図面 (/)

技術 コンバイン

出願人 ヤンマー株式会社
発明者 山本桂輔
出願日 2014年5月19日 (6年7ヶ月経過) 出願番号 2014-103792
公開日 2015年12月7日 (5年0ヶ月経過) 公開番号 2015-216890
状態 特許登録済
技術分野 農業機械一般(3)操向 収穫機本体(6)(機枠、駆動)
主要キーワード 移動進路 弾圧支 起立支持 支点ブラケット バネケース 前面壁体 フロントロータ 半径方向外向
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年12月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (19)

課題

操縦レバーを戻す直進操作に対して、サイドクラッチ入り動作が遅れるのを防止でき、サイドクラッチ入り動作の応答性を良好にして旋回性能を向上できるようにしたコンバインを提供する。

解決手段

オペレータが左右に傾動操作する操縦レバー操作にて左または右のサイドクラッチアーム136を切換えて左または右に旋回させるコンバインに、左右のサイドクラッチシリンダ137を有するサイドクラッチ油圧換体138を備え、ミッションケース63の外側に油圧切換ブラケット139を介してサイドクラッチ油圧切換体138を配設すると共に、左右のサイドクラッチアーム136に戻し操作用の左右の引張りバネ体181をそれぞれ連結させる。

概要

背景

従来、走行部及び運転座席を有する走行機体と、第1刈刃を有する刈取装置と、扱胴を有する脱穀装置と、刈取装置から脱穀装置に刈取り穀稈を供給するフィーダハウスと、各部を駆動するエンジンと、脱穀装置の脱粒物を選別する穀粒選別機構を備え、圃場未刈り穀稈を連続的に刈取って脱穀する。また、ミッションケースに左右のサイドクラッチを設け、オペレータ操縦レバー操作によって左右のサイドクラッチを制御して、左右の走行クローラ駆動力入り切り操作して、左右に旋回させる技術がある(特許文献1、特許文献2参照)。

概要

操縦レバーを戻す直進操作に対して、サイドクラッチの入り動作が遅れるのを防止でき、サイドクラッチ入り動作の応答性を良好にして旋回性能を向上できるようにしたコンバインを提供する。オペレータが左右に傾動操作する操縦レバー操作にて左または右のサイドクラッチアーム136を切換えて左または右に旋回させるコンバインに、左右のサイドクラッチシリンダ137を有するサイドクラッチ油圧換体138を備え、ミッションケース63の外側に油圧切換ブラケット139を介してサイドクラッチ油圧切換体138を配設すると共に、左右のサイドクラッチアーム136に戻し操作用の左右の引張りバネ体181をそれぞれ連結させる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

左右の走行クローラを駆動するミッションケースを備え、前記ミッションケース内に設けた左右のサイドクラッチを介して左右の走行クローラに駆動力を伝達させると共に、左右のサイドクラッチを切り作動させる左右のサイドクラッチアームを備え、前記ミッションケースに左右のサイドクラッチアームを設け、オペレータが左右に傾動操作する操縦レバー操作にて左または右のサイドクラッチアームを切換えて左または右に旋回させるコンバインにおいて、左右のサイドクラッチシリンダを有するサイドクラッチ油圧換体を備え、前記ミッションケースの外側に油圧切換ブラケットを介して前記サイドクラッチ油圧切換体を配設すると共に、前記左右のサイドクラッチアームに戻し操作用の左右の引張りバネ体をそれぞれ連結させたことを特徴とするコンバイン。

請求項2

前記左右のサイドクラッチアームと油圧切換ブラケットの間に前記左右の引張りバネ体を連結させ、前記サイドクラッチ油圧切換体を挟んで左右の引張りバネ体を振分け状に配設したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。

請求項3

左右のサイドクラッチを切換える左右の旋回操作アームを備え、前記油圧切換ブラケットの高位置に左右の旋回操作アームを配置すると共に、前記左右の旋回操作アームの下方に縦長状の旋回操作スプールを設け、前記旋回操作スプールの下方にサイドクラッチシリンダの縦長状ピストン直列状に設けたことを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。

請求項4

前記操縦レバーの左右傾動操作にて択一的に作動させる左旋レバーと右旋回レバーを備え、左右の旋回操作アームに左右のサイドクラッチワイヤを介して左旋回レバー及び右旋回レバーをそれぞれ連結したことを特徴とする請求項3に記載のコンバイン。

技術分野

0001

本願発明は、圃場未刈り穀稈を刈取る刈取装置と、刈取り穀稈穀粒脱粒する脱穀装置を搭載したコンバインに関するものである。

背景技術

0002

従来、走行部及び運転座席を有する走行機体と、第1刈刃を有する刈取装置と、扱胴を有する脱穀装置と、刈取装置から脱穀装置に刈取り穀稈を供給するフィーダハウスと、各部を駆動するエンジンと、脱穀装置の脱粒物を選別する穀粒選別機構を備え、圃場の未刈り穀稈を連続的に刈取って脱穀する。また、ミッションケースに左右のサイドクラッチを設け、オペレータ操縦レバー操作によって左右のサイドクラッチを制御して、左右の走行クローラ駆動力入り切り操作して、左右に旋回させる技術がある(特許文献1、特許文献2参照)。

