図面 (/)

技術 経皮投与用組成物

出願人 ポーラ化成工業株式会社
発明者 後藤悠本郷嘉人大島宏多田明弘
出願日 2014年5月7日 (6年7ヶ月経過) 出願番号 2014-096390
公開日 2015年12月3日 (5年0ヶ月経過) 公開番号 2015-214494
状態 特許登録済
技術分野 医薬品製剤 化粧料 植物物質含有医薬 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード ビーナス エキス抽出物 アーモンドエキス 心理的ストレス アロニア ゲットウ トリフェニルメチルオキシ ヒノキエキス
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年12月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

本発明は、ハスエキスを有効成分とし、肌の透明感や柔らかさを改善する経皮投与組成物を提供することを課題とする。

解決手段

(A)ハスエキスと、(B)ジペンタエリスリトール脂肪酸とのエステル化反応生成物と、を含む経皮投与用組成物。

概要

背景

年を経るごとに肌の弾力性張りは徐々に失われていき、また、色素沈着を起こし、くすみの増加による色調変化も生じる。肌の老化による肌状態の悪化は、人に与える印象を大きく変えるため、肌の改善を期待し、様々な皮膚外用剤、とりわけ、化粧料への関心は高く、様々な研究が盛んに行われている。
例えば、皮膚の老化を防止し、張りやを維持するために、女性ホルモン一種であるエストロゲン及びコラーゲンに着目し、エストロゲン様作用剤コラーゲン産生促進剤としてハス胚芽エキスを含む美容用食品皮膚化粧料が提案されている(特許文献1)。
また、ストレスが肌の老化を促進することが経験的に知られている。すなわち、生理現象のみならず、物理的ストレス心理的ストレスにより、つや、透明感、張り等の肌状態が変化することが経験的に知られている。それに対し、例えば、皮膚が受ける酸化的ストレスに着目し、透明感の向上についての研究がなされている(特許文献2)。他にも、機能性食品化粧品等による肌状態改善も提案されている(特許文献3)。

概要

本発明は、ハスエキスを有効成分とし、肌の透明感や柔らかさを改善する経皮投与組成物を提供することを課題とする。(A)ハスエキスと、(B)ジペンタエリスリトール脂肪酸とのエステル化反応生成物と、を含む経皮投与用組成物。

目的

本発明は、ハスエキスを有効成分とし、肌の透明感や柔らかさを改善する経皮投与用組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

請求項2

前記(A)ハスエキスがハス胚芽エキスである、請求項1に記載の経皮投与用組成物。

請求項3

前記脂肪酸がラウリン酸ミリスチン酸パルミチン酸ステアリン酸ベヘン酸オレイン酸リノール酸リノレイン酸、リチノレイン酸、イソステアリン酸、及び12−ヒドロキシステアリン酸からなる群から選択される1種である、請求項1又は2に記載の経皮投与用組成物。

請求項4

前記脂肪酸がイソステアリン酸、又は12−ヒドロキシステアリン酸である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の経皮投与用組成物。

請求項5

前記(B)エステル化反応生成物がトリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の経皮投与用組成物。

請求項6

化粧料(ただし、医薬部外品を含む)である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の経皮投与用組成物。

技術分野

0001

本発明は、肌の透明感、柔らかさを改善するハスエキス及び油性成分からなる経皮投与組成物に関する。

背景技術

0002

年を経るごとに肌の弾力性張りは徐々に失われていき、また、色素沈着を起こし、くすみの増加による色調変化も生じる。肌の老化による肌状態の悪化は、人に与える印象を大きく変えるため、肌の改善を期待し、様々な皮膚外用剤、とりわけ、化粧料への関心は高く、様々な研究が盛んに行われている。
例えば、皮膚の老化を防止し、張りやを維持するために、女性ホルモン一種であるエストロゲン及びコラーゲンに着目し、エストロゲン様作用剤コラーゲン産生促進剤としてハス胚芽エキスを含む美容用食品皮膚化粧料が提案されている(特許文献1)。
また、ストレスが肌の老化を促進することが経験的に知られている。すなわち、生理現象のみならず、物理的ストレス心理的ストレスにより、つや、透明感、張り等の肌状態が変化することが経験的に知られている。それに対し、例えば、皮膚が受ける酸化的ストレスに着目し、透明感の向上についての研究がなされている(特許文献2)。他にも、機能性食品化粧品等による肌状態改善も提案されている(特許文献3)。

