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技術 電動工具

出願人 株式会社マキタ
発明者 高橋孝二榊原勇治
出願日 2014年4月10日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2014-081030
公開日 2015年11月12日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2015-199182
状態 特許登録済
技術分野 携帯用動力工具一般
主要キーワード スライドガイド構造 LED照射器 かみあいクラッチ 螺子留め 側面段差 工具使用者 前側範囲 引掛け用
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年11月12日)のものです。
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図面 (15)

課題

電動工具押し付けを止めて電動工具を引き戻す握り手で電動工具をしっかり把持可能となるように、電動工具への指掛かりを高めるようにする。

解決手段

駆動本体13の外周面には、上記した握り方で人差し指H2を配置可能とするように凹まされる人差し指配置部27が設けられている。また、駆動本体13の外周面には、中指H3を配置可能とするように凹まされる中指配置部31が設けられている。また、駆動本体13の外周面には上記した握り方で中指H3あるいは薬指H4を配置可能とするように凹まされる補助指配置部が設けられている。人差し指配置部27は、その凹みにより人差し指配置部27に配置された人差し指の指掛かりを向上させることができる。中指配置部31は、その凹みにより中指配置部31に配置された中指H3の指掛かりを向上させる。

概要

背景

スクリュードライバハンマドリルに代表される電動工具が知られている。この種の電動工具は、モータを収めて駆動力を発生する駆動本体と、工具使用者手握りするハンドル部とを有する。この駆動本体とハンドル部との互いは、側面視が略L字の逆様形をなすよう設定されている。つまり、この種の電動工具は、ピストルを模して使用態様で使用できるように駆動本体とハンドル部とが配置設定されている(例えば特許文献1参照)。

概要

電動工具の押し付けを止めて電動工具を引き戻す握り手で電動工具をしっかり把持可能となるように、電動工具への指掛かりを高めるようにする。駆動本体13の外周面には、上記した握り方で人差し指H2を配置可能とするように凹まされる人差し指配置部27が設けられている。また、駆動本体13の外周面には、中指H3を配置可能とするように凹まされる中指配置部31が設けられている。また、駆動本体13の外周面には上記した握り方で中指H3あるいは薬指H4を配置可能とするように凹まされる補助指配置部が設けられている。人差し指配置部27は、その凹みにより人差し指配置部27に配置された人差し指の指掛かりを向上させることができる。中指配置部31は、その凹みにより中指配置部31に配置された中指H3の指掛かりを向上させる。

目的

本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、電動工具に対して出力軸回転軸線に沿って力を加える使用態様において、電動工具の押し付けを止めて電動工具を引き戻す握り手で電動工具をしっかり把持可能となるように、上記した使用態様における電動工具への指掛かりを高めるようにすることにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

モータを収めて駆動力を発生する駆動本体と、前記駆動本体の前側で前記駆動力を外部出力する出力部と、前記駆動本体の下部から下側に延びるように設けられるハンドル部と、を有する電動工具であって、前記駆動本体の外周面には、前記駆動本体を後側から親指人差し指で挟み込むようにする握り方で、中指を配置可能とするように凹まされる中指配置部が設けられている、ことを特徴とする電動工具。

請求項2

請求項1に記載の電動工具において、前記駆動本体の外周面には、前記の握り方で人差し指を配置可能とするように凹まされる人差し指配置部が設けられている、ことを特徴とする電動工具。

請求項3

請求項1または請求項2に記載の電動工具において、前記駆動本体の外周面には、前記の握り方で中指あるいは薬指を配置可能とするように凹まされる補助指配置部が設けられている、ことを特徴とする電動工具。

請求項4

請求項1から請求項3のいずれかに記載の電動工具において、前記駆動本体の外周面を形成する本体ハウジングには、該本体ハウジングの内部と外部とを連通する吸気用開口部および排気用開口部が設けられており、前記吸気用開口部および前記排気用開口部は、前記本体ハウジングの下部の領域に設けられている、ことを特徴とする電動工具。

請求項5

請求項4に記載の電動工具において、前記中指配置部は、前記吸気用開口部および前記排気用開口部の両者の前側の位置に設定されている、ことを特徴とする電動工具。

請求項6

請求項4または請求項5に記載の電動工具において、前記補助指配置部は、前記吸気用開口部および前記排気用開口部の両者の間の位置に設定されている、ことを特徴とする電動工具。

技術分野

0001

本発明は、スクリュードライバハンマドリルに代表される電動工具に関する。

背景技術

0002

スクリュードライバやハンマドリルに代表される電動工具が知られている。この種の電動工具は、モータを収めて駆動力を発生する駆動本体と、工具使用者手握りするハンドル部とを有する。この駆動本体とハンドル部との互いは、側面視が略L字の逆様形をなすよう設定されている。つまり、この種の電動工具は、ピストルを模して使用態様で使用できるように駆動本体とハンドル部とが配置設定されている(例えば特許文献1参照)。

先行技術

0003

特公平03−50675号公報

発明が解決しようとする課題

0004

一方、上記した電動工具の使用態様にあっては、出力軸回転軸線に沿って電動工具に対して力を加えるように握る使用態様が知られている。このような使用態様としては、駆動本体を後側から親指人差し指で挟み込むようにするように握り、これら親指と人差し指との間で駆動本体の後端押し付けるように力を加えるようにする。この際、握り手の親指と人差し指との間は出力軸の回転軸線上に配置されて、この握り手によって電動工具に対して出力軸の回転軸線に沿って力を加えることができる。

0005

他方、上記した電動工具の使用態様において、電動工具の押し付けを止めて電動工具を引き戻すにあたっては、押し付けていた握り手で電動工具をしっかり把持可能にしておく必要がある。

0006

本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、電動工具に対して出力軸の回転軸線に沿って力を加える使用態様において、電動工具の押し付けを止めて電動工具を引き戻す握り手で電動工具をしっかり把持可能となるように、上記した使用態様における電動工具への指掛かりを高めるようにすることにある。

課題を解決するための手段

0007

上記した課題を解決するにあたって、本発明に係る電動工具は次の手段をとる。すなわち、本発明の第1の発明に係る電動工具は、モータを収めて駆動力を発生する駆動本体と、前記駆動本体の前側で前記駆動力を外部出力する出力部と、前記駆動本体の下部から下側に延びるように設けられるハンドル部と、を有する電動工具であって、前記駆動本体の外周面には、前記駆動本体を後側から親指と人差し指で挟み込むようにする握り方で、中指を配置可能とするように凹まされる中指配置部が設けられている、ことを特徴とする。この第1の発明に係る電動工具によれば、駆動本体の外周面には中指を配置可能とするように凹まされる中指配置部が設けられているので、中指配置部の凹みにより中指配置部に配置された中指の指掛かりを向上させることができる。これによって、電動工具の押し付けを止めて電動工具を引き戻す握り手によって、電動工具をしっかり把持することが可能となる。

