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技術 皮膚および/または粘膜の処置および/またはケアのための組成物ならびに化粧品組成物または医薬組成物におけるその使用

出願人 ルブリゾルアドバンスドマテリアルズ,インコーポレイテッド
発明者 ガルシアアントン,ホセマリアフェレールモンティエル,アントニオビセンテカレニョセライマ,クリスティナデルガドゴンサレス,ラケルセブリアンプチェ,フアン
出願日 2013年4月16日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2015-504988
公開日 2015年5月21日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2015-514722
状態 特許登録済
技術分野 ペプチド又は蛋白質 医薬品製剤 化粧料 蛋白脂質酵素含有:その他の医薬 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード 高強度パルス光 校正線 中心区域 適用区域 派生製品 外部作用 温度自動調節 バイオ発酵
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課題・解決手段

一般式(I):R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−Yp−Zq−R2(I)の化合物、それらの立体異性体、これらの混合物および/またはそれらの化粧品的におよび/もしくは薬学的に許容される塩、調製方法、それらを含有する化粧品組成物または医薬組成物、ならびに医薬におけるそれらの使用、特に疼痛、炎症、そう痒色素沈着障害および脈管形成皮膚障害処置および/または予防、ならびに皮膚および/または粘膜の処置および/またはケアの方法におけるそれらの使用。

概要

背景

発明の背景
皮膚は、角質層真皮および表皮の3つの層によって形成されている。角質層は、最外層であり、外部環境から皮膚を保護する角質細胞および脂質によって形成されている。表皮は、ケラチノサイトメラノサイトおよびランゲルハンス細胞から構成されている。表皮の主な細胞集団は、角質化層を形成するケラチノサイトであり、角質化層は、継続的にそれ自体を再生する。ケラチノサイトの機能は、外部作用物質物理的作用物質、化学的作用物質または病原体のいずれであっても、その外部作用物質から保護することである。真皮は、皮膚のより深部に位置し、基底膜によって表皮に接合している。真皮は、線維芽細胞脂肪細胞およびマクロファージによって形成され、血管によって潅流され、真皮には、触覚および温度感覚の伝達に関与する多くの神経終末が存在している。毛包ならびに汗腺皮脂腺およびアポクリン腺は、真皮内に位置し、それらの機能は、皮膚の完全性および弾力を維持することである。

老化の間には、皮膚機能段階的低下が観察され、とりわけ皮膚の不均一性出現する。従って、皮膚は老化によって変化し、老化は、皮膚の外観に徐々に影響を及ぼし、発赤色素沈着変化、堅さの損失、および/または皺の出現を示す。紫外線放射(UV)への持続的な曝露は、これらの変化を増強し、熟年に達する前にそれらの出現を促進する。個体によっては、皮膚上の過度の発赤またはしみに関係する障害および/または疾患がさらに発症する。従って、皮膚の外観を改善し、標準皮膚色にし、皺を減らし、堅さを改善することができる新しい化合物を開発する必要がある。

発赤
白色人種において発生率が高い臨床症状として目されている発赤を伴う皮膚障害の1つが、酒さである。酒さは、非常によく見られる皮膚の慢性障害または疾患であり、通常、男性よりも女性において、特に皮膚色が非常に薄い白人において3から50歳の間に現れる。酒さは、顔の中心区域に影響を及ぼし、痒み、発赤、紅斑丘疹膿疱血管拡張毛細血管拡張症疼痛および炎症のエピソード再発を特徴とする。酒さの症状は、日光、熱、高湿度身体的運動感情ストレスアルコール摂取およびスパイスの効いた食品への曝露によって悪化する。さらに酒さを有するヒトは、通常、ひどいドライスキンに悩んでおり、さらには皮膚の落屑を示す。

酒さの原因は、十分に確立されていない。近年まで、その原因はいくつかの種類の感染病原体であると考えられており、従って酒さの処置には抗生物質が処方された。しかし、抗生物質を用いた処置は、部分的にしか改善をもたらさない。酒さを処置し、関連する炎症による皮膚の色素沈着異常を予防するために、テトラサイクリンダプソンおよびメトロニダゾール等の抗生物質が記載されている。[Woolery−Lloyd H.ら、「Acne and Rosacea in Skin of Color」、Cosmetic Dermatology、(2011年)、24巻:4号、159〜162頁]。

近年、局所ホルモンであるブラジキニン血管拡張効果を有しており、従って血管透過性および炎症を増大し得ることが提唱されてきた。ブラジキニンの群は、低分子量のタンパク質であるキニノーゲン加水分解により、カリクレインと呼ばれる酵素によって産生される。

カリクレイン(KLK)は、様々な生体組織および体液において見出されるセリンプロテアーゼ一群である。カリクレインは、血漿カリクレインおよび組織カリクレインの2つの主なカテゴリー分類される[Paliourasら、「The kallikrein world: an update on the human tissue Kallikreins」、Biol. Chem.、(2006年)、387巻、643〜652頁]。この両方のカテゴリーは、それらの分子量、基質特異性免疫学的特徴および遺伝子構造が著しく異なっている。

組織カリクレインは、顆粒ケラチノサイトによって分泌される細胞外セリンプロテアーゼである[Eissaら、「Human tissue kallikreins as promiscuous modulators of homeostatic skin barrier functions.」Biol. Chem.、(2008年)、389巻、669〜680頁]。

顆粒層および角質層において、複数のKLKが、免疫組織化学検査によってそれらの活性形態および不活性形態の両方で検出されているが、角質層における主なカリクレインは、KLK5、KLK7およびKLK14である。これらは、感染後の抗微生物ペプチド活性化に関与するだけでなく、角質細胞間の接着に関与する分子を分解することが見出されている。カリクレインmRNAは、濾胞上皮においても検出されており、このことは、KLKが発毛に関与することを示唆している。さらに、カリクレインは、皮脂腺の活性および皮脂の形成にも関与する。

KLKは、KLKがpro−KLKを活性化する一連の反応により活性化され、従ってKLKは、フリーラジカル反応と同様に、その濃度、特異性および活性レベルに応じて開始剤成長剤(propagator)および/または遂行剤(executor)として作用する。インビトロ試験では、pro−KLK5がKLK14によって活性化され、KLK5がpro−KLK7およびpro−KLK14を活性化することが実証されている。

酒さの影響を受けた皮膚では、健常な皮膚よりもKLK5レベルが高いことが見出された[Yamasakiら、「Kallikrein−mediated proteolysis regulates the antimicrobial effects of cathelicidins in skin」、theFASEB J.、(2006年)、20巻、2068〜2080頁]。酒さの影響を受けた皮膚では、抗微生物ペプチドであるカテリシジンレベルが高いことも観察されており、このカテリシジンは、カリクレイン等の角質層の酵素によって処理されると、炎症および新脈管形成に関与するカテリシジンの活性形態LL−37を生じ[Morizaneら、「TLR2 Expression Is Increased in Rosacea and Stimulates Enhanced Serine Protease Production by Keratinocytes」J Invest Dermatol.、(2010年)、130巻(5号)、1297〜1306頁]、公知の炎症作用物質であるインターロイキンIL−6、IL−8等)等のサイトカイン放出誘導する[Pistolic Jら、Host defence peptide LL−37 induces IL−6 expression in human bronchial epithelial cells by activation of the NF−kappaB signaling pathway、J Innate Immun. 2009年;1巻(3号):254〜67頁]。

より一般的な皮膚の血管障害の中でも別のものは、毛細血管拡張症の出現であり、これは一般に、皮膚表面近く表在性皮膚毛細血管として現れ、中心部分が鮮紅であり、放射状の枝分かれを有している。この皮膚状態は、くも状静脈としても公知である。毛細血管拡張症は、UV放射への曝露、ストレス、環境要因、皮膚の病変および/または老化によって刺激され得る。

皺の出現および堅さの損失
コラーゲンは、皮膚の乾燥重量の70〜80%を構成する、皮膚に最も豊富にあるタンパク質であり、皮膚機能を維持するのに必要な機械的および構造的完全性を皮膚に付与する。数々の種類のコラーゲンが存在しており、コラーゲンIが最も一般的である。コラーゲンIは原線維形態の構造であり、この原線維はまた、原線維形成と呼ばれるプロセスにおいてコラーゲン線維を形成することによって会合している。他の種類のコラーゲンは、III、IV、VIIおよびXIIである。真皮において2番目に最も重要なタンパク質は、エラスチンである。エラスチンは、不溶性弾性線維の形態で構成されており、中心にはフィブリル構造によって囲まれた疎水性の核を有する。エラスチンは、コラーゲンよりも少数のタンパク質であるが、皮膚の弾力および抵抗性の維持において非常に重要である。

真皮のこの細胞外結合組織は、炎症応答の結果、損傷し得る。厳しい気候またはUV光への曝露は、皮膚の炎症プロセスを促進し、細胞外マトリックスタンパク分解系を活性化する反応種の生成を刺激する。また、血管を介して皮膚に放出される貪食細胞は、炎症を引き起こし、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)を活性化するプロテアーゼを放出することができる。これらのMMPは、炎症プロセス後に損傷を受けていたおそれがあるコラーゲンおよびエラスチン分子を分解する。MMP−1は、コラーゲンIおよびIIIを分解し、MMP−12は、エラスチンに対して最も活性である。過度のコラーゲンおよびエラスチン分解の結果、皮膚の弛緩および皺が生じる。

老化の間には、サイトカインが放出されて(炎症老化(inflammaging)理論)、炎症を引き起こすだけでなく、サイトカインは、真皮の細胞外マトリックスを形成する主なタンパク質の分解に関与するコラゲナーゼ等のメタロプロテアーゼ(MMP)活性化因子であり、コラーゲンおよびエラスチン等の皮膚構造全体を物理的に支えるのに関与する。サイトカインは、皮膚の炎症および光老化の主原因の1つである紫外線への曝露によっても放出される。

炎症性構成成分を有する皮膚の様々な状態、障害または疾患において生じるサイトカインの放出は、皮膚の質にも影響を及ぼす。例えば、酒さの影響を受けている皮膚は、高レベルのLL−37を呈しており、それによってコラーゲンIおよびIIIの発現阻害され[Park H.Jら、「Collagen synthesis is suppressed in dermal fibroblasts by the human antimicrobial peptide LL−37」、J Invest Dermatol、2009年、129巻、843〜850頁]、それが晩年により高い活性のMMPと一緒になると、酒さを有する皮膚は相当弱くなり、弛緩する。

皮膚の色素沈着
皮膚の色は、天然色素性バイオポリマーであるメラニンの量、分布および種類によって主に決定付けられ、このメラニンは、チロシナーゼによって触媒されるメラニン形成と呼ばれるプロセスにおいて、表皮のメラノサイトに存在する細胞小器官(organule)であるメラノソームで合成される。チロシナーゼは、チロシンヒドロキシル化して3,4−ヒドロキシフェニルアラニンDOPA)を形成し、その後DOPAを酸化してDOPA−キノンを形成する、2つの最初の決定的なメラニン形成ステップを触媒する。その後、メラノサイトで合成されたメラニンは、樹状突起を介してケラチノサイトに移動し、そこから表皮および角質層全体に分布する。これが、皮膚の色を決定付けるプロセスである。

皮膚の自然色沈着改変することは、アメリカアジアまたは欧州の多くの人々にとって様々な理由で望ましい。中でも、皮膚の自然色を改変する理由は、美容モデルによってより色つやのよい皮膚が求められていること、そばかすまたはほくろ等の皮膚上のしみを除去または低減することである。

炎症性構成成分を有する皮膚障害または疾患の影響を受けている人々は、炎症後色素沈着過剰の発症に曝される。皮膚の色は、長年の間、人類が懸念を抱く動機になってきた。特に、色素沈着過剰を除去する能力は、色素沈着過剰が年齢によるものであれ(しみ、そばかすまたは皮膚の加齢全般)、障害または疾患によるものであれ(黒皮症肝斑、炎症後色素沈着過剰)、むらのない皮膚の色調を望む個体の興味を引きつける。さらに、UV放射への曝露が延長されるまたは過剰である場合、がん性色素沈着過剰病変またはメラノーマが発症するおそれがあり[Dooley T.P.、「Recent advances in cutaneous melanoma oncogenesis research」、(1994年)、Onco. Res.、6巻、1〜9頁]、ならびに光老化およびメラノサイトの過剰機能による良性の色素沈着過剰しみが生じ、それによって炎症プロセル後に損傷を受けた皮膚を再生しようとするために必要とされるより多量にメラニンが合成される。サイトカイン、TNF−α、インターロイキン−6およびインターロイキン−8等の炎症のメディエーター物質の合成および放出が増大すると、皮膚の色素沈着過剰が生じる。

概要

一般式(I):R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−Yp−Zq−R2(I)の化合物、それらの立体異性体、これらの混合物および/またはそれらの化粧品的におよび/もしくは薬学的に許容される塩、調製方法、それらを含有する化粧品組成物または医薬組成物、ならびに医薬におけるそれらの使用、特に疼痛、炎症、そう痒色素沈着障害および脈管形成皮膚障害の処置および/または予防、ならびに皮膚および/または粘膜の処置および/またはケアの方法におけるそれらの使用。

目的

ケラチノサイトの機能は、外部作用物質が物理的作用物質、化学的作用物質または病原体のいずれであっても、その外部作用物質から保護することである

効果

実績

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請求項1

一般式(I)R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−Yp−Zq−R2(I)の化合物であって、AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;n+m+p+qが、2以下であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合である場合、AA5が、−Thr−であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合である場合、AA5が、−Ala−であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA6が、−Val−である場合、AA5が、−Ala−であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Arg−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、−Val−である場合、AA5が、−Thr−であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、n+m+p+qが、0に等しく;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合であり、p+qが、1以上である場合、AA5が、−Ala−であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA5が、−Thr−であり、AA6が、結合である場合、n+m+p+qが、1以下であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA6が、結合であり、Xが、−Gly−であり、Wが、−Leu−である場合、AA5が、−Thr−であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、pおよびqが、0であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Arg−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合であり、Yが、Alaであり、Zが、−Leu−である場合、AA5が、−Ala−であり;R1が、H、ポリエチレングリコール由来するポリマー置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルおよび置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、および置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R1またはR2が、α−アミノ酸ではない、化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩。

請求項2

R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマーおよびR5−CO−(式中、R5は、置換または非置換アルキルラジカルC1〜C24、置換または非置換アルケニルC2〜C24、置換または非置換アルキニルC2〜C24、置換または非置換シクロアルキルC3〜C24、置換または非置換シクロアルケニルC5〜C24、置換または非置換シクロアルキニルC8〜C24、置換または非置換アリールC6〜C30、置換または非置換アラルキルC7〜C24、3〜10員の置換または非置換ヘテロシクリル環、ならびに2〜24個の炭素原子および炭素以外の1〜3個の原子および1〜6個の炭素原子のアルキル鎖を有する置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択され、R5−CO−が、α−アミノ酸ではない)により形成される基から選択される、請求項1に記載の化合物。

請求項3

R1が、H、アセチル、tert−ブタノイルヘキサノイル、2−メチルヘキサノイル、シクロヘキサンカルボキシルオクタノイルデカノイルラウロイルミリストイルパルミトイルステアロイルオレオイルおよびリノレオイルにより形成される基から選択される、請求項2に記載の化合物。

請求項4

R2が、−NR3R4、−OR3、−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換アルキルC1〜C24、置換または非置換アルケニルC2〜C24、置換または非置換アルキニルC2〜C24、置換または非置換シクロアルキルC3〜C24、置換または非置換シクロアルケニルC5〜C24、置換または非置換シクロアルキニルC8〜C24、置換または非置換アリールC6〜C30、置換または非置換アラルキルC7〜C24、3〜10員の置換または非置換ヘテロシクリル環、ならびに、アルキル鎖が1〜6個の炭素原子からなる2〜24個の炭素原子および炭素以外の1〜3個の原子を有する置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択され、−NR3R4が、α−アミノ酸ではない)により形成される基から選択される、先行する請求項のいずれかに記載の化合物。

請求項5

R3およびR4が独立して、H、メチルエチルヘキシルドデシルおよびヘキサデシルにより形成される基から選択される、請求項4に記載の化合物。

請求項6

R1が、H、アセチル、ラウロイル、ミリストイルまたはパルミトイルにより形成される基から選択され、AA1が−L−Ser−であり、AA2が−L−Val−であり、AA3が−L−Arg−であり、AA4が−L−Val−であり、AA5が−L−Ala−であり、AA6が−L−Val−であり、R2が、−NR3R4および−OR3(式中、R3およびR4は独立して、H、メチル、エチル、ヘキシル、ドデシルおよびヘキサデシルから選択される)により形成される基から選択される、先行する請求項のいずれかに記載の化合物。

請求項7

R1が、H、アセチル、ラウロイル、ミリストイルまたはパルミトイルにより形成される基から選択され、AA1が結合であり、AA2が−L−Ala−であり、AA3が−L−Thr−であり、AA4が−L−Asn−であり、AA5が−L−Thr−であり、AA6が結合であり、R2が、−NR3R4および−OR3(式中、R3およびR4は独立して、H、メチル、エチル、ヘキシル、ドデシルおよびヘキサデシルから選択される)により形成される基から選択される、請求項1から5のいずれかに記載の化合物。

請求項8

R1が、H、アセチルおよびパルミトイルにより形成される基から選択され、R2が、−OHおよび−NH2により形成される基から選択される、先行する請求項のいずれかに記載の化合物。

請求項9

n、m、pおよびqが、0である、先行する請求項のいずれかに記載の化合物。

請求項10

固相または溶液中で実施される、請求項1から9のいずれかに記載の一般式(I)の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩の調製方法

