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技術 ベルトシャフトの巻き取り方向に作用するベルトストラップ感応式制御システムの無効化を備える自動ロック式ベルト巻き取り装置

出願人 オートリブディベロップメントエービー
発明者 ハイネフォルクマー
出願日 2012年12月18日 (8年2ヶ月経過) 出願番号 2014-549418
公開日 2015年2月2日 (6年0ヶ月経過) 公開番号 2015-503484
状態 特許登録済
技術分野 車両用シートベルト
主要キーワード 機能段階 内側接触面 外側接触面 外側ブロック リセットばね 旋回経路 ハウジングフレーム ブロック縁
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題・解決手段

ハウジングフレーム内に回転可能に取り付けられ、巻き取りばねによってベルトストラップの巻き取り方向に付勢されているベルトシャフトと、制御板(10)を有するベルトストラップ感応作動機構とを有しており、前記制御板(10)は、前記ベルトシャフトと前記制御板(10)との間の相対回転において、ばねの作用に逆らって偏向させることができる前記ベルトストラップ上に配置されたロック要素ハウジング歯係合するまで偏向させるために、前記ベルトシャフトへと接続され、前記制御板(10)が、2つのアームを有する慣性マス(15)を支持しており、該慣性マス(15)は、前記制御板(10)上の偏心した位置に旋回可能に取り付けられ、リセットばねの作用に逆らって径方向に偏向させることが可能であり、前記制御板(10)に作用する角加速度の結果としてのリリースの場合に、一方のブロッキングアーム(17)にて固定の歯に係合するまで径方向に旋回することで、前記制御板(10)の回転運動を停止させて前記制御板(10)を固定し、周方向において互いに離して配置された2つのばねレッグ(27、28)を有しているねじりばね(25)が、前記慣性マス(15)上の当接位置と前記制御板(10)の平面から立ち上がったアクチュエータ(21)上の当接位置との間を前記制御板(10)に対して回転できるように、前記ベルトシャフトおよび/または前記制御板(10)のための支持面上に摩擦係合による支持部によって取り付けられている、座席ベルト用の自動ロック式ベルト巻き取り装置であって、前記ねじりばね(25)の前記2つのばねレッグ(27、28)が、間に前記アクチュエータ(21)を囲んでおり、該アクチュエータ(21)が、前記制御板(10)のベルト巻き取り方向(矢印40)およびベルト繰り出し方向(矢印41)の回転の際に前記ねじりばね(25)を随伴させるための前記ばねレッグ(27、28)のための接触面(22、23)を設定しており、前記2つのばねレッグのうちの一方のばねレッグ(27)が、前記制御板(10)の前記ベルト巻き取り方向(矢印40)の回転の際に、リリースの場合の前記慣性マス(15)の前記ブロッキングアーム(17)とは反対側に位置する旋回アーム(19)の旋回経路へと突き出し、この前記ねじりばね(25)の阻止位置において前記慣性マス(15)の旋回を防止し、前記ねじりばね(25)のリリース位置において前記制御板(10)に対する前記ねじりばね(25)の相対回転の結果としての前記ベルト繰り出し方向(矢印41)の前記制御板(10)の回転によって前記慣性マス(15)をリリースすることを特徴とする、自動ロック式ベルト巻き取り装置。

概要

背景

上述の特徴を有するベルト巻き取り装置が、欧州特許出願公開第1860002号明細書に記載されている。ベルトストラップ感応式の作動機構が設けられたそのようなベルト巻き取り装置においては、例えば、シートベルトが取り外された後で、ベルトシャフトベルトストラップ巻き取り終わりにおいて有効な回転運動ストッパの結果として慣性ゆえに繰り出し方向に跳ね戻り、これによって生じるベルトシャフトのベルトストラップ繰り出し方向の回転の結果として、ベルトストラップ感応式の制御システムが比較的小さな角加速度でも作動し、すなわち慣性マス不動の歯との係合位置へと旋回するような回転速度で、ベルトシャフトが巻き取り方向に回転するという問題が生じる可能性がある。同じことが、ベルトストラップの巻き取りが車両の急激な減速によって中断される場合にも生じうる。ベルト巻き取り装置のこの挙動は、制御システムのロック解除し、次いでベルトを自由に引き出すために、最初にベルトストラップを引っ張ることによってさらなる使用のためにベルト巻き取り装置のロックを解除しなければならないという結果につながる可能性がある。

