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技術 保湿用組成物

出願人 共栄化学工業株式会社
発明者 岩野英生澤木茂澤木茂豊
出願日 2014年4月4日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2014-077505
公開日 2015年11月12日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2015-199671
状態 特許登録済
技術分野 食品の着色及び栄養改善 化粧料
主要キーワード 酸性調整剤 ジアセトキシ安息香酸 アルカリ性調整剤 細胞回収液 タイラーメッシュ 抽出原液 各初期値 老化成分
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

天然物由来生体安全性にすぐれ、化粧料医薬部外品も含む)等の皮膚外用剤又は美容用経口組成物に配合される機能性材料を提供することを目的とする。

解決手段

本発明は、ナス科ソラナム属の水ナス(Solanum Melongena;Egg plant c.v.‘Mizu−nasu’)の搾汁液及び/又はエキスから選ばれた1種又は2種以上を有効成分として含有するフィラグリン産生促進剤、及び当該フィラグリン産生促進剤を配合する保湿組成物である。

概要

背景

皮膚は主に、表皮真皮皮下組織の3層より構成され、皮膚を健康に保つには、表皮の角質層の水分量が深く関与している。しかし、この角質層の水分量は、外的環境因子紫外線化学物質ハウスダスト花粉、乾燥等)又は遺伝的な要因により低下する場合がある。それら要因により角質層に適切な水分量が保持されなくなると、肌のしなやかさ、滑らかさ、柔軟性、瑞々しさ、及び透明感が失われる。従来、肌の健康を保ち、肌にしなやかさ、なめらかさ、柔軟性、瑞々しさ、又は透明感を高める成分として、例えば、天然保湿因子(NMF)である糖、アミノ酸有機酸ピロリドンカルボン酸塩コラーゲンヒアルロン酸などのムコ多糖類エラスチン胎盤抽出液グリセリン、1,3−ブチレングリコール等が用いられていたが、これらの効果は一時的であり、また、生体安全性の面で十分ではなかった。

概要

天然物由来で生体安全性にすぐれ、化粧料医薬部外品も含む)等の皮膚外用剤又は美容用経口組成物に配合される機能性材料を提供することを目的とする。本発明は、ナス科ソラナム属の水ナス(Solanum Melongena;Egg plant c.v.‘Mizu−nasu’)の搾汁液及び/又はエキスから選ばれた1種又は2種以上を有効成分として含有するフィラグリン産生促進剤、及び当該フィラグリン産生促進剤を配合する保湿用組成物である。なし

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

水ナス(Solanum Melongena;Egg plant c.v.‘Mizu−nasu’)の搾汁液及び/又はエキスから選ばれた1種又は2種以上を配合したことを特徴とするフィラグリン産生促進剤

請求項2

請求項1に記載のフィラグリン産生促進剤を含有する保湿組成物

技術分野

0001

本発明は、生体安全性にすぐれたフィラグリン産生促進剤、及び当該フィラグリン産生促進剤を配合した保湿組成物に関する。

背景技術

0002

皮膚は主に、表皮真皮皮下組織の3層より構成され、皮膚を健康に保つには、表皮の角質層の水分量が深く関与している。しかし、この角質層の水分量は、外的環境因子紫外線化学物質ハウスダスト花粉、乾燥等)又は遺伝的な要因により低下する場合がある。それら要因により角質層に適切な水分量が保持されなくなると、肌のしなやかさ、滑らかさ、柔軟性、瑞々しさ、及び透明感が失われる。従来、肌の健康を保ち、肌にしなやかさ、なめらかさ、柔軟性、瑞々しさ、又は透明感を高める成分として、例えば、天然保湿因子(NMF)である糖、アミノ酸有機酸ピロリドンカルボン酸塩コラーゲンヒアルロン酸などのムコ多糖類エラスチン胎盤抽出液グリセリン、1,3−ブチレングリコール等が用いられていたが、これらの効果は一時的であり、また、生体安全性の面で十分ではなかった。

