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技術 高さ違いの端子を有する電気コネクタ

出願人 日本圧着端子製造株式会社
発明者 大田智司勢川裕章
出願日 2014年4月24日 (6年8ヶ月経過) 出願番号 2014-090749
公開日 2015年11月24日 (5年1ヶ月経過) 公開番号 2015-210899
状態 特許登録済
技術分野 コネクタハウジング及び接触部材の保持 嵌合装置及び印刷回路との接合
主要キーワード ハウンジング 接触形態 補強作用 肉盗み 補強タブ 相手側電気コネクタ リフローハンダ付け 肉盛り
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年11月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

端子の脚部のコプラナリティが良好に得られる電気コネクタを提供する。

解決手段

第1孔111aとその反嵌合側の第2孔111bが設けられた縦壁111を有するハウジング110と、第1孔に圧入された第1端子120と、第2孔に圧入された第2端子130とを備え、縦壁の第1孔と第2孔との間に凹部111dが設けられ、第1端子の第1圧入部121は、縦壁の第1孔を構成する壁面のうち幅方向の両側の壁面111eに圧力をもって接触することで縦壁に圧入されており、第2端子の第2圧入部131は、縦壁の第2孔を構成する壁面のうち幅方向の両側の壁面111gおよび高さ方向の両側111hの壁面に圧力をもって接触することで縦壁に圧入されている、高さ違いの端子を有する電気コネクタ100である。

概要

背景

特許文献1は、平板状の端子端子挿入孔挿通させて保持するコネクタを開示している。上記コネクタは、端子の表裏面のいずれかに係止突部を突設し、この係止突部を端子挿入孔の内壁面に当接するよう構成している。この構成により、端子の保持力を高め、ユーザー取り扱い時における端子抜けを防止できる。また、端子の表裏面と内壁面とのクリアランスを小さくする(接触面積を増やす)ことで、端子を回路基板実装面に高精度に位置決めでき、コプラナリティを向上させることができる。

概要

端子の脚部のコプラナリティが良好に得られる電気コネクタを提供する。第1孔111aとその反嵌合側の第2孔111bが設けられた縦壁111を有するハウジング110と、第1孔に圧入された第1端子120と、第2孔に圧入された第2端子130とを備え、縦壁の第1孔と第2孔との間に凹部111dが設けられ、第1端子の第1圧入部121は、縦壁の第1孔を構成する壁面のうち幅方向の両側の壁面111eに圧力をもって接触することで縦壁に圧入されており、第2端子の第2圧入部131は、縦壁の第2孔を構成する壁面のうち幅方向の両側の壁面111gおよび高さ方向の両側111hの壁面に圧力をもって接触することで縦壁に圧入されている、高さ違いの端子を有する電気コネクタ100である。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

嵌合方向に向くと共に上記嵌合方向と直交する高さ方向に沿って実装側から反実装側へ向かって立ち上がる縦壁を有し、上記縦壁に上記嵌合方向に貫通する第1孔、および上記第1孔よりも上記反実装側で上記縦壁に上記嵌合方向に貫通する第2孔が設けられたハウジングと、上記第1孔に嵌められた第1圧入部、上記第1圧入部から嵌合側へ出た第1接触部、および上記第1圧入部から反嵌合側へ出て上記実装側へ延びる第1脚部を有する第1端子と、上記第2孔に嵌められた第2圧入部、上記第2圧入部から上記嵌合側へ出た第2接触部、および上記第2圧入部から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びる第2脚部を有する第2端子とを備え、上記縦壁における上記第1孔と上記第2孔との間に、上記反嵌合側から上記嵌合側へ向かって凹む凹部が設けられ、上記第1圧入部は、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面のうち上記嵌合方向および上記高さ方向と直交する幅方向の両側の上記壁面に圧力をもって接触することで上記縦壁に圧入されており、上記第2圧入部は、上記縦壁における上記第2孔を構成する壁面のうち上記幅方向の両側の上記壁面および上記高さ方向の両側の上記壁面に圧力をもって接触することで上記縦壁に圧入されている、高さ違いの端子を有する電気コネクタ

請求項2

上記第2圧入部の上記実装側に、上記縦壁における上記第2孔を構成する上記壁面のうち、上記実装側の壁面に接触する平面が形成されている請求項1の、高さ違いの端子を有する電気コネクタ。

請求項3

上記第1圧入部と、上記縦壁における上記第1孔を構成する上記壁面における、上記実装側の壁面又は上記反実装側の壁面との間に、隙間が形成されている請求項1又は請求項2の、高さ違いの端子を有する電気コネクタ。

請求項4

上記縦壁における上記凹部を構成する壁面のうち上記実装側の壁面と上記反実装側の壁面とを接続するリブが、上記第1孔および上記第2孔の少なくとも一方に対応して設けられている請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項の、高さ違いの端子を有する電気コネクタ。

請求項5

請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項の、高さ違いの端子を有する電気コネクタにおいて、上記縦壁における上記第1孔よりも上記反実装側で且つ上記第2孔よりも上記実装側に、上記嵌合方向に貫通する一又は上記高さ方向に離して二以上の第3孔が設けられており、さらに、上記第3孔の数に対応した数だけ設けられると共に、上記第3孔に嵌められた第3圧入部、上記第3圧入部から上記嵌合側へ出た第3接触部、および上記第3圧入部から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びる第3脚部を有する第3端子を備え、上記凹部が、上記縦壁における上記第1孔と上記第3孔との間に設けられた第1凹部と、上記縦壁における上記第3孔と上記第2孔との間に設けられた第2凹部とに分割され、又は上記縦壁における上記第1孔と最も上記実装側の上記第3孔との間に設けられた第1凹部と、上記縦壁における最も上記反実装側の上記第3孔と上記第2孔との間に設けられた第2凹部と、上記縦壁における上記高さ方向に隣り合う上記第3孔同士の間に設けられた第3凹部とに分割されており、上記第3圧入部は、上記縦壁における上記第3孔を構成する壁面のうち上記幅方向の両側の上記壁面および上記高さ方向の両側の上記壁面に圧力をもって接触することで上記縦壁に圧入されている、高さ違いの端子を有する電気コネクタ。

請求項6

上記第3圧入部の上記縦壁における上記第3孔を構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面との間の圧力、および上記第2圧入部の上記縦壁における上記第2孔を構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面との間の圧力が、上記反実装側にある上記圧入部ほど高くなるように設定されている請求項5の、高さ違いの端子を有する電気コネクタ。

技術分野

0001

本発明は電気コネクタの技術分野に属し、高さ違いの端子を有する電気コネクタに関する。

背景技術

0002

特許文献1は、平板状の端子を端子挿入孔挿通させて保持するコネクタを開示している。上記コネクタは、端子の表裏面のいずれかに係止突部を突設し、この係止突部を端子挿入孔の内壁面に当接するよう構成している。この構成により、端子の保持力を高め、ユーザー取り扱い時における端子抜けを防止できる。また、端子の表裏面と内壁面とのクリアランスを小さくする(接触面積を増やす)ことで、端子を回路基板実装面に高精度に位置決めでき、コプラナリティを向上させることができる。

