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技術 脂質製造のための工程

出願人 コモンウェルスサイエンティフィックアンドインダストリアルリサーチオーガナイゼーション
発明者 トーマス・ヴァンハーケジェームズ・ロバートソン・ペトリーアンナ・エル・ターチースリンダー・パル・シンキン・リウ
出願日 2012年12月21日 (7年11ヶ月経過) 出願番号 2014-549274
公開日 2015年4月16日 (5年7ヶ月経過) 公開番号 2015-511118
状態 特許登録済
技術分野 突然変異または遺伝子工学 飼料(2)(一般) 化粧料 生物学的材料の調査,分析 微生物、その培養処理 微生物による化合物の製造 植物の育種及び培養による繁殖
主要キーワード オーバーハング型 圧搾動作 超音波振動処理 マイクロスクリーン エネルギー濃度 較正ポイント 低温フロー ヒートトレース
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年4月16日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

本発明は、脂質を生成する方法に関する。特に、本発明は、生育植物部分またはトランスジェニック生物もしくはその一部の、1以上の非極性脂質のレベルおよび/または総非極性脂質含量を増加させる方法に関する。

概要

背景

世界のエネルギー、特に輸送に関するエネルギーの大部分は、有限石油から得られる燃料により供給されている。たとえば、生物的に生成される油等の、再生可能代替原料が必要とされている。

トリアシルグリセロール生合成
トリアシルグリセロール類(TAG)は、種子中の脂質の主形態を構成し、エステル化されグリセロール主鎖となる3つのアシル鎖から構成される。脂肪酸は、アシル−アシル担体タンパク質(ACP)中間体として、最初の不飽和化触媒を受けることができる色素体中で合成される。この反応は、ステアロイル−ACPデサチュラーゼ不飽和化酵素)により触媒され、オレイン酸(C18:1Δ9)を生成する。次いで、アシル鎖は、アシル−コエンザイムCoAエステルとして細胞質および小胞体ER)へと移送される。主要なTAG生合成経路(Kennedy経路またはグリセロールリン酸(G3P)経路としてもまた知られる)に入る前に、アシル鎖は、通常、ER膜のリン脂質へと組み込まれ、さらなる不飽和化を受けることができる。多価不飽和脂肪酸の産生における2つの重要な酵素は、膜結合FAD2およびFAD3デサチュラーゼであり、それらは、それぞれ、リノール酸(C18:2Δ9、12)およびαリノレン酸(C18:3Δ9、12、15)を産生する。

Kennedy経路を介したTAG生合成は、引き続く一連アシル化(各々、アシル−ドナーとして、アシル−CoAエステルを用いる)から構成される。最初のアシル化のステップは、主に、G3P主鎖のsn1−位で発生し、グリセロール3リン酸アシルトランスフェラーゼ(sn1-GPAT)により触媒される。産生物である、sn1−リゾホスファチジン酸(sn1−LPA)は、第二のアシル鎖をsn2−位で連結させ、ホスファチジン酸を形成するリゾホスファチジン酸アシルトランスフェラーゼ(LPAAT)の基質として供される。PAはさらに、ホスファチジン酸ホスファターゼPAP)によりジアシルグリセロール(DAG)へと脱リン酸化され、それによって、最後のアシル化ステップの基質がもたらされる。最後に、3番目のアシル鎖が、ジアシルグリセロール・アシルトランスフェラーゼ(DGAT)により触媒される反応においてDAGのsn3−位でエステル化され、油体蓄積されるTAGを形成する。2番目の酵素反応である、ホスファチジルグリセロール・アシルトランスフェラーゼ(PDAT)によっても、DAGからTAGへの転換がもたらされる。この反応は、DGATとは関連が無く、アシル−ドナーとして、リン脂質を使用する。

脂質の商用生産量を最大化するために、トランスジェニック生物またはそれらの一部(たとえば植物、種子、葉、藻類および菌類)における、脂質、特に、たとえばDAGおよびTAG等の非極性脂質のレベルを上げる手段がさらに求められている。植物における中性脂質の産生量を上げる試みは、主に、脂肪酸生合成またはTAGアセンブリに関連する個々の重要な酵素ステップに焦点が置かれてきた。しかしこれらの戦略は、種子の油体または葉の油体において、ほどほどの増加をもたらしたのみであった。油性酵母Yarrowia lipolyticaにおける近年の代謝工学研究により、グリセロール3リン酸産生の増加と、β酸化を介したTAG分解の阻害を組み合わせたアプローチにより、総脂質含量の累積的増加がもたらされたことが示された(Dulermo et al., 2011)。

概要

本発明は、脂質を生成する方法に関する。特に、本発明は、生育植物部分またはトランスジェニック生物もしくはその一部の、1以上の非極性脂質のレベルおよび/または総非極性脂質含量を増加させる方法に関する。

目的

本発明は、非極性脂質を高レベルで含有する生育植物部分(vegetative plant part)または非ヒト生物もしくはそれらの一部から、工業製品を産生する方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

工業製品を製造する工程であって、以下のステップを含む、方法:i)少なくとも約3%、好ましくは少なくとも約5%、または少なくとも約7%(w/w乾重量)の総非極性脂質含量を有する生育植物部分を得ること、ii)前記生育植物部分の脂質の少なくとも一部を、熱、化学的手段もしくは酵素的手段、またはそれらの任意の組み合わせを前記生育植物部分の脂質にinsituで適用することにより、工業製品へと転換し、および、iii)前記工業製品を回収すること、それによって、前記工業製品を製造すること。

請求項2

工業製品を製造する方法であって、以下のステップを含む、方法:i)少なくとも約3%、好ましくは少なくとも約5%、または少なくとも約7%(w/w乾重量)の総非極性脂質含量を有する生育植物部分を得ること、ii)ステップi)の前記生育植物部分を物理的に処理すること、iii)前記処理された生育植物部分の脂質の少なくとも一部を、熱、化学的手段もしくは酵素的手段、またはそれらの任意の組み合わせを前記処理された生育植物部分の脂質に適用することにより、工業製品へと転換し、および、iv)前記工業製品を回収すること、それによって、前記工業製品を製造すること。

請求項3

工業製品を製造する方法であって、以下のステップを含む、方法:i)1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む、非ヒト生物またはその一部を得ることであって、ここで、前記1以上の各外因性ポリヌクレオチド(複数含む)は、非ヒト生物またはその一部で前記ポリヌクレオチド発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されており、および、ここで、前記非ヒト生物またはその一部は、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部と比較して、1以上の非極性脂質のレベルが増加していること、および、ii)前記非ヒト生物またはその一部の前記脂質の少なくとも一部を、熱、化学的手段もしくは酵素的手段、またはそれらの任意の組み合わせを、前記非ヒト生物またはその一部の脂質に、insituで適用することにより、工業製品へと転換し、および、iii)前記工業製品を回収すること、それによって、前記工業製品を製造すること。

請求項4

工業製品を製造する方法であって、以下のステップを含む、方法:i)1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む、非ヒト生物またはその一部を得ることであって、ここで、前記1以上の各外因性ポリヌクレオチド(複数含む)は、ここで、前記非ヒト生物またはその一部は、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部と比較して、1以上の非極性脂質のレベルが増加していること、ii)ステップi)の前記非ヒト生物またはその一部を物理的に処理すること、iii)前記処理された非ヒト生物またはその一部の前記脂質の少なくとも一部を、熱、化学的手段もしくは酵素的手段、またはそれらの任意の組み合わせを、前記処理された非ヒト生物またはその一部の脂質に適用することにより、工業製品へと転換し、および、iv)前記工業製品を回収すること、それによって、前記工業製品を製造すること。

請求項5

前記生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部を物理的に処理する前記ステップが、前記生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部を、回転、プレス破砕または研削することのうち1つ以上を含む、請求項2または請求項4に記載の方法。

請求項6

以下のステップをさらに含有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法:(a)生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部の非極性脂質含量の少なくとも一部を、非極性脂質として抽出すること、および、(b)前記抽出された非極性脂質を回収することであって、ここで、ステップ(a)および(b)は、前記生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部の前記脂質の少なくとも一部を前記工業製品へと転換するステップの前に実施されること。

請求項7

前記抽出された非極性脂質が、トリアシルグリセロールを含み、ここで、前記トリアシルグリセロールは、前記抽出された脂質の少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%を構成する、請求項6に記載の方法。

請求項8

前記工業製品が、たとえば脂肪酸エステル、好ましくは脂肪酸メチルエステルおよび/もしくは脂肪酸エチルエステル等の炭化水素製品、たとえばメタンエタンもしくは長鎖アルカン等のアルカン、長鎖アルカンの混合物アルケンバイオ燃料一酸化炭素および/もしくは水素ガス、たとえばエタノールプロパノールもしくはブタノール等のバイオアルコール、または、一酸化炭素、水素およびバイオ炭の組み合わせ、である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。

請求項9

抽出脂質の製造方法であって、以下のステップを含む方法:i)それぞれ、1以上の外因性ポリヌクレオチドを含み、および、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部と比較して、1以上の非極性脂質のレベルが増加している、非ヒト生物またはその一部を得ること、ii)前記非ヒト生物またはその一部から脂質を抽出すること、および、iii)前記抽出された脂質を回収すること、それにより、前記抽出脂質を製造することであって、ここで、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドは、非ヒト生物またはその一部で前記ポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されており、ここで、以下の特長の1以上またはすべてが該当する:(a)前記1以上の外因性ポリヌクレオチドは、非ヒト生物またはその一部で、1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させるRNA、または転写因子ポリペプチドをコードする第一の外因性ポリヌクレオチドを含み、および、1以上の非極性脂質の生合成関与するRNAまたはポリペプチドをコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含む、(b)もし前記非ヒト生物が植物である場合、前記植物の生育部分は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量)の総非極性脂質含量を有している、(c)前記非ヒト生物が、珪藻植物(bacillariophytes)、緑藻類(chlorophytes)、青緑藻類(cyanophytes)、金藻類(chrysophytes)、ハプト藻、茶藻類および黄色藻類からなる群から選択される藻類である、(d)前記1以上の非極性脂質は、ヒドロキシル基エポキシ基シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合三重炭素−炭素結合、共役二重結合分枝鎖(たとえばメチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)またはそれらの2以上の組み合わせ、または前述の基、結合もしくは鎖の任意の2、3、4、5もしくは6つを含む脂肪酸を含む、(e)前記非極性脂質(複数含む)の総脂肪酸含有量が、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部中の非極性脂質(複数含む)よりも、少なくとも2%多いオレイン酸および/または少なくとも2%少ないパルミチン酸を含む、(f)前記非極性脂質(複数含む)が、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部中の非極性脂質(複数含む)と比較して、改変レベルの総ステロール類(好ましくは遊離(非エステル化ステロールステロールエステルステロールグリコシド)を含む、(g)前記非極性脂質(複数含む)が、ワックスおよび/またはワックスエステルを含む、(h)前記非ヒト生物またはその一部は、それぞれ、脂質が抽出される、少なくとも約1000のそのような非ヒト生物もしくはその一部の、プールされた群またはコレクション一員である。

請求項10

前記1以上の外因性ポリヌクレオチドが、前記第一の外因性ポリヌクレオチドおよび前記第二の外因性ポリヌクレオチドを含み、ここで、前記特長(b)〜(h)の1以上またはすべてが該当する、請求項9に記載の方法。

請求項11

(i)前記非ヒト生物が、植物、藻類または、たとえば菌類等の発酵に適した生物であるか、または、(ii)前記非ヒト生物の一部は、種子、果実または植物の生育部分である、請求項9または10に記載の方法。

請求項12

前記部分が、植物の種子であり、前記抽出された脂質が種子油である、請求項11に記載の方法。

請求項13

前記植物が以下からなる群から選択される種であるか、または、前記生育植物部分が以下からなる群から選択される種由来である、請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法:Acrocomiaaculeata(macaubapalm)、Arabidopsisthaliana(アラビドプシス・サリアナ)、Aracinishypogaea(ピーナッツ)、Astrocaryummurumuru(murumuru)、Astrocaryumvulgare(tucuma)、Attaleageraensis(Indaia−rateiro)、Attaleahumilis(Americanoilpalm)、Attaleaoleifera(andaia)、Attaleaphalerata(uricuri)、Attaleaspeciosa(babassu)、Avenasativa(オーツ)、Betavulgaris(サトウダイコン)、Brassicasp.(たとえばBrassicacarinata、Brassicajuncea、Brassicanapobrassica、Brassicanapus(カノーラ)、Camelinasativa(falseflax)、Cannabissativa(大麻)、Carthamustinctorius(ベニバナサフラワー)、Caryocarbrasiliense(pequi)、Cocosnucifera(ココナッツ)、Crambeabyssinica(Abyssiniankale)、Cucumismelo(メロン)、Elaeisguineensis(Africanpalm)、Glycinemax(大豆)、Gossypiumhirsutum(綿)、Helianthussp.たとえば、Helianthusannuus(ヒマワリ)、Hordeumvulgare(大麦)、Jatrophacurcas(physicnut)、Joannesiaprinceps(araranut−tree)、Lemnasp.(ウキクサ)(たとえばLemnaaequinoctialis、Lemnadisperma、Lemnaecuadoriensis、Lemnagibba(swollenduckweed)、Lemnajaponica、Lemnaminor、Lemnaminuta、Lemnaobscura、Lemnapaucicostata、Lemnaperpusilla、Lemnatenera、Lemnatrisulca、Lemnaturionifera、Lemnavaldiviana、Lemnayungensis)、Licaniarigida(オイチシカ)、Linumusitatissimum(亜麻)、Lupinusangustifolius(ルピナス)、Mauritiaflexuosa(buritipalm)、Maximilianamaripa(inajapalm)、Miscanthussp.(たとえばMiscanthusxgiganteusおよびMiscanthussinensis)、Nicotianasp.(タバコ)(たとえば、NicotianatabacumまたはNicotianabenthamiana)、Oenocarpusbacaba(bacaba−do−azeite)、Oenocarpusbataua(pataua)、Oenocarpusdistichus(bacaba−de−leque),Oryzasp.(イネ)(たとえば、OryzasativaおよびOryzaglaberrima)、Panicumvirgatum(スイッチグラス)、Paraqueibaparaensis(mari)、Perseaamencana(アボカド)、Pongamiapinnata(Indianbeech)、Populustrichocarpa、Ricinuscommunis(castor)、Saccharumsp.(サトウキビ)、Sesamumindicum(ゴマ)、Solanumtuberosum(ジャガイモ)、Sorghumsp.(たとえば、Sorghumbicolor、Sorghumvulgare)、Theobromagrandiforum(cupuassu)、Trifoliumsp.、Trithrinaxbrasiliensis(Brazilianneedlepalm)、Triticumsp.(小麦)(たとえば、Triticumaestivum)および、Zeamays(トウモロコシ)。

請求項14

抽出されたカノーラ油を製造する工程であって、以下のステップを含む方法:i)重量ベースで、少なくとも45%の種子油を含むカノーラ種子を得ること、ii)前記カノーラ種子から油を抽出すること、および、iii)前記油を回収することであって、ここで、前記回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それにより、前記カノーラ油を製造すること。

請求項15

抽出されたトウモロコシ種子油を製造する工程であって、以下のステップを含む工程:i)重量ベースで、少なくとも5%の種子油を含むトウモロコシ種子を得ること、ii)前記トウモロコシ種子から油を抽出すること、および、iii)前記油を回収することであって、ここで、前記回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それにより、前記トウモロコシ種子油を製造すること。

請求項16

抽出された大豆油を製造する工程であって、以下のステップを含む工程:i)重量ベースで、少なくとも20%の大豆油を含む大豆種子を得ること、ii)前記大豆種子から油を抽出すること、および、iii)前記油を回収することであって、ここで、前記回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それにより、前記大豆油を製造すること。

請求項17

抽出されたルピナス種子油を製造する工程であって、以下のステップを含む工程:i)重量ベースで、少なくとも10%の種子油を含むルピナス種子を得ること、ii)前記ルピナス種子から油を抽出すること、および、iii)前記油を回収することであって、ここで、前記回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それにより、前記ルピナス種子油を製造すること。

請求項18

抽出されたピーナツ油を製造する工程であって、以下のステップを含む工程:i)重量ベースで、少なくとも50%の種子油を含むピーナツを得ること、ii)前記ピーナツから油を抽出すること、および、iii)前記油を回収することであって、ここで、前記回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それにより、前記ピーナツ油を製造すること。

請求項19

抽出されたヒマワリ油を製造する工程であって、以下のステップを含む工程:i)重量ベースで、少なくとも50%の種子油を含むヒマワリ種子を得ること、ii)前記ヒマワリ種子から油を抽出すること、および、iii)前記油を回収することであって、ここで、前記回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それにより、前記ヒマワリ油を製造すること。

請求項20

抽出された綿実油を製造する工程であって、以下のステップを含む工程:i)重量ベースで、少なくとも41%の種子油を含む綿実を得ること、ii)前記綿実から油を抽出すること、および、iii)前記油を回収することであって、ここで、前記回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それにより、前記綿実油を製造すること。

請求項21

抽出されたサフラワー油を製造する工程であって、以下のステップを含む工程:i)重量ベースで、少なくとも35%の種子油を含むサフラワー種子を得ること、ii)前記サフラワー種子から油を抽出すること、および、iii)前記油を回収することであって、ここで、前記回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それにより、前記サフラワー油を製造すること。

請求項22

抽出された亜麻仁油を製造する工程であって、以下のステップを含む工程:i)重量ベースで、少なくとも36%の種子油を含む亜麻仁を得ること、ii)前記亜麻仁から油を抽出すること、および、iii)前記油を回収することであって、ここで、前記回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それにより、前記亜麻仁油を製造すること。

請求項23

抽出されたカメリナ油を製造する工程であって、以下のステップを含む工程:i)重量ベースで、少なくとも36%の種子油を含むCamerinasativa種子を得ること、ii)前記Camerinasativa種子から油を抽出すること、および、iii)前記油を回収することであって、ここで、前記回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それにより、前記カメリナ油を製造すること。

請求項24

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子を乾燥させる、回転させる、プレスする、破砕するまたは研削すること、および/または抽出された脂質または種子油を精製することのうち1つ以上を含む、請求項6〜23のいずれか1項に記載の方法。

請求項25

前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む前記非ヒト生物が、油性菌類(たとえば、油性酵母等)である、請求項9〜13のいずれか1項に記載の方法。

請求項26

前記油を抽出するための抽出工程において、有機溶媒を用いる、請求項6〜25のいずれか1項に記載の方法。

請求項27

前記抽出された脂質または油を、容器内にまとめることにより回収すること、および/または、前記抽出された脂質または油を、脱ガム脱臭、脱色、乾燥、分画化することのうちの1つ以上、前記抽出された脂質または油から少なくとも一部のワックスおよび/またはワックスエステルを除去すること、または、前記抽出された脂質または油の脂肪酸組成分析すること、を含む、請求項6〜26のいずれか1項に記載の方法。

請求項28

前記抽出された脂質または油の体積が、少なくとも1リットルである、請求項6〜27のいずれか1項に記載の方法。

請求項29

以下の特長のうち1つ以上またはすべてが該当する、請求項9〜28のいずれか1項に記載の方法:(i)前記抽出された脂質または油がトリアシルグリセロールを含み、ここで、前記トリアシルグリセロールが、抽出された脂質または油の少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%または96%を構成する、(ii)前記抽出された脂質または油は、遊離ステロール、ステロールエステル、ステロールグリコシド、ワックスもしくはワックスエステル、またはそれらの任意の組み合わせを含む、および、(iii)前記抽出された脂質または油中の前記総ステロール含量および/または組成は、対応する非ヒト生物もしくはその一部または種から製造された前記抽出された脂質または油中の前記ステロール含量および/または組成とは明らかに異なる。

請求項30

前記方法が、前記抽出された脂質または油を、工業製品へと転換することをさらに含有する、請求項6〜29のいずれか1項に記載の方法。

請求項31

前記工業製品が、たとえば脂肪酸エステル、好ましくは脂肪酸メチルエステルおよび/もしくは脂肪酸エチルエステル等の炭化水素製品、たとえばメタン、エタンもしくはより長い鎖のアルカン類等のアルカン、より長い鎖のアルカン類の混合物、アルケン、バイオ燃料、一酸化炭素、および/または、水素ガス、たとえばエタノール、プロパノール、もしくはブタノール等のバイオアルコール、バイオ炭(biochar)、または、一酸化炭素、水素およびバイオ炭の組み合わせ、である、請求項30に記載の方法。

請求項32

前記生育植物部分または前記非ヒト生物の一部が、気生植物部分または、たとえば植物のもしくは葉等の緑色植物部分である、請求項1〜13または、24〜31のいずれか1項に記載の方法。

請求項33

前記生育植物部分、非ヒト生物またはその一部を、好ましくは機械的な収穫機を用いて採集するステップを、または、たとえば培地のpHを調整すること等による、藻類もしくは菌類生物をろ過、遠心沈殿、浮遊または凝集することを含む方法により採集するステップを、さらに含有する、請求項1〜32のいずれか1項に記載の方法。

請求項34

以下の特長のうち1以上またはすべてが該当する、請求項9〜13または24〜33のいずれか1項に記載の方法:(i)前記生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の1以上の非極性脂質のレベルが、それぞれ、1以上の前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のレベルよりも、重量ベースで、少なくとも0.5%大きい、(ii)前記生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の1以上の非極性脂質のレベルが、それぞれ、1以上の前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のレベルよりも、重量ベースで、少なくとも1%大きい、(iii)前記生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の1以上の総非極性脂質が、それぞれ、1以上の前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のレベルよりも、重量ベースで、少なくとも0.5%大きい、(iv)前記生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の1以上の総非極性脂質が、それぞれ、1以上の前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のレベルよりも、重量ベースで、少なくとも1%大きい、(v)前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子の1以上の非極性脂質および/または総非極性脂質含量は、それぞれ、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有しておらず、そしてArabidopisthalianaDGAT1をコードする外因性ポリヌクレオチドを含む対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子よりも、重量ベースで、少なくとも0.5%大きい、および/または相対量ベースで少なくとも1%大きい、(vi)前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の脂質、および/または、それらから抽出された脂質中のTAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAG含量は、1以上の前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、または対応するそれらからの抽出脂質のそれぞれの中の脂質中のTAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAG含量よりも、相対量ベースで、少なくとも10%大きい、(vii)前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の脂質中の総多価不飽和脂肪酸(PUFA)含量、またはそれらから抽出された脂質中のPUFA含量は、1以上の前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、または対応するそれらからの抽出脂質のそれぞれの中の脂質中の総PUFA含量と比較して、増加している、または減少している。