欧州特許出願公開第1860002号明細書に記載の一般的なベルト巻き取り装置においては、ベルトシャフトおよび/または制御板のための支持面において制御板に対してこのように配置される摩擦係合ねじりばねの配置によって、この問題を取り除くことが提案されており、前記ばねは、半径を有する中央の支持領域と、支持領域から反対向きの方向へと側方に突き出して互いに180°の角度で延びているばねレッグとを備えるΩ形の形状を有している。一方のばねレッグが、慣性マスの一端と同時に協働する一方で、他方のばねレッグは、制御板の平面から立ち上がるアクチュエータに接触する。ベルト巻き取り装置の種々の動作状態に従うねじりばねの支持面上での摩擦係合による回転が、一方ではねじりばねの慣性トルクおよびねじりばねに作用する慣性トルクによって生み出され、他方では慣性マスの慣性によって制御された運動との相互作用によって生み出される。これは、ねじりばねの慣性マスとの相互作用における問題を抑えるうえで、不利なやり方につながる可能性がある。

概要

ハウジングフレーム内に回転可能に取り付けられ、巻き取りばねによってベルトストラップの巻き取り方向に付勢されているベルトシャフトと、制御板(10)を有するベルトストラップ感応式作動機構とを有しており、前記制御板(10)は、前記ベルトシャフトと前記制御板(10)との間の相対回転において、ばねの作用に逆らって偏向させることができる前記ベルトストラップ上に配置されたロック要素ハウジング歯と係合するまで偏向させるために、前記ベルトシャフトへと接続され、前記制御板(10)が、2つのアームを有する慣性マス(15)を支持しており、該慣性マス(15)は、前記制御板(10)上の偏心した位置に旋回可能に取り付けられ、リセットばねの作用に逆らって径方向に偏向させることが可能であり、前記制御板(10)に作用する角加速度の結果としてのリリースの場合に、一方のブロッキングアーム(17)にて固定の歯に係合するまで径方向に旋回することで、前記制御板(10)の回転運動を停止させて前記制御板(10)を固定し、周方向において互いに離して配置された2つのばねレッグ(27、28)を有しているねじりばね(25)が、前記慣性マス(15)上の当接位置と前記制御板(10)の平面から立ち上がったアクチュエータ(21)上の当接位置との間を前記制御板(10)に対して回転できるように、前記ベルトシャフトおよび/または前記制御板(10)のための支持面上に摩擦係合による支持部によって取り付けられている、座席ベルト用の自動ロック式ベルト巻き取り装置であって、前記ねじりばね(25)の前記2つのばねレッグ(27、28)が、間に前記アクチュエータ(21)を囲んでおり、該アクチュエータ(21)が、前記制御板(10)のベルト巻き取り方向(矢印40)およびベルト繰り出し方向(矢印41)の回転の際に前記ねじりばね(25)を随伴させるための前記ばねレッグ(27、28)のための接触面(22、23)を設定しており、前記2つのばねレッグのうちの一方のばねレッグ(27)が、前記制御板(10)の前記ベルト巻き取り方向(矢印40)の回転の際に、リリースの場合の前記慣性マス(15)の前記ブロッキングアーム(17)とは反対側に位置する旋回アーム(19)の旋回経路へと突き出し、この前記ねじりばね(25)の阻止位置において前記慣性マス(15)の旋回を防止し、前記ねじりばね(25)のリリース位置において前記制御板(10)に対する前記ねじりばね(25)の相対回転の結果としての前記ベルト繰り出し方向(矢印41)の前記制御板(10)の回転によって前記慣性マス(15)をリリースすることを特徴とする、自動ロック式ベルト巻き取り装置。