0008

また、第2の発明に係る電動工具は、前記第1の発明に係る電動工具において、前記駆動本体の外周面には、前記の握り方で人差し指を配置可能とするように凹まされる人差し指配置部が設けられている、ことを特徴とする。この第2の発明に係る電動工具によれば、駆動本体の外周面には前記の握り方で人差し指を配置可能とするように凹まされる人差し指配置部が設けられているので、人差し指配置部の凹みにより人差し指配置部に配置された人差し指の指掛かりを向上させることができる。これによって、電動工具の押し付けを止めて電動工具を引き戻す際、この握り手によって電動工具をしっかり把持することが可能となる。

0009

また、第3の発明に係る電動工具は、前記第1または前記第2の発明に係る電動工具において、前記駆動本体の外周面には、前記の握り方で中指あるいは薬指を配置可能とするように凹まされる補助指配置部が設けられている、ことを特徴とする。この第3の発明に係る電動工具によれば、駆動本体の外周面には前記の握り方で中指あるいは薬指を配置可能とするように凹まされる補助指配置部が設けられているので、補助指配置部の凹みにより補助指配置部に配置された中指あるいは薬指の指掛かりを向上させることができる。これによって、電動工具の押し付けを止めて電動工具を引き戻す際、この握り手によって電動工具をしっかり把持することが可能となる。

0010

また、第4の発明に係る電動工具は、前記第1から前記第3のいずれかの発明に係る電動工具において、前記駆動本体の外周面を形成する本体ハウジングには、該本体ハウジングの内部と外部とを連通する吸気用開口部および排気用開口部が設けられており、前記吸気用開口部および前記排気用開口部は、前記本体ハウジングの下部の領域に設けられている、ことを特徴とする。この第4の発明に係る電動工具によれば、吸気用開口部および排気用開口部は本体ハウジングの下部の領域に設けられているので、指が掛かってしまいたくない領域を本体ハウジングの下部の領域に設定することができる。これによって、指が掛かってしまっても良い本体ハウジングの側面部分の領域を拡げることができて、上記した中指配置部や人差し指配置部や補助指配置部を設けるにあたっての配置位置の自由度を高めることができる。したがって、電動工具としての扱い易さを高めたり、電動工具としてのデザイン性を高めたりすることができる。

0011

また、第5の発明に係る電動工具は、前記第4の発明に係る電動工具において、前記中指配置部は、前記吸気用開口部および前記排気用開口部の両者の前側の位置に設定されている、ことを特徴とする。この第5の発明に係る電動工具によれば、中指配置部は吸気用開口部および排気用開口部の両者の前側の位置に設定されているので、吸気用開口部および排気用開口部の連通開口を確保しながら中指配置部も適切に設けることができる。これによって、上記した電動工具としての有利さを享受することができながら、中指配置部も適切に確保することができる。

0012

また、第6の発明に係る電動工具は、前記第4または前記第5の発明に係る電動工具において、前記補助指配置部は、前記吸気用開口部および前記排気用開口部の両者の間の位置に設定されている、ことを特徴とする。この第6の発明に係る電動工具によれば、補助指配置部は吸気用開口部および排気用開口部の両者の間の位置に設定されているので、吸気用開口部および排気用開口部の連通開口を確保しながら補助指配置部も適切に設けることができる。これによって、上記した電動工具としての有利さを享受することができながら、中指あるいは薬指を配置可能とする補助指配置部も適切に確保することができる。

図面の簡単な説明

0013

外観側面視したスクリュードライバを示す外観側面図である。
図1のスクリュードライバの内部構造半割り断面にて示す断面図である。
図2の(III)-(III)断面矢視を示す断面図である。
図1の(IV)-(IV)断面矢視を示す断面図である。
図1の(V)-(V)断面矢視を示す断面図である。
図1の(VI)-(VI)断面矢視を示す断面図である。
図1の(VII)-(VII)断面矢視を示す断面図である。
コントローラの内部構造を模式的に示す内部断面図である。
図1のスクリュードライバを手で握った場合の第1の握り例を模式的に示す側面図である。
第2の握り例を模式的に示す側面図である。
第3の握り例を模式的に示す側面図である。
第4の握り例を模式的に示す側面図である。
第5の握り例を模式的に示す側面図である。
第6の握り例を模式的に示す側面図である。

実施例

0014

以下、本発明に係る電動工具を実施するための第1の実施の形態について説明する。図1図7に示すスクリュードライバ10は、本発明に係る電動工具に相当する。なお、図1の側面図は、外観側面視したスクリュードライバ10を示している。図2の断面図は、図1のスクリュードライバ10の内部構造を半割り断面にて示している。図3の断面図は、図2の(III)-(III)断面矢視を示す断面図である。図4の断面図は、図1の(IV)-(IV)断面矢視を示している。図5の断面図は、図1の(V)-(V)断面矢視を示している。図6の断面図は、図1の(VI)-(VI)断面矢視を示している。図7の断面図は、図1の(VII)-(VII)断面矢視を示している。

0015

なお、説明の都合上、図示記載のとおりでスクリュードライバ10に関する前後上下左右を規定している。具体的に言えば、このスクリュードライバ10のうち出力側がスクリュードライバ10の前側(工具前側)として規定し、この逆側をスクリュードライバ10の後側として規定している。また、バッテリ装着側がスクリュードライバ10の下側(工具下側)として規定し、この逆側をスクリュードライバ10の上側として規定している。また、これらの前後上下の方向に基づいて、スクリュードライバ10の左右方向が規定されるものとなっている。

0016

図1に示すスクリュードライバ10は、スクリュとも称される雄螺子螺旋回しする電動の工具である。このスクリュードライバ10は、電源として充電式バッテリ90が装着される。スクリュードライバ10は、概略、駆動本体13と、出力機構部40と、ハンドル部60と、バッテリ装着部70とを備える。駆動本体13は、外装をなすハウジング20の一部となるモータハウジング部21に電動モータ14が収められて構成される。なお、このモータハウジング部が、本発明に係る本体ハウジングに相当する。電動モータ14は、ブラシレスDCモータにて構成されている。

0017

なお、ハウジング20は、電動モータ14を収めるモータハウジング部21として形成されるほか、ハンドル部60の外形をなすハンドルハウジング部61としても形成され、バッテリ装着部70を形成する下部拡大部71としても形成される。なお、ハウジング20は、半割りの樹脂成形品合体させることにより形成される。具体的には、半割りの右ハウジング201と左ハウジング202とを、不図示の螺子部材により螺子留めすることにより合体されて形成される。このため、図2に示す右ハウジング201には、螺子留め用の7箇所の螺子ボス22が設けられるものとなっている。

