会社により名称Silica BeadsSB-700で、旭硝子株式会社により名称Sunsphere(登録商標)H51、Sunsphere(登録商標)H33で販売されている多孔性シリカ微小球
- 旭硝子株式会社により名称SA Sunsphere(登録商標)H33及びSA Sunsphere(登録商標)H53で販売されている、ポリジメチルシロキサンで被覆された非晶質シリカ微小球
- 例えばポリエチレン等の無機ワックスで被覆され、特にEvonik Degussa社により名称Acematt OK 412で販売されている沈降シリカ微小球。

0110

挙げることができるナイロン粉末は、Atochem社により名称Orgasol(登録商標)4000で販売されているナイロン粉末である。

0111

シリコーンエラストマーは、特に、エラストマー性の、部分的に又は完全に架橋されたオルガノポリシロキサンであり、3次元構造を有し、例えば信越化学工業株式会社により名称KSG6(登録商標)、KSG16(登録商標)及びKSG18(登録商標)で、DOW-CORNING社により名称Trefil E-505C(登録商標)及びTrefil E-506C(登録商標)で、GRANTINDUSTRIES社により名称Gransil SR-CYC(登録商標)、SRDMF10(登録商標)、SR-DC556(登録商標)、SR 5CYC gel(登録商標)、SR DMF 10 gel(登録商標)及びSR DC 556 gel(登録商標)で、GENERAL ELECTRIC社により名称SF1204(登録商標)及びJK 113(登録商標)で販売されているものである。

0112

挙げることができるシリコーンエラストマー粉末には、Dow Corning社により名称「Trefil(登録商標)Powder E-505C」及び「Trefil(登録商標)Powder E-506C」で販売されているものが含まれる。

0113

シリコーン粉末として、特に信越化学工業株式会社により名称KSP100で販売されている、シルセスキオキサン樹脂で被覆された架橋ポリジメチルシロキサンのガムビーズ、特に竹本油脂株式会社により名称NLK-602で販売されているもののようなラグビーボールの形態にあるシリコーン樹脂粉末を挙げることができる。

0114

パーライトは、火山起源の、光る薄灰色又は黒色の天然のガラスであり、これは、溶岩急速冷却から生じ、真珠に似た小粒子の形でもたらされる。

0115

本発明により使用されるパーライト粒子は、具体的にはWorld Minerals Europe社から商品名Perlite P1430、Perlite P2550又はPerlite P2040で市販されている。これらの粒子は、塗料つや消し剤として販売されている。これらは、結晶シリカの含量が0.1質量%未満である、白色粉末の形態で提供されている。

0116

好ましくは、本発明のパーライト粒子の粒径分布は、粒子の少なくとも50質量%が25μm未満、好ましくは20μm未満のサイズである。加えて、それらの粒径分布は、好ましくは、粒子の90質量%が55μm未満、好ましくは40μm未満のサイズである。更に、粒子の90質量%が5μm超のサイズであることが好ましい。

0117

窒化ホウ素粒子を挙げることができ、例えばSaint Gobain Ceramics社によるPUHP1030L、Carborundum社によるUHP-1010、Merck社によるRonaflair Extender、Sensient社によるCovalumine Atlas White AS、ESK社によるBoroneige 601、Saint Gobain Ceramics社によるPUHP3008がある。

0118

クレイは、それ自体すでに周知の生成物であり、これは例えば、刊行物Mineralogie des argiles(Mineralogy of Clays)、S. Caillere、S. Henin、M. Rautureau、第2版、1982年、Massonに記載されている。

0119

クレイは、カルシウムマグネシウム、アルミニウム、ナトリウムカリウム及びリチウムカチオン、並びにそれらの混合物から選ぶことができるカチオンを含有するケイ酸塩である。

0120

挙げることができるこうした生成物の例には、スメクタイト族のクレイ、例えばモンモリロナイトヘクトライトベントナイトバイデライト及びサポナイト、並びにバーミキュライト、ステベンス石及びクロライトの族のクレイが含まれる。