目的

効果

実績

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請求項1

ハウジングフレーム内に回転可能に取り付けられ、巻き取りばねによってベルトストラップの巻き取り方向に付勢されるベルトシャフトと、ベルトストラップ感応作動機構とを有しており、前記ベルトストラップ感応式作動機構は制御板(10)を備え、当該制御板(10)は、前記ベルトシャフトへと接続され、前記ベルトストラップ上に配置され、前記ベルトシャフトと前記制御板(10)との間で、ばねの作用に逆らって相対回転を伴う偏向が可能なロック要素ハウジング歯係合するまで偏向させ、前記制御板(10)が、2つのアームを有する慣性マス(15)を支持しており、該慣性マス(15)は、前記制御板(10)上の偏心した位置に旋回可能に取り付けられ、リセットばねの作用に逆らって径方向に偏向可能であり、前記制御板(10)上での角加速度によってリリースされた場合に、固定歯に係合するまで径方向に一つのブロッキングアーム(17)とともに旋回し、前記制御板(10)の回転運動を停止させて固定し、周方向に離れて配置された2つのばねレッグ(27、28)を有するねじりばね(25)が、前記慣性マス(15)上の当接位置と前記制御板(10)の平面から立ち上がったアクチュエータ(21)の当接位置との間において、前記制御板(10)に対して回転できるように、前記ベルトシャフトおよび/または前記制御板(10)の支持面上に摩擦係合による支持されている、座席ベルト用の自動ロック式ベルト巻き取り装置において、前記ねじりばね(25)の前記2つのばねレッグ(27、28)が、間に前記アクチュエータ(21)を囲んでおり、該アクチュエータ(21)が、前記制御板(10)のベルト巻き取り方向(矢印40)およびベルト繰り出し方向(矢印41)の回転の際に前記ねじりばね(25)を随伴させるための前記ばねレッグ(27、28)との接触面(22、23)を備えており、前記2つのばねレッグのうちの一方のばねレッグ(27)が、前記制御板(10)が前記ベルト巻き取り方向(矢印40)に回転している間、リリースの場合に前記ブロッキングアーム(17)とは反対側に位置する前記慣性マス(15)の旋回アーム(19)の旋回経路へと突き出し、前記ねじりばね(25)のこのような阻止位置において前記慣性マス(15)の旋回を防止し、前記ねじりばね(25)のリリース位置における前記制御板(10)に対する前記ねじりばね(25)の相対回転の結果として、前記ベルト繰り出し方向(矢印41)の前記制御板(10)の回転によって前記慣性マス(15)をリリースすることを特徴とする、自動ロック式ベルト巻き取り装置。

請求項2

前記慣性マス(15)の固定のために設けられる前記ばねレッグ(27)のための接触面(35)が、前記慣性マス(15)の前記旋回アーム(19)に設定されることを特徴とする、請求項1に記載の自動ロック式ベルト巻き取り装置。

請求項3

前記慣性マス(15)の固定のために設けられた前記ばねレッグ(27)が、前記慣性マス(15)を支持している前記制御板(10)の前記固定されたねじりばね(25)に対する相対回転の結果として前記慣性マス(15)が横断する所定の回転角度による旋回経路へと突き出しており、前記慣性マス(15)上に設定された前記接触面(35)が、前記慣性マス(15)の固定のために設定される前記制御板(10)の回転の角度に相当する周方向における延在を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の自動ロック式ベルト巻き取り装置。

請求項4

両方のばねレッグ(27、28)を有する前記ねじりばね(25)が、前記慣性マス(15)の上方に前記制御板(10)の平面から離して配置される平面内に配置され、前記2つのばねレッグ(27、28)の自由端が、前記制御板(10)の平面の方向にそれぞれ曲げられた部位(29)を有しており、前記曲げられた部位(29)が、前記アクチュエータ(21)に重なり、前記アクチュエータ(21)の接触面(22、23)と協働することを特徴とする、請求項1〜3の一項に記載の自動ロック式ベルト巻き取り装置。

請求項5

前記慣性マス(15)の固定のために設けられた前記ばねレッグ(27)の前記曲げられた部位(29)が、前記慣性マス(15)が休止位置にあるときに前記慣性マス(15)の前記接触面(35)から離れたままであることを特徴とする、請求項4に記載の自動ロック式ベルト巻き取り装置。

請求項6

前記慣性マス(15)の固定のために設けられた前記ばねレッグ(27)の前記曲げられた部位(29)が、前記慣性マス(15)が休止位置にあるときに前記慣性マス(15)の前記接触面(35)に当接することを特徴とする、請求項1〜5の一項に記載の自動ロック式ベルト巻き取り装置。

