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技術 電子機器

出願人 富士通株式会社
発明者 中島智弘川村昌雅
出願日 2014年5月16日 (6年7ヶ月経過) 出願番号 2014-102842
公開日 2015年12月7日 (5年0ヶ月経過) 公開番号 2015-219724
状態 特許登録済
技術分野 位置入力装置 デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 切り替え領域 棄却処理 Y座標 親指付け根 握り込み 接触領域内 平均曲率半径 握り手
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年12月7日)のものです。
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図面 (18)

課題

利用者による電子機器握り手に応じた表示位置または接触位置情報補正量とすること。

解決手段

算出部101は、タッチパネル111の領域のうち接触が検出された第1接触領域ar1の長手方向の直線stlであり、第1接触領域ar1内を通過する直線stlを算出する。検出部102は、タッチパネル111の領域のうち、第1接触領域ar1と同時に接触が検出された第2接触領域ar2であり、算出部101が算出した直線stl上に位置する第2接触領域ar2を検出する。決定部103は、検出部102による検出結果と長手方向とに基づいて、タッチパネル111に表示させる表示対象の表示位置を決定し、または第1接触領域ar1の位置を示す位置情報を補正する補正量を決定する。

概要

背景

従来、タッチパネル上に円形状線を描くユーザ操作に基づいて表示する操作キー群の表示位置および範囲を決定し、その決定された表示位置および範囲に基づいて操作キー群を表示部に表示する技術が公知である(例えば、以下特許文献1参照。)。

また、従来、画面端などの切り替え領域に接したものを像として検知する際に、指から指の付け根までを1つの像として検知した場合にユーザが持ち手の指を用いて操作していると判断する技術が公知である(例えば、以下特許文献2参照。)。

また、従来、タッチスクリーンに対するフリック動作ドラッグ操作などによる円弧状の軌跡から平均曲率半径とその曲率中心座標とを算出して持ち手と把持位置とを特定する技術が公知である(例えば、以下特許文献3参照。)。

また、従来、タッチパネルやタッチパッド押下領域ごとに押下領域の長手方向を傾きとする直線を算出し、算出した複数の直線が交差する交点が所定の範囲内に含まれているか否かに応じて表示対象の表示位置を制御する技術が公知である(例えば、以下特許文献4参照。)。

また、例えば、従来、タッチパネル上に表示する画面を操作する際に操作がしにくい位置がある場合、画面をずらして表示する技術が公知である。また、例えば、利用者は、タッチパネルに表示されたボタンを見ながら操作することが多いため、ボタンの下側を押してしまう場合がある。そこで、例えば、従来、接触された位置を示す位置情報補正する技術がある。

概要

利用者による電子機器握り手に応じた表示位置または接触位置情報の補正量とすること。算出部101は、タッチパネル111の領域のうち接触が検出された第1接触領域ar1の長手方向の直線stlであり、第1接触領域ar1内を通過する直線stlを算出する。検出部102は、タッチパネル111の領域のうち、第1接触領域ar1と同時に接触が検出された第2接触領域ar2であり、算出部101が算出した直線stl上に位置する第2接触領域ar2を検出する。決定部103は、検出部102による検出結果と長手方向とに基づいて、タッチパネル111に表示させる表示対象の表示位置を決定し、または第1接触領域ar1の位置を示す位置情報を補正する補正量を決定する。

目的

本発明は、利用者による電子機器の握り手に応じた表示位置または接触位置情報の補正量とすることができる電子機器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

タッチパネルと、前記タッチパネルの領域のうち接触が検出された第1接触領域の長手方向の直線であり、前記第1接触領域内を通過する直線を算出する算出部と、前記タッチパネルの領域のうち、前記第1接触領域と同時に接触が検出された第2接触領域であり、前記算出部が算出した前記直線上に位置する第2接触領域を検出する検出部と、前記検出部による検出結果と前記長手方向とに基づいて、前記タッチパネルに表示させる表示対象の表示位置を決定し、または前記第1接触領域の位置を示す位置情報補正する補正量を決定する決定部と、を有することを特徴とする電子機器

請求項2

前記直線は異なる複数の直線であり、前記第2接触領域は、前記算出部が算出した前記複数の直線の間の領域内に少なくとも一部が含まれることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。

請求項3

前記直線(以下、「第1直線」と称する。)は、前記第1接触領域を楕円近似した場合の前記楕円の中心位置を通過し、前記算出部は、さらに、前記中心位置を通過する異なる2つの第2直線であり、前記長手方向に基づく角度で交わる2つの第2直線を算出し、前記第2接触領域は、前記第1直線が含まれる前記2つの第2直線の間の領域内に少なくとも一部が含まれることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。

請求項4

前記第1接触領域は、前記タッチパネルの領域のうち、同一のタイミングで接触が検出された複数の接触領域の中で、最も面積が大きい接触領域であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電子機器。

請求項5

タッチパネルと、前記タッチパネルの領域のうち接触が検出された第1接触領域の長手方向の直線であり、前記第1接触領域内を通過する直線を算出する算出部と、前記タッチパネルの領域のうち、前記第1接触領域と同時に接触が検出された第2接触領域であり、前記算出部が算出した前記直線上に位置する第2接触領域を検出する検出部と、前記検出部による検出結果に基づいて、前記タッチパネルの領域のうち前記タッチパネルに対する接触を検出しない領域を決定する決定部と、を有することを特徴とする電子機器。

