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技術 半導体装置、表示システム、検出方法、及び検出プログラム

出願人 ラピスセミコンダクタ株式会社
発明者 漆貴弘
出願日 2014年4月18日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2014-086531
公開日 2015年11月19日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2015-207099
状態 特許登録済
技術分野 位置入力装置
主要キーワード 接触検出用 検出回路基板 検出信号値 交番信号 外乱ノイズ 移動平均フィルタ 印加制御 リズミカル
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図面 (10)

課題

ノイズにより検出信号が変化した場合でも、タッチパネルに対する接触状態を精度良く検出することができる半導体装置、表示システム検出方法、及び検出プログラムを提供する。

解決手段

タッチ検出部は、出力信号基準信号からの変化量が大きく、かつ、出力信号の振幅揺れが大きい場合は、タッチパネルの接触状態が接触であることを検出する。また、出力信号の基準信号からの変化量が小さく、かつ、出力信号の振幅の揺れが小さい場合は、タッチパネルの接触状態が非接触であることを検出する。

概要

背景

一般的に、タッチパネルとして、静電容量型のタッチパネルが用いられている。タッチパネルに対するユーザの接触状態を検出することが行われている。

蛍光灯やその他の電磁波等、外乱ノイズの影響により誤動作することが知られている。そのため、外乱ノイズ低減する技術がある。(例えば、特許文献1参照。)
また、タッチパネル表面水滴が出来た場合に誤動作することが知られている。そのため、当該誤動作を低減する技術がある(例えば、特許文献2参照)。

概要

ノイズにより検出信号が変化した場合でも、タッチパネルに対する接触状態を精度良く検出することができる半導体装置、表示システム検出方法、及び検出プログラムを提供する。タッチ検出部は、出力信号基準信号からの変化量が大きく、かつ、出力信号の振幅揺れが大きい場合は、タッチパネルの接触状態が接触であることを検出する。また、出力信号の基準信号からの変化量が小さく、かつ、出力信号の振幅の揺れが小さい場合は、タッチパネルの接触状態が非接触であることを検出する。

目的

本発明は、上述した問題を解決するために提案されたものであり、ノイズにより検出信号が変化した場合でも、タッチパネルに対する接触状態を精度良く検出することができる半導体装置、表示システム、検出方法、及び検出プログラムを提供する

効果

実績

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請求項1

静電容量型タッチパネルから出力された検出信号デジタル信号に変換するアナログデジタル変換部から出力された振幅を有する出力信号を取得し、前記出力信号と基準信号とを比較して前記出力信号の前記基準信号からの変化量が第1閾値を越えた場合に、前記出力信号の時間変化に基づいて、前記タッチパネルへの接触状態が接触であるか否かを検出する検出部を備えた、半導体装置

請求項2

前記検出部は、前記出力信号の前記基準信号からの変化量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下の場合に、前記出力信号の時間変化に基づいて、前記タッチパネルへの接触状態が接触であることを検出する検出部を備えた、請求項1に記載の半導体装置。

請求項3

前記時間変化は、前記出力信号の振幅の最大値最小値との差であり、前記検出部は、当該差が第3閾値を越えた場合に、前記タッチパネルへの接触状態が非接触であるか否かを検出する、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。

請求項4

前記時間変化は、前記出力信号の振幅の最大値と最小値との差であり、前記検出部は、当該差が第4閾値未満の場合に、前記タッチパネルへの接触状態が非接触であることを検出する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。

請求項5

前記時間変化は、前記出力信号の振幅の最大値と最小値との差であり、前記検出部は、当該差が前記第3閾値より小さい第4閾値未満の場合に、前記タッチパネルへの接触状態が非接触であることを検出する、請求項3に記載の半導体装置。

請求項6

前記検出部は、前記アナログデジタル変換部から取得した前記出力信号の移動平均と前記基準信号とを比較する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の半導体装置。

請求項7

前記基準信号は、前記タッチパネルに非接触の状態で予め取得した信号である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の半導体装置。