請求項35

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、および/または、それらから抽出された脂質中のPUFAのレベルは、それぞれ、対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または、対応するそれらから抽出された脂質と比較して、増加または減少しており、ここで、前記多価不飽和脂肪酸は、エイコサジエン酸アラキドン酸(ARA)、αリノレン酸(ALA)、ステアリドン酸(SDA)、エイコサトリエン酸(ETE)、エイコサテトラエン酸(ETA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサペンタエン酸DPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、またはそれらのうちの2つの組み合わせである、請求項9〜13、または請求項24〜34のいずれか1項に記載の方法。

請求項36

前記対応する生育植物部分、非ヒト生物またはその一部が、それぞれ、非トランスジェニックの生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部である、請求項9または34に記載の方法。

請求項37

以下の特長うち1つ以上、またはすべてが該当する、請求項1〜35のいずれか1項に記載の方法:(i)オレイン酸は、前記生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子の非極性脂質もしくは油の総脂肪酸含量の、少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)を構成する、(ii)オレイン酸は、抽出された脂質または油中の総脂肪酸含量の少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)を構成する、(iii)前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の非極性脂質または油は、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化またはヒドロキシル化分枝鎖)、またはそれらの2以上の組み合わせ、または、上述の基、結合、もしくは分枝鎖のうちの任意の2つ、3つ、4つ、5つ、または6つを含む、脂肪酸を含む、および、(iv)前記抽出された脂質または油は、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化またはヒドロキシル化分枝鎖)、またはそれらの2以上の組み合わせ、または、上述の基、結合、もしくは分枝鎖のうちの任意の2つ、3つ、4つ、5つ、または6つを含む、脂肪酸を含む。

請求項38

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、および/または、前記抽出された脂質もしくは油の脂質のレベルは、前記抽出された脂質または油から調製された脂肪酸メチルエステルのガスクロマトグラフィーを用いて分析することにより、決定することができる、請求項1〜37のいずれか1項に記載の工程。

請求項39

前記方法が、前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または植物由来の種子を採取することをさらに含む、請求項1〜38のいずれか1項に記載の方法。

請求項40

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、それぞれ、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の、RNA、または、1以上の解糖系遺伝子もしくは脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させる転写因子ポリペプチドをコードする第一の外因性ポリヌクレオチドを含み、そして、1以上の非極性脂質の生合成に関与するRNAまたはポリペプチドをコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含み、ここで、第一および第二の外因性ポリペプチドは、それぞれ、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに、各々が動作可能に連結されている、請求項1〜39のいずれか1項に記載の方法。

請求項41

前記第一の外因性ポリヌクレオチドは、Wrinkled1(WRI1)転写因子、LeafyCotyledon1(Lec1)転写因子、LeafyCotyledon2(LEC2)転写因子、Fus3転写因子、ABI3転写因子、Dof4転写因子、BABYBOOM(BBM)転写因子、またはDof11転写因子をコードする、請求項40に記載の方法。

請求項42

第二の外因性ポリヌクレオチドは、モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(MGAT)活性および/もしくはジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(DGAT)活性、または、グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(GPAT)活性を有するポリペプチドをコードする、請求項40または41に記載の方法。

請求項43

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、以下のうちの1つ以上または任意の組み合わせをコードする、第三の、またはそれ以上の外因性ポリヌクレオチド(複数含む)、さらに含有する、請求項40〜42のいずれか1項に記載の方法:i)非ヒト生物またはその一部の、1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させる、さらなるRNAまたは転写因子ポリペプチド、ii)1以上の非極性脂質の生合成に関与する、さらなるRNAまたはポリペプチド、iii)前記1以上の非極性脂質、好ましくはオレオシン(たとえば、ポリオレオシンまたはカレオシン)、より好ましくはポリオレオシンを安定化させるポリペプチド、iv)たとえばAGPaseポリペプチド等のデンプン生合成に関与するポリペプチドをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子、v)脂質の分解に関与し、および/または、脂質含量を減少させる、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼ等のポリペプチドをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子、vi)サイレンシングサプレッサーポリペプチドであって、ここで、前記第三、またはそれ以上の外因性ポリヌクレオチド(複数含む)は、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子で、それぞれ、ポリヌクレオチド(複数含む)の発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている、サイレンシングサプレッサーポリペプチド。

請求項44

前記第三のポリヌクレオチドは、オレオシン(たとえばポリオレオシンまたはカレオシン)をコードする、請求項43に記載の方法。

請求項45

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、以下をコードする1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む、請求項1〜44のいずれか1項に記載の方法:i)Wrinkled1(WRI1)転写因子およびDGAT、ii)WRI1転写因子およびDGATおよびオレオシン、iii)WRI1転写因子、DGAT、MGATおよびオレオシン、iv)モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(MGAT)、v)ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ2(DGAT2)、vi)MGATおよびグリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(GPAT)、vii)MGATおよびDGAT、viii)MGAT、GPATおよびDGAT、ix)WRI1転写因子およびMGAT、x)WRI1転写因子、DGATおよびMGAT、xi)WRI1転写因子、DGAT、MGAT、オレオシンおよびGPAT、xii)DGATおよびオレオシン、または、xiii)MGATおよびオレオシン、ならびに、xiv)任意選択的に、サイレンシングサプレッサーポリペプチド、ここで、1以上の外因性ポリヌクレオチドの各々は、それぞれ、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中で、前記ポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている。

請求項46

(i)GPATはまた、MAGを産生するホスファターゼ活性を有し、たとえば、ArabidopsisGPAT4またはGPAT6のアミノ酸配列を有するポリペプチドであり、および/または、(ii)DGATは、DGAT1またはDGAT2であり、および/または、(iii)MGATは、MGAT1またはMGAT2である、請求項42〜45のいずれか1項に記載の方法。

請求項47

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、以下を含む、請求項42〜45のいずれか1項に記載の方法:i)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、および、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、ii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、iii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、および、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、iv)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、v)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、vi)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、および、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、vii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、viii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、および、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、ix)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第六の外因性ポリヌクレオチド。

請求項48

以下の特長のうちの1以上が該当する、請求項47に記載の方法:i)DGATおよびオレオシンをコードする外因性ポリヌクレオチドは、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができる、構造的なプロモーター、または、少なくとも開花期の前、および開花期まで、植物の緑色組織中で活性状態であるプロモーターに動作可能に連結されている、ii)WRI1をコードする外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子は、前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができる、構造的プロモーター、少なくとも開花期の前および開花期まで、植物の緑色組織中で活性状態であるプロモーター、または誘導プロモーターに、動作可能に連結されている、iii)LEC2、BBMおよび/またはMGAT2をコードする外因性ポリヌクレオチドは、前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができる誘導プロモーターに動作可能に連結されている。

請求項49

前記生育植物部分が、少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量)の総非極性脂質含量を含む、請求項1〜48のいずれか1項に記載の方法。

請求項50

前記生育植物部分が、少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、より好ましくは少なくとも約15%、またはより好ましくは少なくとも約17%(w/w乾重量)の総TAG含量を含む、請求項1〜49のいずれか1項に記載の方法。

請求項51

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは生育植物部分が、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第四のポリヌクレオチドを含み、ここで、前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、以下の特長のうちの1以上、またはすべてを有している、請求項1〜51のいずれか1項に記載の方法:i)少なくとも8%、少なくとも10%、少なくとも12%、少なくとも14%、または少なくとも15.5%(乾重量または種子重量の重量%)の総脂質含量、ii)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、前記生育植物部分または非ヒト生物の総脂質含量が、少なくとも3倍、少なくとも5倍、少なくとも7倍、少なくとも8倍、または少なくとも10倍、高い、iii)少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも6.5%、または少なくとも7%(乾重量または種子重量の重量%)の総TAG含量、iv)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、総TAG含量が、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、または少なくとも70倍、または少なくとも100倍、高い、v)オレイン酸が、前記TAG中の脂肪酸の少なくとも15%、少なくとも19%、または少なくとも22%(重量%)を構成する、vi)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のオレイン酸のレベルが、少なくとも10倍、少なくとも15倍、または少なくとも17倍、高い、vii)パルミチン酸が、前記TAG中の脂肪酸の少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、または少なくとも33%(重量%)を構成する、viii)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のパルミチン酸のレベルが、少なくとも1.5倍高い、ix)リノール酸が、前記TAG中の脂肪酸の、少なくとも22%、少なくとも25%、少なくとも30%、または少なくとも34%(重量%)を構成する、x)αリノレン酸が、前記TAG中の脂肪酸の、20%未満、15%未満、11%未満、または8%未満(重量%)を構成する、および、xi)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のαリノレン酸のレベルが、少なくとも5倍、または少なくとも8倍、低い。

請求項52

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは生育植物部分が、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三のポリヌクレオチドを含み、ここで、前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、以下の特長のうちの1以上、またはすべてを有している、請求項1〜50のいずれか1項に記載の方法:i)少なくとも10%、少なくとも12.5%、少なくとも15%、または少なくとも17%(乾重量または種子重量の重量%)の総TAG含量、ii)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、前記生育植物部分または非ヒト生物の総TAG含量が、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、または少なくとも70倍、または少なくとも100倍、高い、iii)オレイン酸が、前記TAG中の脂肪酸の少なくとも19%、少なくとも22%、または少なくとも25%(重量%)を構成する、iv)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、前記生育植物部分、または非ヒト生物のTAG中のオレイン酸のレベルが、少なくとも10倍、少なくとも15倍、少なくとも17倍、または少なくとも19倍、高い、v)パルミチン酸が、前記TAG中の脂肪酸の少なくとも20%、少なくとも25%、または少なくとも28%(重量%)を構成する、vi)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、前記生育植物部分または非ヒト生物のTAG中のパルミチン酸のレベルが、少なくとも1.25倍高い、vii)リノール酸が、前記TAG中の脂肪酸の、少なくとも15%、または少なくとも20%(重量%)を構成する、viii)αリノレン酸が、前記TAG中の脂肪酸の、15%未満、11%未満、または8%未満(重量%)を構成する、および、ix)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、前記生育植物部分または非ヒト生物のTAG中のαリノレン酸のレベルが、少なくとも5倍、または少なくとも8倍、低い。

請求項53

WRI1をコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項41〜52のいずれか1項に記載の方法:i)配列番号231〜278の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号279〜337の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、および、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項54

DGATをコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項42〜53のいずれか1項に記載の方法:i)配列番号204〜211、338〜346の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号83、212〜219、347〜355の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項55

MGATをコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項42〜54のいずれか1項に記載の方法:i)配列番号1〜44の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号45〜82の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項56

GPATをコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項42〜54のいずれか1項に記載の方法:i)配列番号84〜143の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号144〜203の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項57

DGAT2をコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項46〜56のいずれか1項に記載の方法:i)配列番号204〜211の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号212〜219の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項58

オレオシンをコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項44〜57のいずれか1項に記載の方法:i)配列番号389〜408の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号362〜388の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項59

前記CGi58ポリペプチドが以下の1以上を含む、請求項43〜58のいずれか1項に記載の方法:i)配列番号422〜428の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号429〜436の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項60

LEC2をコードする前記外因性ポリヌクレオチドが以下の1以上を含む、請求項41〜59のいずれか1項に記載の方法:i)配列番号437〜439の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号442〜444の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項61

BBMをコードする前記外因性ポリヌクレオチドが以下の1以上を含む、請求項41〜60のいずれか1項に記載の方法:i)配列番号440〜441の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号445〜446の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項62

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、以下の1以上を含む、請求項1〜61のいずれか1項に記載の方法:i)植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のそれぞれの内因性酵素をコードする遺伝子中に、1以上の導入変異、または、ii)植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のそれぞれの内因性酵素の産生および/または活性を下方制御する外因性ポリヌクレオチド、ここで、各内因性酵素は、たとえばDGAT、sn−1グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(sn−1GPAT)、1−アシル−グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(LPAAT)、アシル−CoAリゾホスファチジルコリンアシルトランスフェラーゼ(LPCAT)、ホスファチジン酸ホスファターゼPAP)、たとえば(ADP)−グルコースピロホスホリラーゼ(AGPase)等のデンプン生合成に関与する酵素、たとえばΔ12脂肪酸デサチュラーゼFAD2)等の脂肪酸デサチュラーゼ、脂質分解に関与するポリペプチドおよび/またはたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼ等の脂質含有量を減少させるポリペプチド、またはそれらの2以上の組み合わせ、からなる群から選択される。

請求項63

前記外因性ポリヌクレオチドが、アンチセンスポリヌクレオチドセンスポリヌクレオチド、触媒性ポリヌクレオチド、マイクロRNA、内因性酵素に結合するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、二重鎖RNA分子または、それらから誘導されたプロセッシングされたRNA分子からなる群から選択される、請求項62に記載の方法。

請求項64

前記総非極性脂質、抽出された脂質または油が、以下を含む、請求項1〜63のいずれか1項に記載の方法:(i)TAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAGである、非極性脂質、および、(ii)EDA、ARA、SDA、ETA、EPA、DPA、DHAである特定のPUFA(前記特定のPUFAは、非極性脂質中の総脂肪酸含有量の少なくとも1%のレベルである)、もしくは、特定のPUFAの2以上の組み合わせ、または、(iii)非極性脂質中の総脂肪酸含有量の少なくとも1%のレベルで存在し、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)もしくはそれらの2以上の組み合わせ、または、前述の基、結合、分枝鎖のうちの任意の2、3、4、5もしくは6つを含む脂肪酸。

請求項65

生育部分を含む植物、またはその生育部分であり、前記生育部分が、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、より好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量)の総非極性脂質含有量を有し、ここで、前記非極性脂質は、少なくとも90%のトリアシルグリセロール(TAG)を含む、生育部分を含む植物、またはその生育部分。

請求項66

重量ベースで油含量が少なくとも45%である、カノーラ種子を含むカノーラ植物

請求項67

重量ベースで油含量が少なくとも5%である、トウモロコシ種子を含むトウモロコシ植物

請求項68

重量ベースで油含量が少なくとも20%である、大豆種子を含む大豆植物

請求項69

重量ベースで油含量が少なくとも10%である、ルピナス種子を含むルピナス植物。

請求項70

重量ベースで油含量が少なくとも50%である、ピーナツを含むピーナツ植物。

請求項71

重量ベースで油含量が少なくとも50%である、ヒマワリ種子を含むヒマワリ植物

請求項72

重量ベースで油含量が少なくとも41%である、綿実を含む綿植物。

請求項73

重量ベースで油含量が少なくとも35%である、サフラワー種子を含むサフラワー植物。

請求項74

重量ベースで油含量が少なくとも36%である、亜麻仁を含む亜麻植物。

請求項75

重量ベースで油含量が少なくとも36%である、Camelinasativa種子を含むCamelinasativa植物

請求項76

以下の特長のうちの1以上またはすべてを含む、請求項65〜75のいずれか1項に記載の植物、または、請求項65の生育植物部分:(i)エステル化した形態、またはエステル化していない形態のオレイン酸である、前記植物の生育部分または種子中のオレイン酸であり、ここで、前記生育部分または種子の脂質含量中の総脂肪酸の少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)が、オレイン酸である。(ii)非極性脂質でのエステル化した形態のオレイン酸である、前記植物の生育植物部分または種子中のオレイン酸であり、ここで、前記生育部分または種子の非極性脂質含量の総脂肪酸の少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)が、オレイン酸である。(iii)エステル化した形態、またはエステル化していない形態、好ましくは前記生育部分または種子の非極性脂質のエステル化した形態の改変脂肪酸である、前記植物の生育部分または種子の改変脂肪酸であり、ここで、前記改変脂肪酸は、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)、またはそれらの2以上の組み合わせ、または前述の基、結合、もしくは分枝鎖の任意の2、3、4、5または6つを含む、および、(iv)前記植物の生育部分または種子の非極性脂質中のワックスおよび/またはワックスエステル。

請求項77

請求項65〜76のいずれか1項に記載の植物、または、請求項65または請求項76に記載の生育植物部分であって、少なくとも約1000のそのような植物もしくは部分の群またはコレクションのメンバーである、植物または生育植物部分。

請求項78

少なくとも約1000の植物の群であり、各植物は、野外成長する、請求項65〜77のいずれか1項に記載の植物である、群。

請求項79

少なくとも約1000の生育植物部分のコレクションであり、各コレクションは、請求項65、76または77のいずれか1項に記載の生育植物部分であり、前記生育植物部分は、野外で成長する植物から採取される、コレクション。

請求項80

1以上の外因性ポリヌクレオチドを有し、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部と比較し、1以上の非極性脂質のレベルが増加している、非ヒト生物またはその一部であり、ここで、前記1以上の各外因性ポリヌクレオチドは、非ヒト生物またはその一部中のポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されており、ここで、1以上またはすべての以下の特長が該当する:(i)前記1以上の外因性ポリヌクレオチドが、非ヒト生物またはその一部の1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させるRNAまたは転写因子ポリペプチドをコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、および、1以上の非極性脂質の生合成に関与するRNAまたはポリペプチドをコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含む、(ii)もし非ヒト生物が植物である場合、前記植物の生育部分は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量)の総非極性脂質含有量を有している、(iii)前記非ヒト生物が、珪藻植物(bacillariophytes)、緑藻類(chlorophytes)、青緑藻類(cyanophytes)、金茶藻類(chrysophytes)、ハプト藻、茶藻類および黄色藻類(heterokontalgae)からなる群から選択される藻類である、(iv)前記非極性脂質(複数含む)が、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)またはそれらの2以上の組み合わせ、または、上述の基、結合もしくは分枝鎖の任意の2、3、4、5または6つを含む脂肪酸を含む、(v)前記非ヒト生物またはその一部が、その脂質中で、エステル化形態またはエステル化していない形態で、オレイン酸を含んでおり、ここで、前記非ヒト生物またはその一部の脂質中の総脂肪酸の少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)が、オレイン酸である、(vi)前記非ヒト生物またはその一部が、その非極性脂質中で、エステル化形態で、オレイン酸を含んでおり、ここで、前記植物または生育植物部分の前記非極性脂質の総脂肪酸の、少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)が、オレイン酸である、(vii)前記非ヒト生物またはその一部の脂質中の総脂肪酸含量が、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部中の脂質よりも、少なくとも2%多いオレイン酸、および/または、少なくとも2%少ないパルミチン酸、を含む、(viii)前記非ヒト生物またはその一部の非極性脂質中の総脂肪酸含量が、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部中の脂質よりも、少なくとも2%多いオレイン酸、および/または、少なくとも2%少ないパルミチン酸、を含む、(ix)前記非極性脂質(複数含む)が、総ステロール、好ましくは遊離ステロール、ステロールエステルおよび/またはステロールグリコシド、の改変レベルを含む、(x)前記非極性脂質(複数含む)が、ワックスおよび/またはワックスエステルを含む、および、(xi)前記非ヒト生物またはその一部が、少なくとも約1000のそのような非ヒト生物もしくはその一部の、群またはコレクションの一員である。

請求項81

前記1以上の外因性ポリヌクレオチドが、第一の外因性ポリヌクレオチドおよび前記第二の外因性ポリヌクレオチドを含み、および、前記特長(ii)〜(xi)のうちの1以上またはすべてが該当する、請求項80に記載の非ヒト生物またはその一部。

請求項82

前記非ヒト生物が植物、藻類または、たとえば菌類等の、発酵に適した生物である、請求項80または81に記載の非ヒト生物またはその一部。

請求項83

前記非ヒト生物の一部が、種子、果実、または、たとえば気生植物部分もしくは緑色部分(たとえば葉または茎)等の、植物の生育部分である、請求項80または81に記載の非ヒト生物またはその一部。

請求項84

前記植物が、Acrocomiaaculeata(macaubapalm)、Arabidopsisthaliana(アラビドプシス・サリアナ)、Aracinishypogaea(ピーナッツ)、Astrocaryummurumuru(murumuru)、Astrocaryumvulgare(tucuma)、Attaleageraensis(Indaia−rateiro)、Attaleahumilis(Americanoilpalm)、Attaleaoleifera(andaia)、Attaleaphalerata(uricuri)、Attaleaspeciosa(babassu)、Avenasativa(オーツ)、Betavulgaris(サトウダイコン)、Brassicasp.(たとえばBrassicacarinata、Brassicajuncea、Brassicanapobrassica、Brassicanapus(カノーラ)、Camelinasativa(falseflax)、Cannabissativa(大麻)、Carthamustinctorius(ベニバナ、サフラワー)、Caryocarbrasiliense(pequi)、Cocosnucifera(ココナッツ)、Crambeabyssinica(Abyssiniankale)、Cucumismelo(メロン)、Elaeisguineensis(Africanpalm)、Glycinemax(大豆)、Gossypiumhirsutum(綿)、Helianthussp.たとえば、Helianthusannuus(ヒマワリ)、Hordeumvulgare(大麦)、Jatrophacurcas(physicnut)、Joannesiaprinceps(araranut−tree)、Lemnasp.(ウキクサ)(たとえばLemnaaequinoctialis、Lemnadisperma、Lemnaecuadoriensis、Lemnagibba(swollenduckweed)、Lemnajaponica、Lemnaminor、Lemnaminuta、Lemnaobscura、Lemnapaucicostata、Lemnaperpusilla、Lemnatenera、Lemnatrisulca、Lemnaturionifera、Lemnavaldiviana、Lemnayungensis)、Licaniarigida(オイチシカ)、Linumusitatissimum(亜麻)、Lupinusangustifolius(ルピナス)、Mauritiaflexuosa(buritipalm)、Maximilianamaripa(inajapalm)、Miscanthussp.(たとえばMiscanthusxgiganteusおよびMiscanthussinensis)、Nicotianasp.(タバコ)(たとえば、NicotianatabacumまたはNicotianabenthamiana)、Oenocarpusbacaba(bacaba−do−azeite)、Oenocarpusbataua(pataua)、Oenocarpusdistichus(bacaba−de−leque),Oryzasp.(イネ)(たとえば、OryzasativaおよびOryzaglaberrima)、Panicumvirgatum(スイッチグラス)、Paraqueibaparaensis(mari)、Perseaamencana(アボカド)、Pongamiapinnata(Indianbeech)、Populustrichocarpa、Ricinuscommunis(castor)、Saccharumsp.(サトウキビ)、Sesamumindicum(ゴマ)、Solanumtuberosum(ジャガイモ)、Sorghumsp.(たとえば、Sorghumbicolor、Sorghumvulgare)、Theobromagrandiforum(cupuassu)、Trifoliumsp.、Trithrinaxbrasiliensis(Brazilianneedlepalm)、Triticumsp.(小麦)(たとえば、Triticumaestivum)および、Zeamays(トウモロコシ)、である、請求項65〜77のいずれか1項に記載の植物、請求項65、76もしくは77に記載の生育植物部分、または、請求項80もしくは請求項81に記載の非ヒト生物またはその一部。