0121

クレイは、天然又は合成起源のものとすることができる。好ましくは、毛髪等のケラチン繊維に対して、化粧品として適合性があって許容されるクレイが使用される。

0122

クレイは、モンモリロナイト、ベントナイト、ヘクトライト、アタパルガイトセピオライト及びそれらの混合物から選択することができる。好ましくは、クレイは、ベントナイト又はヘクトライトである。

0123

クレイは、有機親和性クレイから選択することができる。

0124

有機親和性クレイは、第四級アミン第三級アミン酢酸アミン、イミダゾリンアミン石鹸脂肪硫酸塩、スルホン酸アルキルアリール及びアミン酸化物、並びにそれらの混合物から選択される化学的な化合物で改質されたクレイである。

0125

好ましくは、本発明の有機親和性クレイは、第四級アミンから選択される化学的な化合物で改質されたクレイである。

0126

挙げることができる有機親和性クレイには、クオンタニウム-18ベントナイト、例えばElementis社により名称Bentone 3、Bentone 38及びBentone 38Vで、United Catalyst社により名称Tixogel VPで、Southern Clay社により名称Claytone 34、Claytone 40及びClaytone XLで販売されているもの;ステアラルコニウムベントナイト、例えばElementis社により名称Bentone 27Vで、United Catalyst社により名称Tixogel LGで、及びSouthern Clay社により名称ClaytoneAF及びClaytoneAPAで販売されているもの;並びにクオンタニウム-18/ベンザルコニウムベントナイト、例えばSouthern Clay社により名称ClaytoneHT及びClaytone PSで販売されているものが含まれる。

0127

有機親和性クレイは、改質されたヘクトライト、例えばC10〜C12脂肪酸塩アンモニウムで改質されたヘクトライト、詳細には塩化ジステアリルジメチルアンモニウム及び塩化ステアリルベンジルジメチルアンモニウムから特に選択される。

0128

クレイは、特にモンモリロナイト及びカオリンから選択される。

0129

特に好ましい皮脂を吸収する粒子は、シリカ粉末、とりわけ、特に沈降シリカ粉末、より特定するとワックスで被覆されている沈降シリカ、窒化ホウ素、アクリル性ポリマー粉末である。

0130

好ましくは、粒子は、数平均サイズが50nmから350ミクロンの間、より一層良好には100nmから100ミクロンの間、より一層優先的には0.5から100ミクロンの間である。

0131

皮脂を吸収する粒子は、本発明の組成物中に、組成物の総質量に対して0.01質量%〜30質量%、好ましくは0.1質量%〜20質量%、最も優先的には0.5質量%〜10質量%を範囲とする含量で存在することができる。

0132

粉末の皮脂取込み量を測定する方法
粉末の皮脂取込み量は、NF T 30-022規格に記載されている、粉末の油取込み量を求める方法に従って測定される。これは、湿潤点を測定することによる、粉末の空いている表面上に吸着される皮脂の量に相当する。

0133

約0.5gから5gの間の粉末量m(グラム単位)(この量は粉末の密度に依る)を、ガラス板上に置き、次いで、以下の組成物を有する人工皮脂を滴下で加える:
-トリオレイン29%
-オレイン酸28.5%
-オレイン酸オレイル18.5%
-スクワレン14%
-コレステロール7%
-パルミチン酸コレステリル3%

0134

人工皮脂を4〜5滴加えた後、人工皮脂を、へらを用いて粉末中へ組み入れ、人工皮脂と粉末との集合体が形成されるまで人工皮脂の添加を続ける。この形成の瞬間から、人工皮脂を1回に1滴加え、次いで、混合物をへらで磨りつぶす。硬くて滑らかなペーストが得られたら、人工皮脂の添加を中止する。このペーストは、ひび割れることなく又は塊を形成することなくガラス板上に広がることができなければならない。次いで、使用した人工皮脂の体積Vs(mlで表す)を書き留める。

0135

皮脂取込み量は、比Vs/mに相当する。

0136

本発明の組成物は、化粧用及び/又は皮膚科用、好ましくは化粧用とすることができる。

0137

本発明の組成物は、皮膚への局所適用に一般に好適であり、そのため、生理的に許容される媒体、即ち皮膚及び/又はその外皮に適合性のある媒体を一般に含む。それは、好ましくは、化粧品として許容される媒体、即ち、心地よい色、香り及び感覚を有して、消費者がこの組成物の使用を避けたくなるような任意の受け入れられない不快感(刺すような痛み、つっぱり感、発赤)を生じさせることのない媒体である。