請求項8

画像信号に基づいて画像を表示する表示部と、静電容量型のタッチパネルと、前記タッチパネルから出力された検出信号をデジタル信号に変換した出力信号を出力するアナログデジタル変換部と、前記アナログデジタル変換部から出力された出力信号を取得して、前記タッチパネルに対する接触状態を検出する前記請求項1から前記請求項6のいずれか1項に記載の半導体装置と、を備えた表示システム

請求項9

検出部により、静電容量型のタッチパネルから出力された検出信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部から出力された振幅を有する出力信号を取得するステップと、前記検出部により、前記出力信号と基準信号とを比較して前記出力信号の前記基準信号からの変化量が第1閾値を越えた場合に、前記出力信号の時間変化に基づいて、前記タッチパネルへの接触状態が接触であるか否かを検出するステップと、を備えた検出方法

請求項10

コンピュータに、静電容量型のタッチパネルの接触検出用電極から出力された検出信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部から出力された振幅を有する出力信号を取得し、前記出力信号と基準信号とを比較して前記出力信号の前記基準信号からの変化量が第1閾値を越えた場合に、前記出力信号の時間変化に基づいて、前記タッチパネルへの接触状態が接触であるか否かを検出する、ことを含む処理を実行させる検出プログラム

技術分野

0001

本発明は、半導体装置、表示システム検出方法、及び検出プログラムに関するものである。

背景技術

0002

一般的に、タッチパネルとして、静電容量型のタッチパネルが用いられている。タッチパネルに対するユーザの接触状態を検出することが行われている。

0003

蛍光灯やその他の電磁波等、外乱ノイズの影響により誤動作することが知られている。そのため、外乱ノイズ低減する技術がある。(例えば、特許文献1参照。)
また、タッチパネル表面水滴が出来た場合に誤動作することが知られている。そのため、当該誤動作を低減する技術がある(例えば、特許文献2参照)。

先行技術

0004

特開2011−8724号公報
特開2008−112334号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、検出信号外部近接物体の存在に起因する正負非対象の新合成分を含む極性交番信号となるように、駆動信号印加制御を行っており、極性交番信号を用いないと外乱ノイズの低減が図れない。

0006

また、特許文献2に記載の技術では、例えば、携帯端末に用いられている場合、タッチパネルが振動すると、水滴が動いてしまうため、誤動作してしまう懸念がある。

0007

本発明は、上述した問題を解決するために提案されたものであり、ノイズにより検出信号が変化した場合でも、タッチパネルに対する接触状態を精度良く検出することができる半導体装置、表示システム、検出方法、及び検出プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、静電容量型のタッチパネルの接触検出用電極から出力された検出信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部から出力された振幅を有する出力信号を取得し、前記出力信号と基準信号とを比較して前記出力信号の前記基準信号からの変化量が第1閾値を越えた場合に、前記出力信号の時間変化に基づいて、前記タッチパネルへの接触状態が接触であるか否かを検出する検出部を備える。

0009

本発明の表示システムは、画像信号に基づいて画像を表示する表示部と、静電容量型のタッチパネルと、前記タッチパネルの接触検出用の電極から出力された検出信号をデジタル信号に変換した出力信号を出力するアナログデジタル変換部と、前記アナログデジタル変換部から出力された出力信号を取得して、前記タッチパネルに対する接触状態を検出する本発明の半導体装置と、を備える。

0010

本発明の検出方法は、検出部により、静電容量型のタッチパネルの接触検出用の電極から出力された検出信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部から出力された振幅を有する出力信号を取得するステップと、前記検出部により、前記出力信号と基準信号とを比較して前記出力信号の前記基準信号からの変化量が第1閾値を越えた場合に、前記出力信号の時間変化に基づいて、前記タッチパネルへの接触状態が接触であるか否かを検出するステップと、を備える。

0011

本発明の検出プログラムは、コンピュータに、静電容量型のタッチパネルの接触検出用の電極から出力された検出信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部から出力された振幅を有する出力信号を取得し、前記出力信号と基準信号とを比較して前記出力信号の前記基準信号からの変化量が第1閾値を越えた場合に、前記出力信号の時間変化に基づいて、前記タッチパネルへの接触状態が接触であるか否かを検出する、ことを含む処理を実行させるものである。