0018

電動モータ14は、通常のブラシレスDCモータと同様、ロータ部15と、ステータ部16とを備える。ロータ部15は、概略、モータ軸151と、ロータコア155と、不図示の4つのマグネットとを備える。モータ軸151は、ベアリング181,182を介してハウジング20に支持されている。具体的には、モータ軸151の後端は、モータハウジング部21(ハウジング20)に支持される後側ベアリング181を介して回転可能に支持されている。また、モータ軸151の前側範囲も、モータハウジング部21(ハウジング20)に支持される前側ベアリング182を介して回転可能に支持されている。なお、この前側ベアリング182は、ベアリングリテーナ19を介してハウジング20に支持されている。なお、これらのベアリング181,182は、ボールベアリングにて構成されている。モータ軸151の周囲には、ロータコア155が取り付けられている。

0019

ステータ部16は、概略、ステータコア161と、インシュレータ163と、コイル165と、センサ基板167とを備える。ステータコア161は、モータ軸151の外周位置に回転周方向に並んで設けられている。ステータコア161は、モータハウジング部21に支持されている。ステータコア161の周囲には、インシュレータ163が配置されている。ステータコア161の内側にはコイル165が設けられている。コイル165は、動力線166を介してコントローラ75から電力供給される。電力供給されたコイル165は、不図示の4つのマグネットに作用する磁場を発生する。コイル165の後側には、センサ基板167が設けられている。センサ基板167は、3つのホールICを備える。つまり、センサ基板167は、コイル165に磁場を発生させるにあたってマグネットとコイル165との関係を検出し、コントローラ75に検出信号を送信する。なお、後側ベアリング181は、センサ基板167の後側に配置されてモータ軸151を支持している。

0020

ところで、電動モータ14はブラシレスDCモータにて構成される。このため、この電動モータ14は、この種のスクリュードライバ10に利用されるブラシモータの大きさに比して嵩張りが小さくなっている。詳しく言えば、この電動モータ14のモータ軸151の軸線方向(図示前後方向)の長さは、この種のスクリュードライバ10に利用されるブラシモータに比して短くなっている。また、この電動モータ14のモータ軸151の径方向(図示左右上下方向)の長さも、この種のスクリュードライバ10に利用されるブラシモータに比して短くなっている。

0021

モータ軸151の前側範囲には、冷却ファン185が取り付けられている。この冷却ファン185は、モータ軸151の前側ベアリング182に支持される箇所の後側に設けられている。この冷却ファン185は、遠心式ファンにて構成され、主としてコイル165から生ずる電動モータ14の熱を冷却する。冷却ファン185は、モータ軸151の回転軸線方向後側から吸気し、モータ軸151の回転径方向遠心側排気する。この冷却ファン185が吸気する作用は、後にも説明するモータハウジング部21に設けられる吸気用開口部55から外気をモータハウジング部21の内部に吸い込むように作用をする。

0022

また、この冷却ファン185が排気する作用は、次に説明するモータハウジング部21に設けられる排気用開口部56から、モータハウジング部21の内部空気を外部に排出させるように作用をする。また、このモータ軸151の前端には、後に説明する出力ギア42と噛合するモータギア152が設けられている。このように電動モータ14を収める駆動本体13は、この電動モータ14によってモータギア152を回転させる回転駆動力を生ずる。なお、この駆動本体13の外周面に形成されるハンドル構造については後に説明するものとする。

0023

駆動本体13の外周面130を形成するモータハウジング部21には、吸気用開口部55および排気用開口部56が設けられている。これら吸気用開口部55および排気用開口部56は、モータハウジング部21の内部と外部とを連通させる開口部である。これら吸気用開口部55および排気用開口部56は、モータハウジング部21の下部の領域に設けられている。言い換えれば、モータハウジング部21の中間部分29には、後に説明する握り手Hの人差し指H2や中指H3を配置可能なスペースが十分に確保されている。

0024

なお、吸気用開口部55は、モータハウジング部21のうち、後に説明する押込みスイッチ63や方向切替レバー635の上側箇所に設定されている。吸気用開口部55は、モータハウジング部21の下部の領域にて、矩形の小さな孔を前後方向で複数並列させることにより形成される。なお、この吸気用開口部55は、ステータ部16のコイル165の下側に設定されている。この吸気用開口部55の内部には、ステータコア161の外周のインシュレータ163が配置されている。インシュレータ163は、電動モータ14に対して後側から前側に通気するように冷却ファン185による送風ガイドする。

0025

これに対して排気用開口部56は、冷却ファン185の回転径方向の外側位置に配置されている。つまり、この排気用開口部56は、冷却ファン185の排気方向に設定されている。この排気用開口部56は、モータハウジング部21の下部の領域となるモータハウジング部21の下側面箇所に設けられている。この排気用開口部56は、下側面箇所に設けられていることにより下側を向いて開口されるものとなっている。この排気用開口部56は、矩形の小さな孔を左右方向で複数並列させることにより形成される。なお、この排気用開口部56は、冷却ファン185により排気される通気路を確保するように、冷却ファン185の外周縁との間で適宜のクリアランスが設定されている。また、この冷却ファン185の前側には、後に詳述するが、段差部310が設けられて中指配置部31の下部段差部315として設定されている。

0026

次に、出力機構部40について説明する。出力機構部40は、本発明に係る出力部に相当する。出力機構部40は、上記した駆動本体13の前側に設けられている。出力機構部40は、上記した駆動本体13により生ずる回転駆動力を外部に出力可能に構成される。出力機構部40は、概略、ギア駆動部41と、クラッチ部45とを備える。ギア駆動部41は、モータギア152と噛合する出力ギア42と、出力ギア42を支持する回転軸43とを備える。出力ギア42は、モータギア152の上側に隣接配置されてモータギア152と噛合し、モータギア152からの回転駆動力を受けて回転する。また、出力ギア42の前面には、従動回転体47の噛合い雌部471と噛み合い可能な噛合い雄部421が設けられている。なお、出力ギア42の噛合い雄部421が、従動回転体47の噛合い雌部471と噛み合っている場合には、出力ギア42と従動回転体47とが一体に回転するものとなる。

0027

出力ギア42を支持する回転軸43は、後側がボールベアリング44により回転可能に支持されており、前側がクラッチ部45の従動回転体47により回転可能に支持されている。このボールベアリング44は、ベアリングリテーナ19を介してハウジング20に支持されている。また、従動回転体47は、メタルベアリング48を介してクラッチハウジング46に支持されている。クラッチ部45は、所謂かみあいクラッチとして機能している。クラッチ部45は、概略、クラッチハウジング46と、従動回転体47と、外し付勢ばね475とを備える。

