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技術 映像表示システム

出願人 三菱電機株式会社
発明者 谷添秀樹
出願日 2014年4月8日 (6年8ヶ月経過) 出願番号 2014-079145
公開日 2015年11月12日 (5年1ヶ月経過) 公開番号 2015-200763
状態 特許登録済
技術分野 電気信号の光信号への変換 表示装置の制御、回路
主要キーワード 信号出力ケーブル 音声信号生成回路 デイジーチェイン接続 制御用信号線 設置調整 自動割り付け 割り付け作業 赤外線発信器
関連する未来課題
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図面 (20)

課題

固有画面IDが設定された各映像表示装置の位置を自動的に検出可能な技術を提供することを目的とする。

解決手段

映像表示システムは、複数の映像表示装置1の赤外線発信器31からの赤外線信号発信、及び、赤外線受信器30での赤外線信号の受信の結果に基づいて、固有の画面IDが設定された各映像表示装置1の縦方向の各列における位置を検出する。また、映像表示システムは、複数の映像表示装置1のスピーカ27,28からの音声の出力、及び、マイクロフォン切り替えられたスピーカ27,28での音声の音量の検出の結果に基づいて、固有の画面IDが設定された各映像表示装置1の横方向の各列における位置を検出する。

概要

背景

複数の表示装置通信可能に接続し、それらの表示画面を単一の連続画面として表示可能な映像表示システム(例えばマルチディスプレイ装置)においては、それぞれの表示装置の表示画面に対して映像(画像)の解像度や位置を任意に設定可能である。このような映像表示システムでは、例えば初めて使用する際などに、使用者ニーズや、表示装置の位置に従って、上記設定を行なう必要がある。

上記映像表示システムにおいて、単一の映像信号ソースより複数の表示装置に映像信号を配信し、それぞれの表示装置が映像を表示する技術が、例えば特許文献1及び2などに開示されている。

特許文献1に開示された技術では、それぞれの表示装置に個別(固有)のIDを予め付与しておき、大きな一枚の画面をそれぞれのID別に分割した映像を表示装置に送信する。この場合、各表示装置ごとに元映像の表示アドレスが個別に設定される。

特許文献2に開示された技術では、全ての表示装置に同一の映像信号が供給され、それぞれの表示装置が、当該映像信号の映像全体の中から、自身で表示すべき映像を自身の位置に対応して切り出し、当該切り出した映像を拡大して表示する。つまり、この技術では、それぞれの表示装置が元映像を分割して表示する。

また、特許文献3及び特許文献4にも、特許文献1及び特許文献2と同様の技術が開示されている。

以上のような映像表示システムにおいては、表示装置ごとの映像の切り出し位置の配信、または、映像信号ソースから各表示装置への個別の映像信号の配信と、表示装置の遠隔通信制御による電源制御及び画面調整等とを目的として、各表示装置ごとにIDやアドレスが付与される(例えば非特許文献1)。

これを実現するためには、表示装置に固有のID(画面ID)と、表示映像全体における表示画面の位置に固有のID(映像ID)とを対応させ、指定したIDやアドレスを持つ表示装置の物理的な位置と、表示映像の位置とを関連付ける必要がある。

例えば、Windows(登録商標)をOS(Operating System)として搭載したコンピュータは、DDC(Display Data Channel)を用いて接続された複数の表示装置からEDID(Extended Display Identification Data)を読み込み、これに含まれる表示装置のモデル名及び解像度の情報を取得する。取得されたEDID内の情報は、レジストリと呼ばれるデータベースに記録され、映像表示の制御に用いられる。

具体的には、非特許文献2に開示されているように、使用者は、コントロールパネルにおけるマルチディスプレイデスクトップ)の選択・確認画面のメニューを操作することにより、表示装置に自動的に付与された画面IDと、表示映像全体における表示画面の位置に固有の映像IDとを関連付けるための確認・指定を行う。つまり、画面IDと映像IDとが整合するように、使用者は、上記メニューにおいて画面IDを示すアイコンの相対位置を変更することによって、映像IDへの画面IDの割り付けを変更する。指定された結果は、上述のレジストリ内に記録される。

概要

固有の画面IDが設定された各映像表示装置の位置を自動的に検出可能な技術を提供することを目的とする。映像表示システムは、複数の映像表示装置1の赤外線発信器31からの赤外線信号発信、及び、赤外線受信器30での赤外線信号の受信の結果に基づいて、固有の画面IDが設定された各映像表示装置1の縦方向の各列における位置を検出する。また、映像表示システムは、複数の映像表示装置1のスピーカ27,28からの音声の出力、及び、マイクロフォンに切り替えられたスピーカ27,28での音声の音量の検出の結果に基づいて、固有の画面IDが設定された各映像表示装置1の横方向の各列における位置を検出する。

目的

本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、固有の画面IDが設定された各映像表示装置の位置を自動的に検出可能な技術を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

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請求項1

縦方向及び横方向に配列された複数の映像表示装置表示画面を組み合せた表示画面に、映像を表示する映像表示システムであって、前記複数の映像表示装置は、通信部を介して接続されるとともに、それぞれには、前記映像表示装置に固有画面IDが設定されており、前記複数の映像表示装置のそれぞれは、前記映像表示装置の前記縦方向及び前記横方向のうちの一方向の一端側に配設され、予め定められた電磁波信号発信する信号発信部と、前記映像表示装置の前記一方向の他端側に配設され、他の前記映像表示装置の前記信号発信部から発信された前記電磁波信号を受信可能な信号受信部と、前記映像表示装置の前記縦方向及び前記横方向のうちの他方向の一端側に配設され、音声を出力する音声出力部と、前記映像表示装置の前記他方向の他端側に配設され、他の前記映像表示装置の前記音声出力部から出力された前記音声の音量を検出可能な音量検出部とを備え、前記映像表示システムは、前記複数の映像表示装置の前記信号発信部からの前記電磁波信号の発信、及び、前記信号受信部での前記電磁波信号の受信の結果に基づいて、固有の前記画面IDが設定された各前記映像表示装置の前記一方向の各列における位置を検出するとともに、前記複数の映像表示装置の前記音声出力部からの前記音声の出力、及び、前記音量検出部での前記音声の音量の検出の結果に基づいて、固有の前記画面IDが設定された各前記映像表示装置の前記他方向の各列における位置を検出する制御部を備える、映像表示システム。

請求項2

請求項1に記載の映像表示システムであって、前記制御部で検出される前記縦方向及び前記横方向の位置に存在する前記映像表示装置の前記画面IDに関連付けられた映像IDに基づいて、前記映像表示システムにて表示すべき前記映像を区分することにより、各前記映像表示装置にて表示すべき映像を生成する映像ソース部をさらに備える、映像表示システム。

