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技術 開き扉の施解錠機構

出願人 株式会社ベスト
発明者 佐藤茂樹森田康一郎
出願日 2015年2月5日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2015-021656
公開日 2015年11月19日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2015-206256
状態 特許登録済
技術分野 戸または窓の固定装置 錠;そのための付属具
主要キーワード 環状ワッシャー 一定規格 止め鍔 抜き差し操作 室内設備 開口周り 側板面 ロックレバ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年11月19日)のものです。
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図面 (11)

課題

複数のパネルを列設して面一に構築した壁体の外側にハンドルのような突出物のない面一な美観が得られる一方、パネル間目地部を全く利用しないで、開き扉を簡単に施解錠できる施解錠装置を提供する。

解決手段

開き扉Dの戸先側木口11cから外側に鍵穴を臨ませて開き扉Dに設置したシリンダ錠15のロックレバー20と、竪框10に設置したプッシュラッチBのスライダ30のフック32とが係合する施解錠機構において、プッシュラッチBは、閉時、開き扉Dを押圧してスライダ30が後退すると第1ラッチ位置でスライダ30をロックする一方、開時、開き扉Dを再押圧すると、ロック解除されるスライダ30が前進し第2ラッチ位置でスライダ30をロックする構成とし、第1ラッチ位置と第2ラッチ位置との間をスライダ30が直線往復移動するストロークLを、開き扉Dの扉厚に合わせて設定する。

概要

背景

最近のビル建築物では、複数の金属製パネルを列設して出っ張りなく一面フラット室内壁構築するため、設備点検口開閉する開き扉の設置個所も、施解錠操作ドアハンドルのような突起物が表の外側に出っ張らない一見して壁のように見え外観であることが要請されている。そこで、従来の開き扉の施解錠機構の中には、ケースハンドルを用いて扉の表の外側からドアハンドルが大きく突出しないような構造にしたものや、配電盤収納箱の扉のように扉を開ける使用時にドアハンドルを取り付け、その不使用時にはドアハンドルを取り外すようにした構造のものがある(特許文献1参照)。

しかし、従来、ケースハンドルを用いた例では、扉面からケースハンドル自体の存在が目立ってしまうし、ドアハンドルが着脱式のものでは、扉を開ける際にドアハンドルを引き抜くと、それが抜け落ちてしまう等の問題があった。

そこで、出願人は、閉状態において開き扉の外側に施解錠操作用ハンドルのような突出物のない美的外観を得られる一方、開き扉を外側から容易に施解錠できる開閉装置を提案している。この従来の開き扉の施解錠機構は、図10に示すように、パネルw・w´間の目地部1に外側へ臨む鍵操作用の小穴1aを設け、目地部1の内側に装置本体2を設置し、装置本体2は、鍵穴3aを鍵操作用小穴1aに合わせて設けられるシリンダ錠3と、施解錠時は鍵操作用小穴1aを通して鍵穴3aに回転自在に抜き差しする鍵棒4と、鍵棒4を差し込んでシリンダ錠3の内部で正逆方向に回転すると、その回転に連動して開き扉5をロックするロック位置又はロック解除位置回動するロックレバー6を備え、鍵棒4を、鍵操作用小穴1aに通して鍵穴3aに差し込み錠内部で正逆方向に回動すれば、開き扉5を外側から容易に施解錠できる構成になっている。

概要

複数のパネルを列設して面一に構築した壁体の外側にハンドルのような突出物のない面一な美観が得られる一方、パネル間の目地部を全く利用しないで、開き扉を簡単に施解錠できる施解錠装置を提供する。開き扉Dの戸先側木口11cから外側に鍵穴を臨ませて開き扉Dに設置したシリンダ錠15のロックレバー20と、竪框10に設置したプッシュラッチBのスライダ30のフック32とが係合する施解錠機構において、プッシュラッチBは、閉時、開き扉Dを押圧してスライダ30が後退すると第1ラッチ位置でスライダ30をロックする一方、開時、開き扉Dを再押圧すると、ロック解除されるスライダ30が前進し第2ラッチ位置でスライダ30をロックする構成とし、第1ラッチ位置と第2ラッチ位置との間をスライダ30が直線往復移動するストロークLを、開き扉Dの扉厚に合わせて設定する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