請求項7

前記ねじりばね(25)が、曲げワイヤ部品として構成されていることを特徴とする、請求項1〜6の一項に記載の自動ロック式ベルト巻き取り装置。

請求項8

前記ねじりばね(25)が、打ち抜きによる曲げ部品として構成されていることを特徴とする、請求項1〜6の一項に記載の自動ロック式ベルト巻き取り装置。

請求項9

前記慣性マス(15)の固定のために設けられた前記ばねレッグ(27)の前記曲げられた部位(29)の端部が、アタッチメント(36)を前記ばねレッグ(27)の軸から横方向に突き出させてT字形に構成されていることを特徴とする、請求項8に記載の自動ロック式ベルト巻き取り装置。

請求項10

前記ねじりばね(25)の前記支持領域(26)が、プラスチックコーティングが設けられた打ち抜きによる曲げ部品として構成されていることを特徴とする、請求項8または9に記載の自動ロック式ベルト巻き取り装置。

技術分野

0001

本発明は、ハウジングフレーム内に回転可能に取り付けられ、巻き取りばねによってベルトストラップの巻き取り方向に付勢されているベルトシャフトと、制御板を有するベルトストラップ感応作動機構とを有している座席ベルト自動ロック式ベルト巻き取り装置であって、制御板が、ベルトシャフトと制御板との間の相対回転において、ばねの作用に逆らって偏向させることができるベルトストラップ上に配置されたロック要素ハウジング歯係合するまで偏向させるために、ベルトシャフトへと接続され、制御板が、2つのアームを有する慣性マスを支持しており、該慣性マスは、制御板上の偏心した位置に旋回可能に取り付けられ、リセットばねの作用に逆らって径方向に偏向させることが可能であり、制御板に作用する角加速度の結果としてのリリースの場合に、一方のブロッキングアームにて固定の歯に係合するまで径方向に旋回することで、制御板の回転運動を停止させて制御板を固定し、周方向において互いに離して配置された2つのばねレッグを有しているねじりばねが、慣性マス上の当接位置と制御板の平面から立ち上がったアクチュエータ上の当接位置との間を制御板に対して回転できるように、ベルトシャフトおよび/または制御板のための支持面上に摩擦係合による支持部によって取り付けられている、自動ロック式ベルト巻き取り装置に関する。

背景技術

0002

上述の特徴を有するベルト巻き取り装置が、欧州特許出願公開第1860002号明細書に記載されている。ベルトストラップ感応式の作動機構が設けられたそのようなベルト巻き取り装置においては、例えば、シートベルトが取り外された後で、ベルトシャフトがベルトストラップの巻き取りの終わりにおいて有効な回転運動のストッパの結果として慣性ゆえに繰り出し方向に跳ね戻り、これによって生じるベルトシャフトのベルトストラップ繰り出し方向の回転の結果として、ベルトストラップ感応式の制御システムが比較的小さな角加速度でも作動し、すなわち慣性マスが不動の歯との係合位置へと旋回するような回転速度で、ベルトシャフトが巻き取り方向に回転するという問題が生じる可能性がある。同じことが、ベルトストラップの巻き取りが車両の急激な減速によって中断される場合にも生じうる。ベルト巻き取り装置のこの挙動は、制御システムのロック解除し、次いでベルトを自由に引き出すために、最初にベルトストラップを引っ張ることによってさらなる使用のためにベルト巻き取り装置のロックを解除しなければならないという結果につながる可能性がある。

0003

欧州特許出願公開第1860002号明細書に記載の一般的なベルト巻き取り装置においては、ベルトシャフトおよび/または制御板のための支持面において制御板に対してこのように配置される摩擦係合ねじりばねの配置によって、この問題を取り除くことが提案されており、前記ばねは、半径を有する中央の支持領域と、支持領域から反対向きの方向へと側方に突き出して互いに180°の角度で延びているばねレッグとを備えるΩ形の形状を有している。一方のばねレッグが、慣性マスの一端と同時に協働する一方で、他方のばねレッグは、制御板の平面から立ち上がるアクチュエータに接触する。ベルト巻き取り装置の種々の動作状態に従うねじりばねの支持面上での摩擦係合による回転が、一方ではねじりばねの慣性トルクおよびねじりばねに作用する慣性トルクによって生み出され、他方では慣性マスの慣性によって制御された運動との相互作用によって生み出される。これは、ねじりばねの慣性マスとの相互作用における問題を抑えるうえで、不利なやり方につながる可能性がある。