発明の効果

0012

本発明によれば、ノイズにより検出信号が変化した場合でも、タッチパネルに対する接触状態を精度良く検出することができる、という効果を奏する。

図面の簡単な説明

0013

本実施の形態の表示システムの一例を示す概略構成図である。
A/D変換部から出力された出力信号の接触から非接触への変化を説明するための波形図の具体例である。
蛍光灯から5cmの位置に静電容量型のタッチパネルを近づけて。当該蛍光灯のスイッチをオン状態にした場合のA/D変換部から出力される出力信号の波形図の具体例である。
図3に示した波形に対して移動平均を求めた移動平均値の波形図の具体例である。
本実施の形態のタッチパネルに対する接触状態が非接触の場合の出力信号の波形図の具体例である。
本実施の形態のタッチパネルに対する接触状態が接触の場合の出力信号の波形図の具体例である。
本実施の形態の検出部で実行される検出処理の一例のフローチャートである。
本実施の形態のタッチパネルにおける接触状態の変化を説明するための出力信号の波形図の具体例である。
本実施の形態のタッチパネルの接触状態が非接触である場合に、上述したような外乱ノイズが発生した場合の出力信号の波形図の具体例である。

実施例

0014

以下では、図面を参照して、本実施の形態を詳細に説明する。

0015

まず、本実施の形態の表示システムの構成について説明する。図1に、本実施の形態の表示システムの概略構成図を示す。

0016

図1に示したように本実施の形態の表示システム10は、タッチパネル12、ディスプレイ14、A/D変換部(アナログデジタル変換部)16、レジスタ18、及び検出部20を備える。表示システム10の具体例としては、スマートフォンタブレット端末等の携帯機器パソコンのディスプレイ、及びその他の表示機器が挙げられる。

0017

タッチパネル12は、静電容量型のタッチパネルのうち、投影型といわれる種類のものである。静電容量型のタッチパネル12は、ユーザによる接触状態(接触または非接触)を検出するための図示を省略した検出電極検出回路基板上の電極パッド等)がマトリクス状に配置されている。

0018

開示の技術の表示部の一例であるディスプレイ14は、タッチパネル12と一体的に構成されている。ディスプレイ14の具体的一例としては、液晶等が挙げられる。なお、ディスプレイ14は、タッチパネル12と別個に設けられていてもよい。

0019

A/D変換部16は、タッチパネル12から出力されたアナログの検出信号をデジタル信号に変換して出力信号をレジスタ18に出力する機能を有する。検出信号は、タッチパネル12の検出電極で検出した電圧レベルに対応している。

0020

レジスタ18は、A/D変換部16から出力された出力信号を一時的に格納する機能を有する。

0021

開示の技術の半導体装置の一例である検出部20は、レジスタ18を介してA/D変換部16から取得した出力信号に基づいて、タッチパネル12に対する接触状態を検出する機能を有する。ユーザがタッチパネル12の表面に接触すると、検出電極とユーザの指先を電極とするコンデンサ寄生容量としてグラウンドに対して形成される。寄生容量が形成されるため、静電容量が増加し、検出電極から出力される検出信号に電圧降下が生じる。検出部20では、当該電圧降下に加えて出力信号の振幅に基づいて、タッチパネル12に対する接触状態を検出する機能を有する。

0022

なお、本実施の形態の検出部20は、取得した出力信号を平滑化するための移動平均フィルタを備え、出力信号の移動平均値に基づいて接触状態を検出している。

0023

検出部20は、CPU22、ROM24、及びRAM26を備えている。CPU22、ROM24、及びRAM26はバス28を介して互いに接続されている。CPU22は、検出部20を制御し、ROM24に記憶されている検出プログラムを実行することにより、接触状態を検出する機能を有する。
また、ROM24は、検出プログラムを記憶しておく機能を有する。本実施の形態のRAM26は、例えば、NVRAM(Non Volatile RAM)等の不揮発性のRAMである。RAM26は、基準信号を記憶する機能を有する。基準信号は、接触状態を検出するための基準信号であり、タッチパネル12に対して非接触の場合における信号である。本実施の形態では、具体的一例として、タッチパネル12の製造時に、未だ非接触であるうちに、A/D変換部16からレジスタ18を介して入力された初期値の信号をとりこんで、基準信号としてRAM26に予め記憶されている。また、RAM26には、詳細を後述する閾値TH1〜TH4が予め記憶されている。