請求項85

前記非ヒト生物が、菌類、好ましくは油性菌類(たとえば、油性酵母)である、請求項80もしくは81に記載の、非ヒト生物またはその一部。

請求項86

前記非極性脂質の総ステロール含量および/または組成が、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部の非極性脂質の総ステロール含量および/または組成と、有意に異なる、請求項80〜85のいずれか1項に記載の非ヒト生物またはその一部。

請求項87

1以上の非極性脂質の増加レベルが、以下の特長のうちの1以上またはすべてが該当するものである、請求項80〜86のいずれか1項に記載の非ヒト生物またはその一部:(i)前記レベルは、対応する非ヒト生物またはその一部のレベルよりも、重量ベースで、少なくとも0.5%大きい、(ii)前記レベルは、対応する非ヒト生物またはその一部のレベルよりも、相対ベースで、少なくとも1%大きい、(iii)前記非ヒト生物またはその一部の総非極性脂質は、対応する非ヒト生物またはその一部の含量よりも、それぞれ、重量ベースで、少なくとも0.5%大きい、(iv)前記非ヒト生物またはその一部の総非極性脂質含量が、対応する非ヒト生物またはその一部の含量よりも、それぞれ、相対ベースで、少なくとも1%大きい、(v)前記非ヒト生物もしくはその一部の、1以上の非極性脂質のレベルおよび/または、総非極性脂質の含量が、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを有しておらず、および、ArabidopsisthalianaDGAT1をコードする外因性ポリヌクレオチドを含む対応する非ヒト生物またはその一部よりも、それぞれ、重量ベースで少なくとも0.5%大きいか、および/または、相対ベースで少なくとも1%大きい。

請求項88

以下を含む、請求項80〜87のいずれか1項に記載の非ヒト生物またはその一部:(i)対応する非ヒト生物またはその一部のTAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAG含量よりも、相対ベースで、少なくとも10%大きい、TAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAG含量、および/または(ii)対応する非ヒト生物またはその一部の総多価不飽和脂肪酸(PUFA)含量と比較して増加または減少している、総PUFA含量。

請求項89

前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部のPUFAのレベルと比較して増加したレベルのPUFAを含有している、請求項80〜88のいずれか1項に記載の非ヒト生物またはその一部であって、ここで、前記PUFAは、エイコサジエン酸、アラキドン酸(ARA)、αリノレン酸(ALA)、ステアリドン酸(SDA)、エイコサトリエン酸(ETE)、エイコサテトラエン酸(ETA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサペンタエン酸(DPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、またはそれらの2以上の組み合わせである。

請求項90

前記植物もしくはその生育植物部分の、総非極性脂質含量、または、1以上の非極性脂質、および/または、オレイン酸もしくはPUFAのレベルが、前記植物またはその生育部分から得られた脂肪酸メチルエステルのガスクロマトグラフィーを用いて分析することにより決定可能である、請求項65〜77、80〜84もしくは86〜89のいずれか1項に記載の植物、または請求項65、76、77、80〜83のいずれか1項に記載の生育部分。

請求項91

前記非ヒト生物もしくはその一部の、総非極性脂質含量、または、1以上の非極性脂質、および/または、オレイン酸もしくはPUFAのレベルが、前記非ヒト生物またはその一部から得られた脂肪酸メチルエステルのガスクロマトグラフィーを用いて分析することにより決定可能である、請求項80〜89のいずれか1項に記載の非ヒト生物またはその一部。

請求項92

植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子の、それぞれ1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させるRNAまたは転写因子ポリペプチドをコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、および、1以上の非極性脂質の生合成に関与するRNAまたはポリペプチドをコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含み、ここで、各外因性ポリヌクレオチドは、植物、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子の、それぞれ前記ポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている、請求項65〜91のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子。

請求項93

前記第一の外因性ポリヌクレオチドは、Wrinkled1(WRI1)転写因子、LeafyCotyledon1(Lec1)転写因子、LeafyCotyledon2(LEC2)転写因子、Fus3転写因子、ABI3転写因子、Dof4転写因子、BABYBOOM(BBM)転写因子、またはDof11転写因子をコードする、請求項92に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子。

請求項94

前記第二の外因性ポリヌクレオチドは、モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(MGAT)活性および/もしくはジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(DGAT)活性、または、グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(GPAT)活性を有するポリペプチドをコードする、請求項92または請求項93に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子。

請求項95

前記植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、以下のうちの1つ以上または任意の組み合わせをコードする、第三の、またはそれ以上の外因性ポリヌクレオチド(複数含む)、さらに含有する、請求項92〜94のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)非ヒト生物またはその一部の、1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させる、さらなるRNAまたは転写因子ポリペプチド、ii)1以上の非極性脂質の生合成に関与する、さらなるRNAまたはポリペプチド、iii)前記1以上の非極性脂質、好ましくはオレオシン(たとえば、ポリオレオシンまたはカレオシン)、より好ましくはポリオレオシンを安定化させるポリペプチド、iv)たとえばAGPaseポリペプチド等のデンプン生合成に関与するポリペプチドをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子、v)脂質の分解に関与する、および/または、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼ等の脂質含量を減少させる、ポリペプチドをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子、vi)サイレンシングサプレッサーポリペプチド、ここで、前記第三、またはそれ以上の外因性ポリヌクレオチド(複数含む)は、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子で、それぞれ、ポリヌクレオチド(複数含む)の発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている。

請求項96

前記第三のポリヌクレオチドは、オレオシン(たとえばポリオレオシンまたはカレオシン)をコードする、請求項95に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子。

請求項97

前記植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、以下をコードする1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む、請求項65〜96のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)Wrinkled1(WRI1)転写因子およびDGAT、ii)WRI1転写因子およびDGATおよびオレオシン、iii)WRI1転写因子、DGAT、MGATおよびオレオシン、iv)モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(MGAT)、v)ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ2(DGAT2)、vi)MGATおよびグリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(GPAT)、vii)MGATおよびDGAT、viii)MGAT、GPATおよびDGAT、ix)WRI1転写因子およびMGAT、x)WRI1転写因子、DGATおよびMGAT、xi)WRI1転写因子、DGAT、MGAT、オレオシンおよびGPAT、xii)DGATおよびオレオシン、または、xiii)MGATおよびオレオシン、ならびに、xiv)任意選択的に、サイレンシングサプレッサーポリペプチド、ここで、1以上の外因性ポリヌクレオチドの各々は、それぞれ、植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中で、前記ポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている。

請求項98

(i)GPATはまた、MAGを産生するホスファターゼ活性を有し、たとえば、ArabidopsisGPAT4またはGPAT6のアミノ酸配列を有するポリペプチドであり、および/または、(ii)DGATは、DGAT1またはDGAT2であり、および/または、(iii)MGATは、MGAT1またはMGAT2である、請求項97の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子。

請求項99

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、以下を含む、請求項94〜98のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、および、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、ii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、iii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、および、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、iv)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、v)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、vi)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、および、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、vii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、viii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、および、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、ix)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第六の外因性ポリヌクレオチド。

請求項100

以下の特長のうちの1以上が該当する、請求項99に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)DGATおよびオレオシンをコードする外因性ポリヌクレオチドは、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができる、構造的なプロモーター、または、少なくとも開花期の前、および開花期まで、植物の緑色組織中で活性状態であるプロモーターに動作可能に連結されている、ii)WRI1をコードする外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子は、前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができる、構造的プロモーター、少なくとも開花期の前および開花期まで、植物の緑色組織中で活性状態であるプロモーター、または誘導プロモーターに、動作可能に連結されている、iii)LEC2、BBMおよび/またはMGAT2をコードする外因性ポリヌクレオチドは、前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができる誘導プロモーターに動作可能に連結されている。

請求項101

前記生育植物部分が、少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量または種子重量)の総非極性脂質含量を含む、請求項65〜100のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子。

請求項102

前記生育植物部分が、少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、より好ましくは少なくとも約15%、またはより好ましくは少なくとも約17%(w/w乾重量または種子重量)の総TAG含量を含む、請求項65〜101のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子。

請求項103

WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第三のポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第四のポリヌクレオチドを含み、ここで、前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、以下の特長のうちの1以上、またはすべてを有している、請求項65〜102のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)少なくとも8%、少なくとも10%、少なくとも12%、少なくとも14%、または少なくとも15.5%(重量%)の総脂質含量、ii)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、前記生育植物部分または非ヒト生物の総脂質含量が、少なくとも3倍、少なくとも5倍、少なくとも7倍、少なくとも8倍、または少なくとも10倍、高い、iii)少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも6.5%、または少なくとも7%(乾重量または種子重量の重量%)の総TAG含量、iv)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、総TAG含量が、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、または少なくとも70倍、または少なくとも100倍、高い、v)オレイン酸が、前記TAG中の脂肪酸の少なくとも15%、少なくとも19%、または少なくとも22%(乾重量または種子重量の重量%)を構成する、vi)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のオレイン酸のレベルが、少なくとも10倍、少なくとも15倍、または少なくとも17倍、高い、vii)パルミチン酸が、前記TAG中の脂肪酸の少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、または少なくとも33%(重量%)を構成する、viii)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のパルミチン酸のレベルが、少なくとも1.5倍高い、ix)リノール酸が、前記TAG中の脂肪酸の、少なくとも22%、少なくとも25%、少なくとも30%、または少なくとも34%(重量%)を構成する、x)αリノレン酸が、前記TAG中の脂肪酸の、20%未満、15%未満、11%未満、または8%未満(重量%)を構成する、および、xi)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のαリノレン酸のレベルが、少なくとも5倍、または少なくとも8倍、低い。

請求項104

前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは生育植物部分が、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三のポリヌクレオチドを含み、ここで、前記生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、以下の特長のうちの1以上、またはすべてを有している、請求項65〜102のいずれか1項に記載の方法:i)少なくとも10%、少なくとも12.5%、少なくとも15%、または少なくとも17%(乾重量または種子重量の重量%)の総TAG含量、ii)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、前記生育植物部分または非ヒト生物の総TAG含量が、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、または少なくとも70倍、または少なくとも100倍、高い、iii)オレイン酸が、前記TAG中の脂肪酸の少なくとも19%、少なくとも22%、または少なくとも25%(重量%)を構成する、iv)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、前記生育植物部分、または非ヒト生物のTAG中のオレイン酸のレベルが、少なくとも10倍、少なくとも15倍、少なくとも17倍、または少なくとも19倍、高い、v)パルミチン酸が、前記TAG中の脂肪酸の少なくとも20%、少なくとも25%、または少なくとも28%(重量%)を構成する、vi)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、前記生育植物部分または非ヒト生物のTAG中のパルミチン酸のレベルが、少なくとも1.25倍高い、vii)リノール酸が、前記TAG中の脂肪酸の、少なくとも15%、または少なくとも20%(重量%)を構成する、viii)αリノレン酸が、前記TAG中の脂肪酸の、15%未満、11%未満、または8%未満(重量%)を構成する、および、ix)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、前記生育植物部分または非ヒト生物のTAG中のαリノレン酸のレベルが、少なくとも5倍、または少なくとも8倍、低い。

請求項105

WRI1をコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項93〜104のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)配列番号231〜278の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号279〜337の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、および、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項106

DGATをコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項94〜105のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)配列番号204〜211、338〜346の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号83、212〜219、347〜355の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項107

MGATをコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項94〜106のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)配列番号1〜44の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号45〜82の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項108

GPATをコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項94〜107のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)配列番号84〜143の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号144〜203の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項109

DGAT2をコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項94〜108のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)配列番号204〜211の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号212〜219の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項110

オレオシンをコードする前記外因性ポリペプチドが、以下の1以上を含む、請求項95〜109のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)配列番号389〜408の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、ii)配列番号362〜388の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

請求項111

以下を含む、請求項65〜110のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子:i)植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のそれぞれの内因性酵素をコードする遺伝子中に、1以上の導入変異、および/または、ii)植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のそれぞれの内因性酵素の産生および/または活性を下方制御する外因性ポリヌクレオチド、であり、ここで、各内因性酵素は、DGAT、sn−1グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(sn−1GPAT)、1−アシル−グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(LPAAT)、アシル−CoA:リゾホスファチジルコリンアシルトランスフェラーゼ(LPCAT)、ホスファチジン酸ホスファターゼ(PAP)、たとえば(ADP)−グルコースピロホスホリラーゼ(AGPase)等のデンプン生合成に関与する酵素、たとえばΔ12脂肪酸デサチュラーゼ(FAD2)等の脂肪酸デサチュラーゼ、脂質分解に関与するポリペプチドおよび/または脂質含有量を減少させるポリペプチド(たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼ等)、またはそれらの2以上の組み合わせ、からなる群から選択される。

請求項112

前記外因性ポリヌクレオチドが、アンチセンスポリヌクレオチド、センスポリヌクレオチド、触媒性ポリヌクレオチド、マイクロRNA、内因性酵素に結合するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、二重鎖RNA分子および、それらから誘導されたプロセッシングされたRNA分子からなる群から選択される、請求項111に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子。

請求項113

前記総非極性脂質が、(i)TAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAGを含む、および、(ii)EDA、ARA、SDA、ETA、EPA、DPA、またはDHAである特定のPUFA(前記特定のPUFAは、非極性脂質中の総脂肪酸含有量の少なくとも1%のレベルである)、もしくは、それらの2以上の組み合わせを含む、または、(iii)非極性脂質中の総脂肪酸含有量の少なくとも1%のレベルで存在し、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)もしくはそれらの2以上の組み合わせ、または、前述の基、結合、分枝鎖のうちの任意の2、3、4、5もしくは6つを含む脂肪酸を含む、請求項65〜112のいずれか1項に記載の植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子。

請求項114

請求項65〜113のいずれか1項に記載の植物または非ヒト生物から得た種子。

請求項115

請求項92〜110のいずれか1項で定義される1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む請求項114に記載の種子。

請求項116

1以上の外因性ポリヌクレオチドを含み、および、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する細胞と比較して、1以上の非極性脂質のレベルが増加している、組み換え細胞であって、ここで、前記1以上の各外因性ポリヌクレオチドは、細胞中のポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されており、および、ここで、以下の特長のうちの1以上またはすべてが該当する、組み換え細胞:(a)前記1以上の外因性ポリヌクレオチドは、非ヒト生物またはその一部で、1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させるRNA、または転写因子ポリペプチドをコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、および、1以上の非極性脂質の生合成に関与するRNAまたはポリペプチドをコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含む、(b)もし前記細胞が植物の生育部分の細胞である場合、前記細胞は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w)の総非極性脂質含量を有している、(c)前記細胞は、珪藻植物(bacillariophytes)、緑藻類(chlorophytes)、青緑藻類(cyanophytes)、金茶藻類(chrysophytes)、ハプト藻、茶藻類および黄色藻類からなる群から選択される藻類である、(d)前記1以上の非極性脂質は、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえばメチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)またはそれらの2以上の組み合わせ、または前述の基、結合もしくは鎖の任意の2、3、4、5もしくは6つを含む脂肪酸を含む、(e)前記非極性脂質(複数含む)の総脂肪酸含有量が、対応する前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない細胞中の非極性脂質(複数含む)よりも、少なくとも2%多いオレイン酸および/または少なくとも2%少ないパルミチン酸を含む、(f)前記非極性脂質(複数含む)が、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する細胞中の非極性脂質(複数含む)と比較して、改変レベルの総ステロール類(好ましくは遊離(非エステル化)ステロール、ステロールエステル、ステロールグリコシド)を含む、(g)前記非極性脂質(複数含む)が、ワックスおよび/またはワックスエステルを含む、(h)前記細胞は、少なくとも約1000のそのような細胞の、群またはコレクションの一員である。

請求項117

前記1以上の外因性ポリヌクレオチドが、第一の外因性ポリヌクレオチドおよび第二の外因性ポリヌクレオチドを含み、および、ここで、前記特長の(b)〜(h)のうちの1以上またはすべてが該当する、請求項116に記載の細胞。

請求項118

請求項82〜110のいずれか1項に定義される1以上の特長を含む、請求項116または117に記載の細胞。

請求項119

1以上の非極性脂質を産生する能力が増強された細胞を得る工程であって、以下のステップを含む、工程:i)細胞に1以上の外因性ポリヌクレオチドを導入すること、ii)細胞またはその子孫細胞中で、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを発現させること、iii)前記細胞または子孫細胞の脂質含量を分析すること、iv)前記外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する細胞または子孫細胞と比較して、1以上の非極性脂質のレベルが増加している細胞または子孫細胞を選択すること、ここで、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドは、i)Wrinkled1(WRI1)転写因子およびDGAT、ii)WRI1転写因子およびDGATおよびオレオシン、iii)WRI1転写因子、DGAT、MGATおよびオレオシン、iv)モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(MGAT)、v)ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ2(DGAT2)、vi)MGATおよびグリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(GPAT)、vii)MGATおよびDGAT、viii)MGAT、GPATおよびDGAT、x)WRI1転写因子およびMGAT、x)WRI1転写因子、DGATおよびMGAT、xi)WRI1転写因子、DGAT、MGAT、オレオシンおよびGPAT、xii)DGATおよびオレオシン、または、xiii)MGATおよびオレオシン、ならびに、xiv)任意選択的に、サイレンシングサプレッサーポリペプチド、をコードし、ここで、各外因性ポリヌクレオチドは、前記細胞または子孫細胞中で前記外因性ポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている。

請求項120

前記選択された細胞または子孫細胞は、以下を含む、請求項119に記載の方法:i)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよびDGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、ii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよびDGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、iii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよびDGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、iv)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよびDGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびLEC2またはBBMをコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、v)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよびDGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、およびLEC2またはBBMをコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、vi)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよびDGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、vii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよびDGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、およびLEC2またはBBMをコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、viii)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよびDGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、または、ix)WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよびDGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第六の外因性ポリヌクレオチド。

請求項121

前記1以上の外因性ポリヌクレオチドが、前記細胞または子孫細胞のゲノム内に、安定的に組み込まれている、請求項119または120に記載の方法。

請求項122

前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む前記細胞または子孫細胞から、トランスジェニック植物再生させるステップをさらに含有する、請求項121に記載の方法。

請求項123

トランスジェニック植物を再生させる前記ステップは、前記細胞またはその子孫細胞で前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを発現させるステップの前に実施される、および/または、前記細胞または子孫細胞の脂質含量を分析するステップの前に実施される、および/または、1以上の非極性脂質のレベルが増加している前記細胞または子孫細胞を選択するステップの前に行われる、請求項122に記載の方法。

請求項124

前記トランスジェニック植物から種子または子孫植物を得るステップをさらに含み、ここで、前記種子または子孫植物は、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む、請求項122または123に記載の方法。

請求項125

前記選択された細胞もしくはそれから再生された植物、または、前記再生された植物の生育植物部分もしくは種子が、請求項65〜113のいずれか1項に定義される特長の1以上を有する、請求項119〜124のいずれか1項に記載の方法。

請求項126

請求項119〜125のいずれか1項に記載の方法を用いて得られたトランスジェニック細胞もしくはトランスジェニック植物、または、それから得られた、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む、生育植物部分もしくは種子。

請求項127

以下i)〜xiv)をコードする1以上のポリヌクレオチド、または以下i)〜xiv)をコードするポリヌクレオチドを含む遺伝的構築物の、前記1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する細胞、非ヒト生物もしくはその一部、または種子と比較して、1以上の非極性脂質を産生する能力が増強されている、トランスジェニック細胞、トランスジェニック非ヒト生物もしくはその一部、またはトランスジェニック種子を産生するための、使用であって、ここで、前記1以上の各ポリヌクレオチドは、前記細胞、非ヒト生物もしくはその一部、または種子に対して外因性であり、および、それぞれ、細胞、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている、使用:i)Wrinkled1(WRI1)転写因子およびDGAT、ii)WRI1転写因子およびDGATおよびオレオシンiii)WRI1転写因子、DGAT、MGATおよびオレオシン、iv)モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(MGAT)、v)ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ2(DGAT2)、vi)MGATおよびグリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(GPAT)、vii)MGATおよびDGAT、viii)MGAT、GPATおよびDGAT、ix)WRI1転写因子およびMGAT、x)WRI1転写因子、DGATおよびMGAT、xi)WRI1転写因子、DGAT、MGAT、オレオシンおよびGPAT、xii)DGATおよびオレオシン、または、xiii)MGATおよびオレオシン、および、xiv)任意選択的に、サイレンシングサプレッサーポリペプチド。

請求項128

細胞、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の、1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させるRNAまたは転写因子ポリペプチドをコードする第一のポリヌクレオチドの、1以上の非極性脂質の生合成に関与するRNAまたはポリペプチドをコードする第二のポリヌクレオチドとの、第一および第二のポリヌクレオチドを有していない対応する細胞、非ヒト生物もしくはその一部、または種子と比較して、1以上の非極性脂質を産生する能力が増強されているトランスジェニック細胞、トランスジェニック非ヒト生物もしくはその一部、またはトランスジェニック種子を産生するための使用であって、ここで、前記第一および第二のポリヌクレオチドは各々、前記細胞、非ヒト生物もしくはその一部、または種子に対して外因性であり、および、各々が、それぞれ、前記トランスジェニック細胞、トランスジェニック非ヒト生物もしくはその一部、またはトランスジェニック種子のポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている、使用。

