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技術 画像形成装置

出願人 株式会社沖データ
発明者 近藤友紀
出願日 2014年5月29日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2014-110866
公開日 2015年12月14日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2015-225272
状態 未査定
技術分野 カラー電子写真
主要キーワード キャリアベルト 混色割合 オフセット面 入力面積 補助記録装置 単色パターン 黒色パッチ 色チャート
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年12月14日)のものです。
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図面 (20)

課題

解決手段

画像形成装置1の等色パッチ情報入力部16aは、記録媒体の表面側の調整パターンAP1と裏面側の調整パターンAP2との比較結果である等色パッチ情報EPを入力する。その比較結果に基づき、カラーバランステーブル作成部21は、カラーバランステーブル記憶部17aが記憶するカラーバランステーブルCTを更新する。この更新されたカラーバランステーブルCTにより、カラーバランス調整部23は、入力された画像データID1のカラーバランス調整を行い、調整後の画像データID2を出力する。カラーバランス調整後の画像データID2を変換した印刷データPDから、プリンタエンジン18aは、印刷処理を行う。これにより、正確なカラーバランス調整を可能とする。

概要

背景

従来、例えば、特許文献1等には、記録媒体現像剤像転写するためのキャリアベルトに、テスト印刷エリアを設けた画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は、テスト印刷エリアに複数の現像剤を混色した現像剤像を形成し、この形成された現像剤像を混色センサで検出することで、カラーバランス調整を行って色の再現性を高めるものである。

概要

画像形成装置1のカラーバランス調整を正確に行う。画像形成装置1の等色パッチ情報入力部16aは、記録媒体の表面側の調整パターンAP1と裏面側の調整パターンAP2との比較結果である等色パッチ情報EPを入力する。その比較結果に基づき、カラーバランステーブル作成部21は、カラーバランステーブル記憶部17aが記憶するカラーバランステーブルCTを更新する。この更新されたカラーバランステーブルCTにより、カラーバランス調整部23は、入力された画像データID1のカラーバランス調整を行い、調整後の画像データID2を出力する。カラーバランス調整後の画像データID2を変換した印刷データPDから、プリンタエンジン18aは、印刷処理を行う。これにより、正確なカラーバランス調整を可能とする。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の現像剤の内の第1現像剤で形成された第1現像剤像と、前記複数の現像剤の内の他の複数の第2現像剤を混色して形成された複数の第2現像剤像と、を比較して比較結果を求め、前記比較結果に基づいて前記複数の第2現像剤の混色割合を調整し、入力された画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記比較結果に基づき、前記複数の第2現像剤像から選択された第3現像剤像の情報を入力する入力部と、前記第1現像剤像と前記複数の第2現像剤像とが離間した状態で配置されて形成された調整パターンと、前記入力部により入力された前記第3現像剤像の情報と、から前記混色割合を決定するためのカラーバランステーブルを作成する作成部と、前記カラーバランステーブルを用いて、前記画像を形成するための前記混色割合を調整するカラーバランス調整部と、前記画像データに基づき、調整された前記混色割合にて前記記録媒体に前記画像を形成する画像形成部と、を有することを特徴とする画像形成装置。

請求項2

前記比較結果は、前記第1現像剤像の濃度と、前記複数の第2現像剤像の濃度と、が比較された結果であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。

請求項3

請求項1又は2記載の画像形成装置は、更に、予め設定された第1の前記カラーバランステーブルを記憶する記憶部を有し、前記作成部は、前記調整パターンと、前記第3現像剤像の情報と、前記第1のカラーバランステーブルと、から新たな第2の前記カラーバランステーブルを作成して前記記憶部に記憶させることを特徴とする画像形成装置。

請求項4

前記画像形成部は、前記調整パターンを前記記録媒体に形成し、前記作成部は、前記画像形成部により形成された前記調整パターンと、前記第3現像剤像の情報と、前記第1のカラーバランステーブルと、から前記第2のカラーバランステーブルを作成することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。

請求項5

前記画像形成部は、前記第1現像剤及び前記複数の第2現像剤の濃度を段階的に高くして形成される単色チャートを前記記録媒体に形成し、前記作成部は、前記単色チャートに基づいて前記第1のカラーバランステーブルを作成することを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。

請求項6

前記画像形成部は、前記調整パターンにおける前記第1現像剤像を前記記録媒体の第1面に配置し、前記調整パターンにおける前記複数の第2現像剤像を前記第1面とは異なる前記記録媒体の第2面に配置することを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。

請求項7

前記画像形成部は、前記調整パターンにおける前記第1現像剤像を黒色の現像剤にて形成し、前記調整パターンにおける前記複数の第2現像剤像を黒色以外の複数の現像剤にて形成することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、カラーバランス調整を行う画像形成装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、例えば、特許文献1等には、記録媒体現像剤像転写するためのキャリアベルトに、テスト印刷エリアを設けた画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は、テスト印刷エリアに複数の現像剤を混色した現像剤像を形成し、この形成された現像剤像を混色センサで検出することで、カラーバランス調整を行って色の再現性を高めるものである。

先行技術

0003

特開平10−221916号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、従来の画像形成装置では、黒色の現像剤にて形成されたグレー色網点画像の現像剤像と、黒色以外の複数の現像剤にて形成されたグレー色の網点画像の現像剤像と、を比較してカラーバランス調整を行うような場合、微妙な色の違いをキャリアベルト上で判断するのは困難である。そのため、このようなカラーバランス調整を従来の画像形成装置には適用できないという課題があった。