請求項3

請求項1に記載の映像表示システムであって、各前記映像表示装置は、前記制御部で検出される前記縦方向及び前記横方向の位置に存在する前記映像表示装置の前記画面IDに関連付けられた映像IDに基づいて、前記映像表示システムにて表示すべき前記映像に予め定められた映像処理を行うことにより、各前記映像表示装置にて表示すべき映像を生成する、映像表示システム。

請求項4

請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の映像表示システムであって、前記制御部が、いずれか1つの前記映像表示装置に設けられた、映像表示システム。

請求項5

請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の映像表示システムであって、前記制御部が、前記映像表示装置に外部から接続可能な、映像表示システム。

請求項6

請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の映像表示システムであって、前記一方向は前記縦方向であり、前記他方向は前記横方向であり、前記音声出力部は、前記音量検出部としても使用可能な音声スピーカを含み、前記複数の映像表示装置のそれぞれは、前記音声スピーカを、前記音声出力部または前記音量検出部として選択的に使用するための切り替えを行う切替部をさらに備える、映像表示システム。

請求項7

請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の映像表示システムであって、前記電磁波信号は赤外線信号を含む、映像表示システム。

技術分野

0001

本発明は、縦方向及び横方向に配列された複数の映像表示装置表示画面を組み合せた一つまたは複数の表示画面に、映像を表示する映像表示システムに関する。

背景技術

0002

複数の表示装置通信可能に接続し、それらの表示画面を単一の連続画面として表示可能な映像表示システム(例えばマルチディスプレイ装置)においては、それぞれの表示装置の表示画面に対して映像(画像)の解像度や位置を任意に設定可能である。このような映像表示システムでは、例えば初めて使用する際などに、使用者ニーズや、表示装置の位置に従って、上記設定を行なう必要がある。

0003

上記映像表示システムにおいて、単一の映像信号ソースより複数の表示装置に映像信号を配信し、それぞれの表示装置が映像を表示する技術が、例えば特許文献1及び2などに開示されている。

0004

特許文献1に開示された技術では、それぞれの表示装置に個別(固有)のIDを予め付与しておき、大きな一枚の画面をそれぞれのID別に分割した映像を表示装置に送信する。この場合、各表示装置ごとに元映像の表示アドレスが個別に設定される。

0005

特許文献2に開示された技術では、全ての表示装置に同一の映像信号が供給され、それぞれの表示装置が、当該映像信号の映像全体の中から、自身で表示すべき映像を自身の位置に対応して切り出し、当該切り出した映像を拡大して表示する。つまり、この技術では、それぞれの表示装置が元映像を分割して表示する。

0006

また、特許文献3及び特許文献4にも、特許文献1及び特許文献2と同様の技術が開示されている。

0007

以上のような映像表示システムにおいては、表示装置ごとの映像の切り出し位置の配信、または、映像信号ソースから各表示装置への個別の映像信号の配信と、表示装置の遠隔通信制御による電源制御及び画面調整等とを目的として、各表示装置ごとにIDやアドレスが付与される(例えば非特許文献1)。

0008

これを実現するためには、表示装置に固有のID(画面ID)と、表示映像全体における表示画面の位置に固有のID(映像ID)とを対応させ、指定したIDやアドレスを持つ表示装置の物理的な位置と、表示映像の位置とを関連付ける必要がある。

0009

例えば、Windows(登録商標)をOS(Operating System)として搭載したコンピュータは、DDC(Display Data Channel)を用いて接続された複数の表示装置からEDID(Extended Display Identification Data)を読み込み、これに含まれる表示装置のモデル名及び解像度の情報を取得する。取得されたEDID内の情報は、レジストリと呼ばれるデータベースに記録され、映像表示の制御に用いられる。

0010

具体的には、非特許文献2に開示されているように、使用者は、コントロールパネルにおけるマルチディスプレイデスクトップ)の選択・確認画面のメニューを操作することにより、表示装置に自動的に付与された画面IDと、表示映像全体における表示画面の位置に固有の映像IDとを関連付けるための確認・指定を行う。つまり、画面IDと映像IDとが整合するように、使用者は、上記メニューにおいて画面IDを示すアイコンの相対位置を変更することによって、映像IDへの画面IDの割り付けを変更する。指定された結果は、上述のレジストリ内に記録される。

0011

特開2001−166759号公報
特開2003−208145号公報
特開平5−249932号公報
特開2003−280624号公報

先行技術

0012

VESA DisplayPort Standard Version1, Revision 2a, 2012年5月23日, p.134-135
インターネット<URL:http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/move-windows-between-multiple-monitors#1TC=windows-7>

発明が解決しようとする課題

0013

非特許文献2の技術では、表示装置の制御部により自動的にID(画面ID)が付与・設定されるが、設置・使用時にOSD(On-Screen Display)等を用いて手動により、画面IDと映像IDとを関連付ける設定を行う必要がある。つまり、設置者業者やシステムの使用者が、表示装置に個別に割り振られたIDやアドレスと、表示画面の位置とを割り付ける作業(関連付け作業)を手動にて行う必要がある。しかも、ディスプレイウォール等の、多数の表示画面を備える映像表示システムにおいて上記作業を行う場合などには、設置調整時の手順が煩雑となり、設置調整に長時間を要するという問題があった。

0014

そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、固有の画面IDが設定された各映像表示装置の位置を自動的に検出可能な技術を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0015

本発明に係る映像表示システムは、縦方向及び横方向に配列された複数の映像表示装置の表示画面を組み合せた表示画面に、映像を表示する映像表示システムであって、前記複数の映像表示装置は、通信部を介して接続されるとともに、それぞれには、前記映像表示装置に固有の画面IDが設定されている。前記複数の映像表示装置のそれぞれは、前記映像表示装置の前記縦方向及び前記横方向のうちの一方向の一端側に配設され、予め定められた電磁波信号発信する信号発信部と、前記映像表示装置の前記一方向の他端側に配設され、他の前記映像表示装置の前記信号発信部から発信された前記電磁波信号を受信可能な信号受信部と、前記映像表示装置の前記縦方向及び前記横方向のうちの他方向の一端側に配設され、音声を出力する音声出力部と、前記映像表示装置の前記他方向の他端側に配設され、他の前記映像表示装置の前記音声出力部から出力された前記音声の音量を検出可能な音量検出部とを備える。前記映像表示システムは、前記複数の映像表示装置の前記信号発信部からの前記電磁波信号の発信、及び、前記信号受信部での前記電磁波信号の受信の結果に基づいて、固有の前記画面IDが設定された各前記映像表示装置の前記一方向の各列における位置を検出するとともに、前記複数の映像表示装置の前記音声出力部からの前記音声の出力、及び、前記音量検出部での前記音声の音量の検出の結果に基づいて、固有の前記画面IDが設定された各前記映像表示装置の前記他方向の各列における位置を検出する制御部を備える。