0028

クラッチハウジング46は、図4に示すように、3つの螺子部材49によりハウジング20に螺子留めされている。具体的には、クラッチハウジング46は、上側が2点で螺子部材49によりハウジング20に螺子留めされており、下側が1点で螺子部材49によりハウジング20に螺子留めされている。これらの3つの螺子部材49は、ハウジング20に対して前から後側に向けて捩じ込むようにして螺合されている。このように3点の螺子留めされるクラッチハウジング46を含めたハウジング20(モータハウジング部21)の前端の下側部分は、下側に向かうにしたがって窄むようにスリム化された形状を有している。

0029

従動回転体47は、上記したように出力ギア42の噛合い雄部421と噛合い可能に構成されつつ、ドライバ工具95を一体回転可能とする工具取付部472が設けられている。すなわち、従動回転体47の後面には、出力ギア42の噛合い雄部421と噛合い可能な噛合い雌部471が設けられている。また、従動回転体47の前側には、ドライバ工具95が嵌合可能な工具取付部472が設けられている。なお、この工具取付部472の前側には、ドライバ工具95をガイドするガイドスリーブ501が設けられている。ガイドスリーブ501は、保持スリーブ503によりクラッチハウジング46と一体締結されている。なお、ドライバ工具95は、ガイドスリーブ501の内部にてメタルベアリング504を介して前後方向で移動可能に且つ回転可能に支持されている。なお、工具取付部472に取り付けられたドライバ工具95は、前端部分がガイドスリーブ501の前端開口部502から突き出されるものとなっている。

0030

外し付勢ばね475は、従動回転体47の出力ギア42との噛合いを外す方向へ付勢するコイルばねである。すなわち、外し付勢ばね475は、従動回転体47を出力ギア42から離間させる前側に向けて付勢している。このため、従動回転体47は、外し付勢ばね475の付勢力を受けて前側に位置している場合には、噛合い雌部471は噛合い雄部421と噛み合っていない状態となる。この際、従動回転体47は出力ギア42と一体回転することがなく、出力ギア42は空転される状態となる。これに対して、外し付勢ばね475の付勢力に抗してドライバ工具95を後側へ押し込むと、このドライバ工具95の押込みを受けて従動回転体47も後側へと押し込まれる。つまり、ドライバ工具95の後退と共に従動回転体47も後退する。そうすると、従動回転体47の噛合い雌部471は、出力ギア42の噛合い雄部421と噛み合うこととなり、従動回転体47は出力ギア42と一体に回転されることとなる。つまり、ドライバ工具95は、出力ギア42と一体に回転する従動回転体47と共に連動して回転する。

0031

駆動本体13の下部には、この駆動本体13の下部から下側に延びるハンドル部60が設けられている。ハンドル部60は、適宜に手握り可能なグリップ形状を有する。具体的には、ハンドル部60は、外装をなすハウジング20の一部となるハンドルハウジング部61により形成される。このハンドルハウジング部61には、押込みスイッチ63が設けられている。この押込みスイッチ63は、スイッチ本体631とトリガレバー633と方向切替レバー635とを備える。スイッチ本体631は、後に説明するコントローラ75と電気的に接続されている。トリガレバー633は、上下方向の範囲を長くするように上下方向に延びる形状を有する。このように長く設定されるトリガレバー633は、図9に示すような駆動本体13を後側から親指と人差し指で挟み込むようにする握り方でも、薬指や小指押込み操作引き操作)をすることができるようになっている。

0032

押込みスイッチ63は、トリガレバー633を押し込むように操作すると、スイッチ本体631の内部接点が繋がってスイッチオン状態となる。スイッチオン状態とされるスイッチ本体631は、コントローラ75にスイッチオン信号を送る。また、方向切替レバー635は、後に説明するドライバ工具95の回転方向を決めるレバー入力部材である。また、この押込みスイッチ63には、ロックオンボタン64が設けられている。ロックオンボタン64は、押込みスイッチ63を押し込んでスイッチオン状態で押し込むことにより、押込みスイッチ63のスイッチオン状態をロックする機能を有する。なお、再度、ロックオンボタン64を押すことにより、ロックされた押込みスイッチ63のスイッチオン状態のロックは解除される。また、このトリガレバー633の押込み方向(引き操作方向)は後側に設定されており、ロックオンボタン64の押込み方向は右側に設定されている。

0033

ハンドルハウジング部61の下部には、下部拡大部71が設けられている。下部拡大部71は、バットグリップエンドのようにハンドル部60の太さを拡げるように形成されている。この下部拡大部71の下部にはバッテリ装着部70が設けられる。バッテリ装着部70は、電源としての充電式バッテリ90を着脱可能に形成されている。具体的には、充電式バッテリ90は、バッテリ装着部70に対してスライドさせることにより装着あるいは取外しができるものとなっている。すなわち、バッテリ装着部70に対して充電式バッテリ90を前から後にスライドさせることにより、バッテリ装着部70に充電式バッテリ90を装着することができる。逆に、バッテリ装着部70に対して充電式バッテリ90を後から前にスライドさせることにより、バッテリ装着部70から充電式バッテリ90を取り外すことができる。

0034

バッテリ装着部70には、詳しく図示していないが、充電式バッテリ90のスライド装着させるためのスライドガイド構造と、充電式バッテリ90を装着させた際の電気的接続構造とが、設けられている。また、この下部拡大部71の上面には、液晶パネルなどを用いた表示器76が設けられている。この表示器76は、充電式バッテリ90の電池残量などをはじめとして各種の表示を行えるようになっている。また、この下部拡大部71の前端縁には、適宜のLEDライトを用いたLED照射器77が設けられている。このLED照射器77は、後に説明するドライバ工具95の前端部分をLEDライトにより照らし出すように設定されている。

0035

また、ここでは特に図示されていないが、表示器76の隣には、回転モード入力スイッチが設けられている。この回転モード入力スイッチは、後に説明するドライバ工具95の回転速度を決めるための入力スイッチであり、押下するたびにドライバ工具95の回転速度が変更される。なお、これら表示器76、LED照射器77、回転モード入力スイッチは、次に説明するコントローラ75に電気的に接続されている。

0036

上記した下部拡大部71の内部には、コントローラ75が配設されている。なお、図8の断面図は、コントローラ75の内部構造を模式的に示している。このコントローラ75は、バッテリ装着部70の上部に設けられている。コントローラ75は、電動モータ14の回転駆動を制御するものであり、図8に示すようにケース751に制御回路基板752を内蔵して構成される。この制御回路基板752には、上記したブラシレスDCモータをなす電動モータ14を制御するマイクロコンピュータ753や6個のFET(field-effect transistor)754が設けられているほか、コンデンサ755などの各種の電気部品が設けられている。このコントローラ75には、上記したセンサ基板167およびスイッチ本体631と電気的に接続されている。このため、コントローラ75は、これらセンサ基板167およびスイッチ本体631から送信される情報を受信することができる。なお、制御回路基板752は、この受信情報に基づいて各種の制御処理を行う。