発明が解決しようとする課題

0003

そこで、本発明者らは、上記従来の問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、ナス科ナス属(ソラナム属;Solanum)の水ナス(Solanum Melongena;Egg plant c.v.‘Mizu−nasu’)の搾汁液又はエキスが、表皮の角質層の水分量の維持に関与するフィラグリン産生促進作用を有することを見出して、本発明を完成するに至った。従来、水ナスの搾汁液又はエキスが表皮細胞及び真皮線維芽細胞コラーゲン産生促進作用を有すること、コラーゲンゲル収縮促進作用インテグリン産生促進作用を有すること、さらにはチロシナーゼ活性抑制作用メラニン生成抑制作用を有することについては特許文献1〜3に開示されているが、水ナスの搾汁液又はエキスがフィラグリン産生促進作用を有することについては、何ら報告されていなかった。

0004

特開2008-069074号公報
特開2011-157283号公報
特開2011-020951号公報

課題を解決するための手段

0005

本発明は、水ナスの搾汁液及び/又はエキスから選ばれた1種又は2種以上を有効成分として含むフィラグリン産生促進剤、及び当該剤を含む保湿用組成物に関するものである。

発明の効果

0006

本発明のフィラグリン産生促進剤は、有効成分として含む水ナスの搾汁液及び/又はエキスが有する優れたフィラグリン産生促進作用に基づき、表皮の角質層の水分量の低下を防ぎ、肌にしなやかさ、滑らかさ、柔軟性、及び瑞々しさを与え、かつ、肌の透明感を高めることができる。また、角質層の水分量の低下が関与する疾患、例えば、アトピー性皮膚炎魚鱗癬、及び老人性乾皮症を改善することもできる。

発明を実施するための最良の形態

0007

以下、本発明について詳細に説明する。 以下の説明において、化粧料なる文言は、所謂化粧料のほかに医薬部外品をも含む広義で用いる。
本発明において、水ナスとは、ナス科ソラナム属の植物種(Solanum Melongena;Egg plant c.v.‘Mizu−nasu’)である。例えば、在来系統品種水茄子柔、和泉水茄子川水茄子などを用いることができるが、本発明はそれらに限るものではない。

0008

水ナスの搾汁液は、果実をそのまま圧搾するか、もしくは果実を破砕したのち、その破砕物を圧搾することにより調製することができる。また、水ナスのエキスは、水ナスの果実を乾燥したのち粉砕して乾燥粉砕物とするか、あるいは、水ナスの果実、又は場合によっては搾汁液に凍結乾燥等を施して得られる乾燥粉末溶媒で抽出することによって調製される。

0009

以下に、抽出エキス調製方法について、果実から抽出する方法を例にとって説明するが、搾汁液の乾燥粉末からの抽出エキスの調製も、これに準じて行うことができる。水ナスの果実からの抽出エキスの調製は、果実を、必要に応じてこれに予め水洗乾燥処理などを施した上、浸漬法向流抽出法など適宜の手段により抽出溶媒と接触させることによって行うことができる。また、超臨界抽出法を用いてもよい。

0011

本発明においては、それら溶媒のうちでも特には高極性のものが好適に使用される。さらには化粧料への幅広い適用が可能であるという点からも、水、低級アルコール類及び多価アルコール類から選ばれた一種の単独溶媒又は二種以上の混合溶媒の使用が好ましく、なかでも水の単独使用が最も好ましい。

0012

混合溶媒を用いる場合の混合比は、例えば、水とエチルアルコールとの混合溶媒であれば、容量比(以下同じ)で1:1〜25:1、水とグリセリンとの混合溶媒であれば1:1〜20:1、また、水と1,3−ブチレングリコールとの混合溶媒であれば、1:1〜20:1の範囲とすることが好ましい。

0013

本発明の抽出エキスの調製に際して、抽出液のpHは5〜9の範囲に保持されることが好ましく、かかる意味で、必要ならば上記の抽出溶媒に、水酸化ナトリウム炭酸ナトリウム水酸化カリウムアルギニンなどのアルカリ性調整剤や、クエン酸塩酸リン酸硫酸などの酸性調整剤等を配合し、所望のpHとなるように調整してもよい。

0014

抽出温度、時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類等によっても異なるが、例えば浸漬法の場合であれば、抽出温度は、一般に0〜90℃である、抽出時間は1〜90時間程度である。