発明の効果

0016

本発明によれば、固有の画面IDが設定された各映像表示装置の位置を自動的に検出することができる。

図面の簡単な説明

0017

実施の形態1に係る映像表示システムの構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る映像表示装置の構成を示す背面図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示すフローチャートである。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示すフローチャートである。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示す図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示すフローチャートである。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示す図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示す図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示す図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示すフローチャートである。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示すフローチャートである。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示す図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示す図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示す図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示す図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示す図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示す図である。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示すフローチャートである。
実施の形態1に係る映像表示システムの動作を示すフローチャートである。
実施の形態2に係る映像表示システムの構成を示すブロック図である。

実施例

0018

<実施の形態1>
<映像表示システムの構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る映像表示システム(ディスプレイシステム)の構成を示すブロック図である。図1の映像表示システムは、複数の映像表示装置1(映像表示装置1a〜1i)と、複数の映像表示装置1で表示される映像信号を供給する映像信号ソース部(映像ソース部)101とを備えている。以下、映像表示装置1a〜1iを区別しない場合には、「映像表示装置1」と記して説明する。

0019

映像表示装置1a〜1iのそれぞれには、固有の画面IDが設定されている。ここでは、映像表示装置1aに「1」という画面IDが設定され、映像表示装置1bに「2」という画面IDが設定され、…、映像表示装置1iに「9」という画面IDが設定されているものとして説明する。なお、本実施の形態1では、映像表示装置1の数は9つとしているが、もちろんこれに限ったものではない。

0020

複数の映像表示装置1及び映像信号ソース部101は、映像信号を出力する信号出力ケーブル11と、遠隔制御及び映像表示装置1の自動検出を行うための制御信号を双方向に出力する制御用信号線13とを含むインターフェース表示インターフェース及び制御インターフェース)を備えている。

0021

ここでは、インターフェースとして、複数の映像表示装置1を数珠つなぎで接続するデイジーチェイン接続が可能なDisplayPort(登録商標)を用いるものとして説明する。しかしインターフェースは、これに限ったものではなく、例えば、DVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)などのデジタルインターフェースが適用されてもよいし、VGA(Video Graphics Array)などのアナログインターフェースが適用されてもよい。

0022

映像信号ソース部101及び9つの映像表示装置1は、上述のインターフェース(通信部)を介して順に接続されている。具体的には、映像信号ソース部101のインターフェースの映像出力端子は、映像表示装置1aのインターフェースの映像入力端子に接続されている。また、映像表示装置1aのインターフェースの映像出力端子は、映像表示装置1bのインターフェースの映像入力端子に接続されており、映像表示装置1bのインターフェースの映像出力端子は、映像表示装置1cのインターフェースの映像入力端子に接続されており、…、映像表示装置1hのインターフェースの映像出力端子は、映像表示装置1iのインターフェースの映像入力端子に接続されている。同様に、映像表示装置1のインターフェースの制御端子同士も接続されている。

0023

本実施の形態1では、通信可能に接続された9つの映像表示装置1が、縦方向(垂直方向)に3つずつ、横方向(水平方向)に3つずつ、マトリクス状に配列されている。これより、映像表示システムは、縦方向(一方向)及び横方向(他方向)に配列された複数の映像表示装置1の表示画面を組み合せた表示画面に、映像を表示することが可能となっている。

0024

なお、以下では、映像信号ソース部101にインターフェースを介して接続された1つ目の映像表示装置1aをマスター表示装置とし、他の映像表示装置1b〜1iをスレーブ表示装置として説明する。ただし、これに限ったものではなく、映像表示装置1a以外の映像表示装置1b〜1iが、マスター表示装置であってもよいし、映像表示装置1a〜1いのうちOSD(On-Screen Display)によって指定されたいずれか1つが、マスター表示装置であってもよい。

0025

<映像表示装置の構成>
図2は、本実施の形態1に係る映像表示装置1の構成を示すブロック図である。図2の映像表示装置1は、映像信号リピータIC(IntegratedCircuit)21と、スケーラIC22と、表示パネル23と、切替回路24と、プリアンプIC25と、パワーアンプIC26と、音声スピーカであるスピーカ27,28と、赤外線受信器30と、赤外線発信器31と、音声信号生成回路32と、制御出力部33と、制御入力部34と、音声切替回路35と、ヘッドアンプIC36と、これらを統括的に制御するマイクロコントローラ40とを備えている。

0026

映像信号リピータIC21は、映像表示装置1の映像入力端子及び映像出力端子に対応している。映像信号リピータIC21の入力は、映像信号ソース部101の出力、または、自身の前にデイジーチェイン接続によって接続された他の映像表示装置1の出力と接続されている。映像信号リピータIC21は2つの出力を有し、一方の出力は、スケーラIC22に接続されており、他方の出力は、自身の後にデイジーチェイン接続によって接続された他の映像表示装置1の入力と接続されている。

0027

スケーラIC22は、映像信号リピータIC21からの映像信号に対して、予め定められた映像処理(例えば、映像の切り出し、拡大、縮小など)を、双方向に通信可能な通信手段(バス)で接続されたマイクロコントローラ40の制御に応じて行う。スケーラIC22は、映像処理を行った映像信号を表示パネル23に出力する。また、スケーラIC22は、映像信号リピータIC21からの映像信号に重畳された音声信号を抽出し、切替回路24に出力する。

0028

表示パネル23は、映像表示装置1の表示画面に対応しており、例えば液晶表示パネルなどの表示デバイスが適用される。表示パネル23は、スケーラIC22からの映像信号に基づいて映像を表示する。

0029

音声信号生成回路32は、マイクロコントローラ40の制御に応じて、音声信号を生成する。音声信号生成回路32で生成された音声信号の音声は、後述する位置の検出に用いられる。

0030

切替回路24には、スケーラIC22からの音声信号と、映像信号とは独立した外部からの音声信号と、音声信号生成回路32からの音声信号とが入力される。切替回路24は、これら3つの音声信号のいずれか1つを、マイクロコントローラ40の制御に応じてプリアンプIC25に出力する。切替回路24からプリアンプIC25に出力された音声信号は、パワーアンプIC26及び音声切替回路35を介してスピーカ27,28に出力される。