請求項11

遊離アミノ基の保護基が、Boc、Fmoc、Trt、Troc、Teoc、Alloc、Mtt、Z、ClZ、Dnp、Dde、ivDdeおよびAdpocにより形成される基から選択され、遊離カルボキシル基の保護基が、tBu、Bzl、Chx、All、Dmab、2−フェニルイソプロピル、FmおよびTrtエステルにより形成される基から選択され、セリンおよびスレオニン側鎖が、基tBu、Bzl、TrtおよびAcで保護されており、アルギニン側鎖が、Tos、Mtr、Allos、ニトロ、PbfまたはPmcで保護されており、アスパラギン側鎖が、基TrtまたはXanで保護されているか、またはその側鎖が保護なしに用いられる、請求項10に記載の方法。

請求項12

化粧品的にまたは薬学的に有効な量の、請求項1から9のいずれかに記載の一般式(I)の少なくとも1種の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩、ならびに少なくとも1種の化粧品的にまたは薬学的に許容される賦形剤またはアジュバントを含む、化粧品組成物または医薬組成物

請求項13

請求項12に記載の組成物であって、一般式(I)の前記化合物が、該組成物の総重量に対して重量で0.000001%〜20%の間の濃度で提供される、組成物。

請求項14

請求項13に記載の組成物であって、一般式(I)の前記化合物が、該組成物の総重量に対して重量で0.0001%〜5%の間の濃度で提供される、組成物。

請求項15

一般式(I)の前記化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩が、リポソーム混合型リポソーム、オレオソームニオソームエトソーム、ミリカプセルマイクロカプセルナノカプセルナノ構造脂質キャリアスポンジシクロデキストリン小胞ミセル界面活性剤混合型ミセル、界面活性剤−リン脂質混合型ミセル、ミリスフェアマイクロスフェアナノスフェアリポスフェアマイクロエマルションナノエマルションミニ粒子、ミリ粒子、マイクロ粒子ナノ粒子および固体脂質ナノ粒子により形成される群から選択される化粧品送達系または医薬品送達系または持続放出系に取り込まれる、請求項12から14のいずれかに記載の組成物。

請求項16

前記ナノカプセルが、マイクロエマルションを含有するナノカプセルである、請求項15に記載の組成物。

請求項17

一般式(I)の前記化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩が、タルクベントナイトシリカデンプンおよびマルトデキストリンにより形成される群から選択される化粧品的にまたは薬学的に許容される固体有機ポリマーまたは固体無機質支持体吸着されて提供される、請求項12から16のいずれかに記載の組成物。

請求項18

クリーム多重エマルション無水組成物水性分散物、油、ミルクバルサム、泡、ローションジェル、クリームジェル、ハイドロアルコール溶液ハイドログリコール溶液ハイドロゲルリニメント血清石鹸シャンプーコンディショナーセラム、軟膏ムースポマードパウダー、バー、ペンシルスプレーエアロゾルカプセルゼラチンカプセル軟カプセル硬カプセル錠剤糖衣錠顆粒チューインガム、溶液、懸濁液、エマルション、シロップエリキシル剤多糖フィルムゼリーおよびゼラチンにより形成される群から選択される製剤において提供される、請求項12から16のいずれかに記載の組成物。

請求項19

アンダーアイコンシーラーメイクアップファンデーション、メイクアップ落としローション、メイクアップ落としミルク、アイシャドウリップスティックリップグロスリッププロテクターおよびパウダーにより形成される群から選択される製品に取り込まれて提供される、請求項12から18のいずれかに記載の組成物。

請求項20

一般式(I)の前記化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩が、織物、不織布または医療デバイスに取り込まれている、請求項12から18のいずれかに記載の組成物。

請求項21

前記織物、不織布または医療デバイスが、絆創膏ガーゼTシャツタイツ下、下着ガードル手袋、おむつ、生理用ナプキン包帯材ベッドカバー、拭き取り材接着性パッチ非接着性パッチ密封パッチ、微小電気パッチおよびフェイスマスクにより形成される群から選択される、請求項20に記載の組成物。

請求項22

サイトカイン放出阻害する薬剤マトリックスメタロプロテイナーゼを阻害する薬剤、ホワイトニング剤もしくは脱色素剤メラニン合成阻害薬剤抗炎症剤および/もしくは鎮痛剤、抗そう痒剤、抗脈管形成剤、抗発赤剤血管透過性を阻害する薬剤、静脈強壮剤、毛細管循環および/もしくは微小循環に作用する薬剤、沈静化剤、日焼け止めならびに紫外Aおよび/もしくはB光線および/もしくは赤外A光線に対し活性を有する有機もしくはミネラル光防護剤セリンプロテアーゼを阻害する薬剤、メラノサイト増殖刺激する薬剤、敏感肌処置および/もしくはケアのための薬剤、PPARγをモジュレートする薬剤、ニューロン開口分泌を阻害する薬剤、筋収縮を阻害する薬剤、アンチエイジング剤抗シワ剤制汗剤麻酔剤アセチルコリン受容体凝集阻害剤抗コリン剤、メラニン合成刺激薬剤、色素沈着促進剤、セルフタンニング剤NOシンターゼ阻害薬剤、5α−還元酵素阻害薬剤、リシルヒドロキシラーゼ阻害薬剤および/もしくはプロリルヒドロキシラーゼ阻害薬剤、抗酸化剤フリーラジカルスカベンジャーおよび/もしくは大気汚染に対する薬剤、反応性カルボニル種スカベンジャー、抗グリケーション剤、抗ヒスタミン剤抗ウイルス剤抗寄生虫剤乳化剤皮膚軟化薬有機溶媒液体噴霧剤、皮膚コンディショナー保水剤、水分を保持する物質アルファヒドロキシ酸ベータヒドロキシ酸保湿剤表皮加水分解酵素ビタミン、アミノ酸、タンパク質色素もしくは着色剤染料バイオポリマーゲル化ポリマー増粘剤、界面活性剤、柔軟剤、乳化剤、結合剤保存料、目の下の隈を低下もしくは処置することができる薬剤、角質除去剤角質溶解剤剥落剤、抗微生物剤抗真菌剤静真菌剤殺菌剤静菌剤真皮もしくは表皮高分子の合成を刺激する薬剤および/またはそれらの分解を阻害もしくは防止することができる薬剤、コラーゲン合成刺激剤エラスチン合成刺激剤、デコリン合成刺激剤、ラミニン合成刺激剤、デフェンシン合成刺激剤、シャペロン合成刺激剤、cAMP合成刺激剤、AQP−3をモジュレートする薬剤、アクアポリン合成をモジュレートする薬剤、アクアポリンファミリー由来のタンパク質、ヒアルロン酸合成刺激剤、グリコサミノグリカン合成刺激剤、フィブロネクチン合成刺激剤、サーチュイン合成刺激剤、熱ショックタンパク質、熱ショックタンパク質合成刺激剤、脂質および角質層の構成成分の合成を刺激する薬剤、セラミド脂肪酸コラーゲン分解を阻害する薬剤、エラスチン分解を阻害する薬剤、線維芽細胞増殖を刺激する薬剤、ケラチノサイト増殖を刺激する薬剤、脂肪細胞増殖を刺激する薬剤、ケラチノサイト分化を刺激する薬剤、脂肪細胞分化を刺激もしくは遅延させる薬剤、アセチルコリンエステラーゼを阻害する薬剤、皮膚緩和剤、抗過角化症剤、抗面皰剤、抗乾癬剤DNA修復剤、DNA保護剤、安定剤、ファーミング剤、抗ストレッチマーク剤、結合剤、皮脂産生を調節する薬剤、脂肪分解剤もしくは脂肪分解を刺激する薬剤、脂肪生成剤、PGC−1α合成をモジュレートする薬剤、脂肪細胞のトリグリセリド含有量を増加もしくは低下させる薬剤、抗セルライト剤、PAR−2の活性を阻害する薬剤、治癒を刺激する薬剤、コアジュバント治癒剤再上皮化を刺激する薬剤、コアジュバント再上皮化剤サイトカイン増殖因子新脈管形成を刺激する薬剤、細胞代謝に作用する薬剤、真皮−表皮接合部を改善するための薬剤、発毛誘導する薬剤、発毛阻害または遅延剤抜け毛を遅延させる薬剤、保存料、芳香剤化粧用および/もしくは吸収用および/もしくは体臭マスキングデオドラントキレート剤植物エキスエッセンシャルオイル海産物エキス生物工学的方法から得られる薬剤、ミネラル塩、細胞エキス、またはこれらの混合物により形成される群から選択される化粧品的にまたは薬学的に有効な量の少なくとも1種のアジュバントをさらに含む、請求項12から21のいずれかに記載の組成物。

請求項23

前記アジュバントが、合成起源活性薬剤であり、または植物エキスであり、または生物工学的手順に由来するもしくは合成手順および生物工学的手順の組み合わせに由来する、請求項22に記載の組成物。

請求項24

医薬におけるその使用のための、一般式(I)R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)の化合物であって、AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;n+m+p+qが、2以下であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合である場合、AA5が、−Thr−であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合である場合、AA5が、−Ala−であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、n+m+p+qが、0に等しく;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合であり、p+qが、1以上である場合、AA5が、−Ala−であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA5が、−Thr−であり、AA6が、結合である場合、n+m+p+qが、1以下であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、pおよびqが、0であり;R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルおよび置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、および置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R1またはR2が、α−アミノ酸ではない、化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩。

請求項25

皮膚および/または粘膜の処置および/またはケアのための、一般式(I)R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)の化合物であって、AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;n+m+p+qが、2以下であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、pおよびqが、0であり;R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルおよび置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、および置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R1またはR2が、α−アミノ酸ではない、化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩。

請求項26

皮膚および/または粘膜の化粧的であり治療的ではない処置および/またはケアのための、一般式(I)R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)の化合物であって、AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;n+m+p+qが、2以下であり;R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルおよび置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、および置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R1またはR2が、α−アミノ酸ではない、化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩の使用。

請求項27

皮膚および/または粘膜の化粧的であり治療的ではない処置および/またはケアが、老化および/もしくは光老化の処置および/もしくは予防、皺および/もしくは表情皺の処置および/もしくは予防、ならびに/または老化および/もしくは光老化によるの処置および/もしくは予防である、請求項26に記載の使用。

請求項28

疼痛、炎症、そう痒、皮膚の脈管形成障害および/もしくは疾患、ならびに/または色素沈着障害および/もしくは疾患の処置におけるその使用のための、一般式(I)R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)の化合物であって、AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;n+m+p+qが、2以下であり;ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合であり、pおよびqが、0である場合;R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルおよび置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、および置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R1またはR2が、α−アミノ酸ではない、化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩。

請求項29

前記炎症が、とりわけ、神経原性炎症、関節の炎症、の炎症、筋肉の炎症、敗血症血管炎症呼吸器炎症慢性閉塞性肺疾患鼻炎アレルギー性鼻炎喘息耳炎腸管の炎症、クローン病膵炎肝炎慢性炎症に関する状態、急性炎症腎炎全身性エリテマトーデス関節炎関節リウマチ成人および若年性関節リウマチスチル病乾癬性関節炎変形性関節症痛風が原因の関節炎、リウマチ性脊椎炎糸球体腎炎神経炎神経組織の炎症、多発性硬化症、免疫系障害シェーグレン症候群アテローム性動脈硬化心筋炎心膜炎脈管炎炎症性皮膚状態ざ瘡酒さ丘疹膿疱毛細血管拡張症乾癬、敏感肌、発赤紅斑皮膚炎アトピー性皮膚炎接触性皮膚炎おむつ皮膚炎脂漏性皮膚炎湿疹過剰増殖性皮膚疾患熱傷日焼け粘液の炎症、外陰部疼痛、腟炎口腔粘膜の炎症、歯肉炎歯周炎炎症性眼疾患、ぶどう膜炎、眼性および春季結膜炎サルコイドーシス消化性潰瘍蕁麻疹水疱性類天疱瘡強皮症線維症、血管浮腫アナフィラキシー脱毛症肝硬変再狭窄リウマチ性多発筋痛セロネガティブ脊椎関節症強直性脊椎炎ライター症候群皮膚筋炎封入体筋炎多発性筋炎ならびにリンパ脈管筋腫症により形成される群から選択される、請求項28に記載の化合物。

請求項30

前記そう痒が、とりわけ、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、おむつ皮膚炎、疱疹状皮膚炎光線性皮膚症光線過敏妊娠に関係する皮膚症、閉経に関係する皮膚症、湿疹、敏感肌、乾癬、水痘ヘルペス帯状疱疹ネザートン症候群皮膚剥離症候群扁平苔癬、ざ瘡、酒さ、ふけ脂漏症、脂漏性皮膚炎、脱毛症、みずむしカンジダ症痔核のそう痒、肛門そう痒症肛門性器そう痒症、日焼け、蕁麻疹、そう痒性耳炎、老人性そう痒症、水原性そう痒症、結節性痒疹、扁平痒疹、ばら色粃糠疹乾燥症およびドライスキン、または透析に関連するそう痒症、HIV感染症悪性新生物ホジキン病白血病骨髄腫リンパ腫固形腫瘍腺癌肺がん肝疾患黄疸胆汁うっ滞肝不全硬変赤血球増加症好酸球増加症候群本態性血小板血症骨髄異形成症候群鉄欠乏性貧血、全身性エリテマトーデス、内分泌疾患、甲状腺疾患甲状腺機能亢進症甲状腺機能低下症副甲状腺疾患、真性糖尿病腎臓疾患腎不全尿毒症寄生虫症疥癬シラミ、腸内寄生虫、アレルギー性反応薬物療法に対するアレルギー食物アレルギー化学製品に対するアレルギー、有毒植物への曝露、虫刺されへの曝露、化学療法ストレスおよび不安より形成される群から選択される状態、疾患および/または障害に関連する、請求項28に記載の化合物。

請求項31

サイトカイン放出の阻害におけるその使用のための、一般式(I)R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)の化合物であって、AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;n+m+p+qが、2以下であり;R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルおよび置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、および置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R1またはR2が、α−アミノ酸ではない、化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩。

請求項32

前記サイトカインが、インターロイキンである、請求項31に記載の化合物。

請求項33

前記インターロイキンが、その放出がペプチドLL−37によって媒介されるインターロイキン6およびインターロイキン8である、請求項32に記載の化合物。

請求項34

マトリックスメタロプロテイナーゼ活性の阻害におけるその使用のための、一般式(I)R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)の化合物であって、AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;n+m+p+qが、2以下であり;R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルおよび置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、および置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R1またはR2が、α−アミノ酸ではない、化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩。

請求項35

マトリックスメタロプロテイナーゼが、コラゲナーゼである、請求項31に記載の化合物。

請求項36

メラニン形成の阻害におけるその使用のための、一般式(I)R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)の化合物であって、AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;n+m+p+qが、2以下であり;R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルおよび置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、および置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;R1またはR2が、α−アミノ酸ではない、化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩。

請求項37

メラニン形成の阻害が、チロシナーゼの阻害によって得られる、請求項31に記載の化合物。

技術分野

0001

発明の分野
本発明は、皮膚および/または粘膜処置および/またはケアにおいて顕著な有効性をあらわす合成化合物に関し、特にこの合成化合物は、サイトカイン放出阻害マトリックスメタロプロテイナーゼ活性の阻害および/またはメラニン形成の阻害によって改善または予防される状態、障害および/または疾患の処置および/またはケアにおいて有用である。

背景技術

0002

発明の背景
皮膚は、角質層真皮および表皮の3つの層によって形成されている。角質層は、最外層であり、外部環境から皮膚を保護する角質細胞および脂質によって形成されている。表皮は、ケラチノサイトメラノサイトおよびランゲルハンス細胞から構成されている。表皮の主な細胞集団は、角質化層を形成するケラチノサイトであり、角質化層は、継続的にそれ自体を再生する。ケラチノサイトの機能は、外部作用物質物理的作用物質、化学的作用物質または病原体のいずれであっても、その外部作用物質から保護することである。真皮は、皮膚のより深部に位置し、基底膜によって表皮に接合している。真皮は、線維芽細胞脂肪細胞およびマクロファージによって形成され、血管によって潅流され、真皮には、触覚および温度感覚の伝達に関与する多くの神経終末が存在している。毛包ならびに汗腺皮脂腺およびアポクリン腺は、真皮内に位置し、それらの機能は、皮膚の完全性および弾力を維持することである。

0003

老化の間には、皮膚機能段階的低下が観察され、とりわけ皮膚の不均一性出現する。従って、皮膚は老化によって変化し、老化は、皮膚の外観に徐々に影響を及ぼし、発赤色素沈着変化、堅さの損失、および/または皺の出現を示す。紫外線放射(UV)への持続的な曝露は、これらの変化を増強し、熟年に達する前にそれらの出現を促進する。個体によっては、皮膚上の過度の発赤またはしみに関係する障害および/または疾患がさらに発症する。従って、皮膚の外観を改善し、標準皮膚色にし、皺を減らし、堅さを改善することができる新しい化合物を開発する必要がある。

0004

発赤
白色人種において発生率が高い臨床症状として目されている発赤を伴う皮膚障害の1つが、酒さである。酒さは、非常によく見られる皮膚の慢性障害または疾患であり、通常、男性よりも女性において、特に皮膚色が非常に薄い白人において3から50歳の間に現れる。酒さは、顔の中心区域に影響を及ぼし、痒み、発赤、紅斑丘疹膿疱血管拡張毛細血管拡張症疼痛および炎症のエピソード再発を特徴とする。酒さの症状は、日光、熱、高湿度身体的運動感情ストレスアルコール摂取およびスパイスの効いた食品への曝露によって悪化する。さらに酒さを有するヒトは、通常、ひどいドライスキンに悩んでおり、さらには皮膚の落屑を示す。

