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技術 遊技機

出願人 株式会社ニューギン
発明者 岩本勲田島毅大田中勇輔
出願日 2014年4月17日 (6年8ヶ月経過) 出願番号 2014-085836
公開日 2015年11月19日 (5年1ヶ月経過) 公開番号 2015-204914
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 外側排出口 内側排出口 垂下面 内レール部材 立体装飾 分岐部位 付与期間 打出し
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年11月19日)のものです。
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図面 (9)

課題

不正行為を行い難くすること。

解決手段

遊技領域を流下した遊技球の入球口32、第1始動入賞口28、及び第2始動入賞口29aが開口された入球部33と、入球部33の両側に位置する下り勾配の第1誘導面71aを有する第1誘導部71と、第1誘導部71で誘導された遊技球をアウト口57へ誘導する第2誘導部72と、を有する入賞口ユニット70を遊技領域に配設する。入賞口ユニット70により、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球は、第1誘導面71aによって遊技領域の左右の領域に分流された後、第2誘導面72aによって遊技領域の最下方に位置するアウト口57へ到達する。この入賞口ユニット70によれば、第1誘導部71の下方にスペース画成することができるので、そのスペースによってアウト口57への遊技球の流れを滞留させるとともに遊技球を堆積させる不正行為を行い難い。

概要

背景

パチンコ遊技機などの遊技機は、遊技球流下可能な遊技領域を有する遊技盤を備えている(例えば、特許文献1,2参照)。そして、遊技盤の遊技領域には、例えば始動入賞口や大入賞口などの入賞口や、図柄変動ゲームを表示する表示装置など、遊技に係る各種部品が配置されている。また、遊技領域には、遊技領域に発射された遊技球のうち、入賞口に入賞しなかった遊技球を排出するアウト口が配置されている。アウト口は、遊技盤の盤面において最下方に位置している。

概要

不正行為を行い難くすること。遊技領域を流下した遊技球の入球口32、第1始動入賞口28、及び第2始動入賞口29aが開口された入球部33と、入球部33の両側に位置する下り勾配の第1誘導面71aを有する第1誘導部71と、第1誘導部71で誘導された遊技球をアウト口57へ誘導する第2誘導部72と、を有する入賞口ユニット70を遊技領域に配設する。入賞口ユニット70により、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球は、第1誘導面71aによって遊技領域の左右の領域に分流された後、第2誘導面72aによって遊技領域の最下方に位置するアウト口57へ到達する。この入賞口ユニット70によれば、第1誘導部71の下方にスペース画成することができるので、そのスペースによってアウト口57への遊技球の流れを滞留させるとともに遊技球を堆積させる不正行為を行い難い。

目的

この発明の目的は、従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、不正行為を行い難い遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

遊技球流下可能な遊技領域を有する遊技盤を備え、前記遊技領域には、複数の入賞口と、当該入賞口に入賞しなかった遊技球を排出するアウト口と、第1図柄変動ゲーム始動条件成立させるに際して遊技球を入球させる第1特定入賞口と第2図柄変動ゲームの始動条件を成立させるに際して遊技球を入球させる第2特定入賞口とを有する入賞口ユニットと、が配置されており、前記入口ユニットには、前記遊技領域を流下した遊技球が入球可能な入球口を有する入球部と、前記遊技領域の左右のうち少なくとも何れか一方の方向に遊技球を転動させて誘導する下り勾配の第1誘導面を有する第1誘導部と、前記第1誘導部で誘導された遊技球を受け入れるとともに、受け入れた遊技球を前記アウト口に誘導する下り勾配の第2誘導面を有する第2誘導部と、を有し、前記第1誘導部の上流側に前記入球部が位置するとともに前記第1誘導部の下流側に前記第2誘導部が位置し、前記入球部は、前記入球口と、前記第1特定入賞口と、前記第2特定入賞口と、入球した遊技球を外部に排出する排出口と、が開口され、前記入球口には入球した遊技球を流下案内する流下通路が繋がっているとともに、前記流下通路はその途中で前記第1特定入賞口へ繋がる第1通路と前記第2特定入賞口へ繋がる第2通路に分岐され、前記流下通路の分岐部位には前記入球した遊技球を前記第1通路及び前記第2通路に振分ける振分部材が配置され、前記排出口は、前記第1誘導面よりも下方の位置であって、前記第1通路において前記第1特定入賞口へ至る途中の部位と、前記第2通路において前記第2特定入賞口へ至る途中の部位とにそれぞれ開口されていることを特徴とする遊技機

請求項2

前記アウト口は、前記入球部よりも下方の位置であって、前記遊技領域の最下方に位置しており、前記第1誘導部及び前記第2誘導部は、前記入球部の両側にそれぞれ位置している請求項1に記載の遊技機。

請求項3

前記第2誘導部には、前記第1誘導面の最下流に連なる遊技球の入口と、前記第2誘導面で誘導される遊技球の出口と、がそれぞれ開口されているとともに、前記第2誘導面において遊技球の誘導方向に交差する方向に位置する縁には、前記入口の開口縁と前記出口の開口縁を形成する壁が立設されている請求項1又は請求項2に記載の遊技機。

請求項4

前記第2誘導面は、遊技球の誘導方向に下る段差を有する請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。

請求項5

前記第1誘導面の下方に位置する遊技領域には、前記入賞口ユニットの後面を形成する透明な壁部が位置し、当該壁部によって空間が形成されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、遊技球流下可能な遊技領域を有する遊技盤を備えた遊技機に関する。

背景技術

0002

パチンコ遊技機などの遊技機は、遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤を備えている(例えば、特許文献1,2参照)。そして、遊技盤の遊技領域には、例えば始動入賞口や大入賞口などの入賞口や、図柄変動ゲームを表示する表示装置など、遊技に係る各種部品が配置されている。また、遊技領域には、遊技領域に発射された遊技球のうち、入賞口に入賞しなかった遊技球を排出するアウト口が配置されている。アウト口は、遊技盤の盤面において最下方に位置している。