請求項6

タッチパネルと、前記タッチパネルの領域のうち接触が検出された第1接触領域の長手方向の直線であり、前記第1接触領域内を通過する直線を算出する算出部と、前記タッチパネルの領域のうち、前記第1接触領域と同時に接触が検出された第2接触領域であり、前記算出部が算出した前記直線上に位置する第2接触領域を検出する検出部と、前記検出部による検出結果と前記長手方向とに基づいて、自電子機器を握る利用者握り手を判定する判定部と、を有することを特徴とする電子機器。

技術分野

0001

本発明は、電子機器に関する。

背景技術

0002

従来、タッチパネル上に円形状線を描くユーザ操作に基づいて表示する操作キー群の表示位置および範囲を決定し、その決定された表示位置および範囲に基づいて操作キー群を表示部に表示する技術が公知である(例えば、以下特許文献1参照。)。

0003

また、従来、画面端などの切り替え領域に接したものを像として検知する際に、指から指の付け根までを1つの像として検知した場合にユーザが持ち手の指を用いて操作していると判断する技術が公知である(例えば、以下特許文献2参照。)。

0004

また、従来、タッチスクリーンに対するフリック動作ドラッグ操作などによる円弧状の軌跡から平均曲率半径とその曲率中心座標とを算出して持ち手と把持位置とを特定する技術が公知である(例えば、以下特許文献3参照。)。

0005

また、従来、タッチパネルやタッチパッド押下領域ごとに押下領域の長手方向を傾きとする直線を算出し、算出した複数の直線が交差する交点が所定の範囲内に含まれているか否かに応じて表示対象の表示位置を制御する技術が公知である(例えば、以下特許文献4参照。)。

0006

また、例えば、従来、タッチパネル上に表示する画面を操作する際に操作がしにくい位置がある場合、画面をずらして表示する技術が公知である。また、例えば、利用者は、タッチパネルに表示されたボタンを見ながら操作することが多いため、ボタンの下側を押してしまう場合がある。そこで、例えば、従来、接触された位置を示す位置情報補正する技術がある。

先行技術

0007

特開2008−113148号公報
特開2010−108081号公報
特開2012−108674号公報
国際公開第2009/031214号

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、従来技術には、例えばタッチパネルを有する電子機器の保持および操作を利用者が片手で行っている際に、画面をずらして表示した場合に握り手親指付近などの操作しにくい位置に画面が表示されるという問題点がある。また、従来技術には、例えばタッチパネルを有する電子機器の保持および操作を利用者が片手で行っている際に、検出された接触領域の位置情報を補正する場合、握り手に応じて補正量が異なるという問題点がある。

0009

1つの側面では、本発明は、利用者による電子機器の握り手に応じた表示位置または接触位置情報の補正量とすることができる電子機器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明の一側面によれば、タッチパネルと、前記タッチパネルの領域のうち接触が検出された第1接触領域の長手方向の直線であり、前記第1接触領域内を通過する直線を算出する算出部と、前記タッチパネルの領域のうち、前記第1接触領域と同時に接触が検出された第2接触領域であり、前記算出部が算出した前記直線上に位置する第2接触領域を検出する検出部と、前記検出部による検出結果と前記長手方向とに基づいて、前記タッチパネルに表示させる表示対象の表示位置を決定し、または前記第1接触領域の位置を示す位置情報を補正する補正量を決定する決定部と、を有する電子機器が提案される。

発明の効果

0011

本発明の一態様によれば、利用者による電子機器の握り手に応じた表示位置またはタッチ位置の補正量とすることができる。

図面の簡単な説明

0012

図1は、本実施の形態にかかる電子機器の一例を示す説明図である。
図2は、表示対象の表示位置の移動例を示す説明図である。
図3は、接触座標の補正例を示す説明図である。
図4は、握り込みによる誤動作の抑制例を示す説明図である。
図5は、電子機器のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図6は、電子機器の機能的構成例を示すブロック図である。
図7は、タッチパネルから取得した接触情報例を示す説明図である。
図8は、握り手の判定例1を示す説明図である。
図9は、握り手の判定例2を示す説明図である。
図10は、本実施の形態にかかる表示対象の表示位置の移動例を示す説明図である。
図11は、本実施の形態にかかる接触座標の補正例を示す説明図である。
図12は、本実施の形態にかかる握り込みによる誤動作の抑制例を示す説明図である。
図13は、電子機器による判定処理手順例1を示すフローチャートである。
図14は、電子機器による判定処理手順例2を示すフローチャートである。
図15は、電子機器による表示位置決定処理手順例を示すフローチャートである。
図16は、電子機器による接触座標の補正処理手順例を示すフローチャートである。
図17は、電子機器によるイベント棄却処理手順例を示すフローチャートである。

実施例

0013

以下に添付図面を参照して、本発明にかかる電子機器の実施の形態を詳細に説明する。

0014

図1は、本実施の形態にかかる電子機器の一例を示す説明図である。電子機器100は、例えば、利用者による電子機器100の握り手に応じた表示位置またはタッチ位置の補正量とすることが可能な装置である。電子機器100は、タッチパネル111を有する。タッチパネル111は、表示と入力との2つの機能を有する。また、例えば、電子機器100は、利用者が片手で保持および操作可能な装置であり、例えば、スマートフォンなどの携帯端末装置である。