先行技術

0003

特開2002−029980号公報
特開2012−41276号公報
特開2002−68993号公報

発明が解決しようとする課題

0004

肌には外界からの影響を防ぐため、物質、細菌等の侵入を防ぐバリア機能がある。そのため、肌改善に有効な物質を経皮的に適用しても十分な効果が得られない場合があり、有効な物質を効率的に皮膚内に届ける技術が求められている。また、有効成分により、経皮吸収性を向上させる技術は異なる。
本発明は、ハスエキスを有効成分とし、肌の透明感や柔らかさを改善する経皮投与用組成物を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明者らは、ハスエキスについて研究を進め、ハスエキスがIII型コラーゲンの産生
量について影響を及ぼすことを見出した。
そして、当該知見をもとに、ハスエキスを含有する経皮投与用組成物により、肌の透明感や柔らかさが向上することに想到した。
さらに、ハスエキスと特定の油性成分を組み合わせることにより、肌の透明感や柔らかさが格段に向上することに想到した。

0006

すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] (A)ハスエキスと、(B)ジペンタエリスリトール脂肪酸とのエステル化反応生成物と、を含む経皮投与用組成物。
[2] 前記(A)ハスエキスがハス胚芽エキスである、[1]に記載の経皮投与用組成物。
[3] 前記脂肪酸がラウリン酸ミリスチン酸パルミチン酸ステアリン酸、ベヘン
酸、オレイン酸リノール酸リノレイン酸、リチノレイン酸、イソステアリン酸、及び12−ヒドロキシステアリン酸からなる群から選択される1種である、[1]又は[2]に記載の経皮投与用組成物。
[4] 前記脂肪酸がイソステアリン酸、又は12−ヒドロキシステアリン酸である、[1]〜[3]のいずれかに記載の経皮投与用組成物。
[5] 前記(B)エステル化反応生成物がトリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルである、[1]〜[4]のいずれかに記載の経皮投与用組成物。
[6]化粧料(ただし、医薬部外品を含む)である、[1]〜[5]のいずれかに記載の経皮投与用組成物。

発明の効果

0007

本発明により、肌の透明感や柔らかさを改善することができる経皮投与用組成物が提供される。

図面の簡単な説明

0008

本発明の経皮投与用組成物と比較例の化粧料の使用前後の肌の明るさを示すグラフである。
本発明の経皮投与用組成物と比較例の化粧料の使用前後の肌の黄味を示すグラフである。
本発明の経皮投与用組成物と比較例の化粧料の使用前後の肌の弾力を示すグラフである。
本発明の経皮投与用組成物と比較例の化粧料の使用前後の肌の柔らかさを示すグラフである。
本発明の経皮投与用組成物と比較例の化粧料の使用前後の肌の柔らかさを示すグラフである。

0009

以下、本発明を実施形態に即して詳細に説明する。ただし、本発明は本明細書に明示的又は黙示的に記載された実施形態に限定されるものではない。

0010

本発明の経皮投与用組成物は、(A)ハスエキスと、(B)ジペンタエリスリトールと脂肪酸とのエステル化反応生成物と、を含む。

0011

従来から、ハスは食用され、また、ハスエキスとして経皮的又は経口的に投与されることにより、皮膚の保湿性を高めたり、コラーゲンの産生を促進したりする効果を期待されている。
本発明は、ハスエキスと真皮線維芽細胞におけるIII型コラーゲン産生量の関係を見出
し、さらに、(A)ハスエキスと特定の油剤(B)ジペンタエリスリトールと脂肪酸とのエステル化反応生成物と組み合わせることにより、真皮線維芽細胞中のIII型コラーゲン
量の産生量を増加させ、肌の透明感と柔らかさを飛躍的に向上させることができる組成物を達成したものである。