壁体に開設した開口を開閉する開き扉戸先側木口から外側に鍵穴を臨ませて開き扉に設置する錠前手段と、合鍵を前記鍵穴に差し込んでする施解錠操作に応じて開き扉をロックする施錠位置とロックを解除する解錠位置の間を往復移動するロック手段と、開き扉の開閉に応じて施錠又は解錠操作するとき、外側から前記合鍵を前記鍵穴に差し込んで操作できる開き角度だけ僅かに開扉した施解錠操作位置に開き扉を案内するロック制御手段と、を備えることを特徴とする、開き扉の施解錠機構

請求項2

前記ロック手段として、前記鍵穴に差し込んで施解錠操作する前記錠前手段の合鍵と施錠方向又は解錠方向に一体に作動するロックレバーからなることを特徴とする、請求項1に記載の開き扉の施解錠機構。

請求項3

前記ロック制御手段としてプッシュラッチを備え、該プッシュラッチは、前記ロック手段が施錠位置に移動すると係止するスライダと、該スライダを往復移動可能に収納する本体ケースと、該本体ケース内から前進する方向に前記スライダを常時付勢する付勢ばねと、前記ロック手段に係止して往復移動する前記スライダを案内するガイド手段とを備え、該ガイド手段は、基端部を前記本体ケースに取り付けたガイドピンの先端部を前記スライダに刻設したガイド溝に係止し、閉時、開き扉を押圧して前記スライダが前記付勢ばねに抗して後退すると、前記ガイドピンの先端部を前記ガイド溝の往路を通して第1ラッチ位置に案内して前記スライダをロックする一方、開時、開き扉を再押圧すると、ロック解除される前記スライダが付勢ばねのばね復帰力により前進し、前記ガイドピンの先端部を前記ガイド溝の復路を通して第2ラッチ位置に案内して前記スライダをロックする構成とし、この第1ラッチ位置と第2ラッチ位置との間をスライダが往復移動するストロークを開き扉の扉厚に合わせて設定することを特徴とする、請求項1又は2に記載の開き扉の施解錠機構。

請求項4

前記開き扉の戸先側木口が前記合鍵を使って施解錠操作する開き扉の外側に向けて傾斜してなることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の開き扉の施解錠機構。

技術分野

0001

本発明は、例えば複数のパネルを列設して構築した壁体点検口のような開口を開閉する開き扉施解錠するのに好適な開き扉の施解錠機構に関する。

背景技術

0002

最近のビル建築物では、複数の金属製パネルを列設して出っ張りなく一面フラット室内壁を構築するため、設備の点検口を開閉する開き扉の設置個所も、施解錠操作ドアハンドルのような突起物が表の外側に出っ張らない一見して壁のように見え外観であることが要請されている。そこで、従来の開き扉の施解錠機構の中には、ケースハンドルを用いて扉の表の外側からドアハンドルが大きく突出しないような構造にしたものや、配電盤収納箱の扉のように扉を開ける使用時にドアハンドルを取り付け、その不使用時にはドアハンドルを取り外すようにした構造のものがある(特許文献1参照)。

0003

しかし、従来、ケースハンドルを用いた例では、扉面からケースハンドル自体の存在が目立ってしまうし、ドアハンドルが着脱式のものでは、扉を開ける際にドアハンドルを引き抜くと、それが抜け落ちてしまう等の問題があった。

0004

そこで、出願人は、閉状態において開き扉の外側に施解錠操作用ハンドルのような突出物のない美的外観を得られる一方、開き扉を外側から容易に施解錠できる開閉装置を提案している。この従来の開き扉の施解錠機構は、図10に示すように、パネルw・w´間の目地部1に外側へ臨む鍵操作用の小穴1aを設け、目地部1の内側に装置本体2を設置し、装置本体2は、鍵穴3aを鍵操作用小穴1aに合わせて設けられるシリンダ錠3と、施解錠時は鍵操作用小穴1aを通して鍵穴3aに回転自在に抜き差しする鍵棒4と、鍵棒4を差し込んでシリンダ錠3の内部で正逆方向に回転すると、その回転に連動して開き扉5をロックするロック位置又はロック解除位置回動するロックレバー6を備え、鍵棒4を、鍵操作用小穴1aに通して鍵穴3aに差し込み錠内部で正逆方向に回動すれば、開き扉5を外側から容易に施解錠できる構成になっている。