0015

従来、電子機器を片手で保持および操作を行う際に、タッチパネルの押下領域ごとに押下領域の長手方向を傾きとする直線を算出し、算出した複数の直線が交差する交点が所定の範囲内に含まれているか否かに応じて表示対象の表示位置を制御する技術がある。この技術では、例えば、操作中の指の付け根付近に操作が行われない画面を表示する。しかしながら、この技術では、何度も接触が行われないと親指の付け根付近が検出されない。そのため、検出が遅いという問題点がある。

0016

また、従来、タッチパネルに対する円形状や円弧状の軌跡に基づいて握り手を判別する技術がある。この技術の場合、円形状や円弧状の操作が行われるまで、握り手が判別できない。そのため、判別が遅いという問題点がある。

0017

例えば、タッチパネル111を片手で操作する際に、親指の腹と、親指の付け根の一部と、の接触はすぐに検出できる可能性が高い。また、例えば、タッチパネル111を片手で操作する際に、親指の腹と、親指の付け根の一部と、の接触が同様のタイミングで検出される可能性が高い。そこで、本実施の形態にかかる電子機器100は、第1接触領域ar1の長手方向の直線stl上の第2接触領域ar2の検出結果と、該長手方向と、を用いることにより、親指の腹と、親指の付け根の一部と、がタッチパネル111に接触するだけで、握り手が判断できる。したがって、タッチパネル111の片手操作時の握り手を早期に判別することができる。

0018

また、従来、後述する図2に示すようにタッチパネル111上に表示する画面を操作する際に操作がしにくい位置がある場合、画面をずらして表示する技術がある。また、利用者は、タッチパネル111に表示されたボタンを見ながら操作することが多いため、ボタンの下側を押してしまう場合がある。そこで、例えば、従来、タッチパネル111に対する接触が検出された接触領域の位置を示す位置情報を補正する技術がある。

0019

そこで、本実施の形態にかかる第1接触領域ar1の長手方向の直線stl上の第2接触領域ar2の検出結果と、該長手方向と、を用いることにより、タッチパネル111の片手操作時の握り手を判別できる。これにより、握り手に応じた表示位置と接触位置の位置情報の補正量を決定することができる。

0020

電子機器100は、算出部101と、検出部102と、決定部103と、を有する。まず、算出部101は、タッチパネル111の領域のうち接触が検出された第1接触領域ar1の長手方向の直線stlであり、前記第1接触領域ar1内を通過する直線stlを算出する。

0021

つぎに、検出部102は、タッチパネル111の領域のうち、第1接触領域ar1と同時に接触が検出された第2接触領域ar2であり、算出部101が算出した直線stl上に位置する第2接触領域ar2を検出する。

0022

そして、決定部103は、検出部102による検出結果と長手方向とに基づいて、タッチパネル111に表示させる表示対象の表示位置を決定し、または前記第1接触領域ar1の位置を示す位置情報を補正する補正量を決定する。

0023

図1(1)に示すように、例えば、検出部102によって第2接触領域ar2が検出できた場合に、長手方向が正方向であれば、握り手が左手である。そのため、決定部103は、左手に応じた表示対象の表示位置を決定し、または第1接触領域ar1の位置を示す位置情報を補正する補正量を決定する。図1(2)に示すように、例えば、検出部102によって第2接触領域ar2が検出できた場合に、長手方向が負方向であれば、握り手が右手である。そのため、決定部103は、右手に応じた表示対象の表示位置を決定し、または第1接触領域ar1の位置を示す位置情報を補正する補正量を決定する。また、例えば、決定部103は、検出部102によって第2接触領域ar2が検出できなかった場合、握り手が不明であるため判別できない。

0024

図1によれば、握り手に応じた表示位置と接触位置の位置情報の補正量を決定することができる。

0025

図2は、表示対象の表示位置の移動例を示す説明図である。例えば、従来、タッチパネル上の指の届かなかった部分も片手で操作する方法として、利用者が表示位置移動用のアイコンをタッチすると、表示対象の画面全体がタッチパネル上の下側の位置に表示する技術がある。

0026

このような技術の場合、例えば、アイコンが画面を専有すると、誤タッチを誘発し易い。また、このような技術の場合、例えば、図2中のアイコンが配置されている位置のように親指付近は操作がしにくい。

0027

図3は、接触座標の補正例を示す説明図である。例えば、利用者は、タッチパネルに表示されたボタンを見ながら操作することが多いため、ボタンの下側を押してしまうことがある。そこで、例えば、従来、接触した接触領域の位置を示す位置情報を補正する技術がある。

0028

しかしながら、電子機器100を操作する握り手に応じて接触領域の位置を示す位置情報を補正する方向が異なる。そのため、例えば、従来、利用者によって利き手を入力してもらい、電子機器100は、利き手に応じて接触領域の位置を示す位置情報を補正するが、利用者の手間がかかる。

0029

図4は、握り込みによる誤動作の抑制例を示す説明図である。利用者が電子機器100を握る場合に、握る手や指が画面の端にかかることによって電子機器100が、利用者の所望の動作と異なる動作となる場合がある。そこで、例えば、タッチパネルの領域のうち、左右両端などの予め決められた領域raに対するタッチイベント受け付けないようにする技術がある。しかしながら、強く握り込んだ場合、決められた領域raをはみ出してしまい、タッチイベントが検出され、利用者の所望の動作と異なる動作となる場合がある。これに対して、タッチイベントを受け付けない領域raを広くすると、利用者による所望のタッチ操作も受け付けなくなる。