先行技術

0003

特開2007−159468号公報
特開2010−239980号公報

発明が解決しようとする課題

0004

従来技術では、サイドクラッチを入り状態に維持する戻りバネを備え、操縦レバーを左または右に旋回操作したとき、戻りバネに抗して旋回内側のサイドクラッチを切り状態に作動させると共に、操縦レバーを直進状態復帰操作したとき、戻りバネにてサイドクラッチを入り状態に復動させていたので、例えば戻りバネ力を小さくして操縦レバーの操作力を軽減すると、操縦レバーの戻し操作に対してサイドクラッチの入り動作が遅れやすく、応答性が悪くなるなどの旋回性能上の問題がある。また、操縦レバーの操作力の上限または戻りバネの設置空間などが制限されるから、バネ力が大きな戻りバネを簡単に組み込むことができない等の問題もある。

0005

そこで、本願発明は、これらの現状を検討して改善を施したコンバインを提供しようとするものである。

課題を解決するための手段

0006

前記目的を達成するため、請求項1に係る発明のコンバインは、左右の走行クローラを駆動するミッションケースを備え、前記ミッションケース内に設けた左右のサイドクラッチを介して左右の走行クローラに駆動力を伝達させると共に、左右のサイドクラッチを切り作動させる左右のサイドクラッチアームを備え、前記ミッションケースに左右のサイドクラッチアームを設け、オペレータが左右に傾動操作する操縦レバー操作にて左または右のサイドクラッチアームを切換えて左または右に旋回させるコンバインにおいて、左右のサイドクラッチシリンダを有するサイドクラッチ油圧換体を備え、前記ミッションケースの外側に油圧切換ブラケットを介して前記サイドクラッチ油圧切換体を配設すると共に、前記左右のサイドクラッチアームに戻し操作用の左右の引張りバネ体をそれぞれ連結させたものである。

0007

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記左右のサイドクラッチアームと油圧切換ブラケットの間に前記左右の引張りバネ体を連結させ、前記サイドクラッチ油圧切換体を挟んで左右の引張りバネ体を振分け状に配設したものである。

0008

請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のコンバインにおいて、左右のサイドクラッチを切換える左右の旋回操作アームを備え、前記油圧切換ブラケットの高位置に左右の旋回操作アームを配置すると共に、前記左右の旋回操作アームの下方に縦長状の旋回操作スプールを設け、前記旋回操作スプールの下方にサイドクラッチシリンダの縦長状ピストン直列状に設けたものである。

0009

請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のコンバインにおいて、前記操縦レバーの左右傾動操作にて択一的に作動させる左旋レバーと右旋回レバーを備え、左右の旋回操作アームに左右のサイドクラッチワイヤを介して左旋回レバー及び右旋回レバーをそれぞれ連結したものである。

発明の効果

0010

請求項1に記載の発明によれば、左右の走行クローラを駆動するミッションケースを備え、前記ミッションケース内に設けた左右のサイドクラッチを介して左右の走行クローラに駆動力を伝達させると共に、左右のサイドクラッチを切り作動させる左右のサイドクラッチアームを備え、前記ミッションケースに左右のサイドクラッチアームを設け、オペレータが左右に傾動操作する操縦レバー操作にて左または右のサイドクラッチアームを切換えて左または右に旋回させるコンバインにおいて、左右のサイドクラッチシリンダを有するサイドクラッチ油圧切換体を備え、前記ミッションケースの外側に油圧切換ブラケットを介して前記サイドクラッチ油圧切換体を配設すると共に、前記左右のサイドクラッチアームに戻し操作用の左右の引張りバネ体をそれぞれ連結させたものであるから、前記左右のサイドクラッチシリンダを、前記サイドクラッチ油圧切換体としてユニット構成して、組み付け作業性を向上できる一方、前記サイドクラッチの戻りバネ体に加えて前記引張りバネ体のバネ力にて前記サイドクラッチを俊敏に入り作動させることができ、前記操縦レバーを戻す直進操作に対して、前記サイドクラッチの入り動作が遅れるのを防止でき、前記サイドクラッチ入り動作の応答性を良好にして旋回性能を向上できる。

0011

請求項2に記載の発明によれば、前記左右のサイドクラッチアームと油圧切換ブラケットの間に前記左右の引張りバネ体を連結させ、前記サイドクラッチ油圧切換体を挟んで左右の引張りバネ体を振分け状に配設したものであるから、前記油圧切換ブラケットを兼用して、左右のサイドクラッチシリンダと左右の引張りバネ体を設置でき、左右の引張りバネ体の取付け座を特別に設ける必要がなく、構成部品数を削減してコストを低減できる。前記ミッションケースの外側面に左右のサイドクラッチシリンダに隣接させて左右の引張りバネ体をコンパクト取付けることができる。

0012

請求項3に記載の発明によれば、左右のサイドクラッチを切換える左右の旋回操作アームを備え、前記油圧切換ブラケットの高位置に左右の旋回操作アームを配置すると共に、前記左右の旋回操作アームの下方に縦長状の旋回操作スプールを設け、前記旋回操作スプールの下方にサイドクラッチシリンダの縦長状ピストンを直列状に設けたものであるから、前記ミッションケースの外側面に沿わせて前記旋回操作スプールとサイドクラッチシリンダを縦長状にコンパクトに後付け配置できると共に、仕様の異なるミッションケースに前記サイドクラッチ油圧切換体を簡単に共用できる。