請求項129

1以上のポリヌクレオチドの、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する細胞、非ヒト生物もしくはその一部、または種子と比較して、1以上の非極性脂質を産生する能力が増強されているトランスジェニック細胞、トランスジェニック非ヒト生物もしくはその一部、またはトランスジェニック種子を産生するための使用であって、ここで、1以上の各ポリヌクレオチドは、前記細胞、非ヒト生物もしくはその一部、または種子に対して外因性であり、および、それぞれ、細胞、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されており、および、ここで、前記非極性脂質(複数含む)は、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえばメチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)、またはそれらの2以上の組み合わせ、または前述の基、結合もしくは分枝鎖の任意の2、3、4、5または6つを含む脂肪酸を含む、使用。

請求項130

前記トランスジェニック細胞、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、請求項65〜113に定義される特長の1以上を含む、請求項127〜129のいずれか1項に記載の使用。

請求項131

種子を産生させる工程であって、i)請求項62〜82、84、86〜113のいずれか1項に記載の前記植物(複数含む)、または非ヒト生物を成長させること、および、ii)前記植物(複数含む)または非ヒト生物から種子を採取すること、を含む、工程。

請求項132

少なくとも約1000の植物(各植物は、請求項65〜82、84、86〜113のいずれか1項に記載の植物である)の群を成長させること、および、前記植物の群から種子を採取することを含む、請求項131に記載の方法。

請求項133

以下のステップを含む、発酵工程:i)発酵に適している請求項80、81、85〜89または91〜113のいずれか1項に記載の非ヒト生物、ならびに発酵および脂肪酸生合成に必要な構成要素を含む液体組成物を含む容器を提供すること、および、ii)前記管中包含されている前記液体組成物の発酵をもたらす条件を提供すること。

請求項134

請求項6〜64のいずれか1項に記載の方法により得ることができる、または、請求項65もしくは請求項76もしくは請求項77に記載の生育植物部分から得ることができる、回収された脂質もしくは抽出された脂質、請求項80〜89もしくは請求項91〜113のいずれか1項に記載の非ヒト生物またはその一部、請求項116〜118のいずれか1項に記載の細胞、請求項119〜125のいずれか1項に記載の方法により産生された細胞または子孫細胞またはトランスジェニック植物、または、請求項114もしくは請求項115に記載の種子。

請求項135

請求項1〜8または請求項30〜64のいずれか1項に記載の方法により製造された工業製品であって、それらは炭化水素製品(たとえば脂肪酸エステル、好ましくは脂肪酸メチルエステルおよび/または脂肪酸エチルエステル、アルカン(たとえばメタン、エタンまたは長鎖アルカン)、長鎖アルカン類の混合物、アルケン、バイオ燃料、一酸化炭素および/または水素ガス、バイオアルコール(たとえば、エタノール、プロパノールまたはブタノール)、バイオ炭、または一酸化炭素、水素およびバイオ炭の混合物等)である、工業製品。

請求項136

工業製品の製造のための、65〜78、80〜84、86〜113のいずれか1項に記載の植物の使用、請求項65または請求項76または請求項77に記載の生育植物部分の使用、請求項80〜113のいずれか1項に記載の非ヒト生物もしくはその一部の使用、請求項116〜118のいずれか1項に記載の細胞の使用、請求項119〜125のいずれか1項に記載の方法により産生された細胞、子孫細胞もしくはトランスジェニック細胞の使用、請求項114または請求項115に記載の種子の使用、または、請求項134に記載の回収された脂質もしくは抽出された脂質の使用。

請求項137

前記工業製品が、炭化水素製品(たとえば脂肪酸エステル、好ましくは脂肪酸メチルエステルおよび/または脂肪酸エチルエステル、アルカン(たとえばメタン、エタンまたは長鎖アルカン)、長鎖アルカン類の混合物、アルケン、バイオ燃料、一酸化炭素および/または水素ガス、バイオアルコール(たとえば、エタノール、プロパノールまたはブタノール)、バイオ炭、または一酸化炭素、水素およびバイオ炭の混合物等)である、請求項136に記載の使用。

請求項138

i)任意選択的に触媒の存在下で、請求項134に記載の脂質とアルコールを反応させ、アルキルエステルを産生すること、および、ii)任意選択的にアルキルエステルと石油ベース燃料とを混合させること、を含む、燃料を製造する工程。

請求項139

前記アルキルエステルは、メチルエステルである、請求項138に記載の方法。

請求項140

i)請求項65または請求項76または請求項77に記載の生育植物部分の脂質、または請求項80〜116のいずれか1項に記載の非ヒト生物もしくはその一部の脂質を、ガス化により合成ガスへと転換すること、および、ii)前記合成ガスを、金属触媒または微生物触媒を用いて、バイオ燃料へと転換すること、を含む、合成ディーゼル燃料を製造する工程。

請求項141

請求項65または請求項76または請求項77に記載の生育植物部分の脂質、または請求項80〜113のいずれか1項に記載の非ヒト生物もしくはその一部の脂質を、熱分解によりバイオ−油へと転換すること、発酵によりバイオアルコールへと転換すること、またはガス化もしくは嫌気性消化によりバイオガスへと転換することを含む、バイオ燃料を製造する工程。

請求項142

請求項65〜77、80〜84、86〜113のいずれか1項に記載の植物、請求項65または請求項76または請求項77に記載の生育植物部分、請求項80〜113のいずれか1項に記載の非ヒト生物もしくはその一部、請求項116〜118のいずれか1項に記載の細胞、請求項119〜125のいずれか1項に記載の方法により産生された細胞もしくは子孫細胞もしくはトランスジェニック植物、または、請求項114もしくは請求項115に記載の種子、または、請求項134に記載の採取された脂質もしくは抽出された脂質、または、それらからの抽出物もしくはそれらの一部と、少なくとも1つの他の食物成分とを混合することを含む、飼料を製造する工程。

請求項143

請求項65〜77、80〜84、86〜113のいずれか1項に記載の植物、請求項65または請求項76または請求項77に記載の生育植物部分、請求項80〜113のいずれか1項に記載の非ヒト生物もしくはその一部、請求項116〜118のいずれか1項に記載の細胞、請求項119〜125のいずれか1項に記載の方法により産生された細胞もしくは子孫細胞もしくはトランスジェニック植物、または、請求項114もしくは請求項115に記載の種子、または、請求項134に記載の採取された脂質もしくは抽出された脂質、または、それらからの抽出物もしくはそれらの一部を含む、飼料、化粧品または化学薬品

請求項144

i)生育組織の光沢を計測すること、ii)前もって計測された最小光沢度レベルと、前記測定結果を比較すること、および、iii)任意選択的に、植物を採取することを含む、収穫期の植物の生育組織中の脂質量最大化するための、植物を採取する時期を決定する方法。

請求項145

生育組織の光沢を測定することを含む、植物の生育組織中の脂質の量を予測する方法。

技術分野

0001

本発明は、脂質を製造する方法に関する。具体的には、本発明は、トランスジェニック生物またはその一部における、1以上の非極性脂質のレベルおよび/または総非極性脂質含量を増加させる方法に関する。1つの特定の実施形態において、本発明は、植物の種子および/または葉を含む、植物またはその任意の部分、藻類ならびに菌類における、1以上の、モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(MGAT)、ジアシルグリセロールアシトランストランスフェラーゼ(DGAT)、グリセロールリン酸アシルトランスフェラーゼ(GPAT)、油体タンパク質、および/または、デンプン生合成および脂肪酸不飽和化経路における重要な酵素段階を抑制しながら、1つ以上の非極性脂質のレベルおよび/または非極性脂質の総含量および/または一価不飽和脂肪酸含量を増加させる、脂質生合成を調節する転写因子、の任意の組み合わせに関する。

背景技術

0002

世界のエネルギー、特に輸送に関するエネルギーの大部分は、有限石油から得られる燃料により供給されている。たとえば、生物的に生成される油等の、再生可能代替原料が必要とされている。

0003

トリアシルグリセロール生合成
トリアシルグリセロール類(TAG)は、種子中の脂質の主形態を構成し、エステル化されグリセロール主鎖となる3つのアシル鎖から構成される。脂肪酸は、アシル−アシル担体タンパク質(ACP)中間体として、最初の不飽和化触媒を受けることができる色素体中で合成される。この反応は、ステアロイル−ACPデサチュラーゼ不飽和化酵素)により触媒され、オレイン酸(C18:1Δ9)を生成する。次いで、アシル鎖は、アシル−コエンザイムCoAエステルとして細胞質および小胞体ER)へと移送される。主要なTAG生合成経路(Kennedy経路またはグリセロール3リン酸(G3P)経路としてもまた知られる)に入る前に、アシル鎖は、通常、ER膜のリン脂質へと組み込まれ、さらなる不飽和化を受けることができる。多価不飽和脂肪酸の産生における2つの重要な酵素は、膜結合FAD2およびFAD3デサチュラーゼであり、それらは、それぞれ、リノール酸(C18:2Δ9、12)およびαリノレン酸(C18:3Δ9、12、15)を産生する。

0004

Kennedy経路を介したTAG生合成は、引き続く一連アシル化(各々、アシル−ドナーとして、アシル−CoAエステルを用いる)から構成される。最初のアシル化のステップは、主に、G3P主鎖のsn1−位で発生し、グリセロール3リン酸アシルトランスフェラーゼ(sn1-GPAT)により触媒される。産生物である、sn1−リゾホスファチジン酸(sn1−LPA)は、第二のアシル鎖をsn2−位で連結させ、ホスファチジン酸を形成するリゾホスファチジン酸アシルトランスフェラーゼ(LPAAT)の基質として供される。PAはさらに、ホスファチジン酸ホスファターゼPAP)によりジアシルグリセロール(DAG)へと脱リン酸化され、それによって、最後のアシル化ステップの基質がもたらされる。最後に、3番目のアシル鎖が、ジアシルグリセロール・アシルトランスフェラーゼ(DGAT)により触媒される反応においてDAGのsn3−位でエステル化され、油体蓄積されるTAGを形成する。2番目の酵素反応である、ホスファチジルグリセロール・アシルトランスフェラーゼ(PDAT)によっても、DAGからTAGへの転換がもたらされる。この反応は、DGATとは関連が無く、アシル−ドナーとして、リン脂質を使用する。

0005

脂質の商用生産量を最大化するために、トランスジェニック生物またはそれらの一部(たとえば植物、種子、葉、藻類および菌類)における、脂質、特に、たとえばDAGおよびTAG等の非極性脂質のレベルを上げる手段がさらに求められている。植物における中性脂質の産生量を上げる試みは、主に、脂肪酸生合成またはTAGアセンブリに関連する個々の重要な酵素ステップに焦点が置かれてきた。しかしこれらの戦略は、種子の油体または葉の油体において、ほどほどの増加をもたらしたのみであった。油性酵母Yarrowia lipolyticaにおける近年の代謝工学研究により、グリセロール3リン酸産生の増加と、β酸化を介したTAG分解の阻害を組み合わせたアプローチにより、総脂質含量の累積的増加がもたらされたことが示された(Dulermo et al., 2011)。

発明が解決しようとする課題

0006

たとえば種子油のトリアシルグリセロール(TAG)等の植物油は、料理用途(ショートニングテクスチャフレーバー)、工業用途石鹸蝋燭香料化粧品、適切な乾燥剤絶縁体潤滑剤)等の多くの用途があり、そして栄養的な価値がある。また、バイオ燃料産生のための植物油の使用に、注目が集まってきている。

0007

脂質の商用生物的生産を最大化するために、脂質、特に非極性脂質(たとえば、DAGおよびTAG等)の、トランスジェニック生物またはその一部(たとえば植物、種子、葉、藻および菌類等)におけるレベルを増加させるためのさらなる手段が必要とされている。

課題を解決するための手段

0008

本発明者らは、脂質生合成および脂質アセンブリ経路双方の操作により、生物、特に植物の生育部位および種子における、脂質含量が著しく増加することを示した。遺伝子の様々な組み合わせを用いて、油含量の十分な増加を得ることができ、それはバイオ燃料および油から生産される他の工業製品の生産にとって大きな意義がある。

0009

第一の態様において、本発明は、非極性脂質を高レベルで含有する生育植物部分(vegetative plant part)または非ヒト生物もしくはそれらの一部から、工業製品を産生する方法を提供する。

0010

他の実施形態において、本発明は、工業製品の製造方法を提供し、当該方法は、以下のステップを含む:
i)少なくとも約3%、好ましくは少なくとも約5%、または少なくとも約7%(w/w乾重量)の非極性脂質総含量を有する生育植物部分を得ること、
ii)加熱手段、化学的手段もしくは酵素的手段またはそれらの任意の組み合わせにより、生育植物部位の脂質の少なくとも一部を、in situで工業製品に転換すること、および、
iii)当該工業製品を回収すること、それによって、当該工業製品を製造すること。

0011

他の実施形態において、工業製品を製造する方法には、以下の工ステップを含む:
i)少なくとも約3%、好ましくは少なくとも約5%、または少なくとも約7%(w/w乾重量)の非極性脂質総含量を有する生育植物部位を得ること、
ii)ステップi)の植物部位を物理的に処理すること、
iii)加熱手段、化学的手段、もしくは酵素的手段、またはそれらの任意の組み合わせを、当該処理された生育植物部位中の脂質に与えることにより、当該処理された生育植物部位の脂質の少なくとも一部を工業製品へと転換すること、および、
iv)当該工業製品を回収すること、それによって、当該工業製品を製造すること。

0012

他の実施形態において、工業製品を製造する方法には、以下のステップが含まれる:
i)1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む、非ヒト生物またはその一部を得ることであって、ここで、1以上の外因性ポリヌクレオチドの各々は、非ヒト生物またはその一部において、当該ポリヌクレオチド発現を指示することができるプロモーターと動作可能に連結され、および、当該非ヒト生物またはその一部は、当該1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部と比較して、1以上の非極性脂質のレベルが増加していること、および、
ii)加熱手段、化学的手段もしくは酵素的手段またはそれらの任意の組み合わせにより、非ヒト生物またはその一部の、少なくとも一部の脂質をin situで、工業製品へと転換すること、および、
iii)当該工業製品を回収すること、それによって、当該工業製品を製造すること。

0013

さらなる実施形態において、工業製品を製造する方法には、以下のステップが含まれる:
i)1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む非ヒト生物またはその一部を得ることであって、ここで、当該非ヒト生物またはその一部は、当該1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部と比較して、1以上の非極性脂質のレベルが増加していること、
ii)ステップi)の非ヒト生物またはその一部を物理的に処理すること、
iii)当該処理された非ヒト生物またはその一部の、少なくとも一部の脂質を、加熱手段、化学的手段もしくは酵素的手段、またはそれらの任意の組み合わせを当該処理された非ヒト生物またはその一部の脂質へと適用することにより、工業製品へと転換すること、
iv)当該工業製品を回収すること、それによって、当該工業製品を製造すること。

0014

上述の各実施形態において、当業者であれば、当該転換ステップが、物理的処理ステップと同時、または引き続いて行われうることを、理解するであろう。

0015

上述の核実施形態において、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部(好ましくは、植物の葉もしくはその一部、または茎塊)の非極性総脂質含量は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量)である。さらに好ましい実施形態において、非極性総脂質含量は、5%と25%の間、7%と25%の間、10%と25%の間、12%と25%の間、15%と25%の間、7%と20%の間、10%と20%の間、10%と15%の間、15%と20%の間、20%と25%の間、10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%または、約22%(それぞれ、乾重量のパーセント)である。特に好ましい実施形態において、生育植物部分は、葉(複数含む)またはその部分である。より好ましい実施形態において、生育植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。

0016

さらに、上述の実施形態の各々において、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、好ましくは植物の葉またはその一部、茎または茎塊の総TAG含量は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、より好ましくは少なくとも約15%、またはより好ましくは少なくとも約17%(w/w乾重量)である。さらに好ましい実施形態において、総TAG含量は、5%と30%の間、7%と30%の間、10%と30%の間、12%と30%の間、15%と30%の間、7%と30%の間、10%と30%の間、20%と28%の間、18%と25%の間、22%と30%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、または約22%(それぞれ、乾重量のパーセント)である。特に好ましい実施形態において、生育植物部分は、葉(複数含む)またはその部分である。より好ましい実施形態において、生育植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。

0017

さらに、上述の実施形態の各々において、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、好ましくは植物の葉またはその一部、茎または茎塊の総脂質含量は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、より好ましくは少なくとも約15%、より好ましくは少なくとも約17%(w/w乾重量)、より好ましくは、少なくとも約20%、より好ましくは少なくとも約25%である。さらに好ましい実施形態において、総脂質含量は、5%と35%の間、7%と35%の間、10%と35%の間、12%と35%の間、15%と35%の間、7%と35%の間、10%と20%の間、18%と28%の間、20%と28%の間、22%と28%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、約22%または約25%(それぞれ、乾重量のパーセント)である。通常、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部の総脂質含量は、非極性脂質含量よりも約2〜3%高い。特に好ましい実施形態において、生育植物部分は、葉(複数含む)またはその部分である。より好ましい実施形態において、生育植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。

0018

工業製品は、たとえば脂肪酸エステル、好ましくは脂肪酸メチルエステルおよび/もしくは脂肪酸エチルエステル等の炭化水素製品、たとえばメタンエタンもしくはより長い鎖のアルカン類等のアルカン、より長い鎖のアルカン類の混合物アルケン、バイオ燃料、一酸化炭素および/もしくは水素ガス、たとえばエタノールプロパノール、もしくはブタノール等のバイオアルコールバイオ炭(biochar)、または一酸化炭素、水素およびバイオ炭の組み合わせであり得る。工業製品は、これらの成分の任意の混合物であっても良く、たとえば、アルカン類、またはアルカン類およびアルケン類の混合物、好ましくは、大部分(50%超)がC4〜C8アルカン類、または大部分がC6〜C10アルカン類または大部分がC6〜C8アルカン類である混合物であっても良い。工業製品は、二酸化炭素ではなく、および、水ではないが、これらの分子は、工業製品と一緒に生産されうる。工業製品は、大気圧/室温で、ガスであっても良く、または好ましくは、液体、またはたとえばバイオ炭等の固体であっても良く、または、工程により、ガス成分、液体成分および固体成分の組み合わせ(たとえば、一酸化炭素、水素ガス、アルカン類およびバイオ炭)が製造されてもよく、それらは、次いで、分離されても良い。ある実施形態において、炭化水素製品は、大部分が脂肪酸メチルエステルである。他の実施形態において、炭化水素製品は、脂肪酸メチルエステル以外の製品である。

0019

工業製品は、たとえば脂肪酸を含む製品等の中間体製品であってもよく、それは次いで、たとえば、脂肪酸エステルへのトランス−エステル化により、たとえばバイオ燃料等に転換することができる。

0020

たとえば、熱分解燃焼ガス化により、または酵素的分解(嫌気的分解、たい肥化発酵を含む)と共に、当該方法において加熱を適用させても良い。低い温度のガス化は、たとえば、約700℃〜約1000℃の間で、行われる。高い温度のガス化は、たとえば、約1200℃〜1600℃の間で行われる。低い温度の熱分解(遅い熱分解)は、たとえば、約400℃で行われ、一方、高い温度の熱分解は、たとえば、約500℃で行われる。中温性分解は、たとえば、約20℃と約40℃の間で行われる。高温分解は、たとえば、約50℃〜約65℃の間で行われる。

0021

化学的手段には、限定されないが、触媒クラッキング嫌気性分解、発酵、たい肥化およびトランスエステル化が挙げられる。1つの実施形態において、化学的手段は、触媒または触媒の混合物を使用し、加熱と共に適用されてもよい。その工程は、同種の触媒、異種の触媒、および/または酵素触媒を用いても良い。1つの実施形態において、触媒は、遷移金属触媒分子篩型触媒、活性アルミナ触媒、または炭酸ナトリウムである。触媒としては、たとえば硫酸等の酸触媒、または水酸化カリウムもしくは水酸化ナトリウムもしくは他の水酸化物等のアルカリ触媒が挙げられる。化学的手段は、脂質中の脂肪酸のトランスエステル化を含んでもよく、その工程で同種触媒、異種触媒および/または酵素触媒を使用しても良い。転換は、熱を与える熱分解を含んでも良く、ならびに、化学的手段を適用しても良く、および、遷移金属触媒、分子篩型触媒、活性化アルミナ触媒、および/または炭酸ナトリウムを使用しても良い。

0022

酵素的手段には、限定されないが、たとえば嫌気的分解、発酵もしくはたい肥化における、微生物による分解、または組換え酵素タンパク質による分解が挙げられる。

0023

本発明の本態様において工業製品へと転換される脂質は、生育植物部分(vegetative plant part)または非ヒト生物もしくはその一部中の非極性脂質の一部またはすべてであっても良く、または、好ましくは、当該転換物には、少なくとも非極性脂質の一部、および少なくとも極性脂質の一部が入っており、ならびに、さらに好ましくは、実質的に生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部中の脂質(極性および非極性の両方)のすべてが、工業製品(複数含む)へと転換される。

0024

1つの実施形態において、工業製品への脂質の転換は、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部の物理的な破壊を伴わず、in situで行われる。この実施形態において、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部は、最初に乾燥(たとえば、熱を与えることにより)させてもよく、または、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部を、乾燥させることなく、実質的に採取された状態で用いても良い。別の実施形態において、当該工程は、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部の物理的処理ステップを含む。物理的処理は、生育植物部分、非ヒト生物またはその一部を回転、プレス(たとえば押圧剥離)、破砕または研削することのうち1つ以上を含んでもよく、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部の乾燥と組み合わせてもよい。たとえば、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部を、最初に、実質的に乾燥させ、次いで、次の処理が容易になるよう、細かな材料へと挽いてもよい。