0012

以下、本発明の組成物を構成する各成分について説明する。

0013

(A)ハスエキス
本発明の組成物は、(A)ハスエキスを含有する。

0014

本発明においてハスエキスとは、スイレン科に属するハス属のNelumbonuciferaの抽出物をいう。
本発明のハスエキスの抽出部位は、ハスの植物体の任意の部分を使用することができる
。例えば、地下茎レンコン)、茎部、葉部、根、花穂花蕾、種子等又はこれらの組合せが挙げられるが、これらに限定されるものではない。III型コラーゲン産生量の観点か
ら、好ましくは、ハスの種子、さらに好ましくはハスの種子の胚芽である。
ハスエキスの抽出物は、抽出物自体のみならず、抽出物の画分、精製した画分、抽出物乃至は画分、精製物溶媒除去物の総称を意味するものとし、自生若しくは生育された植物、漢方生薬原料等として販売されるものを用いた抽出物、市販されている抽出物等が挙げられる。
抽出操作は、予め抽出部位を粉砕あるいは細切して抽出効率を向上させることが好ましい。抽出溶媒としては、水、メタノールエタノールイソプロピルアルコールブタノール等のアルコール類、1,3−ブタンジオールポリプロピレングリコール等の多価アルコール類アセトンメチルエチルケトン等のケトン類ジエチルエーテルテトラヒドロフラン等のエーテル類等の極性溶媒から選択される1種乃至は2種以上が好適なものとして例示することができる。具体的な抽出方法としては、例えば、抽出に用いる部位乃至はその乾燥物1質量に対して、溶媒を1〜99質量部加え、室温であれば数日間、沸点付近の温度であれば数時間浸漬し、室温まで冷却した後、所望により不溶物及び/又は溶媒除去し、カラムクロマトグラフィー等で分画精製する方法が挙げられる。
また、市販されているハスエキスを用いることもできる。市販品のハスエキス抽出物としては、ハス胚芽エキスパウダーMF(丸善製薬株式会社製)等を用いることができる。
本発明においては、極性溶媒による抽出物をろ過後、又は市販品をカラムクロマトグラフィーにて分画精製し、有効成分濃度を高め、用いることが好ましい。

0015

(B)ジペンタエリスリトールと脂肪酸とのエステル化反応生成物
本発明の組成物は、(B)ジペンタエリスリトールと脂肪酸とのエステル化反応生成物を含む。本発明の組成物は(B)特定のエステル化反応生成物を含有することにより、(A)ハスエキスによる肌の透明感、柔らかさ向上の効果が格段に高められる。
ジペンタエリスリトールと脂肪酸とのエステル化反応生成物は、経皮投与用組成物として調製する場合、溶解性、安定性や粘度等の製剤上の問題が生じる場合がある。本発明の実施の態様においては、(A)ハスエキスと組み合せることにより、このような問題を生じることなく、安定した経皮投与組成物を実現した。

0016

本発明の(B)エステル化反応生成物は、ジペンタエリスリトールと脂肪酸とをエステル化して得られる反応生成物である。
ジペンタエリスリトールと脂肪酸とをエステル化して得られる反応生成物を構成する脂肪酸としては、通常化粧料で使用されている脂肪酸であれば特段の限定無く使用することができ、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、リチノレイン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキステアリン酸等が好ましく、中でも、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸がより好ましく、12−ヒドロキシステアリン酸が特に好ましい。かかるジペンタエリスリトールと脂肪酸とをエステル化して得られる反応生成物には市販されているものが存し、かかる市販品を購入し利用することが出来る。この様な市販品としては、例えば、日清オイリオ株式会社より販売されている、「コスモール168EV」「サラコスWO−6」が好ましく例示できる。

0017

<本発明の組成物>
本発明の組成物の製造は、(A)ハスエキス、(B)ジペンタエリスリトールと脂肪酸とをエステル化して得られる反応生成物を組成物に配合するステップを含み、常法に従ってこれらの成分を処理・配合することにより、行うことができる。本発明の組成物における(A)ハスエキスと(B)ジペンタエリスリトールと脂肪酸とをエステル化して得られる反応生成物の含有量は、肌の透明性、柔らかさ向上の観点から、(A)ハスエキス(質量部):(B)エステル化反応生成物(質量部)が1:5以上が好ましく、1:10以上
がより好ましい。また、1:100以下が好ましい。