先行技術

0003

特開2011−113801号公報

発明が解決しようとする課題

0004

このような電気コネクタを、例えばプリント配線板などの実装先部材実装する場合、例えばリフローハンダ付けなどにより上記電気コネクタの上記端子の脚部を上記実装先部材にハンダ付けすることが行われる。その場合、リフローハンダ付け装置から受ける熱のため、上記電気コネクタが変形する。このような電気コネクタのなかには、実装側から反実装側へ向かって立ち上がる縦壁を有するハウジングと、上記縦壁に、その立ち上がる方向に沿って離れた二箇所にそれぞれ圧入された第1端子および第2端子とを備え、上記第1端子の脚部および上記第2端子の脚部を実装側で上記実装先部材にそれぞれハンダ付けするようにした、高さ違いの端子を有する電気コネクタがある。このような、高さ違いの端子を有する電気コネクタの場合、上記第1端子と上記第2端子で上記リフローハンダ付け装置から受ける熱による変形傾向が異なることがあり、そのために上記両端子の上記脚部でコプラナリティが得られないという問題が起こり得る。上記両端子の上記脚部でコプラナリティが得られないとは、上記両端子の上記脚部の実装面が均一にならない、上記両端子の上記実装面の平坦度が得られない、又は上記両端子の上記実装面で共通の平面が形成されないとも表現することができる。特に、上記縦壁における上記第1端子の圧入部と上記第2端子の圧入部との間で上記ハウジングの肉抜き又は肉盗みを行うために上記脚部の側から凹む凹部を設けたときには、この傾向が強く出ることが、本発明者によって知見された。上記両端子の上記脚部でコプラナリティが得られないと、上記端子の上記脚部と上記実装先部材の上記実装面との間に過剰な隙間ができ、ハンダ付け不良が生じるおそれがある。

0005

本発明者は、種々の対策を試みた結果、上記問題を解決することができる、高さ違いの端子を有する電気コネクタを完成した。

課題を解決するための手段

0006

本発明の第1の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、
嵌合方向に向くと共に上記嵌合方向と直交する高さ方向に沿って実装側から反実装側へ向かって立ち上がる縦壁を有し、上記縦壁に上記嵌合方向に貫通する第1孔、および上記第1孔よりも上記反実装側で上記縦壁に上記嵌合方向に貫通する第2孔が設けられたハウジングと、
上記第1孔に嵌められた第1圧入部、上記第1圧入部から嵌合側へ出た第1接触部、および上記第1圧入部から反嵌合側へ出て上記実装側へ延びる第1脚部を有する第1端子と、
上記第2孔に嵌められた第2圧入部、上記第2圧入部から上記嵌合側へ出た第2接触部、および上記第2圧入部から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びる第2脚部を有する第2端子とを備え、
上記縦壁における上記第1孔と上記第2孔との間に、上記反嵌合側から上記嵌合側へ向かって凹む凹部が設けられ、
上記第1圧入部は、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面のうち上記嵌合方向および上記高さ方向と直交する幅方向の両側の上記壁面に圧力をもって接触することで上記縦壁に圧入されており、
上記第2圧入部は、上記縦壁における上記第2孔を構成する壁面のうち上記幅方向の両側の上記壁面および上記高さ方向の両側の上記壁面に圧力をもって接触することで上記縦壁に圧入されている、高さ違いの端子を有する電気コネクタである。

0007

上記第1端子および上記第2端子を圧入していない上記ハウジングが、例えばリフローハンダ付け装置などの加熱手段から熱を受けると、熱変形により、上記凹部と上記第1孔との間の壁が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記実装側に寄るように傾くと共に、上記凹部と上記第2孔との間の壁が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記反実装側に寄るように傾き、上記凹部と上記第1孔との間の上記壁の傾きよりも上記凹部と上記第2孔との間の上記壁の傾きの方が大きくなる傾向がある。そのため、仮に上記第1圧入部の上記縦壁への圧入と上記第2圧入部の上記縦壁への圧入とを同じ条件で行うと、上記第1脚部と上記第2脚部の上記高さ方向に沿った変位にずれが生じ、それによって上記第1脚部と上記第2脚部とのコプラナリティが損なわれる。しかし、上記高さ違いの端子を有する電気コネクタの場合、上記第1圧入部は、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面に圧入の圧力がかかっていないので、比較的小さい、上記凹部と上記第1孔との間の上記壁の傾きがほぼそのまま維持される。一方、上記第2圧入部は、上記縦壁における上記第2孔を構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面に圧入の圧力がかかっているので、この圧力により上記凹部と上記第2孔との間の上記壁が上記実装側へ押されて、上記傾きが減少する。そのため、上記第1脚部よりも上記第2脚部が上記反実装側へ変位することが緩和され、それによって上記第1脚部と上記第2脚部とのコプラナリティが良好に得られる可能性が高くなる。また、上記第1圧入部は、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面に圧入の圧力がかかっていないので、上記凹部と上記第1孔との間の上記壁が圧入の圧力によって上記実装側へ押されることがなく、このことにより、上記第1脚部と上記第2脚部との上記高さ方向の隙間が増すおそれが減り、上記第1脚部と上記第2脚部とのコプラナリティが損なわれるおそれが減る。

0008

第2の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第1の、高さ違いの端子を有する電気コネクタにおいて、
上記第2圧入部の上記実装側に、上記縦壁における上記第2孔を構成する上記壁面のうち、上記実装側の壁面に接触する平面が形成されている、高さ違いの端子を有する電気コネクタである。

0009

このようにすれば、上記第2端子の圧入の圧力により上記凹部と上記第2孔との間の上記壁が上記実装側へ押されるときに、上記壁に均等に圧力がかかりやすいので、上記壁の傾きの緩和が均等に行われ、上記第1脚部と上記第2脚部とのコプラナリティが良好に得られる可能性が、さらに高くなる。

0010

第3の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第1又は上記第2の、高さ違いの端子を有する電気コネクタにおいて、
上記第1圧入部と、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面における、上記実装側の上記壁面又は上記反実装側の上記壁面との間に、隙間が形成されている、高さ違いの端子を有する電気コネクタである。

0011

このようにすれば、上記第1圧入部の、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面に圧入の圧力がかかることが確実に防がれる。そのため、比較的小さい、上記凹部と上記第1孔との間の上記壁の傾きがほぼそのまま維持されること、上記凹部と上記第1孔との間の上記壁が圧入の圧力によって上記実装側へ押されることがないこと、などが確実に得られることから、上記第1脚部と上記第2脚部とのコプラナリティが良好に得られる可能性が、さらに高くなる。

0012

第4の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第1ないし上記第3のうちいずれか一つの、高さ違いの端子を有する電気コネクタにおいて、
上記縦壁における上記凹部を構成する壁面のうち上記実装側の壁面と上記反実装側の壁面とを接続するリブが、上記第1孔および上記第2孔の少なくとも一方に対応して設けられている、高さ違いの端子を有する電気コネクタである。

0013

このようにすれば、上記リブの補強作用により、上記凹部と上記第1孔との間の上記壁の傾き、および上記凹部と上記第2孔との間の上記壁の傾きが緩和されるので、上記第1脚部と上記第2脚部とのコプラナリティが良好に得られる可能性が、さらに高くなる。

0014

第5の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第1ないし上記第4のうちいずれか一つの、高さ違いの端子を有する電気コネクタにおいて、
上記縦壁における上記第1孔よりも上記反実装側で且つ上記第2孔よりも上記実装側に、上記嵌合方向に貫通する一又は上記高さ方向に離して二以上の第3孔が設けられており、
さらに、上記第3孔の数に対応した数だけ設けられると共に、上記第3孔に嵌められた第3圧入部、上記第3圧入部から上記嵌合側へ出た第3接触部、および上記第3圧入部から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びる第3脚部を有する第3端子を備え、
上記凹部が、上記縦壁における上記第1孔と上記第3孔との間に設けられた第1凹部と、上記縦壁における上記第3孔と上記第2孔との間に設けられた第2凹部とに分割され、又は上記縦壁における上記第1孔と最も上記実装側の上記第3孔との間に設けられた第1凹部と、上記縦壁における最も上記反実装側の上記第3孔と上記第2孔との間に設けられた第2凹部と、上記縦壁における上記高さ方向に隣り合う上記第3孔同士の間に設けられた第3凹部とに分割されており、
上記第3圧入部は、上記縦壁における上記第3孔を構成する壁面のうち上記幅方向の両側の上記壁面および上記高さ方向の両側の上記壁面に圧力をもって接触することで上記縦壁に圧入されている、高さ違いの端子を有する電気コネクタである。