先行技術

0003

特開2013−255721号公報
特開2014−4033号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、近時においては、アウト口への遊技球の流れを滞留させるとともに遊技球を堆積させることによって始動入賞口へ遊技球を入賞させようとする不正行為が行われている。このため、このような不正行為に対する対策を施す必要がある。

0005

この発明の目的は、従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、不正行為を行い難い遊技機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決する遊技機は、遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤を備え、前記遊技領域には、複数の入賞口と、当該入賞口に入賞しなかった遊技球を排出するアウト口と、第1図柄変動ゲームの始動条件成立させるに際して遊技球を入球させる第1特定入賞口と第2図柄変動ゲームの始動条件を成立させるに際して遊技球を入球させる第2特定入賞口とを有する入賞口ユニットと、が配置されており、前記入口ユニットには、前記遊技領域を流下した遊技球が入球可能な入球口を有する入球部と、前記遊技領域の左右のうち少なくとも何れか一方の方向に遊技球を転動させて誘導する下り勾配の第1誘導面を有する第1誘導部と、前記第1誘導部で誘導された遊技球を受け入れるとともに、受け入れた遊技球を前記アウト口に誘導する下り勾配の第2誘導面を有する第2誘導部と、を有し、前記第1誘導部の上流側に前記入球部が位置するとともに前記第1誘導部の下流側に前記第2誘導部が位置し、前記入球部は、前記入球口と、前記第1特定入賞口と、前記第2特定入賞口と、入球した遊技球を外部に排出する排出口と、が開口され、前記入球口には入球した遊技球を流下案内する流下通路が繋がっているとともに、前記流下通路はその途中で前記第1特定入賞口へ繋がる第1通路と前記第2特定入賞口へ繋がる第2通路に分岐され、前記流下通路の分岐部位には前記入球した遊技球を前記第1通路及び前記第2通路に振分ける振分部材が配置され、前記排出口は、前記第1誘導面よりも下方の位置であって、前記第1通路において前記第1特定入賞口へ至る途中の部位と、前記第2通路において前記第2特定入賞口へ至る途中の部位とにそれぞれ開口されている。この構成によれば、第1誘導部によって遊技球は遊技領域の左右の方向に誘導される。このため、第1誘導部の下方には空間(スペース)を形成することができるので、遊技球を堆積させる不正行為が行い難く、さらにその空間に装飾を施せば意匠性の向上を図ることもできる。

0007

上記した遊技機において、前記アウト口は、前記入球部よりも下方の位置であって、前記遊技領域の最下方に位置しており、前記第1誘導部及び前記第2誘導部は、前記入球部の両側にそれぞれ位置していると良い。

0008

上記した遊技機において、前記第2誘導部には、前記第1誘導面の最下流に連なる遊技球の入口と、前記第2誘導面で誘導される遊技球の出口と、がそれぞれ開口されているとともに、前記第2誘導面において遊技球の誘導方向に交差する方向に位置する縁には、前記入口の開口縁と前記出口の開口縁を形成する壁が立設されていると良い。

0009

上記した遊技機において、前記第2誘導面は、遊技球の誘導方向に下る段差を有すると良い。
上記した遊技機において、前記第1誘導面の下方に位置する遊技領域には、前記入賞口ユニットの後面を形成する透明な壁部が位置し、当該壁部によって空間が形成されていると良い。この構成によれば、透明の壁部によって空間を形成することで、盤面の視認性が向上され、意匠性の向上を図ることができる。

発明の効果

0010

本発明によれば、不正行為を行い難くすることができる。

図面の簡単な説明

0011

パチンコ遊技機の正面図。
遊技盤の正面図。
(a),(b)は入球部の断面図。
パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。
入賞口ユニット周辺の遊技盤の拡大正面図。
入賞口ユニットを正面から見た場合の斜視図。
入賞口ユニットを背面から見た場合の斜視図。
(a)は入賞口ユニットの平面図、(b)は(a)の1−1線断面図。

実施例

0012

以下、パチンコ遊技機に具体化した一実施形態を図1図8にしたがって説明する。
図1に示すようにパチンコ遊技機10の機体外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形中枠12が開放及び着脱自在に組み付けられているとともに、中枠12の前面側には前枠13が開閉及び着脱自在に組み付けられている。前枠13は正面視ほぼ円形状の窓口14を有し、前枠13の裏側には機内部に配置された遊技盤15を保護し、かつ窓口14を覆う大きさのガラスを支持する図示しないガラス支持枠が着脱及び傾動開放可能に組み付けられている。これにより、遊技者は、前枠13を介して遊技盤15の遊技領域16を、パチンコ遊技機10の正面から視認することができる。遊技領域16は、遊技球が流下可能な領域である。

0013

また、パチンコ遊技機10の下方には、球皿17に貯留されている遊技球を遊技領域16に発射させる際に遊技者によって操作される操作ハンドル18が配設されている。遊技領域16に発射される遊技球は、操作ハンドル18の操作量に応じて発射の強弱が設定される。例えば、遊技球は、操作ハンドル18の操作量が大きくなるにしたがって発射強度が増加し、遊技領域16の右方に到達し易く、右方を流下し易くなる。一方、遊技球は、操作ハンドル18の操作量が小さくなるにしたがって発射強度が減少し、遊技領域16の左方に到達し易く、左方を流下し易くなる。

0014

図2に示すように、遊技盤15の盤面には、外レール部材20、内レール部材21、及びコーナー飾り部材22が配設されており、これらの各部材によって正面視ほぼ円形状の遊技領域16が画成されている。また、外レール部材20と内レール部材21との間には、操作ハンドル18の操作によって発射された遊技球が案内される打出し通路24が画成されている。発射された遊技球は、打出し通路24を案内されるとともに、内レール部材21の先端に位置する逆戻り防止弁25を通過することによって、遊技領域16に到達する。