0030

本実施の形態では、利用者が電子機器100を操作している握り手を簡単に判別し、握り手に応じて、表示位置、位置情報の補正量、タッチ操作を受け付けない領域raなどを決定する。これにより、より利用者の操作性の向上を図ることができる。

0031

(電子機器100のハードウェア構成例)
図5は、電子機器のハードウェア構成例を示すブロック図である。電子機器100は、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、不揮発メモリ504と、無線I/F(Interface)505と、タッチパネル111と、を有する。各部は、バス500によって接続される。

0032

CPU501は、例えばROM502に記憶された各種プログラムをRAM503にロードして実行することにより、電子機器100の全体の制御やデータ処理を行う。RAM503は、CPU501における処理の一時データを格納する。ROM502は、CPU501が実行する処理プログラムなどを格納する。不揮発メモリ504は、書き込み可能メモリであって、所定のデータを保持する。例えば、書き込み可能な不揮発メモリ504としては、フラッシュメモリが挙げられる。

0033

無線I/F505は、無線通信によってLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワークNETに接続され、このネットワークNETを介して他の装置に接続される。そして、無線I/F505は、ネットワークNETと内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。

0034

タッチパネル111は、表示と入力の2つの機能を有する。タッチパネル111は、コンピュータなどの外部から受けた画像情報液晶ディスプレイなどで表示する。また、タッチパネル111は、利用者が液晶ディスプレイなどの画面に表示された絵やピクトグラムなどの点または領域に手で触れることによって、触れられた画面位置の情報を感知してCPU501などへ情報信号として出力する。そして、CPU501が、画面での位置情報に基づいて、利用者が望む動作を行う。

0035

(電子機器100の機能的構成例)
図6は、電子機器の機能的構成例を示すブロック図である。電子機器100は、接触検出部601と、接触領域検出部602と、第1接触領域検出部603と、楕円近似部604と、算出部605と、第2接触領域検出部606と、判定部607と、決定部608と、表示部609と、を有する。接触検出部601と表示部609とは、例えば、タッチパネル111によって実現される。接触領域検出部602から決定部608までの制御部の処理は、例えば、図5に示すCPU501がアクセス可能なROM502、RAM503、不揮発メモリ504などの記憶装置に記憶されたプログラムにコーディングされている。そして、CPU501が記憶装置から該プログラムを読み出して、プログラムにコーディングされている処理を実行する。これにより、制御部の処理が実現される。また、制御部の処理結果は、例えば、RAM503、ROM502、不揮発メモリ504などの記憶装置に記憶される。

0036

まず、接触検出部601は、例えば、タッチパネル111の画面を複数に区切った領域ごとに接触を検出し、検出結果として接触情報を出力する。

0037

図7は、タッチパネルから取得した接触情報例を示す説明図である。接触情報700は、タッチパネル111を複数の領域に区切って、領域ごとにタッチパネル111に対する接触を示す情報であり、あるタイミングで接触が検出された例を示す。タッチパネル111は、画面に指で触れると発生する微弱電流、つまり静電容量(電荷)の変化をセンサーで感知し、タッチした位置を把握する。例えば、図7では、正の数が大きい領域ほど、微弱な電流の量が多い領域であることを示す。接触情報700は、例えば、不揮発メモリ504などの記憶装置に記憶される。

0038

例えば、接触領域検出部602は、接触情報700が示す部分領域のうち、所定値以上の連続する部分領域ごとに接触領域として検出する。

0039

つぎに、第1接触領域検出部603は、検出した接触領域のうち、最も面積が大きい領域を第1接触領域ar1として検出する。これにより、親指の腹が接触した可能性が高い接触領域を第1接触領域ar1として検出することができる。つぎに、楕円近似部604は、第1接触領域検出部603が検出した第1接触領域ar1の輪郭楕円近似する。また、楕円近似部604は、楕円の幅を特定する。また、楕円近似部604は、近似した楕円の長手方向を特定する。ここで、長手方向は、傾き(角度)によって表される。

0040

つぎに、算出部605は、タッチパネル111の領域のうち接触が検出された第1接触領域ar1の長手方向の直線であり、第1接触領域ar1内を通過する直線を算出する。そして、第2接触領域検出部606は、タッチパネル111の領域のうち、第1接触領域ar1と同時に接触が検出された第2接触領域ar2であり、算出部605が算出した直線上に位置する第2接触領域ar2を検出する。図8図9を用いて算出部605と第2接触領域検出部606との具体的な処理例を説明する。

0041

図8は、握り手の判定例1を示す説明図である。例えば、算出部605は、第1接触領域ar1を通過する複数の直線stlを算出する。そして、第2接触領域検出部606は、複数の直線stlの間の領域ariに少なくとも一部が含まれる第2接触領域ar2を検出する。

0042

具体的に、例えば、算出部605は、第1接触領域ar1を楕円に近似した場合の楕円の外周に接する異なる2つの直線stlであり、長手方向の2つの直線stlを算出する。図8の例では、長手方向は傾きθである。ここでは、第1接触領域ar1についてのタッチイベントがID4である。そして、例えば、第2接触領域検出部606は、第1接触領域ar1と同一のタイミングで接触が検出された接触領域から、算出した2つの直線stlの間の領域ariに含まれる領域であり、中心位置が所定領域に含まれる領域を第2接触領域ar2として検出する。これにより、第2接触領域ar2を検出可能な範囲を広げることができる。