0031

スピーカ(音声出力部)27,28は、音声切替回路35からの音声信号に基づいて音声を外部に出力する。

0032

図3は、本実施の形態1に係る映像表示装置1の背面図を示す図である。この図3には、スピーカ27,28、赤外線受信器30及び赤外線発信器31の、映像表示装置1の筐体での配置が示されている。

0033

図3に示すように、本実施の形態1では、それぞれ1つ(合計2つ)のスピーカ27,28が、映像表示装置1の筐体内に配置されている。スピーカ27は、図3(背面図)において映像表示装置1の左端側(横方向の一端側)に配設され、その振動体が左側に向けられて配置されている。スピーカ28は、図3(背面図)において映像表示装置1の右端側(横方向の他端側)に配設され、その振動体が右側に向けられて配置されている。つまり、映像表示装置1の正面側から見た場合には、スピーカ27が筐体の右端側に配設され、スピーカ28が筐体の左端側に配設されている。

0034

図2に戻って、プリアンプIC25は、入力された音声信号が示す音声の音質、音量及び左右のバランスを、マイクロコントローラ40の制御に応じて制御し、それによって得られた音声信号をパワーアンプIC26に出力する。

0035

パワーアンプIC26は、プリアンプIC25からの音声信号を増幅することによって、スピーカ27,28を駆動するための音声信号を生成し、当該生成した信号を、音声切替回路35を介してスピーカ27,28に出力する。

0036

ここで上述したように、スピーカ27,28は、音声を外部に出力する音声出力部として使用される。しかし、本実施の形態1に係るスピーカ27,28は、音声出力部として使用されるだけでなく、マイクロフォンのように外部からの音声の音量を検出可能な音量検出部としても使用可能となっている。

0037

音声切替回路(切替部)35は、スピーカ27,28を、音声出力部または音量検出部として選択的に使用するための切り替えを、マイクロコントローラ40の制御に応じて行う。具体的には、スピーカ27,28を音声出力部として使用する場合には、音声切替回路35は、パワーアンプIC26とスピーカ27,28とを接続する。一方、スピーカ27,28を音量検出部として使用する場合には、音声切替回路35は、ヘッドアンプIC36とスピーカ27,28とを接続する。

0038

ヘッドアンプIC36は、スピーカ27,28で検出した音声の音量を増幅してマイクロコントローラ40に出力する。マイクロコントローラ40には、A/D変換器が内蔵されており、ヘッドアンプIC36からのアナログ形式の音声信号をデジタル形式の音声信号に変換する。このような構成において、スピーカ27,28が、音声切替回路35及びヘッドアンプIC36を介してマイクロコントローラ40に接続された場合には、他の映像表示装置1のスピーカ27,28から出力された音声の音量を検出可能なマイクロフォンとして機能する。

0039

赤外線発信器(信号発信部)31は、赤外線信号(予め定められた電磁波信号)を、マイクロコントローラ40の制御に応じて発信する。赤外線受信器(信号受信部)30は、赤外線信号を受信可能に構成されており、赤外線信号の受信に応じた信号をマイクロコントローラ40に出力する。なお、赤外線受信器30は、赤外線発信器31からの赤外線信号だけでなく、外部のリモコンからの映像表示システムを制御するための赤外線信号も受信してもよい。

0040

赤外線発信器31は、図3に示すように、映像表示装置1の上端側(縦方向の一端側)に配設されている。一方、赤外線受信器30は、映像表示装置1の下端側(縦方向の他端側)に配設されている。これにより、赤外線受信器30は、自身よりも下端側の他の映像表示装置1の赤外線発信器31から発信された赤外線信号を受信可能となっている。

0041

本実施の形態1では、赤外線受信器30の受光部が筐体外部に露出しており、広い受光角(受光の視角)を有している。そして、赤外線発信器31は、筐体の周縁部のうち他の映像表示装置1の赤外線受信器30と対向する部分に形成された、例えば円筒形ホルダに埋め込まれており、発光角(発光の視角)が制限されている。これにより、一つの赤外線発信器31からの赤外線信号が、他の赤外線発信器31からの赤外線信号と干渉することなく、当該一つの赤外線発信器31の真上に配置された映像表示装置1の赤外線受信器30に受信される可能性を高めている。

0042

なお、上述したように、スピーカ27は図3において映像表示装置1の左端側に配設され、スピーカ28は図3において映像表示装置1の右端側に配設されている。これにより、マイクロフォン機能に切り替えられたスピーカ28に対向する他の映像表示装置1のスピーカ27が存在する場合には、当該スピーカ28は、当該スピーカ27が存在しない場合よりも大きな音量を検出する。同様に、マイクロフォン機能に切り替えられたスピーカ27に対向する他の映像表示装置1のスピーカ28が存在する場合には、当該スピーカ27は、当該スピーカ28が存在しない場合よりも大きな音量を検出する。

0043

図2に戻って、映像表示装置1の制御出力部33は、RS232CインターフェースのTXD(Transmit eXchange Data)に相当し、マイクロコントローラ40の制御出力に接続されている。映像表示装置1の制御入力部34は、RS232CインターフェースのRXD(Received eXchange Data)に相当し、マイクロコントローラ40の制御入力に接続されている。

0044

マイクロコントローラ40には、スケーラIC22、赤外線受信器30、ヘッドアンプ36及び制御入力部34から信号が入力される。マイクロコントローラ40は、入力されるこれら信号に基づいて、スケーラIC22、切替回路24、プリアンプIC25、赤外線発信器31、音声信号生成回路32及び音声切替回路35を制御したり、制御信号を制御出力部33に対して出力したりする。例えば、マイクロコントローラ40は、スケーラIC22に対して、DDC/CI(Display Data Channel Command Interface)、AUX CHやDDC、EDIDに対応した各コマンド及びデータ処理を行う。

0045

<動作>
図4は、本実施の形態1に係る映像表示システムの画面配列構成検出動作画面位置検出動作)を示すフローチャートである。図4の動作は、上述したマスター表示装置である映像表示装置1aのマイクロコントローラ40(以下「マスターコントローラ40a」と記す)によって主に行われる。

0046

以下の説明で明らかになるように、マスターコントローラ(制御部)40aは、映像表示装置1a〜1iの赤外線発信器31からの赤外線信号の発信、及び、赤外線受信器30での当該赤外線信号の受信の結果に基づいて、固有の画面IDが設定された各映像表示装置1の縦方向の各列における位置を検出する。そして、マスターコントローラ(制御部)40aは、映像表示装置1a〜1eのスピーカ27,28からの音声の出力、及び、スピーカ27,28での当該音声の音量の検出の結果に基づいて、固有の画面IDが設定された各映像表示装置1の横方向の各列における位置を検出する。つまり、マスターコントローラ40aは、縦方向及び横方向における画面IDの配列を検出する。