0024

次に、本実施の形態の検出部20の作用について説明する。

0025

静電容量型のタッチパネル12では、ユーザがタッチパネル12の表面に接触すると、寄生容量が形成され、静電容量が増加するため、検出信号に電圧降下が生じる。そのため、A/D変換部16から出力される出力信号にも同様の降下が生じる。

0026

図2に、A/D変換部16から出力された出力信号の接触から非接触への変化を説明するための波形図の具体例を示す。図2に示した場合では、接触状態が非接触の場合は、出力信号値は2400付近の値となる。なお、出力信号値は、検出信号の信号値電圧値)と対応関係にあるが、検出信号値と同じ値とは限らない。

0027

一方、接触状態が非接触の場合は、出力信号値は、接触状態に比べて1000以上降下している。そのため、出力信号値が1000以上、降下した場合は、非接触状態から接触状態に変化したことを検出することができる。また、逆に、出力信号値が1000以上、上昇した場合は、接触状態から非接触状態に変化したことを検出することができる。

0028

ところで、一般的に静電容量型のタッチパネルは、蛍光灯のスイッチがオフ状態消灯)からオン状態(点灯)に切り替わることにより、電圧が変化し、検出信号の信号値が変化することが知られている。図3には、蛍光灯から5cmの位置にタッチパネル12を近づけて、当該蛍光灯のスイッチをオン状態にした場合のA/D変換部から出力される出力信号の波形図の具体例を示す。また、図4には、図3に示した波形に対して移動平均を求めた移動平均値の波形図の具体例を示す。

0029

図4から解るように、蛍光灯をオン状態に切り替えた際の波形は、移動平均値を求めても、平滑化できない。また、図4に示すように、蛍光灯をオン状態に切り替えることにより、出力信号値が1000以上辺高解像度モードしている。そのため、蛍光灯をオン状態に切り替えた際の波形がノイズとなり、タッチパネル12では、接触状態を誤検出してしまう場合がある。

0030

このようなノイズによる誤検出を抑制するため、本発明者は、静電容量型のタッチパネル(タッチパネル12)に対する接触状態が接触状態の場合における出力信号の特徴を見出した。

0031

図5には、タッチパネル12に対する接触状態が非接触の場合の出力信号の波形図の具体例を示す。なお、図5に示した波形は、出力信号の波形であり、移動平均の波形ではない。図5に示すように、接触状態が非接触の場合は、出力信号の信号値が2730〜2760の範囲内にほぼ収まる。そのため、非接触の場合は、出力信号は、振幅の最大値最小値との差(振幅の揺れ)が30程度の、振幅を有する信号といえる。

0032

一方、図6には、タッチパネル12に対する接触状態が接触の場合の出力信号の波形図の具体例を示す。なお、図6に示した波形も、出力信号の波形であり、移動平均の波形ではない。図6に示すように、接触状態が接触の場合は、出力信号の信号値が1000から1400以上まで、400以上の振幅を有することがわかる。当該振幅は、周期的に繰り返している。本発明者は、静電容量型のタッチパネル(タッチパネル12)に対する接触状態が接触状態の場合の出力信号が、このように、非接触の場合に比べて大きな振幅を有する周期的な波形を有する信号であることを見出した。

0033

このように、接触状態が接触状態の場合に、非接触の場合に比べて大きな振幅を有する周期的な波形を有する信号となる一因としては、振戦と呼ばれる身体の反復性のあるリズミカル運動が考えられる。振戦は、健康状態にある人間にも、発生すると考えられている。ユーザの指等がタッチパネル12の表面(検出電極)に接触している場合は、検出電極に対する指の接地面積が振戦により微妙に変化する。接地面積が大きくなれば、寄生容量も大きくなり、接地面積が小さくなれば、寄生容量も小さくなる。そのため、検出信号の信号値(電圧値)の振幅が大きくなり、これに伴い検出信号の信号値の振幅も大きくなる。