0138

本発明の組成物は、局所適用として従来使用されてきた任意の医薬の形態とすることができ、具体的にはゲル又はローションタイプディスパーション、水相中に油相を分散させることによって(O/W)若しくは油相に水相を分散させることによって(W/O)得られる乳液タイプの液体若しくは半液体の粘稠度であるエマルション、又はクリーム若しくはゲルタイプの軟質半固体若しくは固体の粘稠度であるサスペンション若しくはエマルション、或いは複合エマルション(W/O/W又はO/W/O)、マイクロエマルションイオン性及び/又は非イオン性タイプの小胞性ディスパーション、又はワックス/水相ディスパーションの形態とすることができる。本発明の組成物は、変形として、スティック又はコンパクト又はフリーパウダー等の無水物の形態で提供することができる。これらの組成物は、定法に従って調製される。加えて、本発明により使用される組成物は、程度の差はあれ、流体とすることができ、白色又は有色クリーム、軟膏、乳液、ローションセラム、ペースト又は泡の外観とすることができる。それらは、任意選択で、エアロゾルの形態で皮膚へ適用してもよい。それらはまた、固体形態、例えば、スティックの形態とすることもできる。

0139

好ましくは、組成物は、液体である。

0140

本発明により使用される組成物が油相を含むとき、それは好ましくは少なくとも1種の油を含有する。それはまた、他の脂肪物質も含有することができる。

0141

本発明の組成物中で使用できる油として、例えば以下を挙げることができる:
-動物起源炭化水素油、例えば、ペルヒドロスクアレン
-植物起源の炭化水素油、例えば4〜10個の炭素原子を有する脂肪酸の液体トリグリセリド、例えばヘプタン酸若しくはオクタン酸トリグリセリド、或いは、例えばヒマワリ油コーン油ダイズ油、マロー油、ぶどう種子油ゴマ油ヘーゼルナッツ油アプリコット油、マカダミア油、アララ油、ヒマシ油アボカド油カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えばStearineries Dubois社により販売されているもの、又はDynamit Nobel社により名称Miglyol 810、812及び818で販売されているもの、ホホバ油及びシアバター
- 特に脂肪酸の、合成エステル及びエーテル、例えば式R1COOR2及びR1OR2(式中、R1は8〜29個の炭素原子を有する脂肪酸残基を表し、R2は3〜30個の炭素原子を有する分枝状又は非分枝状炭化水素系鎖を表す)の油、例えばパーセリン油、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、ステアリン酸2-オクチルドデシルエルカ酸2-オクチルドデシル又はイソステアリン酸イソステアリル;ヒドロキシル化エステル、例えば乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシルリンゴ酸ジイソステアリル又はクエン酸トリイソセチル;ヘプタン酸、オクタン酸又はデカン酸脂肪アルコール;ポリオールエステル、例えばジオタンプロピレングリコール、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール及びジイソノナン酸ジエチレングリコール;並びにペンタエリスリトールエステル、例えばテトライソステアリン酸ペンタエリスリチル
-無機又は合成起源の、直鎖状又は分枝状の炭化水素、例えば揮発性又は不揮発性流動パラフィン、及びそれらの誘導体ワセリンポリデセン、並びにパーリーム油等の水素化ポリイソブテン
- 8〜26個の炭素原子を有する脂肪アルコール、例えば、セチルアルコールステアリルアルコール及びそれらの混合物(セテアリルアルコール)、オクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルドデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコール又はリノレイルアルコール
- 部分的に炭化水素系及び/又はシリコーン系のフルオロ油、例えば文献、特開平2-295912号公報に記載のもの
-シリコーンオイル、例えば、室温で液体又はペースト状である、直鎖状若しくは環状のシリコーン鎖を有する揮発性又は不揮発性のポリメチルシロキサン(PDMS)、特にシクロポリジメチルシロキサン(シクロメチコン)、例えばシクロヘキサシロキサン;ペンダントである若しくはシリコーン鎖の末端にある、アルキル、アルコキシ又はフェニル基(これらの基は2〜24個の炭素原子を有する)を有するポリジメチルシロキサン;フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサンジフェニルジメチコーンジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン又は2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート及びポリメチルフェニルシロキサン
- それらの混合物。