先行技術

0004

欧州特許出願公開第1860002号明細書

発明が解決しようとする課題

0005

したがって、本発明の目的は、一般的な特徴を有する自動ロック式ベルト巻き取り装置を、動作の進行を改善するようなやり方で発展させることにある。

課題を解決するための手段

0006

この目的は、本明細書の後ろに含まれる特許請求の範囲の内容に開示されているとおりに、本発明の好都合な実施形態およびさらなる発展によって達成される。

0007

本発明の基本的な考え方によれば、ねじりばねの両方のばねレッグの間にアクチュエータが囲まれ、このアクチュエータが、制御板のベルト巻き取り方向およびベルト繰り出し方向の回転の際にねじりばねを随伴させるために、ばねレッグのための接触面を設定し、2つのばねレッグのうちの一方が、制御板のベルト巻き取り方向の回転の際に、リリースの場合の慣性マスのブロッキングアームとは反対側に位置する旋回アーム旋回経路へと突き出し、このねじりばねの阻止位置において慣性マスの旋回を防止し、ねじりばねのリリース位置において制御板に対するねじりばねの相対回転の結果としてのベルト繰り出し方向の制御板の回転によって慣性マスをリリースする。

0008

このように、本発明は、設けられたねじりばねによって、慣性マスが慣性マスに作用する慣性トルクと無関係に外へと旋回することを防止するという基本原理もとづく。とくにはベルトストラップの繰り出しの際に慣性マスの旋回による作動が妨げなく可能でなければならないため、初期のベルトストラップの繰り出しにおいてベルトシャフトと一緒に回転する制御板が、まずは摩擦係合による支持の結果として動かぬままであるねじりばねに対して所定の回転角度だけ回転し、結果として慣性マスを固定するために設けられたばねレッグが慣性マスの旋回経路の外側に位置し、したがって慣性マスが制御板の相応の回転運動によって外側へと自由に旋回できるように、アクチュエータに関連したねじりばねの特別な構成および配置によって保証しなければならない。ねじりばねのこのリリース位置において、ばねレッグがアクチュエータの関連の当接面に当接し、この状態にて制御板のさらなる回転の際に引き摺られ、したがってねじりばねが制御板において得たリリース位置を保つ。次いで、後にベルトシャフトが制御板と一緒にベルト巻き取り方向に回転するとき、制御板が、やはり最初は摩擦係合による支持ゆえに停止しているねじりばねに対して相対回転し、したがって制御板の回転につれて慣性マスが外側へと移動するとともに、慣性マスの旋回アームが適切なばねレッグの端部を横切り、結果としてばねレッグが巻き取りの運動の終わりにおいて慣性マスを固定するという自身の機能を担うことができる。ねじりばねが再び占めるこの阻止位置において、アクチュエータが別の接触面にてねじりばねの他方のばねレッグに再び当接することで、ねじりばねをこの阻止位置において制御板の回転にそれぞれ追従させ、したがって阻止位置が維持される。

0009

本発明の典型的な実施形態によれば、慣性マスの固定のために設けられるばねレッグのための接触面は、慣性マスの旋回アーム上に設定される。

0010

ねじりばねの阻止位置が、必ずしも慣性マスに対する該当のばねレッグの位置が正確でなくても有効であるように保証するために、本発明の典型的な実施形態によれば、慣性マスの固定のために設けられたばねレッグが、慣性マスを支持している制御板が固定されたねじりばねに対して相対回転する結果として慣性マスが横断する所定の回転角度による旋回経路へと突き出し、慣性マス上に設定された接触面が、慣性マスの固定のために設定される制御板の回転の角度に相当する周方向における延在を有する。本発明の目的は、巻き取りの運動の終わりにおけるベルトシャフトの回転運動の急な停止、したがってベルトシャフトおよび制御板のお互いに対する結合の設計の枠組みにおいて生じうる制御板のベルトシャフトに対する慣性依存のさらなる回転だけを懸念しているため、ばねレッグによる偏向に対する慣性マスの固定のための対応する回転角度は、制御板のこの構造的に固定されたさらなる回転に相当すればよい。