0043

図8の例では、所定領域は、握り手が左であるかを判別するための閾値となる座標値(X1,Y1)からタッチパネル111の下側に向かう直線stlと、座標値(X1,Y1)からタッチパネル111の左側に向かう直線stlと、の間の領域ta1である。ここでは、例えば、タッチパネル111にはX軸とY軸とが定義されてあり、Y座標値が大きいほど、タッチパネル111の下側となり、Y座標値が小さいほど、タッチパネル111の上側となる。また、X座標値が小さいほど、タッチパネル111の左側となり、X座標値が大きいほど、タッチパネル111の右側となる。また、所定領域は、握り手が右手であるかを判別するための閾値となる座標値(X2,Y2)からタッチパネル111の下側に向かう直線stlと、座標値(X2,Y2)からタッチパネル111の右側に向かう直線stlと、の間の領域ta2である。図8の例では、タッチイベントID3の位置が囲われた領域内であり、所定領域内であるため、タッチイベントID3についての接触領域が第2接触領域ar2として検出される。

0044

つぎに、判定部607は、検出部による検出結果と長手方向とに基づいて、自電子機器を握る利用者の握り手を判定する。また、判定部607は、第2接触領域ar2が検出され、かつ傾きθが正(+)であれば、握り手が左手であると判定する。また、判定部607は、第2接触領域ar2が検出され、かつ傾きθが負(−)であれば、握り手が右手であると判定する。また、判定部607は、第2接触領域ar2が検出されない場合、いずれの握り手か不明であると判定する。図8の例では、判定部607は、第2接触領域ar2が検出され、かつ傾きθが正(+)であるため、握り手が左手であると判定する。

0045

図9は、握り手の判定例2を示す説明図である。例えば、算出部605は、第1接触領域ar1を楕円に近似した場合の楕円の中心位置を通過する第1直線stl1であり、長手方向の第1直線stl1を算出する。ここでは、第1接触領域ar1についてのタッチイベントがID4である。例えば、タッチイベントID4の位置が楕円の中心位置である。そして、算出部605は、楕円の中心位置を通過する2つの第2直線stl2であり、長手方向に基づく角度で交わる2つの第2直線stl2を算出する。ここでの角度は、例えば、傾きθそのものとする。第2直線stl2−1とstl1とのなす角はθ1であり、第2直線stl2−2とstl1とのなす角はθ2であり、θ1とθ2との合計値が傾きθである。

0046

つぎに、例えば、第2接触領域検出部606は、第1接触領域ar1と同一のタイミングで接触が検出された接触領域から、算出部605が算出した2つの第2直線stl2の間の第1直線stl1が含まれる領域に少なくとも一部が含まれる接触領域を検出する。また、例えば、第2接触領域検出部606は、第1接触領域ar1と同一のタイミングで接触が検出された接触領域から、算出部605が算出した2つの第2直線stl2の間の第1直線stl1が含まれる領域に中心位置が含まれる接触領域を検出する。そして、第2接触領域検出部606は、さらに検出した接触領域から、所定領域内に中心位置が含まれる接触領域を第2接触領域ar2として検出する。所定領域は、図8に示した例と同じ領域ta1と領域ta2である。図9の例では、タッチイベントID3の位置が領域に含まれ、所定領域に含まれるため、タッチイベントID3についての接触領域が第2接触領域ar2として検出される。

0047

親指の付け根の近辺のいずれの部分が接触するかわからないため、これにより、第1接触領域ar1から、親指の付け根があると推定される方向に向かって広い範囲から第2接触領域ar2を検出することができる。

0048

つぎに、判定部607は、第2接触領域検出部606による検出結果と長手方向とに基づいて、タッチパネル111を操作する利用者の握り手を判定する。また、判定部607は、第2接触領域ar2が検出され、かつ傾きθが正(+)であれば、握り手が左手であると判定する。また、判定部607は、第2接触領域ar2が検出され、かつ傾きθが負(−)であれば、握り手が右手であると判定する。また、判定部607は、第2接触領域ar2が検出されない場合、いずれの握り手か不明であると判定する。図9の例では、判定部607は、第2接触領域ar2が検出され、かつ傾きθが正(+)であるため、握り手が左手であると判定する。

0049

つぎに、決定部608は、第2接触領域検出部606による検出結果と長手方向とに基づいて、タッチパネル111に表示させる表示対象の表示位置を決定し、または第1接触領域ar1の位置を示す位置情報を補正する補正量を決定する。例えば、決定部608は、判定部607によって握り手が判定された場合に、握り手に基づいて、タッチパネル111に表示させる表示対象の表示位置を決定し、または第1接触領域ar1の位置を示す位置情報を補正する補正量を決定する。

0050

また、決定部608は、検出部による検出結果と長手方向とに基づいて、タッチパネル111の領域のうちタッチパネル111に対する接触を受け付けない領域を決定する。例えば、決定部608は、判定部607によって握り手が判定された場合に、握り手に基づいて、タッチパネル111の領域のうちタッチパネル111に対する接触を受け付けない領域を決定する。

0051

ここで、表示対象の表示位置を決定する例を図10に示し、第1接触領域ar1の位置を示す位置情報を補正する補正量を決定する例を図11に示す。

0052

図10は、本実施の形態にかかる表示対象の表示位置の移動例を示す説明図である。例えば、決定部608は、判定部607による判定結果を取得する。ここでの判定結果は、握り手が左手であることを示す。