0025

1つの実施形態において、当該方法において用いられる生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部の重量は、少なくとも1kg、または好ましくは少なくとも1トン(乾重量)のプールされた生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部である。当該工程は、たとえば野外成長した少なくとも100または1000の植物から、生育植物部分を採集し、少なくとも1000のそのような(すなわち、実質的に同一である)生育植物部分の収集物を得る第一のステップをさらに含有してもよい。好ましくは、生育植物部分は、非極性脂質の産生量が最大となった時点で、採集される。1つの実施形態において、生育植物部分は、花が咲いたに、採集される。他の実施形態において、生育植物部分は、花が咲いた頃から枯れ始める頃の間に採集される。他の実施形態において、生育植物部分は、植物が少なくとも約1か月齢となった時点で採集される。

0026

当該工程は、転換ステップの前に、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部の非極性脂質含有物の一部を抽出することをさらに含んでも、含まなくても良い。1つの実施形態において、当該工程は、
(a)生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部の非極性脂質含有物の少なくとも一部を、非極性脂質として、抽出すること、および、
(b)当該抽出された非極性脂質を回収すること、
のステップを含み、
(a)および(b)のステップは、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部中の脂質の少なくとも一部を工業製品へと転換させるステップの前に実施される。最初に抽出される非極性脂質の割合は、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部中の総非極性脂質の、50%未満、または50%超、または好ましくは少なくとも75%であり得る。この実施形態において、抽出される非極性脂質は、トリアシルグリセロールを含み、ここで、当該トリアシルグリセロールは、抽出された脂質の少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%を構成する。抽出された脂質は、それ自体、それ自体の脂質以外(たとえばトランスエステル化により脂肪酸エステル等)の工業製品へと、転換されても良い。

0027

2番目の態様において、本発明により、非ヒト生物またはその一部から抽出される脂質を製造する工程が提供される。

0028

1つの実施形態において、本発明により、抽出脂質を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)1以上の外因性ポリヌクレオチドおよび、それぞれに1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部と比較して、高いレベルの1以上の非極性脂質を含む非ヒト生物またはその一部を得ること、
ii)非ヒト生物またはその一部から脂質を抽出すること、および、
iii)当該抽出脂質を回収すること、
それにより、抽出脂質を製造するであって、ここで、各1以上の外因性ポリヌクレオチドは、非ヒト生物またはその一部において、当該ポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されており、および、以下の特長の1つ以上またはすべてが該当する:
(a)1以上の外因性ポリヌクレオチドは、非ヒト生物またはその一部において、1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させるRNAまたは転写因子ポリペプチドをコードする第一の外因性ポリヌクレオチドを含み、および、1以上の非極性脂質の生合成に関与するRNAまたはポリペプチドをコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含む、
(b)もし非ヒト生物が植物である場合、植物の生育部分が、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量)の総非極性脂質含量を有している、
(c)非ヒト生物が、珪藻植物(bacillariophytes)、緑藻類(chlorophytes)、青緑藻類(cyanophytes)、金藻類(chrysophytes)、ハプト藻、茶藻類および黄色藻類からなる群から選択される藻類である、
(d)1以上の非極性脂質は、ヒドロキシル基エポキシ基シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合三重炭素−炭素結合、共役二重結合分枝鎖(たとえばメチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)またはそれらの2以上の組み合わせ、または、前述の基、結合もしくは鎖の任意の2、3、4、5もしくは6つを含む脂肪酸を含む、
(e)非極性脂質(複数含む)の総脂肪酸含有量が、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部中の非極性脂質(複数含む)よりも、少なくとも2%多いオレイン酸および/または少なくとも2%少ないパルミチン酸を含む、
(f)非極性脂質(複数含む)が、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する非ヒト生物またはその一部中の非極性脂質(複数含む)と比較して、改変レベルの総ステロール類(好ましくは遊離(非エステル化)ステロールステロールエステルステロールグリコシド)を含む、
(g)非極性脂質(複数含む)が、ワックスおよび/またはワックスエステルを含む、
(h)非ヒト生物またはその一部は、それぞれ、脂質が抽出される、少なくとも1000のそのような非ヒト生物もしくはその一部の、プールされた群またはコレクション一員である。

0029

上述の(b)の1つの実施形態において、総非極性脂質含有量は、5%と25%の間、7%と25%の間、10%と25%の間、12%と25%の間、15%と25%の間、7%と20%の間、10%と20%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、または約22%(それぞれ、乾重量のパーセント)である。

0030

1つの実施形態において、非ヒト生物は藻類、またはたとえば菌類等の発酵に適した生物、または好ましくは植物である。非ヒト生物の一部は、種子、果実または植物の生育部分であり得る。好ましい実施形態において、植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。他の好ましい実施形態において、非ヒト生物は植物であり、当該部分は、植物の種子であり、そして抽出された脂質は種子油である。より好ましい実施形態において、植物は、油糧種子由来であり、油生産のために商業的に用いられるか、または用いられ得るものである。その種類は、Acrocomia aculeata (macauba palm)、Arabidopsis thaliana(アラビドプシス・サリアナ)、Aracinis hypogaea(ピーナッツ)、Astrocaryum murumuru(murumuru)、Astrocaryum vulgare (tucuma)、Attalea geraensis (Indaia−rateiro)、Attalea humilis (American oil palm)、Attalea oleifera (andaia)、Attalea phalerata (uricuri)、Attalea speciosa (babassu)、Avena sativa(オーツ)、Beta vulgaris(サトウダイコン)、Brassica sp.(たとえばBrassica carinata、Brassica juncea、Brassica napobrassica、Brassica napus(カノーラ)、Camelina sativa (false flax)、Cannabis sativa (大麻)、Carthamus tinctorius(ベニバナサフラワー)、Caryocar brasiliense(pequi)、Cocos nucifera (ココナッツ)、Crambe abyssinica (Abyssinian kale)、Cucumis melo(メロン)、Elaeis guineensis (African palm)、Glycine max (大豆)、Gossypium hirsutum(綿)、Helianthus sp.たとえば、Helianthus annuus(ヒマワリ)、Hordeum vulgare(大麦)、Jatropha curcas (physic nut)、Joannesia princeps (arara nut−tree)、Lemna sp.(ウキクサ)(たとえばLemna aequinoctialis、Lemna disperma、Lemna ecuadoriensis、Lemna gibba(swollen duckweed)、Lemna japonica、Lemna minor、Lemna minuta、Lemna obscura、Lemna paucicostata、Lemna perpusilla、Lemna tenera、Lemna trisulca、Lemna turionifera、Lemna valdiviana、Lemna yungensis)、Licania rigida(オイチシカ)、Linum usitatissimum(亜麻)、Lupinus angustifolius (ルピナス)、Mauritia flexuosa(buriti palm)、Maximiliana maripa (inaja palm)、Miscanthus sp.(たとえばMiscanthus x giganteus および Miscanthus sinensis)、Nicotiana sp.(タバコ)(たとえば、Nicotiana tabacum または Nicotiana benthamiana)、Oenocarpus bacaba (bacaba−do−azeite)、Oenocarpus bataua (pataua)、Oenocarpus distichus (bacaba−de−leque),Oryza sp.(イネ)(たとえば、Oryza sativa および Oryza glaberrima)、Panicum virgatum (スイッチグラス)、Paraqueiba paraensis (mari)、Persea amencana (アボカド)、Pongamia pinnata (Indian beech)、Populus trichocarpa、Ricinus communis (castor)、Saccharum sp.(サトウキビ)、Sesamum indicum (ゴマ)、Solanum tuberosum (ジャガイモ)、Sorghum sp.(たとえば、Sorghum bicolor、Sorghum vulgare)、Theobroma grandiforum (cupuassu)、Trifolium sp.、Trithrinax brasiliensis (Brazilian needle palm)、Triticum sp.(小麦)(たとえば、Triticum aestivum)および、Zea mays(トウモロコシ)からなる群から選択され得る。1つの実施形態において、Brassica napus植物は、Westarの亜種である。別の実施形態において、植物がBrassica napusである場合、Westar以外の亜種または栽培品種である。1つの実施形態において、植物は、Arabidopsis thaliana以外の種である。他の実施形態において、植物は、Nicotiana tabacum以外の種である。別の実施形態において、植物は、Nicotiana benthamiana以外の種である。1つの実施形態において、植物は、たとえば、スイッチグラス等の多年生植物である。第二の態様の植物について記述される特長の各々は、第一の態様の生育植物部分に対して、必要な変更を加えて準用することができる。

0031

1つの実施形態において、非ヒト生物は、たとえば油性酵母等の油性菌類である。

0032

好ましい実施形態において、脂質は、抽出の前に、非ヒト生物またはその部分を乾燥させることなく、抽出される。抽出された脂質は、次いで、乾燥または分画化され、その含水量を減少させても良い。

0033

この態様のさらなる実施形態において、本発明により、特定の油糧種子植物から抽出された脂質を製造する工程が提供される。1つの実施形態において、本発明により、抽出カノーラ油を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)重量ベースで少なくとも45%の種子油を含むカノーラ(菜種、canola seed)の種を得ること、
ii)当該カノーラの種より油を抽出すること、および、
iii)当該油を回収することであって、当該回収された油は、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含むこと、それにより、カノーラ油が製造される。好ましい実施形態において、カノーラの種は、重量ベースで少なくとも46%、少なくとも47%、少なくとも48%、少なくとも49%、少なくとも50%、少なくとも51%、少なくとも52%、少なくとも53%、少なくとも54%、少なくとも55%、または少なくとも56%の油含量を有する。油含量は、通常通り採取され脱穀された種から抽出される油の量を測定することにより測定することができ、種の重量のパーセンテージ、すなわち、%(w/w)として、算出される。カノーラの種の含水量は、5%と15%の間であり、好ましくは約8.5%である。1つの実施形態において、オレイン酸含量は、カノーラ油中の総脂肪酸の約58%と62%の間であり、好ましくは少なくとも63%であり、および、パルミチン酸含量は、カノーラ油中の総脂肪酸の約4%〜約6%である。好ましいカノーラ油は、110〜120のヨード価および、30ppm未満クロロフィルレベルを有する。

0034

他の実施形態において、本発明により、抽出トウモロコシ種子油を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)重量ベースで少なくとも5%の種子油を含むトウモロコシの種子を得ること、
ii)当該トウモロコシの種子から油を抽出すること、
iii)油を回収し、ここで、当該回収された油が、少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、または少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それによって、トウモロコシ種子油を製造する。好ましい実施形態において、トウモロコシの種子は、種子の重量ベース(w/w)で、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも11%、少なくとも12%、または少なくとも13%の油含量を有する。トウモロコシ種子の含水量は、約13%〜約17%であり、好ましくは約15%である。好ましいトウモロコシ油は、約0.1%のトコフェロールを含む。

0035

他の実施形態において、本発明により、抽出大豆油を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)重量ベースで少なくとも20%の種子油を含む大豆の種子を得ること、
ii)当該大豆の種子から油を抽出すること、
iii)油を回収し、ここで、当該回収された油が、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それによって、大豆油を製造する。好ましい実施形態において、大豆の種子は、種の重量ベース(w/w)で、少なくとも21%、少なくとも22%、少なくとも23%、少なくとも24%、少なくとも25%、少なくとも26%、少なくとも27%、少なくとも28%、少なくとも29%、少なくとも30%、または少なくとも31%の油含量を有する。1つの実施形態において、オレイン酸含量は、大豆油中の総脂肪酸の約20%〜約25%の間であり、好ましくは少なくとも30%、リノール酸含量は、約45%〜約57%の間であり、好ましくは45%未満、および、パルミチン酸含量は、大豆油中の総脂肪酸の約10%〜約15%であり、好ましくは10%未満である。好ましくは、大豆種子タンパク質含量は、乾重量ベースで約40%であり、大豆種子の含水量は、約10%〜約16%であり、好ましくは約13%である。

0036

他の実施形態において、本発明により、抽出ルピナス種子油を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)重量ベースで少なくとも10%の種子油を含むルピナスの種子を得ること、
ii)当該ルピナスの種子から油を抽出すること、
iii)油を回収し、ここで、当該回収された油が、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それによって、ルピナス種子油を製造する。好ましい実施形態において、ルピナスの種子は、種子の重量ベース(w/w)で、少なくとも11%、少なくとも12%、少なくとも13%、少なくとも14%、少なくとも15%、または少なくとも16%の油含量を有する。

0037

他の実施形態において、本発明により、抽出ピーナッツ油を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)重量ベースで少なくとも50%の種子油を含むピーナッツを得ること、
ii)当該ピーナッツから油を抽出すること、
iii)油を回収し、ここで、当該回収された油が、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それによって、ピーナッツ油を製造する。好ましい実施形態において、ピーナッツの種子(ピーナッツ)は、種子の重量ベース(w/w)で、少なくとも51%、少なくとも52%、少なくとも53%、少なくとも54%、少なくとも55%、または少なくとも56%の油含量を有する。1つの実施形態において、オレイン酸含量は、ピーナッツ油の総脂肪酸の約38%〜59%の間であり、好ましくは少なくとも60%、およびパルミチン酸含量は、ピーナッツ油中の総脂肪酸の約9%〜約13%であり、好ましくは9%未満である。

0038

他の実施形態において、本発明により、抽出ヒマワリ油を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)重量ベースで少なくとも50%の種子油を含むヒマワリの種子を得ること、
ii)当該ヒマワリの種子から油を抽出すること、
iii)油を回収し、ここで、当該回収された油が、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それによって、ヒマワリ油を製造する。好ましい実施形態において、ヒマワリの種子は、種子の重量ベース(w/w)で、少なくとも51%、少なくとも52%、少なくとも53%、少なくとも54%、または少なくとも55%の油含量を有する。

0039

他の実施形態において、本発明により、抽出綿実油を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)重量ベースで少なくとも41%の種子油を含む綿実を得ること、
ii)当該綿実から油を抽出すること、
iii)油を回収し、ここで、当該回収された油が、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それによって、綿実油を生製造する。好ましい実施形態において、綿実は、種の重量ベース(w/w)で、少なくとも42%、少なくとも43%、少なくとも44%、少なくとも45%、少なくとも46%、少なくとも47%、少なくとも48%、少なくとも49%、または少なくとも50%の油含量を有する。1つの実施形態において、オレイン酸含量は、綿実油中の総脂肪酸の約15%〜22%の間であり、好ましくは少なくとも22%、リノール酸含量は、約45%〜約57%の間であり、好ましくは45%未満、およびパルミチン酸含量は、綿実油中の総脂肪酸の約20%〜約26%であり、好ましくは18%未満である。1つの実施形態において、綿実油はまた、シクロプロパン化脂肪酸(たとえば、ステルクリン酸およびマルバリン酸)を含み、および、少量のゴシポールを含有しても良い。

0040

他の実施形態において、本発明により、抽出サフラワー油を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)重量ベースで少なくとも35%の種子油を含むサフラワーの種子を得ること、
ii)当該サフラワーの種子から油を抽出すること、
iii)油を回収し、ここで、当該回収された油が、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それによって、サフラワー油を製造する。好ましい実施形態において、サフラワーの種子は、種子の重量ベース(w/w)で、少なくとも36%、少なくとも37%、少なくとも38%、少なくとも39%、少なくとも40%、少なくとも41%、少なくとも42%、少なくとも43%、少なくとも44%、または少なくとも45%の油含量を有する。

0041

他の実施形態において、本発明により、抽出亜麻仁油を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)重量ベースで少なくとも36%の種子油を含む亜麻の種子を得ること、
ii)当該亜麻の種子から油を抽出すること、
iii)油を回収し、ここで、当該回収された油が、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それによって、亜麻仁油を製造する。好ましい実施形態において、亜麻の種子は、種子の重量ベース(w/w)で、少なくとも37%、少なくとも38%、少なくとも39%、または少なくとも40%の油含量を有する。

0042

他の実施形態において、本発明により、抽出カメリナ油を製造する工程が提供され、当該工程は、以下のステップを含む:
i)重量ベースで少なくとも36%の種子油を含むCamelina sativaの種子を得ること、
ii)当該Camelina sativaの種子から油を抽出すること、
iii)油を回収し、ここで、当該回収された油が、少なくとも90%(w/w)のトリアシルグリセロール(TAG)を含み、それによって、カメリナ油を製造する。好ましい実施形態において、Camelina sativaの種子は、種子の重量ベース(w/w)で、少なくとも37%、少なくとも38%、少なくとも39%、少なくとも40%、少なくとも41%、少なくとも42%、少なくとも43%、少なくとも44%、または少なくとも45%の油含量を有する。

0043

第二の態様の工程は、Hom et al. (2007)に記述される近赤外反射分光法により、種子の油含量および/またはタンパク質含量を測定することもまた含み得る。

0044

1つの実施形態において、本発明の第二の態様の工程は、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部を部分的に、または完全に乾燥させること、および/または、抽出工程において、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子を、回転させること、プレス(たとえば押圧剥離)、破砕すること、もしくは研削すること、またはこれらの方法の任意の組み合わせを含む。当該工程では、抽出工程において、特に含水量を下げるための前乾燥工程との組み合わせで、有機溶媒(たとえば、n−ヘキサン等のヘキサン、またはイソヘキサンとn−ヘキサンの組み合わせ、またはブタン単独もしくはヘキサンとの組み合わせ)を用いて、脂質もしくは油を抽出、または抽出工程の効率を上げてもよい。

0045

1つの実施形態において、当該工程は、抽出された脂質または油を、容器内にまとめることにより回収すること、ならびに/または、たとえば、抽出された脂質または油を、ガム除去すること、臭気除去すること、脱色すること、乾燥させること、および/もしくは、分画化すること等により抽出された脂質または種子油を精製すること、ならびに/または、少なくとも一部の、好ましくは実質的にすべてのワックスおよび/もしくはワックスエステルを、抽出された脂質または油から除去することを含む。当該工程は、抽出された脂質または油の脂肪酸組成分析することを含んでも良く、たとえば、抽出された脂質または油の脂肪酸を脂肪酸メチルエステルへと転換し、GCを用いてこれらを分析し、脂肪酸組成を測定する。脂質または油の脂肪酸組成は、その脂肪酸組成を変える脂質または油の任意の分画化の前に、測定される。抽出された脂質または油は、たとえば遊離脂肪酸等の脂質の誘導体が1つ以上および/または脂質型の混合物を含み得る。

0046

1つの実施形態において、本発明の第二の態様の工程により、相当量の抽出脂質または抽出油が得られる。1つの実施形態において、抽出された脂質または油の量は、少なくとも1リットル、好ましくは少なくとも10リットルである。好ましい実施形態において、抽出された脂質または油は、輸送または販売ができる状態でパッケージされている。

0047

1つの実施形態において、抽出された脂質または油は、重量ベースで、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、または少なくとも96%のTAGを含む。抽出された脂質または油は、少量の成分として、重量で約8%まで、好ましくは重量で5%未満、より好ましくは重量で3%未満のリン脂質を含み得る。

0048

1つの実施形態において、本工程により、抽出脂質または抽出油がもたらされ、ここで、以下の特長の1つ以上またはすべてが該当する:
(i)トリアシルグリセロールが、抽出脂質または抽出油の少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%または96%を構成する、
(ii)抽出脂質または抽出油は、遊離ステロール、ステロールエステル、ステロールグリコシド、ワックスもしくはワックスエステル、またはそれらの任意の組み合わせを含む、および、
(iii)抽出脂質または抽出油中の総ステロール含量および/または組成は、対応する非ヒト生物もしくはその一部または種から製造された抽出脂質または抽出油中のステロール含量および/または組成とは明らかに異なる。

0049

1つの実施形態において、当該工程はさらに、抽出脂質または抽出油を工業製品へと転換することを含む。すなわち、抽出脂質または抽出油は、抽出後、工業製品である他の化学的形態へと転換される。好ましくは、当該工業製品は、たとえば、好ましくは脂肪酸メチルエステルおよび/もしくは脂肪酸エチルエステル等の脂肪酸エステル、たとえばメタン、エタンもしくは長鎖アルカン等のアルカン、長鎖アルカンの混合物、アルケン、バイオ燃料、一酸化炭素および/もしくは水素ガス、エタノール、プロパノールもしくはブタノール等のバイオアルコール、バイオ炭もしくは、一酸化炭素、水素およびバイオ炭の組み合わせ等の炭化水素製品である。

0050

本発明の第一の態様または第二の態様のいずれの工程においても、生育植物部分または非ヒト生物の一部は、気生植物部分または緑色植物部分(たとえば、植物の葉または茎)、木質部分(たとえば茎、枝もしくは等)、または根もしくは塊茎であり得る。好ましくは、植物は野外で育ち、たとえば種子等の部分は、野外で植物から採取される。

0051

1つの実施形態において、当該工程は、生育植物部分、非ヒト生物またはその一部を、好ましくは機械的な収穫機を用いて採集するステップを含む。

0052

好ましくは、生育植物部分は、非極性脂質の産生量が最大となるときに、採取される。1つの実施形態において、生育植物部分は、花が咲いた頃に採集される。他の実施形態において、生育植物部分は、花が咲いた頃から、枯れ始める頃に、採集される。他の実施形態において、生育植物部分は、植物が少なくとも約1か月齢のときに採集される。

0053

当該生物が藻類または菌類生物である場合、当該細胞は、封入された容器内で増殖しても良く、または開放系(たとえば、池)で増殖しても良い。得られた生物(非極性脂質を含む)は、たとえば藻類または菌類生物を、たとえば培地のpHを調節することにより、ろ過、遠心沈殿、浮遊または凝集する工程により回収されてもよい。沈殿はあまり好ましくない。

0054

本発明の第二の態様の工程において、たとえば生育植物部分または種子等の、非ヒト生物またはその一部の総非極性脂質含量は、対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部または種子と比較して、増加している。

0055

1つの実施形態において、本発明の第一または第二の態様の、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、さらに、3つの特長、すなわち、特長(i)、特長(ii)、および特長(iii)の単独または組み合わせにより定義される。

0056

特長(i)は、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子の1以上の非極性脂質または総非極性脂質含量の増加の程度を定量化し、重量ベース(乾重量ベースまたは種子重量ベース)での増加の程度として表されるか、または対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子のレベルと比較した相対増加量として表されてもよい。特長(ii)は、植物の属もしくは種、または菌類もしくは藻類の種、または他の細胞型を規定し、そして特長(iii)は、非極性脂質含量中で増加される1以上の特定の脂質を規定する。