0037

コントローラ75は、電動モータ14に電力供給可能な動力線166が接続されている。コントローラ75には、バッテリ装着部70に装着された充電式バッテリ90と電気的に接続されている。つまり、コントローラ75は、電動モータ14に対して動力線166を介して充電式バッテリ90から電力供給を可能としている。つまり、コントローラ75は、上記した回転モード入力スイッチからの入力に従って、電動モータ14に供給する電力量を決める制御も行う。また、このコントローラ75は、上記した表示器76およびLED照射器77の表示および照射に関する制御も行えるようにされている。すなわち、制御回路基板752には、図8に示すように表示器76のLED表示部761が設けられている。また、制御回路基板752には、LED照射器77のLEDランプ771に対してリード線772を介して接続されている。

0038

このハウジング20の上部には、胴体フック51が設けられている。胴体フック51は、スクリュードライバ10を使用者腰ベルトなどに引っ掛けることができるようにするためのものである。この胴体フック51は、スクリュードライバ10の上部後端のハウジング20に対して結合されている。この胴体フック51は、ハウジング20の上部後端の上側に僅かに延びつつ前側に突き出されるフック形状を有する。なお、この胴体フック51の対面する駆動本体13の外周面130には、使用者の腰ベルトに良好に引っ掛けることをできるようにする引掛け用段差部52が設けられている。すなわち、引掛け用段差部52は、使用者の腰ベルトなどを収容可能とする収容面521を有する。また、この引掛け用段差部52は、この収容面521と胴体フック51との対面空間からの腰ベルトの抜けを規制する段差面522を有する。この段差面522は、収容面521から一段外側に張り出すような外周面形状を有する。

0039

また、ハウジング20の下部にも、胴体フック51と略同様に機能するハンドルフック53が設けられている。このハンドルフック53は、金属製であり、螺子部材54にてハウジング20の下部拡大部71に螺子留めされている。このハンドルフック53のフックが延びる方向は、スクリュードライバ10の重心方向を鑑みて設定される。このため、例えばスクリュードライバ10を収容するための部材にハンドルフック53を引っ掛けた場合には、スクリュードライバ10の重心位置が引っ掛けられたハンドルフック53の鉛直方向に沿った位置に配置させておくことができる。これによって、スクリュードライバ10の引っ掛けを、安定した引っ掛けとすることができる。

0040

ところで、ハウジング20の外周面200は、少なくとも次のような目的を持ってなしている。すなわち、ハウジング20の外周面200は、工具使用者がスクリュードライバ10を使用する際の使用のし易さを鑑みて外形が設定されるほか、外観意匠デザイン)の向上を鑑みて美観が設定されている。このような観点から、ハウジング20の外周面200には、適宜の凹凸形状が適宜に設けられているほか、ハウジング20の色とは相違する色で着色された成形部材が適宜に設けられている。具体的には、ハウジング20の外周面200には、手握り構造23,37が設けられていると共に、エラストマにて成形されるエラストマ部材80が設けられている。なお、図面においては、エラストマ部材80とハウジング20の外周面200との違いを分かり易くするため、このエラストマ部材80にハッチングを付して示している。

0041

なお、このエラストマ部材80は、ハウジング20を構成するモータハウジング部21、ハンドルハウジング部61、下部拡大部71のそれぞれに対して連なるように設けられている。具体的には、モータハウジング部21には第1エラストマ部材81が設けられており、ハンドルハウジング部61には第2エラストマ部材82が設けられており、下部拡大部71には第3エラストマ部材83が設けられている。これら第1エラストマ部材81、第2エラストマ部材82、第3エラストマ部材83は、互いに連なるように一体的に成形されて設けられており、スクリュードライバ10の外観意匠性を高めている。

0042

この右ハウジング201と左ハウジング202との外周面200同士は、互いに略左右対称をなす形状を有している。このため、以下では、ハウジング20の外周面200の例として図1および図9に示す左ハウジング202の外周面200を示しながら説明する。
図9の側面図は、図1のスクリュードライバ10を手で握った場合の第1の握り例を模式的に示している。この図9では、第1の握り例Haとして工具使用者の握り手Hが図示されている。

0043

この握り手Hのうち、図示符号H1が「親指」であり、図示符号H2が「人差し指」であり、図示符号H3が「中指」であり、図示符号H4が「薬指」であり、図示符号H5が「小指」である。また、図示符号H6が、親指と人差し指との間として設定される「指付け根」である。すなわち、駆動本体13の外周面130には第1の手握り構造23が設けられており、ハンドル部60の外周面600にも第2の手握り構造37が設けられている。第1の第1の手握り構造23は、大まかに、付け根当て凹部25と、人差し指配置部27と、中指配置部31と、補助指配置部33とが設けられることにより形成される。なお、図9に示す握り手Hでは、薬指H4あるいは小指H5によってトリガレバー633(押込みスイッチ63)を押込む操作をするものとなっている。

0044

図1に示すように、付け根当て凹部25は、駆動本体13の外周面130の後端部分に対して設けられている。この付け根当て凹部25は、駆動本体13を後側から親指H1と人差し指H2で挟み込むようにする握り方で、この親指H1と人差し指H2との境界となる指付け根H6が当たる部分として設定される。この付け根当て凹部25は、前側に向けて凹形をなすように形成されている。逆に言えば、付け根当て凹部25の上側当り部253は、後側に張り出すように凸形をなしている。

0045

また、付け根当て凹部25の下側当り部255も、後側に張り出すように凸形をなしている。なお、上側当り部253が張り出される際の湾曲角度は、下側当り部255が張り出される際の湾曲角度に比して鋭く湾曲された角度にて設定されている。このように形成される付け根当て凹部25は、指付け根H6の部分を収まりよくすることができる。また、この付け根当て凹部25の凹形の頂点部251は、工具取付部472に取り付けられたドライバ工具95の略回転軸線上に配置されるように設定されている。このため、この指付け根H6に指付け根H6を当てて前側に押すこととすると、この指付け根H6をから付け根当て凹部25に当たる力は、工具取付部472に取り付けられたドライバ工具95の先端に向かい易くなっている。