0015

遊技領域16には、各種の装飾を施したセンター役物26が装着されているとともに、センター役物26に開口されたセット口26aには例えば液晶式の画像表示部を有する表示装置27が装着されている。表示装置27の画像表示部には、飾り図柄を用いた図柄変動ゲームなどの各種演出が画像表示される。

0016

また、遊技領域16には、遊技球が入球可能な複数の入賞口が配設されている。入賞口には、複数の始動入賞口(第1始動入賞口28、第2始動入賞口29a,29b)と、大入賞口30と、普通入賞口31と、を含む。

0017

始動入賞口は、図柄変動ゲームの始動条件を成立させるに際して遊技球を入球させる入賞口である。この実施形態において始動入賞口には、第1始動入賞口28と、第2始動入賞口29aと、第2始動入賞口29bと、を含み、遊技領域16の3箇所に位置している。

0018

図1及び図2に示すように、センター役物26の下方には、常時、遊技球を入球させることができるように開口された入球口32を有する入球部33が位置している。この実施形態において入球口32は、遊技領域16を左右方向に二等分する中心線L1上に位置している。中心線L1上に位置するとは、入球口32の中心線と中心線L1が一致する場合に限らず、入球口32の中心線と中心線L1がずれていても、入球口32に中心線L1が重なれば良い。なお、この実施形態の遊技盤15において中心線L1は、遊技盤15を左右方向に二等分する中心線L2とはずれている。

0019

図3に示すように、入球部33は、入球口32と、入球口32に繋がる流下通路34と、第1特定入賞口としての第1始動入賞口28と、第2特定入賞口としての第2始動入賞口29aと、を有する。入球口32、第1始動入賞口28、及び第2始動入賞口29aは、入球部33にそれぞれ開口されている。流下通路34は、その途中で第1通路34aと第2通路34bに分岐されている。そして、流下通路34において入球口32の位置する側を遊技球の流下経路における上流としたとき、当該流下経路の最下流において、第1通路34aと第1始動入賞口28とが繋がっている一方で、第2通路34bと第2始動入賞口29aとが繋がっている。

0020

また、流下通路34の分岐部位には、図3(a)に示すように遊技球(図中に符号「B」を付す)を第1通路34aへ案内する第1姿勢と、図3(b)に示すように遊技球を第2通路34bへ案内する第2姿勢と、を取り得るように回動変位可能な振分部材35が配置されている。振分部材35は、入球部33の前後に延在するように支持された回動軸36に回動自在に枢支されている。振分部材35は、半円板状の基板37と、該基板37の中心から前方へ突出するとともに径方向に延在する3つの球受片38,39,40と、を有する。そして、振分部材35には、基板37及び球受片38,39によって遊技球を受け止め可能な球受部41が画成されているとともに、基板37及び球受片39,40によって遊技球を受け止め可能な球受部42が画成されている。

0021

振分部材35は、図3(a)に示す第1姿勢のときに入球口32へ入球した遊技球を球受部41で受け止めるとともに、当該遊技球の自重によって反時計回り(図中に符号「Z1」を付す方向)に回動することによって遊技球を第1通路34aへ案内する。一方、振分部材35は、図3(b)に示す第2姿勢のときに入球口32へ入球した遊技球を球受部42で受け止めるとともに、当該遊技球の自重によって時計回り(図中に符号「Z2」を付す方向)に回動することによって遊技休を第2通路34bへ案内する。なお、振分部材35は、回動軸36を中心に所定角度の範囲で回動するように回動量規制されている。また、振分部材35は、図3(a)に示す第1姿勢から遊技球を第1通路34aへ案内した後、図3(b)に示す第2姿勢を取り得るように姿勢が保持されるとともに、図3(b)に示す第2姿勢から遊技球を第2通路34bへ案内した後、図3(a)に示す第1姿勢を取り得るように姿勢が保持される。振分部材35は、遊技球を1球ずつ第1通路34a又は第2通路34bへ案内し、第1通路34a及び第2通路34bのそれぞれに同じ割合で遊技球を振分けるように構成されている。

0022

また、入球部33において第1通路34aを構成する通路壁には、流下通路34の分岐部位から第1始動入賞口28へ至るまでの第1通路34aの途中に外側排出口43と内側排出口44と、が開口されている。第1通路34aの外側排出口43と内側排出口44は、第1通路34aを挟んで対向している。また、入球部33において第2通路34bを構成する通路壁には、流下通路34の分岐部位から第2始動入賞口29aへ至るまでの第2通路34bの途中に外側排出口43と内側排出口44と、が開口されている。第2通路34bの外側排出口43と内側排出口44は、第2通路34bを挟んで対向している。また、第1通路34aの内側排出口44と第2通路34bの内側排出口44は、第1通路34aと第2通路34bとを隔絶する空洞部45を挟んで対向している。空洞部45には、下部排出口46が開口されている。

0023

入球部33に入球した遊技球は、第1通路34aへ案内された場合、第1始動入賞口28へ入球する場合と、第1通路34aの外側排出口43又は内側排出口44から入球部33の外へ排出される場合と、がある。第1始動入賞口28へ入球した遊技球は、遊技盤15の裏側に位置する排出路(図示しない)を介してパチンコ遊技機10の機外に排出されるとともに、排出路の途中に配設された遊技球検知用センサ図4に示す始動センサSE1)で検知される。遊技球検知用のセンサで遊技球が検知された場合には、図柄変動ゲームの始動条件を成立させることができる。第1始動入賞口28は、図柄変動ゲームの始動条件を成立させるに際して遊技球を入球させる入賞口である。