0015

上記第1端子、上記第2端子、および上記第3端子を圧入していない上記ハウジングが、例えばリフローハンダ付け装置などの加熱手段から熱を受けると、熱変形により、上記第1凹部と上記第1孔との間の壁が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記実装側に寄るように傾くと共に、上記第1凹部と上記第3孔との間の壁が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記反実装側に寄るように傾き、上記第1凹部と上記第1孔との間の上記壁の傾きよりも上記第1凹部と上記第3孔との間の上記壁の傾きの方が大きくなる傾向がある。また、上記第2凹部と上記第2孔との間の壁が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記反実装側に寄るように傾き、上記第1凹部と上記第1孔との間の上記壁の傾きよりも上記第2凹部と上記第2孔との間の上記壁の傾きの方が大きくなる傾向がある。さらに、上記縦壁における上記第1孔よりも上記反実装側で且つ上記第2孔よりも上記実装側に、上記嵌合方向に貫通する上記高さ方向に離して二以上の第3孔を設けたときには、上記第3凹部とそれよりも上記反実装側にある上記第3孔との間の壁が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記反実装側に寄るように傾き、上記第1凹部と上記第1孔との間の上記壁の傾きよりも上記第3凹部と上記第3孔との間の上記壁の傾きの方が大きくなる傾向がある。そのため、仮に上記第1圧入部の上記縦壁への圧入と上記第2圧入部の上記縦壁への圧入と上記第3圧入部の上記縦壁への圧入とを同じ条件で行うと、上記第1脚部と上記第2脚部と上記第3脚部の上記高さ方向に沿った変位にずれが生じ、それによって上記第1脚部と上記第2脚部と上記第3脚部とのコプラナリティが損なわれる。しかし、上記高さ違いの端子を有する電気コネクタの場合、上記第1圧入部は、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面に圧入の圧力がかかっていないので、比較的小さい、上記第1凹部と上記第1孔との間の上記壁の傾きがほぼそのまま維持される。一方、上記第2圧入部は、上記縦壁における上記第2孔を構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面に圧入の圧力がかかっているので、この圧力により上記第2凹部と上記第2孔との間の上記壁が上記実装側へ押されて、上記傾きが減少する。また、上記第3圧入部は、上記縦壁における上記第3孔を構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面に圧入の圧力がかかっているので、この圧力により上記第3凹部と上記第3孔との間の上記壁が上記実装側へ押されて、上記傾きが減少する。そのため、上記第1脚部よりも上記第2脚部および上記第3脚部が上記反実装側へ変位することが緩和され、それによって上記第1脚部と上記第2脚部と上記第3脚部とのコプラナリティが良好に得られる可能性が高くなる。また、上記第1圧入部は、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面に圧入の圧力がかかっていないので、上記第1凹部と上記第1孔との間の上記壁が圧入の圧力によって上記実装側へ押されることがなく、このことにより、上記第1脚部と上記第2脚部および上記第3脚部との上記高さ方向の隙間が増すおそれが減り、上記第1脚部と上記第2脚部および上記第3脚部とのコプラナリティが損なわれるおそれが減る。

0016

第6の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第5の、高さ違いの端子を有する電気コネクタにおいて、
上記第3圧入部の上記縦壁における上記第3孔を構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面との間の圧力、および上記第2圧入部の上記縦壁における上記第2孔を構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面との間の圧力が、上記反実装側にある上記圧入部ほど高くなるように設定されている、高さ違いの端子を有する電気コネクタである。

0017

上記第1脚部よりも上記第3脚部が上記反実装側へ変位し、上記第3脚部よりも上記第2脚部が上記反実装側へ変位する傾向がある。また、上記高さ方向に隣り合う上記第3脚部では上記実装側の上記第3脚部よりも上記反実装側の上記第3脚部が上記反実装側へ変位する傾向がある。そのため、このように上記第1圧入部、上記第3圧入部、および第2圧入部の上記壁面との間の圧力を、上記反実装側へ向かうにつれて高くなるように設定すれば、上記第3脚部と上記第2脚部、および隣り合う上記第3脚部の間の上記高さ方向の隙間が増すおそれがさらに減り、上記第1脚部と上記第2脚部および上記第3脚部とのコプラナリティが損なわれるおそれがさらに減る。

発明の効果

0018

本発明の上記第1の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第1圧入部では、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面のうち、上記幅方向の両側の上記壁面に圧力をもって接触することで上記第1圧入部の上記縦壁への圧入を行い、上記第2圧入部では、上記縦壁における上記第2孔を構成する壁面のうち、上記幅方向の両側の上記壁面および上記高さ方向の両側の上記壁面に圧力をもって接触することで上記第2圧入部の上記縦壁への圧入を行ったので、上記第1脚部と上記第2脚部とのコプラナリティを良好に得る可能性を高めることができ、上記高さ違いの端子を有する電気コネクタのハンダ付け不良を減らすことができる。

0019

本発明の上記第2の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第1の、高さ違いの端子を有する電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記第2圧入部の上記実装側に、上記縦壁における上記第2孔を構成する上記壁面のうち、上記実装側の壁面に接触する平面が形成されているので、上記第1脚部と上記第2脚部とのコプラナリティが良好に得られる可能性を、さらに高くして、上記高さ違いの端子を有する電気コネクタのハンダ付け不良を、さらに減らすことができる。

0020

本発明の上記第3の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第1又は上記第2の、高さ違いの端子を有する電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記第1圧入部と、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面における、上記実装側の上記壁面又は上記反実装側の上記壁面との間に、隙間が形成されたので、上記第1脚部と上記第2脚部とのコプラナリティが良好に得られる可能性を、さらに高くすることができ、上記高さ違いの端子を有する電気コネクタのハンダ付け不良を、さらに減らすことができる。

0021

本発明の上記第4の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第1ないし上記第3のうちいずれか一つの、高さ違いの端子を有する電気コネクタより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記縦壁における上記凹部を構成する壁面のうち上記実装側の壁面と上記反実装側の壁面とを接続するリブが、上記第1孔および上記第2孔のうち少なくとも一方に対応して設けられているので、上記リブの補強作用により、上記第1脚部と上記第2脚部とのコプラナリティが良好に得られる可能性を、さらに高くすることができ、上記高さ違いの端子を有する電気コネクタのハンダ付け不良を、さらに減らすことができるる。

0022

本発明の上記第5の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第1ないし上記第4のうちいずれか一つの、高さ違いの端子を有する電気コネクタにより得られる効果を、上記第1端子、上記第2端子、および第3端子を備えた、高さ違いの端子を有する電気コネクタで得ることができる。