先行技術

0005

特開平9−100657号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところが、従来の開き扉の施解錠機構は、開き扉の開閉時に、その都度、鍵棒4の先端を、目地部1の狭い隙間から鍵操作用小穴1aを通して鍵穴3aに差し込んで開き扉5を外側から施解錠するが、隙間の幅が狭いと、鍵棒4の先端が誤って目地部1の両縁に衝突しやすく、そのために目地部1が傷だらけになり、折角、いったん壁面が一面フラットになって向上した点検口周りの美的外観が経時に悪化する一方、だからと言って、鍵棒の差込み操作が容易になるように目地部1の幅を拡げると、閉時、一見すると壁のように見えるはずの外側正面に縦に目地部1の凹みが目立って点検口周りの美的外観が低下するという課題があった。

課題を解決するための手段

0007

そこで、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、壁体Wに開設した点検口Sのような開口を開閉する開き扉Dの戸先側木口11cから外側に鍵穴を臨ませて開き扉Dに設置する錠前手段15と、合鍵19を前記鍵穴に差し込んでする施解錠操作に応じて開き扉Dをロックする施錠位置とロックを解除する解錠位置の間を往復移動するロックレバー20等のロック手段と、開き扉Dの開閉に応じて施錠又は解錠操作するとき、外側から前記合鍵19を前記鍵穴に差し込んで操作できる開き角度だけ僅かに開扉した施解錠操作位置に開き扉Dを案内するプッシュラッチBのようなロック制御手段とを備えることを特徴とする。

0008

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開き扉の施解錠機構において、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記ロック手段は、前記鍵穴に差し込んで施解錠操作する前記錠前手段の合鍵19と施錠方向又は解錠方向に一体に作動するロックレバー20からなることを特徴とする。

0009

請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の開き扉の施解錠機構において、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記ロック制御手段としてプッシュラッチBを備え、該プッシュラッチBは、前記ロック手段が施錠位置に移動すると係止するスライダ30と、該スライダ30を往復移動可能に収納する本体ケース25と、該本体ケース25内から前進する方向に前記スライダ30を常時付勢する付勢ばね50と、前記ロック手段に係止して往復移動する前記スライダ30を案内するガイド手段Gとを備え、該ガイド手段Gは、基端部を前記本体ケース25に取り付けたガイドピン40の先端部40bを前記スライダ30に刻設したガイド溝35に係止し、閉時、開き扉Dを押圧して前記スライダ30が前記付勢ばね50に抗して後退すると、前記ガイドピン40の先端部40bを前記ガイド溝35の往路aを通して第1ラッチ位置に案内して前記スライダ30をロックする一方、開時、開き扉Dを再押圧すると、ロック解除される前記スライダ30が付勢ばね50のばね復帰力により前進し、前記ガイドピン40の先端部40bを前記ガイド溝35の復路dを通して第2ラッチ位置に案内して前記スライダ30をロックする構成とし、この第1ラッチ位置と第2ラッチ位置との間をスライダ30が往復移動するストロークLを開き扉Dの扉厚に合わせて設定することを特徴とする。

0010

請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の開き扉の施解錠機構において、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記開き扉Dの戸先側木口11cが前記合鍵19を使って施解錠操作する開き扉Dの外側に向けて傾斜してなることを特徴とする。

発明の効果

0011

請求項1に記載の発明によれば、開き扉の開閉に応じて施錠又は解錠操作するとき、外側から合鍵を鍵穴に差し込んで操作できる開き角度だけ僅かに開扉した施解錠操作位置まで開いて、合鍵を使って施解錠操作すればよく、従来のようにパネル間の目地部を利用して鍵棒の先端を目地部の狭い隙間に通して施解錠する操作が必要にならない構成にするため、鍵棒の先端が誤って目地部の狭い隙間の両縁に衝突して目地部が傷だらけになるようなこともなく、点検口など開口周りの美的外観が悪化するのを防止することができる。しかも、パネル間の目地部を全く利用しないから、目地部の隙間を限りなくゼロに近く狭くした壁体の構築が実現し、そして、開き扉が閉状態においては、開き扉が点検口等の開口に収まって壁体と面一になり、外側から鍵穴なども露見しないから、全体に美感を更に高めることできる。