0013

請求項4に記載の発明によれば、前記操縦レバーの左右傾動操作にて択一的に作動させる左旋回レバーと右旋回レバーを備え、左右の旋回操作アームに左右のサイドクラッチワイヤを介して左旋回レバー及び右旋回レバーをそれぞれ連結したものであるから、前記操縦レバーの左右傾動角度を維持しながら、従来の一本のワイヤ(またはリンク)の兼用にて左右のサイドクラッチを入り切り操作する構造に比べ、左右のサイドクラッチワイヤの押し引き量を各別に設定でき、前記操縦レバーの左右傾動操作力を容易に軽減でき、前記サイドクラッチ切り操作性を向上できる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の第1実施形態を示すコンバインの左側面図である。
コンバインの右側面図である。
コンバインの平面図である。
コンバインの駆動系統図である。
ミッションケースの断面図である。
ミッションケース出力側の断面拡大図である。
運転部を前方から視た斜視図である。
操縦レバーとミッションケースの斜視図である。
ミッションケースの正面説明図である。
ミッションケースの斜視図である。
操縦レバーの背面説明図である。
操縦レバー取付け部の正面説明図である。
操縦レバー基端部の正面説明図である。
操縦レバー基端部を右前方から視た斜視図である。
操縦レバー取付け部を左前方から視た斜視図である。
操縦レバー基端部を左前方から視た斜視図である。
サイドクラッチバルブ及びシリンダ部の断面側面図である。
サイドクラッチバルブ及びシリンダ部の油圧回路図である。

実施例

0015

以下に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1は普通型コンバインの左側面図、図2は同右側面図、図3は同平面図である。まず、図1図3を参照しながら、普通型コンバインの概略構造について説明する。なお、以下の説明では、走行機体1の前進方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく前進方向に向かって右側を単に右側と称する。

0016

図1図3に示す如く、実施形態における普通型コンバインは、走行部としてのゴムクローラ製の左右一対の走行クローラ2にて支持された走行機体1を備える。走行機体1の前部には、稲(又は麦又は大豆又はトーモロコシ)等の未刈り穀稈を刈取りながら取込む刈取装置3が単動式昇降用油圧シリンダ4にて昇降調節可能に装着されている。

0017

走行機体1の左側には、刈取装置3から供給された刈取穀稈を脱穀処理するための脱穀装置9を搭載する。脱穀装置9の下部には、揺動選別及び風選別を行うための穀粒選別機構10を配置する。走行機体1の前部右側には、オペレータが搭乗する運転台5を搭載する。動力源としてのエンジン7を、運転台5(運転座席42の下方)に配置する。運転台5の後方(走行機体1の右側)には、脱穀装置9から穀粒を取出すグレンタンク6と、トラック荷台(またはコンテナなど)に向けてグレンタンク6内の穀粒を排出する穀粒排出コンベヤ8を配置する。穀粒排出コンベヤ8を機外側方に傾倒させて、グレンタンク6内の穀粒を穀粒排出コンベヤ8にて搬出するように構成している。

0018

刈取装置3は、脱穀装置9前部の扱口9aに連通したフィーダハウス11と、フィーダハウス11の前端連設された横長バケット状の穀物ヘッダー12とを備える。穀物ヘッダー12内に掻込みオーガ13(プラットホームオーガ)を回転可能に軸支する。掻込みオーガ13の前部上方にタインバー付き掻込みリール14を配置する。穀物ヘッダー12の前部にバリカン状の刈刃15を配置する。穀物ヘッダー12前部の左右両側に左右の分草体16を突設する。また、フィーダハウス11に供給コンベヤ17を内設する。供給コンベヤ17の送り終端側(扱口9a)に刈取り穀稈投入用ビータ18(フロントロータ)を設ける。なお、フィーダハウス11の下面部と走行機体1の前端部とが昇降用油圧シリンダ4を介して連結され、後述する刈取入力軸89(フィーダハウスコンベヤ軸)を昇降支点として、刈取装置3が昇降用油圧シリンダ4にて昇降動する。

0019

上記の構成により、左右の分草体16間の未刈り穀稈の穂先側が掻込みリール14にて掻込まれ、未刈り穀稈の稈元側が刈刃15にて刈取られ、掻込みオーガ13の回転駆動によって、穀物ヘッダー12の左右幅の中央部寄りのフィーダハウス11入口付近に刈取穀稈が集められる。穀物ヘッダー12の刈取穀稈の全量は、供給コンベヤ17によって搬送され、ビータ18によって脱穀装置9の扱口9aに投入されるように構成している。なお、穀物ヘッダー12を水平制御支点軸回りに回動させる水平制御用油圧シリンダ(図示省略)を備え、穀物ヘッダー12の左右方向の傾斜を前記水平制御用油圧シリンダにて調節して、穀物ヘッダー12、及び刈刃15、及び掻込みリール14を圃場面に対して水平に支持することも可能である。

0020

また、図1図3に示す如く、脱穀装置9の扱室内に扱胴21を回転可能に設ける。走行機体1の前後方向に延長させた扱胴軸20に扱胴21を軸支する。扱胴21の下方側には、穀粒を漏下させる受網24を張設する。なお、扱胴21前部の外周面には、螺旋状のスクリュー羽根状の取込み羽根25が半径方向外向きに突設されている。

0021

上記の構成により、ビータ18によって扱口9aから投入された刈取穀稈は、扱胴21の回転によって走行機体1の後方に向けて搬送されながら、扱胴21と受網24との間などにて混練されて脱穀される。受網24の網目よりも小さい穀粒等の脱穀物は受網24から漏下する。受網24から漏下しない藁屑等は、扱胴21の搬送作用によって、脱穀装置9後部の排塵口23から圃場に排出される。