0053

例えば、決定部608は、握り手が左手である場合、表示対象の表示位置を、タッチパネル111の右下側の位置に決定する。右下側とは、タッチパネル111を利用者が画面を正面に見て握った場合の右下側である。そして、表示部609は、決定部608によって決定された位置に表示対象を表示する。

0054

また、図示しないが、例えば、決定部608は、握り手が右手である場合、表示対象の表示位置をタッチパネル111の左下側の位置に決定する。左下側とは、タッチパネル111を利用者が画面を正面に見て握った場合の左下側である。

0055

また、例えば、単に表示対象の表示位置をずらして表示することに限らず、例えば、表示部609は、決定された位置に表示対象を縮小して表示してもよい。縮小する場合には、例えば、表示対象がすべて収まるように縮小してもよい。

0056

これにより、握り手の親指付近の位置と、手が届きにくい位置と、に表示されないため、操作性の向上を図ることができる。

0057

図11は、本実施の形態にかかる接触座標の補正例を示す説明図である。例えば、決定部608は、判定部607による判定結果を取得する。ここでの判定結果は、握り手が左手であることを示す。

0058

例えば、決定部608は、接触した第1接触領域ar1の位置を示す位置情報を取得する。位置情報は、例えば、第1接触領域ar1の中心位置を示す座標値とする。そして、例えば、決定部608は、握り手が左手である場合、第1接触領域ar1の長手方向の直線上の位置であって、右側に所定量ずらした位置が中心位置となるように位置情報を補正する補正量を決定する。握り手が左手である場合、長手方向であり、第1接触領域ar1の中心位置に対して右側の方向が、指先の方向である。所定量については、電子機器100の設計者や接触座標を補正可能なソフトウェア開発者によって決定され、予めROM502や不揮発メモリ504などに記憶されてある。例えば、補正量は、X軸方向のプラスマイナスの量とY軸方向のプラスマイナスの量とによって表される。握り手が左手であれば、補正量は、X軸方向にプラスの補正量と、Y軸方向にマイナスの補正量と、によって表される。また、握り手が右手であれば、補正量は、X軸方向にマイナスの補正量と、Y軸方向にプラスの補正量と、によって表される。

0059

また、図示しないが、例えば、決定部608は、握り手が右手である場合、第1接触領域ar1の長手方向の直線上の位置であって、左側に所定量ずらした位置が中心位置となるように位置情報を補正する。握り手が右手である場合、長手方向であり、第1接触領域ar1の中心位置に対して左側の方向が、指先の方向である。

0060

これにより、握り手に応じてタッチ位置が補正されるため、利用者の入力ミスの低減を図ることができる。

0061

図12は、本実施の形態にかかる握り込みによる誤動作の抑制例を示す説明図である。例えば、決定部608は、判定部607による判定結果を取得する。ここでの判定結果は、握り手が左手であることを示す。

0062

例えば、決定部608は、第2接触領域検出部606が検出した第2接触領域ar2を、接触を受け付けない領域に決定する。

0063

これにより、握り手の親指の付け根付近に対するタッチイベントが棄却されるため、誤タッチを抑制することができる。また、図12に示すように握り手と反対側の右側についてのタッチイベントは有効なままとなるように、接触を受け付けない領域が狭範囲であるため、正常なタッチ操作の接触が無効となることを抑制できる。

0064

(電子機器100による判定処理手順例を示すフローチャート)
図13は、電子機器による判定処理手順例1を示すフローチャートである。まず、電子機器100は、最も面積が大きい第1接触領域ar1についてのタッチイベントを取得する(ステップS1301)。つぎに、電子機器100は、取得したタッチイベントについての第1接触領域ar1の長手方向のタッチパネル111の軸に対する傾きθと横幅Iを取得する(ステップS1302)。

0065

そして、電子機器100は、第1接触領域ar1を近似した楕円の外周に接する2つの直線であり、長手方向の2つの直線を算出する(ステップS1303)。ここで、算出される2つの直線の傾きは傾きθとなる。つぎに、電子機器100は、算出した2つの直線の間の領域にタッチイベントがあるか否かを判断する(ステップS1304)。

0066

2つの直線の間の領域にタッチイベントがあると判断された場合(ステップS1304:Yes)、電子機器100は、θ>0度であるか否かを判断する(ステップS1305)。ステップS1305の判断は、長手方向がタッチパネル111のY軸に対して時計回り反時計回りかを判断することに相当する。θ>0度であると判断された場合(ステップS1305:Yes)、電子機器100は、2つの直線の間の領域にあるタッチイベントの位置の座標値X<閾値X1、かつ位置の座標値Y>閾値Y1であるかを判断する(ステップS1306)。

0067

座標値X<閾値X1、かつ座標値Y>閾値Y1である場合(ステップS1306:Yes)、電子機器100は、握り手が左手であると判定し(ステップS1308)、一連の処理を終了する。座標値X<閾値X1でない、または座標値Y>閾値Y1でない場合(ステップS1306:No)、電子機器100は、ステップS1310へ移行する。

0068

θ>0度でないと判断された場合(ステップS1305:No)、電子機器100は、領域にあるタッチイベントの位置の座標値X>閾値X2、かつ位置の座標値Y<閾値Y2であるかを判断する(ステップS1307)。座標値X>閾値X2、かつ座標値Y<閾値Y2であると判断された場合(ステップS1307:Yes)、電子機器100は、右手持ちと判定し(ステップS1309)、一連の処理を終了する。座標値X>閾値X2でない、または座標値Y<閾値Y2でないと判断された場合(ステップS1307:No)、電子機器100は、ステップS1310へ移行する。