0024

また、入球部33に入球した遊技球は、第2通路34bへ案内された場合、第2始動入賞口29aへ入球する場合と、第2通路34bの外側排出口43又は内側排出口44から入球部33の外へ排出される場合と、がある。第2始動入賞口29aへ入球した遊技球は、遊技盤15の裏側に位置する排出路(図示しない)を介してパチンコ遊技機10の機外に排出されるとともに、排出路の途中に配設された遊技球検知用のセンサ(図4に示す始動センサSE2)で検知される。遊技球検知用のセンサで遊技球が検知された場合には、図柄変動ゲームの始動条件を成立させることができる。第2始動入賞口29aは、図柄変動ゲームの始動条件を成立させるに際して遊技球を入球させる入賞口である。

0025

第2始動入賞口29bは、図柄変動ゲームの始動条件を成立させるに際して遊技球を入球させる入賞口である。この実施形態において第2始動入賞口29bは、遊技領域16の右方の領域に位置している。第2始動入賞口29bは、所定条件の成立時(普通図柄の当選時)に開閉羽根(普通電動役物)48が開動作を行うことによって遊技球を入球させることができる、若しくは入球し易いように開放される。一方、第2始動入賞口29bは、開閉羽根48が閉動作を行うことによって遊技球を入球させることができない、若しくは入球し難いように閉鎖される。開閉羽根48は、アクチュエータソレノイドモータなど)から動力を受けて動作する。この実施形態において開閉羽根48を動作させるアクチュエータは図4に示す電動役物ソレノイドSOL1である。なお、遊技領域16の右方の領域とは、図2に示すように遊技盤15を正面視した場合に中心線L1よりも右側の領域である。因みに、遊技領域16の左方の領域とは、図2に示すように遊技盤15を正面視した場合に中心線L1よりも左側の領域である。

0026

大入賞口30は、賞球払出条件を成立させるに際して遊技球を入球させる入賞口である。この実施形態において大入賞口30は、遊技領域16の右方の領域であって、第2始動入賞口29bの下方に位置している。大入賞口30は、当り抽選に当選した場合に大入賞口扉49が開動作を行うことによって遊技球を入球させることができるように開放される。一方、大入賞口30は、大入賞口扉49が閉動作を行うことによって遊技球を入球させることができないように閉鎖される。大入賞口扉49は、図示しないアクチュエータ(ソレノイドやモータなど)から動力を受けて動作する。この実施形態において開閉羽根48を動作させるアクチュエータは図4に示す大入賞ソレノイドSOL2である。

0027

普通入賞口31は、賞球の払出条件を成立させるに際して遊技球を入球させる入賞口である。この実施形態において普通入賞口31は、遊技領域16に複数あり、遊技領域16の左方の領域並びに右方の領域のそれぞれに位置している。各普通入賞口31は、常時、遊技球を入球させることができるように開放されている。なお、普通入賞口31への入球によって得られる賞球数は、大入賞口30への入球によって得られる賞球数よりも少ない。

0028

第2始動入賞口29b、大入賞口30及び普通入賞口31は、入球した遊技球を遊技盤15の裏側へ排出する排出路を有する入賞部50,51,52に開口されている。そして、排出路の途中には、入球した遊技球を検知するセンサが配設されている。この実施形態において第2始動入賞口29bへ入球した遊技球は図4に示す始動センサSE3で検知されるとともに、大入賞口30へ入球した遊技球は図4に示すカウントセンサSE4で検知される。また、この実施形態において普通入賞口31へ入球した遊技球は図4に示す普通入賞センサSE5で検知される。

0029

また、遊技領域16には、作動ゲート53が配設されている。この実施形態において作動ゲート53は、遊技領域16の右方の領域であって、第2始動入賞口29bの上方に位置している。作動ゲート53には、常時、遊技球を入球させることができるように開放されたゲート口54が開口されている。ゲート口54には、入球し、通過する遊技球を検知するセンサ(図4に示すゲートセンサSE6)が配設されている。作動ゲート53のゲート口54は、普通図柄を用いた普通図柄変動ゲームの始動条件を成立させるに際して遊技球を入球させる入球口である。第2始動入賞口29bの開閉羽根48は、作動ゲート53へ遊技球が入球することによって行われる普通図柄の当り抽選に当選し、普通図柄の当り図柄が普通図柄変動ゲームで導出された後、閉状態から開状態へ動作する。

0030

また、遊技領域16には、遊技球の流下方向に変化を与える各種の遊技部品が配設されている。遊技部品には、遊技釘55と、風車と、を含む。遊技釘55は、センター役物26の周辺、第1始動入賞口28や第2始動入賞口29a,29bを含む各入賞口の周辺、及び作動ゲート53の周辺に植設されている。

0031

また、遊技領域16には、第1始動入賞口や第2始動入賞口29a,29bを含む各入賞口へ入球しなかった遊技球を排出するアウト口57が配設されている。アウト口57は、遊技盤15を貫通するように穿設されており、遊技領域16に開口されている。アウト口57を通過した遊技球は、遊技盤15の裏側に位置する排出樋を介してパチンコ遊技機10の機外に排出される。

0032

この実施形態においてアウト口57は、遊技領域16の中心線L1上であって、遊技領域16の最下方に位置している。なお、遊技領域16の最下方とは、遊技球の流下経路において最下流を意味している。このため、この実施形態の遊技盤15の遊技領域16には、遊技球の流下経路においてアウト口57よりも下流側に遊技球の入球を許容する開口が配置されていない。また、この実施形態においてアウト口57は、例えば図2に示すように、入球部33の下方に位置し、その入球部33とは遊技盤15の上下方向に所定の距離をあけて位置している。

0033

また、遊技盤15には、図4に示す、特別図柄表示装置60,61、普通図柄表示装置62、保留表示装置63,64が配設されている。これらの表示装置は、図1に示すようにパチンコ遊技機10を正面視した場合に遊技者が視認可能な部位、すなわち前枠13の窓口14から視認可能な遊技盤15の部位に位置している。例えば、これらの表示装置は、遊技領域16に配設されている飾り部材や、遊技盤15のコーナー飾り部材22などに配設されている。