0022

なお、扱胴21の上方側には、扱室内の脱穀物の搬送速度を調節する複数の送塵弁(図示省略)を回動可能に枢着する。前記送塵弁の角度調整によって、扱室内の脱穀物の搬送速度(滞留時間)を、刈取穀稈の品種性状に応じて調節できる。一方、脱穀装置9の下方に配置された穀粒選別機構10として、グレンパン及びチャフシーブ及びグレンシーブ及びストローラック等を有する比重選別用の揺動選別盤26を備える。

0023

また、穀粒選別機構10として、揺動選別盤26に選別風を供給する唐箕ファン29等を備える。扱胴21にて脱穀されて受網24から漏下した脱穀物は、揺動選別盤26の比重選別作用と唐箕ファン29の風選別作用とにより、穀粒(精粒等の一番物)、穀粒と藁の混合物枝梗付き穀粒等の二番物)、及び藁屑等に選別されて取出されるように構成する。

0024

揺動選別盤26の下側方には、穀粒選別機構10として、一番コンベヤ機構30及び二番コンベヤ機構31を備える。揺動選別盤26及び唐箕ファン29の選別によって、揺動選別盤26から落下した穀粒(一番物)は、一番コンベヤ機構30及び揚穀コンベヤ32によってグレンタンク6に収集される。穀粒と藁の混合物(二番物)は、二番コンベヤ機構31及び二番還元コンベヤ33等を介して揺動選別盤26の選別始端側に戻され、揺動選別盤26によって再選別される。藁屑等は、走行機体1後部の排塵口23から圃場に排出されるように構成する。

0025

さらに、図1図3に示す如く、運転台5には、操縦コラム41と、オペレータが座乗する運転座席42とを配置している。操縦コラム41には、エンジン5の回転数を調節するアクセルレバー40と、走行機体1の進路を変更する操縦レバー43と、走行機体1の移動速度を切換える主変速レバー44及び副変速レバー45と、刈取装置3を駆動または停止操作する刈取クラッチレバー46と、脱穀装置9を駆動または停止操作する脱穀クラッチレバー47が配置されている。また、運転台5の上方側にサンバイザー支柱48を介して日除け用屋根体49を取付けている。

0026

図1図2に示す如く、走行機体1の下面側に左右のトラックフレーム50を配置している。トラックフレーム50には、走行クローラ2にエンジン7の動力を伝える駆動スプロケット51と、走行クローラ2のテンションを維持するテンションローラ52と、走行クローラ2の接地側を接地状態に保持する複数のトラックローラ53と、走行クローラ2の非接地側を保持する中間ローラ54とを設けている。駆動スプロケット51によって走行クローラ2の前側を支持させ、テンションローラ23によって走行クローラ2の後側を支持させ、トラックローラ53によって走行クローラ2の接地側を支持させ、中間ローラ54によって走行クローラ2の非接地側を支持させるように構成する。

0027

次に、図4を参照してコンバインの駆動構造を説明する。図4図18に示す如く、走行油圧ポンプ36及び走行油圧モータ37を有する走行変速用の油圧無段変速機64をミッションケース63に設けている。走行機体1前部の右側上面にエンジン7を搭載し、エンジン7左側の走行機体1前部にミッションケース63を配置している。また、エンジン7から左側方に突出させた出力軸65と、ミッションケース63から左側方に突出させた入力軸66を、エンジン出力ベルト67を介して連結している。なお、昇降用油圧シリンダ4等を駆動する作業油圧ポンプ68と、冷却ファン69をエンジン7に配置し、作業油圧ポンプ68及び冷却ファン69をエンジン7にて駆動するように構成している。

0028

さらに、扱胴軸20の前端側を軸支する扱胴駆動ケース71(カウンタケース)を備えている。脱穀装置9の前面壁体に扱胴駆動ケース71を設けている。また、前記刈取装置3と扱胴21を駆動するためのカウンタ軸72を扱胴駆動ケース71に軸支している。唐箕ファン29を軸支した唐箕軸76の右側端部に、唐箕入力プーリ83を設けている。エンジン7の出力軸65に、テンションローラを兼用した脱穀クラッチ84と脱穀駆動ベルト85を介して、唐箕軸76右側端部の唐箕入力プーリ83を連結している。即ち、エンジン7の出力軸65に脱穀駆動ベルト85を介して唐箕軸76を連結している。そして、エンジン7から離れた側の唐箕軸76の左側端部に扱胴駆動プーリ86を設ける。

0029

また、エンジン7から離れた側のカウンタ軸72の左側端部にカウンタ入力プーリ88を配置する。扱胴駆動プーリ86に、常張り状の扱胴駆動ベルト87を介して、カウンタ軸72左側端部のカウンタ入力プーリ88を連結する。左右方向に延設したカウンタ軸72の右側端部に、ベベルギヤ機構75を介して扱胴軸20の前端側を連結する。唐箕軸76からカウンタ軸72を介して扱胴軸20の前端側にエンジン7の動力を伝達させ、扱胴21を一方向に回転駆動させるように構成している。

0030

即ち、オペレータの脱穀クラッチレバー47操作によって、脱穀クラッチ84が入り切り制御される。脱穀クラッチ84の入り操作によって、カウンタ軸72を介して扱胴21が駆動されて、ビータ18から投入された穀稈が扱胴21によって連続的に脱穀されるように構成している。