0011

本発明の典型的な実施形態によれば、両方のばねレッグを有するねじりばねが、慣性マスの上方に制御板の平面から離して配置される平面内に配置され、2つのばねレッグの自由端が、制御板の平面の方向にそれぞれ曲げられた部位を有し、これらの曲げられた部位が、アクチュエータに重なり、かつアクチュエータの接触面と協働する。一方では、制御板に対するねじりばねの阻止位置とリリース位置との間の回転が、ねじりばねを制御板の平面から離れて位置する平面内に配置することによって、妨げなく可能であることが保証され、他方では、両方のばねレッグのそれぞれの曲げられた部位によって、一方(慣性マス)および他方(アクチュエータの接触面)のそれぞれへの平坦な接触が保証される。

0012

本発明の典型的な実施形態によるねじりばねの阻止機能の設定においては、慣性マスの固定のために設けられたばねレッグの前記曲げられた部位が、慣性マスが休止位置にあるときに慣性マスの接触面から離れたままであれば充分である。

0013

代案として、慣性マスの固定のために設けられたばねレッグの前記曲げられた部位が、慣性マスが休止位置にあるときに慣性マスの接触面に当接することができる。これは、ねじりばねの該当のばねレッグが、慣性マスを固定することによって阻止位置においてガタつき騒音も同時に防止するというさらなる利点に直ちに結び付く。

0014

本発明の第1の典型的な実施形態によれば、ねじりばねを、曲げによるワイヤ部品として構成することができる。

0015

本発明の別の実施形態において、ねじりばねを、相応の金属板から作られる打ち抜きによる曲げ部品として構成することができる。このやり方で、曲げによるワイヤ部品と比べて厚さが小さいが同じ強度を有しており、基本的に曲げによるワイヤ部品よりも正確な形状にて製造することができる平坦な設計にて構成されたねじりばねがもたらされる。

0016

そのような例の実施形態においては、慣性マスの固定のために設けられたばねレッグの曲げられた部位の端部を、アタッチメントをばねレッグの軸から横方向に突き出させてT字形に構成することができる。このやり方で、一方(慣性マス)および他方(アクチュエータ)の相応に良好な接触および案内が実現される。

0017

ここで、打ち抜きによる曲げ部品として構成されたねじりばねの支持領域に、プラスチックコーティングを設けることができ、プラスチックおよび金属で作られるねじりばねを、1つの部品として構成することができる。これにより、ねじりばねの支持領域を、随意により閉じたリングとして構成することもできる。

0018

以下で説明される本発明の典型的な実施形態が、図面に示されている。

図面の簡単な説明

0019

慣性マスが旋回可能に配置された制御板であって、支持板(図示されていない)に支持されたねじりばねが組み合わせられている制御板を概略図にて示しており、ねじりばねが、ベルトの巻き取り位置において慣性マスと相互作用している。
図1において、ベルトシャフトのベルト繰り出し方向でのねじりばねの位置にて示している。
打ち抜きによる曲げ部品として構成されたねじりばねを備える図1による制御板を示しており、ねじりばねは、図1に相当するねじりばねの位置にある。
打ち抜きによる曲げ部品として構成されたねじりばねを詳細図にて示している図の詳細を示している。
図3物体を、図2に相当するねじりばねの位置にて示している。