0069

また、ステップS1304において、2つの直線の間の領域にタッチイベントがないと判断された場合(ステップS1304:No)、電子機器100は、左右いずれの手か不明と判定し(ステップS1310)、一連の処理を終了する。

0070

図14は、電子機器による判定処理手順例2を示すフローチャートである。まず、電子機器100は、最も面積が大きい第1接触領域ar1についてのタッチイベントを取得する(ステップS1401)。つぎに、電子機器100は、取得したタッチイベントについての第1接触領域ar1の長手方向の(傾きθ)を取得する(ステップS1402)。

0071

そして、電子機器100は、タッチイベントの位置を通過する傾きθの第1直線を算出する(ステップS1403)。つぎに、電子機器100は、タッチイベントの位置を通過する2つの第2直線であり、傾きθで交わる2つの第2直線を算出する(ステップS1404)。電子機器100は、算出した2つの第2直線の間にある第1直線を含む領域に接触領域が含まれるタッチイベントがあるか否かを判断する(ステップS1405)。

0072

第2直線の間にある領域にタッチイベントがあると判断された場合(ステップS1405:Yes)、電子機器100は、θ>0度であるか否かを判断する(ステップS1406)。θ>0度であると判断された場合(ステップS1406:Yes)、電子機器100は、導出した2つの直線とタッチパネル111の外周とに囲われた領域にあるタッチイベントの位置の座標値X<閾値X1、かつ位置の座標値Y>閾値Y1であるかを判断する(ステップS1407)。

0073

座標値X<閾値X1、かつ座標値Y>閾値Y1である場合(ステップS1407:Yes)、電子機器100は、握り手が左手であると判定し(ステップS1409)、一連の処理を終了する。座標値X<閾値X1でない、または座標値Y>閾値Y1でない場合(ステップS1407:No)、電子機器100は、ステップS1411へ移行する。

0074

θ>0度でないと判断された場合(ステップS1406:No)、電子機器100は、領域にあるタッチイベントの位置の座標値X>閾値X2、かつ位置の座標値Y<閾値Y2であるかを判断する(ステップS1408)。座標値X>閾値X2、かつ座標値Y<閾値Y2であると判断された場合(ステップS1408:Yes)、電子機器100は、右手持ちと判定し(ステップS1410)、一連の処理を終了する。座標値X>閾値X2でない、または座標値Y<閾値Y2でないと判断された場合(ステップS1408:No)、電子機器100は、ステップS1411へ移行する。

0075

また、ステップS1405において、第2直線の間にある領域にタッチイベントがないと判断された場合(ステップS1405:No)、電子機器100は、左右いずれの手か不明と判定し(ステップS1411)、一連の処理を終了する。

0076

(電子機器100による表示位置決定例)
図15は、電子機器による表示位置決定処理手順例を示すフローチャートである。まず、電子機器100は、握り手の判定結果を取得する(ステップS1501)。つぎに、電子機器100は、スワイプ動作を検出したか否かを判断する(ステップS1502)。

0077

スワイプ動作を検出していないと判断された場合(ステップS1502:No)、電子機器100は、ステップS1502へ戻る。スワイプ動作を検出したと判断された場合(ステップS1502:Yes)、電子機器100は、表示対象の表示位置を判定結果が示す握り手と反対の一部の領域に決定する(ステップS1503)。つぎに、電子機器100は、決定した表示位置に表示対象を表示し(ステップS1504)、一連の処理を終了する。

0078

図16は、電子機器による接触座標の補正処理手順例を示すフローチャートである。まず、電子機器100は、握り手の判定結果を取得する(ステップS1601)。つぎに、電子機器100は、第1接触領域ar1の中心位置を指先の方向へシフトする補正量を決定する(ステップS1602)。そして、電子機器100は、第1接触領域ar1の中心位置を指先の方向へシフトする補正量を決定し(ステップS1603)、一連の処理を終了する。

0079

図17は、電子機器によるイベント棄却処理手順例を示すフローチャートである。まず、電子機器100は、握り手の判定結果を取得する(ステップS1701)。つぎに、電子機器100は、判定結果が示す握り手の親指付け根側に相当する部分領域内に発生したタッチイベントを棄却し(ステップS1702)、一連の処理を終了する。親指付け根側に相当する部分領域は、第1接触領域の長手方向の直線と第2部分領域ar2とによって決定される。また、ステップS1702では、単に、検出された第2部分領域ar2についてのタッチイベントを棄却してもよい。

0080

以上説明したように、電子機器は、第1接触領域の長手方向の直線上の第2接触領域の検出結果と、該長手方向と、を用いることにより、タッチパネルの片手操作時の握り手を早期に判別できる。これにより、握り手に応じた表示位置、接触位置情報の補正量、接触を検出しない領域などを決定できる。したがって、利用者の操作性の向上を図ることができる。例えば、握り手の親指付近の位置と、手が届きにくい位置と、に表示されないため、操作性の向上を図ることができる。例えば、握り手に応じてタッチ位置が補正されるため、利用者の入力ミスの低減を図ることができる。例えば、握り手の親指の付け根付近に対するタッチイベントが棄却されるため、誤タッチを抑制することができる。また、握り手と反対側の領域についてのタッチイベントは有効なままとなるように、接触を受け付けない領域が狭範囲であるため、正常なタッチ操作の接触が無効となることを抑制できる。