0023

本発明の上記第6の、高さ違いの端子を有する電気コネクタは、上記第5の、高さ違いの端子を有する電気コネクタにより得られる効果を、さらに得ることができる。

図面の簡単な説明

0024

図1は、本発明の実施形態の、高さ違いの端子を有する電気コネクタを示す斜視図である。
図2は、上記実施形態の、高さ違いの端子を有する電気コネクタの正面図である。
図3は、上記実施形態の、高さ違いの端子を有する電気コネクタの側面図である。
図4は、上記実施形態の、高さ違いの端子を有する電気コネクタの底面図である。
図5は、上記実施形態の、高さ違いの端子を有する電気コネクタの背面図である。
図6は、図2の要部拡大図である。
図7は、図5のVII−VII線における断面図である。
図8は、図5のVIII−VIII線における断面図である。
図9は、上記実施形態の、高さ違いの端子を有する電気コネクタのハウジングの正面図である。
図10は、図9の要部拡大図である。
図11は、上記ハウジングの背面図である。
図12は、図11の要部拡大図である。
図13は、上記実施形態の、高さ違いの端子を有する電気コネクタの第1端子および第2端子の拡大斜視図である。第1脚部および第2脚部は、曲げ加工する前の状態である。
図14は、上記第1端子の底面図および上記第2端子の平面図である。第1脚部および第2脚部は、曲げ加工する前の状態である。
図15は、上記第1端子および上記第2端子の側面図である。第1脚部および第2脚部は、曲げ加工する前の状態である。
図16は、上記第1端子の平面図および上記第2端子の底面図である。第1脚部および第2脚部は、曲げ加工する前の状態である。
図17は、上記第1端子および上記第2端子の拡大正面図である。第1脚部および第2脚部は、曲げ加工する前の状態である。
図18は、上記ハウジングにおける上記第1端子の挙動を示す拡大断面図である。左側の図は常温での状態、右側の図は、例えばリフローハンダ付け装置などの加熱手段から熱を受けたときの状態である。
図19は、上記ハウジングにおける上記第2端子の挙動を示す拡大断面図である。左側の図は常温での状態、右側の図は、例えばリフローハンダ付け装置などの加熱手段から熱を受けたときの状態である。
図20は、第1の変形例の、高さ違いの端子を有する電気コネクタの背面図である。
図21は、上記第1の変形例の、高さ違いの端子を有する電気コネクタのハウジングの背面図である。
図22は、第2の変形例の、上記高さ違いの端子を有する電気コネクタの断面図である。
図23は、第3の変形例の、上記高さ違いの端子を有する電気コネクタの正面図である。
図24は、上記第3の変形例の、高さ違いの端子を有する電気コネクタの側面図である。
図25は、上記第3の変形例の、高さ違いの端子を有する電気コネクタのハウンジングの背面図である。
図26は、第4の変形例の、上記高さ違いの端子を有する電気コネクタの正面図である。
図27は、上記第4の変形例の、高さ違いの端子を有する電気コネクタの側面図である。
図28は、上記第4の変形例の、高さ違いの端子を有する電気コネクタのハウジングの背面図である。

実施例

0025

以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図19は、本発明の、高さ違いの端子を有する電気コネクタの一つの実施形態を示す。以下、上記高さ違いの端子を有する電気コネクタを単に電気コネクタという。上記電気コネクタ100は、ハウジング110と、上記ハウジング110に設けられた第1端子120と、上記ハウジング110に設けられた第2端子130とを備えている。上記電気コネクタ100は、実装先部材200に実装される。この実施形態の場合、上記電気コネクタ100は、実装先部材200であるプリント配線板に表面実装されるが、上記実装先部材は、電気製品筐体、又はその他の部材であってもよい。また、上記電気コネクタには、端子間のコプラナリティが要求される実装形態であれば上記表面実装以外の実装形態を有する電気コネクタが含まれる。上記電気コネクタ100には相手側電気コネクタ(図示省略)が嵌合することになるが、上記電気コネクタ100の嵌合側とは、上記電気コネクタ100における上記相手側電気コネクタに嵌合する側をいい、その反対側を反嵌合側という。また、嵌合方向とは上記電気コネクタ100における上記相手側電気コネクタに嵌合していく方向をいう。さらに、上記嵌合方向と直交する方向を高さ方向といい、上記高さ方向に沿って、上記電気コネクタ100における上記実装先部材200に近い側を実装側といい、その反対側を反実装側という。上記高さ方向は鉛直方向と無関係であり、上記高さ方向が上記鉛直方向と角度をなしていてもよい。上記嵌合方向および上記高さ方向と直交する方向を幅方向とする。上記電気コネクタ100は、上記実装先部材200に対して、上記嵌合方向が上記実装先部材200の表面に平行になるように実装されるが、上記嵌合方向が上記実装先部材の表面に対して角度をなしていてもよい。上記第1端子および上記第2端子は、それぞれ上記幅方向に複数設けられており、上記複数の第1端子が上記幅方向に整列し、上記複数の第2端子が上記幅方向に整列している。しかし、上記第1端子は上記幅方向に単数設けられていても複数設けられていてもよく、上記幅方向に整列していなくてもよい。また、上記第2端子は上記幅方向に単数設けられていても複数設けられていてもよく、上記幅方向に整列していなくてもよい。

0026

図1ないし図12に示すように、上記ハウジング110は、上記嵌合方向に向くと共に上記高さ方向に沿って上記ハウジング110の上記実装側から上記反実装側へ向かって立ち上がる縦壁111を有している。上記ハウジング110は雌形であり、上記嵌合側が開放された箱状に形成されている。そして、上記ハウジング110は、その内部空間に上記相手側電気コネクタの雄形のハウジングを受け入れるように構成している。上記ハウジング110は、上記高さ方向に向いて上記高さ方向に対向する二枚の横壁112と、上記幅方向に向いて上記幅方向に対向する二枚の側壁113とを備えており、上記縦壁111は、上記横壁112および上記側壁113の上記反嵌合側に配置されて、これらの壁に接続されている。114は、上記側壁113に設けられた補強タブであり、この補強タブ114が上記実装先部材にハンダ付けされることになる。本発明は、このような補強タブを備えていない上記電気コネクタの実施形態を含んでいる。また、上記ハウジングを雄形にして、そのハウジングを上記相手側電気コネクタの雌形のハウジングの内部空間に受け入れられるように構成してもよい。上記縦壁111には、上記縦壁111を上記嵌合方向に貫通する第1孔111aと、上記第1孔111aよりも上記反実装側で上記縦壁111を上記嵌合方向に貫通する第2孔111bとが設けられている。しかし、この実施形態により本発明の上記ハウジングの構成が限定解釈されることはなく、本発明の上記ハウジングは、上記嵌合方向に向くと共に上記高さ方向に沿って上記実装側から上記反実装側へ向かって立ち上がる上記縦壁を有し、上記縦壁に上記嵌合方向に貫通する第1孔、および上記第1孔よりも上記反実装側で上記縦壁に上記嵌合方向に貫通する第2孔が設けられておればよい。