0005

酒さの原因は、十分に確立されていない。近年まで、その原因はいくつかの種類の感染病原体であると考えられており、従って酒さの処置には抗生物質が処方された。しかし、抗生物質を用いた処置は、部分的にしか改善をもたらさない。酒さを処置し、関連する炎症による皮膚の色素沈着異常を予防するために、テトラサイクリンダプソンおよびメトロニダゾール等の抗生物質が記載されている。[Woolery−Lloyd H.ら、「Acne and Rosacea in Skin of Color」、Cosmetic Dermatology、(2011年)、24巻:4号、159〜162頁]。

0006

近年、局所ホルモンであるブラジキニン血管拡張効果を有しており、従って血管透過性および炎症を増大し得ることが提唱されてきた。ブラジキニンの群は、低分子量のタンパク質であるキニノーゲン加水分解により、カリクレインと呼ばれる酵素によって産生される。

0007

カリクレイン(KLK)は、様々な生体組織および体液において見出されるセリンプロテアーゼ一群である。カリクレインは、血漿カリクレインおよび組織カリクレインの2つの主なカテゴリー分類される[Paliourasら、「The kallikrein world: an update on the human tissue Kallikreins」、Biol. Chem.、(2006年)、387巻、643〜652頁]。この両方のカテゴリーは、それらの分子量、基質特異性免疫学的特徴および遺伝子構造が著しく異なっている。

0008

組織カリクレインは、顆粒ケラチノサイトによって分泌される細胞外セリンプロテアーゼである[Eissaら、「Human tissue kallikreins as promiscuous modulators of homeostatic skin barrier functions.」Biol. Chem.、(2008年)、389巻、669〜680頁]。

0009

顆粒層および角質層において、複数のKLKが、免疫組織化学検査によってそれらの活性形態および不活性形態の両方で検出されているが、角質層における主なカリクレインは、KLK5、KLK7およびKLK14である。これらは、感染後の抗微生物ペプチドの活性化に関与するだけでなく、角質細胞間の接着に関与する分子を分解することが見出されている。カリクレインmRNAは、濾胞上皮においても検出されており、このことは、KLKが発毛に関与することを示唆している。さらに、カリクレインは、皮脂腺の活性および皮脂の形成にも関与する。

0010

KLKは、KLKがpro−KLKを活性化する一連の反応により活性化され、従ってKLKは、フリーラジカル反応と同様に、その濃度、特異性および活性レベルに応じて開始剤成長剤(propagator)および/または遂行剤(executor)として作用する。インビトロ試験では、pro−KLK5がKLK14によって活性化され、KLK5がpro−KLK7およびpro−KLK14を活性化することが実証されている。

0011

酒さの影響を受けた皮膚では、健常な皮膚よりもKLK5レベルが高いことが見出された[Yamasakiら、「Kallikrein−mediated proteolysis regulates the antimicrobial effects of cathelicidins in skin」、theFASEB J.、(2006年)、20巻、2068〜2080頁]。酒さの影響を受けた皮膚では、抗微生物ペプチドであるカテリシジンレベルが高いことも観察されており、このカテリシジンは、カリクレイン等の角質層の酵素によって処理されると、炎症および新脈管形成に関与するカテリシジンの活性形態LL−37を生じ[Morizaneら、「TLR2 Expression Is Increased in Rosacea and Stimulates Enhanced Serine Protease Production by Keratinocytes」J Invest Dermatol.、(2010年)、130巻(5号)、1297〜1306頁]、公知の炎症作用物質であるインターロイキンIL−6、IL−8等)等のサイトカイン放出を誘導する[Pistolic Jら、Host defence peptide LL−37 induces IL−6 expression in human bronchial epithelial cells by activation of the NF−kappaB signaling pathway、J Innate Immun. 2009年;1巻(3号):254〜67頁]。

0012

より一般的な皮膚の血管障害の中でも別のものは、毛細血管拡張症の出現であり、これは一般に、皮膚表面近く表在性皮膚毛細血管として現れ、中心部分が鮮紅であり、放射状の枝分かれを有している。この皮膚状態は、くも状静脈としても公知である。毛細血管拡張症は、UV放射への曝露、ストレス、環境要因、皮膚の病変および/または老化によって刺激され得る。

0013

皺の出現および堅さの損失
コラーゲンは、皮膚の乾燥重量の70〜80%を構成する、皮膚に最も豊富にあるタンパク質であり、皮膚機能を維持するのに必要な機械的および構造的完全性を皮膚に付与する。数々の種類のコラーゲンが存在しており、コラーゲンIが最も一般的である。コラーゲンIは原線維形態の構造であり、この原線維はまた、原線維形成と呼ばれるプロセスにおいてコラーゲン線維を形成することによって会合している。他の種類のコラーゲンは、III、IV、VIIおよびXIIである。真皮において2番目に最も重要なタンパク質は、エラスチンである。エラスチンは、不溶性弾性線維の形態で構成されており、中心にはフィブリル構造によって囲まれた疎水性の核を有する。エラスチンは、コラーゲンよりも少数のタンパク質であるが、皮膚の弾力および抵抗性の維持において非常に重要である。

0014

真皮のこの細胞外結合組織は、炎症応答の結果、損傷し得る。厳しい気候またはUV光への曝露は、皮膚の炎症プロセスを促進し、細胞外マトリックスタンパク分解系を活性化する反応種の生成を刺激する。また、血管を介して皮膚に放出される貪食細胞は、炎症を引き起こし、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)を活性化するプロテアーゼを放出することができる。これらのMMPは、炎症プロセス後に損傷を受けていたおそれがあるコラーゲンおよびエラスチン分子を分解する。MMP−1は、コラーゲンIおよびIIIを分解し、MMP−12は、エラスチンに対して最も活性である。過度のコラーゲンおよびエラスチン分解の結果、皮膚の弛緩および皺が生じる。

0015

老化の間には、サイトカインが放出されて(炎症老化(inflammaging)理論)、炎症を引き起こすだけでなく、サイトカインは、真皮の細胞外マトリックスを形成する主なタンパク質の分解に関与するコラゲナーゼ等のメタロプロテアーゼ(MMP)活性化因子であり、コラーゲンおよびエラスチン等の皮膚構造全体を物理的に支えるのに関与する。サイトカインは、皮膚の炎症および光老化の主原因の1つである紫外線への曝露によっても放出される。

0016

炎症性構成成分を有する皮膚の様々な状態、障害または疾患において生じるサイトカインの放出は、皮膚の質にも影響を及ぼす。例えば、酒さの影響を受けている皮膚は、高レベルのLL−37を呈しており、それによってコラーゲンIおよびIIIの発現が阻害され[Park H.Jら、「Collagen synthesis is suppressed in dermal fibroblasts by the human antimicrobial peptide LL−37」、J Invest Dermatol、2009年、129巻、843〜850頁]、それが晩年により高い活性のMMPと一緒になると、酒さを有する皮膚は相当弱くなり、弛緩する。

0017

皮膚の色素沈着
皮膚の色は、天然色素性バイオポリマーであるメラニンの量、分布および種類によって主に決定付けられ、このメラニンは、チロシナーゼによって触媒されるメラニン形成と呼ばれるプロセスにおいて、表皮のメラノサイトに存在する細胞小器官(organule)であるメラノソームで合成される。チロシナーゼは、チロシンヒドロキシル化して3,4−ヒドロキシフェニルアラニンDOPA)を形成し、その後DOPAを酸化してDOPA−キノンを形成する、2つの最初の決定的なメラニン形成ステップを触媒する。その後、メラノサイトで合成されたメラニンは、樹状突起を介してケラチノサイトに移動し、そこから表皮および角質層全体に分布する。これが、皮膚の色を決定付けるプロセスである。

0018

皮膚の自然色沈着改変することは、アメリカアジアまたは欧州の多くの人々にとって様々な理由で望ましい。中でも、皮膚の自然色を改変する理由は、美容モデルによってより色つやのよい皮膚が求められていること、そばかすまたはほくろ等の皮膚上のしみを除去または低減することである。

0019

炎症性構成成分を有する皮膚障害または疾患の影響を受けている人々は、炎症後色素沈着過剰の発症に曝される。皮膚の色は、長年の間、人類が懸念を抱く動機になってきた。特に、色素沈着過剰を除去する能力は、色素沈着過剰が年齢によるものであれ(しみ、そばかすまたは皮膚の加齢全般)、障害または疾患によるものであれ(黒皮症肝斑、炎症後色素沈着過剰)、むらのない皮膚の色調を望む個体の興味を引きつける。さらに、UV放射への曝露が延長されるまたは過剰である場合、がん性色素沈着過剰病変またはメラノーマが発症するおそれがあり[Dooley T.P.、「Recent advances in cutaneous melanoma oncogenesis research」、(1994年)、Onco. Res.、6巻、1〜9頁]、ならびに光老化およびメラノサイトの過剰機能による良性の色素沈着過剰しみが生じ、それによって炎症プロセル後に損傷を受けた皮膚を再生しようとするために必要とされるより多量にメラニンが合成される。サイトカイン、TNF−α、インターロイキン−6およびインターロイキン−8等の炎症のメディエーター物質の合成および放出が増大すると、皮膚の色素沈着過剰が生じる。

先行技術

0020

Woolery−Lloyd H.ら、「Acne and Rosacea in Skin of Color」、Cosmetic Dermatology、(2011年)、24巻:4号、159〜162頁
Paliourasら、「The kallikrein world: an update on the human tissue Kallikreins」、Biol. Chem.、(2006年)、387巻、643〜652頁
Eissaら、「Human tissue kallikreins as promiscuous modulators of homeostatic skin barrier functions.」Biol. Chem.、(2008年)、389巻、669〜680頁
Kallikrein−mediated proteolysis regulates the antimicrobial effects of cathelicidins in skin」、theFASEB J.、(2006年)、20巻、2068〜2080頁
Morizaneら、「TLR2 Expression Is Increased in Rosacea and Stimulates Enhanced Serine Protease Production by Keratinocytes」J Invest Dermatol.、(2010年)、130巻(5号)、1297〜1306頁
Pistolic Jら、Host defence peptideLL−37 inducesIL−6 expression in human bronchial epithelial cells by activation of the NF−kappaB signaling pathway、J Innate Immun. 2009年;1巻(3号):254〜67頁
Park H.Jら、「Collagen synthesis is suppressed in dermal fibroblasts by the human antimicrobial peptide LL−37」、J Invest Dermatol、2009年、129巻、843〜850頁
Dooley T.P.、「Recent advances in cutaneous melanoma oncogenesis research」、(1994年)、Onco. Res.、6巻、1〜9頁

課題を解決するための手段

0021

化粧品産業では、サイトカイン放出の阻害、マトリックスメタロプロテイナーゼ活性の阻害および/またはメラニン形成の阻害によって改善または予防される状態、障害および/または疾患の処置および/またはケアに有用な新しい化合物を開発するために、多大な取組みが行われてきた。しかし、従来技術における既存の化合物の大部分は、上述の活性の1つまたはいくつかによって改善または予防される状態、障害および/または疾患の処置および/またはケアには有用であるが、従来技術では、上述の活性全てを同時に示す化合物を見出すことは困難である。

0022

発明の詳細な説明
本発明は、上述の課題に対する代替を提供する。驚くべきことに、本発明の出願人は、特定の合成化合物が、皮膚および/または粘膜の処置および/またはケアにおいて著しく有効であり、特に、サイトカイン放出の阻害、マトリックスメタロプロテイナーゼ活性の阻害および/またはメラニン形成の阻害によって改善または予防される状態、障害および/または疾患の処置および/またはケアにおいて有用であることを見出した。

0023

定義
本発明の把握を容易にするため、本発明の文脈において用いられている一部の用語および表現の意味を挙げる。

0024

本発明の文脈において、「皮膚」は、最上層または角質層から最下層または皮下組織を両者共に包括的に含む層であると理解される。これらの層は、とりわけ、ケラチノサイト、線維芽細胞、メラノサイト、および/または脂肪細胞等の様々に異なる種類の細胞で構成される。

0025

本発明の文脈において、「皮膚のケア」は、老化および/または光老化の徴候を予防することを含む。

0026

文書の文脈における使用によれば、用語「処置」は、「化粧的であり治療的ではない」という但し書きが伴っていない場合、疾患もしくは障害を軽減もしくは排除するため、またはこの疾患もしくは障害に関連する1種もしくは複数種の症状を低下もしくは排除するために、本発明に係る化合物を投与することを意味する。用語「処置」は、疾患または障害の生理的結果を軽減または排除も網羅する。

0027

用語「処置」は、「化粧的であり治療的ではない」という但し書きが伴っている場合、特に皮膚および/または粘膜の化粧上の質、例えば限定されるものではないが、とりわけ、それらの水分補給弾性、堅さ、つや、色調または質感の程度を改善するために、化合物を皮膚および/または粘膜に適用することを指す。本発明における用語「ケア」は、皮膚および/または粘膜の質の維持を指す。上記質は、健常な被験体、ならびに皮膚および/または粘膜の疾患および/または障害、例えば限定されるものではないが、とりわけ、皮膚における潰瘍および傷害乾癬皮膚炎ざ瘡および酒さを呈している被験体の両方において、皮膚および/または粘膜の化粧的処置および/またはケアによって改善し、または維持することができる。

0028

本発明において用いられる用語「予防」は、その出現前に疾患または障害の出現または発症を予防、遅延または妨害する、本発明の化合物の能力を指す。

0029

本発明の文脈において、用語「老化」は、年齢と共に(経年老化(chronoaging))または太陽(光老化)またはタバコの煙等の環境要因、寒さもしくは風の極端気候条件への曝露、化学的夾雑物もしくは汚染物質のへの曝露により、皮膚により経験される変化を指し、外側の目に見えるおよび/または触覚により知覚できるあらゆる変化を包含し、例えば、皺、小皺表情線、ストレッチマーク、深い皺、凹凸または肌理荒れ毛穴の大きさの増加、水分補給(hydration)の損失、弾力の損失、堅さの損失、滑らかさの損失、変形からの回復能の損失、復元力の損失、とりわけ、たるんだ、目の下の隈(bag)の出現または二重顎の出現等の皮膚のたるみ、しみ、発赤、隈またはとりわけ、年齢によるもしくはそばかす等の色素沈着過剰区域の出現等の皮膚の色の変化、異常な分化、超角質化(hyperkeratinization)、弾性線維症、角化症抜け毛オレンジピールスキン(orange peel skin)、コラーゲン構造の損失および、とりわけ、角質層、真皮、表皮、血管系の(例えば、くも状静脈または毛細血管拡張症の出現)または皮膚付近組織の他の組織学的変化等の、皮膚における不連続性の発生が挙げられるがこれらに制限されない。用語「光老化」は、皮膚の早期老化をもたらし、老化と同じ身体的特徴、例えば、弛緩症、たるみ、色素沈着における色の変化またはむら、異常および/または過剰角質化が挙げられるがこれらに制限されない身体的特徴を提示する、紫外線放射への皮膚の長期の曝露による一連のプロセスをまとめる。また、いくつかの環境要因、例えば煙草の煙への曝露、汚染物への曝露、ならびに気候条件、例えば寒さおよび/または風もまた、全て皮膚の老化の原因になる。

0030

本明細書において、アミノ酸に用いられる略語は、Eur. J. Biochem.(1984年)、138巻、9−37頁に特定される、IUPAC−IUB生化学命名法委員会(Commission of Biochemical Nomenclature)の規則に従う。

0031

従って、例えば、Valは、NH2−CH(CH(CH3)2)−COOHを表し、Val−は、NH2−CH(CH(CH3)2)−CO−を表し、−Valは、−NH−CH(CH(CH3)2)−COOHを表し、−Val−は、−NH−CH(CH(CH3)2)−CO−を表す。従って、ペプチド結合を表すハイフンが、記号の右側に位置する場合は、アミノ酸の1−カルボキシル基におけるOH(ここでは、従来の非電離型で表される)を排除し、記号の左側に位置する場合は、アミノ酸の2−アミノ基のHを排除する;両方の改変を同一記号に適用してよい(表1を参照)。

0032

略語「Ac−」は、本説明では、アセチル基(CH3−CO−)を指すために用いられ、略語「Palm−」は、パルミトイル基(CH3−(CH2)14−CO−)を指すために用いられる。

0033

用語「非環式脂肪族基」は、本発明では、例えば限定されるものではないが、直鎖状または分枝状アルキルアルケニルおよびアルキニル基を網羅するように用いられる。

0034

用語「アルキル基」は、1〜24個の間、好ましくは1〜16個の間、より好ましくは1〜14個の間、さらにより好ましくは1〜12個の間、さらになおより好ましくは1、2、3、4、5または6個の炭素原子を有し、単結合(simple bond)により分子の残りの部分と結合している飽和直鎖状または分枝状基を指し、例えば、メチルエチルイソプロピルイソブチル、tert−ブチルヘプチルオクチル、デシルドデシルラウリルヘキサデシルオクタデシル、アミル、2−エチルヘキシル、2−メチルブチル、5−メチルヘキシルおよび同様のものが挙げられるがこれらに制限されない。

0035

用語「アルケニル基」は、コンジュゲートまたは非コンジュゲート型の、1個または複数個炭素炭素二重結合、好ましくは1、2または3個の炭素−炭素二重結合を有する、2〜24個の間、好ましくは2〜16個の間、より好ましくは2〜14個の間、さらにより好ましくは2〜12個の間、さらになおより好ましくは2、3、4、5または6個の炭素原子を有し、単結合により分子の残りの部分と結合している直鎖状または分枝状基を指し、例えば、ビニルオレイル、リノレイル(linoleyl)および同様の基が挙げられるがこれらに制限されない。