0057

特長(i)については、1つの実施形態において、1以上の非極性脂質の増加の程度は、対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部よりも、乾重量または種子重量ベースで、少なくとも0.5%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも11%、少なくとも12%、少なくとも13%、少なくとも14%、少なくとも15%、少なくとも16%、少なくとも17%、少なくとも18%、少なくとも19%、少なくとも20%、少なくとも21%、少なくとも22%、少なくとも23%、少なくとも24%、少なくとも25%、または少なくとも26%、大きい。

0058

また、特長(i)に対し、好ましい実施形態において、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子の総非極性脂質含量は、対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子と比較して、増加している。1つの実施形態において、総非極性脂質含量は、対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子よりも、乾重量または種子重量ベースで、少なくとも0.5%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも11%、少なくとも12%、少なくとも13%、少なくとも14%、少なくとも15%、少なくとも16%、少なくとも17%、少なくとも18%、少なくとも19%、少なくとも20%、少なくとも21%、少なくとも22%、少なくとも23%、少なくとも24%、少なくとも25%、または少なくとも26%で、増加される。

0059

さらに、特長(i)に対し、1つの実施形態において、1以上の非極性脂質のレベルおよび/または総非極性脂質含量は、対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子よりも、相対ベースで、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも11%、少なくとも12%、少なくとも13%、少なくとも14%、少なくとも15%、少なくとも16%、少なくとも17%、少なくとも18%、少なくとも19%、少なくとも20%、少なくとも21%、少なくとも22%、少なくとも23%、少なくとも24%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも100%、大きい。

0060

また、特長(i)に対し、1以上の非極性脂質のレベルおよび/または総非極性脂質含量の増加の程度は、対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子よりも、相対ベースで、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、少なくとも6倍、少なくとも7倍、少なくとも8倍、少なくとも9倍、少なくとも10倍、少なくとも12倍、好ましくは少なくとも約13倍、または少なくとも約15倍大きくあり得る。

0061

特長(i)に定義される1以上の非極性脂質のレベルおよび/または総非極性脂質含量の増加の結果として、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子の総非極性脂質含量は、好ましくは5%〜25%の間、7%〜25%の間、10%〜25%の間、12%〜25%の間、15%〜25%の間、7%〜20%の間、10%〜20%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、または約22%である(それぞれ、乾重量または種子重量のパーセンテージ)。

0062

特長(ii)に対し、1つの実施形態において、非ヒト生物は植物、藻類または、たとえば酵母もしくは他の菌類等の発酵に適した生物であり、好ましくは、たとえば油性酵母等の油性菌類である。植物は、たとえば、Acrocomia aculeata (macauba palm)、Arabidopsis thaliana(アラビドプシス・サリアナ)、Aracinis hypogaea(ピーナッツ)、Astrocaryum murumuru(murumuru)、Astrocaryum vulgare (tucuma)、Attalea geraensis (Indaia−rateiro)、Attalea humilis (American oil palm)、Attalea oleifera (andaia)、Attalea phalerata (uricuri)、Attalea speciosa (babassu)、Avena sativa(オーツ)、Beta vulgaris(サトウダイコン)、Brassica sp.(たとえばBrassica carinata、Brassica juncea、Brassica napobrassica、Brassica napus(カノーラ)、Camelina sativa (false flax)、Cannabis sativa (大麻)、Carthamus tinctorius(ベニバナ、サフラワー)、Caryocar brasiliense(pequi)、Cocos nucifera (ココナッツ)、Crambe abyssinica (Abyssinian kale)、Cucumis melo(メロン)、Elaeis guineensis (African palm)、Glycine max (大豆)、Gossypium hirsutum(綿)、Helianthus sp.たとえば、Helianthus annuus(ヒマワリ)、Hordeum vulgare(大麦)、Jatropha curcas (physic nut)、Joannesia princeps (arara nut−tree)、Lemna sp.(ウキクサ)(たとえばLemna aequinoctialis、Lemna disperma、Lemna ecuadoriensis、Lemna gibba(swollen duckweed)、Lemna japonica、Lemna minor、Lemna minuta、Lemna obscura、Lemna paucicostata、Lemna perpusilla、Lemna tenera、Lemna trisulca、Lemna turionifera、Lemna valdiviana、Lemna yungensis)、Licania rigida(オイチシカ)、Linum usitatissimum(亜麻)、Lupinus angustifolius (ルピナス)、Mauritia flexuosa(buriti palm)、Maximiliana maripa (inaja palm)、Miscanthus sp.(たとえばMiscanthus x giganteus および Miscanthus sinensis)、Nicotiana sp.(タバコ)(たとえば、Nicotiana tabacum または Nicotiana benthamiana)、Oenocarpus bacaba (bacaba−do−azeite)、Oenocarpus bataua (pataua)、Oenocarpus distichus (bacaba−de−leque),Oryza sp.(イネ)(たとえば、Oryza sativa および Oryza glaberrima)、Panicum virgatum (スイッチグラス)、Paraqueiba paraensis (mari)、Persea amencana (アボカド)、Pongamia pinnata (Indian beech)、Populus trichocarpa、Ricinus communis (castor)、Saccharum sp.(サトウキビ)、Sesamum indicum (ゴマ)、Solanum tuberosum (ジャガイモ)、Sorghum sp.(たとえば、Sorghum bicolor、Sorghum vulgare)、Theobroma grandiforum (cupuassu)、Trifolium sp.、Trithrinax brasiliensis (Brazilian needle palm)、Triticum sp.(小麦)(たとえば、Triticum aestivum)および、Zea mays(トウモロコシ)である植物であってもよく、または生育植物部分は、前述の植物由来のものであってもよい。1つの実施形態において、Brassica napus植物は、Westarの亜種である。別の実施形態において、植物がBrassica napusである場合、Westar以外の亜種または栽培品種である。1つの実施形態において、植物は、Arabidopsis thaliana以外の種である。他の実施形態において、植物は、Nicotiana tabacum以外の種である。別の実施形態において、植物は、Nicotiana benthamiana以外の種である。1つの実施形態において、植物は、たとえば、スイッチグラス等の多年生植物である。第二の態様の植物について記述される特長の各々は、第一の態様の生育植物部分に対して、必要な変更を加えて、準用することができる。

0063

特長(iii)に対して、TAG、DAG、TAGおよびDAG、MAG、総多価不飽和脂肪酸(PUFA)、または、たとえばエイコサジエン酸(EDA)、アラキドン酸(ARA)、αリノレン酸(ALA)、ステアリドン酸(SDA)、エイコサトリエン酸(ETE)、エイコサテトラエン酸(ETA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサペンタエン酸DPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等の特定のPUFA、またはヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、たとえばメチル化もしくはヒドロキシル化分枝鎖等の分子鎖、またはそれらの2以上の組み合わせ、または2、3、4、5もしくは6つの前述の任意の基、結合、または分子鎖が、増加または減少している。TAG、DAG、TAGおよびDAG、MAG、PUFA、特定のPUFA、または脂肪酸の増加の程度は、上述の特長(i)に定義されている通りである。好ましい実施形態において、MAGは、2−MAGである。好ましくは、DAGおよび/またはTAG、より好ましくはDAGおよびTAG、またはMAGおよびTAGの総量が増加している。1つの実施形態において、MAGおよび/またはDAG含量は増加せずに、TAGのレベルが増加している。

0064

また、特長(iii)については、1つの実施形態において、総非極性脂質含量の総脂肪酸含量および/またはTAG含量は、(a)1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の、非極性脂質(複数含む)と比較して、少なくとも2%多い、好ましくは少なくとも5%多い、より好ましくは少なくとも7%多い、最も好ましくは少なくとも10%多い、少なくとも15%多い、少なくとも20%多い、少なくとも25%多いオレイン酸、または少なくとも30%多くを含む。1つの実施形態において、非極性脂質(複数含む)中の総脂質含量は、(b)1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の、非極性脂質(複数含む)と比較して、少なくとも2%少ない、好ましくは少なくとも4%少ない、より好ましくは少なくとも7%少ない、少なくとも10%少ない、少なくとも15%少ない、または少なくとも20%少ないパルミチン酸を含む。1つの実施形態において、総非極性脂質含量の総脂肪酸含量は、(c)1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の非極性脂質(複数含む)と比較して、少なくとも2%少ない、好ましくは少なくとも4%少ない、より好ましくは少なくとも7%少ない、少なくとも10%少ない、または少なくとも15%少ないALAを含む。1つの実施形態において、総非極性脂質含量の総脂肪酸含量は、(d)1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の、非極性脂質(複数含む)と比較して、少なくとも2%多い、好ましくは少なくとも5%多い、より好ましくは少なくとも7%多い、最も好ましくは少なくとも10%多い、または少なくとも15%多いLAを含む。最も好ましくは、総非極性脂質含量の総脂肪酸および/またはTAG含量は、(a)で定義される値に従ってオレイン酸のレベルが増加し、(b)に定義される値に従ってパルミチン酸含量が減少している。1つの実施形態において、総ステロール含量は、対応する種子由来の種子油と比較して、少なくとも10%、増加している。1つの実施形態において、抽出脂質または抽出油は、少なくとも10ppmのクロロフィル、好ましくは少なくとも30ppmのクロロフィルを含む。クロロフィルは、その後に、抽出脂質または抽出油の脱色により除去され得る。

0065

好ましい実施形態において、1以上の非極性脂質および/または総非極性脂質含量は、特長(i)(ii)および(iii)の組み合わせ、または特長(i)および(ii)の組み合わせ、または特長(i)および(iii)の組み合わせ、または特長(ii)および(iii)の組み合わせにより定義される。

0066

本発明の第二の態様の工程により、1つの実施形態において、以下の特長の1以上、またはすべてが該当する:

0067

(i)生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の1以上の非極性脂質のレベルが、それぞれ、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のレベルよりも、重量ベースで、少なくとも0.5%大きいか、または、好ましくは、特長(i)にさらに定義されるものである、

0068

(ii)生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の1以上の非極性脂質のレベルが、それぞれ、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のレベルよりも、重量ベースで、少なくとも1%大きいか、または、好ましくは、特長(i)にさらに定義されるものである、

0069

(iii)生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の1以上の総非極性脂質が、それぞれ、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のレベルよりも、重量ベースで、少なくとも0.5%大きいか、または、好ましくは、特長(i)にさらに定義されるものである、

0070

(iv)生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の1以上の総非極性脂質が、それぞれ、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のレベルよりも、重量ベースで、少なくとも1%大きいか、または、好ましくは、特長(i)にさらに定義されるものである、

0071

(v)生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子の1以上の非極性脂質および/または総非極性脂質含量は、それぞれ1以上の外因性ポリヌクレオチドを有しておらず、そしてArabidopis thaliana DGAT1をコードする外因性ポリヌクレオチドを含む対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子よりも、重量ベースで、少なくとも0.5%超、および/または相対量ベースで少なくとも1%超、大きいか、または好ましくは特長(i)に定義されるものである、

0072

(vi)生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の脂質、および/または、それらから抽出された脂質中のTAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAG含量は、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、または対応するそれらからの抽出脂質のそれぞれの中の脂質中のTAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAG含量よりも、相対量ベースで、少なくとも10%大きいか、または好ましくは特長(i)に定義されるものである、

0073

(vii)生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の脂質中の総多価不飽和脂肪酸(PUFA)含量、またはそれらから抽出された脂質中のPUFA含量は、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、または対応するそれらからの抽出脂質のそれぞれの中の脂質中の総PUFA含量と比較して、増加している(たとえば、MGATの存在下で)、または減少している(たとえば、MGATの非存在下で)か、または、好ましくは特長(i)もしくは特長(iii)にさらに定義されているものである。

0074

1つの実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、および/またはそれらからの抽出脂質中のPUFAのレベルは、対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のPUFAのレベル、またはそれらから抽出されるそれぞれの脂質中のPUFAのレベルと比較して増加しており、ここで、当該多価不飽和脂肪酸は、エイコサジエン酸、アラキドン酸(ARA)、αリノレン酸(ALA)、ステアリドン酸(SDA)、エイコサトリエン酸(ETE)、エイコサテトラエン酸(ETA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサペンタエン酸(DPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、またはそれらの2以上の組み合わせである。好ましくは、増加の程度は、特長(i)に定義されているものである。

0075

第二の態様の1つの実施形態において、対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、それぞれ、非トランスジェニックの生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子である。好ましい実施形態において、対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、同じ栽培品種、系統、または亜種であるが、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない。さらに好ましい実施形態において、対応する生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子と同じ発育段階(たとえば、開花期)にある。他の実施形態において、生育植物部分は、開花の頃から、枯れ始める頃に、採取される。他の実施形態において、種子は、植物が少なくとも約1か月齢のときに採取される。

0076

1つの実施形態において、非ヒト生物の一部は、種子であり、および、当該種子の総油含量、または総脂肪酸含量は、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する種子よりも、重量ベースで、少なくとも0.5%〜25%、または少なくとも1.0%〜24%、大きい。

0077

1つの実施形態において、種子油の相対DAG含量は、対応する種子由来の種子油よりも、相対ベースで、少なくとも10%、少なくとも10.5%、少なくとも11%、少なくとも11.5%、少なくとも12%、少なくとも12.5%、少なくとも13%、少なくとも13.5%、少なくとも14%、少なくとも14.5%、少なくとも15%、少なくとも15.5%、少なくとも16%、少なくとも16.5%、少なくとも17%、少なくとも17.5%、少なくとも18%、少なくとも18.5%、少なくとも19%、少なくとも19.5%、少なくとも20%大きい。1つの実施形態において、種子のDAG含量は、特長(i)に定義される量で増加しており、および、種子は、特長(ii)において定義される属および/または種由来のものである。

0078

1つの実施形態において、種子の相対TAG含量は、対応する種子と比較して、絶対量ベースで、少なくとも5%、少なくとも5.5%、少なくとも6%、少なくとも6.5%、少なくとも7%、少なくとも7.5%、少なくとも8%、少なくとも8.5%、少なくとも9%、少なくとも9.5%、少なくとも10%、または少なくとも11%、大きい。1つの実施形態において、種子のTAG含量は、特長(i)で定義される量で増加しており、および、種子は、特長(ii)において定義される属および/または種由来のものである。

0079

他の実施形態において、非ヒト生物の一部は、生育植物部分であり、生育植物部分のTAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAG含量は、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分のTAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAG含量よりも、相対量ベースで、少なくとも10%、少なくとも11%、少なくとも12%、少なくとも13%、少なくとも14%、少なくとも15%、少なくとも16%、少なくとも17%、少なくとも18%、少なくとも19%、少なくとも20%、少なくとも21%、少なくとも22%、少なくとも23%、少なくとも24%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも100%、大きい。好ましい実施形態において、MAGは、2−MAGである。1つの実施形態において、生育植物部分のTAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAG含量は、生育植物部分の抽出可能な脂質中のこれらの脂質成分の量から決定される。さらなる実施形態において、トランスジェニック生育植物部分のTAG、DAG、TAGおよびDAG、またはMAG含量は、特長(i)に定義される量で増加している。

0080

1つの実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子の総非極性脂質含量の脂肪酸含量の、または、それらから抽出された脂質または油の、好ましくはTAG分画の、少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、より好ましくは少なくとも66%(mol%)、少なくとも67%(mol%)、少なくとも68%(mol%)、少なくとも69%(mol%)、または少なくとも70%(mol%)が、オレイン酸である。そのような高いオレイン酸の含有物は、バイオディーゼル応用での使用に好ましい。

0081

他の実施形態において、生育植物部分または、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のPUFA含量は、対照生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子と比較した場合、増加(たとえば、MGATの存在下で)、または減少(たとえば、MGATの非存在下で)している。この文脈において、PUFA含量には、エステル化PUFA(TAG、DAG等を含む)および非エステル化PUFAの両方を含む。1つの実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子のPUFA含量は、好ましくは、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子の抽出可能な脂質中のPUFAの量から決定される。PUFAにおける増加の程度は、特長(i)に定義されているものであり得る。PUFAの内容は、EDA、ARA、ALA、SDA、ETE、ETA、EPA、DPA、DHAまたはそれらの2以上の組み合わせを含み得る。

0082

他の実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子、またはそれらから抽出される脂質もしくは油中のPUFAのレベルは、対応する生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子、またはそれらから抽出される脂質もしくは油と比較した場合、増加または減少している。PUFAは、EDA、ARA、ALA、SDA、ETE、ETA、EPA、DPA、DHA、またはそれらの2以上の組み合わせであり得る。PUFAの増加の程度は、特長(i)に定義されるものであり得る。

0083

他の実施形態において、抽出された脂質または油中の脂肪酸のレベルは、対応する生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子から抽出された脂質と比較した場合、増加しており、ここで、当該脂肪酸は、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化またはヒドロキシル化分枝鎖)、またはそれらの2以上の組み合わせ、前述の基、結合もしくは分枝鎖の2、3、4、5もしくは6つの内の任意のもの、を含む。脂肪酸の増加の程度は、特長(i)に定義されるものであり得る。

0084

1つの実施形態において、1以上の非極性脂質(たとえば、TAG、DAG、TAGおよびDAG、MAG、PUFA、または特定のPUFA、または特定の脂肪酸)のレベル、および/または、総非極性脂質内容は、抽出された脂質から得られた脂肪酸メチルエステルのガスクロマトグラフィーを用いることにより分析され、決定される。これらの内容の任意のものを決定する別の方法は当分野に公知であり、生物もしくはその一部からの脂質の抽出を必要としない方法(たとえば、近赤外光分析(NIR)または核磁気共鳴分析(NMR))が含まれる。

0085

さらなる実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子の、1以上の非極性脂質のレベル、および/または、総非極性脂質含量は、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していないが、Arabidopsis thaliana DGAT1(配列番号83)をコードする外因性ポリヌクレオチドは含有する対応する生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子よりも、乾重量で、または種子重量ベースで、少なくとも0.5%大きく、および/または、相対ベースで少なくとも1%大きく、好ましくは、乾重量で、または種子重量ベースで、少なくとも1%もしくは2%大きい。

0086

よりさらなる実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、さらに、(i)1以上の導入変異、および/または、(ii)生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部の内因性酵素脂肪酸アシルトランスフェラーゼ(たとえば、DGAT、sn−1グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(sn−1、GPAT)、1−アシル−グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(LPAAT)、アシル−CoA:リゾホスファチジルコリンアシルトランスフェラーゼ(LPCAT)、ホスファチジン酸ホスファターゼ(PAP))、たとえば(ADP)−グルコースピロホスホリラーゼ(AGPase)等のデンプン生合成に関与する酵素、たとえばΔ12脂肪酸デサチュラーゼ(FAD2)等の脂肪酸デサチュラーゼ、から選択される内因性酵素)の産生および/または活性を下方制御する外因性ポリヌクレオチド、または、脂質分解に関与し、たとえばCGi58ポリペプチドまたはSUGAR−DEPENDENTトリアシルグリセロールリパーゼ等のリパーゼ等の脂質含量を減少させるポリペプチド、または、それらの2以上の組み合わせ、を含む。別の1つの実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部は、上述の(i)を含まず、または、上述の(ii)を含まず、または、上述の(i)を含まず、および上述の(ii)を含まない。1つの実施形態において、AGPaseの産生を下方制御する外因性ポリヌクレオチドは、Sanjaya et al. (2011)に開示されるポリヌクレオチドではない。1つの実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の外因性ポリヌクレオチドは、WRI1をコードする外因性ポリヌクレオチド、および、AGPaseをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする外因性ポリヌクレオチドから構成されない。

0087

第一および第二の態様のいずれの方法においても、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子、または抽出脂質もしくは油は、好ましい実施形態においてさらに定義される。それゆえ、1つの実施形態において、以下の特長の1以上またはすべてが該当する:

0088

(i)オレイン酸は、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子の非極性脂質もしくは油の総脂肪酸含量の、少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)を構成する、

0089

(ii)オレイン酸は、抽出された脂質または油中の総脂肪酸含量の少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)を構成する、

0090

(iii)生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の非極性脂質または油は、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化またはヒドロキシル化分枝鎖)、またはそれらの2以上の組み合わせ、または、上述の基、結合、もしくは分枝鎖のうちの任意の2つ、3つ、4つ、5つ、または6つを含む、脂肪酸を含む、および、

0091

(iv)抽出された脂質または油は、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化またはヒドロキシル化分枝鎖)、またはそれらの2以上の組み合わせ、または、上述の基、結合、もしくは分枝鎖のうちの任意の2つ、3つ、4つ、5つ、または6つを含む、脂肪酸を含む。この実施形態において、脂肪酸組成は、脂肪酸組成の任意の改変(たとえば、抽出脂質または油を分画化して、脂肪酸組成を変える)の前に、測定される。好ましい実施形態において、増加の程度は、特長(i)に定義されるものである。

0092

1つの実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子、および/または、抽出脂質もしくは油中の脂質のレベルは、抽出脂質または油から調製された脂肪酸メチルエステルのガスクロマトグラフィーを用いて分析されることにより、決定することができる。分析方法は、好ましくは、本明細書の実施例1に記述されるものである。

0093

第一または第二の態様のいずれに関しても、再度、本発明は、本方法に用いられる、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の1以上の外因性ポリヌクレオチドを提供する。ゆえに、1つの実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、それぞれ、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の、RNA、または、好ましくは1以上の解糖系遺伝子もしくは脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させる転写因子ポリペプチドをコードする第一の外因性ポリヌクレオチドを含み、そして、1以上の非極性脂質の生合成に関与するRNAまたはポリペプチドをコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含み、ここで、第一および第二の外因性ポリペプチドは、それぞれ、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに、各々が動作可能に連結されている。すなわち、第一および第二の外因性ポリペプチドは、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の非極性脂質含量の増加を共にもたらす、異なる因子をコードする。