0027

図7に示すように、上記第1端子120は、上記第1孔111aに嵌められた第1圧入部121と、上記第1圧入部121から上記嵌合側へ出た第1接触部122と、上記第1圧入部121から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びる第1脚部123とを備えている。図13ないし図17に示すように、上記第1端子120は板状部材よりなるが、例えば丸棒又はその他の形状の部材により構成してもよい。上記第1圧入部121には、上記高さ方向に出たディンプル121aが設けられている。上記ディンプル121aは、上記第1圧入部121の一部を上記高さ方向の一方側から叩くことで上記一部を他方側へ突出させることで形成されているが、例えば肉盛りする又はその他の方法により設けてもよい。本発明は、上記第1端子に上記ディンプルを設けない実施形態を含んでいる。上記第1圧入部121および上記第1接触部122は、上記嵌合方向に延びている。上記第1脚部123は、上記第1圧入部121から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延び、さらに上記反嵌合側へ向くように曲がっており、この上記反嵌合側へ向く部分が実装部になり、その上記実装側の面が実装面123aになっている。しかし、これによって本発明の上記第1脚部の上記実装部の構成が限定解釈されることはなく、例えば上記第1脚部が上記第1圧入部から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びて端部が実装部になり、その先端が実装面になっていてもよい。上記第1接触部122は、上記板状部材を上記幅方向に折り返して重ねることで形成しているが、これによって本発明の上記第1接触部の構成が限定解釈されることはなく、例えば上記板材を折り返さずにそのまま上記第1接触部にしてもよい。上記第1端子は、図13ないし図17に示すように、上記第1圧入部121および上記第1脚部が真っ直ぐに形成されたものを上記第1孔111aに挿入することで上記第1圧入部121を上記第1孔111aに嵌めて上記第1圧入部121を上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する壁面に圧力をもって接触させ、その後に上記第1圧入部に対して第1脚部になる部位を曲げることを行っている。しかし、これによって本発明の上記第1端子の上記ハウジングへの組み付け手順が限定解釈されることはなく、例えば上記第1圧入部に対して第1脚部になる部位を曲げてから上記第1圧入部を上記第1孔に嵌めてもよい。

0028

図8に示すように、上記第2端子130は、上記第2孔111bに嵌められた第2圧入部131と、上記第2圧入部131から上記嵌合側へ出た第2接触部132と、上記第2圧入部131から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びる第2脚部133とを備えている。図13ないし図17に示すように、上記第2端子130は板状部材よりなるが、例えば丸棒又はその他の形状の部材により構成してもよい。上記第2圧入部131には、上記高さ方向に出たディンプル131aが設けられている。上記ディンプル131aは、上記第2圧入部131の一部を上記高さ方向の一方側から叩くことで上記一部を他方側へ突出させることで形成されているが、例えば肉盛りする又はその他の方法により設けてもよい。本発明は、上記第2端子に上記ディンプルを設けない実施形態を含んでいる。上記第2圧入部131および上記第2接触部132は、上記嵌合方向に延びている。上記第2脚部133は、上記第2圧入部131から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延び、さらに上記反嵌合側へ向くように曲がっており、この上記反嵌合側へ向く部分が実装部になり、その上記実装側の面が実装面133aになっている。しかし、これによって本発明の上記第2脚部の上記実装部の構成が限定解釈されることはなく、例えば上記第2脚部が上記第2圧入部から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びて端部が実装部になり、その先端が実装面になっていてもよい。上記第2接触部132は、上記板状部材を上記幅方向に折り返して重ねることで形成しているが、これによって本発明の上記第2接触部の構成が限定解釈されることはなく、例えば上記板材を折り返さずにそのまま上記第2接触部にしてもよい。上記第2端子は、図13ないし図17に示すように、上記第2圧入部131および上記第2脚部が真っ直ぐに形成されたものを上記第2孔111bに挿入することで上記第2圧入部131を上記第2孔111bに嵌めて上記第2圧入部131を上記縦壁111における上記第2孔111bを構成する壁面に圧力をもって接触させ、その後に上記第2圧入部に対して第2脚部になる部位を曲げることを行っている。しかし、これによって本発明の上記第2端子の上記ハウジングへの組み付け手順が限定解釈されることはなく、例えば上記第2圧入部に対して第2脚部になる部位を曲げてから上記第2圧入部を上記第2孔に嵌めてもよい。

0029

上記第1端子120および上記第2端子130は、図13ないし図17に示す共通の部材から加工してできており、この部材における真っ直ぐの部分を一方側へ曲げることで上記第1脚部123に加工し、他方へ曲げることで上記第2脚部133に加工している。しかし、上記第1端子および上記第2端子は、別々の部材から加工してもよい。上記第1端子120および上記第2端子130は、上記第1脚部123と上記第2脚部133とが上記幅方向に間隔をあけて交互に並ぶように且つ上記実装面123aと上記実装面133aの上記嵌合方向の位置が同一になるように配置されている。

0030

図5図7図8図11、および図12に示すように、上記縦壁111における上記第1孔111aと上記第2孔111bとの間には、上記反嵌合側から上記嵌合側へ向かって凹む凹部111dが設けられている。上記凹部111dは、上記ハウジング110の成形時にヒケ(材料の収縮によって生じるへこみ、窪みなど)が生じることを防ぐために行われる肉抜き又は肉盗みの一対策である。一般に、電気コネクタのハウジングには、その成形時に、ヒケ、つまり材料の収縮によって生じるへこみ、窪みなどが生じることがある。このヒケの発生を防止するには、上記ハウジングに肉厚の厚い部分ができないように肉抜き又は肉盗みを施すことが行われる。上記凹部111dは、主として上記肉抜き又は肉盗みのために設けられているが、軽量化又はその他の目的のために上記凹部が設けられることもあり、そのような上記凹部が設けられた上記ハウジングを備えた上記電気コネクタも本発明の対象となる。上記ハウジング110は、合成樹脂材料により成形されているが、合成樹脂材料を含む絶縁性材料、又はその他の材料により構成してもよいし、複合材料により構成してもよい。また、上記ハウジング110は、金型を用いた射出成形により成形されているが、他の成形方法により形成してもよい。

0031

図6図10図12、および図18に示すように、上記第1圧入部121は、上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する壁面のうち上記幅方向の両側の上記壁面111eに圧力をもって接触することで上記縦壁111に圧入されている。上記第1圧入部121は、上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111fの一方である上記反実装側の壁面111fに接触しているが、上記実装側の壁面111fに接触していない。しかし、上記第1圧入部は、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面に対して、接触していなくてもよいし、少なくとも一方に接触していてもよく、その場合、上記第1圧入部が圧力がかからない状態で上記壁面に接触していてもよいし、圧入には相当しない程度の圧力をもって上記壁面に接触していてもよい。

0032

図6図10図12、および図19に示すように、上記第2圧入部131は、上記縦壁111における上記第2孔111bを構成する壁面のうち上記幅方向の両側の上記壁面111gおよび上記高さ方向の両側の上記壁面111hに圧力をもって接触することで上記縦壁111に圧入されている。

0033

図19に示すように、上記第2圧入部131の上記実装側に、上記縦壁111における上記第2孔111bを構成する上記壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111hの一方である上記実装側の壁面111hに接触する平面131bが形成されている。

0034

図18に示すように、上記第1圧入部121と、上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する上記壁面における、上記高さ方向の両側の上記壁面111fの一方である上記実装側の壁面111fとの間に、隙間tが形成されている。上記第1圧入部と、上記縦壁における上記第1孔を構成する上記壁面における、上記反実装側の壁面との間に上記隙間を形成してもよいし、上記第1圧入部と、上記縦壁における上記第1孔を構成する上記壁面における、上記実装側の壁面との間、および上記反実装側の壁面との間にそれぞれ上記隙間を形成してもよい。

0035

図20および図21に、上記実施形態の第1の変形例に係る電気コネクタ100を示す。この電気コネクタ100の場合、上記縦壁111における上記凹部111dを構成する壁面のうち上記実装側の壁面111jと上記反実装側の壁面111kとを接続するリブ111iが、上記第1孔111aおよび上記第2孔111bの少なくとも一方に対応して設けられている。この実施形態の場合、上記リブ111iは、上記第1孔111aと上記第2孔111bとの上記幅方向の中間に設けられていて、上記第1孔111aおよび上記第2孔111bに対応して設けられているが、上記第1孔又は上記第2孔のどちらかに対応して設けられていてもよい。また、上記実施形態のように上記第1孔および上記第2孔の少なくとも一方が上記幅方向に複数設けられている場合、上記リブは、複数ある上記第1孔又は上記第2孔に対応して複数設けてもよいし、一部の上記第1孔又は上記第2孔にのみ対応して設けてもよい。