0036

用語「アルキニル基」は、コンジュゲートまたは非コンジュゲート型の、1個または複数個の炭素−炭素三重結合、好ましくは1、2または3個の炭素−炭素三重結合を有する、2〜24個の間、好ましくは2〜16個の間、より好ましくは2〜14個の間、さらにより好ましくは2〜12個の間、さらになおより好ましくは2、3、4、5または6個の炭素原子を有し、単結合により分子の残りの部分と結合している直鎖状または分枝状基を指し、例えば、エチニル基、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル等のペンチニルおよび同様のものが挙げられるがこれらに制限されない。アルキニル基は、1個または複数個の炭素−炭素二重結合を含有することもでき、例えば、ブタ−1−エン−3−イニル基、ペンタ−4−エン−1−イニル基および同様のものが挙げられるがこれらに制限されない。

0037

用語「アリシクリル基」は、例えば、シクロアルキルまたはシクロアルケニルまたはシクロアルキニル基を網羅するがこれらに制限されないよう本発明において用いられる。

0038

用語「シクロアルキル」は、3〜24個の間、好ましくは3〜16個の間、より好ましくは3〜14個の間、さらにより好ましくは3〜12個の間、さらになおより好ましくは3、4、5または6個の炭素原子を有し、単結合により分子の残りの部分と結合している飽和単環式または多環式脂肪族基を指し、例えば、シクロプロピルシクロブチルシクロペンチルシクロヘキシルシクロヘプチルメチルシクロヘキシルジメチルシクロヘキシルオクタヒドロインデンデカヒドロナフタレンドデカヒドロフェナレンおよび同様のものが挙げられるがこれらに制限されない。

0039

用語「シクロアルケニル」は、コンジュゲートまたは非コンジュゲート型の、1個または複数個の炭素−炭素二重結合、好ましくは1、2または3個の炭素−炭素二重結合を有する、5〜24個の間、好ましくは5〜16個の間、より好ましくは5〜14個の間、さらにより好ましくは5〜12個の間、さらになおより好ましくは5または6個の炭素原子を有し、単結合により分子の残りの部分と結合している非芳香族単環式または多環式脂肪族基を指し、例えば、シクロペンタ−1−エン−1−イル基および同様のものが挙げられるがこれらに制限されない。

0040

用語「シクロアルキニル」は、コンジュゲートまたは非コンジュゲート型の、1個または複数個の炭素−炭素三重結合、好ましくは1、2または3個の炭素−炭素三重結合を有する、8〜24個の間、好ましくは8〜16個の間、より好ましくは8〜14個の間、さらにより好ましくは8〜12個の間、さらになおより好ましくは8または9個の炭素原子を有し、単結合により分子の残りの部分と結合している非芳香族単環式または多環式脂肪族基を指し、例えば、シクロオクタ−2−イン−1−イル基および同様のものが挙げられるがこれらに制限されない。シクロアルキニル基は、1個または複数個の炭素−炭素二重結合を含有することもでき、例えば、シクロオクタ−4−エン−2−イニル基および同様のものが挙げられるがこれらに制限されない。

0041

用語「アリール基」は、6〜30個の間、好ましくは6〜18個の間、より好ましくは6〜10個の間、さらにより好ましくは6または10個の炭素原子を有し、炭素−炭素結合により結合したまたは縮合した1、2、3または4個の芳香環を含む芳香族基を指し、例えば、とりわけ、フェニルナフチルジフェニルインデニルフェナントリルもしくはアントラニル(antranyl)、またはアラルキル基が挙げられるがこれらに制限されない。

0042

用語「アラルキル基」は、7〜24個の間の炭素原子を有する、芳香族基により置換されているアルキル基を指し、例えば、−(CH2)1〜6−フェニル、−(CH2)1〜6−(1−ナフチル)、−(CH2)1〜6−(2−ナフチル)、−(CH2)1〜6−CH(フェニル)2および同様のものが挙げられるがこれらに制限されない。

0043

用語「ヘテロシクリル基」は、環の原子のうち1個または複数個、好ましくは環の原子のうち1、2または3個が、窒素酸素または硫黄等の炭素とは異なる元素である、飽和であっても不飽和であってもよい3〜10員のヒドロカーボネート(hydrocarbonated)環を指す。本発明の目的では、複素環は、環式、単環式、縮合環系を含み得る二環式または三環式系であってよい。さらにヘテロシクリルラジカル(heterocyclyl radical)における窒素、炭素または硫黄原子は、必要に応じて酸化されていてよい。窒素原子は、必要に応じて四級化されていてよい。ヘテロシクリルラジカルは、部分的または完全に飽和していてよく、または芳香族であってよい。ヘテロシクリルという用語について、最も優先されるべきは、5員または6員の環を指すことである。飽和ヘテロシクリル基の例は、ジオキサンピペリジンピペラジンピロリジンモルホリンおよびチオモルホリンである。複素芳香族基としても公知の芳香族ヘテロシクリル基の例は、ピリジンピロールフランチオフェンベンゾフランイミダゾリンキノレイン(quinolein)、キノリンピリダジンおよびナフチリジンである。

0044

用語「ヘテロアリールアルキル基」は、置換または非置換の芳香族ヘテロシクリル基により置換されているアルキル基を指し、該アルキル基は、1〜6個の炭素原子を有し、該芳香族ヘテロシクリル基は、2〜24個の間の炭素原子および炭素とは異なる1〜3個の原子を有し、例えば、−(CH2)1〜6−イミダゾリル、−(CH2)1〜6−トリアゾリル、−(CH2)1〜6−チエニル、−(CH2)1〜6−フリル、−(CH2)1〜6−ピロリジニルおよび同様のものが挙げられるがこれらに制限されない。

0045

本技術分野で理解されている通り、上述の基にはある程度の置換が存在し得る。従って、本発明の基のいずれかにおいて置換が存在し得る。本文書において、本発明の基における置換された基への言及は、特定されたラジカルが、1個または複数個の置換により利用できる1個または複数個のポジションにおいて、好ましくは1、2または3個のポジションにおいて、より好ましくは1または2個のポジションにおいて、さらにより好ましくは1個のポジションにおいて置換され得ることを示す。これらの置換基として、例えば、アルキルC1〜C4;ヒドロキシルアルコキシル(alcoxyl)C1〜C4;アミノ;アミノアルキルC1〜C4;カルボニルオキシル(carbonyloxyl)C1〜C4;オキシカルボニルC1〜C4;フルオリド塩素臭素およびヨウ素等のハロゲンシアノ;ニトロ;アジドアルキルスルホニルC1〜C4;チオールアルキルチオC1〜C4;フェノキシル等のアリールオキシ;−NRb(C=NRb)NRbRc(式中、RbおよびRcは独立して、H、アルキルC1〜C4、アルケニルC2〜C4、アルキニルC2〜C4、シクロアルキルC3〜C10、アリールC6〜C18、アラルキルC7〜C17、3〜10員のヘテロシクリルまたはアミノ基の保護基により形成される基から選択される)が挙げられるがこれらに制限されない。

0046

本発明における化合物
本発明の第一の態様は、一般式(I)の化合物
R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−Yp−Zq−R2 (I)
であって、
AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;
AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;
AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;
AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;
W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され、
n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し、
n+m+p+qが、2以下であり、
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合である場合、AA5が、−Thr−であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合である場合、AA5が、−Ala−であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA6が、−Val−である場合、AA5が、−Ala−であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Arg−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、−Val−である場合、AA5が、−Thr−であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、n+m+p+qが、0に等しく;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合であり、p+qが、1以上である場合、AA5が、−Ala−であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA5が、−Thr−であり、AA6が、結合である場合、n+m+p+qが、1以下であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA6が、結合であり、Xが、−Gly−であり、Wが、−Leu−である場合、AA5が、−Thr−であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、pおよびqが、0であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Arg−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合であり、Yが、Alaであり、Zが、−Leu−である場合、AA5が、−Ala−であり;
R1が、H、ポリエチレングリコール由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルおよび置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、および置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R1またはR2が、α−アミノ酸ではない、
化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を指す。

0047

基R1およびR2は、それぞれペプチド配列アミノ末端の端(N末端)およびカルボキシ末端の端(C末端)に結合している。

0048

好ましい一実施形態によると、R1は、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマーおよびR5−CO−(式中、R5は、置換または非置換アルキルラジカルC1〜C24、置換または非置換アルケニルC2〜C24、置換または非置換アルキニルC2〜C24、置換または非置換シクロアルキルC3〜C24、置換または非置換シクロアルケニルC5〜C24、置換または非置換シクロアルキニルC8〜C24、置換または非置換アリールC6〜C30、置換または非置換アラルキルC7〜C24、3〜10員の置換または非置換ヘテロシクリル環、ならびに2〜24個の炭素原子および炭素以外の1〜3個の原子および1〜6個の炭素原子のアルキル鎖を有する置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択され、R5−COは、α−アミノ酸ではない)により形成される基から選択される。より好ましくは、R1は、H、200〜35000ダルトンの分子量を有するポリエチレングリコールに由来するポリマー、アセチル、tert−ブタノイルプレニルヘキサノイル、2−メチルヘキサノイル、シクロヘキサンカルボキシルオクタノイルデカノイルラウロイルミリストイル、パルミトイル、ステアロイルオレオイルおよびリノレオイルにより形成される基から選択される。さらにより好ましくは、R1は、H、アセチル、ラウロイル、ミリストイルまたはパルミトイルである。さらにより好ましい一実施形態では、R1は、アセチルまたはパルミトイルである。

0049

別の好ましい一実施形態によると、R2は、−NR3R4、−OR3、−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換アルキルC1〜C24、置換または非置換アルケニルC2〜C24、置換または非置換アルキニルC2〜C24、置換または非置換シクロアルキルC3〜C24、置換または非置換シクロアルケニルC5〜C24、置換または非置換シクロアルキニルC8〜C24、置換または非置換アリールC6〜C30、置換または非置換アラルキルC7〜C24、3〜10員の置換または非置換ヘテロシクリル環、ならびにアルキル鎖が1〜6個の炭素原子からなる2〜24個の炭素原子および炭素以外の1〜3個の原子を有する置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択され、−NR3R4は、α−アミノ酸ではない)により形成される基から選択される。必要に応じて、R3およびR4は、飽和または不飽和炭素炭素結合により結合されて、窒素原子とサイクルを形成してもよい。
より好ましくは、R2は、−NR3R4または−OR3である。より好ましくは、R3およびR4は独立して、H、200〜35000ダルトンの分子量を有するポリエチレングリコールに由来するポリマー、メチル、エチル、ヘキシル、ドデシルおよびヘキサデシルにより形成される基から選択される。さらにより好ましくは、R3はHであり、R4は、H、メチル、エチル、ヘキシル、ドデシルまたはヘキサデシルにより形成される基から選択される。さらにより好ましい一実施形態によると、R2は、−OHおよび−NH2から選択される。

0050

本発明の別の一実施形態によると、R1は、H、アセチル、ラウロイル、ミリストイルおよびパルミトイルにより形成される基から選択され、好ましくは、R1は、H、アセチルおよびパルミトイルにより形成される基から選択され、R2は、−OHおよび−NH2により形成される基から選択される。

0051

別の特定の一実施形態によると、ポリエチレングリコールに由来するポリマーの最も好ましい構造は、基(−CH2−CH2−O)r−H(式中、rは4〜795の間に含まれる数である)、および基



(式中、sは、1〜125の間に含まれる数である)である。

0052

本発明の別の一実施形態によると、n、m、pおよびqは、0である。

0053

本発明の別の実施形態によると、R1は、H、アセチル、ラウロイル、ミリストイルおよびパルミトイルにより形成される基から選択され、AA1は、−L−Ser−であり、AA2は、−L−Val−であり、AA3は、−L−Arg−であり、AA4は、−L−Val−であり、AA5は、−L−Ala−であり、AA6は、−L−Val−であり、R2は、−NR3R4および−OR3(式中、R3およびR4は独立して、H、メチル、エチル、ヘキシル、ドデシルおよびヘキサデシルから選択される)により形成される基から選択され、好ましくは、R2は、−OHまたは−NH2である。より好ましくは、R1は、アセチルまたはパルミトイルであり、R2は−NH2である。さらにより好ましくは、n、m、pおよびqは、0である。

0054

本発明の別の実施形態によると、R1は、H、アセチル、ラウロイル、ミリストイルおよびパルミトイルにより形成される基から選択され、AA1は、結合であり、AA2は、−L−Ala−であり、AA3は、−L−Thr−であり、AA4は、−L−Asn−であり、AA5は、−L−Thr−であり、AA6は、結合であり、R2は、−NR3R4および−OR3(式中、R3およびR4は独立して、H、メチル、エチル、ヘキシル、ドデシルおよびヘキサデシルから選択される)により形成される基から選択され、好ましくは、R2は、−OHまたは−NH2である。より好ましくは、R1は、アセチルまたはパルミトイルであり、R2は−NH2である。さらにより好ましくは、n、m、pおよびqは、0である。

0055

具体的には、式(I)により表される本発明の化合物は、表2に概説したペプチド配列の群から選択される。

0056

本発明の化合物は、立体異性体または立体異性体の混合物として存在し得る;例えば、これらを含むアミノ酸は、配置L−、D−を有することができる、あるいは互いに独立してラセミとなり得る。従って、不斉炭素の数およびいかなる異性体または異性体混合物が存在するかに応じて、異性体混合物ならびにラセミ混合物またはジアステレオマー混合物、あるいは純粋なジアステレオマーまたはエナンチオマーを得ることが可能である。本発明の化合物の好ましい構造は、純粋な異性体、即ち、エナンチオマーまたはジアステレオマーである。

0057

例えば、AA1が、Serとなり得ると記述されている場合、AA1が、−L−Ser−、−D−Ser−またはラセミまたは非ラセミである両者の混合物から選択されることが理解される。同様に、AA2が−Ala−であってよいとされる場合、AA2は、−L−Ala−、−D−Ala−またはラセミまたは非ラセミである両方の混合物であってよいと理解される。本文書に記載されている調製手順により、当業者は、正しい配置を有するアミノ酸を選ぶことにより、本発明の化合物の立体異性体のそれぞれを得ることができる。

0058

本発明の文脈において、用語「アミノ酸」は、天然であってもなくても、遺伝暗号によりコードされたアミノ酸ならびに、コードされていないアミノ酸を包含する。コードされていないアミノ酸の例は、とりわけ、シトルリンオルニチンサルコシンデスモシンノルバリン、4−アミノ酪酸、2−アミノ酪酸、2−アミノイソ酪酸6−アミノヘキサン酸、1−ナフチルアラニン、2−ナフチルアラニン、2−アミノ安息香酸、4−アミノ安息香酸、4−クロロフェニルアラニン、2,3−ジアミノプロピオン酸、2,4ジアミノ酪酸シクロセリンカルニチンシスチンペニシラミンピログルタミン酸チエニルアラニンヒドロキシプロリンアロイソロイシン、アロ−スレオニンイソニペコチン酸、イソセリンフェニルグリシンスタチンβ−アラニンノルロイシン、N−メチルアミノ酸、α−アミノ酸およびβ−アミノ酸ならびにこれらの誘導体であるがこれらに制限されない。非天然アミノ酸リストは、論文「Unusual amino acidsin peptide synthesis」、D.C. RobertsおよびF. Vellaccio著、The Peptides、5巻(1983年)、第VI章、Gross E.およびMeienhofer J.編、Academic Press、米国ニューヨーク、またはこの分野に特化した会社の商用カタログに見出すことができる。

0059

本発明の文脈において、n、m、pまたはqが0ではない場合、W、X、Yおよび/またはZの性質は、本発明の化合物の活性を妨害しないが、サイトカイン放出の阻害、マトリックスメタロプロテイナーゼ活性の阻害および/もしくはメラニン形成の阻害に寄与する、またはこれに効果がないことが明らかに理解される。

0060

本発明により提供される化合物の化粧品的におよび薬学的に許容される塩も、本発明の分野内に見出される。用語「化粧品的にまたは薬学的に許容される塩」は、動物、より具体的には人類におけるその使用のために認識される塩を意味し、例えば、とりわけ、リチウムナトリウムカリウムカルシウムマグネシウムマンガン、銅、亜鉛またはアルミニウムが挙げられるがこれらに制限されない無機の、または例えば、とりわけ、エチルアミンジエチルアミンエチレンジアミンエタノールアミンジエタノールアミンアルギニンリシンヒスチジンまたはピペラジンが挙げられるがこれらに制限されない有機の、塩基付加塩、あるいは例えば、とりわけ、酢酸塩クエン酸塩乳酸塩マロン酸塩マレイン酸塩酒石酸塩フマル酸塩安息香酸塩アスパラギン酸塩グルタミン酸塩コハク酸塩オレイン酸塩トリフルオロ酢酸塩シュウ酸塩パモ酸塩またはグルコン酸塩が挙げられるがこれらに制限されない有機物の、または例えば、とりわけ、塩化物硫酸塩、ホウ酸塩または炭酸塩が挙げられるがこれらに制限されない無機の、酸付加塩の形成に用いられる塩を包含する。塩の性質は、化粧品的にまたは薬学的に許容されるのであれば、決定的なものではない。本発明の化合物の化粧品的にまたは薬学的に許容される塩は、先行技術において周知の従来方法により得ることができる[Berge S.M.ら、「Pharmaceutical Salts」、(1977年)、J. Pharm. Sci.、66巻、1〜19頁]。

0061

本発明の化合物の調製手順
本発明のペプチド、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩の合成は、固相ペプチド合成方法[Stewart J.M.およびYoung J.D.、「Solid Phase Peptide Synthesis、第2版」、(1984年)、Pierce Chemical Company、イリノイロックフォード;Bodanzsky M.およびBodanzsky A.、「The practice of Peptide Synthesis」、(1994年)、Springer Verlag、ベルリン;Lloyd−Williams P.ら、「Chemical Approaches to the Synthesis of Peptides and Proteins」、(1997年)、CRC、米国フロリダ州カラトン]、溶液における合成、固相合成と溶液における合成または酵素合成の方法の組み合わせ[Kullmann W.「Proteases as catalysts for enzymic syntheses of opioid peptides」、(1980年)、J.Biol.Chem.、255巻(17号)、8234〜8238頁]を用いること等、先行技術において公知の従来の方法に従って行うことができる。化合物は、改変または未改変の細菌株発酵により、所望の配列を産生するために遺伝子操作することにより、または少なくとも所望の配列を含有するペプチド断片遊離させる動物もしくは植物起源、好ましくは植物のタンパク質の制御された加水分解により得ることもできる。