実施例

0020

図1に見て取ることができる制御板10は、シャフト延長部12上に回転可能に取り付けられ、車両感応式制御システムと協働するための外歯11を有している。スロット13(軸14が図5〜7においてのみ示されており、ベルトシャフト上に取り付けられたロック要素に配置されている(これ以上詳しくは示さない))が、制御板10に設定されている。さらに、2つのアームを有する慣性マス15が、中央の領域に設定された枢支軸受16によって制御板10に旋回可能に取り付けられ、この2つのアームを有する慣性マスは、外側ブロック端18を備えるブロッキングアーム17と、旋回アーム19とを有している。慣性マス15は、慣性マス15がとくには制御板10との相互の回転において制御板10上に固定されるように、制御板10に取り付けられて相応に角度付けられた保持アーム20によって、制御板10上に保持されている。さらに詳しくは示さないが、自動ロック式ベルト巻き取り装置のアセンブリにおける制御板10の深なべ状の凹所は、これに当接するベルト巻き取り装置の支持板によって覆われ、この支持板に、シャフト延長部12のための対応するベアリングが設定されている。さらに、支持板は、支持板から立ち上がって制御板10の深なべ状の凹所へと達する環状のブロック縁を備え、この環状のブロック縁に内歯が設けられており、制御板10に旋回可能に取り付けられた慣性マス15が、外側へと旋回したブロック位置において支持板の内歯に引っ掛かり(これ以上詳しくは図示しない)、このようにして制御板10のさらなる回転運動を停止させる。制御板10とベルトシャフトとの相対回転、したがってスロット13における軸14の変位が、ベルトシャフトのさらなる回転によって直ちに生じ、結果としてロック要素がベルト巻き取り装置に設定されたブロック歯へと旋回する。自動ロック式ベルト巻き取り装置の対応する機能は、一般的な欧州特許出願公開第1860002号明細書からも得られるが、とくには独国特許第10324125号明細書ならびに独国特許出願公開第2924575号明細書または独国特許出願公開第3926370号明細書に詳しく記載されており、したがって先行技術に属するものと見なされる。

0021

或る半径を備える中央の支持領域26を有する曲げられた線ばねの形態のΩ形の構成を有するねじりばね25は、支持板(図示されていない)上に回転可能に取り付けられ、したがってねじりばね25を、支持板上の軸受を中心とする制御板10の回転運動とは無関係に、制御板に対して回転させることができる。支持板における線ばね25の支持を、一方ではねじりばね25が制御板10と一緒に回転できるが、他方ではねじりばね25が制御板10の回転に対して止まったままであることができ、したがって制御板に対する相対運動を実行する機能段階も可能であるようなやり方にて、摩擦係合の様相で同時に行うことができる。Ω状のねじりばね25は、互いに周方向において離れて位置している2つのばねアーム27、28を有しており、ばねアーム27、28の機能は、以下で説明される。

0022

2つのばねレッグ27および28の間に位置するアクチュエータ21が、ねじりばね25の2つのばねレッグ27および28のための接触面22および23を設定するようなやり方で、制御板10上に配置されており、したがってアクチュエータ21のストッパが、制御板10およびねじりばね25の回転の各方向においてねじりばね25の関連のばねレッグと相互作用することで、ねじりばね25を制御板10のそれぞれの回転方向に回転させ、ねじりばね25がベルト巻き取り装置の機能動作においてもたらされる制御板10との相互の回転運動を実行できるように保証する。アクチュエータ21は、具体的には、ねじりばね25のばねアーム27および28の間を制御板10の周方向に延びている矩形アクチュエータブロックとして構成され、外側接触面22が、アクチュエータブロックの外側の縦長の面において有効である一方で、内側接触面23が、矩形のアクチュエータブロックの短い面と接触面22の反対側に位置する縦長の面との角によって形成されている。さらに、スロットのロック要素14が、制御板10の平面よりも上方へと突き出す軸13のより良好な案内の目的で、軸13を道連れにする立ち上がった縁24によって囲まれている。

0023

ねじりばね25は、制御板10の平面に配置されたアクチュエータ21、立ち上がった縁24、および慣性マス15が、もたらされるねじりばね25の制御板10に対する相対回転(その機能は、さらに詳しく後述される)を妨げることがないように保証するために、自身の2つのばねレッグ27、28によって制御板10の平面に対する距離を維持するようなやり方で支持板上に配置され、2つのばねレッグ27および28の自由端が、制御板10の平面の方向に曲げられたそれぞれの部位29を有し、ばねアーム27および28の曲げられた部位29が、いずれもアクチュエータ21および慣性マス15の平面へと進入、上述の構成部品と相互作用する。

0024

図1および2の比較から見て取ることができるとおり、図1および2による表現において、ねじりばね25の右側のばねレッグ27が、慣性マス5の旋回アーム19と相互作用するように配置されている。旋回アーム19は、この目的のために、ばねレッグ27またはばねレッグ27の曲げられた部位29に面する内面に、ばねレッグ27の曲げられた部位29のための接触面35を有しており、制御板10がベルト巻き取り方向(矢印40)に回転した状態におけるねじりばね25を表している図1に示されている位置において、旋回アーム19の接触面35への当接によって、ブロッキングアーム17の外方向への旋回を防止することができる。