0047

なお、前提として、予めマスターコントローラ40aには、マスター表示装置(映像表示装置1a)の画面ID(=1)だけでなく、全てのスレーブ表示装置(映像表示装置1b〜1i)の画面ID(=2,3,…,9)及び台数(=8)が、記録または通知されているものとする。

0048

また、マスターコントローラ40aと、スレーブ表示装置との間の信号の受け渡しは、制御用信号線13によるフィードバック(双方向の通信)が用いられるが、以下の動作の説明では便宜上、制御用信号線13によるフィードバックの記載は省略する。また、マスターコントローラ40aは、マスター表示装置に対して各種コマンドを送信することなくマスター表示装置を制御するが、スレーブ表示装置に対して各種コマンドを送信してスレーブ表示装置を制御することに合わせて、以下の説明では便宜上、マスター表示装置に対しても各種コマンドを送信してマスター表示装置を制御すると記載する。つまり、以下の動作の説明では、マスター表示装置とスレーブ表示装置とを区別しないものとする。

0049

まず、ステップST1にて、OSDメニューまたは映像信号ソース部101により画面検出指示が行われると、マスターコントローラ40aは、全ての映像表示装置1(映像表示装置1a〜1i)について全ての画面IDのリストを読み込む。本ステップST1で読み込まれる全画面IDのリストの一例を、数1に示す。

0050

0051

ステップST2にて、マスターコントローラ40aは、全ての映像表示装置1の赤外線発信器31からの赤外線信号の発信、及び、赤外線受信器30での赤外線信号の受信の結果を取得する。そして、マスターコントローラ40aは、取得した発信及び受信の結果に基づいて、全ての映像表示装置1の配列のうち最下段の映像表示装置1の数(つまり横方向の映像表示装置1の数)、及び、最下段の映像表示装置1(画面ID)を検出する。ステップST2で検出される最下段の画面IDのリストの一例を、数2に示す。

0052

0053

ステップST3にて、マスターコントローラ40aは、最下段の映像表示装置1(画面ID)を起点とした、映像表示装置1の赤外線発信器31からの赤外線信号の発信、及び、赤外線受信器30での赤外線信号の受信の結果を取得する。そして、マスターコントローラ40aは、取得した発信及び受信の結果に基づいて、全ての映像表示装置1の配列のうち縦方向の各列における映像表示装置1の数、及び、縦方向の各列における各映像表示装置1(画面ID)の位置を検出する。ステップST3で検出される縦列の画面IDのリストの一例を、数3に示す。

0054

0055

ステップST4にて、マスターコントローラ40aは、全ての映像表示装置1のスピーカ27,28からの音声の出力、及び、スピーカ27,28での音声の音量の検出の結果を取得する。そして、マスターコントローラ40aは、取得した出力及び検出の結果に基づいて、全ての映像表示装置1の配列のうち横方向の各列における各映像表示装置1(画面ID)の位置を検出する。すなわち、マスターコントローラ40aは、ステップST3及びステップST4を行うことにより、縦方向及び横方向の画面IDの配列(位置)を検出する。ステップST4にて検出される画面IDの配列リストの一例を、数4に示す。

0056

0057

ステップST5にて、マスターコントローラ40aは、ステップST4で検出された縦方向及び横方向の画面IDの画面構成(配列構成)に基づいて、映像表示システムの表示画面全体(映像表示システムにて表示すべき映像全体)における各表示画面の位置に固有の映像IDを決定する。なお、このように決定された映像IDは、映像表示システムの表示画面の分割配列に基づくIDとなっている。本ステップST5にて決定される映像IDの配列リストの一例を、数5に示す。

0058

0059

ステップST6にて、マスターコントローラ40aは、ステップST5で決定された映像IDの配列と、ステップST4で検出された画面IDの配列とに基づいて、映像IDに画面IDを割り付け、各映像信号の送信先を決定する。本ステップST6による、映像ID(=A,B,…,I)と画面ID(=1,2,…,9)との対応付けを示す映像の配信先画面IDリストの一例を、数6に示す。

0060

0061

以上のような図4に示す動作により、映像IDへの画面IDの割り付けが自動的に行われる。次に、ステップST2〜ステップST6の動作をそれぞれ詳細に説明する。

0062

<ステップST2>
図5は、本実施の形態1に係る映像表示システムによるステップST2の動作を示すフローチャートである。

0063

まず、ステップST2−1にて、マスターコントローラ40aは、全ての映像表示装置1の配列のうち水平方向の映像表示装置1の数を示すことになる水平画面カウンタを「0」にする(クリアする)。

0064

ステップST2−2にて、マスターコントローラ40aは、全画面IDのリスト(数1)に記録された全ての映像表示装置1に対して信号発信コマンドを送信して、当該映像表示装置1に赤外線信号を発信させる。

0065

図6は、本ステップST2−2における映像表示システムの動作の一例を示す図である。図6に示されるように、全ての映像表示装置1からそれぞれ上方に向けて赤外線信号が発信される。図6の例では、最下段の映像表示装置1(映像表示装置1a,1b,1c)は、赤外線信号を受信しないが、それら以外の映像表示装置1(映像表示装置1d,1e,…,1i)は、真下の映像表示装置1から発信された赤外線信号を受信している。

0066

図5に戻って、ステップST2−3にて、マスターコントローラ40aは、全画面IDのリストから1つの画面IDを選択する。すなわち、マスターコントローラ40aは、全ての映像表示装置1から1つの映像表示装置1を選択する。なお、2回目以降のステップST2−3においては、選択対象の映像表示装置1のうち、ステップST2−3でまだ選択されていない1つの映像表示装置1が選択される。

0067

マスターコントローラ40aは、ここで選択した映像表示装置1に対して受信結果出力コマンドを送信する。

0068

受信結果出力コマンドを受信した映像表示装置1(ステップST2−3で選択された映像表示装置1)は、赤外線信号を受信していた場合にはマスターコントローラ40aに赤外線信号受信通知を送信し、そうでない場合にはマスターコントローラ40aに赤外線信号受信通知を送信しない。

0069

ステップST2−4にて、マスターコントローラ40aは、赤外線信号受信通知の有無に基づいて、ステップST2−3で選択した映像表示装置1が赤外線信号を受信したか否かを確認する。受信したことを確認した場合にはステップST2−7に進み、そうでない場合にはステップST2−5に進む。