課題を解決するための手段

0005

本発明の画像形成装置は、複数の現像剤の内の第1現像剤で形成された第1現像剤像と、前記複数の現像剤の内の他の複数の第2現像剤を混色して形成された複数の第2現像剤像と、を比較して比較結果を求め、前記比較結果に基づいて前記複数の第2現像剤の混色割合を調整し、入力された画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記比較結果に基づき、前記複数の第2現像剤像から選択された第3現像剤像の情報を入力する入力部と、前記第1現像剤像と前記複数の第2現像剤像とが離間した状態で配置されて形成された調整パターンと、前記入力部により入力された前記第3現像剤像の情報と、から前記混色割合を決定するためのカラーバランステーブルを作成する作成部と、前記カラーバランステーブルを用いて、前記画像を形成するための前記混色割合を調整するカラーバランス調整部と、前記画像データに基づき、調整された前記混色割合にて前記記録媒体に前記画像を形成する画像形成部と、有することを特徴とする。

発明の効果

0006

本発明の画像形成装置によれば、調整パターンは、記録媒体上に第1現像剤像と複数の第2現像剤像とが離間した状態で配置されて形成されるため、微妙な色の違いを判断して第2現像剤像から最も適切な第3現像剤像を選択することが可能となる。更に、調整パターンは、第2現像剤像を多数設けることが可能となるため、正確なカラーバランス調整が可能となる。

図面の簡単な説明

0007

図1図3の画像形成装置1の機能を示すブロック図である。
図2は比較例の調整パターンAPの例を示す図である。
図3は本発明の実施例1における画像形成装置1を示すハードウェアの構成図である。
図4図1中のオペレーションパネル16に表示されるメニュー画面41の例を示す図である。
図5図1中の表面側の調整パターンAP1の例を示す図である。
図6図1中の裏面側の調整パターンAP2の例を示す図である。
図7図5カラーパッチ31b,32b,33bの現像剤色毎のオフセット面積率FRの例を示す図である。
図8図1中のシアン色のカラーバランステーブルCTの例を示す図である。
図9図1の画像形成装置1における通常の印刷処理S10の動作を示すフローチャートである。
図10図1の画像形成装置1による調整パターン印刷処理S20及びカラーバランステーブル更新処理S30の手順の例を示す図である。
図11図1中のオペレーションパネル16に表示される調整パターン印刷画面42の例を示す図である。
図12図10中の調整パターン印刷処理S20の動作を示すフローチャートである。
図13図5の表面側の調整パターンAP1と図6の裏面側の調整パターンAP2とを折り重ねた例を示す図である。
図14−1は図1中のオペレーションパネル16に表示されるカラーバランステーブル更新画面43の例を示す図である。
図14−2は図1中のオペレーションパネル16に表示されるカラーバランステーブル更新画面43の例を示す図である。
図15図10中のカラーバランステーブル更新処理S30の動作を示すフローチャートである。
図16図8のカラーバランステーブルCTの入力面積率IRと等色パッチ情報EP内のオフセット面積率FRとの関係を示す図である。
図17図8のシアン色のカラーバランステーブルCTが更新された更新後のカラーバランステーブルCT1の例を示す図である。
図18図1の画像形成装置1の初期設定時においてPC3より入力した単色チャートSCの例を示す図である。
図19図1の画像形成装置1における初期カラーバランステーブルCT0の作成処理S40の動作を示すフローチャートである。
図20図19のステップS44で測色された単色パッチCbOD値ONと面積率Rとの関係の例を示す図である。
図21図1の画像形成装置1の初期設定時においてPC3より入力した混色チャートKCの例を示す図である。
図22図1の画像形成装置1における調整パターン作成処理S50の動作を示すフローチャートである。
図23図22のステップS55で測色された混色の現像剤像と黒色の現像剤像との関係の例を示す図である。

0008

本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。

0009

(比較例の調整パターン)
図2は、比較例の調整パターンAPの例を示す図である。

0010

この比較例の調整パターンAPは、用紙等の記録媒体の表面側に形成(すなわち、印刷)され、カラーバランス調整に用いられるものである。一般に、カラーバランス調整は、シアン色、マゼンタ色、及び黄色の現像剤を用いて印刷されたグレー色の網点画像と、黒色の現像剤を用いて印刷されたグレー色の網点画像と、を形成して比較し、シアン色、マゼンタ色、及び黄色の現像剤の混色の割合を調整することにより行われる。カラーバランス調整に用いられる網点画像は、通常、複数の濃度で作成された網点画像が用いられる。