0012

請求項2に記載の発明によれば、ロック手段のロックレバーは錠前手段の合鍵と一体に施錠方向又は解錠方向に作動する構成だから、施解錠操作するために合鍵を鍵穴に差し込んで操作できる開き角度だけ僅かに開扉して施解錠操作位置まで開き扉を開いて、開き扉を施錠したロック状態合鍵を使って施解錠操作施錠状態で常にロックしてする悪戯されることなく安全に施解錠操作することができる。

0013

請求項3に記載の発明によれば、開き扉が同じ半開きでも戸先側木口と壁袖パネルの扉側竪框とが密接したロック状態にあり、悪戯されることなく安全に施解錠操作することができる。

0014

請求項4に記載の発明によれば、開き扉の戸先側木口が合鍵を使って施解錠操作する開き扉の外側に向けて傾斜していると、たとえ開き扉が扉厚に相当する開き角度ほどの半開き状態であっても、合鍵を鍵穴に対して簡単に抜き差し操作して開き扉を施解錠することができる。

図面の簡単な説明

0015

(a)本発明の一例である開き扉の施解錠機構を施錠状態において示す平面図、(b)同施解錠機構を、開き扉を施解錠操作位置まで開けたロック状態において示す平面図、(c)同施解錠機構を解錠状態において示す平面図である。
(a)同施解錠機構を開き扉の施錠状態において示す側面図、(b)同施解錠機構を開き扉を施解錠操作位置まで開けたロック状態において示す側面図、(c)同施解錠機構を開き扉の解錠状態において示す側面図である。
同施解錠機構を適用した壁体を開き扉の閉状態において示す斜視図である。
同壁体を開き扉の閉状態において示す平面図である。
(a)プッシュラッチの内部構造をスライダが第1ラッチ位置にロック状態において示す平面透視図、(b)同内部構造をスライダが第2ラッチ位置にロック状態において示す平面透視図である。
(a)〜(d)同プッシュラッチの一連の動作を段階的に示す平面透視図である。
同壁体を、開き扉が施解錠操作位置に開いた状態で示す平面図である。
同壁体を、開き扉が施解錠操作位置に開いた状態で示す斜視図である。
同壁体を開き扉の開状態において示す平面図である。
従来の開き扉の施解錠機構を適用した壁体を開き扉の半開き状態において示す斜視図である。

実施例

0016

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。

0017

図3および図4に示すように、本発明の一例である開き扉の施解錠機構を適用した壁体Wは、パネルw1・w2・w3…を列設して面一に構築した室内壁で、両側の袖パネルw1・w3に対して中間のパネルw2を、たとえば室内設備にある壁体Wに開設した点検口Sを開閉する開き扉Dで形成する。図示例のパネルw1・w2・w3…は、それぞれスチール板の両端をクランク状に折り返して竪框を形成し、隣り合う竪框相互の継目に、外側から内側が臨めない立て目地が形成される。

0018

壁体Wの袖パネルw1は、開き扉D側の端部において、スチール板を断面L状に屈曲して凹状の戸当り10aを形成すると共に、戸当り部10aからそれと逆向きの断面L状に屈曲して凸状の取付部10bを形成し、凹状の戸当り部10aと凸状の取付部10bとで竪框10を構成する。それら戸当り部10aと取付部10bの間には、一部折り重ね部分10cを設けて戸当り部10aに凹溝12を形成し、その凹溝12に戸当り時の衝撃を緩衝するクッション材13を嵌め込んでなる。