0142

上述の油の列挙において、用語「炭化水素油」は、主に炭素及び水素原子を有し、任意選択でエステル、エーテル、フルオロ、カルボン酸及び/又はアルコール基を有する任意の油を意味すると解される。

0143

油相中に存在できる他の脂肪物質は、例えば、8〜30個の炭素原子を有する脂肪酸、例えばステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸及びオレイン酸;ワックス、例えばラノリンワックスみつろうカルナウバワックス又はカンデリラワックスパラフィンワックス亜炭ワックス又は微結晶ワックスセレシン又はオゾケライト、並びに合成ワックス、例えばポリエチレンワックス及びフィッシャートロプシュワックス;シリコーン樹脂、例えばトリフルオロメチル-C1〜4-アルキルジメチコン及びトリフルオロプロピルジメチコン;並びにシリコーンエラストマー、例えば信越化学工業株式会社により名称KSGで、Dow Corning社により名称Trefil、BY29若しくはEPSXで、又はGrant Industries社により名称Gransilで販売されている製品である。

0144

これらの脂肪物質は、例えば粘稠度又は質感といった、所望の特性を有する組成物を調製するために、当業者によって様々な方法で選択されうる。

0145

本発明の特定の一実施形態によれば、本発明の組成物は、油中水型(W/O)又は水中油型(O/W)エマルション、好ましくは水中油型(O/W)エマルションである。

0146

O/Wエマルションはまた、乳化ゲルも含む。用語「乳化ゲル」は、水性ゲル中の油のディスパーションを意味する。界面活性剤の添加は、この医薬の形態については任意選択である。

0147

エマルションの油相の割合は、組成物の総質量に対して2質量%〜80質量%、好ましくは5質量%〜50質量%を範囲とすることができる。

0148

エマルションは、単独で又は混合物として使用される、両性アニオン性カチオン性又は非イオン性の乳化剤から選択される少なくとも1種の乳化剤を一般に含有し、共乳化剤を任意選択で含有する。乳化剤は、得ようとするエマルション(W/O又はO/W)に応じて適当に選択される。乳化剤及び共乳化剤は、組成物中に、組成物の総質量に対して0.3質量%〜30質量%、好ましくは0.5質量%〜20質量%を範囲とする割合で一般に存在する。

0149

W/Oエマルションでは、挙げることができる乳化剤の例には、ジメチコンコポリオール、例えばDow Corning社により名称DC 5225 Cで販売されているシクロメチコンとジメチコンコポリオールとの混合物、並びにアルキルジメチコンコポリオール、例えばDow Corning社により名称Dow Corning 5200 Formulation Aidで販売されているラウリルメチコンコポリオール、並びにGoldschmidt社により名称AbilEM90(登録商標)で販売されているセチルジメチコンコポリオールが含まれる。少なくとも1つのオキシアルキレン化された基を有する架橋エラストマー性固体オルガノポリシロキサン、例えばUS-A-5412004の実施例3、4及び8、並びにUS-A-5811487の実施例の手順に従って得られるもの、とりわけUS-A-5412004の実施例3(合成の実施例)の生成物、例えば信越化学工業株式会社により参照名KSG 21で販売されている製品もまた、W/Oエマルションのための界面活性剤として使用できる。

0150

O/Wエマルションでは、挙げることができる乳化剤の例には、非イオン性乳化剤、例えばグリセロールのオキシアルキレン化(とりわけポリオキシエチレン化)脂肪酸エステル;ソルビタンのオキシアルキレン化脂肪酸エステル;オキシアルキレン化(オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化)脂肪酸エステル;オキシアルキレン化(オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化)脂肪アルコールエーテル;糖エステル、例えばステアリン酸スクロース;並びにそれらの混合物、例えばステアリン酸グリセリルとステアリン酸PEG-40との混合物が含まれる。