0070

ステップST2−5にて、マスターコントローラ40aは、ステップST2−3で選択した画面IDを、最下段の画面IDのリストに記録する。図6の例では、映像表示装置1bは、赤外線信号を受信していないことから、ステップST2−5にて、映像表示装置1bの画面ID(=2)が最下段の画面IDのリストに記録される。

0071

ステップST2−6にて、マスターコントローラ40aは、水平画面カウンタに「1」を加える。

0072

ステップST2−7にて、マスターコントローラ40aは、全ての画面ID(つまり全ての映像表示装置1)について、ステップST2−4の確認を実施したか否かを判定する。確認を実施していないと判定した場合にはステップST2−3に戻り、確認を実施したと判定した場合には図5に示す動作を終了する。以上の結果として、数2に示すような最下段の画面IDのリストが得られる。

0073

<ステップST3>
図7は、本実施の形態1に係る映像表示システムによるステップST3の動作を示すフローチャートである。

0074

まず、ステップST3−1にて、マスターコントローラ40aは、垂直方向の各列における映像表示装置1の数を示すことになる段数カウンタを「1」にする(クリアする)。

0075

ステップST3−2にて、マスターコントローラ40aは、最下段の画面IDのリスト(数2)から1つの画面IDを選択する。すなわち、マスターコントローラ40aは、最下段の映像表示装置1から1つの映像表示装置1を選択する。なお、2回目以降のステップST3−2においては、選択対象の映像表示装置1のうち、ステップST3−2でまだ選択されていない1つの映像表示装置1が選択される。

0076

マスターコントローラ40aは、ここで選択した映像表示装置1に対して信号発信コマンドを送信して、当該映像表示装置1に赤外線信号を発信させる。

0077

図8は、本ステップST3−2における映像表示システムの動作の一例を示す図である。図8の例では、最下段の映像表示装置1cから赤外線信号が発信されている。

0078

図7に戻って、ステップST3−3にて、マスターコントローラ40aは、最下段の画面IDのリスト(数2)を除く全ての画面IDから1つの画面IDを選択する。すなわち、マスターコントローラ40aは、最下段の映像表示装置1を除く全ての映像表示装置1から1つの映像表示装置1を選択する。なお、2回目以降のステップST3−3においては、選択対象の映像表示装置1のうちステップST3−3でまだ選択されていない1つの映像表示装置1が選択される。

0079

マスターコントローラ40aは、ここで選択した映像表示装置1に対して受信結果出力コマンドを送信する。

0080

受信結果出力コマンドを受信した映像表示装置1(ステップST3−3で選択された映像表示装置1)は、赤外線信号を受信していた場合にはマスターコントローラ40aに赤外線信号受信通知を送信し、そうでない場合にはマスターコントローラ40aに赤外線信号受信通知を送信しない。

0081

ステップST3−4にて、マスターコントローラ40aは、赤外線信号受信通知の有無に基づいて、ステップST3−3で選択した映像表示装置1が赤外線信号を受信したか否かを確認する。受信したことを確認した場合にはステップST3−5に進み、そうでない場合にはステップST3−8に進む。

0082

ステップST3−5にて、マスターコントローラ40aは、ステップST3−3で選択した画面IDを、ステップST3−2で選択した画面IDを含む縦1列単位の画面IDのリストに記録する。図8の例では、映像表示装置1fは、赤外線信号を受信していることから、ステップST3−5にて、映像表示装置1fの画面ID(=6)が、映像表示装置1cの画面ID(=3)を含む縦1列単位の画面IDのリストに記録される。

0083

ステップST3−6にて、マスターコントローラ40aは、段数カウンタに「1」を加える。

0084

ステップST3−7にて、マスターコントローラ40aは、ステップST3−3で選択した映像表示装置1に対して信号発信コマンドを送信して、当該映像表示装置1に赤外線信号を発信させる。その後、ステップST3−3に戻る。

0085

ステップST3−4からステップST3−8に進んだ場合、マスターコントローラ40aは、最下段の画面IDのリストを除く全ての画面ID(つまり最下段の映像表示装置1を除く全ての映像表示装置1)について、ステップST3−4の確認を実施したか否かを判定する。確認を実施していないと判定した場合にはステップST3−3に戻り、確認を実施したと判定した場合にはステップST3−9に進む。

0086

以上のループにより、例えば、図8の動作が行われた後、図8の動作と同様の図9の動作及び図10の動作が、順に行われることになる。そして、図10に示すような、最上段の映像表示装置1が赤外線信号を発信する動作が行われた後に、ステップST3−8からステップST3−9に進むことになる。これにより、数3に示すような縦列の画面IDのリストのうち1つのリスト(1つの縦1列単位のリスト)が得られる。

0087

ステップST3−9にて、マスターコントローラ40aは、ステップST3−2で選択した最下段の画面IDに、この時点で得られていた段数カウンタを対応付けて記録する。

0088

ステップST3−10にて、マスターコントローラ40aは、最下段の画面IDのリストに記録された全ての画面ID(つまり全ての最下段の映像表示装置1)について、ステップST3−4の確認を実施したか否かを判定する。確認を実施していないと判定した場合にはステップST3−1に戻り、確認を実施したと判定した場合には図7に示す動作を終了する。以上の結果として、数3に示すような縦列の画面IDのリスト(1以上の縦1列単位のリスト)が得られる。

0089

<ステップST4>
図11及び図12は、本実施の形態1に係る映像表示システムによるステップST4の動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態1では、ステップST4の動作においてスピーカ27,28から出力される音声には、音声信号生成回路32で生成される音声信号が用いられるものとする。

0090

まず、ステップST4−1にて、マスターコントローラ40aは、縦列の画面IDのリストから縦1列単位の画面IDを選択する。すなわち、マスターコントローラ40aは、縦1列単位の映像表示装置1を選択する。なお、2回目以降のステップST4−1においては、ステップST4−1でまだ選択されていない縦1列単位の映像表示装置1が選択される。

0091

ステップST4−2にて、マスターコントローラ40aは、縦列の画面IDのリストのうち残りの画面IDを選択する。すなわち、マスターコントローラ40aは、ステップST4−1で選択された縦1列単位を除く全ての映像表示装置1を選択する。そして、マスターコントローラ40aは、ここで選択した映像表示装置1に対して切替コマンドを送信して、当該映像表示装置1の右側のスピーカ27をマイクロフォンに切り替える。

0092

ステップST4−3にて、マスターコントローラ40aは、ステップST4−1で選択した縦1列単位の映像表示装置1に対して音声出力コマンドを送信して、当該映像表示装置1の左側のスピーカ28から音声を出力させる。これにより、マイクロフォン機能に切り替えられている右側のスピーカ27は、当該音声の音量を検出することになる。