0019

一方、開き扉Dは、扉厚が一定規格の、例えば40m~45mmで、戸先側端部を断面Z状に屈曲して戸先側竪框11を形成する。開き扉Dの戸先側竪框11は、閉時に袖パネルw1の戸当り部10aと対向する内側の戸当り部11aと、戸当り部11aと平行な目地隠し部11bと、目地隠し部11bと戸当り部11aとの間の戸先側木口11cとで形成する。木口11cは、その表面が開き扉Dの外側に向けて傾斜してなる。開き扉Dの戸先側木口11cが合鍵を使って施解錠操作する開き扉Dの外側に向けて傾斜していると、外側から合鍵19を鍵穴に差し込んで操作できる開き角度だけ僅かに開扉した半開き状態であっても、合鍵19を鍵穴に対して簡単に抜き差し回動操作して開き扉を施解錠することができる。そして、開き扉Dは、閉状態において、点検口Sに収まって壁体Wと面一になるように、吊元側の竪框14を袖パネルw3に蝶番16により回動自在に取り付ける。

0020

そこで、図示例の開き扉施解錠機構では、開き扉Dの戸先側木口11cに後記シリンダ錠15のシリンダ18の直径に合わせて取付穴17を穿設し、その取付穴17を開けた位置で戸先側木口11cの内側に錠前手段の錠装置Aを組み付ける一方、袖パネルw1の扉側竪框10の取付部10bにプッシュラッチ(ロック制御手段)Bを取り付ける。

0021

錠装置(錠前手段)Aは、シリンダ錠15と、シリンダ錠15の鍵穴に抜き差して回動操作する合鍵19からなると、開き扉Dの開閉をロックするロックレバー(ロック手段)20を備える。

0022

シリンダ錠15は、合鍵を用いて、シリンダ(外筒)18内の複数本ピンタンブラーを動かしてプラグ内筒)を回し、プラグと同軸に回転自在に内挿したジョイントを回動する錠前構造になっている。ロックレバー20は、やや長手金属板をL状に屈曲し、片側の連結板部20aを止め輪22で挟んで軸挿通穴にシリンダ錠15のジョイントを貫挿し、シリンダ錠15のプラグに90度の角度範囲一体に回動可能に連結する。以って、錠装置Aは、シリンダ錠15にロックレバー20を枢着し、合鍵をシリンダ錠15の鍵穴に差し込んで施錠方向又は解錠方向に回動すると、ロックレバー20が開き扉Dの開閉をロックする施錠位置又はロック解除する解錠位置に合鍵と一体に回動する構造になっている。

0023

そこで、錠装置Aは、シリンダ18を、開き扉Dの戸先側木口11cに開いた取付穴17に鍵穴側前部と反対の後部側から嵌挿してから、シリンダ18の前部外周環状ワッシャー21をねじ込み、戸先側木口11cを外側の錠キャップ22とで締着し、シリンダ錠15の鍵穴を外側に臨ませて、戸先側木口11cの内側に組み付ける。

0024

プッシュラッチ(ロック制御手段)Bは、図3図4および図5に示すように、本体ケース25に金属製の箱形保護カバーCを被せて袖パネルw1の扉側竪框10の取付部10bに組み付ける。本体ケース25は、合成樹脂からなり一端側の正面に出入口24が開いた箱状収納部25aを備え、箱状収納部25aの両側にねじ止め鍔部25bを有し、箱状収納部25a内にスライダ30を直線往復摺動可能に収納する。

0025

スライダ30は、アルミダイキャスト製本体バー31と、本体バー31の先端に平面視L字形金属片からなるフック32を固定する一方、基端にばね掛け凸部30aを突設し、片側板面に直線往復摺動するスライダ30を案内するガイド手段Gのハート形ガイド溝35を刻設している。プッシュラッチBは、このスライダ30のばね受け凸部30aと、箱状収納部25aの後端部から内向き凸設したばね受け凸部27との間に圧縮コイルばねの付勢ばね50を縮設し、スライダ30を本体ケース25の出入口24から突出する方向に付勢して箱状収納部25a内に収納する。

0026

ガイド手段Gは、スライダ30に備えるガイド溝35と、ガイド溝35に先端を係止してスライダ30を案内するガイドピン40とを備える。ガイド溝35は、往路a、一対の谷部b・c、それら谷部b・c間の窪みxおよび復路dからなり、往路aの後端から復路dの前端まで次第に溝の深さが深くなり、往路aと谷部bとの間、谷部bと窪みxとの間、谷部cと復路dとの間に溝深さが深くなるように段差を設け、窪みxと谷部cは同じ深さで段差がなく、復路dは前端から後端に至るに従い次第に深さが浅くなり、復路dの後端と往路aの後端との間にも往路aの後端側が深くなる段差を形成する。