0018

組成物としては、化粧料、医薬部外品、医薬品等が好適に例示でき、日常的に使用できることから、化粧料、医薬部外品がより好ましい。

0019

本発明の経皮投与用組成物中における、(A)ハスエキスの含有量(配合量)は、肌の透明感や柔らかさ向上の観点から、通常、0.00001質量%以上、好ましくは0.0001質量%以上、より好ましくは0.001質量%以上であり、組成物の処方の自由度の観点から、通常10質量%以下、好ましくは5質量%以下である。

0020

本発明の経皮投与用組成物中における、(B)ジペンタエリスリトールと脂肪酸とのエステル化反応生成物の含有量は、0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましい。また、10質量%以下が好ましい。この範囲の含有量とすることで、処方の自由度を損なうことなく、(A)ハスエキスの透明感、柔らかさの効果を相乗的に発揮することができる。

0021

組成物の製造に際しては、化粧料、医薬部外品、医薬品等の製剤化で通常使用される成分を、それぞれの用途に応じて、適宜含有させることができる。

0022

化粧料に適用される場合、通常化粧料に使用される成分を広く配合することが可能であり、また、その剤形や用途についても、何ら限定されない。以下、化粧料に適用される場合、化粧料中に含有させることができる成分について説明する。例えば、炭化水素類エステル類トリグリセライド類、脂肪酸、高級アルコール等の通常の油性成分、アニオン界面活性剤類、両性界面活性剤類、カチオン界面活性剤類、非イオン界面活性剤類等の界面活性剤、多価アルコール類、増粘・ゲル化剤酸化防止剤紫外線吸収剤色剤防腐剤粉体等を任意に配合することができる。有効成分としては、美白成分シワ改善成分抗炎症成分動植物由来の抽出物等が挙げられる。

0023

美白成分としては、一般的に化粧料に用いられているものであれば特に限定はない。例えば、4−n−ブチルレゾルシノールアスコルビン酸グルコシド、3−О−エチルアスコルビン酸トラネキサム酸アルブチン、1−トリフェニルメチルピペリジン、1−トリフェニルメチルピロリジン、2−(トリフェニルメチルオキシ)エタノール、2−(トリフェニルメチルアミノ)エタノール、2−(トリフェニルメチルオキシ)エチルアミン、トリフェニルメチルアミントリフェニルメタノールトリフェニルメタン及びアミノジフェニルメタン、N−(p−トルイルシステイン酸、N−(p−メトキシベンゾイル)システイン酸等が挙げられる。更にその他の美白成分として、N−ベンゾイルセリン、N−(p−メチルベンゾイル)セリン、N−(p−エチルベンゾイル)セリン、N−(p−メトキシベンゾイル)セリン、N−(p−フルオロベンゾイル)セリン、N−(p−トリフルオロメチルベンゾイル)セリン、N−(2−ナフトイル)セリン、N−(4−フェニルベンゾイル)セリン、N−(p−メチルベンゾイル)セリンメチルエステル、N−(p−メチルベンゾイル)セリンエチルエステル、N−(2−ナフトイル)セリン メチルエステル、N−ベンゾイル−O−メチルセリン、N−(p−メチルベンゾイル)−O−メチルセリン、N−(p−メチルベンゾイル)−O−アセチルセリン、N−(2−ナフトイル)−O−メチルセリン等があげられる。
これらの美白成分は、既に市販されているものもあれば、合成により入手することもできる。例えば、3−О−エチルアスコルビン酸は、特開平8−134055号公報に記載の公知の方法で合成することが出来る。市販品(日本精化製「VCエチル」)もあるので、これらを入手して使用することが可能である。1−トリフェニルメチルピペリジン、1−トリフェニルメチルピロリジン、2−(トリフェニルメチルオキシ)エタノール、2−(トリフェニルメチルアミノ)エタノール、2−(トリフェニルメチルオキシ)エチルア
ミン、トリフェニルメチルアミン、トリフェニルメタノール、トリフェニルメタン、アミノジフェニルメタンは特許文献WO2010/074052号パンフレットに、N−(o−トルオイル)システイン酸、N−(m−トルオイル)システイン酸、N−(p−トルオイル)システイン酸、N−(p−メトキシベンゾイル)システイン酸、N−(4−フェニルベンゾイル)システイン酸、N−(p−トルオイル)ホモシステイン酸、はWO2011/087006号パンフレットに、N−ベンゾイル−セリン、N−(p−メチルベンゾイル)セリン、N−(p−エチルベンゾイル)セリン、N−(p−メトキシベンゾイル)セリン、N−(p−フルオロベンゾイル)セリン、N−(p−トリフルオロメチルベンゾイル)セリン、N−(2−ナフトイル)セリン、N−(4−フェニルベンゾイル)セリン、N−(p−メチルベンゾイル)セリン メチルエステル、N−(p−メチルベンゾイル)セリン エチルエステル、N−(2−ナフトイル)セリン メチルエステル、N−ベンゾイル−O−メチルセリン、N−(p−メチルベンゾイル)−O−メチルセリン、N−(p−メチルベンゾイル)−O−アセチルセリン、N−(2−ナフトイル)−O−メチルセリン等はWO2011/074643号パンフレットに、それぞれその合成方法公開されているので、該開示に従い合成することができる。
化粧料における美白成分の含有量は、通常0.01〜30質量%であり、0.1〜10質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。