0151

組成物は、水性ゲルであってもよく、特に通常の水性ゲル化剤を含んでいてもよい。

0152

有利には、組成物は、少なくとも1種の水相を含む組成物である。水相は、組成物の総質量の5質量%超、好ましくは20質量%超を一般に占める。

0153

本発明の組成物は、水を含み、且つ任意選択でグリコールエタノール、及び/又は室温で水溶性であることができる親水性アジュバントを含んだ、水相を含む。組成物は、30〜95%の水を一般に含む。

0154

有利には、本発明の組成物のpHは、3〜8を範囲とする。好ましくは、組成物のpHは、4〜6を範囲とする。

0155

本発明の組成物は、体の又は顔の皮膚を、ケアする、クレンジングする又はメイクアップするための組成物、特にケア組成物とすることができる。

0156

スキンケア組成物は、例えばフェイス用の、クリーム、ゲル又は流体とすることができる。

0157

スキンメイクアップ組成物は、例えば、ファンデーションアイシャドー、フェイスパウダー、コンシーラー製品、フェイス及びボディパウダー、又はボディメイクアップ製品とすることができる。

0158

添加剤
本発明の組成物はまた、化粧品中に通常使用される種々のアジュバント、例えば、乳化剤;フィラー;保存剤;捕捉剤;染料;香料;増粘剤及びゲル化剤、特にアクリルアミドホモポリマー又はコポリマー、アクリル性ホモポリマー又はコポリマー、並びにアクリルアミドメチルプロパンスルホン酸[AMPS(登録商標)]のホモポリマー又はコポリマー;UVスクリーニング剤も含むことができる。

0159

有利には、本発明の組成物のマット効果を強化するために、該組成物はまた、少なくとも1種の、油性肌をケアするための活性剤も含むことができる。この活性剤は、優先的には、落屑剤、抗菌剤抗炎症剤、皮脂調節剤及び抗酸化剤から選択される。

0160

該組成物はまた、脂性肌をケアするためのもの以外の化粧用活性剤、例えば保湿剤及びビタミンも含むことができる。

0161

当然ながら、当業者であれば、本発明の組成物の有利な特性が、想定される添加によって全く又は実質的に悪影響を受けないように、これらの任意選択の追加の化合物及び/又はそれらの量を慎重に選択することになる。

0162

脂性肌をケアするための活性剤
本発明の関連において、表現「脂性肌をケアするための活性剤」は、具体的には以下のものである、生物活性内因的に有する(即ちそれを活性化するために外的作用剤介入を必要としない)化合物を意味すると解される:
-落屑活性(面皰が開くことを可能にする)、及び/又は
-抗菌活性(特にP. acnesに対して)、及び/又は
-抗炎症活性、及び/又は
-皮脂調節活性、及び/又は
-抗酸化活性(スクアレンが酸化して面皰が形成するのを妨げる)。

0163

したがって、脂性肌をケアするための活性剤は、落屑剤、及び/又は抗菌剤、及び/又は抗炎症剤、及び/又は皮脂調節剤、及び/又は抗酸化剤から選択することができる。

0164

1.落屑剤
用語「落屑剤」は、
-剥離を促進させることによって、直接的に落屑に作用することができる任意の化合物、例えばβ-ヒドロキシ酸、とりわけサリチル酸及びその誘導体(5-n-オクタノイルサリチル酸を含む);α-ヒドロキシ酸、例えばグリコール酸クエン酸、乳酸、酒石酸リンゴ酸若しくはマンデル酸;尿素;ゲンチシン酸;オリゴフコース;ケイ皮酸;Saphora japonicaの抽出物;レスベラトロール及び特定のジャスモン酸誘導体か、或いは、
- 落屑に関与する酵素に、又はコルネオデスモソーム、例えばグリコシダーゼ角質層キモトリプシン酵素(SCCE)、若しくは実際に他のプロテアーゼ(トリプシン、キモトリプシン様のもの)の分解に作用することができる任意の化合物か、
のいずれかを意味する。

0165

アミノスルホン酸化合物、特にN-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-N-2-エタンスルホン酸(HEPES);2-オキソチアゾリジン-4-カルボン酸(プロシステイン)誘導体;グリシン型α-アミノ酸の誘導体(EP0852949号に記載されているもの、及び更にBASF社により商品名Trilon Mで販売されているメチルグリシン二酢酸ナトリウム);蜂蜜; O-オクタノイル-6-D-マルトース及びN-アセチルグルコサミン等の糖誘導体を挙げることができる。