0027

ガイドピン40は、金属製の軸の両端部を屈曲してコ字形に成形し、図5に示すように基端部40aを本体ケース25の箱状収納部25aのばね受け凸部27の横で後端部に回動自在に保持する一方、先端部40bをスライダ30のガイド溝35に掛け止める。そこで、ガイド手段Gは、箱状収納部25aの後端部に一端を固定した板ばね29でガイドピン40を押えて先端部40bがガイド溝35内から浮き上がらないように掛け止める一方、ガイド溝35の各段差により往路a→谷部b→窪みx→谷部c→復路d→往路aの方向へは移動可能にするが、逆方向へは移動不能になっている。

0028

そこで、プッシュラッチBにおいて、スライダ30は付勢ばね50の付勢力により本体ケース25から突出する向きに前進する一方、図5(b)に示すように、ガイドピン40の先端部40bがガイド溝35の往路aの後端溝縁yに係止することによりスライダ30を第1ラッチ位置にロックした状態を初期状態とする。

0029

さて、プッシュラッチBは、この初期状態にあるとき、図6(a)に示すように、スライダ30を付勢ばね50に抗して押圧して後退させると、図6(b)に示すように、ガイドピン40の先端部40bはガイド溝35の往路a、谷部bを経て窪みxまで移動し、その窪みxに付勢ばね50の付勢力により嵌り込んで、スライダ30を、第1ラッチ位置から一定のストロークLだけ引っ込んだ第2ラッチ位置に停止してロックする。

0030

次いで、プッシュラッチBは、いま第2ラッチ位置にあるスライダ30を再び押圧すると、ガイドピン40の先端部40bが嵌り込んだガイド溝35の窪みxから外れて、スライダ30を、図6(c)に示すように、付勢ばね50のばね復帰力により前進し、ガイドピン40の先端部40bはガイド溝35の谷部c、復路dを通って移動する。それから、プッシュラッチBは、スライダ30が更に前進し、図6(d)に示すように、ガイドピン40の先端部40bがガイド溝35の復路dを通り往路aの後端溝縁yまで移動してそこに係止し、スライダ30を、第2ラッチ位置から一定のストロークLだけ突出した第1ラッチ位置に停止してロックする構造になっている。

0031

そこで、図示例におけるプッシュラッチBは、図7に示すように、都度、押すだけの操作でスライダ30を第1ラッチ位置と第2ラッチ位置との間をガイド手段Gで案内して直線往復摺動するストロークLを、開き扉Dの扉厚(例えば40mm~45mm)に合わせて設定している。

0032

従って、プッシュラッチBは、スライダ30のフック32を、開き扉Dの戸先側木口11cの内側に組み付けた錠装置Aに向けて、高さ方向には錠装置Aの組付位置に合わせると共に、奥行方向には、スライダ30が第1ラッチ位置にまで突出した状態にあるとき、開き扉Dの施錠位置に回動したロックレバー20がフック32に係止する奥行位置にあって、袖パネルw1の扉側竪框10の取付部10bに取り付ける。

0033

従って、本発明において、開き扉Dの閉時は、図1(a)、図2(a)、図3図4および図5(a)に示すように、ロックレバー20が先端のフック32に係止したプッシュラッチBのスライダ30を、ガイドピン40の先端部40bをガイド溝35の窪みxに付勢ばね50の付勢力により嵌め込んで第2ラッチ位置にロックし、開き扉Dを壁体Wと面一に列設して点検口Sを閉止する。

0034

他方、その後に、点検口Sの外側から設備を点検するために点検口Sを開けるときは、開き扉Dの戸先側端部を、プッシュラッチBの付勢ばね50に抗して押圧すると、ガイドピン40の先端部40bがガイド溝35の窪みxから外れて、図6(c)に示すように、谷部cを経て復路dを移動する一方、スライダ30は、付勢ばね50のばね復帰力によって前進するが、図6(d)に示すように、ガイドピン40の先端部40bが往路aの後端溝縁yまで移動し、その後端溝縁yに係止すると、図5(b)に示すように、第2ラッチ位置から一定のストロークLだけ突出した第1ラッチ位置で停止し、この位置にロックする。すると同時に、開き扉Dは、付勢ばね50のばね付勢力に基づいて、スライダ30に押されて、図1(b)および図7に示すように自動的に開方向へ回動する。