0094

増加は、第一または第二の外因性ポリヌクレオチドのいずれかが単独で存在する場合と比較して、好ましくは付加的であり、より好ましくは相乗的である。第一および第二のポリヌクレオチドによりコードされる因子は、異なる機序で作用する。好ましくは、転写因子ポリペプチドは、たとえば、解糖系または脂肪酸生合成(たとえば、限定されないが、1以上のACCase、スクローストランスポーター(SuSy、細胞壁インベルターゼ)、ケトアシル合成(KAS)、ホスホフルクトキナーゼPFK)、ピルビン酸キナーゼPK)(たとえば、(At5g52920, At3g22960)、ピルビン酸デヒドロゲナーゼヘキソーストランスポーター(たとえば、GPT2およびPPT1)、サイトゾルフルクトキナーゼ、サイトゾルホスホグリセリン酸ムターゼエノイル−ACPリダクターゼ(At2g05990)、およびホスホグリセリン酸ムターゼ(At1g22170))に関与する、たとえば少なくとも5または少なくとも8の遺伝子、好ましくは各カテゴリーの1以上の遺伝子の発現させることにより、たとえば、グリセロール−3−リン酸および/または好ましくはアシル−CoAの形態にある脂肪酸等を増加させる、非極性脂質合成の基質の利用可能性を上げる。1つの実施形態において、第一の外因性ポリヌクレオチドは、Wrinkled 1(WRI1)転写因子、Leafy Cotyledon 1(Lec1)転写因子、Leafy Cotyledon 2(LEC2)転写因子、Fus3転写因子、ABI3転写因子、Dof4転写因子、BABY BOOM(BBM)転写因子、またはDof11転写因子をコードする。1つの実施形態において、LEC2は、Arabidopsis LEC2ではない。この実施形態の一端として、または別に、第二の外因性ポリヌクレオチドは、脂肪酸アシルトランスフェラーゼ活性(たとえば、モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(MGAT)活性および/もしくはジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(DGAT)活性、または、グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(GPAT)活性)を有するポリペプチドをコードし得る。1つの実施形態において、DGATは、Arabidopsis DGATではない。

0095

好ましい実施形態において、本発明の第一の態様または第二の態様の、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、2以上の外因性ポリヌクレオチド(複数含む)を含み、それらの内の1つは、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子において、1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させる転写因子ポリペプチド(たとえば、Wrinkled 1(WRI1))をコードし、それらの内の2つめは、たとえばDGAT等の1以上の非極性脂質の生合成に関与するポリペプチドをコードする。

0096

1つの実施形態において、本発明の第一の態様または第二の態様の生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子はさらに、第三の、またはより多くの、外因性ポリヌクレオチド(複数含む)を含む。第三の、またはより多くの外因性ポリヌクレオチド(複数含む)は、以下の任意の組み合わせ、または1つ以上をコードし得る:

0097

(i)非ヒト生物またはその一部において、1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させる、さらなるRNAまたは転写因子ポリペプチド(たとえば、もし第一の外因性ポリヌクレオチドがWrinkled1(WRI1)転写因子をコードする場合、第三の外因性ポリヌクレオチドはLEC2またはBBM転写因子(好ましくは、誘導可能なプロモーターもしくは高い導入遺伝子発現レベルをもたらさないプロモーターにより発現制御されるLEC2またはBBM)をコードし得る)、

0098

(ii)1以上の非極性脂質の生合成に関与するさらなるRNAまたはポリペプチド(たとえば、もし第二の外因性ポリヌクレオチドがDGATをコードする場合、第三の外因性ポリヌクレオチドは、MGATまたはGPATをコードしても良く、または2つのさらなる外因性ポリヌクレオチドが、MGATおよびGPATをコードして存在し得る)

0099

(iii)1以上の非極性脂質、好ましくは、オレオシン(oleosin)、たとえばポリオレオシン(polyoleosin)またはカレオシン(caleosin)、より好ましくはポリオレオシン、を安定化させるポリペプチド、

0100

(iv)たとえばAGPaseポリペプチド等のデンプン生合成に関与するポリペプチドをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子、

0101

(v)脂質分解に関与し、および/または、脂質含量を減少させる、たとえばCGi58ポリペプチドもしくはSUGAR−DEPENDENT1トリアシルグリセロールリパーゼ等のリパーゼ等のポリペプチドをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子、または、

0102

(vi)サイレンシングサプレッサーポリペプチド、
ここで、第三の、またはそれ以上の外因性ポリヌクレオチド(複数含む)は、それぞれ、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチド(複数含む)の発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている。

0103

遺伝子の多くの特定の組み合わせが、本明細書において、非極性脂質含量の増加に有効なものとして示されている。それゆえに、本発明の第一または第二の態様のいずれの方法に関しても、1つの実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、以下をコードする1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む:
i)Wrinkled1(WRI1)転写因子およびDGAT、
ii)WRI1転写因子およびDGATおよびオレオシン、
iii)WRI1転写因子、DGAT、MGATおよびオレオシン、
iv)モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(MGAT)、
v)ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ2(DGAT2)、
vi)MGATおよびグリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(GPAT)、
vii)MGATおよびDGAT、
viii)MGAT、GPATおよびDGAT、
ix)WRI1転写因子およびMGAT、
x)WRI1転写因子、DGATおよびMGAT、
xi)WRI1転写因子、DGAT、MGAT、オレオシンおよびGPAT、
xii)DGATおよびオレオシン、または、
xiii)MGATおよびオレオシン、ならびに、
xiv)任意選択的に、サイレンシングサプレッサーポリペプチド、
ここで、1以上の外因性ポリヌクレオチドの各々は、それぞれ、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子中で、ポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている。好ましくは、1以上の外因性ポリヌクレオチドは、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子のゲノム中に安定に組み込まれており、および、より好ましくは、ホモ接合性の状態で存在する。ポリヌクレオチドは、たとえば、植物、酵母または動物起源天然酵素と同じ配列である、アミノ酸配列を有する酵素をコードし得る。さらに、ポリヌクレオチドは、天然酵素と比較した場合に、1以上の保存的変異を有する酵素をコードしても良い。

0104

1つの実施形態において、
(i)GPATはまた、MAGを産生するホスファターゼ活性を有し、たとえば、Arabidopsis GPAT4またはGPAT6のアミノ酸配列を有するポリペプチドであり、および/または、
(ii)DGATは、DGAT1またはDGAT2であり、および/または、
(iii)MGATは、MGAT1またはMGAT2である。

0105

好ましい実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドを含み、および、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0106

他の好ましい実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、および、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0107

さらなる実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT,好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、および、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0108

さらなる実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびLEC2またはBBMをコードする第四の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0109

さらなる実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第五の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0110

さらなる実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、および、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0111

さらなる実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBM等の第五の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0112

さらなる実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、および、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第五の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0113

さらなる実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、および、LEC2またはBBMをコードする第六の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0114

1つの実施形態において、種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチドを含む。好ましくは、種子は、GPATをコードする第五の外因性ポリヌクレオチドをさらに含有する。

0115

適切な場合、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードするポリヌクレオチドの代わりに、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、変異を有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子と比較して、リパーゼポリペプチドのレベル減少に寄与する、CGi58遺伝子等のリパーゼ遺伝子中に、1以上の導入遺伝子を有する。

0116

好ましい実施形態において、DGATおよびオレオシンをコードする外因性ポリヌクレオチドは、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができる、構造的なプロモーター、または、少なくとも開花期の前、および開花期まで、植物の緑色組織中で活性状態となるプロモーターに動作可能に連結されている。さらに好ましい実施形態において、WRI1をコードする外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子は、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができる、構造的プロモーター、少なくとも開花期の前および開花期までに植物の緑色組織中で活性状態となるプロモーター、または誘導プロモーターに、動作可能に連結されている。よりさらに好ましい実施形態において、LEC2、BBMおよび/またはMGAT2をコードする外因性ポリヌクレオチドは、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができる誘導プロモーターに動作可能に連結されている。

0117

上述の実施形態のそれぞれにおいて、ポリヌクレオチドは、分離された分子として提供されていてもよく、または、(たとえば、単一のT−DNA分子上の)連続した単一分子として提供されてもよい。1つの実施形態において、T−DNA分子上の少なくとも1つの遺伝子の転写の方向は、T−DNA分子上の少なくとも1つの他の遺伝子の転写の方向とは逆である。

0118

上述の実施形態のそれぞれにおいて、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは植物の葉もしくはその一部、茎もしくは塊茎の総非極性脂質含量は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量)である。さらに好ましい実施形態において、総非極性脂質含量は、5%〜25%の間、7%〜25%の間、10%〜25%の間、12%〜25%の間、15%〜25%の間、7%〜20%の間、10%〜20%の間、10%〜15%の間、15%〜20%の間、20%〜25%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、または約22%である(それぞれ、乾重量または種子重量のパーセンテージ)。特に好ましい実施形態において、生育植物部分は、葉(複数含む)またはその一部である。より好ましい実施形態において、生育植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。

0119

さらに、上述の実施形態のそれぞれにおいて、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは植物の葉もしくはその一部、茎もしくは塊茎、の総TAG含量は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、より好ましくは少なくとも約15%、またはより好ましくは少なくとも約17%(w/w乾重量)である。さらに好ましい実施形態において、総TAG含量は、5%〜30%の間、7%〜30%の間、10%〜30%の間、12%〜30%の間、15%〜30%の間、7%〜30%の間、10%〜30%の間、20%〜28%の間、18%〜25%の間、22%〜30%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、または約22%である(それぞれ、乾重量または種子重量のパーセンテージ)。特に好ましい実施形態において、生育植物部分は、葉(複数含む)またはその一部である。より好ましい実施形態において、生育植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。

0120

さらに、上述の実施形態のそれぞれにおいて、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは植物の葉もしくはその一部、茎もしくは塊茎の総脂質含量は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、より好ましくは少なくとも約15%、より好ましくは少なくとも約17%(w/w乾重量)、より好ましくは少なくとも約20%、より好ましくは少なくとも約25%である。さらに好ましい実施形態において、総脂質含量は、5%〜35%の間、7%〜35%の間、10%〜35%の間、12%〜35%の間、15%〜35%の間、7%〜35%の間、10%〜20%の間、18%〜28%の間、20%〜28%の間、22%〜28%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、約22%、または約25%である(それぞれ、乾重量のパーセンテージ)。通常、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部の総脂質含量は、非極性脂質含量よりも、およそ2〜3%高い。特に好ましい実施形態において、生育植物部分は、葉(複数含む)またはその一部である。より好ましい実施形態において、生育植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。

0121

1つの実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは生育植物部分は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第四の外因性ポリヌクレオチドを含み、ここで、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、以下の特長のうちの1つ以上またはすべてを有している:
i)少なくとも8%、少なくとも10%、少なくとも12%、少なくとも14%、または少なくとも15.5%(重量%)の総脂質含量、
ii)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、生育植物部分、または非ヒト生物中の総脂質含量が、少なくとも3倍、少なくとも5倍、少なくとも7倍、少なくとも8倍、または少なくとも10倍、高い、
iii)少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも6.5%、または少なくとも7%(乾重量または種子重量の重量%)の総TAG含量、
iv)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、または少なくとも70倍、または少なくとも100倍、高い総TAG含量、
v)オレイン酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも15%、少なくとも19%または少なくとも22%(重量%)を構成する、
vi)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のオレイン酸のレベルが、少なくとも10倍、少なくとも15倍、または少なくとも17倍、高い、
vii)パルミチン酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%または少なくとも33%(重量%)を構成する、
viii)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のパルミチン酸のレベルが、少なくとも1.5倍、高い、
ix)リノール酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも22%、少なくとも25%、少なくとも30%または少なくとも34%(重量%)を構成する、
x)αリノレン酸が、TAG中の脂肪酸の20%未満、15%未満、11%未満、または8%未満(重量%)を構成する、および、
xi)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のαリノレン酸のレベルが、少なくとも5倍、または少なくとも8倍、低い。この実施形態において、好ましくは、少なくとも生育植物部分は、i)、ii)、iii)、iv)、i)およびii)、i)およびiii)、i)およびiv)、i)〜iii)、i)、iii)およびiv)、i)〜iv)、ii)およびiii)、ii)およびiv)、ii)〜iv)、またはiii)およびiv)の特長(複数含む)を有する。1つの実施形態において、乾重量%は、葉の乾重量%である。

0122

さらなる実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは生育植物部分は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチドを含み、ここで、当該生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、以下の特長の内の1つ以上、またはすべてを有している:
i)少なくとも10%、少なくとも12.5%、少なくとも15%、または少なくとも17%(乾重量または種子重量の重量%)の総TAG含量、
ii)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分またはヒト生物と比較して、生育植物部分または非ヒト生物中の総TAG含量が、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、または少なくとも70倍、または少なくとも100倍、高い、
iii)オレイン酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも19%、少なくとも22%、または少なくとも25%(重量%)を構成する、
iv)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分または非ヒト生物と比較して、生育植物部分または非ヒト生物中のTAG中のオレイン酸のレベルが、少なくとも10倍、少なくとも15倍、少なくとも17倍、または少なくとも19倍、高い、
v)パルミチン酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも20%、少なくとも25%、または少なくとも28%(重量%)を構成する、
vi)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分または非ヒト生物と比較して、生育植物部分または非ヒト生物中のTAG中のパルミチン酸のレベルが、少なくとも1.25倍、高い、
vii)リノール酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも15%、または少なくとも20%(重量%)を構成する、
viii)αリノレン酸が、TAG中の脂肪酸の15%未満、11%未満、または8%未満(重量%)を構成する、および、
ix)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分または非ヒト生物と比較して、生育植物部分または非ヒト生物中のTAG中のαリノレン酸のレベルが、少なくとも5倍、または少なくとも8倍、低い。この実施形態において、好ましくは、生育植物部分は少なくとも、特長i)、ii)、またはi)およびii)を有する。1つの実施形態において、乾重量%は、葉の乾重量%である。

0123

好ましくは、2つの上述の実施形態に対し定義された特長は、植物の開花期での時点のものである。

0124

別の実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、DGAT1およびLEC2をコードする1以上の外因性ポリヌクレオチドからなる。

0125

好ましい実施形態において、WRI1をコードする外因性ポリヌクレオチドは、以下の1以上を含む:
i)配列番号231〜278の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド
ii)配列番号279〜337の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、
iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、
iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

0126

好ましい実施形態において、DGATをコードする外因性ポリヌクレオチドは、以下の1以上を含む:
i)配列番号204〜211、338〜346の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、
ii)配列番号83、212〜219、347〜355の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、
iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、
iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

0127

他の好ましい実施形態において、MGATをコードする外因性ポリヌクレオチドは、以下の1以上を含む:
i)配列番号1〜44の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、
ii)配列番号45〜82の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、
iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、
iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

0128

他の好ましい実施形態において、GPATをコードする外因性ポリヌクレオチドは、以下の1以上を含む:
i)配列番号84〜143の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、
ii)配列番号144〜203の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、
iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、
iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

0129

他の好ましい実施形態において、DGAT2をコードする外因性ポリヌクレオチドは、以下の1以上を含む:
i)配列番号204〜211の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、
ii)配列番号212〜219の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、
iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、
iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

0130

他の好ましい実施形態において、オレオシンをコードする外因性ポリヌクレオチドは、以下の1以上を含む:
i)配列番号389〜408の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、
ii)配列番号362〜388の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、
iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、
iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

0131

1つの実施形態において、CGi58ポリペプチドは、以下の1以上を含む:
i)配列番号422〜428の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、
ii)配列番号429〜436の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、
iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、
iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

0132

他の実施形態において、LEC2をコードする外因性ポリヌクレオチドは、以下の内の1以上を含む:
i)配列番号437〜439の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、
ii)配列番号442〜444の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、
iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、
iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

0133

さらなる実施形態において、BBMをコードする外因性ポリヌクレオチドは、以下の内の1以上を含む:
i)配列番号440〜441の内の任意の1つとして明記される配列を有するヌクレオチド、
ii)配列番号445〜446の内の任意の1つとして明記される配列を有するアミノ酸、またはその生物学的に活性な断片を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド、
iii)i)またはii)と少なくとも30%同一である、配列を有するヌクレオチド、
iv)ストリンジェントな条件下で、i)〜iii)の内の任意の1つとハイブリダイズするヌクレオチド。

0134

明白に、1つの実施形態において好ましい配列が、他の実施形態において好ましい配列と組み合わされても良く、および、より有利にするために、さらに他の実施形態において好ましい配列とさらに組み合わされても良い。

0135

1つの実施形態において、1以上の外因性ポリヌクレオチドは、変異MGATおよび/またはDGATおよび/またはGPATをコードする。たとえば、1以上の外因性ポリヌクレオチドは、本明細書において、配列番号で定義される野生型MGATおよび/またはDGATおよび/またはGPATと比較して、1または1以上の保存的アミノ酸置換(表1に例示される)を有するMGATおよび/またはDGATおよび/またはGPATをコードしても良い。好ましくは、変異ポリペプチドは、変異の無いポリペプチドと比較して、同等か、またはより高い活性を有する。

0136

1つの実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、MGATをコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、GPATをコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含む。第一および第二のポリヌクレオチドは、別々の分子として提供されてもよく、または連続した単一分子(たとえば、単一のT−DNA分子上で)として提供されてもよい。1つの実施形態において、T−DNA分子上の少なくとも1つの遺伝子の転写の方向は、T−DNA分子上の少なくとも1つの他の遺伝子の転写の方向と逆である。好ましい実施形態において、GPATは、たとえばArabidopsis GPAT4またはGPAT6等のホスファターゼ活性を有するGPATである。ホスファターゼ活性を有するGPATは、非ヒト生物またはその一部で、G−3−PからのMAGの形成を触媒するように作用する(すなわち、LPAを形成するためにG−3−Pをアシル化し、次いで、MAGを形成するためにリン酸基を除去する)。次いで、MGATは、非ヒト生物またはその一部で、脂肪酸−CoAから誘導されたアシル基とのMAGのアシル化により、DAGの形成を触媒するように作用する。また、たとえば、A.thaliana MGAT1等のMGATは、非ヒト生物またはその一部で、もしそれがDGAT活性も有している場合には、TAGの形成を触媒するようにも作用し得る。

0137

生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、たとえばDGAT等をコードする第三の外因性ポリヌクレオチドを含有してもよい。第一、第二、および第三のポリヌクレオチドは、別々の分子として提供されてもよく、または連続した単一分子(たとえば、単一のT−DNA分子上で)として提供されてもよい。DGATは、トランスジェニック生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子で、DAG(好ましくはMGAT経路により産生されたもの)と、脂肪アシル−CoAから誘導されたアシル基とのアシル化により、TAGの形成を触媒するように作用する。1つの実施形態において、T−DNA分子上の少なくとも1つの遺伝子の転写の方向は、T−DNA分子上の少なくとも1つの他の遺伝子の転写の方向と逆である。

0138

他の実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子で、MGATをコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、およびDGATをコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含む。第一および第二のポリヌクレオチドは、別々の分子として提供されてもよく、または連続した単一分子(たとえば、単一のT−DNA分子上で)として提供されてもよい。1つの実施形態において、T−DNA分子上の少なくとも1つの遺伝子の転写の方向は、T−DNA分子上の少なくとも1つの他の遺伝子の転写の方向と逆である。生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、たとえばGPAT、好ましくは、たとえばArabidopsis GPAT4またはGPAT6等のホスファターゼ活性を有するGPATをコードする第三の外因性ポリヌクレオチドを含有してもよい。第一、第二、および第三のポリヌクレオチドは、別々の分子として提供されてもよく、または連続した単一分子として提供されてもよい。

0139

さらに、植物、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子の外因性遺伝子の活性は、下方制御されていても良い。ゆえに、1つの実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、以下の1以上を含む:
i)植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のそれぞれの内因性酵素をコードする遺伝子中に、1以上の導入変異、または、
ii)植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のそれぞれの内因性酵素の産生および/または活性を下方制御する外因性ポリヌクレオチド、
ここで、各内因性酵素は、たとえばDGAT等の脂肪酸アシルトランスフェラーゼ、sn−1グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(sn−1 GPAT)、1−アシル−グリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(LPAAT)、アシル−CoA:リゾホスファチジルコリンアシルトランスフェラーゼ(LPCAT)、ホスファチジン酸ホスファターゼ(PAP)、たとえば(ADP)−グルコースピロホスホリラーゼ(AGPase)等のデンプン生合成に関与する酵素、たとえばΔ12脂肪酸デサチュラーゼ(FAD2)等の脂肪酸デサチュラーゼ、脂質分解に関与するポリペプチドおよび/または脂質含有量を減少させるポリペプチド(たとえばCGi58ポリペプチドもしくはSUGAR−DEPENDENT1トリアシルグリセロールリパーゼ等のリパーゼ等)、またはそれらの2以上の組み合わせ、からなる群から選択される。1つの実施形態において、外因性ポリヌクレオチドは、アンチセンスポリヌクレオチドセンスポリヌクレオチド、触媒性ポリヌクレオチド、マイクロRNA、内因性酵素に結合するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、二重鎖RNA分子または、それらから誘導されたプロセッシングされたRNA分子からなる群から選択される。1つの実施形態において、AGPaseの産生を下方制御する外因性ポリヌクレオチドは、Sanjaya et al. (2011)に開示されているポリヌクレオチドではない。1つの実施形態において、生育植物部分または非ヒト生物もしくはその一部、または種子の外因性ポリヌクレオチドは、WRI1をコードする外因性ポリヌクレオチド、および、AGPaseをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードするポリヌクレオチドから構成されない。

0140

非極性脂質のレベルの増加は、特に脂肪酸に関連するアプリケーションにとって重要である。それゆえ、1つの実施形態において、総非極性脂質、抽出脂質または油は、以下を含む:
(i)TAG、DAG、TAGおよびDAGまたはMAGである、非極性脂質、および、
(ii)EDA、ARA、SDA、ETE、ETA、EPA、DPA、DHAである特定のPUFA(前記特定のPUFAは、非極性脂質中の総脂肪酸含有量の少なくとも1%のレベルである)、もしくは、特定のPUFAの2以上の組み合わせ、または、
(iii)非極性脂質中の総脂肪酸含有量の少なくとも1%のレベルで存在し、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)もしくはそれらの2以上の組み合わせ、または、前述の基、結合、分枝鎖のうちの任意の2、3、4、5もしくは6つを含む脂肪酸。

0141

第三の態様において、本発明により、第一および第二の態様の方法、または以下に記述されるさらなる態様において有用な、非ヒト生物、好ましくは植物、または生育植物部分もしくは種子等のそれらの一部が提供される。第一および第二の態様に対して記述される実施形態における各特長は、必要な変更を加えて、第三の態様の、非ヒト生物、好ましくは植物、または生育植物部分もしくは種子等のその一部に準用することができる。具体的な実施形態は、以下に強調される。