0011

調整パターンAPは、濃度が薄い場合(Highlight)におけるグレー色の表示状態を示す低濃度カラーパッチ31と、濃度が中程度の場合(Mid-Tone)におけるグレー色の表示状態を示す中濃度カラーパッチ32と、濃度が濃い場合(Dark)におけるグレー色の表示状態を示す高濃度カラーパッチ33と、を有している。低濃度カラーパッチ31は、現在色31aと、第2現像剤像としてのカラーパッチ31bと、背景パッチ31cと、を有している。現在色31aは、現在の設定における複数の第2現像剤としてのシアン色、マゼンタ色、及び黄色の現像剤による混色の網点画像である。カラーパッチ31bは、現在色31aの表示状態から現像剤の混色の割合を段階的に変化させて並列に表示させたものである。背景パッチ31cは、現在の設定における第1現像剤としての黒色の現像剤による網点画像であり、複数のカラーパッチ31bと比較して一致するものを選択するためのものである。中濃度カラーパッチ32は、低濃度カラーパッチ31と同様に、現在色32aと、第2現像剤像としてのカラーパッチ32bと、背景パッチ32cと、を有している。高濃度カラーパッチ33は、低濃度カラーパッチ31と同様に、現在色33aと、第2現像剤像としてのカラーパッチ33bと、背景パッチ33cと、を有している。

0012

このような調整パターンAPでは、印刷位置が微妙にずれて印刷される色ずれにより、カラーパッチ31b,32b,33bと、背景パッチ31c,32c,33cとの間に本来存在しない色の輪郭が印刷されることがある。これにより、カラーバランス調整が正確に行われないという不都合がある。
このような不都合を解消するために、本実施例1を以下のように構成している。

0013

(実施例1の構成)
図3は、本発明の実施例1における画像形成装置1を示すハードウェアの構成図である。

0014

画像形成装置1は、例えば、印刷処理を行うカラー電子写真プリンタである。この画像形成装置1は、ネットワーク2を介して上位装置である、例えば、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)3に接続されている。PC3は、画像形成装置1に対して印刷を指示するための装置である。

0015

画像形成装置1は、装置全体プログラム制御するためのコントローラ10を有している。コントローラ10は、リードオンリ・メモリ(以下「ROM」という。)11と、ランダムアクセス・メモリ(以下「RAM」という。)12と、中央処理装置(以下「CPU」という。)13と、ネットワーク・インタフェース(以下「ネットワークI/F」という。)14と、を有し、これらがバス15によって相互に接続されている。

0016

ROM11は、PC3から入力した画像データを印刷データに変換する画像処理プログラムや各種設定値等を格納するための装置であり、読み込み専用の不揮発性メモリである。RAM12は、CPU13によって読み出されたROM11内の画像処理プログラム等を一時的に記憶するための装置であり、読み出し及び書き込みが可能な揮発性メモリである。CPU13は、ROM11に格納された画像処理プログラム等をRAM12に一時的に読み込んで実行することにより、画像形成装置1全体を制御する装置である。ネットワークI/F14は、CPU13等とPC3とを通信可能に接続する機能を有し、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のインタフェース(以下「I/F」という。)や、TCP/IP(Transport Control Protocol/Internet Protocol)等により構成されている。

0017

ROM11、RAM12、CPU13、及びネットワークI/F14は、それぞれデータバスアドレスバス、及び制御バスからなるバス15によって相互に接続されている。オペレーションパネル16と、記憶媒体としてのハードディスクドライブ(以下「HDD」という。)17と、印刷部18と、はバス15によって相互に接続されている。オペレーションパネル16は、画像形成装置1の動作状態を表示し、画像形成装置1を操作する機能を有している。HDD17は、PC3から入力した画像データを印刷データに変換するための各種設定情報を保存するものであり、読み出し及び書き込みが可能な不揮発性補助記録装置である。印刷部18は、画像形成装置1の印刷動作を制御するためのものである。

0018

図1は、図3の画像形成装置1の機能を示すブロック図である。
画像形成装置1のROM11は、本実施例1で使用される、記録媒体の表面側に印刷される調整パターンAP1と、記録媒体の裏面側に印刷される調整パターンAP2と、を記憶する調整パターン記憶部11aを有している。オペレーションパネル16は、表面側の調整パターンAP1と、裏面側の調整パターンAP2と、の比較結果である等色パッチ情報EPを入力する入力部としての等色パッチ情報入力部16aを有している。調整パターン記憶部11a及び等色パッチ情報入力部16aの出力側には、作成部としてのカラーバランステーブル作成部21が入力側に接続されている。カラーバランステーブル作成部21は、カラーバランス調整をするための設定情報であるカラーバランステーブルCTを作成する機能を有している。HDD17は、シアン色、マゼンタ色、黄色、及び黒色のカラーバランステーブルCTを記憶する記憶部としてのカラーバランステーブル記憶部17aを有している。カラーバランステーブル作成部21の入出力側には、カラーバランステーブル記憶部17aが接続されている。

0019

ネットワークI/F14は、PC3からの画像データIDを入力する画像データ入力部14aを有している。調整パターン記憶部11a及び等色パッチ情報入力部16aの出力側には、更に、画像データ入力部14aが入力側に接続されている。画像データ入力部14aの出力側には、カラー変換部22が入力側に接続されている。カラー変換部22は、赤色、緑色、及び青色から構成される色の構成(以下、「RGB色空間」という。)からなる画像データIDを、予め設定された色を変換するためのルックアップテーブル(LUT)を用いて変換するLUT補間法により、シアン色、マゼンタ色、黄色、及び黒色から構成される色の構成(以下、「CMYK色空間」という。)からなる画像データID1に変換する機能を有している。