0035

そのとき、本発明は、開き扉Dを開方向にばね付勢して押し開くプッシュラッチBが、ガイド手段Gで案内してスライダ30が第1ラッチ位置と第2ラッチ位置との間を直線往復摺動するストロークLを開き扉の扉厚に合わせて設定しているから、図1(b)、図7および図8に示すように、開き扉Dは、付勢ばね50のばね付勢力に基づいて、スライダ30に押されて自動的に開方向に回動するが、扉厚に相当する開き角度まで回動した施解錠操作位置に停止し、その施解錠操作位置にロックレバー20の掛け止め部20bがスライダ30のフック32に係止した施錠状態でロックすることができる。

0036

そこで、そのまま点検口Sの外側から、シリンダ錠20の鍵穴に合鍵19を差し込んでシリンダ(外筒)18内で解錠方向へプラグ(内筒)と一体にロックレバー20を90度回転し、プッシュラッチBのスライダ30のフック32から外して解錠し、これによって開き扉Dのロックを解除する。それから、戸先側竪框11に手を掛けて、図8および図9に示すように開き扉Dを更に開くように操作すればよい。

0037

しかる後、点検口Sの外側から設備の点検作業を終え、そのまま点検口Sの外側から開き扉Dを閉じて施錠する場合は、図7に示すように、いったん開き扉Dを施解錠操作位置まで押し戻してから、施解錠操作位置において、シリンダ錠20の鍵穴に合鍵19を差し込んで、今度は施錠方向へプラグ(内筒)と一体にロックレバー20を90度逆回転し、スライダ30のフック32に掛け止める。

0038

しかる後、合鍵19をシリンダ錠15の鍵穴から抜き取って施錠し、これによって開き扉Dを再びロックする。それから、点検口Sの外側から開き扉Dの戸先側竪框11側を再び押圧すると、第2ラッチ位置にロックしたスライダ30が付勢ばね50に抗して後退し、図6(b)に示すように、ガイドピン40の先端部40bはガイド溝35の往路a、谷部bを経て窪みxまで移動し、その窪みxに付勢ばね50の付勢力により嵌り込んで、スライダ30を、第2ラッチ位置から一定のストロークLだけ引っ込んだ第1ラッチ位置に停止し、その第1ラッチ位置にロックし、開き扉Dを壁体Wと面一に列設して点検口Sを閉止する。

0039

以上の図示実施の形態では、壁体Wの外側には、施解錠操作用にハンドルや取手等の突起物が全く設けられない構成なので、点検口Sの閉止状態において、一見すると開き扉も壁の一部のように見える面一な美観を得ることができる。しかも、パネルw1・w2・w3間の目地部を全く利用しないから、目地部の隙間を限りなくゼロに近く狭くした壁体の構築が実現し、全体に美感を更に一層高めることできる。

0040

一方で、図示実施の形態では、開き扉Dが扉厚に相当する開き角度まで施錠状態のまま回動し、鍵穴が外側に臨んだ錠前手段を合鍵を使って施解錠操作すればよく、パネル間の目地部を利用して鍵棒の先端を目地部の狭い隙間に通して施解錠する操作が必要にならない構成であるため、鍵棒の先端が誤って目地部の狭い隙間の両縁に衝突して目地部が傷だらけになるようなこともなく、点検口周りの美的外観が悪化するのを防止することができる。

0041

A錠装置(錠前手段)
Bプッシュラッチ(ロック制御手段)
D開き扉
Gガイド手段
Lストローク
S点検口(開口)
W壁体
10・11竪框
11c戸先側木口
15シリンダ錠
19合鍵
20ロックレバー(ロック手段)
25 本体ケース
30スライダ
32フック
35ガイド溝
40ガイドピン
50 付勢ばね

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