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技術 サトウキビ収穫機

出願人 ヤンマー株式会社
発明者 丸野影文
出願日 2014年4月15日 (6年7ヶ月経過) 出願番号 2014-083787
公開日 2015年11月16日 (5年0ヶ月経過) 公開番号 2015-202085
状態 特許登録済
技術分野 収穫機本体(5)(特定作物用)
主要キーワード チョッピング装置 ローラ式コンベア ブレード刃 支持円板 拡大側面断面図 跳ね出し カッターケース 搬送プレート
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年11月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

チョッピング装置細断された後に、拡散しながら上後方へ排出するようにして、風による選別性能が向上できる風選装置を提供しようとする。

解決手段

クローラ式走行装置10上に、を分草するクロップデバイダ2と、刈取装置となるベースカッタ3と、搬送装置5と、チョッピング装置6と、風選装置7等を搭載したサトウキビ収穫機1において、前記風選装置7は、チョッピング装置6の排出口の後部に拡散ケース6bが連設され、該拡散ケース6bの後部上に吸引用ブロワ7bが配置され、拡散ケース6bの前下部に上方へ跳ね上げるように回転する拡散ロータ18が配設される。

概要

背景

従来、クローラ式走行装置上に、デバイダ、刈取装置、搬送装置チョッピング装置風選装置等を搭載したサトウキビ収穫機は公知となっている。サトウキビ収穫機の搬送装置の後部にはチョッピング装置を配置して、搬送された状のサトウキビを数十cm程度に細断され、後方へ放出し、その後方に配置したブロワで、軽量の葉や塵等を吸い上げて側方へ排出し、分離された後の茎状のサトウキビはその下方の収納袋に落下して収納される構成であった(例えば特許文献1参照)。

概要

チョッピング装置で細断された後に、拡散しながら上後方へ排出するようにして、風による選別性能が向上できる風選装置を提供しようとする。クローラ式走行装置10上に、稈を分草するクロップデバイダ2と、刈取装置となるベースカッタ3と、搬送装置5と、チョッピング装置6と、風選装置7等を搭載したサトウキビ収穫機1において、前記風選装置7は、チョッピング装置6の排出口の後部に拡散ケース6bが連設され、該拡散ケース6bの後部上に吸引用のブロワ7bが配置され、拡散ケース6bの前下部に上方へ跳ね上げるように回転する拡散ロータ18が配設される。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

クローラ式走行装置上に、を分草するクロップデバイダと、刈取装置と、搬送装置と、チョッピング装置と、風選装置等を搭載したサトウキビ収穫機において、前記風選装置は、チョッピング装置の排出口の後部に拡散ケース連設され、該拡散ケースの後部上に吸引用ブロワが配置され、拡散ケースの前下部に上方へ跳ね上げるように回転する拡散ロータが配設されることを特徴とするサトウキビ収穫機。

請求項2

前記拡散ロータは、左右方向の回転軸の周囲に放射状に短冊状のブラシを固定して形成されることを特徴とする請求項1に記載のサトウキビ収穫機。

請求項3

前記拡散ロータの回転軸はチョッピング装置の切断刃収納するカッターケースの底面の延長上よりも下方に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサトウキビ収穫機。

技術分野

0001

本発明は、サトウキビ収穫機に関し、特に、刈取後に細断装置チョッピング装置)に搬送した後に拡散させて風選が容易にできるようにする技術に関する。

背景技術

0002

従来、クローラ式走行装置上に、デバイダ、刈取装置、搬送装置、チョッピング装置、風選装置等を搭載したサトウキビ収穫機は公知となっている。サトウキビ収穫機の搬送装置の後部にはチョッピング装置を配置して、搬送された状のサトウキビを数十cm程度に細断され、後方へ放出し、その後方に配置したブロワで、軽量の葉や塵等を吸い上げて側方へ排出し、分離された後の茎状のサトウキビはその下方の収納袋に落下して収納される構成であった(例えば特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2012−157284号公報

発明が解決しようとする課題

0004

前記特許文献1における技術の場合、チョッピング装置で細断されて後方に排出されるだけでは、葉が絡まったままや塊のまま収納袋に落下することがあり、選別が十分行われなかった。
そこで、チョッピング装置で細断された後に、拡散しながら上後方へ排出するようにして、風による選別性能が向上できる風選装置を提供しようとする。