0020

カラー変換部22及びカラーバランステーブル記憶部17aの出力側には、カラーバランス調整部23が入力側に接続されている。カラーバランス調整部23は、カラーバランステーブルCTを用いて画像データID1に対してカラーバランス調整を行い、画像データID2に変換する機能を有している。カラーバランス調整部23の出力側には、印刷データ作成部24が入力側に接続されている。印刷データ作成部24は、画像データID2を網点画像に変換する網点処理ハーフトーン処理)を施し、画像形成装置1にて印刷可能な印刷データPDを作成してデータ圧縮を行う機能を有している。前記カラーバランステーブル作成部21、カラー変換部22、カラーバランス調整部23、及び印刷データ作成部24は、CPU13によって実行される。印刷部18は、印刷データPDを印刷するためのプログラム制御を行うプリンタエンジン18aを有している。印刷データ作成部24の出力側には、プリンタエンジン18aが入力側に接続されている。

0021

図4は、図1中のオペレーションパネル16に表示されるメニュー画面41の例を示す図である。

0022

メニュー画面41には、メニュー番号41aと、このメニュー番号41aに対応するメニュー内容41bと、が表示され、表示されたメニュー番号41aが選択可能になっている。メニュー番号41aには、例えば、選択可能な番号として「1」、「2」、「3」が表示されている。メニュー内容41bには、例えば、メニュー番号41aが「1」の場合として「カラーバランス調整パターンの印刷」と、メニュー番号41aが「2」の場合として「カラーバランステーブル更新」と、メニュー番号41aが「3」の場合として「カラーバランステーブルのリセット」と、が表示されている。

0023

図5は、図1中の表面側の調整パターンAP1の例を示す図であり、比較例を示す図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。更に、図6は、図1中の裏面側の調整パターンAP2の例を示す図である。

0024

図5に示す表面側の調整パターンAP1は、比較例の表面側の調整パターンAPにおける低濃度カラーパッチ31、中濃度カラーパッチ32、及び高濃度カラーパッチ33に代えて、これらとは構成の異なる低濃度カラーパッチ31A、中濃度カラーパッチ32A、及び高濃度カラーパッチ33Aを有している。低濃度カラーパッチ31Aは、比較例の低濃度カラーパッチ31における背景パッチ31cを有していない点が低濃度カラーパッチ31と異なる。中濃度カラーパッチ32A及び高濃度カラーパッチ33Aも、それぞれ背景パッチ32c及び背景パッチ33cを有していない点が、中濃度カラーパッチ32及び高濃度カラーパッチ33と異なる。その他の低濃度カラーパッチ31A、中濃度カラーパッチ32A、及び高濃度カラーパッチ33Aの構成については、それぞれ低濃度カラーパッチ31、中濃度カラーパッチ32、及び高濃度カラーパッチ33と同様である。

0025

図6に示す裏面側の調整パターンAP2は、濃度が薄い場合におけるグレー色の表示状態を示す低濃度黒色パッチ31Bと、濃度が中程度の場合におけるグレー色の表示状態を示す中濃度黒色パッチ32Bと、濃度が濃い場合におけるグレー色の表示状態を示す高濃度黒色パッチ33Bと、記録媒体を折り畳むための折線34と、を有している。低濃度黒色パッチ31Bは、比較例の低濃度カラーパッチ31における背景パッチ31cと同様の第1現像剤像としての黒色パッチ31dを有している。中濃度黒色パッチ32B及び高濃度黒色パッチ33Bは、低濃度黒色パッチ31Bと同様に、黒色パッチ32d及び黒色パッチ33dを有している。

0026

図7は、図5のカラーパッチ31b,32b,33bの現像剤色毎のオフセット面積率FRの例を示す図である。

0027

オフセット面積率FRは、図5に示す現在色31a,32a,33aに対して形成された複数のカラーパッチ31b,32b,33bにおける現像剤の混色割合を調整した値であり、段階FRaと、マイナス調整値FRbと、プラス調整値FRcと、を有している。マイナス調整値FRb及びプラス調整値FRcにおけるC、M、及びYは、それぞれシアン色、マゼンタ色、及び黄色の現像剤を示している。段階FRaは、カラーパッチ31b,32b,33bの種類を示す符号であり、図5に示すカラーパッチ31b,32b,33bのA〜Oに対応している。マイナス調整値FRbは、段階FRaに対応する現像剤の混色割合を減少させる場合の調整値であり、図5に示すカラーパッチ31b,32b,33bの「1」に対応している。プラス調整値FRcは、段階FRaに対応する現像剤の混色割合を増加させる場合の調整値であり、図5に示すカラーパッチ31b,32b,33bの「2」に対応している。例えば、段階FRaがAの場合、マイナス調整値FRbはシアン色の現像剤を3%減少させる場合であり、プラス調整値FRcはマゼンタ色及び黄色の現像剤を3%増加させる場合である。

0028

図8は、図1中のシアン色のカラーバランステーブルCTの例を示す図である。
図8において、横軸は、図1に示す網点画像データである画像データID1において、網点塗りつぶす割合を示す入力面積率IRである。縦軸は、網点画像データである画像データID2において、網点で塗りつぶす割合を示す出力面積率ORである。

0029

このカラーバランステーブルCTには、入力面積率IRと、この入力面積率IRに対応する出力面積率ORと、が格納されている。例えば、シアン色の入力面積率IRが点P1に示すように55%であった場合、出力面積率ORは、29%と決定される。図1のカラーバランステーブル記憶部17aは、図8に示すシアン色のカラーバランステーブルCT以外に、マゼンタ色、黄色、及び黒色のカラーバランステーブルCTを記憶している。