0031

さらに、一番コンベヤ機構30の一番コンベヤ軸77の左側端部と、二番コンベヤ機構31の二番コンベヤ軸78の左側端部とに、コンベヤ駆動ベルト101を介して唐箕軸76の左側端部を連結している。揺動選別盤26後部を軸支したクランク状の揺動駆動軸79の左側端部に揺動選別ベルト102を介して二番コンベヤ軸78の左側端部を連結している。なお、一番コンベヤ軸77を介して揚穀コンベヤ32が駆動されて、一番コンベヤ機構30の一番選別穀粒がグレンタンク6に収集される。また、二番コンベヤ軸78を介して二番還元コンベヤ33が駆動されて、二番コンベヤ機構31の藁屑が混在した二番選別穀粒(二番物)が揺動選別盤26の上面側に戻される。

0032

一方、ビータ18を軸支するビータ軸82を備える。刈取り駆動ベルト104及び刈取クラッチ105(テンションプーリ)を介して、カウンタ軸72の左側端部にビータ軸82の左側端部を連結する。供給コンベヤ17の送り終端側を軸支するコンベヤ入力軸としての刈取入力軸89を備える。また、ビータ軸82に刈取駆動チェン106及びスプロケット107,108を介して刈取入力軸89の左側端部を連結している。

0033

図4に示す如く、穀物ヘッダー12の右側部背面側にヘッダー駆動軸91を回転自在に軸支する。左右方向に延設したヘッダー駆動軸91の左側端部に、ヘッダー駆動チェン90を介して刈取入力軸89の右側端部を連結する。掻込みオーガ13を軸支する掻込み軸93を備える。掻込み軸93の右側端部に、掻込み駆動チェン92を介してヘッダー駆動軸91の中間部を連結している。

0034

また、掻込みリール14を軸支するリール軸94を備える。リール軸94の右側端部に、中間軸95及びリール駆動チェン96,97を介してヘッダー駆動軸91の中間部を連結している。ヘッダー駆動軸91の右側端部には、刈刃駆動クランク機構98を介して刈刃15が連結されている。刈取クラッチ105の入り切り操作によって、供給コンベヤ17と、掻込みオーガ13と、掻込みリール14と、刈刃15が駆動制御されて、圃場の未刈り穀稈の穂先側を連続的に刈取るように構成している。

0035

さらに、図4に示す如く、エンジン7の出力軸65にテンションプーリ状のオーガクラッチ56及びオーガ駆動ベルト57を介してオーガ駆動軸58の右側端部を連結する。オーガ駆動軸58の左側端部にベベルギヤ機構59を介してグレンタンク6底部の横送りオーガ60前端側を連結する。横送りオーガ60の後端側にベベルギヤ機構61を介して穀粒排出コンベヤ8の縦送りオーガ62を連結している。また、前記オーガクラッチ56を入り切り操作する穀粒排出レバー55を備えている。グレンタンク6前面のうち運転座席42後方の前面に穀粒排出レバー55を取付け、運転座席42側からオペレータが穀粒排出レバー55を操作可能に構成している。

0036

上記の構成により、刈取クラッチ105の入り操作によって刈取装置3を駆動することにより、刈刃15が作動し、刈刃15によって圃場の未刈り穀稈の穂先側を刈取り、その穀稈の穂先側をフィーダハウス11から脱穀装置9に搬入し、穀粒選別機構10からグレンタンク6に穀粒を取出す。

0037

次いで、図5図6を参照して、ミッションケース51構造を説明する。図5図6に示す如く、エンジン20の出力軸65にエンジン出力ベルト67などを介して連結する入力プーリ111及び入力軸112と、入力軸112の回転力を無段階に変速する油圧ポンプ及び油圧モータを有する油圧無段変速機64と、油圧無段変速機64の変速出力軸114にアイドル軸115を介して連結する副変速軸116と、副変速軸116に副変速ギヤ117を介して連結するカウンタ軸118と、カウンタ軸118に設けるパーキングブレーキ119と、噛合いクラッチ爪形(ドグクラッチ形)の左右サイドクラッチ121を軸支するサイドクラッチ軸122と、サイドクラッチ軸122に設ける左右サイドブレーキ123と、サイドクラッチ軸122に連結する減速軸124と、減速軸124に連結する左右の車軸125を、ミッションケース51に設けている。

0038

また、図6に示す如く、左右サイドクラッチ121を介してサイドクラッチ軸122に減速軸124を連結する左右の第1減速ギヤ126と、減速軸124に左右の車軸125を連結する左右の第2減速ギヤ127を設けると共に、左右サイドクラッチ121をそれぞれ継続維持する左右の戻りバネ体128と、ミッションケース51の前壁に回動可能に軸支する左右のサイドクラッチ軸129と、左右のサイドクラッチ軸129に一体的に形成する左右のサイドクラッチフォーク130を備えている。

0039

上記の構成により、左右の戻りバネ体128にて左右サイドブレーキ123を切り作動し、左右サイドクラッチ121を入り維持して、左右の車軸125に設けた駆動スプロケット22を介して走行クローラ2を正転または逆転駆動し、走行機体1を直進(前進または後進)移動させる。一方、左右の戻りバネ体128にて継続状態弾圧支持される左右サイドクラッチ121のいずれかを、操縦レバー14の左右いずれかの傾動操作にて択一的に切断操作して、左右サイドクラッチ121を択一的に切り作動し、左右いずれかの走行クローラ2の駆動を中断し、左右いずれかに旋回移動させ、走行進路を変更する。