0093

図13は、本ステップST4−3における映像表示システムの動作の一例を示す図である。図13の例では、中央の縦1列単位の映像表示装置1b,1e,1hの左側のスピーカ28から、音声が出力されている。そして、残りの映像表示装置1a,1c,1d,1f,1g,1iの右側のスピーカ27は、マイクロフォン機能に切り替えられており、当該右側のスピーカ27において音声の音量が検出されている。

0094

図11に戻って、ステップST4−4にて、マスターコントローラ40aは、マイクロフォン機能に切り替えられている右側のスピーカ27から、それぞれが検出した音声の音量を取得する。

0095

ステップST4−5にて、マスターコントローラ40aは、ステップST4−4で取得した音量の平均値を算出する。

0096

ステップST4−6にて、マスターコントローラ40aは、全ての縦1列単位の画面ID(つまり全ての縦1列単位の映像表示装置1)について、ステップST4−5での平均値の算出が実施されたか否かを判定する。算出が実施されていないと判定した場合には、ステップST4−1に戻り、算出が実施されたと判定した場合には、ステップST4−7に進む。

0097

以上のループにより、例えば、図13の動作が行われた後、図13の動作と同様の図14の動作及び図15の動作が、順に行われることになる。ここで、図14の例では、左端の縦1列単位の映像表示装置1c,1f,1iの左側のスピーカ28に対向する右側のスピーカ27(マイクロフォン)が存在していないので、左側のスピーカ28から出力された音声が、右側のスピーカ27(マイクロフォン)に届き難くなっている。このため、図14の動作により算出される音量の平均値は、図13の動作及び図15の動作により算出される音量の平均値よりも低くなる。

0098

このことを鑑みて、図11のステップST4−7にて、マスターコントローラ40aは、縦1列単位ごとに算出された音量の平均値のうち、平均値が最も小さい縦1列単位の映像表示装置1を、左端の縦1列単位の映像表示装置1と確定する。

0099

次に図12に進んで、ステップST4−8にて、マスターコントローラ40aは、これまでに確定した画面IDを除く全ての画面IDを選択する。つまり、1回目のステップST4−8においては、ステップST4−7で確定した左端の縦1列単位の映像表示装置1を除く全ての映像表示装置1を選択する。2回目以降のステップST4−8においては、ステップST4−7と、これまでのステップST4−12とで確定した映像表示装置1を除く全ての映像表示装置1を選択する。

0100

そして、マスターコントローラ40aは、ここで選択した映像表示装置1に対して切替コマンドを送信して、当該映像表示装置1の左側のスピーカ28のみをマイクロフォンに切り替える。

0101

ステップST4−9にて、マスターコントローラ40aは、直前に確定した縦1列単位の画面IDを選択する。つまり、1回目のステップST4−9においては、マスターコントローラ40aは、ステップST4−7で確定した左端の縦1列単位の映像表示装置1を選択する。2回目以降のステップST4−9においては、ステップST4−12で確定した縦1列単位の映像表示装置1を選択する。

0102

そして、マスターコントローラ40aは、ここで選択した映像表示装置1に対して音声出力コマンドを送信して、当該映像表示装置1の右側のスピーカ27から音声を出力させる。これにより、マイクロフォン機能に切り替えられている左側のスピーカ28は、当該音声の音量を検出することになる。

0103

図16は、本ステップST4−9における映像表示システムの動作の一例を示す図である。図16の例では、左端の縦1列単位の映像表示装置1c,1f,1iの右側のスピーカ27から、音声が出力されている。そして、残りの映像表示装置1a,1b,1d,1e,1g,1hの左側のスピーカ28は、マイクロフォン機能に切り替えられており、当該左側のスピーカ28において音声の音量が検出されている。

0104

図12に戻って、ステップST4−10にて、マスターコントローラ40aは、マイクロフォン機能に切り替えられている左側のスピーカ28から、それぞれが検出した音声の音量を取得する。

0105

ステップST4−11にて、マスターコントローラ40aは、ステップST4−10で取得した音量の平均値を、縦1列単位の映像表示装置1ごとに算出する。ここで、図16の例では、音声を出力している縦1列単位の映像表示装置1c,1f,1iに対して最も近接している縦1列単位の映像表示装置1は、その右隣の縦1列単位の映像表示装置1b,1e,1hである。このため、当該縦1列単位の映像表示装置1b,1e,1hの左側のスピーカ28で取得した音量の平均値は、他の縦1列単位の映像表示装置1b,1e,1hの同様の平均値よりも大きくなる。

0106

このことを鑑みて、図12のステップST4−12にて、マスターコントローラ40aは、縦1列単位ごとに算出された音量の平均値のうち、平均値が最も大きい縦1列単位の映像表示装置1を、ステップST4−9で選択した縦1列単位の映像表示装置1に対して右隣に位置する縦1列単位の映像表示装置1と確定する。

0107

ステップST4−13にて、マスターコントローラ40aは、まだ確定していない映像表示装置1が1列だけか否かを判定する。1列だけであると判定した場合にはステップST4−14に進み、2列以上であると判定した場合にはステップST4−8に戻る。これまで説明してきたような、縦3×横3に配列された映像表示装置1に対しては、ステップST4−13からステップST4−8に戻ることはないが、例えば図17に示すような縦4×横4に配列された映像表示装置1に対しては、ステップST4−13からステップST4−8に1回戻ることになる。

0108

ステップST4−14にて、マスターコントローラ40aは、残りの縦1列単位の映像表示装置1を、右端の縦1列単位の映像表示装置1と確定する。その後、図12に示す動作を終了する。以上の結果として、数4に示すような画面IDの配列リストが得られる。図18(a)には、当該画面IDの配列リストがテーブル形式で示されている。

0109

<ステップST5>
図19は、本実施の形態1に係る映像表示システムによるステップST5の動作を示すフローチャートである。

0110

まず、ステップST5−1にて、マスターコントローラ40aは、画面IDの配列リスト(数4、図18(a))の横方向の画面IDの数に基づいて、映像表示システムの表示画面全体(映像表示システムにて表示すべき映像全体)の横方向の分割数を決定する。

0111

ステップST5−2にて、マスターコントローラ40aは、画面IDの配列リスト(数4、図18(a))の縦方向の画面IDの数に基づいて、映像表示システムの表示画面全体(映像表示システムにて表示すべき映像全体)の縦方向の分割数を決定する。

0112

ステップST5−3にて、マスターコントローラ40aは、決定した横方向及び縦方向の分割数に基づいて、映像IDの配列リストを決定する。これにより、数5に示すような映像IDの配列リストが得られる。図18(b)には、当該映像IDの配列リストがテーブル形式で示されている。