0030

(実施例1の画像形成装置の通常の印刷動作)
図9は、図1の画像形成装置1における通常の印刷処理S10の動作を示すフローチャートである。

0031

図1を参照しつつ、図9の画像形成装置1の通常の印刷処理S10の動作を説明する。
図1中のPC3が画像データIDの印刷指示を送信すると、画像形成装置1の通常の印刷処理S10が開始されて、図9のステップS11へ進む。ステップS11において、画像データ入力部14aは、PC3から画像データIDの印刷指示を入力してカラー変換部22へ出力し、ステップS12へ進む。ステップS12において、カラー変換部22は、RGB色空間からなる画像データIDを、LUT補間法によりCMYK色空間からなる画像データID1に変換してカラーバランス調整部23へ出力し、ステップS13へ進む。

0032

ステップS13において、カラーバランス調整部23は、カラーバランステーブルCTを用いて画像データID1をデータ内容の異なる画像データID2に変換して印刷データ作成部24へ出力し、ステップS14へ進む。ステップS14において、印刷データ作成部24は、画像データID2に対してハーフトーン処理を施して印刷データPDを作成し、プリンタエンジン18aへ出力してステップS15へ進む。更に、ステップS15において、プリンタエンジン18aは、印刷データPDに基づいて印刷を行い、処理を終了する。

0033

(実施例1の画像形成装置における調整パターン印刷の動作)
図10は、図1の画像形成装置1による調整パターン印刷処理S20及びカラーバランステーブル更新処理S30の手順の例を示す図である。

0034

図1のオペレーションパネル16において、図4に示すメニュー画面41のメニュー番号41aにて「1」を選択すると、表面側の調整パターンAP1及び裏面側の調整パターンAP2を印刷する調整パターン印刷処理S20が行われる。その後、メニュー番号41aにて「2」を選択し、表面側の調整パターンAP1と裏面側の調整パターンAP2との比較結果である等色パッチ情報EPをオペレーションパネル16に入力すると、カラーバランステーブルCTが更新されるカラーバランステーブル更新処理S30が行われる。

0035

図11は、図1中のオペレーションパネル16に表示される調整パターン印刷画面42の例を示す図である。

0036

この調整パターン印刷画面42は、図4のメニュー画面41において、メニュー番号41aにて「1」を選択すると表示される。調整パターン印刷画面42には、メニュー番号42aと、このメニュー番号42aに対応するメニュー内容42bと、が表示され、表示されたメニュー番号42aが選択可能になっている。メニュー番号42aには、例えば、選択可能な番号として「1」が表示されている。メニュー内容42bには、例えば、メニュー番号42aが「1」の場合として「実行」が表示されている。メニュー番号42aにて「1」を選択すると、調整パターン印刷処理S20が行われる。

0037

図12は、図10中の調整パターン印刷処理S20の動作を示すフローチャートである。
図11を参照しつつ、図12の画像形成装置1の調整パターン印刷処理S20の動作を説明する。

0038

図11中のメニュー番号42aにて「1」を選択すると、画像形成装置1の調整パターン印刷処理S20が開始されて、図12のステップS21へ進む。ステップS21において、画像データ入力部14aは、オペレーションパネル16から表面側の調整パターンAP1及び裏面側の調整パターンAP2の印刷指示を入力して、ステップS22へ進む。ステップS22において、カラーバランス調整部23は、カラーバランステーブルCTを用いて表面側の調整パターンAP1及び裏面側の調整パターンAP2のカラーバランス調整を行い、ステップS23へ進む。ステップS23において、印刷データ作成部24は、表面側の調整パターンAP1及び裏面側の調整パターンAP2に対してハーフトーン処理を施して印刷データPDを作成し、ステップS24へ進む。更に、ステップS24において、プリンタエンジン18aは、印刷データPDに基づいて印刷を行い、処理を終了する。

0039

図13は、図5の表面側の調整パターンAP1と図6の裏面側の調整パターンAP2とを折り重ねた例を示す図である。

0040

図6に示す裏面側の折線34の箇所を折り畳み、図5に示す表面側の調整パターンAP1に重ね合わせることにより、黒色パッチ31d,32d,33dと、カラーパッチ31b,32b,33bと、を比較することができる。これにより、複数のカラーパッチ31b,32b,33bの中から、黒色パッチ31d,32d,33dと最も色が近いものを選択することが可能となる。

0041

(実施例1の画像形成装置におけるカラーバランステーブル更新の動作)
図14−1(a)〜(c)は、図1中のオペレーションパネル16に表示されるカラーバランステーブル更新画面43の例を示す図であり、同図(a)は図4のメニュー画面41におけるメニュー番号41aにて「2」を選択した場合の例を示す図、同図(b)は同図(a)の選択後に遷移するカラーバランステーブル更新画面43の濃度43aが低濃度の場合を示す図、同図(c)は同図(b)の「1−A」にて黒く塗りつぶされた選択カーソルSCを下方向に移動した場合の例を示す図である。図14−2(d)〜(f)は、図1中のオペレーションパネル16に表示されるカラーバランステーブル更新画面43の例を示す図であり、同図(d)はカラーバランステーブル更新画面43の濃度43aが中濃度の場合を示す図、同図(e)はカラーバランステーブル更新画面43の濃度43aが高濃度の場合を示す図、同図(f)は同図(e)の選択後に遷移する決定画面44の例を示す図である。