0034

特別図柄表示装置60,61には、第1特別図柄用の特別図柄表示装置60と第2特別図柄用の特別図柄表示装置61とがある。これらの特別図柄表示装置60,61は特別図柄を用いた図柄変動ゲームを行い、当該図柄変動ゲームにおいて当り抽選の抽選結果に応じた特別図柄が導出される。そして、第1始動入賞口28に遊技球が入球し、検知された場合は、その入球を契機に第1特別図柄を用いた図柄変動ゲームの始動条件が成立する。一方、第2始動入賞口29a,29bに遊技球が入球し、検知された場合は、その入球を契機に第2特別図柄を用いた図柄変動ゲームの始動条件が成立する。第1特別図柄と第2特別図柄では、始動条件の成立を契機に当り抽選が行われるが、その当り抽選に当選する確率は同一確率である。その一方で、第1特別図柄と第2特別図柄では、当り抽選に当選した場合に決定される当りの種類や同一種類の当りの決定割合を異ならせている。これにより、第1特別図柄と第2特別図柄では、当り抽選に当選した際の有利度(例えば、賞球の多少、入球率向上状態変動時間短縮状態)の付与期間など)を異ならせている。また、始動条件が成立した場合には、当り抽選の抽選結果を導出するために特別図柄表示装置60,61で図柄変動ゲームが行われるとともに、当該図柄変動ゲームで導出される特別図柄に応じた結果を導出する図柄変動ゲームが表示装置27においても飾り図柄を用いて行われる。

0035

普通図柄表示装置62は普通図柄を用いた普通図柄変動ゲームを行い、当該普通図柄変動ゲームにおいて普通図柄の当り抽選の抽選結果に応じた普通図柄が導出される。保留表示装置63,64には、特別図柄用の保留表示装置63と普通図柄用の保留表示装置64とがある。特別図柄用の保留表示装置63は、実行が保留されている特別図柄を用いた図柄変動ゲームの数を表示する。普通図柄用の保留表示装置64は、実行が保留されている普通図柄変動ゲームの数を表示する。

0036

また、パチンコ遊技機10には、遊技用構成部材として図4に示す主基板65や副基板66を含む各種基板が搭載されている。
主基板65は、制御動作を所定の手順で実行することができる主制御用CPU65aと、主制御用CPU65aの制御プログラムを格納する主制御用ROM65bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる主制御用RAM65cと、を有する。また、主基板65には、図4に示すように各種センサSE1〜SE6、各種表示装置(特別図柄表示装置60,61など)及び各種アクチュエータ(電動役物ソレノイドSOL1など)が接続されている。

0037

主制御用CPU65aは、各種センサSE1〜SE6からの遊技球の検知信号をもとに入力処理を行う。
主制御用CPU65aは、始動センサSE1〜SE3からの検知信号を入力した場合の入力処理において、特別図柄を用いた図柄変動ゲームの保留を記憶する処理や当り抽選などに用いる各種乱数を取得する処理を行う。そして、主制御用CPU65aは、入力処理で記憶した保留をもとに特別図柄を用いた図柄変動ゲームを開始させる変動開始処理を行う。変動開始処理において主制御用CPU65aは、第1始動入賞口28及び第2始動入賞口29aへの入球に基づき始動条件が成立している場合、検知信号の入力順(すなわち入賞順)に図柄変動ゲームを行わせる。この実施形態では、入球部33の振分部材35によって遊技球が第1通路34aと第2通路34bへ交互に振分けられることから、入球部33へ入球した遊技球を対象とした場合、第1特別図柄を用いた図柄変動ゲームと第2特別図柄を用いた図柄変動ゲームが交互に行われるときや、何れかの図柄変動ゲームが連続して行われるときなどが生じ得る。また、変動開始処理において主制御用CPU65aは、第2始動入賞口29bへの入球に基づき始動条件が成立している場合、検知信号の入力順(すなわち入賞順)に図柄変動ゲームを行わせる。

0038

また、主制御用CPU65aは、カウントセンサSE4からの検知信号を入力した場合の入力処理において、所定個数の賞球数を払出すための処理を行う。また、主制御用CPU65aは、普通入賞センサSE5からの検知信号を入力した場合の入力処理において、所定個数の賞球を払出すための処理を行う。また、主制御用CPU65aは、ゲートセンサSE6からの検知信号を入力した場合の入力処理において、普通図柄を用いた普通図柄変動ゲームの保留を記憶する処理や普通当り抽選などに用いる各種乱数を取得する処理を行う。

0039

副基板66は、主基板65から一方向で情報(制御信号)が送信されるように主基板65と電気的に接続されている。副基板66は、制御動作を所定の手順で実行することができる副制御用CPU66aと、副制御用CPU66aの制御プログラムを格納する副制御用ROM66bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる副制御用RAM66cと、を有する。

0040

副基板66の副制御用CPU66aは、主基板65から送信される情報をもとに当該情報に応じた制御を行う。例えば、主制御用CPU65aは、特別図柄を用いた図柄変動ゲームを開始させる場合、特別図柄表示装置60,61の表示内容の制御に加えて、図柄変動ゲームの開始を指示する情報を副制御用CPU66aに送信する。当該情報を受けた副制御用CPU66aは、表示装置27において飾り図柄を用いた図柄変動ゲームを行わせるように表示装置27の表示内容を制御する。また、副制御用CPU66aは、図柄変動ゲームに併せてスピーカ67から音声が出力されるように制御する、及び装飾ランプ68が発光されるように制御する。スピーカ67及び装飾ランプ68は、パチンコ遊技機10に搭載されている。

0041

上記のように構成した本実施形態のパチンコ遊技機10において、遊技盤15の遊技領域16には、図1及び図2に示すように、入球口32が開口された入球部33を有する入賞口ユニット70が配設されている。