0081

また、第2接触領域は、第1接触領域の長手方向の異なる複数の直線の間の領域内に少なくとも一部が含まれる。これにより、第2接触領域を検出する範囲を広げることができる。

0082

また、複数の直線は、それぞれ第1接触領域の外周に接する。これにより、第2接触領域を検出する範囲をより広げることができる。

0083

また、第2接触領域は、長手方向に基づく角度で交わる2つの第2直線の間の領域内に少なくとも一部が含まれる。これにより、第1接触領域から親指の付け根があると推定される方向に向かって第2接触領域を検出する範囲を広げることができる。

0084

また、第1接触領域は、タッチパネルの領域のうち、同一のタイミングで接触が検出された複数の接触領域の中で、最も面積が大きい接触領域である。利用者が片手で親指により操作した場合に、親指の腹が接触した可能性が高い接触領域が第1接触領域ar1となる。

0085

また、電子機器は、第1接触領域の長手方向の直線上の第2接触領域の検出結果と、該長手方向と、を用いることで、タッチパネルの片手操作時の握り手を早期に判別できる。これにより、握り手に応じた表示位置や接触位置情報の補正量を決定できる。したがって、利用者の操作性の向上を図ることができる。例えば、握り手の親指付近の位置と、手が届きにくい位置と、に表示されないため、操作性の向上を図ることができる。例えば、握り手に応じてタッチ位置が補正されるため、利用者の入力ミスの低減を図ることができる。

0086

また、電子機器は、第1接触領域の長手方向の直線上の第2接触領域の検出結果と、該長手方向と、によりタッチパネルの片手操作時の握り手を判定することにより、握り手を早期に判別することが可能となる。これにより、利用者の操作性の向上を図ることができる。

0087

また、第1接触領域は、タッチパネルの領域のうち、同一のタイミングで接触が検出された複数の接触領域の中で、最も面積が大きい接触領域である。これにより、握り手の親指の付け根付近に対するタッチイベントが棄却されるため、誤タッチを抑制することができる。また、握り手と反対側の領域についてのタッチイベントは有効なままとなるように、接触を受け付けない領域が狭範囲であるため、正常なタッチ操作の接触が無効となることを抑制できる。

0088

なお、本実施の形態で説明した決定方法判定方法は、予め用意された決定プログラムや判定プログラムを、タッチパネルを有するコンピュータで実行することにより実現することができる。本決定プログラムや判定プログラムは、不揮発メモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。

0089

上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。

0090

(付記1)タッチパネルと、
前記タッチパネルの領域のうち接触が検出された第1接触領域の長手方向の直線であり、前記第1接触領域内を通過する直線を算出する算出部と、
前記タッチパネルの領域のうち、前記第1接触領域と同時に接触が検出された第2接触領域であり、前記算出部が算出した前記直線上に位置する第2接触領域を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果と前記長手方向とに基づいて、前記タッチパネルに表示させる表示対象の表示位置を決定し、または前記第1接触領域の位置を示す位置情報を補正する補正量を決定する決定部と、
を有することを特徴とする電子機器。

0091

(付記2)前記直線は異なる複数の直線であり、
前記第2接触領域は、前記算出部が算出した前記複数の直線の間の領域内に少なくとも一部が含まれることを特徴とする付記1に記載の電子機器。

0092

(付記3)前記複数の直線は、それぞれ前記第1接触領域の外周に接することを特徴とする付記2に記載の電子機器。

0093

(付記4)前記直線(以下、「第1直線」と称する。)は、前記第1接触領域を楕円に近似した場合の前記楕円の中心位置を通過し、
前記算出部は、さらに、前記中心位置を通過する異なる2つの第2直線であり、前記長手方向に基づく角度で交わる2つの第2直線を算出し、
前記第2接触領域は、前記第1直線が含まれる前記2つの第2直線の間の領域内に少なくとも一部が含まれることを特徴とする付記1に記載の電子機器。

0094

(付記5)前記第1接触領域は、前記タッチパネルの領域のうち、同一のタイミングで接触が検出された複数の接触領域の中で、最も面積が大きい接触領域であることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の電子機器。

0095

(付記6)タッチパネルと、
前記タッチパネルの領域のうち接触が検出された第1接触領域の長手方向の直線であり、前記第1接触領域内を通過する直線を算出する算出部と、
前記タッチパネルの領域のうち、前記第1接触領域と同時に接触が検出された第2接触領域であり、前記算出部が算出した前記直線上に位置する第2接触領域を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記タッチパネルの領域のうち前記タッチパネルに対する接触を検出しない領域を決定する決定部と、
を有することを特徴とする電子機器。

0096

(付記7)タッチパネルと、
前記タッチパネルの領域のうち接触が検出された第1接触領域の長手方向の直線であり、前記第1接触領域内を通過する直線を算出する算出部と、
前記タッチパネルの領域のうち、前記第1接触領域と同時に接触が検出された第2接触領域であり、前記算出部が算出した前記直線上に位置する第2接触領域を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果と前記長手方向とに基づいて、自電子機器を握る利用者の握り手を判定する判定部と、
を有することを特徴とする電子機器。

0097

100電子機器
101,605 算出部
102 検出部
103,608 決定部
111タッチパネル
606 第2接触領域検出部
607 判定部
ar1 第1接触領域
ar2 第2接触領域
stl 直線
stl1 第1直線
stl2 第2直線

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