0062

例えば、本発明の化合物(I)、その立体異性体およびこれらの混合物を得る方法は、
− 保護されたN末端の端および自由なC末端の端を有するアミノ酸を、自由なN末端の端および保護されたまたは固体支持体と結合したC末端の端を有するアミノ酸とカップリングする段階と、
− N末端の端の保護基を除去する段階と、
− 所望のペプチド配列が得られるまで、配列のカップリングおよびN末端の端の保護基の除去を反復する段階と、
− C末端の端の保護基を除去または固体支持体を開裂する段階と
を含む。

0063

好ましくは、C末端の端は、固体支持体と結合しており、上記プロセスは、固相で行われ、従って、保護されたN末端の端および自由なC末端の端を有するアミノ酸を、自由なN末端の端およびポリマー支持体と結合したC末端の端を有するアミノ酸とカップリングすることと、N末端の端の保護基を除去することと、この一連の流れを、所望の長さの化合物を得るのに必要な回数反復し、続いて最後に、元のポリマー支持体から合成化合物を開裂させることとを含む。

0064

アミノ酸の側鎖の官能基は、合成の間、一時的または永続的な保護基により簡便に保護されて維持され、ポリマー支持体からのペプチドの開裂プロセスと同時にまたは直交的に無保護にされ得る。

0065

あるいは、固相合成は、ポリマー支持体とペプチドとを、またはポリマー支持体に予め結合させたペプチドもしくはアミノ酸とペプチドとをカップリングする収束戦略を用いて行うことができる。収束合成戦略は、当業者に広く公知であり、Lloyd−Williams P.ら、「Convergent Solid−Phase Peptide Synthesis」、(1993年)、Tetrahedron、49巻(48号)、11065〜11133頁に記載されている。

0066

その方法は、先行技術において公知の標準手順および条件を用いて、無差別的な順序でN末端およびC末端の端を脱保護するおよび/またはポリマー支持体からのペプチドを開裂する追加の段階を含むことができ、その後に、これらの端の官能基を改変することができる。N末端およびC末端の端の任意選択の改変は、ポリマー支持体に繋留された式(I)のペプチドを用いて、あるいはポリマー支持体からペプチドが分離されてから行うことができる。

0067

必要に応じて、適切な塩基および溶媒の存在下での求核置換反応による、R1−X化合物(式中、R1は、上述の意味を有し、Xは、とりわけ、例えば、トシル基、メシル基およびハロゲン基が挙げられるがこれらに制限されない脱離基である)と本発明の化合物のN末端の端との反応により、R1を導入することができ、N−C結合形成に関与しない官能基を有する断片は、一時的または永続的な保護基により適切に保護される。

0068

必要に応じて、および/またはその上、適切な溶媒およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)もしくはトリエチルアミン等の塩基または1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)もしくは1−ヒドロキシアザベンゾトリアゾール(HOAt)等の添加物およびとりわけカルボジイミドウロニウム塩、ホスホニウム塩もしくはアミジニウム塩等の脱水剤の存在下で、式(I)(式中、R2は−OHである)のペプチドに対応する相補的断片と化合物HR2(式中、R2は、−OR3、−NR3R4または−SR3である)との反応により、あるいは例えば、塩化チオニルによるアシルハライド事前の形成により、R2ラジカルを導入して、これにより、一般式(I)の本発明に係る化合物を得ることができ、ここで、N−C結合形成に関与しない官能基を有する断片が一時的または永続的な保護基により適切に保護され、または、あるいは、ポリマー支持体からのペプチド開裂プロセスへの同時取り込みにより、他のR2ラジカルを導入され得る。

0069

当業者であれば、C末端およびN末端の端の脱保護/開裂ステップならびにそれらのその後の誘導体化が、先行技術において公知の方法に従い、異なる順序で行われ得ることを容易に理解する。

0070

用語「保護基」は、有機官能基ブロックし、制御された条件において除去され得る基に関する。保護基、その相対的な反応性およびそれが不活性のままである条件は、当業者に公知のものである。

0071

アミノ基の代表的な保護基の例は、とりわけ、酢酸アミド安息香酸アミドピバル酸アミド等の、アミド;ベンジルオキシカルボニルCbzまたはZ)、2−クロロベンジル(ClZ)、パラ−ニトロベンジルオキシカルボニル(pNZ)、tert−ブチルオキシカルボニル(Boc)、2,2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル(Troc)、2−(トリメチルシリルエチルオキシカルボニル(Teoc)、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)またはアリルオキシカルボニル(Alloc)、トリチル(Trt)、メトキシトリチル(Mtt)、2,4−ジニトロフェニル(Dnp)、N−[1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキサ−1−イリデン)エチル(Dde)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチル−ブチル(ivDde)、1−(1−アダマンチル)−1−メチルエトキシカルボニル(Adpoc)等の、カルバメート、好ましくは、BocまたはFmocである。

0072

カルボキシル基の代表的な保護基の例は、とりわけ、tert−ブチルエステル(tBu)、アリルエステル(All)、トリフェニルメチルエステル(Trtエステル(Trt tester))、シクロヘキシルエステル(cHx)、ベンジルエステル(Bzl)、オルトニトロベンジルエステル、パラ−ニトロベンジルエステル、パラ−メトキシベンジルエステル、トリメチルシリルエチルエステル、2−フェニルイソプロピルエステルフルオレニルメチルエステル(Fm)、4−(N−[1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルブチル]アミノ)ベンジルエステル(Dmab)等の、エステルであり、本発明の好ましい保護基は、All、tBu、cHx、BzlおよびTrtエステルである。

0073

三官能性アミノ酸の側鎖は、N末端およびC末端の端の保護基と直交的な、一時的または永続的保護基により、合成プロセスの間、保護することができる。

0074

スレオニンおよびセリン側鎖は、tBu、Bzl、TrtおよびAcにより形成される基から選択される保護基により保護することができる。アスパラギン側鎖のアミド基は、Trt基またはキサンチル基(Xan)により保護することができる、あるいは無保護で用いることができる。アルギニン側鎖は、Tos、4−メトキシ−2,3,6−トリメチルベンゼンスルホニル(Mtr)、Alloc、ニトロ、2,2,4,6,7−ペンタメチルジヒドロベンゾフラン−5−スルホニル(Pbf)および2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホニル(Pmc)により形成される基から選択される保護基により保護する。

0075

好ましい一実施形態では、用いられる保護基戦略は、アミノ基が、Bocにより保護され、カルボキシル基が、Bzl、cHxまたはAllエステルにより保護され、スレオニンおよびセリン側鎖が、Bzl基で保護され、アルギニン側鎖が、Tosで保護され、アスパラギンは、その側鎖が無保護で用いられる戦略である。

0076

別の好ましい一実施形態では、用いられる保護基戦略は、アミノ基が、Fmocにより保護され、カルボキシル基が、tBu、AllまたはTrtエステルにより保護され、スレオニンおよびセリン側鎖が、tBuで保護され、アルギニン側鎖が、PmcまたはPbf基で保護され、アスパラギンは、その側鎖がTrt基で保護されて用いられる戦略である。

0077

これらのおよび追加の保護基、その導入および除去の例は、文献に見出すことができる[Atherton B.およびSheppard R.C.、「Solid Phase Peptide Synthesis: A practical approach」、(1989年)、IRL Oxford University Press]。用語「保護基」は、固相合成において用いられるポリマー支持体も包含する。

0078

合成が固相において全体的にまたは部分的に行われる場合、本発明の方法において用いられる可能な固体支持体は、ポリスチレン支持体ポリスチレングラフトされたポリエチレングリコールおよび同様のものを含み、例えば、p−メチルベンズヒドリルアミン樹脂(MBHA)[Matsueda G.R.ら、「A p−methylbenzhydrylamine resin for improved solid−phase synthesis of peptide amides」、(1981年)、Peptides、2巻、45〜50頁]、2−クロロトリチル樹脂[Barlos K.ら、「Darstellung geschuetzter PeptidFragmente unter Einsatz substituierter TriphenylmethylHarze」、(1989年)、Tetrahedron Lett.、30巻、3943〜3946頁;Barlos K.ら、「Veresterung von partiell geschuetzten Peptid−Fragmenten mit Harzen. Einsatz von 2−Chlorotritylchlorid zur Synthese von Leu1−Gastrin I」、(1989年)、Tetrahedron Lett.、30巻、3947〜3951頁]、TentaGel樹脂(Rapp Polymere GmbH)、ChemMatrix樹脂(Matrix Innovation,Inc)および同様のものが挙げられるがこれらに制限されず、これらは、5−(4−アミノメチル−3,5−ジメトキシフェノキシ吉草酸(PAL)[Albericio F.ら、「Preparation and application of the 5−(4−(9−fluorenylmethyloxycarbonyl) aminomethyl−3,5−dimethoxy−phenoxy)valeric acid (PAL) handle for the solid−phase synthesis of C−terminal peptide amides under mild conditions」、(1990年)、J. Org. Chem.、55巻、3730〜3743頁]、2−[4−アミノメチル−(2,4−ジメトキシフェニル)]フェノキシル酢酸(AM)[Rink H.、「Solid−phase synthesis of protected peptide fragments using a trialkoxy−diphenyl−methylester resin」、(1987年)、Tetrahedron Lett.、28巻、3787〜3790頁]、Wang[Wang S.S.、「p−Alkoxybenzyl Alcohol Resin and p−Alkoxybenzyloxycarbonylhydrazide Resin for Solid Phase Synthesis of Protected Peptide Fragments」、(1973年)、J.Am.Chem.Soc.、95巻、1328〜1333頁]および同様のもの等、易変性リンカーを包含してもしなくてもよく、リンカーは、同時の脱保護および化合物のポリマー支持体からの開裂を可能にする。

0079

本発明の化粧品組成物または医薬組成物
本発明の化合物は、これを含有する組成物の形態において、化合物と哺乳動物の身体、好ましくは人類の身体における作用部位との間に接触を引き起こすいずれかの手段により、投与することができる。

0080

この点で、本発明の別の一態様は、少なくとも1種の化粧品的にまたは薬学的に許容されるアジュバントまたは賦形剤と共に、一般式(I)の少なくとも1種の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を含む化粧品組成物または医薬組成物である。これらの組成物は、当業者に公知の従来の手段により調製することができる[「Harry’s Cosmeticology」、第7版、(1982年)、Wilkinson J.B.、Moore R.J.編、Longman House、GBエセックス]。

0081

本発明の化合物は、そのアミノ酸配列、またはN末端および/またはC末端の端におけるいずれかの可能な改変の性質に応じて、水への可変の溶解度を有する。従って、本発明の化合物は、水溶液により組成物に取り込むことができ、水に可溶性でない本発明の化合物は、エタノールプロパノールイソプロパノールプロピレングリコールグリセリンブチレングリコールもしくはポリエチレングリコールまたはこれらのいずれかの組み合わせ等が挙げられるがこれらに制限されない、化粧品的にまたは薬学的に許容される従来の溶媒に可溶化することができる。

0082

投与すべき本発明の化合物の化粧品的にまたは薬学的に有効な量と共にその投薬量は、年齢、患者の状況、処置および/またはケアされる状態、障害または疾患の性質または重症度、投与の経路および頻度ならびに用いられる化合物の特定の性質を包含する多数の因子に依存する。

0083

「化粧品的におよび薬学的に有効な量」は、本発明の化合物(単数または複数)の非毒性であるが所望の効果をもたらすのに十分な量を意味すると理解される。本発明の化合物は、組成物の総重量に対して0.00000001%(重量で)〜20%(重量で)の間、好ましくは0.000001%(重量で)〜15%(重量で)の間、より好ましくは0.00001%(重量で)〜10%(重量で)の間、さらにより好ましくは0.0001%(重量で)〜5%(重量で)の間の好ましい形態で、所望の効果を達成するために化粧品的にまたは薬学的に有効な濃度で、本発明の化粧品組成物または医薬組成物において用いられる。

0084

一般式(I)の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品もしくは薬学的に許容される塩は、化粧品もしくは医薬送達系および/または持続放出系に取り込むこともできる。

0085

用語「送達系」は、それと共に本発明の化合物が投与される希釈剤、アジュバント、賦形剤またはキャリアに関する。これらの化粧品または医薬品キャリアは、例えば、ピーナッツ油ダイズ油ミネラルオイルゴマ油ヒマシ油ポリソルベートソルビタンエステルエーテル硫酸塩、硫酸塩、ベタイングリコシドマルトシド脂肪アルコールノノキシノールポロキサマーポリオキシエチレン、ポリエチレングリコール、デキストロースグリセロールジギトニンおよび同様のものが挙げられるがこれらに制限されない石油、動物、植物または合成起源のものを包含する水、油または界面活性剤等の、液体であり得る。当業者であれば、本発明の化合物を投与することができる様々に異なる送達系において用いることのできる希釈剤、アジュバントまたは賦形剤を知っている。

0086

用語「持続放出」は、ある期間、好ましくは、必ずしもその必要はないが、長期間にわたり相対的に一定の化合物放出レベルで本化合物の漸進的放出をもたらす、化合物の送達系に関する従来の意味で用いられる。

0087

送達または持続放出系の例として、添加して活性成分(principle)のより優れた浸透を達成および/またはその薬物動態および薬力学的特性を改善することができる、リポソーム混合型リポソーム、オレオソーム(oleosome)、ニオソーム(niosome)、エトソーム(ethosome)、ミリ粒子(milliparticle)、マイクロ粒子ナノ粒子および固体脂質ナノ粒子ナノ構造脂質キャリアスポンジシクロデキストリン小胞ミセル、界面活性剤の混合型ミセル、界面活性剤−リン脂質混合型ミセル、ミリスフェア(millisphere)、マイクロスフェアおよびナノスフェアリポスフェア(liposphere)、ミリカプセル(millicapsule)、マイクロカプセルおよびナノカプセル、ならびにマイクロエマルションおよびナノエマルション(nanoemulsion)が挙げられるがこれらに制限されない。好ましい送達または持続放出系は、リポソーム、界面活性剤−リン脂質混合型ミセル、マイクロエマルション、より好ましくは、逆ミセルの内部構造を有する油中水型マイクロエマルションおよびマイクロエマルションを含有するナノカプセルである。

0088

持続放出系は、先行技術において公知の方法により調製することができ、例えば、接着性パッチ非接着性パッチ密封パッチおよび微小電気パッチ(microelectric patch)を包含する局所または経皮投与により、あるいは全身投与により、これを含有する組成物を投与することができ、例えば、経鼻直腸もしくは皮下植え込みもしくは注射または特異的身体部分への直接的な植え込みもしくは注射を包含する経口または非経口経路が挙げられるがこれらに制限されず、好ましくは、持続放出系は、本発明の化合物の相対的に一定の含量を放出するべきである。持続放出系に含有される化合物の量は、例えば、組成物が投与される場所、本発明の化合物の放出の動態および持続時間ならびに処置および/またはケアされる状態、障害および/または疾患の性質に依存する。

0089

本発明の化合物は、とりわけ、タルクベントナイトシリカデンプンまたはマルトデキストリン等が挙げられるがこれらに制限されない、固体有機ポリマーまたは固体無機質支持体吸着することもできる。

0090

一般式(I)の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を含有する組成物は、皮膚と直接的に接触する織物(fabric)、不織布および医療デバイスに取り込み、よって、身体の水分、皮膚のpHまたは体温による、織物、不織布または医療デバイスへの結合系生分解によるものであれ、あるいは織物、不織布または医療デバイスと身体との間の摩擦によるものであれ、本発明の化合物を放出することもできる。さらに、本発明の化合物は、身体と直接的に接触する衣類の作製に用いられる織物および不織布に取り込むことができる。好ましくは、本発明の化合物を含有する織物、不織布および医療デバイスは、サイトカイン放出の阻害、マトリックスメタロプロテイナーゼ活性の阻害および/またはメラニン形成の阻害によって改善または予防される状態、障害および/または疾患の処置および/またはケアに用いられる。

0091

上記の送達系および/または持続放出系であるものの中で、織物、不織布、衣類、医療デバイスおよびそれらに化合物を固定化するための手段の例は、文献に見出すことができ、これは先行技術において公知のものである[Schaab C.K.(1986年)HAPPI1986年5月;Nelson G.、「Application of microencapsulation in textiles」、Int. J. Pharm.、(2002年)、242巻(1〜2号)、55〜62頁;「Biofunctional Textiles and the Skin」Curr. Probl. Dermatol.、(2006年)、33巻、Hipler U.C.およびElsner P.編、S. Karger AG、Basel、スイス;Malcolm R.K.ら、「Controlled release of a model antibacterial drug from a novel self−lubricating silicone biomaterial」、J. Cont. Release、(2004年)、97巻(2号)、313〜320頁]。好ましい織物、不織布、衣類および医療デバイスは、絆創膏ガーゼTシャツ下、タイツ下着ガードル手袋、おむつ、生理用ナプキン包帯材ベッドカバー(bedspread)、拭き取り材(wipe)、接着性パッチ、非接着性パッチ、密封パッチ、微小電気パッチおよび/またはフェイスマスクである。

0092

本発明の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を含有する化粧品組成物または医薬組成物は、局所または経皮適用の様々に異なる種類の組成物において用いることができ、該組成物は、所望の投与形態の製剤化に必要な化粧品的にまたは薬学的に許容される賦形剤を必要に応じて包含する。当業者であれば、本発明の化合物を含有する化粧品組成物または医薬組成物において用いることのできる様々に異なる賦形剤を知っている。