0042

図14−1(a)に示すメニュー画面41において、メニュー番号41aにて「2」を選択すると、オペレーションパネル16には、図14−1(b)に示すカラーバランステーブル更新画面43が表示される。カラーバランステーブル更新画面43には、濃度43aと、カラーパッチ番号43bと、が表示され、表示されたカラーパッチ番号43bが選択可能になっている。濃度43aは、図5に示す低濃度カラーパッチ31A、中濃度カラーパッチ32A、又は高濃度カラーパッチ33Aに対応する低濃度(Highlight)、中濃度(Mid-Tone)、又は高濃度(Dark)のいずれかが表示され、図14−1(b)では低濃度が表示されている。カラーパッチ番号43bは、図5に示すカラーパッチ31b,32b,33bの1−A〜1−Eに対応する第3現像剤像としてのカラーパッチ番号が選択可能に表示されている。カラーパッチ番号43bを選択する場合に選択カーソルSCを1−Eより下を選択すると、カラーバランステーブル更新画面43には、図14−1(c)に示すように、次の選択肢である1−F〜1−Kが表示される。

0043

図14−1(c)にてカラーパッチ番号43bを選択すると、カラーバランステーブル更新画面43は、図14−2(d)に示すように、カラーバランステーブル更新画面43にて中濃度の表示に遷移する。図14−2(d)にて、図14−1(c)と同様にカラーパッチ番号43bを選択すると、カラーバランステーブル更新画面43は、図14−2(e)に示すように、カラーバランステーブル更新画面43にて高濃度の表示に遷移する。図14−2(e)にて、図14−1(c)と同様にカラーパッチ番号43bを選択すると、オペレーションパネル16には、図14−2(f)に示す決定画面44が表示される。決定画面44には、カラーバランステーブル更新画面43にて選択されたカラーパッチ番号43bの番号を表示する選択パッチ44aと、この選択パッチ44aの内容で良いか否かを決定する選択画面44bと、が表示されている。選択画面44bは、選択パッチ44aの内容で良い場合(「1」Yes)と、選択パッチ44aの内容を変更する場合(「2」No)と、が選択可能になっている。選択画面44bにて「1」を選択すると、カラーバランステーブル更新処理が行われる。

0044

図15は、図10中のカラーバランステーブル更新処理S30の動作を示すフローチャートである。

0045

図14−1及び図14−2を参照しつつ、図15の画像形成装置1のカラーバランステーブル更新処理S30の動作を説明する。

0046

図14−2(f)の選択画面44bにて「1」を選択すると、画像形成装置1のカラーバランステーブル更新処理S30が開始されて、図15のステップS31へ進む。ステップS31において、カラーバランステーブル作成部21は、オペレーションパネル16から、図14−1及び図14−2の入力内容である等色パッチ情報EPを入力して、ステップS32へ進む。ステップS32において、カラーバランステーブル作成部21は、カラーバランステーブル記憶部17a内のカラーバランステーブルCTを読み込んで、図14−1(b)〜図14−2(e)の入力内容である等色パッチ情報EPに基づいて新たなカラーバランステーブルCTを作成し、ステップS33へ進む。更に、ステップS33において、カラーバランステーブル作成部21は、新たなカラーバランステーブルCTをカラーバランステーブル記憶部17aに記憶し、処理を終了する。

0047

図16は、図8のシアン色のカラーバランステーブルCTの入力面積率IRと等色パッチ情報EP内のオフセット面積率FRとの関係を示す図である。

0048

図16において、横軸は、図8のシアン色のカラーバランステーブルCTにおける入力面積率IRである。縦軸は、図14−1(b)〜図14−2(e)にて選択したカラーパッチ番号43bに対応する図7のオフセット面積率FRの値である。破線BL1,BL2,BL3は、それぞれ低濃度カラーパッチ31A、中濃度カラーパッチ32A、高濃度カラーパッチ33Aの場合を示すものであり、入力面積率IRはそれぞれ15%、55%、85%である。曲線L1は、図7のオフセット面積率FRによる調整値を示すものである。点P2,P3,P4は、それぞれ曲線L1と、破線BL1,BL2,BL3との交点である。この図16は、図14−1(b)〜図14−2(e)において低濃度カラーパッチ31Aとして2−B、中濃度カラーパッチ32Aとして2−D、高濃度カラーパッチ33Aとして1−Eが選択された場合の例である。

0049

低濃度カラーパッチ31Aのオフセット面積率FRは、低濃度カラーパッチ31Aが2−Bであるため、図5より3%となり、図16の点P2に示す状態になる。中濃度カラーパッチ32Aのオフセット面積率FRは、中濃度カラーパッチ32Aが2−Dであるため、図5より3%となり、図16の点P3に示す状態になる。高濃度カラーパッチ33Aのオフセット面積率FRは、高濃度カラーパッチ33Aが1−Eであるため、図5より−3%となり、図16の点P4に示す状態になる。入力面積率IRが0%及び100%の場合は、オフセット面積率FRを0とする。点P2,P3,P4以外のオフセット面積率FRは、回帰分析の1つである線形補間により求められる。そのため、入力面積率IRと、オフセット面積率FRとの関係は、図16に示す曲線L1のように求められる。