課題を解決するための手段

0005

本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、クローラ式走行装置上に、稈を分草するクロップデバイダと、刈取装置と、搬送装置と、チョッピング装置と、風選装置等を搭載したサトウキビ収穫機において、前記風選装置は、チョッピング装置の排出口の後部に拡散ケース連設され、該拡散ケースの後部上に吸引用ブロワが配置され、拡散ケースの前下部に上方へ跳ね上げるように回転する拡散ロータが配設されるものである。

0006

請求項2においては、前記拡散ロータは、左右方向の回転軸の周囲に放射状に短冊状のブラシを固定して形成されるものである。

0007

請求項3においては、前記拡散ロータの回転軸はチョッピング装置の切断刃を収納するカッターケースの底面の延長上よりも下方に配置されるものである。

発明の効果

0008

本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、チョッピング装置で細断されたサトウキビは、拡散ロータにより上方へ跳ねあげられて拡散され、葉や塵等は上方に浮き上がり茎部は下方へ落下し、確実に分離され、選別性能を向上することができた。

図面の簡単な説明

0009

サトウキビ収穫機の全体構成を示した側面図。
チョッピング装置と風選装置の側面図。
同じく拡大側面断面図
拡散ロータの側面図と断面図。

実施例

0010

まず、図1より、本発明の一実施形態としての搬送装置5を備えるサトウキビ収穫機1の全体構造について説明する。なお、F方向を前方として、前後方向を規定して説明する。
サトウキビ収穫機1は、クローラ式走行装置10上に機体フレーム11を支持し、該機体フレーム11の前部に昇降リンク機構12を介して左右一対のクロップデバイダ2が配設される。クロップデバイダ2は後傾して配設される分草フレーム2aの前部に左右一対のオーガ2b・2bが分草フレーム2aと平行に配置して回転可能に支持され、分草フレーム2a上部に設けた油圧モータ2cにより駆動されるようにしている。こうして、サトウキビを引き起こしながら機内に引き込む

0011

昇降リンク機構12は上下平行に上リンク12aと下リンク12bが機体フレーム11と分草フレーム2aの間に上下回動自在に支持される。機体フレーム11の前部上に設けられた操縦部フレーム11aと下リンク12bとの間には油圧シリンダ12cが介装され、該油圧シリンダ12cを伸縮駆動することによって、クロップデバイダ2を昇降可能としている。

0012

クロップデバイダ2の後方には、掻込ロータ13とベースカッタ3と引き込み装置4が前搬送フレーム14に支持されている。前搬送フレーム14は左右一対設けられて、後部が後述する搬送装置5の搬送フレームの前端に上下回動自在に枢支される。前搬送フレーム14の前部と操縦部フレーム11aとの間には油圧シリンダ23が介装されてベースカッタ3や掻込ロータ13の高さを調節可能としている。

0013

ベースカッタ3は前搬送フレーム14の前部から下方に垂設する左右の支持筒3a・3aと、支持筒3a・3aの下端に固設される支持円板の外周に固設される複数の刈刃3b・3b・・・と、前記支持円板上に固設され棒状の螺旋3c・3cと、刈刃3b及び螺旋3cを回転駆動する油圧モータ等からなる。
前記掻込ロータ13は、前記左右の前搬送フレーム14の前端に左右方向に軸心を有し回転自在に支持される回動軸と、該回動軸上に固設される羽根体からなり、回動軸は油圧モータにより回転駆動される。

0014

引き込み装置4は、左右方向に軸心を有し上下一対の引き込みローラ4a・4aが前後方向に複数組配置され、送りローラ4a・4aのローラ軸の両側が左右の前搬送フレーム14の間に回転自在に支持され、前後のローラ軸はチェーンにより動力伝達可能に構成され、油圧モータと連結されている。なお、本実施形態では前後に3組の送りローラ4a・4aを配置しているが、その組数は限定するものではない。

0015

こうして、掻込ロータ13の回転によりサトウキビの稈が掻き込まれて、株元がベースカッタ3の刈刃3b・3bの回転により切断され、同時に螺旋3c・3cの回転により稈の下端(根元)が跳ね上げられる。跳ね上げられたサトウキビは、その直後に配置された引き込み装置4に根元から引き込まれ、引き込み装置4の送りローラ4a・4a・・・で斜め後上方に送られる。

0016

引き込み装置4の後部は搬送装置5の前下部に位置され、該搬送装置5はチェーン式コンベア30とローラ式コンベア40からなり、ベースカッタ3により切断された後のサトウキビは引き込み装置4により後方へ送られて、搬送装置5に受け継がれて上側のローラ式コンベア40と下側のチェーン式コンベア30により挟まれながら斜め後上方に引き上げられる。