0046

図1に示すように、人差し指配置部27は、駆動本体13の外周面130の左右両側面に対して設けられている。この人差し指配置部27は、上記した付け根当て凹部25に指付け根H6を当てた状態で、親指H1や人差し指H2を配置可能とされる部分として設定される。具体的には、人差し指配置部27は、上記した付け根当て凹部25から前側に延びる範囲に形成されている。この人差し指配置部27は、工具取付部472に取り付けられたドライバ工具95の回転軸線に沿って延びるように設けられている。つまり、図5図7に示すように、人差し指配置部27は、付け根当て凹部25から前側に向かって延びるように駆動本体13の外周面130に設けられている。逆に言えば、人差し指配置部27の上側当り部273は、外側に張り出すように凸形をなしている。また、人差し指配置部27の下側当り部275も、外側に張り出すように凸形をなしている。

0047

この人差し指配置部27は、駆動本体13の内部側(ドライバ工具95の回転軸線に向かう方向)に向かって凹形をなしている。この人差し指配置部27は、付け根当て凹部25に近くなるほど(後側になるほど)上下幅の領域が大きくなるように設定されている。逆に言えば、人差し指配置部27は、付け根当て凹部25から離れるほど(前側になるほど)上下幅の領域が小さくなるように設定されている。また、この人差し指配置部27の内側に向けて凹形は、付け根当て凹部25に近いほど平坦形状から湾曲形状が深くなるように形成されている。この内側に向けて凹形は、付け根当て凹部25に近いほど湾曲をなすように形成されている。逆に言えば、この内側に向けて凹形は、付け根当て凹部25から離れるほど平坦に近づくように形成されている。

0048

この人差し指配置部27の内側に向けた凹形の頂点部271の上下位置も、付け根当て凹部25の凹形の頂点部251の上下位置と同様、工具取付部472に取り付けられたドライバ工具95の略中心軸線の上下位置に合わせられるようにして設定されている。また、この人差し指配置部27の前端部281は、内部に回転軸43が配置される駆動本体13の外周面130に配置されている。この前端部281は、人差し指H2の先端を収めるかのように内部側に僅かに凹んでいる。逆に言えば、人差し指配置部27の前端部281の前側部分は、人差し指配置部27よりも僅かに外側に膨らむ膨出部285として設定されている。このため、人差し指配置部27に人差し指H2が配置された場合には、人差し指H2の先端が膨出部285に掛けることができて人差し指H2の収まり感がある。

0049

図1に示すように、中指配置部31も、駆動本体13の外周面130の左右両側面に対して設けられている。この中指配置部31は、上記した付け根当て凹部25に指付け根H6を当てた状態で、中指H3あるいは人差し指H2を配置可能とされる部分として設定される。具体的には、中指配置部31は、前側部分が内側に切り欠かれるように凹まされて形成される。つまり、中指配置部31は、前後方向で段差部310を設けることにより設定されている。具体的には、中指配置部31は、外周面130の前側箇所を内側に凹ませることにより後側箇所を相対的に外側に張り出させて、前後方向で段差部310を設けている。中指配置部31は、このように設けられる段差部310により、上記した握り手Hで中指H3あるいは人差し指H2を配置可能とされるように凹まされた設定がなされている。

0050

この中指配置部31は、モータハウジング部21のうち、上記した人差し指配置部27の下側の範囲に形成されている。この中指配置部31は、上記した吸気用開口部55および排気用開口部56の両者の前側の位置に設定されている。この中指配置部31は、人差し指配置部27の前端部281から下側に延びるように設けられている。この中指配置部31は、下側に向かって延びるにしたがって僅かに後側に向けて傾斜するように設けられている。また、中指配置部31の形状は、図4および図5に示すように駆動本体13の下側に向かうにしたがって窄む形状に追従している。すなわち、中指配置部31の形状は、駆動本体13の下側に向かうにしたがって窄むように、内側に向けても傾斜している。つまり、左右両側面のそれぞれに設けられる中指配置部31のそれぞれは、駆動本体13の下側に向かうにしたがって左右方向に沿った間隔が次第に狭められるようになっている。そして、左右両側面のそれぞれに設けられる中指配置部31のそれぞれの最下部同士は、互いに連なるようになっている。

0051

また、この中指配置部31は、上下位置の観点から、モータギア段差部311と窄み段差部313と下部段差部315とに区分けすることができる。すなわち、モータギア段差部311は、図4および図5に示すようにモータギア152に近接される箇所の段差部310として設定される。このモータギア段差部311は、モータギア152に隣接配置される左右両側の駆動本体13の外周面130(詳しくはモータハウジング部21)に対して設定される。このため、モータギア段差部311は、電動モータ14に対して相対的に前側に設定されている上、さらに冷却ファン185および前側ベアリング182に対して相対的に前側に設定されている。これにより、モータギア段差部311は、冷却ファン185の外径および前側ベアリング182の外径に比して小さいモータギア152の外径を利用して駆動本体13の外周面130を凹ませて設定することができる。このように凹まされたモータギア段差部311には、上記した握り手Hの中指H3あるいは人差し指H2が配置可能となっている。また、このモータギア段差部311の外周面は、この人差し指配置部27の前端部281の前側に配置される膨出部285の外周面と連なっており、下側に向かうにしたがって内側に傾斜している。

0052

これに対して、窄み段差部313は、図4および図5に示すように、モータギア152と前側ベアリング182との間で隣接配置される左右両側の駆動本体13の外周面130(詳しくはモータハウジング部21)に対して設定される。また、この窄み段差部313は、下側に向かうにしたがって後側に傾斜している。窄み段差部313の下部は、前側ベアリング182に隣接配置される左右両側の駆動本体13の外周面130に対して設定される。つまり、窄み段差部313の下部と連接される下部段差部315も、前側ベアリング182の下側に配置される左右両側の駆動本体13の外周面130(詳しくはモータハウジング部21)に対して設定されるものとなっている。

0053

この窄み段差部313と下部段差部315とは、電動モータ14および冷却ファン185に対して相対的に前側に設定されている。このため、この窄み段差部313と下部段差部315とは、冷却ファン185の外径に比して小さい前側ベアリング182の外径を利用して駆動本体13の外周面130を凹ませて設定することができる。なお、冷却ファン185に隣接配置される左右両側の駆動本体13の外周面130の設定箇所は、段差部310を設けるように逆に外側に張り出されるようになっている。このため、冷却ファン185の外周側には、この冷却ファン185により流される冷却風の通気路を好ましく確保するものとなっている。なお、この下部段差部315の上側には、螺子ボス22が設定されている。このように凹まされた窄み段差部313と下部段差部315とには、上記した握り手Hの中指H3あるいは人差し指H2あるいは薬指H4が配置可能となっている。