0113

<ステップST6>
図20は、本実施の形態1に係る映像表示システムによるステップST6の動作を示すフローチャートである。

0114

まず、ステップST6−1にて、マスターコントローラ40aは、ステップST4で得られた画面IDの配列リスト(数4、図18(a))を読み込む。

0115

ステップST6−2にて、マスターコントローラ40aは、ステップST5で得られた映像IDの配列リスト(数5、図18(b))を読み込む。

0116

ステップST6−3にて、マスターコントローラ40aは、読み込んだ映像IDの配列リストに含まれる各映像IDに、読み込んだ画面IDの配列リストに含まれる各画面IDを映像IDのAから順に関連付ける(割り付ける)。これにより、映像IDは、縦方向及び横方向の位置に存在する映像表示装置1の画面IDに関連付けられ、数6に示すような映像の配信先画面IDリストが得られる。図18(c)には、当該映像の配信先画面IDリストがテーブル形式で示されている。

0117

<ステップST6後の動作>
マスターコントローラ40aは、ステップST6で得られた映像の配信先画面IDリストを、制御用信号線13を用いて映像信号ソース部101に送信する。そして、映像信号ソース部101は、取得した映像の配信先画面IDリスト(映像ID)に基づいて、映像表示システムにて表示すべき映像を区分することにより、各映像表示装置1にて表示すべき映像を生成する。そして、映像信号ソース部101は、生成した映像を、対応する画面IDの映像表示装置1に送信(配信)する。なお、映像信号ソース部101にパーソナルコンピュータ(PC)を適用する場合には、映像IDと画面IDとを関連付けた情報と、各画面の解像度の情報がレジストリに格納される。このような構成によれば、映像信号ソース部101は、マスターコントローラ40aで検出された画面設置位置及び構成にしたがって、各映像表示装置1に対応した映像信号を自動生成することができる。

0118

ただし、これに限ったものではなく、例えば、マスターコントローラ40aは、ステップST6で得られた映像の配信先画面IDリストを、制御用信号線13を用いて各映像表示装置1に送信してもよい。そして、各映像表示装置1が、映像IDに基づいて、映像表示システムにて表示すべき映像に予め定められた映像処理(例えば、映像の切り出し、拡大、縮小など)を行うことにより、各映像表示装置1にて表示すべき映像を生成してもよい。このような構成によれば、各映像表示装置1は、マスターコントローラ40aで検出された画面設置位置と構成とにしたがって、各映像表示装置1に対応した映像の切り出し及び拡大の設定を自動的に行うことができる。

0119

<効果>
以上のような本実施の形態1に係る映像表示システムによれば、固有の画面IDが設定された各映像表示装置1の位置(各表示画面の設置位置)を自動的に検出することができる。これにより、例えば、映像表示システムの設置時の設置業者等による映像ID及び画面IDの割り付け作業の手間を低減することができる。また、DisplayPortによるデイジーチェイン接続だけでなく、DisplayPortやLAN(Local Area Network)によるIP映像配信などのツリー接続やハブ接続による映像配信においても、以上と同様の自動割り付けの実現が可能となる。

0120

また、本実施の形態1では、音声出力部に、音声検出部としても使用可能なスピーカ27,28を適用した。これにより、一般的な映像表示装置に実装されているスピーカを用いることが可能となり、特別な専用インターフェースデバイスの数をなるべく減らすことができる。よって、上述の機能を安価に構成することができる。

0121

また、本実施の形態1では、予め定められた電磁波信号に、赤外線信号を適用した。これにより、一般的な映像表示装置に実装されている赤外線受発光デバイスを用いることが可能となり、特別な専用インターフェースやデバイスの数をなるべく減らすことができる。よって、上述の機能を安価に構成することができる。

0122

<変形例>
以上の構成において、予め定められた電磁波信号は、赤外線信号であるとして説明したが、これ以外の電磁波信号(例えば光信号など)が適用されてもよい。

0123

また、以上の説明では、一般的な映像表示装置を流用することができるように、横方向の両端側に配設された一般的なスピーカを、本実施の形態1に係るスピーカ27,28に適用し、それに伴い、赤外線受信器30及び赤外線発信器31を縦方向の両端側に配設した。しかしこれに限ったものではなく、本実施の形態1に係るスピーカ27,28は、縦方向の両端側に配設された特別なスピーカであってもよいし、それに伴い、赤外線受信器30及び赤外線発信器31を、横方向の両端側に配設してもよい。

0124

<実施の形態2>
<構成>
図21は、本発明の実施の形態2に係る映像表示システムの構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態2に係る映像表示システムにおいて、以上で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、異なる部分について主に説明する。

0125

実施の形態1では、各映像表示装置1の位置(各表示画面の位置)を自動的に検出する制御部は、マスター表示装置(いずれか1つの映像表示装置1)に設けられていた。

0126

これに対して、本実施の形態2では、当該制御部は、映像表示装置1に外部から接続可能な制御装置15として備えられている。具体的には、制御装置15は、映像信号ソース部101の内部の制御装置、または、映像信号ソース部101の外部の独立の制御装置であり、RC232Cインターフェース等の通信部よって、映像表示装置1aの制御入力部34(図2)に信号ケーブル16を介して接続されている。映像表示装置1aの制御出力部33は、次の映像表示装置1bの制御入力部34に制御用信号線13を介して接続されている。制御装置15は、通信部により、映像信号ソース部101に接続されており、映像信号ソース部101における信号ソース映像出力の制御を行う。

0127

映像表示装置1a〜1iは全てスレーブ表示装置として動作し、マスターコントローラ40aの役割を制御装置15が担う。

0128

<効果>
以上のような本実施の形態2に係る映像表示システムによれば、実施の形態1に係る映像表示システムと同様の作用効果を得ることができる。すなわち、固有の画面IDが設定された各映像表示装置1の位置(各表示画面の設置位置)を自動的に検出することができるので、例えば、映像表示システムの設置時の設置業者等による映像ID及び画面IDの割り付け作業の手間を低減することができる。また、DisplayPortによるデイジーチェイン接続だけでなく、DisplayPortやLAN(Local Area Network)によるIP映像配信などのツリー接続やハブ接続による映像配信においても、以上と同様の自動割り付けの実現が可能となる。

0129

なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。

0130

1,1a〜1i映像表示装置、11信号出力ケーブル、13制御用信号線、15制御装置、27,28スピーカ、30赤外線受信器、31赤外線発信器、35音声切替回路、40マイクロコントローラ、40aマスターコントローラ、101映像信号ソース部。

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