0093

局所または経皮適用の組成物は、任意の固体、液体または半固体製剤に製造することができ、その例として、リーブオン型およびリンスオフ型製剤を包含する、クリーム水中油および/または水中シリコーン型エマルション油中水および/またはシリコーン中水型エマルション、水/油/水または水/シリコーン水型エマルションおよび油/水/油またはシリコーン/水/シリコーン型エマルション等が挙げられるがこれらに制限されない多重エマルション、無水組成物水性分散物、油、ミルクバルサム、泡、ローションジェル、クリームジェル、ハイドロアルコール(hydroalcoholic)溶液、ハイドログリコール(hydroglycolic)溶液、ハイドロゲルリニメント血清(sera)、石鹸シャンプーコンディショナーセラム、多糖フィルム軟膏ムースポマードパウダー、バー、ペンシルならびにスプレーまたはエアロゾル(スプレー)等が挙げられるがこれらに制限されない。これらの局所または経皮適用製剤は、当業者に公知の技法を用いて、例えば、絆創膏、ガーゼ、Tシャツ、靴下、タイツ、下着、ガードル、手袋、おむつ、生理用ナプキン、包帯材、ベッドカバー、拭き取り材、接着性パッチ、非接着性パッチ、密封パッチ、微小電気パッチまたはフェイスマスクが挙げられるがこれらに制限されない様々に異なる種類の固体アクセサリーに取り込むことができる、あるいは、とりわけ、フルイドファンデーションおよびコンパクトファンデーション等のメイクアップファンデーション、メイクアップ落としローション、メイクアップ落としミルク、アンダーアイコンシーラーアイシャドウリップスティックリッププロテクター(lip protector)、リップグロスおよびパウダー等の、様々に異なるメイクアップ製品に取り込むことができる。

0094

本発明の化粧品組成物または医薬組成物は、例えば、とりわけ、ジメチルスルホキシドジメチルアセトアミドジメチルホルムアミド、界面活性剤、アゾン(1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オン)、アルコール、尿素エトキシジグリコールアセトン、プロピレングリコールまたはポリエチレングリコールが挙げられるがこれらに制限されない、本発明の化合物の経皮吸収を増加させる作用剤(agent)を包含することができる。さらに、本発明の化粧品組成物または医薬組成物は、イオントフォレシス、ソノフォレーシス、エレクトロポレーション、微小電気パッチ、機械的圧力浸透圧勾配、密封硬化(occlusive cure)、マイクロインジェクションもしくは酸素圧による注射等の圧力による無針注射またはこれらのいずれかの組み合わせにより、処置される局部区域に適用して、本発明の化合物のより優れた浸透を達成することができる。適用区域は、処置および/または予防される状態、障害および/または疾患の性質により決定される。

0095

さらに、一般式(I)の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を含有する化粧品組成物または医薬組成物は、好ましくは、経口化粧品または薬物の形態の、経口投与のための様々に異なる種類の製剤において用いることができ、その例として、ゼラチンカプセル軟カプセル硬カプセルを包含するカプセル糖衣錠を包含する錠剤、錠剤、丸剤散剤、顆粒、チューインガム、溶液、懸濁液、エマルション、シロップエリキシル剤、多糖フィルム、ゼリーまたはゼラチンおよび当業者に公知の他のいずれかの形態等が挙げられるがこれらに制限されない。特定の一実施形態では、本発明の化合物は、いずれかの形態の機能性食品または強化食品に取り込むことができ、その例として、ダイエタリーバーまたはコンパクトパウダーもしくは非コンパクトパウダー等が挙げられるがこれらに制限されない。これらの粉末は、水、ソーダ乳製品ダイズ派生製品に溶解させることができる、あるいはダイエタリーバーに取り込むことができる。本発明の化合物は、経口組成物または栄養補助食品のための一般的な賦形剤およびアジュバントと共に配合することができ、例えば、食品業界において一般的な脂肪構成成分、水性構成成分、保水剤保存料食感改良剤(texturizing agent)、香味料芳香抗酸化剤および着色料が挙げられるがこれらに制限されない。

0096

一般式(I)の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を含有する化粧品組成物または医薬組成物は、局所または経皮経路と共に、経口または非経口経路等の、他のいずれかの適当な経路により投与することもでき、そのため、該組成物は、所望の投与形態の製剤に必要な薬学的に許容される賦形剤を包含する。本発明の文脈において、用語「非経口」は、経路、経路、眼経路、直腸経路、尿道経路、経路、皮下経路、皮内経路、静脈内、筋肉内、眼内、硝子体内角膜内脊髄内内、頭蓋内、頸管内、脳内、髄膜内(intrameningeal)、関節内、肝内胸腔内気管内、くも膜下腔内および腹腔内等の、血管内注射ならびに別のいずれかの同様の注射または注入技法を包含する。当業者であれば、本発明の化合物を含有する化粧品組成物または医薬組成物を投与することができる様々に異なる手段を知っている。

0097

本発明に記載されている化粧品組成物または医薬組成物に含有される化粧品的にまたは薬学的に許容されるアジュバントは、化粧品組成物または医薬組成物において一般に用いられる追加の成分であり、例えば、サイトカイン放出を阻害する他の薬剤、マトリックスメタロプロテイナーゼを阻害する他の薬剤、他のホワイトニング剤もしくは脱色素剤、他のメラニン合成阻害薬剤、他の抗炎症剤および/もしくは鎮痛剤、他の抗そう痒剤、他の抗脈管形成剤、他の抗発赤剤、血管透過性を阻害する薬剤、静脈強壮剤、毛細管循環および/もしくは微小循環に作用する薬剤、沈静化剤、他の日焼け止めならびに紫外Aおよび/もしくはB光線および/もしくは赤外A光線に対し活性を有する有機もしくはミネラル光防護剤、カリクレイン、白血球エラスターゼもしくはカテプシンG等のセリンプロテアーゼを阻害する薬剤、メラノサイト増殖を刺激する薬剤、敏感肌の処置および/もしくはケアのための薬剤、PPARγをモジュレートする薬剤、ニューロン開口分泌を阻害する薬剤、筋収縮を阻害する薬剤、アンチエイジング剤抗シワ剤制汗剤麻酔剤アセチルコリン受容体凝集阻害剤抗コリン剤、メラニン合成刺激薬剤、色素沈着促進剤(propigmenting agent)、セルフタンニング剤(self−tanning agent)、NOシンターゼ阻害薬剤、5α−還元酵素阻害薬剤、リシルヒドロキシラーゼ阻害薬剤および/またはプロリルヒドロキシラーゼ阻害薬剤、抗酸化剤、フリーラジカルスカベンジャーおよび/または大気汚染に対する薬剤、反応性カルボニル種スカベンジャー、抗グリケーション剤、抗ヒスタミン剤抗ウイルス剤抗寄生虫剤乳化剤皮膚軟化薬有機溶媒液体噴霧剤、皮膚コンディショナー、保水剤、水分を保持する物質、アルファヒドロキシ酸ベータヒドロキシ酸保湿剤、表皮加水分解酵素ビタミン、アミノ酸、タンパク質、色素または着色剤染料、バイオポリマー、ゲル化ポリマー増粘剤、界面活性剤、柔軟剤、乳化剤、結合剤、保存料、目の下の隈を低下もしくは処置することができる薬剤、角質除去剤角質溶解剤剥落剤、抗微生物剤抗真菌剤静真菌剤殺菌剤静菌剤、真皮もしくは表皮高分子の合成を刺激する薬剤および/またはそれらの分解を阻害もしくは防止することができる薬剤、コラーゲン合成刺激剤、エラスチン合成刺激剤、デコリン合成刺激剤、ラミニン合成刺激剤、デフェンシン合成刺激剤、シャペロン合成刺激剤、cAMP合成刺激剤、AQP−3をモジュレートする薬剤、アクアポリン合成をモジュレートする薬剤、アクアポリンファミリー由来のタンパク質、ヒアルロン酸合成刺激剤、グリコサミノグリカン合成刺激剤、フィブロネクチン合成刺激剤、サーチュイン合成刺激剤、熱ショックタンパク質、熱ショックタンパク質合成刺激剤、脂質および角質層の構成成分の合成を刺激する薬剤、セラミド脂肪酸コラーゲン分解を阻害する薬剤、エラスチン分解を阻害する薬剤、線維芽細胞増殖を刺激する薬剤、ケラチノサイト増殖を刺激する薬剤、脂肪細胞増殖を刺激する薬剤、ケラチノサイト分化を刺激する薬剤、脂肪細胞分化を刺激または遅延させる薬剤、アセチルコリンエステラーゼを阻害する薬剤、皮膚緩和剤、抗過角化症剤、抗面皰剤(comedolytic agent)、抗乾癬剤DNA修復剤、DNA保護剤、安定剤、ファーミング剤(firming agent)、抗ストレッチマーク剤、結合剤、皮脂産生を調節する薬剤、脂肪分解剤もしくは脂肪分解を刺激する薬剤、脂肪生成剤、PGC−1αをモジュレートする薬剤、脂肪細胞のトリグリセリド含有量を増加もしくは低下させる薬剤、抗セルライト剤、PAR−2の活性を阻害する薬剤、治癒を刺激する薬剤、コアジュバント治癒剤再上皮化(reepithelialization)を刺激する薬剤、コアジュバント再上皮化剤、サイトカイン増殖因子、新脈管形成を刺激する薬剤、細胞代謝に作用する薬剤、真皮−表皮接合部を改善するための薬剤、発毛を誘導する薬剤、発毛阻害または遅延剤、抜け毛を遅延する薬剤、保存料、芳香剤化粧用および/もしくは吸収用および/もしくは体臭マスキングデオドラントキレート剤植物エキスエッセンシャルオイル海産物(marine)エキス生物工学的方法から得られる薬剤、ミネラル塩、細胞エキス、またはこれらの混合物が挙げられるがこれらに制限されず、ただし、これらは、組成物における残りの構成成分、特に、本発明の化合物と物理的かつ化学的に適合性であることを条件とする。さらに、上記追加の成分の性質は、本発明の化合物の利益を受け入れ難いほど変更するべきではない。上記追加の成分の性質は、植物エキス等、合成であっても天然であってもよく、あるいは生物工学的手順に由来しても、合成手順および生物工学的手順の組み合わせに由来してもよい。追加の例は、CTFAInternational Cosmetic Ingredient Dictionary & Handbook、第12版(2008年)に記載されている。本発明の文脈において、生物工学的手順は、生物またはその一部において活性成分またはその一部を産生するための任意の手順であると理解される。

0098

本発明の追加の一態様は、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の一般式(I)の少なくとも1種の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩と共に、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の少なくとも1種のエキス、1種の合成化合物または生物工学的起源の産物を含む化粧品組成物または医薬組成物を指し、該エキス、合成化合物または生物工学的起源の産物は、抗シワ剤および/またはアンチエイジング剤であり、例えば、とりわけ、Vitis vinifera、Rosa canina、Curcuma longa、Theobroma cacao、Ginkgo biloba、Leontopodium alpinumまたはDunaliella salinaのエキスまたは加水分解された(hydrolized)エキス、Matrixyl(登録商標)[INCI:パルミトイルペンタペプチド−4]、Matrixyl 3000(登録商標)[INCI:パルミトイルテトラペプチド−7、パルミトイルオリゴペプチド]、Matrixyl(登録商標)Synthe’6(商標)[INCI:グリセリン、水、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、パルミトイルトリペプチド−38]、Essenskin(商標)[INCI:カルシウムヒドロキシメチオニン]、Renovage[INCI:テプレノン]、Resistem(商標)[INCI:Globularia Cordifolia発酵]またはDermaxyl(登録商標)[INCI:パルミトイルオリゴペプチド]、Sederma/Crodaにより販売、Vialox(登録商標)[INCI:ペンタペプチド3]、Syn(登録商標)Ake(登録商標)[INCI:ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミドジアセテート]、Syn(登録商標)−Coll[INCI:パルミトイルトリペプチド−5]、Phytaluronate[INCI:ローカスビーン(Ceratonia siliqua)ガム]またはPreregen(登録商標)[INCI:Glycine soja(ダイズ)タンパク質、酸化還元酵素]、Pentapharm/DSMにより販売、Myoxinol(商標)[INCI:加水分解Hibiscus esculentusエキス]、Syniorage(商標)[INCI:アセチルテトラペプチド−11]、Dermican(商標)[INCI:アセチルテトラペプチド−9]またはDN AGE(商標)LS[INCI:Cassia alata葉エキス]、Laboratoires Serobiologiques/Cognis/BASFにより販売、Algisum C(登録商標)[INCI:マンヌロン酸メチルシラノール]またはHydroxyprolisilane CN(登録商標)[INCI:アスパラギン酸メチルシラノールヒドロキシプロリン]、Exsymolにより販売、Argireline(登録商標)[INCI:アセチルヘキサペプチド−8]、SNAP−7[INCI:アセチルヘプタペプチド−4]、SNAP−8[INCI:アセチルオクタペプチド−3]、Leuphasyl(登録商標)[INCI:ペンタペプチド−18]、Inyline(商標)[INCI:アセチルヘキサペプチド−30]、Aldenine(登録商標)[INCI:加水分解コムギタンパク質、加水分解ダイズタンパク質、トリペプチド−1]、Preventhelia(商標)[INCI:ジアミノプロピオノイルトリペプチド−33]、Decorinyl(登録商標)[INCI:トリペプチド−10シトルリン]、Decorinol(登録商標)[INCI:トリペプチド−9 シトルリン]、Trylagen(登録商標)[INCI:Pseudoalteromonas発酵エキス、加水分解コムギタンパク質、加水分解ダイズタンパク質、トリペプチド−10 シトルリン、トリペプチド−1]、Eyeseryl(登録商標)[INCI:アセチルテトラペプチド−5]、Peptide AC29[INCI:アセチルトリペプチド−30 シトルリン]、Relistase(商標)[INCI:アセチルアルギニルトリプトフィルジフェニルグリシン]、Thermostressine(登録商標)[INCI:アセチルテトラペプチド−22]、Lipochroman(商標)[INCI:ジメチルメトキシクロマノール]、Chromabright(商標)[INCI:パルミチン酸ジメチルメトキシクロマニル]、Antarcticine(登録商標)[INCI:Pseudoalteromonas発酵エキス]、dGlyage(商標)[INCI:リシンHCl、レシチン、トリペプチド−9 シトルリン]、Vilastene(商標)[INCI:リシンHCl、レシチン、トリペプチド−10 シトルリン]、Hyadisine(商標)[INCI:Pseudoalteromonas発酵エキス]、Hyanify(商標)[提案INCI:異性化糖]、Diffuporine(商標)[INCI:アセチルヘキサペプチド−37]、Silusyne(商標)[INCI:ダイズ(Glycine Soja)油、セスキオレイン酸ソルビタンイソヘキサデカンヒアルロン酸ナトリウム、ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ダイズタンパク質、アセチルヘキサペプチド−39]またはAdifyline(商標)[INCI:アセチルヘキサペプチド−38]、Lipotecにより販売、Kollaren(登録商標)[INCI:トリペプチド−1、デキストラン]、Institut Europeen de Biologie Cellulaire/Unipex Innovationsにより販売、Collaxyl(登録商標)IS[INCI:ヘキサペプチド−9]、Laminixyl IS(商標)[INCI:ヘプタペプチド]、Orsirtine(商標)GL[INCI:Oryza sativa(イネ)エキス]、D’Orientine(商標)IS[INCI:Phoenix dactylifera(ナツメヤシ(Date))種子エキス]、Phytoquintescine(商標)[INCI:ヒトツブコムギ(Triticum monococcum)エキス]またはQuintescine(商標)IS[INCI:ジペプチド−4]、Vincience/ISP/Ashlandにより販売、BONT−L−Peptide[INCI:パルミトイルヘキサペプチド−19]、Infinitec Activosにより販売、Deepaline(商標)PVB[INCI:パルミトイル加水分解コムギタンパク質]またはSepilift(登録商標)DPHP[INCI:ジパルミトイルヒドロキシプロリン]、Seppicにより販売、Gatuline(登録商標)Expression[INCI:Acmella oleraceaエキス]、Gatuline(登録商標)In−Tense[INCI:Spilanthes acmella花エキス]またはGatuline(登録商標)Age Defense 2[INCI:Juglans regia(クルミ)種子エキス]、Gattefosseにより販売、Thalassine(商標)[INCI:藻類エキス]、Biotechmarineにより販売、ChroNOline(商標)[INCI:カプロイル(Caprooyl)テトラペプチド−3]またはThymulen−4[INCI:アセチルテトラペプチド−2]、Atrium/Unipex Innovationsにより販売、EquiStat[INCI:Pyrus malus果実エキス、Glycine soja種子エキス]またはJuvenesce[INCI:エトキシジグリコール(ethoxydiglicol)およびカプリル酸トリグリセリド(Caprylic Triglycerid)、レチノールウルソール酸フィトナジオンイロマスタット]、Coletica/Engelhard/BASFにより販売、Ameliox[INCI:カルノシントコフェロール、Silybum marianum果実エキス]またはPhytoCellTec Malus Domestica[INCI:Malus domestica果実細胞培養物]、Mibelle Biochemistryにより販売、Bioxilift[INCI:Pimpinella anisumエキス]またはSMS Anti−Wrinkle(登録商標)[INCI:Annona squamosa種子エキス]、Silabにより販売、とりわけ、例えば、アルベリン塩、マンガン塩またはマグネシウム塩が挙げられるがこれらに制限されないCa2+チャネルアンタゴニスト、ある特定の二級または三級アミン、レチノールおよびその誘導体、イデベノンおよびその誘導体、コエンザイムQ10およびその誘導体、ボスウェル酸およびその誘導体、GHKおよびその誘導体および/または塩、カルノシンおよびその誘導体、例えば、フォトリアーゼまたはT4エンドヌクレアーゼVが挙げられるがこれらに制限されないDNA修復酵素または塩素チャネルアゴニストが挙げられるがこれらに制限されない。