0024

本発明の組成物には、シワ改善成分を含有することができる。シワ改善成分としては、一般的に化粧料に用いられているものであれば特に限定はない。例えば、ビタミンA又はその誘導体であるレチノールレチナールレチノイン酸トレチノインイソトレチノイン、レチノイン酸トコフェロールパルミチン酸レチノール酢酸レチノールや、ウルソール酸ベンジルエステルウルソール酸リン酸エステルベツリン酸ベンジルエステルベンジル酸リン酸エステルが挙げられる。化粧料におけるシワ改善成分の含有量は、通常0.01〜30質量%であり、0.1〜10質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。

0025

動植物由来の抽出物としては、一般的に医薬品、化粧料、食品等に用いられているものであれば特に限定はない。動植物由来の抽出物は、動物又は植物由来の抽出物自体のみならず、抽出物の画分、精製した画分、抽出物乃至は画分、精製物の溶媒除去物の総称を意味するものとし、植物由来の抽出物は、自生若しくは生育された植物、漢方生薬原料等として販売されるものを用いた抽出物、市販されている抽出物等が挙げられる。例えば、アケビエキス、アスナロエキスアスパラガスエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アーモンドエキスアルニカエキス、アロエエキスアロニアエキス、アンズエキス、イチョウエキス、インドキノエキス、ウイキョウエキス、ウドエキス、エイジツエキスエゾウコギエキスエンメイソウエキス、オウゴンエキスオウバクエキスオウレンエキスオタネニンジンエキス、オトギリソウエキスオドリコソウエキス、オレンジエキス、カキョクエキス、カッコンエキスカモミラエキス、カロットエキスカワラヨモギエキスカンゾウエキスキウイエキスキューカンバーエキス、グアバエキス、クジンエキスクチナシエキス、クマザサエキスクララエキスクルミエキスグレープフルーツエキス黒米エキスクロレラエキスクワエキス、ケイケットウエキスゲットウヨウエキス、ゲンチアナエキスゲンノショウコエキス紅茶エキスゴボウエキス、コメエキス、コメ発酵エキスコメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コケモモエキス、サルビアエキス、サボンソウエキスササエキスサンザシエキスサンシャエキス、サンショウエキスシイタケエキス、ジオウエキスシコンエキスシソエキスシナノキエキスシモツケソウエキス、シャクヤクエキスショウキョウエキスショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、ステビアエキスステビア発酵物セイヨウキズタエキスセイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキスセイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキスセンブリエキスソウハクヒエキスダイオウエキスダイズエキスタイソウエキス、タイムエキス
タンポポエキス、茶エキスチョウジエキス、チンピエキス甜茶エキストウガラシエキストウキエキストウキンセンカエキストウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキストマトエキス納豆エキスニンジンエキスニンニクエキス、ノバラエキスハイビスカスエキスバクモンドウエキス、パセリエキス、バーチエキス、ハマメリスエキスヒキオコシエキスヒノキエキスビワエキスフキタンポポエキスフキトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキスブドウエキスブドウ種子エキスヘチマエキス、ベニバナエキスペパーミントエキス、ボダイジュエキスボタンエキスホップエキスマツエキスマロニエエキスミズバショウエキス、ムクロジエキスメリッサエキス、モズクエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキスユーカリエキスユキノシタエキスユズエキス、ユリエキス、ヨクイニンエキスヨモギエキスラベンダーエキス、緑茶エキスリンゴエキスルイボス茶エキス、レイシエキスレタスエキス、レモンエキス、レンギョウエキス、レンゲソウエキスローズエキス、ローズマリーエキスローマカミツレエキスローヤルゼリーエキスワレモコウエキス等のエキスが好ましいものとして挙げられる。上記のエキスは1種を含有させてもよく、2種以上を含有させてもよい。化粧料中における動植物由来抽出物の含有量は、通常0.01〜30質量%であり、0.1〜10質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。