0015

以上の抽出処理が終わったならば、ろ過、遠心分離などの固液分離手段を施して液相を分取し、一般にはそのpHを化粧料配合成分として好ましい範囲である4〜8に調整した上、これをそのまま、もしくは希釈又は減圧濃縮等により適宜の濃度に調整して化粧料に配合する。また、必要ならば、この液相をスプレードライ法凍結乾燥法など常法に従って粉末化して化粧料に配合してもよく、さらに場合によっては、固液分離手段を施す前の抽出原液を化粧料に配合することもできる。また、上記の粉末化処理は、水ナスの搾汁液にこれを施してもよい。

0016

なお、本発明の水ナスの搾汁液又はエキスは、水ナスの果実、搾汁液又はエキスを加水分解処理しても良い。これにより、抽出時の操作性や得られた抽出液の保存安定性が向上するという効果が期待される。加水分解処理の条件としては、酸加水分解アルカリ加水分解酵素加水分解などの常法を用いることができる。

0017

水ナスの果実、又は、その搾汁液もしくはエキスに酵素加水分解処理を施す場合、酵素としては、アクチナーゼ、パパインなどの蛋白分解酵素グルコアミラーゼα−アミラーゼなどの澱粉分解酵素セルラーゼヘミセルラーゼペクチナーゼなどの繊維素分解酵素、及びリパーゼなどの脂肪分解酵素から選ばれた1種又は2種以上が用いられ、特にそれら4種の酵素群からそれぞれ選ばれた1種又は2種以上の酵素を組み合わせ用いることが好ましい。

0018

それらの酵素による水ナスの果実、又は、その搾汁液もしくはエキスに対する酵素加水分解処理は、果実又はエキス粉末を用いる場合であれば、果実は好ましくは予め破砕して細片化した上、それらを水、又は水と低級アルコールもしくは多価アルコールとの混液、好適には水に懸濁もしくは溶解した後 、果汁もしくはエキス溶液を用いる場合であれば、それら溶液をそのまま、又は必要に応じて濃度調整等を施した後、これに酵素を添加し、酵素の至適温度付近に1〜24時間保持することによって行われる。

0019

酵素の添加量は、被処理物として果実を用いる場合であれば、その固形分に対して、合計で0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜1.0%の範囲であり、また、搾汁液、エキス溶液又はエキス粉末を用いる場合は、同じく固形分に対して合計で0.001〜5重量、好ましくは0.01〜0.5重量%の範囲である。

0020

以上の酵素加水分解処理が終わったならば、処理液加熱処理を施して酵素を失活させた後、ここに得られる液をそのまま、もしくはろ過、遠心分離などによって液相を分取し、さらに必要ならばpH調整、濃度調整、又は粉末化処理等を施した上、化粧料の配合原料として供する。

0021

本発明の水ナスの搾汁液及び/又はエキスを配合してなる製品としては、例えば乳液クリームローションエッセンスパック洗顔料などの基礎化粧料口紅ファンデーションリキッドファンデーションメイクアッププレスパウダーなどのメイクアップ化粧料ヘアーシャンプーヘアーリンス、ヘアートリートメントコンディショナー染毛料整髪料などの頭髪化粧料、洗顔料、ボディシャンプー石けんなどの清浄用化粧料、さらには浴剤等が挙げられるが、勿論これらに限定されるものではない。また、美容用経口組成物として、美容飲料、栄養ドリンクスポーツドリンクニアウォータービタミン飲料、ミネラル飲料アルコール飲料などの飲料;各種スープ類粉末スープも含む)、乳製品ゼリーキャンディ錠菓ガム等の食品錠剤、液状、顆粒状又はゼリー状の健康食品・飲料等に配合することもできるが、本発明はこれに限るものではなく、経口摂取できる飲食品等に配合することができる。

0022

本発明の化粧料中における水ナスの搾汁液及び/又はエキスは、固形分として、例えば、基礎化粧料については、一般に0.0001〜5重量%、好ましくは0.001〜3重量%の範囲、メイクアップ化粧料については、一般に0.0001〜5重量%、好ましくは0.001〜2重量%の範囲、頭髪化粧料については、一般に0.0001〜10重量%、好ましくは0.001〜5重量%の範囲、また、清浄用化粧料については、一般に0.0001〜10重量%、好ましくは0.001〜5重量%の範囲である。また、美容用経口組成物については、固形分として、0.1〜15重量%の範囲が好ましい。