0042

以下、入賞口ユニット70の構成を説明する。
図5図7に示すように、入賞口ユニット70は、入球部33と、入球部33に連設された左右一対の第1誘導部71と、各第1誘導部71の端部に連設された左右一対の第2誘導部72と、を有する。入賞口ユニット70は、遊技盤15の盤面への取付部73を複数箇所に設けた透明の後板74を有し、この後板74に入球部33、第1誘導部71及び第2誘導部72のそれぞれが所定の配置で一体的に取り付けられている。この実施形態において入賞口ユニット70は、入球部33を中心として左右対称形状である。また、図7に示すように、後板74の背面において、第1始動入賞口28及び第2始動入賞口29aのそれぞれに対応する位置には、第1始動入賞口28へ入球した遊技球を後方に案内する第1案内樋75と、第2始動入賞口29aへ入球した遊技球を後方に案内する第2案内樋76と、が突出している。

0043

図6及び図8(a)に示すように、第1誘導部71は、全体が板状である。第1誘導部71は、遊技領域16を流下し、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を受け入れるとともに転動させる面となる下り勾配の第1誘導面71aを有する。第1誘導面71aは、下る方向が長辺方向となる平面視長方形状の面であり、短辺方向の長さ(図8(a)に符号「W」を付す)は遊技球の直径よりも僅かに大きい。図5に示すように入賞口ユニット70を正面視した場合、第1誘導部71は、第1誘導面71aが入球部33から第2誘導部72に向かって下り傾斜となるように入球部33に繋がっている。また、第1誘導部71は、第1誘導面71aが入球口32よりも下方に位置し、かつ外側排出口43よりも上方に位置するように入球部33に繋がっている。また、第1誘導部71は、後板74の前面において、長辺方向が後板74の面方向に沿い、短辺方向が後板74の面から前方に突出している。これにより、第1誘導部71は、入賞口ユニット70を遊技領域16に配設した場合、長辺方向が盤面の面方向に沿い、短辺方向が盤面から前方に突出している。

0044

図5図6及び図8(b)に示すように、第2誘導部72は、第1誘導面71aの下流端に繋がっている。第2誘導部72は、後板74に対して所定の間隔をあけて対向する透明の前板77を有し、この前板77によって第1誘導面71aの最下流に連なる遊技球の入口78と、第2誘導部72で誘導された遊技球の出口79と、がそれぞれ開口されている。また、第2誘導部72は、第1誘導部71で誘導された遊技球を受け入れるとともに、受け入れた遊技球を遊技領域16の最下方に位置するアウト口57に誘導する下り勾配の第2誘導面72aを有する。第2誘導面72aは、第1誘導面71aの遊技球の誘導方向とは反対方向に下る面である。第2誘導面72aの誘導方向に交差する(直行する)方向の長さは、第1誘導面71aの短辺方向の長さと同じである。また、第2誘導面72aの誘導方向に交差する(直行する)方向の長さにより、後板74と前板77の間隔が規定されている。なお、前板77は、第2誘導面72aの誘導方向に交差する方向に位置する縁(前端)に立設されており、入口78と出口79のそれぞれの開口縁の一部を形成している。

0045

図8(a),(b)に示すように、第2誘導面72aは、第2誘導部72の入口78において第1誘導面71aの最下流に位置する開口縁78aと対向する開口縁78bに繋がっている。第2誘導面72aは、誘導方向の上流側から順に、開口縁78bに繋がる垂下面80aと、垂下面80aに繋がる下り勾配の第1傾斜面80bと、第1傾斜面80bに段差部81を介して繋がる第2傾斜面80cと、を有する。段差部81は、第2誘導面72aにおける遊技球の誘導方向に下っている。これにより、第2傾斜面80cは、第1傾斜面80bに対し一段下がった状態で位置しており、第1傾斜面80bと第2傾斜面80cは段差状に繋がっている。段差部81は、第2傾斜面80cへ到達した遊技球が第1傾斜面80bへ逆流することを防止する。なお、第2誘導部72の出口79は、段差部81の位置に開口されている。また、入口78の開口縁78bには、外側誘導面82が繋がっている。外側誘導面82は、入賞口ユニット70において左右の最も外側に位置する面であり、入口78に向かう下り勾配の面である。

0046

第2誘導部72の側面、外側誘導面82の側面、後板74を含む入賞口ユニット70の外側部83は、入賞口ユニット70を遊技領域16に配設した場合に遊技領域16を画成する内レール部材21及びコーナー飾り部材22に面するように成形されている。具体的に言えば、図5に示すように、入賞口ユニット70を正面視した場合の左側に位置する外側部83は、遊技盤15を正面視した場合の左側に位置する内レール部材21に面する。一方で、図5に示すように、入賞口ユニット70を正面視した場合の右側に位置する外側部83は、遊技盤15を正面視した場合の右側に位置するコーナー飾り部材22に面する。

0047

入賞口ユニット70は、例えば図5から理解できるように、第1誘導面71aの下る方向を遊技球の転動方向としたとき、第1誘導部71の上流側に入球部33が位置するとともに、第1誘導部71の下流側に第2誘導部72が位置している。そして、遊技領域16に配設された入賞口ユニット70は、例えば図5に示すように、入球部33を挟んで左右の方向に第1誘導部71がそれぞれ延び、第1誘導部71の最下流側から入球部33の下方に位置するアウト口57に向かうように左右の方向から第2誘導部72がそれぞれ延びている。また、第2誘導面72aは、第1誘導面71aの下方において上下に重なるように延びている。