0036

図22に、上記実施形態の第2の変形例に係る電気コネクタ100を示す。この電気コネクタ100の場合、上記第1端子120および上記第2端子130は、対応する上記第1脚部123と上記第2脚部133とが上記幅方向の位置を同一にし且つ上記実装面123aと上記実装面133aとが上記嵌合方向にずれるように配置されている。上記実施形態のような上記第1端子120および上記第2端子130の配置にすれば上記電気コネクタ100の上記嵌合方向の寸法を比較的短くすることが可能となるが、この第2の変形例に係る電気コネクタ100のような上記第1端子120および上記第2端子130の配置にすれば上記電気コネクタ100の上記幅方向の寸法を比較的短くすることが可能となる。

0037

図23ないし図25に、上記実施形態の第3の変形例に係る電気コネクタ100を示す。また、図26ないし図28に、上記実施形態の第4の変形例に係る電気コネクタ100を示す。これらの電気コネクタ100の場合、上記縦壁111における上記第1孔111aよりも上記反実装側で且つ上記第2孔111bよりも上記実装側に、上記嵌合方向に貫通する一つ又は上記高さ方向に離して二以上の第3孔111cが設けられている。さらに、第3端子140が上記第3孔111cの数に対応した数だけ設けられている。これらの実施形態の場合、上記第1孔111aおよび上記第1端子120と、上記第2孔111bおよび上記第2端子130とが対になっており、その各対ごとに上記第3孔111cおよび上記第3端子140が設けられている。上記第3の変形例に係る電気コネクタ100の場合、上記各対ごとに上記第3孔111cおよび上記第3端子140が一つ設けられ、上記第4の変形例に係る電気コネクタ100の場合、上記各対ごとに上記第3孔111cおよび上記第3端子140が上記高さ方向に離して二つ設けられている。これに代えて、上記各対ごとに上記第3孔および上記第3端子を上記高さ方向に離して三つ以上設けてもよい。このように上記対が複数あるため、上記第3孔111cおよび上記第3端子140は複数設けられている。これに対して、上記第1孔および上記第1端子と、上記第2孔および上記第2端子とを対にせず、また上記第3孔111cおよび上記第3端子140を上記対に対応させずに設けてもよい。

0038

上記第3端子140は、上記第3孔111cに嵌められた第3圧入部141と、上記第3圧入部141から上記嵌合側へ出た第3接触部142と、上記第3圧入部141から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びる第3脚部143とを備えている。図13ないし図17に示すように、上記第3端子140は板状部材よりなるが、例えば丸棒又はその他の形状の部材により構成してもよい。上記第3圧入部141には、上記高さ方向に出たディンプルが設けられている。上記ディンプルは、上記第3圧入部141の一部を上記高さ方向の一方側から叩くことで上記一部を他方側へ突出させることで形成されているが、例えば肉盛りする又はその他の方法により設けてもよい。本発明は、上記第3端子に上記ディンプルを設けない実施形態を含んでいる。上記第3圧入部141および上記第3接触部142は、上記嵌合方向に延びている。上記第3脚部143は、上記第3圧入部141から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延び、さらに上記反嵌合側へ向くように曲がっており、この上記反嵌合側へ向く部分が実装部になり、その上記実装側の面が実装面143aになっている。しかし、これによって本発明の上記第3脚部の上記実装部の構成が限定解釈されることはなく、例えば上記第3脚部が上記第3圧入部から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びて端部が実装部になり、その先端が実装面になっていてもよい。上記第3接触部142は、上記板状部材を上記幅方向に折り返して重ねることで形成しているが、これによって本発明の上記第3接触部の構成が限定解釈されることはなく、例えば上記板材を折り返さずにそのまま上記第3接触部にしてもよい。上記第3端子は、図13ないし図17に示すように、上記第3圧入部141および上記第3脚部が真っ直ぐに形成されたものを上記第3孔111cに挿入することで上記第3圧入部141を上記第3孔111cに嵌めて上記第3圧入部141を上記縦壁111における上記第3孔111cを構成する壁面に圧力をもって接触させ、その後に上記第3圧入部に対して第3脚部になる部位を曲げることを行っている。しかし、これによって本発明の上記第3端子の上記ハウジングへの組み付け手順が限定解釈されることはなく、例えば上記第3圧入部に対して第3脚部になる部位を曲げてから上記第3圧入部を上記第3孔に嵌めてもよい。

0039

上記第3の変形例に係る電気コネクタ100の場合、図25に示すように、上記凹部111dが、上記縦壁111における上記第1孔111aと上記第3孔111cとの間に設けられた第1凹部111daと、上記縦壁111における上記第3孔111cと上記第2孔111bとの間に設けられた第2凹部111dbとに分割されている。上記第4の変形例に係る電気コネクタ100の場合、図28に示すように、上記凹部111dが、上記縦壁111における上記第1孔111aと最も上記実装側の上記第3孔111cとの間に設けられた第1凹部111daと、上記縦壁111における最も上記反実装側の上記第3孔111cと上記第2孔111bとの間に設けられた第2凹部111dbと、上記縦壁111における上記高さ方向に隣り合う上記第3孔111c同士の間に設けられた第3凹部111dcとに分割されている。先に説明したように上記各対ごとに上記第3孔および上記第3端子を上記高さ方向に離して三つ以上設けたときには、上記凹部は四つ以上に分割されることになる。上記第3圧入部141は、上記縦壁111における上記第3孔111cを構成する壁面のうち上記幅方向の両側の上記壁面および上記高さ方向の両側の上記壁面に圧力をもって接触することで上記縦壁111に圧入されている。これは図6図10図12、および図19に示した上記第2圧入部131の場合と同様である。上記第3の変形例に係る電気コネクタ100においても、上記第4の変形例に係る電気コネクタ100においても、上記第1の変形例に係る電気コネクタ100のように、上記リブを設けてもよい。すなわち、これらの電気コネクタ100の場合、上記縦壁111における上記第1凹部111da、上記第2凹部111db、および上記第3凹部111dcのうち少なくとも一つの凹部を構成する壁面のうち上記実装側の壁面と上記反実装側の壁面とを接続するリブを、上記第1孔、上記第2孔、および上記第3孔のうち少なくとも一つに対応して設けてもよい。そうしたときには、上記第1の変形例に係る電気コネクタ100の場合の上記リブ111iによる作用および効果と同様の作用および効果を得ることができる。また、上記第3の変形例、および上記第4の変形例に係る電気コネクタ100のように上記第1孔、上記第2孔、上記第3孔のうち少なくとも一つが上記幅方向に複数設けられている場合、上記リブは、複数ある上記第1孔、上記第2孔、又は上記第3孔に対応して複数設けてもよいし、一部の上記第1孔、上記第2孔、又は上記第3孔にのみ対応して設けてもよい。また、上記第3の変形例に係る電気コネクタ100においても、上記第4の変形例に係る電気コネクタ100においても、上記実施形態に係る電気コネクタ100のように、上記第2圧入部、および上記第3圧入部の少なくとも一つに上記平面を設けてもよい。すなわち、これらの電気コネクタ100の場合、上記第2圧入部131の上記実装側に、上記縦壁111における上記第2孔111bを構成する上記壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111hの一方である上記実装側の壁面111hに接触する平面131bを形成してもよい。また、上記第3圧入部141の上記実装側に、上記縦壁111における上記第3孔111cを構成する上記壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面の一方である上記実装側の壁面111nに接触する平面を形成してもよい。そうしたときには、上記実施形態に係る電気コネクタ100の場合の上記平面131bによる作用および効果と同様の作用および効果を得ることができる。