0054

なお、上記した第1エラストマ部材81は、駆動本体13の外周面130のうち、上記した付け根当て凹部25および人差し指配置部27においてのみに設定されている。このため、図9に示すように握り手Hを配置するにあたって、付け根当て凹部25および人差し指配置部27における第1エラストマ部材81を目印のように機能させることができる。また、付け根当て凹部25および人差し指配置部27に配置した握り手Hの感触も、エラストマの柔らかさにより良好なものとすることができる。

0055

また、人差し指配置部27に設定される第1エラストマ部材81には、4つの滑り止め部811が前後方向で並列されて設けられている。この滑り止め部811は、後側に向かうにしたがってコ字形で内側に凹むように形成されている。この滑り止め部811の後側辺812は、上下方向で延びるように設定されている。このため、この滑り止め部811に引っ掛かる人差し指H2の指の腹は、上下方向に延びるように範囲が拡げられた後側辺812に当てられる。これにより、拡げられた範囲により指当たりの感触を分散して、指が当たる感触を高めるものとしている。これに対して、人差し指配置部27の下側の駆動本体13の外周面130は、モータハウジング部21がそのまま外部に露出されている。このため、中指H3や薬指H4などを工具使用者の好みに応じて配置させ易くしている。

0056

補助指配置部33は、上記した握り手Hの中指H3あるいは薬指H4を配置可能とする部位として、駆動本体13の外周面130(詳しくはモータハウジング部21)に設定されている。この補助指配置部33は、モータハウジング部21の下部に設定されており、さらに吸気用開口部および排気用開口部の両者の間の位置に設定されている。この補助指配置部33は、方向切替レバー635の上側の近接される駆動本体13の外周面130に対して設定されている。

0057

補助指配置部33は、駆動本体13の外周面130(詳しくはモータハウジング部21)の最下部を前側に向かうにしたがって緩やかに上側に凹ませることにより設定されている。つまり、補助指配置部33は、前側に向かって上側に凹む補助段差部330により、握り手Hの中指H3あるいは薬指H4が引っ掛かることが可能な補助指配置部33が設定されている。逆に言えば、補助指配置部33は、後側に向かって下側に突出する補助段差部330により、握り手Hの中指H3あるいは薬指H4が引っ掛かることが可能な補助指配置部33が設定されている。なお、補助段差部330の面形状は、方向切替レバー635の前面637と略面一となる外周面形状を有するように設定されている。

0058

上記した第1の手握り構造23に対して第2の手握り構造37は、ハンドル部60の外周面600に設定されている。この第2の手握り構造37は、広く利用される一般的なピストル形のグリップ形状を模して設定されている。このハンドル部60をなすハンドルハウジング部61には、上記した第2エラストマ部材82が設けられている。この第2エラストマ部材82は、一部を除くハンドルハウジング部61の外周面610の略全体に亘って設けられている。なお、第2エラストマ部材82は、押込みスイッチ63の周囲は除かれていると共に、ロックオンボタン64の配設箇所についても除かれている。

0059

また、下部拡大部71には、上記した第3エラストマ部材83が設けられている。この第3エラストマ部材83は、主としてデザイン性を鑑みて適宜の範囲を設定して下部拡大部71の外周面710に設けられている。なお、第2エラストマ部材82は、ハンドル部60のグリップ性能を高める機能を有し、第3エラストマ部材83は、下部拡大部71の衝突破損を抑止する機能を有する。

0060

また、ハンドルハウジング部61の下部には、小指グリップ構造65が設けられている。この小指グリップ構造65は、上記した小指H5や薬指H4のグリップ力を高める構造を有する。具体的には、小指グリップ構造65は、側面段差部66と上側拡径部67とを有する。側面段差部66は、ハンドルハウジング部61の上下に筋が延びるように段差661が複数設けられている。この上下に筋が延びる段差661は、小指H5や薬指H4が伸ばされる方向と交差方向で形成されている。このため、この段差661は、後側に向かって移動しようとする小指H5や薬指H4を引っ掛け易くしてグリップ力を高めている。また、上側拡径部67は、上側に向かうにしたがって前側に張り出す形状を有する。このため、上側拡径部67は、上側に向かって移動しようとする小指H5や薬指H4を引っ掛け易くしてグリップ力を高めている。

0061

上記したスクリュードライバ10によれば、次のような作用効果を奏することができる。すなわち、上記したスクリュードライバ10によれば、駆動本体13の外周面130には中指H3を配置可能とするように凹まされる中指配置部31が設けられているので、中指配置部31の凹みにより中指配置部31に配置された中指H3の指掛かりを向上させることができる。これによって、スクリュードライバ10の押し付けを止めてスクリュードライバ10を引き戻す握り手Hによって、スクリュードライバ10をしっかり把持することが可能となる。

0062

また、上記したスクリュードライバ10によれば、駆動本体13の外周面130には上記した握り方で人差し指H2を配置可能とするように凹まされる人差し指配置部27が設けられているので、人差し指配置部27の凹みにより人差し指配置部27に配置された人差し指の指掛かりを向上させることができる。これによって、スクリュードライバ10の押し付けを止めてスクリュードライバ10を引き戻す際、この握り手Hによってスクリュードライバ10をしっかり把持することが可能となる。

0063

また、上記したスクリュードライバ10によれば、駆動本体13の外周面130には上記した握り方で中指H3あるいは薬指H4を配置可能とするように凹まされる補助指配置部33が設けられているので、補助指配置部33の凹みにより補助指配置部33に配置された中指H3あるいは薬指H4の指掛かりを向上させることができる。これによって、スクリュードライバ10の押し付けを止めてスクリュードライバ10を引き戻す際、この握り手Hによってスクリュードライバ10をしっかり把持することが可能となる。

0064

また、上記したスクリュードライバ10によれば、吸気用開口部55および排気用開口部56はモータハウジング部21の下部の領域に設けられているので、指が掛かってしまいたくない領域をモータハウジング部21の下部の領域に設定することができる。つまり、指を掛けても良い中間部分29を設定することができる。これによって、指が掛かってしまっても良いモータハウジング部21の側面部分の領域を中間部分29として拡げることができて、上記した中指配置部31や人差し指配置部27や補助指配置部33を設けるにあたっての配置位置の自由度を高めることができる。したがって、スクリュードライバ10としての扱い易さを高めたり、スクリュードライバ10としてのデザイン性を高めたりすることができる。

0065

また、上記したスクリュードライバ10によれば、中指配置部31は吸気用開口部55および排気用開口部56の両者の前側の位置に設定されているので、吸気用開口部55および排気用開口部56の連通開口を確保しながら中指配置部31も適切に設けることができる。これによって、上記したスクリュードライバ10としての有利さを享受することができながら、中指配置部31も適切に確保することができる。