0048

図5に示すように、入賞口ユニット70は、両側の外側部83が内レール部材21及びコーナー飾り部材22のそれぞれにほぼ隙間のない状態で面するように遊技領域16に配設されている。このため、入賞口ユニット70が配設された遊技盤15の遊技領域16は、入賞口ユニット70を上下の境界として2つの領域に分けられる。具体的に言えば、第1誘導部71の上方に位置する上領域85と、第1誘導部71の下方に位置する下領域86と、に分けられる。下領域86は、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域16の左右の領域からアウト口57へ誘導する領域であり、アウト口57には第2誘導部72を通じて遊技球が誘導される。このため、下領域86は、上領域85に比して遊技球が上から下に向かって流れる量が少ない。そして、遊技領域16の下方(第1誘導部71の下方)には、入賞口ユニット70の後板74が位置しており、その後板74を含む入賞口ユニット70によってスペース(空間)が形成されている。

0049

この実施形態の遊技盤15において下領域86には、遊技盤15の装飾効果を高める装飾が施されている。この装飾は、遊技球が上から下に向かって流れない領域に施されるので、立体的に行うことができる。このため、下領域86には、例えばパチンコ遊技機10で行われる演出などに登場するキャラクタモチーフとして成形された立体装飾部材87が配置されている。各図において立体装飾部材87は斜線で示している。

0050

次に、この実施形態の入賞口ユニット70における遊技球の流れをその作用とともに説明する。
遊技領域16に発射された遊技球は、遊技領域16の上方の領域から下方の領域に流下する。このとき、遊技球は、発射強度に応じて、図1に矢印Xで示すように遊技領域16の左方の領域を流下する場合や、図1に矢印Yで示すように遊技領域16の右方の領域を流下する場合がある。そして、発射された遊技球のうち、何れかの入賞口へ入球した遊技球は、当該入賞口に繋がる排出路によって遊技盤15の裏側へ排出される。

0051

この実施形態において入球部33に入球した遊技球は、振分部材35によって第1通路34a及び第2通路34bの何れかに振分けられる。第1通路34aへ振分けられた遊技球は、第1通路34aを通じて第1始動入賞口28へ入球する場合や、第1始動入賞口28へ至る第1通路34aの途中に開口されている外側排出口43又は内側排出口44を通じて入球部33の外に排出される場合がある。また、第2通路34bへ振分けられた遊技球は、第2通路34bを通じて第2始動入賞口29aへ入球する場合や、第2始動入賞口29aへ至る第2通路34bの途中に開口されている外側排出口43又は内側排出口44を通じて入球部33の外に排出される場合がある。外側排出口43又は内側排出口44を通じて入球部33の外に排出される遊技球は、遊技領域16のうち、第1誘導部71の下方に位置する下領域86に排出される。そして、排出された遊技球は、アウト口57の周辺に落下し、アウト口57へ流れる。

0052

一方、何れの入賞口にも入球しなかった遊技球は、遊技領域16の最下流へ向けて流下する。
図5に示すように、遊技領域16の最下流へ向けて流下する遊技球(図中に符号「B」を付す)は、入球部33の入球口32よりも下方に位置する第1誘導部71の第1誘導面71aで受け入れられる。そして、遊技球は、第1誘導面71a上を当該第1誘導面71aの下る方向に転動する。この実施形態の入賞口ユニット70では左右一対の第1誘導面71aを有することから、遊技領域16を正面視した場合の左側に位置する第1誘導面71aを転動する遊技球は、左側の第2誘導部72へ向かって転動する。一方、遊技領域16を正面視した場合の右側に位置する第1誘導面71aを転動する遊技球は、右側の第2誘導部72へ向かって転動する。第1誘導面71aの最下流に到達した遊技球は、それぞれの最下流に位置する第2誘導部72の入口78を通過し、第2誘導面72aで受け入れられた後、第2誘導面72aの傾斜によってアウト口57へ導かれる。アウト口57へ導かれた遊技球は、遊技盤15の裏側の排出樋を介して機外に排出される。なお、遊技球が流下する経路には、第2誘導部72の入口78に直接到達する経路や、外側誘導面82で受け入れて入口78に到達する経路も含む。

0053

この実施形態の遊技盤15は、遊技領域16の最下方に位置するアウト口57に対して、遊技領域16の左右の領域を用いて遊技球を誘導している。そして、第1誘導部71によって遊技領域16を上下に二分しており、第1誘導部71の下方から上方への遊技球の移動を規制している。このため、アウト口57を遊技領域16の最下方に配置している場合に行い得る不正行為を行うことは困難である。具体的に言えば、図5二点鎖線で示すように、アウト口57周辺で遊技球の流れを滞留させるとともに、遊技球を堆積させて始動入賞口(この実施形態では入球部33)へ遊技球を入球させることが困難である。

0054

また、この実施形態において入球部33には、外側排出口43と内側排出口44が開口されている。外側排出口43と内側排出口44は、第1誘導面71aの下方に位置する下領域86に向けて開口されている。このため、図5に二点鎖線で示すように、アウト口57周辺で遊技球の流れを滞留させるとともに、遊技球を堆積させることで、外側排出口43又は内側排出口44から遊技球を入球部33に入れることも考えられる。しかしながら、この実施形態の遊技盤15の下領域86は、遊技球の流下経路を形成するように遊技釘55などの遊技部品を配置していないスペース(空間)である。これにより、外側排出口43又は内側排出口44から遊技球を入球部33に入れるためには下領域86を埋める量の遊技球を堆積させる必要があるが、遊技部品が配置されていないことで遊技球を引っ掛ける部位もなく、堆積を困難にしている。

0055

また、下領域86には、入賞口ユニット70の後板74が位置することで遊技釘55などの遊技部品も植設されていないことから、立体装飾部材87などの装飾を施すことができる。そして、立体装飾部材87の前面側を入賞口ユニット70の透明の後板74で覆うことで、立体装飾部材87の視認性を向上し得る。