0099

本発明の追加の一態様は、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の少なくとも1種の一般式(I)の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩、および、また、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の少なくとも1種の天然エキスまたはエッセンシャルオイルを含む化粧品組成物または医薬組成物を指し、該少なくとも1種の天然エキスまたはエッセンシャルオイルは、例えばとりわけ、Abelmoschus esculentus、Actaea alba、Aglaia odorata、Alkanna tinctoria、Althaea officinalis、Altingia excelsa、Andropogon virginicus、Aralia nudicaulis、Aralia racemosa、Argemone mexicana、Barleria prionitis、Camelia sinensis、Caesalpinia digyna、Campsis grandiflora、Carissa congesta、Carthamus oxyacantha、Cassia tora、Chrysanthemum indicum、Cimicifuga racemosa、Cinnamomum camphora、Clematis vitalba、Cuscuta reflexa、Diospyros peregrina、Enicostema axillare、Hammamelis virginiana、Jatropha multifida、Lavandula officinalis、Lavandula latifolia、Liquidambar orientalis、Lithospermum officinale、Madhuca longifolia、Martynia annua、Medicago sativa、Michelia champaca、Mikania glomerata、Mimosa pudica、Oryza sativa、Phaseolus vulgaris、Phyllanthus urinaria、Phyllanthus virgatus、Pistacia vera、Polygonum hydropiper、Quercus ilex、Rauvolfia caffra、Ricinus communis、Rubus idaeus、Sagittaria sagittifolia、Sandoricum koetjape、Sapindus mukorossi、Schleichera oleosa、Sesbania grandiflora、Spondias dulcis、Tilia sp.、Toona ciliata、Tragia involucrata、Trichosanthes quinquangulata、Vaccaria pyramidata、Ventilago madraspatana、Veratrum albumまたはXanthium strumariumのエキスが挙げられるがこれらに制限されない抗そう痒剤である、あるいは少なくとも1種の合成化合物または生物工学的起源の産物を含む化粧品組成物または医薬組成物も指し、該少なくとも1種の合成化合物または生物工学的起源の産物は、例えばとりわけ、メピラミンピリラミン)、アンタゾリン、ジフェンヒドラミンカルビノキサミンドキシラミン、クレマスチンジメンヒドリナート、フェニラミン、クロルフェナミン(クロルフェニラミン)、デクスクロルフェニラミン、ブロムフェニラミン、トリプロリジン、シクリジン、クロルシクリジン、ヒドロキシジンメクリジンセチリジンレボセチリジンプロメタジンテナルジン(thenaldine)、アリメマジントリメプラジン)、シプロヘプタジン、アザチジン(azatidine)、ケトチフェンアクリバスチン、アステミゾール、セチリジン、ロラタジンデスロラタジンミゾラスチンテルフェナジンフェキソフェナジン、、アゼラスチンレボカバスチンオロパタジンコルチゾンヒドロコルチゾンデキサメタゾンプレドニゾン等のコルチコステロイド;Neutrazen(商標)[INCI:水、ブチレングリコール、デキストラン、パルミトイルトリペプチド−8]、Atrium/Unipex Innovationsにより販売、Meliprene(登録商標)[INCI:デキストラン、アセチルヘプタペプチド−1]、Institut Europeen de Biologie Cellulaire/Unipex Innovationsにより販売、Delisens(商標)[INCI:アセチルヘキサペプチド−46]、Lipotecにより販売、Skinasensyl(商標)[INCI:アセチルテトラペプチド−15]、Laboratoires Serobiologiques/Cognis/BASFにより販売、SymSitive(登録商標)1609[INCI:4−t−ブチルシクロヘキサノール]、Symriseにより販売、Symbiocell(商標)[INCI:Cestrum Latifolium由来のエキス]、BASFにより販売、Gatuline(登録商標)Derma−Sensitive[INCI:ミリスチン酸オクチルドデシル、Capparis Spinosa果実エキス]、Gattefosseにより販売またはMAXnolia[INCI:Magnolia Officinalis樹皮エキス、Vitis Vinifera/Vitis Vinifera(ブドウ)種子エキス、トコフェロール]、Mibelle Biochemistryにより販売、またはこれらの混合物が挙げられるがこれらに制限されない抗そう痒剤である。

0100

本発明の追加の一態様は、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の、少なくとも1種の一般式(I)の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩および、とりわけ、マデカッソシド(madecassoside)のエキス、エキナセアのエキス、アマランス種子油ビャクダン油の木の葉のエキス、Aloe vera、Arnica montana、Artemisia vulgaris、Asarum maximum、Calendula officinalis、Capsicum、Centipeda cunninghamii、Chamomilla recutita、Crinum asiaticum、Hamamelis virginiana、Harpagophytum procumbens、Hypericum perforatum、Lilium candidum、Malva sylvestris、Melaleuca alternifolia、Origanum majorana、Origanum vulgare、Prunus laurocerasus、Rosmarinus officialis、Salix alba、Silybum marianum、Tanacetum parthenium、Thymus vulgaris、Uncaria guianensisまたはVaccinum myrtillusのエキス、フロ酸モメタゾンプレドニゾロンシクロオキシゲナーゼまたはリポキシゲナーゼ阻害剤を包含する非ステロイド性抗炎症薬ベンジダミンアセチルサリチル酸ロスマリン酸、ウルソール酸、グリチルリチン酸塩誘導体、α−ビサボロールアズレンおよびアナログセリコシド(sericoside)、ルスコゲニン(ruscogenin)、エスチンエスコリン(escholine)、ルチンおよびアナログ、ヒドロコルチゾン、クロベタゾール、デキサメタゾン、ハロベタゾール、ジフロラゾンフルオシノニドアムシノニドトリアムシノロンフルチカゾンフルオシノロンフルランレノリド、プレドニカルベート、プレドニゾン、パラセタモール、アモキシプリン(amoxiprin)、ベノリラート、サリチル酸コリンファイスラミン(faislamine)、サリチル酸メチルサリチル酸マグネシウムサルサラート、ジクロフェナクアセクロフェナクアセメタシンブロムフェナクエトドラクインドメタシンオキサメタシン(oxamethacin)、プログルメタシンスリンダクトルメチンイブプロフェンデクスイブプロフェンカルプロフェンフェンブフェンフェノプロフェンフルルビプロフェンケトプロフェンデクスケトプロフェンケトロラクロキソプロフェンナプロキセン、ミロプロフェン(miroprofen)、オキサプロジンプラノプロフェンチアプロフェン酸スプロフェンメフェナム酸メクロフェナム酸塩、メクロフェナム酸、フルフェナム酸トルフェナム酸ナブメトンフェニルブタゾンアザプロパゾンクロフェゾンケブゾンメタミゾールモフェブタゾンオキシフェンブタゾン、フェナゾン、スルフィンピラゾンピロキシカムロルノキシカムメロキシカムテノキシカムセレコキシブエトリコキシブルミラコキシブパレコキシブロフェコキシブバルデコキシブニメスリドナプロキシノド、フルプロクアゾン(fluproquazone)またはリコフェロン(licofelone)、オメガ−3およびオメガ−6脂肪酸、モルヒネコデインオキシコドンヒドロコドン、ジアモルヒネ、ペチジントラマドールブプレノルフィンベンゾカインリドカインクロプロカインテトラカイン、プロカイン、アミトリプチリンカルバマゼピンガバペンチンプレガバリン、ビサボロール、Neutrazen(商標)[INCI:水、ブチレングリコール、デキストラン、パルミトイルトリペプチド−8]、Atrium/Unipex Innovationsにより販売、Delisens(商標)[提案INCI:アセチルヘキサペプチド−46]、Lipotecにより販売、Meliprene(登録商標)[INCI:デキストラン、アセチルヘプタペプチド−1]、Institut Europeen de Biologie Cellulaire/Unipex Innovationsにより販売、Skinasensyl(商標)[INCI:アセチルテトラペプチド−15]またはAnasensyl(商標)[INCI:マンニトールグリチルリチン酸アンモニウムカフェイン、Hippocastanum(セイヨウトチノキ)エキス]、Laboratoires Serobiologiques/Cognis/BASFにより販売、Calmosensine(商標)[INCI:アセチルジペプチド−1]、Sedermaにより販売、コエンザイムQ10またはアルキルグリセリンエーテルまたはこれらの混合物により形成される群から選択されるがこれらに制限されない、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の少なくとも1種の抗炎症剤および/または鎮痛薬を含有する、化粧品組成物または医薬組成物を指す。

0101

本発明の別の一態様は、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の一般式(I)の少なくとも1種の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩、ならびに化粧品的にまたは薬学的に有効な量の少なくとも1種のホワイトニング剤または脱色素剤、例えば限定されるものではないが、とりわけ、Achillea millefolium、Aloe vera、Aradirachta indica、Asmuna japonica、Autocarpus incisus、Bidens pilosa、Broussonetia papyrifera、Chlorella vulgaris、Cimicifuga racemosa、Emblica officinalis、Glycyrrhiza glabra、Glycyrrhiza uralensis、Ilex purpurea、Ligusticum lucidum、Ligusticum wallichii、Mitracarpus scaber、Morinda citrifolia、Morus alba、Morus bombycis、Naringi crenulata、Prunus domesticus、Pseudostellariae radix、Rumex crispus、Rumex occidentalis、Sapindus mukurossi、Saxifragia sarmentosa、Scutellaria Galericulate、Sedum sarmentosum Bunge、Stellaria medica、Triticum Vulgare、Uva ursiもしくはWhitania somniferaのエキス、および/または化粧品的にもしくは薬学的に有効な量の、色素脱失活性を有するバイオ発酵(biofermentation)方法に由来する少なくとも1種の合成化合物、エキスもしくは産物、例えば限定されるものではないが、中でもLipochroman(商標)6[INCI:ジメチルメトキシクロマノール]、Chromabright(商標)[INCI:パルミチン酸ジメチルメトキシクロマニル]、Lipotecにより販売、Actiwhite(商標)LS9808[INCI:Aqua、グリセリン、ジラウリン酸スクロース、ポリソルベート20、Pisum sativum(エンドウマメ)エキス]もしくはDermawhite(登録商標)NF LS9410[INCI:マンニトール、アルギニンHCl、フェニルアラニンEDTA二ナトリウムクエン酸ナトリウムコウジ酸クエン酸酵母エキス]、Laboratoires Serobiologiques/Cognis/BASFにより販売、Lumiskin(商標)[INCI:カプリル酸カプリン酸トリグリセリドジアセチルボルジン]、Melaclear(商標)[INCI:グリセリン、Aqua、ジチアオクタンジオールグルコン酸スティラインズ、ベータカロテン]もしくはEtioline(商標)[INCI:グリセリン、ブチレングリコール、Arctostaphylos uva ursi葉エキス、Mitracarpus scaberエキス]、Sederma/Crodaにより販売、Sepiwhite(商標)MSH[INCI:ウンデシレノイルフェニルアラニン]、Seppicにより販売、Achromaxyl[INCI:Aqua、Brassica napusエキス]、Vincience/ISP/Ashlandにより販売、Gigawhite(商標)[INCI:Aqua、グリセリン、Malva sylvestris(ゼニアオイ)エキス、Mentha piperita葉エキス、Primula verisエキス、Alchemilla vulgarisエキス、Veronica officinalisエキス、Melissa officinalis葉エキス、Achillea millefoliumエキス]、Melawhite(登録商標)[INCI:白血球エキス、AHA]もしくはMelfade(登録商標)−J[INCI:Aqua、Arctostaphylos uva−ursi葉エキス、グリセリン、リン酸マグネシウムアスコルビル]、Pentapharm/DSMにより販売、Albatin(登録商標)[INCI:アミノエチルリン酸、ブチレングリコール、Aqua]、Exsymolにより販売、Tyrostat(商標)−11[INCI:Aqua、グリセリン、Rumex occidentalisエキス]もしくはMelanostatine(登録商標)−5[INCI:デキストラン、ノナペプチド−1]、Atrium/Unipex Innovationsにより販売、アルブチンおよびその異性体、コウジ酸およびその誘導体、ビタミンCおよびその誘導体、例えば限定されるものではないが、とりわけ、6−O−パルミトイルアスコルビン酸、ジパルミトイルアスコルビン酸、アスコルビン酸−2−リン酸由来のマグネシウム塩(MAP)、アスコルビン酸−2−リン酸由来のナトリウム(NAP)、アスコルビルグルコシドもしくはテトライソパルミチン酸アスコルビル(VCIP)、トレチノインおよびイソトレチノインを包含するレチノールおよびその誘導体、イデベノン、ヒドロキシ安息香酸およびその誘導体、フラボノイドダイズエキスレモンのエキス、オレンジのエキス、イチョウのエキス、キュウリのエキス、ゼラニウムのエキス、クマコケモモのエキス、イナゴマメのエキス、シナモンのエキス、マジョラムのエキス、ローズマリーのエキス、チョウジのエキス、カンゾウ可溶性エキスブラックベリー葉のエキス、ナイアシンアミドリクイリチン(liquiritin)、レゾルシノールおよびその誘導体、ヒドロキノン、α−トコフェロール、γ−トコフェロールアゼライン酸レスベラトロール、水銀塩リノール酸、α−リポ酸ジヒドロリポ酸、アルファヒドロキシ酸、ベータヒドロキシ酸、エラグ酸フェルラ酸桂皮酸オレアノール酸アロエシンおよびその誘導体、PAR−2阻害剤および/もしくはセリンプロテアーゼ阻害剤、とりわけ、例えば限定されるものではないが、トリプターゼトリプシンもしくはカリクレイン阻害剤を含む化粧品組成物または医薬組成物を指す。

0102

本発明の追加の一態様は、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の一般式(I)の少なくとも1種の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩、ならびに化粧品的にまたは薬学的に有効な量の、マトリックスメタロプロテイナーゼを阻害する少なくとも1種の薬剤、例えば限定されるものではないが、とりわけ、ウルソール酸、イソフラボン、例えばゲニステインケルセチンカロテノイドリコペン、ダイズのエキス、クランベリーのエキス、ローズマリーのエキス、Trifolium pratense(レッドクローバー)のエキス、Phormium tenax(マオラン)のエキス、葛根湯のエキス、セージのエキス、レチノールおよびその誘導体、レチノイン酸およびその誘導体、サポゲニン、例えばジオスゲニン、ヘコゲニン、スミラゲニンサルササポゲニン(sarsapogenin)、チゴゲニン、ヤモゲニンおよびユカゲニン(yucagenin)、とりわけ、Collalift(登録商標)[INCI:加水分解麦芽エキス]、Juvenesce[INCI:エトキシジグリコール(ethoxydiglicol)およびカプリル酸トリグリセリド、レチノール、ウルソール酸、フィトナジオン、イロマスタット]もしくはEquiStat[INCI:Pyrus Malus果実エキス、Glycine Soja種子エキス]、Coletica/Engelhard/BASFにより販売、Pepha(登録商標)−Timp[INCI:ヒトオリゴペプチド−20]、Regu−Age[INCI:加水分解コメヌカタンパク質、Glycine Sojaタンパク質、酸化還元酵素]もしくはColhibin[INCI:加水分解コメタンパク質]、Pentapharm/DSMにより販売、Lipeptide[INCI:加水分解(hydrolized)野菜タンパク質]もしくはPeptide AC29[INCI:アセチルトリペプチド−30シトルリン]、Lipotecにより販売、Litchiderm(商標)[INCI:ライチチネンシス果皮エキス]もしくはArganyl(商標)[INCI:Argania Spinosa葉エキス]、Laboratories Serobiologiques/Cognis/BASFにより販売、MDIComplex(登録商標)[INCI:グリコサミノグリカン]もしくはECM−Protect(登録商標)[INCI:水(Aqua)、デキストラン、トリペプチド−2]、Atrium/Unipex Innovationsにより販売、Dakaline[INCI:Prunus Amygdalus Dulcis、Anogeissus Leiocarpus樹皮エキス]、Solianceにより販売、Homeostatine[INCI:Enteromorpha Compressa、Caesalpinia Spinosa]、Provitalにより販売、Timp−Peptide[提案INCI:アセチルヘキサペプチド]もしくはECM Moduline[提案INCI:パルミトイルトリペプチド]、Infinitec Activosにより販売、IP2000[INCI:デキストラン、トリフルオロアセチルトリペプチド−2]、Institut Europeen de Biologie Cellulaire/Unipex Groupにより販売、Actimp 1.9.3(登録商標)[INCI:加水分解ハウチワマメタンパク質]、Expanscience Laboratoriesにより販売、Vitaderm(登録商標)[INCI:アルコール、水(Aqua)、グリセリン、加水分解コメタンパク質、Ilex Aquifoliumエキス、ウルソール酸ナトリウム、オレアノール酸ナトリウム]、Rahnにより販売、アダパレン、テトラサイクリンおよびその誘導体、例えばミノサイクリンロリテトラサイクリンクロルテトラサイクリンメタサイクリンオキシテトラサイクリンドキシサイクリンデメクロサイクリンおよびその塩、Batimastat[BB94;[4−(N−ヒドロキシアミノ)−2R−イソブチル−3S−(チオフェン−2−イルチオメチル)スクシニル]−L−フェニルアラニン−N−メチルアミド]、Marimastat[BB2516;[2S−[N−4(R*),2R*,3S]]−N−4[2,2−ジメチル−1−[メチルアミノカルボニル]プロピル]−N1,2−ジヒドロキシ−3−(2−メチル−プロピル)ブタンジアミド]を含む、化粧品組成物または医薬組成物を指す。