0040

また、オペレータが操縦レバー14を左右いずれかに傾動操作した場合、操縦レバー14の所定以下の傾動操作にて左または右のサイドクラッチ121が切り作動して、大きな旋回半径で走行機体1の進路を左方向または右方向に修正する緩旋回制御が実行される。その状態下で、操縦レバー14を同一方向に所定以上に傾動操作した場合、左または右のサイドクラッチ121が切り維持され、左または右のサイドブレーキ123が入り作動して、旋回内側の走行クローラ2を制動して、小さな旋回半径で走行機体1の進路を左方向または右方向に修正する急旋回制御が実行される。なお、緩旋回制御(サイドブレーキ123切り状態)または急旋回制御(サイドブレーキ123入り状態)のいずれにおいても、オペレータが操縦レバー14から手を離した場合、戻りバネ体128のバネ力などにて左または右のサイドクラッチ121が入り復帰して、直進(前進または後進)移動する。

0041

次いで、図7図18を参照して、左右のサイドクラッチ121の操作構造を説明する。図7図8図18に示す如く、運転台5底部の走行機体1に油圧ユニットケース131を固設する。昇降用油圧シリンダ4を作動制御する刈取り昇降バルブ132と、左右のサイドクラッチ121を切り作動制御するサイドクラッチバルブ133を、油圧ユニットケース131に配設する。刈取り昇降バルブ132に昇降換ロッド134を介して操縦レバー14を連結させ、操縦レバー14の前後傾動操作にて昇降切換ロッド134を上下動させて、刈取り昇降バルブ132を切換える一方、サイドクラッチバルブ133にクラッチ切換ロッド135を介して操縦レバー14を連結させ、操縦レバー14の左右傾動操作にてクラッチ切換ロッド135を上下動させ、サイドクラッチバルブ133を切換えて操縦するように構成している。

0042

図7図8図17図18に示す如く、左右のサイドクラッチ121を切り作動させる左右のサイドクラッチアーム136と、左右のサイドクラッチシリンダ137を有するサイドクラッチ油圧切換体138を備える。ミッションケース63の前面から前方に向けて左右のサイドクラッチ軸129を突設させ、左右のサイドクラッチ軸129の突設前端部に左右のサイドクラッチアーム136をそれぞれ固着すると共に、ミッションケース63の前面外側に油圧切換ブラケット139を着脱可能にボルト締結させ、油圧切換ブラケット139の前面側にサイドクラッチ油圧切換体138をボルト締結している。なお、サイドクラッチ油圧切換体138の鋳造加工にて左右のサイドクラッチシリンダ137が形成される。

0043

図9図10図17図18に示す如く、サイドクラッチシリンダ137は、サイドクラッチ油圧切換体138の下面側にシリンダヘッド141を介して突出させる縦長状のピストン142を有する。サイドクラッチ油圧切換体138下面から下向きにピストン142の下端側を出入可能に突設させ、サイドクラッチアーム136にピストン142の下端部を当接させると共に、サイドクラッチシリンダ137の背圧室137aに内挿させるピストン142の上端側にリターンバネ143を巻装させ、リターンバネ143にてピストン142を上動(退入)支持するように構成している。

0044

また、左右のサイドクラッチ121を切換える左右の旋回操作アーム144を備える。油圧切換ブラケット139の高位置(上端部)に支点軸145を介して左右の旋回操作アーム144を回動可能に配置する。一方、サイドクラッチ油圧切換体138の上面側(左右の旋回操作アーム144の下方)にバネケース146を介して突出させる縦長状の旋回操作スプール147を備える。サイドクラッチ油圧切換体138の上面側からサイドクラッチシリンダ137の圧力室137b内部に旋回操作スプール147の下端側を出入可能に挿入させる。サイドクラッチシリンダ137の縦長状ピストン142の上方に旋回操作スプール147を直列状に設ける。旋回操作スプール147の上端側のうち、バネケース146内部に貫通させる上端側に復帰バネ148を巻装させ、復帰バネ148にて旋回操作スプール147を上昇支持する。

0045

加えて、ピストン142の上端部(サイドクラッチシリンダ137の圧力室137b側の端部)に軸心孔142aを形成し、圧力室137b側に開口させる絞り弁孔142cを軸心孔142a上端側に形成すると共に、ピストン142上端の軸心孔142aに旋回操作スプール147の下端側を出入可能に挿入させ、旋回操作スプール147の下方にサイドクラッチシリンダ137の縦長状ピストン142を直列状に設ける。さらに、旋回操作スプール147の下端側に絞り弁通路147aを形成し、絞り弁孔142cと絞り弁通路147aを介して圧力室137bと軸心孔142aを連通可能に構成する。ピストン142中間部の上下2ヶ所に上下アンロード通路142bを形成し、下または上アンロード通路142bを介して背圧室137aと軸心孔142aを連通可能に構成する。

0046

上記の構成により、操縦レバー43の左または右傾動操作にて、クラッチ切換ロッド135を介してサイドクラッチバルブ133を切換え、左または右のサイドクラッチシリンダ137の圧力室137bの高圧作動油を供給したとき、その高圧作動油にてピストン142がリターンバネ143に抗して下動(進出)し、左または右のサイドクラッチアーム136を押下げ回動させる。即ち、左または右のサイドクラッチ121を戻りバネ体128に抗して切り作動させ、左または右の走行クローラ2の駆動を中断させ、左または右方向に移動進路を変更して、左または右方向に旋回する。

0047

また、ピストン142がリターンバネ143に抗して下動(進出)した場合、絞り弁孔142cと絞り弁通路147aを介して圧力室137bと軸心孔142aが連通し、圧力室137bの高圧作動油が下または上のアンロード通路142bを介して背圧室137aに移動したとき、ピストン142が下動した位置に支持され、旋回内側の走行クローラ2が連れ回り回転する緩旋回制御が実行される。なお、左右のサイドクラッチシリンダ137の各圧力室137bに各高圧ホース149を介してサイドクラッチバルブ133が接続されると共に、左右のサイドクラッチシリンダ137の各背圧室137aに戻り油ホース150を介してサイドクラッチバルブ133が接続される。