0056

したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)入賞口に入賞しなかった遊技球(アウト球)を第1誘導部71によって遊技領域16の左右の方向に流した後、第2誘導部72によって遊技球をアウト口57へ誘導するように遊技盤15を構成している。これにより、入賞口ユニット70とアウト口57との間にスペース(下領域86)を作ることができる。このため、アウト口57への遊技球の流れを滞留させるとともに遊技球を堆積させようとしても、スペースを広くとることで遊技球が堆積し難い。したがって、不正行為を行い難い。

0057

(2)特に、振分部材35を有する入球部33を採用し、外側排出口43及び内側排出口44を第1誘導部71の下方に配置させている場合でも、外側排出口43及び内側排出口44を通じて入球部33へ遊技球を入れることは困難である。したがって、不正行為を行い難い。

0058

(3)また、遊技盤15の最下方の領域周辺は、アウト口に向かうアウト球の流下経路であり、特に当り遊技中などに遊技領域16の右方の領域へ遊技球を流下させる右打ち仕様の盤面構成であれば最下方の領域周辺に配置される部品も少ない。このため、最下方の領域周辺は、遊技に直接的に寄与し得ない領域となり得る可能性が高い。したがって、遊技盤15の盤面においてアウト球の流下経路となり得る領域の占有率を少なくすることで、このような領域を、意匠性を高めるための領域として活用することができる。つまり、サイズにある程度の制約が掛かる遊技盤15のスペースを意匠性の向上のために有効に活用することができる。

0059

(4)入賞口ユニット70により、入賞口に入賞しなかった遊技球が遊技領域16の左右の方向に分流されることで、遊技球の流れの視認性を向上させることができる。
(5)第2誘導部72を前板77で囲むことにより、アウト口57へ流れる遊技球に対して外部からのアクセス阻害し、不正行為を行い難くすることができる。

0060

(6)第2誘導面72aの途中に段差部81を介することで、アウト口57側へ到達した遊技球の逆流を防止することができる。
(7)第1誘導部71の下方の遊技領域(下領域86)には、遊技部品を配設しないことで、遊技球が堆積し難く、不正行為が行い難い。

0061

(8)第1誘導部71の下方の遊技領域(下領域86)に入賞口ユニット70を構成する透明の後板74を配置することで、下領域86に配置されている立体装飾部材87の視認性を向上させることができる。

0062

なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1傾斜面80bと第2傾斜面80cを繋ぐ段差部81の形状は任意に変更することができる。例えば、第1傾斜面80bと第2傾斜面80cを階段状に繋ぐように段差部81の形状を設定しても良い。また、第1傾斜面80bと第2傾斜面80cを斜状に繋ぐように段差部81の形状を設定しても良い。ただし、斜状に繋ぐ場合は、第2傾斜面80cから第1傾斜面80bへの逆流を防止できるように勾配を設定する必要があり、直角に近い急勾配が好ましい。

0063

・また、第2誘導面72aの勾配によっては、第2誘導面72aの段差部81を省略しても良い。つまり、第2誘導面72aを無段状の面としても良い。
・後板74や前板77は、無色透明の壁でも良いし、盤面や遊技球の視認性を低下させない範囲で着色が施されていても良い。

0064

・後板74は、遊技球が引っ掛からない程度であれば凹凸による装飾(カットデザイン)を施しても良い。凹凸の装飾において凹部には、溝や孔を含む。また、このような装飾は、後板74の表面に施しても良いし、又は裏面に施しても良いし、あるいは表裏両面に施しても良い。後板74に装飾を施せば、下領域86の意匠性を向上させ、その結果、パチンコ遊技機10並びに遊技盤15の意匠性も向上し得る。

0065

・入賞口ユニット70は左右非対称の形状であっても良い。つまり、第1誘導部71の長さは、入球部33とアウト口57の位置によって決まる。このため、一方の第1誘導部71に対して他方の第1誘導部71が、長くても良いし、あるいは短くても良い。また、第1誘導部71の勾配が異なっていても良い。また、第1誘導部71に繋がる左右の第2誘導部72が異なっていても良い。例えば、第2誘導面72aの勾配が異なっていても良い。

0066

・入賞口ユニット70の下方に位置する下領域86における装飾は、任意に変更することができる。立体装飾部材87を配置する場合に限らず、例えば盤面に絵柄を施しても良い。

0067

・入賞口ユニット70は、入球部33と、片側の第1誘導部71と、その第1誘導部71に繋がる第2誘導部72によって構成しても良い。つまり、入球部33に対する第1誘導部71及び第2誘導部72をそれぞれ一つとし、入賞口ユニット70を構成しても良い。

0068

・第1誘導部71の第1誘導面71aは、平坦な面に限らず、途中に単数又は複数の段差を設け、階段状の面としても良い。
・遊技領域16において、第2始動入賞口29b、大入賞口30、普通入賞口31、作動ゲート53などの位置や個数を変更しても良い。例えば、遊技領域16において始動入賞口を第1始動入賞口28と第2始動入賞口29aのみとしても良い。例えば、大入賞口30を複数(2つ)配置しても良い。また、第2始動入賞口29b、大入賞口30、普通入賞口31が開口された入賞部の形状も任意に変更することができる。

0069

・入球口32は、遊技領域16の中心線L1上に位置していなくても良い。例えば、入球口32は、遊技盤15の中心線L2上に位置していても良い。また、両中心線L1,L2からずれていても良い。

0070

・アウト口57は、遊技領域16の最下方に位置しており、遊技領域16の最下方が遊技盤15の盤面領域における最下方である必要はない。

0071

10…パチンコ遊技機、15…遊技盤、16…遊技領域、28…第1始動入賞口、29a,29b…第2始動入賞口、30…大入賞口、31…普通入賞口、32…入球口、33…入球部、43…外側排出口、44…内側排出口、34…流下通路、34a…第1通路、34b…第2通路、35…振分部材、57…アウト口、70…入賞口ユニット、71…第1誘導部、71a…第1誘導面、72…第2誘導部、72a…第2誘導面、77…前板、78…入口、79…出口、81…段差部。

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