0017

前記搬送装置5の後部にはチョッピング装置6が配設される。図2図3に示すように、チョッピング装置6はカッター15と跳ね出しローラ16からなる。カッター15は左右方向に軸心を有する上下一対のカッター軸15a・15bがカッターケース6aに回転自在に支持され、各カッター軸15a・15bの軸上に180度位相をずらせてブレード刃15c・15cが固定される。この上下のブレード刃15c・15cの刃先が接触するように回転させることで、サトウキビを上下のブレード刃15c・15cの間を通過するときに細断できるようにしている。

0018

跳ね出しローラ16・16は上下一対の左右方向に軸心を有する回転軸16a・16aがカッターケース6aの左右側板に支持され、回転軸16a・16a上に跳ね出し羽根16b・16b・・・が固定されている。跳ね出し羽根16bは左右方向に長いプレートを回転軸16aに同心円状に固定した円筒体に接線方向に突出するように固設される。つまり、後退角を有して固定される。跳ね出しローラ16・16の回転軸16a・16aはカッター15のカッター軸15a・15bの後上方に平行に配置される。そして、上下の回転軸16a・16aを互いに反対方向に回転させることで、細断されたサトウキビを後上方へ跳ね飛ばし、カッター15後部に詰まりが生じることがないように強制的に斜め後上方へ送るようにしている。なお、カッター15及び跳ね出しローラ16・16は図示しない一つの油圧モータにより駆動される。

0019

前記チョッピング装置6の排出口の後部に拡散ケース6bが連設される。つまり、カッターケース6aの後部には拡散ケース6bが連設され、拡散ケース6bの前下部に本発明の拡散ロータ18が配置される。図4に示すように、拡散ロータ18は左右方向に軸心を有する回転軸18a上に筒体18bが同心円状に固定され、拡散ケース6b外側の回転軸18aの一端には油圧モータ17の駆動軸が連結されて、油圧モータ17により拡散ロータ18を駆動可能としている。前記筒体18b上には放射状に短冊状に構成した複数のブラシ18c・18c・・・が固定されている。つまり、筒体18bの外周に略半径方向に固定した取付板18d・18d・・・に、左右方向に長く形成したブラシ18c・18c・・・が取り付けられる。

0020

前記拡散ロータ18の回転軸18aは跳ね出しローラ16の下側の回転軸16aの後方に配置され、ブラシ18cの先端の回転軌跡と、前記跳ね出しローラ16の跳ね出し羽根16bの先端の回転軌跡ができるだけ近づくように配置している。そして、前記拡散ロータ18の回転軸18aはチョッピング装置6のカッターケース6aの底面6cの延長上よりも下方に配置している。また、ブラシ18cにより拡散させる作用端はカッターケース6aの底面6cの延長上よりも上方に位置するように配置している。こうして、拡散ロータ18と跳ね出しローラ16との間からサトウキビが落下しないようにし、拡散ロータ18により全て後上方へ跳ね上げられるようにしている。

0021

こうして、拡散ロータ18を図3における右回り(矢印方向)に回転させることで、カッター15により細断され、跳ね出しローラ16・16により後上方に排出されたサトウキビのや葉は、回転するブラシ18cにより上方へ跳ねあげられ拡散されるようになる。そして、ブラシ18cは、板体ではなく、弾力性があり、多数の毛体であるため、茎や葉が当接して跳ね返るときに、または、押し出されるときに乱れが生じて拡散性を増すことができるのである。さらに、後上方に跳ねあげるため、拡散作用に加えて後上方への送り作用もあり、滞空時間が長くなって風選装置7による選別性能の向上に寄与することができる。

0022

風選装置7は、拡散ケース6bの後上部に設けられるブロワケース7aと、ブロワケース7a内に収納されるブロワ7bからなる。ブロワケース7aは下方と上側方が開口され、ブロワケース7aの下部は拡散ケース6bと連通され、上側方が葉や塵等の排出口としている。ブロワケース7aは拡散ケース6bに対して上下方向の軸心を中心に回動可能とされ、排出方向を変更可能としている。ブロワ7bは上下方向を軸心としてブロワケース7a内に収納され、ブロワ7bを回転駆動することにより、下から上方への高速空気流が発生されて前記拡散ロータ18の回転により拡散され、拡散ケース6bの空間内に浮遊する細断後の葉や塵を上方へ吸い込んで側方または後方に排出できるようにし、重い茎は下方の排出装置8の下部に設けたホッパー84上に落下する。