0026

抗炎症成分としては、クラリノン、グラブリジングリチルリチン酸グリチルレチン酸パントテニルアルコール等が挙げられ、好ましくは、グリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸アルキル及びその塩、並びに、グリチルレチン酸及びその塩である。
化粧料中における抗炎症成分の含有量は、通常0.01〜30質量%であり、0.1〜10質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。

0027

(B)ジペンタエリスリトールと脂肪酸とのエステル化反応生成物以外の通常の油性成分としては、極性油揮発性炭化水素油等が挙げられる。
極性油としては、合成エステル油として、ミリスチン酸イソプロピルオクタン酸セチルミリスチン酸オクチルドデシルパルミチン酸イソプロピルステアリン酸ブチルラウリン酸ヘキシルミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、オレイン酸オクチルドデシルジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル乳酸ミリスチル酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリルコレステリル、ジ−2−エチルヘキシルエチレングリコールモノイソステアリン酸N−アルキルグリコールジカプリン酸ネオペンチルグリコールリンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリントリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパンを挙げることができる。

0028

さらに、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライドヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイルセトステアリルアルコールオレイルアルコールステアリルアルコールオクチルドデカノールアセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシルアジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピルコハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル酢酸ブチル酢酸アミルクエン酸トリエチルオクチルメトキシシンナメート等も挙げられる。

0031

本発明の組成物に含有させる油性成分の量は、その適用する剤形により異なるが、例えば、化粧料全体の0.1〜90質量%が好ましく、0.5〜90質量%が好ましい。

0032

界面活性剤としては、脂肪酸セッケンラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウムアルキル硫酸トリエタノールアミンエーテルスルホコハク酸エステルポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム塩化ベンザルコニウムラウリルアミンオキサイドジアルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、ベタイン系界面活性剤アルキルベタインアミドベタインスルホベタイン等)、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシチロキシ2ナトリウム塩等)、アシメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類ソルビタンモノステアレートセスキオレイン酸ソルビタン等) 、グリセリン
脂肪酸類モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体グリセリンアルキルエーテルPOEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエートモノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等) 、POEアルキルエーテル類(POE2−
オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステルアルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、等が挙げられる。

0033

多価アルコールとしては、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール、エリスリトール、ソルビトールキシリトールマルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールジグリセリンイソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等が挙げられる。

0035

粉体類としては、表面を処理されていても良い、マイカタルクカオリン合成雲母炭酸カルシウム炭酸マグネシウム無水ケイ酸シリカ)、酸化アルミニウム硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ黄酸化鉄黒酸化鉄酸化コバルト群青紺青酸化チタン酸化亜鉛無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチルナイロン粉末オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類が挙げられる。

0036

紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類
等が挙げられる。

0037

また、化粧料として適用される場合の剤型は、通常知られているローション剤形、乳液剤形、エッセンス剤形クリーム剤形、粉体含有剤形の何れをも取ることが出来るが、ハスエキス及び油性成分の配合量を高めることが出来るクリーム剤型が好ましい。

0038

以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。

0039

<製造例1: 精製ハス胚芽エキス>
以下の手順に従い、精製ハス胚芽エキスを調製した。即ち、ハス胚芽エキスをメタノールにて抽出し、ろ過後、溶媒を留去した。酢酸エチルと水を同量ずつ加え、液体液体分配を実施後、水層のみを取り出し、ダイヤイオンHP20(三菱化学株式会社製)にて、非吸着画分採取し、精製ハス胚芽エキスとした。