0034

本実施の形態の検出部20では、このように、接触状態が接触状態の場合に、出力信号が、大きな振幅を有する周期的な波形を有する信号に変化することに基づいて、タッチパネル12への接触状態を検出する。すなわち、検出部20は、出力信号の信号値の変化、及び信号値の振幅の揺れに基づいて、タッチパネル12への接触状態を検出する。

0035

図7には、本実施の形態の検出部20で実行される検出処理の一例のフローチャートを示す。図8には、接触状態の変化を説明するための出力信号の波形図の具体例を示す。なお、図8は、出力信号に対して移動平均を求めた移動平均値の波形図である。また、図8には、説明の便宜上、基準信号と出力信号とを連続して記載している。

0036

図7に示した検出処理は、例えば、表示システム10が起動すると実行される。

0037

ステップS100で、検出部20が、レジスタ18を介してA/D変換部16から出力信号を取得する。なお、本実施の形態の検出部20は、定期的に出力信号を取得(サンプリング)している。

0038

次のステップS102で、検出部20が、出力信号の移動平均値を算出する。例えば、検出部20は、移動平均フィルタを取得した出力信号に適用することにより、移動平均値を求める。

0039

次のステップS104で、検出部20が、移動平均値である出力信号と基準信号とを比較し、次のステップS106で、変化量が閾値TH1を超えているか否かを判定する。

0040

本実施形態では、基準信号及び出力信号の安定値として、各信号の振幅の中間値(最大値と最小値との中間値、以下、「中間値」という)を基準としている。図8に示すように、検出部20は、中間値の変化量が閾値TH1を超えているか否かを判定する。閾値TH1は、接触状態が接触から非接触に変化した場合の閾値として予め定められており、例えば、上記具体例では、1000が適用される。

0041

変化量>閾値TH1の場合は、接触状態から非接触状態に変化した可能性があるため、ステップS108へ進む。

0042

ステップS108では、検出部20が、出力信号の時間変化として、振幅の最大値と最小値との差(最大値−最小値)を算出する。検出部20は、取得した出力信号値が前に取得した最大値よりも大きい場合は、最大値を更新し、最小値よりも小さい場合は、最小値を更新することで、振幅の最大値及び最小値を検出している。本実施の形態の検出部20は、最大値及び最小値それぞれの平均値を求めており、当該平均値を適用している。

0043

次のステップS108では、検出部20が、最大値と最小値との差が、閾値TH3を超えているか否かを判定する。閾値TH3は、接触状態の場合の出力信号の波形の振幅に基づいて予め定めらており、例えば、上記具体例では、400が適用される。

0044

差>閾値TH3ではない場合、すなわち、差≦閾値TH3の場合は、接触状態が変化していないため、ステップS100に戻り、本処理を繰り返す。

0045

一方、差>閾値TH3の場合は、ステップS112へ進む。ステップS112で、タッチパネル12への接触を検出、より詳しくは、非接触から接触への接触状態の変化を検出した後、ステップS122へ進む。

0046

一方、ステップS106で変化量>閾値TH1ではない場合、すなわち変化量≦閾値TH1の場合は、ステップS114へ進む。

0047

ステップS114では、変化量が閾値TH2以下であるか否かを判定する。図8に示すように、検出部20は、中間値の変化量が閾値TH2以下であるか否かを判定する。閾値TH2は、非接触を検出するための閾値である。基準信号は、接触状態が非接触の場合の信号であるため、非接触状態の出力信号との差は小さい。本実施形態では、予め、閾値TH2を上記具体例と同様にして実験等により得ておく。図8に示すように、閾値TH2は、閾値TH1よりも小さい。

0048

変化量≦閾値TH2ではない場合、すなわち変化量>閾値TH2の場合は、非接触状態ではないため、例えば、接触状態を継続しているため、ステップS100に戻り、本処理を繰り返す。

0049

一方、変化量≦閾値TH2の場合は、ステップS116へ進む。ステップS116では、検出部20が、上記ステップS108と同様に、出力信号の時間変化として、振幅の最大値と最小値との差(最大値−最小値)を算出する。

0050

次のステップS118では、検出部20が、最大値と最小値との差が、閾値TH4未満であるか否かを判定する。閾値TH4は、非接触状態の場合の出力信号の波形の振幅に基づいて予め定めらており、例えば、上記具体例では、30が適用される。上述したように、閾値TH4は、閾値TH3よりも小さい。