0023

本発明に係る水ナスの搾汁液及び/又はエキスを化粧料に配合する場合は、通常化粧料に用いられる成分、例えば、油性成分、界面活性剤保湿剤増粘剤防腐殺菌剤粉体成分紫外線吸収剤生理活性成分美白成分老化防止美肌化・シワ防止成分など)、抗炎症剤抗酸化剤色素香料等を必要に応じて適宜配合することができる。また、本発明の水ナスの搾汁液及び/又はそのエキスの有効性や特長を損なわない限り、既知美白剤を併せて配合することもできる。

0025

界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテルポリオキシエチレン脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルグリセリン脂肪酸エステルポリグリセリン脂肪酸エステルポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルポリオキシエチレン硬化ヒマシ油ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルなどの非イオン界面活性剤脂肪酸塩アルキル硫酸塩アルキルベンゼンスルホン酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α−スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩などのアニオン界面活性剤第四級アンモニウム塩第一級第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩アルキルピリジニウム塩、2−アルキル−1−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩などのカチオン界面活性剤;N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N−トリアルキル−N−アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N−アシルアミドプロピル−N′,N′−ジメチル−N′−β−ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタインなどの両性界面活性剤等を使用することができる。

0027

保湿剤としては、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコールソルビトールキシリトールピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース等の糖類、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体など)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、NMF関連物質乳酸尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物シラン根(白及)抽出物、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。

0031

紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチルパラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−ターシャリーブチル−4−メトキシベンゾイルメタン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾールウロカニン酸、ウロカニン酸エチルアロエ抽出物等がある。

0032

抗酸化剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソールブチルヒドロキシトルエン没食子酸プロピルビタミンE及びその誘導体(例えば、ビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート等)等がある。

0033

美白剤としては、t−シクロアミノ酸誘導体コウジ酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン又はその誘導体、エラグ酸及びその誘導体、ニコチン酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体トラネキサム酸及びその誘導体、4−メトキシサリチル酸カリウム塩マグノリグナン(5,5'−ジプロピルビフェニル−2,2’−ジオール)、4−HPB(ロドデノール、4−(4−ヒドロキシフェニル)−4−ブタノール))、ヒドロキシ安息香酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、α−ヒドロキシ酸AMPアデノシンモノホスフェイト、アデノシン1リン酸)が挙げられ、これらを単独で配合しても、複数を組み合わせて配合しても良い。

0034

上記のコウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレートなどのコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシドなどのコウジ酸糖誘導体等が、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルマグネシウムなどのアスコルビン酸エステル塩類、L−アスコルビン酸−2−グルコシド、L−アスコルビン酸−5−グルコシドなどのアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基など)、L−アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸テトララウリン酸エステルなどのL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3−O−エチルアスコルビン酸、L−アスコルビン酸−2−リン酸−6−O−パルミテートナトリウム、グリセリルアスコルビン酸又はそのアシル化誘導体ビスグリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸グルセリン誘導体、L−アスコルビン酸リン酸アミノプロピル、L−アスコルビン酸のヒアルロン酸誘導体等が、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン−β−D−グルコピラノシド)、α−アルブチン(ハイドロキノン−α−D−グルコピラノシド)等が、トラネキサム酸誘導体としては、トラネキサム酸エステル(例えば、トラネキサム酸ラウリルエステル、トラネキサム酸ヘキサデシルエステル、トラネキサム酸セチルエステル又はその塩)、トラネキサム酸のアミド体(例えば、トラネキサム酸メチルアミド)などが挙げられ、レゾルシノール誘導体としては、例えば、4−n−ブチルレゾルシノール、4−イソアミルレゾルシノール等が、2,5−ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば2,5−ジアセトキシ安息香酸、2−アセトキシ−5−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−5−プロピオニルオキシ安息香酸等が、ニコチン酸誘導体としては、例えばニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等が、α−ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸コハク酸、クエン酸、α−ヒドロキシオクタン酸等がある。