0103

本発明の追加の一態様は、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の一般式(I)の少なくとも1種の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩、ならびに化粧品的にまたは薬学的に有効な量の、毛細管循環および/または微小循環に作用する薬剤、血管透過性を阻害する薬剤、静脈強壮剤もしくは抗発赤剤である少なくとも1種のエキス、1種の合成化合物または生物工学的起源の産物、例えば限定されるものではないが、とりわけ、Tambourissa trichophylla、Tambourissa microphylla、Tambourissa religiosa、Tambourissa capuroniiのエキスもしくは加水分解エキス、Phytotonine[INCI:プロピレングリコール、Arnica Montana(花)エキス、Cupressus Sempervirens(種子)エキス、Polygonatum Multiflorumエキス]、Haloxyl[INCI:ヒドロキシスクシンイミドクリシン、パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルテトラペプチド−7]もしくはEye−Liss[INCI:ヘスペリジンメチルカルコン、ジペプチド−2、パルミトイルテトラペプチド−7]、Sederma/Crodaにより販売、Regu−CEA[INCI:オオムギ麦芽外殻ワックス異性化リノール酸、ベヘン酸、パルミトイルトリペプチド−5]もしくはRegu−AGE[INCI:加水分解コメヌカタンパク質、酸化還元酵素(xido Reductases)、Glycine Sojaタンパク質]、Pentapharm/DSMにより販売、Biophytex[INCI:水、ブチレングリコール、パンテノールエスシン、グリセリン、Ruscus Aculeatus根エキス、グリチルリチン酸アンモニウム、Centella Asiatica、エキス、加水分解酵母タンパク質、Calendula Officinalis花エキス]、Laboratoires Serobiologiques/Cognis/BASFにより販売、Eyeseryl(登録商標)[INCI:アセチルテトラペプチド−5]、Peptide AC29[INCI:アセチルトリペプチド−30シトルリン]、Relistase(商標)[INCI:アセチルアルギニルトリプトフィルジフェニルグリシン]、Liporeductyl(登録商標)[INCI:水、グリセリン、レシチン、カフェイン、ブッチャーブルーム(Ruscus Aculeatus)根エキス、マルトデキストリン、シリカ、Tea−ヨウ化水素酸塩(Tea−hydroiodide)、プロピレングリコール、アイビー(Hedera Helix)エキス、カルニチン、エスシン、トリペプチド−1、キサンタンガムカラゲナン(Chondrus Crispus)、EDTA二ナトリウム]もしくはDelisens(商標)[提案INCI:アセチルヘキサペプチド−46]、Lipotecにより販売、MDIComplex[INCI:グリコサミノグリカン]、Atrium/Unipex Innovationsにより販売、IsoSlim Complex[INCI:ダイズイソフラボン、カフェイン、カルニチン、Spirulina Platensisエキス、ポリソルベート80、アルコール、フェノキシエタノール、Aqua]、Mibelle Biochemistryにより販売、Eye Regener[INCI:水、Medicago Sativa(アルファルファ)種子エキス、加水分解ハウチワマメタンパク質]、Silabにより販売、IBR−CalmDeAge[INCI:グリセリン、水、Phoenix Dactylifera(デーツ(Dale))種子エキス]、IBRにより販売、Concentrate Coralline[INCI:水、Corallina Officinalisエキス、プロピレングリコール、フェノキシエタノール、クロルフェネシンメチルパラベン]もしくはRhodofiltrat Delesseria HG[INCI:ジプロピレングリコール、Aqua、Delesseria Sanguineaエキス]、Codifにより販売、Silidine[INCI:Porphyridium cruentum滲出液(exsudate)]、Greentechにより販売、Legactif[INCI:グリセリン、Aqua、Ruscus Aculeatus根エキス、Citrus Limon果皮エキス、Solidago Virgaureaエキス]、Provitalにより販売、またはこれらの混合物を含む、化粧品組成物または医薬組成物を指す。

0104

本発明の別の一態様は、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の一般式(I)の少なくとも1種の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩、ならびに化粧品的にまたは薬学的に有効な量の少なくとも1種の静菌剤および/または殺菌剤および/または静真菌剤および/または殺真菌剤、例えば限定されるものではないが、カプリリルグリコールイミダゾリジニル尿素、4−ヒドロキシ安息香酸メチル[INCI:メチルパラベン]、4−ヒドロキシ安息香酸エチル[INCI:エチルパラベン]、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル[INCI:プロピルパラベン]、4−ヒドロキシ安息香酸ブチル[INCI:ブチルパラベン]、4−ヒドロキシ安息香酸イソブチル[INCI:イソブチルパラベン]、1,3−ビスヒドロキシメチル)−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオンDMDヒダントイン]、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル[INCI:ベンジルパラベン]、ベンジルアルコールデヒドロ酢酸安息香酸ソルビン酸サリチル酸ギ酸プロピオン酸、2−ブロモ2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、3−p−クロロフェノキシ−1,2−プロパンジオール(クロルフェネシン)、ジクロロベンジルアルコールブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル塩化ベンザルコニウム塩化ベンゼトニウム(benzetonium chloride)、クロルヘキシジン、エタノール、イソプロパノール、メタノール、1,2−ヘキサノジオール、1,2−オクタノジオール、ペンチレングリコールラウリン酸グリセリルカプリル酸グリセリルカプリン酸グリセリル過酸化ベンゾイルグルコン酸クロルヘキシジントリクロサン、フェノキシエタノール、テルピネン−4−オール、α−テルピネオール、レゾルシノール、スチエマイシン(stiemycin)、エリスロマイシンネオマイシンクリンダマイシンおよびそのエステル、テトラサイクリン、メトロニダゾール、アゼライン酸、トルナフテートニスタチンクロトリマゾールケトコナゾール亜鉛ピリチオン酸化亜鉛イソチアゾリノン硫化セレン、ベンジルヘミホルマールホウ酸ホウ酸ナトリウム、6,6−ジブロモ−4,4−ジクロロ−2,2’−メチレンジフェノールブロモクロロフェノール)、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン、トシルクロルアミドナトリウム(Chloramine T)、クロロアセトアミド、p−クロロ−m−クレゾール、2−ベンジル−4−クロロフェノール(クロロフェノール)、ジメチルオキサゾリジン、ドデシルジメチル−2−フェノキシエチルアンモニウムブロミド臭化ドミフェン)、7−エチル二環式オキサゾリジン、グルタルアルデヒド、N−(4−クロロフェニル)−N−[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−尿素(ハロカーボン)、ヘキセチジン、2−ヒドロキシ−4−イソプロピル−2,4,6−シクロヘプタトリエン−1−オン(ヒノキチオール)、イソプロピルメチルフェノール、水銀塩、アルミニウム塩ナイシンフェノキシイソプロパノール、o−フェニルフェノール、3−ヘプチル−2−[(3−ヘプチル−4−メチル−3H−チアゾール−2−イリデン)メチル]−4−メチルチアゾールヨウ素(Quaternium−73)、塩化銀ヨウ化ナトリウムチモールウンデシレン酸ジエチレントリアミン五酢酸エチレンジアミン四酢酸ラクトペルオキシダーゼグルコースオキシダーゼラクトフェリン、ならびに/または内在性殺菌活性静菌活性および/もしくは殺真菌活性を有する化粧品的にもしくは薬学的に有効な量の少なくとも1種の天然エキスもしくはエッセンシャルオイル、例えば限定されるものではないが、とりわけ、Allium sativum、Calendula officinalis、Chamomilla recutita、Echinacea Purpura、Hyssopus Officinalis、Melaleuca alternifoliaのエキスもしくはティーツリー油を含む、化粧品組成物または医薬組成物を指す。

0105

本発明の追加の一態様は、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の本発明の少なくとも1種の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩、ならびに化粧品的にまたは薬学的に有効な量の、デフェンシンの合成を刺激する少なくとも1種のエキス、例えば限定されるものではないが、とりわけ、Aloe vera、Roast amaranth、Rehmannias radix、アルニカクチナシニンジン、オレンジ、モモパイナップルミント、リンドウハイビスカスの花、クルミの花、カボチャシャクヤクキノアボルドサルサパリラ(sarsaparille)、ヒマワリエルダーベリー海藻のエキスもしくは加水分解エキス、加水分解トウモロコシ、加水分解ダイズもしくは加水分解コメ、ならびに/または化粧品的にもしくは薬学的に有効な量の、デフェンシンの発現に対して刺激効果を有するバイオ発酵プロセスに由来する少なくとも1種の合成化合物、エキスもしくは産物、例えば限定されるものではないが、とりわけ、イソロイシンおよびその異性体および誘導体、バリンおよびその異性体および誘導体、カルシウムおよびその塩、α−MSHおよびα−MSHアミノ酸配列に含有されている断片、ビタミンAおよびその誘導体および前駆体、ビタミンD3およびその誘導体、ジャスモン酸フマル酸リンゴ酸、クエン酸、アスコルビン酸、乳酸、酢酸、アジピン酸酒石酸、桂皮酸、グルタミン酸コハク酸イヌリンポリ−D−グルタミン酸、グリシン、L−メチオニン、L−アラニン、L−シトルリン、乳タンパク質カゼイン、ラクトペルオキシダーゼ、リゾチームポリフェノール乳酸菌のエキス、フソバクテリウムもしくは非光合成および不稔性(non−fructifying)糸状性細菌のエキス、Bodyfensine[INCI:アミノヘキサン酸アセチルジペプチド−3]を含む、化粧品組成物または医薬組成物を指す。

0106

本発明の追加の一態様は、化粧品的にまたは薬学的に有効な量の一般式(I)の少なくとも1種の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩、ならびに化粧品的にまたは薬学的に有効な量の、酒さを処置するための少なくとも1種の薬剤、例えば限定されるものではないが、Regu(登録商標)−CEA[INCI:オオムギ麦芽外殻ワックス、異性化リノール酸、ベヘン酸、パルミトイルトリペプチド−5]もしくはRegu(登録商標)−AGE[INCI:加水分解コメヌカタンパク質、酸化還元酵素、Glycine Soja(ダイズ)タンパク質]、DSMにより販売、Biophytex(商標)[INCI:エスシン、Ruscus Aculeatus根エキス、グリチルリチン酸アンモニウム、Centella Asiaticaエキス、加水分解酵母タンパク質、Calendula Officinalis花エキス]、Laboratoires Serobiologiquesにより販売、MDIComplex(登録商標)[INCI:グリコサミノグリカン]、Unipexにより販売、Phytotonine(商標)[INCI:Arnica Montana(花)エキス、Cupressus Sempervirens(種子)エキス、Polygonatum Multiflorumエキス]、Haloxyl(商標)[INCI:ヒドロキシスクシンイミド、クリシン、パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルテトラペプチド−7]もしくはEye−Liss(商標)[INCI:ヘスペリジンメチルカルコン、ジペプチド−2、パルミトイルテトラペプチド−7]、Sedermaにより販売、IBR−CalmDeAge(商標)[INCI:グリセリン、水、Phoenix Dactylifera(デーツ)種子エキス]、IBRにより販売、Concentrate Coralline[INCI:水、Corallina Officinalisエキス、プロピレングリコール、フェノキシエタノール、クロルフェネシン、メチルパラベン]もしくはRhodofiltrat Delesseria HG[INCI:ジプロピレングリコール、Aqua、Delesseria Sanguineaエキス]、Codifにより販売、Silidine(登録商標)[INCI:Porphyridium cruentum滲出液]、Greentechにより販売、Eye Regener[INCI:水、Medicago Sativa(アルファルファ)種子エキス、加水分解ハウチワマメタンパク質]、Silabにより販売、IsoSlim Complex[INCI:ダイズイソフラボン、カフェイン、カルニチン、Spirulina Platensisエキス、ポリソルベート80、アルコール、フェノキシエタノール、Aqua]、Mibelleにより販売、Legactif[INCI:グリセリン、Aqua、Ruscus Aculeatus根エキス、Citrus Limon果皮エキス、Solidago Virgaureaエキス]、Provitalにより販売、抗生物質、例えばテトラサイクリン、ミノサイクリン、エリスロマイシン、ドキシサイクリンもしくはアジスロマイシン抗感染症剤、例えばアゼライン酸、ナジフロキサシンスルファセタミドナトリウムおよびメトロニダゾール、抗炎症薬葉酸ニコチンアミドおよび酸化亜鉛、角質溶解剤、例えば過酸化ベンゾイル、レゾルシノールおよびサリチル酸およびレチノイドを含む、化粧品組成物または医薬組成物を指す。

0107

応用
別の一態様では、本発明は、医薬におけるその使用のための、一般式(I)
R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)
の化合物であって、
AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;
AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;
AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;
AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;
W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;
n、m、pおよびqが独立して、から選択され、0または1の値を有し;
n+m+p+qが、2以下であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合である場合、AA5が、−Thr−であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合である場合、AA5が、−Ala−であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、n+m+p+qが、0に等しく;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA6が、結合であり、p+qが、1以上である場合、AA5が、−Ala−であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Ala−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Asn−であり、AA5が、−Thr−であり、AA6が、結合である場合、n+m+p+qが、1以下であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、pおよびqが、0であり;
R1は、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルまたは置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R2は、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R1またはR2は、α−アミノ酸ではない
化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を指す。

0108

別の一態様では、本発明は、皮膚および/または粘膜の処置のための、
一般式(I)
R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)
の化合物であって、
AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;
AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;
AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;
AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;
W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;
n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;
n+m+p+qが、2以下であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、pおよびqが、0であり;
R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルまたは置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R1またはR2が、α−アミノ酸ではない
化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を指す。

0109

別の一態様では、本発明は、皮膚および/もしくは粘膜の化粧的であり治療的ではない処置および/もしくはケアのため、特に老化および/もしくは光老化の処置および/または予防、皺および/もしくは表情皺の処置および/もしくは予防、および/または老化および/もしくは光老化による斑の処置および/もしくは予防のための、一般式(I)
R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)
の化合物であって、
AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;
AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;
AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;
AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;
W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;
n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;
n+m+p+qが、2以下であり;
R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルまたは置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R1またはR2が、α−アミノ酸ではない
化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩の使用を指す。

0110

別の一態様では、本発明は、疼痛、炎症、そう痒、皮膚の脈管形成障害および/もしくは疾患、ならびに/または色素沈着障害および/もしくは疾患の処置におけるその使用のための、
一般式(I)
R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)
の化合物であって、
AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;
AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;
AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;
AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;
W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;
n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;
n+m+p+qが、2以下であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、pおよびqが、0であり;
R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルまたは置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R1およびR2が、α−アミノ酸ではない
化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩の使用を指す。

0111

別の一態様では、本発明は、サイトカイン放出の阻害におけるその使用のための、一般式(I)
R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)
の化合物であって、
AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;
AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;
AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;
AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;
W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;
n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;
n+m+p+qが、2以下であり;
R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルまたは置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R1またはR2が、α−アミノ酸ではない
化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を指す。好ましくは、サイトカインは、インターロイキンである。より好ましくは、インターロイキンは、放出がペプチドLL−37によって媒介されるインターロイキンIL6およびIL8である。

0112

別の一態様では、本発明は、マトリックスメタロプロテイナーゼ活性の阻害におけるその使用のための、一般式(I)
R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)
の化合物であって、
AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;
AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;
AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;
AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;
W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;
n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;
n+m+p+qが、2以下であり;
R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルまたは置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R1およびR2が、α−アミノ酸ではない
化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を指す。好ましくは、マトリックスメタロプロテイナーゼは、コラゲナーゼである。

0113

別の一態様では、本発明は、メラニン形成の阻害におけるその使用のための、一般式(I)
R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)
の化合物であって、
AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;
AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;
AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;
AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;
W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;
n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;
n+m+p+qが、2以下であり;
R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキル、置換または非置換ヘテロシクリルまたは置換または非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R1またはR2が、α−アミノ酸ではない
化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩を指す。好ましくは、メラニン形成の阻害は、チロシナーゼの阻害によって得られる。

0114

あるいは、別の一態様では、本発明は、疼痛、炎症、そう痒、皮膚の脈管形成障害および/もしくは疾患、ならびに/または色素沈着障害および/もしくは疾患の処置および/または予防方法であって、
化粧品的にまたは薬学的に有効な量の一般式(I)
R1−Wn−Xm−AA1−AA2−AA3−AA4−AA5−AA6−AA7−Yp−Zq−R2(I)
の少なくとも1種の化合物であって、
AA1が、−Ser−および結合により形成される基から選択され;
AA2が、−Val−および−Ala−により形成される基から選択され;
AA3が、−Arg−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA4が、−Val−および−Asn−により形成される基から選択され;
AA5が、−Ala−および−Thr−により形成される基から選択され;
AA6が、−Val−および結合により形成される基から選択され;
W、X、Y、Zが、アミノ酸であり、独立して、それら自身の間から選択され;
n、m、pおよびqが独立して、それら自身の間から選択され、0または1の値を有し;
n+m+p+qが、2以下であり;
ただし、AA1が結合であり、AA2が、−Val−であり、AA3が、−Thr−であり、AA4が、−Val−であり、AA5が、−Ala−であり、AA6が、結合である場合、pおよびqが、0であり;
R1が、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルおよびR5−CO−(式中、R5は、H、置換もしくは非置換非環式脂肪族基、置換もしくは非置換アリシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換アラルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールアルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R2が、−NR3R4、−OR3および−SR3(式中、R3およびR4は独立して、H、ポリエチレングリコールに由来するポリマー、置換または非置換非環式脂肪族基、置換または非置換アリシクリル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アラルキルにより形成される基から選択される)により形成される基から選択され;
R1またはR2が、α−アミノ酸ではない、
少なくとも1種の化合物、その立体異性体、これらの混合物および/またはその化粧品的にもしくは薬学的に許容される塩の投与を含む方法を指す。

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