0040

そして、上記第3圧入部141の上記縦壁111における上記第3孔111cを構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面との間の圧力、および上記第2圧入部131の上記縦壁111における上記第2孔111bを構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面111hとの間の圧力が、上記反実装側にある上記圧入部ほど高くなるように設定されている。

0041

したがって、上記実施形態およびその変形例に係る電気コネクタ100においては、上記第1端子120および上記第2端子130を圧入していない上記ハウジング110が、例えばリフローハンダ付け装置などの加熱手段から熱を受けると、熱変形により、上記凹部111dと上記第1孔111aとの間の壁115が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記実装側に寄るように傾くと共に、上記凹部111dと上記第2孔111bとの間の壁116が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記反実装側に寄るように傾き、上記凹部111dと上記第1孔111aとの間の上記壁115の傾きよりも上記凹部111dと上記第2孔111bとの間の上記壁116の傾きの方が大きくなる傾向がある。そのため、仮に上記第1圧入部121の上記縦壁111への圧入と上記第2圧入部131の上記縦壁111への圧入とを同じ条件で行うと、上記第1脚部123と上記第2脚部133の上記高さ方向に沿った変位にずれが生じ、それによって上記第1脚部123と上記第2脚部133とのコプラナリティが損なわれる。しかし、上記電気コネクタ100の場合、図18に示すように、上記第1圧入部121は、上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111fに圧入の圧力がかかっていないので、比較的小さい、上記凹部111dと上記第1孔111aとの間の上記壁115の傾きがほぼそのまま維持される。一方、上記第2圧入部131は、図19に示すように、上記縦壁111における上記第2孔111bを構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111hに圧入の圧力がかかっているので、この圧力により上記凹部111dと上記第2孔111bとの間の上記壁116が上記実装側へ押されて、上記傾きが減少する。そのため、上記第1脚部123よりも上記第2脚部133が上記反実装側へ変位することが緩和され、それによって上記第1脚部123と上記第2脚部133とのコプラナリティが良好に得られる可能性が高くなる。また、上記第1圧入部121は、上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111fに圧入の圧力がかかっていないので、上記凹部111dと上記第1孔111aとの間の上記壁115が圧入の圧力によって上記実装側へ押されることがなく、このことにより、上記第1脚部123と上記第2脚部133との間の上記高さ方向の隙間が増すおそれが減り、上記第1脚部123と上記第2脚部133とのコプラナリティが損なわれるおそれが減る。このように上記電気コネクタ100は、上記第1圧入部121では、上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する壁面のうち、上記幅方向の両側の上記壁面111eに圧力をもって接触することで上記第1圧入部121の上記縦壁111への圧入を行い、上記第2圧入部131では、上記縦壁111における上記第2孔111bを構成する壁面のうち、上記幅方向の両側の上記壁面111gおよび上記高さ方向の両側の上記壁面111hに圧力をもって接触することで上記第2圧入部131の上記縦壁111への圧入を行ったので、上記第1脚部123と上記第2脚部133とのコプラナリティを良好に得る可能性を高めることができ、上記電気コネクタ100のハンダ付け不良を減らすことができる。図18および図19において、左側に示す常温の状態から右側に示す熱を受けときの状態へ移るときに、上記第1端子120および上記第2端子130が全体的に上記反実装側へ移動しているが、これは上記ハウジング110が熱変形したためである。

0042

本発明の上記電気コネクタでは、上記第2圧入部の上記実装側の面の形状は限定されない。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および上記変形例に係る電気コネクタ100の場合、上記第2圧入部131の上記実装側に、上記縦壁111における上記第2孔111bを構成する上記壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111hの一方である上記実装側の壁面111hに接触する上記平面131bが形成されている。このようにすれば、上記第2端子130の圧入の圧力により上記凹部111dと上記第2孔111bとの間の上記壁116が上記実装側へ押されるときに、上記壁116に均等に圧力がかかりやすいので、上記壁116の傾きの緩和が均等に行われ、上記第1脚部123と上記第2脚部133とのコプラナリティが良好に得られる可能性が、さらに高くなる。

0043

本発明の上記電気コネクタでは、上記第1圧入部と、上記縦壁における上記第1孔を構成する壁面との接触形態は限定されない。本発明は、例えば、上記第1圧入部が全面で上記第1孔を構成する壁面に接触して、これらの間に隙間が形成されない上記電気コネクタの実施形態を含んでいる。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および上記変形例に係る電気コネクタ100の場合、上記第1圧入部121と、上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する壁面における、上記高さ方向の両側の上記壁面111fの一方である上記実装側の上記壁面111f又は他方である上記反実装側の上記壁面111fとの間に、上記隙間tが形成されている。このようにすれば、上記第1圧入部121の、上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111fに圧入の圧力がかかることが確実に防がれる。そのため、比較的小さい、上記凹部111dと上記第1孔111aとの間の上記壁115の傾きがほぼそのまま維持されること、上記凹部111dと上記第1孔111aとの間の上記壁115が圧入の圧力によって上記実装側へ押されることがないこと、などが確実に得られることから、上記第1脚部123と上記第2脚部133とのコプラナリティが良好に得られる可能性が、さらに高くなり、上記電気コネクタ100のハンダ付け不良を、さらに減らすことができる。

0044

本発明の上記電気コネクタでは、上記凹部は、上記縦壁における上記第1孔と上記第2孔との間で、上記反嵌合側から上記嵌合側へ向かって凹んでおればよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の変形例に係る電気コネクタ100の場合、上記縦壁111における上記凹部111dを構成する壁面のうち上記実装側の壁面111jと上記反実装側の壁面111kとを接続するリブ111iが、上記第1孔111aおよび上記第2孔111bの少なくとも一方に対応して設けられている。このようにすれば、上記リブ111iの補強作用により、上記凹部111dと上記第1孔111aとの間の上記壁115の傾き、および上記凹部111dと上記第2孔111bとの間の上記壁116の傾きが緩和されるので、上記第1脚部123と上記第2脚部133とのコプラナリティが良好に得られる可能性が、さらに高くなり、上記電気コネクタ100のハンダ付け不良を、さらに減らすことができる。

0045

本発明の上記電気コネクタは、端子として上記第1端子および上記第2端子を備えておればよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記第3の変形例および第4の変形例に係る電気コネクタ100の場合、上記縦壁111における上記第1孔111aよりも上記反実装側で且つ上記第2孔111bよりも上記実装側に、上記嵌合方向に貫通する一又は上記高さ方向に離して上記二以上の第3孔111cが設けられており、さらに、上記第3孔111cの数に対応した数だけ設けられると共に、上記第3孔111cに嵌められた上記第3圧入部141、上記第3圧入部141から上記嵌合側へ出た上記第3接触部142、および上記第3圧入部141から上記反嵌合側へ出て上記実装側へ延びる上記第3脚部143を有する上記第3端子140を備え、上記凹部111dが、上記縦壁111における上記第1孔111aと上記第3孔111cとの間に設けられた上記第1凹部111daと、上記縦壁111における上記第3孔111cと上記第2孔111bとの間に設けられた上記第2凹部111dbとに分割され、又は上記縦壁111における上記第1孔111aと最も上記実装側の上記第3孔111cとの間に設けられた上記第1凹部111daと、上記縦壁111における最も上記反実装側の上記第3孔111cと上記第2孔111bとの間に設けられた上記第2凹部111dbと、上記縦壁111における上記高さ方向に隣り合う上記第3孔111c同士の間に設けられた上記第3凹部111dcとに分割されており、上記第3圧入部141は、上記縦壁111における上記第3孔111cを構成する壁面のうち上記幅方向の両側の上記壁面111mおよび上記高さ方向の両側の上記壁面111nに圧力をもって接触することで上記縦壁111に圧入されている。