0035

生理活性成分としては、美白成分として、例えば、胎盤抽出液、ソウハクヒ抽出物ユキノシタ抽出物シソ抽出物米糠抽出物又はその加水分解物白芥子抽出物又はその加水分解物、白芥子発酵物シャクヤク抽出物又はその加水分解物、乳酸菌醗酵米、ムラサキシキブ抽出物、ハス種子抽出物又はその加水分解物、ハス種子発酵物、党参抽出物、ハトムギ加水分解物、ハトムギ種子発酵物、ローヤルゼリー発酵物、酒粕発酵物、パンダヌス・アマリリフォウス(Pandanus amaryllifolius Roxb.)抽出物、アルカンジェリシアフラバ(Arcangelicia flava Merrilli)抽出物、カミツレ抽出物等が上げられ、抗老化成分として、サンゴ草抽出物、イネの葉の抽出物又はその加水分解物、アンズ果実の抽出物、カタメンキリンサイ等の海藻の抽出物、アマモ等の海産顕花植物の抽出物、豆乳発酵物クラゲ水、米抽出物又はその加水分解物、米醗酵エキス、発芽米抽出物又はその加水分解物、発芽米発酵物、黒豆抽出物又はその加水分解物、ダマスクバラの花の抽出物、タケノコの皮の抽出物、リノール酸及びその誘導体もしくは加工物(例えばリポソーム化リノール酸など)、動物又は由来のコラーゲン及びその誘導体、エラスチン及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体(ジカリウム塩等)、t−シクロアミノ酸誘導体、ビタミンA及びその誘導体、アラントインジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ−アミノβ−ヒドロキシ酪酸ゲンチアナ抽出物、甘草抽出物ニンジン抽出物、アロエ抽出物、ミツイシコンブ抽出物、ヘチマ抽出物アナアオサ抽出物、ジュアゼイロ(Zizyphus joazeiro)抽出物等がある。

0036

次に、製造例、試験例及び実施例(化粧料の処方例)を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また、%はすべて重量%を意味する。

0037

製造例1.水ナス搾汁液の調製(1)
水ナス(泉州産。以下同じ)の果実2800gをフードプロセッサーペースト状にし、さらにそれを圧搾して得られた液をろ過し、黄褐色澄明の水ナス搾汁液2010gを得た(固形分濃度4.10%)。

0038

製造例2.水ナス搾汁液の調製(2)
水ナスの果実2800gをフードプロセッサーでペースト状にし、さらにそれを圧搾して得られた液を活性炭脱色処理を行い、無色透明の水ナス搾汁液1920gを得た(固形分濃度3.85%)。

0039

製造例3.水ナス果実エキスの調製(1)
水ナスの果実の乾燥物100gに精製水1000gを混合し、40℃で4時間抽出を行った後ろ過し、黄色澄明の水ナス果実抽出液800gを得た(固形分濃度1.50%)。

0040

製造例4.水ナス果実エキスの調製(2)
水ナスの果実の乾燥物100gに精製水と1,3‐ブチレングリコールの7:3(重量比)混液1200gを混合し、80℃で2時間抽出を行った後ろ過し、黄褐色澄明の水ナス果実抽出液893gを得た(固形分濃度1.01%)。

0041

製造例5.水ナス果実エキスの調製(3)
水ナスの果実の乾燥物100gに精製水とエタノールの1:1(重量比)混液800gを混合し、4℃で72時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色澄明の水ナス果実抽出液635gを得た(固形分濃度0.80%)。

0042

製造例6.水ナス果実エキスの調製(4)
水ナスの果実の乾燥物100gを粉砕機で粉砕した後篩別し、平均粒径20μmの水ナス果実乾燥物粉末84gを得た。

0043

製造例7.水ナス搾汁液粉末の調製
製造例1と同様にして得た水ナス搾汁液500gを凍結乾燥した後粉砕し、黄褐色の水ナス搾汁液粉末19.7gを得た。

0044

実施例1.クリーム
[A成分] 部
流動パラフィン5.0
パラフィン5.0
グリセリルモノステアレート2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート6.0
ブチルパラベン0.1
[B成分] 部
製造例1の水ナス搾汁液10.0
グリセリン5.0
メチルパラベン0.1
コラーゲン2.0
精製水全量が100部となる量
[C成分]
香料適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合してクリームを得た。