0050

図17は、図8のシアン色のカラーバランステーブルCTが更新された更新後のカラーバランステーブルCT1の例を示す図である。

0051

図17において、横軸は、図8のカラーバランステーブルCTにおける入力面積率IRであり、縦軸は、図8のカラーバランステーブルCTにおける出力面積率ORである。図17において、実線は更新前のカラーバランステーブルCTであり、一点鎖線は更新後のカラーバランステーブルCT1である。更新後のカラーバランステーブルCT1は、カラーバランステーブルCTの入力面積率IRに対して、図16にて求められたオフセット面積率FRを加算して求められる。

0052

(実施例1の画像形成装置における初期設定の動作)
図18は、図1の画像形成装置1の初期設定時においてPC3より入力した単色チャートSCの例を示す図である。

0053

この単色チャートSCは、図1の画像形成装置1を使用する前に、予めカラーバランステーブルCTを作成する際に使用される。単色チャートSCには、面積率SCaと、この面積率SCaに対応するシアン色、マゼンタ色、黄色、及び黒色の現像剤を用いて印刷された網点画像を表示する単色パッチSCbと、が表示されている。初期カラーバランステーブルCT0の作成処理S40において、画像形成装置1は、この単色チャートSCの画像データをPC3から入力して印刷する。その印刷した単色チャートSCは、濃度計を用いて側色される。初期設定時のカラーバランステーブルCTは、その側色結果から作成される。

0054

図19は、図1の画像形成装置1における初期カラーバランステーブルCT0の作成処理S40の動作を示すフローチャートである。

0055

図1を参照しつつ、図19の初期カラーバランステーブルCT0の作成処理S40の動作を説明する。

0056

図1のPC3が単色チャートSCの画像データを送信すると、画像形成装置1の初期カラーバランステーブルCT0の作成処理S40が開始されて、図19のステップS41へ進む。ステップS41において、画像データ入力部14aは、PC3から単色チャートSCの画像データを入力して、ステップS42へ進む。ステップS42において、カラーバランス調整部23は、単色チャートSCの画像データに対してハーフトーン処理を施して印刷データPDを作成し、ステップS43へ進む。ステップS43において、プリンタエンジン18aは、印刷データPDに基づいて印刷を行い、ステップS44へ進む。ステップS44において、印刷された単色チャートSCの単色パッチSCbは、濃度計を用いて側色されて、ステップS45へ進む。ステップS45において、カラーバランステーブルCTは、側色された単色チャートSCにおける単色パッチSCbの光学濃度のOD値(以下、「OD値」という。)ONに基づいて作成され、処理を終了する。

0057

図20は、図19のステップS44で測色した単色パッチSCbのOD値ONと面積率Rとの関係の例を示す図である。

0058

図20において、横軸は、図8のカラーバランステーブルCTにおける入力面積率IR及び出力面積率ORに用いられる面積率Rであり、縦軸は、OD値ONである。図20の実線は図19のステップS45にて測色した側色濃度L2であり、破線は画像形成装置1に予め定められた面積率Rのターゲット濃度L3である。

0059

例えば、面積率Rが55%の場合、点P5に示すように、ターゲット濃度L3のOD値ONは、0.58である。このOD値ON0.58に対応する側色濃度L2の面積率Rは、点P6に示すように、29%である。このターゲット濃度L3の面積率Rと、側色濃度L2の面積率Rとの差に基づいて、初期カラーバランステーブルCT0が求められる。

0060

図21は、図1の画像形成装置1の初期設定時においてPC3より入力した混色チャートKCの例を示す図である。

0061

この混色チャートKCは、図1の画像形成装置1を使用する前に、予め表面側の調整パターンAP1及び裏面側の調整パターンAP2を作成する際に使用される。混色チャートKCには、シアン色面積率KCaと、マゼンタ色面積率KCbと、黄色面積率KCcと、黒色面積率KCdと、これらの面積率KCa〜KCdに対応するシアン色、マゼンタ色、黄色、及び黒色の現像剤を用いて印刷された網点画像を表示する混色パッチKCeと、が表示されている。調整パターン作成処理S50において、画像形成装置1は、この混色チャートKCの画像データをPC3から入力して印刷する。その印刷した混色チャートKCは、濃度計を用いて側色される。初期設定時の表面側の調整パターンAP1及び裏面側の調整パターンAP2は、その側色結果から作成される。

0062

図22は、図1の画像形成装置1における調整パターン作成処理S50の動作を示すフローチャートである。

0063

図1を参照しつつ、図22の調整パターン作成処理S50の動作を説明する。
図1のPC3が混色チャートKCの画像データを送信すると、画像形成装置1の調整パターン作成処理S50が開始されて、図22のステップS51へ進む。ステップS51において、画像データ入力部14aは、PC3から混色チャートKCの画像データを入力して、ステップS52へ進む。ステップS52において、カラーバランス調整部23は、初期カラーバランステーブル作成処理S40にて作成した初期カラーバランステーブルCT0を用いて、カラーバランス調整を行い、ステップS53へ進む。ステップS53において、カラーバランス調整部23は、混色チャートKCの画像データに対してハーフトーン処理を施して印刷データPDを作成し、ステップS54へ進む。ステップS54において、プリンタエンジン18aは、印刷データPDに基づいて印刷を行い、ステップS55へ進む。ステップS55において、印刷された混色チャートKCは濃度計を用いて側色されて、ステップS56へ進む。ステップS56において、表面側の調整パターンAP1及び裏面側の調整パターンAP2は、混色チャートKCの側色されたOD値ONに基づいて作成され、処理を終了する。