0046

上記第3の変形例および上記第4の変形例に係る電気コネクタ100の場合、上記第1端子120、上記第2端子130、および上記第3端子140を圧入していない上記ハウジング110が、例えばリフローハンダ付け装置などの加熱手段から熱を受けると、熱変形により、上記第1凹部111daと上記第1孔111aとの間の壁115が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記実装側に寄るように傾くと共に、上記第1凹部111daと上記第3孔111cとの間の壁117が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記反実装側に寄るように傾き、上記第1凹部111daと上記第1孔111aとの間の上記壁115の傾きよりも上記第1凹部111daと上記第3孔111cとの間の上記壁117の傾きの方が大きくなる傾向がある。また、上記第2凹部111dbと上記第2孔111bとの間の壁116が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記反実装側に寄るように傾き、上記第1凹部111daと上記第1孔111aとの間の上記壁115の傾きよりも上記第2凹部111dbと上記第2孔111bとの間の上記壁116の傾きの方が大きくなる傾向がある。さらに、上記第4の変形例に係る電気コネクタ100のように、上記縦壁111における上記第1孔111aよりも上記反実装側で且つ上記第2孔111bよりも上記実装側に、上記嵌合方向に貫通する上記高さ方向に離して二以上の第3孔111cを設けたときには、上記第3凹部111dcとそれよりも上記反実装側にある上記第3孔111cとの間の壁117が、その上記反嵌合側の先端が上記嵌合側の部分よりも上記反実装側に寄るように傾き、上記第1凹部111daと上記第1孔111aとの間の上記壁115の傾きよりも上記第3凹部111dcと上記第3孔111cとの間の上記壁117の傾きの方が大きくなる傾向がある。そのため、仮に上記第1圧入部121の上記縦壁111への圧入と上記第2圧入部131の上記縦壁111への圧入と上記第3圧入部141の上記縦壁111への圧入とを同じ条件で行うと、上記第1脚部123と上記第2脚部133と上記第3脚部143の上記高さ方向に沿った変位にずれが生じ、それによって上記第1脚部123と上記第2脚部133と上記第3脚部143とのコプラナリティが損なわれる。しかし、上記電気コネクタ100の場合、上記第1圧入部121は、上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111fに圧入の圧力がかかっていないので、比較的小さい、上記第1凹部111daと上記第1孔111aとの間の上記壁115の傾きがほぼそのまま維持される。一方、上記第2圧入部131は、上記縦壁111における上記第2孔111bを構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111hに圧入の圧力がかかっているので、この圧力により上記第2凹部111dbと上記第2孔111bとの間の上記壁116が上記実装側へ押されて、上記傾きが減少する。また、上記第3圧入部141は、上記縦壁111における上記第3孔111cを構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111nに圧入の圧力がかかっているので、この圧力により上記第3凹部111dcと上記第3孔111cとの間の上記壁117が上記実装側へ押されて、上記傾きが減少する。そのため、上記第1脚部123よりも上記第2脚部133および上記第3脚部143が上記反実装側へ変位することが緩和され、それによって上記第1脚部123と上記第2脚部133と上記第3脚部143とのコプラナリティが良好に得られる可能性が高くなる。また、上記第1圧入部121は、上記縦壁111における上記第1孔111aを構成する壁面のうち、上記高さ方向の両側の上記壁面111fに圧入の圧力がかかっていないので、上記第1凹部111daと上記第1孔111aとの間の上記壁115が圧入の圧力によって上記実装側へ押されることがなく、このことにより、上記第1脚部123と上記第2脚部133および上記第3脚部143との上記高さ方向の隙間が増すおそれが減り、上記第1脚部123と上記第2脚部133および上記第3脚部143とのコプラナリティが損なわれるおそれが減る。よって、上記第1端子120、上記第2端子130、および第3端子140を備えた上記第3の変形例および第4の変形例に係る電気コネクタ100においても、上記実施形態に係る電気コネクタ100の場合と同様の効果を得ることができる。

0047

上記第3の変形例および第4の変形例に係る電気コネクタ100のように、上記第1端子、上記第2端子、および第3端子を備えた本発明の電気コネクタの場合、上記第3圧入部の上記縦壁における上記第3孔を構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面との間の圧力と、上記第2圧入部の上記縦壁における上記第2孔を構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面との間の圧力との大小関係は問わない。そのような種々の実施形態のなかで、上記第3の変形例および第4の変形例に係る電気コネクタ100の場合、上記第3圧入部141の上記縦壁111における上記第3孔111cを構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面111nとの間の圧力、および上記第2圧入部131の上記縦壁111における上記第2孔111bを構成する壁面のうち上記高さ方向の両側の上記壁面111hとの間の圧力が、上記反実装側にある上記圧入部ほど高くなるように設定されている。

0048

上記第3の変形例および第4の変形例に係る電気コネクタ100の場合、上記第1脚部123よりも上記第3脚部143が上記反実装側へ変位し、上記第3脚部143よりも上記第2脚部133が上記反実装側へ変位する傾向がある。また、上記高さ方向に隣り合う上記第3脚部143では上記実装側の上記第3脚部143よりも上記反実装側の上記第3脚部143が上記反実装側へ変位する傾向がある。そのため、このように上記第1圧入部121、上記第3圧入部141、および第2圧入部131を構成する上記壁面との間の圧力を、上記反実装側へ向かうにつれて高くなるように設定すれば、上記第3脚部143と上記第2脚部133、および隣り合う上記第3脚部143の間の上記高さ方向の隙間が増すおそれがさらに減り、上記第1脚部123と上記第2脚部133および上記第3脚部143とのコプラナリティが損なわれるおそれが、さらに減り、上記電気コネクタ100のハンダ付け不良を、さらに減らすことができる。

0049

本発明の上記高さ違いの端子を有する電気コネクタは、以上で説明した上記実施形態および上記変形例の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上で説明した上記実施形態および上記変形例は本発明の、高さ違いの端子を有する電気コネクタのいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの上記実施形態および上記変形例の記載によって本発明の、高さ違いの端子を有する電気コネクタの構成が限定解釈されることはない。

0050

100電気コネクタ
110ハウジング
111縦壁
111a 第1孔
111b 第2孔
111c 第3孔
111d 凹部
111da 第1凹部
111db 第2凹部
111dc 第3凹部
111e幅方向の壁面
111f 高さ方向の壁面
111g 幅方向の壁面
111h 高さ方向の壁面
111iリブ
111j 壁面
111k 壁面
111m 幅方向の壁面
111n 高さ方向の壁面
115 凹部と第1孔との間の壁
116 凹部と第2孔との間の壁
117 凹部と第3孔との間の壁
120 第1端子
121 第1圧入部
t 隙間
122 第1接触部
123 第1脚部
123a実装面
130 第2端子
131 第2圧入部
131b 平面
132 第2接触部
133 第2脚部
133a 実装面
140 第3端子
141 第3圧入部
142 第3接触部
143 第3脚部
143a 実装面
200 実装先部材

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