0040

<実施例1: 本発明の経皮投与用組成物である化粧料(クリーム)の製造>
以下の手順に従い、本発明の経皮投与用組成物(化粧料)を調製した。
即ち、表1の処方成分(イ)及び(ロ)を70℃にて、それぞれ加熱溶解し、処方成分(イ)に(ロ)を撹拌しながら加え、室温まで冷却し、本発明の経皮投与用組成物(化粧料1)を得た。
尚、化粧料1は試験例で使用した3か月間においても安定性等の製剤的問題なく使用で
きることが確認された。

0041

0042

<試験例1:肌状態改善の評価>
実施例1のクリームを平均年齢42.5被験者17名(女性年齢層36〜49歳)に、1日2回、連日3か月間使用してもらい、塗布前、3か月間塗布後の肌の明るさ、黄味、弾力、柔らかさを測定した。また、実施例1のサラコスWO−6を水に置換したクリームを比較例1として調製し、実施例1のクリームと同様に、肌の明るさ、黄味、弾力、柔らかさを測定した。実施例1及び比較例1はそれぞれ同一被験者の半顔に塗布し、上記の項目を測定した。

0043

<試験例1−1:肌の透明感の評価>
肌の透明感としては、頬部色彩色差計(コニカミノルタ株式会社社製 CR-400)
にて、明るさL*と黄味b*を3回測定し、平均値を取得した。結果を図1、2に示す。図1、2から、本発明の経皮投与用組成物含有化粧料を3か月間塗布後には、比較例のクリームを塗布した場合に比べ、肌の明度が高くなり、黄味が低下し、肌の透明感が改善されたことがわかる。

0044

<試験例1−2:肌の弾力の評価>
肌の弾力としては、頬部の弾力を皮膚粘弾性測定装置(Courage+Khazaka社製 cutometer MPA580)を用いて測定した。吸引圧400mbarにて2秒間吸引、2秒間開放の1サイクルで得られた波形データから、戻り率(Ur/Uf:メーカパラメータR7)を取得した。結果を図3に示す。Ur/Ufは、弾力性部分を完全な波形(弾力性100%)と比較した値であって、この値が高い程、肌の弾力が高いことを示す。図3から、本発明の経皮投与用組成物(化粧料)を3か月間塗布後には、比較例のクリームに比べ、肌の弾力が改善されたことがわかる。

実施例

0045

<試験例1−3:肌の柔らかさの評価>
肌の柔らかさとして、頬部を触覚センサシステム(株式会社アクシムビーナストロン)にて、往路の2g、5g荷重時の周波数変化(Δf)を測定した。結果を図4、5に示す。縦軸の周波数変化Δf[Hz]は、値が大きいほど、肌が柔らかいということを示している。図4、5から、本発明の経皮投与用組成物剤(化粧料)を3か月間塗布後には
、比較例のクリームに比べ、2g荷重時、5g荷重時それぞれにおいて、Δfは塗布前に比較して顕著に高くなり、肌の柔らかさが改善されたことがわかる。

0046

本発明の経皮投与用組成物により、肌の透明性、柔らかさが改善できる組成物が提供される。また、本発明により新たなアプローチによる肌の透明性、柔らかさ改善用の化粧料が提供されるため、産業上非常に有用である。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 森永乳業株式会社の「 エネルギー消費促進用組成物」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】エネルギー消費を促進させることが可能な技術を提供する。平均分子量が220ダルトン以上かつ1000ダルトン以下である乳タンパク質分解物、又はMet−Lys−Proからなるペプチド、又は... 詳細

  • 国立研究開発法人理化学研究所の「 網膜組織の製造方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】本発明は、視細胞前駆細胞及び/又は視細胞を含む神経網膜組織における神経節細胞、アマクリン細胞、水平細胞、及び/又は双極細胞の分化抑制方法等を提供することを課題とする。神経網膜前駆細胞... 詳細

  • 国立大学法人鳥取大学の「 抗炎症活性を有するシソ科植物の葉の発酵物」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】炎症抑制効果が大きく、かつ安全性の高い食品組成物、医薬組成物、化粧品および医薬部外品を得る。【解決手段】シソ科植物の葉の糸状菌発酵物またはその抽出物、それを含む食品組成物、医薬組成物、化粧品お... 詳細

この 技術と関連性が強い法人

関連性が強い法人一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