0142

第三の態様の1つの実施形態において、本発明により、生育部分を含む植物、またはその生育部分が提供され、ここで、生育部分は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、より好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量)の総非極性脂質含有量を有する。さらに好ましい実施形態において、総非極性脂質含量は、5%〜25%の間、7%〜25%の間、10%〜25%の間、12%〜25%の間、15%〜25%の間、7%〜20%の間、10%〜20%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、または約22%である(それぞれ、乾重量のパーセンテージ)。特に好ましい実施形態において、生育植物部分は、葉(複数含む)またはその一部である。より好ましい実施形態において、生育植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。さらなる実施形態において、非極性脂質は、少なくとも90%のトリアシルグリセロール(TAG)を含む。好ましくは、植物は、繁殖力があり、形態的に正常であり、および/または農学的に有用である。植物の種子は、好ましくは、対応する野生型植物のものと実質的に同じ比率で発する。好ましくは、生育部分は、葉もしくは茎であり、またはその2つの組み合わせであり、または、根もしくは塊茎(たとえばジャガイモ塊茎等)である。

0143

他の実施形態において、非ヒト生物、好ましくは植物またはその一部(たとえば生育植物部分または種子)は、本明細書に定義される1以上の外因性ポリヌクレオチドを含み、1以上の非極性脂質および/または総非極性脂質含量のレベルが増加しており、そのレベルは、1以上の当該外因性ポリヌクレオチドを有していない、対応する非ヒト生物、好ましくは植物、またはその一部(たとえば、生育植物部分または種子)よりも相対ベースで、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、少なくとも6倍、少なくとも7倍、少なくとも8倍、少なくとも9倍、少なくとも10倍、または少なくとも12倍、好ましくは少なくとも約13倍、または少なくとも約15倍、高い。

0144

1つの実施形態において、本発明により、重量ベースで少なくとも45%の油含量を有するカノーラの種子を含むカノーラ植物が提供される。好ましくは、当該カノーラ植物またはその種子は、本発明の第一および第二の態様において記述される特長を有する。

0145

1つの実施形態において、本発明により、重量ベースで少なくとも5%の油含量を有するトウモロコシの種子を含むトウモロコシの植物が提供される。好ましくは、当該トウモロコシの植物またはその種子は、本発明の第一および第二の態様において記述される特長を有する。

0146

1つの実施形態において、本発明により、重量ベースで少なくとも20%の油含量を有する大豆の種子を含む大豆の植物が提供される。好ましくは、当該大豆の植物またはその種子は、本発明の第一および第二の態様において記述される特長を有する。

0147

1つの実施形態において、本発明により、重量ベースで少なくとも10%の油含量を有するルピナスの種子を含むルピナスの植物が提供される。好ましくは、当該ルピナスの植物またはその種子は、本発明の第一および第二の態様において記述される特長を有する。

0148

1つの実施形態において、本発明により、重量ベースで少なくとも50%の油含量を有するピーナッツの種子を含むピーナッツの植物が提供される。好ましくは、当該ピーナッツの植物またはその種子は、本発明の第一および第二の態様において記述される特長を有する。

0149

1つの実施形態において、本発明により、重量ベースで少なくとも50%の油含量を有するヒマワリの種子を含むヒマワリの植物が提供される。好ましくは、当該ヒマワリの植物またはその種子は、本発明の第一および第二の態様において記述される特長を有する。

0150

1つの実施形態において、本発明により、重量ベースで少なくとも41%の油含量を有する綿の種子を含む綿の植物が提供される。好ましくは、当該綿の植物またはその種子は、本発明の第一および第二の態様において記述される特長を有する。

0151

1つの実施形態において、本発明により、重量ベースで少なくとも35%の油含量を有するサフラワーの種子を含むサフラワーの植物が提供される。好ましくは、当該サフラワーの植物またはその種子は、本発明の第一および第二の態様において記述される特長を有する。

0152

1つの実施形態において、本発明により、重量ベースで少なくとも36%の油含量を有する亜麻の種子を含む亜麻の植物が提供される。好ましくは、当該亜麻の植物またはその種子は、本発明の第一および第二の態様において記述される特長を有する。

0153

1つの実施形態において、本発明により、重量ベースで少なくとも36%の油含量を有するCamelina sativaの種子を含むCamelina sativaの植物が提供される。好ましくは、当該Camelina sativaの植物またはその種子は、本発明の第一および第二の態様において記述される特長を有する。

0154

実施形態において、当該植物は、本明細書に前述される特長(i)、(ii)および(iii)によりさらに定義されてもよい。好ましい実施形態において、当該植物またはその生育部分は、以下の特長の1以上またはすべてを含む:
(i)エステル化した形態、またはエステル化していない形態のオレイン酸である、当該植物の生育部分または種子中のオレイン酸であり、ここで、当該生育部分または種子の脂質含量中の総脂肪酸の少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)が、オレイン酸である。
(ii)非極性脂質でのエステル化した形態のオレイン酸である、当該植物の生育植物部分または種子中のオレイン酸であり、ここで、当該生育部分または種子の非極性脂質含量の総脂肪酸の少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)が、オレイン酸である。
(iii)エステル化した形態、またはエステル化していない形態、好ましくは生育部分または種子の非極性脂質のエステル化した形態の改変脂肪酸である、当該植物の生育部分または種子の改変脂肪酸であり、ここで、当該改変脂肪酸は、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)、またはそれらの2以上の組み合わせ、または前述の基、結合、もしくは分枝鎖の任意の2、3、4、5または6つを含み、および、
(iv)植物の生育部分または種子の非極性脂質中のワックスおよび/またはワックスエステル。

0155

1つの実施形態において、植物または生育植物部分は、そのような植物または部分の、少なくとも約1000の群またはコレクションのメンバーである。すなわち、群またはコレクション中の各植物または生育部分は、本質的に同じ特性を有するか、または、当該群またはコレクションの他のメンバーと同じ外因性核酸を含む。好ましくは、当該植物は、外因性ポリヌクレオチドに対してホモ接合性であり、ある程度の統一性をもたらす。好ましくは、当該植物は、野外で生育する。生育植物部分のコレクションは、好ましくは、野外で生育する植物から採取される。好ましくは、生育植物部分は、非極性脂質の産生量が、その最大となる時点で採取される。1つの実施形態において、生育植物部分は、開花期の頃に採取される。他の実施形態において、生育植物部分は、当該植物が少なくとも約1か月齢のときに採取される。他の実施形態において、生育植物部分は、開花期の頃から、枯れ始める頃までの間に、採取される。他の実施形態において、生育植物部分は、誘導可能な遺伝子の発現誘導の後、少なくとも約1か月で採取される。

0156

第三の態様のさらなる実施形態において、本発明により、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有し、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子と比較し、1以上の非極性脂質のレベルが増加している、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が提供され、ここで、1以上の各外因性ポリヌクレオチドは、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中のポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されており、ここで、1以上またはすべての以下の特長が該当する:
(i)1以上の外因性ポリヌクレオチドが、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子の1以上の解糖系遺伝子または脂肪酸生合成遺伝子の発現を増加させるRNAまたは転写因子ポリペプチドをコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、および、1以上の非極性脂質の生合成に関与するRNAまたはポリペプチドをコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含む、
(ii)もし非ヒト生物が植物である場合、当該植物の生育部分は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量)の総非極性脂質含有量を有している、
(iii)非ヒト生物が、珪藻植物(bacillariophytes)、緑藻類(chlorophytes)、青緑藻類(cyanophytes)、金茶藻類(chrysophytes)、ハプト藻、茶藻類および黄色藻類(heterokont algae)からなる群から選択される藻類である、
(iv)非極性脂質(複数含む)が、ヒドロキシル基、エポキシ基、シクロプロパン基、二重炭素−炭素結合、三重炭素−炭素結合、共役二重結合、分枝鎖(たとえば、メチル化分枝鎖またはヒドロキシル化分枝鎖)またはそれらの2以上の組み合わせ、または、上述の基、結合もしくは分枝鎖の任意の2、3、4、5または6つを含む脂肪酸を含む、
(v)生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、その脂質中で、エステル化形態またはエステル化していない形態で、オレイン酸を含んでおり、ここで、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子の脂質中の総脂肪酸の少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)が、オレイン酸である、
(vi)生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、その非極性脂質中にエステル化された形態でオレイン酸を含んでおり、ここで、当該生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子の非極性脂質の総脂肪酸の、少なくとも20%(mol%)、少なくとも22%(mol%)、少なくとも30%(mol%)、少なくとも40%(mol%)、少なくとも50%(mol%)、または少なくとも60%(mol%)、好ましくは少なくとも65%(mol%)、または少なくとも66%(mol%)が、オレイン酸である、
(vii)生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子の脂質中の総脂肪酸含量が、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の脂質よりも、少なくとも2%多いオレイン酸、および/または、少なくとも2%少ないパルミチン酸、を含む、および/または、
(viii)生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子の非極性脂質中の総脂肪酸含量が、1以上の外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子中の脂質よりも、少なくとも2%多いオレイン酸、および/または、少なくとも2%少ないパルミチン酸、を含む、
(ix)非極性脂質(複数含む)が、総ステロール、好ましくは遊離ステロール、ステロールエステルおよび/またはステロールグリコシド、の改変レベルを含む、
(x)非極性脂質(複数含む)が、ワックスおよび/またはワックスエステルを含む、および、
(xi)非ヒト生物またはその一部が、少なくとも約1000のそのような非ヒト生物もしくはその一部の群またはコレクションの一員である。

0157

1つの実施形態において、1以上の外因性ポリヌクレオチドが、第一の外因性ポリヌクレオチド、および第二の外因性ポリヌクレオチドを含み、ここで、特長(ii)〜(xi)のうちの1以上またはすべてが該当する。

0158

上述の(ii)の1つの実施形態において、総非極性脂質含量は、5%〜25%の間、7%〜25%の間、10%〜25%の間、12%〜25%の間、15%〜25%の間、7%〜20%の間、10%〜20%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、または約22%である(それぞれ、乾重量のパーセンテージ)。より好ましい実施形態において、生育植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。

0159

好ましい実施形態において、非ヒト生物またはその一部は、植物、藻類、またはたとえば菌類等の発酵に適した生物である。非ヒト生物の一部は、種子、果実、または、たとえば気生植物部分または緑色植物部分(たとえば、葉または茎)等の植物の生育部分であり得る。他の実施形態において、当該部分は、多細胞生物の細胞である。非ヒト生物の当該部分に関して、当該部分は、非ヒト生物の少なくとも1つの細胞を含む。さらに好ましい実施形態において、非ヒト生物またはその一部は、限定されないが、特長(i)、(ii)および(iii)を含む、本発明の第一および第二の態様において記述される実施形態のうちの任意のもので定義される特長、および、本発明の第一および第二の態様において記述される実施形態のうちの任意のもので定義される外因性ポリヌクレオチドまたは外因性ポリヌクレオチドの組み合わせにより、さらに定義される。

0160

1つの実施形態において、植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、以下をコードする外因性ポリヌクレオチドの1以上を含む:
i)Wrinkled 1(WRI1)転写因子およびDGAT、
ii)WRI1転写因子およびDGATおよびオレオシン
iii)WRI1転写因子、DGAT、MGATおよびオレオシン、
iv)モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(MGAT)、
v)ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ2(DGAT2)、
vi)MGATおよびグリセロール−3−リン酸アシルトランスフェラーゼ(GPAT)、
vii)MGATおよびDGAT、
viii)MGAT、GPATおよびDGAT、
ix)WRI1転写因子およびMGAT、
x)WRI1転写因子、DGATおよびMGAT、
xi)WRI1転写因子、DGAT、MGAT、オレオシンおよびGPAT、
xii)DGATおよびオレオシン、または、
xiii)MGATおよびオレオシン、および、
xiv)任意選択的に、サイレンシングサプレッサーポリペプチド、
ここで、各外因性ポリヌクレオチドは、植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のそれぞれのポリヌクレオチドの発現を指示することができるプロモーターに動作可能に連結されている。1以上の外因性ポリヌクレオチドが、本明細書に定義される配列を有するヌクレオチドを含有してもよい。好ましくは、植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子が、1以上の外因性ポリヌクレオチドに対して、ホモ接合性である。好ましくは、外因性ポリヌクレオチドは、植物、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のゲノムに組み込まれている。1以上のポリヌクレオチドが、別々の分子として提供されてもよく、または連続した単一分子として提供されてもよい。好ましくは、外因性ポリヌクレオチドは、単一遺伝子座または遺伝的に関連のある遺伝子座で、より好ましくはホモ接合性の状態で、植物または生物のゲノムに組み込まれている。より好ましくは、組み込まれた外因性ポリヌクレオチドは、たとえば除草剤耐性遺伝子等の選択可能マーカー遺伝子と遺伝的に結び付けられている。

0161

好ましい実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよび、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0162

他の好ましい実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよび、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドおよび、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0163

さらなる実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよび、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドおよび、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびMGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0164

さらなる実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよび、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドおよび、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびLEC2またはBBMをコードする第四の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0165

さらなる実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよび、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドおよび、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびMGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、およびLEC2またはBBMをコードする第五の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0166

さらなる実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよび、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドおよび、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0167

さらなる実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよび、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドおよび、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、およびLEC2またはBBMをコードする第五の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0168

さらなる実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もfしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよび、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドおよび、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、およびMGAT、好ましくはMGAT2をコードする第五の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0169

さらなる実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよび、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドおよび、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードする第四の外因性ポリヌクレオチド、およびMGAT、好ましくはMGAT2をコードする第五の外因性ポリヌクレオチド、およびLEC2またはBBMをコードする第六の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0170

1つの実施形態において、種子は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチドおよび、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチドおよび、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびMGAT、好ましくはMGAT2をコードする第四の外因性ポリヌクレオチドを含む。好ましくは、当該種子はさらに、GPATをコードする第五の外因性ポリヌクレオチドを含む。

0171

適切な場合、たとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子をコードするポリヌクレオチドの代わりに、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、たとえばCGi58遺伝子等の、変異を有していない同系生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子と比較した場合に、リパーゼポリペプチドのレベルを減少させるような、リパーゼ遺伝子中に導入された変異を1つ以上、有する。

0172

好ましい実施形態において、DGATおよびオレオシンをコードする外因性ポリヌクレオチドは、構造性のプロモーター、または少なくとも開花期の前および開花期まで、植物の緑色組織中で活性状態であるプロモーターに動作可能に連結されており、当該プロモーターは、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子で、ポリヌクレオチドの発現を指示することができる。さらに好ましい実施形態において、WRI1をコードする外因性ポリヌクレオチド、およびたとえばCGi58ポリペプチド等のリパーゼをコードする遺伝子の発現を阻害するRNA分子は、構造性のプロモーター、または少なくとも開花期の前および開花期まで、植物の緑色組織中で活性状態であるプロモーターに動作可能に連結されているか、または、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のポリヌクレオチドの発現を指示することができる、誘導可能なプロモーターに動作可能に連結されている。よりさらに好ましい実施形態において、LEC2、BBMおよび/またはMGAT2をコードする外因性ポリヌクレオチドは、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子のポリヌクレオチドの発現を指示することができる、誘導可能なプロモーターに動作可能に連結されている。

0173

上述の各実施形態において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは植物の葉またはその一部、茎または塊茎、の総非極性脂質含量は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、またはより好ましくは少なくとも約15%(w/w乾重量または種子重量)である。さらに好ましい実施形態において、総非極性脂質含量は、5%〜25%の間、7%〜25%の間、10%〜25%の間、12%〜25%の間、15%〜25%の間、7%〜20%の間、10%〜20%の間、10%〜15%の間、15%〜20%の間、20%〜25%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、または約22%である(それぞれ、乾重量または種子重量のパーセンテージ)。特に好ましい実施形態において、生育植物部分は、葉(複数含む)またはその一部である。より好ましい実施形態において、生育植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。

0174

さらに、上述の各々において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは植物の葉またはその一部、茎または塊茎、の総TAG含量は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、より好ましくは少なくとも約15%、またはより好ましくは少なくとも約17%(w/w乾重量または種子重量)である。さらに好ましい実施形態において、総TAG含量は、5%〜30%の間、7%〜30%の間、10%〜30%の間、12%〜30%の間、15%〜30%の間、7%〜30%の間、10%〜30%の間、20%〜28%の間、18%〜25%の間、22%〜30%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、または約22%である(それぞれ、乾重量または種子重量のパーセンテージ)。特に好ましい実施形態において、生育植物部分は、葉(複数含む)またはその一部である。より好ましい実施形態において、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。

0175

さらに、上述の実施形態の各々において、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは植物の葉またはその一部、茎または茎塊、の総脂質含量は、少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約7%、より好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約11%、より好ましくは少なくとも約12%、より好ましくは少なくとも約13%、より好ましくは少なくとも約14%、より好ましくは少なくとも約15%、より好ましくは少なくとも約17%(w/w乾重量または種子重量)、より好ましくは少なくとも約20%、より好ましくは少なくとも約25%である。さらに好ましい実施形態において、総脂質含量は、5%〜35%の間、7%〜35%の間、10%〜35%の間、12%〜35%の間、15%〜35%の間、7%〜35%の間、10%〜20%の間、18%〜28%の間、20%〜28%の間、22%〜28%の間、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約20%、約22%、または約25%である(それぞれ、乾重量または種子重量のパーセンテージ)。通常、生育植物部分、または非ヒト生物もしくはその一部の総脂質含量は、非極性脂質含量よりも、およそ2〜3%高い。特に好ましい実施形態において、生育植物部分は、葉(複数含む)またはその一部である。より好ましい実施形態において、生育植物部分は、少なくとも1cm2の表面積を有する葉の部分である。

0176

1つの実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは生育植物部分は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、MGAT、好ましくはMGAT2をコードする第三の外因性ポリヌクレオチド、およびオレオシンをコードする第四の外因性ポリヌクレオチドを含み、ここで、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、以下の特長のうちの1つ以上またはすべてを有している:
i)少なくとも8%、少なくとも10%、少なくとも12%、少なくとも14%、または少なくとも15.5%(乾重量または種子重量の重量%)の総脂質含量、
ii)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、生育植物部分、または非ヒト生物中の総脂質含量が、少なくとも3倍、少なくとも5倍、少なくとも7倍、少なくとも8倍、または少なくとも10倍、高い、
iii)少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも6.5%、または少なくとも7%(乾重量または種子重量の重量%)の総TAG含量、
iv)総TAG含量が、外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、または少なくとも70倍、または少なくとも100倍、高い、
v)オレイン酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも15%、少なくとも19%または少なくとも22%(重量%)を構成する、
vi)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のオレイン酸のレベルが、少なくとも10倍、少なくとも15倍、または少なくとも17倍、高い、
vii)パルミチン酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%または少なくとも33%(重量%)を構成する、
viii)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のパルミチン酸のレベルが、少なくとも1.5倍、高い、
ix)リノール酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも22%、少なくとも25%、少なくとも30%または少なくとも34%(重量%)を構成する、
x)αリノレン酸が、TAG中の脂肪酸の20%未満、15%未満、11%未満、または8%未満(重量%)を構成する、および、
xi)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分、または非ヒト生物と比較して、TAG中のαリノレン酸のレベルが、少なくとも5倍、または少なくとも8倍、低い。この実施形態において、好ましくは、生育植物部分は、少なくとも、i)、ii)、iii)、iv)、i)およびii)、i)およびiii)、i)およびiv)、i)〜iii)、i)、iii)およびiv)、i)〜iv)、ii)およびiii)、ii)およびiv)、ii)〜iv)、またはiii)およびiv)の特長(複数含む)を有する。1つの実施形態において、乾重量%は、葉の乾重量%である。

0177

さらなる実施形態において、生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子、好ましくは生育植物部分は、WRI1をコードする第一の外因性ポリヌクレオチド、DGAT、好ましくはDGAT1をコードする第二の外因性ポリヌクレオチド、オレオシンをコードする第三の外因性ポリヌクレオチドを含み、ここで、当該生育植物部分、非ヒト生物もしくはその一部、または種子は、以下の特長の内の1つ以上、またはすべてを有している:
i)少なくとも10%、少なくとも12.5%、少なくとも15%、または少なくとも17%(乾重量または種子重量の重量%)の総TAG含量、
ii)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分またはヒト生物と比較して、生育植物部分または非ヒト生物中の総TAG含量が、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、または少なくとも70倍、または少なくとも100倍、高い、
iii)オレイン酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも19%、少なくとも22%、または少なくとも25%(重量%)を構成する、
iv)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分または非ヒト生物と比較して、生育植物部分または非ヒト生物中のTAG中のオレイン酸のレベルが、少なくとも10倍、少なくとも15倍、少なくとも17倍、または少なくとも19倍、高い、
v)パルミチン酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも20%、少なくとも25%、または少なくとも28%(重量%)を構成する、
vi)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分または非ヒト生物と比較して、生育植物部分または非ヒト生物中のTAG中のパルミチン酸のレベルが、少なくとも1.25倍、高い、
vii)リノール酸が、TAG中の脂肪酸の少なくとも15%、または少なくとも20%(重量%)を構成する、
viii)αリノレン酸が、TAG中の脂肪酸の15%未満、11%未満、または8%未満(重量%)を構成する、および、
ix)外因性ポリヌクレオチドを有していない対応する生育植物部分または非ヒト生物と比較して、生育植物部分または非ヒト生物中のTAG中のαリノレン酸のレベルが、少なくとも5倍、または少なくとも8倍、低い。この実施形態において、好ましくは、生育植物部分は少なくとも、特長i)、ii)、またはi)およびii)を有する。1つの実施形態において、乾重量%は、葉の乾重量%である。

0178

好ましくは、2つの上述の実施形態に対して定義された特長は、植物の開花期の時点でのものである。

0179

第四の態様において、本発明により、本発明の植物へと成長することができる植物の種子、または本発明の植物(たとえば、植物である、本発明の非ヒト生物)から得られる種子が提供される。1つの実施形態において、当該種子は、本明細書に定義される1以上の外因性ポリヌクレオチドを含む。

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