0048

次いで、図7図8図11図16を参照して、ブレーキ旋回制御の操作構造を説明する。図7図8図11図12図15図16に示す如く、操縦レバー43が配置されるフロントコラム151の前面カバー背面側にベースフレーム152を溶接固定する。ベースフレーム152の背面側に支点フレーム153を締結固定する。フロントコラム151上部の背面フレーム151aと支点フレーム153の間に左右傾動支点軸154を設ける。左右傾動支点軸154に前後傾動支点ブラケット155を固着し、前後傾動支点ブラケット155に前後傾動支点軸156を回動可能に軸支する。前後傾動支点軸156に操縦レバー43下端側を固着し、操縦レバー43を中立復帰バネ157にて起立支持させる。

0049

また、前後傾動支点軸156に昇降レバー161を固着し、昇降レバー161に昇降リンク162などを介して昇降切換ロッド134の上端側を連結させ、前後傾動支点軸156回りに操縦レバー43を前後傾動操作したとき、昇降切換ロッド134が昇降動して、刈取り昇降バルブ132を切換え、刈取装置3を昇降させるように構成している。

0050

一方、支点フレーム153に固着する直進ストッパピン171と、前後傾動支点ブラケット155に固着する旋回操作ピン172を備えると共に、操縦レバーの左右傾動操作にて択一的に作動させる左旋回レバー173と右旋回レバー174を備える。左右傾動支点軸154に左旋回レバー173と右旋回レバー174の基端側を遊転(回転)自在に支持させる。直進ストッパピン171と旋回操作ピン172にそれらの下方側から左旋回レバー173の中間を当接させると共に、直進ストッパピン171と旋回操作ピン172にそれらの上方側から右旋回レバー174の中間を当接させる。

0051

さらに、図12図16に示す如く、左右の旋回操作アーム144に左旋回レバー173及び右旋回レバー174をそれぞれ連結させる左サイドクラッチワイヤ175と右サイドクラッチワイヤ176を備える。支点フレーム153に設けたワイヤ受け153aに左サイドクラッチワイヤ175のインナ175aを連結させ、左旋回レバー173の先端側に左サイドクラッチワイヤ175のアウタ175bを連結させる。支点フレーム153に設けたワイヤ受け153bに右サイドクラッチワイヤ176のアウタ176bを連結させ、右旋回レバー174の先端側に右サイドクラッチワイヤ176のインナ176aを連結させる。

0052

図9図10に示す如く、油圧切換ブラケット139に設けた左右のワイヤ受け139aに、左サイドクラッチワイヤ175のアウタ175bと右サイドクラッチワイヤ176のアウタ176bをそれぞれ連結させる。左右の旋回操作アーム144に、左サイドクラッチワイヤ175のインナ175aと右サイドクラッチワイヤ176のインナ176aをそれぞれ連結させる。なお、左サイドクラッチワイヤ175と右サイドクラッチワイヤ176にて、サイドクラッチ121切り操作力を分担することにより、単一のサイドクラッチワイヤにて切り操作する構造に比べて、操縦レバー43の操作力を軽減できる。

0053

上記の構成により、操縦レバー43の左または右傾動操作にてサイドクラッチバルブ133を切換え、絞り弁孔142cと絞り弁通路147aを介して圧力室137bと軸心孔142aが連通し、旋回内側の走行クローラ2が連れ回り回転する緩旋回制御が実行されているとき、オペレータが操縦レバー43をさらに左または右に傾動操作した場合、左サイドクラッチワイヤ175または右サイドクラッチワイヤ176を介して左または右の旋回操作アーム144を下向きに引張り、左または右の旋回操作スプール147を押下げ、圧力室137bの高圧作動油にてピストン142をリターンバネ143に抗してさらに下動(進出)させ、左または右のサイドクラッチアーム136をさらに押下げ回動させ、左または右のサイドブレーキ123を戻りバネ体128に抗して入り作動させ、旋回内側の走行クローラ2を制動するブレーキ旋回制御が実行される。即ち、操縦レバー43の左または右の傾動操作量に応じて、サイドクラッチ121切り動作にて旋回内側の走行クローラ2が連れ回り回転する緩旋回制御と、サイドブレーキ123入り動作にて旋回内側の走行クローラ2を制動するブレーキ旋回制御が実行される。

0054

さらに、図9図10に示す如く、左右のサイドクラッチアーム136にそれぞれ連結させる戻し操作用の左右の引張りバネ体181を備える。油圧切換ブラケット139の左右側部に左右のバネ座182を設け、左右のバネ座182に左右のバネ力調節ボルト183を介して左右の引張りバネ体181の上端側をそれぞれ連結すると共に、左右のサイドクラッチアーム136の先端部に左右の引張りバネ体181の下端側をそれぞれ連結する。即ち、左右のサイドクラッチアーム136と油圧切換ブラケット139の間に左右の引張りバネ体181を連結させ、サイドクラッチ油圧切換体138を挟んで左右の引張りバネ体181を振分け状に配設している。