0051

差<閾値TH4ではない場合、すなわち、差≧閾値TH4の場合は、非接触ではないため、ステップS100に戻り、本処理を繰り返す。

0052

一方、差<閾値TH4の場合は、ステップS120へ進む。ステップS120で、タッチパネル12への非接触を検出した後、ステップS122へ進む。

0053

ステップS122では、接触状態が接触か非接触かを示す検出結果を表示システム10の検出部20の後段の機能部に出力した後、本処理を終了する。

0054

以上説明したように、上記各実施の形態の表示システム10では、A/D変換部16からタッチパネル12から出力されたアナログの出力信号をデジタルに変換した出力信号が出力される。検出部20は、レジスタ18を介してA/D変換部16から出力された出力信号を取得する。検出部20には、予め非接触状態のタッチパネル12から出力された検出信号に基づいた基準信号が記憶されている。検出部20は、基準信号と出力信号とを比較し、変化量を算出する。変化量が閾値TH1よりも大きい場合は、出力信号の振幅の最大値と最小値との差が閾値TH3を超えているか否かを判定する。閾値TH3を超えている場合は、タッチパネル12の接触状態が接触であることを検出する。一方、検出部20は、変化量が閾値TH2以下である場合は、出力信号の振幅の最大値と最小値との差が閾値TH4未満であるか否かを判定する。閾値TH4未満である場合は、タッチパネル12の接触状態が非接触であることを検出する。

0055

すなわち、本実施の形態の表示システム10の検出部20は、出力信号の基準信号からの変化量が大きく、かつ、出力信号の振幅の揺れが大きい場合は、タッチパネル12の接触状態が接触であることを検出する。また、本実施の形態の表示システム10の検出部20は、出力信号の基準信号からの変化量が小さく、かつ、出力信号の振幅の揺れが小さい場合は、タッチパネル12の接触状態が非接触であることを検出する。

0056

図9には、タッチパネル12の接触状態が非接触である場合に、上述したような外乱ノイズが発生した場合の出力信号の波形図の具体例を示す。なお、図9は、図8と同様に、出力信号に対して移動平均を求めた移動平均値の波形図である。また、図8と同様に、説明の便宜上、基準信号と出力信号とを連続して記載している。

0057

図9に示したように、外乱ノイズが発生すると、出力信号の基準信号からの変化量が閾値を超える場合がある。しかしながら、出力信号の振幅の揺れは、閾値TH4未満であり、閾値TH3を超えることがない。そのため、検出部20では、タッチパネル12の接触状態が接触であることを検出しない。従って、本実施の形態の検出部20では、接触状態の誤検出が抑制される。

0058

このように本実施の形態の表示システム10の検出部20では、出力信号の基準信号からの変化量と振幅の揺れとに基づいてタッチパネル12の接触状態を検出する。そのため、ノイズにより検出信号が変化した場合でも、タッチパネル12に対する接触状態を精度良く検出することができる。

0059

なお、本実施形態の検出部20では、RAM26に基準信号を予め記憶させているが、これに限らず、例えば、波形を有する信号ではなく、基準信号の中間値を記憶させておいてもよい。

0060

また、本実施の形態の検出部20では、基準信号及び出力信号の中間値を比較することにより変化量を算出していたがこれに限らず、例えば、最大値同士、または、最小値同士を比較してもよい。

0061

また、本実施の形態では、出力信号の時間変化として振幅の最大値と最小値との差に基づいてタッチパネル12への接触状態を検出しているが、当該時間変化は、これに限らない。時間変化としては、例えば、最大値または最小値の周期性(間隔)等であってもよい。

0062

また、本実施の形態では、A/D変換部16から出力された出力信号を平滑化するために、移動平均フィルタにより、移動平均を求めているが、その他の方法により、平滑化してもよい。

0063

また、その他の上記各実施の形態で説明した表示システム10、タッチパネル12、ディスプレイ14、及び検出部20等の構成、動作は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。

0064

10 表示システム
12タッチパネル
14ディスプレイ
16 A/D変換部
20 検出部

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