0025

図1に見て取ることができるとおり、ばねレッグ27は、曲げられた部位29が接触面35に当接するまで慣性マス15の旋回アーム19の方向に延びている。これにより、慣性マス15が、制御板10の回転運動の際に休止位置に固定され、したがって慣性マス15が無効にされる。巻き取り方向(矢印40)の制御板10と一緒のベルトシャフトの対応する回転運動において、ねじりばね25は、端部において径方向に突出しているねじりばね25のばねレッグ28の接触レッグ30を含む曲げられた部位29にアクチュエータ21の内側の接触面23が当接することによって引き摺られるため、図1に見て取ることができる位置のままである。技術的背景として独国特許第10324125号による先行技術に記載されているように、巻き取り運動の終わりにおいてベルトシャフトの回転運動の急激な停止が生じる場合、支持板との係合位置における慣性マス15の慣性起因の偏向が、慣性マス15の接触面35へのねじりばね25のばねレッグ27の当接によって排除される。

0026

次に、ベルトストラップがベルト巻き取り装置のベルトシャフトへと完全に巻き取られている図1に示されている制御板10およびねじりばね25の配置にもとづき、ベルトシャフトが、繰り出し方向(矢印41)のベルトストラップの繰り出しの結果として、制御板10と一緒に回転させられる場合、ベルトストラップ感応式制御システムの機能が、ベルト繰り出し方向のベルトシャフトの回転の際に保証され、慣性マス15が自由に旋回できる状態のままでなければならない限りにおいて、ねじりばね25が、最初に慣性マス15の旋回アーム19の接触面35がねじりばね25のばねレッグ27からリリースされるまでねじりばね25に対する制御板10の相対回転が完了するように、摩擦係合による支持の結果として制御板10の回転に逆らって支持板上にとどまり、ねじりばね25に対する制御板10の相対回転経路の終わりにおいてばねレッグ27の曲げられた部位29にてアクチュエータブロックの外側接触面22に当接し、結果として、ねじりばね25が、このばねの位置において引き摺られ、今や制御板10のベルト繰り出し方向(矢印41)のさらなる回転運動において慣性マス15の旋回運動が可能になる。

0027

ベルト巻き取り方向(矢印40)のベルトシャフトの回転運動の切り換えが、ベルト繰り出し運動の終わりにおいて生じる場合、やはり摩擦係合による支持の結果として不動のままになるねじりばね25に対して制御板10の相対回転が生じ、したがって慣性マス15の接触面35が、ばねレッグ27の曲げられた部位29によって再び外側へと動かされ、この位置においてねじりばね25が、ねじりばね25のばねレッグ28においてアクチュエータ21の内側接触面23のストッパによって引き摺られる。

0028

図3、3a、および4に示される典型的な実施形態は、ねじりばね25が打ち抜きによる曲げ部品として構成されており、結果としてこの部品の材料の厚さが同一の強度を有する曲げワイヤ部品と比べて小さくなっている点においてのみ、図1および2において詳しく説明した典型的な実施形態から相違する。さらに詳しくは示さないが、ねじりばね25の支持面26に、プラスチックコーティングを設けることができ、支持面26を閉じたリングとして構成することも可能である。打ち抜きによる曲げ部品としてのねじりばね25の構成においては、ばねレッグ27および28が平坦な形状を有する限りにおいて、ばねレッグの端部の関連の部品へのより良好な当接がもたらされる。慣性マス15の固定のために設けられるばねレッグ27の曲げられた部位28の端部は、とくには、アタッチメント36をばねレッグ27の軸から横方向に突き出させてT字形に構成され、したがって慣性マス15の接触面35またはアクチュエータ21の外側接触面22に平たく当接する。同様に、アクチュエータ21と相互作用するばねレッグ28が、曲げられた部位29に平坦な形状を備える限りにおいて、今やばねレッグ28は、ばねレッグ28の曲げられた部位29が今や内側接触面23としてのアクチュエータブロック21の内側の縦長な面に当接するようなやり方で、ブロック状のアクチュエータ21に対して整列する。

0029

以上の説明、特許請求の範囲、要約、および図面に開示されるこれらの書類の対象の特徴は、単独でも任意の所望の互いの組み合わせにおいても、本発明の種々の実施形態における実現に不可欠であり得る。

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