0166

5-n-オクタノイルサリチル酸が、本発明中での使用に好ましい。

0167

2.抗菌剤
本発明の組成物中で使用できる抗菌剤は、特に、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル(又はトリクロサン)、3,4,4'-トリクロロカルバニリドフェノキシエタノールフェノキシプロパノールフェノキシイソプロパノールイセチオン酸ヘキサミジンメトロニダゾール及びその塩、ミコナゾール及びその塩、イトラコナゾールテルコナゾールエコナゾールケトコナゾールサペルコナゾールフルコナゾールクロトリマゾールブトコナゾールオキシコナゾールスルファコナゾール、スルコナゾールテルビナフィンシクロピロクス、シクロピロソールアミン、ウンデシレン酸及びその塩、過酸化ベンゾイル、3-ヒドロキシ安息香酸、4-ヒドロキシ安息香酸、フィチン酸、N-アセチル-L-システイン酸リポ酸アゼライン酸及びそれらの塩、アラキドン酸、レゾルシノール、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4'-トリクロロカルバニリド、オクトピロクス、オクトキシグリセリン、オクタノイルグリシンカプリリルグリコール、10-ヒドロキシ-2-デカン酸、ジクロロフェニルイミダゾールジオキソラン及びそれらの誘導体(特許WO93/18743に記載されている)、ピドロ酸銅、サリチル酸、サリチル酸亜鉛、ブチルカルバミン酸ヨードプロピニルファルネソール及びフィトスフィンゴシン、並びにそれらの混合物から選択することができる。

0168

好ましい抗菌剤は、オクトキシグリセリン、ピドロ酸銅、サリチル酸亜鉛、サリチル酸及びブチルカルバミン酸ヨードプロピニルである。

0169

3.抗炎症剤
本発明の組成物中で使用できる抗炎症剤又は無痛化剤として、以下を挙げることができる:五員環トリテルペン及びそれを含有する植物抽出物(例えばGlycyrrhiza glabra)、例えばβ-グリチルレチン酸並びにその塩及び/又はその誘導体(グリチルレチン酸モノグルクロニドグリチルレチン酸ステアリル、3-ステアロイルオキシグリシルレチン酸)、ウルソール酸及びその塩、オレアノール酸及びその塩、ベツリン酸及びその塩、ビサボロール、Paeonia suffruticosa及び/又はPaeonia lactifloraの抽出物、サリチル酸塩、とりわけサリチル酸亜鉛、Codif社からのフィサッカリド、Laminaria saccharinaの抽出物、キャノーラ油、ビサボロール及びカモミール抽出物、アラントイン、Seppic社からのSepivital EPC(ビタミンE及びCのリン酸ジエステル)、オメガ-3不飽和油、例えばジャコウバラ油クロフサスグリ油エキウム油魚油プランクトン抽出物カプリロイルグリシン、Seppic社からのSeppicalm VG(パルミトイルプロリンナトリウム及びNymphaea alba)、Pygeumの抽出物、Boswellia serrataの抽出物、Centipeda cunninghamiの抽出物、Helianthus annuusの抽出物、Linum usitatissimumの抽出物、トコトリエノール、Cola nitidaの抽出物、Centella asiaticaの抽出物、ピペロナールクローブの抽出物、Epilobium angustifoliumの抽出物、アロエベラ、Bacopa monieriの抽出物、フィトステロールナイアシンアミドコルチゾンヒドロコルチゾンインドメタシン及びベタメタゾン

0170

本発明中の使用にとって好ましい抗炎症剤は、Centella asiaticaの抽出物、β-グリチルレチン酸及びその塩、α-ビサボロール及びナイアシンアミドである。