0055

上記の構成により、旋回内側の走行クローラ2が連れ回り回転する緩旋回制御、または旋回内側の走行クローラ2を制動するブレーキ旋回制御において、左または右に傾動操作された操縦レバー43が直進位置に戻るとき、戻りバネ体128と引張りバネ体181の両方のバネ力にて、左または右のサイドクラッチ121が俊敏に入り作動し、操縦レバー43の直進位置復帰と連動して旋回内側の走行クローラ2の強制駆動遅滞なく再開される。即ち、収穫作業時、旋回内側の走行クローラ2が連れ回り回転する緩旋回制御にて、穀稈の刈取り条に沿って移動させる条刈り作業において、サイドクラッチ121切り動作状態からサイドクラッチ121入り状態に機敏に復帰できるものであり、操縦レバー43を操作したときの進路修正動作と、熟練したオペレータの運転操作を容易に一致させることができる。また、戻りバネ体128のバネ力を過度に増大させる必要がないから、サイドクラッチ121構造を小型化でき、かつ組付け作業性なども向上できる。

0056

図1図6図9図10に示す如く、左右の走行クローラ2を駆動するミッションケース63を備え、ミッションケース63内に設けた左右のサイドクラッチ121を介して左右の走行クローラ2に駆動力を伝達させると共に、左右のサイドクラッチ121を切り作動させる左右のサイドクラッチアーム136を備え、ミッションケース63に左右のサイドクラッチアーム136を設け、オペレータが左右に傾動操作する操縦レバー43操作にて左または右のサイドクラッチアーム136を切換えて左または右に旋回させるコンバインにおいて、左右のサイドクラッチシリンダ137を有するサイドクラッチ油圧切換体138を備え、ミッションケース63の外側に油圧切換ブラケット139を介してサイドクラッチ油圧切換体138を配設すると共に、左右のサイドクラッチアーム136に戻し操作用の左右の引張りバネ体181をそれぞれ連結させている。したがって、左右のサイドクラッチシリンダ137を、サイドクラッチ油圧切換体138としてユニット構成して、組み付け作業性を向上できる一方、サイドクラッチ121の戻りバネ体128に加えて引張りバネ体181のバネ力にてサイドクラッチ121を俊敏に入り作動させることができ、操縦レバー43を戻す直進操作に対して、サイドクラッチ121の入り動作が遅れるのを防止でき、サイドクラッチ121入り動作の応答性を良好にして旋回性能を向上できる。

0057

図9図10に示す如く、左右のサイドクラッチアーム136と油圧切換ブラケット139の間に左右の引張りバネ体181を連結させ、サイドクラッチ油圧切換体138を挟んで左右の引張りバネ体181を振分け状に配設している。したがって、油圧切換ブラケット139を兼用して、左右のサイドクラッチシリンダ137と左右の引張りバネ体181を設置でき、左右の引張りバネ体181の取付け座を特別に設ける必要がなく、構成部品数を削減してコストを低減できる。ミッションケース63の外側面に左右のサイドクラッチシリンダ137に隣接させて左右の引張りバネ体181をコンパクトに取付けることができる。

0058

図9図10図17図18に示す如く、左右のサイドクラッチ121を切換える左右の旋回操作アーム144を備え、油圧切換ブラケット139の高位置に左右の旋回操作アーム144を配置すると共に、左右の旋回操作アーム144の下方に縦長状の旋回操作スプール147を設け、旋回操作スプール147の下方にサイドクラッチシリンダ137の縦長状ピストン142を直列状に設けている。したがって、ミッションケース63の外側面に沿わせて旋回操作スプール147とサイドクラッチシリンダ137を縦長状にコンパクトに後付け配置できると共に、仕様の異なるミッションケース63にサイドクラッチ油圧切換体138を簡単に共用できる。

0059

図9図10図12図16に示す如く、操縦レバー43の左右傾動操作にて択一的に作動させる左旋回レバー173と右旋回レバー174を備え、左右の旋回操作アーム144に左右のサイドクラッチワイヤ175,176を介して左旋回レバー173及び右旋回レバー174をそれぞれ連結している。したがって、操縦レバー43の左右傾動角度を維持しながら、従来の一本のワイヤ(またはリンク)の兼用にて左右のサイドクラッチ121を入り切り操作する構造に比べ、左右のサイドクラッチワイヤ175,176の押し引き量を各別に設定でき、操縦レバー43の左右傾動操作力を容易に軽減でき、サイドクラッチ121切り操作性を向上できる。

0060

2走行クローラ
43操縦レバー
63ミッションケース
136サイドクラッチアーム
137 サイドクラッチシリンダ
138 サイドクラッチ油圧切換体
139 油圧切換ブラケット
142ピストン
144旋回操作アーム
147 旋回操作スプール
173左旋回レバー
174右旋回レバー
175左サイドクラッチワイヤ
176右サイドクラッチワイヤ
181引張りバネ体

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 三菱マヒンドラ農機株式会社の「 作業車両」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】初心者や熟練者に関わらず車速を適正に調節することができて支障なく能率的に作業走行を行うことができると共に、作業走行を開始する際の煩わしい適正な車速の調節操作を簡単に行うことができる、作業車両を... 詳細

  • 井関農機株式会社の「 作業車両」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】簡素な制御で自動旋回を行うこと。【解決手段】実施形態に係る作業車両は、走行車輪と、ステアリング装置と、モータと、位置取得装置と、制御装置とを備える。走行車輪は、走行車体に取り付けられる。ステア... 詳細

  • 三菱マヒンドラ農機株式会社の「 作業車両」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】車両の前方を照らす前照灯と自車の存在や車幅を知らせる尾灯、並びに作業に必要な箇所を照らす作業灯を備え、これら灯火照明の点灯と消灯を行うライティングスイッチを操縦部に設ける作業車両において、この... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