0045

実施例2.クリーム
実施例1のB成分中製造例1の水ナス搾汁液に代えて製造例2の水ナス搾汁液を用いるほかは実施例1と同様にしてクリームを得た。

0046

実施例3.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン6.0
ヘキサラン4.0
ホホバ油1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート2.0
大豆レシチン1.5
フェノキシエタノール0.03
[B成分] 部
製造例1の水ナス搾汁液10.0
グリセリン3.0
1、3−ブチレングリコール2.0
カルボキシメチルセルロース0.3
ヒアルロン酸ナトリウム0.01
精製水全量が100部となる量
[C成分]
香料適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。

0047

実施例4.ローション
[成分] 部
製造例2の水ナス搾汁液10.0
エタノール10.0
グリセリン3.0
1、3−ブチレングリコール2.0
メチルパラベン0.2
クエン酸0.1
クエン酸ナトリウム0.3
カルボキシビニルポリマー0.1
香料適量
水酸化カリウム適量
精製水全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。

0048

実施例5.化粧水
[A成分] 部
オリーブ油1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルエーテル0.5
ブチルパラベン0.1
[B成分] 部
製造例2の水ナス搾汁液10.0
エタノール5.0
グリセリン5.0
1,3−ブチレングリコール5.0
メチルパラベン0.1
水酸化カリウム適量
精製水全量が100部となる量
[C成分] 部
香料適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃以上に加温後、A成分にB成分を加えて攪拌し、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて攪拌混合し、さらに30℃以下まで冷却して化粧水を得た。

0049

実施例6.乳液
実施例3のB成分中、製造例1の水ナス搾汁液に代えて製造例3の水ナス果実抽出液を用いるほかは実施例3と同様にして乳液を得た。

0050

実施例7.乳液
実施例3のB成分中、製造例1の水ナス搾汁液に代えて製造例4の水ナス果実抽出液を用いるほかは実施例3と同様にして乳液を得た。

0051

実施例8.乳液
実施例3のB成分中、製造例1の水ナス搾汁液に代えて製造例5の水ナス果実抽出液を用いるほかは実施例3と同様にして乳液を得た。

0052

実施例9.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン6.0
ヘキサラン4.0
ホホバ油1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート2.0
大豆レシチン1.5
メチルパラベン0.15
エチルパラベン0.03
[B成分] 部
製造例1の水ナス搾汁液10.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0
グリセリン3.0
1、3−ブチレングリコール2.0
カルボキシメチルセルロース0.3
ヒアルロン酸ナトリウム0.01
水酸化カリウ 適量
精製水全量が100部となる量
[C成分]
香料適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。

0053

実施例10.乳液
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム2.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。

0054

実施例11.乳液
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン3.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。

0055

実施例12.乳液
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてニコチン酸アミド3.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。

0056

実施例13.乳液
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてトラネキサム酸2.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。

0057

実施例14.乳液
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてソウハクヒ抽出物5.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。

0058

実施例15.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン6.0
ホホバ油1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート2.0
大豆レシチン1.5
メチルパラベン0.15
エチルパラベン0.03
[B成分] 部
製造例1の抽出物溶液5.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0
アルブチン3.0
水酸化カリウム0.5
グリセリン3.0
1、3−ブチレングリコール2.0
カルボキシメチルセルロース0.3
ヒアルロン酸ナトリウム0.01
精製水全量が100部となる量
[C成分]
香料適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。

0059

実施例16.ローション
[成分] 部
製造例2の水ナス搾汁液3.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0
エタノール10.0
グリセリン3.0
1,3−ブチレングリコール2.0
メチルパラベン0.2
クエン酸0.1
クエン酸ナトリウム0.3
アルギン酸ナトリウム0.1
水酸化カリウム適量
香料適量
精製水全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。