0023

排出装置8は、図1に示すように、下コンベア81の上端に上コンベア82が上下回動可能に連結され、下コンベア81と上コンベア82の間には油圧シリンダ83が介装され、油圧シリンダ83を伸縮させることにより上コンベア82を下方に屈曲させて、収納または排出高さを変更可能に構成されている。下コンベア81の下部は旋回台85上に支持され、該旋回台85は上下方向を軸心として機体フレーム11の後部で左右回動可能に支持されている。
そして、排出装置8を左右回動するために、平面視U字状に形成したチェーン86の開放側端が下コンベア81の上部と連結され、チェーン86の湾曲部側が前記拡散ケース6bの後上部の外周を回り駆動スプロケット巻回されている。該駆動スプロケットが油圧モータの駆動軸に固定されている。こうして、油圧モータを駆動して駆動スプロケットを回動しチェーン86を押し引きすることにより、排出装置8を左右回動して、排出方向を変更可能に構成している。但し、本実施形態では、機体フレーム11の後部にコンベアで構成した排出装置8を取り付けているが、機体フレーム11の後部に収納袋を取り付けて拡散ケース6bから落下するサトウキビを収納する構成とすることもできる。

0024

また、排出装置8はチェーンコンベアで構成しており、左右の無端チェーンの間に複数の搬送プレート所定間隔をあけて固設している。無端チェーンは前記下コンベア81の下部に設けた駆動スプロケットと、上コンベア82の上部には設けた従動スプロケットとの間に巻回される。前記搬送プレートは下コンベア81と上コンベア82の左右両側の搬送フレーム間に架設したガイドプレート上を摺動するように配設され、搬送プレートと搬送プレートとの間からはサトウキビが落下せず上方に搬送できるようにしている。
こうして、ホッパー84に落下したサトウキビの茎は、排出装置8により上方へ搬送されて、上コンベア82の上端から、伴走するトレーラ等の荷台に収納することができるようにしている。

0025

また、前記機体フレーム11の前部上には操縦部フレーム11aを設けて、操縦部フレーム11a上に運転席操作レバー等を配置した操縦部9が配置され、操縦部9はキャノピー19により覆われている。但し、操縦部9をキャビンで覆う構成であってもよく、また、操縦部9を覆わない構成でもよい。前記運転席の後部にはオイルクーラ24が配置されている。前記機体フレーム11後部上のチョッピング装置6の下方には、エンジン20と油圧ポンプ21が左右に並置され、前記油圧モータや油圧シリンダ等の油圧アクチュエータ圧油を送油可能としている。前記搬送装置5の左側部には作動油タンク22が配置され、前記オイルクーラ24で冷やされて戻ってきた作動油貯留し、油圧ポンプに送油可能としている。

0026

以上のように、クローラ式走行装置10上に、稈を分草するクロップデバイダ2と、刈取装置となるベースカッタ3と、搬送装置5と、チョッピング装置6と、風選装置7等を搭載したサトウキビ収穫機1において、前記風選装置7は、チョッピング装置6の排出口の後部に拡散ケース6bが連設され、該拡散ケース6bの後部上に吸引用のブロワ7bが配置され、拡散ケース6bの前下部に上方へ跳ね上げるように回転する拡散ロータ18が配設されるので、チョッピング装置6により切断されたサトウキビが後方へ排出されたときに、拡散ロータ18により後上方へ跳ねあげられて、茎や葉が拡散され、軽い葉や塵等はブロワ7bに吸引されて機外に排出され、茎は排出装置8上へ落下させることができて、選別性能を向上させることができるようになった。

0027

また、前記拡散ロータ18は、左右方向の回転軸18aの周囲に放射状に短冊状のブラシ18c・18c・・・を固定して形成されるので、切断後のサトウキビがブラシ18cに当接し、跳ね上げられるときに、ブラシ18cの毛の弾性力および1本1本の毛の当たる位置が異なることによる反発の乱れが生じ、拡散性を向上することができたのである。

0028

また、前記拡散ロータ18の回転軸18aはチョッピング装置6の切断刃となるブレード刃15c・15cを収納するカッターケース6aの底面6cの延長上よりも下方に配置されるので、拡散ロータ18とチョッピング装置6との間からサトウキビが漏れることなく拡散しながら風選装置7へ送ることができる。

0029

1サトウキビ収穫機
2クロップデバイダ
3ベースカッタ
5搬送装置
6チョッピング装置
6aカッターケース
6b拡散ケース
7風選装置
7bブロワ
10クローラ式走行装置
18拡散ロータ
18cブラシ

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