0064

図23は、図22のステップS55で測色された混色の現像剤像と黒色の現像剤像との関係の例を示す図である。

0065

図23において、横軸は、初期カラーバランステーブルCT0における入力面積率IRであり、縦軸は、初期カラーバランステーブルCT0における出力面積率ORである。実践の曲線L4は黒色の現像剤による網点画像における入力面積率IRと出力面積率ORとの関係を示し、破線の曲線L5はシアン色の現像剤による網点画像における入力面積率IRと出力面積率ORとの関係を示し、一点鎖線の曲線L6はマゼンタ色の現像剤による網点画像における入力面積率IRと出力面積率ORとの関係を示し、更に、点線の曲線L7は黄色の現像剤による網点画像における入力面積率IRと出力面積率ORとの関係を示している。

0066

破線BL4,BL5,BL6は、それぞれ低濃度黒色パッチ31B、中濃度黒色パッチ32B、高濃度黒色パッチ33Bの場合を示すものであり、入力面積率IRはそれぞれ15%、55%、85%である。点P7a,P8a,P9aは、それぞれ曲線L4と、破線BL4,BL5,BL6との交点である。点P7b,P8b,P9bは、それぞれ曲線L5と、破線BL4,BL5,BL6との交点である。点P7c,P8c,P9cは、それぞれ曲線L6と、破線BL4,BL5,BL6との交点である。更に、点P7d,P8d,P9dは、それぞれ曲線L7と、破線BL4,BL5,BL6との交点である。

0067

例えば、図6に示す低濃度黒色パッチ31Bの場合,点P7aに示すように、入力面積率IRが15%である。この低濃度黒色パッチ31Bと等色の低濃度カラーパッチ31Aの入力面積率IRは、図22のステップS55の側色の結果、点P7b,P7c,P7dに示すように、シアン色が11%、マゼンタ色が9%、黄色が8%である。中濃度黒色パッチ32Bの場合,点P8aに示すように、入力面積率IRが55%である。この中濃度黒色パッチ32Bと等色の中濃度カラーパッチ32Aの入力面積率IRは、図22のステップS55の側色の結果、点P8b,P8c,P8dに示すように、シアン色が46%、マゼンタ色が40%、黄色が37%である。高濃度黒色パッチ33Bの場合,点P9aに示すように、入力面積率IRが85%である。この高濃度黒色パッチ33Bと等色の高濃度カラーパッチ33Aの入力面積率IRは、図22のステップS55の側色の結果、点P9b,P9c,P9dに示すように、シアン色が76%、マゼンタ色が71%、黄色が66%である。このステップS55の側色の結果による入力面積率IRに基づいて、表面側の調整パターンAP1及び裏面側の調整パターンAP2は求められる。

0068

(実施例1の効果)
本実施例1の画像形成装置1によれば、表面側の調整パターンAP1におけるカラーパッチ31b,32b,33bと、裏面側の調整パターンAP2における黒色パッチ31d,32d,33dと、が記録媒体の表面側と裏面側に印刷されるため、記録媒体を折り重ねることで微妙な色の違いを判断して最も近い色のカラーパッチを選択することが可能となる。しかも、表面側の調整パターンAP1は、各カラーパッチ31b,32b,33b毎にカラーパッチを多数設けることにより、正確なカラーバランス調整が可能となる。

0069

更に、表面側の調整パターンAP1におけるカラーパッチ31b,32b,33bと、裏面側の調整パターンAP2における黒色パッチ31d,32d,33dと、が記録媒体の表面側と裏面側に印刷されるため、色ずれの発生を防止することが可能となる。

0070

(変形例)
本発明は、上記実施例1に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(i)〜(iv)のようなものがある。

0071

(i) 実施例1では、カラーパッチ31b,32b,33bをシアン色、マゼンタ色、及び黄色の現像剤による混色にて形成し、黒色パッチ31d,32d,33dを黒色の現像剤により形成したが、他の現像剤を使用しても良い。このように変更しても、実施例1と同様の効果が得られる。

0072

(ii) 実施例1では、カラーパッチ31b,32b,33bを記録媒体の表面側に、黒色パッチ31d,32d,33dを記録媒体の裏面側に形成したが、逆であっても良い。

0073

(iii) 実施例1では、単色パターンSC及び混色パターンKCの画像データをPC3から入力したが、画像形成装置1内で単色パターンSC及び混色パターンKCの画像データを記憶して、画像形成装置1における操作により印刷を行う構成にしても良い。

実施例

0074

(iv) 実施例1では、画像形成装置1としてカラー電子写真プリンタを例に説明したが、ファクシミリ装置複写機複合機(Multi Function Printer;MFP)等の異なる装置においても使用可能である。

0075

1画像形成装置
16a等色パッチ情報入力部
17aカラーバランステーブル記憶部
18aプリンタエンジン
21 カラーバランステーブル作成部
23カラーバランス調整部
AP,AP1,AP2調整パターン
CT,CT0,CT1 カラーバランステーブル
EP 等色パッチ情報

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