0060

実施例17.プレストパウダー
[A成分] 部
ベンガラ0.5
黄酸化鉄1.5
黒酸化鉄0.1
酸化チタン10.0
6−ナイロンパウダー4.0
セリサイト全量が100部となる量
マイカ23.0
タルク25.0
製造例6の水ナス果実乾燥物粉末0.1
[B成分] 部
スクワラン1.0
メチルポリシロキサン4.0
プロピルパラベン0.1
デヒドロ酢酸0.1
流動パラフィン2.0
香料適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ混合攪拌し混合した後、200メッシュタイラーメッシュにかけ、得られた混合粉末金型に打型してプレストパウダーを得た。

0061

実施例18.リキッドファンデーション
[A成分] 部
ステアリン酸2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール2.0
セトステアリルアルコール0.2
液状ラノリン2.0
流動パラフィン3.0
ミリスチン酸イソプロピル8.5
プロピルパラベン0.05
[B成分] 部
製造例1の水ナス搾汁液5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム0.2
ベントナイト0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン1.1
メチルパラベン0.1
精製水全量が100部となる量
[C成分] 部
酸化チタン8.0
タルク4.0
着色顔料適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ加温した後混合攪拌した。これを再加温し、上記のC成分を添加して型に流し込み、室温になるまで攪拌してリキッドファンデーションを得た。

0062

実施例19.クリームファンデーション
[A成分] 部
ステアリン酸5.0
セタノール2.0
モノステアリン酸グリセリル3.0
流動パラフィン5.0
スクワラン3.0
ミリスチン酸イソプロピル8.0
ポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸グリセリル 2.0
プロピルパラベン0.1
[B成分] 部
製造例2の水ナス搾汁液5.0
ソルビトール3.0
1,3−ブチレングリコール5.0
トリエタノールアミン1.5
メチルパラベン0.1
精製水全量が100部となる量
[C成分] 部
酸化チタン8.0
タルク2.0
カオリン5.0
ベントナイト1.0
着色顔料適量
[D成分] 部
香料0.3
C成分を混合し、粉砕機で粉砕した。B成分を混合し、これに粉砕したC成分を加え、コロイドミル均一分散させた。A成分及び均一分散させたB、C成分をそれぞれ80℃に加温後、B、C成分にA成分を攪拌しながら加え、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、D成分を加えて攪拌混合し、さらに攪拌しながら30℃以下まで冷却してクリームファンデーションを得た。

0063

実施例20.ヘアートニック
[A成分] 部
エタノール60.0
l−メントール0.5
香料0.1
メチルパラベン0.1
[B成分] 部
グリセリン2.0
1,3−ブチレングリコール2.0
製造例5の水ナス果実抽出液10.0
精製水全量が100部となる量
上記のA成分とB成分をそれぞれ常温で溶解した後、A成分にB成分を攪拌しながら加え溶解させてヘアートニックを得た。

0064

実施例21.ヘアートリートメント
[成分] 部
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム6.0
ポリビニルピロリドン4.0
グリセリン1.0
エチルパラベン0.1
製造例3の水ナス果実抽出液5.0
精製水全量が100部となる量
上記の成分を80℃に加温した後混合攪拌してヘアートリートメントを得た。
本品はヘアーパックとしても好適なものであった。

0065

実施例22.ヘアーシャンプー
[A成分] 部
N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム10.0
ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム20.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド4.0
メチルパラベン0.1
[B成分] 部
クエン酸0.1
製造例4の水ナス果実抽出液5.0
1,3−ブチレングリコール2.0
精製水全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してヘアーシャンプーを得た。

0066

実施例23.ヘアーリンス
[A成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム2.0
2−エチルヘキサン酸グリセリル1.0
セタノール3.2
ステアリルアルコール1.0
メチルパラベン0.1
[B成分] 部
製造例1の水ナス搾汁液5.0
1,3−ブチレングリコール5.0
精製水全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してヘアーリンスを得た。

0067

実施例23.ボディシャンプー
[A成分] 部
N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド3.0
メチルパラベン0.1
[B成分]
製造例2の水ナス搾汁液10.0
1,3−ブチレングリコール2.0
精製水全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してボディシャンプーを得た。