0066

また、上記したスクリュードライバ10によれば、補助指配置部33は吸気用開口部55および排気用開口部56の両者の間の位置に設定されているので、吸気用開口部55および排気用開口部56の連通開口を確保しながら補助指配置部33も適切に設けることができる。これによって、上記したスクリュードライバ10としての有利さを享受することができながら、中指H3あるいは薬指H4を配置可能とする補助指配置部も適切に確保することができる。なお、上記した握り手Haにあっては、押込みスイッチ63のトリガレバー633を、薬指H4と小指H5とで押し込むようにされている。

0067

なお、上記したスクリュードライバ10の握り例としては、上記した第1の握り例Haのほか、次のようなバリエーションがある。図10の側面図は、第2の握り例Hbを模式的に示している。すなわち、第1の握り例Haでは中指H3が中指配置部31の下部段差部315に配置されて引っ掛けられていたが、この第2の握り例Hbでは中指H3が中指配置部31の窄み段差部313に配置されて引っ掛けられている。また、この第2の握り例Hbでは薬指H4が、確実に補助指配置部33に配置されて引っ掛けられている。このため、押込みスイッチ63のトリガレバー633を、小指H5のみで押し込むようにされている。

0068

また、図11の側面図は、第3の握り例Hcを模式的に示している。すなわち、第1の握り例Haでは小指H5も、薬指H4と共に押込みスイッチ63のトリガレバー633を押し込むようにされていたが、この第3の握り例Hcでは小指H5が小指グリップ構造65に配置されて引っ掛けられている。このため、押込みスイッチ63のトリガレバー633は、薬指H4のみで押し込むようにされている。また、図12の側面図は、第4の握り例Hdを模式的に示している。すなわち、第3の握り例Hcにあっては、中指H3が中指配置部31の下部段差部315に配置されて引っ掛けられていたが、この第4の握り例Hdにあっては、中指H3が補助指配置部33に配置されて引っ掛けられている。なお、この第4の握り例Hdにあっても、押込みスイッチ63のトリガレバー633は、薬指H4のみで押し込むようにされている。

0069

図13の側面図は、第5の握り例Heを模式的に示している。図14の側面図は、第6の握り例Hfを模式的に示している。これら第5の握り例Heと第6の握り例Hfは、上記した第1〜4の握り例Ha,Hb,Hc,Hdとは相違する握り例となっている。すなわち、第1〜4の握り例Ha,Hb,Hc,Hdは、付け根当て凹部25に指付け根H6が当てるように駆動本体13を後側から親指H1と人差し指H2で挟み込むようにする握り例であった。これに対して、第5の握り例Heと第6の握り例Hfは、指付け根H6を付け根当て凹部25に当てずにハンドル部60を握り込むようにしている。

0070

具体的には、第5の握り例Heでは、ハンドル部60を後側から親指H1と人差し指H2で挟み込むようにする握り方で、この親指H1と人差し指H2との境界となる指付け根H6がハンドル部60の後部に当てている。このため、この握り手Heにあっては、人差し指H2が補助指配置部33に配置されて引っ掛けられている。また、押込みスイッチ63のトリガレバー633を、中指H3と薬指H4とで押し込むようにされている。また、この第5の握り例Heにあっては、小指H5が小指グリップ構造65に配置されて引っ掛けられている。なお、この小指H5は、小指グリップ構造65のうち、主として、側面段差部66に配置されている。

0071

また、第6の握り例Hfでも、ハンドル部60を後側から親指H1と人差し指H2で挟み込むようにする握り方で、この親指H1と人差し指H2との境界となる指付け根H6がハンドル部60の後部に当てている。ここで、この握り手Hfにあっては、押込みスイッチ63のトリガレバー633を、人指し指H2と中指H3とで押し込むようにされている。また、この第6の握り例Hfにあっては、薬指H4と小指H5とが小指グリップ構造65に配置されて引っ掛けられている。なお、この薬指H5は、小指グリップ構造65のうち、側面段差部66と上側拡径部67とに配置されて引っ掛かっている。また、小指H5は、小指グリップ構造65のうち、主として側面段差部66に配置されている。

0072

なお、本発明に係る電動工具にあっては、上記した実施の形態のスクリュードライバ10の構成に限定されるものではなく、適宜の電動工具に応用することができる。すなわち、本発明に係る電動工具としては、ハンマドリルやドライバドリルなど、電動モータを収める駆動本体の下部から下側に延びるように設けられるハンドル部を有する構成であれば、適宜の電動工具に応用することができる。また、本発明に係る人差し指配置部や中指配置部や補助指配置部についての凹まされる形状としては、上記した実施の形態に限定されることなく、適宜に凹まされた形状を選択することができる。

0073

10スクリュードライバ(電動工具)
13 駆動本体
130 駆動本体の外周面
14電動モータ
15ロータ部
151モータ軸
152モータギア
155ロータコア
16ステータ部
161ステータコア
163インシュレータ
165コイル
166動力線
167センサ基板
181 後側ベアリング
182 前側ベアリング
185冷却ファン
19ベアリングリテーナ
20ハウジング
200 ハウジングの外周面
201右ハウジング
202左ハウジング
21モータハウジング部(本体ハウジング)
22螺子ボス
23 第1手握り構造
25付け根当て凹部
251頂点部
253 上側当り部
255 下側当り部
27人差し指配置部
271 頂点部
273 上側当り部
275 下側当り部
281前端部
285膨出部
29 中間部分
31中指配置部
310段差部
311 モータギア段差部
313 窄み段差部
315 下部段差部
33補助指配置部
330 補助段差部
37 第2手握り構造
40出力機構部(出力部)
41ギア駆動部
42出力ギア
421 噛合い雄部
43回転軸
44ボールベアリング
45クラッチ部
46クラッチハウジング
47従動回転体
471 噛合い雌部
472工具取付部
475 外し付勢ばね
48メタルベアリング
49螺子部材
501ガイドスリーブ
502前端開口部
503保持スリーブ
504 メタルベアリング
51胴体フック
53ハンドルフック
54 螺子部材
55吸気用開口部
56排気用開口部
60ハンドル部
600 ハンドル部の外周面
61ハンドルハウジング部
63押込みスイッチ
631 スイッチ本体
633トリガレバー
635 方向切替レバー
637 方向切替レバーの前面
64ロックオンボタン
65小指グリップ構造
66側面段差部
67 上側拡径部
70バッテリ装着部
71 下部拡大部
710 下部拡大部の外周面
75コントローラ
76表示器
77LED照射器
80エラストマ部材
81 第1エラストマ部材
811滑り止め部
812 後側辺
82 第2エラストマ部材
83 第3エラストマ部材
90充電式バッテリ
95ドライバ工具
H握り手
H1親指
H2 人差し指
H3 中指
H4薬指
H5 小指
H6 指付け根

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