0171

4.皮脂調節剤
本発明の組成物が5α-レダクターゼ阻害剤等の皮脂調節剤を含むとき、この作用剤は、特に以下から選択されうる:
-レチノイド、詳細にはレチノール
-硫黄又は硫黄誘導体
-亜鉛塩、例えば乳酸亜鉛グルコン酸亜鉛、ピドル酸亜鉛カルボン酸亜鉛、サリチル酸亜鉛及び/又はシステイン酸亜鉛
-塩化セレン
-ビタミンB6又はピリドキシン
- 特にSeppic社により商品名Sepicontrol A5(登録商標)で販売されている、カプリロイルグリシン、サルコシン及びCinnamomum zeylanicum抽出物の混合物
- 特にSecma社により商品名Phlorogine(登録商標)で販売されているLaminaria saccharinaの抽出物
- 特にSilab社により商品名Sebonormine(登録商標)で販売されているSpiraea ulmariaの抽出物
- 例えばMaruzen社によりその全てが販売されている、Arnica montana、Cinchona succirubra、Eugenia caryophyllata、Humulus lupulus、Hypericum perforatum、Mentha piperita、Rosmarinus officinalis、Salvia officinalis及びThymus vulgarisの種の植物の抽出物
- 特にEuromed社により販売されているSerenoa repensの抽出物
- Silybum属の植物の抽出物
-サポゲニンを含有する植物抽出物、詳細にはジオスゲニン豊富なDioscorea植物の抽出物、及び
- ユーゲノール及びユーゲニルグリコシドを含有するEugenia caryophyllataの抽出物。

0172

亜鉛塩が、本発明中での使用に好ましい。

0173

5.抗酸化剤
本発明での使用に好ましい抗酸化剤は、トコフェノール及びそのエステル、例えば酢酸トコフェリル、BHT及びBHAから選択することができる。

0174

本発明の組成物中で使用される活性剤は、組成物の総質量の0.01質量%〜50質量%、好ましくは0.1質量%〜25質量%、より一層良好には0.5質量%〜10質量%を占めることができる。

0175

本発明はまた、皮膚をケアし且つ/又はメイクアップする化粧方法にも関し、該方法は、皮膚へ本発明の組成物を局所適用する工程を含む。

0176

より精密には、それは、皮膚をマットにするための且つ/又は皮膚のてかりを減じるための方法である。

0177

用語「マット感を付与する」は、皮膚を更にマットにすること及びそのてかりを減じること、したがって、その魅力的でない反射を減じることを意味する。

0178

本発明はまた、混合肌及び/又は油性肌をケアするための、本発明の組成物の化粧用での使用にも関する。

0179

本発明について、以下の非限定的な実施例を介して下記に例証する。これらの実施例において、量は、質量パーセントとして示す。事例に応じて、化合物は、化学物質名を用いて、又はCTFA名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)を用いて述べる。

0180

(実施例1)
以下の組成を有する油/水エマルションの形態にあるフェイシャルケアクリームを調製した:

0181

0182

このベース中で、本発明と同じ組合せのフィラーを以下のように使用した。

0183

この組成物は、混合肌及び油性肌をマットにするために、及び/又は夜に、顔へ適用することができる。

0184

(実施例2)
マット感/てかり度の測定
ベース配合物

0185

0186

このベース中で、3種のフィラーの含量は、0から0.5%の間で様々である。フィラーの総含量は、一定のままである(0.5%)。

0187

次いで、適用後の配合物のマット感を測定する(直後に及び長期に)。

0188

(フィラーの総含量が0.5%である実施例)

0189

0190

0191

インビトロ評価によるマット感の測定
本発明の組成物Aで得られたマット感、及び比較例として付与した組成物Bで得られたマット感を、Erichsen社により販売されているコントラストカード(Prufkarteタイプ、24/5〜250cm2)を用いて測定する。組成物を、フィルム延展機を用いて2mg/cm2で広げた。混合物を10回噴霧し(水/皮脂80/20)、次いで室温で6分間待ち、次いで反射率ゴニオ反射メータを用いて測定した。得られた結果は、正反射拡散反射の間の比Rである。R値は、マット効果が大きいほど、比例して小さい。
-:てかる
0:効果がない
+:マット感がある
++:マット感が+である
+++:マット感がきわめて高い

実施例

0192

これらの結果は、本発明の組成物は、同じ総濃度で単独で採用された各粒子を含有する組成物によって得られたものよりも、皮膚にもたらすてかりが少ないことを示している。

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