0068

実施例24.石けん
[A成分] 部
硬化ヒマシ油26.0
ヤシ油10.0
オリーブ油4.0
[B成分] 部
水酸化ナトリウム6.0
砂糖10.0
グリセリン5.0
製造例7の水ナス搾汁液粉末0.5
精製水全量が100部となる量
[C成分] 部
エタノール20.0
香料適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加えてケン化した。これを攪拌しながら50℃まで冷却し、C成分を加えた。これを型に流し込み冷却した後、室温下で数日間乾燥させ、充分に乾燥したものを型から取りだして石けんを得た。

0069

処方例25.美容飲料
製造例1の水ナス搾汁液10.0
コラーゲン8.0
クエン酸0.1
甘味料スクロース) 0.01
酸化防止剤ビタミンC)0.01
精製水全量が100部となる量

0070

処方例26.錠剤
水ナス果実エキス20.0
ビタミンC20.0
脂肪酸エステル10.0
乳酸カルシウム20.0
乳糖30.0
上記重量部の各成分を混合した後、加圧成形し、錠剤とした。

0071

試験例1.フィラグリン産生促進評価試験
ヒト表皮細胞HK16−0bを、6穴マイクロプレートに2×105個/穴の濃度となるように播種した。培地としては、MCDB153(SIGMA社製)に増殖促進剤としてエピダーセルHKGS(クラボウ社製)を添加したものを用いた。37℃で3日間プレ培養した後、試料溶液を1.0%の濃度(溶液濃度として)で含む培地と交換し、37℃でさらに4日間培養した。比較対照として表皮細胞の分化促進作用を有する塩化カルシウムに関しても1.8mMを含む培地と交換し、同様の操作を行った。次に培地を除去し、PBS(−)で洗浄後、トリプシンEDTA0.5mL/穴を添加し、5分間処理して細胞剥離し、回収した。得られた細胞回収液を遠心分離(1200rpm×10分間、4℃)し、上清を除去した。PBS(−)を加えて懸濁し、同条件で遠心分離を行い、ペレットを得た。得られたペレットに0.25M Tris−HCl(pH7.8:9M尿素、0.1%(v/v)Triton X−100含)を加え懸濁し、100℃で5分間加熱し、さらに超音波で5分間処理を行い、細胞を溶解した。この液を遠心分離(10000rpm×10分間)し、回収した上清を細胞溶解液とした。回収した各々の細胞溶解液5μLを取り、5倍希釈したProtein Assay Dye Reagent Concentrate(バイオラッド社製)を200μL加え室温にて5分間静置し、570nmにおける吸光度を測定した。予めBSAを任意の濃度に調製した液を同様の操作にて測定し、作成した検量線から各々の細胞溶解液のタンパク質濃度を算出した。全ての細胞溶解液のタンパク質濃度が0.8mg/mLとなるように希釈調製して、ドットブロット試験の試料とした。フィラグリン合成量は、ドットブロット法を用いた酵素抗体法にて測定した。詳しくは、前記で得られた0.8mg/mLに調製した細胞溶解液をニトロセルロース膜にドットブロットし、抗フィラグリン抗体、HRP標識IgG抗体にて処理した後、EzWestBlue(アトー株式会社製)にて発色させた。発色させたメンブレンデジタル画像として取り込み、ImageJにて数値化し、対照区のフィラグリン発現量を100%とした時の試料添加区のフィラグリン合成率を相対値として算出した。

0072

試験例1の結果を表1に示す。
[表1]

0073

表1に示すように、本発明に係る抽出物は、格段にすぐれたフィラグリン産生促進効果を有することが確認された。

0074

試験例2.角層水分量測定方法
被験者の左前腕内側部に被験部(1cm×1cm)を設け、Skicon−200を用いて各被験部の角層水分量を測定し、その平均を各被験部の初期値とした。各初期値を測定後、2箇所の試験区コントロール区を設定し、本発明の製造例の抽出物を5.0%含むローションの塗布(試験区への塗布)と、試料の代わりに精製水を含むローションの塗布(コントロール区への塗布)を開始した(1日2回)。6日間後に同様に各被験部の角層水分量の測定を行った。

0075

試験例2の結果を表に示す。
[表2]

0076

表2に示すように、本発明に係る抽出物は、皮膚の角層水分量の保持作用を顕著に向上させることが確認された。

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